JPH10152950A - 瓦桟木及び桟瓦 - Google Patents
瓦桟木及び桟瓦Info
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- JPH10152950A JPH10152950A JP10541997A JP10541997A JPH10152950A JP H10152950 A JPH10152950 A JP H10152950A JP 10541997 A JP10541997 A JP 10541997A JP 10541997 A JP10541997 A JP 10541997A JP H10152950 A JPH10152950 A JP H10152950A
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Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 瓦屋根を構成する瓦桟木と桟瓦において、瓦
屋根の施工後長期に渡って耐久性を保ち得る瓦桟木と桟
瓦を提供する。 【解決手段】 一枚の弾性板状部材を複数回屈曲して形
成され、開口部を上側に向けた断面がコの字状の凹部
と、野地板に固定する固定部とを具える瓦桟木、及びこ
の瓦桟木の前記凹部に嵌合するフック部を具える桟瓦。
瓦桟木に設けた断面コの字状の凹部に桟瓦のフック部を
嵌合させて桟瓦を葺設することによって、屋根の耐久性
を向上させることができる。
屋根の施工後長期に渡って耐久性を保ち得る瓦桟木と桟
瓦を提供する。 【解決手段】 一枚の弾性板状部材を複数回屈曲して形
成され、開口部を上側に向けた断面がコの字状の凹部
と、野地板に固定する固定部とを具える瓦桟木、及びこ
の瓦桟木の前記凹部に嵌合するフック部を具える桟瓦。
瓦桟木に設けた断面コの字状の凹部に桟瓦のフック部を
嵌合させて桟瓦を葺設することによって、屋根の耐久性
を向上させることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は瓦桟木及び桟瓦に関
するものであり、特に、屋根に葺設する引掛桟瓦と、こ
の桟瓦を固定するための凹部を具える瓦桟木に関する。
するものであり、特に、屋根に葺設する引掛桟瓦と、こ
の桟瓦を固定するための凹部を具える瓦桟木に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来の瓦桟木と桟瓦との組み
合わせを、斜め上から見た状態を示す斜視図である。図
11に示すように、従来の瓦桟木は角棒状の木材からな
り、縦桟木と呼ばれる屋根の流れ方向に敷いた瓦桟木3
1の上に、横桟木と呼ばれる瓦桟木32を直角に渡して
屋根の上に格子状に敷設されている。これら瓦桟木は鉄
釘で野地板に止め付けられている。一方、従来の桟瓦3
3は、前端部の裏面に2つの三角形のフック34が設け
られており、横桟木32にこれらのフック34を引っ掛
けて桟瓦33を屋根に設置している。あるいは、桟瓦3
3の前端部に設けられている2つの釘孔35に鉄釘を通
して横桟木32に打ち付けて桟瓦33を固定する方法も
ある。なお、縦桟木31を敷設した上に横桟木32を渡
すのは、屋根の流れ方向に直交する横桟木32を野地板
から浮かせることによって水はけ効果を得るためであ
る。
合わせを、斜め上から見た状態を示す斜視図である。図
11に示すように、従来の瓦桟木は角棒状の木材からな
り、縦桟木と呼ばれる屋根の流れ方向に敷いた瓦桟木3
1の上に、横桟木と呼ばれる瓦桟木32を直角に渡して
屋根の上に格子状に敷設されている。これら瓦桟木は鉄
釘で野地板に止め付けられている。一方、従来の桟瓦3
3は、前端部の裏面に2つの三角形のフック34が設け
られており、横桟木32にこれらのフック34を引っ掛
けて桟瓦33を屋根に設置している。あるいは、桟瓦3
3の前端部に設けられている2つの釘孔35に鉄釘を通
して横桟木32に打ち付けて桟瓦33を固定する方法も
ある。なお、縦桟木31を敷設した上に横桟木32を渡
すのは、屋根の流れ方向に直交する横桟木32を野地板
から浮かせることによって水はけ効果を得るためであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の瓦桟木31及び32は木製の角材で構成されており、
横方向に掛け渡した横桟木32に桟瓦33の2つのフッ
ク34を引っ掛けて、あるいは更に桟瓦33を横桟木3
2に釘打ちして固定するようにしている。しかしなが
ら、従来の瓦桟木31及び32は木材で構成されている
ため、雨水や湿気等が桟瓦と野地板との間に侵入したと
きにこれら木材が吸湿してもろくなってしまうという問
題点がある。この瓦桟木31及び32がもろくなると横
桟木32に固定している桟瓦33が安定しなくなり、地
震や風等の衝撃を受けたときに桟瓦33が屋根から崩落
してしまう危険性がある。又、瓦桟木を野地板に固定し
ている鉄釘が湿気等により腐食してもろくなった場合に
も同様の危険が生じる。
の瓦桟木31及び32は木製の角材で構成されており、
横方向に掛け渡した横桟木32に桟瓦33の2つのフッ
ク34を引っ掛けて、あるいは更に桟瓦33を横桟木3
2に釘打ちして固定するようにしている。しかしなが
ら、従来の瓦桟木31及び32は木材で構成されている
ため、雨水や湿気等が桟瓦と野地板との間に侵入したと
きにこれら木材が吸湿してもろくなってしまうという問
題点がある。この瓦桟木31及び32がもろくなると横
桟木32に固定している桟瓦33が安定しなくなり、地
震や風等の衝撃を受けたときに桟瓦33が屋根から崩落
してしまう危険性がある。又、瓦桟木を野地板に固定し
ている鉄釘が湿気等により腐食してもろくなった場合に
も同様の危険が生じる。
【0004】更に、従来の桟瓦33は2つのフック34
を横桟木32に単に引っ掛けて桟瓦33を支持するよう
にしているため、桟瓦33が風や衝撃等によって斜めに
ずれてしまうという問題がある。この問題は桟瓦33を
銅釘で瓦桟木32に止め付けていても、湿気等により瓦
桟木32がもろくなった場合等にいずれは生じる問題で
ある。桟瓦33が斜めにずれると横に並んで葺設されて
いる桟瓦33同志の間に隙間が生じて、その隙間から雨
水等の侵入が甚だしいものになり、結局は桟瓦33が屋
根から崩落してしまうという危険もある。又、桟瓦33
の2つのフック34は三角形に形成されており、横桟木
32との係合面積が小さいため、桟瓦33と横桟木32
との係合強度に不安が残る。このように、従来の瓦桟木
と桟瓦との組み合わせには、施工後の部材同志の係合の
耐久性において改善が求められていたものである。
を横桟木32に単に引っ掛けて桟瓦33を支持するよう
にしているため、桟瓦33が風や衝撃等によって斜めに
ずれてしまうという問題がある。この問題は桟瓦33を
銅釘で瓦桟木32に止め付けていても、湿気等により瓦
桟木32がもろくなった場合等にいずれは生じる問題で
ある。桟瓦33が斜めにずれると横に並んで葺設されて
いる桟瓦33同志の間に隙間が生じて、その隙間から雨
水等の侵入が甚だしいものになり、結局は桟瓦33が屋
根から崩落してしまうという危険もある。又、桟瓦33
の2つのフック34は三角形に形成されており、横桟木
32との係合面積が小さいため、桟瓦33と横桟木32
との係合強度に不安が残る。このように、従来の瓦桟木
と桟瓦との組み合わせには、施工後の部材同志の係合の
耐久性において改善が求められていたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を鑑み、本願
第一発明の瓦桟木は、屋根の野地板に固定して桟瓦を引
っ掛ける瓦桟木において、開口部を上側に向けた断面が
コの字状の凹部と、前記瓦桟木を野地板に固定する固定
部とを具えることを特徴とする。瓦桟木に凹部を設け
て、この凹部に桟瓦のフック部を嵌合させることによっ
て、桟瓦を瓦桟木に確実に固定することができる。すな
わち、桟瓦の2つのフック部がそれぞれ瓦桟木に設けた
凹部の両側面に挟まれた状態で固定されることになるた
