JPH10156337A - 屎尿処理装置の消泡機構 - Google Patents

屎尿処理装置の消泡機構

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JPH10156337A
JPH10156337A JP33297396A JP33297396A JPH10156337A JP H10156337 A JPH10156337 A JP H10156337A JP 33297396 A JP33297396 A JP 33297396A JP 33297396 A JP33297396 A JP 33297396A JP H10156337 A JPH10156337 A JP H10156337A
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JP
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human waste
container
foam
heating
water
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JP33297396A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Kishi
光宏 岸
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Nikken Corp
Original Assignee
Nikken Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】屎尿を加熱した際に発生する泡により、屎尿の
蒸発・乾燥の処理が有効に行えなくなるのを防止する 【解決手段】屎尿を収納する耐熱性のある閉鎖された容
器51と、容器51内に収納された球形状をした蓄熱体
60と、容器51内に収納した屎尿と蓄熱体60を攪拌
する攪拌手段28と、容器51を加熱して屎尿を蒸発さ
せる加熱手段23とから構成され、加熱手段23により
容器51を加熱することで屎尿を蒸発させ、同時に攪拌
手段28で屎尿を攪拌させて処理する屎尿処理装置5に
おいて、容器51に設けられて、屎尿から発生する泡の
高さを検知する泡センサー161と、泡センサー161
からの信号により加熱手段23を制御する制御機構23
1とを設け、屎尿を加熱することで発生した泡が所定の
高さになったことを泡センサー161で検知すると、制
御機構231は加熱手段による容器51の加熱を一時中
止し、泡が沈下するまで屎尿の温度を低下させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浄化処理施設のな
い屋外、船舶や電車等の交通機関、外囲から閉鎖されて
バキュームカーが入り込めないトンネル内等での屎尿の
処理を行う屎尿処理装置に関し、特に、屎尿を加熱した
際に発生する泡により処理が有効に行えなくなるのを防
止することができる屎尿処理装置の消泡機構に関する。
【0002】
【従来の技術】人体から排泄された屎尿は、一般の家屋
においては水洗トイレ等により下水管に放出するか、浄
化槽に一時貯留して浄化してから河川に放流するのが通
例である。しかしながら、屋外で催し物を行う場合、例
えば運動会、見本市、集会等の人員が多数繰り出す会場
では、従来から仮設の便所を設けることで参加者の生理
的現象を解消していた。
【0003】このように、従来における屋外や浄化施設
のない場所での屎尿の処理では、移動できる仮設便所が
用いられていた。しかし、その多くは屎尿を一時収納す
る便槽を持った構造のものであり、人体から排泄された
屎尿はそのままこの便槽に蓄えられるものであった。従
って、仮設便所を使用した後には、バキュームカー等に
よって便槽に貯留された屎尿を回収し、屎尿処理施設に
移送しなけらばならないものであった。このため、回収
後の処理が必要となり、後処理に手数がかかるとともに
非衛生的なものであった。
【0004】また、長距離を移動する電車、バス、船舶
等の交通機関では、排泄された屎尿を貯留する専用のタ
ンクを備えており、このタンク内に屎尿を収納し、化学
薬品等で防臭処理を行った後、終着駅や中継地点でバキ
ュームカーにより回収する方法が一般的であった。
【0005】このように、従来の仮設便所、あるいは移
動できる交通機関での屎尿の処理は、人体より排泄され
たままの状態で貯留し、その後回収するのがほとんどで
あった。このため、貯留方法、回収方法、処理方法の何
れをとっても非近代的であり、極めて非衛生的であると
言わざるを得なかった。従って、長期間仮設便所を使用
していると、排泄した屎尿がタンク内に残留し、悪臭の
原因となるものであった。また、使用後の仮設便所を清
掃する作業は作業員に嫌がれるため、仮設便所や交通機
関の便所のメンテナンスの近代化のためからも好ましい
ものではなかった。
【0006】このような実情から、従来より衛生的に屎
尿を処理する方法が各種考えられていた。例えば、屎尿
と共に化学薬品を投入し、殺菌及び防臭を行う方法があ
る。この方法は新幹線等の交通機関に多く用いられてい
るが、薬品を含んだ屎尿がタンクと便器の間で循環する
ため、長期の使用が行われると便器を流れる水が汚れ、
悪臭を発生して使用者にとって不評となっていた。ま
た、タンクを空にして次の使用に準備するために、タン
クには多量の薬品を投入しておかなければならず、薬品
による経費が高くなる欠点があった。
【0007】さらに、ビニール等の袋に屎尿を収納して
パッキングすることにより、臭いの発散を防止する方法
も考えられている。しかし、一回の排泄においてかなり
広い面積のビニール袋を使用しなければならず、処理費
用が高くなるとともに、後日ビニール袋から屎尿を分離
するための処理が必要とされるものである。この方法で
は、パッキングするまでの処理は比較的容易であるが、
その後の処理が煩わしく、かつその処理施設が大掛かり
となるものであった。
【0008】さらに、排泄された屎尿を密閉した蒸発容
器に収納し、バーナーの火力で直接屎尿を加熱して蒸発
させる方法も考えられている。例えば、特許公告昭和4
5年17236号、特許公告昭和49年2545号、特
許公告昭和50年3149号、特許公開昭和52年58
239号、特許公開昭和53年110268号、特許公
開昭和55年165415号などが知られている。しか
し、これらの方法であっては、バーナーの火炎を屎尿に
噴出させてその表面から蒸発させようとしているため、
屎尿の大部分の成分である水分は効率良く蒸発できず、
完全に屎尿を処理するためには多くのエネルギーを必要
としていた。
【0009】また、これらの構成であっては屎尿の乾燥
後における蒸発容器の清掃は行われず、長期の使用にお
いては蒸発容器の底に屎尿から蒸発できなかった残留物
が堆積することになり、熱効率が悪くなるものであっ
た。このような場合には、残留物を清掃するために、そ
の都度装置を分解してメンテナンスを行わなければなら
ず、保守のために手数と費用がかかる欠点があった。
【0010】このように、仮設便所での屎尿の処理には
多くの問題が残されており、排泄された屎尿を仮設便所
の内部で完全に処理することができにくいものであっ
た。このような社会的な需要により、本願の出願人と同
一の発明者は屎尿を加熱することで、屎尿の大部分の成
分である水分を蒸発させることができる屎尿処理装置を
提案している。この提案された屎尿処理装置は仮設便所
に設けて使用するものであり、装置内には屎尿を収納す
る密閉した乾燥釜(耐熱性のある蒸発容器)を設けてあ
り、この乾燥釜内には回転できる攪拌羽根が軸支してあ
り、乾燥釜内には攪拌羽根の回転に従って屎尿と共に内
底で転動する蓄熱体を複数個収納させた構成となってい
る。
【0011】そして、この乾燥釜を外部から加熱して乾
燥釜内の屎尿を加熱し、同時に攪拌羽根を回転させるこ
とで屎尿を混合させ、屎尿の水分を迅速に蒸発させるこ
とができる。この蒸発の際には、球形をした蓄熱体が乾
燥釜の底で転動し、屎尿の温度を均一に加熱すると共
に、それ自体の熱を屎尿に伝達して加熱速度を上昇させ
ることができるものである(例えば、特願昭63年12
4150号などがある)。
【0012】この機構は基本的なもので、同発明者はそ
の後も改良された屎尿処理装置を順次提案している。特
願平2年164594号では、乾燥釜に空気を圧送する
パイプと排気のパイプを連結し、排気のパイプには集塵
機と凝縮器を接続した構成が示されている。この機構で
は、乾燥釜の内部で蒸発された屎尿の内、水蒸気は凝結
して回収し、水洗用水に循環して使用することができ、
屎尿の乾燥後に乾燥釜に残った塵埃は空気と共に吸引し
て回収し、塵埃は集塵機によって空気と分離させること
ができるものである。この機構により、乾燥釜に投入し
た屎尿から水分を回収でき、屎尿の乾燥後に乾燥釜に残
った蒸発できない塵埃を清掃することができ、屎尿処理
装置を連続して使用することが可能となるものである。
【0013】また、特願平2年411577号では屎尿
処理装置をユニット化し、仮設便所に装着し易いように
構成してある。この機構では、乾燥釜の構造を円筒形に
形成し、この乾燥釜の側面より屎尿を投入することがで
きるようにしてある。このため、乾燥釜の上部に便器を
配置する必要性が無くなり、装置の高さを低くすること
ができる特徴がある。
【0014】特願平2年412559号では、小便器で
回収される小便を貯留する貯留槽を設け、貯留槽と便器
の間を噴射噴出パイプで接続した構成である。この構成
では、大小便は便器に排泄し、小便は小便器で回収する
ように区分し、乾燥釜に大小便を投入する際には貯留槽
から小便を便器に噴出させ、小便を大小便と共に乾燥釜
に投入させることができる。このため、便器を小便で清
掃することができ、上水道が設置できない場所であって
も仮設便所を水洗化させることができる。
【0015】さらに、特願平3年067538号では、
乾燥釜の側面から液面センサーを挿入しておき、乾燥釜
内に投入した屎尿の液面の位置を常時検知することがで
きる機構が示されている。この機構では、屎尿の液面高
さを検知して判断することにより、一時的に大量の屎尿
が投入されて屎尿の蒸発処理の能力を低下させないよう
に防止することができ、オーバーフローによる故障の発
生を防止することができるものである。
【0016】そして、特願平3年189280号では、
送風器と触媒箱の間にヒーターを内蔵した再加熱箱を配
置すると共に、乾燥釜と集塵機を結ぶパイプと触媒箱の
間にバイパスを設けた構成である。この構成では、屎尿
の蒸発処理の際にはバイパスにより乾燥釜からの空気を
触媒箱に流動させて空気の流動を効率化させることがで
きる。また、乾燥釜の清掃処理の際にはバイパスを閉鎖
し、塵埃を含んだ空気を集塵機にそのまま流動させるこ
とができるものである。
【0017】また、特願平3年189281号は、特願
平3年189280号を改良したものであり、乾燥釜と
集塵機を結ぶパイプにはバイパスのパイプを接続し、こ
のバイパスパイプの終端にはエゼクターの負圧側を接続
し、エゼクターに触媒箱を接続した構成である。この構
成では、バイパスパイプが開通しているとエゼクターに
より乾燥釜内の空気が強制的に吸引されて触媒箱に流動
させられるので、乾燥釜の空気の流動効率が高められて
蒸発が促進される効果がある。
【0018】特願平3年265237号では、乾燥釜の
排気パイプにゴミ回収箱を接続し、このゴミ回収箱に
紙、布などで形成したゴミ袋を収納した構成である。こ
の構成では、乾燥釜の清掃時には塵埃を含んだ空気をゴ
ミ袋に流入させ、このゴミ袋では空気のみが通過して塵
埃は分離することができるものである。サイクロン式の
集塵機に比べて確実に塵埃を分離できる効果がある。
【0019】そして、特願平5年031170号では、
便器と屎尿処理装置を分離し、便器に投入された屎尿を
タンクに貯留した後にバッジ式に連続して蒸発・乾燥の
処理を行うことができるものである。この屎尿処理装置
では、水平な軸で回動できるやや球形の乾燥釜の上部に
屎尿投入用の開口を形成し、乾燥釜の内部には球形の蓄
熱体を収納してあり、乾燥釜の底部を加熱できるバーナ
ーを設けた構成である。この構成により、乾燥釜に投入
された屎尿はバーナーの熱で蒸発・乾燥され、この処理
の間は乾燥釜を揺動することにより蓄熱体で屎尿を攪拌
でき、乾燥後は乾燥釜を回転することで塵埃を開口より
落下させることができるものである。
【0020】特願平5年121968号では、乾燥釜の
送風パイプと排気パイプに切り換え弁を介在させ、切り
換え弁を介してゴミ回収箱と送風機を乾燥釜に直列に接
続できるように構成してある。この構成では、乾燥釜の
清掃時には空気が屎尿処理装置の内部で循環し、塵埃の
回収効率が向上する効果がある。
【0021】特願平5年125360号では、乾燥釜の
下面に高周波コイルを設置し、この高周波コイルに高周
波の電力を供給することにより電磁波を発生させる構成
である。乾燥釜には高周波の電磁波が交拌するため、直
接加熱ではなく、乾燥釜自体が発熱して屎尿を加熱する
ことができる。このため、迅速に必要とする乾燥釜のみ
を加熱させることができ、熱損失が少なくなる効果があ
る。
【0022】特願平5年307135号では、乾燥釜自
体は通常は直立しており、乾燥釜の上部は常時開口して
おり、清掃時のみ転倒できる構成となっている。この乾
燥釜の内部には蓄熱体を収納すると共に、上部の開口は
転倒時に閉鎖できる蓋板を設けてある。この構成では、
乾燥釜に投入した屎尿の蒸発・乾燥の処理の際には、乾
燥釜自体は静止して直立しているが、屎尿が蒸発した後
の清掃の処理の際には乾燥釜が転倒し、内部に残ってい
た塵埃をその開口から放出させることができる。この塵
埃の放出の際において、蓋板(その面には小さな穴が複
数個開口してある)が自動的に乾燥釜の開口を閉鎖し、
蓄熱体が落下するのを防止して、塵埃のみが蓋板の小さ
な穴からゴミ皿に放出させることができるものであり、
屎尿処理装置の構成を簡略化させることができる。
【0023】さらに、特願平5年314445号では、
回転自在に乾燥釜を支持しておき、この乾燥釜の外周に
はモーターの出力を噛み合わせておき、乾燥釜内には球
形の蓄熱体を複数個収納し、乾燥釜の上部に位置してい
る蓋板からは乾燥釜の内部に向けて邪魔板を3本挿入し
た構成となっている。この構成では、今までの屎尿処理
装置の乾燥釜と相違し、乾燥釜自体が垂直な軸線を中心
にして回転し、高周波コイルからの電磁波によって屎尿
を加熱させることができるものである。そして、乾燥釜
の内部に収納してある蓄熱体は邪魔板によって乾燥釜と
共には回転せず、乾燥釜の底で転動し、屎尿を攪拌して
加熱することができるものである。この構成では、乾燥
釜の内部で攪拌羽根を回転させる必要が無くなるので、
屎尿処理装置全体の高さを低くすることができる。ま
た、回転羽根を回転させる構成であっては、乾燥釜内に
投入された屎尿以外の異物(例えば、ボールペン、衣
類、時計など)が回転する回転羽根に絡みつくことによ
る故障を排除できる優れた効果を有するものである。
【0024】また、特願平6年151631号では、同
様に、回転自在に乾燥釜を支持しておき、この乾燥釜の
外周にはモーターの出力を噛み合わせておき、乾燥釜内
には球形の蓄熱体を複数個収納し、乾燥釜の上部に位置
している蓋板からは乾燥釜の内部に向けて邪魔板を1本
挿入した構成となっている。この構成であっても、乾燥
釜自体が垂直な軸線を中心にして回転し、高周波コイル
からの電磁波によって屎尿を加熱させることができるも
のである。この発明では、邪魔板は吸引パイプに固定さ
れた1枚で形成してあり、複数の邪魔板間に蓄熱体が嵌
まり込まないため、乾燥釜の回転により蓄熱体が確実に
転動できるものであった。
【0025】これらの新しく提案された屎尿処理装置で
は、排泄された屎尿は乾燥釜内で密閉されたままで加熱
でき、攪拌羽根や乾燥釜が回転することで屎尿が混合さ
せることができるものである。加熱された屎尿は、全体
の温度が均一に上昇し、大部分の成分である水分が蒸発
し、水蒸気となって大気中に発散される。この加熱と混
合により屎尿の蒸発速度が早くなり、屎尿の処理時間が
短縮することができるものである。また、大気中に拡散
される水蒸気は触媒等で無臭化させ、人家等が立ち込ん
でいたり、人員が多数集合しているような場所であって
