JPH10146099A - 交直変換器 - Google Patents

交直変換器

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JPH10146099A
JPH10146099A JP8314278A JP31427896A JPH10146099A JP H10146099 A JPH10146099 A JP H10146099A JP 8314278 A JP8314278 A JP 8314278A JP 31427896 A JP31427896 A JP 31427896A JP H10146099 A JPH10146099 A JP H10146099A
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JP
Japan
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torsional vibration
low
frequency
converter
circuit
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Application number
JP8314278A
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English (en)
Inventor
Takeshi Yanagibashi
健 柳橋
Yasuhiro Taguchi
保博 田口
Kikuo Takagi
喜久雄 高木
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Toshiba Corp
Tokyo Electric Power Co Holdings Inc
Original Assignee
Toshiba Corp
Tokyo Electric Power Co Inc
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Publication date
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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 交直変換器が発生する低周波軸ねじれ振動が
発生して発散するのを防止する。 【解決手段】 交流を直流に変換又は直流を交流に変換
する交直変換器において、交直変換器の物理量3と交直
連系点電圧振幅値2とを入力とした演算により電気ダン
ピング近似値15を求め、前記ダンピング近似値としきい
値13とから近隣の発電機への低周波軸ねじれ振動の発生
度を評価12する低周波軸ねじれ振動評価装置1を備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は交流を直流に変換又
は直流を交流に変換する交直変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、タービン発電機軸系と直列コン
デンサを含む交流系統、又はタービン発電機軸系と交直
変換器のような電力変換器との間では低周波軸ねじれ振
動が生じ、これが発散するとタービン発電機の軸損壊事
故を生ずる。その結果、タービン発電機は系統から解列
され、大停電へ発展する虞れがある。
【0003】現在の電力変換器の大容量化や原子力発電
機の運転に伴ない、低周波軸ねじれ振動が生じ、発散す
ることによる大事故化への虞れが大きい。
【0004】従来の低周波軸ねじれ振動発生の評価方法
は、発電機,送配電系統,負荷,交直変換器で構成され
る電力系統の詳細データを作成し、対象発電機からみた
電気ダンピングを周波数走査法により計算し、対象発電
機の機械ダンピングから低周波軸ねじれ振動発生を評価
する方法である。
【0005】そして、これらの方法は対象とする交直変
換器と発電機の容量比に、交直変換器から発電機への分
流比を意味する係数を乗じ、しきい値により低周波軸ね
じれ振動発生を評価するものである。
【0006】又、電力系統の詳細データから電力系統現
象解析プログラムによって時間領域計算で低周波軸ねじ
れ振動発生を評価する方法である。又、この場合、発電
機角速度から作った信号を交直変換器の直流系統の直流
電力を制御する制御角α指令装置に加算し、直流送電電
力を制御することによる低周波軸ねじれ振動抑制評価方
法である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来方法では
データ量が膨大となり、計算時間も多くかかって、オン
ライン計算には適さない。又、簡単な低周波軸ねじれ振
動発生を評価する方法として、対象とする交直変換器と
発電機の容量比に、交直変換器から発電機への分流比を
意味する係数を乗じることによる方法はあるが、交直変
換器の位相検出装置,定電流制御装置,点弧角等の定周
波軸ねじれ振動に大きく影響を与えることに対しての考
慮がない。
【0008】又、従来の例の後者の低周波軸ねじれ振動
発生の抑制方法は、発電機角速度から作った信号を交直
変換器の直流系統の直流電力を制御する制御角α指令装
置に加算し、直流送電電力を制御することによる低周波
軸ねじれ振動抑制装置があるが、装置の構成が複雑であ
ることや係数の設定が難しい等の問題がある。更に、低
周波軸ねじれ振動の発生評価を行ない、この結果に応じ
て低周波軸ねじれ振動発生の抑制する装置についての報
告例はない。
【0009】低周波軸ねじれ振動は火力発電機,原子力
発電機で生じ易く、電力変換器の発電機に対する容量が
大きいほど起こり易い。現在の電力変換器の大容量化や
電力発電機の運転に伴ない、低周波軸ねじれ振動による
大事故化への虞れが大きく、低周波軸ねじれ振動評価装
置や抑制装置の必要は急を要する。
【0010】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、タービン発電機軸系と交直変換器のよう
な電力変換器間で起こり、大事故化への虞れがある低周
波軸ねじれ振動の発生を阻止する交直変換器を提供する
ことを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
交直変換器は、交流を直流に変換又は直流を交流に変換
する交直変換器において、交直変換器の物理量と交直連
