JPH1015212A - 遊技機島 - Google Patents

遊技機島

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JPH1015212A
JPH1015212A JP16759796A JP16759796A JPH1015212A JP H1015212 A JPH1015212 A JP H1015212A JP 16759796 A JP16759796 A JP 16759796A JP 16759796 A JP16759796 A JP 16759796A JP H1015212 A JPH1015212 A JP H1015212A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】島下段における球の回収効率を妨げることな
く、回収樋をコンパクトに配置でき、他の関連設備の設
置の邪魔とならず省スペースの要請にも応じることが可
能であり、しかも、使用済の球と未使用の球とを互いに
分別して回収でき、使用済の球の汚れが未使用の球に移
らないようにした遊技機島を提供する。 【解決手段】天板22の下側に、各パチンコ機列に対応
して互いに平行に延び、パチンコ機11から排出された
球を各パチンコ機列別にそれぞれ回収する一対の第1回
収樋40を取付け、また、一対の第1回収樋40,40
間に、パチンコ機11に給配されずに上段ユニット10
Aから下段ユニット10Cに直接落下した研磨後未使用
の球を回収する第2回収樋50を並設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに平行に延び
る腰板上に略水平な天板を支持し、該天板上に背中合せ
に2列に延びるよう複数の遊技機を並設して成る遊技機
島に関する。ここで遊技機とは主としてパチンコ機を指
すものである。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機島では、背中合せに2列に
並ぶ各パチンコ機から排出されたパチンコ球は、島下段
内に配設された回収樋内を自重で流下して下部タンクへ
受け渡され、下部タンク内に貯留された球は、島中央に
立設された研磨揚送装置によって島上段側へ揚送され、
再び各パチンコ機に給配されていた。
【0003】島上段にて各パチンコ機に給配しきれずに
オーバーフローした球は、通常は島端より島下段へ落下
し、再び前記回収樋内に導入されて流下し、下部タンク
へ受け渡されていた。
【0004】一般に回収樋は幅広の底面部を有し上面側
は大きく開口しており、島下段の前後面をなす腰板間に
亘って島幅方向に広がるように、研磨揚送装置を間にし
て島両側で1本ずつ延びるように斜設されていた。すな
わち、回収樋は島下段内部にて島幅方向に広がってお
り、しかも上下方向に傾斜しつつ延びていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
遊技機島では、島下段内にて回収樋が占めているスペー
スが大きいので、島下段内に遊技関連設備を配設する際
に回収樋が邪魔となったり、あるいは省スペース化の要
請により少しでも島幅を狭めるべく、島全体の土台とな
る島下段を幅狭に構成しようとしても、回収樋の幅より
小さくは設定しずらいという問題点があった。
【0006】ところで、出願人らの試験によれば、従来
の回収樋の規格化された幅をかなり狭めたとしても、パ
チンコ機から排出された球の回収を何ら支障なくできる
ことが経験的に確かめられている。逆に従来の幅広の回
収樋では、上流側に球が滞留しやすく、そのまま残留し
て錆付いてしまったり、短期間に集中して球が排出され
ると、球は回収樋の底面部上に先ず広がってから流下す
るので、回収樋上の球の流動性が悪くなって研磨揚送装
置側への球の受け渡しが円滑に行われない虞れもあっ
た。
【0007】また、回収樋内には、各パチンコ機から排
出された使用済の汚れた球の他に、島上段からオーバー
フローして島下段に直接落下した研磨後未使用のきれい
な球も導入されるので、球同士が回収樋内にて混じり合
い使用済の球の汚れが未使用だった球に移ってしまうと
いう問題があった。
【0008】従来の研磨揚送装置では、使用済の球も未
