JPH10146636A - 金属製品のかたさ調整方法 - Google Patents

金属製品のかたさ調整方法

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JPH10146636A
JPH10146636A JP31880996A JP31880996A JPH10146636A JP H10146636 A JPH10146636 A JP H10146636A JP 31880996 A JP31880996 A JP 31880996A JP 31880996 A JP31880996 A JP 31880996A JP H10146636 A JPH10146636 A JP H10146636A
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JP
Japan
Prior art keywords
hardness
products
metal product
prescribed
burnishing
Prior art date
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Withdrawn
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JP31880996A
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English (en)
Inventor
Minoru Nakamura
稔 中村
Atsuyoshi Kimura
篤良 木村
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 化学成分の調整や焼入れなどの熱処理を行う
ことなく、しかも金属製品の所望範囲を所望かたさとな
し得る金属製品のかたさ調整方法を提供する。 【解決手段】 金属製品の所望範囲を、例えば、鍛造、
バニッシング、転造またはスタンピングなどを施し、そ
の箇所を加工硬化させることにより所望かたさとするも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属製品のかたさ調
整方法に関する。さらに詳しくは、金属製品の所望範囲
を加工硬化させることにより所望かたさとする金属製品
のかたさ調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、化学成分の調整や焼入れなど
の熱処理を行うことにより、金属製品を所望かたさとす
ることがなされている。
【0003】しかしながら、化学成分の調整により金属
製品を所望かたさとした場合、その特定箇所のみを所望
かたさとすることができないという問題がある。また、
焼入れなどの熱処理により金属製品を所望かたさとした
場合も同様に、その特定の箇所のみを所望かたさとする
ことができないという問題があるとともに、材質によっ
ては焼入れなどの熱処理がなし得ないために、所望かた
さにできないという問題もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の課題に鑑みなされたものであって、化学成分の調整
や焼入れなどの熱処理を行うことなく、しかも金属製品
の所望範囲を所望かたさとなし得る金属製品のかたさ調
整方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、金属製品の所
望範囲を加工硬化させることにより所望かたさとするこ
とを特徴とする金属製品のかたさ調整方法に関する。
【0006】本発明においては、加工硬化は、例えば、
鍛造、バニッシング、転造またはスタンピングによりな
される。
【0007】また、本発明においては、金属製品を所定
温度に加熱した後に、前記鍛造、バニッシング、転造ま
たはスタンピングがなされてもよい。
【0008】ここで、得られるかたさは、例えばビッカ
ースかたさで200ないし350とされる。
【0009】
【作用】本発明においては加工硬化により所望かたさと
しているので、加工がなされた部分のみが局部的にかた
さが増大する反面、加工がなされない他の部分のかたさ
が増大することはない。そのため、金属製品におけるか
たさ調整を選択的になし得る。また、加工と同時に所定
かたさになし得るので、加工後におけるかたさ調整作業
が不要となる。そのため、工程の簡略化および製品のコ
スト低減が図られる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明を実施の形態に基づいて説明するが、本発明はかか
る実施の形態のみに限定されるものではない。
【0011】実施の形態 図1に示す形状の金属製品の素材(SUS316Lの鍛
造材)1に対し、下記手順により図2に示す中間品2を
経て最終製品とした。
【0012】まず、素材1を880℃〜890℃に加熱
した状態で所要深さのパンチングを施工して空洞部10
を形成した(図2参照)。ついで、所定の冷却速度で冷
却した後、他の部材との接続部などの孔明け加工を施工
して最終製品とした。
【0013】得られた最終製品を切断して空洞部10の
近傍におけるかたさ測定を行ったところ、所望のかたさ
になっているのが確認された。
【0014】以下、より具体的な測定例に基づいて詳細
に説明する。
【0015】測定例1 同一形状の2組の素材1を880℃〜890℃に加熱し
た状態で9mmの深さでパンチングを施工し、空洞部1
0を形成して中間品2とした。得られた中間品2の一方
を軸直角方向(図2のA−A線断面方向)に切断し、空
洞部10の近傍のかたさを測定した。その測定結果を図
3および図4に示す。また、他方を軸方向(図2のB−
B線断面方向)に切断し、空洞部10の近傍のかたさを
測定した。その測定結果を図5に示す。図3〜図5よ
り、空洞部10の近傍が所望かたさになっているのがわ