系点電圧振幅値とを入力とした演算により電気ダンピン
グ近似値を求め、前記ダンピング近似値としきい値とか
ら近隣の発電機への低周波軸ねじれ振動の発生度を評価
する低周波軸ねじれ振動評価装置を備えた。
【0012】本発明の請求項1に係る交直変換器の低周
波軸ねじれ振動評価装置は、交直変換器の物理量を入力
とした演算により近隣の発電機への低周波軸ねじれ振動
の発生度を評価する。
【0013】本発明の請求項2に係る交直変換器は、請
求項1において、しきい値として、当該対象発電機の機
械ダンピングを用いた。そして、対象発電機の機械ダン
ピングと交直変換器の物理量を入力とした演算により、
近隣の発電機への低周波軸ねじれ振動の発生度を評価す
る。
【0014】本発明の請求項3に係る交直変換器は、請
求項1において、しきい値として、当該対象発電機の機
械ダンピングを用いると共に、系統条件に応じて電気ダ
ンピング近似値を補正するようにした。そして、対象発
電機の機械ダンピング,対象発電機の交直変換器間の系
統条件と交直変換器の物理量を入力とした演算により、
近隣の発電機への低周波軸ねじれ振動の発生度を評価す
る。
【0015】本発明の請求項4に係る交直変換器は、請
求項1において、低周波軸ねじれ振動の発生度に応じて
変換器の位相検出回路の軸ねじれ振動周波数領域の位相
変更を行なって、低周波軸ねじれ振動を抑制する低周波
軸ねじれ振動抑制装置を備えた。
【0016】そして、交直変換器の物理量を入力とした
演算により近隣の発電機への低周波軸ねじれ振動の発生
度を評価し、前記発生度に応じて変換器の位相検出回路
の軸ねじれ振動周波数領域の位相変更を行なうことによ
り、低周波軸ねじれ振動を抑制する。
【0017】本発明の請求項5に係る交直変換器は、請
求項4において、低周波軸ねじれ振動抑制装置は、低周
波軸ねじれ振動評価結果の入力を条件として起動し、補
償量に応じてゲイン又は位相を補償する。
【0018】そして、対象発電機の機械ダンピングと交
直変換器の物理量を入力とした演算により近隣の発電機
への低周波軸ねじれ振動の発生度を評価し、前記発生度
に応じて変換器の位相検出回路の軸ねじれ振動周波数領
域の位相変更を行なうことにより、低周波軸ねじれ振動
を抑制する。
【0019】本発明の請求項6に係る交直変換器は、請
求項1において、系統条件に応じて電気ダンピング近似
値を補正すると共に、低周波軸ねじれ振動の発生度に応
じて変換器の位相検出回路の軸ねじれ振動周波数領域の
位相変更を行なって、低周波軸ねじれ振動を抑制する低
周波軸ねじれ振動抑制装置を備えた。
【0020】そして、対象発電機の機械ダンピング,対
象発電機と交直変換器間の系統条件と交直変換器の物理
量を入力とした演算により、近隣の発電機への低周波軸
ねじれ振動の発生度を評価し、前記発生度に応じて変換
器の位相検出回路の軸ねじれ振動周波数領域の位相変更
を行なうことにより、低周波軸ねじれ振動を抑制する。
【0021】本発明の請求項7に係る交直変換器は、請
求項1において、近隣の発電機への低周波軸ねじれ振動
の発生度を評価し、前記発生度に応じて変換器の点弧角
変更要求を行なう低周波軸ねじれ振動評価装置を備え
た。
【0022】そして、交直変換器の物理量を入力とした
演算により近隣の発電機への低周波軸ねじれ振動の発生
度を評価し、前記発生度に応じて変換器の点弧角変更要
求を行なう。
【0023】本発明の請求項8に係る交直変換器は、請
求項1において、系統条件に応じて電気ダンピング近似
値を補正すると共に、低周波軸ねじれ振動の発生に応じ
て変換器の点弧角変更要求を行なう低周波軸ねじれ振動
評価装置を備えた。
【0024】そして、対象発電機の機械ダンピングと交
直変換器の物理量を入力とした演算により、近隣の発電
機への低周波軸ねじれ振動の発生度を評価し、前記発生
度に応じて変換器の点弧角変更要求を行なう。
【0025】本発明の請求項9に係る交直変換器は、請
求項8において、しきい値として対象発電機の機械ダン
ピングを用いた。そして、対象発電機の機械ダンピン
グ,対象発電機と交直変換器の系統条件と交直変換器の
物理量を入力とした演算により、近隣の発電機への低周
波軸ねじれ振動の発生度を評価し、前記発生度に応じて
変換器の点弧角変更要求を行なう。
【0026】本発明の請求項10に係る交直変換器は、
請求項1において、近隣の発電機への低周波軸ねじれ振
動の発生度を評価し、前記発生度に応じて位相検出回路
や定電流制御装置のゲイン又は位相変更要求を行なう定
周波軸ねじれ振動評価装置を備えた。
【0027】そして、交直変換器の物理量を入力とした
演算により、近隣の発電機への低周波軸ねじれ振動の発
生度を評価し、前記発生度に応じて位相検出回路や低電
流制御装置のゲイン又は位相変更要求を行なう。
【0028】本発明の請求項11に係る交直変換器は、
請求項10において、しきい値として対象発電機の機械
ダンピングを用いた。そして、対象発電機の機械ダンピ
ングと交直変換器の物理量を入力とした演算により、近
隣の発電機への低周波軸ねじれ振動の発生度を評価し、
前記発生度に応じて位相検出回路や定電流制御装置のゲ
イン又は位相変更要求を行なう。
【0029】本発明の請求項12に係る交直変換器は、
請求項1において、系統条件に応じて電気ダンピング近
似値を補正すると共に、近隣の発電機への低周波軸ねじ
れ振動の発生度を評価し、前記発生度に応じて位相検出
回路や定電流制御装置のゲイン又は位相変更要求を行な
う低周波軸ねじれ振動評価装置を備えた。
【0030】そして、対象発電機の機械ダンピング,対
象発電機と交直変換器間の系統条件と交直変換器の物理
量を入力とした演算により、近隣の発電機への定周波軸
ねじれ振動の発生度を評価し、前記発生度に応じて位相
検出回路や定電流制御装置のゲイン間は位相変更要求を
行なう。
【0031】
【発明の実施の形態】図1は本発明に適用する低周波軸
ねじれ振動評価装置の実施の形態を示す図である。図1
において、矢印は信号の流れを示し、交直連系点電圧振
幅値2(VL)と変換器運転点弧角3(α)とが入力さ
れ、低周波軸ねじれ振動評価結果4が出力される。
【0032】図2は低周波軸ねじれ振動評価装置1の詳
細図である。交直連系点電圧振幅値2と変換器運転点弧
角3はΔPd /Δω計算回路5に入力され、ここにおい
て、低周波軸ねじれ振動周波数領域の周波数応答計算を
行なう。計算結果は周波数応答計算結果14としてマージ
ン回路11に入力される。