使用の球も一緒に研磨するのだが、本来ならパチンコ機
から排出された使用済の球のみを研磨すれば済むことで
あり、その場合には、使用済の球と未使用の球とを互い
に分別して回収できれば都合がよい。
【0009】本発明は、以上のような従来技術の有する
問題点に着目してなされたもので、島下段における球の
回収効率を妨げることなく、回収樋をコンパクトに配置
でき、他の関連設備の設置の邪魔とならず省スペースの
要請にも応じることが可能であり、しかも、使用済の球
と未使用の球とを互いに分別して回収でき、使用済の球
の汚れが未使用の球に移らないようにした遊技機島を提
供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、以下の各項に存す
る。
【0011】1 互いに平行に延びる腰板(21)上に
略水平な天板(22)を支持し、該天板(22)上に背
中合せに2列に延びるよう複数の遊技機(11)を並設
して成る遊技機島(10)において、各遊技機列に対応
して互いに平行に延び、複数の遊技機(11)から排出
された遊技媒体を各遊技機列別にそれぞれ回収する一対
の第1回収樋(40,40)と、一対の第1回収樋(4
0,40)の間に配され、遊技機(11)に給配されず
に島上段(10A)から島下段(10C)に直接落下し
た研磨後未使用の遊技媒体を回収する第2回収樋(5
0)とを、前記天板(22)の下側に並設したことを特
徴とする遊技機島(10)。
【0012】2 島下段(10C)内に遊技媒体の貯留
タンク(30)と、該貯留タンク(30)内の遊技媒体
を島上段(10A)へ揚送する揚送装置(60)とを備
え、前記一対の第1回収樋(40,40)のそれぞれの
終端側を前記貯留タンク(30)に連通接続し、各第1
回収樋(40)の終端側に遊技媒体の滞留を検知して信
号を出力する検知手段(90)を設け、前記検知手段
(90)からの信号に応じて、各第1回収樋(40)の
終端側に遊技媒体が滞留した際、前記揚送装置(60)
を駆動させて貯留タンク(30)内の余分な遊技媒体を
島上段(10A)側へ揚送するように制御することを特
徴とする1項記載の遊技機島(10)。
【0013】3 前記第2回収樋(50)を第1回収樋
(40)に比べて大きな容量に形成したことを特徴とす
る1項または2項記載の遊技機島(10)。
【0014】次に前述した解決手段に基づく作用を説明
する。1項記載の遊技機島(10)では、遊技機列を並
設する天板(22)の下側に、各遊技機列毎に対応して
互いに平行に延びる一対の第1回収樋(40,40)を
取付ける。各第1回収樋(40)は遊技媒体を遊技機列
別にそれぞれ回収するため、従来の幅広の回収樋に比し
て容量的には小さくてすみ、遊技媒体の流下に支障を来
さない範囲で幅狭化するとよい。
【0015】各第1回収樋(40)は島下段(10C)
内の上端部となる天板(22)下側に取付けられ、しか
も個々の幅を狭小化することで、島下段(10C)内に
広い空きスペースを確保したり、あるいは島下段(10
C)自体も幅狭に構成して、省スペース化の要請に応じ
ることができる。各遊技機列から排出された遊技媒体は
それぞれ別々に、各第1回収樋(40)上に落下し、遊
技媒体は各第1回収樋(40)の幅狭の底面部上をむや
みに広がることなく効率良く流下する。なお、各第1回
収樋(40)上を流下する遊技媒体は、研磨揚送装置
(60)の下端部に配された貯留タンク(30)に受け
渡される。
【0016】また、天板(22)の下側には、前記一対
の第1回収樋(40,40)の間に位置するように第2
回収樋(50)を取付ける。島上段(10A)にて遊技
機(11)に給配されずに島下段(10C)へ直接落下
した未使用の遊技媒体は、前記第1回収樋(40,4
0)ではなく第2回収樋(50)内に導入される。従っ
て、未使用の遊技媒体が前記各第1回収樋(40)内に
導入される使用済の遊技媒体と、少なくとも回収途中で
は混じり合うことがなく、回収途中にて使用済の球の汚
れが未使用の遊技媒体に移ることを確実に防止できる。
【0017】2項記載の遊技機島(10)によれば、貯
留タンク(30)内が遊技媒体でいっぱいになると、各
第1回収樋(40)内を流下してきた遊技媒体は貯留タ
ンク(30)内に入りきれず、次第に第1回収樋(4