かる。
【0016】なお、図3におけるA,B,C,D,E,
Fの各点は、空洞部底面11からそれぞれ2mm,4m
m,7mm,10mm,14mm,18mmの位置にあ
り、図4におけるG,H,Iの各点は、左角部11aか
ら斜め下方にそれぞれ1,5mm,4.5mm,9mm
の位置にあり、またJ,K,Lは右角部11bから斜め
下方にそれぞれ1.5mm,5mm,9mmの位置にあ
り、図5におけるM,N,Oの各点は、空洞部底面11
からそれぞれ1mm,4.5mm,8mmの位置にあ
り、またP,Qの各点は、前角部11cから斜め下方に
それぞれ1,5mm,4mmの位置にある。
【0017】測定例2 同一形状の2組の素材1を880℃〜890℃に加熱し
た状態で12mmの深さでパンチングを施工し、空洞部
10を形成して中間品2とした。得られた中間品2の一
方を軸直角方向に切断し、空洞部10の近傍のかたさを
測定した。その測定結果を図6および図7に示す。ま
た、他方を軸方向に切断し、空洞部10の近傍のかたさ
を測定した。その測定結果を図8に示す。図6〜図8よ
り、空洞部10の近傍が所望かたさになっているのがわ
かると共に、そのかたさは測定例1に比して増加してい
るのがわかる。このことから、パンチング量を調整する
ことにより、かたさの調整がなし得るのがわかる。
【0018】なお、図6におけるA,B,C,D,E,
Fの各点は、空洞部底面11からそれぞれ1.5mm,
4.5mm,8mm,12mm,16mm,20.5m
mの位置にあり、図7におけるG,Hの各点は、左角部
11aから斜め下方にそれぞれ1mm,4.5mmの位
置にあり、またI,Jは右角部11bから斜め下方にそ
れぞれ1.5mm,5mmの位置にあり、図8における
K,L,M,N,O,Pの各点は、空洞部底面11から
それぞれ1.5mm,4.5mm,7.5mm,11.
5mm,15mm,19mmの位置にあり、またQ,
R,S,T,Uの各点は、前角部11cから斜め下方に
それぞれ2mm,3.5mm,5mm,7mm,13m
mの位置にある。
【0019】以上、本発明を実施の形態に基づいて説明
してきたが、本発明はかかる実施の形態のみに限定され
るものではない。例えば、加工硬化をなすための方法
は、スタンピングのみならず、鍛造、バニッシング、転
造などとすることもできる。また、加熱温度は前記に限
定されず、適用する加工方法に応じて適宜選択される。
さらに、適用できる鋼種はSUS316Lに限定される
ものではなく、他のオーステナイト系ステンレスであっ
てもよい。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明においては
加工硬化により所望かたさとしているので、加工がなさ
れた部分のみが局部的にかたさが増大する反面、加工が
なされない他の部分のかたさが増大することはない。そ
のため、金属製品におけるかたさ調整を選択的になし得
るという優れた効果が得られる。また、加工と同時に所
定かたさになし得るので、加工後におけるかたさ調整作
業が不要となり、工程の簡略化および製品のコスト低減
が図られるという優れた効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における金属製品の素材の
概略図である。
【図2】同中間品の概略図である。
【図3】同実施の形態における測定結果を示す説明図で
あって、軸直角方向断面のかたさの垂直分布を示すもの
である。
【図4】同実施の形態における測定結果を示す説明図で
あって、軸直角方向断面のかたさの斜め下方分布を示す
ものである。
【図5】同実施の形態における測定結果を示す説明図で
あって、軸方向断面のかたさの垂直分布および斜め下方
分布を示すものである。
【図6】同実施の形態における測定結果を示す説明図で
あって、軸直角方向断面のかたさの垂直分布を示すもの
である。
【図7】同実施の形態における測定結果を示す説明図で
あって、軸直角方向断面のかたさの斜め下方分布を示す
ものである。
【図8】同実施の形態における測定結果を示す説明図で
あって、軸方向断面のかたさの垂直分布および斜め下方
分布を示すものである。
【符号の説明】
1 素材 2 中間品 10 パンチング空洞部 11 底面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製品の所望範囲を加工硬化させるこ
    とにより所望かたさとすることを特徴とする金属製品の
    かたさ調整方法。
  2. 【請求項2】 加工硬化が、鍛造、バニッシング、転造
    またはスタンピングによりなされることを特徴とする請
    求項1記載の金属製品のかたさ調整方法。
  3. 【請求項3】 金属製品を所定温度に加熱した後に、前
    記鍛造、バニッシング、転造またはスタンピングがなさ
    れることを特徴とする請求項2記載の金属製品のかたさ
    調整方法。
  4. 【請求項4】 得られるかたさが、ビッカースかたさで
    200ないし350とされてなることを特徴とする請求
    項1記載の金属製品のかたさ調整方法。
JP31880996A 1996-11-13 1996-11-13 金属製品のかたさ調整方法 Withdrawn JPH10146636A (ja)

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JP31880996A JPH10146636A (ja) 1996-11-13 1996-11-13 金属製品のかたさ調整方法

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JPH10146636A true JPH10146636A (ja) 1998-06-02

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