JPH10146961A - ホットメルトインクジェットプリンタのヘッド - Google Patents

ホットメルトインクジェットプリンタのヘッド

Info

Publication number
JPH10146961A
JPH10146961A JP8305322A JP30532296A JPH10146961A JP H10146961 A JPH10146961 A JP H10146961A JP 8305322 A JP8305322 A JP 8305322A JP 30532296 A JP30532296 A JP 30532296A JP H10146961 A JPH10146961 A JP H10146961A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
front panel
ink tank
heater
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8305322A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Ikezaki
由幸 池崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP8305322A priority Critical patent/JPH10146961A/ja
Priority to US08/969,015 priority patent/US6276790B1/en
Publication of JPH10146961A publication Critical patent/JPH10146961A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/1752Mounting within the printer
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17513Inner structure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17593Supplying ink in a solid state

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノズルヘッドを速やかに加熱すると共に、ホ
ットメルトインクを速やかに溶融することができるホッ
トメルトインクジェットプリンタのヘッドを提供するこ
とである。 【解決手段】 ホットメルトインクを溜めるインクタン
ク10は、サーミスタ18bから検出される温度を参照
しつつDCヒータ17bによって所定温度に加熱され、
また、ノズルヘッドを備えたフロントパネル30は、サ
ーミスタ33zから検出される温度を参照しつつ第1D
Cヒータ33xによって所定温度に加熱される。そし
て、起動時には、インクタンク10を、前記DCヒータ
17bの外にACヒータ17aの作動により高速加熱す
ると共に、フロントパネル30を、前記第1DCヒータ
33xの外に第2DCヒータ33yの作動により高速加
熱して、インクタンク10及びフロントパネル30内の
ホットメルトインクの溶融を早める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はホットメルトインク
ジェットプリンタのヘッドに係り、特にヘッドの加熱手
段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のホットメルトインクジェットプリ
ンタ(以下、単にプリンタと呼ぶこともある)は、ま
ず、キャリッジに取り付けられ、複数のノズルヘッドを
有するヘッドに備えられた溶融タンク内に常温において
固体であるホットメルトインクを供給する。そして、そ
のホットメルトインク(以下、単にインクと呼ぶことも
ある)を所定の加熱装置により加熱することで溶解させ
てインクタンクに供給する。さらに、インクタンクから
ノズルヘッドに溶解したインクを送り、ノズルヘッドに
取り付けた圧電変換素子の振動によってインクを被記録
媒体に吐出していた。また、インクタンク及びノズルヘ
ッドには、インクの溶融状態を保持するためのヒータが
備えられている。
【0003】ホットメルトインクジェットプリンタは、
電源が切られている時において、常温であるから、イン
クタンク及びノズルヘッドといったインクの流路に当た
る部分にインクが固まっている。そして、次に使用する
とき、インクの流路に固まったインクをヒータで高温に
加熱し、溶融させる動作、すなわち、起動時の準備が必
要である。このときの準備は、まず、電源を投入し、イ
ンクの流路をヒータで加熱する。そして、インクの流路
内のインクを溶融させる。その様子を図18に示す。ヘ
ッドは、ヒータで加熱される前は、室温である。そし
て、ヘッドを加熱するヒータの温度は、実線で示すよう
に上昇し、所定のインクの保持温度(例えば、120
度)よりもやや高めのヒータ保持温度を保つ様に制御さ
れる。また、インクの温度は、ヒータにより加熱され
て、点線で示すようにヒータの温度に対し、ゆっくりと
遅れて上昇し、所定のインク保持温度に保持される。そ
の後に、固化したインクに含まれる気泡を取り除くた
め、インクの流路をパージして、プリンタの起動時の準
備が完了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなホットメ
ルトインクジェットプリンタは、常温において、固体で
あるホットメルトインクを所定のインク保持温度に保持
させるまでの時間(図18の時間S)が、場合によって
は、数十分もかかることがあった。
【0005】また、ヘッドをヒータで加熱してもすぐに
温度が上昇する部分と、すぐには温度が上昇しない部分
がある。例えば、インクタンクは、比較的早く温度が上
昇するが、ノズルヘッドは、インクタンクに比べてなか
なか上昇しないという問題もあった。
【0006】そこで、本発明は、ホットメルトインクジ
ェットプリンタのヘッドを速やかに加熱すると共に、ホ
ットメルトインクを速やかに溶融させる手段を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段、発明の実施の形態及び発
明の効果】上記の目的を達成するためになされた本発明
のホットメルトインクジェットプリンタのヘッドは、ホ
ットメルトインクを溜めておける主室及び副室と該主室
及び副室を結ぶ連通路とを備えたインクタンクと、前記
ホットメルトインクを噴射するノズルヘッド、前記イン
クタンクの主室から前記ノズルヘッドへ前記ホットメル
トインクを送る往路、及び前記ノズルヘッドから前記イ
ンクタンクの副室へ前記ホットメルトインクを送る復路
を備えたフロントパネルと、前記インクタンクの温度を
検出するインクタンク温度検出手段と、前記フロントパ
ネルの温度を検出するフロントパネル温度検出手段と、
前記インクタンクを加熱するインクタンク加熱手段と、
前記フロントパネルを加熱するフロントパネル加熱手段
と、前記インクタンク温度検出手段から検出された温度
を参照しつつ前記インクタンク加熱手段を制御し、前記
インクタンクを所定温度に保持しておくためのインクタ
ンク加熱制御手段と、前記フロントパネル温度検出手段
から検出された温度を参照しつつ前記フロントパネル加
熱手段を制御し、前記フロントパネルを所定温度に保持
しておくためのフロントパネル加熱制御手段とを備えた
ホットメルトインクジェットプリンタのヘッドにおい
て、前記インクタンクを高速加熱するためのインクタン
ク高速加熱手段と、前記フロントパネルを高速加熱する
ためのフロントパネル高速加熱手段と、起動時に前記イ
ンクタンク加熱手段及び前記フロントパネル加熱手段に
加えて、前記インクタンク高速加熱手段及び前記フロン
トパネル高速加熱手段を所定期間に渡って作動させる起
動時加熱制御手段とを備えることを特徴とするものであ
る。
【0008】請求項1記載のホットメルトインクジェッ
トプリンタのヘッドは、起動時のインクタンクの加熱の
手段として、従来のインクタンク加熱手段に加えてイン
クタンク高速加熱手段を設け、フロントパネルの加熱
に、従来のフロントパネル加熱手段に加えてフロントパ
ネル高速加熱手段を設けたものである。
【0009】インクタンク高速加熱手段は、例えば、後
述する実施例にあるように、ACヒータが好適である。
また、フロントパネル高速加熱手段は、例えば、後述す
る実施例にあるように、DCヒータを二重配線に形成す
るのが好適である。以上のように、インクタンク高速加
熱手段及びフロントパネル高速加熱手段を備えたことに
より、インクタンク及びフロントパネルを速やかに加熱
し、インクタンク及びフロントパネル内のホットメルト
インクの溶融を早め、起動時間を短縮することができ
る。
【0010】請求項2記載の発明は、ホットメルトイン
クジェットプリンタのヘッドであって、ホットメルトイ
ンクを溜めておける主室及び副室と該主室及び副室を結
ぶ連通路とを備えたインクタンクと、前記ホットメルト
インクを噴射するノズルヘッド、前記インクタンクの主
室から前記ノズルヘッドへ前記ホットメルトインクを送
る往路、及び前記ノズルヘッドから前記インクタンクの
副室へ前記ホットメルトインクを送る復路を備えたフロ
ントパネルと、前記インクタンクの温度を検出するイン
クタンク温度検出手段と、前記フロントパネルの温度を
検出するフロントパネル温度検出手段と、前記インクタ
ンクを加熱するインクタンク加熱手段と、前記フロント
パネルを加熱するフロントパネル加熱手段と、前記イン
クタンク温度検出手段から検出された温度を参照しつつ
前記インクタンク加熱手段を制御し、前記インクタンク
を所定温度に保持しておくためのインクタンク加熱制御
手段と、前記フロントパネル温度検出手段から検出され
た温度を参照しつつ前記フロントパネル加熱手段を制御
し、前記フロントパネルを所定温度に保持しておくため
のフロントパネル加熱制御手段とを備えたホットメルト
インクジェットプリンタのヘッドにおいて、起動時に前
記インクタンク加熱手段及び前記フロントパネル加熱手
段を作動させると共に、前記インクタンクが所定温度に
加熱され、且つ、前記ノズルヘッドが所定温度に達する
前の所定条件時に、前記ホットメルトインクを前記主
室、前記往路、前記ノズルヘッド、前記復路、前記副室
の順に送る早めのパージを実行する早期パージ手段を備
えることを特徴とするものである。
【0011】請求項2記載のホットメルトインクジェッ
トプリンタのヘッドは、起動時に、インクタンクが所定
温度に加熱され、且つ、前記ノズルヘッドが所定温度に
温まる前の所定条件時に、インクタンクで既に所定温度
に加熱されたホットメルトインクをパージしてしまうも
のである。前記ノズルヘッドが所定温度に達する前の所
定条件時とは、例えば、後述する実施例にあるように、
インクタンクがある温度に達した時を条件とすることで
ある。普通、パージというものは、往路及び復路を含む
フロントパネル内のホットメルトインク中に発生した気
泡を除くために行われるのである。しかし、上記のよう
に、起動時において、ホットメルトインクを早期にパー
ジすることで、ノズルヘッドへ早期にホットメルトイン
クを満たし、ホットメルトインクの熱でノズルヘッドが
所定温度へ達するのを早める。したがって、起動時間を
より短くできる。さらに、同時に従来のパージをも併せ
て実行するので、パージ時間の節約にもなる。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項2記載のホ
ットメルトインクジェットプリンタのヘッドにおいて、
前記インクタンクを高速加熱するためのインクタンク高
速加熱手段と、前記フロントパネルを高速加熱するため
のフロントパネル高速加熱手段と、起動時に前記インク
タンク加熱手段及び前記フロントパネル加熱手段に加え
て、前記インクタンク高速加熱手段及び前記フロントパ
ネル高速加熱手段を所定期間に渡って作動させる起動時
加熱制御手段とを備えることを特徴とするものである。
【0013】請求項3記載のホットメルトインクジェッ
トプリンタのヘッドは、起動時のインクタンクの加熱
に、従来のインクタンク加熱手段に加えてインクタンク
高速加熱手段を、フロントパネルの加熱に、従来のフロ
ントパネル加熱手段に加えてフロントパネル高速加熱手
段を用いて、インクタンク及びフロントパネルを速やか
に加熱し、インクタンク及びフロントパネル内のホット
メルトインクの溶融を早める。そして、インクタンクが
所定温度に加熱され、且つ、前記ノズルヘッドが所定温
度に温まる前の所定条件時に、インクタンクで既に所定
温度に加熱されたホットメルトインクをパージすること
で、ノズルヘッドへ早期にホットメルトインクを満た
し、ノズルヘッドをホットメルトインクの熱で所定温度
へ達するのを早める。したがって、起動時間をより短く
できる。さらに、同時に従来のパージ同様にフロントパ
ネル内の気泡を取り除くこともできる。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1または3
のいずれか記載のホットメルトインクジェットプリンタ
のヘッドにおいて、前記インクタンク加熱手段として、
DCヒータを、前記インクタンク高速加熱手段として、
ACヒータを備えると共に、前記フロントパネル加熱手
段として、第1DCヒータを、前記フロントパネル高速
加熱手段として、第2DCヒータを備えることを特徴と
するものである。
【0015】請求項4記載のホットメルトインクジェッ
トプリンタのヘッドは、通常の加熱手段として、インク
タンクにDCヒータを、フロントパネルに第1DCヒー
タを設けた。そして、高速加熱手段として、インクタン
クには、通常の電源から容易に高出力を得ることができ
るACヒータを設け、フロントパネルには、第1DCヒ
ータに加えて、第2DCヒータを設けたものである。A
Cヒータは加熱能力が高いので、インクタンクを速やか
に加熱することができる。従って、より早くホットメル
トインクをノズルヘッドへ送り込むことができるように
なる。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項4記載のホ
ットメルトインクジェットプリンタのヘッドにおいて、
前記DCヒータ及び前記ACヒータは、前記インクタン
クの底面裏側に重ねて配置されると共に、前記第1DC
ヒータ及び第2DCヒータは、前記フロントパネルの前
記ノズルヘッドのある面の反対側の面に一枚の絶縁シー
トへ2本並んで配線されたパターンとなるように形成さ
れたことを特徴とするものである。
【0017】請求項5記載のホットメルトインクジェッ
トプリンタのヘッドは、起動時に、所定期間だけ作動さ
せたACヒータを停止させても、ACヒータを重ねて配
