JPH10156541A - 超厚肉耐食容器の製造方法 - Google Patents
超厚肉耐食容器の製造方法Info
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- JPH10156541A JPH10156541A JP31632696A JP31632696A JPH10156541A JP H10156541 A JPH10156541 A JP H10156541A JP 31632696 A JP31632696 A JP 31632696A JP 31632696 A JP31632696 A JP 31632696A JP H10156541 A JPH10156541 A JP H10156541A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 強度材製の内層と耐食材製の外層を隙間なく
一体化したものを製造し得るようにする。 【解決手段】 工場加工の段階で、容器本体内層形成用
厚肉強度材部9の外面に、中間層13を介して耐食材外
層15を形成することによって容器本体5を構成すると
共に、容器蓋体内層形成用厚肉強度材部23の外面に、
中間層25を介して耐食材外層26を形成することによ
って容器蓋7を構成し、且つ、容器本体5と容器蓋7と
の間に形成される開先部8に、中間層13,25に対し
て耐食材外層15,26が一段下がる段付不連続開先3
4が形成されるようにしておき、現場加工の段階で、容
器本体5と容器蓋7との間に形成される開先部8を、強
度材と中間層の順に奥側から溶接肉盛し、その後、段付
不連続開先34部分に耐食材を溶接肉盛するようにす
る。
一体化したものを製造し得るようにする。 【解決手段】 工場加工の段階で、容器本体内層形成用
厚肉強度材部9の外面に、中間層13を介して耐食材外
層15を形成することによって容器本体5を構成すると
共に、容器蓋体内層形成用厚肉強度材部23の外面に、
中間層25を介して耐食材外層26を形成することによ
って容器蓋7を構成し、且つ、容器本体5と容器蓋7と
の間に形成される開先部8に、中間層13,25に対し
て耐食材外層15,26が一段下がる段付不連続開先3
4が形成されるようにしておき、現場加工の段階で、容
器本体5と容器蓋7との間に形成される開先部8を、強
度材と中間層の順に奥側から溶接肉盛し、その後、段付
不連続開先34部分に耐食材を溶接肉盛するようにす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力発電プラン
トなどの原子炉において使用済みの放射性廃棄物を、安
定した状態で地層処分させるための放射性廃棄物処分用
オーバーパックなどに使用可能な超厚肉耐食容器の製造
方法に関するものである。
トなどの原子炉において使用済みの放射性廃棄物を、安
定した状態で地層処分させるための放射性廃棄物処分用
オーバーパックなどに使用可能な超厚肉耐食容器の製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】原子力発電プラントなどの原子炉におい
て発生した高・中・低放射能レベルの放射性物質(放射
性廃棄物、使用済燃料等)は、放射性レベル(高・中・
低)毎に分類され、それらに適した専用の密封容器へ収
納して、保管、貯蔵するようにしている。
て発生した高・中・低放射能レベルの放射性物質(放射
性廃棄物、使用済燃料等)は、放射性レベル(高・中・
低)毎に分類され、それらに適した専用の密封容器へ収
納して、保管、貯蔵するようにしている。
【0003】そして、上記放射性廃棄物を深地層内に収
納処分することにより生活圏から隔離させるようにする
ために、放射性廃棄物を先ずガラス固化処理してガラス
固化体と呼ばれる収納容器を作り、該収納容器を、金属
製等のオーバーパックと呼ばれる密封容器で更に密封す
るオーバーパック処理を施した上で、該密封容器を地層
処分場所へ搬入し、これらを地層処分場所に設けられた
処分孔の中へ装填して、処分孔内の密封容器の回りにベ
ントナイト等の緩衝材を充填した状態とする地層処分を
行なうようにしている。
納処分することにより生活圏から隔離させるようにする
ために、放射性廃棄物を先ずガラス固化処理してガラス
固化体と呼ばれる収納容器を作り、該収納容器を、金属
製等のオーバーパックと呼ばれる密封容器で更に密封す
