JPH10150742A - 発電機駆動用ベルトのスリップ検出装置 - Google Patents

発電機駆動用ベルトのスリップ検出装置

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JPH10150742A
JPH10150742A JP24889197A JP24889197A JPH10150742A JP H10150742 A JPH10150742 A JP H10150742A JP 24889197 A JP24889197 A JP 24889197A JP 24889197 A JP24889197 A JP 24889197A JP H10150742 A JPH10150742 A JP H10150742A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発電機駆動用ベルトのスリップの有無を正確
に検出する。 【解決手段】 発電機3の出力端子3bに切換スイッチ
25を介してバッテリ11と電気ヒータ付触媒コンバー
タ(EHC)21とを接続する。スイッチ25がEHC
側に切り換えられ、バッテリが発電機から切り離されて
いるときに出力端子3bの電圧変動(リップル)に基づ
いて発電機回転数を検出し、発電機回転数と機関1の回
転数とを比較することにより発電機駆動用ベルト2のス
リップの有無を検出する。EHC21接続時はオルタネ
ータ出力電圧は上昇せしめられ、リップルの振幅が増大
するため、リップルに基づいて正確に発電機回転数を検
出できるので、ベルトスリップの検出精度が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電機駆動用ベル
トのスリップ検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車用機関等のように内燃機
関の出力軸からベルトを介して発電機を駆動するような
場合には駆動用ベルトのスリップを正確に検出すること
が重要となる。一般に、駆動用ベルトのスリップが増大
すると機関の動力が十分に発電機に伝達されないため発
電機の発電量が不足してバッテリの充電不良が生じる。
また、ベルトの残存寿命はベルトのスリップと相関があ
り、ベルトの残存寿命が短くなる程スリップが増大する
ことが知られている。このため、ベルトの切断等による
発電不能等のトラブルを防止するためにもベルトのスリ
ップを検出してベルトの残存寿命を正確に判断すること
が必要となる。
【0003】発電機駆動用ベルトのスリップ検出装置の
例としては、例えば特公昭52−26302号公報に記
載されたものがある。同公報の装置は、内燃機関の回転
数を検出する軸回転検出器と、該機関により駆動用ベル
トを介して駆動される発電機の回転数を検出する従回転
検出器とを備え、それぞれの回転検出器の検出信号の積
算値に基づいてベルトスリップの有無を検出するように
したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】発電機駆動用ベルトの
スリップの有無は、内燃機関(駆動機)と発電機(非駆
動機)との回転数を検出して、これらの回転数を比較す
ることにより容易に検出することができる。また、電子
制御式の内燃機関では制御情報として機関回転数を使用
するため、回転数センサ(例えばクランク回転角センサ
等)を設けるのが一般的であり、比較的簡単に機関の正
確な回転数を知ることができる。
【0005】しかし、自動車用機関等では、ベルトスリ
ップ検出のみのために発電機に専用の回転数センサを設
けることはコスト増大を招き好ましくない。このため、
発電機の回転数は、発電機出力電圧の変動(出力波形)
に基づいて算出するのが一般的である。上記特公昭52
−26302号公報の装置においては、従回転検出器は
発電機出力電圧の変動(リップル)を波形整形回路で処
理することにより発電機回転数に比例した周波数のパル
ス信号を出力している。すなわち、上記公報の装置にお
いても、発電機回転数は発電機出力電圧の変動(リップ
ル)に基づいて検出される。
【0006】ところが、上記のように発電機出力電圧の
