JPH10157009A - 難燃性に優れた積層体 - Google Patents
難燃性に優れた積層体Info
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- JPH10157009A JPH10157009A JP33276996A JP33276996A JPH10157009A JP H10157009 A JPH10157009 A JP H10157009A JP 33276996 A JP33276996 A JP 33276996A JP 33276996 A JP33276996 A JP 33276996A JP H10157009 A JPH10157009 A JP H10157009A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、火災時に樹脂の溶融流出を防ぎ、
同時に黒煙或いは有毒性ガスを殆ど発生しない上、無機
質充填剤の配合量を低減することにより、成形時の加工
性低下を防ぎつつ、軽量性をも呈する積層体を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 本発明は、ポリオレフィン(A)に、炭
酸カルシウム、シリカ、マイカ、タルク及びガラスから
選ばれる1種以上の無機質充填材(B)を10〜50重
量%、及び熱可塑性エラストマー(C)を5〜20重量
%含有した芯材シートの両面に金属板が積層接着されて
いる難燃性に優れた積層体である。
同時に黒煙或いは有毒性ガスを殆ど発生しない上、無機
質充填剤の配合量を低減することにより、成形時の加工
性低下を防ぎつつ、軽量性をも呈する積層体を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 本発明は、ポリオレフィン(A)に、炭
酸カルシウム、シリカ、マイカ、タルク及びガラスから
選ばれる1種以上の無機質充填材(B)を10〜50重
量%、及び熱可塑性エラストマー(C)を5〜20重量
%含有した芯材シートの両面に金属板が積層接着されて
いる難燃性に優れた積層体である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、難燃性に優れた積
層体に関するものである。詳しくは、火災時に樹脂の溶
融流出を防ぐことにより難燃性に優れた特性を示し、同
時に火炎または高熱との接触によっても黒煙或いは有毒
性ガスを殆ど発生しない上、芯材シートにおける無機質
充填剤の配合量を低減することにより、成形時の加工性
低下を防ぎつつ、軽量性をも呈する、建築、車両等の内
外装材として好適な積層体に関する。
層体に関するものである。詳しくは、火災時に樹脂の溶
融流出を防ぐことにより難燃性に優れた特性を示し、同
時に火炎または高熱との接触によっても黒煙或いは有毒
性ガスを殆ど発生しない上、芯材シートにおける無機質
充填剤の配合量を低減することにより、成形時の加工性
低下を防ぎつつ、軽量性をも呈する、建築、車両等の内
外装材として好適な積層体に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリオレフィン樹脂の芯材シートを金属
板で挟んだ積層体は従来から知られており、例えばドア
材、ベランダの目隠し板等に広く用いられている。しか
しながら、これらの積層体の芯材シートであるポリオレ
フィン樹脂は可燃性であり、建築物に義務づけられる防
火材料(例えば難燃材)等の用途に使用することは困難
であった。
板で挟んだ積層体は従来から知られており、例えばドア
材、ベランダの目隠し板等に広く用いられている。しか
しながら、これらの積層体の芯材シートであるポリオレ
フィン樹脂は可燃性であり、建築物に義務づけられる防
火材料(例えば難燃材)等の用途に使用することは困難
であった。
【0003】従って、このような防火材料としての性能
を付与させるために、芯材シートの難燃化の方策が検討
されてきた。最も広く行われている方策としては、ポリ
オレフィン樹脂中に難燃剤を配合するものである。その
難燃剤としてはハロゲン系難燃剤、有機リン系難燃剤、
無機質充填材等を挙げることが出来る。
を付与させるために、芯材シートの難燃化の方策が検討
されてきた。最も広く行われている方策としては、ポリ
オレフィン樹脂中に難燃剤を配合するものである。その
難燃剤としてはハロゲン系難燃剤、有機リン系難燃剤、
無機質充填材等を挙げることが出来る。
【0004】しかしながら、ハロゲン系難燃剤で難燃化