0,40)の終端側から滞留する。すると、遊技媒体の
滞留を検知する検知手段(90)からの信号に応じて、
揚送装置(60)が駆動して貯留タンク(30)内の遊
技媒体を島上段(10A)側へ揚送する。従って、貯留
タンク(30)内に多量の遊技媒体が長期にわたって貯
留されることはなく、各第1回収樋(40)内に遊技媒
体が長時間残留するような事態を防ぐことができる。
【0018】3項記載の遊技機島(10)によれば、前
記第2回収樋(50)を第1回収樋(40)に比べて大
きな容量に形成したから、島上段(10A)側からオー
バーフローした遊技媒体の受入れに余裕が生じて、研磨
後未使用の多量の遊技媒体を貯留しつつ回収することが
できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明を代表
する各種の実施の形態を説明する。図1〜図4は本発明
の第1の実施形態を示している。図1および図2に示す
ように、遊技機島10は、遊技機としてのパチンコ機1
1の各種関連設備がそれぞれ内設された上段ユニット
(島上段)10Aと下段ユニット(島下段)10Cの間
に、複数のパチンコ機11が背中合わせに2列に並ぶ中
段ユニット(島中段)10Bを配置して成る。
【0020】島全体の土台となる下段ユニット10C
は、フロア上に沿って延びる底板23の両脇に、互いに
平行に延びる腰板21,21を立設し、両腰板21,2
1上に略水平な天板22を支持して成る。下段ユニット
10Cは、合成樹脂等により底板23と腰板21,21
と天板22とを一体成形して構成される。腰板21,2
1と天板22のみを一体成形するようにしてもよい。
【0021】下段ユニット10C内における底板23上
には、該底板23と平行に離隔して延びる載置板24が
設けられている。このように下段ユニット10Cの底部
は二重底になっており、底板23と載置板24との間
は、島全体の重心を下げる重量物27を挿入するための
設置空間25となっている。また、天板22の中央部に
は、長手方向に延びる開口溝22aが形成されている。
かかる開口溝22aの両脇には、並設される各パチンコ
機11に対応するアウト球タンク26が配設されてい
る。
【0022】下段ユニット10C内には、島中央に立設
された研磨揚送装置60の下端部に配された貯留タンク
30を間にして、島両側にてそれぞれ一対ずつ延びる第
1回収樋40,40が配設されている。また、一対の第
1回収樋40,40の間には、これらと平行に延びる第
2回収樋50が配設されている。以下、島片側における
各回収樋40,40,50を代表して説明する。
【0023】一対の第1回収樋40,40は、各パチン
コ機列に対応して互いに平行に延びつつ、島端に位置す
る始端側から島中央へ向う終端側にかけて下方へ傾斜す
るように、天板22の下側に支持部材等を介して取付け
られている。各第1回収樋40は、複数のパチンコ機1
1から排出された球を各パチンコ機列別にそれぞれ回収
するため、従来の幅広の第1回収樋に比して容量的には
小さくてすむ。すなわち、図1に示すように、第1回収
樋40を幅狭で小さな流路面積に構成しても、球の受入
れ能力に何ら支障を来さず、球を効率よく流下させるこ
とができることが確かめられている。
【0024】詳しく言えば第1回収樋40は、細幅状に
延びる底面部41とその両側に沿って直角に立上がった
両側壁42,42とから成る。図2に示すように、各第
1回収樋40の終端口43は、研磨揚送装置60の下端
部に配された貯留タンク30に連通接続している。本実
施形態では、各第1回収樋40の終端口43は、貯留タ
ンク30に側端壁32よりタンク内には延出してない
が、延出するように構成してもよい。
【0025】一対の第1回収樋40,40の間には、こ
れらと平行に延びるように1本の第2回収樋50が配設
されている。この第2回収樋50は、後述する上段ユニ
ット10A側で給配樋80の下流端よりオーバーフロー
通路81を経由して下段ユニット10C内に直接落下し
た球、すなわち各パチンコ機11に給配されなかった研
磨後未使用の球のみを回収する樋である。
【0026】第2回収樋50も前記第1回収樋40と同
様に、細幅状に延びる底面部51とその両側に沿って直
角に立上がった両側壁52,52とから成り、天板22