リップルに基づいて発電機回転数を検出しようとする
と、回転数を精度良く検出することが困難になる問題が
ある。通常、自動車用機関などでは発電機はバッテリに
接続されており、常時バッテリの充電が行われる。この
ため、発電機出力電圧はバッテリに供給される電流値が
過大になることを防止するために、或る上限値(例えば
12〜14V程度)を越えないように制御されている。
このように、発電機出力電圧が比較的低い値に制御され
ている場合には、それに応じて出力電圧の変動幅(リッ
プルの振幅)も小さくなる。更に、上記公報の装置では
バッテリが発電機に接続された状態で回転数を検出する
ため、発電機出力電圧の変動はバッテリにより平滑化さ
れてしまい実際の出力電圧のリップルは極めて小さなも
のとなってしまう。
【0007】このため、上記公報の装置では、リップル
を波形整形回路でパルス信号に変換する際にリップルの
検出が不正確になり回転数に比例したパルス信号が得ら
れない場合がある。従って、上記公報の装置では、発電
機回転数を精度良く検出することが困難であり、そのた
め発電機駆動用ベルトのスリップを正確に検出できない
問題がある。
【0008】本発明は、上記問題に鑑み、発電機回転数
を検出するために専用の回転センサを設けることなく、
しかも簡易な方法で精度良く発電機駆動用ベルトのスリ
ップを検出することが可能なベルトのスリップ検出装置
を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、内燃機
関によりベルトを介して駆動され、バッテリと高電気負
荷とに電流を供給する発電機の駆動用ベルトのスリップ
検出装置であって、前記内燃機関の回転数を検出する機
関回転数検出手段と、前記発電機の出力電圧変動に基づ
いて発電機の回転数を検出する発電機回転数検出手段
と、前記高電気負荷に電流が供給されるときに、発電機
とバッテリとの接続を遮断するとともに、発電機とバッ
テリが接続されている時に較べて発電機出力電圧を上昇
させる手段と、前記高電気負荷に電流が供給されている
時に検出された機関回転数と発電機回転数とに基づいて
発電機駆動用ベルトのスリップの有無を検出するスリッ
プ検出手段と、を備えた発電機駆動用ベルトのスリップ
検出装置が提供される。
【0010】本発明では、発電機はバッテリの充電とと
もに、高電気負荷(例えば自動車においては、デフォッ
ガ、電気ヒータ付触媒コンバータ等の大電力を消費する
負荷)に電流を供給する。また、上記高電気負荷に電流
を供給するときには、発電機とバッテリとの接続が遮断
され、さらに高電気負荷に大電力を供給するために発電
機出力電圧が上昇せしめられる。このため、発電機出力
電圧の増大に応じてリップル振幅が増加し、しかもバッ
テリが発電機から切り離されているためリップルの平滑
化が生じることがない。従って、発電機出力電圧のリッ
プル検出が容易になるため、リップル検出精度が向上
し、発電機回転数が正確に検出される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を用いて本発明の
実施形態について説明する。図1は、本発明を自動車用
の発電機に適用した場合の実施形態の概略構成を示す図
である。図1において、1は自動車用内燃機関、3は三
相交流発電機(オルタネータ)、1aは機関1の出力軸
に設けられたベルト駆動用プーリ、3aはオルタネータ
3の回転子の駆動軸に設けられたプーリ、2はプーリ1
a、3aを接続する発電機駆動用ベルトを示している。
すなわち、オルタネータ3は内燃機関1からベルト2を
介して駆動されている。
【0012】本実施形態では、オルタネータ3はダイオ
ード整流器(図示せず)を内蔵しており、オルタネータ
のステータからの三相交流出力はダイオード整流器によ
り直流に変換され、プラス出力端子3bから出力され
る。また、オルタネータ3は、コイルロータの励磁電流
を制御するレギュレータ5を内蔵している。レギュレー
タ5の作用については後述する。
【0013】図1において、11はバッテリ(蓄電
池)、21は高電気負荷としての電気ヒータ付触媒コン
バータ(EHC)を示す。本実施形態のEHC21は、