された上記の積層体は、炎との接触によって芯材層から
多量の黒煙を発生させると共に、有毒で腐食性のハロゲ
ンガス(ハロゲン蒸気)が発生することから、人体及び
他の機器等に悪影響を及ぼすという問題が伴っている。
された上記の積層体は、炎との接触によって芯材層から
多量の黒煙を発生させると共に、有毒で腐食性のハロゲ
ンガス(ハロゲン蒸気)が発生することから、人体及び
他の機器等に悪影響を及ぼすという問題が伴っている。
【0005】多量の黒煙、有毒なハロゲンガスを発生し
ない樹脂芯材層を用いた積層体として、有機リン系難燃
剤を用いた特開平8−52839号公報が知られ、結晶
水を持つ無機質充填材を用いた特開平6−316031
号公報が知られている。
ない樹脂芯材層を用いた積層体として、有機リン系難燃
剤を用いた特開平8−52839号公報が知られ、結晶
水を持つ無機質充填材を用いた特開平6−316031
号公報が知られている。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】しかし有機リン系難
燃剤の使用例によれば、芯材層樹脂の溶融流動性指数が
低くく、流動性の低下によるペレット化やシート化の困
難につながる。また、結晶水を持つ無機質充填材の使用
例では、無機質充填材の大量添加が必要となり、これに
ついても樹脂組成物のペレット化やシート化の困難につ
ながるほか、更に複合板の特徴である軽量性を損なう。
燃剤の使用例によれば、芯材層樹脂の溶融流動性指数が
低くく、流動性の低下によるペレット化やシート化の困
難につながる。また、結晶水を持つ無機質充填材の使用
例では、無機質充填材の大量添加が必要となり、これに
ついても樹脂組成物のペレット化やシート化の困難につ
ながるほか、更に複合板の特徴である軽量性を損なう。
【0007】本発明の目的は、芯材シートの改良により
火災時に樹脂の溶融流出を防ぎ、火炎または高熱との接
触によっても黒煙或いは有毒ガスを殆ど発生せず、難燃
性に優れた性状を示しながら、更にその組成物において
は無機質充填材の添加量を比較的少量に抑えることが出
来、加工性の低下を防ぎつつ軽量性を呈する、建築、車
両等の内外装材として好適な積層体を得ることにある。
火災時に樹脂の溶融流出を防ぎ、火炎または高熱との接
触によっても黒煙或いは有毒ガスを殆ど発生せず、難燃
性に優れた性状を示しながら、更にその組成物において
は無機質充填材の添加量を比較的少量に抑えることが出
来、加工性の低下を防ぎつつ軽量性を呈する、建築、車
両等の内外装材として好適な積層体を得ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の目
的を達成すべく種々検討を重ねた結果、熱可塑性エラス
トマーの添加により特定の無機質充填材の添加量を軽減
出来、加工性と軽量性を併せ持つ、難燃性に優れた積層
体を得ることに成功した。
的を達成すべく種々検討を重ねた結果、熱可塑性エラス
トマーの添加により特定の無機質充填材の添加量を軽減
出来、加工性と軽量性を併せ持つ、難燃性に優れた積層
体を得ることに成功した。
【0009】即ち、本発明の積層体は下記の[基本的構
成]及び[改良構成1]〜[改良構成5]に規定された
構成からなるものである: [基本的構成] ポリオレフィン(A)に、炭酸カルシ
ウム、シリカ、マイカ、タルク及びガラスから選ばれる
1種以上の無機質充填材(B)10〜50重量%、及び
熱可塑性エラストマー(C)5〜20重量%を含有した
芯材シートの両面に金属板が積層接着されている難燃性
に優れた積層体。[成分(A)+成分(B)+成分
(C)=100重量%]。
成]及び[改良構成1]〜[改良構成5]に規定された
構成からなるものである: [基本的構成] ポリオレフィン(A)に、炭酸カルシ
ウム、シリカ、マイカ、タルク及びガラスから選ばれる
1種以上の無機質充填材(B)10〜50重量%、及び
熱可塑性エラストマー(C)5〜20重量%を含有した
芯材シートの両面に金属板が積層接着されている難燃性
に優れた積層体。[成分(A)+成分(B)+成分
(C)=100重量%]。
【0010】[改良構成1]芯材シートが無発泡若しく
は発泡体であり、発泡体の場合はその発泡倍率が5倍以
下のものである[基本的構成]に記載の難燃性に優れた
積層体。
は発泡体であり、発泡体の場合はその発泡倍率が5倍以
下のものである[基本的構成]に記載の難燃性に優れた
積層体。
【0011】このとき、発泡倍率とは無発泡時のシート
比重を発泡後のシート比重で割った値を示す。この芯材
