JPH10147446A - 給紙装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

給紙装置及びこれを備えた画像形成装置

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JPH10147446A
JPH10147446A JP30967496A JP30967496A JPH10147446A JP H10147446 A JPH10147446 A JP H10147446A JP 30967496 A JP30967496 A JP 30967496A JP 30967496 A JP30967496 A JP 30967496A JP H10147446 A JPH10147446 A JP H10147446A
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JP
Japan
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sheet
document
feeding device
tray
leading end
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JP30967496A
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English (en)
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Koji Nojima
浩二 野島
Michiro Koike
道郎 小池
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重送、ジャムを防止したエア給紙装置を提供
すること。 【解決手段】 先端規制板101の下端に、ブラシ17
0を設ける。該ブラシ170を設けたことで、トレイ1
00上の原稿S1が不用意に先端規制板101よりも下
流側に達することはない。ブラシ170には目の粗いも
のを採用すれば、吹き付けノズル149等によるエアの
吹き付けを妨げることもない。ブラシ170の先端を、
給紙搬送ベルト142に接触させておくことで、給紙搬
送ベルト142の清掃も行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に電子写真複写
機等の画像形成装置における給紙装置に関し、詳しく
は、エアの吸引力を利用して、原稿トレイ上に積載され
た原稿束から最下部の原稿を1枚ずつ分離搬送する給紙
装置およびこれを用いた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真複写機等の原稿自動送り
装置における給紙装置は、給紙ローラの回転によって原
稿トレイ上に積載された原稿を下流側に搬送するローラ
給紙装置が一般的である。
【0003】この従来のローラ給紙装置は、その給紙性
能が給紙ローラのローラ表面の摩擦係数によって大きく
影響を受ける。給紙ローラのロ−ラ表面は、ゴム等の弾
性体で構成されているのが一般的である。従って、例え
ば、摩耗によるローラの外形変化,ローラの材質の経時
変化,紙粉の付着等に起因してロ−ラ表面の摩擦係数が
変化すると、給紙性能が不安定化するという問題があっ
た。また、ロ−ラ表面の摩擦係数には、シートの表面性
状に応じて定まる最適値がある。しかし、原稿の紙質に
応じてロ−ラ表面の摩擦係数を変更する事はできないた
め、表面性の異なる各種原稿への対応という点で限界が
あった。
【0004】そこで、上述の間題点に鑑みて、エアの吸
引力を利用して原稿を吸着,搬送するエア給紙装置が提
案されている。このエア給紙装置の一例を、図4、図
5、図6、図7、図8を用いて説明する。
【0005】原稿を積載されるトレイ100の下方に
は、原稿搬送部138が設けられている。原稿搬送部1
38は、トレイ100に載せ置かれた原稿を分離搬送す
るためのものである。該原稿搬送部138は、第1の原
稿吸着部136と、第2の原稿吸着部140と、複数の
吸着孔142aを有する給紙搬送ベルト142と、第1
の原稿吸着部136,第2の原稿吸着部140を通して
