JPH10153251A - 樹脂モールドプーリ - Google Patents

樹脂モールドプーリ

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JPH10153251A
JPH10153251A JP31186996A JP31186996A JPH10153251A JP H10153251 A JPH10153251 A JP H10153251A JP 31186996 A JP31186996 A JP 31186996A JP 31186996 A JP31186996 A JP 31186996A JP H10153251 A JPH10153251 A JP H10153251A
Authority
JP
Japan
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pulley
resin
mold
resin mold
hub
Prior art date
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Pending
Application number
JP31186996A
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English (en)
Inventor
Yamato Arai
大和 新井
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Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】樹脂モールドプーリにおいて、軽量化を損なう
ことなく、ウェルド部の発生を抑制して強度低下を回避
すること。 【解決手段】樹脂製のプーリ本体2の中心部に金属製の
ハブ3がインサート成形された樹脂モールドプーリ1に
おいて、プーリ本体2に、その一側面に開口する回り止
め治具15係止用の凹部5が設けられている。これによ
り、製作過程で金型のプーリ本体2に対応するキャビテ
ィに注入される溶融樹脂が凹部5の底側で妨げられずに
外径側へ到達することになるから、ウェルド部ができに
くくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂製のプーリ本
体の中心部に金属製ハブがインサート成形された樹脂モ
ールドプーリに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の樹脂モールドプーリは、
回転軸に対する結合部位の強度を維持しながら軽量化を
図った構造であり、例えば実開平4−106548号公
報に示されている。
【0003】この公報例の樹脂モールドプーリは、アル
ミ合金製のハブを回転軸にスプライン外嵌して、回転軸
の軸端に形成したネジ部にナットを締め込み装着し、回
転軸のテーパー状段差部にハブの一端に形成したテーパ
ー孔部を押圧当接させて、プーリを回転軸に固定するよ
うになっている。
【0004】ところで、樹脂モールドプーリを回転軸に
固定するにあたってナットを締め込むときは、回転軸を
回り止めしないと、ナットの締めつけトルクによって回
転軸が共回りしてしまうので、締め込み操作ができなく
なる。
【0005】この回り止めのために、上記公報例では、
所要の回り止め治具を用いるようにしており、この回り
止め治具を係止させるための貫通孔をアルミ合金製のハ
ブに形成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のように、ハブに回り止め治具の係止用の貫通孔を
形成するような設計では、貫通孔を形成するスペースを
確保するためにアルミ合金製のハブの径寸法を大きくす
る必要があって、樹脂モールドプーリの重量が増加する
など、軽量化を促進する構造の樹脂モールドプーリとし
ては好ましくないと言える。
【0007】これに対して、本願出願人は、例えば図7
および図8に示すように、樹脂モールドプーリ21にお
いて、回り止め治具を係止させるための複数の貫通孔2
4を金属製ハブ23部分ではなく樹脂製のプーリ本体2
2部分に形成することを考えた。なお、貫通孔24の形
成による強度低下を補うために、周方向で隣り合う各貫
通孔24の間に放射状のリブ25を形成するようにして
いる。
【0008】このような構成では、金属製のハブ23を
大径にする必要がないので、軽量化を損なわずに済むも
のの、下記するように品質面で不具合が生じる。つま
り、樹脂モールドプーリ22を製作するとき、金型にハ
ブ23を位置決めした状態でプーリ中心側から溶融樹脂
を金型のプーリ本体22に対応するキャビティに注入す
るのであるが、注入された溶融樹脂がキャビティの内径
側から外径側へ向けて放射状に流れるとき、図7の破線
矢印で示すように、金型において貫通孔24に対応する
部分が溶融樹脂の流れを妨げることになり、貫通孔24
の両側へ一旦分流した後、貫通孔24の外径側箇所Aで
合流することになり、この合流部分に樹脂組織の境界、
いわゆるウェルド部が形成されやすくなる。このような
ウェルド部が形成されると、強度が低くなってヒートシ
ョックや機械的な衝撃などが加わる状況において、ウェ
