JPH10151655A - 積層体の製造方法 - Google Patents
積層体の製造方法Info
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- JPH10151655A JPH10151655A JP9290225A JP29022597A JPH10151655A JP H10151655 A JPH10151655 A JP H10151655A JP 9290225 A JP9290225 A JP 9290225A JP 29022597 A JP29022597 A JP 29022597A JP H10151655 A JPH10151655 A JP H10151655A
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Abstract
する方法において、コーティング時の成形トラブルもな
く、均一な膜厚を有し、層間接着性に優れた積層体を、
安定性よく製造する方法を提供する。 【解決手段】 繊維基材にポリエステルを押出コーティ
ングする方法において、ポリエステルとして、特定性状
のエチレンテレフタレート単位を主成分とするポリエス
テルを用いるとともに、ダイ下樹脂温度300〜340
℃、溶融伸長比25以下、コート厚み20μm以上、ロ
ール圧着線圧力5〜50Kg/cmの条件で押出コーテ
ィングすることを特徴とする積層体の製造方法。
Description
け紙にポリエステルを押出コーティングする方法に関す
る。
めに、熱可塑性樹脂を積層することは広く行われてい
る。中でもポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオ
レフィン類によってコートされた加工紙は広く使用され
ている。このようなポリオレフィン加工紙の製造に当た
っては、ポリオレフィンが成形性、紙との接着性が優れ
ているところから、生産性に優れた押出コーティング法
を採用するにはとくに大きな問題は生じない。
質を有する反面、保香性、耐熱性等が要求される分野に
おいては性能不足であり、代わってポリエチレンテレフ
タレート(PET)のようなポリエステル材料でコート
された加工紙の使用が望まれている。しかるに汎用のP
ETを押出コーティング法によって紙に積層しようとし
ても、安定した加工を行うことができず、厚みむらが生
じたり、紙との接着性が不十分な加工紙しか得られない
という問題点があった。そのため、押出コーティング用
のポリエステルとしてかなり低融点のコポリエステルが
開発されているが、耐熱性に優れた加工紙を得るという
目的を達成するものではなかった。
の接着性に優れた接着性樹脂と高融点のポリエステルを
積層する方法も知られているが、特別の成形装置が必要
であり、常に採用できる方法ではなかった。
高融点のポリエステル材料を用い、経済的に有利な押出
コーティングによって直接紙に積層し、耐熱性に優れた
加工紙を得るべく鋭意検討を行った。その結果、ポリエ
ステルとして特別のものを選択し、しかも押出コーティ
ング条件を厳密にコントロールすることにより、初めて
コート厚みが均一で、紙との接着性に優れた加工紙を、
安定性よく製造しうることを知った。
ング時に、溶融膜の耳ゆれ等のトラブルもなく、均一な
膜厚を有し、層間接着性に優れたポリエステル加工紙
を、安定性よく製造する方法を提供することにある。
リエステルを押出コーティングする方法において、ポリ
エステルとして、溶融粘度比η50/η950(ただ
し、η50は、280℃、剪断速度50s−1における
溶融粘度であり、η950は、280℃、剪断速度95
0s−1における溶融粘度)が、 2.0<η50/η950<3.0 の範囲にあり、固有粘度が、0.5〜1.4dl/gの
範囲にあるエチレンテレフタレート単位を主成分とする
ポリエステルを用いるとともに、ダイ下樹脂温度300
〜340℃、溶融伸長比25以下、コート厚み20μm
以上、ロール圧着線圧力5〜50Kg/cmの条件で押
出コーティングすることを特徴とする積層体の製造方法
に関する。
は、エチレンテレフタレート単位を主成分とするもので
あり、好ましくはエチレンテレフタレート単位が、通常
80モル%以上、好ましくは85モル%以上を占めるも
のである。より具体的には、テレフタル酸とエチレング
リコールとからなるPET、テレフタル酸やエチレング
リコール以外に共重合成分として、フタル酸、イソフタ
ル酸、2,6−ナフタリンジカルボン酸、アジピン酸、
セバチン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、ヘ
キサヒドロフタル酸、トリメリット酸、ヘミメリット
酸、トリメシン酸、ピロメリット酸のような多価カルボ
ン酸、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオールネオペンチルグリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,3−シクロ
ヘキサンジメタノール、ビスフェノールAエチレンオキ
サイド付加物、グリセリン、トリメチロールプロパン、
ペンタエリスリトールのような多価アルコールなどの1
種又は2種以上が共重合された共重合PETを例示する
ことができる。
酢酸/二塩化メタンの47/53(容量比)混合溶媒
中、0.4g/100mlの濃度、20℃で測定した固
有粘度が、0.5〜1.4dl/g、好ましくは0.6
〜0.8dl/gであり、また上記で規定する溶融粘度
比η50/η950が、2.0<η50/η950<
3.0、好ましくは、2.2<η50/η950<2.