も、悪臭を発散させることがなく、環境保全の面からし
ても好ましいものであった。
【0026】このように密閉された蒸発容器内で屎尿を
蒸発、拡散させるのは極めて衛生的であり、かつ作業を
システム化することができて、メンテナンス等において
作業員に負担をかけないものである。しかし、従来の屎
尿処理装置では乾燥釜を固定しておき、この乾燥釜の内
部で攪拌羽根を回転させて屎尿を混合させる構成のもの
が殆どであった。この機構であっては、乾燥釜内に屎尿
以外の蒸発できない異物が投入されると、回転する攪拌
羽根とこの異物が噛み合い、故障の原因となることが多
かった。例えば、使用者の不注意により、便器に金属製
のボールペン、ベルト、衣類等が投入されることもあ
る。これらの異物が乾燥釜に投入されると、異物が攪拌
羽根と乾燥釜の間に食い込み、攪拌羽根の回転を停止さ
せたり、攪拌羽根や乾燥釜を磨耗させる現象を発生させ
るものであった。
【0027】また、乾燥釜の内部に攪拌羽根を収納して
おくと、限定された乾燥釜の内部空間がこれらの機構で
狭くなるため、乾燥釜の内部空間を有効に利用すること
ができない要因となっていた。
【0028】このような欠点を解消するため、特願平5
年314445号、特願平6年151631号では乾燥
釜自体を回転させる構成とし、攪拌羽根を用いずに屎尿
を混合させることができるように工夫してある。だが、
この機構であっては、乾燥釜を回転自在に支持しなけれ
ばならず、しかも、乾燥釜を上下方向に移動せず、か
つ、中心軸が偏位しないように支持しなければならな
い。回転する乾燥釜が上下に移動したり、回転軸が味噌
擂り運動を起こすとなれば、乾燥釜の開口端が蓋板から
離れることになり、乾燥釜の気密性が保たれなくなるか
らである。
【0029】このように、乾燥釜の回転運動を規制しよ
うとすれば、上下方向と回転方向の二方向の規制機構
(ローラーなど)が必要となり、この規制機構は複雑に
ならざるを得ないものである。また、規制機構が複雑と
なれば、乾燥釜の組み立ての作業工程に手間がかかるも
のであり、また、屎尿処理装置の点検や保守のために乾
燥釜を取り外す作業に手数がかかるものであった。
【0030】また、この乾燥釜で屎尿を蒸発・乾燥させ
た後に残る塵埃は、連続して屎尿の処理を行うために除
去しなければならないが、清掃のための吸引パイプを乾
燥釜に所定の長さだけ挿入させる制御が困難なものであ
った。従来では、吸引パイプの移動量を検出して、適正
な長さだけ上下動できるように制御していたが、吸引パ
イプを移動させるための機構と制御の機構が複雑になる
ものであった。
【0031】このため、本願の発明者は特願平6年21
9457号によりこれらの欠点を改良した屎尿処理装置
を出願している。この新しく提案された屎尿処理装置で
は、架台の上部に回転保持手段を設け、この回転保持手
段の下部に蒸発容器を吊り下げ、この蒸発容器の下面に
間隔を置いて電磁加熱手段を設けた構成を特徴とするも
のである。この提案された構成では、蒸発容器は吊り下
げられて回転されるため、その下部、側面には何ら支持
手段を設ける必要が無くなり、蒸発容器を保持する機構
が極めて簡素となる特徴がある。
【0032】また、この構成であっては、蒸発容器だけ
を回転保持手段の下部から取り外すことが可能となり、
定期的な点検や保守のために蒸発容器の内部を外部に露
出することが容易となる。蒸発容器の上部を覆っている
被覆手段を取外し、蒸発容器の内部を上から観察するこ
とも可能であるが、被覆手段に接続してある各種のパイ
プや機器を取り外さなければならず、作業にかかる手数
が遙に複雑となるためである。
【0033】このように、蒸発容器に屎尿を投入し、蒸
発容器ごと屎尿を加熱して蒸発させて処理するには、屎
尿の温度上昇を均一に行うために屎尿を攪拌する機構を
設けなければならないものであった。この攪拌のために
は、蒸発容器の内部の中央で攪拌羽根を回転させて屎尿
を攪拌させるか、攪拌羽根を回転しないように固定して
蒸発容器を回転させて屎尿を攪拌させるか、の何れかの
構成が採られていた。この内で、蒸発容器を固定して攪
拌羽根を回転させる機構では(例えば、特願昭63年1
90857号など)、攪拌羽根を軸支する機構が簡易と
なり、蒸発容器を堅牢に支持することができる特徴を有
していた。しかし、攪拌羽根を蒸発容器の底付近で回転
させる機構のため、屎尿を蒸発させた後に蒸発容器に残
った塵埃を回収するのが困難なものであった。これは攪
拌羽根により蒸発容器の底付近に塵埃を吸引するパイプ
を設置することができないものであり、攪拌羽根を支持
する回転軸の下端付近から塵埃を吸引しなければならな
かったからである。
【0034】また、蒸発容器を回転させ、攪拌羽根を固
定する機構では(例えば、特願平6年151631号な
ど)、水平な天板の下面に蒸発容器を気密に回転自在に
設けておき、天板より蒸発容器の下方に向けて邪魔板を
設けたパイプを吊り下げる機構が採られていた。この機
構では、蒸発容器を回転させると、邪魔板が相対的に蒸
発容器の底付近で回転することになり、蒸発容器と共に
回転する屎尿を攪拌することができるものである。この
機構では、邪魔板を保持するパイプが蒸発容器の底に接
近し、しかも、蒸発容器の中心から外れた位置にあるた
め、蒸発容器の底にある塵埃を万遍なく吸引するのが容
易となり、蒸発容器の清掃が確実となる特徴を有してい
た。
【0035】しかし、この機構では、蒸発容器を回転で
きるように保持しなければならず、保持のための機構が
複雑となり、重量のある蒸発容器を吊り下げることがで
きにくい欠点があった。また、天板と回転する蒸発容器
の間を気密に、かつ、回転自在となるように維持しなけ
ればならないため、接合部分の気密性を高めなければな
らない欠点が生じていた。蒸発容器の上端開口は比較的
広いので、この開口を気密性を維持しながら回転自在に
保持するために、径大なシール材などを使用しなければ
ならず、製造費用が高価となる欠点も生じていた。この
ため、蓋板に回転するパイプを軸支し、このパイプをク
ランク状に曲げておき、パイプの下部に半月形の攪拌羽
根を固定させた構造が提案されている(例えば、特願平
7年301980号など)。この構成では、容器を気密
に保つことが容易となり、製造、組み立てが簡易になる
ものであった。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】
【0037】このように、蒸発容器に屎尿を投入して加
熱すると、蒸発容器内の屎尿は加熱されて沸騰し、屎尿
の大部分の成分を占める水分は水蒸気として蒸発され
る。この屎尿の蒸発では蒸発容器は密閉してあるため、
周囲に悪臭を拡散させることがなく衛生的に処理するこ
とができる。しかし、屎尿の中には各種の成分が含まれ
ており、屎尿が沸騰するとこれらの成分により細かい泡
が発生することになっていた。同時に、屎尿の温度を均
一に上昇させるために攪拌羽根によって攪拌するため、
屎尿の表面には無数の泡が発生し易くなる。この発生し
た泡は屎尿の液面上に積み重なり、ついには蒸発容器の
内部空間に充満することになる。この蒸発容器の上部に
は水蒸気を外部に排出させる排気パイプを接続してあ
り、蒸発容器の内部空間に泡が充満すると排気パイプよ
り泡が次の処理機構にまで流動することになる。
【0038】この密閉された蒸発容器に接続した排気パ
イプには、蒸発した水蒸気を加熱するための再加熱機構
と、白金などの触媒を収納した除臭機構を直列に連通し
てある。この再加熱機構では、蒸発容器から流出してき
た水蒸気を再度加熱して所定の温度まで高め、次いで、
除臭機構に収納した触媒に水蒸気を接触さることで悪臭
の成分を酸化還元させていた。この再加熱処理と酸化還
元処理により、水蒸気に含まれる悪臭の要素を変質させ
ることにより、無臭となるように変化させた後で外部に
拡散している。蒸発容器にはこのような処理機構が連結
させてあるため、屎尿を加熱することで発生した泡が排
気パイプより再加熱機構、除臭機構にまで流動するとな
れば、これらの機構の内部を泡で充満させることになっ
た。このように泡が再加熱機構、除臭機構に充満すると
なれば、本来ならば水蒸気をそのまま流動させて処理す
ることができなくなるものであり、目的とする処理が行
えなくなることになった。さらに、屎尿から発生した泡
が再加熱機構と防臭機構の内部に充満すると、泡に含ま
れる各種の成分が再加熱機構と防臭機構の内壁や部材に
付着し、故障の原因となるものであった。また、防臭機
構の内部に収納した触媒の表面に泡が付着すると、その
酸化還元の機能を低下させる要因ともなっていた。
【0039】このため、蒸発容器に収納した屎尿を加熱
する際に、泡を発生させないようにするのが好ましい。
また、泡が発生したとしても、この泡を蒸発容器より外
部に流出させず、水蒸気のみを流出させるのが好ましい
ものである。このような要請により、蒸発容器に収納し
た屎尿を加熱しても、屎尿から発生する泡を減少させる
機構の開発が望まれていた。そして、屎尿を加熱するこ
とで発生した泡が蒸発容器から他の機構に流動すること
を防ぐことであってもよく、さらには、発生した泡を液
状化させて残留している屎尿に還流させることでも同じ
目的を達成することができる。さらに、蒸発容器と他の
機構の間に泡を消滅させる機構を介在しておき、次の他
の処理機構に泡を流動させないようにすることであって
も同じ目的を達成することができる。
【0040】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、屎尿を収納する耐熱性のある閉鎖された容器と、容
器内に収納された球形状をした蓄熱体と、容器内に収納
した屎尿と蓄熱体を攪拌する攪拌手段と、容器を加熱し
て屎尿を蒸発させる加熱手段とから構成され、加熱手段
により容器を加熱することで屎尿を蒸発させ、同時に攪
拌手段で屎尿を攪拌させて処理する屎尿処理装置におい
て、容器に設けられて、屎尿から発生する泡の高さを検
知する泡センサーと、泡センサーからの信号により加熱
手段を制御する制御機構とを設け、屎尿を加熱すること
で発生した泡が所定の高さになったことを泡センサーで
検知すると、制御機構は加熱手段による容器の加熱を一
時中止し、泡が沈下するまで屎尿の温度を低下させるこ
とを特徴とするものである。
【0041】本願の請求項2の発明は、前記泡センサー
は、超音波を屎尿の液面方向に発射して、その反射波を
検知することにより泡の高さを検知することを特徴とす
るものである。
【0042】本願の請求項3の発明は、前記泡センサー
は、一対の電極から成り、屎尿の表面から発生してきた
泡が電極間に接触して通電することで泡の高さを検知す
ることを特徴とするものである。
【0043】本願の請求項4の発明は、前記泡センサー
は、屎尿の液面上に位置して設けられ、電位を与えた電
極から成り、容器と電極との間の誘導電位の変化により
泡の高さを検知することを特徴とするものである。
【0044】本願の請求項5の発明は、屎尿を収納する
耐熱性のある閉鎖された容器と、容器内に収納された球
形状をした蓄熱体と、容器内に収納した屎尿と蓄熱体を
攪拌する攪拌手段と、容器を加熱して屎尿を蒸発させる
加熱手段とから構成され、加熱手段により容器を加熱す
ることで屎尿を蒸発させ、同時に攪拌手段で屎尿を攪拌
させて処理する屎尿処理装置において、U字形をした空
間を持ち、内部に水を封入した水封タンクと、容器の内
部空間と水封タンクの一方の開口を接続する泡蒸気パイ
プと、水封タンクの他方の開口に接続され、水蒸気を外
部に排出する排出パイプとから成り、容器からの泡を水
封タンクに収納した水に接触させることで泡を液化させ
ることを特徴とするものである。
【0045】本願の請求項6の発明は、前記水封タンク
の底部には、サイフォンパイプの一端を接続し、サイフ
ォンパイプの他端は水封タンクに収納した水の液面高さ
に設定し、サイフォンパイプの他端より液化した泡を回
収するように構成したことを特徴とするものである。
【0046】本願の請求項7の発明は、屎尿を収納する
耐熱性のある閉鎖された容器と、容器内に収納された球
形状をした蓄熱体と、容器内に収納した屎尿と蓄熱体を
攪拌する攪拌手段と、容器を加熱して屎尿を蒸発させる
加熱手段とから構成され、加熱手段により容器を加熱す
ることで屎尿を蒸発させ、同時に攪拌手段で屎尿を攪拌
させて処理する屎尿処理装置において、内部が空洞のシ
ャワー箱と、シャワー箱に収納された水と、シャワー箱
の内部の上部に設けられたシャワーノズルと、容器とシ
ャワー箱とを連通して泡と水蒸気を導入する泡蒸気パイ
プと、シャワー箱に接続されて、水蒸気を外部に排出す
る排出パイプと、シャワー箱の下部から水を吸引してシ
ャワーノズルに流動させて水を噴出させる水循環手段と
から構成され、シャワーノズルから噴霧された水により
容器から流入した泡を消滅させることを特徴とするもの
である。
【0047】本願の請求項8の発明は、屎尿を収納する
耐熱性のある閉鎖された容器と、容器内に収納された球
形状をした蓄熱体と、容器内に収納した屎尿と蓄熱体を
攪拌する攪拌手段と、容器を加熱して屎尿を蒸発させる
加熱手段とから構成され、加熱手段により容器を加熱す
ることで屎尿を蒸発させ、同時に攪拌手段で屎尿を攪拌
させて処理する屎尿処理装置において、内部が空洞で容
器よりも高い位置に配置され、上下にそれぞれ開口を形
成した消泡箱と、消泡箱の内部を二分するように配置し
た金網と、消泡箱の下方の開口と容器の内部空間とを連
通する泡蒸気パイプとから構成されたことを特徴とする
ものである。
【0048】本願の請求項9の発明は、屎尿を収納する
耐熱性のある閉鎖された容器と、容器内に収納された球
形状をした蓄熱体と、容器内に収納した屎尿と蓄熱体を
攪拌する攪拌手段と、容器を加熱して屎尿を蒸発させる
加熱手段とから構成され、加熱手段により容器を加熱す
ることで屎尿を蒸発させ、同時に攪拌手段で屎尿を攪拌
させて処理する屎尿処理装置において、容器に設けられ
て、屎尿から発生する泡の高さを検知する泡センサー
と、容器の上部に設けられたノズルと、消泡剤を収納し
たタンクと、タンクからノズルに消泡剤を圧送するポン
プとを設け、屎尿を加熱することで発生した泡が所定の
高さになったことを泡センサーで検知すると、泡センサ
ーの信号によりポンプが作動して消泡剤をノズルより噴
霧させることを特徴とするものである。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第一の実施の形態
を図面により説明する。この第一の実施の形態では、屎
尿を加熱することにより蒸発・乾燥させて処理できる仮
設便所11について説明する。しかしながら、この実施
の形態に限定されることなく、小便のみを蒸発・乾燥さ
せることのできる屎尿処理装置であっても同一の目的を
達成することはいうまでもない。また、第一の実施の形
態では、それ単独で自由に移動させることができ、催物
会場、河川敷等の場所で一時的に利用することができる
仮設便所11に屎尿処理装置を応用した例について説明
している。
【0050】〔仮設便所11の全体の構成〕
【0051】図1は、第一の実施の形態における仮設便
所11の外観を示すものであり、この仮設便所11の外
枠は、例えばプラスチックや強化合成樹脂で形成されて
おり、全体が立体形の箱状となっている。この仮設便所
11の底部分は地面に設置される基台12となってお
り、この基台12は平面形状が正方形をした高さが低い
平坦な立方体形をしている。この基台12の上面には、
利用者が内部に入ることができる空間を形成し、上部に
屋根を設けた家状のハウス13が載置してある。このハ
ウス13の一側面には、手前側に引いくことでハウス1
3の内部が開放でき、利用者がハウス13内に出入りす
ることができるドアー14が取り付けてある。
【0052】この仮設便所11の内部であって、基台1
2の上部には屎尿の屎尿を加熱することで蒸発させて処
理する屎尿処理装置15が固定してある。そして、屎尿
処理装置15の上部の中央には洋式の便器16が固定し
てあり、仮設便所11の利用者はこの便器16を屎尿の
排泄に利用することができる。そして、屎尿処理装置1
5の上面であって、便器16の側面にはハウス13の内
壁に接近するように除臭機構18が固定してある。この
除臭機構18は屎尿処理装置15の内部で蒸発させられ
た水蒸気や空気を外部に放出する際に、その臭いと塵埃
を除去するためのものである。また、基台12の下面の
左右には、フォークリフト車のフォークを挿入し、仮設