の下側に支持部材等を介して取付けられている。第2回
収樋50の容量すなわち流路面積の大きさは、第1回収
樋40に比べて少し大き目に形成されている。もちろん
同じ容量に形成してもよい。また、第2回収樋50の終
端口53も、研磨揚送装置60の下端部に配された貯留
タンク30に連通接続している。
【0027】貯留タンク30は、底面部31が研磨揚送
装置60が立設される中央側に向って両側から下方に傾
斜した箱型に形成されている。貯留タンク30の略水平
な上面側は開口しており、島中央付近のパチンコ機11
から排出された球を受け入れられるようになっている。
研磨揚送装置60は、貯留タンク30内における底面部
31の中央に立設されている。この研磨揚送装置60
は、貯留タンク30内の球を上段ユニット10A側へと
研磨しながら揚送するための装置である。
【0028】本実施形態では、前述したようにパチンコ
機11から排出された球は各第1回収樋40内に導入さ
れる一方、上段ユニット10Aからオーバーフローした
球は第2回収樋50に導入されるので、本来なら第1回
収樋40から受け渡された使用済の汚れた球のみを研磨
すればよい。従って、例えば貯留タンク30内でも使用
済と未使用の球を分離するように区分して、使用済の球
のみ研磨揚送装置60で研磨する一方、未使用だった球
は研磨機能を持たない単なる揚送装置で揚送するように
構成してもよい。
【0029】研磨揚送装置60の具体的構成としては、
上下に延びる螺旋体の回転駆動により球と研磨材を混合
しながら揚送するタイプや、互いに対接しながら上下に
延びるように配設された一対の研磨ベルトにより球を磨
きつつ揚送するタイプがある。あるいは研磨揚送装置6
0の代わりに、例えば第1回収樋40内に特別な研磨装
置を設けて、貯留タンク30にはきれいな球のみを貯留
するようにして、貯留タンク30内にいわゆるバケット
式等の簡略な揚送装置を立設するように構成してもよ
い。
【0030】図2に示すように、各第1回収樋40の終
端側には、パチンコ球の滞留を検知するための検知手段
が設けられている。かかる検知手段は、側壁42内側の
所定位置に取付けられた近接センサ90から成る。近接
センサ90は、その取付位置まで球が溜るとONとな
り、例えばON状態が2秒以上継続すると後述する制御
手段91に信号を出力するように設定されている。
【0031】図4に示すように、研磨揚送装置60や近
接センサ90は、それぞれ信号線により制御手段91に
接続されている。かかる制御手段91により、近接セン
サ90からの信号に応じて、各第1回収樋40の終端側
に球が滞留した際、すなわち貯留タンク30内が球で満
杯になると、積極的に研磨揚送装置60を駆動させて貯
留タンク30内の球を揚送する一方、貯留タンク30内
の球が減少して各第1回収樋40の終端側に球が滞留し
なくなったら、研磨揚送装置60の駆動を一時的に停止
させるように設定されている。
【0032】ここで制御手段91は、遊技機島10にお
けるパチンコ球の補給・回収を集中的に管理するもので
あり、インターフェース、CPU、RAM、ROM等に
より構成されたマイクロコンピューターから成る。かか
る制御手段91は、所定の制御プログラムに従って前記
研磨揚送装置60の駆動等の制御を実行するものであ
る。
【0033】図3に示すように、中段ユニット10B
は、前記天板22上に所定間隔おきに立設されて上段ユ
ニット10Aを支持する複数の中段支持体16,16…
と、各中段支持体16を間にして背中合わせに前後2列
に並設される複数のパチンコ機11とから構成されてい
る。中段支持体16は、数枚の板材を重ね合わせた状態
でプレス加工して形成されるものである。
【0034】詳しく言えば中段支持体16は、支持脚部
17を含むベースとなる下板材16aに、支持上部18
を含む補強用の上板材16bを重ね合わせてプレス加工
してなるが、板材の具体的な枚数や形状は図示したもの
に限定されるわけではない。支持脚部17は下段ユニッ
ト10Cの天板22の島内側上に設置される部位であ
り、一方の支持上部18は支持基板71に係合して上段
ユニット10Aを下から支える部位である。
【0035】所定間隔に並ぶ各中段支持体16は、それ
らの間に架設された複数のパイプ部材19,19…によ