置されたDCヒータがそのまま作動し続けるので、イン
クタンクの温度の急激な低下を抑えられる。重なってい
るので、局所的な温度低下も来さない。また、同様に所
定期間だけ作動させた第2DCヒータを停止させても、
第2DCヒータに重ねて配置された第1DCヒータがそ
のまま作動し続けるので、フロントパネルの温度の急激
な低下を抑えることができる。こちらについても、局所
的な温度低下も防止できる。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項4または5
のいずれか記載のホットメルトインクジェットプリンタ
のヘッドにおいて、前記インクタンク温度検出手段は、
前記ACヒータ及び前記DCヒータの近傍温度を計るよ
うに設置されると共に、前記フロントパネル温度検出手
段は、前記第1DCヒータ及び前記第2DCヒータの近
傍温度を計るように設置されることを特徴とするもので
ある。
【0019】請求項6記載のホットメルトインクジェッ
トプリンタのヘッドは、ACヒータ及びDCヒータと第
1DCヒータ及び第2DCヒータとの近傍に各々温度検
出手段を設けてあるから、各々の加熱ヒータの温度を正
確に測定できるので、インクタンク及びフロントパネル
の的確な温度制御をすることができる。例えば、後述す
る実施例に示すように、インクタンクの温度検出手段
は、ACヒータの絶縁シート上に設け、フロントパネル
の温度検出手段は、絶縁シートに形成されたパターンで
ある第1DCヒータ及び第2DCヒータと共に設けられ
る。
【0020】請求項7記載の発明は、請求項4〜6のい
ずれか記載のホットメルトインクジェットプリンタのヘ
ッドにおいて、起動時の制御として、前記起動時加熱制
御手段を作動させ、前記インクタンクの前記ACヒータ
及び前記DCヒータを同時に作動させると共に、前記フ
ロントパネルの第1DCヒータ及び第2DCヒータを同
時に作動させ、前記インクタンクの温度が所定高温度に
なったら、前記ACヒータを制御して、前記インクタン
クを前記所定高温度に保持し、さらに、前記フロントパ
ネルの温度が前記所定高温度になったら前記起動時加熱
制御手段による制御を終了させた後、前記早期パージ手
段を作動させることを特徴とするものである。
【0021】請求項7記載のホットメルトインクジェッ
トプリンタのヘッドは、上記の制御をすることが、イン
クタンク及びフロントパネルとインクタンク及びフロン
トパネル内のホットメルトインクとを速やかに加熱する
ことで、、起動時間を短くするのに、後述する実施例の
如く好適である。
【0022】
【実施例】上記の本発明の課題を解決するための手段、
発明の実施の形態及び発明の効果をいっそう明らかにす
るため、本発明を適用した一実施例のホットメルトイン
クジェットプリンタのヘッド1について説明する。
【0023】ヘッド1は、図1に示すように、インクタ
ンク10、フロントパネル30、溶融タンク40、カム
50及び制御基板ステージ70を備えている。インクタ
ンク10は、フロントパネル30を取り付けるための傾
斜した前面部15と、ホットメルトインク(以下、単に
インクと表記することもある。)を溜めておくことがで
き、カラー出力(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラッ
ク)用の四組の主室11及び副室13と、インクタンク
上蓋19と、インクタンク10の裏面に取り付けられた
インクタンクヒータ17とを備え、さらに、図3(a)
に示すように、インクタンク10の点線で示す各々の主
室11及び副室13の底面裏側に、下方へ開口した連通
路21を備えている。
【0024】主室11は、図2に示すように、上方から
見た形状がL字型の形状をしており、連通路21へ通じ
る主室入口21aと、フロントパネル30へ通じる主室
出口22aと、フィルタ29とを備えている。フィルタ
29は、ステンレススチールの繊維を焼結させて紙状に
した後、プレスすることによって製作されたものであ
り、図10に示す様に、各繊維が複雑に曲折して重なり
合い、厚さ方向に多数の層を形成したもので、三次元構
造の通路を有するものである。市販されている製品とし
ては、例えば、株式会社巴川製紙所製、製品名「トミー
ファイレックSS(登録商標)」をあげることができ
る。
【0025】副室13は、連通路21へ通じる副室出口
21bと、フロントパネル30へ通じる副室入口22b
と、図1に示すように、副室出口21b及び副室入口2
2bのどちらか一方を塞ぐと他方が開放されるほぼ逆T
字型の弁開閉レバー24を備えている。
【0026】弁開閉レバー24は、アルミニウム合金ダ
イキャスト製であり、図5〜図7に示す様に、副室出口
21bと副室入口22bとの間に設けられたレバー台座
25を支持点として揺動可能な状態で取り付けられてい
る。また、弁開閉レバー24は、圧接弁27及び28を
備えており、板バネ26に付勢されることによって、通
常時には圧接弁28が副室入口22bを密閉する状態を
保持している。ここで、圧接弁27の圧接面は球面形
状、それに対応する副室出口21bの口縁部はテーパ面
形状であり、圧接弁28の圧接面は平面形状、それに対
応する副室入口22bの口縁部は環状に突出した形状で
ある。また、圧接弁27及び28は、シリコーンゴム製
であり、ショア硬さは約40°、耐熱温度は約200℃
である。
【0027】インクタンク上蓋19は、図1に示すよう
に、フロントパネル30の形状に合わせたフロントパネ
ルカバー部19aと、副室13をカバーする副室カバー
部19bと、弁開閉レバー24の上端部24aを露出さ
せるための長孔19cと、溶融タンク40から副室13
へホットメルトインクを供給するためのインク投入口1
9dと、各主室11へ図示しないコンプレッサから圧縮
空気を送るための空気室20と、コンプレッサから空気
室20へ通じる貫通孔20bと、空気室20を封じるた
めの空気室蓋20aとを備えている。なお、インクタン
ク上蓋19の空気室20は、図6(a)に示す様に、主
室11へ通じる貫通孔23を備えている。
【0028】インクタンクヒータ17は、図3(a)の
断面線A−Aを示す図3(b)に示すように、インクタ
ンク10の連通路21を塞ぐように厚さ55μmのAC
ヒータ17aが貼り付けられ、そして、外側に厚さ55
μmのDCヒータ17bを重ねて貼り付け、さらに、外
側に厚さ25μmのポリイミドの絶縁シート17cを重
ねて貼り付けてたものである。
【0029】ACヒータ17aは、図8に示すように、
厚さ30μmのエッチングされたステンレスのパターン
を蛇行させるように形成した電気抵抗線18aと、温度
センサーであるサーミスタ18bとを備えた厚さ25μ
mのポリイミドの絶縁シートで作られている。そして、
電気抵抗線18aは、点線で示す連通路21の部分を避
けるようなパターンに形成されている。
【0030】DCヒータ17bは、ACヒータ17a同
様に、厚さ30μmのエッチングされたステンレスのパ
ターンに形成された電気抵抗線18cを備えた厚さ25
μmのポリイミドの絶縁シートで作られている。そし
て、連通路21の部分を避けるようなパターンに形成さ
れている。
【0031】フロントパネル30は、図1に示すよう
に、前面に、4つのノズルヘッド31を備え、図4に示
すように、裏面に、各主室11から各ノズルヘッド31
へ通じる往路35及び各ノズルヘッド31から各副室1
3へ通じる復路37が形成されている。さらに、図1に
示すように、フロントパネル30の裏面には、往路35
及び復路37を覆うように蓋パネル30aが取り付けら
れており、そして、蓋パネル30aへフロントパネルヒ
ータ33が取り付けられている。なお、図4に示すよう
に、各主室11から各往路35へは往路入口35aが、
各往路35から各ノズルヘッド31へは往路出口35b
が、各ノズルヘッド31から各復路37へは復路入口3
7bが、各復路37から各副室13へは復路出口37a
がそれぞれ設けられている。
【0032】ノズルヘッド31は、その内部に図7に示
す様なインクの流路を備えている。インクは、このイン
ク流路内を図に示す矢印の様に、往路35、往路出口3
5b及び下分岐点31aを経由してノズル32へ至り、
更に上分岐点31b、復路入口37b及び復路37を経
由して副室13へと循環可能になっている。また、ノズ
ル32は、128個の微細な噴射口を64個ずつ2列に
並べて構成されており、圧電変換素子38の微少な体積
変化によってインクが加圧されることによって、インク
を被記録媒体へ噴射する。
【0033】なお、各色のノズル32のノズル孔は、#
1から#128までの番号が付されている。具体的に
は、図7において向かって右列に奇数、左列に偶数、下
段から上段へ向かって増加する様に番号が付されてお
り、例えば、最右下のノズルが#1、最左下が#2、最
右上が#127、最左上が#128となっている。
【0034】フロントパネルヒータ33は、図9(a)
に示すように、ワット数密度を異なる値に設定した12
の加熱領域に分けてある。加熱領域の分け方は、各ノズ
ルヘッド31部分毎に、ノズルヘッド31の下方の往路
35及び復路37部分と、ノズルヘッド31を上下2つ
に分けた部分との3つずつで合計12とされている。各
々の加熱領域のワット数密度の違いは、電気抵抗線の太
さ及び長さを変えることで設定されている。各々の加熱
領域の電気抵抗値は、図示のように、フロントパネルヒ
ータ33の上角に当たる2つの加熱領域33a、33j
を7Ωに、下角に当たる2つの加熱領域33c、33l
を8Ωに、4辺を他の加熱領域に囲まれた加熱領域33
e、33hを1Ωに、ノズルヘッド31の裏面の残りの
加熱領域33b、33d、33g、33kを4Ωに、下
辺中央の2領域33f、33iを4.5Ωに設定されて
いる。この電気抵抗値の分布は、角に当たる加熱領域3
3a、33c、33j、33lほど熱損失が大きいので
高い電気抵抗値に、4辺を他の加熱領域に囲まれた加熱
領域33e、33hは熱損失が少ないので低い電気抵抗
値にしてある。上記の加熱領域に合わせて、図9(b)
に示すように、蛇行したパターンの外側の電気抵抗線で
ある第1DCヒータ33xと内側の電気抵抗線である第
2DCヒータ33yとが形成されている。さらに、フロ
ントパネルヒータ33は、中央辺りに温度センサである
サーミスタ33zを備えている。なお、フロントパネル
ヒータ33は、厚さ25μmのポリイミドの絶縁シート
の上に、厚さ30μmのステンレスのパターンの第1D
Cヒータ33x及び第2DCヒータ33yをエッチング
されており、さらに、厚さ25μmのポリイミドの絶縁
シートが貼り付けられたものである。
【0035】カム50は、図5、図6に示す様に、イン
クタンク上蓋19の上に、図の左右方向へ摺動可能な状
態で取り付けられており、当接面50a付近をインクタ
ンク上蓋19上から突出させている。また、カム50は
カム面50bを4つ備えており、カム50の左端に設け
られた突起52と、インクタンク上蓋19に設けられた
突起19eとの間に架け渡されたスプリング51に付勢
されることによって、通常時にはカム面50bが弁開閉
レバー24の上端部24aに触れない状態を保持してい
る。
【0036】次に、溶融タンクについて図11、図12
を用いて説明する。図11は、溶融タンク40を上部か
ら見た平面図であり、図12は図11中にXで示した線
で切った断面図である。まず、溶融タンク40の構成に
ついて説明する。
【0037】図11に示すように、本実施例の溶融タン
ク40は、黒K、シアンC、マゼンタM、イエローYの
各色毎に4つの部屋に分かれている。各部屋は固形イン
クを投入して格納できるように、上部が開口された箱状
になっている。この箱41は傾斜した底面42と、傾斜
した底面42の下部の辺に接するように開口している開
口穴46と、開口穴46からインクタンク10の副室1
3に溶融したインクを導く導通路47と、底面42上に
開口穴46に向かって平行に設けられた複数条のリブ4
3と、リブ43の開口穴47付近に形成された突起45
と、リブ43により形成される溝44とを備えている。
なお、リブ43のうち数本は後壁に沿って上方に延ばさ
れている。
【0038】次に、図12により、溶融タンク40によ
り固形インク49を溶融してインクタンク10へとイン
クを供給する方法について説明する。溶融タンク40に
は、図示しないインク投入機から固形インク49が投入
される。この固形インク49は、溶融タンク40の内部
に投入されるとリブ43上に乗ると共に、突起45によ
り係止された状態となる。こうして固形インク49が溶
融タンク40内に格納されると、溶融タンクヒータ48
を加熱する。溶融タンクヒータ48による熱は溶融タン
ク40を熱し、リブ43に伝熱することにより固形イン
ク49を溶かす。溶けた固形インク49は、溝44を伝
って開口穴46に流れ込み、導通路47によりインクタ
ンク10の副室13に供給される。
【0039】本実施例ではリブ43の上に固形インク4
9を載せ、固形インク49を溶融するので熱伝達性がよ
く、また溶融した固形インクはリブ43により形成され
る溝44を通って開口穴46に順次流れ込むので、従来
例のように固形インクが穴を塞いでしまい、固形インク
が全部溶けるまでインクが供給できなくなるということ
がない。
【0040】制御盤ステージ70は、図示しない制御基
板を備えており、ヘッド1の上部に取り付けられてい
る。こうした構成のヘッド1は、後述するキャリッジモ
ーター821によって、ノズルヘッド31に直交する左
右方向へ移動可能になっている。また、ヘッド1の移動
範囲には、後述するように、ヘッド1を高速加熱するA
Cヒータ17a及び第2DCヒータ33yの電源を取る
ための高速加熱ポジションと、パージングを行うための
パージングポジションと、プリンタ作動中にヘッド1が
通常待機するホームポジションとがある。本実施例のプ
リンタでは、高速加熱ポジションが左端に、パージング
ポジションが右端に、ホームポジションが高速加熱ポジ
ションとパージングポジションとの間の所定位置に定め
られている。なお、プリンタ作動中において、ヘッド1
のDCヒータ17b及び第1DCヒータ33xは、常時
作動しているものとする。
【0041】次に図13のブロック図を用いて制御系の
構成を説明する。ドライバーユニット80は、論理演算
を実行するCPU81a、各種プログラムを記憶してい
るROM81b、情報を一時的に記憶しておくRAM8
1c、I/Oポート81dとこれらを接続するバスライ
ン81eを備えている。
【0042】I/Oポート81dには、CPU81aの
指令により、ヘッド1を移動するための駆動力源となる
キャリッジモーター821を駆動制御するキャリッジ駆
動回路82と、インクタンク10とフロントパネル30
と溶融タンク40との加熱、保温をするヒーター17
a,17b,33x,33y,48の入断を制御するヒ