シートの発泡化により単位体積当たりの有機物量を減少
させることが可能となり、難燃性能の向上につながる。
しかし、発泡倍率が5倍を越えると積層体の物性低下が
著しくなり、実用的でない。また望ましくは発泡倍率が
1.1倍〜4倍である。
比重を発泡後のシート比重で割った値を示す。この芯材
シートの発泡化により単位体積当たりの有機物量を減少
させることが可能となり、難燃性能の向上につながる。
しかし、発泡倍率が5倍を越えると積層体の物性低下が
著しくなり、実用的でない。また望ましくは発泡倍率が
1.1倍〜4倍である。
【0012】[改良構成2]金属板が下記の1種以上で
あり、板厚100〜1000μmの板状体である[基本
的構成]及び[改良構成1]に記載の難燃性に優れた積
層体:アルミニウム板、アルミニウム合金板、鉄板、鋼
板、亜鉛メッキ鋼板、鈴メッキ鋼板、耐食鋼板、銅板、
銅合金板及びチタン板。
あり、板厚100〜1000μmの板状体である[基本
的構成]及び[改良構成1]に記載の難燃性に優れた積
層体:アルミニウム板、アルミニウム合金板、鉄板、鋼
板、亜鉛メッキ鋼板、鈴メッキ鋼板、耐食鋼板、銅板、
銅合金板及びチタン板。
【0013】これらの金属板は板厚100μm未満では
充分な難燃性を得ることが出来ず、1000μmを越え
ると積層体の長所である軽量性を損なう。また、腐食性
の問題から、これらの金属板の内側面(芯材との接着
面)は、何らかの防食処理が施されているのが好まし
い。更に外側面(製品外面)は、塗装・防食処理等施さ
れるのが一般的であるが、これらの処理が難燃化されて
いない場合、積層体の難燃性を損なわないために塗布さ
れる有機物量(固形量)は200g/m2以下とするの
が好ましい。
充分な難燃性を得ることが出来ず、1000μmを越え
ると積層体の長所である軽量性を損なう。また、腐食性
の問題から、これらの金属板の内側面(芯材との接着
面)は、何らかの防食処理が施されているのが好まし
い。更に外側面(製品外面)は、塗装・防食処理等施さ
れるのが一般的であるが、これらの処理が難燃化されて
いない場合、積層体の難燃性を損なわないために塗布さ
れる有機物量(固形量)は200g/m2以下とするの
が好ましい。
【0014】[改良構成3]ポリオレフィンが下記の1
種以上から選ばれる樹脂状物である[基本的構成]並び
に[改良構成1]及び[改良構成2]に記載の難燃性に
優れた積層体:高密度ポリエチレン(HDPE)、中密
度ポリエチレン(MDPE)、線状低密度ポリエチレン
(L−LDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、
単独重合ポリプロピレン及び共重合ポリプロピレン。
種以上から選ばれる樹脂状物である[基本的構成]並び
に[改良構成1]及び[改良構成2]に記載の難燃性に
優れた積層体:高密度ポリエチレン(HDPE)、中密
度ポリエチレン(MDPE)、線状低密度ポリエチレン
(L−LDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、
単独重合ポリプロピレン及び共重合ポリプロピレン。
【0015】また、上記樹脂に無水マレイン酸、アクリ
ル酸、フマル酸等の不飽和カルボン酸、その他酸無水物
またはエステル等の誘導体を共重合若しくはグラフトさ
せた改良樹脂、上記樹脂を電離性放射線処理したり、架
橋剤によって架橋した改質樹脂も用途に応じて用いるこ
とが出来る。
ル酸、フマル酸等の不飽和カルボン酸、その他酸無水物
またはエステル等の誘導体を共重合若しくはグラフトさ
せた改良樹脂、上記樹脂を電離性放射線処理したり、架
橋剤によって架橋した改質樹脂も用途に応じて用いるこ
とが出来る。
【0016】[改良構成4]熱可塑性エラストマーが下
記の1種以上から選ばれる樹脂状物である[基本的構
成]及び[改良構成1]〜[改良構成3]に記載の難燃
性に優れた積層体:スチレンとブタジエンの弾性共重合
体、スチレンとイソプレンの弾性共重合体、エチレンと
α−オレフィンまたは極性モノマーとの弾性共重合体及
びプロピレンとα−オレフィンまたは極性モノマーとの
共重合体。
記の1種以上から選ばれる樹脂状物である[基本的構
成]及び[改良構成1]〜[改良構成3]に記載の難燃
性に優れた積層体:スチレンとブタジエンの弾性共重合
体、スチレンとイソプレンの弾性共重合体、エチレンと
α−オレフィンまたは極性モノマーとの弾性共重合体及
びプロピレンとα−オレフィンまたは極性モノマーとの
共重合体。
【0017】