め、桟瓦の固定強度が増し、地震や強風等によっても桟
瓦が斜めにずれてしまうといった問題が生じない。
第一発明の瓦桟木は、屋根の野地板に固定して桟瓦を引
っ掛ける瓦桟木において、開口部を上側に向けた断面が
コの字状の凹部と、前記瓦桟木を野地板に固定する固定
部とを具えることを特徴とする。瓦桟木に凹部を設け
て、この凹部に桟瓦のフック部を嵌合させることによっ
て、桟瓦を瓦桟木に確実に固定することができる。すな
わち、桟瓦の2つのフック部がそれぞれ瓦桟木に設けた
凹部の両側面に挟まれた状態で固定されることになるた
め、桟瓦の固定強度が増し、地震や強風等によっても桟
瓦が斜めにずれてしまうといった問題が生じない。
【0006】本願第2発明の瓦桟木は、屋根の頂部にま
たがるように配置する瓦桟木であって、開口部を下側に
向けて前記屋根の頂辺に沿って延在する溝と、この溝の
両脇に溝と平行して延在するように設けられ、開口部を
上側に向けた断面コの字状の凹部と、前記瓦桟木を前記
野路板に固定する固定部とを具えることを特徴とする。
このように瓦桟木を構成して、棟の両脇の最上段に葺設
するそれぞれの桟瓦のフック部を瓦桟木の凹部に嵌合さ
せて、これらの桟瓦を固定するようにする。
たがるように配置する瓦桟木であって、開口部を下側に
向けて前記屋根の頂辺に沿って延在する溝と、この溝の
両脇に溝と平行して延在するように設けられ、開口部を
上側に向けた断面コの字状の凹部と、前記瓦桟木を前記
野路板に固定する固定部とを具えることを特徴とする。
このように瓦桟木を構成して、棟の両脇の最上段に葺設
するそれぞれの桟瓦のフック部を瓦桟木の凹部に嵌合さ
せて、これらの桟瓦を固定するようにする。
【0007】通常、屋根の頂部には野路板のつなぎ目が
あり、この部分は特に水分の侵入を防ぐように施工する
ことが要求される。このために、従来は屋根の頂部の野
路板の形状に沿った下面を有する棟基材を被せて野路板
のつなぎ目を覆い隠すようにしている。しかしながら、
このように構成された従来の棟基材はその下面のすべて
が屋根の頂部に密着して延在するように形成されている
ため、この下面と野路板との間に毛細管現象が生じて、
桟瓦と野路板との間に侵入した雨水等が屋根の頂部の野
路板のつなぎ目に到達してしまい、ここから侵入した水
分が野路板を腐食させてしまう可能性がある。
あり、この部分は特に水分の侵入を防ぐように施工する
ことが要求される。このために、従来は屋根の頂部の野
路板の形状に沿った下面を有する棟基材を被せて野路板
のつなぎ目を覆い隠すようにしている。しかしながら、
このように構成された従来の棟基材はその下面のすべて
が屋根の頂部に密着して延在するように形成されている
ため、この下面と野路板との間に毛細管現象が生じて、
桟瓦と野路板との間に侵入した雨水等が屋根の頂部の野
路板のつなぎ目に到達してしまい、ここから侵入した水
分が野路板を腐食させてしまう可能性がある。
【0008】本発明に係る瓦桟木は、設置したときに屋
根の頂辺の真上に位置する箇所に、開口部を下側に向け
た溝を設けているため、野路板と瓦桟木との間に空間が
生じる。従って、毛細管現象によって屋根の頂部に水分
が侵入することがなく好適に屋根の頂部の防湿を図るこ
とができる。
根の頂辺の真上に位置する箇所に、開口部を下側に向け
た溝を設けているため、野路板と瓦桟木との間に空間が
生じる。従って、毛細管現象によって屋根の頂部に水分
が侵入することがなく好適に屋根の頂部の防湿を図るこ
とができる。
【0009】本願第3発明の瓦桟木は、ふき詰め部の野
路板と家屋の外壁との境目に配置する瓦桟木であって、
当該瓦桟木が一枚の板状部材を複数回屈曲して形成され
ており、開口部を上側に向けた断面コの字状の凹部と、
前記瓦桟木を前記野路板に固定する固定部と、前記家屋
の外壁に当接して延在する面とを具えることを特徴とす
る。家屋の外壁の途中から屋根が始まるふき詰め部と呼
ばれる部位では、家屋の外壁と野路板との連結部に水分
が侵入すると、野路板が腐食して屋根の固定がもろくな
ったり屋根が落下してしまう可能性がある。本発明の瓦
桟木に家屋の外壁に当接して延在する面を設けて、前記
家屋の外壁と野路板との連結部を覆うように瓦桟木を設
置することによって、野路板上に雨水等が侵入しても家
屋の外壁と野路板との接続部に水分がしみ込むことを防
ぐことができる。
路板と家屋の外壁との境目に配置する瓦桟木であって、
当該瓦桟木が一枚の板状部材を複数回屈曲して形成され
ており、開口部を上側に向けた断面コの字状の凹部と、
前記瓦桟木を前記野路板に固定する固定部と、前記家屋
の外壁に当接して延在する面とを具えることを特徴とす
る。家屋の外壁の途中から屋根が始まるふき詰め部と呼
ばれる部位では、家屋の外壁と野路板との連結部に水分
が侵入すると、野路板が腐食して屋根の固定がもろくな
ったり屋根が落下してしまう可能性がある。本発明の瓦
桟木に家屋の外壁に当接して延在する面を設けて、前記
家屋の外壁と野路板との連結部を覆うように瓦桟木を設
置することによって、野路板上に雨水等が侵入しても家
屋の外壁と野路板との接続部に水分がしみ込むことを防
ぐことができる。
【0010】本願にかかるいずれの瓦桟木も、一枚の板
状部材を複数回屈曲して形成するのが好ましい。開口部
が上側に向いた凹部を有する瓦桟木を、一枚の板状部材
を屈曲させて形成することによってその製造工程を簡略
化することができると共に、製造コストを低減させるこ
とができる。又、屋根の軽量化も図ることになるため、
家屋の耐久性も向上させることができる。
状部材を複数回屈曲して形成するのが好ましい。開口部
が上側に向いた凹部を有する瓦桟木を、一枚の板状部材
を屈曲させて形成することによってその製造工程を簡略
化することができると共に、製造コストを低減させるこ
とができる。又、屋根の軽量化も図ることになるため、
家屋の耐久性も向上させることができる。
【0011】又、上述したいずれの瓦桟木にも、当該瓦
桟木と野路板との間を閉塞する手段を具えるようにして
も良い。すなわち、瓦桟木の裏面に発泡性樹脂材などか
らなるシール部材を設けて、瓦桟木と野路板との間を閉
塞するようにすると、毛細管現象によって、屋根の頂部
の野路板のつなぎ目や、ふき詰め部の家屋の外壁と野路
板との接続部に水分が侵入することをより一層効果的に
防ぐことができる。
桟木と野路板との間を閉塞する手段を具えるようにして
も良い。すなわち、瓦桟木の裏面に発泡性樹脂材などか
らなるシール部材を設けて、瓦桟木と野路板との間を閉
塞するようにすると、毛細管現象によって、屋根の頂部
の野路板のつなぎ目や、ふき詰め部の家屋の外壁と野路
板との接続部に水分が侵入することをより一層効果的に
防ぐことができる。
【0012】又、本願にかかる瓦桟木の側面の野地板に
接触する部分に、少なくとも1つの水はけ孔を屋根の流
れ方向に貫通させて設けることが好ましい。このように
水はけ孔を瓦桟木の野地板に接触する部分に設けること
により、この瓦桟木の下に縦桟木を敷いて瓦桟木を浮か
せる必要がなくなり、横桟木である本発明の瓦桟木を野
地板に直接固定しても、瓦桟木の上側の野地板面に水が
溜まることがない。縦桟木を敷く必要がないため、屋根
施工時の作業効率及び施工コストを下げることができ
る。
接触する部分に、少なくとも1つの水はけ孔を屋根の流
れ方向に貫通させて設けることが好ましい。このように
水はけ孔を瓦桟木の野地板に接触する部分に設けること
により、この瓦桟木の下に縦桟木を敷いて瓦桟木を浮か
せる必要がなくなり、横桟木である本発明の瓦桟木を野
地板に直接固定しても、瓦桟木の上側の野地板面に水が
溜まることがない。縦桟木を敷く必要がないため、屋根
施工時の作業効率及び施工コストを下げることができ
る。
【0013】又、本願にかかる瓦桟木は、上側角部に少
なくとも1の通気孔を設けるのが好ましい。このように
通気孔を設けることによって、板状部材を屈曲させて形
成した瓦桟木を野路板に設置した際に、瓦桟木と野路板
とで画定される空間を換気することができる。又、前記
凹部に瓦桟木を嵌め込んだときに瓦桟木が凹部を構成す