エアを吸引するブロワ122とにより構成されている。
【0006】第1の原稿吸着部136は、ブロワ122
の吸引力によって、原稿搬送時に最下部の原稿S1を吸
着する部分である。該第1の原稿吸着部136は、トレ
イ100の載置面のほぼ中央に位置している。従って、
ブロワ122を作動させていない状態でも、最下部の原
稿S1は、該第1の原稿吸着部136の領域において、
給紙搬送ベルト142に接した状態となっている。
【0007】第2の原稿吸着部140も、第1の原稿吸
着部136と同様、ブロワ122の吸引力によって、原
稿搬送時に最下部の原稿S1を吸着する部分である。該
第2の原稿吸着部140は、第1の原稿吸着部136に
対して原稿搬送方向下流側に配置されている。また、そ
の角度は、第1の原稿吸着部136と較べて、角度θだ
け搬送方向下流側に傾いている。さらに、該第2の原稿
吸着部140は、搬送方向における長さが、第1の原稿
吸着部136に較べて十分に短い。従って、ブロワ12
2を作動させない限り、該第2の吸着部140の領域に
おいては、トレイ100上に載せ置かれている原稿S1
は搬送ベルト142から離間した状態となっている。
給紙搬送ベルト142は、駆動ローラー143、従動ロ
ーラー144、145、146、147に支持されてい
る。該給紙搬送ベルト142は、駆動ローラ143の回
転力によって作動されるようになっている。給紙搬送ベ
ルト142には、吸着孔142aが各所に設けられてい
る。上述した原稿の吸着は、この吸着孔142aを通じ
て行われる。
【0008】トレイ100より原稿搬送方向下流側に
は、原稿束の斜め下方への移動を規制する先端規制板1
01がある。この先端規制板101は、幅方向において
は給紙搬送ベルト142の全域に位置している。また、
この先端規制板101は上下に移動可能に構成されてお
り、エア給紙装置104’の動作状態に応じてその位置
を変更されるようになっている。具体的には、エア給紙
装置104’が作動していない時には、該先端規制板1
01は、給紙搬送ベルト142に突き当てられている。
しかし、エア給紙装置104’の作動時には、先端規制
板101は上に移動し給紙搬送ベルト142との間に所
定量の隙間が形成されるようになっている。
【0009】先端規制板101より原稿搬送方向下流側
には、斜め上方より第2の原稿吸着部140へ向けてエ
アを吹き付けるための吹き付けノズル149が、幅方向
に複数設けられている。この吹き付けノズル149は幅
方向においては給紙搬送ベルト142の吸引領域内に位
置している。この吹き付けノズル149は、ブロワ13
3によって供給されるエアを斜線部111の領域に吹き
付けることで、原稿の分離を助けるようになっている。
【0010】エア給紙装置104’の動作を説明する。
【0011】まず、操作者が原稿束をトレイ100上に
置く。この場合、原稿搬送方向における長さの異なる原
稿が、トレイ100上に混載されることも考えられる。
しかし、トレイ100は原稿搬送方向に前傾されている
ため、すべての原稿Sの先端は常に先端規制板101に
まで達する。第1の吸着部136と第2の吸着部とはそ
の角度が異なっている。そのため、第1の原稿吸着部1
36の領域において、最下部の原稿S1は給紙搬送ベル
ト142に接した状態となっている。これに対し、第2
の原稿吸着部140の領域においては、最下部の原稿S
1は給紙搬送ベルト142から離間した状態となってい
る(図4参照)。
【0012】エア給紙装置104’が作動されると、ブ
ロワ122の吸引力によって、トレイ100上にある原
稿Sのうち最下部の原稿S1は、第1の原稿吸着部13
6および第2の原稿吸着部140の部分において給紙搬
送ベルト142に吸着される。既に述べたとおり、ブロ
ワ122を作動させていない状態においては、第2の原
稿吸着部140の領域では、最下部の原稿S1は給紙搬
送ベルト142から離間している。従って、第2の原稿
吸着部140に吸着された状態の原稿S1は、撓んでお
り、他の原稿S2,Snから分離された状態となる。
【0013】場合によっては、2枚目以降の原稿S2,
Snが、最下部の原稿S1とともに、第2の原稿吸着部
140に吸着されようとすることがある。このような事
態は、吹き付けノズル149の作用によって防止され
る。つまり、2枚目以降の原稿S2,Snも吸着されて
