JPH10148865A - 一眼レフカメラのプレビュー装置 - Google Patents

一眼レフカメラのプレビュー装置

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JPH10148865A
JPH10148865A JP8308514A JP30851496A JPH10148865A JP H10148865 A JPH10148865 A JP H10148865A JP 8308514 A JP8308514 A JP 8308514A JP 30851496 A JP30851496 A JP 30851496A JP H10148865 A JPH10148865 A JP H10148865A
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mirror
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shutter
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幹生 尾木
Yutaka Osawa
裕 大澤
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    • G03B17/42Interlocking between shutter operation and advance of film or change of plate or cut-film
    • G03B17/425Interlocking between shutter operation and advance of film or change of plate or cut-film motor drive cameras
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 電気スイッチを操作して電動モータの駆動に
よりプレビューを行う一眼レフカメラにおいて、通常レ
リーズ時におけるシャッター走行までのタイムラグが少
ないプレビュー装置を簡単な構成で提供する。 【解決手段】 モータの1回転カムギヤの原点位置から
の正方向の1回転により、絞の開放位置から設定絞り値
への絞り込みとミラー上昇、シャッター走行、ミラー下
降、及び絞の絞り込み位置から開放位置へのリセットが
シーケンシャルに生じ、モータの原点位置からの逆方向
の回転により最初に絞の開放位置から設定絞り値への絞
り込み動作が生じるようになし、レリーズスイッチとは
別に、外部から操作が可能なプレビュースイッチを設
け、レリーズスイッチがオンの時には、1回転カムギヤ
を原点位置から正方向に1回転させ、プレビュースイッ
チがオンの時ときには、1回転カムギヤを、ミラーが上
昇動作されずに絞り込み動作のみが行われる範囲で逆転
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、一眼レフカメラのプレビュー
(被写界深度確認)装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】従来の一眼レフカメラのプ
レビュー装置には、撮影者が手動レバーで機械的に絞り
込むものがあった。しかし、絞りは通常、開放方向に比
較的大きな力で付勢されているために、この付勢力に抗
して手動レバーを操作するのは負担であり、長時間絞り
込み状態を維持するのはさらに困難である。絞り込み位
置への保持機構を備えたカメラもあるが、保持のリセッ
ト操作が必要であり操作性が悪い。
【0003】こうした問題点を解決するため、ミラーを
モータで駆動する電動駆動装置を利用して、電気スイッ
チ部材の操作による電動モータの駆動でプレビューを行
う装置が本願出願人により提案されている(特開平2-77
045 号)。このプレビュー装置は、ミラー駆動用のモー
タと該モータに連動する1回転カムギヤとを備え、この
1回転カムギヤの正方向の回転でシーケンシャルにプレ
ビュー動作とレリーズ動作を行なわせるものであり、プ
レビュースイッチがオンされるとモータを正転させ、ミ
ラーの上昇動作の前に該モータに連動する絞駆動機構に
よって絞り込みが完了される構造になっている。所定の
絞位置に達するとモータを停止し、ファインダを通して
深度確認を行い、プレビュースイッチをオフするとモー
タが逆転して絞がリセットされる。この構造であると、
通常レリーズ時においては絞り込み完了を待ってミラー
の上昇が開始されるため、レリーズ釦を押してからシャ
ッターが走行されるまでのタイムラグが大きかった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、以上の問題点に鑑みてなされ
たもので、電気スイッチ部材を操作して電動モータの駆
動によりプレビューを行う一眼レフカメラのプレビュー
装置において、通常レリーズ時におけるシャッター走行
までのタイムラグが少ないプレビュー装置を簡単な構成
で提供することを目的とする。
【0005】
【発明の概要】本発明のプレビュー装置は、撮影光路上
の下降位置と光路から退避した上昇位置とにミラーを上
下動させるミラー駆動機構と、レンズの絞を開閉させる
絞駆動機構と、シャッターとを、モータによって回転駆
動される1回転カムギヤの回転に連動させて駆動する一
眼レフカメラにおいて、モータの正転による1回転カム
ギヤの原点位置からの正方向の1回転により、絞の開放
位置から設定絞り値への絞り込みとミラー上昇、シャッ
ター走行、ミラー下降、及び絞の絞り込み位置から開放
位置へのリセットがシーケンシャルに生じ、モータの逆
転による1回転カムギヤの原点位置からの逆方向の回転
により最初に絞の開放位置から設定絞り値への絞り込み
動作が生じるようになし、レリーズスイッチとは別に、