便所11を移動させるための一対の差込み溝17が設け
てある。両差込み溝17は下方に向けて『コ』の字形に
開口してある。
【0053】次に、図2は仮設便所11からハウス13
及び外装を取り外し、屎尿処理装置15の内部の構成を
仮設便所11の後ろ側から見た背面図であり、図3は同
様の屎尿処理装置15の内部の構成を示す側面図であ
り、図4は同様の屎尿処理装置15の内部の構成を示す
平面図である。各図では、屎尿処理装置15の主要な機
構の配置を示し、各機構を保持して固定するための枠組
は鎖線で示してある。
【0054】この屎尿処理装置15は、上面と周囲が一
体に閉鎖され、下方が開いた形状で強化プラスチックな
どで形成されたカバー35によってその全体が覆われて
いる。このカバー35は屎尿処理装置15を立体的に被
っており、屎尿処理装置15の内部に水や異物が入らな
いように保護している。また、屎尿処理装置15の底部
には平坦な形状をした支持基板31が設けてあり、この
支持基板31により屎尿処理装置15の機構、及び仮設
便所11を保持している。この支持基板31は薄肉鋼板
による小片を組み合わせてモノコックとなるように組み
立ててあり、屎尿処理装置15を含む仮設便所11全体
を支えることができるように頑丈に組み立ててある。こ
の支持基板31の下面の左右にはそれぞれフォークケー
ス32が平行となるように固着してあり、このフォーク
ケース32は下方に向けて『コ』の字形となったレール
状の形状となっていて、この『コ』の字形となった内面
が前記差込み溝17となっている。
【0055】図2は屎尿処理装置15を背面から見たも
ので、支持基板31の上面の左右にはL型チャンネル材
等で立体形に組み立てた保持枠33、34を配置させて
ある。この保持枠33、34により、屎尿処理装置15
を構成する各機構を保持して固定できるようになってい
る。一方の保持枠33の下部に位置して加熱部23が配
置してあり、加熱部23は支持基板31の上面に固定し
てある。この加熱部23の上部には乾燥部21が位置さ
せてあり、乾燥部21の底面が加熱部23の上面に密着
するように設けてある。この乾燥部21は保持枠33に
よって転倒しないように支持されている。そして、乾燥
部21の上面中央には、回転しながら蒸発した水蒸気を
外部に排気する駆動軸(構成については後述する)が突
起してあり、この駆動軸には排風パイプ37の下端が接
続してある。この排風パイプ37は保持枠33に固定さ
れて回転しないものであり、駆動軸の上端と排風パイプ
37の下端とは相互に回転できるように維持されていな
がら、空気が外部に流出しないように接合してある。こ
の排風パイプ37は乾燥部21の内部空間と外部を連通
させ、乾燥部21の内部にある空気や塵埃を外部に放出
できるものであり、排風パイプ37の途中には流路の開
閉を行うバルブ38を設けてある。
【0056】また、乾燥部21の側面の一部は支持基板
31の中央にまで延長するように横方向に突出してお
り、この突出した部分の上面にはゴムなどで蛇腹状に成
形したジョイント39が接続してある。このジョイント
39は円筒形をして上下端が開口したものであり、その
上端には便器16の下部開口が接続してある。前述の支
持基板31の右側の上面には立体形に組み立てた保持枠
34が固定してあり、この保持枠34の上面には箱状を
した除臭機構18が載置してある。
【0057】次に、図3は屎尿処理装置15を側面から
見たもので(図2の左側から見た状態である)、前述の
支持基板31の下面にはその左右に一連のフォークケー
ス32が固着してあり、支持基板31の上面左半分には
L型チャンネルによって立体形に組み立てられた保持枠
33が載置してある(図3では、保持枠34は保持枠3
3の手前に位置し、破線で図示している)。この保持枠
33に保持されて乾燥部21が固定してあり、乾燥部2
1の側面より支持基板31のやや中央に延長して駆動部
22が取り付けてある。この駆動部22は乾燥部21の
内部に収納した屎尿を攪拌する作用を行うものである。
そして、支持基板31の前側(図3において右側に前述
のドアー14が位置しており、図3の右側を前側とす
る)の上面には、カバー35の下側に位置する空間内に
屎尿処理装置15の各部に空気を送風するための送風機
36が固定してある。また、保持枠33の手前に位置す
る保持枠34の上部には、水蒸気や塵埃を排出する除臭
機構18が載置してある。
【0058】図4は屎尿処理装置15のカバー35を取
り外して上方から見下ろしたもので、支持基板31上に
配置した各機構を示している。この図4では、図中の上
方がドアー14の位置する仮設便所11の前側であり、
図中の下方が仮設便所11の裏側となるように図示して
いる。この図4では、正方形をした支持基板31が設け
てあり、この支持基板31の下面には一対のフォークケ
ース32が左右にそれぞれ固定してある。この図中にお
いて支持基板31の左側の下部には、L型チャンネルを
組み合わせて立体形に形成した保持枠33が固定してあ
り、支持基板31の右側の下部にはL型チャンネルを組
み合わせて立体形に形成した保持枠34が固定してあ
る。両保持枠33、34の間に位置して便器16が配置
してあり、図4では便器16は鎖線で示してある。この
保持枠33の内部空間には乾燥部21が配置して固定し
てあり、乾燥部21の前側(図4で上方)には駆動部2
2が連結してある。そして、保持枠34の上部には除臭
機構18が載置してある。さらに、支持基板31の前側
(図4で上方)には送風機36が固定してある。
【0059】なお、これらの図2、図3、図4では、乾
燥部21、駆動部22、加熱部23、除臭機構18を図
示して説明しているが、実際には屎尿処理装置15の機
能を発揮させるためには、塵埃を空気より分離して取り
除く塵埃分離部、乾燥部21から排気した空気を再加熱
する再加熱手段なども必要とされる。しかし、本願の発
明では乾燥部21内で発生した泡の検知と除去の作用を
その要旨としているため、これらの構成の説明は省略す
る。また、各機構はパイプで接続してあり、機構間はパ
イプにより空気を流動できるようになっているが、これ
らのパイプの接続についても各図面では省略している。
【0060】次に、図5、図6、図7はともに乾燥部2
1、駆動部22、加熱部23の具体的な構成を示すもの
である。この図5は乾燥部21、駆動部22、加熱部2
3を仮設便所11の後ろより斜め上方から見た状態を示
すものであり、乾燥部21を保持している保持枠33は
取り外してあり、便器16と乾燥部21の結合部分(ジ
ョイント39)についても取り外してある。また、図6
は乾燥部21を上方から見たものであり、乾燥部21を
覆っている保持板41を取り外し、乾燥部21の内部を
示している。また、図7は乾燥部21の内部構成を示す
ために、縦に切断した側断面図であり、図4中における
AーA矢視した断面図に相当する。
【0061】〔加熱部23を保持する構成〕
【0062】前述の支持基板31の上面のには、図5、
図7で示すように四本の支持ボルト45が垂直に固定し
てある。各支持ボルト45は細長いネジにより形成さ
れ、四本の支持ボルト45は支持基板31上で正方形に
なるように配置されている。これらの支持ボルト45の
内で、対向する一対の支持ボルト45の間には、図5で
示されるように細長い横アングル46が架け渡してあ
り、各横アングル46はナットにより支持ボルト45に
固定してある。対向する一対の支持ボルト45に固定さ
れた一対の横アングル46は平行となるように配置して
あり、各横アングル46は支持ボルト45にねじ込んだ
ナットによりその高さを微妙に調整することができる。
このように支持ボルト45に保持された一対の横アング
ル46間に加熱部23を載置して保持することができ
る。
【0063】これらの横アングル46で保持された加熱
部23の上面は平面となっており、この加熱部23の上
面には加熱部23の底部を密接するように保持してあ
る。なお、乾燥部21、駆動部22全体は図7で示すよ
うにL型チャンネルで組み立てられた保持枠33の柱に
よって保持されており、乾燥部21、駆動部22の荷重
は保持枠33に加えられるため、乾燥部21の荷重は直
接加熱部23に加わることがなく、乾燥部21の荷重で
加熱部23が変形することはない。
【0064】〔乾燥部21の構成〕
【0065】乾燥部21の構成は図5、図6、図7、図
8によって示され、乾燥部21の主要部材は乾燥釜51
とフランジ52、導入部54より構成されている。この
乾燥部21の主要部材である乾燥釜51は、排泄された
屎尿を加熱して蒸発させることで処理するもので、乾燥
釜51はその底部を閉鎖し、上端を開口した寸胴状の形
状をしている。つまり、この乾燥釜51はそのドラム缶
の上半分を切断し、円筒形をした下半分と底部分だけを
残した形状となっており、乾燥釜51は耐熱性のあるス
テンレス、高張力鋼等の金属材料で形成してある。そし
て、乾燥釜51の上端の開口周縁には、図6、図8で示
すように平坦なリング状をしたフランジ52が接合して
あり、乾燥釜51の上端周縁には鉢巻き状にフランジ5
2を固定した形状となっている。この乾燥釜51の外周
とフランジ52の内周とは電気溶接等によりその接合面
が気密となるように連結してある。
【0066】また、乾燥釜51の側面には、薄肉鋼板で
箱状に組み立てて、内部が空洞をした導入部54を電気
溶接等によって固着してある。この導入部54は図5、
図8で示すように外部から閉鎖された箱状をしており、
その上面は平坦な平面となっており、両側の面は側面か
ら見て台形となっている。そして、導入部54の底面は
両側面の下縁に連結され、乾燥釜51の中心方向に向け
て傾斜させられており、導入部54の全体は下面が傾斜
した立方形をしている。この乾燥釜51と導入部54と
の結合においては、乾燥釜51の側面に形成した四角い
開口(図示せず)を導入部54で塞ぐように連結してあ
り、乾燥釜51と導入部54の内部空間は連通させてあ
る。つまり、円筒形状の乾燥釜51の側面に薄肉鋼板で
立体形に形成された導入部54を溶接等で固着し、乾燥
釜51の内部空間に導入部54の内部空間を連通させた
構造となっている。そして、この導入部54の平坦とな
った上面には、リング状をした連結リング55が固着し
てあり、連結リング55の中央にある投入口56は導入
部54の内部空間と外部を連通するように開口してあ
る。このような構成のため、投入口56から屎尿を投下
すると導入部54の底面に着地するが、その屎尿は導入
部54の底面の傾斜に従って乾燥釜51の内部空間に流
動させられることになる。
【0067】このような構成により、乾燥部21は乾燥
釜51とフランジ52により帽子を逆さにしたような形
状で、さらに、乾燥釜51の側面より立方体形をした導
入部54が水平方向に突出した形状となっている。この
導入部54の投入口56は図4で示すように、支持基板
31の中心に位置するように設置し、この連結リング5
5の上方に便器16が位置するように配置してある。ま
た、図6、図8で示すように、リング状のフランジ52
には、その周囲に等間隔に配置され、上下に開口したボ
ルト穴53を形成してあり、これらのボルト穴53はこ
の実施の形態では8箇所に開口してある。
【0068】〔乾燥釜51内に収納した蓄熱体60〕
【0069】この乾燥釜51はその内部に屎尿を貯留
し、乾燥釜51を外部から加熱することで屎尿を蒸発さ
せることができる。しかし、乾燥釜51を加熱するだけ
では屎尿の蒸発を円滑に行うことができないため、乾燥
釜51に貯留した屎尿を攪拌し、温度の上昇を均一に保
たなければならない。このため、乾燥釜51内には屎尿
の加熱を補助するとともに、屎尿の攪拌を行わせるため
の複数の蓄熱体60が収納してある。この蓄熱体60は
球形状をしており、鉄、真鍮などの金属、あるいは焼結
によって形成したセラミック等をその材質としている。
これらの蓄熱体60の外径は、乾燥釜51の内径の1/
5から1/10程度の大きさに設定してある。これらの
蓄熱体60を乾燥釜51内に収納した状態は、図6、図
7によって示されている。
【0070】〔乾燥釜51内で回転する攪拌手段の機
構〕
【0071】この乾燥釜51の内部空間には、保持板4
1より吊り下げられ、乾燥釜51の内部で回転する攪拌
手段としての攪拌部28が収納してある。この攪拌部2
8は乾燥釜51の底付近で回転し、前述の蓄熱体60を
押し廻すことができるものであり、その具体的な構成に
ついては後で説明する。
【0072】〔保持板41の形状と開口した各種の穴の
関係〕
【0073】次に、図8により、乾燥釜51の上部開口
を塞ぐための保持板41の形状と開口した各種の穴の関
係を説明する。この保持板41は、それ自体は一枚のや
や肉厚の平面の形状をした金属板を材料としており、こ
の保持板41に各種の機器を取付けるため、保持板41
を加工して機器を取り付けるための複数の穴を開口して
ある。以下において、保持板41の形状と複数の穴につ
いて説明する。
【0074】まず、保持板41の平面形状は図4、図6
で示されており、一端は半円形となっており、他方はそ
の円形の外周接線を一直線に延長させた前方後円墳のよ
うな形状をしており、丁度ワイングラスの脚部分を取り
去って側面から見たような形状となっている。この保持
板41の前側(図5、図8において右奥側)のやや台形
をした部分には大きな四角形をしたモーター穴42が開
口してあり、保持板41の奥側(図8で左手前側)の円
形をした部分の中央には径大な軸穴61が開口してあ
る。つまり、保持板41の半円形となったその円の中央
には、径大な軸穴61が開口してあり、この軸穴61よ
り外側に外れた保持板41の延長部分にモーター穴42
が開口してあることになる。そして、保持板41の奥側
(図8で左手前側)にある半円形となった部分には、軸
穴61より同一の距離に複数の通口62が開口してあ
る。この通口62は図8で示すように、軸穴61を中心
として円形に配置され、各通口62の間隔は等間隔にな
るように設定してある。この実施の形態では、通口62
は8箇所に開口してあり、各通口62の間隔および配置
は前述したボルト穴53の間隔と配置と同一に設定して
ある。
【0075】また、この保持板41にはそれぞれ固有の
目的のため、複数の穴が上下に貫通開口してある。保持
板41の奥側(図8で左奥側)の半円形となった部分
で、前述の複数の通口62で円形に囲まれた範囲の内側
には、軸穴61よりも外側に離れた位置に給気穴63と
排気穴64が開口してある。この給気穴63は外部から
乾燥釜51内に空気を供給するためのものであり、排気
穴64は乾燥釜51より蒸発した水蒸気を外部に排出す
るためのものである。そして、保持板41の手前側(図
8で右手前側)の半円形となった部分で、前述の複数の
通口62で円形に囲まれた範囲の内側には、センサー穴
65が開口してある。このセンサー穴65には泡センサ
ー161の下半分の円筒形をした筒部分を挿入させるた
めのものである。
【0076】また、保持板41の上面にはリング状をし
た軸支リング68が密着させて固定してあり、この軸支
リング68の軸線は軸穴61の軸線と一致させてある。
この軸支リング68の周囲には細長い箸状をした複数の
支え板69の先端が固着してあり、各支え板69は軸支
リング68を中心として放射状に配置させてある。これ
らの支え板69の下面は保持板41の上面に電気溶接等
で接合してあり、軸支リング68に加えられた荷重をこ
れらの支え板69で分散させ、保持板41が変形しない
ように荷重分散を図っている。軸支リング68と支え板
69を保持板41に固定する前の状態は図8で示され、
保持板41に固定した後の状態は図5によって示されて
いる。
【0077】〔軸受部24を軸支リング68に軸支させ
る構成〕
【0078】このようにして保持板41の上面には軸支
リング68が固定され、この軸支リング68には垂直軸
をその回転軸線とする軸受部24が回転自在に組み合わ
されている。この軸受部24は、図5、図7、図9で示
すように、その下半分は保持板41の下面に露出してお
り、上半分は保持板41の上面に露出するように保持さ
れている。この軸受部24の下端には攪拌部28の上部
を連結し、攪拌部28は図7、図9で示すように軸受部
24に吊り下げられ、軸受部24により攪拌部28が水
平方向に回転自在に保持されている。この軸受部24の
具体的な構成は後述する。
【0079】〔乾燥部21を保持板41に固定する機
構〕
【0080】前述した乾燥部21は保持板41の下面に
