JPH10145978A - 車載バッテリの管理システム - Google Patents

車載バッテリの管理システム

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JPH10145978A
JPH10145978A JP8301873A JP30187396A JPH10145978A JP H10145978 A JPH10145978 A JP H10145978A JP 8301873 A JP8301873 A JP 8301873A JP 30187396 A JP30187396 A JP 30187396A JP H10145978 A JPH10145978 A JP H10145978A
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JP
Japan
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battery
power supply
vehicle
temperature
battery group
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Pending
Application number
JP8301873A
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English (en)
Inventor
Hideki Shironokuchi
秀樹 城ノ口
Seiji Kato
征二 加藤
Masami Hirata
雅己 平田
Haruhiko Ishihara
治彦 石原
Shozo Hashizume
正三 橋詰
Koichi Nishiyama
浩一 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリグループを車両の複数箇所に搭載す
る構成においても、充電されたエネルギーを車両の運転
状態に応じて効率的に利用することができる車載バッテ
リの管理システムを提供する。 【解決手段】 夫々所要数の単位バッテリで構成される
バッテリグループ1a,1bを電気自動車の2箇所に搭
載して、これらを直列に接続してモータ9を駆動するた
めの電源とする場合に、バッテリグループ1a,1bを
充電器7a,7bにより夫々独立に充電すると共に、補
機用電源を生成するスイッチング電源10a,10bを
充電器7a,7bと一体に構成して設けて、制御回路1
1は、充電時及び自動車の運転時におけるバッテリグル
ープ1a,1bの温度変化をモニタして、その温度が4
0度及び50度を超えた方の側に設けられている冷却フ
ァン4a若しくは4bを動作させて送風冷却し、自動車
の運転時には残存容量が多い方のスイッチング電源10
a若しくは10bを動作させて補機用電源を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載される
バッテリを制御する管理システムに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この様な車両例えば電
気自動車のバッテリは、12V程度の端子電圧を有する
単位バッテリを複数個直列に接続することによって、モ
ータを駆動させるのに必要な電圧を得るように構成され
ている。上記電気自動車のバッテリは、通常はトランク
ルームに配置されるが、最近は、電気自動車の車体空間
を有効に利用するために、当該バッテリを複数のバッテ
リグループに分割して構成し、各バッテリグループを、
トランクルームだけでなく、例えば座席下にも配置する
などして分散搭載することが行われている。
【0003】このようにバッテリを分散搭載した状態で
充電を行う場合は、各バッテリグループの配置された環
境によって、単位バッテリ当たりの満充電時の容量が変
化してしまう。例えば、図6は、異なる周囲温度下にお
いて、単位バッテリを構成しているセル1個(単位バッ
テリは、例えば10個のセルからなっている。)を充電
した場合の結果を、横軸に充電電流の時間積(Ah)を
とり、縦軸に端子電圧(V)をとって示したものであ
る。この図6に示すように、周囲温度が低くなるほどセ
ルの充電容量は多くなる傾向にある。
【0004】従って、この様な場合に、各バッテリグル
ープを一つの充電器によって一括して充電すると、各バ
ッテリグループの充電容量が夫々の搭載箇所の環境によ
って異なる結果、使用できる充電エネルギー量は、最低
の充電容量となったバッテリグループによって規定され