外部から操作が可能なプレビュースイッチを設け、レリ
ーズスイッチがオンされたときには、1回転カムギヤを
原点位置から正方向に1回転させ、プレビュースイッチ
がオンされたときには、1回転カムギヤを、ミラーが上
昇動作されずに絞り込み動作のみが行われる範囲で逆転
させることを特徴とする。
【0006】この一眼レフカメラは、レリーズ時に、原
点位置からの1回転カムギヤの正方向回転による絞の絞
り込み動作とミラー上昇動作の少なくとも一部が、同一
時間に生じる。また上記プレビュースイッチがオフされ
ると、モータが正転されて1回転カムギヤが原点位置に
復帰される。
【0007】ミラー駆動機構と絞駆動機構はそれぞれ、
相互に噛み合う別々の1回転カムギヤによって上記のよ
うな動作をさせることができる。
【0008】カメラはさらに、設定絞り値で作動して絞
を固定する絞係止機構を備えていて、上記1回転カムギ
ヤは、レリーズ動作時にはシャッター走行後に絞係止機
構を解除する第1の絞固定解除カムと、プレビュー時に
は原点位置復帰のためのモータ正転開始後に絞係止機構
を解除する、第1の絞固定解除カムとは別形状の第2の
絞固定解除カムとを有していることが望ましい。
【0009】なお、本発明においては、前述のモータが
正転するときのカムギヤの回転方向を「正方向」、モー
タが逆転するときのカムギヤの回転方向を「逆方向」と
定義する。そのため、カムギヤを複数備えると、カムギ
ヤ相互での「正方向」及び「逆方向」が異なる場合があ
るが、モータの正転時に生じるカムギヤの回転は全て
「正方向」、モータの逆転時に生じるカムギヤの回転は
全て「逆方向」となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図示実施形態について本発明
を説明する。図6に示すように、AF一眼レフカメラ1
0(以下、カメラ10)のカメラボディ13の正面略中
央部に位置するミラーボックス11は、両側面の親板1
4(14a、14b)と底板15を有し、正面から見て
左側の親板14aに対向する中間親板17が設けられて
いる。親板14aと中間親板17に挟まれる空間には、
ミラーボックス機構20が配される。中間親板17の左
側には補助親板18が設けられ、中間親板17と補助親
板18の間には、絞制御機構60が配されている。メカ
チャージモータ12(以下、単にモータ12と呼ぶ)
は、中間親板17の下端に固定されており、その出力軸
16をミラーボックス機構20の下部付近に突出してい
る。ミラーボックス11に対応するカメラボディ13の
正面位置には、撮影レンズ鏡筒を着脱させるレンズマウ
ント19が設けられている。本実施形態において、レン
ズ鏡筒は図示していないが、鏡筒内に絞機構と焦点調節
レンズ群を有する撮影レンズ鏡筒がレンズマウント19
に装着されているものとする。
【0011】図1から図3はモータ12によって駆動さ
れるミラーボックス機構20の側面図である。モータ1
2の出力軸16に固定されたピニオン22及びこれと噛
み合うギヤ列は、親板14aと中間親板17の間におい
て、親板14a側に回動自在に支持されている。このギ
ヤ列は、減速ギヤ24a〜24d、シャッター・絞用1
回転カムギヤ25(以下、シャッター・絞用カムギヤ2
5)及びミラー用1回転カムギヤ26(以下、ミラー用
カムギヤ26)からなっている。シャッター・絞用カム
ギヤ25とミラー用カムギヤ26は同一歯数(減速比
1:1)である。以上のギヤ列は、すべて平歯車から構
成されている。
【0012】ミラー用カムギヤ26には、図1から図3
の表面(紙面手前)側に回転位置検知ブラシ41、裏面
側にミラー駆動カム42が一体に固着されており、この
ミラー駆動カム42は、半円部42aと凹部42bを有
している。ミラー駆動カム42は、親板14aに軸44
で回動自在に枢着されたシャッター係止解除レバー45
のフォロワローラー46と係合する。シャッター係止解
除レバー45は、親板14aに固設された支点ピン48
に一端を支持されるミラー駆動ばね49によって上昇回
動(図中の時計回動)方向へ付勢されているが、図1に
示す初期位置ではフォロワローラー46が半円部42a
に押し下げられているため下降した状態である。軸54
で親板14aに枢着したミラー55は、このシャッター
係止解除レバー45に設けられたミラー復元ばね47に
ミラーシートボス56が当接されており、図1ではシャ
ッター係止解除レバー45が下降位置にあるためミラー
55も下降位置に保持されている。ミラー用カムギヤ2
6が反時計回りに回転して半円部42aが退避すると、
シャッター係止解除レバー45はミラー駆動ばね49の
付勢力によって上昇回動する。すると該シャッター係止
解除レバー45の先端付近がミラーシートボス56を押
し上げて、ミラー55が上昇する。従って、ミラー55
の上昇下降のタイミングは、ミラー駆動カム42がフォ
ロワローラー46を介してシャッター係止解除レバー4
5を上下に回動させるタイミングによって決定されてい
る。
【0013】シャッター係止解除レバー45の先端には
シャッター係止機構(不図示)が接続されており、図1
の位置では、一眼レフカメラ10に備えた不図示の電磁
フォーカルプレーンシャッターを機械的に係止してい
て、図2の位置まで上昇回動されると機械的係止が解除
されるように構成されている。この電磁フォーカルプレ
ンシャッター(以下、単にシャッターと呼ぶ)はまた、
先幕用マグネット86(図7参照) と後幕用マグネット
87(同) によって先幕と後幕のそれぞれが電気的に保
持される。先幕用マグネット86と後幕用マグネット8
7は、通電されると励磁(オン)されて吸着力が作用し
て電気的にシャッターを保持し、通電解除されると非励
磁(オフ)状態になってシャッター先幕及び後幕をそれ
ぞれ走行させる。
【0014】シャッター・絞用カムギヤ25には、一対
のラッチ解除カム(絞り固定解除カム)27、28及び