ーター制御回路83と、各ノズル32M,32Y,32
C,32Kのインクの吐出を制御するノズル駆動回路8
4と、溶融タンク40に固形インクを投入するインク投
入機871を駆動制御するインク投入機駆動回路87
と、パージの際インクタンク10にエアを注入するポン
プの電源を入断制御するポンプ制御回路88と、サーミ
スタ18b,33zから伝達された電流によりヒーター
の温度を感知し伝達するヒーター温度感知回路85と、
各インクタンク10の副室13のインクレベルをサーミ
スタ86M,86Y,86C,86Kから伝達された電
流により感知し伝達するレベルセンサ感知回路86とが
接続されている。
【0043】以下CPU81aが行なう制御を各制御毎
に説明する。インクタンク10及びフロントパネル30
が所定温度に保持されるまでの起動時の制御を図14に
示すフローチャートと、インクタンク10及びフロント
パネル30の温度変化を示す図16とを用いて説明す
る。
【0044】まず、ヘッド1をキャリッジモータ821
によって高速加熱ポジションに移動配置する(S1、S
はステップを示す。以下同様)。この状態で、ヒータ制
御回路83を作動させることにより、インクタンク10
のACヒータ17a及びDCヒータ17bを作動させる
と共に、フロントパネル30の第1DCヒータ33x及
び第2DCヒータ33yを作動させる(S10)。S1
0の時点では、図16に示す温度t0のように、インク
タンク10及びフロントパネル30は、室温である。そ
して、S10の後、インクタンク10及びフロントパネ
ル30は、上記のヒータにより所定高温度t1まで加熱
され続けるのであるが、インクタンク10の方がACヒ
ータが設けられているから早く温度が上昇する。所定高
温度t1は、例えば、150度が好ましい。また、ノズ
ルヘッド31の温度を示すノズル孔#2の温度及びノズ
ル孔#128の温度もまた所定温度へ向けて上昇する。
【0045】次に、サーミスタ18bの温度をヒータ温
度感知回路85が測定することで、インクタンク10が
所定高温度t1になったか否か判定する(S20)。否
定判断であるなら、インクタンク10が所定高温度t1
になるまでS20で待機する。肯定判断なら、S30に
進む。
【0046】次に、インクタンク10が所定高温度t1
を保持するように、サーミスタ18bの温度に基づい
て、ヒータ制御回路83を制御し、ACヒータ17aを
所定温度t1に保持させる(S30)。そして、図16
に示すように、インクタンク10の温度が、所定高温度
t1に保持されている内に、フロントパネル10の温度
は、所定高温度t1へ向けて上昇する。
【0047】次に、サーミスタ33zの温度をヒータ温
度感知回路85が測定することで、フロントパネル30
の温度が所定高温度t1になったか否か判定する(S4
0)。否定判断であるなら、フロントパネル30が所定
高温度t1になるまでS40で待機する。肯定判断され
たなら、S50へ進む。
【0048】次に、インクタンク10及びフロントパネ
ル30が所定高温度t1に達した後は、ヒータ制御回路
83を制御して、ACヒータ17a及び第2DCヒータ
33yを停止する(S50)。この結果、インクタンク
10及びフロントパネル30の温度計測位置の温度が低
下し始める。しかし、ノズルヘッド31のノズル孔#2
及びノズル孔#128の温度は、フロントパネル30か
ら伝達される熱によって上昇し続ける(図16参照)。
【0049】次に、サーミスタ33zの温度をヒータ温
度感知回路85が測定することで、フロントパネルが温
度t2になったか否か判定する(S60)。否定判断で
あるなら、フロントパネルが温度t2になるまでS60
で待機する。肯定判断であるなら、S70へ進む。
【0050】次に、キャリッジ駆動回路83に指令を出
力してキャリッジモーター821を駆動しヘッド1をパ
ージングポジションまで移動する(S70)。すると、
カム50の当接面50bがプリンタ本体のフレーム54
(図5参照)に押し付けられる。そして、カム50はイ
ンクタンク上蓋19の上を相対的に左方向に摺動する。
カム50が左方向に摺動すると、カム面50bは弁開閉
レバー24の上端部24aを図5の下方向に押し動か
す。すると、弁開閉レバー24はレバー台座25を支点
として揺動し、圧接弁28と副室入口22bとの圧接が
解け、更に揺動が進むと圧接弁27と副室出口21bと
が圧接し、副室入口22bが開放、副室出口21bが密
閉された状態になる。
【0051】次に、パージングを行なう(S80)。パ
ージングとは、フロントパネル30及びノズルヘッド3
1内に残って固化しているインクを溶かし、インクが固
化したとき取り込んでしまった気泡を残留インクと共に
副室13に押し出す作業である。具体的には、次の様に
気泡を押し出す。まず、ポンプ制御回路88によりポン
プ881を駆動し、貫通孔20bから、空気室20、貫
通孔23を経由して主室11内にエアを送り込むことに
よって、主室11内の気圧を上昇させる。副室出口21
bが密閉され、副室入口22bが開放されているので、
気泡を含んだインクは、主室11から、主室出口22
a、往路入口35a、往路35、往路出口35b、ノズ
ルヘッド31、復路入口37b、復路37、復路出口3
7a、副室入口22bを経由して、副室13へ送られ
る。
【0052】次に、パージ制御が2度行われたか判定す
る(S90)。否定判断であるなら、S100へ進む。
また、肯定判断であるなら、S110へ進む。次に、キ
ャリッジ駆動回路82に指令を出力してキャリッジモー
ター821を駆動し、ヘッド1をパージングポジション
からややずらす(S100)。すると、カム50の当接
面50bがプリンタ本体のフレーム54から離れる。そ
して、カム50は、スプリング51の付勢によってイン
クタンク上蓋19の上を右方向に摺動する。カム50が
右方向に摺動すると、弁開閉レバー24の上端部24a
は、カム面50aよって押し付けられなくなる。する
と、弁開閉レバー24は、板バネ26の付勢力によって
レバー台座25を支点として揺動し、圧接弁27と副室
出口21bとの圧接が解け、更に揺動が進むと圧接弁2
8と副室入口22bとが圧接し、副室入口22bが密
閉、副室出口21bが開放された状態になり、レベリン
グが行われる。レベリングとは、パージングにより副室
13内に強制的に送られたインクを、連通路21から主
室11に帰還させ、主室11と副室13の液面を同じレ
ベルにする作業である。上記のように、ヘッド1の移動
により副室13内の圧接弁28,27は副室入口22b
を閉じ、副室出口21bを開く。圧接弁27は機械的に
開放されるため、素早いレベリングが行われる。
【0053】こうしてレベリングを行った後は、S70
を再度実行し、2回目のパージングを行う。そして、2
回目のパージングが終了したら、キャリッジ駆動回路8
2に指令を出力してキャリッジモーター821を駆動
し、ヘッド1を所定のホームポジションへ移動させる
(S110)。
【0054】以上の制御によって、インクタンク10及
びフロントパネル30が所定温度に保持されると共に、
インクタンク10及びフロントパネル30内のホットメ
ルトインクも所定温度に保持される。特に、ノズル孔の
温度が所定の保持温度に至るよりも前の早めのタイミン
グでパージングを実行することにより、図16に期間Q
として示す様に、ノズル部分の温度がパージングによっ
て循環された高温のインクの熱を受けて速やかに上昇す
る。次に、印刷制御について説明する。
【0055】印刷制御は、ノズルからインクを吐出し被
記録媒体に印刷する制御である。印刷制御は、キャリッ
ジ駆動回路82とノズル駆動回路84を制御することに
より行なう。印刷が始まると、キャリッジ駆動回路82
に指令が出力されてキャリッジモーター821が駆動さ
れる。これによってヘッド1は左右に移動する。ヘッド
1が所望の位置に来たとき、ノズル駆動回路84に指令
が出力され、Mノズル32M、Yノズル32Y、Cノズ
ル32C、Kノズル32Kのピエゾ素子が駆動されてイ
ンクが吐出される。こうして、印刷が実行される。
【0056】次に、図15のフローチャートを用いてイ
ンク供給制御について説明する。インク供給制御は、イ
ンクタンク10内のインクが少なくなったとき、固形イ
ンク49を溶融タンク40に投入して溶融する制御であ
る。インク供給制御として、インクジェットプリンタ本
体に電源が投入されている間、図15に示す制御を実行
する。この制御が実行されると、まずインクタンク10
内のレベルセンサーによってインクタンク10内のイン
クが少なくなったかを感知する(S200)。ここで、
インクが少なくなったことの感知は、レベルセンサーと
してのサーミスタ86M,86Y,86C,86K(以
下、単にサーミスタと表記することもある。)を用いて
行なう。サーミスタはインクタンク10内にその先端が
所定高さに位置するように設置される。そして、このサ
ーミスタには所定の周期で電流を流して自己発熱させら
れる。所定温度に達するまでの時間が、サーミスタがイ
ンクに浸されているときよりも、空気中に置かれている
ときの方が早い。よってサーミスタに電流を流し始めて
から所定温度に達するまでの時間を測定することによっ
て、インクタンク内のインク残量を感知することができ
る。
【0057】次にS200によりサーミスタが所定温度
に達するまでの時間が所定時間よりも短いと判断した場
合はインク投入処理を実行する(S210)。この処理
では、まず、キャリッジ駆動回路82に指令を出力して
キャリッジモーター821を駆動してインク投入位置ま
でヘッド1を移動する。そして、ヘッド1をインク投入
位置まで移動したら、インク投入機駆動回路87に指令
を出力してインク投入機871を駆動し、溶融タンク4
0に固形インク49を投入させる。そして、溶融タンク
ヒータ48をオンにして固形インク49を溶融させる。
【0058】一方、サーミスタが所定温度に達するまで
の時間が所定時間よりも長いと判定した場合は、こうし
たインク投入処理を行わない。以上の処理は、印刷終了
まで繰り返し実行される(S220)。以上説明した実
施例によれば、以下の様な作用・効果が発揮される。
【0059】まず、本実施例のフロントパネルヒータ3
3をワット数密度の違う12の領域としたことの効果
は、図17に示すようになった。プリンタ作動中は、フ
ロントパネル30が約130度に保持されており、ヘッ
ド1の停止中の温度は、YMCKいずれのノズル孔#2
及びノズル孔#128もヘッド1の移動方向へ向いた面
であるY及びKの温度がほぼ125度に保持され、M及
びCがY及びKよりも3度ほど低い温度に保持される。
そして、ヘッド1の印刷中の温度は、フロントパネル3
0に取り付けられたノズルヘッド31のYMCKいずれ
のノズル孔#2及び#128もほぼ118度となり、均
一な温度であり、温度差がない。したがって、各ノズル
ヘッド31から噴射されるインクの噴射速度が同一とな
り、印刷品質も良好である。
【0060】また、本実施例では、起動時に、インクタ
ンク10及びフロントパネル30の通常の加熱手段とし
てのDCヒータ17b及び第1DCヒータ33xに加え
て、高速加熱手段として、インクタンク10に、ACヒ
ータ17aを、フロントパネル30に、第2DCヒータ
33yを設けたことにより、インクタンク10及びフロ
ントパネル30を速やかに加熱し、インクタンク10及
びフロントパネル30内のホットメルトインクの溶融を
早め、起動時間を短縮することができる効果がある。ま
た、起動時に、所定期間だけ作動させたACヒータ17
aを停止させても、ACヒータ17aを重ねて配置され
たDCヒータ17bがそのまま作動し続けるので、イン
クタンク10の温度の急激な低下を抑えられる。そし
て、同様に所定期間だけ作動させた第2DCヒータ33
yを停止させても、第2DCヒータ33yに重ねて配置
された第1DCヒータ33xがそのまま作動し続けるの
で、フロントパネル30の温度の急激な低下を抑えるこ
とができる。さらに、上記のように、ホットメルトイン
クを早期にパージすることで、ノズルヘッド31へ早期
にホットメルトインクを満たし、ノズルヘッド31をホ
ットメルトインクの熱で所定温度へ達するのを早める。
したがって、起動時間をより短くできる。そして、同時
に従来のパージ同様にフロントパネル30内の気泡を取
り除くこともできるという効果もある。
【0061】また、本実施例では、インクタンク10の
裏面に凹部を形成し、この凹部を連通路21とした。よ
って、従来のように、連通路をインクタンクの隔壁へ孔
を空けて形成するといった手間のかかる作業を行なうこ
ともなく、インクタンク10を形成する際に、同時に形
成してしまえるという効果がある。さらに、インクタン
ク10の外側へポリイミドの絶縁シートで作られたイン
クタンクヒータ17を貼り付けたことで、インクタンク
10からインクが漏れることを防ぐと同時に、従来の厚
さ700μmのシリコンラバーヒータよりも厚みを薄く
でき、インクタンク10の体積を小さくできるという効
果もある。
【0062】また、本実施例では、上記の様な一連の動
作によるスムーズなパージングの実行と、印刷中のイン
クの逆流防止とは、ヘッド1の移動による弁開閉レバー
24の揺動操作だけによって実現されている。従って、
圧接弁27と圧接弁28の開閉状態を切り換えるための
駆動機構を別途設ける必要がなく、構成の簡素化及び製
作費の削減を図ることができる。
【0063】また、本実施例では、弁開閉レバー24が
アルミニウム合金ダイキャスト製であるので、インクタ
ンク10内で溶融状態にあるインクの熱が弁開閉レバー
24の上端部24aまで伝導する。弁開閉レバー24の
上端部24aまでインクの熱が伝動されるので、長孔1
9cと弁開閉レバー24との隙間に入り込んだインクが
固化することがなく、弁開閉レバー24の円滑な揺動を
保証することができる。また、アルミニウム合金ダイキ
ャスト製であるため、軽量であり、丈夫である。軽量で
あるため、急激な揺動に対しても大きな慣性力が発生せ
ず、丈夫であるため、摩擦部位の摩耗の進行が遅い。従
って、インクの固化を防ぐことができるだけでなく、長
期間に渡って揺動を円滑に行うことができる。
【0064】また、本実施例のインクタンク10の副室
13内に備えられた両端に圧接弁27,28を有する弁
開閉レバー24は、パージ時以外は圧接弁28により副
室入口22bを閉鎖し、圧接弁27により副室出口21
aを全開にする制御を行なっている。従って、印刷によ
ってノズル32からインクが吐出されても、副室13か
ら復路37側へとインクが逆流することはない。よっ
て、パージによって副室13へ送り込んだ気泡が逆流し
てノズル32に到達するということはなく、従来の様な
脱気装置を不要とすることができる。加えて、副室13
から復路37への逆流という問題がなくなるから、従来
の様に逆流防止のために主室10側が常時副室13側よ