てしまうことになり、効率的な利用を行うことができな
いという問題があった。
【0005】斯様な問題を解決するため、各バッテリグ
ループに対応して個別の充電器を設け、各バッテリグル
ープ毎に充電を行って夫々を満充電状態にして使用する
ようにしたものがある。しかしながら、実際に電気自動
車を運転させると、その運転状況に応じて各バッテリグ
ループ毎の放電状態に差が生じ、結果として残存容量に
不平衡が生じるため、効率的な利用を行う目的が十分に
達成されていないという課題を生じていた。
【0006】本発明は上記課題を解決するものであり、
その目的は、バッテリグループを車両の複数箇所に搭載
する車載バッテリにおいて、充電されたエネルギーを車
両の運転状態に応じて効率的に利用することができる車
載バッテリの管理システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の車載バッテリの管理システムは、所
要数の単位バッテリから構成された複数のバッテリグル
ープを車両に搭載してなる車載バッテリにおいて、交流
電源から複数のバッテリグループ毎に充電を行うように
設けられた複数の充電器と、複数のバッテリグループ毎
に冷却を行うように設けられた複数の冷却ファンと、各
バッテリグループの温度を夫々検出する複数の温度検出
手段と、車両の走行に関して補助的な機能を果たす補機
に対して供給する電源を生成するために、各バッテリグ
ループ毎に設けられた複数のスイッチング電源と、複数
の充電器によって複数のバッテリグループに対して行う
充電を独立に制御すると共に、複数のバッテリグループ
の充電時において、複数の温度検出手段が検出する各バ
ッテリグループの温度を参照し、当該温度が所定温度を
超えたバッテリグループの冷却ファンの運転を開始させ
るように制御し、また、車両の運転時において、複数の
バッテリグループの内で残存容量の多いものに対して設
けられているスイッチング電源を動作させて補機用電源
を生成するように制御する制御手段とを具備したことを
特徴とする。
【0008】斯様に構成すれば、複数のバッテリグルー
プの充電が独立に制御され、充電時において、所定温度
を超えたバッテリグループに対して設けられている冷却
ファンが運転開始されて冷却が行われ、各バッテリグル
ープの充電が行われる場合の周囲温度が略同様に保たれ
ると共に、車両の運転時には、残存容量の多いバッテリ
グループに対して設けられているスイッチング電源から
補機用電源が生成されるので、車両が実際に運転された
場合でも、各バッテリグループの残存容量は略同様に調
整される。
【0009】この場合、制御手段を、車両の運転時にも
各バッテリグループの温度が所定温度を超えた場合は冷
却ファンを充電時と同様に運転させるように構成しても
良く(請求項2)、斯様に構成すれば、各バッテリグル
ープの放電時における使用環境が略同様に維持される。
【0010】各スイッチング電源の容量を、バッテリグ
ループの数をnとすると、補機用電源の最大容量に対し
て略1/nに設定し(請求項3)、また、制御手段を、
車両の運転状態において補機用電源の容量が多く必要と
される場合は、複数のバッテリグループの内で残存容量
の多いものから順次選択されたスイッチング電源を同時
に動作させることにより必要な補機用電源の容量を確保
する(請求項4)構成としても良い。斯様に構成すれ
ば、残存容量の多いバッテリグループから補機用電源が
生成され、また、補機の動作状態に応じて必要な容量の
電源が生成されて供給される。
【0011】各スイッチング電源を、夫々対応するバッ
テリグループの充電器内部に一体的に構成しても良く、
斯様に構成すれば、各スイッチング電源に対する入力電
源の供給が容易となる(請求項5)。
【0012】温度検出手段を、1つのバッテリグループ
の複数箇所に配置された温度センサによって構成し、制
御手段を、複数の温度センサが夫々検出した温度の相加
平均を各バッテリグループの温度とする構成にするのが
好適であり、斯様に構成すれば、各バッテリグループの
温度は平均化された値として得られる(請求項6)。
【0013】充電器を、入力された電源を高周波電源に
変換するインバータと、このインバータによって変換さ
れた高周波電源電圧を昇圧する高周波トランスと、この
高周波トランスによって昇圧された高周波電源電圧を整
流する整流回路とで構成するのが好ましく、斯様に構成
すれば、交流電源と各バッテリグループとは電気的に絶
縁される(請求項7)。
【0014】また、交流電源を整流する1つの整流回路