8の範囲にある必要がある。
を用いた場合には、押出コーティングにおいて、高速で
安定したラミネートが難しくなる。また通常のPETや
共重合PETのように、溶融粘度比が上記範囲より小さ
いものを用いた場合、同様に加工性が悪く、膜厚が均一
な積層体を得ることが困難となる。一方、溶融粘度比が
上記範囲を越え大きくなった場合には、良好な加工性は
維持されるものの、通常のプロセスではPETの合成が
極めて困難になるため、工業的には好適でなくなる。上
記のような性状のポリエステルは、重合条件、例えば重
合温度、重合時間、触媒、共重合成分などを適宜選択す
ることによって得ることができる。
た膜を形成するために、融点(示差走査熱量計に基づく
最大吸熱ピークを示す温度(昇温速度、降温速度10℃
/minで測定))が220〜260℃程度のものを選
択するのが好ましい。
(メタ)アクリル酸共重合体のアイオノマーや各種ポリ
エチレン、例えば低密度ポリエチレン、シングルサイト
触媒あるいはマルチサイト触媒の存在下で得られる密度
0.930g/cm3以下のエチレンと炭素数4以上の
α−オレフィンの共重合体などを0〜25重量%の範囲
で含むものであってもよい。また各種安定剤などの添加
剤を適宜配合して用いてもよい。
材パルプ紙、レーヨン紙、合成パルプ紙、合成繊維紙、
無機繊維紙、無機粉体紙などの紙、織布、不織布などを
挙げることができる。木材パルプ紙としてはまた、上質
紙、クラフト紙、晒クラフト紙、段ボール原紙、白板
紙、グラシン紙、和紙などを例示することができる。こ
のような繊維基材として種々の厚みのものを使用するこ
とができ、例えば坪量が30〜500g/m2程度のも
のを使用することができる。このような繊維基材は、使
用に先立ち、押出コート面を予めコロナ処理、火炎処理
及び/又は熱風処理のような表面処理を施しおくこと
が、ポリエステルとの接着性を高めるために望ましい。
を押出コーティングにより積層する際、ポリエステルの
選択とともに加工条件の選択が重要である。先ず加工の
温度を、ポリエステルの押出機のダイ下の樹脂温度で3
00〜340℃、好ましくは320〜340℃の温度に
調整する必要がある。すなわち300℃以下の温度で
は、ポリエステルと繊維基材間の接着強度の大きい積層
体を製造することが難しい。また340℃を越えるよう
な温度にすると、ポリエステルの分解によりアセトアル
デヒドが発生し、発泡するため、ラミネート加工が難し
くなる。
コート厚みを20μm以上、好ましくは20〜60μm
程度に設定するとともに、溶融伸長比(ダイリップ開口
巾/コート厚み)を25以下、好ましくは20以下、よ
り好ましくは15以下に設定する。そのためにダイリッ
プ開口巾とライン速度を調整すればよいが、ライン速度
はまた30〜400m/min程度に調整するのが望ま
しい。コート厚みを上記範囲より薄くすると、ダイと冷
却ロール間における溶融樹脂の温度低下が大きくなりす
ぎ、ポリエステルと繊維基材との強固な接着が困難とな
る。また溶融伸長比が上記範囲より大きくなると溶融膜
の耳ゆれが激しくなり、均一な膜厚の積層体を製造する
ことが難しくなる。
ールにより圧着し、この際、ロールの線圧力(ニップロ
ール全体に加わる総圧着圧力/ニップロールの幅)を5
〜50kg/cmに調整することにより、ポリエステル
と繊維基材を強固に接着させることができる。
ルが積層された耐熱性、耐薬品性、耐油性、耐スクラッ
チ性、ヒートシール性等に優れた積層体を品質安定性よ
く製造することができる。このような積層体の製造に当
たっては、耳揺れ等の成形トラブルもなく、膜厚が均一
で、繊維基材とポリエステルの間の層間接着性に優れた
積層体を生産性よく製造することができる。かくして得
られる積層体は、例えば耐熱トレー、耐熱カップ、耐熱
剥離紙、耐熱工程紙などの用途に使用することができ
る。
る。なお、実施例、比較例に用いたポリエステルの組成
と物性は表1に記載の通りである。
整したダイを有する40mmφラミネーター(田辺プラ
スチックス機械社製)を用い、表1に記載のポリエステ
ル、シーラーPT8111を、ダイ下樹脂温度321℃
で、予め120℃の熱風で予熱処理とコロナ処理を行っ
たクラフト紙(坪量50g/cm2)上に、コート厚み
25μm、コーティングライン速度40m/minにて
コーティングし、その後、線圧力35Kg/cmのニッ
プロールにて溶融ポリエステルを紙基材に圧着し、層間
接着性に優れた積層体を安定性よく製造した。得られた
積層体につき、押出コーティング時のコート膜の耳揺れ
幅測定による加工性評価、コート膜厚測定によるコート
膜厚均一性評価、ポリエステル/紙基材間剥離時の紙剥
けの有無による接着性の評価を行った。結果を表2に示
す。
整したダイを用い、コーティングライン速度50m/m
in、コート厚み20μmにてコーティングした以外