メタル担体を有する触媒21aを備えており、機関始動
時等の触媒温度が低いときに触媒21aのメタル担体に
電流を流し、担体を発熱させることにより触媒温度を短
時間で上昇させる。すなわち、EHC21は、メタル担
体を電気ヒータとして作用させることにより、機関始動
後短時間で担体に担持された触媒温度を活性化温度まで
上昇させ始動直後から排気浄化作用を開始させるもので
ある。
【0014】EHC21とバッテリ11とは、切換スイ
ッチ25を介してオルタネータ3の出力端子に接続され
ており、切換スイッチ25を切り換えることにより、E
HC21とバッテリ11とのうちの一方をオルタネータ
3に接続することができる。また、図1に23で示した
のは、エンジンのイグニッション、車両のランプ等の通
常の車両電気負荷である。本実施形態では、車両電気負
荷23はバッテリに接続されており、切換スイッチ25
がEHC21とオルタネータ3とを接続する位置に切り
換えられているときにはバッテリ11のみから車両電気
負荷23に電力が供給されるようになっている。
【0015】図1に30で示すのは、機関1の電子制御
を行う制御回路(ECU)である。本実施形態では、E
CU30はRAM、ROM、CPU及び入出力ポートを
互いに双方向性バスで接続した公知の構成のマイクロコ
ンピュータとして構成されている。ECU30は、機関
1の燃料噴射制御や点火時期制御等の基本制御を行う
他、本実施形態では後述するように、機関1の回転数を
検出する機関回転数検出手段、オルタネータ3の回転数
を検出する発電機回転数検出手段、EHC21作動時に
オルタネータ3の出力電圧を上昇させる手段及び、機関
回転数とオルタネータ回転数とに基づいてベルト2のス
リップの有無を検出するスリップ検出手段として機能す
る。
【0016】上記の各作用を行うために、ECU30の
入力ポートには、機関1のクランク軸近傍に配置された
回転数センサ31からクランク軸一定回転角(例えば1
5度毎)にクランク角パルス信号が入力される。、ま
た、ECU30の入力ポートにはオルタネータ3の出力
端子3bからオルタネータ出力電圧VAが波形整形回路
35を経由して入力される。後述するように、波形整形
回路35は出力電圧VAの変動成分(リップル)のみを
取り出し、パルス信号に変換するものである。
【0017】ECU30は、別途一定時間毎に実行され
る機関回転数演算ルーチン(図示せず)により、回転数
センサ31から入力したクランク角パルス信号の間隔に
基づいて機関回転数(回転速度)を演算する。また、E
CU30の出力ポートは、切換スイッチ25に接続され
スイッチ25の切換動作を行う。
【0018】次に、レギュレータ5の作用について説明
する。レギュレータ5はオルタネータ3のロータコイル
に接続されたスイッチングトランジスタを備えており、
このトランジスタをオン/オフすることによりロータコ
イルに流れる励磁電流を制御する。本実施形態では、バ
ッテリ11が発電機に接続されているときには、レギュ
レータはバッテリ電圧が所定値以上(例えば14V以
上)になるとトランジスタをオフしてロータコイルへの
励磁電流の供給を停止し、バッテリ電圧が上記所定値よ
り低下するとトランジスタをオンしてロータコイルへ電
流を供給する。従って、通常の運転時(すなわち、スイ
ッチ25が発電機とバッテリとを接続する位置に切り換
えられている時)には、オルタネータ3の出力電圧VA
はロータコイルの励磁電流のオン/オフにより上記所定
値以下に維持され、バッテリ11の過充電が防止され
る。この定電圧制御のため、バッテリの端子電圧VBが
レギュレータ5の入力端子51に入力されている。
【0019】レギュレータ5の別の入力端子53はEC
U30の出力ポートに接続され、ECU30から切換信
号を入力するようになっている。レギュレータ5は、入
力端子53にECU30からの切換信号が入力していな
い場合には、バッテリ端子電圧に基づいてロータコイル
の励磁電流を制御し、上述したオルタネータの定電圧制
御を行う。一方、レギュレータ5は、入力端子53にE
CU30からの切換信号が入力すると、上記定電圧制御