るオーバーパック処理を施した上で、該密封容器を地層
処分場所へ搬入し、これらを地層処分場所に設けられた
処分孔の中へ装填して、処分孔内の密封容器の回りにベ
ントナイト等の緩衝材を充填した状態とする地層処分を
行なうようにしている。
【0004】そして、ガラス固化体を収容・密封するオ
ーバーパックは、長期間に亘り深地層内で保管されるた
め、地圧に耐える高い強度と腐食に耐える高い耐食性能
が同時に要求される。
ーバーパックは、長期間に亘り深地層内で保管されるた
め、地圧に耐える高い強度と腐食に耐える高い耐食性能
が同時に要求される。
【0005】そこで、オーバーパックを、強度の高い厚
肉の内層と、耐食性の高い薄肉の外層とを有する二重構
造の超厚肉耐食容器とすることが検討されている。
肉の内層と、耐食性の高い薄肉の外層とを有する二重構
造の超厚肉耐食容器とすることが検討されている。
【0006】ここで、オーバーパックの製造は、放射性
廃棄物を取り扱う関係上、全てが遠隔操作で行われるた
め、簡単且つ確実に製造できなければならないという条
件があり、又、溶接に際し、強度材である内層の素材
(例えば炭素鋼など)と耐食材である外層の素材(例え
ばチタンなど)とが混ざり合うと、溶接部が脆くなった
り割れたりするので、内層の素材と外層の素材との間の
溶接は、素材どうしが混ざらないことを完全に確保しつ
つ行わなければならないという条件がある。
廃棄物を取り扱う関係上、全てが遠隔操作で行われるた
め、簡単且つ確実に製造できなければならないという条
件があり、又、溶接に際し、強度材である内層の素材
(例えば炭素鋼など)と耐食材である外層の素材(例え
ばチタンなど)とが混ざり合うと、溶接部が脆くなった
り割れたりするので、内層の素材と外層の素材との間の
溶接は、素材どうしが混ざらないことを完全に確保しつ
つ行わなければならないという条件がある。
【0007】以上の条件を満たすため、図5に示すよう
に、強度材製の内槽容器1と耐食材製の外槽容器2とを
別々に作り、ガラス固化体を内槽容器1へ収容密封した
ら、内槽容器1を外槽容器2へ収容密封させるようにす
るものが考えられている。
に、強度材製の内槽容器1と耐食材製の外槽容器2とを
別々に作り、ガラス固化体を内槽容器1へ収容密封した
ら、内槽容器1を外槽容器2へ収容密封させるようにす
るものが考えられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記別
体構造の超厚肉耐食容器には、以下のような問題があっ
た。
体構造の超厚肉耐食容器には、以下のような問題があっ
た。
【0009】即ち、内槽容器1と外槽容器2とを別々に
作り、ガラス固化体を内槽容器1へ収容密封したら、内
槽容器1を外槽容器2へ収容密封させるようにする場
合、内槽容器1と外槽容器2を隙間なく嵌合させるのが
困難であるため、内槽容器1と外槽容器2の間には、有
る程度の空間3ができてしまう。
作り、ガラス固化体を内槽容器1へ収容密封したら、内
槽容器1を外槽容器2へ収容密封させるようにする場
合、内槽容器1と外槽容器2を隙間なく嵌合させるのが
困難であるため、内槽容器1と外槽容器2の間には、有
る程度の空間3ができてしまう。
【0010】すると、上記空間3に封じ込められた空気
に含まれる酸素などによって、内槽容器1が腐食などを
起こすなどするおそれがある。
に含まれる酸素などによって、内槽容器1が腐食などを
起こすなどするおそれがある。
【0011】本発明は、上述の実情に鑑み、強度材製の
内層と耐食材製の外層を隙間なく一体化したものを製造
し得るようにした超厚肉耐食容器の製造方法を提供する
ことを目的とするものである。
内層と耐食材製の外層を隙間なく一体化したものを製造
し得るようにした超厚肉耐食容器の製造方法を提供する
ことを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、工場加工の段
階で、容器本体内層形成用厚肉強度材部9の外面に、中
間層13を介して耐食材外層15を形成することによっ
て容器本体5を構成すると共に、容器蓋体内層形成用厚
肉強度材部23の外面に、中間層25を介して耐食材外
層26を形成することによって容器蓋7を構成し、且
つ、容器本体5と容器蓋7との間に形成される開先部8
に、中間層13,25に対して耐食材外層15,26が
一段下がる段付不連続開先34が形成されるようにして