いるとはいえ、最下部の原稿S1に較べればその吸着力
は小さく、そのたわみ量にも差がある。ここにエアーを
吹き付けると、吹き付けられたエアは最下部の原稿S1
と2枚目の原稿S2との間を原稿後端へ向けて流れ、2
枚目以降の原稿S2,Snを浮上させる。これにより、
最下部の原稿S1と2枚目以降の原稿S2,Sn とを
分離できる。なお、このエア給紙装置104’の作動
中、先端規制板101は上方に移動され、先端規制板1
01の下端と給紙搬送ベルト142との間に隙間ができ
ている(図5参照)。吹き付けノズル149から送られ
てくるエアは、この隙間部を通って第2の原稿吸着部1
40に当てられる。
【0014】原稿S1が他の原稿S2から分離された状
態において、給紙搬送ベルト142を反時計回りに駆動
すれば、最下部の原稿S1のみが下流側に搬送される
(図6参照)。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例において
は、原稿束の先端は先端規制板101に突き当てられて
いる。この先端規制板101はエア給紙装置が作動して
いない時は給紙搬送ベルト142に突き当てられている
ため、原稿の先端が先端規制板101よりも搬送方向下
流側に達することはない。しかし原稿を給紙する際に
は、先端規制板101は上方に移動される。トレイ10
0が原稿搬送方向に前傾しているため、先端が下側にカ
ールしている原稿では、一度に複数枚が搬送方向下流側
に移動されて、原稿の重送やジャムを引き起こす揚合が
あった。
【0016】本発明は、原稿の重送,ジャムを解消した
給紙装置およびこれを備えた画像形成装置を提供するこ
とを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明においては、先端
規制板の先端に、給紙搬送ベルトに常に接触しているブ
ラシを設けることで、原稿の搬送方向下流側への移動を
防止している。またこのブラシには、給紙搬送ベルトを
清掃する役目も持たせ、給紙搬送ベルトの耐久性向上を
もねらっている。本発明をより詳細に述べれば以下の通
りである。
【0018】本発明は上記目的を達成するためになされ
たものであり、その第1の態様としては、あらかじめ用
意されたシート群の中から、その最下部に位置する1枚
のシート(以下、”対象シート”という)だけを順次分
離して、あらかじめ定められた搬送方向に搬送する給紙
装置において、前記搬送方向の下流側に向かって傾いた
状態で前記シート群が載せ置かれる載置面を備えたトレ
イと、前記トレイに載せ置かれた前記シート群の前記搬
送方向における位置を規定するための位置規制手段と、
前記対象シートだけを前記シート群から分離する分離手
段と、前記シート群から分離された前記対象シートを前
記搬送方向に搬送する搬送手段とを備え、前記位置規制
手段は、前記トレイの前記搬送方向における下流側端部
位置に前記トレイに対して所定の間隔を保って設けられ
た、前記シート群の先端位置を規定するための先端規制
部材と、可撓性を備えるとともに、その下端部が前記先
端規制部材の近傍において前記先端規制部材の下部より
も下側に位置するように配置された可撓性部材とを有す
るものであること、を特徴とする給紙装置が提供され
る。
【0019】前記分離手段は、前記トレイに載せ置かれ
た前記シートの前記搬送方向先端側下部に送風すること
で、前記シート群のうちの最下部に位置するシートと、
該最下部に位置するシートの直上のシートと、を分離す
る送風手段を含んで構成されたものであり、前記可撓性
部材は、前記送風手段によって送られてくる風を通す通
気領域を有するものであってもよい。
【0020】前記搬送手段は、前記トレイ表面上に設け
られた給紙搬送ベルトと、前記給紙搬送ベルトを駆動す
る駆動部と、を備えたものであり、前記可撓性部材は、
その下端部が前記給紙搬送ベルトに接してるものでもよ
い。
【0021】前記先端規制部材および前記可撓性部材
は、前記トレイに対して略垂直な方向における位置を変
更可能に構成されたものであり、該給紙装置は、さら
に、前記トレイに対して略垂直な方向における前記先端
規制部材および前記可撓性部材の位置を、該給紙装置の
動作状態に応じて変更させる移動手段を有しても良い。
【0022】前記移動手段は、前記給紙装置の非動作中