シャッターチャージカム32が一体に固着されている。
別形状をなすラッチ解除カム27、28は、図1から図
5においてシャッター・絞用カムギヤ25の表面(手
前)側に、シャッターチャージカム32は裏面側に固着
されている。シャッターチャージカム32は、シャッタ
ー・絞用カムギヤ25の軸周りに配された小円部32b
と、この小円部32bから半径方向へ延設された腕部3
2aとからなっている。
【0015】シャッターチャージカム32は、軸29で
親板14aに枢着されたシャッターチャージレバー30
のフォロワローラー31と係合する。シャッターチャー
ジレバー30は、シャッターチャージカム32が図1の
位置から時計方向に回転してその腕部32aがフォロワ
ローラー31を押し上げると上方に回動された状態(図
3)になり、腕部32aが退避すると図1に示す下降状
態へ戻る。シャッターチャージレバー30の端部には、
不図示のシャッターチャージ機構が接続されており、こ
の下降位置から上昇位置への揺動によってシャッターチ
ャージが行われる。
【0016】シャッターチャージカム32はさらに、軸
33で親板14aに枢着された絞セットレバー34のフ
ォロワローラー35に係合する。絞セットレバー34
は、絞制御機構60に接続されるものであり、図4及び
図5は、図6における矢印I側から見た絞制御機構60
と中間親板17を表している。この図4、図5及び図6
に示すように、親板14aには、ガイド軸63によって
上下方向に一定距離移動可能にスライド板50が支持さ
れており、このスライド板50の下端には、親板14a
方向へ向けて連動ピン51が突設されている。ミラーボ
ックス機構20内に突出されたこの連動ピン51には、
絞セットレバー34の一端部から突出される絞付勢ばね
37の先端が係合しており、絞セットレバー34が図1
の下降位置にあるときに、スライド板50を図4の下降
位置に保持する。
【0017】絞セットレバー34は、レバー復元ばね3
6によって上昇回動する方向(図1ないし図3中の反時
計方向)、つまりフォロワローラー35がシャッターチ
ャージカム32に常時接触する方向に回動付勢されてお
り、またスライド板50もスライド板走行ばね39によ
って上昇する方向へ付勢されている。従って、図1の状
態からシャッターチャージカム32が時計回りに回転す
ると腕部32aが退避するため、絞セットレバー34が
上昇方向に回動し、絞セットレバー34の上昇回動によ
って絞付勢ばね37が連動ピン51から離れると、スラ
イド板50が上昇する。
【0018】スライド板50には、絞駆動突起52が一
体に設けられており、この絞駆動突起52は、レンズ鏡
筒内に設けた絞り機構(不図示)に連なる絞りピン
(同)と常時係合していて、スライド板50の上昇位置
によって絞り値が決定される。具体的には、スライド板
50が図4に示す下降位置にあるとき絞は開放されてお
り、該スライド板50が上昇すると絞り込まれる。
【0019】スライド板50の上昇位置は、そのラック
53が係合する絞制御機構60によって決定される。こ
の絞制御機構60を図4及び図5を用いて説明する。中
間親板17にはダブルギヤ65が枢着されており、この
ダブルギヤ65の小径ギヤ65aがスライド板50のラ
ック53に噛み合い、大径ギヤ65bは絞制御ギヤ66
と噛み合っている。中間親板17に枢着されたアンクル
68が、絞制御ギヤ66と同軸のエスケープホイール6
7に噛み合うことによって、絞制御ギヤ66の回転は一
定速度に保たれる。絞制御ギヤ66は、その周縁に延設
されたスリット円板66aに等角度間隔でスリット69
を有し、このスリット69と、これを挟む投光器と受光
器を有するフォトインタラプタ70とにより、パルス発
生器62が構成されている。
【0020】上記構成から、スライド板50が図1の位
置から上昇すると、ダブルギヤ65を介して絞制御ギヤ
66(スリット円板66a)が回転し、その回転角に応
じたパルスがフォトインタラプタ70から取り出され
る。発生パルス数は、スライド板50の上昇位置と対応
するから、このパルス数を管理することにより絞り値を
決定することができる。
【0021】中間親板17には、設定絞り値までスライ
ド板50が上昇した時、絞制御ギヤ66の回動を係止し
てスライド板50の上昇を止める絞係止機構71が支持
されている。この絞係止機構71は、スリット円板66
aの周面の爪部72と係脱するラッチピン73を有する
ラッチレバー74を軸75で中間親板17に枢着し、こ
のラッチレバー74と同軸のアマチュアレバー77を絞
セットマグネット78のプランジャー79に係合させて
なっている。アマチュアレバー77とラッチレバー74
は、結合ばね80、ラッチばね81によって、図4及び
図5中の軸75を中心とする反時計回動方向へ付勢され
ている。
【0022】絞セットマグネット78は、通電すると消
磁されてプランジャー79の進出を許すタイプの永久磁
石である。通電されない状態では、上記ばね80、81
の付勢力に抗して吸着力によってプランジャー79を収
納するので、ラッチレバー74のラッチピン73はスリ
ット円板66aの爪部72から離間しているが(図4参
照)、通電されるとプランジャー79が進出可能となる
ため、上記ばね80、81の付勢力によってラッチレバ
ー74、75がそれぞれ反時計方向に回動されてラッチ
ピン73がスリット円板66aの爪部72と噛み合い、
絞制御ギヤ66の回動を止める(図5参照)。つまり、
予め定められた絞り値に対応するパルス数が計数された
とき、絞セットマグネット78に通電することにより設
定絞り値が得られる。以下の説明及び図面においては、
通電による絞セットマグネット78の消磁状態を、絞セ
ットマグネット78のオンと呼ぶ。
【0023】ラッチレバー74は、シャッター・絞用カ
ムギヤ25のラッチ解除カム27、28に係合されるカ
ムフォロワ82を備える。シャッター・絞用カムギヤ2
