JPH10153272A - バルブの開閉装置 - Google Patents

バルブの開閉装置

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JPH10153272A
JPH10153272A JP8327607A JP32760796A JPH10153272A JP H10153272 A JPH10153272 A JP H10153272A JP 8327607 A JP8327607 A JP 8327607A JP 32760796 A JP32760796 A JP 32760796A JP H10153272 A JPH10153272 A JP H10153272A
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JP
Japan
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valve
drive shaft
closing device
universal joint
exhaust
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Application number
JP8327607A
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English (en)
Inventor
Yoshimoto Matsuda
義基 松田
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10153272A publication Critical patent/JPH10153272A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Mechanically-Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の機器1にバルブ駆動軸71を簡単かつ
正確に組み付け、また、駆動軸71にこじりを発生させ
ることなく、その回転を円滑に行うことができ、しか
も、駆動軸71に大きな負荷をかけることのないバルブ
の開閉装置を提供する。 【解決手段】 ベース10に一定方向に並んで取付けら
れた複数の機器1と、各機器1に設けられ、これを制御
するバルブ4と、各バルブ4に連結された一定方向に延
びるバルブ駆動軸71と、隣接するバルブ駆動軸71同
士を接続し、それらの軸方向が一直線状からずれて傾斜
するのを許容する自在継手9と、各バルブ4を全閉また
は全開位置に向かうばね力を付加するばね体57,66
と、すべてのバルブ駆動軸71を回転駆動する共通の駆
動体72とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多気筒2サイクル
エンジンのシリンダに設けられた排気制御バルブのよう
なバルブの開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、多気筒2サイクルエンジンに
おいて、クランクケースに一定方向に並んで取り付けら
れた複数のシリンダに、1つの共通のバルブ駆動軸を組
付け、この駆動軸に各シリンダ用の排気制御バルブを連
結して、駆動軸に設ける1つの駆動プーリにより各バル
ブを進退動作させるようにしたものがある(例えば実開
平2ー269357号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、クランクケ
ースに各シリンダを取付けるときには、僅かではあるが
取付公差を有するるのが通常である。また、バルブおよ
びその駆動軸は、シリンダのクランクケースへの取付部
位から離れた上部側に設けられているので、シリンダに
取付公差があると、駆動軸の組付部位での公差はより大
きくなる。そして、以上のように各シリンダに僅かでも
取付公差があると、各シリンダに1つの共通のバルブ駆
動軸を組付けるとき、その正確な組付けが難しくなり、
また、駆動軸には回転駆動時にこじり力が発生して、回
転が重くなる。しかも、駆動軸には大きな負荷が作用す
るので、強度を強化する必要があって、設計上の負担と
なる。なお、上記公報のものは、各シリンダからそれぞ
れバルブ駆動軸を突出させているが、これらバルブ駆動