ルド部から亀裂が発生しやすくなってしまう。
【0009】したがって、本発明は、樹脂モールドプー
リにおいて、軽量化を損なうことなく、ウェルド部の発
生を抑制して強度低下を回避することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の樹脂モールドプ
ーリは、樹脂製のプーリ本体の中心部に金属製のハブが
インサート成形されたもので、前記プーリ本体に、その
一側面に開口する回り止め治具係止用の凹部が設けられ
ている。
【0011】なお、前述のプーリ本体において前記凹部
の底側部分を、その周辺部分と面一に設定することが好
ましい。また、前述のプーリ本体において前記凹部の底
側部分を、その周辺部分よりも軸方向に張り出すように
設定することが好ましい。
【0012】上記本発明の構成では、樹脂製のプーリ本
体に回り止め治具係止用の凹部を設けているから、金属
製のハブに形成する従来例のような重量増加は避けられ
る。
【0013】しかも、樹脂製のプーリ本体に従来例のよ
うな貫通孔ではなく有底の凹部を設けているから、製作
過程で金型のプーリ本体に対応するキャビティに注入さ
れる溶融樹脂が凹部の底側で妨げられずに外径側へ到達
することになって、ウェルド部ができにくくなる。
【0014】なお、プーリ本体の他側面を面一に設定し
ていれば、製作時における溶融樹脂の流れがより円滑に
なる。また、プーリ本体の他側面において凹部に対応す
る部位を張り出すようにしていれば、凹部の深さを大き
くできるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の詳細を、図1ないし図6
に示す実施形態に基づいて説明する。
【0016】図1ないし図4は本発明の一実施形態にか
かり、図1は、樹脂モールドプーリの縦断側面図、図2
は、同プーリの一部を切り欠いた斜視図、図3は、同プ
ーリの取り付け状態の縦断側面図、図4は、同プーリの
製作に用いる金型の縦断側面図である。
【0017】図例の樹脂モールドプーリ1は、図1およ
び図2に示すように、樹脂製のプーリ本体2の中心部に
アルミ合金製のハブ3をインサート成形した構成であ
る。
【0018】プーリ本体2は、幅広のベルト巻掛け部2
aと、ハブ3がインサートされるボス部2bと、ベルト
巻掛け部2aとボス部2bとを連結するホイール部2c
とからなる。そして、ホイール部2cの一側面の円周数
箇所に当該一側面側に開口する有底の凹部5が設けられ
ている。この凹部5は、後で詳細に説明するが、樹脂モ
ールドプーリ1を例えばポンプ9の回転軸10に装着す
るとき、樹脂モールドプーリ1および回転軸10を回り
止めするための回り止め治具15が係止されるものであ
る。
【0019】ハブ3の中心孔6には、スプライン溝7が
形成されるとともに、中心孔6の一端にはテーパー面8
が形成されている。
【0020】このような樹脂モールドプーリ1は、図3
に示すように、例えばポンプ9の回転軸10に装着され
る。このとき、回転軸10に設けたスプライン溝11と
ハブ3のスプライン溝7とを嵌合してから、回転軸10
の先端部に設けたネジ部12にナット13を螺合する。
これにより、ハブ3のテーパー面8が回転軸10に形成
したテーパー状段差部14に押圧されて、樹脂モールド
プーリ1と回転軸10との芯合わせが行われる。
【0021】ところで、ナット13を締め込むとき、ナ
ット13の締めつけトルクによって回転軸10が共回り
してしまうので、プーリ本体2の凹部5に、図3の二点
鎖線に示すように、回り止め治具15を係入することに
より、樹脂モールドプーリ1および回転軸10を回り止
めしておいて、ナット13を締め込むようにする。
【0022】このように、樹脂モールドプーリ1におい
て、樹脂製のプーリ本体2に回り止め治具15を係止す
るための凹部5を設けているから、金属製のハブ3に形
成する従来例のような重量増加は避けられる。しかも、
樹脂製のプーリ本体2に従来例のような貫通孔ではなく
有底の凹部5を設けているので、後で詳細に説明する
が、製作過程でウェルド部が形成されにくくなって、所
要の強度を確保できるようになる。
【0023】次に、上述した構成の樹脂モールドプーリ
1の製作方法を説明する。ここでは、図4に示すよう
に、樹脂モールドプーリ1の一側面の形状に対応する凹
凸が設けられるとともに溶融樹脂の注入用のランナおよ
びゲート19が設けられる固定の第1金型16と、樹脂
モールドプーリ1の他側面の形状に対応する凹凸が設け
られる可動の第2金型17と、樹脂モールドプーリ1の
ベルト巻掛け部2aに対応する凹凸が設けられかつ周方
向複数に分割された可動の第3金型18とを組み合わせ
て用いる。
【0024】なお、第2金型17には、アルミ合金製の
ハブ3を位置決めするためのホルダー部17aと、プー
リ本体2の凹部5を形成するための凸部17bとが設け
られている。また、第1金型16のゲート19の形状
は、例えば、環状に連続するリングゲートや、円周数箇
所のピン状に設けられるピンゲートなど、任意に設定さ
れる。
【0025】そして、型締め時には、第2金型17のホ
ルダー部17aにアルミ合金製のハブ3を仮止めしてか
ら、この第2金型17および第3金型18を第1金型1
6に対してセットする。これにより、金型16,17,