を備え、各充電器の入力部には、1つの整流回路によっ
て整流された直流電源が与えられるように構成しても良
く、斯様に構成すれば、全体が小形に構成される(請求
項8)。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を車両たる電気自動
車(以下、単に自動車と称す)に適用した場合の一実施
例について、図1乃至図5を参照して説明する。図5
は、2つのバッテリグループ1a及び1b(具体的には
図1参照)を、自動車の車体2に分散搭載した状態を示
す摸式的な図である。バッテリグループ1a及び1bを
構成している単位バッテリは、1個のセル電圧が1.2
V程度のセル10個から構成されており、約12Vの端
子電圧を有している。
【0016】例えば、モータ9(図1参照)を駆動する
のに必要な電圧が288Vである場合に、この電圧を、
2つのバッテリグループ1a,1b(n=2)によって
分割するため、バッテリグループ1a,1bは、例えば
夫々11個,13個の単位バッテリが直列接続されて、
夫々132V,156Vの端子電圧を有するように構成
されている。また、これらのバッテリグループ1a,1
bは、バッテリケース3a,3bに収納されて一体化さ
れている。
【0017】バッテリグループ1a及び1bは、自動車
の座席下である車体2下部及び後部トランクルームに配
置されていると共に、各バッテリグループ1a,1bを
冷却するための冷却ファン4a,4bが夫々に設けられ
ている。冷却ファン4a,4bは、車体2の側部に設け
られた空気取入れ口2a,2bから取入れた外気をバッ
テリケース3a,3b内に送風することにより、バッテ
リグループ1a,1bを冷却するようになっている。
【0018】充電時における管理システムの電気的構成
を示す図1において、ダイオードブリッジで構成された
整流回路5の交流入力端子は、図示しないプラグ及びコ
ンセントを介して200Vの商用交流電源(交流電源)
6に接続されており、整流回路5の直流出力端子は、充
電器7a及び7bの入力端子に夫々接続されている。
【0019】充電器7a,7bの正及び負側出力端子
は、バッテリグループ1a,1bの正及び負側端子に夫
々接続されている。駆動回路8は、3相ブリッジ接続さ
れたトランジスタによってインバータを構成しており、
その駆動回路8の正及び負側入力端子は、バッテリグル
ープ1aの正側端子及びバッテリグループ1bの負側端
子に接続されている。バッテリグループ1aの負側端子
は、バッテリグループ1bの正側端子に接続されてい
る。具体的には図示しないが、駆動回路8のU,V,W
の3相出力端子は、例えばインダクションモータで構成
されるモータ9の対応する各相のステータコイルに夫々
接続されている。
【0020】充電器7a,7bの内部には、補機用電源
としてのスイッチング電源10a,10bが夫々設けら
れており、バッテリグループ1a,1bの端子電圧を受
けて、補機用電源として必要なレベルの電圧(例えば、
12V)を生成するようになっている。尚、ここで言う
「補機」とは、自動車の走行に関して補助的な機能を果
たす、図示しないインストルメントパネル表示ランプ、
ヘッドライト、ワイパモータ、ストップランプや方向指
示器などの一切を総称するものである。そして、スイッ
チング電源10a,10bの容量は、補機用電源として
要求される最大容量の夫々略1/2(略1/n)となる
ように設定される。例えば、最大容量が50Aの場合
は、スイッチング電源10a,10bの容量は、夫々略
25Aに設定される。
【0021】マイクロコンピュータなどで構成される制
御回路(制御手段)11の入力端子は、各バッテリグル
ープ1a,1bの端子間に夫々設けられた電圧検出器1
2a,12bの出力端子に夫々接続されている。バッテ
リグループ1a及び充電器7aの負側端子間,バッテリ
グループ1b及び充電器7bの負側端子間には、夫々電
流検出器13a,13bが設けられており、制御回路1
1の入力端子は、その電流検出器13a,13bの出力
端子にも夫々接続されている。
【0022】そして、制御回路11は、電圧及び電流検
出器12a,12b及び13a,13bの出力信号を参
照することによって、充電時における各バッテリグルー
プ1a,1bの端子電圧Va,Vb及び充電電流Ic
a,Icbの値を夫々得るようになっている。
【0023】また、制御回路11の入力端子は、バッテ
リグループ1a,1bの温度を検出する温度検出器(温
度検出手段)14a,14bの出力端子に夫々接続され
ている。そして、制御回路11は、温度検出器14a,
14bの出力信号を参照することによって、バッテリグ