【0033】マージン回路11において周波数応答計算結
果14は電気ダンピング近似値15に変換される。電気ダン
ピング近似値15は低周波軸ねじれ振動評価装置12に入力
され、しきい値13と比較し、低周波軸ねじれが生ずる可
能性の評価である低周波軸ねじれ振動評価結果4を出力
する。
【0034】図3はΔPd /Δω計算回路の詳細図であ
る。図3において、Δωで表される角速度偏差101 は積
分器102 により、Δβで表される位相偏差103 に変換さ
れる。位相検出模擬回路104 の出力と定電流制御回路模
擬回路106 の出力和はΔαで表される点弧角偏差107 と
して、位相制御模擬回路105 に入力される。
【0035】位相制御模擬回路105 の出力は直流回路模
擬回路108 に入力され、直流回路模擬回路108 の計算結
果がΔPd で表される直流電力偏差109 である。除算回
路110 でΔPd /Δωが計算される。ΔPd /Δωは低
周波軸ねじれ振動が発生する低周波領域で計算され結果
が周波数応答計算結果14である。
【0036】図4はΔPd /Δω計算回路10の中の位相
制御模擬回路105 の詳細説明図である。αで表される変
換器運転点弧角3とVL で表される交直連系点電圧振幅
値2が入力され、位相制御模擬回路15において、VL
K*sin αが計算される。なお、Kは係数であり、通常
−3×20.5×n/π(n:トランスの巻き線比)で
表される。
【0037】図5は交流系統21と直流系統22との関係図
である。図5に示されるように、交流系統21は高圧母線
23に接続された変換器用変圧器24を経由して直流系統22
として接続される。直流系統22は交直変換器220 を有
し、更にこの交直変換器の内部には位相制御回路222 か
らなる交直変換器用制御回路221 と、振幅位相検出回路
223 と、低周波軸ねじれ振動評価装置1を備えている。
【0038】交直連系点電圧Vは変換器用変圧器24の1
次側より検出され、振幅位相検出回路223 に入力され
る。振幅位相検出回路223 により交直連系点電圧振幅値
2が計算され、低周波軸ねじれ振動評価装置1に入力さ
れる。又、交直変換器用制御回路221 から変換器運転点
弧角3が入力される。その結果、低周波軸ねじれ振動評
価結果4が出力される。
【0039】図6は交直変換器の低周波軸ねじれ振動評
価装置1におけるマージン回路11の詳細説明図である。
一般に、低周波軸ねじれ振動が生じない条件は、(1) 式
に示すように発電機の機械ダンピングDm と発電機の軸
系から見た電気ダンピングDe の和が0以上であること
である。
【数1】 Dm +De >0 ……………………(1)
【0040】Dm は常にプラスであるから、De がマイ
ナス側に大きくなり絶対値がDm より大きくなると低周
波軸ねじれ振動が生じる。又、一般に、(2) 式に示すよ
うに低周波軸ねじれ振動の生じ易さは、変換器容量/対
象発電機容量*変換器から対象発電機までの分流比で表
される。
【数2】 変換器容量/対象発電機容量*変換器から対象発電機までの分流比 ……………………(2)
【0041】更に、単独系統と呼ばれる(3) 式,(4) 式
の条件下では、(5) 式に示すようにDe とReal (ΔP
d /Δω)は低周波軸ねじれ振動発生領域ではほぼ等し
くなる。
【数3】 変換器容量/対象発電機容量=1 …………………(3) 変換器から対象発電機までの分流比=1 …………………(4) De ≒Real (ΔPd /Δω) …………………(5)
【0042】これを拡張し、一般的には、(2) 式を用い
て(6) 式で近似できる。
【数4】 De ′≒Real (ΔPd /Δω) *変換器容量/対象発電機容量*変換器から対象発電機 までの分流比*λ …………………(6) (λ;補正項 通常は1) マージン回路6で(6) 式の演算を行なう。De ′は電気
ダンピング近似値15である。
【0043】図7は交直変換器の低周波軸ねじれ振動評
価装置1における低周波軸ねじれ振動評価装置12の詳細
説明図である。。De ′は図7に示すように連続量であ
る。Dm は離散量であり、通常ある値以上である。この
値をしきい値としたのが図7である。しきい値より
e ′が下回ると低周波軸ねじれ振動の発生大となる。
【0044】又、De ′が0以上であれば低周波軸ねじ
れ振動は発生せず、逆に言えばDe′が0未満であれば
低周波軸ねじれ振動が発生する可能性がある。低周波軸
ねじれ振動評価装置12はこのような判定結果を低周波軸
ねじれ振動評価結果4として出力する。
【0045】本実施の形態によれば、対象発電機の機械
ダンピングと交直変換器の物理量を入力とした演算によ
り、近隣の発電機への低周波軸ねじれ振動の発生度を評
価する。これにより、低周波軸ねじれ振動の発生度が認
識でき、低周波軸ねじれ振動の発生を事前に予防するこ
とが可能となる。
【0046】図8は本発明に適用される低周波軸ねじれ
振動評価装置の他の実施の形態の構成図である。図8に
おいて、図2と同一部分については同一符号を付して説
明を省略する。本実施の形態の構成上の特徴点は機械ダ
ンピング16を設けたことである。
【0047】De ′で表される電気ダンピング近似値15
は図9に示すように連続量である。Dm で表される機械
ダンピング16は図9に示すように固有周波数を持つ離散
量である。−Dm (Dm のマイナス値)よりDe ′が下
回ると低周波軸ねじれ振動が発生する。又、De ′+D
m が正であっても、(7) 式に示すようにある値ηより小
さいと、低周波軸ねじれ振動は発生し易い。
【数5】 η>De ′+Dm >0 ……………………(7)
【0048】低周波軸ねじれ振動が発生しないために
は、(8) 式に示すように充分な値ζを設定し、この値よ
りDe ′+Dm が大きな値である必要がある。De ′が
(8) 式を満たせば低周波軸ねじれ振動は発生せず、逆に
言えば、De ′が(8) 式を満たしていないと低周波軸ね
じれ振動が発生する可能性がある。
【数6】 De ′+Dm <ζ ……………………(8)
【0049】De ′が(7) 式の状態であれば低周波軸ね
じれ振動の発生の可能性があるとなる。低周波軸ねじれ
振動評価装置12はこのような判定結果を低周波軸ねじれ
振動評価結果4として出力する。
【0050】本実施の形態によれば、対象発電機の機械
ダンピングと交直変換器の物理量を入力とした演算によ
り、近隣の発電機への低周波軸ねじれ振動の発生度を評