密着して固定され、乾燥部21は保持板41に吊り下げ
られるように組み立てられている。この乾燥部21を保
持板41に固定する構成を図5、図7、図8により説明
する。図8は乾燥部21と保持板41を固定する前の状
態を示すもので、図5は乾燥部21と保持板41を固定
した後の状態を示すものである。乾燥部21と保持板4
1を組み立てるには、乾燥部21を構成するフランジ5
2の上面を保持板41の下面に対向させ、フランジ52
の上面を保持板41の下面に密着させる(説明は前後す
るが、このときに乾燥釜51内にはすでに攪拌部28と
蓄熱体60を収納してある)。そして、保持板41に開
口した通口62とフランジ52に開口したボルト穴53
のそれぞれの位置を一致させる。これらの通口62の配
置位置は、複数のボルト穴53と同じ配置位置に設定し
てあるため、両者は全て一致する。
【0081】次いで、開口が一致した各ボルト穴53と
通口62にそれぞれボルト66を挿入し、ボルト66の
下端からナットを締め付け、保持板41の下面にフラン
ジ52を固定する。このようにして、フランジ52と乾
燥釜51から成る乾燥部21は保持板41の下面に吊り
下げられるようにして固定される。この乾燥部21を保
持板41に固定することにより、乾燥釜51の上端開口
は保持板41により外部から閉鎖されたことになる。な
お、保持板41には軸穴61、給気穴63、排気穴64
が開口してあるため、保持板41の下面に吊り下げられ
た乾燥釜51の内部空間はこれらの軸穴61(実際には
軸受部24の中央の通気穴)、給気穴63、排気穴64
及び投入口56で外部と連通することになる。
【0082】〔軸受部24のより具体的な構成〕
【0083】前述した軸受部24の具体的な構成及び軸
支リング68との関連は図10、図11によって示され
ている。図10は軸受部24を構成する部材を上下に分
解して示したものであり、図11は軸受部24を軸支リ
ング68に軸支して取り付けた状態を示す縦断面図であ
る。この軸受部24はその中央で駆動軸76をその軸線
を垂直となるように保持し、駆動軸76を水平方向に回
転自在に軸支できるものである。そして、同時に、駆動
軸76は回転しながらも、乾燥釜51の内部と外部の間
で空気を流通させることができる機能を持つものであ
る。
【0084】この軸受部24の全体を支える機能を有す
る外軸筒71はやや円筒形状をしており、この外軸筒7
1は前述した軸支リング68の中央の開口に挿入され
る。この外軸筒71の全体は円筒形であり、その中心軸
には上下方向に軸穴74を貫通開口してある。また、外
軸筒71の中央の外周には円盤形をした固定リング72
を固着してあり、外軸筒71と固定リング72により円
筒形の中央に刀の鍔を一体に固着した外形となってい
る。この外軸筒71と固定リング72は電気溶接等によ
って一体に連結するか、無垢材を切削によって一体に切
り出して形成してある。この固定リング72は外軸筒7
1の外周の上下の長さのほぼ中央に位置させてあり、こ
の固定リング72の周囲の複数個所(本実施の形態では
図10で示すように4箇所)には上下に貫通したネジ穴
73を開口してある。また、軸支リング68は平坦なリ
ング状をしており、この軸支リング68の周囲の複数個
所(本実施の形態では図10で示すように4箇所)には
ネジ穴70(内周面に雌ねじが切削してある)が形成し
てある。
【0085】この外軸筒71を軸支リング68に取り付
けるには、軸支リング68の中央の開口に外軸筒71の
下半分を上方から挿入し、固定リング72の下面が軸支
リング68の上面に密着するように嵌め合わせる。そし
て、固定リング72に形成したネジ穴73と軸支リング
68に形成したネジ穴70の位置を一致させ、ネジ穴7
3よりボルト75を挿入し、このボルト75を固定リン
グ72にネジ込む。このボルト75を締め付けることに
より、固定リング72は軸支リング68に固定され、外
軸筒71全体は軸支リング68に固定される。外軸筒7
1がボルト75により軸支リング68に固定された状態
は図11で示される。
【0086】この外軸筒71により回転自在に軸支され
るのは細長いパイプ形状をした駆動軸76である。この
駆動軸76は図10で示すように、その中心軸に上下に
貫通開口した通気穴77を持つパイプ状をしており、駆
動軸76の下端にはリング状をした連結板78を固着し
てある。この連結板78はその中央に開口を形成してあ
り、駆動軸76の下端に開口した通気穴77の開口軸
と、連結板78の中心の開口軸とを一致させ、駆動軸7
6の下端と連結板78の上面とを電気溶接等により一体
となるように固着してある。この連結板78の周囲の複
数個所(本実施の形態では図10で示すように4箇所)
には、挿通穴79が上下方向に貫通開口してある。ま
た、駆動軸76の上部の外周にはネジ山80が形成して
あり、駆動軸76の外側面の上端より下方に向けてこの
ネジ山80と交差するようにして、縦方向にキー溝81
が切欠き形成してある。さらに、駆動軸76の外周であ
って連結板78よりも少し上方の位置から上側は、その
外径が下部の外径より径小となるように加工してあり、
外径の異なる部分は段部82となっている。
【0087】〔駆動軸76を保持する機構〕
【0088】この駆動軸76を外軸筒71で回転自在に
保持する機構は図10で示すように、ベアリング84
(ユニットとなっていて、ボールベアリングが内部に収
納してある)、スペーサー85、押え板86、ベアリン
グ91(ユニットとなっていて、ボールベアリングが内
部に収納してある)、スペーサー92、押え板94から
構成されている。このベアリング84はリング状をして
おり、内蔵したボールベアリングにより内外周のリング
が自由に回転することができるもので、このベアリング
84を軸穴74の下端開口から挿入し、軸穴74の途中
にある段部にその外周を係止させる。さらに、軸穴74
の下端開口よりリング状をしたスペーサー85を挿入
し、スペーサー85の上面をベアリング84の下面に密
着させる。次いで、円筒形をした押え板86を外軸筒7
1の下面に密着させ、図11で示すように押え板86を
ネジ87で外軸筒71に固定する。
【0089】次に、ベアリング91はリング状をしてお
り、内蔵したボールベアリングにより内外周のリングが
自由に回転することができるもので、このベアリング9
1を駆動軸76に形成した軸穴74の上端開口より挿入
し、軸穴74の途中にある段部にその外周を係止させ
る。さらに、軸穴74の上端開口よりスペーサー92を
挿入し、スペーサー92の下面をベアリング91の上面
に密着させる。次いで、円板形をした押え板94を外軸
筒71の上面に密着させ、図11で示すように押え板9
4をネジ99で外軸筒71に固定する。このようにして
軸受けの機構を組み立てることができる。
【0090】このようにして組み立てられたベアリング
84、スペーサー85、押え板86による軸穴74の下
端の開口より駆動軸76の上端をその内部に挿入し、駆
動軸76をさらに軸穴74の中央部に挿通させ、次いで
ベアリング91、スペーサー92、押え板94で構成さ
れた軸穴74の上端の開口を通過させる。すると、駆動
軸76の全体は軸穴74内に挿入され、駆動軸76の上
下部が外軸筒71の上下端より突出した状態で組み立て
られる。この状態では、図11で示すように、駆動軸7
6の段部82がベアリング84の内周側の下面と接触
し、駆動軸76はそれ以上は軸穴74に挿入されなくな
る。次いで、外軸筒71の上端から突出した駆動軸76
の上端よりパイプ状をした離間筒93を挿通し、この離
間筒93をスペーサー92、押え板94と駆動軸76の
隙間に差し込み、離間筒93の下端がベアリング91の
上面に達するまで挿入する。この離間筒93は薄肉のパ
イプ状をしており、その内径は駆動軸76の外径と等し
くなるように設定してあり、その長さは離間筒93の下
端がベアリング91の上面に接したときに押え板94の
上面より高い位置になるように設定してある。そして、
駆動軸76の上端よりプーリー95を挿入し、プーリー
95の下面を離間筒93の上端に接触させたなら、駆動
軸76のキー溝81とプーリー95のキー溝98に跨が
るようにしてキー97を差し込む。このキー97により
駆動軸76とプーリー95がその円周方向に滑らないよ
うに固定することができる。
【0091】さらに、駆動軸76の上端よりプーリー押
え96を挿通し、プーリー押え96をネジ山80にネジ
込む。このプーリー押え96の内周には雌ねじが切削形
成してあるため、この雌ねじをネジ山80にネジ込む
と、プーリー押え96の下面がプーリー95、離間筒9
3を下方に押さえつける。このプーリー押え96でプー
リー95、離間筒93が押し下げられるが、相対的に駆
動軸76は引き上げられることになる。この駆動軸76
が引き上げられると、駆動軸76の外周に形成した段部
82がベアリング84に引っ掛かり、それ以上は駆動軸
76は引き上げられず、駆動軸76は上下のベアリング
84、ベアリング91によって挟持され、外軸筒71の
中心に宙吊りされたことになる。このようにして、駆動
軸76は上下にある一対のベアリング84、91で回転
自在に保持され、その中心軸は垂直を維持して軸支され
ている。
【0092】〔攪拌部28の構成〕
【0093】次に、前述した攪拌部28の構成を図12
により説明する。なお、攪拌部28の構成は図6、図
7、図8、図9にも視線を変えて図示してあるため、こ
れらの図も参考にされたい。図12では攪拌部28の外
観を示しており、この図12の上半分には駆動軸76も
示してあり、駆動軸76の下端に攪拌部28が吊り下げ
られるように連結されている。そして、駆動軸76によ
って吊り下げられた攪拌部28は、乾燥釜51の内部空
間で回転自在に保持されている。
【0094】この攪拌部28全体は駆動軸76の下端に
連結されるもので、攪拌部28の上端に固着してある連
結板105により吊り下げられるものである。この連結
板105はその中央に開口を形成したリング状をしてお
り、連結板105の形状は前述した連結板78とほぼ同
じ形状に形成してあり、この連結板105の周囲の複数
個所(本実施の形態では図12で示すように4箇所)に
はネジ穴106を上下に貫通開口してある。この連結板
105の中央には開口が形成してあり、この開口には吊
下げパイプ107を嵌め込んであり、連結板105と吊
下げパイプ107とは電気溶接などで一体となるように
連結してある。この吊下げパイプ107はその中央に上
下の貫通開口を形成したパイプ状をしており、その長さ
は比較的短く、その下端は斜めに傾斜して切断されてい
る。
【0095】そして、吊下げパイプ107の斜めに切断
された下端には斜向パイプ108の上端が連結してあ
り、斜向パイプ108の上端は吊下げパイプ107の下
端とは逆方向に斜めに傾斜して切断してあり、吊下げパ
イプ107の下端に斜向パイプ108を連結すると、吊
下げパイプ107の軸線(この軸線は垂直に保持されて
いる)に対して斜向パイプ108の軸線は斜め下方に傾
斜させられる(つまり、図7で示すように吊下げパイプ
107と斜向パイプ108は『く』の字形に折り曲げら
れている)。この斜向パイプ108はその中心に貫通開
口を形成して上下端が開口したパイプ状をしており、吊
下げパイプ107の下端と斜向パイプ108の上端とを
電気溶接等により気密に連結することで、両者の中央に
は空気が漏れることなく流動させられる。
【0096】また、この斜向パイプ108の下端は斜め
に切断されており、この下端の切断方向は斜向パイプ1
08の上端が切断された方向と同じ向きである。そし
て、この斜向パイプ108の下端には吸引パイプ109
の上端が連結してあり、この吸引パイプ109の上端は
斜向パイプ108の下端とは逆方向に斜めに傾斜して切
断してあり、斜向パイプ108の下端に吸引パイプ10
9の上端を連結すると、吸引パイプ109の軸線は垂直
に保持されている(つまり、図7で示すように吊下げパ
イプ107と斜向パイプ108は『く』の字形に折り曲
げられている。このため、吊下げパイプ107、斜向パ
イプ108、吸引パイプ109によりクランク状に曲げ
られた構成となっている。)。この吸引パイプ109は
その中心に貫通開口を形成して上下端が開口したパイプ
状をしており、斜向パイプ108の下端と吸引パイプ1
09の上端とを電気溶接等により気密に連結すること
で、両者の中央には空気が漏れることなく流動させられ
る。
【0097】このように、吊下げパイプ107と斜向パ
イプ108が斜めに接続され、次いで斜向パイプ108
と吸引パイプ109が逆方向に斜めに接続され、吊下げ
パイプ107と斜向パイプ108と吸引パイプ109に
より一本のパイプ状をしたクランク体102が形成され
ている。このクランク体102においては、図7で示す
ように、吸引パイプ109の軸線は吊下げパイプ107
の軸線と平行となり、かつ、両者は垂直に保持されるこ
とになる。そして、吊下げパイプ107、斜向パイプ1
08、吸引パイプ109の接合面が気密に溶接されてい
るため、クランク体102は一本のパイプと同じ作用を
行うことになり、吊下げパイプ107の上端開口より吸
引パイプ109の下端開口まで空気を漏れることなく流
動させることができる。
【0098】前述の吸引パイプ109にはやや三角形状
をした一対の三角板110と111を挿通してあり、吸
引パイプ109の下端より両三角板110、111の中
央に形成した開口を挿入することで図12に示すように
配置してある。そして、これらの三角板110、111
は図6で示されるように、2つの直線を直角となるよう
に交差させ、残りの辺を内側に円弧形に削った形状とな
っている。この三角板110、111は、図6で示すよ
うに、その直角となった鋭角の頂点を乾燥釜51の内壁
に向けて位置させてあり、両三角板110、111の円
弧形となった辺は乾燥釜51の中心に向けられてある。
そして、三角板110は吸引パイプ109の上部に電気
溶接等で固着してあり、三角板111は吸引パイプ10
9の下部に電気溶接等で固着してあり、三角板110と
111は上下に間隔をおいて平行に配置してある。
【0099】そして、三角板110と三角板111の直
線の辺にはそれぞれ長方形をした側板112、113
(図12では、他の側板113は側板112の影に隠れ
て図示されていない。図9を参照されたい。)を固着し
てあり、三角板110、111、側板112、113に
より一体となった構造物が組み立てられている。これら
の三角板110と111において、乾燥釜51の中央に
向いたそれぞれの一辺は円弧状に凹んでおり、この円弧
状をした辺には湾曲された攪拌板114の背面を密着し
てある。この攪拌板114の背面と、三角板110、1
11及び側板112、113のそれぞれ接触辺を電気溶
接等で気密に固着し、これらによりやや三角形の箱形を
した外部から密閉された構造物を形成してある。
【0100】さらに、攪拌板114の円弧形となった下
辺には、薄肉鋼板をテーパー状に曲げて形成したスカー
ト板115の上端を固着してあり、攪拌板114、スカ
ート板115によってブルドーザーの排土板に似た形状
を組み立ててある。この攪拌板114は図6で示すよう
に、その曲率半径は乾燥釜51の内周の曲率半径よりも
大きく設定してあり、攪拌板114の両端の長さは乾燥
釜51の内径よりも少し小さくなる程度に設定してあ
る。このため、三角板110、111に固着された状態
の攪拌板114は、攪拌板114の両端を結ぶ直線が乾
燥釜51の中心付近を通過し(図6を参照)、攪拌板1
14、スカート板115により乾燥釜51の内部空間が
二分されるように配置してある。
【0101】〔攪拌部28を軸受部24に連結する構
成〕
【0102】このように構成された攪拌部28は、図
7、図9で示すように軸受部24の下部に吊り下げられ
るようにして連結される。この連結の手順では、連結板
105の上面を連結板78の下面に密着させ、挿通穴7
9とネジ穴106の位置を一致させ、各挿通穴79より
ボルト104を挿入し、各ボルト104をネジ穴106
にネジ込む。このボルト104をネジ込むと連結板78
と連結板105は密着して連結され、軸受部24の下部
に攪拌部28の上部が連結されることになる。この連結
において、吊下げパイプ107の上端開口と駆動軸76
の通気穴77の下端開口とが接続され、吊下げパイプ1
07と通気穴77の上下方向に空気の流動が確実に行う
ことができるように連通される。すなわち、吸引パイプ
109の下端開口より通気穴77の上端開口まで、一本