ループ1a,1bの温度を得るようになっている。尚、
温度検出器14a及び14bは、夫々複数例えば3個の
温度センサ14aa,14ab,14ac及び14b
a,14bb,14bcからなり、それら3個の温度セ
ンサが、バッテリケース3a,3bの前端部,中央部及
び後端部の3か所に夫々取付けられている。
【0024】そして、制御回路11は、温度検出器14
a,14bの3個の温度センサ14aa乃至14ac,
14ba乃至14bcが検出したバッテリケース3a,
3bの各部の温度を相加平均することにより、バッテリ
グループ1a,1bの温度として得るようになってい
る。
【0025】バッテリグループ1a,1bに対しては、
夫々の残存容量を検出する残存容量計15a,15bが
設けられている。これらの残存容量計15a,15b
は、バッテリグループ1a,1bの端子電圧及び放電電
流を独立に検出して、各バッテリグループ1a,1bの
残存容量を演算により検出する。そして、残存容量計1
5a,15bの出力端子は制御回路11の入力端子に接
続されており、検出した残存容量を制御回路11に対し
て出力するようになっている。
【0026】制御回路11の出力端子は、冷却ファン4
a,4bの制御入力端子に接続されており、制御回路1
1は、冷却ファン4a,4bに制御信号を与えて運転を
制御するようになっている。また、制御回路11の出力
端子は、充電器7a,7b及びスイッチング電源10
a,10bの制御入力端子に夫々接続されており、制御
回路11は、充電器7a,7b及びスイッチング電源1
0a,10bに夫々制御信号を与えて制御するようにな
っている。
【0027】図2は、バッテリグループ1aを充電する
充電器7aと、その充電器7aを制御する部分に係る制
御回路11の電気的構成を詳細に示したものである。整
流回路5の直流出力端子は、充電器7aを構成するイン
バータ16aの入力端子に接続されている。このインバ
ータ16aは、4個のトランジスタTA ,TB ,TX及
びTY が単相ブリッジ接続されて構成されており、その
出力端子は、高周波トランスからなる昇圧トランス17
aの1次側両端子に接続されている。
【0028】昇圧トランス17aの2次側の中点タップ
は、充電器7aの負側端子に接続されている。また、昇
圧トランス17aの2次側両端子は、バッテリグループ
1aの正側端子にカソードが共通に接続された整流素子
(整流回路)18a及び19aのアノードに接続されて
いる。尚、充電器7aには、小型のフィルムコンデンサ
からなるノイズ除去用コンデンサ20aが並列に接続さ
れている。
【0029】一方、電流検出器13aの出力端子は、制
御回路11の増幅器21aを介して実効値変換回路22
aの入力端子に接続されている。この実効値変換回路2
2aは、電流検出器13aが検出した充電電流Icaのパ
ルス状の波形を、一定の直流レベル信号Vda、即ち実効
値に変換するものである。実効値変換回路22aの出力
端子は、差動増幅器23aの反転入力端子に接続されて
おり、その差動増幅器23aの非反転入力端子は、外部
から設定された電流指令値に応じたレベルの参照電圧V
rが印加されるようになっている。
【0030】差動増幅器23aの出力端子は、PWM制
御回路24aの入力端子に接続されており、差動増幅器
23aは、直流レベル信号Vdaと参照電圧Vrとの差動
増幅出力信号Vdia をPWM制御回路24aに与えるよ
うになっている。そのPWM制御回路24aの出力端子
は、インバータ16aのトランジスタTA ,TB ,TX
及びTY のベースに夫々接続されている。PWM制御回
路24aは、例えば数10KHz程度の周波数の搬送波
に基づいて、差動増幅器23aの出力信号Vdia のレベ
ルに応じたPWM信号を作成し、トランジスタTA ,T
B ,TX 及びTY のベースにベース信号BA ,BB ,B
X 及びBY として夫々出力するようになっている。
【0031】例えば、図3に示すように、信号Vdia の
レベルが適正な(a)の場合よりも小さい時は、PWM
制御回路24aによって出力されるPWM信号のデュー
ティ比は大きくなり((b)参照)、信号Vdia のレベ
ルが(a)の場合よりも大きい時は、出力されるPWM
信号のデューティ比は小さくなる((c)参照)。トラ
ンジスタTA 及びTY とトランジスタTB 及びTX に与
えられるベース信号BA 及びBY ,ベース信号BB 及び
BX は夫々同一の信号であり、また、両者の位相は18
0度異なるようにして出力される。尚、図示はしない
が、バッテリグループ1bに関する部分についても、同
