JPH10147856A - 鋼帯の連続浸珪処理設備 - Google Patents
鋼帯の連続浸珪処理設備Info
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- JPH10147856A JPH10147856A JP32075796A JP32075796A JPH10147856A JP H10147856 A JPH10147856 A JP H10147856A JP 32075796 A JP32075796 A JP 32075796A JP 32075796 A JP32075796 A JP 32075796A JP H10147856 A JPH10147856 A JP H10147856A
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Abstract
性に優れた炉内耐火材を備えた連続浸珪処理設備を提供
する。 【解決手段】 鋼帯の連続浸珪処理設備において、浸珪
処理炉内の耐火材として、SiO2およびAl2O3の1
種または2種を合計で80wt%以上含むセラミック材
料、好ましくはSiO2とAl2O3とを含み、SiO2と
Al2O3の合計量に対するSiO2の含有率が25〜8
0wt%であるセラミック材料を1300℃以上の温度
で焼成して得られた耐火材を用いることを特徴とし、こ
のような特定の酸化物系材料を高温焼成することにより
焼結性が高められた耐火材は、材料中の空孔が埋められ
ることで緻密化が達成され、この材料の緻密化によって
塩化珪素ガスとの接触面積が減り、優れた耐久性が得ら
れる。
Description
設備に関する。
て、特開昭62−227078号等に示されるような気
体浸珪法による製造方法が知られている。この製造方法
は、Si含有量が比較的低い鋼帯を加熱して塩化珪素ガ
スを含む無酸化性ガス雰囲気中で浸珪処理することによ
りSiを浸透させ、次いでSiを板厚方向に拡散させる
拡散熱処理を施し、冷却後コイル状に巻き取る一連のプ
ロセスを連続ライン化し、高珪素鋼帯を効率よく製造す
ることができる。
設備の浸珪処理炉は炉内温度が1200℃以上となり、
また無酸化性ガス雰囲気中に含まれるSiCl4等の塩
化珪素ガス(以下、SiCl4を例に説明する)は腐食
性の強いガスであるため、高温の炉内で活性となったS
iCl4が炉内耐火材と反応し、耐火材を劣化させる。
特に、SiCl4はアルミナやムライト、ジルコニア等
の酸化物系のセラミック材料と反応を起こし、この反応
によってシリカが生成され、耐火材は次第に脆化してい
く。
との反応形態と反応のギブスの標準自由エネルギーの変
化を示したものである。一般に、ギブスの標準自由エネ
ルギー変化が負になる場合は反応が進行して劣化が進む
ことを示しており、表1によれば酸化物系では唯一Si
O2が、また他のセラミック材料ではSi3N4とカーボ
ンが、それぞれSiCl4とは反応しないことが判る。
0号ではSiO2やSi3N4を主体とする浸珪処理炉用
の耐火材が提案されている。
SiO2を主体とする耐火材は熱膨張率が大きいため、
炉内の構造材料として使用した場合に、昇温や降温時の
熱膨張、収縮により亀裂や割れが生じやすいという欠点
がある。また、溶融シリカは変態温度が1100℃前後
であり、炉内温度である1200℃以上では変態が生じ
て熱膨張率が急激に変化するため耐火材にクラックや割
れが発生してしまい、使用に耐え得ない。
Cl4との反応は生じないが、材料が非常に高価である
とともに、大型の成型材ができないため炉内の構造材料
とすること自体が難しい。また、カーボンを主体とする
耐火材は酸化によって容易に劣化するため、これも実用
化は難しい。したがって本発明の目的は、気体浸珪法に
よる鋼帯の連続浸珪処理設備において、安価で且つ高温
の塩化珪素ガスに対する耐久性に優れた炉内耐火材を備
えた設備を提供することにある。
るため、本発明の設備は以下のような構成を有する。 (1) 鋼帯を気体浸珪法により連続的に浸珪処理する連続
浸珪処理設備において、浸珪処理炉内の耐火材として、
SiO2およびAl2O3の1種または2種を合計で80
wt%以上含むセラミック材料を1300℃以上の温度