おき、現場加工の段階で、容器本体5と容器蓋7との間
に形成される開先部8を、強度材と中間層の順に奥側か
ら溶接肉盛し、その後、段付不連続開先34部分に耐食
材を溶接肉盛するようにしたことを特徴とする超厚肉耐
食容器の製造方法にかかるものである。
階で、容器本体内層形成用厚肉強度材部9の外面に、中
間層13を介して耐食材外層15を形成することによっ
て容器本体5を構成すると共に、容器蓋体内層形成用厚
肉強度材部23の外面に、中間層25を介して耐食材外
層26を形成することによって容器蓋7を構成し、且
つ、容器本体5と容器蓋7との間に形成される開先部8
に、中間層13,25に対して耐食材外層15,26が
一段下がる段付不連続開先34が形成されるようにして
おき、現場加工の段階で、容器本体5と容器蓋7との間
に形成される開先部8を、強度材と中間層の順に奥側か
ら溶接肉盛し、その後、段付不連続開先34部分に耐食
材を溶接肉盛するようにしたことを特徴とする超厚肉耐
食容器の製造方法にかかるものである。
【0013】この場合において、開先部8の奥側におけ
る強度材の溶接肉盛の初層裏波溶接35を、シールドガ
スにヘリウムガスを使ったTig溶接で行うようにして
も良い。
る強度材の溶接肉盛の初層裏波溶接35を、シールドガ
スにヘリウムガスを使ったTig溶接で行うようにして
も良い。
【0014】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
られる。
【0015】開先部8の耐食材の部分に段付不連続開先
34を形成したことにより、強度材部分の溶接肉盛や中
間層13,25部分の溶接肉盛を、耐食材外層15,2
6から離して行わせることができるようになり、依っ
て、強度材部分の溶接肉盛や中間層13,25部分の溶
接肉盛が耐食材外層15,26に掛って、耐食材外層1
5,26が割れたり脆くなったりするなどの欠陥の発生
を確実に防止することが可能となる。
34を形成したことにより、強度材部分の溶接肉盛や中
間層13,25部分の溶接肉盛を、耐食材外層15,2
6から離して行わせることができるようになり、依っ
て、強度材部分の溶接肉盛や中間層13,25部分の溶
接肉盛が耐食材外層15,26に掛って、耐食材外層1
5,26が割れたり脆くなったりするなどの欠陥の発生
を確実に防止することが可能となる。
【0016】又、初層裏波溶接35をシールドガスにヘ
リウムガスを使ったTig溶接で行わせることにより、
溶込みの深い溶接を行わせ、健全な溶接裏波を形成させ
ることができる。
リウムガスを使ったTig溶接で行わせることにより、
溶込みの深い溶接を行わせ、健全な溶接裏波を形成させ
ることができる。
【0017】以上により、強度材と耐食材外層15,2
6の間に空間のない一体型の超厚肉耐食容器4を、遠隔
操作によって簡単且つ確実に製造させることが可能とな
る。
6の間に空間のない一体型の超厚肉耐食容器4を、遠隔
操作によって簡単且つ確実に製造させることが可能とな
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例と共に説明する。
示例と共に説明する。
【0019】図1〜図4は、本発明の実施の形態の一例
である。
である。
【0020】図1中、4は超厚肉耐食容器、5は超厚肉
耐食容器4の容器本体、6は容器本体5の収容空間、7
は超厚肉耐食容器4の落し蓋式の容器蓋、8は容器本体
5と容器蓋7との間に形成される開先部である。
耐食容器4の容器本体、6は容器本体5の収容空間、7
は超厚肉耐食容器4の落し蓋式の容器蓋、8は容器本体
5と容器蓋7との間に形成される開先部である。
【0021】図2中、9は容器本体5を構成する容器本
体内層形成用厚肉強度材部、10は容器本体内層形成用
厚肉強度材部9の上端縁部、11は上端縁部10に形成
した肉盛用段差部、12は容器本体内層形成用厚肉強度
材部9の外周面、13は容器本体内層形成用厚肉強度材
部9の上端縁部10に形成した中間層、14は容器本体
内層形成用厚肉強度材部9の外周面12に形成した中間
層、15は中間層13の上に形成した耐食材外層、16
は中間層14の上に形成した耐食材外層、17は中間層
13と耐食材外層15との間に形成される段付開先構成
部、18は耐食材外層15部分に取付けた取手、19は
容器本体内層形成用厚肉強度材部9に形成した内径調整
部、20は容器本体内層形成用厚肉強度材部9の内径調
整部19に形成した蓋係止用段差部、21は蓋係止用段