軸は駆動プーリで一体に結合させているので、実質的に
は1つの共通のバルブ駆動軸と言える。
【0004】本発明は、複数の機器にバルブ駆動軸を簡
単かつ正確に組付け、また、この駆動軸にこじりを発生
させることなく、駆動軸の回転を円滑に行え、しかも、
駆動軸に大きな負荷をかけることなく、設計上の負担を
軽減できるバルブの開閉装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、ベースに一定方向に並んで取付
けられた複数の機器と、各機器に設けられて、これを制
御するバルブと、各バルブに連結されて、前記一定方向
に駆動方向をもつバルブ駆動軸と、隣接するバルブ駆動
軸同士を接続し、それらの軸方向が一直線状からずれて
傾斜するのを許容する自在継手と、各バルブを全閉また
は全開位置に向かうばね力を付加するばね体と、すべて
のバルブ駆動軸を回転駆動する共通の駆動体とを備えて
いる。
【0006】請求項1の発明によれば、駆動体の回転駆
動に伴い1つの機器に設けたバルブ駆動軸が回転し、そ
の回転力が自在継手を介して他の機器に設けた駆動軸に
伝えられ、これら各駆動軸によりばね体でばね力が付加
された各バルブが進退動作する。このとき、各機器に
は、それぞれバルブ駆動軸を各別に設けているので、例
えベースと各機器の間に取付公差があるために機器同志
の相対位置がずれても、各機器に各駆動軸が簡単かつ正
確に組付けられる。また、各駆動軸は、隣接するもの同
士を互いに自在継手により連結しているので、各駆動軸
が一直線状からずれて傾斜しても、その傾斜を自在継手
が吸収する。したがって、各駆動軸は、こじりが発生す
ることなく円滑に回転駆動し、また、駆動軸には大きな
負荷がかからないので、駆動軸を低強度のもので済ます
ことができる。しかも、1つの駆動体ですべての駆動軸
を回転駆動するときには、自在継手が介在しているため
に、各軸間に位相差が発生するが、これら各軸にはバル
ブが連結され、このバルブには、ばね体により常にばね
力を付勢しているので、そのばね力により各軸間の位相
差が吸収される。このため、1つの駆動体で各駆動軸を
回転駆動させても、各バルブが正確に動作する。
【0007】請求項2の発明は、自在継手が、その中心
軸方向の両端にバルブ駆動軸の端部と相対回転不能に係
合するスリットを有し、これら両スリットが中心軸方向
から見て互いに90度の位相差を有している。この構成
によれば、各駆動軸が一直線状からいずれの方向にずれ
たときでも、その傾斜を各スリットが確実かつ効果的に
吸収する。
【0008】請求項3の発明は、自在継手を、中心軸を
通り、一方のスリットを縦方向に、他方のスリットを横
方向にそれぞれ2分割する分割面によって分割された一
対の継手半体で形成している。この構成によれば、自在
継手の各継手半体が対称形状となるので、同一金型によ
って両継手半体を製作できる。また、各駆動軸両端に各
継手半体のスリットをそれぞれ嵌合して、これら各継手
半体をねじ体などで結合することにより、自在継手の各
バルブ駆動軸への組付けも容易に行うことができる。
【0009】請求項4の発明は、ベースをエンジンのク
ランクケースとし、機器をシリンダとしている。また、
請求項5の発明は、バルブを、2サイクルエンジンの排
気通路に進退自在に設けられて、排気ポートの開口タイ
ミングを調整する排気制御バルブとし、ばね体が、排気
制御バルブに排気ポートに近接した全閉位置に向かう方
向にばね力を付加している。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
〜図5にしたがって説明する。図1は、自動2輪車等に
搭載する多気筒型2サイクルエンジンへの適用例を示し
ており、このエンジンは、クランクケース(ベース)1
0の上部側に、横方向(一定方向)に整列させて複数の
シリンダ(機器)1が取付けられている。
【0011】図2において、ピストン(図示せず)が摺
動するシリンダ1の内面には、排気ポート21を介して
排気通路2が連通している。この排気通路2の上部に
は、シリンダ1に設けたバルブ孔31を介してバルブ室
3が開口している。バルブ室の背面はシリンダ1に取り
付けたカバー32によって閉塞されている。また、バル
ブ室3には、バルブ孔31に嵌合されて排気ポート21
側に進退移動し、この排気ポート21の開口タイミング
を調整するスライドバルブからなる排気制御バルブ4が
収納されている。