5の回転によってラッチ解除カム27、28のいずれか
が該カムフォロワ82を押し込むと、ラッチレバー74
が時計方向に押し込まれる。これにより、スリット円板
66aの爪部72とラッチレバー74のラッチピン73
との係合が解かれ、スライド板50の下降動作が可能と
なり、以上のように設定された絞りが解除される。なお
図4のように、シャッター・絞用カムギヤ25が原点位
置(つまり絞開放位置)付近にあるときは、ラッチ解除
カム28がラッチレバー74の反時計方向への回動を規
制しているためにラッチピン73と爪部72が係合でき
ないので、シャッター・絞用カムギヤ25の回転開始
後、ラッチ解除カム28が原点位置より退避してからラ
ッチピン73と爪部72の係合が生じる。しかし、実際
に撮影レンズ群中の絞が動き始めるまでにも一定の時間
を要するので、開放に近い絞り値であっても固定するこ
とが可能である。
【0024】ミラー用カムギヤ26と中間親板17の間
には、回転角検知スイッチ83(図7参照)が設けられ
ている。この回転角検知スイッチ83は、シャッター・
絞用カムギヤ25及びミラー用カムギヤ26の回転位置
を検知するものであり、回転位置検知ブラシ41と、該
回転位置検知ブラシ41が接触する各カムギヤ25、2
6のランド部(不図示)とを有している。回転角検知ス
イッチ83は、各カムギヤ25、26の原点位置を検知
することができ、これによりミラー55のダウン状態と
シャッターチャージの完了状態を知ることができる。
【0025】図7は、本実施形態におけるカメラの制御
系を示すブロック図である。本発明の一眼レフカメラ1
0に搭載されたCPU90は、レンズCPU106と連
動して撮影動作を統括的に制御するものであり、内部メ
モリに格納されたプログラムに従って各制御動作を実行
する。
【0026】CPU90には、撮影レンズ鏡筒の焦点調
節レンズ群(不図示)駆動用のAFモータ84を駆動す
るモータ駆動回路95、フィルムの巻上げ、巻戻しを行
うワインドモータ85及び前述のモータ12を駆動する
モータ駆動回路96、シャッター先幕及び後幕を電気的
に保持する先幕用マグネット86と後幕用マグネット8
7、絞り固定用の絞セットマグネット78が接続されて
いる。CPU90にはまた、上記パルス発生器62のパ
ルス発生回路94、AFエンコーダ98、フィルム枚数
や各種補正値などの情報を記憶するE2 PROM99、
LCD105などの表示デバイスやフラッシュ回路10
4の制御を行う表示器制御装置100、AF用ラインセ
ンサ102及び測光IC103に接続されてCPU90
の測距及び測光動作に関与する露出制御装置101が接
続されている。フラッシュ回路104は、内蔵フラッシ
ュ充電回路、トリガー回路及びクェンチ回路を有してお
り、LCD105はファインダ内および外部の表示デバ
イスを含んでいる。
【0027】CPU90にはさらに、レリーズスイッチ
91、プレビュースイッチ92、測光スイッチ97、回
転角検知スイッチ83などの各種スイッチの入力を行う
スイッチ回路93が接続されている。カメラ10は、カ
メラボディ13から突出して外部より操作可能なレリー
ズ釦108を備えており、このレリーズ釦108は、半
押しすると測光スイッチ97をオンにして、全押しする
とレリーズスイッチ91をオンするように構成されてい
る。カメラ10はさらに、レリーズ釦108とは別に外
部から操作可能なプレビュースイッチ92を備えてい
て、このプレビュースイッチ92は、撮影者によって押
し込まれると電気的にオンとなり、押し込みを解放する
とオフされる。プレビュースイッチ92は測光スイッチ
97に接続されていて、プレビュースイッチ92がオン
されると測光スイッチ97がオンになるように連動して
いる。つまり、レリーズ釦108を半押ししたとき及び
プレビュースイッチ92がオンされたときに測光スイッ
チ97がオンとなる。また、回転角検知スイッチ83
は、前述のようなミラーボックス機構20の作動状況に
関する各情報をスイッチ信号としてスイッチ回路93へ
入力する。
【0028】カメラ10は、カメラボディ13に外部か
ら操作可能なシャッター速度設定ダイヤル(不図示)を
備え、該カメラ10に装着される撮影レンズ鏡筒の外周
面には絞設定リング(同)が設けられている。シャッタ
ー速度設定ダイヤルと絞設定リングの両方をオート位置
にしておくとプログラムAE(自動露出)モードとな
り、レリーズスイッチ91の操作のみで自動的に露出制
御が行われる。シャッター速度設定ダイヤルをオート位
置にして絞設定リングをオート以外の所望位置に合わせ
た場合には、シャッター速度をCPU90が自動的に決
定する絞り優先AEモードになる。逆に絞設定リングを
オート位置にしてシャッター速度設定ダイヤルをオート
以外の所望位置に合わせると、絞り値をCPU90が自
動的に決定するシャッター優先AEモードとなる。これ
らのAEモードでは、絞開放状態での測光値に基づいて
CPU90が露出制御を行う。一方、絞設定リングとシ
ャッター速度設定ダイヤルの双方ともオート以外の所望
位置に合わせた場合には、その設定した絞り値及びシャ
ッター速度で撮影が実行されるマニュアル露出モードと
なる。
【0029】カメラ10はまた、被写体に対するデフォ
ーカス量を検出して、デフォーカス量をなくすように撮
影レンズ鏡筒内の焦点調節レンズ群を移動させる自動焦
点調節(AF)装置を備えている。このカメラ10で
は、カメラボディ13の外部から操作可能な不図示のフ
ォーカスモード切換スイッチによって、CPU90が自
動的にピント合わせを行うAFモードと、手動でピント
合わせを行うMF(マニュアルフォーカス)モードとを
選択することができる。AFモードが選択されていると
きには、測光スイッチ97がオンされると、公知の測距
ユニットであるAF用ラインセンサ102で検出したデ
フォーカス量に基づいて、CPU90がモータ駆動回路