りも液面を高く維持できるようにするために一方向弁P
A41を採用する必要もない。
【0065】また、弁開閉レバー24は、圧接弁28と
圧接弁27とを一本の弁開閉レバー24の両端に設け連
動して開閉するようにしたことから、圧接弁28の制御
と圧接弁27の制御という2つの制御を区別して行なう
必要がなく、弁開閉レバー24についてする1つの制御
のみで2つの制御を行うことができるという効果があ
る。
【0066】さらに、板ばね26により圧接弁28で副
室入口22bを常に閉鎖しておくことができるので、副
室13から往路35及び復路37に気泡を含んだインク
が導かれるのを確実に遮断し、弁開閉レバー24につい
てする制御のうち、パージを行なうときの制御のみを行
なうだけでよいので制御を簡単で確実にできるという効
果がある。
【0067】また、本実施例では、各繊維が複雑に曲折
して重なり合い、厚さ方向に多数の層を形成するステン
レススチール焼結体のフィルタ29を使用しているの
で、フィルタ29の孔径より小さなものであっても捕捉
することが可能である。また、フィルタ29の孔径を小
さくする必要がないので、圧力損失を小さくすることも
できる。従って、ノズル内にゴミや気泡が入り込むこと
による印刷不良も、圧力損失のために生じる印刷不良も
起こり難い。また、ステンレススチールは腐食の進行が
非常に遅いので、交換に要する手間や費用を削減するこ
とができる。
【0068】また、本実施例によれば、溶融タンク40
は、底面42に設けられた複数条のリブ43の上に固形
インクを載せて溶融している。従って、溶融したインク
は溝44の中に落ちる。この溝44は、開口穴46に向
かって延びている。従って、溝44に落ちたインクは開
口穴46へと流れていく。更に、開口穴46近傍には、
固形インクを係止するための突起45を備えているの
で、固形インクが小さくなっても突起45により係止さ
れた状態が維持される。従って、開口穴46を固形イン
クが塞ぐことがないため、溶融して溝44により開口穴
46に導かれたインクをせき止めることなくスムーズに
インクタンク10に供給することができるという効果が
ある。
【0069】また、本実施例によれば、溶融タンク40
は、底面42の裏側に溶融タンクヒータ48を備えてい
るので、溶融タンク40を迅速に熱し、固形インクを溶
融することができる。この際、底部42にリブ43を設
けたので、リブ43はちょうど伝熱フィンの役割を果た
し、効率よく固形インクを溶融することができるという
効果がある。また、溶融タンクヒータ48が故障して
も、溶融タンク40の底面42の裏側に備えられたもの
であるから簡単に取り替えることができる。
【0070】また、本実施例によれば、インクタンク1
0内のレベル検出用のサーミスタ86,86Y,86
C,86Kによりインクタンク10内のインク量が少な
くなったことを検出し、インク投入装置により、固形イ
ンクを溶融タンク40内に投入する構成となっているの
で、インクタンク10内のインクが少なくなったとき、
操作者がいちいち溶融タンク40内に固形インクを投入
する操作が不要となる。
【0071】また、本実施例によれば、(ここではサー
ミスタ86M,86Y,86C,86Kは何れも同じ構
成となっているので、代表例としてサーミスタ86Mに
ついて述べる。)インクタンク10内のレベル検出用の
サーミスタ86Mに電流を流すと、インクに浸されてい
るときよりも、空気中に置かれているときの方が早く所
定温度まで達するので、サーミスタ86Mに電流を流し
始めてから所定温度に達するまでの時間を測定すること
によってインクタンク内のインク残量を感知できるとい
う効果がある。
【0072】また、本実施例では、圧接弁27の圧接面
を球面形状、副室出口21bの口縁部をテーパ面形状、
圧接弁28の圧接面を平面形状、副室入口22bの口縁
部を環状に盛り上がった形状としているので、副室出口
21b及び副室入口22bの密閉精度が高い。また、圧
接弁27及び28がシリコーンゴム製であるので、適度
な弾性を有する。従って、圧接弁と口縁部との圧接位置
が多少変化しても、密閉精度が低下しない。さらに、プ
リンタ稼動中のインクの温度が約120℃であることに
対し、シリコーンゴムの耐熱温度は約200℃であり、
加えて、耐食性にも優れているので、溶融状態にあるホ
ットメルトインクに長時間浸されていても、密閉精度を
良好に保つことができる。また、シリコーンゴムは比較
的入手し易く、加工技術も完成されているため、圧接弁
の製造が容易である。
【0073】なお、上記実施例と請求項との対応につい
てまとめると、サーミスタ18b及びヒーター温度感知
回路85がインクタンク温度検出手段に、サーミスタ3
3z及びヒーター温度感知回路85がフロントパネル温
度検出手段に、DCヒータ17bがインクタンク加熱手
段に、第1DCヒータ33xがフロントパネル加熱手段
に、ACヒータ17aがインクタンク高速加熱手段に、
第2DCヒータ33yがフロントパネル高速加熱手段
に、ヒーター制御回路83及びCPU81aがインクタ
ンク加熱制御手段、フロントパネル加熱制御手段及び起
動時加熱制御手段に、ポンプ881及びポンプ制御回路
88が早期パージ手段に、それぞれ相当する。
【0074】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は、上記実施例に限定されるものではなく、さらに種
々なる態様において実施してもよいことはもちろんであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のヘッド1の分解斜視図である。
【図2】 実施例のインクタンク10の上面図である。
【図3】 実施例のインクタンク10を示し、(a)は
裏面図、(b)は図3(a)のA−A端面図である。
【図4】 実施例のフロントパネル30の裏面図であ
る。
【図5】 実施例のインクタンク10の平面図である。
【図6】 実施例のインクタンク10を示し、(a)は
図5のB−B端面図、(b)はC−C端面図である。
【図7】 実施例の弁開閉レバー24及びノズル32付
近の説明図である。
【図8】 実施例のインクタンクヒータ17の正面図で
ある。
【図9】 実施例のフロントパネルヒータ33の正面図
である。
【図10】 実施例のフィルタ29の拡大図を示し、
(a)は表面図、(b)は断面図である。
【図11】 実施例の溶融タンク40の上面図である。
【図12】 実施例の溶融タンク40のX−X断面図で
ある。
【図13】 実施例のヘッド1の制御系の構成を示すブ
ロック図である。
【図14】 実施例のヘッド1の始動時の制御を示すフ
ローチャートである。
【図15】 実施例の溶融タンク40のインク供給制御
を示すフローチャートである。
【図16】 実施例のヘッド1の温度状況を示すグラフ
である。
【図17】 実施例のノズルヘッド31の温度状況を示
すグラフである。
【図18】 従来の問題点を示すグラフである。
【符号の説明】
1・・・ヘッド、10・・・インクタンク、11・・・
主室、13・・・副室、17・・・インクタンクヒー
タ、17a・・・ACヒータ、17b・・・DCヒー
タ、19・・・インクタンク上蓋、21・・・連通路、
21a・・・主室入口、21b・・・副室出口、22a
・・・主室出口、22b・・・副室入口、24・・・弁
開閉レバー、25・・・レバー台座、29・・・フィル
ター、30・・・フロントパネル、33・・・フロント
パネルヒータ、33x・・・第1DCヒータ、33y・
・・第2DCヒータ、35・・・往路、37・・・復
路、40・・・溶融タンク、50・・・カム、70・・
・制御基板ステージ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年12月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ホットメルトインクジェットプリンタ
のヘッド
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はホットメルトインク
ジェットプリンタのヘッドに係り、特にヘッドの加熱手
段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のホットメルトインクジェットプリ
ンタ(以下、単にプリンタと呼ぶこともある)は、ま
ず、キャリッジに取り付けられ、複数のノズルヘッドを
有するヘッドに備えられた溶融タンク内に常温において
固体であるホットメルトインクを供給する。そして、そ
のホットメルトインク(以下、単にインクと呼ぶことも
ある)を所定の加熱装置により加熱することで溶解させ
てインクタンクに供給する。さらに、インクタンクから
ノズルヘッドに溶解したインクを送り、ノズルヘッドに
取り付けた圧電変換素子の振動によってインクを被記録
媒体に吐出していた。また、インクタンク及びノズルヘ
ッドには、インクの溶融状態を保持するためのヒータが
備えられている。
【0003】ホットメルトインクジェットプリンタは、
電源が切られている時において、常温であるから、イン
クタンク及びノズルヘッドといったインクの流路に当た
る部分にインクが固まっている。そして、次に使用する
とき、インクの流路に固まったインクをヒータで高温に
加熱し、溶融させる動作、すなわち、起動時の準備が必
要である。このときの準備は、まず、電源を投入し、イ
ンクの流路をヒータで加熱する。そして、インクの流路
内のインクを溶融させる。その様子を図18に示す。ヘ
ッドは、ヒータで加熱される前は、室温である。そし
て、ヘッドを加熱するヒータの温度は、実線で示すよう
に上昇し、所定のインクの保持温度(例えば、120
度)よりもやや高めのヒータ保持温度を保つ様に制御さ
れる。また、インクの温度は、ヒータにより加熱され
て、点線で示すようにヒータの温度に対し、ゆっくりと
遅れて上昇し、所定のインク保持温度に保持される。そ
の後に、固化したインクに含まれる気泡を取り除くた
め、インクの流路をパージして、プリンタの起動時の準
備が完了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなホットメ
ルトインクジェットプリンタは、常温において、固体で
あるホットメルトインクを所定のインク保持温度に保持
させるまでの時間(図18の時間S)が、場合によって
は、数十分もかかることがあった。
【0005】また、ヘッドをヒータで加熱してもすぐに
温度が上昇する部分と、すぐには温度が上昇しない部分
がある。例えば、インクタンクは、比較的早く温度が上
昇するが、ノズルヘッドは、インクタンクに比べてなか
なか上昇しないという問題もあった。
【0006】そこで、本発明は、ホットメルトインクジ
ェットプリンタのヘッドを速やかに加熱すると共に、ホ
ットメルトインクを速やかに溶融させる手段を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段、発明の実施の形態及び発
明の効果】上記の目的を達成するためになされた本発明
のホットメルトインクジェットプリンタのヘッドは、ホ
ットメルトインクを溜めておける主室及び副室と該主室
及び副室を結ぶ連通路とを備えたインクタンクと、前記
ホットメルトインクを噴射するノズルヘッド、前記イン
クタンクの主室から前記ノズルヘッドへ前記ホットメル
トインクを送る往路、及び前記ノズルヘッドから前記イ
ンクタンクの副室へ前記ホットメルトインクを送る復路
を備えたフロントパネルと、前記インクタンクの温度を
検出するインクタンク温度検出手段と、前記フロントパ
ネルの温度を検出するフロントパネル温度検出手段と、
前記インクタンクを加熱するインクタンク加熱手段と、
前記フロントパネルを加熱するフロントパネル加熱手段
と、前記インクタンク温度検出手段から検出された温度
を参照しつつ前記インクタンク加熱手段を制御し、前記
インクタンクを所定温度に保持しておくためのインクタ
ンク加熱制御手段と、前記フロントパネル温度検出手段
から検出された温度を参照しつつ前記フロントパネル加
熱手段を制御し、前記フロントパネルを所定温度に保持
しておくためのフロントパネル加熱制御手段とを備えた
ホットメルトインクジェットプリンタのヘッドにおい
て、前記インクタンクを高速加熱するためのインクタン
ク高速加熱手段と、前記フロントパネルを高速加熱する
ためのフロントパネル高速加熱手段と、起動時に前記イ
ンクタンク加熱手段及び前記フロントパネル加熱手段に
加えて、前記インクタンク高速加熱手段及び前記フロン
トパネル高速加熱手段を所定期間に渡って作動させる起
動時加熱制御手段とを備えることを特徴とするものであ
る。
【0008】請求項1記載のホットメルトインクジェッ
トプリンタのヘッドは、起動時のインクタンクの加熱の
手段として、従来のインクタンク加熱手段に加えてイン
クタンク高速加熱手段を設け、フロントパネルの加熱
に、従来のフロントパネル加熱手段に加えてフロントパ
ネル高速加熱手段を設けたものである。
【0009】インクタンク高速加熱手段は、例えば、後
述する実施例にあるように、ACヒータが好適である。
また、フロントパネル高速加熱手段は、例えば、後述す
る実施例にあるように、DCヒータを二重配線に形成す
るのが好適である。以上のように、インクタンク高速加
熱手段及びフロントパネル高速加熱手段を備えたことに
より、インクタンク及びフロントパネルを速やかに加熱
し、インクタンク及びフロントパネル内のホットメルト
インクの溶融を早め、起動時間を短縮することができ
る。
【0010】請求項2記載の発明は、ホットメルトイン
クジェットプリンタのヘッドであって、ホットメルトイ
ンクを溜めておける主室及び副室と該主室及び副室を結
ぶ連通路とを備えたインクタンクと、前記ホットメルト
インクを噴射するノズルヘッド、前記インクタンクの主
室から前記ノズルヘッドへ前記ホットメルトインクを送
る往路、及び前記ノズルヘッドから前記インクタンクの
副室へ前記ホットメルトインクを送る復路を備えたフロ
ントパネルと、前記インクタンクの温度を検出するイン
クタンク温度検出手段と、前記フロントパネルの温度を
検出するフロントパネル温度検出手段と、前記インクタ
ンクを加熱するインクタンク加熱手段と、前記フロント
パネルを加熱するフロントパネル加熱手段と、前記イン
クタンク温度検出手段から検出された温度を参照しつつ
前記インクタンク加熱手段を制御し、前記インクタンク
を所定温度に保持しておくためのインクタンク加熱制御
手段と、前記フロントパネル温度検出手段から検出され
た温度を参照しつつ前記フロントパネル加熱手段を制御
し、前記フロントパネルを所定温度に保持しておくため
のフロントパネル加熱制御手段とを備えたホットメルト
インクジェットプリンタのヘッドにおいて、起動時に前
記インクタンク加熱手段及び前記フロントパネル加熱手