【0012】前記排気制御バルブ4は、バルブ孔31に
沿って案内される相対移動可能な2つのスライドバルブ
片5,6からなり、第2スライドバルブ片6が第1スラ
イドバルブ片5の上面に接触している。また、前記バル
ブ室3における両スライドバルブ片5,6等を除いた空
間部とカバー32の内部とにより、共鳴室9が形成され
ている。
【0013】第1スライドバルブ片5は、先端側に先鋭
なエッジ部51aをもつ平板状の制御部51と、この制
御部51の背面の幅方向中央部に設けられて後方に延び
る軸部52とを備えている。そして、制御部51と軸部
52の境界部位で上面側に、矩形状の突起からなる係合
部53を突設するとともに、軸部52の下面側には、制
御部51との境界部位から後端近くにかけて、ラック5
4を形成している。前記平板状の制御部51はバルブ孔
31の下面に沿って案内され、前記ラック54は、バル
ブ室3に設けたピニオン7に常時噛み合う。
【0014】また、第1スライドバルブ片5の軸部52
の後端側には、支持部材55を介して左右一対のストッ
パ56,56が突設されている。これらストッパ56
は、第1スライドバルブ片5が排気ポート21側から後
退するとき、前記カバー32の内面に突設した1対の第
1受部材33に当接して、制御部51の先端エッジ部5
1aをバルブ孔31の前端縁(排気通路2の内面)と面
一になるように位置規制する。これらストッパ56と受
部材33の周りには、支持部材55の後面とカバー32
の内面とに当接して第1スライドバルブ片5を常時進出
方向に付勢するばね体57を設けている。
【0015】第2スライドバルブ片6は、第1スライド
バルブ片5とほぼ同形状に形成されて、先端側に先端エ
ッジ部61aをもち、バルブ孔31の上面に沿って案内
される平板状の制御部61と、この制御部61の背面の
幅方向中央部に設けられて後方に延びる軸部62とを備
えている。第1および第2スライドバルブ片5,6の先
端側に設けるエッジ部51a,61aは、排気ポート2
1側への進出時に排気ポート21の開口面、つまり、シ
リンダ内面11に合致し、また、後退時には排気通路2
の内面に合致するように、平面視で円弧形状に形成され
ている。
【0016】そして、第2スライドバルブ片6の制御部
61と軸部62の境界部位で下面側には、第1スライド
バルブ片5が前進位置から中間位置まで後退した図3の
状態のとき、前記係合部53に係合する矩形凹部からな
る被係合部63を形成している。これら係合部53と被
係合部63の係合により、第1スライドバルブ片5に伴
って第2スライドバルブ片6が、図4の状態へと一体的
に後退する。
【0017】また、図2の軸部62の後端上部側には、
第2スライドバルブ片6が排気ポート21側に進出した
とき、バルブ室3の上面に形成した係合溝34に係合し
て、制御部61の先端エッジ部61aが排気ポート21
の開口面、つまりシリンダ内面11に合致するように位
置規制する係合突起64が設けられている。さらに、軸
部62の後端には、ストッパ65が突設されている。こ
のストッパ65は、第2スライドバルブ片6の排気ポー
ト21側からの後退時に、前記カバー32の内面に突設
した第2受部材35に当接して、制御部61の先端エッ
ジ部61aが排気通路2の内面に合致するように位置規
制する。これらストッパ65と受部材35の周りには、
軸部62の後端面とカバー32の内面とに両端が当接し
て、第2スライドバルブ片6を常時進出方向に付勢する
ばね体66を設けている。
【0018】さらに、第1スライドバルブ片5には、そ
の制御部51の軸部52から離れた左右両側に、左右一
対の連通路8が形成されている。これら連通路8は、制
御部51の先端側の下面に開口する入口81と、制御部
51の後部に開口する端部51bまで延び、上方が第2
スライドバルブ片6の下面により閉塞される出口84と
を備えている。各スライドバルブ片5,6が排気ポート
21側に進出した前進位置状態および図3に示す中間位
置にあるとき、その入口81がバルブ孔31から外れる
ことにより開放されて、排気通路2を共鳴室9に連通さ
せ、また、各スライドバルブ片5,6が排気ポート21
側から後退した図4に示す後退位置にあるとき、バルブ
孔31により閉止されて、排気通路2と共鳴室9の連通
を遮断する。
【0019】また、図2に示すシリンダ1のバルブ室3
には、図1のクランクケース10に対する各シリンダ1