差部20の上に形成した開先構成部、22は開先構成部
21の上の中間層13部分に形成した開先構成部であ
る。
体内層形成用厚肉強度材部、10は容器本体内層形成用
厚肉強度材部9の上端縁部、11は上端縁部10に形成
した肉盛用段差部、12は容器本体内層形成用厚肉強度
材部9の外周面、13は容器本体内層形成用厚肉強度材
部9の上端縁部10に形成した中間層、14は容器本体
内層形成用厚肉強度材部9の外周面12に形成した中間
層、15は中間層13の上に形成した耐食材外層、16
は中間層14の上に形成した耐食材外層、17は中間層
13と耐食材外層15との間に形成される段付開先構成
部、18は耐食材外層15部分に取付けた取手、19は
容器本体内層形成用厚肉強度材部9に形成した内径調整
部、20は容器本体内層形成用厚肉強度材部9の内径調
整部19に形成した蓋係止用段差部、21は蓋係止用段
差部20の上に形成した開先構成部、22は開先構成部
21の上の中間層13部分に形成した開先構成部であ
る。
【0022】図3中、23は容器蓋7を構成する容器蓋
体内層形成用厚肉強度材部、24は容器蓋体内層形成用
厚肉強度材部23に形成した肉盛用周溝部、25は肉盛
用周溝部に形成した中間層、26は容器蓋体内層形成用
厚肉強度材部23の上面に爆着などによって取付けた耐
食材外槽、27は容器蓋体内層形成用厚肉強度材部23
の底面に形成した容器係止用縁部、28は容器蓋体内層
形成用厚肉強度材部23の上面側に形成した開先構成
部、29は開先構成部28の上の中間層25部分に形成
した開先構成部、30は中間層25と耐食材外層26と
の間に形成される段付開先構成部、31は容器係止用縁
部27に取付けた裏当金である。
体内層形成用厚肉強度材部、24は容器蓋体内層形成用
厚肉強度材部23に形成した肉盛用周溝部、25は肉盛
用周溝部に形成した中間層、26は容器蓋体内層形成用
厚肉強度材部23の上面に爆着などによって取付けた耐
食材外槽、27は容器蓋体内層形成用厚肉強度材部23
の底面に形成した容器係止用縁部、28は容器蓋体内層
形成用厚肉強度材部23の上面側に形成した開先構成
部、29は開先構成部28の上の中間層25部分に形成
した開先構成部、30は中間層25と耐食材外層26と
の間に形成される段付開先構成部、31は容器係止用縁
部27に取付けた裏当金である。
【0023】図4中、32は容器本体5と容器蓋7との
間に形成される開先部8の奥側の狭開先、33は開先部
8の中間層13,25部分に形成される開先、34は開
先部8の耐食材外層15,26部分に形成される段付開
先、35は狭開先32に対する初層裏波溶接、36は狭
開先32の強度材部である。
間に形成される開先部8の奥側の狭開先、33は開先部
8の中間層13,25部分に形成される開先、34は開
先部8の耐食材外層15,26部分に形成される段付開
先、35は狭開先32に対する初層裏波溶接、36は狭
開先32の強度材部である。
【0024】そして、本発明では、工場加工の段階で、
超厚肉耐食容器4の容器本体5と、超厚肉耐食容器4の
落し蓋式の容器蓋7を別々に作成し、現場加工の段階
で、ガラス固化体を収容した容器本体5に対し、落し蓋
式に容器蓋7を取付けて、容器本体5と容器蓋7との間
の開先部8を溶接するようにする。
超厚肉耐食容器4の容器本体5と、超厚肉耐食容器4の
落し蓋式の容器蓋7を別々に作成し、現場加工の段階
で、ガラス固化体を収容した容器本体5に対し、落し蓋
式に容器蓋7を取付けて、容器本体5と容器蓋7との間
の開先部8を溶接するようにする。
【0025】先ず、工場加工で容器本体5を作成するに
は、以下のようにする。
は、以下のようにする。
【0026】即ち、炭素鋼などの強度材によって図2
(a)に示すような厚さ200mm程度以上もの超厚肉
の容器本体内層形成用厚肉強度材部9を作り、容器本体
内層形成用厚肉強度材部9の上端縁部10に対し、図2
(b)に示すように、上端縁部10の内周側の一部を残
して外周側を一段低くなるよう切削削除して肉盛用段差
部11を作り、次に、図2(c)に示すように、上端縁
部10外周側の肉盛用段差部11と容器本体内層形成用
厚肉強度材部9の外周面12とに対して、強度材と耐食
材の両方に対して溶接性の良い中間材を肉盛して中間層
13,14を作り、図2(d)に示すように、中間層1
3,14の肉盛における余盛部分を研削加工して表面を
整える。