様に構成されている。
【0032】次に、本実施例の作用について図4をも参
照して説明する。 (1)バッテリグループ1a,1bの充電 バッテリグループ1a,1bの充電を行う場合は、充電
器7a,7bの入力端子には、商用交流電源6の交流電
圧が全波整流されて与えられる。以下、バッテリグルー
プ1aに関して説明する。充電器7aのインバータ16
aは、制御回路11により与えられるPWM信号(ベー
ス信号BA,BB,BX,BY)に応じてトランジスタTA 乃至
TY をオンオフすることにより、全波整流された直流電
圧から交流電圧(高周波電源電圧)を生成して昇圧トラ
ンス17aの1次側に通電する。
【0033】すると、昇圧トランス17aの2次側に現
れる昇圧された交流出力電圧は、整流素子18a及び1
9aのアノードに印加される。そして、整流素子18a
及び19aによって整流され、ノイズ除去用コンデンサ
20aによってスイッチングノイズが除去された直流電
圧がバッテリグループ1aに印加されることにより充電
が行われる。
【0034】この時、制御回路11は、電流検出器13
aによって検出した充電電流Icaに基づいてインバータ
16aにPWM信号(ベース信号BA,BB,BX,BY)を与
えることにより、充電電流Icaを、外部より与えられた
電流指令値に追従させるようにフィードバック制御す
る。そして、前述した図3のように、充電電流Icaの電
流値の増加,減少に応じて、PWM信号(ベース信号B
A,BB,BX,BY)のデューティ比は小,大に変化すること
によって、充電電流Icaは一定値を維持するように制御
される。図4は、バッテリグループ1aを充電した場合
の端子電圧Va及び充電電流Icaの時間経過に伴う変化
の状態を実測した一例を示すものである。充電の開始か
ら終了まで、充電電流Icaは8Aで略一定に制御されて
いるのが分かる。
【0035】また、制御回路11は、温度検出器14a
によってバッテリグループ1aの温度変化をモニタして
おり、その温度が所定温度(例えば、40度)を超えた
場合には、冷却ファン4aを動作させて送風を行い、バ
ッテリグループ1a(バッテリケース3aの内部)を冷
却する。尚、バッテリグループ1bについても、同様の
作用が独立して行われる。
【0036】そして、制御回路11は、電圧検出器12
a,12bを参照して、バッテリグループ1a,1bの
端子電圧が夫々132V,156Vに達することにより
満充電状態になったと判断すると、充電器7a,7bに
よる充電動作を停止させる。
【0037】(2)電気自動車を走行させる場合 電気自動車を走行させる場合は、バッテリグループ1a
及び1bは直列接続された状態で288Vの電圧を以て
放電する。そして、制御回路11は、駆動回路8に制御
信号を与えてモータ9を回転駆動することにより、モー
タ9の回転軸にトランスミッションなどを介して連結さ
れているシャフト及び走行輪を回転させて、自動車を走
行させる。
【0038】また、自動車を運転する場合には、モータ
9を回転駆動させる以外に、前述の補機に対して電源を
供給し、動作させる必要がある。このために、制御回路
11は、残存容量計15a,15bを参照して、例えば
バッテリグループ1bの残存容量がバッテリグループ1
aよりも多い場合には、バッテリグループ1b側に設け
られているスイッチング電源10bに制御信号を与えて
動作させ、補機用電源を生成して供給する。
【0039】特に、ヘッドライトを点灯させて夜間に走
行するなどの、補機用電源の容量を多く必要とする場合
には、スイッチング電源10aをも動作させて、必要と
される容量の電源を供給する。
【0040】また、制御回路11は、自動車の走行時に
も温度検出器14a,14bによってバッテリグループ
1a,1bの温度変化をモニタしており、その温度が所
定温度(例えば、50度)を超えた方の側に設けられて
いる冷却ファン4a若しくは4bを動作させて送風を行
い、バッテリグループ1a若しくは1bを冷却する。従
って、各バッテリグループ1a,1bの放電時の温度が
略同様に保たれることにより、両者の放電特性、即ち、
残存容量の減少状態も略同様となる。
【0041】以上のように本実施例によれば、所要数の
単位バッテリで構成されるバッテリグループ1a,1b
を自動車の車体2の2箇所に搭載して、これらのバッテ
リグループ1a及び1bを直列に接続してモータ9を駆
動するための電源とする場合に、バッテリグループ1
a,1bを充電器7a,7bにより夫々独立に充電する
と共に、自動車の運転時に補機を動作させるための電源