には、前記先端規制部材および前記可撓性部材の少なく
とも一方を前記給紙搬送ベルトに当接させた状態とし、
一方、前記給紙装置の動作中には、前記可撓性部材の先
端部のみが前記給紙搬送ベルトに接触した状態とするも
のであることが好ましい。
【0023】前記可撓性部材は、ブラシであってもよ
い。
【0024】前記可撓性部材は、前記先端規制部材に取
り付けられていてもよい。
【0025】本発明の第2の態様としては、原稿台を備
え、該原稿台に置かれた原稿の画像を読み取る画像読み
取り部と、別途用意された原稿を前記原稿台にまで順次
搬送する上記第1の態様の給紙装置と、画像形成を施す
シートを供給するシート供給部と、前記画像読み取り手
段によって読み取られた画像を前記シート供給装置によ
って供給されるシート上に形成する画像形成部と、を有
することを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0026】作用を説明する。
【0027】先端規制部材は、トレイに載せ置かれたシ
ート群の搬送方向における位置を規定する。先端規制部
材の下部に設けられた可撓性部材(例えば、ブラシ)
は、シートが下流側に到達することをより確実に防止す
る。
【0028】分離手段は、対象シートだけをシート群か
ら分離する。原稿の先端にエアを当てることで原稿を分
離する送風手段を含んでこの分離手段を構成している場
合には、可撓性部材に通気領域を備えるようにする。通
気領域を備えることで、該送風手段による分離作用を妨
げることはない。このような通気領域を備えた可撓性部
材としては、目の粗いブラシを採用可能である。
【0029】搬送手段は、分離された対象シートを搬送
方向に搬送する。可撓性部材は、容易に変形するため、
対象シートの搬送を妨げることはない。なお、搬送手段
として、給紙搬送ベルトおよびこれを駆動する駆動部を
備えたものを採用している場合には、可撓性部材はその
下端部が給紙搬送ベルトに接するようにする。このよう
にすれば、給紙搬送ベルトの作動(回転)に伴って、給
紙搬送ベルトの表面は可撓性部材によって清掃される。
【0030】先端規制部材および可撓性部材の位置を変
更可能に構成している場合には、給紙装置の動作状態に
応じてこれらの位置を移動手段によって変更させる。具
体的には、給紙装置の非動作中には、先端規制部材,可
撓性部材の少なくとも一方を、給紙搬送ベルトに当接さ
せた状態とする。このようにすることで、シート群をト
レイに載せ置いた際に、シートが先端規制部材,可撓性
部材よりも下流側に達してしまうことをより確実に防止
できる。一方、給紙装置の動作中には、可撓性部材の先
端部のみが給紙搬送ベルトに接触した状態とする。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面を用いて
説明する。
【0032】本実施形態におけるエア給紙装置は、先端
規制板101を固定し、その先端にブラシ170を設け
ることで、原稿の不用意な移動を防止した点を特徴とし
ている。これ以外の点は、従来技術(図4、図5、図
6、図7、図8)と同様である。従来技術と同様の機能
部分については同じ符号を付した。
【0033】以下本実施形態のエア給紙装置104を詳
細に説明する。
【0034】原稿を積載されるトレイ100の下方に
は、原稿搬送部138が設けられている。原稿搬送部1
38は、トレイ100に載せ置かれた原稿を分離搬送す
るためのものである。該原稿搬送部138は、第1の原
稿吸着部136と、第2の原稿吸着部140と、複数の
吸着孔142aを有する給紙搬送ベルト142と、第1
の原稿吸着部136,第2の原稿吸着部140を通して
エアを吸引するブロワ122とにより構成されている。
【0035】第1の原稿吸着部136は、ブロワ122
の吸引力によって、原稿搬送時に最下部の原稿S1を吸
着する部分である。該第1の原稿吸着部136は、トレ
イ100の載置面のほぼ中央に位置している。従って、
ブロワ122を作動させていない状態でも、最下部の原
稿S1は、該第1の原稿吸着部136の領域において、
給紙搬送ベルト142に接した状態となっている。
【0036】第2の原稿吸着部140も、第1の原稿吸
着部136と同様、ブロワ122の吸引力によって、原
稿搬送時に最下部の原稿S1を吸着する部分である。該