価する。これにより、低周波軸ねじれ振動の発生度が認
識でき、低周波軸ねじれ振動の発生を事前に予防するこ
とが可能となる。
【0051】図10は本発明に適用される低周波軸ねじれ
振動評価装置の更に他の実施の形態を示す構成図であ
る。図10において、図1と同一部分については同一符号
を付して説明を省略する。本実施の形態の構成上の特徴
点は系統条件30を入力したことである。
【0052】図11は交直変換器の低周波軸ねじれ振動評
価装置の構成を更に詳細に示した説明図である。図11に
おいて、図2と同一部分については同一符号を付して説
明を省略する。本実施の形態の構成上の特徴部は、系統
条件30をマージン回路11に入力した点及び機械ダンピン
グ16を低周波軸ねじれ評価回路12に入力した点である。
【0053】したがって動作としては次のようになる。
系統条件30はマージン回路11に入力され、これらの入力
値を基に周波数応答計算結果14は電気ダンピング近似値
15に変換される。電気ダンピング近似値15は低周波軸ね
じれ振動評価装置12に入力され、対象発電機の機械ダン
ピング16と比較され、低周波軸ねじれが生ずる可能性の
評価である低周波軸ねじれ振動評価結果4を出力する。
【0054】図12は交流系統21と直流系統22との関係図
であり、図5と同一部分については同一符号を付して説
明を省略する。図12において、図5との差異は、低周波
軸ねじれ振動評価装置1に対して、交流系統21と直流系
統22から系統条件30が入力されていることである。
【0055】系統条件30には系統接続変更情報30a 、即
ち、主要幹線潮流,主要変電所のCB接続,対象発電機
出力30b ,変換器出力30c があり、これらの系統条件を
用いて電気ダンピングを補償しようとするものである。
【0056】図13は交直変換器の低周波軸ねじれ振動評
価装置1におけるマージン回路11の詳細説明図である。
一般的には、既に説明したように(6) 式で近似できる。
(6)式において、変換器から対象発電機までの分流比は
系統の接続変更があれば異なってくる。又、変換器の出
力,対象発電機の出力が変われば多少異なることが知ら
れている。変換器の出力比が大きいほどDe ′はマイナ
ス側にいき、対象発電機の出力比が大きいほどDe ′は
プラス側にいく。前記した通り系統条件30により(6) 式
のDe ′は補正される。
【0057】補償後のものに「ダッシュ」を付けて示す
と以下のようになる。
【数7】 変換器容量′=変換器容量*(変換器出力比による補正) ……………(9) 対象発電機容量′=対象発電機容量*(発電機出力よる補正) ……………(10) 変換器から対象発電機までの分流比′=変換器から対象発電機まで の分流比*(系統の接続変更による補正) ……………(11) ξ=(変換器出力比による補正)*(系統の接続変更による補正) /(発電機出力による補正) …………………(12)
【0058】以上のことから、新しい電気ダンピングD
e ″は(13)式で表される。この、(13)式による演算が低
周波軸ねじれ振動評価装置1にてなされ、電気ダンピン
グ近似値15が出力される。
【数8】 De ″=De ′ξ …………………(13)
【0059】本実施の形態によれば、対象発電機の機械
ダンピング,対象発電機と交直変換器間の系統条件と交
直変換器の物理量を入力とした演算により、近隣の発電
機への低周波軸ねじれ振動の発生度を評価する。これに
より、低周波軸ねじれ振動の発生度が認識でき、低周波
軸ねじれ振動の発生を事前に予防することが可能とな
る。
【0060】図14は更に他の実施の形態を示す構成図で
あり、低周波軸ねじれ振動評価装置1と振幅位相検出回
路223 との関係図である。本実施の形態における特徴点
は振幅位相検出回路223 内に低周波軸ねじれ振動抑制装
置2236を設けたことである。
【0061】図14において、矢印は信号の流れを示し、
L で表される交直連系点電圧振幅値2とαで表される
変換器運転点弧角3が低周波軸ねじれ振動評価装置1に
入力され、低周波軸ねじれ振動評価結果4が出力される
ことは既に説明した通りである。
【0062】次に振幅位相検出回路223 では、交直連結
点電圧Vは位相振幅演算回路2231によって、交直連系点
電圧振幅値2と交直連系点電圧位相値2232が演算され
る。ここで、交直連結点電圧位相値2232は検出遅れ回路
2233,微分回路2234,積分回路2235を経て、位相制御回
路222 に出力される。
【0063】又、低周波軸ねじれ振動抑制装置2236は低
周波軸ねじれ振動評価結果4を入力条件として動作し、
積分回路2235の出力の低周波軸ねじれ振動を起きる領域
の位相変更を行ない、低周波軸ねじれ振動を抑制する。
【0064】図15は位相振幅演算回路2231の詳細説明図
である。図において、VR ,VS ,VT は交直連系点電
圧Vの3相分である。3相分が3相2相変換回路22311
において2相変換され、次の位相振幅計算回路22312 に
おいて、Vで表される交直連系点電圧振幅値2とθで表
される交直連系点電圧位相値31が計算される。
【0065】図16は交直変換器の低周波軸ねじれ振動抑
制装置によるゲイン又は位相補償の一例である。図16
(a)は位相補償の一例である。縦軸が位相の大きさ、
横軸が周波数である。Δωg に対してΔPd の位相が逆
向きになる領域(以下、不安定領域)に入力の位相特性
があれば、その周波数領域で低周波軸ねじれ振動が生じ
る可能性がある。
【0066】そこで、位相進め又は遅れ回路を作り、入
力の位相特性をΔωg に対してΔPd が同方向になる領
域(以下、安定領域)に変える必要がある。入力信号の
安定不安定領域は全体の回路特性と入力信号の全体の回
路に占める位置から自動的に決まる領域である。
【0067】又、必要とされる位相進め又は遅れの度合
いは、入力信号の位相と安定不安定領域の相対位相から
決定される。回路の組み方としては位相進め回路又は位
相遅れ回路とフィルター等が考えられる。
【0068】図16(b)はゲイン補償の一例である。縦
軸がゲインの大きさ、横軸が周波数である。位相補償と
同様に、不安定領域に入力の位相特性があれば、その周
波数領域でΔωg に対してΔPd の位相が逆方向となり
低周波軸ねじれ振動が生じる可能性がある。
【0069】よって、この領域のゲインをフィルターに
よりブロックし、不安定領域の要素をなくしてしまえば