の並置方向と同一方向、すなわち横方向を指向するよう
に、それぞれ各別にバルブ駆動軸71を設け、これら駆
動軸71に前記バルブ室3内のピニオン7を支持させ
る。このように、各シリンダ1に駆動軸71を各別に設
けることにより、各駆動軸71が各シリンダ1に容易か
つ正確に支持される。そして、互いに隣接する各バルブ
駆動軸71の間を自在継手9を介して連結することによ
り、各バルブ駆動軸71の軸方向が一直線状態からずれ
て傾斜するのを許容するが、軸方向が平行にずれる、い
わゆる芯ずれが発生するのは阻止するようにしている。
【0020】この自在継手9は、図5に示すように、円
柱状体を中心から上下2つに分割したような2つの継手
半体91,91からなり、これら各継手本体91の長さ
方向の一側には、分割面(合せ面)92から所定深さに
わたって延びる狭い幅の縦溝93aを、また、他側に
は、この縦溝93aに対し、軸方向から見て90度の位
相差をもって、浅くて広い幅の横溝94aを、それぞれ
上下対称形状に形成している。
【0021】そして、各継手半体91,91を分割面9
2が突き合うように重ね合わせて、その縦溝93a,9
3aおよび横溝94a,94a同士を互いに上下対向さ
せたとき、各縦溝93aにより、一方のバルブ駆動軸7
1の端部と相対回転不能に係合する縦スリット93が、
また、各横溝94aにより、前記縦スリット93に対し
90度の位相差をもち、他方の駆動軸71の端部と相対
回転不能に係合する横スリット94が、それぞれ形成さ
れる。さらに、各継手半体91の軸方向中間部には、互
いに対向する挿通孔95,95を形成して、各挿通孔9
5にねじ体96を挿通して、ナット97で締結すること
により、両継手半体91を結合して自在継手9を組み立
てる。このように、各継手本体91を上下対称形状に形
成する場合、同一金型を用いて両方の継手半体91を製
作できる。また、自在継手9を各駆動軸71間に組み付
けるとき、各継手半体91を分割した状態で、その縦,
横スリット93,94を各駆動軸71の端部に係合し
て、各継手半体91をボルト・ナット止めする。
【0022】他方、前記各駆動軸71の端部には、自在
継手9の軸方向両側に設けた縦および横スリット93,
94に相対回転不能に係合する係合部71a,71bを
形成する。これら係合部71a,71bとスリット9
3,94は、互いに係合させたとき、各者間に各駆動軸
71の傾斜を許容するような若干の隙間をあけて形成す
る。
【0023】また、前記駆動軸71の1つには、図2の
ラック54に噛み合って回転し、各スライドバルブ片
5,6を進退動作させるための駆動プーリからなる図1
の駆動体72を取付ける。この駆動体72は、図示しな
いモータ等のアクチュエータによって駆動され、また、
アクチュエータは、エンジンの点火を制御するイグナイ
タからの信号により、エンジンの回転数に応じて駆動体
72を回転させ、これにより、ラック54を介して第1
および第2スライドバルブ片5,6を進退させることに
より、排気ポート21の開口タイミングを調整する。
【0024】次に、上記構成の動作について説明する。
図1の駆動体72の駆動により、シリンダ1に設けた1
つの駆動軸71に回転動力が伝えられ、この駆動軸71
から自在継手9を介して他のシリンダ1に設けた駆動軸
71へと回転動力が伝達されて、図2の各シリンダ1内
の第1スライドバルブ片5に設けたラック54により、
各スライドバルブ片5,6が排気ポート21に対し進退
移動する。
【0025】このとき、図1の各シリンダ1のクランク
ケース10に対する取付公差などにより、各駆動軸71
が一直線状態からずれて傾斜することがあっても、その
端部の係合部71a,71bが、自在継手9の軸方向両
側に設けた90度位相差の縦,横スリット93,94に
係合していることにより、前記傾斜が吸収される。した
がって、こじりが発生することなく、また、駆動軸71
に大きな負荷がかかることもなく、この駆動軸71が円
滑に回転駆動する。
【0026】1つの駆動体72により各シリンダ1の駆
動軸71を回転駆動させる場合、自在継手9の存在によ
り、各軸71間に位相差が発生する。しかし、これら各
軸71には、図2の第1スライドバルブ片5がラック5
4を介して連結され、また、各スライドバルブ片5,6
には、これら各者を常に進出方向に付勢するばね体5
7,66が設けられ、各者の後退時には、各ばね体5
7,66を圧縮した状態で各ストッパ56,65を各受