で焼成して得られた耐火材を用いることを特徴とする鋼
帯の連続浸珪処理設備。 (2) 上記(1)の設備において、耐火材がSiO2とAl2
O3とを含み、SiO2とAl2O3の合計量に対するSi
O2の含有率が25〜80wt%であることを特徴とす
る鋼帯の連続浸珪処理設備。 (3) 上記(1)または(2)の設備において、耐火材が、表面
にSiO2系またはSiO2−Al2O3系の材料をコーテ
ィングするか若しくは含浸させた耐火材であることを特
徴とする鋼帯の連続浸珪処理設備。
説明する。先に述べたように酸化物系の材料はそのほと
んどがSiCl4と反応し、これらを浸珪処理炉の耐火
材として用いた場合、SiCl4との反応によって時間
の経過とともに劣化していく。また、先に述べたように
酸化物系では唯一SiCl4と反応しないSiO2を主体
とした従来の耐火材は、熱膨張や収縮により亀裂や割れ
を生じ易いという問題があった。
ては最も安価な酸化物系の材料を用いることを前提に、
酸化物系の材料を緻密化することによってガスとの接触
面積を減らし、反応が生じたとしても劣化速度を極力小
さくできるような耐火材を得ることを試みた。その結
果、耐熱性があるSiO2またはAl2O3若しくはそれ
らの混合物からなるセラミック材を用い、これを従来の
耐火材の焼成温度よりも高温で焼成することにより耐火
材の緻密性を効果的に高められること、そして、このよ
うに高温焼成により緻密化した特定の酸化物系の耐火材
が高温のSiCl4に対して高度の耐久性を示すことを
見い出した。
焼成した耐火材が高温のSiCl4に対して優れた耐久
性を示すのは、高温焼成によって材料の焼結性が高めら
れ、材料中の空孔が埋められることで緻密化が達成され
るためであり、このような材料の緻密化によってSiC
l4ガスとの接触面積が減り、劣化速度が低下するもの
である。本発明者らは、このような材料の緻密化に必要
な焼成温度を求めるために、焼成温度を変えてSiO2
−Al2O3系(SiO2:53wt%、Al2O3:43
wt%)の耐火材(サイズ:50mm×50mm×30
mm)を製作し、これらを1200℃の炉内で10vo
l%のSiCl4を含むN2ガス雰囲気に1ヶ月間曝すこ
とにより、その重量減少量と表面観察から劣化速度を評
価した。図1は、その結果に基づき耐火材の焼成温度と
重量減少量との関係を示したもので、耐火材の劣化速度
は耐火材の焼成温度が1300℃以上となると急激に低
下し、焼成温度が1500℃ではほとんど反応が進行し
ないことが判る。
1250℃と1500℃でそれぞれ焼成して得られた耐
火材の上記試験後の表面写真である。この写真から判る
ように、高温(1500℃)で焼成した耐火材はほとん
ど劣化していないのに対し、低温(1250℃)で焼成
した耐火材は表面が脆化していることが判る。また、図
1および図2に示されるような結果は、SiO2系の耐
火材やAl2O3系の耐火材についても同様に得られた。
このため本発明の連続浸珪処理設備では、浸珪処理炉内
の耐火材として、SiO2およびAl2O3の1種または
2種を主体としたセラミック材料を1300℃以上、好
ましくは1500℃以上の温度で焼成して得られた耐火
材を用いる。
種または2種を主体とするものであり、これらの酸化物
を合計で80wt%以上、好ましくは90wt%以上含
有している必要がある。SiO2とAl2O3の合計含有
量が80wt%未満では、SiO2、Al2O3以外の残
部成分の劣化が進み、最終的に耐火材全体が脆化してし
まう。また、耐火材はSiO2とAl2O3の両方を含
み、SiO2とAl2O3の合計量に対するSiO2の含有
率が25〜80wt%に調整されたものが最も好まし
く、このような耐火材はSiCl4との反応性が小さく
且つ亀裂も生じにくいため、最も優れた耐久性を示す。
異なる耐火材(いずれも1500℃焼成材)の耐久試験
の結果を示している。この試験では、耐火材中のSiO
2+Al2O3の含有量を96wt%で一定とし、SiO2
とAl2O3の合計量に対するSiO2の含有率を種々変
えた耐火材(100mm×100mm×25mm)を用
い、これら耐火材を浸珪処理炉(炉内温度1200℃、
炉内雰囲気:20vol%SiCl4−N2ガス雰囲気)