段を作動させると共に、前記インクタンクが所定温度に
加熱され、且つ、前記ノズルヘッドが所定温度に達する
前の所定条件時に、前記ホットメルトインクを前記主
室、前記往路、前記ノズルヘッド、前記復路、前記副室
の順に送る早めのパージを実行する早期パージ手段を備
えることを特徴とするものである。
【0011】請求項2記載のホットメルトインクジェッ
トプリンタのヘッドは、起動時に、インクタンクが所定
温度に加熱され、且つ、前記ノズルヘッドが所定温度に
温まる前の所定条件時に、インクタンクで既に所定温度
に加熱されたホットメルトインクをパージしてしまうも
のである。前記ノズルヘッドが所定温度に達する前の所
定条件時とは、例えば、後述する実施例にあるように、
インクタンクがある温度に達した時を条件とすることで
ある。普通、パージというものは、往路及び復路を含む
フロントパネル内のホットメルトインク中に発生した気
泡を除くために行われるのである。しかし、上記のよう
に、起動時において、ホットメルトインクを早期にパー
ジすることで、ノズルヘッドへ早期にホットメルトイン
クを満たし、ホットメルトインクの熱でノズルヘッドが
所定温度へ達するのを早める。したがって、起動時間を
より短くできる。さらに、同時に従来のパージをも併せ
て実行するので、パージ時間の節約にもなる。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項2記載のホ
ットメルトインクジェットプリンタのヘッドにおいて、
前記インクタンクを高速加熱するためのインクタンク高
速加熱手段と、前記フロントパネルを高速加熱するため
のフロントパネル高速加熱手段と、起動時に前記インク
タンク加熱手段及び前記フロントパネル加熱手段に加え
て、前記インクタンク高速加熱手段及び前記フロントパ
ネル高速加熱手段を所定期間に渡って作動させる起動時
加熱制御手段とを備えることを特徴とするものである。
【0013】請求項3記載のホットメルトインクジェッ
トプリンタのヘッドは、起動時のインクタンクの加熱
に、従来のインクタンク加熱手段に加えてインクタンク
高速加熱手段を、フロントパネルの加熱に、従来のフロ
ントパネル加熱手段に加えてフロントパネル高速加熱手
段を用いて、インクタンク及びフロントパネルを速やか
に加熱し、インクタンク及びフロントパネル内のホット
メルトインクの溶融を早める。そして、インクタンクが
所定温度に加熱され、且つ、前記ノズルヘッドが所定温
度に温まる前の所定条件時に、インクタンクで既に所定
温度に加熱されたホットメルトインクをパージすること
で、ノズルヘッドへ早期にホットメルトインクを満た
し、ノズルヘッドをホットメルトインクの熱で所定温度
へ達するのを早める。したがって、起動時間をより短く
できる。さらに、同時に従来のパージ同様にフロントパ
ネル内の気泡を取り除くこともできる。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項3記載のホ
ットメルトインクジェットプリンタのヘッドにおいて、
前記インクタンク加熱手段として、DCヒータを、前記
インクタンク高速加熱手段として、ACヒータを備える
と共に、前記フロントパネル加熱手段として、第1DC
ヒータを、前記フロントパネル高速加熱手段として、第
2DCヒータを備えることを特徴とするものである。
【0015】請求項4記載のホットメルトインクジェッ
トプリンタのヘッドは、通常の加熱手段として、インク
タンクにDCヒータを、フロントパネルに第1DCヒー
タを設けた。そして、高速加熱手段として、インクタン
クには、通常の電源から容易に高出力を得ることができ
るACヒータを設け、フロントパネルには、第1DCヒ
ータに加えて、第2DCヒータを設けたものである。A
Cヒータは加熱能力が高いので、インクタンクを速やか
に加熱することができる。従って、より早くホットメル
トインクをノズルヘッドへ送り込むことができるように
なる。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項4記載のホ
ットメルトインクジェットプリンタのヘッドにおいて、
前記DCヒータ及び前記ACヒータは、前記インクタン
クの底面裏側に重ねて配置されると共に、前記第1DC
ヒータ及び第2DCヒータは、前記フロントパネルの前
記ノズルヘッドのある面の反対側の面に一枚の絶縁シー
トへ2本並んで配線されたパターンとなるように形成さ
れたことを特徴とするものである。
【0017】請求項5記載のホットメルトインクジェッ
トプリンタのヘッドは、起動時に、所定期間だけ作動さ
せたACヒータを停止させても、ACヒータを重ねて配
置されたDCヒータがそのまま作動し続けるので、イン
クタンクの温度の急激な低下を抑えられる。重なってい
るので、局所的な温度低下も来さない。また、同様に所
定期間だけ作動させた第2DCヒータを停止させても、
第2DCヒータに重ねて配置された第1DCヒータがそ
のまま作動し続けるので、フロントパネルの温度の急激
な低下を抑えることができる。こちらについても、局所
的な温度低下も防止できる。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項4または5
のいずれか記載のホットメルトインクジェットプリンタ
のヘッドにおいて、前記インクタンク温度検出手段は、
前記ACヒータ及び前記DCヒータの近傍温度を計るよ
うに設置されると共に、前記フロントパネル温度検出手
段は、前記第1DCヒータ及び前記第2DCヒータの近
傍温度を計るように設置されることを特徴とするもので
ある。
【0019】請求項6記載のホットメルトインクジェッ
トプリンタのヘッドは、ACヒータ及びDCヒータと第
1DCヒータ及び第2DCヒータとの近傍に各々温度検
出手段を設けてあるから、各々の加熱ヒータの温度を正
確に測定できるので、インクタンク及びフロントパネル
の的確な温度制御をすることができる。例えば、後述す
る実施例に示すように、インクタンクの温度検出手段
は、ACヒータの絶縁シート上に設け、フロントパネル
の温度検出手段は、絶縁シートに形成されたパターンで
ある第1DCヒータ及び第2DCヒータと共に設けられ
る。
【0020】請求項7記載の発明は、請求項4〜6のい
ずれか記載のホットメルトインクジェットプリンタのヘ
ッドにおいて、起動時の制御として、前記起動時加熱制
御手段を作動させ、前記インクタンクの前記ACヒータ
及び前記DCヒータを同時に作動させると共に、前記フ
ロントパネルの第1DCヒータ及び第2DCヒータを同
時に作動させ、前記インクタンクの温度が所定高温度に
なったら、前記ACヒータを制御して、前記インクタン
クを前記所定高温度に保持し、さらに、前記フロントパ
ネルの温度が前記所定高温度になったら前記起動時加熱
制御手段による制御を終了させた後、前記早期パージ手
段を作動させることを特徴とするものである。
【0021】請求項7記載のホットメルトインクジェッ
トプリンタのヘッドは、上記の制御をすることが、イン
クタンク及びフロントパネルとインクタンク及びフロン
トパネル内のホットメルトインクとを速やかに加熱する
ことで、、起動時間を短くするのに、後述する実施例の
如く好適である。
【0022】
【実施例】上記の本発明の課題を解決するための手段、
発明の実施の形態及び発明の効果をいっそう明らかにす
るため、本発明を適用した一実施例のホットメルトイン
クジェットプリンタのヘッド1について説明する。
【0023】ヘッド1は、図1に示すように、インクタ
ンク10、フロントパネル30、溶融タンク40、カム
50及び制御基板ステージ70を備えている。インクタ
ンク10は、フロントパネル30を取り付けるための傾
斜した前面部15と、ホットメルトインク(以下、単に
インクと表記することもある。)を溜めておくことがで
き、カラー出力(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラッ
ク)用の四組の主室11及び副室13と、インクタンク
上蓋19と、インクタンク10の裏面に取り付けられた
インクタンクヒータ17とを備え、さらに、図3(a)
に示すように、インクタンク10の点線で示す各々の主
室11及び副室13の底面裏側に、下方へ開口した連通
路21を備えている。
【0024】主室11は、図2に示すように、上方から
見た形状がL字型の形状をしており、連通路21へ通じ
る主室入口21aと、フロントパネル30へ通じる主室
出口22aと、フィルタ29とを備えている。フィルタ
29は、ステンレススチールの繊維を焼結させて紙状に
した後、プレスすることによって製作されたものであ
り、図10に示す様に、各繊維が複雑に曲折して重なり
合い、厚さ方向に多数の層を形成したもので、三次元構
造の通路を有するものである。市販されている製品とし
ては、例えば、株式会社巴川製紙所製、製品名「トミー
ファイレックSS(登録商標)」をあげることができ
る。
【0025】副室13は、連通路21へ通じる副室出口
21bと、フロントパネル30へ通じる副室入口22b
と、図1に示すように、副室出口21b及び副室入口2
2bのどちらか一方を塞ぐと他方が開放されるほぼ逆T
字型の弁開閉レバー24を備えている。
【0026】弁開閉レバー24は、アルミニウム合金ダ
イキャスト製であり、図5〜図7に示す様に、副室出口
21bと副室入口22bとの間に設けられたレバー台座
25を支持点として揺動可能な状態で取り付けられてい
る。また、弁開閉レバー24は、圧接弁27及び28を
備えており、板バネ26に付勢されることによって、通
常時には圧接弁28が副室入口22bを密閉する状態を
保持している。ここで、圧接弁27の圧接面は球面形
状、それに対応する副室出口21bの口縁部はテーパ面
形状であり、圧接弁28の圧接面は平面形状、それに対
応する副室入口22bの口縁部は環状に突出した形状で
ある。また、圧接弁27及び28は、シリコーンゴム製
であり、ショア硬さは約40°、耐熱温度は約200℃
である。
【0027】インクタンク上蓋19は、図1に示すよう
に、フロントパネル30の形状に合わせたフロントパネ
ルカバー部19aと、副室13をカバーする副室カバー
部19bと、弁開閉レバー24の上端部24aを露出さ
せるための長孔19cと、溶融タンク40から副室13
へホットメルトインクを供給するためのインク投入口1
9dと、各主室11へ図示しないコンプレッサから圧縮
空気を送るための空気室20と、コンプレッサから空気
室20へ通じる貫通孔20bと、空気室20を封じるた
めの空気室蓋20aとを備えている。なお、インクタン
ク上蓋19の空気室20は、図6(a)に示す様に、主
室11へ通じる貫通孔23を備えている。
【0028】インクタンクヒータ17は、図3(a)の
断面線A−Aを示す図3(b)に示すように、インクタ
ンク10の連通路21を塞ぐように厚さ55μmのAC
ヒータ17aが貼り付けられ、そして、外側に厚さ55
μmのDCヒータ17bを重ねて貼り付け、さらに、外
側に厚さ25μmのポリイミドの絶縁シート17cを重
ねて貼り付けてたものである。
【0029】ACヒータ17aは、図8に示すように、
厚さ30μmのエッチングされたステンレスのパターン
を蛇行させるように形成した電気抵抗線18aと、温度
センサーであるサーミスタ18bとを備えた厚さ25μ
mのポリイミドの絶縁シートで作られている。そして、
電気抵抗線18aは、点線で示す連通路21の部分を避
けるようなパターンに形成されている。
【0030】DCヒータ17bは、ACヒータ17a同
様に、厚さ30μmのエッチングされたステンレスのパ
ターンに形成された電気抵抗線18cを備えた厚さ25
μmのポリイミドの絶縁シートで作られている。そし
て、連通路21の部分を避けるようなパターンに形成さ
れている。
【0031】フロントパネル30は、図1に示すよう
に、前面に、4つのノズルヘッド31を備え、図4に示
すように、裏面に、各主室11から各ノズルヘッド31
へ通じる往路35及び各ノズルヘッド31から各副室1
3へ通じる復路37が形成されている。さらに、図1に
示すように、フロントパネル30の裏面には、往路35
及び復路37を覆うように蓋パネル30aが取り付けら
れており、そして、蓋パネル30aへフロントパネルヒ
ータ33が取り付けられている。なお、図4に示すよう
に、各主室11から各往路35へは往路入口35aが、
各往路35から各ノズルヘッド31へは往路出口35b
が、各ノズルヘッド31から各復路37へは復路入口3
7bが、各復路37から各副室13へは復路出口37a
がそれぞれ設けられている。
【0032】ノズルヘッド31は、その内部に図7に示
す様なインクの流路を備えている。インクは、このイン
ク流路内を図に示す矢印の様に、往路35、往路出口3
5b及び下分岐点31aを経由してノズル32へ至り、
更に上分岐点31b、復路入口37b及び復路37を経
由して副室13へと循環可能になっている。また、ノズ
ル32は、128個の微細な噴射口を64個ずつ2列に
並べて構成されており、圧電変換素子38の微少な体積
変化によってインクが加圧されることによって、インク
を被記録媒体へ噴射する。
【0033】なお、各色のノズル32のノズル孔は、#
1から#128までの番号が付されている。具体的に
は、図7において向かって右列に奇数、左列に偶数、下
段から上段へ向かって増加する様に番号が付されてお
り、例えば、最右下のノズルが#1、最左下が#2、最
右上が#127、最左上が#128となっている。
【0034】フロントパネルヒータ33は、図9(a)
に示すように、ワット数密度を異なる値に設定した12
の加熱領域に分けてある。加熱領域の分け方は、各ノズ
ルヘッド31部分毎に、ノズルヘッド31の下方の往路
35及び復路37部分と、ノズルヘッド31を上下2つ
に分けた部分との3つずつで合計12とされている。各
々の加熱領域のワット数密度の違いは、電気抵抗線の太
さ及び長さを変えることで設定されている。各々の加熱
領域の電気抵抗値は、図示のように、フロントパネルヒ
ータ33の上角に当たる2つの加熱領域33a、33j
を7Ωに、下角に当たる2つの加熱領域33c、33l
を8Ωに、4辺を他の加熱領域に囲まれた加熱領域33
e、33hを1Ωに、ノズルヘッド31の裏面の残りの
加熱領域33b、33d、33g、33kを4Ωに、下
辺中央の2領域33f、33iを4.5Ωに設定されて
いる。この電気抵抗値の分布は、角に当たる加熱領域3
3a、33c、33j、33lほど熱損失が大きいので
高い電気抵抗値に、4辺を他の加熱領域に囲まれた加熱
領域33e、33hは熱損失が少ないので低い電気抵抗
値にしてある。上記の加熱領域に合わせて、図9(b)
に示すように、蛇行したパターンの外側の電気抵抗線で
ある第1DCヒータ33xと内側の電気抵抗線である第
2DCヒータ33yとが形成されている。さらに、フロ