第2の原稿吸着部140は、第1の原稿吸着部136に
対して原稿搬送方向下流側に配置されている。また、そ
の角度は、第1の原稿吸着部136と較べて、角度θだ
け搬送方向下流側に傾いている。さらに、該第2の原稿
吸着部140は、搬送方向における長さが、第1の原稿
吸着部136に較べて十分に短い。従って、ブロワ12
2を作動させない限り、該第2の吸着部140の領域に
おいては、トレイ100上に載せ置かれている原稿S1
は搬送ベルト142から離間した状態となっている。
【0037】給紙搬送ベルト142は、駆動ローラー1
43、従動ローラー144、145、146、147に
支持されている。該給紙搬送ベルト142は、駆動ロー
ラ143の回転力によって作動されるようになってい
る。給紙搬送ベルト142には、吸着孔142aが各所
に設けられている。上述した原稿の吸着は、この吸着孔
142aを通じて行われる。
【0038】トレイ100より原稿搬送方向下流側に
は、原稿束の斜め下方への移動を規制する先端規制板1
01がある。この先端規制板101は、幅方向において
は給紙搬送ベルト142の全域に位置している。本実施
形態における先端規制板101は固定されている。先端
規制板101の下端には、繊維の間隔を広くし(目の粗
い)且つ可撓性に富んだブラシ170が設けられてい
る。このブラシ170を設けた点が本実施形態最大の特
徴である。このブラシ170は、その先端(下端)が給
紙搬送ベルト142と接触している。また、該ブラシ1
70は、給紙搬送ベルト142の幅方向の全域に設けら
れている。
【0039】先端規制板101より原稿搬送方向下流側
には、斜め上方より第2の原稿吸着部140へ向けてエ
アを吹き付けるための吹き付けノズル149が、幅方向
に複数設けられている。この吹き付けノズル149は幅
方向においては給紙搬送ベルト142の吸引領域内に位
置している。この吹き付けノズル149は、ブロワ13
3によって供給されるエアを斜線部111の領域に吹き
付けることで、原稿の分離を助けるようになっている。
【0040】特許請求の範囲において言う“先端規制部
材”とは、本実施形態においては先端規制板101に相
当する。“可撓性部材”とは、ブラシ170に相当す
る。“通気領域”とは、ブラシ170を構成する繊維と
繊維との隙間に相当する。“分離手段”とは、吹き付け
ノズル149、ブロワ133、第1の原稿吸着部13
6、第2の原稿吸着部140、ブロワ122等に相当す
る。“送風手段”とは、吹き付けノズル149、ブロワ
133に相当する。“搬送手段”とは、給紙搬送ベルト
142、駆動ローラ143等に相当する。
【0041】このエア給紙装置104の動作を説明す
る。
【0042】まず、操作者が原稿束をトレイ100上に
置く。この場合、原稿搬送方向における長さの異なる原
稿が、トレイ100上に混載されることも考えられる。
しかし、トレイ100は原稿搬送方向に前傾されている
ため、すべての原稿Sの先端は常に先端規制板101
(またはブラシ170)に突き当てられる。
【0043】第1の吸着部136と第2の吸着部とはそ
の角度が異なっている。そのため、第1の原稿吸着部1
36の領域において、最下部の原稿S1は給紙搬送ベル
ト142に接した状態となっている。これに対し、第2
の原稿吸着部140の領域においては、最下部の原稿S
1は給紙搬送ベルト142から離間した状態となってい
る(図1参照)。
【0044】この状態でブロワ122が作動されると、
ブロワ122の吸引力により、第1の原稿吸着部136
および第2の原稿吸着部140にかかる給紙搬送ベルト
142に最下部の原稿を吸着させる。1枚目(最下部)
の原稿S1と、2枚目以降の原稿S2,Snとは、吹き
付けノズル149から出たエアの作用によって確実に分
離される。なお、ブラシ170は目が粗いため、吹き付
けノズル149からのエア吹き付けを妨げることはな
い。
【0045】この状態で給紙搬送ベルト142を作動さ
せることで、最下部の原稿1枚のみを下流側へ搬送でき
る(図2参照)。この場合、ブラシ170は、搬送され
る最下部の原稿に対して逃げるように変形する。従っ
て、該ブラシ170の存在が、最下部の原稿の搬送を阻
害することはない。また、ブラシ170は給紙搬送ベル
ト142の幅方向全域に設けられているため、紙粉等は