る面を塞いでしまっても、これら通気孔を瓦桟木の上側
角部に設けるようにすれば、通気孔のすべてが塞がれる
ことがない。
なくとも1の通気孔を設けるのが好ましい。このように
通気孔を設けることによって、板状部材を屈曲させて形
成した瓦桟木を野路板に設置した際に、瓦桟木と野路板
とで画定される空間を換気することができる。又、前記
凹部に瓦桟木を嵌め込んだときに瓦桟木が凹部を構成す
る面を塞いでしまっても、これら通気孔を瓦桟木の上側
角部に設けるようにすれば、通気孔のすべてが塞がれる
ことがない。
【0014】又、本願第1発明の瓦桟木は、ステンレス
・スチール材若しくはアルミ材若しくはプラスチック樹
脂で構成されていることを特徴とする。このように耐水
性及び耐久性に優れた金属部材又はプラスチック樹脂を
適用することによって、雨水等が桟瓦の下に侵入しても
木製の瓦桟木を適用する屋根に比して瓦桟木の腐食の度
合いが小さく、施工後長期に渡って確実に桟瓦を固定し
ておくことが可能になる。
・スチール材若しくはアルミ材若しくはプラスチック樹
脂で構成されていることを特徴とする。このように耐水
性及び耐久性に優れた金属部材又はプラスチック樹脂を
適用することによって、雨水等が桟瓦の下に侵入しても
木製の瓦桟木を適用する屋根に比して瓦桟木の腐食の度
合いが小さく、施工後長期に渡って確実に桟瓦を固定し
ておくことが可能になる。
【0015】更に、本願にかかる瓦桟木の前記凹部がテ
ーパ形状に形成されていることが好ましい。このように
凹部をテーパ形状に形成すると桟瓦のフック部を凹部に
嵌合した際に、より強力に桟瓦を固定しておくことがで
きる。
ーパ形状に形成されていることが好ましい。このように
凹部をテーパ形状に形成すると桟瓦のフック部を凹部に
嵌合した際に、より強力に桟瓦を固定しておくことがで
きる。
【0016】一方、本願第4発明にかかる桟瓦は、本願
にかかる瓦桟木の凹部に嵌合するフック部を具えること
を特徴とする。なお、このフック部の寸法を従来の桟瓦
よりも大きく構成すると共に、台形のように底辺を有す
る四角形に形成して、前述の瓦桟木の凹部に嵌合した際
にその嵌合面を広くとるようにすると、より確実に瓦桟
木に固定することができる。
にかかる瓦桟木の凹部に嵌合するフック部を具えること
を特徴とする。なお、このフック部の寸法を従来の桟瓦
よりも大きく構成すると共に、台形のように底辺を有す
る四角形に形成して、前述の瓦桟木の凹部に嵌合した際
にその嵌合面を広くとるようにすると、より確実に瓦桟
木に固定することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1(a)は、本願第1発明にか
かる瓦桟木と、本願第4発明にかかる桟瓦の実施形態の
構成を示す斜視図であり、図1(b)は図1(a)に示
す瓦桟木を用いて、本願第4発明にかかる桟瓦を屋根に
固定した状態を示す側部断面図である。本願第1発明に
かかる瓦桟木1は、ステンレス・スチール材からなる板
状部材を4回屈曲させて、全ての角部分がほぼ直角のS
字型に形成されている。従ってこの瓦桟木1は断面コの
字状の凹部を2つ具え、それぞれの凹部の開口部は互い
に反対側に向いている。図1(b)に示すように、瓦桟
木1は第1の凹部2の開口部を上側に、第2の凹部5の
開口部を下側に向けて野地板12の上に固定されてお
り、その第1の凹部2に桟瓦7の前側端部に設けたフッ
ク部8が嵌合されている。このフック部8は十分な横幅
を有するように四角形に形成されており、その高さは1
8mm程度に構成されている。第1の凹部2の底面2b
には所定の間隔をおいて複数の釘孔4が設けられてお
り、この釘孔4を介してステンレス釘10で瓦桟木1を
野路板12に止め付けている。これら釘孔4の外周辺は
約3mm程度上に突出しており、釘孔4はこれら突出部
分のほぼ頂点に位置している。更に、桟瓦7の前側端部
にはこの桟瓦7を貫通する孔9が設けられており、特殊
ねじ51によって瓦桟木1の第2の凹部5の上面3に桟
瓦7を止め付けている。
かる瓦桟木と、本願第4発明にかかる桟瓦の実施形態の
構成を示す斜視図であり、図1(b)は図1(a)に示
す瓦桟木を用いて、本願第4発明にかかる桟瓦を屋根に
固定した状態を示す側部断面図である。本願第1発明に
かかる瓦桟木1は、ステンレス・スチール材からなる板
状部材を4回屈曲させて、全ての角部分がほぼ直角のS
字型に形成されている。従ってこの瓦桟木1は断面コの
字状の凹部を2つ具え、それぞれの凹部の開口部は互い
に反対側に向いている。図1(b)に示すように、瓦桟
木1は第1の凹部2の開口部を上側に、第2の凹部5の
開口部を下側に向けて野地板12の上に固定されてお
り、その第1の凹部2に桟瓦7の前側端部に設けたフッ
ク部8が嵌合されている。このフック部8は十分な横幅
を有するように四角形に形成されており、その高さは1
8mm程度に構成されている。第1の凹部2の底面2b
には所定の間隔をおいて複数の釘孔4が設けられてお
り、この釘孔4を介してステンレス釘10で瓦桟木1を
野路板12に止め付けている。これら釘孔4の外周辺は
約3mm程度上に突出しており、釘孔4はこれら突出部
分のほぼ頂点に位置している。更に、桟瓦7の前側端部
にはこの桟瓦7を貫通する孔9が設けられており、特殊
ねじ51によって瓦桟木1の第2の凹部5の上面3に桟
瓦7を止め付けている。
【0018】図1(a)に示すように、第1の凹部2の
両側面2a,2aと第2の凹部5の側面5aとの下端
部、及び第1の凹部2の底面2bには瓦桟木1の延在方
向に直交する方向に切り欠き部6が設けられており、屋
根の流れ方向に直交する方向に瓦桟木1を敷いたときに
この切り欠き部6から水が流れ落ちるように構成されて
いる。なお、前記瓦桟木1の第1の凹部2は桟瓦7のフ
ック部8を収納し得る寸法に形成されているが、その深
さはフック部8の高さより約3mm程度深く構成されて
おり、フック部8が第1の凹部2内を流れ落ちる水を遮
ることがないように構成されている。
両側面2a,2aと第2の凹部5の側面5aとの下端
部、及び第1の凹部2の底面2bには瓦桟木1の延在方
向に直交する方向に切り欠き部6が設けられており、屋
根の流れ方向に直交する方向に瓦桟木1を敷いたときに
この切り欠き部6から水が流れ落ちるように構成されて
いる。なお、前記瓦桟木1の第1の凹部2は桟瓦7のフ
ック部8を収納し得る寸法に形成されているが、その深
さはフック部8の高さより約3mm程度深く構成されて
おり、フック部8が第1の凹部2内を流れ落ちる水を遮
ることがないように構成されている。
【0019】本発明の瓦桟木1と桟瓦7を使って屋根瓦
を葺設する工法を説明する。まず、瓦桟木1を野地板1
2の上に屋根の水平方向に延在させて敷設し固定する。
この場合、瓦桟木1の下に縦桟木を敷く必要はなく、瓦
桟木1を野地板12に直接固定すれば良い。すなわち、
第1の凹部2の底面2bに設けられている釘孔4に釘1
0を貫通させて、瓦桟木1を屋根の野地板12に止め付
ける。この場合野地板12を介して、垂木と呼ばれる野
地板の支持部材が延在する箇所の真上からこの垂木に届
くように釘打ちすると、瓦桟木1を長期に渡って確実に
固定しておくことができる。なお、本実施形態では瓦桟
木1を野路板12に止め付けるのにステンレス製の釘1
0を使用しているが、耐久性及び耐水性に優れるもので
あれば他の素材の釘や、ビス、アンカー等を好適に使用
することができる。
を葺設する工法を説明する。まず、瓦桟木1を野地板1
2の上に屋根の水平方向に延在させて敷設し固定する。
この場合、瓦桟木1の下に縦桟木を敷く必要はなく、瓦
桟木1を野地板12に直接固定すれば良い。すなわち、
第1の凹部2の底面2bに設けられている釘孔4に釘1
0を貫通させて、瓦桟木1を屋根の野地板12に止め付
ける。この場合野地板12を介して、垂木と呼ばれる野
地板の支持部材が延在する箇所の真上からこの垂木に届
くように釘打ちすると、瓦桟木1を長期に渡って確実に
固定しておくことができる。なお、本実施形態では瓦桟
木1を野路板12に止め付けるのにステンレス製の釘1
0を使用しているが、耐久性及び耐水性に優れるもので