95を通じて上記焦点調節レンズ群を移動させる。この
駆動に際してCPU90は、AFモータ84の回転に連
動してAFエンコーダ98が出力するパルスをカウント
し、カウント値が所定値に達するとAFモータ84を停
止させる。この一連の自動焦点調節動作をAF動作と呼
ぶ。
【0030】次に、以上のプレビュー装置を有するカメ
ラの動作シーケンスについて、図8及び図9のタイミン
グチャート、図10から図14のフローチャートを参照
して説明する。なお、本実施形態ではプログラムAEモ
ード及びAFモードが選択されている。
【0031】カメラ10のメインスイッチをオンする
と、図10のルーチンに入る。撮影者はまずプレビュー
操作を行うか否かを決定し、プレビューを行う場合はプ
レビュースイッチ92をオンする(ステップS1)。プ
レビュースイッチ92がオンされると、図13及び図1
4に示すプレビュー動作用の処理ルーチンに入る。プレ
ビューしない場合には、レリーズ釦108の半押しによ
る測光スイッチ97のオン動作をチェックする(S
2)。測光スイッチ97がオンされれば、測光、演算が
行われて絞り値及びシャッター速度が自動設定され(S
3)、CPU90がモータ駆動回路95を介してAFモ
ータ84を作動させてAF動作が実行される(S4)。
ステップS2で測光スイッチ97がオンされることがな
ければ、メインスイッチをオンした直後の操作待機状態
に戻る。測光スイッチ97がオンされた場合、ステップ
S4の後にレリーズスイッチ91のオン動作をチェック
し(S5)、レリーズ釦108の全押しによってレリー
ズスイッチ91がオンされると図11及び図12に示す
通常レリーズ動作用の処理ルーチンに入る。レリーズス
イッチ91がオンされない場合、レリーズ釦108の半
押しを解除してから所定時間が経過すると操作待機状態
に戻る。
【0032】以下、プレビューせずに撮影に入る場合の
処理過程を説明する。ステップS5でレリーズスイッチ
91がオンされるとスイッチ回路93によってCPU9
0へ該オン信号が伝達される。レリーズスイッチ91の
オン信号を受けたCPU90は先幕用マグネット86及
び後幕用マグネット87に通電(オン)し、シャッター
が電気的に保持される(S6)。
【0033】ステップS6までは、ミラーボックス機構
20及び絞制御機構60は図1及び図4に示す初期状態
になっている。すなわち、ミラー55は下降して撮影光
路上にあり、シャッターチャージレバー30によってシ
ャッターチャージが完了しており、絞セットレバー34
は下降位置にあってレンズ側の絞りが開放されている。
【0034】シャッターが電気的に保持されると、CP
U90はモータ駆動回路96を通じてモータ12を正転
駆動(図1の反時計回り)させる(S7)。モータ12
が正転すると、その回転力は減速ギヤ24a〜24dに
より減速されながら伝達され、シャッター・絞用カムギ
ヤ25が時計方向に、ミラー用カムギヤ26が反時計方
向にそれぞれ回転する。前述したように本発明では、モ
ータ12が正転したときの各カムギヤ25、26の回転
方向を「正方向」と定義したため、相互に噛み合うカム
ギヤ25、26を備える本実施形態では、カムギヤ2
5、26のそれぞれの回転の「正方向」は異なってい
る。モータ12が逆転したときに関しても同様で、各カ
ムギヤ25、26の回転の「逆方向」は互いに異なる。
【0035】シャッター・絞用カムギヤ25の時計方向
の回転(正方向の回転)によって、絞セットレバー34
が上昇回動を開始して絞り込みが開始される(S8)。
これを具体的に説明すると、フォロワローラー35に対
してシャッターチャージカム32の腕部32aが退避す
るため、レバー復元ばね36の付勢力によって絞セット
レバー34が図1の反時計方向へ上昇回動を行う。絞セ
ットレバー34が上昇回動すると、絞付勢ばね37によ
って押えられていたスライド板50が上昇し、レンズ側
の絞り機構の絞り込み動作が開始される。
【0036】これとほぼ同時に、ミラー用カムギヤ26
の反時計方向の回転(正方向の回転)によって、シャッ
ター係止解除レバー45が上昇回動を開始して、ミラー
55の上昇とシャッターの機械的係止解除が開始される
(S9)。具体的には、ミラー駆動カム42の半円部4
2aが退避するため、ミラー駆動ばね49の付勢力によ
ってシャッター係止解除レバー45が時計方向へ上昇回
動する。この回動によってシャッター係止機構の機械的
係止の解除が開始されると共に、ミラーシートボス56
が押し上げられてミラー55の上昇が開始される。
【0037】絞り込み動作に連動して絞制御ギヤ66が
回転されると、パルス発生器62により該絞り込み動作
に同期したパルスが発生され、CPU90がパルス数を
カウントする(S10)。そしてパルス数がステップS
3で設定された絞り値に対応するまでモニターし(S1
1)、所定パルス数になるとCPU90が絞セットマグ
ネット78に通電して消磁(オン)する。これによりラ
ッチピン73がスリット円板66aの爪部72に噛み合
って、スライド板50の動作が係止されて絞りが設定値
で固定される(S12)。一方、絞セットレバー34は
フォロワローラー35がシャッターチャージカム32の
小円部32bに当接するまで上昇回動可能であるから、
レンズ側の絞りが固定された後もしばらく動作してから
上昇回動を停止する(S13)。
【0038】続いて、回転角検知スイッチ83を用いて
ミラー55の上昇完了を検出する(S14)。ミラー5
5の上昇が完了した位置にあれば回転角検知スイッチ8
3によってミラーアップ信号がスイッチ回路93に送ら
れる。このときシャッター係止解除レバー45は上昇回
動を終えており、シャッターの機械的係止は解除されて
いる(S15)。ここでCPU90は、モータ12の動
作を停止する(S16)。ステップS16においては、
ミラーボックス機構20及び絞制御機構60はそれぞれ