は、実施例1と全く同様に積層体を作成し、評価した。
結果を表2に示す。
記載のシーラーPT 8307(実施例3)、若しく
は、シーラーPT/エチレンアイオノマーアロイ(実施
例4)に変えた以外は、実施例1と全く同様に積層体を
作成し、評価した。結果を表2に示す。
PT 8307を用い、カップ紙(坪量190g/cm
2)上に、コート厚み30μmにてコーティングした以
外は、実施例1と全く同様に積層体を作成し、PETコ
ート紙の面々ヒートシール強度と、オーブン加熱時の耐
熱性の評価を行った。結果を、表3、表4に示す。
の三井石油化学社製PETのJ125を用いた以外は、
実施例1と全く同様に積層体を作成し、評価した。結果
を表2に示す。
ィングした以外は、実施例1と全く同様に積層体を作成
し、評価した。結果を表5に示す。
整したダイを用い、溶融伸長比を28とした以外は、実
施例1と全く同様に積層体を作成し、評価した。結果を
表2に示す。
m/min、コート厚み14μmにてコーティングした
以外は、実施例1と全く同様に積層体を作成し、評価し
た。結果を表2に示す。
ロールにて溶融ポリエステルを紙基材に圧着してコーテ
ィングした以外は、実施例1と全く同様に積層体を作成
し、評価した。結果を表6に示す。
Claims (4)
- 【請求項1】 繊維基材にポリエステルを押出コーティ
ングする方法において、ポリエステルとして、溶融粘度
比η50/η950(ただし、η50は、280℃、剪
断速度50s−1における溶融粘度であり、η
950は、280℃、剪断速度950s−1における溶
融粘度)が、 2.0<η50/η950<3.0 の範囲にあり、固有粘度が、0.5〜1.4dl/gの
範囲にあるエチレンテレフタレート単位を主成分とする
ポリエステルを用いるとともに、ダイ下樹脂温度300
〜340℃、溶融伸長比25以下、コート厚み20μm
以上、ロール圧着線圧力5〜50Kg/cmの条件で押
出コーティングすることを特徴とする積層体の製造方
法。 - 【請求項2】 ポリエステルの融点が220℃以上であ
る請求項1記載の積層体の製造方法。 - 【請求項3】 繊維基材が、紙である請求項1記載の積
層体の製造方法。 - 【請求項4】 紙の押出コート面が、コロナ処理、火炎
処理及び/又は熱風処理されている事を特徴とする請求
項3記載の積層体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29022597A JP3749000B2 (ja) | 1996-09-26 | 1997-09-17 | 積層体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8-288942 | 1996-09-26 | ||
| JP28894296 | 1996-09-26 | ||
| JP29022597A JP3749000B2 (ja) | 1996-09-26 | 1997-09-17 | 積層体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10151655A true JPH10151655A (ja) | 1998-06-09 |
| JP3749000B2 JP3749000B2 (ja) | 2006-02-22 |
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| Country | Link |
|---|---|
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7270876B2 (en) * | 2002-11-27 | 2007-09-18 | International Paper Company | Enhanced adhesion of polyethylene terephthalate to paperboard |
| JP2011152798A (ja) * | 2004-09-15 | 2011-08-11 | Mitsubishi Gas Chemical Co Inc | ポリエステル積層体 |
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|---|---|---|---|---|
| WO2011019056A1 (ja) | 2009-08-11 | 2011-02-17 | 日清食品ホールディングス株式会社 | ヒートシール性積層体及びその製造方法 |
-
1997
- 1997-09-17 JP JP29022597A patent/JP3749000B2/ja not_active Expired - Fee Related
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