って互いに連結されている。パイプ部材19内には、各
種信号線等を収納するとよい。また本実施形態では、各
中段支持体16の支持脚部17は、天板22上にて所定
範囲で島長手方向及び島奥行方向に移動可能に設置さ
れ、位置調整できると共に図示省略した簡易ロック機構
で固定できるようになっている。なお、中段支持体16
には、各パチンコ機11を島奥行方向に動力で移動させ
る駆動ユニット等を組付けるようにしてもよい。
【0036】パチンコ機11は、ハンドルの回転操作に
よってパチンコ球を盤面上に打ち出し、打球の入賞を競
い楽しむものである。また、各パチンコ機11間には球
貸機11Aが介装されている。この球貸機11Aは、後
述する貨幣識別装置77からの信号を受けた際に、相当
数の球を計数しつつ払い出す関連機器である。
【0037】中段支持体16を間にして天板22上に
は、各パチンコ機11の下端が所定範囲で前後左右に移
動可能に支持される載置レール12が設けられている。
載置レール12の奥側にはパチンコ機11下端が島長手
方向に移動可能に嵌合する突起12aが突設されてお
り、また載置レール12の手前側は球箱台となってい
る。また、後述する上段ユニット10Aの支持基板71
には、各パチンコ機11の上端に突設した被嵌合レール
11aが前後方向に回動可能かつ島長手方向にも移動可
能に内嵌する吊下レール14が設けられている。
【0038】吊下レール14は略C字形断面であり、図
3の紙面に垂直に延びる。この吊下レール14は、上段
ユニット10Aの支持基板71に島奥行方向にスライド
可能に装着された上方ブラケット13に対して、高さ位
置を調整できるようねじ軸を介して吊下げられている。
【0039】更に上方ブラケット13には、上下に進退
可能なねじ状の角度調整部材15が螺合している。この
角度調整部材15は、各パチンコ機11上端の前端縁側
を適度に押圧することにより、被嵌合レール11aを回
動中心とした各パチンコ機11の微妙な傾き角度を調整
するための部材である。
【0040】載置レール12の下面にはスプリング付き
ベアリング(図示せず)が取付けられており、かかる載
置レール12は、天板22上を島長手方向及び島奥行方
向に移動できるようになっている。また、スプリングの
弾性変形により、載置レール12上のパチンコ機11下
端は、その傾斜角度に応じて略水平面に対して適宜変位
できるように設定されている。なお、上段ユニット10
Aの荷重は、中段支持体16のみならず前後2列に配設
された各パチンコ機11でも受けるように構成されてい
る。
【0041】研磨揚送装置60の前後に位置するパチン
コ機列中央には、景品球計数機(遊技媒体計数機)61
が介装されている。景品球計数機61は遊技客が投入し
た景品球を内部の球計数機やコンピューターで計数し、
その結果を表示部に目視可能に表示したり、計数された
球数を印刷したレシート、あるいはリサイクルカードを
払い出すための関連機器である。
【0042】景品球計数機61の下側には、前記腰板2
1の基準面より島外側に出っ張る計数機用タンク62が
配設されている。かかる計数機用タンク62は前記貯留
タンク30に連通しており、貯留タンク30からオーバ
ーフローした球は計数機用タンク62側へ導入できるよ
うに設定されている。
【0043】図3に示すように、上段ユニット10A
は、島長手方向に互いに平行に延びる略水平な支持基板
71と、該支持基板71上に所定間隔おきに島長手方向
と略直交するよう垂設される複数の仕切板72と、各仕
切板72間を連結するよう架設される複数のパイプ部材
73とを主要骨組として、その周囲に上面板74や内側
壁75、それに外壁をなす幕板76を予め組付けて構成
されている。
【0044】各仕切板72の略中央には、給配樋80が
上下に移動可能に挿通する中空部72aが形成されてい
る。また、各仕切板72には、前記中空部72aに挿通
させた給配樋80を所望の高さ位置に支持するための樋
支持部材72bが装着されている。なお、給配樋80の
途中箇所には、図示省略したが各パチンコ機11および
各球貸機11Aに対応した配給シュートと称される球の
供給部材が取付けられている。
【0045】各パイプ部材73には、それぞれ長手方向
に延びるスリットが形成され、該スリットよりパイプ部
材73内に遊技関連設備の各種信号線が束ねられるよう