を中止してスイッチングトランジスタをオン状態に保持
する。これにより、ロータコイルに供給される励磁電流
は最大になり、オルタネータの出力電圧が大幅に上昇す
る。
【0020】本実施形態では、ECU30は通常運転時
は切換スイッチ25を、オルタネータ3の出力端子3b
とバッテリ11とを接続する位置に保持するとともに、
レギュレータ5への切換信号をオフにする。これによ
り、バッテリ11がオルタネータ3に接続されていると
きには、オルタネータ3の出力電圧は一定値(例えば1
4V)以下の比較的低い電圧に制御されることになる。
【0021】一方、機関始動時等でEHC21に通電す
る場合には、ECU30は切換スイッチ25をオルタネ
ータ3の出力端子3bとEHC21とを接続する位置に
切り換えるとともに、レギュレータ5への切換信号をオ
ンにする。これにより、レギュレータ5はロータコイル
への励磁電流を増大させ、オルタネータ3の出力電圧が
大幅に上昇するためEHC21には大電力が供給され
る。本実施形態では、EHC21通電時(ECU30か
らの切換信号オン時)のオルタネータ出力電圧は25V
程度になるように設定されている。
【0022】次に、オルタネータ3の回転数検出につい
て説明する。前述のように、本実施形態ではオルタネー
タのステータコイルで発生する三相交流電流はダイオー
ド整流器で直流電流に変換されるため、オルタネータ3
の出力端子3bの端子電圧はオルタネータ回転数の6倍
の変動成分(リップル)を含んでいる。このため、リッ
プルの周波数を検出することができれば、オルタネータ
回転数は(リップル周波数)×(1/6)として算出す
ることができる。本実施形態では、波形整形回路35を
用いてオルタネータ3の出力端子3bの電圧のリップル
成分のみを取り出し、パルス信号に変換してECU30
に供給している。ECU30は入力したパルス信号の周
波数を計測することによりオルタネータの回転数を検出
する。
【0023】図2は、本実施形態における波形整形回路
35の構成を示す回路図である。図2に示すように、本
実施形態の波形整形回路35は、カップリングコンデン
サC1とヒステリシス付反転比較回路CTとを備えてい
る。オルタネータ3の出力端子3bの電圧はカップリン
グコンデンサC1によりその変動成分(リップル)のみ
が取り出され、比較回路CTに供給される。ヒステリシ
ス付反転比較回路CTは、比較器CT1の出力が1か0
かによりS点の電圧(基準電圧)VSが変化する。すな
わち、比較器CT1の出力が1のときには基準電圧は高
電圧VSHになり、比較器CT1の出力が0のときには
基準電圧は低電圧VSLとなる。
【0024】図3は比較回路CT1の端子T1に入力す
る電圧リップル成分の波形(図3(A) )と、端子T2か
らECU30に出力される整形後のパルス信号の波形
(図3(B) )とを示している。出力パルス信号(図3
(B) )のレベルは、入力電圧信号が高電圧側基準値VS
Hを越えると0になり、低電圧側基準値VSLより低下
すると1になる。このため、ECU30には、リップル
の周波数に等しい周波数のパルス信号が入力することに
なる。
【0025】前述のように、リップルの周波数はオルタ
ネータ3の回転数に正確に比例するため、上記パルス信
号の周波数を計測することによりオルタネータ3の回転
数を検出することができる。また、本実施形態では機関
1の回転数は回転数センサ31からのパルス信号の周波
数を計測することにより正確に検出することができる。
このため、上記により検出したオルタネータ回転数と機
関1の回転数とを比較することにより、ベルトにスリッ
プが生じているか否かを正確に判定することが可能とな
る。
【0026】ところで、上記のようにリップルの周波数
をパルス信号に変換する場合には、リップルの振幅が小
さいと、図3(A) における高電圧側基準値VSHと低電
圧側基準値VSLとの間隔を狭く設定する必要があり、
ノイズの影響を受けやすくなる。このため、リップル振
幅が小さいほどリップル周波数の検出誤差が大きくなる
傾向がある。ところが、前述のようにオルタネータ3が
バッテリ11に接続された状態では、バッテリ11の過
充電を防止するためにオルタネータ3の出力電圧が一定