あれば他の素材の釘や、ビス、アンカー等を好適に使用
することができる。
【0020】次いで瓦桟木1の第1の凹部2内に桟瓦7
に設けたフック部8を嵌め込んで桟瓦7を固定する。更
に、特殊ねじ51を桟瓦7の孔9に挿入して、瓦桟木1
の上面3にねじ止めする。このようにして瓦桟木1及び
桟瓦7を屋根の野地板12に固定するようにすれば、縦
桟木を使用することなく桟瓦7を屋根に葺くことができ
る。又、ステンレス・スチール製の瓦桟木を使用してい
るため、この瓦屋根の耐久性が向上し、固定部材の腐食
による桟瓦の崩落を防止することができる。又、瓦桟木
1の凹部2内に桟瓦7のフック部8を嵌め込んで固定し
ているため桟瓦7が瓦桟木1からはずれにくく、長期に
渡って確実に屋根に固定しておくことができる。更に、
桟瓦7に横方向に力がかかった場合にも桟瓦7が屋根の
上で斜めにずれることがなく、横に並んだ桟瓦同志の間
に隙間が生じない。
に設けたフック部8を嵌め込んで桟瓦7を固定する。更
に、特殊ねじ51を桟瓦7の孔9に挿入して、瓦桟木1
の上面3にねじ止めする。このようにして瓦桟木1及び
桟瓦7を屋根の野地板12に固定するようにすれば、縦
桟木を使用することなく桟瓦7を屋根に葺くことができ
る。又、ステンレス・スチール製の瓦桟木を使用してい
るため、この瓦屋根の耐久性が向上し、固定部材の腐食
による桟瓦の崩落を防止することができる。又、瓦桟木
1の凹部2内に桟瓦7のフック部8を嵌め込んで固定し
ているため桟瓦7が瓦桟木1からはずれにくく、長期に
渡って確実に屋根に固定しておくことができる。更に、
桟瓦7に横方向に力がかかった場合にも桟瓦7が屋根の
上で斜めにずれることがなく、横に並んだ桟瓦同志の間
に隙間が生じない。
【0021】又、このように瓦桟木1を水平方向に敷設
して桟瓦7を瓦桟木1に固定すると、瓦桟木1の切り欠
き部6の延在方向が屋根の流れ方向と一致する。このこ
とにより、桟瓦7と野地板12との間に侵入した雨水等
が切り欠き部6を通過して軒先に流れ落ちることが可能
になり、瓦桟木1の上側に水分が滞留して屋根基材を腐
食させることがない。なお、桟瓦7のフック部8は瓦桟
木1の凹部2内で若干浮いた状態で固定されているた
め、このフック部8が切り欠き部6を通過する雨水等を
遮ってしまうことがない。又、第1の凹部2の底面2b
に設けられている釘孔4は、底面2bから約3mm程度
高い位置に設けられているため、この底面2bの上を水
が流れる際に水が釘孔4からこぼれて野路板12にしみ
込むことがない。
して桟瓦7を瓦桟木1に固定すると、瓦桟木1の切り欠
き部6の延在方向が屋根の流れ方向と一致する。このこ
とにより、桟瓦7と野地板12との間に侵入した雨水等
が切り欠き部6を通過して軒先に流れ落ちることが可能
になり、瓦桟木1の上側に水分が滞留して屋根基材を腐
食させることがない。なお、桟瓦7のフック部8は瓦桟
木1の凹部2内で若干浮いた状態で固定されているた
め、このフック部8が切り欠き部6を通過する雨水等を
遮ってしまうことがない。又、第1の凹部2の底面2b
に設けられている釘孔4は、底面2bから約3mm程度
高い位置に設けられているため、この底面2bの上を水
が流れる際に水が釘孔4からこぼれて野路板12にしみ
込むことがない。
【0022】図2は、本願第1発明にかかる瓦桟木の第
2の実施の形態の構成を示す側部断面図である。なお、
以下に述べる実施の形態の説明において図1に示す構成
要素と同一の要素については同じ符号を付し、その説明
は省略するものとする。図2に示すように、第2の実施
の形態にかかる瓦桟木11には、第2の凹部5の側面5
aの下端部を再度外側に屈曲させて、野地板12に当接
する新たな面11aが設けられている。このように第2
の凹部5の下端部に野地板12に当接する面11aを設
けることによって、第1の凹部2に瓦のフック部8を嵌
め込んだときに凹部2の側面2aが外側に拡がって凹部
2がゆるむようなことがなく、安定した状態で瓦を固定
しておくことができる。又、第2の凹部5の上面が支持
する桟瓦の重量を第1の凹部2の底面2bと、面11a
とに分散して支持することができるため、より耐久性に
すぐれた瓦葺きを実現することができる。又、角を増や
す分だけこの瓦桟木を丈夫な構造にすることができ、衝
撃を受けて瓦桟木が変形したりするのを防ぐことができ
る。
2の実施の形態の構成を示す側部断面図である。なお、
以下に述べる実施の形態の説明において図1に示す構成
要素と同一の要素については同じ符号を付し、その説明
は省略するものとする。図2に示すように、第2の実施
の形態にかかる瓦桟木11には、第2の凹部5の側面5
aの下端部を再度外側に屈曲させて、野地板12に当接
する新たな面11aが設けられている。このように第2
の凹部5の下端部に野地板12に当接する面11aを設
けることによって、第1の凹部2に瓦のフック部8を嵌
め込んだときに凹部2の側面2aが外側に拡がって凹部
2がゆるむようなことがなく、安定した状態で瓦を固定
しておくことができる。又、第2の凹部5の上面が支持
する桟瓦の重量を第1の凹部2の底面2bと、面11a
とに分散して支持することができるため、より耐久性に
すぐれた瓦葺きを実現することができる。又、角を増や
す分だけこの瓦桟木を丈夫な構造にすることができ、衝
撃を受けて瓦桟木が変形したりするのを防ぐことができ
る。
【0023】図3は、本願第1発明にかかる瓦桟木の第
3の実施の形態の構成を示す側部断面図である。図3に
示すように、第3の実施の形態にかかる瓦桟木13は、
第2の実施の形態に示す面11aを外側でなく内側に屈
曲させるようにしている(面13a)。すなわち、第2
の凹部5の下端部を内側に屈曲させて面13aを形成し
て、野地板12に当接させるようにしている。このよう
に構成しても、第2の実施形態の瓦桟木11と同様に、
耐久性に優れ、変形しにくい瓦桟木を創ることができ
る。
3の実施の形態の構成を示す側部断面図である。図3に
示すように、第3の実施の形態にかかる瓦桟木13は、
第2の実施の形態に示す面11aを外側でなく内側に屈
曲させるようにしている(面13a)。すなわち、第2
の凹部5の下端部を内側に屈曲させて面13aを形成し
て、野地板12に当接させるようにしている。このよう
に構成しても、第2の実施形態の瓦桟木11と同様に、
耐久性に優れ、変形しにくい瓦桟木を創ることができ
る。
【0024】図4は、本願第1発明にかかる瓦桟木の第
4の実施の形態と、本願第4発明にかかる桟瓦の変形例
の構成を示す断面図である。図4に示すように、第4の
実施形態にかかる瓦桟木15は、第1の凹部16がテー
パ形状に形成されている。一方、この瓦桟木15に嵌合
する桟瓦17のフック部17aは、この凹部16に対応
するテーパ形状を有している。このように瓦桟木15と
桟瓦17を形成すると、両者をより確実に嵌合固定させ
ることができる。従って、瓦屋根の耐久性が向上する。
4の実施の形態と、本願第4発明にかかる桟瓦の変形例
の構成を示す断面図である。図4に示すように、第4の
実施形態にかかる瓦桟木15は、第1の凹部16がテー
パ形状に形成されている。一方、この瓦桟木15に嵌合
する桟瓦17のフック部17aは、この凹部16に対応
するテーパ形状を有している。このように瓦桟木15と
桟瓦17を形成すると、両者をより確実に嵌合固定させ
ることができる。従って、瓦屋根の耐久性が向上する。
【0025】図5(a)は本願第1発明にかかる瓦桟木
の第5の実施の形態の構成を示す断面図である。第5の
実施形態の瓦桟木18は、第1の凹部19の側面19
a、19aが底面19bに対して垂直ではなく、若干斜
めになるように形成されている。従って本実施形態では
瓦桟木18を野地板12に固定したときに、第1の凹部
19が野地板12に対して斜めに傾斜した状態になる。
の第5の実施の形態の構成を示す断面図である。第5の
実施形態の瓦桟木18は、第1の凹部19の側面19
a、19aが底面19bに対して垂直ではなく、若干斜
めになるように形成されている。従って本実施形態では