内で1年間使用した後の質量減少率と耐火材表面での亀
裂の発生を調べた。図3によれば、SiO2とAl2O3
の合計量に対するSiO2の含有率が80wt%を超え
ると耐火材の熱膨張率が大きくなるため、昇温や降温時
の熱膨張、収縮により亀裂が入りやすくなる。一方、S
iO2とAl2O3の合計量に対するSiO2の含有率が2
5wt%未満となると、SiCl4との反応性が小さい
SiO2による耐火材の耐久性が十分に得られなくな
り、SiCl4との反応による耐火材の劣化速度が進ん
でしまう。
面に、SiCl4と反応しないSiO2系またはSiO2
−Al2O3系の材料をコーティングするか若しくは含浸
させることができ、これにより耐火材のSiCl4に対
する耐久性をさらに高めることができる。ここで、表面
にSiO2またはSiO2+Al2O3をコーティングした
耐火材は、焼成前の耐火材の表面に、例えばSiO2粉
末またはSiO2粉末とAl2O3粉末を混合したものを
水または有機溶剤(アルコール等)に溶かしたコーティ
ング剤を塗布した後、1300℃以上の温度で焼き固め
ることにより、また、表面にSiO2またはSiO2+A
l2O3を含浸処理を施した耐火材は、焼成前の耐火材の
表面に、例えばSiO2粉末またはSiO2粉末とAl2
O3粉末を混合したものを溶剤に溶かした含浸液を滲み
込ませた後、1300℃以上の温度で焼き固めることに
より、それぞれ製造することができる。また、場合によ
っては、耐火材を1300℃以上で焼成した後、上記コ
ーティングまたは含浸処理を行い、しかる後、これらコ
ーティング剤または含浸剤を焼き固める熱処理を行って
もよい。
O3のコーティング若しくは含浸処理を施した耐火材の
耐久性を確認するため、SiO2−Al2O3系(Si
O2:44wt%,Al2O3:52wt%)の耐火材料
に、上記した方法でSiO2とSiO2+Al2O3のコー
ティングをそれぞれ施した後、1500℃で焼成して得
られた耐火材と、同じくSiO2の含浸処理を施した
後、1500℃で焼成して得られた耐火材をそれぞれ製
作し(耐火材のサイズ:100mm×100mm×25
mm)、図1と同様の試験を実施して質量減少量から劣
化速度を評価した。また、比較のため上記コーティング
や含浸処理を施さない耐火材(1500℃焼成材)につ
いても同様の試験を行った。その結果を図4に示す。図
4によればSiO2またはSiO2+Al2O3のコーティ
ングや含浸処理を施した耐火材は、これらの処理を施さ
ない耐火材(未処理品)に較べて劣化速度がより低減化
されていることが判る。
において、炉内の側壁をSiO2:53%、Al2O3:
43%の組成のキャスタブルの表面にSiO2を含浸さ
せて1500℃で焼き固めた本発明の耐火材で構成し、
実操業を行って1年経過後及び2年経過後における耐火
材の劣化状況を調査した。この劣化状況の調査は、質量
減少率を測定することにより行った。図6はその結果を
示したものであり、いずれの耐火材も2年の操業を経た
後でも劣化はほとんど進行しておらず、また、表面を観
察した結果でも脆化はほとんど生じていなかった。
よれば、浸珪処理炉が安価で且つ高温の塩化珪素ガスに
対して高度の耐久性を備えた炉内耐火材を備えているた
め、設備の劣化等を生じることなく長期間安定した操業
が可能であるとともに、設備コストも低減させることが
できる。
処理炉の炉材として使用した場合の質量減少量との関係
を示すグラフ
iO2−Al2O3系耐火材について、浸珪処理炉内で使
用した後の表面性状を示す写真
有率が異なる耐火材を浸珪処理炉の炉材とした場合にお
いて、SiO2含有率と耐火材の質量減少率および亀裂
発生個数との関係を示すグラフ
ティング若しくは含浸させたSiO2−Al2O3系耐火
材とこのような処理を施さない耐火材について、浸珪処
理炉に適用した際の質量減少量を示すグラフ
す説明図
減少率を経時的に示すグラフ
Claims (3)
- 【請求項1】 鋼帯を気体浸珪法により連続的に浸珪処
理する連続浸珪処理設備において、浸珪処理炉内の耐火
材として、SiO2およびAl2O3の1種または2種を
合計で80wt%以上含むセラミック材料を1300℃
以上の温度で焼成して得られた耐火材を用いることを特