部材33,35に当接させているので、各ばね体57,
66のばね力により各軸71間の位相差が吸収される。
また、後退位置からの進出時には、前述したように、ば
ね体57,66による付勢力と、各バルブ片5,6の背
面に付与される排気の背圧とにより、各スライドバルブ
片5,6は、位相差による影響をほとんど受けることな
くスムーズに進出する。このため、1つの駆動体72で
各駆動軸71を回転駆動させても、各スライドバルブ片
5,6は正確に動作する。
【0027】そして、エンジンが低回転の場合は、図2
に示すように、第1および第2スライドバルブ片5,6
がバルブ孔31に沿って、その先端エッジ部51a,6
1aが排気ポート21の開口面に合致するように進出す
る。これに伴い各スライドバルブ片5,6により排気ポ
ート21の上部側が閉塞され、開口タイミングが遅くな
って、低回転・高トルク型となる。このとき、第1スラ
イドバルブ片5に設けた各連通路8の入口81が排気通
路2に開口し、その排気の一部が共鳴室9に導入される
から、排気通路が長くなったのと同様な効果が得られる
ので、エンジンとしては高速型に設定されていても、低
回転時のトルクが一層大きくなる。また、このとき、排
気通路2内の排気の一部を共鳴室9に導入して、導入排
気を共鳴吸収することにより、排気が効果的に消音され
る。
【0028】また、エンジンの回転数が上がると、第2
スライドバルブ片6を進出させたままの状態で、ピニオ
ン7とラック54を介して第1スライドバルブ片5がバ
ルブ孔31に沿って後退し、図3に示す中間状態が作ら
れる。この低回転から中回転までの間にも、連通路8の
入口81が排気通路2に開口しているので、上記した場
合と同様に、共鳴室9での消音効果が得られる。
【0029】エンジンの回転数がさらに上昇して高回転
となった場合、図4に示すように、各スライドバルブ片
5,6が、係合部53と被係合部63の係合により、排
気ポート21からバルブ孔31に沿って一体的に後退
し、このバルブ孔31の前端縁(排気通路2の内面)に
先端エッジ部51a,61aが合致する。そして、各ス
ライドバルブ片5,6により排気ポート21の上部側が
開放されて、開口タイミングが早められる。このとき、
連通路8の入口81がバルブ孔31によって閉鎖され
て、実質的に排気通路の長さが短くなり、しかも、各ス
ライドバルブ片5,6は、その先端エッジ部51a,6
1aが排気通路2の内面と面一になって、排気ポート2
1から排気通路2への排気の流れを阻害しなくなる、高
回転・高出力が容易に実現する。
【0030】なお、以上の実施形態では、排気制御バル
ブ4として、2つのスライドバルブ片5,6を使用した
が、1つのスライドバルブ片のみからなる排気バルブを
用いることもできる。
【0031】また、自在継手9は、2分割することな
く、丸棒または角棒からの機械加工(削り出し)や型成
形によって一体的に形成することもできる。
【0032】さらに、図6に示すように、それぞれの継
手半体91A,91Aにおける一方の溝、例えば縦溝9
3aを形成する部分を膨出させて、非円柱形状の自在継
手9Aとすることも可能である。
【0033】また、図7に示すように、自在継手91B
は軸方向に2分割した構造としてもよい。その場合、2
つの継手半体91B,91Bを、丸棒材または角棒材の
機械加工、あるいは型成形により形成し、各継手半体9
1Bにスリットを貫通させて、または非貫通で形成して
おき、両スリットを軸周りに90度ずらせた状態で、両
継手半体91B,91Bを溶接、ボルト等で結合するこ
とにより、縦スリット93および横スリット94を備え
た自在継手91Bとすることができる。
【0034】図8は、本発明の別の実施形態を示し、機
器としてクランクケース10の内部に吸気を導入する吸
気系に設けたキャブレター12への適用例を示してい
る。各キャブレター12の吸気通路13内に設けたスロ
ットルバルブ14を全閉および全開状態に操作する駆動
軸71を各別に設け、これら各軸71間を前記自在継手
9により連結している。また、いずれか1つの駆動軸7
1には駆動体72を設け、この駆動体72と、例えば自
動二輪車のハンドルグリップ73との間には、各スロッ
トルバルブ4を常時全閉方向に付勢するばね体を備えた
操作ワイヤなどの連結体74を介装させている。このと
きにも、前述した場合と同様な作用効果が得られる。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、複数の