を生成するスイッチング電源10a,10bを充電器7
a,7bと一体に構成して設けた。
【0042】そして、制御回路11は、充電時及び自動
車の運転時におけるバッテリグループ1a,1bの温度
変化を温度検出器14a,14bによりモニタして、そ
の温度が40度及び50度を超えた方の側に設けられて
いる冷却ファン4a若しくは4bを動作させてバッテリ
グループ1a若しくは1bを送風冷却すると共に、自動
車の運転時には、バッテリグループ1a,1bの内残存
容量が多い方の側に設けられているスイッチング電源1
0a若しくは10bを動作させて補機用電源を生成する
ようにした。
【0043】従って、夫々異なる環境に設置されたバッ
テリグループ1a,1bの周囲温度を略同様に保つこと
により夫々を満充電状態にして、両者を直列に接続して
使用した場合でも、各バッテリグループ1a,1bにお
いて夫々満充電された容量を有効に利用することができ
る。
【0044】また、自動車の運転時においても、バッテ
リグループ1a,1bの周囲温度を略同様に保ち、更
に、自動車の運転状態によってバッテリグループ1a,
1bの残存容量に不平衡が生じた場合でも、その不平衡
を補償することが可能となり、1回の充電による自動車
の走行距離を延ばすことができ、バッテリグループ1
a,1bの寿命をも長期化することが可能となる。加え
て、スイッチング電源10a,10bを充電器7a,7
bと一体に構成したことにより、スイッチング電源10
a,10bに対する入力電源の供給が容易になる。
【0045】更に、本実施例によれば、スイッチング電
源10a,10bの電源容量を、補機用電源として必要
な最大容量の夫々略1/2に設定し、自動車の運転状態
によって補機用電源を消費する割合が高まった場合に
は、残りの他方の側に設けられているスイッチング電源
10b若しくは10aを同時に動作させて補機用電源を
生成するので、電源消費が増大した場合にも対応するこ
とができる。
【0046】加えて、本実施例によれば、温度検出器1
4a及び14bを構成する各3個の温度センサ14a
a,14ab,14ac及び14ba,14bb,14
bcをバッテリケース3a及び3bの前端部,中央部及
び後端部の3か所に夫々取付けて、制御回路11は、各
3個の温度センサ14aa乃至14ac及び14ba乃
至14bcが検出したバッテリケース3a及び3bの各
部の温度を相加平均することにより、バッテリグループ
1a及び1bの温度を求めるようにしたので、比較的大
きな体積を有するバッテリグループ1a及び1bの温度
を平均値として適正に得ることができる。
【0047】また、本実施例によれば、充電器7aを、
インバータ16a及び昇圧トランス17aを中心として
構成し、充電器7bも同様の構成として、各充電器7
a,7bには、商用交流電源6の交流電圧を整流回路5
によって整流したものを入力電源として供給するように
したので、商用交流電源6とバッテリグループ1a及び
1bとを絶縁することができると共に、バッテリグルー
プ1a及び1bの充電を一定電流で行い得て、更に、全
体を小形に構成することができる。
【0048】本発明は上記し且つ図面に記載した実施例
にのみ限定されるものではなく、次のような変形または
拡張が可能である。バッテリグループの数(n)は3個
以上であっても良い。また、各バッテリグループを構成
する単位バッテリの数も、必要とされる電圧に応じて適
宜変更して良い。温度検出手段を構成する温度センサの
数は、3個に限らず適宜変更して良い。充電器7a,7
bに入力電源を与える整流回路を夫々別個に設けても良
い。
【0049】バッテリグループ1a,1bの充電時また
は放電時において、冷却ファン4a,4bを運転開始さ
せる所定温度は40度または50度に限ること無く適宜
変更して良い。バッテリグループ1a,1bの温度は、
各3つの温度センサ14aa乃至14ac,14ba乃
至14bcが検出した温度の相加平均により求めるもの
に限らず、3つの温度の内の最大値若しくは中間値を選
択しても良い。また、温度センサの数は3個より多く若
しくは少なくしても良く、数を多くすればより平均的な
温度を得ることができ、数を少なくすればコストを低下
させることができる。スイッチング電源10a,10b
を、充電器7a,7bとは別体で構成しても良い。ま
た、スイッチング電源10a,10bの電源容量は、補
機用電源として必要な最大容量の夫々略1/2に限るこ
と無く、両者で負担する割合を異なるものに設定しても
良い。
【0050】また、補機用電源としては、スイッチング
電源10a,10bを以て構成する代わりに、リニアレ