徴とする鋼帯の連続浸珪処理設備。 - 【請求項2】 耐火材がSiO2とAl2O3とを含み、
SiO2とAl2O3の合計量に対するSiO2の含有率が
25〜80wt%であることを特徴とする請求項1に記
載の鋼帯の連続浸珪処理設備。 - 【請求項3】 耐火材が、表面にSiO2系またはSi
O2−Al2O3系の材料をコーティングするか若しくは
含浸させた耐火材であることを特徴とする請求項1また
は2に記載の鋼帯の連続浸珪処理設備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32075796A JP3259646B2 (ja) | 1996-11-15 | 1996-11-15 | 鋼帯の連続浸珪処理設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32075796A JP3259646B2 (ja) | 1996-11-15 | 1996-11-15 | 鋼帯の連続浸珪処理設備 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10147856A true JPH10147856A (ja) | 1998-06-02 |
| JP3259646B2 JP3259646B2 (ja) | 2002-02-25 |
Family
ID=18124934
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32075796A Expired - Fee Related JP3259646B2 (ja) | 1996-11-15 | 1996-11-15 | 鋼帯の連続浸珪処理設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3259646B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011052858A1 (ko) * | 2009-10-30 | 2011-05-05 | 한국전력공사 | 고규소강판 제조방법 및 이를 이용하여 제조된 고규소강판 |
| KR101150336B1 (ko) | 2009-12-24 | 2012-06-08 | 한국전력공사 | SiO2, Si 및 MgF2 분말혼합체로 구성된 침규 조성물 및 이를 이용한 침규 방법 |
| KR101190826B1 (ko) | 2010-01-06 | 2012-10-12 | 한국전력공사 | 양호한 표면 상태를 가지는 고규소강판 제조방법 |
| JP2015040338A (ja) * | 2013-08-23 | 2015-03-02 | Jfeスチール株式会社 | 浸珪処理装置 |
| KR20200039740A (ko) | 2017-09-12 | 2020-04-16 | 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 | 침규 처리로용 내화물 |
-
1996
- 1996-11-15 JP JP32075796A patent/JP3259646B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| KR101190826B1 (ko) | 2010-01-06 | 2012-10-12 | 한국전력공사 | 양호한 표면 상태를 가지는 고규소강판 제조방법 |
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| KR20200039740A (ko) | 2017-09-12 | 2020-04-16 | 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 | 침규 처리로용 내화물 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3259646B2 (ja) | 2002-02-25 |
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