に収納されている。また、上段ユニット10A内には、
各パチンコ機11にパチンコ球を供給する前記給配樋8
0の他、貨幣識別装置77や貨幣搬送装置78等の関連
設備も組付けられている。
【0046】貨幣識別装置77は、紙幣や硬貨の投入口
79に投入された紙幣や貨幣を磁気・光方式で特定する
各種センサの他、CPU,RAM,ROM等を含むマイ
クロコンピューターを備えている。貨幣搬送装置78
は、前記貨幣識別装置77から排出された紙幣や硬貨を
搬送するために、島長手方向に延びるように張設される
コンベヤベルトを具備して成る。
【0047】次に作用を説明する。本遊技機島10によ
れば、各第1回収樋40は、それぞれパチンコ機列別に
パチンコ機11から排出された球を回収するため、従来
技術の如く島幅方向に広がるような幅広で1本だけ延び
るような回収樋に比して、容量的には小さく設計でき
る。すなわち、図1に示すように、各第1回収樋40を
幅狭で小さな流路面積に設定することが可能となる。
【0048】各第1回収樋40は下段ユニット10C内
の最上部に位置する天板22真下に取付けられるので、
下段ユニット10C内部に広い空きスペースを確保で
き、他の遊技関連設備を容易に配設することが可能とな
る。各パチンコ機列のパチンコ機11から排出された球
は、天板22上のアウト球タンク26に一旦貯留された
後、真下に位置する各第1回収樋40の底面部41上に
それぞれ落下する。
【0049】各第1回収樋40に回収された球は、幅狭
の底面部41上をむやみに広がることなく、むしろ幅広
の回収樋に比して効率良く下流側へ流下する。このよう
に各第1回収樋40上を流下した球は、終端口43が連
通接続している貯留タンク30にそのまま受け渡され
る。貯留タンク30の球は、研磨揚送装置60の駆動に
よって上段ユニット10Aへ揚送され、給配樋80を介
して各パチンコ機11へ随時補給される。
【0050】上段ユニット10A側で各パチンコ機11
に給配されなかった球は、給配樋80の下流端よりオー
バーフロー通路81を経由して下段ユニット10C内に
直接落下し、この研磨後未使用の球は前記一対の第1回
収樋40,40の間に配設された第2回収樋50の上流
側に導入される。第2回収樋50に回収された球も、樋
内を自重でスムーズに流下し、その終端口53が連通接
続している貯留タンク30に結局受け渡される。また、
第2回収樋50は第1回収樋40に比べて大きな容量で
あるため、上段ユニット10A側からオーバーフローし
た球の受入れに余裕が生じて、研磨後未使用の多量の球
を貯留しつつ回収することができる。
【0051】以上のように、パチンコ機11から排出さ
れた球は各第1回収樋40で回収される一方、上段ユニ
ット10Aからオーバーフローした研磨後未使用の球は
第2回収樋50で回収されるので、少なくとも回収途中
では、パチンコ機11から排出された汚れた球と、研磨
後未使用のきれいな球とが互いに混じり合うことがな
く、回収途中にて使用済の球の汚れが未使用の球に移る
ことを確実に防止できる。
【0052】それにより、本来きれいだった球までもが
余分に汚れることが少なくなり、研磨揚送装置60にお
ける研磨効率を高めることができる。また、本来なら第
1回収樋40から受け渡された使用済の汚れた球のみを
研磨すればよいので、例えば貯留タンク30内でも使用
済と未使用の球を分離するように区分して、使用済の球
のみ研磨揚送装置60で研磨する一方、未使用だった球
は研磨機能を持たない単なる揚送装置で揚送するように
構成することも可能となる。
【0053】各第1回収樋40の終端側には球の滞留を
検出する近接センサ90が設けられており、この近接セ
ンサ90からの信号に応じて、研磨揚送装置60の稼動
が制御される。すなわち、貯留タンク30内が球で満杯
となり、各第1回収樋40の終端側に球が滞留すると、
近接センサ90は継続してONとなり、図4に示す制御
手段91に信号を出力する。
【0054】すると、制御手段91は研磨揚送装置60
に駆動信号を出力し、積極的に研磨揚送装置60を駆動
させて貯留タンク30内の球を揚送させる。それによ
り、貯留タンク30内に球が余分に溜って流動せず、各
回収樋40における球も終端口43から流出できずに長