のパイプが形成されたことになり、一連の流路により、
空気は吸引パイプ109の下端開口より通気穴77の上
端開口を流動することができる。
【0103】そして、攪拌部28が軸受部24に吊り下
げされた状態の平面は図6で示され、攪拌板114の両
端は乾燥釜51の内壁より接触しない程度に少し間隔を
離した位置にあり、円弧形となった攪拌板114の中央
は乾燥釜51の内径の1/4程度の距離を乾燥釜51の
内壁から離してある。また、攪拌部28が軸受部24に
吊り下げられた状態の側面は図7、図9により示され、
スカート板115の下辺は乾燥釜51の底面に接触しな
い程度に少し上方に離して位置し、スカート板115が
乾燥釜51の底面に接触しないように設定してある。ま
た、図7で示すように、吸引パイプ109はその軸線を
垂直に位置させてあり、吸引パイプ109の下端開口は
乾燥釜51の底面より少し上方に位置させてある。そし
て、攪拌部28が軸受部24に吊り下げられた状態で
は、吊下げパイプ107に斜向パイプ108が斜め下方
に傾斜して位置し、吸引パイプ109は乾燥釜51の内
壁に接近するように配置される。このため、駆動軸76
が回転すると、吸引パイプ109は、吊下げパイプ10
7の軸線と吸引パイプ109の軸線の距離を半径とした
円形を描くようにして乾燥釜51の内部空間で回転する
ことになる。
【0104】〔駆動部22の構成〕
【0105】次に図5、図7、図8により駆動部22の
構成を説明する。この駆動部22の主要部材は円筒形を
したモーター118によって構成されており、このモー
ター118の上部には回転数を減速して出力する長方体
形をしたギアボックス119が一体に連結してある。こ
のギアボックス119の上面中央には、減速された回転
力を出力するための出力軸120が垂直に突出させてあ
る。また、前述した保持板41の前側(図5、図8にお
いて右奥側)には四角いモーター穴42が開口してあ
り、このモーター穴42を跨ぐようにして薄肉板金を折
り曲げて形成したモーター固定具121がネジによって
固定してある。このモーター固定具121はその長さが
モーター穴42の開口幅より少し長く、その断面形状は
『コ』の字形となっていて、その両端を水平に延長した
足部分を有している。このモーター固定具121の両端
に形成した足部分を保持板41の上面に密着させ、各足
部分をネジで固定するとモーター固定具121はモータ
ー穴42を塞ぐように固定される。このモーター固定具
121の中央には円形の開口122を形成してあり、前
記出力軸120を開口122の下方より上方に挿入し、
ギアボックス119の上面を保持板41の下面に密着さ
せたなら、ギアボックス119とモーター固定具121
をネジにより連結する。こうして、モーター118、ギ
アボックス119をモーター固定具121に固定するこ
とができる。
【0106】このようにモーター固定具121にギアボ
ックス119を固定すると、モーター固定具121の上
面より出力軸120が垂直に突起することになる。この
出力軸120にプーリー123を嵌め込み、プーリー1
23の高さ位置を駆動軸76に固着したプーリー95と
同じ高さに設定する(図7を参照)。そして、両プーリ
ー95と123の外周の間には、ゴム等で形成した無端
状をしたベルト124を掛け廻しておく(図5、図7、
図8を参照)。なお、図5、図8では図示していない
が、図7で示すように、保持板41の上面であってモー
ター穴42に接近した位置にはネジ板125を突起させ
てあり、このネジ板125には水平方向に移動できるテ
ンションボルト126をネジ込んである。このテンショ
ンボルト126の先端はモーター固定具121の側面に
接触させてあり、テンションボルト126を廻すことに
よりモーター固定具121を図7中で水平に左右方向に
移動させることができる。このテンションボルト126
により、モーター固定具121を水平に移動させること
により、プーリー95とプーリー123の中心軸線の間
隔を変動させ、ベルト124のテンションを微調整する
ことができる。このベルト124の張り状態を調整する
ことで、モーター118からの回転力を駆動軸76に円
滑に伝えることができる。
【0107】〔加熱部23の構成〕
【0108】前述した加熱部23の外形は図2、図3、
図5、図7によって示される。この加熱部23の外形は
偏平な箱状をしており、図5で示すように支持ボルト4
5によって保持された水平な一対の横アングル46の上
面に載置してある。この加熱部23はその内部に収納し
た電磁加熱手段としての高周波コイル128によって乾
燥釜51と蓄熱体60に高周波の電磁波を交拌させ、乾
燥釜51と蓄熱体60に渦電流損を発生させることで発
熱させることができる。この加熱部23は電磁波を発生
するためにユニット化されて組み立てられており、加熱
部23の内部構造を図13と共に詳しく説明する。
【0109】この加熱部23の外殼は内部が空洞の箱状
をしたコイル容器129で構成されており、このコイル
容器129は上方が開口した箱体130と、この箱体1
30の上部開口を封鎖する蓋板131から構成されてい
る。この箱体130は薄肉の金属板を材料として、底部
分は正方形であり、この底部分の四辺をそれぞれ立ち上
げることで升状に形成してある。また、蓋板131は薄
肉の金属板を正方形に切断したものであり、その平面形
状は箱体130の開口部分よりも若干大きくなるように
設定してある。このため、箱体130の上部開口に蓋板
131を被せると、蓋板131の四隅が水平に突出し、
コイル容器129の上部が左右に張り出すことになる。
この箱体130の開口に蓋板131の下面を密着させ、
両者をネジ込め、あるいは電気溶接で結合することで単
体のコイル容器129が組み立てられ、コイル容器12
9は内部が空洞であって外部からは閉鎖された構成とな
っている。
【0110】このコイル容器129の空洞となった内部
の中央には、図13で示すように電磁波を発生させるた
めの偏平の円筒形状をした高周波コイル128が収納し
てあり、この高周波コイル128の外周とコイル容器1
29の内周面とは接触しないように多少の隙間を設けて
固定してある。そして、この高周波コイル128には電
力供給用の一対の電力線132が接続してあり、両電力
線132の終端は箱体130の側面(図13において右
手前側)に絶縁して固定してある一対の電極133にそ
れぞれ電気的に接続してある。
【0111】〔泡センサー161を取り付ける構成〕
【0112】次に、本実施の態様における保持板41に
は、乾燥釜51の内部で発生した泡の高さを検知するた
めの泡センサー161が取り付けてある。この泡センサ
ー161の外観は図8で示すように下半分が径小で上半
分が径大な円筒形をしており、この下半分の円筒形部分
を図8で示すセンサー穴65に挿入してある。このよう
にして泡センサー161を保持板41に固定した状態は
図5で示されている。この泡センサー161の内部に
は、超音波を発生して乾燥釜51の底方向に発射し、そ
の反射してきた超音波を受信することにより泡の高さを
検知する機構が収納されている。
【0113】〔泡センサー161の詳しい構成〕
【0114】次に、図14は、前述した泡センサー16
1を乾燥部21に取り付けた状態を側面から見たもので
あり、この図では乾燥部21における保持板41と乾燥
釜51をセンサー穴65を中心にして上下に切断した状
態を示すものである。この泡センサー161は、検知部
分と駆動部分とが一体となった単一のユニットとなって
組み立てられている。この泡センサー161の外観は、
その外形を軸穴61の内径とほぼ同一とした円筒形の挿
入筒162と、この挿入筒162の周囲に環状形に突起
した鍔部163と、この挿入筒162の上部に連結され
内部に電気機器を収納した挿入筒162より太径の円筒
形をした本体164とから構成されている。この形状の
ため、挿入筒162をセンサー穴65に挿入すると、セ
ンサー穴65の上端開口の周囲に鍔部163の下面が密
着してセンサー穴65を閉鎖し、挿入筒162が保持板
41の下面より所定の長さだけ吊り下げられて固定でき
るようになっている。そして、このように鍔部163が
センサー穴65に引っ掛かることにより、泡センサー1
61が保持板41に保持され、本体164は保持板41
の上部に垂直に立てられて固定することになる。
【0115】この挿入筒162の下面は左右に2つに分
離しており、一方の下面(図中で左側)には超音波を発
生する送信部165が設けてあり、他方の下面(図中で
右側)には超音波を受信する受信部166が設けてあ
り、両者は間隔を置いて並列に配置してある。この送信
部165からは超音波Tが乾燥釜51の底方向に向けて
発射され、発射された超音波Tは泡Nや屎尿Wの表面で
反射される。保持板41の方向に反射された超音波Tは
受信部166によって受信される。こうして、送信部1
65から超音波を発射して、反射してきた超音波が受信
部166にまで到達する時間を計測することにより、泡
Nの上面の高さ位置や屎尿Wの液面の高さ位置を測定す
ることができるようになっている。
【0116】〔制御系統の構成〕
【0117】次に、図15により、この屎尿処理装置1
5の全体を自動的に動作させる制御系の構成をブロック
図により説明する。この屎尿処理装置15の全体は中央
演算回路231によって集中的に制御されており、中央
演算回路231はCPU(マイクロプロセッサーや中央
演算素子等)やプログラムを記憶させた不揮発性メモリ
ー(ROM)などから構成されている。この不揮発性メ
モリーには、予め定められた手順が記憶させてあり、一
定の条件を判別して屎尿処理装置15を最適な状態で作
動させることができる。前述した乾燥釜51の内部に泡
が発生した場合には、その発生を検知すると共に自己判
断して自動的に泡を除去するように処理することができ
る。
【0118】前述した泡センサー161に収納してある
送信部165と受信部166は泡高さ検知回路232に
接続してある。この泡高さ検知回路232は一定周期毎
に送信部165に動作指示を出力し、送信部165より
超音波を出力させている。そして、乾燥釜51の底から
反射してきた超音波は受信部166で回収され、その時
間経過は受信部166から泡高さ検知回路232に伝え
られる。この泡高さ検知回路232では、送信部165
に発射の指示信号を出力してから、受信部166より反
射波を受けた信号を入力する時間を計数していて、この
時間差により図13で示す泡Nの高さを検知することが
できる。そして、この泡高さ検知回路232により検知
された泡Nの高さ位置の信号は中央演算回路231に入
力させてあり、泡Nの高さによって中央演算回路231
は屎尿の処理をどのようにするかを判断している。ま
た、図1では図示していないが、仮設便所11の内部に
は指示スイッチ233が設けてあり、指示スイッチ23
3は乾燥指示回路234に接続してある。この指示スイ
ッチ233は便器16を使用して排便した利用者が操作
するものであり、排泄した屎尿の処理を開始する指示を
行うものである。この乾燥指示回路234の出力は中央
演算回路231に入力している。なお、この小便処理装
置11全体の動作を開始させるための、電源スイッチ2
30の出力も中央演算回路231に入力している。
【0119】この中央演算回路231は、入力した各種
の信号とその内部に予めプログラムとして記憶してある
条件とを比較し、その判断結果によって小便処理装置1
1に設けられた各種の機構を動作させることができる。
このため、中央演算回路231からは複数の制御信号を
出力することができ、中央演算回路231の制御信号は
モーター制御回路235とヒーター制御回路236に入
力している。このモーター制御回路235には前述した
モーター36と118が独立して接続してある。また、
ヒーター制御回路236には、再加熱ヒーター237と
高周波発生回路238とが接続してあり、高周波発生回
路238には高周波コイル128が接続してある。この
再加熱ヒーター237は乾燥釜51の排風パイプ37に
接続した再加熱箱(図示せず)に収納され、蒸発した水
蒸気を再度加熱させるものである。
【0120】次に、第一の実施の形態の仮設便所11に
収納した屎尿処理装置15の動作をそれぞれ具体的に説
明する。
【0121】<屎尿処理装置15の起動>
【0122】仮設便所11を使用する際には、先ず屎尿
処理装置15を待機の状態に設定しなければならない。
このため、仮設便所11の管理者は電源スイッチ230
を押して屎尿処理装置15を動作させる状態に設定す
る。すると、中央演算回路231は起動して待機の状態
となり、各種の信号が入力することにより、予め定めら
れたプログラムのステップに従って各機構を動作させ
る。この待機の状態では、中央演算回路231はモータ
ー制御回路235とヒーター制御回路236に制御信号
を出力し、モーター制御回路235によりモーター36
を駆動させ、ヒーター制御回路236により再加熱ヒー
ター237を発熱させる。このモーター36により外部
からの空気を吸引し、各機構に空気を供給させる。ま
た、再加熱ヒーター237が発熱することにより、除臭
機構18に収納してある触媒を加熱し、悪臭の要因を参
加・還元する機能を発揮できる状態に維持させる(な
お、実際の屎尿処理装置15には開閉弁や切換弁を動作
させなければならないが、この実施の態様ではそれらの
説明と動作を省略している)。
【0123】<利用者による仮設便所11の使用>
【0124】次に、この仮設便所11を利用して屎尿を
排泄しようとする利用者は、ドアー14を開きハウス1
3の内部に入り込み、便器16に対し屎尿を排泄する。
排泄された屎尿は便器16の下部に開口した排出口(図
示せず)より屎尿処理装置15に落下し、屎尿処理装置
15内において加熱され、その大部分の成分である水分
が蒸発・乾燥されて処理される。
【0125】<乾燥釜51への屎尿の投入>
【0126】すると、図2で示すように便器16に向か
って排泄された屎尿は便器16の下部の排出口を通過
し、蛇腹状になったジョイント39によりさらに下方に
案内される。そして、途中にある開閉弁(図示せず)を
通過し、ジョイント39の下端が接続された連結リング
55にまで流下する。図5で示すように、連結リング5
5の中央には投入口56が開口してあるため、流下した
屎尿は投入口56より導入部54の内部空間に投入され
る。この導入部54の底面は乾燥釜51の方向に向けて
傾斜させられているため、屎尿はその傾斜した方向に従
って流動し、乾燥釜51の内部空間に流入させられる。
なお、屎尿の一部がジョイント39や導入部54の内壁
に付着することもあるが、利用者が排便した後で図示し
ないタンクより少量の洗浄水を便器16に噴射し、これ
らの付着した屎尿を洗浄水とともに乾燥釜51の内部空
間に流入させることができる。
【0127】<乾燥釜51の加熱>
【0128】このように、乾燥釜51内に屎尿を投入し
たならば、次いで乾燥釜51を加熱して屎尿を蒸発・乾
燥させる処理を開始する。この加熱の動作においては、
屎尿を排泄した利用者が次の利用者のために手動で処理
の指示を行うものである。このため、利用者は指示スイ
ッチ233を押して屎尿の処理の開始を乾燥指示回路2
34に伝え、この乾燥指示回路234は屎尿処理装置1
5が蒸発・乾燥の処理の開始があったことを中央演算回
路231に伝える。すると、中央演算回路231はヒー
ター制御回路236に制御信号を伝え、ヒーター制御回
路236により高周波発生回路238を動作させ、高周
波発生回路238で高周波電力を発生させて高周波コイ
ル128に高周波の電力を供給する。この高周波コイル
128より電磁波を交拌させると、乾燥釜51および蓄
熱体60に電磁誘導の現象が発生し、乾燥釜51および
蓄熱体60がそれ自体で発熱する。この高周波発生回路
238から供給される高周波電力は電極133、電力線
132を介して高周波コイル128に伝えられ、高周波
コイル128には上下方向に電磁波が発生することにな
る。この高周波の電磁波はコイル容器129から外部に
漏れ出て、高周波の電磁波はコイル容器129の上面に
接近している乾燥釜51の底部分を通過して交拌するこ
とになる。
【0129】このため、乾燥釜51の底部分では高い周
波数の電磁波が交拌することで、電磁誘導加熱の現象が
発生し(乾燥釜51は鉄等の金属製の材料で形成されて
いる)乾燥釜51自体が発熱する。同時に、この電磁波
は乾燥釜51内に収納した蓄熱体60にも交拌すること