図2、図5に示す状態に移行されている。
【0039】モータ12の停止後、先幕用マグネット8
6が通電解除(オフ)され、すでに機械的係止の解除さ
れているシャッターの先幕が走行する(S17)。続い
て、設定されたシャッター速度に基づくシャッター開閉
時間の経過がチェックされ(S18)、所定時間を経過
すると後幕用マグネット87がオフされてシャッター後
幕が走行する(S19)。後幕の走行が完了すると(S
20)、各部の復帰動作及びワインド処理動作へ移行す
る。
【0040】シャッター走行後、モータ駆動回路96を
介してモータ12が再び正転される(S21)。このと
き、モータ12の作動開始から所定時間経過してもミラ
ーアップ信号がオフにならない場合は、ミラーボックス
機構20に動作異常があったと判断され(S22)、モ
ータ12の駆動を停止して(S33)メカNG処理に入
る。動作異常が検知されなければモータ12の正転が続
行される。同時に、モータ駆動回路96を介してワイン
ドモータ85が駆動されてフィルムの巻き上げ(給送)
が開始される(S23)。
【0041】図2の位置から、シャッター・絞用カムギ
ヤ25が時計方向に回転すると、まずラッチ解除カム2
7がカムフォロワ82を押し込むため、ラッチレバー7
4のラッチピン73とスライド円板66aの爪部72と
の係合が解除され、絞り固定が解除される(S24)。
このとき、絞セットレバー34は上昇位置にあるので、
絞係止機構71による固定の解除されたスライド板50
はスライド板走行ばね39の付勢力によって、絞が最小
開口となる位置まで一旦上昇する(図8参照)。これと
ほぼ同時にミラー用カムギヤ26の反時計方向の回転に
よって、ミラー駆動カム42の半円部42aがフォロワ
ローラー46を押し下げるので、シャッター係止解除レ
バー45が下降回動され、シャッターの機械的係止とミ
ラー55の下降が開始される(S25)。
【0042】一方、シャッター・絞用カムギヤ25がさ
らに回転されると、シャッターチャージカム32の腕部
32aがフォロワローラー31を押し上げ、シャッター
チャージレバー30が上昇回動されてシャッターチャー
ジが始まる(S26)。このシャッターチャージが完了
するよりも前に、シャッター係止解除レバー45のフォ
ロワローラー46がミラー駆動カム42の半円部42a
に押し下げられ、シャッターチャージが完了した時点で
はミラー55の下降動作が完了されている(S27)。
ステップS27では、シャッターの機械的係止も完了し
ている。シャッター・絞用カムギヤ25の時計方向の回
転は続行され、シャッターチャージが完了した後、シャ
ッターチャージカム32の腕部32aによって絞セット
レバー34が押し下げられ、絞リセット動作が開始され
る(S28)。絞リセット動作の間、ミラー用カムギヤ
26は反時計方向へ回転を続けているが、ミラー駆動カ
ム42の半円部42aが約半周に亘ってフォロワローラ
ー46に当接するため、ミラー55は下降位置に保持さ
れている。
【0043】つまり、ミラー55の下降動作完了(S2
7)から、絞セットレバー34の下降回動(絞リセット
動作)が開始(S28)されるまでには、図8に網掛け
部Aで示す範囲のタイムラグが設けられている。このタ
イムラグは、シャッターチャージカム32とミラー駆動
カム42の形状の相違によって得られるものである。
【0044】ワインドモータ85によるフィルム給送
は、シャッター・絞用カムギア25とミラー用カムギア
26が1回転して図1に示す原点位置に復帰する前に終
了するように設定されている(S29)。このワインド
処理については、撮影コマ数が残っている場合と、フィ
ルム終端とで処理過程が異なるが、本発明の要旨に関係
がないので説明を省略する。
【0045】シャッター・絞用カムギア25(及びミラ
ー用カムギヤ26)が1回転すると、絞セットレバー3
4の下降動作が完了して絞りが開放される(S30)。
CPU90は、回転角検知スイッチ83を用いてミラー
ボックス機構20が図1の原点位置への復帰を検出し
(S31)、原点位置に戻ったところでモータ12の駆
動(正転)を停止させて(S32)レリーズ動作が終了
する。
【0046】次に、プレビューを行う場合を説明する。
図10のステップS2においてプレビュースイッチ92
がオンされると、図13のルーチンに入る。プレビュー
スイッチ92がオンされるとこれに連動して測光スイッ
チ97がオンになり、測光、演算が行われて絞り値が設
定され(S34)、CPU90がモータ駆動回路95を
介してAFモータ84を駆動させてAF動作を実行する
(S35)。この段階では、ミラーボックス機構20及
び絞制御機構60は、図1及び図4に示す初期位置にあ
る。
【0047】続いて、CPU90はモータ駆動回路96
を介してモータ12を逆転(図1の時計回り)させる
(S36)。モータ12が逆転すると、回転力は減速ギ
ヤ24a〜24dにより減速されながら伝達され、シャ
ッター・絞用カムギヤ25が反時計方向に、ミラー用カ
ムギヤ26が時計方向にそれぞれ回転する。このときの
各カムギヤ25、26の回転方向を「逆方向」と呼び、
相互に噛み合うカムギヤ25、26とでは「逆方向」が
異なる。前述したように、モータ12の正転により行わ
れる通常レリーズ時には、ミラー55の下降が完了して
から絞リセット動作が行われていた。つまりモータ12
が逆転すると、正転時のシーケンスとは異なりミラー5
5が上昇回動する前に絞り込み動作が行われる(S3
7)。
【0048】このモータ12の逆転によるミラーボック
ス機構20及び絞制御機構60の動作を詳細に説明する
と、まずシャッター・絞用カムギヤ25が図1の反時計
方向へ回転(逆方向へ回転)することで、絞セットレバ
ー34のフォロワローラー35に当接するシャッターチ
ャージカム32の腕部32aが退避するため、レバー復
元ばね36の付勢力によって絞セットレバー34が反時