瓦桟木18を野地板12に固定したときに、第1の凹部
19が野地板12に対して斜めに傾斜した状態になる。
【0026】図5(b)はこの瓦桟木18を適用して桟
瓦を葺いた状態を示す断面図である。図5(b)に示す
ように、桟瓦7は前後方向(屋根の流れ方向)において
それぞれ重なるように葺かれており、通常は下側の桟瓦
7aの上端部に上側の桟瓦7bの下端部が若干被さるよ
うに構成される。従って桟瓦7は野地板12に対して平
行ではなく、その下側にいくに従って野地板12からの
距離が大きくなるように設置されることになる。瓦桟木
18の第1の凹部19の側面19a−19aを予めこの
角度に合った斜度を設けて構成することによって、桟瓦
7のフック部8を無理なく凹部19内に嵌合させること
ができる。
瓦を葺いた状態を示す断面図である。図5(b)に示す
ように、桟瓦7は前後方向(屋根の流れ方向)において
それぞれ重なるように葺かれており、通常は下側の桟瓦
7aの上端部に上側の桟瓦7bの下端部が若干被さるよ
うに構成される。従って桟瓦7は野地板12に対して平
行ではなく、その下側にいくに従って野地板12からの
距離が大きくなるように設置されることになる。瓦桟木
18の第1の凹部19の側面19a−19aを予めこの
角度に合った斜度を設けて構成することによって、桟瓦
7のフック部8を無理なく凹部19内に嵌合させること
ができる。
【0027】なお、瓦桟木に弾性板状部材であるステン
レス・スチール材を適用することにより、第1の凹部の
側面が元々野地板に対して垂直になるように形成された
ものであっても、桟瓦を嵌合した後に容易にフック部の
延在方向に沿うように斜めに変形させることができる。
レス・スチール材を適用することにより、第1の凹部の
側面が元々野地板に対して垂直になるように形成された
ものであっても、桟瓦を嵌合した後に容易にフック部の
延在方向に沿うように斜めに変形させることができる。
【0028】図6は、本願第1発明の瓦桟木の第6の実
施の形態の構成を示す断面図である。図6に示すよう
に、本実施形態にかかる瓦桟木20では、第1の凹部2
1の外側の側面21aが上面3よりも約10〜13mm
程度高く構成されている。このように瓦桟木20を構成
すると、第1の凹部21内に桟瓦7を嵌め込んだときに
外側の側面21aとフック8との係合面積が更に大きく
なり、従ってより確実に桟瓦7を屋根に固定しておくこ
とが可能になる。
施の形態の構成を示す断面図である。図6に示すよう
に、本実施形態にかかる瓦桟木20では、第1の凹部2
1の外側の側面21aが上面3よりも約10〜13mm
程度高く構成されている。このように瓦桟木20を構成
すると、第1の凹部21内に桟瓦7を嵌め込んだときに
外側の側面21aとフック8との係合面積が更に大きく
なり、従ってより確実に桟瓦7を屋根に固定しておくこ
とが可能になる。
【0029】図7は、本願第1発明にかかる瓦桟木の、
第7の実施形態の構成を示す断面図である。図7に示す
ように、本実施形態の瓦桟木30では、桟瓦のフック部
を嵌め込む第1の凹部21の外側の側面21aの上端部
を更に屈曲させて、ここに開口部を下側に向けた第3の
凹部31を形成している。この凹部31の外側の側面3
1aの下端部は外側に折り曲げられて(面31b)、野
路板12に当接している。このように瓦桟木30を構成
すると、第1の凹部21に瓦のフック部8を嵌め込んだ
ときに、凹部21の側面21aが外側に拡がってゆるむ
ようなことがなく、より安定した状態で瓦を固定してお
くことができる。なお、本実施形態では、野路板12に
当接する面31bは瓦桟木30の外側に折り曲げている
が、これを内側に折り返して野路板12に当接させるよ
うにしても良い。
第7の実施形態の構成を示す断面図である。図7に示す
ように、本実施形態の瓦桟木30では、桟瓦のフック部
を嵌め込む第1の凹部21の外側の側面21aの上端部
を更に屈曲させて、ここに開口部を下側に向けた第3の
凹部31を形成している。この凹部31の外側の側面3
1aの下端部は外側に折り曲げられて(面31b)、野
路板12に当接している。このように瓦桟木30を構成
すると、第1の凹部21に瓦のフック部8を嵌め込んだ
ときに、凹部21の側面21aが外側に拡がってゆるむ
ようなことがなく、より安定した状態で瓦を固定してお
くことができる。なお、本実施形態では、野路板12に
当接する面31bは瓦桟木30の外側に折り曲げている
が、これを内側に折り返して野路板12に当接させるよ
うにしても良い。
【0030】図8は、本願第2発明の瓦桟木の、実施形
態の構成を示す図である。この瓦桟木40は、棟の両脇
の最上段に葺く桟瓦を固定するのに使用するものであ
り、図7に示す瓦桟木30を2つ左右対称に繋げたよう
な形状を有する。なお、本実施形態において、前述した
第1発明にかかる実施形態に示す要素と同一の要素につ
いては同じ番号を付し、その説明は省略する。図8に示
すように、本実施形態の瓦桟木40は屋根の頂部(棟)
にまたがって棟の延在方向と同一方向に延在する。その
中央には開口部を下側に向けた溝41が設けられ、この
溝41を中心として、左右対象にそれぞれ第1の凹部
2,第2の凹部5,第3の凹部31とを具えている。
態の構成を示す図である。この瓦桟木40は、棟の両脇
の最上段に葺く桟瓦を固定するのに使用するものであ
り、図7に示す瓦桟木30を2つ左右対称に繋げたよう
な形状を有する。なお、本実施形態において、前述した
第1発明にかかる実施形態に示す要素と同一の要素につ
いては同じ番号を付し、その説明は省略する。図8に示
すように、本実施形態の瓦桟木40は屋根の頂部(棟)
にまたがって棟の延在方向と同一方向に延在する。その
中央には開口部を下側に向けた溝41が設けられ、この
溝41を中心として、左右対象にそれぞれ第1の凹部
2,第2の凹部5,第3の凹部31とを具えている。
【0031】溝41は約2〜5cm程度の幅を有してお
り、屋根の頂部の野路板12のつなぎ目45を覆うよう
に配置されている。溝41の下端部と第3の凹部31の
側面31aの下端部との間に形成されている面42は野
路板12と平行に延在しており、その裏面には軟質の発
泡性樹脂材から成るシール部材43が設けられている。
面42、及び第1の凹部2の底面にはそれぞれ3mmほ
ど上方に突出した突出部の頂部に釘穴が設けられてお
り、釘10を上から打ち込んで瓦桟木40を野路板12
に止め付けている。面42を釘10で野路板12に打ち
付けることで、面42の裏面のシール部材43は押圧さ
れ、面42と野路板12の間を閉塞する。図8におい
て、開口部を下に向けた第3の凹部31と野路板12と
で画定される空間に桟瓦の隙間から侵入した雨水が入っ
ても、その上側に位置する瓦桟木40の面42と野路板
12との間はシール部材43で閉塞されているため、野
路板12のつなぎ目45(屋根の頂部)まで水分が侵入
することがなく、このつなぎ目45から水が入り込んで
野路板12が腐食するといった問題を防ぐことができ
る。又、溝41が屋根のつなぎ目45を全部覆ってお
り、つなぎ目45の上に空間が存在するため、たとえ毛
細管現象が生じて面42(若しくはシール部材43)と
野路板12との間に水が入り込んだとしても、野路板1
2のつなぎ目45の手前で毛細管現象が作用しなくな
り、つなぎ目45にまで水が達することがない。
り、屋根の頂部の野路板12のつなぎ目45を覆うよう
に配置されている。溝41の下端部と第3の凹部31の
側面31aの下端部との間に形成されている面42は野
路板12と平行に延在しており、その裏面には軟質の発
泡性樹脂材から成るシール部材43が設けられている。
面42、及び第1の凹部2の底面にはそれぞれ3mmほ
ど上方に突出した突出部の頂部に釘穴が設けられてお
り、釘10を上から打ち込んで瓦桟木40を野路板12
に止め付けている。面42を釘10で野路板12に打ち
付けることで、面42の裏面のシール部材43は押圧さ
れ、面42と野路板12の間を閉塞する。図8におい
て、開口部を下に向けた第3の凹部31と野路板12と
で画定される空間に桟瓦の隙間から侵入した雨水が入っ