値(例えば14V程度の比較的低い電圧)以下になるよ
うな制御を行う必要がある。リップル成分の振幅は出力
電圧(平均値)の大きさに比例して変化するためオルタ
ネータ出力電圧が低い場合には、リップル振幅もそれに
応じて小さくなる。さらに、バッテリがオルタネータに
接続されると、オルタネータ出力電圧の変動成分はバッ
テリ11により平滑化されてしまい、リップル振幅は極
めて小さくなってしまう。このため、バッテリ11をオ
ルタネータ3に接続した状態でリップル周波数を検出す
ると誤差が生じやすくなり、オルタネータの回転数を正
確に検出することが困難なため、ベルトのスリップの有
無を正確に判断できない問題がある。
【0027】本実施形態では、オルタネータ3とEHC
21とが接続された状態でベルトのスリップの有無を検
出することにより上記問題を解決している。前述のよう
に、本実施形態ではスイッチ25が切り換えられてEH
C21がオルタネータ3に接続されると、レギュレータ
5はオルタネータ出力電圧を大幅に上昇させる。このた
め、出力電圧の上昇に応じてリップル振幅も増大する。
しかも、本実施形態では、EHC21がオルタネータ3
に接続された状態ではバッテリ11はオルタネータ3か
ら切り離されるためリップルがバッテリにより平滑化さ
れることがない。このため、EHC21通電中はオルタ
ネータ出力電圧のリップル振幅は大きな値に維持される
ため、リップル周波数を精度良く検出することが可能と
なる。
【0028】図4は、本実施形態において、オルタネー
タ3にバッテリ11を接続した状態のオルタネータ出力
電圧(カーブA)と、オルタネータ3にEHC21を接
続した状態のオルタネータ出力電圧(カーブB)とを示
している。図4、カーブAに示すように、オルタネータ
3とバッテリ11とを接続した状態では、オルタネータ
出力電圧は14Vを中心として極めて小さな振幅で変動
しており、リップル振幅は極めて小さい。これに対し
て、カーブBに示すように、オルタネータ3とEHC2
1とを接続した状態では、オルタネータ電圧は25V程
度まで増加し、リップル振幅も7V程度まで増大する。
このため、EHC21通電時には、前述の比較器の高電
圧側基準値VSHと低電圧側基準値VSLとの間隔を十
分に広く取ることができるようになり、正確なリップル
周波数を検出することが可能となることが判る。
【0029】図5は、本実施形態におけるオルタネータ
駆動用ベルトのスリップ検出動作を示すフローチャート
である。本ルーチンは、ECU30により一定時間毎に
実行される。図5においてルーチンがスタートすると、
ステップ501では、フラグXEHCの値が1にセット
されているか否かが判定される。XEHは、別途ECU
30により実行される図示しないルーチンにより、EH
C21に通電を行うべきときに(例えば機関始動時等)
に1にセットされるフラグであり、XEHC=1はEH
C21に通電中を、XEHC=0は通電停止を表してい
る。フラグXEHCの値が1にセットされると、ECU
30は切換スイッチ25をEHC21がオルタネータ3
の出力端子3bに接続される位置に切り換えるととも
に、オルタネータ3のレギュレータ5に切換信号を出力
し、オルタネータ3の出力電圧を上昇させる。また、フ
ラグXEHCの値が0にセットされると、EHC30は
切換スイッチ25をバッテリ11側に接続してオルタネ
ータ3の出力端子3bとバッテリ11とを接続する。ま
た、レギュレータ5への切換信号はオフとされ、オルタ
ネータ3出力電圧はバッテリ11端子電圧に応じて制御
される。
【0030】ステップ501でXEHC=0である場合
は、現在オルタネータ3にバッテリ11が接続されてい
るため、ステップ503以降のスリップ検出を行うこと
なくルーチンを終了する。一方、ステップ501てXE
HC=1である場合は、現在EHC21に通電が行われ
ており、オルタネータ3の出力電圧のリップルは十分に
大きくなっているため、ステップ503に進み前述の波
形整形回路35から入力するパルス信号の周波数fを計
測し、ステップ505ではオルタネータ3の回転数NA
LTを、NALT=f×6として算出する。また、ステ