になり、この蓄熱体60自体も発熱する。この電磁誘導
加熱により乾燥釜51と蓄熱体60が発熱するため、乾
燥釜51内に貯留した屎尿は乾燥釜51と蓄熱体60が
発熱することで加熱され、その温度が上昇することにな
る。屎尿の温度が順次上昇すると、ついには貯留した屎
尿は沸騰する温度にまで加熱され、屎尿の大部分の成分
である水分は水蒸気となってその表面から蒸発すること
になる。
【0130】<外部からの空気の供給と排気>
【0131】このようにして、乾燥釜51の内部で屎尿
は沸騰し、その大部分の成分である水分が蒸発すること
になるが、図示しない開閉弁が開放することにより、す
でに動作している送風機36から供給された新鮮な空気
は給気穴63より乾燥釜51の内部に注入される。この
乾燥釜51に供給された外部の空気に含まれる酸素は、
沸騰している屎尿と接触してその成分を酸化させる。同
時に、この乾燥釜51内で蒸発した水蒸気と空気は外部
に放出させなければならない。このため、排気穴64よ
り蒸発した水蒸気および空気が乾燥釜51の外部に流出
させられる。そして、排気穴64から流出した水蒸気と
空気は図示しない流動経路により再加熱箱にある再加熱
ヒーター237により加熱され、除臭機構18を通過す
ることで悪臭の原因となる成分が酸化・還元され、無臭
の状態に変化させられて外部に放出される。このよう
に、屎尿を蒸発させた後の処理については、従来から知
られた構成である
【0132】なお、この乾燥釜51を加熱したときに、
乾燥釜51より発生した水蒸気は投入口56を通じてジ
ョイント39より、便器16の下部開口より噴出しよう
とするが、ジョイント39の途中には開閉弁(図示せ
ず)が設けてあり、この屎尿を蒸発・乾燥する処理の際
には開閉弁は閉鎖してあり、便器16の下部開口からハ
ウス13内には悪臭や水蒸気が噴出することはない。
【0133】<攪拌部28の回転運動>
【0134】前述したように、指示スイッチ233を押
したことにより、高周波コイル128による乾燥釜51
の加熱の動作と同時に、中央演算回路231はモーター
制御回路235はモーター118を動作させ、攪拌の動
作を開始する。モーター118に電力が供給されると、
モーター118の回転出力はギアボックス119を介し
てその回転数が減速され、上端にある出力軸120を低
速で回転させる。すると、出力軸120に固着してある
プーリー123も同時に回転し、図5、図7、図8で示
すように、ベルト124を介してプーリー95を従動さ
せ、プーリー95の回転によりその中央に固着してある
駆動軸76を水平方向に回転させる(このプーリー95
と駆動軸76との間には、図10、図11で示すように
キー97を噛み合わせて介在させてあるため、水平方向
への回転はスリップせず、プーリー95と駆動軸76は
同期して回転する)。この駆動軸76は図10、図11
で示すように、その上下部を外軸筒71に固定されたベ
アリング84、91によってそれぞれ保持されているた
め、駆動軸76は水平方向に円滑に回転することが維持
されている。このように、ベルト124を介してプーリ
ー95が従動されると、その回転力がキー97を介して
駆動軸76に伝えられ、プーリー95と駆動軸76が同
時に同じ方向に回転することになる。
【0135】この駆動軸76の下部には、図7、図8、
図9で示すように攪拌部28が吊り下げられているた
め、攪拌部28全体は駆動軸76と共に乾燥釜51の内
部空間で水平方向に回転することになる。この回転の動
作では、駆動軸76の下端に固着した連結板78に連結
板105が連結してあり、連結板105には吊下げパイ
プ107、斜向パイプ108、吸引パイプ109で構成
されたクランク状となったクランク体102が吊り下げ
られているため、クランク体102は乾燥釜51の内部
で駆動軸76と同期して回転することになる。この回転
動作では、吸引パイプ109は駆動軸76を回転の中心
として、乾燥釜51内で円形の軌跡を描きながら回転す
る。そして、吸引パイプ109の回転運動では、吸引パ
イプ109の下端開口は乾燥釜51の底面と接触しない
程度の間隔を保っており、吸引パイプ109は乾燥釜5
1の底面と接触せずに回転することができる。
【0136】この吸引パイプ109が回転すると、吸引
パイプ109の側面に固着してある三角板110、11
1および攪拌板114、スカート板115も同時に乾燥
釜51内で円形の回転運動を行うことになる。この攪拌
板114、スカート板115の回転では、攪拌板114
の両側端は乾燥釜51の内壁と少しの間隔を離してお
り、スカート板115の下端は乾燥釜51の底と少しの
間隔を離しており、攪拌板114、スカート板115は
乾燥釜51と接触せずに回転する。そして、攪拌板11
4、スカート板115は、図6で示すように、攪拌板1
14、スカート板115で乾燥釜51内の空間を二つに
区分しており、この状態を維持しながら攪拌板114、
スカート板115が回転するため、攪拌板114とスカ
ート板115は乾燥釜51の内部に貯留された屎尿を攪
拌することになり、同時に乾燥釜51内に収納してある
蓄熱体60を押し廻して転動させることになる。
【0137】<蓄熱体60による屎尿の攪拌>
【0138】このようにモーター118が作動すると、
その回転出力によって攪拌部28全体が回転させられ、
攪拌板114、スカート板115により乾燥釜51内に
投入してある蓄熱体60を乾燥釜51の内部で転動させ
ることになる。攪拌板114とスカート板115で乾燥
釜51に収納した屎尿を攪拌すると同時に、この蓄熱体
60を転動させるため、乾燥釜51内に収納した屎尿は
攪拌板114、スカート板115、蓄熱体60によって
攪拌され、屎尿全体の温度が均一に上昇するようにかき
混ぜられる。また、蓄熱体60が転動させられると、各
蓄熱体60の表面には屎尿が付着させられ、蓄熱体60
が発熱している熱は屎尿に伝達され、屎尿の温度を上昇
させる補助の作用を行う。こうして、屎尿は蓄熱体60
によって攪拌されながら、その発熱している温度が伝え
られ、屎尿全体の温度の上昇が行われる。
【0139】<乾燥釜51の内部に発生した泡の検知>
【0140】このように、屎尿Wを収納した乾燥釜51
を加熱すると、屎尿の水分は沸騰して蒸発させられる
が、同時に、屎尿Wに含まれる成分によって図14で示
すように泡Nが発生する。この泡Nは屎尿Wの液面より
上方に堆積し、徐々にその高さが高くなる。すると、こ
の泡Nが乾燥釜51の内部に充満し、本来ならば水蒸気
が流出する排気穴64から泡Nが流出することになり、
再加熱箱、除臭機構18にまで流入することになる。こ
のような本来の目的に外れた状態になると、水蒸気の流
出ができなくなり、かつ、再加熱箱、除臭機構18が故
障となる原因となり、未然に防止しなければならない。
【0141】さて、中央演算回路231が動作している
と泡高さ検知回路232からの検知信号が常時入力して
いて、中央演算回路231は図14で示す泡Nの高さ位
置を常時把握している。すなわち、泡高さ検知回路23
2は定常的に送信部165を動作させて超音波Tを乾燥
釜51の底方向に発射させている。そして、受信部16
6は、発射した超音波Tが泡Nの表面により反射されて
きた反射波を受信している。泡高さ検知回路232は、
送信部165を起動させた時から受信部166で反射波
を受信するまでの時間を計数しており、この時間の遅れ
により泡センサー161の下面から泡Nの表面までの距
離を判別し、その検知結果を信号として中央演算回路2
31に出力している。このため、泡Nの表面が高くな
り、屎尿の処理において不都合となった高さになると、
泡高さ検知回路232からの検知信号により中央演算回
路231は泡Nの高さが低くなるように処理を変更する
ように指示する。
【0142】<乾燥釜51の内部に発生した泡の除去>
【0143】このようにして、中央演算回路231で泡
Nの表面が高くなって、危険な状態になったと判断する
と、中央演算回路231はヒーター制御回路236に一
時加熱するのを中止する制御信号を伝える。すると、ヒ
ーター制御回路236は高周波発生回路238の動作を
一時中止させ、高周波発生回路238から高周波コイル
128への高周波電力の供給を中止する。すると、高周
波コイル128から乾燥釜51へは電磁波の交拌が無く
なり、乾燥釜51は加熱されなくなり、時間の経過と共
に乾燥釜51の温度は低下することになる。乾燥釜51
内の温度が低下すると、泡Nは自然に縮小して液化され
て屎尿Wに溶け込まれ、泡Nの高さは低くなり、終には
屎尿Wの液面の高さとなる。このようにして、一旦屎尿
Wを煮沸して泡Nを発生させた後でその泡Nを液化させ
ると、泡となる成分が揮発されるので、次いで屎尿Wを
加熱しても泡Nは発生しなくなる。
【0144】中央演算回路231により高周波発生回路
238の動作を停止させた後で一定の時間(乾燥釜51
の容量、屎尿の質などにより設定してある)が経過した
ならば、泡Nが消滅したものと判断して再度屎尿の蒸発
・乾燥の処理を開始する。すなわち、中央演算回路23
1はヒーター制御回路236を介して高周波発生回路2
38の動作を再開させ、高周波の電磁波を乾燥釜51に
交拌させ、電磁誘導加熱を行う。前述のように、屎尿W
を沸騰させた後で冷却させたため、泡Nを発生させる要
素が拡散されているため、再度加熱しても屎尿Wの表面
から泡Nが発生することはなくなる。
【0145】<乾燥釜51による屎尿の蒸発・乾燥の処
理の終了>
【0146】このように高周波コイル128により乾燥
釜51と蓄熱体60を加熱しながら攪拌部28を回転さ
せることにより、乾燥釜51内に収納された屎尿は沸騰
を続け、屎尿の大部分の成分である水分は蒸発を続け
る。この蒸発の動作を継続すると、最終的には乾燥釜5
1内に収納した屎尿の全てが蒸発されることになる。乾
燥釜51内の屎尿の全てが蒸発したならば、高周波コイ
ル128により乾燥釜51と蓄熱体60を加熱する必要
がなくなり、蒸発・乾燥の処理を終了しなければならな
い。この動作の終了は図示しない温度センサーにより乾
燥釜51の温度上昇を検知することによって自動的に行
なうことができる。すなわち、図示しない温度センサー
により乾燥釜51の側面の温度変化が常時監視されてお
り、この乾燥釜51内に屎尿が存在する場合には乾燥釜
51の温度は沸騰点付近で維持されていて、温度は高く
ならない。しかし、屎尿が全て蒸発されると乾燥釜51
の表面温度は急激に上昇することになり、この温度の変
化を温度センサーによって検知することで乾燥釜51内
の屎尿が全て蒸発されたことを判断することができる。
温度センサーにより、乾燥釜51内の屎尿の蒸発が全て
完了されたと判断されたときには、中央演算回路231
はヒーター制御回路236に加熱の動作の停止信号を出
力する。このため、ヒーター制御回路236により高周
波発生回路238は動作を停止し、高周波コイル128
に高周波の供給を停止して、高周波コイル128により
乾燥釜51、蓄熱体60を加熱する動作を停止する。
【0147】<乾燥釜51の清掃処理>
【0148】このようにして、乾燥釜51内に収納した
屎尿を全て蒸発・乾燥させると、その大部分の成分であ
る水分は蒸発するが、屎尿に含まれる有機物や無機質等
は塵埃となって乾燥釜51内に残留することになる。こ
のような塵埃が乾燥釜51の内壁および底に付着して堆
積すると、永年の使用によって攪拌板114、スカート
板115、蓄熱体60が乾燥釜51内で回転できなくな
り、ついには屎尿処理装置15の処理機能を果たさなく
なることになる。このため、屎尿の蒸発・乾燥の処理が
終了したならば、次いで、乾燥釜51内の清掃の処理を
行ない、乾燥釜51内に残留した塵埃を除去しなければ
ならない。
【0149】この清掃の処理においては、モーター11
8により攪拌部28を回転させながら、駆動軸76に設
けた通気穴77の上端開口より空気を吸引することによ
って行うことができる。すなわち、バルブ38に接続し
た吸引器(送風機36の吸引側を連通パイプにより接続
することになる)で吸引を開始し、バルブ38を開口す
ると排風パイプ37を介して通気穴77内の空気を吸引
することになる。すると、駆動軸76の下端に接続して
あるクランク体102を構成する吊下げパイプ107、
斜向パイプ108、吸引パイプ109は通気穴77と連
通しているため、吸引パイプ109の下端開口から空気
が順次吸引されることになる。この吸引パイプ109の
下端開口より空気が吸引されると、乾燥釜51の底付近
に残った蒸発できない有機物や無機質等の塵埃は空気と
共に吸引パイプ109の下端開口から吸引される。そし
て、空気と共に吸引された塵埃は、吸引パイプ109、
斜向パイプ108、吊下げパイプ107および通気穴7
7を通過し、乾燥釜51より外部に放出される。この空
気と共に吸引された塵埃は、排風パイプ37、バルブ3
8を通過し、図示しない塵埃分離器(電気掃除機におけ
るゴミ袋と同じような構成となっている)により塵埃の
みが捕獲され、空気は分離されて清浄となり外部に放出
される。
【0150】この清掃の処理の際においても、モーター
118は継続して動作しており、プーリー123、ベル
ト124、プーリー95を介して攪拌部28全体は乾燥
釜51内で味噌擦り運動のように円形の軌跡を描いて回
転している。このため、吸引パイプ109の下端開口は
乾燥釜51の底近くで円形に回転し、乾燥釜51の底に
溜まっていた塵埃を万遍なく吸い上げることができる。
この攪拌部28が回転すると攪拌板114、スカート板
115も同時に回転し、蓄熱体60を乾燥釜51の底で
転動させるため、蓄熱体60によって乾燥釜51の底に
溜まっていた塵埃を剥ぎ取る作用をするとともに、塵埃
を細かく砕く作用を行ない、乾燥釜51の底に溜まって
いた塵埃は剥離されると同時に、空気と共に吸引され易
いように細かく粉砕される。
【0151】<清掃の処理の停止>
【0152】このように乾燥釜51の内部に貯留されて
いる塵埃を吸引することにより、乾燥釜51の清掃の処
理を行うことができ、この処理を所定の時間継続したな
らば清掃の処理が完了する。この清掃の処理の停止で
は、モーター118はその動作を停止し、攪拌部28は
回転をせずに停止し、バルブ38は閉鎖され、送風機3
6は停止することになる。そして、清掃の処理が完了し
たならば、屎尿処理装置15を構成する各機構はその状
態を維持して待機し、仮設便所11を次に利用して便器
16に排泄したい利用者のために待機する。このような
一連のサイクルを順次繰り返すことにより、仮設便所1
1の便器16に排泄された屎尿を無臭で処理することが
できる。
【0153】〔第二の実施の形態〕
【0154】次に、図16は前述した第一の実施の形態
における泡センサー161とは構造が相違する他の泡セ
ンサー171を使用した第二の実施の形態を示すもので
ある。この泡センサー171の外形は円筒形となってお
り、その外径をセンサー穴65の内径とほぼ同一とした
挿入筒172、この挿入筒172の途中でリング状に固
定された鍔部173、挿入筒172の上端に連結された
外径の大きい本体174によって形成され、一体のユニ
ットとして構成されている。この挿入筒172の下部を
センサー穴65に挿入すると、鍔部173の下面は保持
板41の上面に接触して係止され、センサー穴65は閉
鎖される。そして、挿入筒172の下面には下方に向け
て平行に一対の電極棒175、176が固定してある。
この電極棒175、176はそれぞれ銅や真鍮等の導電
性の高い金属材料で形成され、両者の間は電気的に絶縁
されている。このため、電極棒175、176はそれぞ
れ乾燥釜51の底方向に向けて垂直に配置され、乾燥釜
51の上部空間において屎尿Wの表面より距離を置いて
ある。
【0155】この実施の形態では、一対の電極棒17
5、176の電気的な導通により泡Nの高さを検知す
る。すなわち、乾燥部21の底に高周波コイル128か
らの電磁波を交拌させて加熱すると、屎尿Wが沸騰し、
この屎尿Wの表面より泡Nが発生する。屎尿Wを沸騰さ
せ続けると、この泡Nは順次上方に向けて積み重ねられ
てその表面が上昇する。通常の処理においては、電極棒
175と176の下端はそれぞれ屎尿Wの液面とは接触
していないため絶縁状態にあり、電極棒175と176
の間には電流が流れない。しかし、泡Nが上昇すること
により、ついには、電極棒175と176との下端の間
に泡Nが接触することになる。すると、泡Nを介して電
極棒175と176は導通状態となり、微量な電流が流
れることになる。この微量な電流の変化を検知すること