ても、その上側に位置する瓦桟木40の面42と野路板
12との間はシール部材43で閉塞されているため、野
路板12のつなぎ目45(屋根の頂部)まで水分が侵入
することがなく、このつなぎ目45から水が入り込んで
野路板12が腐食するといった問題を防ぐことができ
る。又、溝41が屋根のつなぎ目45を全部覆ってお
り、つなぎ目45の上に空間が存在するため、たとえ毛
細管現象が生じて面42(若しくはシール部材43)と
野路板12との間に水が入り込んだとしても、野路板1
2のつなぎ目45の手前で毛細管現象が作用しなくな
り、つなぎ目45にまで水が達することがない。
【0032】図8に示すとおり、溝41の上面46には
釘穴が設けられており、釘10を上から野路板12に打
ち込むようにしている。この上面46には更に複数の通
気孔46aが設けられていて、屋根の頂部の換気ができ
るように構成されている。又、開口部が下側に向いた第
2の凹部5及び第3の凹部31の上端部にも、いずれも
凹部の側面と、その側面に連結する上面にまたがって複
数の通気孔44を設けて、第2の凹部5及び第3の凹部
31内の換気が行われるようにしている。このように通
気孔44を設けるようにすれば、第1の凹部2に桟瓦の
フック部8を嵌合させても、桟瓦が通気孔44の全部を
塞いでしまうことがない。又、これら第2の凹部5及び
第3の凹部31の、すべての側面の下端部には、前記第
1実施形態で説明した切り欠き部6が屋根の流れ方向に
貫通するように設けられており、桟瓦と野路板12の間
に侵入した雨水などを通過させることができる。
釘穴が設けられており、釘10を上から野路板12に打
ち込むようにしている。この上面46には更に複数の通
気孔46aが設けられていて、屋根の頂部の換気ができ
るように構成されている。又、開口部が下側に向いた第
2の凹部5及び第3の凹部31の上端部にも、いずれも
凹部の側面と、その側面に連結する上面にまたがって複
数の通気孔44を設けて、第2の凹部5及び第3の凹部
31内の換気が行われるようにしている。このように通
気孔44を設けるようにすれば、第1の凹部2に桟瓦の
フック部8を嵌合させても、桟瓦が通気孔44の全部を
塞いでしまうことがない。又、これら第2の凹部5及び
第3の凹部31の、すべての側面の下端部には、前記第
1実施形態で説明した切り欠き部6が屋根の流れ方向に
貫通するように設けられており、桟瓦と野路板12の間
に侵入した雨水などを通過させることができる。
【0033】このように、本願第2発明にかかる実施形
態の瓦桟木40によれば、屋根頂部の野路板のつなぎ目
等から屋根基材に水分が侵入して生じる野路板の腐食等
を防ぐことができる。従って、屋根の頂部にまたがらせ
て、その上部に棟瓦などを積載するための換気棟部材と
して好適に使用することができる。
態の瓦桟木40によれば、屋根頂部の野路板のつなぎ目
等から屋根基材に水分が侵入して生じる野路板の腐食等
を防ぐことができる。従って、屋根の頂部にまたがらせ
て、その上部に棟瓦などを積載するための換気棟部材と
して好適に使用することができる。
【0034】図9は、本願第3発明にかかる瓦桟木の実
施形態の構成を示す図である。通常、家屋の外壁の途中
から屋根が始まるふき詰め部では、施工後に家屋の外壁
と屋根との接続部分に水分が侵入した場合に、部材の腐
食等によりその接続がもろくなって屋根が落下してしま
う可能性があるため、この接続部分には水分が侵入しな
いように施工することが望まれている。本実施形態の瓦
桟木50は、このようなふき詰め部の最上段に葺く瓦を
固定するのに好適に使用できるものである。
施形態の構成を示す図である。通常、家屋の外壁の途中
から屋根が始まるふき詰め部では、施工後に家屋の外壁
と屋根との接続部分に水分が侵入した場合に、部材の腐
食等によりその接続がもろくなって屋根が落下してしま
う可能性があるため、この接続部分には水分が侵入しな
いように施工することが望まれている。本実施形態の瓦
桟木50は、このようなふき詰め部の最上段に葺く瓦を
固定するのに好適に使用できるものである。
【0035】本形態の瓦桟木50も、桟瓦のフック部を
嵌合する第1の凹部2と、この凹部2の両脇に開口部が
下側を向いた第2の凹部5及び第3の凹部31とを具え
ている。第2の凹部5と第3の凹部31の側面下端部に
はいずれも切り欠き部6が設けられており、野路板12
上を流れる水を屋根の流れ方向に向けて通過させること
ができる。又、これら凹部5,31の上側角部に複数の
通気孔44を設けて、これら凹部5,31内の換気が行
われるようにしている。
嵌合する第1の凹部2と、この凹部2の両脇に開口部が
下側を向いた第2の凹部5及び第3の凹部31とを具え
ている。第2の凹部5と第3の凹部31の側面下端部に
はいずれも切り欠き部6が設けられており、野路板12
上を流れる水を屋根の流れ方向に向けて通過させること
ができる。又、これら凹部5,31の上側角部に複数の
通気孔44を設けて、これら凹部5,31内の換気が行
われるようにしている。
【0036】第3の凹部31の家屋側の側面31aの下
端部は外側に屈曲して、野路板12に沿って延在してい
る(面31b)。この面31bの裏面に発泡性樹脂材か
ら成る板状シール部材43を設けると共に、面31bに
上方に突出した突出部の頂部に釘穴4を設けて野路板1
2に釘10を打ち付けて、シール部材43と瓦桟木50
とを野路板12に止め付けている。これら釘孔4は面3
1b上の、側面31a寄りに設けられている。更に、面
31bは家屋の外壁51に沿って延在するように折り曲
げられている(面53)。このように、側面31aに近
い位置に釘孔4を設けて野路板12に止め付けることに
よって、瓦桟木50を野路板12に固定した後に、第2
の凹部5の下面13aが野路板12から浮き上がってし
まうようなことがない。
端部は外側に屈曲して、野路板12に沿って延在してい
る(面31b)。この面31bの裏面に発泡性樹脂材か
ら成る板状シール部材43を設けると共に、面31bに
上方に突出した突出部の頂部に釘穴4を設けて野路板1
2に釘10を打ち付けて、シール部材43と瓦桟木50
とを野路板12に止め付けている。これら釘孔4は面3
1b上の、側面31a寄りに設けられている。更に、面
31bは家屋の外壁51に沿って延在するように折り曲
げられている(面53)。このように、側面31aに近
い位置に釘孔4を設けて野路板12に止め付けることに
よって、瓦桟木50を野路板12に固定した後に、第2
の凹部5の下面13aが野路板12から浮き上がってし
まうようなことがない。
【0037】このように構成した瓦桟木50によれば、
上に葺く瓦同士の隙間から野路板12の上に雨水等が侵
入しても、この水は切り欠き部6から屋根の流れ方向へ
と落ちる。又、面31bの上に水が侵入しても、外壁5
1に沿って延在する面53が存在し、この面53に遮ら
れるため家屋の外壁51が水分に浸されることはない。
又、面31bの裏面に設けられたシール部材43で瓦桟
木50と野路板12との間が閉塞されているため、第3
の凹部31と野路板12とが画定する空間に水が入って
も、ここから外壁51と野路板12の接続部分側に水分
が侵入することもない。本実施形態の瓦桟木50では、
家屋の外壁51に当接する面53の上部に複数の孔を設
けるようにしても良い。面53の上部に孔を設けるよう
にすれば、面31b上に延在する水が外壁51を浸さな
いように面53を延在させると共に、例え面53と外壁
51との間に水が侵入してもこの孔から面31b上に水
を逃がすことができる。
上に葺く瓦同士の隙間から野路板12の上に雨水等が侵
入しても、この水は切り欠き部6から屋根の流れ方向へ
と落ちる。又、面31bの上に水が侵入しても、外壁5
1に沿って延在する面53が存在し、この面53に遮ら
れるため家屋の外壁51が水分に浸されることはない。
又、面31bの裏面に設けられたシール部材43で瓦桟
木50と野路板12との間が閉塞されているため、第3
の凹部31と野路板12とが画定する空間に水が入って
も、ここから外壁51と野路板12の接続部分側に水分
が侵入することもない。本実施形態の瓦桟木50では、