ギュレータなどを用いた回路によって構成しても良い。
更に、補機用電源は、複数のバッテリグループを直列に
接続した正負端子間に1個だけ設けても良い。各バッテ
リグループは、直列に接続して使用するものに限らず、
夫々のバッテリグループにおいて必要な電位を確保でき
る場合は並列に接続して使用するものでも良い。モータ
9はインダクションモータに限ること無く、ブラシレス
モータ,リラクタンスモータや2相モータで構成しても
良い。車両は電気自動車に限ること無く、搭載されたバ
ッテリによって駆動されるものであれば適用が可能であ
る。
【0051】
【発明の効果】本発明は以上説明した通りであるので、
以下の効果を奏する。請求項1記載の車載バッテリの管
理システムによれば、制御手段は、複数の充電器によっ
て複数のバッテリグループに対して行う充電を独立に制
御すると共に、複数のバッテリグループの充電時におい
て、複数の温度検出手段が検出する各バッテリグループ
の温度を参照し、当該温度が所定温度を超えたバッテリ
グループの冷却ファンの運転を開始させるように制御
し、また、複数のバッテリグループの内で残存容量の多
いものに対して設けられているスイッチング電源を動作
させて補機用電源を生成するように制御するので、自動
車の運転状態によって各バッテリグループの残存容量に
不平衡が生じた場合でも、その不平衡を補償することが
可能となり、1回の充電による自動車の走行距離を延ば
すことができ、各バッテリグループの寿命をも長期化す
ることが可能となる。
【0052】請求項2記載の車載バッテリの管理システ
ムによれば、制御手段は、車両の運転時にも各バッテリ
グループの温度が所定温度を超えた場合は冷却ファンを
充電時と同様に運転させるので、各バッテリグループの
放電時における使用環境を略同様に維持することができ
る。
【0053】請求項3または4記載の車載バッテリの管
理システムによれば、制御手段は、各スイッチング電源
の容量を、バッテリグループの数をnとすると、補機用
電源の最大容量に対して略1/nに設定し(請求項
3)、また、制御手段は、車両の運転状態において補機
用電源の容量が多く必要とされる場合は、複数のバッテ
リグループの内で残存容量の多いものから順次選択され
たスイッチング電源を同時に動作させる(請求項4)の
で、補機用電源の消費が増大した場合にも対応すること
ができる。
【0054】請求項5記載の車載バッテリの管理システ
ムによれば、各スイッチング電源を、夫々対応するバッ
テリグループの充電器内部に一体的に構成したので、各
スイッチング電源に対する入力電源の供給が容易とな
る。
【0055】請求項6記載の車載バッテリの管理システ
ムによれば、制御手段は、1つのバッテリグループの複
数箇所に配置された複数の温度センサが夫々検出した温
度の相加平均を各バッテリグループの温度とするので、
各バッテリグループの温度を平均値として適正に得るこ
とができる。
【0056】請求項7記載の車載バッテリの管理システ
ムによれば、充電器を、入力された電源を交流電源周波
数よりも高い周波数の電源に変換するインバータと、こ
のインバータによって変換された高周波電源電圧を昇圧
する高周波トランスと、この高周波トランスによって昇
圧された高周波電源電圧を整流する整流回路とで構成し
たので、交流電源と各バッテリグループとを電気的に絶
縁することができると共に、バッテリグループの充電を
一定電流で行うことができる。
【0057】請求項8記載の車載バッテリの管理システ
ムによれば、各充電器の入力部には、1つの整流回路に
よって整流された直流電源が与えられるように構成した
ので、全体を小形に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における電気的構成を示すブ
ロック図
【図2】充電器及び制御回路の当該充電器に対する定電
流制御に係る部分の詳細な電気的構成図
【図3】PWM制御回路が出力するPWM信号の波形図
【図4】バッテリグループの充電時における電圧及び電
流特性を示す図
【図5】各バッテリグループの搭載位置を示す自動車の
車体の摸式図
【図6】周囲温度が異なる場合のバッテリの充電特性を
示す図
【符号の説明】
1a,1bはバッテリグループ、2は車体、4a,4b
は冷却ファン、5は整流回路5、6は商用交流電源(交
流電源)、7a,7bは充電器、10a,10bはスイ
ッチング電源、11は制御回路(制御手段)、14a,
14bは温度検出器(温度検出手段)、14aa,14
ab,14ac及び14ba,14bb,14bcは温
度センサ、16aはインバータ、17aは昇圧トランス