計方向へ上昇回動を開始する。絞セットレバー34が上
昇回動すると、スライド板50が上昇してレンズ側で絞
り込みが実行される。同時にミラー用カムギヤ26も時
計方向へ回転(逆方向へ回転)しているが、ミラー駆動
カム42は、この時計方向への回転では約半周に亘って
半円部42aがフォロワローラー46に当接して規制す
るため、シャッター係止解除レバー45は上昇回動され
ない。つまり、シャッターは機械的に係止された状態を
保ち、ミラー55の上昇は行われない。
【0049】スライド板50が上昇すると、パルス発生
器62が作動してパルスを発生し、CPU90がパルス
を計数しながら(S38)設定絞り値との対応をモニタ
ーする(S39)。計数パルスが設定絞り値に対応する
所定パルス数となったら、絞セットマグネット78が通
電(オン)され、ラッチレバー74のラッチピン73が
絞制御ギヤ66の爪部72に噛み合ってスライド板50
の動作が係止される(S40)。ここで設定絞り値が検
出が得られていれば(S41)、モータ12が駆動停止
される(S42)。
【0050】このときのミラーボックス機構20の状態
を図3に示した。ミラー55は撮影光路上の下降位置に
保持されているから、撮影者はファインダーを通して被
写界深度を確認することができる。加えて、ステップS
35においてAF動作が行われているため、AF動作後
の構図で深度確認することができる。なお、絞セットレ
バー34は、スライド板50が示す絞り値にかかわら
ず、フォロワローラー35がシャッターチャージカム3
2の小円部32bに当接する位置まで上昇回動されてい
る。
【0051】ここで撮影者はレリーズスイッチ91をオ
ンにして撮影をすることができる(S43)。撮影に入
る場合は後に説明する図14の処理ルーチンに入る。
【0052】ステップS43においてレリーズスイッチ
91のオン動作を選択しなかった場合、プレビュースイ
ッチ92をオフすると(S44)、モータ12が正転
(反時計回り)駆動される(S45)。これにより、シ
ャッターチャージカム32の腕部32aがフォロワロー
ラー35を押し下げ、絞セットレバー34の下降回動が
開始される(S46)。さらに、時計方向に回転するシ
ャッター・絞用カムギヤ25に設けたラッチ解除カム2
8がカムフォロワ82を押し込むため、ラッチピン73
とスライド円板66aの爪部72が離間されて絞り固定
が解除され、絞り開放(リセット)が開始される(S4
7)。
【0053】シャッター・絞用カムギヤ25が原点位置
に復帰すると絞開放が完了する(S48)。回転角検知
スイッチ83を用いて、ミラーボックス機構20が図1
に示す原点位置へ復帰したかを検出し(S49)、復帰
していればモータ12の駆動が停止されて(S50)プ
レビュー処理が完了する。
【0054】一方、ステップS43でレリーズスイッチ
91のオンを選択すると、つまりプレビュー中にレリー
ズスイッチをオンすると、図14に示す処理ルーチンに
入る。レリーズスイッチ91のオンに伴って、図3の状
態からモータ12が正転(反時計回り)する(S5
1)。これによってシャッター・絞用カムギヤ25が正
方向に回転すると、シャッターチャージカム32がフォ
ロワローラー35を押し下げて絞セットレバー34の下
降回動が開始され(S52)、ラッチ解除カム28によ
って絞り固定が解除される(S53)。シャッター・絞
用カムギヤ25が原点位置まで戻ると、絞セットレバー
34が下降位置となるので絞りが開放される(S5
4)。そして回転角検知スイッチ83を通じて、ミラー
ボックス機構20が図1に示す原点位置に復帰している
かチェックされる(S55)。ここまでは、レリーズス
イッチ91をオンせずにプレビュースイッチ92をオフ
した場合のステップS45〜S49と同様である。
【0055】ミラーボックス機構20が原点位置に戻っ
ていることが確認されると、絞り開放状態で改めて測
光、演算が行われ(S56)てから図11の処理ルーチ
ンに入り、通常レリーズ動作の撮影が行われる。このと
き、各カムギヤ25、26は、原点位置で停止させるこ
となく、そのまま正方向に1回転させることができる。
この場合、ステップS55の測光は、カムギヤ25、2
6が原点位置に復帰する瞬間に行われ、その間モータ1
2の駆動は継続されている。
【0056】プレビューを行うためには、設定絞り値へ
の絞り込み動作とミラーの上昇動作との間にタイムラグ
が必要である。従来は、このタイムラグがシャッタ走行
前に設定されていたのでレリーズスイッチがオンされて
からシャッタが実際に走行するまでの時間が長くかかっ
ていた。一方、以上から明らかなように本発明のプレビ
ュー装置は、ミラーボックス機構20が原点位置にある
とき、モータ12が正転するとカムギヤ25、26の正
方向の1回転によって絞の開放位置から設定絞り値への
絞り込みとミラー55の上昇、シャッター走行、ミラー
55の下降、及び絞の絞り込み位置から開放位置へのリ
セットがシーケンシャルに生じ、モータ12が逆転する
とカムギヤ25、26の逆方向の回転により最初に絞の
開放位置から設定絞り値への絞り込み動作が生じるよう
に構成されている。つまり、絞とミラー55との動作ラ
グはレリーズ動作においてシャッタ走行後に生じるよう
に設定されている。そのため、レリーズスイッチ91が
オンされてからレリーズ動作に入る際には、設定絞り値
への絞り込み動作完了を待たずにミラー55の上昇を開
始させることが可能であるから、シャッタが走行するま
での時間を従来に比して短くすることができる。また、
プレビュースイッチ92をオンした場合は、カムギヤ2
5、26がレリーズ動作と逆方向へ自動的に回転されて
絞り込み動作のみが生じるので、プレビュー動作時の使
い勝手が損なわれることもない。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電気スイ
ッチ部材を操作して電動モータの駆動によりプレビュー