により、屎尿Wの表面より発生した泡Nが所定の高さま
で上昇したと判断できる。このような状態を検知したと
きには、前述と同様に泡センサー171は泡Nが予め定
められた高さより高い位置になったことを中央演算回路
231に信号を出力し、中央演算回路231より高周波
コイル128への高周波の電力の供給を一時停止させ
る。そして、電磁波による乾燥釜51の加熱を停止さ
せ、屎尿Wから発生した泡Nを液化させ、泡Nを屎尿W
に沈下させ、泡Nを除去させることができる。
【0156】〔第三の実施の形態〕
【0157】また、図17は前述した泡センサー16
1、171とは他の原理により泡Nの高さ位置を検出す
る第三の実施の形態である泡センサー181の機構を示
すものである。この泡センサー181の外形は円筒形と
なっており、その外径をセンサー穴65の内径とほぼ同
一とした挿入筒182、この挿入筒182の途中でリン
グ状に固定された鍔部183、挿入筒182の上端に連
結された外径の大きい本体184によって形成され、一
体のユニットとして構成されている。この挿入筒182
の下部をセンサー穴65に挿入すると、鍔部183の下
面は保持板41の上面に接触して係止され、センサー穴
65は閉鎖される。この挿入筒182は電気的に絶縁さ
れた材料で形成してあるため保持板41と挿入筒182
とは電流が流れず、この挿入筒182の下面は平坦に形
成してあり、この下面には銅板などで形成された電極板
185が固着してある。そして、本体184の上面には
出力端子186が固定してあり、この出力端子186に
は電極板185に電気的に導通してあり、出力端子18
6には正側の高電位を印加してある。そして、保持板4
1の上面には接地端子187が固定してあり、接地端子
187は電圧ゼロもしくは負側の電位が印加してある。
これらの出力端子186と接地端子187は図示しない
誘電容量(キャパシタンス)の変化を検知する泡高さ検
知回路に接続してある。
【0158】この実施の形態では、電極板185に発生
する誘電容量(キャパシタンス)の変化により、泡Nの
高さを検知することができる。すなわち、乾燥部21の
底に高周波コイル128からの電磁波を交拌させて加熱
すると、屎尿Wが沸騰し、この屎尿Wの表面より泡Nが
発生する。屎尿Wを沸騰させ続けると、この泡Nは順次
上方に向けて積み重ねられてその表面が上昇する。この
泡Nには保持板41、乾燥釜51、屎尿Wを介して接地
端子187からの負電位もしくはゼロ電位が印加されて
いる。すると、高電圧の正の電位が加えられている電極
板185と泡Nの表面との間の誘電容量が変動すること
になり、屎尿Wの表面と電極板185の間の誘電容量に
比べるとその容量が大きくなる。すなわち、泡Nの上面
が上昇して電極板185との間隔が短くなると誘電容量
が増加し、出力端子186と接地端子187のにおける
誘電容量の変化を検知することにより、泡Nが電極板1
85にどの程度接近したかを判別することができる。こ
うして、誘電容量の変化を判別することにより、泡Nの
高さ位置を検知することができ、所定の高さまで泡Nが
立ち上がったならば、前述と同様に泡センサー181は
泡Nが予め定められた高さより高い位置になったことを
中央演算回路231に信号を出力し、中央演算回路23
1より高周波コイル128への高周波の電力の供給を一
時停止させる。そして、電磁波による乾燥釜51の加熱
を停止させ、屎尿Wから発生した泡Nを液化させ、泡N
を屎尿Wに沈下させ、泡Nを除去させることができる。
【0159】〔第四の実施の形態〕
【0160】次に、図18は本発明の第四の実施の態様
を示すものである。この実施の態様でおいては、乾燥釜
51の内部から発生した泡Nを水封したタンクを用いた
消泡機構191に導いて、泡を液状に還元させることで
泡を除去することができる。以下、本実施の態様におけ
る構成を図面と共に説明する。
【0161】この実施の態様では、前述した保持板41
には水蒸気と共に泡Nを外部に導く泡蒸気パイプ192
の一端が接続してある。この泡蒸気パイプ192はパイ
プ状をしており、全体は逆U字形となるように曲げられ
ており、泡蒸気パイプ192の他端には水封タンク19
3の一方の開口が接続してある。この水封タンク193
は内部が中空で側面から見て両端が上方に向けて開口し
た『コ』の字形をしており、その一端に泡蒸気パイプ1
92の他端が接続してある。この泡蒸気パイプ192の
他端には排出パイプ194が接続してあり、この排出パ
イプ194は上方に向けて延長してあり、排出パイプ1
94の上端には再加熱機構や除臭機構等と連通させるた
めのジョイント195が接続してある。この水封タンク
193は側面から見て『コ』の字形をしていて、その中
央の水平部分が細長く、この中央部分が密閉したタンク
状となっていて、中央部分のタンクの下面は左右から中
央に向けて傾斜させてあり、水封タンク193の底部の
中央には導水パイプ196の一端が接続してある。
【0162】そして、導水パイプ196は水平に延長し
ながら次いで上方に向かって延長してサイフォンパイプ
197となっており、サイフォンパイプ197の上端は
開口してある。そして、サイフォンパイプ197の終端
の外周には、内部が空洞であってやや形状の大きい貯水
箱198が固定してあり、この貯水箱198の内部の中
央付近にサイフォンパイプ197の終端開口を位置させ
てある。この貯水箱198の底にはドレインパイプ19
9を接続してあり、ドレインパイプ199は垂直に下方
に向けて延長してあり、その下端開口に接近して水を回
収するための回収箱200を位置させてある。そして、
前述した水封タンク193の内部には水Mが充満させて
あり、水Mの水面は前述したサイフォンパイプ197の
上端開口と同じ高さ位置にあり、かつ、水封タンク19
3の天井よりも高い位置にある。従って、水封タンク1
93の内部空間の大部分には水Mが封じ込められてい
て、『コ』の字形となった両端にまで水Mが満たされて
いる。このように、水Mが水封タンク193内に充満さ
せてあると、泡蒸気パイプ192と排出パイプ194と
は直接連通しておらず、両者の間には水Mが介在されて
いる。これらの、水封タンク193、排出パイプ19
4、導水パイプ196、水Mにより消泡機構191が構
成されている。
【0163】この実施の態様において、加熱部23によ
り乾燥釜51を加熱すると、乾燥釜51の内部に収納し
た屎尿Wは沸騰し、屎尿Wの表面より水蒸気が発生す
る。また、屎尿Wに含まれる成分によりその表面から泡
Nが発生し、この泡Nは乾燥釜51の内部空間に充満す
ることになる。継続して加熱部23により乾燥釜51を
加熱すると泡Nは乾燥釜51の上部の空間を充満させ、
泡蒸気パイプ192より乾燥釜51の外部にまで流出す
ることになる。この泡蒸気パイプ192から流出した泡
Nは泡蒸気パイプ192の内部を流動し、ついで水封タ
ンク193にまで順次流入することになる。この水封タ
ンク193の内部には水Mが封じ込められているため、
泡Nが水Mと接触すると、泡Nは冷たい水Mによって液
体に還元される。しかし、乾燥釜51の内部に貯留した
屎尿Wから発生した水蒸気は、泡蒸気パイプ192を通
じて水封タンク193の方向に移動する。この水蒸気
は、その圧力によって水Mを水封タンク193内に押し
下げ、排出パイプ194より流出することになる。した
がって、この水封タンク193の内部に水蒸気と泡Nが
混合して流入しても、泡Nは水Mによって全て液体に還
元され、水蒸気だけが排出パイプ194、ジョイント1
95を介して次の処理工程に移送される。
【0164】そして、泡Nが水Mと接触することで液体
に還元されるが、この液体となった泡Nの容量は水Mの
体積を増加させることになる。水Mの容積が増大すると
その水面が高くなるが、その水面の高さはサイフォンパ
イプ197の上端の位置に限定されているため、増大し
た容積の水Mの増加分はサイフォンパイプ197の上端
開口より貯水箱198に流出し、ドレインパイプ199
より流下して回収箱200に流動する。このようにし
て、発生した泡Nの成分は全て液体に変化させられて貯
水箱198で回収されるので、乾燥釜51の内部で泡N
が発生していても水封タンク193で還元され、ジョイ
ント195に続く再加熱機構や除臭機構に泡Nを移動さ
せることはない。ある程度の時間だけ屎尿Wが沸騰する
と、泡Nを発生させる成分が揮発されるので、それ以上
は泡Nは発生しなくなり、水蒸気のみが乾燥釜51の内
部より発生される。水蒸気は水Mを押し下げて水封タン
ク193の内部を通過し、排出パイプ194、ジョイン
ト195より流動されるので屎尿Wの蒸発の作業には何
ら支障を生ずることはない。
【0165】〔第五の実施の形態〕
【0166】次に、図19は本発明の第五の実施の態様
を示すものである。この実施の態様では、乾燥釜51の
内部から発生した泡Nを消泡機構205に導き、この消
泡機構205で水をシャワー状に噴霧して泡Nを液体に
還元させることができる。
【0167】この実施の態様では、前述した保持板41
には乾燥釜51の内部空間と連通する泡蒸気パイプ20
6を連結してあり、この泡蒸気パイプ206は保持板4
1からは垂直に延長していてその上部で水平に曲げられ
て延長している。この泡蒸気パイプ206の終端には、
内部が空洞となった閉鎖されたシャワー箱207が接続
してある。このシャワー箱207は泡Nを流入させるに
充分は容積があり、その底部は漏斗のように中心に向か
って傾斜させてある。そして、シャワー箱207の上面
には、排気パイプ212を上方に向けて延長してあり、
この排気パイプ212には再加熱機構、除臭機構に連通
するジョイント213を接続してある。そして、シャワ
ー箱207の天井の中央には水を噴霧するためのシャワ
ーノズル208が固定してあり、シャワー箱207の底
面の中央には吸引パイプ209が下方に向けて延長して
ある。この吸引パイプ209の終端は水ポンプ210に
接続してあり、この水ポンプ210はモーター等によっ
て駆動され、その吐出側には排水パイプ211が接続し
てあり、排水パイプ211の終端はシャワーノズル20
8に接続してある。そして、シャワー箱207の内部に
は水Qが注入してあり、この水Qの液面高さはシャワー
箱207の底から1/3位の高さに設定してある。これ
らのシャワー箱207、シャワーノズル208、吸引パ
イプ209、水ポンプ210、排水パイプ211、水Q
により消泡機構205が構成されている。
【0168】この実施の態様において、加熱部23によ
り乾燥釜51を加熱すると、乾燥釜51の内部に収納し
た屎尿Wは沸騰し、屎尿Wの表面より水蒸気が発生す
る。また、屎尿Wに含まれる成分によりその表面から泡
Nが発生し、この泡Nは乾燥釜51の内部空間に充満す
ることになる。継続して加熱部23により乾燥釜51を
加熱すると泡Nは乾燥釜51の上部の空間を充満させ、
泡蒸気パイプ206より乾燥釜51の外部にまで流出す
ることになる。この泡蒸気パイプ206から流出した泡
Nは泡蒸気パイプ206の内部を流動し、シャワー箱2
07に流入する。この乾燥釜51の加熱と同時に、水ポ
ンプ210がすでに作動されていて、水Qは吸引パイプ
209より吸引され、排水パイプ211の方向に圧送さ
れている。この水Qはシャワーノズル208より噴出さ
れ、水Qがシャワー状にシャワー箱207内の空間に噴
霧されている。
【0169】すると、泡蒸気パイプ206からシャワー
箱207に泡Nが流入すると、この泡Nはシャワー箱2
07の中に収納した水Qの表面に浮かぶことになる。こ
のとき、シャワー箱207の空間には水Qが細かい霧状
に噴霧されているため、泡Nには物理的に水が噴射され
て破壊され、液体に変化されて水Qと混合させられる。
このように水ポンプ210を駆動させることにより、常
時シャワーノズル208より水Qが噴霧されて、物理的
に泡Nを破壊させている。また、屎尿Wより蒸発した水
蒸気は泡蒸気パイプ206、シャワー箱207の上部空
間、排気パイプ212を通過した後にジョイント213
より次の処理工程に移動することになる。
【0170】〔第六の実施の形態〕
【0171】また、図20、図21は本発明の第六の実
施の態様を示すものである。この実施の態様では、金網
を利用した消泡機構221によって乾燥釜51の内部か
ら発生した泡Nを破壊して消滅させることができる。
【0172】前述した保持板41には屎尿Wから蒸発し
てきた水蒸気と泡Nを流動させるための泡蒸気パイプ2
22が接続してある。この泡蒸気パイプ222はパイプ
をややZ字形に曲げて形成してあり、その中間部分は乾
燥釜51の方向に傾斜させてあり、他端の開口は上方に
向けてある。次に、消泡機構221は、内部が空洞とな
った消泡箱223と、その底面に接続させた吸気パイプ
225と、上部空間に連通する排気パイプ226によっ
て形成されている。この消泡箱223は図21で示すよ
うにその外形が円筒形であり、上下が平たい偏平形をし
ており、その底部分は漏斗状となっていてその中心に向
けて傾斜させてある。そして、消泡箱223の底面の中
央には下方に向いた吸気パイプ225が連結してあり、
吸気パイプ225の下端開口には吸気パイプ225の上
端開口を連通してある。そして、消泡箱223の上面中
央には排気パイプ226が上方に向けて連結してあり、
排気パイプ226の上端開口には再加熱機構や触媒機構
に連通してある。さらに、消泡箱223の中央にはやや
目の粗い金網224が水平に固定してあり、この金網2
24は円形であり、消泡箱223の上下の空間を分離す
るように金網224の周囲を消泡箱223の内壁に固着
してある。なお、金網224は銅、真鍮、白金などの材
料により細い金属線を編むことで形成したものである。
【0173】この実施の態様において、加熱部23によ
り乾燥釜51を加熱すると、乾燥釜51の内部に収納し
た屎尿Wは沸騰し、屎尿Wの表面より水蒸気が発生す
る。また、屎尿Wに含まれる成分によりその表面から泡
Nが発生し、この泡Nは乾燥釜51の内部空間に充満す
ることになる。すると、泡Nは保持板41に接続してあ
る泡蒸気パイプ222を通じ上昇し、吸気パイプ225
より消泡箱223の下部空間にまで流入することにな
る。しかし、消泡箱223の空間の中央には金網224
が水平に設置してあるため、上昇してきた泡Nはこの金
網224と接触してそこで保留される。この泡Nの流入
と同時に、消泡箱223には乾燥釜51から蒸発してき
た水蒸気が流入し、金網224の隙間を通過する。する
と、金網224に引っ掛かっている泡Nは水蒸気が流通
する際に物理的に破裂され、液体に還元される。液体と
なった泡Nの成分は吸気パイプ225、泡蒸気パイプ2
22より下方に流下し、乾燥釜51に流入するため、屎
尿Wと混合される。この動作を繰り返すことにより、屎
尿Wより泡Nが発生しても、泡Nは金網224で捕獲さ
れて液体に還元されるため、排気パイプ226の方向に
は流動しなくなる。
【0174】〔第七の実施の形態〕
【0175】また、図22は本発明の第七の実施の態様
を示すものである。この実施の態様では、消泡剤を乾燥
釜51の内部に噴霧して、表面張力を減少させることで
泡Nを消滅させることができる。
【0176】前述した保持板41には泡センサー161
が固定してあり、この泡センサー161の構造は第一の
実施の形態における機構と同一のものであり、泡センサ
ー161により乾燥釜51の内部で発生して泡Nの高さ
を検知することができる。そして、保持板41にはノズ
ル241が固定してあり、このノズル241の開口は乾
燥釜51の内部空間に向けてあり、このノズル241は
液体を霧状に散布することができる。また、屎尿処理装
置15には密閉した液タンク242が収納してあり、こ
の液タンク242は乾燥釜51より上方に位置させてあ
る。この液タンク242の内部には消泡剤247(例え
ば、界面活性剤などの薬品)を貯留してあり、液タンク
242の底部側面にはこの消泡剤247を流出させる連
通パイプ243を連結してある。そして、この連通パイ
プ243の終端には圧送ポンプ244を接続してあり、
圧送ポンプ244の出力側には液送パイプ245が接続
してあり、液送パイプ245の終端には前述のノズル2
41を接続してある。この圧送ポンプ244は連通パイ
プ243を介して消泡剤247を吸引し、所定の圧力油
で液送パイプ245に送り出し、ノズル241より噴出
させることができるものである。なお、液タンク242
の内部の底に接近して液面センサー246を設けてあ
り、この液面センサー246は消泡剤247の液面が降