低周波軸ねじれ振動は発生しない。この場合のゲイン補
償はロウパスフィルター,バンドパスフィルター,ハイ
パスフィルター等のフィルターをいう。
【0070】図17は交直変換器の低周波軸ねじれ振動抑
制回路2236の詳細説明図である。低周波軸ねじれ振動評
価装置1の出力である低周波軸ねじれ振動評価結果4が
低周波軸ねじれ振動抑制回路2236の補償量判定回路361
に入力される。補償量判定回路361 により補償量362 が
計算されて出力され、ゲイン位相補償回路363 に入力さ
れる。補償量362 の大きさに応じて、図16での説明のよ
うにゲイン又は位相が補償され、低周波軸ねじれ振動を
抑制する。
【0071】図18は交直変換器の低周波軸ねじれ振動抑
制回路2236の補償量判定回路361 の例である。低周波軸
ねじれ振動評価結果4は大きく3つの領域に分類でき
る。低周波軸ねじれ振動が発生しない領域(領域1)、
低周波軸ねじれ振動が発生する可能性がある領域(領域
2)、低周波軸ねじれ振動が発生する可能性が大きい領
域(領域3)である。領域1のときは補償量362 は零で
あり、領域2で補償量362 は零から徐々に上がり、領域
3では更に上がる。
【0072】本実施の形態によれば、対象発電機の機械
ダンピングと交直変換器の物理量を入力とした演算によ
り、近隣の発電機への低周波軸ねじれ振動の発生度を評
価し、この発生度に応じて変換器の位相検出回路の軸ね
じれ振動周波数領域の位相変更を行なうことにより、低
周波軸ねじれ振動を抑制する。これにより、低周波軸ね
じれ振動の発生を防止する。
【0073】図19は他の実施の形態を示す構成図で、交
直変換器の低周波軸ねじれ振動評価装置1と振幅位相検
出回路223 との関係図である。本例での構成上の特徴点
は低周波軸ねじれ振動評価装置1の入力として系統条件
30を新たに付加したことであり、その他は図14と同様で
ある。
【0074】既に説明した通り、系統条件30には系統接
続変更情報30a ,対象発電機出力30b ,変換器出力30c
とがあり、これらの系統条件を用いて電気ダンピングを
補償するものである。そして、図19において矢印は信号
の流れを示し、VL で表される交直連系点振幅値2とα
で表される変換器運転点弧角3と系統条件30が入力さ
れ、低周波軸ねじれ振動評価結果4が出力される。
【0075】したがって、動作としては交直連系点電圧
Vは位相振幅演算回路2231によって、交直連系点電圧振
幅値2と交直連系点電圧位相値2232が演算される。交直
連系点電圧位相値2232は検出遅れ回路2233,微分回路22
34,積分回路2235を経て、位相制御回路222 に出力され
る。
【0076】又、低周波軸ねじれ振動抑制装置2236は低
周波軸ねじれ振動評価結果4を入力条件として動作し、
積分回路2235の出力の低周波軸ねじれ振動を起きる領域
の位相変更を行ない、低周波軸ねじれ振動を抑制する。
この際、低周波軸ねじれ振動評価装置内では上記した系
統条件30によって電気ダンピングが補正され、評価結果
4に反映されて出力される。
【0077】本実施の形態によれば、対象発電機の機械
ダンピング,対象発電機と交直変換器間の系統条件と交
直変換器の物理量を入力とした演算により、近隣の発電
機への低周波軸ねじれ振動の発生度を評価し、この発生
度に応じて変換器の位相検出回路の軸ねじれ振動周波数
領域の位相変更を行なうことにより、低周波軸ねじれ振
動を抑制する。これにより、低周波軸ねじれ振動の発生
を防止する。
【0078】図20は低周波軸ねじれ振動評価装置の更に
他の実施の形態を示す構成図である。本実施の形態の構
成上の特徴点は点弧角変更要求31を付加したことであ
る。
【0079】図21は交直変換器の低周波軸ねじれ振動評
価装置1の構成を更に詳細に示した説明図である。交直
連系点電圧振幅値2と変換器運転点弧角3はΔPd /Δ
ω計算回路10に入力される。ΔPd /Δω計算回路10に
おいて、低周波軸ねじれ振動周波数領域の周波数応答計
算を行なう。この結果は周波数応答計算結果14としてマ
ージン回路11に入力される。
【0080】マージン回路11により周波数応答計算結果
14は電気ダンピング近似値15に変換される。電気ダンピ
ング近似値15は低周波軸ねじれ振動評価回路12に入力さ
れ、しきい値13と比較し、低周波軸ねじれが生ずる可能
性の評価である低周波軸ねじれ振動評価結果4を出力す
る。
【0081】この時、低周波軸ねじれ振動評価結果4が
図7での説明のように低周波軸ねじれ振動発生可能性あ
り又は低周波軸ねじれ振動発生可能性大であれば、模擬
点弧角変更回路32にて模擬点弧角変更33が出力される。
【0082】図22は交直変換器の低周波軸ねじれ振動評
価装置1におけるΔPd /Δω計算回路10の詳細説明図
である。ΔPd /Δω計算回路10において、低周波軸ね
じれ振動発生領域における周波数応答計算を行なう。
【0083】Δωで表される角速度偏差103 は積分器10
2 により、Δβで表される位相偏差103 に変換される。
位相検出模擬回路104 の出力と定電流制御回路模擬回路
106の出力和はΔαで表される点弧角偏差107 として、
位相制御模擬回路105 に入力される。
【0084】位相制御模擬回路105 の出力は直流回路模
擬回路108 に入力され、直流回路模擬回路108 の計算結
果がΔPd で表される直流電力偏差109 である。除算回
路110 でΔPd /Δωが計算される。ΔPd /Δωは低
周波軸ねじれ振動が発生する低周波領域で計算され、そ
の結果が周波数応答計算結果14である。又、33が模擬点
弧角変更であり、位相制御模擬回路105 に入力される。
【0085】図23はΔPd /Δω計算回路10の中の位相
制御模擬回路105 の詳細説明図である。αで表される変
換器運転点弧角3とVL で表される交直連系点電圧振幅
値2が入力され、位相制御模擬回路105 において、VL
*K*sin αが計算される。Kは係数である。
【0086】模擬点弧角変更回路32から模擬点弧角変更
33が入力されると、位相制御模擬回路105 におけるVL
*K*sin αのαが変更される。αは通常小さいほど低
周波軸ねじれ振動は発生しにくく、低周波軸ねじれ振動
評価結果4が低周波軸ねじれ振動が発生しないと判断さ
れるまでαを変更し、このときのαを図2に示すように
点弧角変更要求31として出力する。
【0087】図24は交流系統21と直流系統22との関係図