18とハブ3とによって、プーリ本体2に対応するキャ
ビティCが形成される。
【0026】この状態にて、溶融樹脂を、第1金型16
のゲート19からキャビティCへ注入するのである。こ
の溶融樹脂は、キャビティCの内周側から外径側へ向け
て放射状に流れ込んで、キャビティC内部に充填され
る。このとき、プーリ本体2の凹部5に対応する第2金
型17の凸部17bが、第1金型16に対して当接せず
に凸部17bの底側に所要の隙間が存在するから、凸部
17bによって溶融樹脂の放射状の流れが妨げられずに
済む。つまり、注入された溶融樹脂が、従来例にかかる
図8中の破線矢印のように分流することがなくなるか
ら、従来例にかかる図8中のA部にウェルドができなく
なる。特に、この例では、樹脂モールドプーリ1のホイ
ール部2cの他側面つまり凹部5の底側を径方向全体に
平坦としているから、溶融樹脂の流れがより円滑とな
り、溶融樹脂を短時間で充填できるようになる。
【0027】このように、この実施形態での樹脂モール
ドプーリ1は、図7および図8に示す従来例と同様に、
樹脂製のプーリ本体2に回り止め治具15の係止部分を
設けた軽量化構造をとりながらも、図7および図8に示
す従来例に比べて高強度で高品質なものにできる。
【0028】なお、本発明は上記実施形態のみに限定さ
れるものではなく、種々な応用や変形が考えられる。
【0029】(1) 図5に示すように、プーリ本体2
において周方向に隣り合う凹部5の間の領域に、ベルト
巻掛け部2aとボス部2bとをつなぐ放射状のリブ20
を突出形成する構造としてもよい。この場合、樹脂製の
プーリ本体2の強度を高めることができる。
【0030】(2) 図6に示すように、ホイール部2
cの他側面において、凹部5の底部側部分4をその周辺
部分よりも軸方向に張り出すような構造としてもよい。
この場合、凹部5の深さ寸法を大きくできて、回り止め
治具15の引っ掛かかり代を大きくすることができる。
また、この場合でも、上記実施形態と同様、溶融樹脂の
分流を避けることができる。
【0031】
【発明の効果】本発明の樹脂モールドプーリは、樹脂製
のプーリ本体に回り止め治具の係止部分を設けた軽量化
構造をとりながらも、この係止部分の形状を製作時にお
いてウェルド部が形成されないように工夫することによ
り、高強度で高品質な構造とすることができる。
【0032】特に、請求項2の発明では、製作時におい
て凹部に対応する部分の溶融樹脂の流れを円滑にできる
から、溶融樹脂を短時間で充填できるようになるなど、
不要なウェルド部の発生防止効果を高めることができ
る。
【0033】また、請求項3の発明では、凹部の底側を
プーリ本体の他の面よりも張り出すことにより、凹部の
深さを大きくできるから、回り止め治具を引っ掛けやす
くできるとともに、突出した底部側がリブとして機能す
るなど、強度を高めることができるといった効果も発揮
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の樹脂モールドプーリの縦
断側面図
【図2】図1の樹脂モールドプーリの一部を切り欠いた
斜視図
【図3】図1の樹脂モールドプーリの取り付け状態の縦
断側面図
【図4】図1の樹脂モールドプーリの製作に用いる金型
の縦断側面図
【図5】本発明の樹脂モールドプーリの他の実施形態
で、上半分の縦断側面図
【図6】本発明の樹脂モールドプーリのさらに他の実施
形態で、上半分の縦断側面図
【図7】従来の樹脂モールドプーリを示す縦断側面図
【図8】図7の樹脂モールドプーリの上半部の正面図
【符号の説明】
1 樹脂モールドプーリ 2 プーリ本体 3 ハブ 5 凹部 15 回り止め治具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製のプーリ本体の中心部に金属製の
    ハブがインサート成形された樹脂モールドプーリであっ
    て、 前記プーリ本体に、その一側面に開口する回り止め治具
    係止用の凹部が設けられている、ことを特徴とする樹脂
    モールドプーリ。
  2. 【請求項2】 前記プーリ本体において前記凹部の底側
    部分が、その周辺部分と面一に設定されている、請求項
    1記載の樹脂モールドプーリ。
  3. 【請求項3】 前記プーリ本体において前記凹部の底側
    部分が、その周辺部分よりも軸方向に張り出すように設
    定されている、請求項1記載の樹脂モールドプーリ。
JP31186996A 1996-11-22 1996-11-22 樹脂モールドプーリ Pending JPH10153251A (ja)

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JP31186996A JPH10153251A (ja) 1996-11-22 1996-11-22 樹脂モールドプーリ

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JP31186996A Pending JPH10153251A (ja) 1996-11-22 1996-11-22 樹脂モールドプーリ

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