ントパネルヒータ33は、中央辺りに温度センサである
サーミスタ33zを備えている。なお、フロントパネル
ヒータ33は、厚さ25μmのポリイミドの絶縁シート
の上に、厚さ30μmのステンレスのパターンの第1D
Cヒータ33x及び第2DCヒータ33yをエッチング
されており、さらに、厚さ25μmのポリイミドの絶縁
シートが貼り付けられたものである。
【0035】カム50は、図5、図6に示す様に、イン
クタンク上蓋19の上に、図の左右方向へ摺動可能な状
態で取り付けられており、当接面50a付近をインクタ
ンク上蓋19上から突出させている。また、カム50は
カム面50bを4つ備えており、カム50の左端に設け
られた突起52と、インクタンク上蓋19に設けられた
突起19eとの間に架け渡されたスプリング51に付勢
されることによって、通常時にはカム面50bが弁開閉
レバー24の上端部24aに触れない状態を保持してい
る。
【0036】次に、溶融タンクについて図11、図12
を用いて説明する。図11は、溶融タンク40を上部か
ら見た平面図であり、図12は図11中にXで示した線
で切った断面図である。まず、溶融タンク40の構成に
ついて説明する。
【0037】図11に示すように、本実施例の溶融タン
ク40は、黒K、シアンC、マゼンタM、イエローYの
各色毎に4つの部屋に分かれている。各部屋は固形イン
クを投入して格納できるように、上部が開口された箱状
になっている。この箱41は傾斜した底面42と、傾斜
した底面42の下部の辺に接するように開口している開
口穴46と、開口穴46からインクタンク10の副室1
3に溶融したインクを導く導通路47と、底面42上に
開口穴46に向かって平行に設けられた複数条のリブ4
3と、リブ43の開口穴47付近に形成された突起45
と、リブ43により形成される溝44とを備えている。
なお、リブ43のうち数本は後壁に沿って上方に延ばさ
れている。
【0038】次に、図12により、溶融タンク40によ
り固形インク49を溶融してインクタンク10へとイン
クを供給する方法について説明する。溶融タンク40に
は、図示しないインク投入機から固形インク49が投入
される。この固形インク49は、溶融タンク40の内部
に投入されるとリブ43上に乗ると共に、突起45によ
り係止された状態となる。こうして固形インク49が溶
融タンク40内に格納されると、溶融タンクヒータ48
を加熱する。溶融タンクヒータ48による熱は溶融タン
ク40を熱し、リブ43に伝熱することにより固形イン
ク49を溶かす。溶けた固形インク49は、溝44を伝
って開口穴46に流れ込み、導通路47によりインクタ
ンク10の副室13に供給される。
【0039】本実施例ではリブ43の上に固形インク4
9を載せ、固形インク49を溶融するので熱伝達性がよ
く、また溶融した固形インクはリブ43により形成され
る溝44を通って開口穴46に順次流れ込むので、従来
例のように固形インクが穴を塞いでしまい、固形インク
が全部溶けるまでインクが供給できなくなるということ
がない。
【0040】制御盤ステージ70は、図示しない制御基
板を備えており、ヘッド1の上部に取り付けられてい
る。こうした構成のヘッド1は、後述するキャリッジモ
ーター821によって、ノズルヘッド31に直交する左
右方向へ移動可能になっている。また、ヘッド1の移動
範囲には、後述するように、ヘッド1を高速加熱するA
Cヒータ17a及び第2DCヒータ33yの電源を取る
ための高速加熱ポジションと、パージングを行うための
パージングポジションと、プリンタ作動中にヘッド1が
通常待機するホームポジションとがある。本実施例のプ
リンタでは、高速加熱ポジションが左端に、パージング
ポジションが右端に、ホームポジションが高速加熱ポジ
ションとパージングポジションとの間の所定位置に定め
られている。なお、プリンタ作動中において、ヘッド1
のDCヒータ17b及び第1DCヒータ33xは、常時
作動しているものとする。
【0041】次に図13のブロック図を用いて制御系の
構成を説明する。ドライバーユニット80は、論理演算
を実行するCPU81a、各種プログラムを記憶してい
るROM81b、情報を一時的に記憶しておくRAM8
1c、I/Oポート81dとこれらを接続するバスライ
ン81eを備えている。
【0042】I/Oポート81dには、CPU81aの
指令により、ヘッド1を移動するための駆動力源となる
キャリッジモーター821を駆動制御するキャリッジ駆
動回路82と、インクタンク10とフロントパネル30
と溶融タンク40との加熱、保温をするヒーター17
a,17b,33x,33y,48の入断を制御するヒ
ーター制御回路83と、各ノズル32M,32Y,32
C,32Kのインクの吐出を制御するノズル駆動回路8
4と、溶融タンク40に固形インクを投入するインク投
入機871を駆動制御するインク投入機駆動回路87
と、パージの際インクタンク10にエアを注入するポン
プの電源を入断制御するポンプ制御回路88と、サーミ
スタ18b,33zから伝達された電流によりヒーター
の温度を感知し伝達するヒーター温度感知回路85と、
各インクタンク10の副室13のインクレベルをサーミ
スタ86M,86Y,86C,86Kから伝達された電
流により感知し伝達するレベルセンサ感知回路86とが
接続されている。
【0043】以下CPU81aが行なう制御を各制御毎
に説明する。インクタンク10及びフロントパネル30
が所定温度に保持されるまでの起動時の制御を図14に
示すフローチャートと、インクタンク10及びフロント
パネル30の温度変化を示す図16とを用いて説明す
る。
【0044】まず、ヘッド1をキャリッジモータ821
によって高速加熱ポジションに移動配置する(S1、S
はステップを示す。以下同様)。この状態で、ヒータ制
御回路83を作動させることにより、インクタンク10
のACヒータ17a及びDCヒータ17bを作動させる
と共に、フロントパネル30の第1DCヒータ33x及
び第2DCヒータ33yを作動させる(S10)。S1
0の時点では、図16に示す温度t0のように、インク
タンク10及びフロントパネル30は、室温である。そ
して、S10の後、インクタンク10及びフロントパネ
ル30は、上記のヒータにより所定高温度t1まで加熱
され続けるのであるが、インクタンク10の方がACヒ
ータが設けられているから早く温度が上昇する。所定高
温度t1は、例えば、150度が好ましい。また、ノズ
ルヘッド31の温度を示すノズル孔#2の温度及びノズ
ル孔#128の温度もまた所定温度へ向けて上昇する。
【0045】次に、サーミスタ18bの温度をヒータ温
度感知回路85が測定することで、インクタンク10が
所定高温度t1になったか否か判定する(S20)。否
定判断であるなら、インクタンク10が所定高温度t1
になるまでS20で待機する。肯定判断なら、S30に
進む。
【0046】次に、インクタンク10が所定高温度t1
を保持するように、サーミスタ18bの温度に基づい
て、ヒータ制御回路83を制御し、ACヒータ17aを
所定温度t1に保持させる(S30)。そして、図16
に示すように、インクタンク10の温度が、所定高温度
t1に保持されている内に、フロントパネル10の温度
は、所定高温度t1へ向けて上昇する。
【0047】次に、サーミスタ33zの温度をヒータ温
度感知回路85が測定することで、フロントパネル30
の温度が所定高温度t1になったか否か判定する(S4
0)。否定判断であるなら、フロントパネル30が所定
高温度t1になるまでS40で待機する。肯定判断され
たなら、S50へ進む。
【0048】次に、インクタンク10及びフロントパネ
ル30が所定高温度t1に達した後は、ヒータ制御回路
83を制御して、ACヒータ17a及び第2DCヒータ
33yを停止する(S50)。この結果、インクタンク
10及びフロントパネル30の温度計測位置の温度が低
下し始める。しかし、ノズルヘッド31のノズル孔#2
及びノズル孔#128の温度は、フロントパネル30か
ら伝達される熱によって上昇し続ける(図16参照)。
【0049】次に、サーミスタ33zの温度をヒータ温
度感知回路85が測定することで、フロントパネルが温
度t2になったか否か判定する(S60)。否定判断で
あるなら、フロントパネルが温度t2になるまでS60
で待機する。肯定判断であるなら、S70へ進む。
【0050】次に、キャリッジ駆動回路83に指令を出
力してキャリッジモーター821を駆動しヘッド1をパ
ージングポジションまで移動する(S70)。すると、
カム50の当接面50bがプリンタ本体のフレーム54
(図5参照)に押し付けられる。そして、カム50はイ
ンクタンク上蓋19の上を相対的に左方向に摺動する。
カム50が左方向に摺動すると、カム面50bは弁開閉
レバー24の上端部24aを図5の下方向に押し動か
す。すると、弁開閉レバー24はレバー台座25を支点
として揺動し、圧接弁28と副室入口22bとの圧接が
解け、更に揺動が進むと圧接弁27と副室出口21bと
が圧接し、副室入口22bが開放、副室出口21bが密
閉された状態になる。
【0051】次に、パージングを行なう(S80)。パ
ージングとは、フロントパネル30及びノズルヘッド3
1内に残って固化しているインクを溶かし、インクが固
化したとき取り込んでしまった気泡を残留インクと共に
副室13に押し出す作業である。具体的には、次の様に
気泡を押し出す。まず、ポンプ制御回路88によりポン
プ881を駆動し、貫通孔20bから、空気室20、貫
通孔23を経由して主室11内にエアを送り込むことに
よって、主室11内の気圧を上昇させる。副室出口21
bが密閉され、副室入口22bが開放されているので、
気泡を含んだインクは、主室11から、主室出口22
a、往路入口35a、往路35、往路出口35b、ノズ
ルヘッド31、復路入口37b、復路37、復路出口3
7a、副室入口22bを経由して、副室13へ送られ
る。
【0052】次に、パージ制御が2度行われたか判定す
る(S90)。否定判断であるなら、S100へ進む。
また、肯定判断であるなら、S110へ進む。次に、キ
ャリッジ駆動回路82に指令を出力してキャリッジモー
ター821を駆動し、ヘッド1をパージングポジション
からややずらす(S100)。すると、カム50の当接
面50bがプリンタ本体のフレーム54から離れる。そ
して、カム50は、スプリング51の付勢によってイン
クタンク上蓋19の上を右方向に摺動する。カム50が
右方向に摺動すると、弁開閉レバー24の上端部24a
は、カム面50aよって押し付けられなくなる。する
と、弁開閉レバー24は、板バネ26の付勢力によって
レバー台座25を支点として揺動し、圧接弁27と副室
出口21bとの圧接が解け、更に揺動が進むと圧接弁2
8と副室入口22bとが圧接し、副室入口22bが密
閉、副室出口21bが開放された状態になり、レベリン
グが行われる。レベリングとは、パージングにより副室
13内に強制的に送られたインクを、連通路21から主
室11に帰還させ、主室11と副室13の液面を同じレ
ベルにする作業である。上記のように、ヘッド1の移動
により副室13内の圧接弁28,27は副室入口22b
を閉じ、副室出口21bを開く。圧接弁27は機械的に
開放されるため、素早いレベリングが行われる。
【0053】こうしてレベリングを行った後は、S70
を再度実行し、2回目のパージングを行う。そして、2
回目のパージングが終了したら、キャリッジ駆動回路8
2に指令を出力してキャリッジモーター821を駆動
し、ヘッド1を所定のホームポジションへ移動させる
(S110)。
【0054】以上の制御によって、インクタンク10及
びフロントパネル30が所定温度に保持されると共に、
インクタンク10及びフロントパネル30内のホットメ
ルトインクも所定温度に保持される。特に、ノズル孔の
温度が所定の保持温度に至るよりも前の早めのタイミン
グでパージングを実行することにより、図16に期間Q
として示す様に、ノズル部分の温度がパージングによっ
て循環された高温のインクの熱を受けて速やかに上昇す
る。
【0055】次に、印刷制御について説明する。印刷制
御は、ノズルからインクを吐出し被記録媒体に印刷する
制御である。印刷制御は、キャリッジ駆動回路82とノ
ズル駆動回路84を制御することにより行なう。
【0056】印刷が始まると、キャリッジ駆動回路82
に指令が出力されてキャリッジモーター821が駆動さ
れる。これによってヘッド1は左右に移動する。ヘッド
1が所望の位置に来たとき、ノズル駆動回路84に指令
が出力され、Mノズル32M、Yノズル32Y、Cノズ
ル32C、Kノズル32Kのピエゾ素子が駆動されてイ
ンクが吐出される。こうして、印刷が実行される。
【0057】次に、図15のフローチャートを用いてイ
ンク供給制御について説明する。インク供給制御は、イ
ンクタンク10内のインクが少なくなったとき、固形イ
ンク49を溶融タンク40に投入して溶融する制御であ
る。インク供給制御として、インクジェットプリンタ本
体に電源が投入されている間、図15に示す制御を実行
する。この制御が実行されると、まずインクタンク10
内のレベルセンサーによってインクタンク10内のイン
クが少なくなったかを感知する(S200)。ここで、
インクが少なくなったことの感知は、レベルセンサーと
してのサーミスタ86M,86Y,86C,86K(以
下、単にサーミスタと表記することもある。)を用いて
行なう。サーミスタはインクタンク10内にその先端が
所定高さに位置するように設置される。そして、このサ
ーミスタには所定の周期で電流を流して自己発熱させら
れる。所定温度に達するまでの時間が、サーミスタがイ
ンクに浸されているときよりも、空気中に置かれている
ときの方が早い。よってサーミスタに電流を流し始めて
から所定温度に達するまでの時間を測定することによっ
て、インクタンク内のインク残量を感知することができ
る。
【0058】次にS200によりサーミスタが所定温度
に達するまでの時間が所定時間よりも短いと判断した場
合はインク投入処理を実行する(S210)。この処理
では、まず、キャリッジ駆動回路82に指令を出力して
キャリッジモーター821を駆動してインク投入位置ま
でヘッド1を移動する。そして、ヘッド1をインク投入
位置まで移動したら、インク投入機駆動回路87に指令
を出力してインク投入機871を駆動し、溶融タンク4
0に固形インク49を投入させる。そして、溶融タンク
ヒータ48をオンにして固形インク49を溶融させる。
【0059】一方、サーミスタが所定温度に達するまで
の時間が所定時間よりも長いと判定した場合は、こうし
たインク投入処理を行わない。以上の処理は、印刷終了
まで繰り返し実行される(S220)。以上説明した実
施例によれば、以下の様な作用・効果が発揮される。
【0060】まず、本実施例のフロントパネルヒータ3
3をワット数密度の違う12の領域としたことの効果