であり、図5と同一部分については同一符号を付して説
明を省略する。図24について図5との差異は、低周波軸
ねじれ振動評価装置1から点弧角変更要求31を導出した
ことである。
【0088】本実施の形態によれば、交直変換器の物理
量を入力とした演算により近隣の発電機への低周波軸ね
じれ振動の発生度を評価し、この発生度に応じて変換器
の点弧角変更要求を行なう。これにより、低周波軸ねじ
れ振動の発生を防止する。
【0089】図25は交直変換器の低周波軸ねじれ振動評
価装置1の構成を更に詳細に示した説明図である。交直
連系点電圧振幅値2と変換器運転点弧角3はΔPd /Δ
ω計算回路10に入力される。ΔPd /Δω計算回路10に
おいて、低周波軸ねじれ振動周波数領域の周波数応答計
算を行なう。その結果は周波数応答計算結果14としてマ
ージン回路11に入力される。
【0090】マージン回路11により周波数応答計算結果
14は電気ダンピング近似値18に変換される。電気ダンピ
ング近似値15は低周波軸ねじれ振動評価回路12に入力さ
れ、機械ダンピング16と比較し、低周波軸ねじれが生ず
る可能性の評価である低周波軸ねじれ振動評価結果4を
出力する。
【0091】この時、低周波軸ねじれ振動評価結果4が
図7での説明のように低周波軸ねじれ振動発生可能性あ
り、又は低周波軸ねじれ振動発生可能性大であれば、模
擬点弧角変更回路32にて模擬点弧角変更33が出力され
る。
【0092】本実施の形態によれば、交直変換器は対象
発電機の機械ダンピングと交直変換器の物理量を入力と
した演算により、近隣の発電機への低周波軸ねじれ振動
の発生度を評価し、発生度に応じて変換器の点弧角変更
要求を行なう。これにより、低周波軸ねじれ振動の発生
を防止する。
【0093】図26は交直変換器の低周波軸ねじれ振動評
価装置1の構成を更に詳細に示した説明図である。交直
連系点電圧振幅値2と変換器運転点弧角3はΔPd /Δ
ω計算回路10に入力される。ΔPd /Δω計算回路10に
おいて、低周波軸ねじれ振動周波数領域の周波数応答計
算を行なう。その結果は周波数応答計算結果14としてマ
ージン回路11に入力される。
【0094】マージン回路11により周波数応答計算結果
14は電気ダンピング近似値15に変換される。電気ダンピ
ング近似値15は低周波軸ねじれ振動評価回路12に入力さ
れて機械ダンピング16と比較し、低周波軸ねじれが生ず
る可能性の評価であるとき低周波軸ねじれ振動評価結果
4を出力する。
【0095】この時、低周波軸ねじれ振動評価結果4が
図7での説明のように低周波軸ねじれ振動発生可能性あ
り、又は低周波軸ねじれ振動発生可能性大であれば、模
擬点弧角変更回路32にて模擬点弧角変更33が出力され
る。この際、低周波軸ねじれ振動評価装置内では上記し
た系統条件30によって電気ダンピングが補正され、評価
結果4に反映されて出力される。
【0096】図27は交流系統21と直流系統22との関係図
であり、構成上の特徴点は交流系統21と直流系統22とを
接続し、併せて低周波軸ねじれ振動評価装置1にも接続
するようにしたことである。
【0097】Vで表した交直連系点電圧Vは変換器用変
圧器24の1次側より検出され、振幅位相検出回路223 に
入力される。振幅位相検出回路223 により交直連系点電
圧振幅値2が計算され、低周波軸ねじれ振動評価装置1
に入力される。
【0098】又、交直変換器用制御回路221 から変換器
運転点弧角3が入力される。低周波軸ねじれ振動評価結
果4と点弧角変更要求31が出力される。交流系統21と直
流系統22から系統条件30が入力される。既に説明した通
り、系統条件30には系統接続変更情報30a ,対象発電機
出力30b ,変換器出力30c とがあり、これらの系統条件
を用いて電気ダンピングを補償するものである。
【0099】本実施の形態によれば、交直変換器は対象
発電機の機械ダンピング,対象発電機と交直変換器間の
系統条件と交直変換器の物理量を入力とした演算によ
り、近隣の変換器への低周波軸ねじれ振動の発生度を評
価し、この発生度に応じて変換器の点弧角変更要求を行
なう。これにより、低周波軸ねじれ振動の発生を防止す
る。
【0100】図28は低周波軸ねじれ振動評価装置の更に
他の実施の形態を示す構成図である。図28において、構
成上の特徴部分は低周波ねじれ振動評価装置の出力とし
て、低周波軸ねじれ振動評価結果4と定電流制御ゲイン
変更要求34が出力されるようにした点である。
【0101】したがって、低周波ねじれ振動評価結果4
を出力するまでは既に説明した通りである。この時、低
周波軸ねじれ振動評価結果4が図7での説明のように低
周波軸ねじれ振動発生可能性あり、又は低周波軸ねじれ
振動発生可能性大であれば、模擬定電流ゲイン変更回路
35にて模擬定電流制御ゲイン変更36が出力される。
【0102】図29は交直変換器の低周波軸ねじれ振動評
価装置1におけるΔPd /Δω計算回路10の詳細説明図
であるが、ΔPd /Δω計算回路10において、構成上の
特徴部分は定電流制御回路模擬回路106 に模擬定電流制
御ゲイン変更36を入力するようにした点である。その他
は図3で既に説明した通りである。
【0103】図30を用いてΔPd /Δω計算回路10の中
の定電流制御回路模擬回路106 の詳細説明をする。模擬
定電流ゲイン変更回路35から模擬定電流制御ゲイン変更
36が入力されると、定電流制御回路模擬回路106 におけ
るGA *GC (s)のGA が変更される。
【0104】なお、GA ;ゲイン,GC (s);伝達関
数であり、GA は通常大きいほど低周波軸ねじれ振動は
発生しにくく、低周波軸ねじれ振動評価結果4が低周波
軸ねじれ振動が発生しないと判断されるまでGA を変更
し、このときのGA を図28に示すように定電流制御ゲイ
ン変更要求34として出力する。
【0105】図31は交流系統21と直流系統22との関係図
であり、構成上の特徴点は、低周波軸ねじれ振動評価装
置1の出力として評価結果4以外に定電流制御ゲイン要
求34が出力されることを示している。
【0106】本実施の形態によれば、交直変換器の物理
量を入力とした演算により、近隣の発電機への低周波軸
ねじれ振動の発生度を評価し、この発生度に応じて位相
検出回路や定電流制御装置のゲイン又は位相変更要求を
行なう。これにより、低周波軸ねじれ振動の発生を防止
する。
【0107】図32は低周波軸ねじれ振動評価装置の更に
他の実施の形態を示す構成図である。図32の構成上の特