(a)に示すような厚さ200mm程度以上もの超厚肉
の容器本体内層形成用厚肉強度材部9を作り、容器本体
内層形成用厚肉強度材部9の上端縁部10に対し、図2
(b)に示すように、上端縁部10の内周側の一部を残
して外周側を一段低くなるよう切削削除して肉盛用段差
部11を作り、次に、図2(c)に示すように、上端縁
部10外周側の肉盛用段差部11と容器本体内層形成用
厚肉強度材部9の外周面12とに対して、強度材と耐食
材の両方に対して溶接性の良い中間材を肉盛して中間層
13,14を作り、図2(d)に示すように、中間層1
3,14の肉盛における余盛部分を研削加工して表面を
整える。
【0027】そして、図2(e)に示すように、中間層
13,14の上からチタンなどの耐食材を肉盛して耐食
材外層15,16を作り、耐食材外層15,16の肉盛
における余盛部分を研削加工して表面を整える。この
際、耐食材外層15,16は、上端縁部10における中
間層13の内周側の一部を残すようにして段付不連続開
先構成部17を形成する。
13,14の上からチタンなどの耐食材を肉盛して耐食
材外層15,16を作り、耐食材外層15,16の肉盛
における余盛部分を研削加工して表面を整える。この
際、耐食材外層15,16は、上端縁部10における中
間層13の内周側の一部を残すようにして段付不連続開
先構成部17を形成する。
【0028】次に、図2(f)に示すように、耐食材外
層15,16にリング状の取手18を溶接し、更に、図
2(g)に示すように、容器本体内層形成用厚肉強度材
部9の内周面の上部に対し内径を整える加工をして内径
調整部19を形成し、最後に、図2(h)に示すよう
に、内径調整部19と上端縁部10における中間層1
3,14の内周側の一部を斜めで且つ段状に切除して、
下から順に、蓋係止用段差部20と、開先構成部21,
22を形成して、容器本体5とする。
層15,16にリング状の取手18を溶接し、更に、図
2(g)に示すように、容器本体内層形成用厚肉強度材
部9の内周面の上部に対し内径を整える加工をして内径
調整部19を形成し、最後に、図2(h)に示すよう
に、内径調整部19と上端縁部10における中間層1
3,14の内周側の一部を斜めで且つ段状に切除して、
下から順に、蓋係止用段差部20と、開先構成部21,
22を形成して、容器本体5とする。
【0029】同様に、工場加工で容器蓋7を作成するに
は、以下のようにする。
は、以下のようにする。
【0030】即ち、炭素鋼などの強度材によって厚さ2
00mm程度以上もの超厚肉の容器蓋体内層形成用厚肉
強度材部23を、でき上がった容器蓋7よりも一回り大
きくなるように作り、容器蓋体内層形成用厚肉強度材部
23の上面に対し、図3(a)に示すように、でき上が
った容器蓋7の外縁部に相当する位置に周方向の溝加工
を施して肉盛用周溝部24を作り、次に、図3(b)に
示すように、肉盛用周溝部24に対して、強度材と耐食
材の両方に対して溶接性の良い材料を肉盛して中間層2
5を作り、図3(c)に示すように、中間層25の肉盛
における余盛部分を研削加工して表面を整える。
00mm程度以上もの超厚肉の容器蓋体内層形成用厚肉
強度材部23を、でき上がった容器蓋7よりも一回り大
きくなるように作り、容器蓋体内層形成用厚肉強度材部
23の上面に対し、図3(a)に示すように、でき上が
った容器蓋7の外縁部に相当する位置に周方向の溝加工
を施して肉盛用周溝部24を作り、次に、図3(b)に
示すように、肉盛用周溝部24に対して、強度材と耐食
材の両方に対して溶接性の良い材料を肉盛して中間層2
5を作り、図3(c)に示すように、中間層25の肉盛
における余盛部分を研削加工して表面を整える。
【0031】そして、図3(d)に示すように、容器蓋
体内層形成用厚肉強度材部23の上面に対し爆着加工な
どによってチタンなどの耐食材板を貼付けて耐食材外層
26を作る。
体内層形成用厚肉強度材部23の上面に対し爆着加工な
どによってチタンなどの耐食材板を貼付けて耐食材外層
26を作る。
【0032】次に、図3(e)に示すように、容器蓋体
内層形成用厚肉強度材部23の底面の外縁部に対し切削
加工を施して容器係止用縁部27を形成し、図3(f)
に示すように、容器蓋体内層形成用厚肉強度材部23の
外縁部と中間層25を斜めに切除して、開先構成部2
8,29を形成し、更に、耐食材外層26の外縁部を中
間層25の外縁部に対し段差ができるよう切除して段付