は、図17に示すようになった。プリンタ作動中は、フ
ロントパネル30が約130度に保持されており、ヘッ
ド1の停止中の温度は、YMCKいずれのノズル孔#2
及びノズル孔#128もヘッド1の移動方向へ向いた面
であるY及びKの温度がほぼ125度に保持され、M及
びCがY及びKよりも3度ほど低い温度に保持される。
そして、ヘッド1の印刷中の温度は、フロントパネル3
0に取り付けられたノズルヘッド31のYMCKいずれ
のノズル孔#2及び#128もほぼ118度となり、均
一な温度であり、温度差がない。したがって、各ノズル
ヘッド31から噴射されるインクの噴射速度が同一とな
り、印刷品質も良好である。
【0061】また、本実施例では、起動時に、インクタ
ンク10及びフロントパネル30の通常の加熱手段とし
てのDCヒータ17b及び第1DCヒータ33xに加え
て、高速加熱手段として、インクタンク10に、ACヒ
ータ17aを、フロントパネル30に、第2DCヒータ
33yを設けたことにより、インクタンク10及びフロ
ントパネル30を速やかに加熱し、インクタンク10及
びフロントパネル30内のホットメルトインクの溶融を
早め、起動時間を短縮することができる効果がある。ま
た、起動時に、所定期間だけ作動させたACヒータ17
aを停止させても、ACヒータ17aを重ねて配置され
たDCヒータ17bがそのまま作動し続けるので、イン
クタンク10の温度の急激な低下を抑えられる。そし
て、同様に所定期間だけ作動させた第2DCヒータ33
yを停止させても、第2DCヒータ33yに重ねて配置
された第1DCヒータ33xがそのまま作動し続けるの
で、フロントパネル30の温度の急激な低下を抑えるこ
とができる。さらに、上記のように、ホットメルトイン
クを早期にパージすることで、ノズルヘッド31へ早期
にホットメルトインクを満たし、ノズルヘッド31をホ
ットメルトインクの熱で所定温度へ達するのを早める。
したがって、起動時間をより短くできる。そして、同時
に従来のパージ同様にフロントパネル30内の気泡を取
り除くこともできるという効果もある。
【0062】また、本実施例では、インクタンク10の
裏面に凹部を形成し、この凹部を連通路21とした。よ
って、従来のように、連通路をインクタンクの隔壁へ孔
を空けて形成するといった手間のかかる作業を行なうこ
ともなく、インクタンク10を形成する際に、同時に形
成してしまえるという効果がある。さらに、インクタン
ク10の外側へポリイミドの絶縁シートで作られたイン
クタンクヒータ17を貼り付けたことで、インクタンク
10からインクが漏れることを防ぐと同時に、従来の厚
さ700μmのシリコンラバーヒータよりも厚みを薄く
でき、インクタンク10の体積を小さくできるという効
果もある。
【0063】また、本実施例では、上記の様な一連の動
作によるスムーズなパージングの実行と、印刷中のイン
クの逆流防止とは、ヘッド1の移動による弁開閉レバー
24の揺動操作だけによって実現されている。従って、
圧接弁27と圧接弁28の開閉状態を切り換えるための
駆動機構を別途設ける必要がなく、構成の簡素化及び製
作費の削減を図ることができる。
【0064】また、本実施例では、弁開閉レバー24が
アルミニウム合金ダイキャスト製であるので、インクタ
ンク10内で溶融状態にあるインクの熱が弁開閉レバー
24の上端部24aまで伝導する。弁開閉レバー24の
上端部24aまでインクの熱が伝動されるので、長孔1
9cと弁開閉レバー24との隙間に入り込んだインクが
固化することがなく、弁開閉レバー24の円滑な揺動を
保証することができる。また、アルミニウム合金ダイキ
ャスト製であるため、軽量であり、丈夫である。軽量で
あるため、急激な揺動に対しても大きな慣性力が発生せ
ず、丈夫であるため、摩擦部位の摩耗の進行が遅い。従
って、インクの固化を防ぐことができるだけでなく、長
期間に渡って揺動を円滑に行うことができる。
【0065】また、本実施例のインクタンク10の副室
13内に備えられた両端に圧接弁27,28を有する弁
開閉レバー24は、パージ時以外は圧接弁28により副
室入口22bを閉鎖し、圧接弁27により副室出口21
aを全開にする制御を行なっている。従って、印刷によ
ってノズル32からインクが吐出されても、副室13か
ら復路37側へとインクが逆流することはない。よっ
て、パージによって副室13へ送り込んだ気泡が逆流し
てノズル32に到達するということはなく、従来の様な
脱気装置を不要とすることができる。加えて、副室13
から復路37への逆流という問題がなくなるから、従来
の様に逆流防止のために主室10側が常時副室13側よ
りも液面を高く維持できるようにするために一方向弁P
A41を採用する必要もない。
【0066】また、弁開閉レバー24は、圧接弁28と
圧接弁27とを一本の弁開閉レバー24の両端に設け連
動して開閉するようにしたことから、圧接弁28の制御
と圧接弁27の制御という2つの制御を区別して行なう
必要がなく、弁開閉レバー24についてする1つの制御
のみで2つの制御を行うことができるという効果があ
る。
【0067】さらに、板ばね26により圧接弁28で副
室入口22bを常に閉鎖しておくことができるので、副
室13から往路35及び復路37に気泡を含んだインク
が導かれるのを確実に遮断し、弁開閉レバー24につい
てする制御のうち、パージを行なうときの制御のみを行
なうだけでよいので制御を簡単で確実にできるという効
果がある。
【0068】また、本実施例では、各繊維が複雑に曲折
して重なり合い、厚さ方向に多数の層を形成するステン
レススチール焼結体のフィルタ29を使用しているの
で、フィルタ29の孔径より小さなものであっても捕捉
することが可能である。また、フィルタ29の孔径を小
さくする必要がないので、圧力損失を小さくすることも
できる。従って、ノズル内にゴミや気泡が入り込むこと
による印刷不良も、圧力損失のために生じる印刷不良も
起こり難い。また、ステンレススチールは腐食の進行が
非常に遅いので、交換に要する手間や費用を削減するこ
とができる。
【0069】また、本実施例によれば、溶融タンク40
は、底面42に設けられた複数条のリブ43の上に固形
インクを載せて溶融している。従って、溶融したインク
は溝44の中に落ちる。この溝44は、開口穴46に向
かって延びている。従って、溝44に落ちたインクは開
口穴46へと流れていく。更に、開口穴46近傍には、
固形インクを係止するための突起45を備えているの
で、固形インクが小さくなっても突起45により係止さ
れた状態が維持される。従って、開口穴46を固形イン
クが塞ぐことがないため、溶融して溝44により開口穴
46に導かれたインクをせき止めることなくスムーズに
インクタンク10に供給することができるという効果が
ある。
【0070】また、本実施例によれば、溶融タンク40
は、底面42の裏側に溶融タンクヒータ48を備えてい
るので、溶融タンク40を迅速に熱し、固形インクを溶
融することができる。この際、底部42にリブ43を設
けたので、リブ43はちょうど伝熱フィンの役割を果た
し、効率よく固形インクを溶融することができるという
効果がある。また、溶融タンクヒータ48が故障して
も、溶融タンク40の底面42の裏側に備えられたもの
であるから簡単に取り替えることができる。
【0071】また、本実施例によれば、インクタンク1
0内のレベル検出用のサーミスタ86,86Y,86
C,86Kによりインクタンク10内のインク量が少な
くなったことを検出し、インク投入装置により、固形イ
ンクを溶融タンク40内に投入する構成となっているの
で、インクタンク10内のインクが少なくなったとき、
操作者がいちいち溶融タンク40内に固形インクを投入
する操作が不要となる。
【0072】また、本実施例によれば、(ここではサー
ミスタ86M,86Y,86C,86Kは何れも同じ構
成となっているので、代表例としてサーミスタ86Mに
ついて述べる。)インクタンク10内のレベル検出用の
サーミスタ86Mに電流を流すと、インクに浸されてい
るときよりも、空気中に置かれているときの方が早く所
定温度まで達するので、サーミスタ86Mに電流を流し
始めてから所定温度に達するまでの時間を測定すること
によってインクタンク内のインク残量を感知できるとい
う効果がある。
【0073】また、本実施例では、圧接弁27の圧接面
を球面形状、副室出口21bの口縁部をテーパ面形状、
圧接弁28の圧接面を平面形状、副室入口22bの口縁
部を環状に盛り上がった形状としているので、副室出口
21b及び副室入口22bの密閉精度が高い。また、圧
接弁27及び28がシリコーンゴム製であるので、適度
な弾性を有する。従って、圧接弁と口縁部との圧接位置
が多少変化しても、密閉精度が低下しない。さらに、プ
リンタ稼動中のインクの温度が約120℃であることに
対し、シリコーンゴムの耐熱温度は約200℃であり、
加えて、耐食性にも優れているので、溶融状態にあるホ
ットメルトインクに長時間浸されていても、密閉精度を
良好に保つことができる。また、シリコーンゴムは比較
的入手し易く、加工技術も完成されているため、圧接弁
の製造が容易である。
【0074】なお、上記実施例と請求項との対応につい
てまとめると、サーミスタ18b及びヒーター温度感知
回路85がインクタンク温度検出手段に、サーミスタ3
3z及びヒーター温度感知回路85がフロントパネル温
度検出手段に、DCヒータ17bがインクタンク加熱手
段に、第1DCヒータ33xがフロントパネル加熱手段
に、ACヒータ17aがインクタンク高速加熱手段に、
第2DCヒータ33yがフロントパネル高速加熱手段
に、ヒーター制御回路83及びCPU81aがインクタ
ンク加熱制御手段、フロントパネル加熱制御手段及び起
動時加熱制御手段に、ポンプ881及びポンプ制御回路
88が早期パージ手段に、それぞれ相当する。
【0075】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は、上記実施例に限定されるものではなく、さらに種
々なる態様において実施してもよいことはもちろんであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のヘッド1の分解斜視図である。
【図2】 実施例のインクタンク10の上面図である。
【図3】 実施例のインクタンク10を示し、(a)は
裏面図、(b)は図3(a)のA−A端面図である。
【図4】 実施例のフロントパネル30の裏面図であ
る。
【図5】 実施例のインクタンク10の平面図である。
【図6】 実施例のインクタンク10を示し、(a)は
図5のB−B端面図、(b)はC−C端面図である。
【図7】 実施例の弁開閉レバー24及びノズル32付
近の説明図である。
【図8】 実施例のインクタンクヒータ17の正面図で
ある。
【図9】 実施例のフロントパネルヒータ33の正面図
である。
【図10】 実施例のフィルタ29の拡大図を示し、
(a)は表面図、(b)は断面図である。
【図11】 実施例の溶融タンク40の上面図である。
【図12】 実施例の溶融タンク40のX−X断面図で
ある。
【図13】 実施例のヘッド1の制御系の構成を示すブ
ロック図である。
【図14】 実施例のヘッド1の始動時の制御を示すフ
ローチャートである。
【図15】 実施例の溶融タンク40のインク供給制御
を示すフローチャートである。
【図16】 実施例のヘッド1の温度状況を示すグラフ
である。
【図17】 実施例のノズルヘッド31の温度状況を示
すグラフである。
【図18】 従来の問題点を示すグラフである。
【符号の説明】 1・・・ヘッド、10・・・インクタンク、11・・・
主室、13・・・副室、17・・・インクタンクヒー
タ、17a・・・ACヒータ、17b・・・DCヒー
タ、19・・・インクタンク上蓋、21・・・連通路、
21a・・・主室入口、21b・・・副室出口、22a
・・・主室出口、22b・・・副室入口、24・・・弁
開閉レバー、25・・・レバー台座、29・・・フィル
ター、30・・・フロントパネル、33・・・フロント
パネルヒータ、33x・・・第1DCヒータ、33y・
・・第2DCヒータ、35・・・往路、37・・・復
路、40・・・溶融タンク、50・・・カム、70・・
・制御基板ステージ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホットメルトインクを溜めておける主室
    及び副室と該主室及び副室を結ぶ連通路とを備えたイン
    クタンクと、 前記ホットメルトインクを噴射するノズルヘッド、前記
    インクタンクの主室から前記ノズルヘッドへ前記ホット
    メルトインクを送る往路、及び前記ノズルヘッドから前
    記インクタンクの副室へ前記ホットメルトインクを送る
    復路を備えたフロントパネルと、 前記インクタンクの温度を検出するインクタンク温度検
    出手段と、 前記フロントパネルの温度を検出するフロントパネル温
    度検出手段と、 前記インクタンクを加熱するインクタンク加熱手段と、 前記フロントパネルを加熱するフロントパネル加熱手段
    と、 前記インクタンク温度検出手段から検出された温度を参
    照しつつ前記インクタンク加熱手段を制御し、前記イン
    クタンクを所定温度に保持しておくためのインクタンク
    加熱制御手段と、 前記フロントパネル温度検出手段から検出された温度を
    参照しつつ前記フロントパネル加熱手段を制御し、前記
    フロントパネルを所定温度に保持しておくためのフロン
    トパネル加熱制御手段とを備えたホットメルトインクジ
    ェットプリンタのヘッドにおいて、 前記インクタンクを高速加熱するためのインクタンク高
    速加熱手段と、 前記フロントパネルを高速加熱するためのフロントパネ
    ル高速加熱手段と、 起動時に前記インクタンク加熱手段及び前記フロントパ
    ネル加熱手段に加えて、前記インクタンク高速加熱手段
    及び前記フロントパネル高速加熱手段を所定期間に渡っ
    て作動させる起動時加熱制御手段とを備えることを特徴
    とするホットメルトインクジェットプリンタのヘッド。
  2. 【請求項2】 ホットメルトインクを溜めておける主室
    及び副室と該主室及び副室を結ぶ連通路とを備えたイン
    クタンクと、 前記ホットメルトインクを噴射するノズルヘッド、前記
    インクタンクの主室から前記ノズルヘッドへ前記ホット
    メルトインクを送る往路、及び前記ノズルヘッドから前
    記インクタンクの副室へ前記ホットメルトインクを送る
    復路を備えたフロントパネルと、 前記インクタンクの温度を検出するインクタンク温度検
    出手段と、 前記フロントパネルの温度を検出するフロントパネル温