該給紙搬送ベルト142の回転に伴ってブラシ170に
よって除去されることになる。
【0046】以上説明した実施形態では、原稿が不用意
に搬送方向下流側へ移動することを、ブラシ170によ
って防止できる。またブラシ170は給紙搬送ベルトの
全域と常に接触しているため、給紙搬送ベルト表面に付
着した紙粉等の異物を清掃し、給紙搬送ベルトの耐久性
を向上させることができる。ブラシ170は目が粗いた
め、吹き付けノズル149からのエアは容易に該ブラシ
170を通過して原稿の先端部に吹き付けられる。その
一方で、ブラシ170は、可撓性に富んでいるため、原
稿搬送の妨げになることもない。
【0047】上記実施形態では、重送等の防止のために
ブラシ170を採用していた。しかし、重送防止のため
に先端規制板101に設けるのは必ずしもブラシである
必要はない。原稿の搬送を妨げない程度の可撓性と、吹
き付けノズル149から送られてくるエアを十分に(少
なくとも、該エアによる原稿分離の作用を妨げない程度
に)通風性を備えていれば、他の部材であっても構わな
い。当然、ブロワ133、ノズル149を備えていない
場合には、通風性は備えている必要はない。単に、可撓
性を備えてさえいればよい。また、給紙搬送ベルト14
2の清掃作用を必要としない場合には、ブラシ170
(あるいは、これに相当する部材)は、給紙搬送ベルト
142の幅方向全域に設ける必要はない。 上記実施形
態では先端規制板101を固定していた。しかし、先端
規制板101を上下に移動可能にしてもよい(以下、こ
のような構成を採用した場合を変形例1という)。この
ような構成を採用した場合、エア給紙装置104が作動
していない時には先端規制板101の位置を下げて、ブ
ラシ170を給紙搬送ベルト142に強く押し当ててお
く。操作者が先端規制板101に押し付けるように強い
力でブラシ170に当ててトレイ100に置いても、最
下部の原稿が先端規制板101より搬送方向下流側に移
動することはない(先端規制板101を固定した上述の
実施形態では、原稿束を先端規制板101に押し付ける
ように強い力でブラシ170に当ててトレイ100にお
くと、最下部の原稿が先端規制板101より下流側に入
り込む場合があった)。一方、エア給紙装置が作動する
時には、先端規制板101を上方に移動させることで、
ブラシ170が給紙搬送ベルト142と軽圧で接触する
ようにする。この場合には、上述した実施形態と全く同
様に原稿を給紙できる。
【0048】上記実施形態では、ブラシ170を先端規
制板101に取り付けていた。しかし、ブラシ170は
必ずしも先端規制板101に取り付ける必要はない。ブ
ラシが先端規制板101近傍に位置してさえすれば、他
の部材に設置しても構わない。ブラシ170を先端規制
板101以外の部材に取り付けている場合でも、エア給
紙装置104の非動作中にはブラシ170と先端規制板
101との少なくとも一方を給紙搬送ベルト142に強
く当接させた状態とし、一方、エア給紙装置の動作中に
はブラシ170の先端部のみが給紙搬送ベルト142に
軽く接触した状態とすることができるようにすれば、上
述した変形例(ブラシ170を先端規制板101の下部
に取り付け、且つ、先端規制板101を上下する構成)
と同様の効果が得られる。
【0049】なお、特許請求の範囲において言う“移動
手段”とは、このような構成を採った場合における先端
規制板101を上下させる機構部を指す。
【0050】次に本発明の第2の実施形態である複写機
を図3を用いて説明する。
【0051】本実施形態の複写機は、上述した第1の実
施形態のエア給紙装置を備えたものである。
【0052】複写機本体200の最上部には、原稿台2
06上に原稿を自動的に供給するための自動原稿送り装
置300が設置されている。原稿束は搬送方向に対して
前傾しているトレイ100上に積載される。このトレイ
100上の原稿は、上述したエア給紙装置104によっ
て一枚ずつ給紙される。そして搬送ベルト302によっ
て原稿台206上の所定位置にセットされ、画像を読み
取られることになる。
【0053】複写機本体200内には、光源207、光
学系208、給紙部209、画像形成部202等が配設
されている。画像形成部202には、円筒状の感光体2
14、現像器215、転写用帯電器216、分離帯電器