(高周波トランス)、18a及び19aは整流素子(整
流回路)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石原 治彦 愛知県瀬戸市穴田町991番地 株式会社東 芝愛知工場内 (72)発明者 橋詰 正三 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 西山 浩一 京都府京都市南区吉祥院西ノ庄猪之馬場町 1 日本電池株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要数の単位バッテリから構成された複
    数のバッテリグループを車両に搭載してなる車載バッテ
    リにおいて、 交流電源から前記複数のバッテリグループ毎に充電を行
    うように設けられた複数の充電器と、 前記複数のバッテリグループ毎に冷却を行うように設け
    られた複数の冷却ファンと、 各バッテリグループの温度を夫々検出する複数の温度検
    出手段と、 車両の走行に関して補助的な機能を果たす補機に対して
    供給する電源を生成するために、各バッテリグループ毎
    に設けられた複数のスイッチング電源と、 前記複数の充電器によって前記複数のバッテリグループ
    に対して行う充電を独立に制御すると共に、複数のバッ
    テリグループの充電時において、前記複数の温度検出手
    段が検出する各バッテリグループの温度を参照し、当該
    温度が所定温度を超えたバッテリグループの冷却ファン
    の運転を開始させるように制御し、また、車両の運転時
    において、複数のバッテリグループの内で残存容量の多
    いものに対して設けられている前記スイッチング電源を
    動作させて前記補機用電源を生成するように制御する制
    御手段とを具備したことを特徴とする車載バッテリの管
    理システム。
  2. 【請求項2】 制御手段は、車両の運転時にも各バッテ
    リグループの温度が所定温度を超えた場合は冷却ファン
    を充電時と同様に運転させるようになっていることを特
    徴とする請求項1記載の車載バッテリの管理システム。
  3. 【請求項3】 各スイッチング電源の容量は、バッテリ
    グループの数をnとすると、補機用電源の最大容量に対
    して略1/nに設定されていることを特徴とする請求項
    1または2記載の車載バッテリの管理システム。
  4. 【請求項4】 制御手段は、車両の運転状態において補
    機用電源の容量が多く必要とされる場合は、複数のバッ
    テリグループの内で残存容量の多いものから順次選択さ
    れたスイッチング電源を同時に動作させることにより、
    必要な補機用電源の容量を確保することを特徴とする請
    求項1乃至3の何れかに記載の車載バッテリの管理シス
    テム。
  5. 【請求項5】 各スイッチング電源は、夫々対応するバ
    ッテリグループの充電器内部に一体的に構成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の車載
    バッテリの管理システム。
  6. 【請求項6】 温度検出手段は、1つのバッテリグルー
    プの複数箇所に配置された温度センサによって構成さ
    れ、 制御手段は、前記複数の温度センサが夫々検出した温度
    の相加平均を各バッテリグループの温度とすることを特
    徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の車載バッテリ
    の管理システム。
  7. 【請求項7】 充電器は、入力された電源を高周波電源
    に変換するインバータと、 このインバータによって変換された高周波電源電圧を昇
    圧する高周波トランスと、 この高周波トランスによって昇圧された高周波電源電圧
    を整流する整流回路とから構成されていることを特徴と
    する請求項1乃至6の何れかに記載の車載バッテリの管
    理システム。
  8. 【請求項8】 交流電源を整流する1つの整流回路を備
    え、各充電器の入力部には、前記1つの整流回路によっ
    て整流された直流電源が与えられるように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の車
    載バッテリの管理システム。
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