不連続開先構成部30を形成し、最後に、図3(g)に
示すように、容器蓋体内層形成用厚肉強度材部23底面
の容器係止用縁部27に裏当金31を取付けて、容器蓋
7とする。
内層形成用厚肉強度材部23の底面の外縁部に対し切削
加工を施して容器係止用縁部27を形成し、図3(f)
に示すように、容器蓋体内層形成用厚肉強度材部23の
外縁部と中間層25を斜めに切除して、開先構成部2
8,29を形成し、更に、耐食材外層26の外縁部を中
間層25の外縁部に対し段差ができるよう切除して段付
不連続開先構成部30を形成し、最後に、図3(g)に
示すように、容器蓋体内層形成用厚肉強度材部23底面
の容器係止用縁部27に裏当金31を取付けて、容器蓋
7とする。
【0033】最後に、現場加工の段階で、容器本体5に
容器蓋7を溶接するには、以下のようにする。
容器蓋7を溶接するには、以下のようにする。
【0034】即ち、容器本体5にガラス固化体を収容
し、ガラス固化体を収容した容器本体5に対し、落し蓋
式に容器蓋7を取付けて、容器本体5と容器蓋7の開先
部8を溶接肉盛するようにする。
し、ガラス固化体を収容した容器本体5に対し、落し蓋
式に容器蓋7を取付けて、容器本体5と容器蓋7の開先
部8を溶接肉盛するようにする。
【0035】容器本体5と容器蓋7との溶接肉盛は、以
下のようにする。
下のようにする。
【0036】即ち、容器本体5に対し、落し蓋式に容器
蓋7を挿入すると、図4に示すように、容器本体5の蓋
係止用段差部20に容器蓋7の容器係止用縁部27が係
止され、容器本体5の開先構成部21,22と容器蓋7
の開先構成部28,29との間に狭開先32及び開先3
3が形成され、且つ、容器本体5の段付不連続開先構成
部17と容器蓋7の段付不連続開先構成部30との間に
段付不連続開先34が形成されるので、狭開先32に対
する初層裏波溶接35をシールドガスにヘリウムガスを
使ったTig溶接で行い、初層裏波溶接35が済んだら
狭開先32の残りの強度材部分36をシールドガスにア
ルゴンガスを用いた通常のTig溶接かMig溶接によ
って強度材でできた溶接ワイヤを溶接肉盛し、狭開先3
2における強度材部分36を溶接肉盛したら、必要に応
じて、溶接肉盛後に余肉を研磨加工する。
蓋7を挿入すると、図4に示すように、容器本体5の蓋
係止用段差部20に容器蓋7の容器係止用縁部27が係
止され、容器本体5の開先構成部21,22と容器蓋7
の開先構成部28,29との間に狭開先32及び開先3
3が形成され、且つ、容器本体5の段付不連続開先構成
部17と容器蓋7の段付不連続開先構成部30との間に
段付不連続開先34が形成されるので、狭開先32に対
する初層裏波溶接35をシールドガスにヘリウムガスを
使ったTig溶接で行い、初層裏波溶接35が済んだら
狭開先32の残りの強度材部分36をシールドガスにア
ルゴンガスを用いた通常のTig溶接かMig溶接によ
って強度材でできた溶接ワイヤを溶接肉盛し、狭開先3
2における強度材部分36を溶接肉盛したら、必要に応
じて、溶接肉盛後に余肉を研磨加工する。
【0037】その後、開先33における中間層13,2
5の部分を中間材でできた溶接ワイヤを用いてTig溶
接により肉盛し、必要に応じて、溶接肉盛後に余肉を研
磨加工する。
5の部分を中間材でできた溶接ワイヤを用いてTig溶
接により肉盛し、必要に応じて、溶接肉盛後に余肉を研
磨加工する。
【0038】最後に、段付不連続開先34における耐食
材外層15,26の部分を耐食材でできた溶接ワイヤを
用いてTig溶接により肉盛し、溶接肉盛後に余肉を研
磨加工する。
材外層15,26の部分を耐食材でできた溶接ワイヤを
用いてTig溶接により肉盛し、溶接肉盛後に余肉を研
磨加工する。
【0039】以上により、容器本体5と容器蓋7が確実
に現場溶接される。
に現場溶接される。
【0040】このように、初層裏波溶接35をシールド
ガスにヘリウムガスを使ったTig溶接で行わせること
により、溶込みの深い溶接を行わせ、健全な溶接裏波を
形成させることができる。
ガスにヘリウムガスを使ったTig溶接で行わせること
により、溶込みの深い溶接を行わせ、健全な溶接裏波を
形成させることができる。
【0041】又、狭開先32における強度材の残りの部
分をシールドガスにアルゴンガスを用いた通常のTig
溶接かMig溶接で溶接肉盛することにより、初層裏波
溶接35を行う場合に比べて能率の良い溶接肉盛を行わ