徴点は図28のしきい値13に代えて機械ダンピング16を設
けたことである。その他の構成は図28と同様である。
【0108】したがって動作としては、低しは軸ねじれ
振動評価回路12以降である。即ち、電気ダンピング近似
値15は低周波軸ねじれ振動評価回路12に入力され、機械
ダンピング16と比較し、その結果低周波軸ねじれが生ず
る可能性の評価である低周波軸ねじれ振動評価結果4を
出力する。
【0109】この時、低周波軸ねじれ振動評価結果4が
図7での説明のように低周波軸ねじれ振動発生可能性あ
り、又は低周波軸ねじれ振動発生可能性大であれば、模
擬定電流ゲイン変更回路35にて模擬定電流制御ゲイン変
更36が出力される。
【0110】本実施の形態によれば、対象発電機の機械
ダンピングと交直変換器の物理量を入力とした演算によ
り、近隣の発電機への低周波軸ねじれ振動の発生度を評
価し、この発生度に応じて位相検出回路や定電流制御装
置のゲイン又は位相変更要求を行なう。これにより、低
周波軸ねじれ振動の発生を防止する。
【0111】図33は交直変換器の低周波軸ねじれ振動評
価装置の他の実施の形態を示す構成図である。図33にお
いて矢印は信号の流れを示す。図33ではVL で表される
交直連系点電圧振幅値2とαで表される変換器運転点弧
角3と系統条件30が入力され、低周波軸ねじれ振動評価
結果4と定電流制御ゲイン変更要求34が出力される。
【0112】図34は交直変換器の低周波軸ねじれ振動評
価装置1の構成を更に詳細に示した説明図である。図34
の構成上の特徴点は、図32に比してマージン回路11に系
統条件30を入力したことであり、その他は図32と同様で
ある。
【0113】ここで系統条件とは、既に説明した通り、
系統接続変更情報,対象発電機出力,変換器出力とがあ
り、これらの各系統条件を用いて電気ダンピングを補償
するものである。したがって評価結果4には電気ダンピ
ングが補正された結果が出力されることになる。
【0114】図35は交流系統21と直流系統22との関係図
であり、構成上の特徴点は、低周波軸ねじれ振動評価装
置1の出力として評価結果4以外に、定電流制御ゲイン
変更要求34が出力されるようにし、かつ交流系統21と直
流系統22の間を接続して系統条件30を低周波軸ねじれ振
動評価装置1に入力するようにしている。
【0115】本実施の形態によれば、対象発電機の機械
ダンピング,対象発電機と交直変換器間の系統条件と交
直変換器の物理量を入力とした演算により、近隣の発電
機への低周波軸ねじれ振動の発生度を評価し、発生度に
応じて位相検出回路や定電流制御装置のゲイン又は位相
変更要求を行なう。これにより、低周波軸ねじれ振動の
発生を防止する。
【0116】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば交
直変換器の物理量を入力とした演算により、近隣の発電
機への低周波軸ねじれ振動の発生度を評価するようにし
たので、低周波軸ねじれ振動による大事故及び大停電を
防止でき、電力系統の安定化に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1に係る交直変換器の低周波軸
ねじれ振動評価装置の実施の形態を示す構成図。
【図2】図1の交直変換器の低周波軸ねじれ振動評価装
置1の構成を更に詳細に示した説明図。
【図3】図1の交直変換器の低周波軸ねじれ振動評価装
置1におけるΔPd /Δω計算回路10の詳細説明図。
【図4】ΔPd /Δω計算回路10の中の位相制御模擬回
路105 の詳細説明図。
【図5】交流系統21と直流系統22と本発明による交直変
換器の低周波軸ねじれ振動評価装置1の関係を示す説明
図。
【図6】交直変換器の低周波軸ねじれ振動評価装置1に
おけるマージン回路11の詳細説明図。
【図7】交直変換器の低周波軸ねじれ振動評価装置1に
おける低周波軸ねじれ振動評価回路12の詳細説明図。
【図8】本発明の請求項2に係る交直変換器の低周波軸
ねじれ振動評価装置の他の実施の形態を示す構成図。
【図9】図8の交直変換器の低周波軸ねじれ振動評価装
置1における低周波軸ねじれ振動評価回路12の詳細説明
図。
【図10】本発明の請求項3に係る交直変換器の低周波軸
ねじれ振動評価装置の構成図。
【図11】図10の交直変換器の低周波軸ねじれ振動評価装
置の構成を更に詳細に示した説明図。
【図12】交流系統21と直流系統22と本発明による交直変
換器の低周波軸ねじれ振動評価装置1の関係を示す説明
図。
【図13】図11の交直変換器の低周波軸ねじれ振動評価装
置1におけるマージン回路11の詳細説明図。
【図14】本発明の請求項4と請求項5に係る交直変換器
の低周波軸ねじれ振動評価装置1と低周波軸ねじれ振動
抑制装置2236の構成図。
【図15】図14の位相振幅演算回路2231の詳細説明図。
【図16】本発明における交直変換器の低周波軸ねじれ振
動抑制回路によるゲイン又は位相補償の一例図。
【図17】本発明における交直変換器の低周波軸ねじれ振
動抑制回路2236の詳細説明図。
【図18】本発明における交直変換器の低周波軸ねじれ振
動抑制回路2236の補償量判定回路361 の例を示す図。
【図19】本発明の請求項6に係る交直変換器の低周波軸
ねじれ振動評価装置1と低周波軸ねじれ振動抑制装置22
36の構成図。
【図20】本発明の請求項7に係る交直変換器の低周波軸
ねじれ振動評価装置の実施の形態を示す構成図。
【図21】本発明の請求項7に係る交直変換器の低周波軸
ねじれ振動評価装置1の構成を更に詳細に示した説明
図。
【図22】図21の交直変換器の低周波軸ねじれ振動評価装
置1におけるΔPd /Δω計算回路10の詳細説明図。
【図23】図21のΔPd /Δω計算回路10の中の位相制御
模擬回路105 の詳細説明図。
【図24】交流系統21と直流系統22と本発明による交直変
換器の低周波軸ねじれ振動評価装置1の関係を示す説明
図。
【図25】本発明の請求項8に係る交直変換器の低周波軸
ねじれ振動評価装置1の構成を更に詳細に示した説明
図。
【図26】本発明の請求項8に係る交直変換器の低周波軸
ねじれ振動評価装置1の構成を示す図。
【図27】交流系統21と直流系統22と本発明による交直変
換器の低周波軸ねじれ振動評価装置1の関係を示す説明
図。
【図28】本発明の請求項10に係る交直変換器の低周波
軸ねじれ振動評価装置の実施の形態を示す構成図。
【図29】図28の交直変換器の低周波軸ねじれ振動評価装