時間残留するような事態を確実に防ぐことができる。
【0055】一方、貯留タンク30内の球が減少して各
第1回収樋40の終端側に球が滞留しなくなったら、前
記近接センサ90はOFFとなり、この信号を入力した
制御手段91からの指令に基づいて、研磨揚送装置60
の駆動は一時的に停止する。それにより、研磨揚送装置
60の過剰な駆動を防止することができる。
【0056】また、各パチンコ機11から短時間に多量
の球が排出された場合でも、貯留タンク30に入り切ら
ない球は、計数機用タンク62に適宜収納される。それ
により、貯留タンク30の球貯留量の超過による球詰ま
り等の故障を防止することができる。
【0057】また、本遊技機島10における上段ユニッ
ト10Aや下段ユニット10Cは、それぞれ独立の構造
体として別々に工場等で規格化して量産することができ
る。上段ユニット10Aや下段ユニット10Cは、搬入
に十分耐え得る剛性を備えるように予め組立てられ、遊
技店等の施工現場へは各ユニット毎に容易に搬入でき、
施工現場では各ユニットを順次積み上げるようにして、
島全体を簡易に構築することができる。
【0058】一方、中段ユニット10Bは、後付けする
パチンコ機11を含むため予め総て一体化される構成で
はないが、天板22上に立設され支持基板71を下から
支える複数の中段支持体16,16…により、下段ユニ
ット10Cと上段ユニット10Aとの間に極めて簡易
に、前後2列に並ぶ各パチンコ機11の取付けスペース
を確保することができる。
【0059】各中段支持体16は、あくまで背中合わせ
に並ぶ各パチンコ機列間に配されるので、たとえ各パチ
ンコ機11の横幅や背面側の出っ張り具合等が多少異な
っていても、従来の定形的な枠組の如く、枠組自体がパ
チンコ機11の組付け作業に支障を来す虞れはない。従
って、中段ユニット10Bの構造は極めて簡易となり、
パチンコ機11の組付け作業も容易となる。
【0060】中段ユニット10Bをなす各パチンコ機1
1の取付けは、その上端にある被嵌合レール11aを上
段ユニット10A側の吊下レール14に嵌合させ、ま
た、各パチンコ機11の下端を天板22上の載置レール
12上に設置すればよい。パチンコ機11上端の被嵌合
レール11aは、吊下レール14に嵌合した状態でレー
ル長手方向に移動可能であり、また、パチンコ機11下
端も載置レール12上を島長手方向に移動できる。従っ
て、各パチンコ機11を移動させつつ、島端から順次並
ぶように配置させることができる。
【0061】各パチンコ機11を適所に配置させた後、
上段ユニット10A側の上方ブラケット13に螺合する
角度調整部材15によりパチンコ機11上端の前端縁側
を適度に押圧すれば、パチンコ機11は前記吊下レール
14に嵌合している被嵌合レール11aを回動中心とし
て微妙に傾動するため、パチンコ機11の傾き角度を容
易に調整することができる。
【0062】更に、前記上方ブラケット13は、上段ユ
ニット10Aの支持基板71に対して島奥行方向に一定
範囲でスライド可能であり、しかも前記載置レール12
は天板22上を島奥行方向に移動できる。従って、各パ
チンコ機11をそれぞれ島奥行方向における最適な位置
に後から調整することができる。島完成後、上段ユニッ
ト10Aの荷重は、各中段支持体16のみならず2列の
各パチンコ機11でも受けられるから、上段ユニット1
0Aの荷重が分散される分、中段支持体16に過度に荷
重が集中するのを防ぐことができる。
【0063】図5および図6は本発明の第2の実施形態
を示している。本実施形態では、一対の第1回収樋40
A,40Aや第2回収樋50Aを、その始端側から終端
側にかけて略水平に延びるように天板22の下側に取付
け、各回収樋40A,40A,50A内部に球を終端側
へと流下させる傾斜体48を挿入して構成している。
【0064】傾斜体48は、例えばゴムや合成樹脂等に
より一体成形されるものである。この傾斜体48によ
り、パチンコ球は略水平に延びた各回収樋40A,40
A,50Aでも、その終端口43側へとスムーズに流下
し、貯留タンク30内に導入される。
【0065】また、本実施形態では各回収樋40A,4
0A,50Aを、その始端側から終端側にかけて略水平
に延びるように天板22下側に取付けたから、下段ユニ