家屋の外壁51に当接する面53の上部に複数の孔を設
けるようにしても良い。面53の上部に孔を設けるよう
にすれば、面31b上に延在する水が外壁51を浸さな
いように面53を延在させると共に、例え面53と外壁
51との間に水が侵入してもこの孔から面31b上に水
を逃がすことができる。
【0038】図10は本発明の瓦桟木の変形例を示す図
である。上述した本発明にかかるいずれの瓦桟木も、図
10に示すように、第1の凹部2の一側面、あるいは両
側面に、屋根の流れ方向と直交する方向に延在し、凹部
2の内側に突出した筋状の突出部22aを設けるように
構成しても良い。このように凹部2の側面22に突出部
22aを設けることによって、桟瓦のフック部8を凹部
2に嵌め込んだときに、フック部8が突出部22aによ
って両側から強く押圧され、より強固に桟瓦を瓦桟木に
固定することができる。なお、この場合、凹部2にフッ
ク部8を嵌め込んだときに突出部22aに対応する箇所
に溝を設けて、この溝と係合部22aとが係合し得るよ
うに構成するとフック部8が凹部2から抜け落ちにくく
なる。
である。上述した本発明にかかるいずれの瓦桟木も、図
10に示すように、第1の凹部2の一側面、あるいは両
側面に、屋根の流れ方向と直交する方向に延在し、凹部
2の内側に突出した筋状の突出部22aを設けるように
構成しても良い。このように凹部2の側面22に突出部
22aを設けることによって、桟瓦のフック部8を凹部
2に嵌め込んだときに、フック部8が突出部22aによ
って両側から強く押圧され、より強固に桟瓦を瓦桟木に
固定することができる。なお、この場合、凹部2にフッ
ク部8を嵌め込んだときに突出部22aに対応する箇所
に溝を設けて、この溝と係合部22aとが係合し得るよ
うに構成するとフック部8が凹部2から抜け落ちにくく
なる。
【0039】上述した瓦桟木の実施形態の材質にはいず
れもステンレス・スチール材を適用しているが、この他
にもアルミ材やプラスチック樹脂などの耐久性、耐水性
を有する板状部材を適用することができる。その場合、
屋根を軽量化してその耐久性を向上させるために、所望
の強度を有する範囲で可能な限り薄い板状部材を使用す
ることが好ましいが、リームと呼ばれる筋状の突出部を
板状部材の縦方向及び/又は幅方向に延在するように設
けると、更に板状部材の強度が増し、板状部材の厚みを
薄く構成することができる。又、開口部が上側に向いた
凹部2を有するものであれば、木製の瓦桟木でもある程
度の効果を得ることができる。
れもステンレス・スチール材を適用しているが、この他
にもアルミ材やプラスチック樹脂などの耐久性、耐水性
を有する板状部材を適用することができる。その場合、
屋根を軽量化してその耐久性を向上させるために、所望
の強度を有する範囲で可能な限り薄い板状部材を使用す
ることが好ましいが、リームと呼ばれる筋状の突出部を
板状部材の縦方向及び/又は幅方向に延在するように設
けると、更に板状部材の強度が増し、板状部材の厚みを
薄く構成することができる。又、開口部が上側に向いた
凹部2を有するものであれば、木製の瓦桟木でもある程
度の効果を得ることができる。
【0040】なお、アルミ材からなる瓦桟木をRC下地
と呼ばれるコンクリートで構成される野地板に適用する
場合は、コンクリートに反応してアルミ材が腐食してし
まう可能性があるため、瓦桟木と野地板の間に薄いプラ
スチック・シート等を設けるのが好ましい。このように
するとプラスチック・シートがコンクリートのRC下地
とアルミ製の瓦桟木とを隔てるため両者が接触すること
がなくなり、アルミ製の瓦桟木が腐食することなく、耐
久性のある桟瓦葺きを実現することができる。
と呼ばれるコンクリートで構成される野地板に適用する
場合は、コンクリートに反応してアルミ材が腐食してし
まう可能性があるため、瓦桟木と野地板の間に薄いプラ
スチック・シート等を設けるのが好ましい。このように
するとプラスチック・シートがコンクリートのRC下地
とアルミ製の瓦桟木とを隔てるため両者が接触すること
がなくなり、アルミ製の瓦桟木が腐食することなく、耐
久性のある桟瓦葺きを実現することができる。
【0041】一方、上述した実施の形態では、いずれも
平板瓦と呼ばれる比較的平坦な桟瓦を使用しているが、
S型瓦と呼ばれ表面がS字状に波打っている桟瓦や、和
瓦と呼ばれる半円を被せたような構成を有する桟瓦等、
又、屋根に葺く殆どの種類の桟瓦に図1(a)に示すの
と同様のフック部8を設けると本願第1発明の瓦桟木に
嵌合固定させることができる。又、フック部の構成も上
述したような形状に限るものではなく、様々な変形例が
考えられる。例えば、桟瓦の幅全体に延在する一本のフ
ック部を形成するものであっても良い。又、図11に示
すような従来の瓦桟木でもフック部を有するものであれ
ば、本発明にかかる瓦桟木に嵌合させて屋根に固定する
ことができる。
平板瓦と呼ばれる比較的平坦な桟瓦を使用しているが、
S型瓦と呼ばれ表面がS字状に波打っている桟瓦や、和
瓦と呼ばれる半円を被せたような構成を有する桟瓦等、
又、屋根に葺く殆どの種類の桟瓦に図1(a)に示すの
と同様のフック部8を設けると本願第1発明の瓦桟木に
嵌合固定させることができる。又、フック部の構成も上
述したような形状に限るものではなく、様々な変形例が
考えられる。例えば、桟瓦の幅全体に延在する一本のフ
ック部を形成するものであっても良い。又、図11に示
すような従来の瓦桟木でもフック部を有するものであれ
ば、本発明にかかる瓦桟木に嵌合させて屋根に固定する
ことができる。
【0042】
【発明の効果】上記に詳細に説明したとおり、本発明の
瓦桟木は、開口部が上を向いた断面コの字状の凹部を具
えているため、この凹部に桟瓦の2つのフック部を嵌合
することによって、瓦桟木を桟瓦に確実に固定すること
ができる。又、桟瓦の2つのフック部がそれぞれ凹部の
両側面に挟まれた形で嵌合するため、地震や風等の影響
により桟瓦が斜めにずれてしまうことがない。又、一枚
の板状部材を複数回屈曲して形成しているため、その製
造工程を簡略化できると共に、製造コストを低減させる
ことができる。又、屋根の軽量化も図ることになるた
め、家屋の耐久性も向上させることができる。
瓦桟木は、開口部が上を向いた断面コの字状の凹部を具
えているため、この凹部に桟瓦の2つのフック部を嵌合
することによって、瓦桟木を桟瓦に確実に固定すること
ができる。又、桟瓦の2つのフック部がそれぞれ凹部の
両側面に挟まれた形で嵌合するため、地震や風等の影響
により桟瓦が斜めにずれてしまうことがない。又、一枚
の板状部材を複数回屈曲して形成しているため、その製
造工程を簡略化できると共に、製造コストを低減させる
ことができる。又、屋根の軽量化も図ることになるた
め、家屋の耐久性も向上させることができる。
【0043】更に、屋根の流れ方向に水が流れるように
瓦桟木が野地板に接触する部分に水はけ手段を設けてい
るため、瓦桟木の下に縦桟木を敷いて桟瓦を浮かせる必
要がなくなり、瓦桟木を野地板に直接固定するだけで野
地板面の水はけを図ることができる。従って桟瓦葺設時
の作業効率及び施工コストを大幅に下げることができ
る。又、ステンレス・スチール材若しくはアルミ材、又
はプラスチック樹脂材等で構成されているため、雨水等
が桟瓦の下に侵入しても瓦桟木が腐食することがなくな
ると共に、木製の瓦桟木を適用する屋根に比して施工後
長期に渡って好適に桟瓦を固定しておくことが可能にな
る。
瓦桟木が野地板に接触する部分に水はけ手段を設けてい
るため、瓦桟木の下に縦桟木を敷いて桟瓦を浮かせる必
要がなくなり、瓦桟木を野地板に直接固定するだけで野
地板面の水はけを図ることができる。従って桟瓦葺設時
の作業効率及び施工コストを大幅に下げることができ
る。又、ステンレス・スチール材若しくはアルミ材、又
はプラスチック樹脂材等で構成されているため、雨水等
が桟瓦の下に侵入しても瓦桟木が腐食することがなくな
ると共に、木製の瓦桟木を適用する屋根に比して施工後
長期に渡って好適に桟瓦を固定しておくことが可能にな
る。