ップ507では、別途実行される図示しないルーチンに
より算出された機関1の回転数NEを用いて、ベルトの
スリップ率SLをオルタネータ3の回転数NALTと機
関1の回転数NEとの比として算出する(SL=NAL
T/NE)。
【0031】また、ステップ509では、上記スリップ
率SLが所定値αより小さいか否かを判定する。ここ
で、αは1より小さい定数であり、本実施形態ではα=
0.9に設定されている。ステップ509でSL<αで
あった場合には、ベルトのスリップが大きく、EHC2
1に電力を供給するためにオルタネータ3の高出力運転
を続けるとベルトが損傷する可能性があるため、ステッ
プ511でフラグXEHCの値を0にセットしてEHC
21への通電を停止するとともに、異常フラグXFの値
を1にセットする。フラグXFの値が1にセットされる
と、別途実行される図示しないルーチンにより運転席の
警告灯が点灯され、運転者にベルトにスリップが発生し
ていることが報知される。また、ステップ509でSL
≧αであった場合には、フラグXFの値はステップ51
5で0にセットされ、そのままルーチンを終了する。な
お、ECU30に機関のメインスイッチオフ後も記憶内
容を保持可能なバックアップRAMを設け、将来の点
検、修理のためにフラグXFの値を格納するようにして
も良い。
【0032】上述のように、本実施形態ではEHC21
通電時にオルタネータ3出力電圧のリップルに基づいて
オルタネータ回転数を検出するようにしたことにより、
正確にオルタネータ回転数を検出することが可能となっ
ている。なお、上記実施形態では高電気負荷としてEH
C21に電力を供給する場合について説明したが、高電
気負荷としてはEHC21に限らず他の大電力を消費す
る負荷(例えば外気温度が低いときに車両の窓ガラスの
霜や曇りをとるためのデフォッガ等)有する場合にも本
発明を適用することができるのはいうまでもない。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、発電機の出力電圧変動
に基づいて発電機回転数を検出する際に、回転数検出精
度が向上するため、発電機駆動用ベルトのスリップの有
無を正確に検出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を自動車用発電機に適用した場合の概略
構成を示す図である。
【図2】図1の実施形態の波形整形回路の構成を示す回
路図である。
【図3】図2の波形整形回路の入出力信号の波形を示す
図である。
【図4】発電機出力電圧の変動を説明する図である。
【図5】スリップ検出ルーチンの一例を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1…内燃機関 2…発電機駆動ベルト 3…発電機 11…バッテリ 21…電気ヒータ付触媒コンバータ 25…切換スイッチ 30…制御回路(ECU)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関によりベルトを介して駆動さ
    れ、バッテリと高電気負荷とに電流を供給する発電機の
    駆動用ベルトのスリップ検出装置であって、 前記内燃機関の回転数を検出する機関回転数検出手段
    と、 前記発電機の出力電圧変動に基づいて発電機の回転数を
    検出する発電機回転数検出手段と、 前記高電気負荷に電流が供給されるときに、発電機とバ
    ッテリとの接続を遮断するとともに、発電機とバッテリ
    が接続されている時に較べて発電機出力電圧を上昇させ
    る手段と、 前記高電気負荷に電流が供給されている時に検出された
    機関回転数と発電機回転数とに基づいて発電機駆動用ベ
    ルトのスリップの有無を検出するスリップ検出手段と、 を備えた発電機駆動用ベルトのスリップ検出装置。
JP24889197A 1996-09-18 1997-09-12 発電機駆動用ベルトのスリップ検出装置 Expired - Fee Related JP3668825B2 (ja)

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