置1におけるΔPd /Δω計算回路10の詳細説明図。
【図30】図29のΔPd /Δω計算回路10の中の定電流制
御回路模擬回路106 の詳細説明図。
【図31】交流系統21と直流系統22と本発明による交直変
換器の低周波軸ねじれ振動評価装置1の関係を示す説明
図。
【図32】本発明の請求項11に係る交直変換器の低周波
軸ねじれ振動評価装置1の他の実施の形態を示す構成
図。
【図33】本発明の請求項12に係る交直変換器の低周波
軸ねじれ振動評価装置の他の実施の形態を示す構成図。
【図34】図33の交直変換器の低周波軸ねじれ振動評価装
置1の構成を更に詳細に示した説明図。
【図35】交流系統21と直流系統22と本発明による交直変
換器の低周波軸ねじれ振動評価装置1の関係を示す説明
図。
【符号の説明】
1 低周波軸ねじれ振動評価装置 2 交直連系点電圧振幅値(VL ) 3 変換器運転点弧角(α) 4 評価結果 10 ΔPd /Δω計算回路 11 マージン回路 12 評価回路 13 しきい値 15 電気ダンピング近似値 101 角速度偏差 102 積分器 103 位相偏差 104 位相検出模擬回路 105 位相制御模擬回路 106 定電流制御回路模擬回路 107 点弧角偏差 108 直流回路模擬回路 109 直流電力偏差 110 除算回路 21 交流系統 22 直流系統 23 高圧母線 24 変換器用変圧器 220 交直変換器 221 交直変換器用制御回路 222 位相制御回路 223 振幅位相検出回路 2231 位相振幅演算回路 2232 交直連系点電圧位相値 2233 検出遅れ回路 2234 微分回路 2235 積分回路 2236 低周波軸ねじれ振動抑制装置 30 系統条件 31 点弧角変更要求 32 模擬点弧角変更回路 33 模擬点弧角変更要求 34 定電流制御ゲイン変更要求 35 模擬定電流制御ゲイン変更回路 36 模擬定電流制御ゲイン変更 361 補償量判定回路 362 補償量 363 ゲイン位相補償回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 喜久雄 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流を直流に変換又は直流を交流に変換
    する交直変換器において、交直変換器の制御信号と交直
    連系点電圧信号とを入力とした演算により電気ダンピン
    グ近似値を求め、前記ダンピング近似値としきい値とか
    ら近隣の発電機への低周波軸ねじれ振動の発生度を評価
    する低周波軸ねじれ振動評価装置を備えたことを特徴と
    する交直変換器。
  2. 【請求項2】 しきい値として、当該対象発電機の機械
    ダンピングを用いたことを特徴とする請求項1記載の交
    直変換器。
  3. 【請求項3】 しきい値として、当該対象発電機の機械
    ダンピングを用いると共に、系統条件に応じて電気ダン
    ピング近似値を補正することを特徴とする請求項1記載
    の交直変換器。
  4. 【請求項4】 低周波軸ねじれ振動の発生度に応じて変
    換器の位相検出回路の軸ねじれ振動周波数領域の位相変
    更を行なって、低周波軸ねじれ振動を抑制する低周波軸
    ねじれ振動抑制装置を備えたことを特徴とする請求項1
    記載の交直変換器。
  5. 【請求項5】 低周波軸ねじれ振動抑制装置は、低周波
    軸ねじれ振動評価結果の入力を条件として起動し、補償
    量に応じてゲイン又は位相が補償されるものであること
    を特徴とする請求項4記載の交直変換器。
  6. 【請求項6】 系統条件に応じて電気ダンピング近似値
    を補正すると共に、低周波軸ねじれ振動の発生度に応じ
    て変換器の位相検出回路の軸ねじれ振動周波数領域の位
    相変更を行なって、低周波軸ねじれ振動を抑制する低周
    波軸ねじれ振動抑制装置を備えたことを特徴とする請求
    項1記載の交直変換器。
  7. 【請求項7】 近隣の発電機への低周波軸ねじれ振動の
    発生度を評価し、前記発生度に応じて変換器の点弧角変
    更要求を行なう低周波軸ねじれ振動評価装置を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の交直変換器。
  8. 【請求項8】 系統条件に応じて電気ダンピング近似値
    を補正すると共に、低周波軸ねじれ振動の発生に応じて
    変換器の点弧角変更要求を行なう低周波軸ねじれ振動評
    価装置を備えたことを特徴とする請求項1記載の交直変
    換器。
  9. 【請求項9】 しきい値として対象発電機の機械ダンピ
    ングを用いたことを特徴とする請求項8記載の交直変換
    器。
  10. 【請求項10】 近隣の発電機への低周波軸ねじれ振動
    の発生度を評価し、前記発生度に応じて位相検出回路や
    定電流制御装置のゲイン又は位相変更要求を行なう定周
    波軸ねじれ振動評価装置を備えたことを特徴とする交直
    変換器
  11. 【請求項11】 しきい値として対象発電機の機械ダン
    ピングを用いたことを特徴とする請求項10記載の交直
    変換器。
  12. 【請求項12】 系統条件に応じて電気ダンピング近似
    値を補正すると共に、近隣の発電機への低周波軸ねじれ
    振動の発生度を評価し、前記発生度に応じて位相検出回
    路や定電流制御装置のゲイン又は位相変更要求を行なう
    低周波軸ねじれ振動評価装置を備えたことを特徴とする
    請求項1記載の交直変換器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001238493A (ja) * 2000-02-23 2001-08-31 Mitsubishi Electric Corp 発電機の制御装置
JP2010283905A (ja) * 2009-06-02 2010-12-16 Hitachi Ltd 電力変換装置,電力変換システム及び電力変換装置の制御方法
JP2010283904A (ja) * 2009-06-02 2010-12-16 Hitachi Ltd 電力変換装置,電力変換システム及び電力変換装置の制御方法

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