せることができるようになる。特に、Mig溶接を用い
ると、より高能率で溶接肉盛を行わせることが可能であ
る。
分をシールドガスにアルゴンガスを用いた通常のTig
溶接かMig溶接で溶接肉盛することにより、初層裏波
溶接35を行う場合に比べて能率の良い溶接肉盛を行わ
せることができるようになる。特に、Mig溶接を用い
ると、より高能率で溶接肉盛を行わせることが可能であ
る。
【0042】更に、開先部8の耐食材の部分に段付不連
続開先34を形成したことにより、強度材部分36の溶
接肉盛や中間層13,25部分の溶接肉盛を、耐食材外
層15,26から離して行わせることができるようにな
り、依って、強度材部分36の溶接肉盛や中間層13,
25部分の溶接肉盛が耐食材外層15,26に掛って、
耐食材外層15,26が割れたり脆くなったりするなど
の欠陥の発生を確実に防止することが可能となる。
続開先34を形成したことにより、強度材部分36の溶
接肉盛や中間層13,25部分の溶接肉盛を、耐食材外
層15,26から離して行わせることができるようにな
り、依って、強度材部分36の溶接肉盛や中間層13,
25部分の溶接肉盛が耐食材外層15,26に掛って、
耐食材外層15,26が割れたり脆くなったりするなど
の欠陥の発生を確実に防止することが可能となる。
【0043】以上により、強度材と耐食材外層15,2
6の間に空間のない一体型の超厚肉耐食容器4を、遠隔
操作によって簡単且つ確実に製造させることが可能とな
る。
6の間に空間のない一体型の超厚肉耐食容器4を、遠隔
操作によって簡単且つ確実に製造させることが可能とな
る。
【0044】尚、本発明は、上述の実施の形態にのみ限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において種々変更を加え得ることは勿論である。
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の超厚肉耐
食容器の製造方法によれば、強度材製の内層と耐食材製
の外層を隙間なく一体化したものを製造することができ
るという優れた効果を奏し得る。
食容器の製造方法によれば、強度材製の内層と耐食材製
の外層を隙間なく一体化したものを製造することができ
るという優れた効果を奏し得る。
【図1】本発明の実施の形態の一例にかかる超厚肉耐食
容器の透視斜視図である。
容器の透視斜視図である。
【図2】工場加工の段階で、容器本体を製造する過程を
示す図1のII部分拡大図であって、(a)は容器本体
内層形成用厚肉強度材部を示す図であり、(b)は容器
本体内層形成用厚肉強度材部に肉盛用段差部を形成する
状態を示す図であり、(c)は肉盛用段差部に中間層を
肉盛溶接する状態を示す図であり、(d)は中間層の余
肉を除去した状態を示す図であり、(e)は中間材の上
に耐食材外層を肉盛溶接する状態を示す図であり、
(f)は容器本体内層形成用厚肉強度材部の上面に取手
を取付けた状態を示す図であり、(g)は容器本体内層
形成用厚肉強度材部に内径調整部を形成した状態を示す
図であり、(h)は容器本体内層形成用厚肉強度材部に
開先構成部を形成した状態を示す図である。
示す図1のII部分拡大図であって、(a)は容器本体
内層形成用厚肉強度材部を示す図であり、(b)は容器
本体内層形成用厚肉強度材部に肉盛用段差部を形成する
状態を示す図であり、(c)は肉盛用段差部に中間層を
肉盛溶接する状態を示す図であり、(d)は中間層の余
肉を除去した状態を示す図であり、(e)は中間材の上
に耐食材外層を肉盛溶接する状態を示す図であり、
(f)は容器本体内層形成用厚肉強度材部の上面に取手
を取付けた状態を示す図であり、(g)は容器本体内層
形成用厚肉強度材部に内径調整部を形成した状態を示す
図であり、(h)は容器本体内層形成用厚肉強度材部に
開先構成部を形成した状態を示す図である。
【図3】工場加工の段階で、容器蓋を製造する過程を示
す図であって、(a)は容器蓋体内層形成用厚肉強度材
部に肉盛用周溝部を形成した状態を示す図であり、
(b)は肉盛用周溝部に中間層を肉盛溶接した状態を示
す図であり、(c)は中間層の余肉を除去した状態を示
す図であり、(d)は容器蓋体内層形成用厚肉強度材部
の上面に耐食材外層を爆着加工した状態を示す図であ
り、(e)は容器蓋体内層形成用厚肉強度材部の下面に
容器係止用縁部を形成した状態を示す図であり、(f)
は容器蓋体内層形成用厚肉強度材部の上面側に開先構成