機器に各別にバルブ駆動軸を設け、これら各軸間を自在
継手で連結することにより、駆動軸の各機器に対する組
付けを容易かつ正確に行うことができる。また、駆動軸
にこじりを発生させることなく、駆動軸を円滑に回転駆
動させることができ、しかも、駆動軸に大きな負荷をか
けることがないので、駆動軸を低強度のものとすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す2サイクルエンジン
の背面図である。
【図2】同エンジンを低回転・高トルク型とする場合の
シリンダの縦断面図である。
【図3】同エンジンを中間状態とする場合のシリンダの
縦断面図である。
【図4】同エンジンを高回転・高出力とする場合のシリ
ンダの縦断面図である。
【図5】自在継手の分解斜視図である。
【図6】自在継手の変形例を示す分解斜視図である。
【図7】自在継手の他の変形例を示す分解斜視図であ
る。
【図8】本発明をキャブレターに適用した実施形態を示
す平面図である。
【符号の説明】
1,11…機器(シリンダ,キャブレター)、2…排気
通路、4…バルブ(排気制御バルブ)、57,66…ば
ね体、71…バルブ駆動軸、72…駆動体、9…自在継
手、91…継手半体、92…分割面、93,94…スリ
ット、10…ベース(クランクケース)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースと、このベースに一定方向に並ん
    で取付けられた複数の機器と、 各機器に設けられて、これを制御するバルブと、 各バルブに連結されて、前記一定方向に駆動方向をもつ
    バルブ駆動軸と、 隣接するバルブ駆動軸同士を接続し、それらの軸方向が
    一直線状からずれて傾斜するのを許容する自在継手と、 各バルブに全閉または全開位置に向かうばね力を付加す
    るばね体と、 すべてのバルブ駆動軸を回転駆動する共通の駆動体とを
    備えたバルブの開閉装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記自在継手は、そ
    の中心軸方向の両端にバルブ駆動軸の端部と相対回転不
    能に係合するスリットを有し、これら両スリットは、前
    記中心軸方向から見て互いに90度の位相差を有してい
    るバルブの開閉装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記自在継手は、中
    心軸を通り、一方のスリットを縦方向に、他方のスリッ
    トを横方向にそれぞれ2分割する分割面によって分割さ
    れた一対の継手半体からなるバルブの開閉装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、前記
    ベースはエンジンのクランクケースであり、前記機器は
    シリンダであるバルブの開閉装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、前記
    バルブは、2サイクルエンジンの排気通路に進退自在に
    設けられて排気ポートの開口タイミングを調整する排気
    制御バルブであり、前記ばね体は、前記排気制御バルブ
    に排気ポートに近接した全閉位置に向かう方向にばね力
    を付加しているバルブの開閉装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7213544B2 (en) 2004-01-30 2007-05-08 Brp-Rotax Gmbh & Co. Kg Exhaust-outlet control for 2-stroke engine
US7367295B2 (en) 2003-10-31 2008-05-06 Brp-Rotax Gmbh & Co. Kg Exhaust control valve for internal combustion engine
US8925502B1 (en) 2010-01-22 2015-01-06 Brp Us Inc. Hydraulically actuated valve assembly for an engine

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