を行う一眼レフカメラのプレビュー装置において、通常
のレリーズ動作におけるシャッター走行までのタイムラ
グが少ないプレビュー装置を簡単な構成で得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】各カムギヤが原点位置にあるとき(シャッター
チャージ完了状態)のミラーボックス機構を表す、図6
のI矢視側面図である。
【図2】通常レリーズ時において、シャッター走行直前
でのミラーボックス機構の側面図である。
【図3】プレビュー時のミラーボックス機構の側面図で
ある。
【図4】各カムギヤが原点位置にあるとき(シャッター
チャージ完了状態)の絞制御機構を表す、図6のI矢視
側面図である。
【図5】絞り込みが行われたときの絞制御機構の側面図
である。
【図6】ミラーボックス、メカチャージモータ、ミラー
ボックス機構及び絞制御機構の関係を示す正面図であ
る。
【図7】本実施形態の制御系を示すシステムブロック図
である。
【図8】通常レリーズ動作時のタイミングチャート図で
ある。
【図9】プレビュー動作時のタイミングチャート図であ
る。
【図10】本実施形態における初期処理を示すフローチ
ャート図である。
【図11】通常レリーズ時においてシャッター走行まで
の処理過程を示すフローチャート図である。
【図12】通常レリーズ時においてシャッター走行後の
処理過程を示すフローチャート図である。
【図13】プレビュー時の処理過程を示すフローチャー
ト図である。
【図14】プレビュー中にレリーズスイッチをオンした
場合の処理過程を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
10 AF一眼レフカメラ 11 ミラーボックス 12 メカチャージモータ 20 ミラーボックス機構 25 シャッター・絞用1回転カムギヤ 26 ミラー用1回転カムギヤ 27 28 ラッチ解除カム 30 シャッターチャージレバー 32 シャッターチャージカム 34 絞セットレバー 37 絞付勢ばね 39 スライド板走行ばね 41 回転位置検知ブラシ 42 ミラー駆動カム 45 シャッター係止解除レバー 47 ミラー復元ばね 49 ミラー駆動ばね 50 スライド板 52 絞駆動突起 55 ミラー 60 絞制御機構 62 パルス発生器 66 絞制御ギヤ 66a スリット円板 70 フォトインタラプタ 71 絞係止機構 74 ラッチレバー 78 絞セットマグネット 83 回転角検知スイッチ 84 AFモータ 85 ワインドモータ 86 先幕用マグネット 87 後幕用マグネット 90 CPU 91 レリーズスイッチ 92 プレビュースイッチ 93 スイッチ回路 95 96 モータ駆動回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影光路上の下降位置と光路から退避し
    た上昇位置とにミラーを上下動させるミラー駆動機構
    と、レンズの絞を開閉させる絞駆動機構と、シャッター
    とを、モータによって回転駆動される1回転カムギヤの
    回転に連動させて駆動する一眼レフカメラにおいて、 モータの正転による1回転カムギヤの原点位置からの正
    方向の1回転により、絞の開放位置から設定絞り値への
    絞り込みとミラー上昇、シャッター走行、ミラー下降、
    及び絞の絞り込み位置から開放位置へのリセットがシー
    ケンシャルに生じ、モータの逆転による1回転カムギヤ
    の原点位置からの逆方向の回転により最初に絞の開放位
    置から設定絞り値への絞り込み動作が生じるようにな
    し、 レリーズスイッチとは別に、外部から操作が可能なプレ
    ビュースイッチを設け、 レリーズスイッチがオンされたときには、1回転カムギ
    ヤを原点位置から正方向に1回転させ、 プレビュースイッチがオンされたときには、1回転カム
    ギヤを、ミラーが上昇動作されずに絞り込み動作のみが
    行われる範囲で逆転させることを特徴とする一眼レフカ
    メラのプレビュー装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプレビュー装置におい
    て、レリーズ時に、原点位置からの1回転カムギヤの正
    方向回転による絞の絞り込み動作とミラー上昇動作の少
    なくとも一部が、同一時間に生じる一眼レフカメラのプ
    レビュー装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のプレビュー装
    置において、上記プレビュースイッチがオフされると、
    モータが正転されて1回転カムギヤが原点位置に復帰さ
    れる一眼レフカメラのプレビュー装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項に記載
    のプレビュー装置において、ミラー駆動機構と絞駆動機
    構はそれぞれ、相互に噛み合う別々の1回転カムギヤに
    よって駆動される一眼レフカメラのプレビュー装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項に記載
    のプレビュー装置において、さらに、カメラは設定絞り
    値で作動して絞を固定する絞係止機構を備えていて、上
    記1回転カムギヤは、レリーズ動作時にはシャッター走
    行後に絞係止機構を解除する第1の絞固定解除カムと、
    プレビュー時には原点位置復帰のためのモータ正転開始
    後に絞係止機構を解除する、第1の絞固定解除カムとは
    別形状の第2の絞固定解除カムとを有している一眼レフ
    カメラのプレビュー装置。
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