部を形成した状態を示す図であり、(g)は容器係止用
縁部に裏当金を取付けた状態を示す図である。
す図であって、(a)は容器蓋体内層形成用厚肉強度材
部に肉盛用周溝部を形成した状態を示す図であり、
(b)は肉盛用周溝部に中間層を肉盛溶接した状態を示
す図であり、(c)は中間層の余肉を除去した状態を示
す図であり、(d)は容器蓋体内層形成用厚肉強度材部
の上面に耐食材外層を爆着加工した状態を示す図であ
り、(e)は容器蓋体内層形成用厚肉強度材部の下面に
容器係止用縁部を形成した状態を示す図であり、(f)
は容器蓋体内層形成用厚肉強度材部の上面側に開先構成
部を形成した状態を示す図であり、(g)は容器係止用
縁部に裏当金を取付けた状態を示す図である。
【図4】現場加工の段階で開先を溶接する状態を示す、
図1のIV部分拡大図である。
図1のIV部分拡大図である。
【図5】現在検討中の超厚肉耐食容器の一部破断した透
視斜視図である。
視斜視図である。
5 容器本体 7 容器蓋 8 開先部 9 容器本体内層形成用厚肉強度材部 13,25 中間層 15,26 耐食材外層 23 容器蓋体内層形成用厚肉強度材部 34 段付不連続開先 35 初層裏波溶接
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G21F 9/36 541 G21F 9/36 541D (72)発明者 篠塚 淳子 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜エンジニアリ ングセンター内
Claims (2)
- 【請求項1】 工場加工の段階で、容器本体内層形成用
厚肉強度材部(9)の外面に、中間層(13)を介して
耐食材外層(15)を形成することによって容器本体
(5)を構成すると共に、容器蓋体内層形成用厚肉強度
材部(23)の外面に、中間層(25)を介して耐食材
外層(26)を形成することによって容器蓋(7)を構
成し、且つ、容器本体(5)と容器蓋(7)との間に形
成される開先部(8)に、中間層(13)(25)に対
して耐食材外層(15)(26)が一段下がる段付不連
続開先(34)が形成されるようにしておき、現場加工
の段階で、容器本体(5)と容器蓋(7)との間に形成
される開先部(8)を、強度材と中間層の順に奥側から
溶接肉盛し、その後、段付不連続開先(34)部分に耐
食材を溶接肉盛するようにしたことを特徴とする超厚肉
耐食容器の製造方法。 - 【請求項2】 開先部(8)の奥側における強度材の溶
接肉盛の初層裏波溶接(35)を、シールドガスにヘリ
ウムガスを使ったTig溶接で行う請求項1記載の超厚
肉耐食容器の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31632696A JPH10156541A (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | 超厚肉耐食容器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31632696A JPH10156541A (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | 超厚肉耐食容器の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10156541A true JPH10156541A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18075892
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31632696A Pending JPH10156541A (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | 超厚肉耐食容器の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10156541A (ja) |
-
1996
- 1996-11-27 JP JP31632696A patent/JPH10156541A/ja active Pending
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