【0044】本願第4発明にかかる桟瓦では、上述した
ような瓦桟木の凹部に嵌合するフック部を具え、当該フ
ック部を長方形に形成しているため、前記瓦桟木の凹部
に嵌合した際にその嵌合面を広くとることができ、より
確実に瓦桟木に固定することができる。
ような瓦桟木の凹部に嵌合するフック部を具え、当該フ
ック部を長方形に形成しているため、前記瓦桟木の凹部
に嵌合した際にその嵌合面を広くとることができ、より
確実に瓦桟木に固定することができる。
【図1】図1(a)は、本願第1発明にかかる瓦桟木
と、本願第4発明にかかる桟瓦の構成を示す斜視図であ
り、図1(b)は図1(a)に示す瓦桟木に桟瓦を嵌合
固定した状態を示す側部断面図である。
と、本願第4発明にかかる桟瓦の構成を示す斜視図であ
り、図1(b)は図1(a)に示す瓦桟木に桟瓦を嵌合
固定した状態を示す側部断面図である。
【図2】図2は、本願第1発明にかかる瓦桟木の第2の
実施の形態の構成を示す断面図である。
実施の形態の構成を示す断面図である。
【図3】図3は、本願第1発明にかかる瓦桟木の第3の
実施の形態の構成を示す断面図である。
実施の形態の構成を示す断面図である。
【図4】図4は、本願第1発明の第4の実施の形態であ
る瓦桟木と、本願第2発明の桟瓦の変形例の構成を示す
断面図である。
る瓦桟木と、本願第2発明の桟瓦の変形例の構成を示す
断面図である。
【図5】図5(a)は本願第1発明にかかる瓦桟木の第
5の実施の形態の構成を示す断面図であり、図5(b)
はこの第3の実施の形態の瓦桟木に桟瓦を固定した状態
を示す側部断面図である。
5の実施の形態の構成を示す断面図であり、図5(b)
はこの第3の実施の形態の瓦桟木に桟瓦を固定した状態
を示す側部断面図である。
【図6】図6は、本願第1発明にかかる瓦桟木の第6の
実施の形態の構成を示す断面図である。
実施の形態の構成を示す断面図である。
【図7】図7は、本願第1発明にかかる瓦桟木の第7の
実施の形態の構成を示す断面図である。
実施の形態の構成を示す断面図である。
【図8】図8は、本願第2発明にかかる瓦桟木の実施の
形態の構成を示す断面図である。
形態の構成を示す断面図である。
【図9】図9は、本願第3発明にかかる瓦桟木の実施の
形態の構成を示す断面図である。
形態の構成を示す断面図である。
【図10】図10は、本発明にかかる瓦桟木の変形例の
構成を示す断面図である。
構成を示す断面図である。
【図11】図11は、従来の瓦桟木と桟瓦との係合状態
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
1,11,13,15,18,20,40,50 瓦
桟木 2、16、19、21 凹部 4 釘孔 6 切り欠き部 7 桟瓦 8 フック部 41 溝 43 シール部材 44 通気孔
桟木 2、16、19、21 凹部 4 釘孔 6 切り欠き部 7 桟瓦 8 フック部 41 溝 43 シール部材 44 通気孔
Claims (10)
- 【請求項1】 屋根の野地板に固定して桟瓦を引っ掛け
る瓦桟木において、開口部を上側に向けた断面がコの字
状の凹部と、前記瓦桟木を前記野地板に固定する固定部
とを具えることを特徴とする瓦桟木。 - 【請求項2】 屋根の頂部にまたがるように配置する瓦
桟木であって、開口部を下側に向けて前記屋根の頂辺に
沿って延在する溝と、この溝の両脇に前記溝と平行して
延在するように設けられ、開口部を上側に向けた断面コ
の字状の凹部と、前記瓦桟木を前記野路板に固定する固
定部とを具えることを特徴とする瓦桟木。 - 【請求項3】 ふき詰め部の野路板と家屋の外壁との境
目に配置する瓦桟木であって、開口部を上側に向けた断
面コの字状の凹部と、前記瓦桟木を前記野地板に固定す
る固定部と、前記家屋の外壁に当接して延在する面とを
具えることを特徴とする瓦桟木。 - 【請求項4】 請求項1乃至3に記載の瓦桟木におい
て、当該瓦桟木が一枚の板状部材を複数回屈曲して形成
されていることを特徴とする瓦桟木。 - 【請求項5】 請求項1乃至4に記載の瓦桟木であっ
て、当該瓦桟木と前記野路板との間を閉塞する手段を具
えることを特徴とする瓦桟木。 - 【請求項6】 請求項1乃至5に記載の瓦桟木におい
て、当該瓦桟木の前記野地板に接触する部分に少なくと
も1つの水はけ孔を屋根の流れ方向に貫通させて設けた
ことを特徴とする瓦桟木。 - 【請求項7】 請求項1乃至6に記載の瓦桟木におい
て、当該瓦桟木の上側角部に少なくとも1以上の通気孔
を設けたことを特徴とする瓦桟木。 - 【請求項8】 請求項1乃至7に記載の瓦桟木におい
て、当該瓦桟木がステンレス・スチール材若しくはアル
ミ材若しくはプラスチック樹脂で構成されていることを
特徴とする瓦桟木。 - 【請求項9】 請求項1乃至8に記載の瓦桟木におい
て、前記凹部を形成する側辺がテーパ形状を成すことを
特徴とする瓦桟木。 - 【請求項10】 請求項1乃至9に記載の瓦桟木の前記
凹部に嵌合するフック部を具えることを特徴とする桟
瓦。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10541997A JPH10152950A (ja) | 1996-09-30 | 1997-04-09 | 瓦桟木及び桟瓦 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27682696 | 1996-09-30 | ||
| JP8-276826 | 1996-09-30 | ||
| JP10541997A JPH10152950A (ja) | 1996-09-30 | 1997-04-09 | 瓦桟木及び桟瓦 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10152950A true JPH10152950A (ja) | 1998-06-09 |
Family
ID=26445710
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10541997A Pending JPH10152950A (ja) | 1996-09-30 | 1997-04-09 | 瓦桟木及び桟瓦 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10152950A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009074346A (ja) * | 2007-08-29 | 2009-04-09 | Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd | 棟換気用構造材 |
| DE102019100668A1 (de) * | 2019-01-11 | 2020-07-16 | Erlus Aktiengesellschaft | Dacheindeckelement mit zwei separat ausgebildeten Befestigungselementen |
-
1997
- 1997-04-09 JP JP10541997A patent/JPH10152950A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009074346A (ja) * | 2007-08-29 | 2009-04-09 | Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd | 棟換気用構造材 |
| DE102019100668A1 (de) * | 2019-01-11 | 2020-07-16 | Erlus Aktiengesellschaft | Dacheindeckelement mit zwei separat ausgebildeten Befestigungselementen |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040406 |