    度検出手段と、 前記インクタンクを加熱するインクタンク加熱手段と、 前記フロントパネルを加熱するフロントパネル加熱手段
    と、 前記インクタンク温度検出手段から検出された温度を参
    照しつつ前記インクタンク加熱手段を制御し、前記イン
    クタンクを所定温度に保持しておくためのインクタンク
    加熱制御手段と、 前記フロントパネル温度検出手段から検出された温度を
    参照しつつ前記フロントパネル加熱手段を制御し、前記
    フロントパネルを所定温度に保持しておくためのフロン
    トパネル加熱制御手段とを備えたホットメルトインクジ
    ェットプリンタのヘッドにおいて、 起動時に前記インクタンク加熱手段及び前記フロントパ
    ネル加熱手段を作動させると共に、前記インクタンクが
    所定温度に加熱され、且つ、前記ノズルヘッドが所定温
    度に達する前の所定条件時に、前記ホットメルトインク
    を前記主室、前記往路、前記ノズルヘッド、前記復路、
    前記副室の順に送る早めのパージを実行する早期パージ
    手段を備えることを特徴とするホットメルトインクジェ
    ットプリンタのヘッド。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のホットメルトインクジェ
    ットプリンタのヘッドにおいて、 前記インクタンクを高速加熱するためのインクタンク高
    速加熱手段と、 前記フロントパネルを高速加熱するためのフロントパネ
    ル高速加熱手段と、 起動時に前記インクタンク加熱手段及び前記フロントパ
    ネル加熱手段に加えて、前記インクタンク高速加熱手段
    及び前記フロントパネル高速加熱手段を所定期間に渡っ
    て作動させる起動時加熱制御手段とを備えることを特徴
    とするホットメルトインクジェットプリンタのヘッド。
  4. 【請求項4】 請求項1または3のいずれか記載のホッ
    トメルトインクジェットプリンタのヘッドにおいて、 前記インクタンク加熱手段として、DCヒータを、前記
    インクタンク高速加熱手段として、ACヒータを備える
    と共に、前記フロントパネル加熱手段として、第1DC
    ヒータを、前記フロントパネル高速加熱手段として、第
    2DCヒータを備えることを特徴とするホットメルトイ
    ンクジェットプリンタのヘッド。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のホットメルトインクジェ
    ットプリンタのヘッドにおいて、 前記DCヒータ及び前記ACヒータは、前記インクタン
    クの底面裏側に重ねて配置されると共に、前記第1DC
    ヒータ及び第2DCヒータは、前記フロントパネルの前
    記ノズルヘッドのある面の反対側の面に一枚の絶縁シー
    トへ2本並んで配線されたパターンとなるように形成さ
    れたことを特徴とするホットメルトインクジェットプリ
    ンタのヘッド。
  6. 【請求項6】 請求項4または5のいずれか記載のホッ
    トメルトインクジェットプリンタのヘッドにおいて、 前記インクタンク温度検出手段は、前記ACヒータ及び
    前記DCヒータの近傍温度を計るように設置されると共
    に、前記フロントパネル温度検出手段は、前記第1DC
    ヒータ及び前記第2DCヒータの近傍温度を計るように
    設置されることを特徴とするホットメルトインクジェッ
    トプリンタのヘッド。
  7. 【請求項7】 請求項4〜6のいずれか記載のホットメ
    ルトインクジェットプリンタのヘッドにおいて、 起動時の制御として、前記起動時加熱制御手段を作動さ
    せ、前記インクタンクの前記ACヒータ及び前記DCヒ
    ータを同時に作動させると共に、前記フロントパネルの
    第1DCヒータ及び第2DCヒータを同時に作動させ、
    前記インクタンクの温度が所定高温度になったら、前記
    ACヒータを制御して、前記インクタンクを前記所定高
    温度に保持し、さらに、前記フロントパネルの温度が前
    記所定高温度になったら前記起動時加熱制御手段による
    制御を終了させた後、前記早期パージ手段を作動させる
    ことを特徴とするホットメルトインクジェットプリンタ
    のヘッド。
JP8305322A 1996-11-15 1996-11-15 ホットメルトインクジェットプリンタのヘッド Pending JPH10146961A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8305322A JPH10146961A (ja) 1996-11-15 1996-11-15 ホットメルトインクジェットプリンタのヘッド
US08/969,015 US6276790B1 (en) 1996-11-15 1997-11-12 Hot melt ink jet print head and purging method in the head

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8305322A JPH10146961A (ja) 1996-11-15 1996-11-15 ホットメルトインクジェットプリンタのヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10146961A true JPH10146961A (ja) 1998-06-02

Family

ID=17943720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8305322A Pending JPH10146961A (ja) 1996-11-15 1996-11-15 ホットメルトインクジェットプリンタのヘッド

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6276790B1 (ja)
JP (1) JPH10146961A (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7155746B2 (en) * 2002-12-27 2007-01-02 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Anti-wicking protective workwear and methods of making and using same
US6957884B2 (en) * 2002-12-27 2005-10-25 Kinberly-Clark Worldwide, Inc. High-speed inkjet printing for vibrant and crockfast graphics on web materials or end-products
JP2005028675A (ja) * 2003-07-10 2005-02-03 Fuji Xerox Co Ltd インク供給装置及び記録装置
US7182448B2 (en) * 2003-12-30 2007-02-27 Xerox Corporation Adaptive power control of ink melt heaters for uniform ink melt rate
US7125110B2 (en) * 2004-02-17 2006-10-24 Fuji Xerox Co., Ltd. Systems for regulating temperature in fluid ejection devices
US7380920B2 (en) * 2004-08-30 2008-06-03 Xerox Corporation Ink jet apparatus
US7273275B2 (en) * 2004-11-29 2007-09-25 Lexmark International, Inc. Air funneling inkjet printhead
JP2007030507A (ja) * 2005-07-26 2007-02-08 Oce Technol Bv インクジェットプリンタによって放出されるインク液滴の液滴寸法を確定する方法
US7794072B2 (en) * 2006-11-21 2010-09-14 Xerox Corporation Guide for printer solid ink transport and method
JP5072573B2 (ja) * 2007-01-09 2012-11-14 キヤノン株式会社 記録装置及び記録ヘッドの制御方法
US8313183B2 (en) 2010-11-05 2012-11-20 Xerox Corporation Immersed high surface area heater for a solid ink reservoir
US9061513B2 (en) * 2011-10-14 2015-06-23 Palo Alto Research Center Incorporated Ink reservoir containing structure
US9272525B2 (en) * 2013-09-11 2016-03-01 Xerox Corporation System and method for controlling air bubble formation in solid inkjet printer ink flow paths
US11548290B2 (en) 2020-08-28 2023-01-10 Markem-Imaje Corporation Systems and techniques for melting hot melt ink in industrial printing systems
CN112123944B (zh) * 2020-10-20 2025-04-08 东莞市图创智能制造有限公司 墨盒及打印设备

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5830826B2 (ja) 1978-06-29 1983-07-01 シャープ株式会社 インクジェットプリンタのインク供給装置
US4342042A (en) * 1980-12-19 1982-07-27 Pitney Bowes Inc. Ink supply system for an array of ink jet heads
US5392065A (en) * 1991-10-15 1995-02-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink jet printer using hot melt ink
US5424767A (en) 1993-03-02 1995-06-13 Tektronix, Inc. Apparatus and method for heating ink to a uniform temperature in a multiple-orifice phase-change ink-jet print head
US5489925A (en) * 1993-05-04 1996-02-06 Markem Corporation Ink jet printing system
US5621444A (en) * 1994-12-07 1997-04-15 Hewlett-Packard Company Controlled heating of solid ink in ink-jet printing
DE69610399T2 (de) 1995-11-24 2001-01-25 Brother Kogyo K.K., Nagoya Tintenstrahlaufzeichnungsvorrichtung mit selektiv verwendeten Wechsel- und Gleichstromheizvorrichtungen für wärmeempfindliche Tinte

Also Published As

Publication number Publication date
US6276790B1 (en) 2001-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10146961A (ja) ホットメルトインクジェットプリンタのヘッド
JP2663077B2 (ja) インク供給装置
JPH10146958A (ja) ホットメルトインクジェットプリンタのヘッド
JPH10146959A (ja) ホットメルトインクジェットプリンタのヘッド
KR0137928B1 (ko) 잉크제트기록장치 및 그 방법
US7175247B2 (en) Liquid discharger and liquid discharge adjustment method
CN100436136C (zh) 液体喷射装置和方法
JPS6195947A (ja) インクジェット装置
TWI324561B (en) Print cartridge with interconnect circuit
JP3244937B2 (ja) インクジェット記録装置及び記録方法
JPH10146962A (ja) ホットメルトインクジェットプリンタのヘッド
JPH09174875A (ja) インク供給装置及びプリンタ
JPH10146990A (ja) ホットメルトインクジェットプリンタのインク供給装 置
JPH10146963A (ja) ホットメルトインクジェットプリンタのヘッド
JPH10146964A (ja) ホットメルトインクジェットプリンタのヘッド
JPH10146960A (ja) ホットメルトインクジェットプリンタのヘッド
US8393723B2 (en) Bubble purging system for a fluid ejection head
JP3263248B2 (ja) プリント装置およびプリント方法
JP7386720B2 (ja) インクジェットプリンタ
JPH09141846A (ja) ホットメルトタイプのインクジェットプリンタ
JPH1142774A (ja) 印字ヘッド、印字装置、および印字ヘッドの温度制御方法
KR101096347B1 (ko) 액체 토출 장치 및 액체 토출 방법
US20070145161A1 (en) Liquid discharge head and liquid discharge apparatus using the head
JPH04347655A (ja) インクジェット記録装置
JP4446337B2 (ja) インクジェットヘッド、ヘッドカートリッジ及びインクジェット記録装置