217、クリーナ218、一次帯電器219等がそれぞ
れ配設されている。画像形成部202の下流側には、搬
送装置220、定着装置204、排出ローラ対205等
が配設されている。
【0054】複写機本体200に設けられている制御装
置(図示せず)から給紙信号が出力されると、これに応
じて、給紙部209は給紙トレイ210またはカセット
211からシートを給紙する。 この給紙されたシート
は、レジストローラ対201で斜行が補正される。ま
た、他の機構部とタイミングを合わせて、画像形成部2
02へ送られる。
【0055】一方、エア給紙装置104および搬送ベル
ト302は、トレイ100上の原稿のうち最下部の原稿
を原稿台206にまで搬送する。該搬送の詳細は、第1
の実施形態に置いて述べたとおりである。
【0056】原稿台206に原稿が到達すると、光源2
07は、原稿台206に載置されている原稿に光を照射
する。光学系208は、その反射光を円筒状の感光体2
14に集光する。この場合、この感光体214は、一次
帯電器219によってあらかじめ帯電されている。この
感光体214に原稿からの反射光を当てることで、感光
体214上には静電潜像が形成される。トナーを内蔵し
た現像器215は、その静電潜像に応じたトナー像を感
光体214上に形成する。すると、転写用帯電器216
が、感光体214のトナー像を、送られてきたシートに
転写する。分離帯電器217はこのトナー像の転写され
たシートを転写用帯電器216と逆極性に帯電させるこ
とで、該シートを感光体214から分離する。
【0057】搬送装置220は、この感光体214から
分離されたシートを定着装置204に搬送する。定着装
置204は、このシート上の未定着転写画像を永久定着
させる。排出ローラ対205は、画像が定着されたシー
トを複写機本体200外へ排出する。
【0058】以上説明した該第2の実施形態の複写機で
は、原稿の重送,ジャムを確実に防止できる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したとおり本発明によれば、原
稿の搬送方向下流側への移動を防ぎ、原稿の重送,ジャ
ムを防止できる。また、給紙搬送ベルトを清掃するた
め、その耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態であるエア給紙装置の
正面図である。
【図2】エア給紙装置の正面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態である複写機の内部構
成を示す模式図である。
【図4】従来のエア給紙装置の正面図である。
【図5】原稿吸着の様子を示した、エア給紙装置の正面
図である。
【図6】原稿分離の様子を示した、エア給紙装置の正面
図である。
【図7】従来のエア給紙装置の上視図である。
【図8】従来のエア給紙装置の左側面図である。
【符号の説明】
100 トレイ 101 先端規制板 104 エア給紙装置 122 ブロワ 133 ブロワ 136 第1の原稿吸着部 138 原稿搬送部 140 第2の原稿吸着部 142 給紙搬送ベルト 142a 吸着孔 143 駆動ローラ 144,145,146,147 従動ローラ 149 吹き付けノズル 170 ブラシ 200 複写機本体 201 レジストローラ対 202 画像形成部 204 定着装置 205 排出ローラ対 206 原稿台 207 光源 208 光学系 209 給紙部 210 給紙トレイ 211 カセット 214 感光体 215 現像器 216 転写用帯電器 217 分離帯電器 218 クリーナ 219 一次帯電器 220 搬送装置 300 自動原稿送り装置 302 搬送ベルト S 原稿 S1 最下部の原稿 S2 下から2枚目の原稿 Sn 原稿S1,S2以外の原稿

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 あらかじめ用意されたシート群の中か
    ら、その最下部に位置する1枚のシート(以下、”対象
    シート”という)だけを順次分離して、あらかじめ定め
    られた搬送方向に搬送する給紙装置において、 前記搬送方向の下流側に向かって傾いた状態で前記シー
    ト群が載せ置かれる載置面を備えたトレイと、 前記トレイに載せ置かれた前記シート群の前記搬送方向