下してきたことを検知して警報を発することができるも
のである。
【0177】次に、この実施の態様における作用を説明
する。加熱部23により乾燥釜51を加熱すると、乾燥
釜51の内部に収納した屎尿Wは沸騰し、屎尿Wの表面
より水蒸気が発生する。また、屎尿Wに含まれる成分に
よりその表面から泡Nが発生し、この泡Nは乾燥釜51
の内部空間に充満することになる。この泡Nの高さは泡
センサー161で検出されており、泡Nの頂上が所定の
高さまで持ち上がると泡センサー161はその高さを検
知して圧送ポンプ244に信号を伝える。この信号によ
り圧送ポンプ244は動作を開始し、連通パイプ243
より液タンク242内に収納した消泡剤247を吸引
し、所定の圧力を加えて液送パイプ245に送り出す。
液送パイプ245に向けて圧送された消泡剤247は、
次いでノズル241にまで移動し、ノズル241の下部
開口より乾燥釜51の内部に噴霧させられる。乾燥釜5
1に噴霧された消泡剤247は泡Nの上面に付着し、そ
の表面張力を減少させるため、それぞれの泡Nは張力を
維持することができずに破裂して消滅する。泡Nが破裂
して乾燥釜51の内部には泡Nが存在しなくなると、噴
霧した消泡剤247は屎尿Wの表面を覆うことになり、
屎尿Wが加熱されてもその表面における表面張力は減少
させられ、再度泡Nが発生することを防止している。
【0178】このように、泡センサー161からの指令
により圧送ポンプ244が作動したならば、所定の時間
経過した後で圧送ポンプ244はその動作を停止し、そ
れ以上消泡剤247を圧送しなくなる。このため、乾燥
釜51の内部で一度泡Nが発生したならば、必要最低量
の消泡剤247が乾燥釜51に送られ、消泡剤247は
屎尿Wの表面を覆うことになる。この消泡剤247が一
度に注入される量は乾燥釜51の容積により設定され、
不必要な量を注入しないようにしている。
【0179】
【発明の効果】以上説明したように、本願の請求項1の
発明によれば、屎尿を収納する容器の内部に泡の高さを
検知する泡センサーを設けてあり、この泡センサーで屎
尿から発生する泡の高さを常時検知している。そして、
泡の高さが許容できる高さ以上になると泡センサーは制
御機構にその信号を伝え、制御機構は容器を加熱する加
熱手段の動作を一時停止して加熱を中断する。すると、
容器の温度が低下し、し尿の温度が下がることから、発
生していた泡が減少してその高さが低くなる。そして、
泡が液化すると共に、泡を発生させる成分が揮発して屎
尿から除去されるので、所定の時間が経過した後で再度
容器を加熱しても泡は発生しなくなる。このように、容
器の内部で一旦泡が発生してから、容器と屎尿の温度を
低下させると、次に屎尿を加熱しても泡が発生しなくな
るため、泡の発生による障害を防止することができる。
また、泡が次の処理機構である再加熱機構や除臭機構に
流出しないため、これらの機構に泡が付着したりして故
障となる原因を解消することができる。
【0180】本願の請求項2の発明によれば、前記泡セ
ンサーは超音波を屎尿の液面方向に発射し、泡の表面か
ら反射してきた超音波の反射波を検知することにより、
泡の高さを検知することができる。超音波により泡の高
さを検知しているので、直接泡にセンサーが接触せず、
長期的な使用が可能となる。また、照射波と反射波の時
間差を検知することで泡の高さは正確に検出することが
でき、泡を除去すべき高さの位置の設定は電気的に変更
することができる。このため、処理する屎尿の質や温度
などの条件により、屎尿の加熱を中止する泡の高さ位置
を自由に変更することができる。
【0181】本願の請求項3の発明によれば、前記泡セ
ンサーは一対の電極により構成され、泡が電極間に接触
して電気的な導通があることで泡の高さを検知すること
ができる。この構成では、簡易に泡センサーを製造する
ことができ、構造が丈夫で単純なため、衝撃などの変化
で誤動作することがない。
【0182】本願の請求項4の発明によれば、前記泡セ
ンサーは容器の上部に設けた電極と屎尿との間での誘電
容量(キャパシタンス)の変化によって泡の高さを検知
することができる。この構成では、駆動部分が無く、電
位を加えて誘電容量の変化を電気的に処理して検知する
ことができるので、長期的な使用が可能となる。
【0183】本願の請求項5の発明によれば、容器に水
封タンクを接続し、水封タンクに水を充満させた構成で
ある。この構成では、容器から発生してきた水蒸気と泡
は水封タンクの水に接触させてから次の処理機構に流動
させることができ、泡は水と接触することで液化され、
水蒸気のみが次の処理機構に移動させることができる。
水封タンクの水に泡を接触させるだけで泡を消滅させる
ことができ、泡の消滅を確実に行うことができる。
【0184】本願の請求項6の発明によれば、水封タン
クの底にはサイフォンパイプを接続してあり、このサイ
フォンパイプの他端開口は水封タンクに収納した水の液
面高さに設定してある。このため、水と接触して液化さ
れた泡の容積により水封タンク内の水の容量が増加して
も、その増加した液体の容量はサイフォンパイプの他端
開口から流出させ、水封タンク内の水に液面高さを常に
一定に維持することができる。また、液化された泡の容
積を自動的に回収することができるので、消泡機構を長
期に使用することができる。
【0185】本願の請求項7の発明によれば、容器にシ
ャワー箱を連結し、シャワー箱には水を噴霧するシャワ
ーヘッドを設けてある。この機構により、容器から発生
してきた水蒸気と泡はシャワー箱に流入するが、泡はシ
ャワーヘッドから噴霧される水に衝突し、物理的に破壊
されて液化される。また、水蒸気は噴霧されている水の
間を流通することができるので、その流動に抵抗が無
く、次の処理機構に円滑に移動することができる。
【0186】本願の請求項8の発明によれば、容器より
高い位置に金網を収納した消泡箱を配置してあり、容器
と消泡箱の間に水蒸気と泡を流動させる泡蒸気パイプを
連通させた構成である。この構造では、容器から発生し
てきた泡と水蒸気は泡蒸気パイプより上昇しながら消泡
箱内に流入するが、消泡箱に設置した金網に泡が接触す
ると物理的に泡は弾かれて液化し、液体となった泡は泡
蒸気パイプを流下して容器に逆流する。そして、水蒸気
のみは金網を通過して次の処理機構に移動することがで
きるので、水蒸気の移動の妨げとはならない。また、水
蒸気が金網を通過する際には、金網に捕獲された泡を弾
いて破裂させながら通過するので、泡と水蒸気を同時に
消泡箱へ流動させることにより、効率的に泡を消去する
ことができる。
【0187】本願の請求項9の発明によれば、容器の内
部で泡が発生すると、泡センサーでその泡の発生を検知
し、容器内に消泡剤を噴霧させることができる。消泡剤
では泡や屎尿の表面張力を減少させることができるの
で、屎尿を加熱しても再度泡が発生することが無くな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を適応した屎尿処理
装置の消泡機構を仮設便所に応用した全体斜視図であ
る。
【図2】本発明の第一の実施の形態における屎尿処理装
置の内部の機構の配置を示し、屎尿処理装置を背面から
視たスケルトン図である。
【図3】本発明の第一の実施の形態における屎尿処理装
置の内部の機構の配置を示す、屎尿処理装置を側面から
視たスケルトン図である。
【図4】本発明の第一の実施の形態における屎尿処理装
置を応用した仮設便所の内部の機構の配置を示す、屎尿
処理装置を上方から見たスケルトン図である。
【図5】本発明の第一の実施の形態における屎尿処理装
置の全体の外観を示す斜視図である。
【図6】本発明の第一の実施の形態における屎尿処理装
置の保持板を取り外した状態の乾燥釜を上面から見た平
面図である。
【図7】本発明の第一の実施の形態における屎尿処理装
置を図4におけるAーAに矢視した縦断面図である。
【図8】本発明の第一の実施の形態における屎尿処理装
置の加熱部と駆動部の主要部材を分解して、上下に分離
して示した分解斜視図である。
【図9】本発明の第一の実施の形態における屎尿処理装
置の攪拌部と軸受部の構成を示すために、加熱部を破線
で示した側面図である。
【図10】本発明の第一の実施の形態における屎尿処理
装置の軸受部の構成を示す、主要部材を分解して上下に
配置して示す分解斜視図である。
【図11】本発明の第一の実施の形態における屎尿処理
装置の軸受部の構成を示す縦断面図である。
【図12】本発明の第一の実施の形態における屎尿処理
装置の攪拌部の構成を軸受部の一部と共に示す斜視図で
ある。
【図13】本発明の第一の実施の形態における屎尿処理
装置の加熱部の構成を示す、蓋板を取り外した状態の斜
視図である。
【図14】本発明の第一の実施の形態における屎尿処理
装置の消泡機構における泡高さを検知する機構を示す拡
大した断面図である。
【図15】本発明の第一の実施の形態における屎尿処理
装置の制御系を示すブロック図である。
【図16】本発明の第二の実施の形態における屎尿処理
装置の消泡機構における泡高さを検知する機構を示す拡
大した断面図である。
【図17】本発明の第三の実施の形態における屎尿処理
装置の消泡機構における泡高さを検知する機構を示す拡
大した断面図である。
【図18】本発明の第四の実施の形態における屎尿処理
装置の消泡機構を示す説明図である。
【図19】本発明の第五の実施の形態における屎尿処理
装置の消泡機構を示す説明図である。
【図20】本発明の第六の実施の形態における屎尿処理
装置の消泡機構を示す説明図である。
【図21】本発明の第六の実施の形態における屎尿処理
装置の消泡機構の消泡箱の内部構成を示す、一部を破断
した斜視図である。
【図22】本発明の第七の実施の形態における屎尿処理
装置の消泡機構を示す説明図である。 11 仮設便所 12 基台 13 ハウス 15 屎尿処理装置 16 便器 21 容器としての乾燥部 22 駆動部 23 加熱手段としての加熱部 24 軸受部 28 攪拌手段としての攪拌部 41 保持板 51 乾燥釜 52 フランジ 54 導入部 56 投入口 60 蓄熱体 76 駆動軸 77 通気穴 102 クランク体 114 攪拌板 115 スカート板 118 モーター 128 高周波コイル 161 泡センサー 165 送信部 166 受信部 232 泡高さ検知回路 231 中央演算回路 236 ヒーター制御回路 238 高周波発生回路 171 泡センサー 175 電極棒 176 電極棒 181 泡センサー 185 電極板 191 消泡機構 193 水封タンク 205 消泡機構 208 シャワー 221 消泡機構 224 金網

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屎尿を収納する耐熱性のある閉鎖された
    容器と、容器内に収納された球形状をした蓄熱体と、容
    器内に収納した屎尿と蓄熱体を攪拌する攪拌手段と、容
    器を加熱して屎尿を蒸発させる加熱手段とから構成さ
    れ、加熱手段により容器を加熱することで屎尿を蒸発さ
    せ、同時に攪拌手段で屎尿を攪拌させて処理する屎尿処
    理装置において、容器に設けられて、屎尿から発生する
    泡の高さを検知する泡センサーと、泡センサーからの信
    号により加熱手段を制御する制御機構とを設け、屎尿を
    加熱することで発生した泡が所定の高さになったことを
    泡センサーで検知すると、制御機構は加熱手段による容
    器の加熱を一時中止し、泡が沈下するまで屎尿の温度を
    低下させることを特徴とする屎尿処理装置の消泡機構。
  2. 【請求項2】 前記泡センサーは、超音波を屎尿の液面
    方向に発射して、その反射波を検知することにより泡の
    高さを検知することを特徴とする請求項1記載の屎尿処
    理装置の消泡機構。
  3. 【請求項3】 前記泡センサーは、一対の電極から成
    り、屎尿の表面から発生してきた泡が電極間に接触して
    通電することで泡の高さを検知することを特徴とする請
    求項1記載の屎尿処理装置の消泡機構。
  4. 【請求項4】 前記泡センサーは、屎尿の液面上に位置
    して設けられ、電位を与えた電極から成り、容器と電極
    との間の誘導電位の変化により泡の高さを検知すること
    を特徴とする請求項1記載の屎尿処理装置の消泡機構。
  5. 【請求項5】 屎尿を収納する耐熱性のある閉鎖された
    容器と、容器内に収納された球形状をした蓄熱体と、容
    器内に収納した屎尿と蓄熱体を攪拌する攪拌手段と、容
    器を加熱して屎尿を蒸発させる加熱手段とから構成さ
    れ、加熱手段により容器を加熱することで屎尿を蒸発さ
    せ、同時に攪拌手段で屎尿を攪拌させて処理する屎尿処
    理装置において、U字形をした空間を持ち、内部に水を
    封入した水封タンクと、容器の内部空間と水封タンクの
    一方の開口を接続する泡蒸気パイプと、水封タンクの他
    方の開口に接続され、水蒸気を外部に排出する排出パイ
    プとから成り、容器からの泡を水封タンクに収納した水
    に接触させることで泡を液化させることを特徴とする屎
    尿処理装置の消泡機構。
  6. 【請求項6】 前記水封タンクの底部には、サイフォン
    パイプの一端を接続し、サイフォンパイプの他端は水封
    タンクに収納した水の液面高さに設定し、サイフォンパ
    イプの他端より液化した泡を回収するように構成したこ
    とを特徴とする請求項5記載の屎尿処理装置の消泡機
    構。
  7. 【請求項7】 屎尿を収納する耐熱性のある閉鎖された
    容器と、容器内に収納された球形状をした蓄熱体と、容
    器内に収納した屎尿と蓄熱体を攪拌する攪拌手段と、容
    器を加熱して屎尿を蒸発させる加熱手段とから構成さ
    れ、加熱手段により容器を加熱することで屎尿を蒸発さ
    せ、同時に攪拌手段で屎尿を攪拌させて処理する屎尿処
    理装置において、内部が空洞のシャワー箱と、シャワー
    箱に収納された水と、シャワー箱の内部の上部に設けら
    れたシャワーノズルと、容器とシャワー箱とを連通して
    泡と水蒸気を導入する泡蒸気パイプと、シャワー箱に接
    続されて、水蒸気を外部に排出する排出パイプと、シャ
    ワー箱の下部から水を吸引してシャワーノズルに流動さ
    せて水を噴出させる水循環手段とから構成され、シャワ
    ーノズルから噴霧された水により容器から流入した泡を
    消滅させることを特徴とする屎尿処理装置の消泡機構。
  8. 【請求項8】 屎尿を収納する耐熱性のある閉鎖された
    容器と、容器内に収納された球形状をした蓄熱体と、容
    器内に収納した屎尿と蓄熱体を攪拌する攪拌手段と、容
    器を加熱して屎尿を蒸発させる加熱手段とから構成さ
    れ、加熱手段により容器を加熱することで屎尿を蒸発さ
    せ、同時に攪拌手段で屎尿を攪拌させて処理する屎尿処
    理装置において、内部が空洞で容器よりも高い位置に配
    置され、上下にそれぞれ開口を形成した消泡箱と、消泡
    箱の内部を二分するように配置した金網と、消泡箱の下
    方の開口と容器の内部空間とを連通する泡蒸気パイプと
    から構成されたことを特徴とする屎尿処理装置の消泡機
    構。
  9. 【請求項9】 屎尿を収納する耐熱性のある閉鎖された
    容器と、容器内に収納された球形状をした蓄熱体と、容
    器内に収納した屎尿と蓄熱体を攪拌する攪拌手段と、容
    器を加熱して屎尿を蒸発させる加熱手段とから構成さ
    れ、加熱手段により容器を加熱することで屎尿を蒸発さ
    せ、同時に攪拌手段で屎尿を攪拌させて処理する屎尿処
    理装置において、容器に設けられて、屎尿から発生する
    泡の高さを検知する泡センサーと、容器の上部に設けら
    れたノズルと、消泡剤を収納したタンクと、タンクから
    ノズルに消泡剤を圧送するポンプとを設け、屎尿を加熱
    することで発生した泡が所定の高さになったことを泡セ
    ンサーで検知すると、泡センサーの信号によりポンプが
    作動して消泡剤をノズルより噴霧させることを特徴とす
    る屎尿処理装置の消泡機構。
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