ット10C内にて各回収樋40A,40A,50Aが占
める空間は天板22下側のほんの一部に限定され、より
一層と下段ユニット10Cの内部空間を有効利用するこ
とができる。
【0066】なお、本発明に係る遊技機島の具体的構成
は、図示した実施の形態に限定されるものではない。例
えば、一対の第1回収樋や第2回収樋の終端口を貯留タ
ンクの側端壁を貫通させてタンク内まで延出させてもよ
い。
【0067】
【発明の効果】本発明に係る遊技機島によれば、遊技媒
体を遊技機列別にそれぞれ回収する一対の第1回収樋を
備えるから、各第1回収樋を従来の幅広の回収樋に比し
て小さく幅狭に設計でき、島下段内部に他の遊技関連設
備を配設するための広い空きスペースを確保したりする
ことができる。また、各遊技機列から排出された遊技媒
体は、それぞれ別々に各第1回収樋上に落下し、遊技媒
体は各第1回収樋の底面部上をむやみに広がることなく
効率良く流下するため、研磨揚送装置側へ円滑に受け渡
すことができる。
【0068】また、天板の下側における前記一対の第1
回収樋間に第2回収樋を取付け、島上段から島下段へ直
接落下した研磨後未使用の遊技媒体は、第2回収樋内に
導入されるようにしたから、未使用の遊技媒体が各第1
回収樋内に導入された使用済の遊技媒体と、少なくとも
回収途中では混じり合うことがなく、回収途中で使用済
の遊技媒体の汚れが未使用の球に移ることを確実に防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る遊技機島のフレ
ーム構造の一部を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る遊技機島を示す
正面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る遊技機島を上下
に分解して概略的に示す横断面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る遊技機島に装備
された制御手段を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る遊技機島を示す
正面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る遊技機島を示す
横断面図である。
【符号の説明】
10…遊技機島 10A…上段ユニット(島上段) 10B…中段ユニット(島中段) 10C…下段ユニット(島下段) 11…パチンコ機(遊技機) 22…天板 30…貯留タンク 40,40A…第1回収樋 48…傾斜体 50,50A…第2回収樋 60…研磨揚送装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに平行に延びる腰板上に略水平な天板
    を支持し、該天板上に背中合せに2列に延びるよう複数
    の遊技機を並設して成る遊技機島において、 各遊技機列に対応して互いに平行に延び、複数の遊技機
    から排出された遊技媒体を各遊技機列別にそれぞれ回収
    する一対の第1回収樋と、一対の第1回収樋の間に配さ
    れ、遊技機に給配されずに島上段から島下段に直接落下
    した研磨後未使用の遊技媒体を回収する第2回収樋と
    を、前記天板の下側に並設したことを特徴とする遊技機
    島。
  2. 【請求項2】島下段内に遊技媒体の貯留タンクと、該貯
    留タンク内の遊技媒体を島上段へ揚送する揚送装置とを
    備え、 前記一対の第1回収樋のそれぞれの終端側を前記貯留タ
    ンクに連通接続し、 各第1回収樋の終端側に遊技媒体の滞留を検知して信号
    を出力する検知手段を設け、 前記検知手段からの信号に応じて、各第1回収樋の終端
    側に遊技媒体が滞留した際、前記揚送装置を駆動させて
    貯留タンク内の余分な遊技媒体を島上段側へ揚送するよ
    うに制御することを特徴とする請求項1記載の遊技機
    島。
  3. 【請求項3】前記第2回収樋を第1回収樋に比べて大き
    な容量に形成したことを特徴とする請求項1または2記
    載の遊技機島。
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