    における位置を規定するための位置規制手段と、 前記対象シートだけを前記シート群から分離する分離手
    段と、 前記シート群から分離された前記対象シートを前記搬送
    方向に搬送する搬送手段とを備え、 前記位置規制手段は、 前記トレイの前記搬送方向における下流側端部位置に前
    記トレイに対して所定の間隔を保って設けられた、前記
    シート群の先端位置を規定するための先端規制部材と、 可撓性を備えるとともに、その下端部が前記先端規制部
    材の近傍において前記先端規制部材の下部よりも下側に
    位置するように配置された可撓性部材とを有するもので
    あること、 を特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記分離手段は、前記トレイに載せ置か
    れた前記シートの前記搬送方向先端側下部に送風するこ
    とで、前記シート群のうちの最下部に位置するシート
    と、該最下部に位置するシートの直上のシートと、を分
    離する送風手段を含んで構成されたものであり、 前記可撓性部材は、前記送風手段によって送られてくる
    風を通す通気領域を有するものであること、 を特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送手段は、 前記トレイ表面上に設けられた給紙搬送ベルトと、 前記給紙搬送ベルトを駆動する駆動部と、を備えたもの
    であり、 前記可撓性部材は、その下端部が前記給紙搬送ベルトに
    接していること、 を特徴とする請求項1または2記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】 前記先端規制部材および前記可撓性部材
    は、前記トレイに対して略垂直な方向における位置を変
    更可能に構成されたものであり、 該給紙装置は、さらに、前記トレイに対して略垂直な方
    向における前記先端規制部材および前記可撓性部材の位
    置を、該給紙装置の動作状態に応じて変更させる移動手
    段を有すること、 を特徴とする請求項1、2または3記載の給紙装置。
  5. 【請求項5】 前記移動手段は、前記給紙装置の非動作
    中には、前記先端規制部材および前記可撓性部材の少な
    くとも一方を前記給紙搬送ベルトに当接させた状態と
    し、一方、前記給紙装置の動作中には、前記可撓性部材
    の先端部のみが前記給紙搬送ベルトに接触した状態とす
    るものであること、 を特徴とする請求項4記載の給紙装置。
  6. 【請求項6】 前記可撓性部材は、ブラシであること、 を特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の給紙
    装置。
  7. 【請求項7】 前記可撓性部材は、前記先端規制部材に
    取り付けられていること、 を特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載の
    給紙装置。
  8. 【請求項8】 原稿台を備え、該原稿台に置かれた原稿
    の画像を読み取る画像読み取り部と、 別途用意された原稿を前記原稿台にまで順次搬送する請
    求項1、2、3、4、5、6または7記載の給紙装置
    と、 画像形成を施すシートを供給するシート供給部と、 前記画像読み取り手段によって読み取られた画像を前記
    シート供給装置によって供給されるシート上に形成する
    画像形成部と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101798027A (zh) * 2010-01-26 2010-08-11 天津长荣印刷设备股份有限公司 一种给纸刀头及装有给纸刀头的给纸装置及其工作方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101798027A (zh) * 2010-01-26 2010-08-11 天津长荣印刷设备股份有限公司 一种给纸刀头及装有给纸刀头的给纸装置及其工作方法

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