【作用】上記の構造を呈する積層体は、火災時、その表
面層においては金属板の寄与により防炎性能及び難燃性
能を持つ。また、芯材シートにおいては無機質充填材及
び熱可塑性エラストマーの寄与により、溶融樹脂の流出
を防ぎ、延焼を抑える。この芯材シートは熱可塑性エラ
ストマーの効果により、無機質充填材の添加量を比較的
少量に抑えながら充分な難燃性を付与させることが出
来、これは無機質充填材の大量添加による弊害、即ち比
重増加、比強度低下、加工性低下等の不良減少を予め防
ぐことが可能となる。
面層においては金属板の寄与により防炎性能及び難燃性
能を持つ。また、芯材シートにおいては無機質充填材及
び熱可塑性エラストマーの寄与により、溶融樹脂の流出
を防ぎ、延焼を抑える。この芯材シートは熱可塑性エラ
ストマーの効果により、無機質充填材の添加量を比較的
少量に抑えながら充分な難燃性を付与させることが出
来、これは無機質充填材の大量添加による弊害、即ち比
重増加、比強度低下、加工性低下等の不良減少を予め防
ぐことが可能となる。
【0018】芯材シートの溶融流動性指数[MI(19
0℃;2.16kgf)、またはMFR(230℃;
2.16kgf)]は、0.05g/10min以上且
つ20.0g/10min以下であることが好ましい。
その理由は、0.05g/10min未満及び20.0
g/10minを越えるものは加工性の低下をきたし。
例えばシート押出時等に平滑なシート作成を困難とする
場合があるためである。
0℃;2.16kgf)、またはMFR(230℃;
2.16kgf)]は、0.05g/10min以上且
つ20.0g/10min以下であることが好ましい。
その理由は、0.05g/10min未満及び20.0
g/10minを越えるものは加工性の低下をきたし。
例えばシート押出時等に平滑なシート作成を困難とする
場合があるためである。
【0019】ここで、MI(190℃;2.16kg
f)は、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、線
状低密度ポリエチレン及び低密度ポリエチレンの場合に
使用し、MFR(230℃;2.16kgf)は、単独
重合ポリプロピレン、共重合ポリプロピレン及び上記の
重合体の2種以上から形成された重合体組成物の場合に
使用する。
f)は、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、線
状低密度ポリエチレン及び低密度ポリエチレンの場合に
使用し、MFR(230℃;2.16kgf)は、単独
重合ポリプロピレン、共重合ポリプロピレン及び上記の
重合体の2種以上から形成された重合体組成物の場合に
使用する。
【0020】無機質充填剤は、炭酸カルシウム、シリ
カ、マイカ、タルク及びガラスのそれぞれの場合で効果
が見られる。これらの無機質充填剤は、使用する物質に
より差が見られるものの、全体的には10重量%未満の
添加量では充分な難燃効果が得られず、50重量%より
多い添加量では加工性の低下を引き起こす。
カ、マイカ、タルク及びガラスのそれぞれの場合で効果
が見られる。これらの無機質充填剤は、使用する物質に
より差が見られるものの、全体的には10重量%未満の
添加量では充分な難燃効果が得られず、50重量%より
多い添加量では加工性の低下を引き起こす。
【0021】熱可塑性エラストマーは、スチレンとブタ
ジエンの弾性共重合体、スチレンとイソプレンの弾性共
重合体、エチレンとα−オレフィンまたは極性モノマー
との弾性共重合体、プロピレンとα−オレフィンまたは
極性モノマーとの共重合体及び上記エラストマーの2種
以上から形成された熱可塑性エラストマーでそれぞれ効
果が認められる。これらは5重量%未満では充分な難燃
性が得られず、20重量%より多く添加してもこれ以上
の効果は認められない。
ジエンの弾性共重合体、スチレンとイソプレンの弾性共
重合体、エチレンとα−オレフィンまたは極性モノマー
との弾性共重合体、プロピレンとα−オレフィンまたは
極性モノマーとの共重合体及び上記エラストマーの2種
以上から形成された熱可塑性エラストマーでそれぞれ効
果が認められる。これらは5重量%未満では充分な難燃
性が得られず、20重量%より多く添加してもこれ以上
の効果は認められない。
【0022】また、本発明の樹脂組成物中には、難燃効
果を高める目的で、一般に用いられているハロゲン系、
リン系等の難燃剤を添加することが出来る。但し、ハロ
ゲン系難燃剤には、前述のように有毒で腐食性のハロゲ
ンガスが発生する問題があり、添加の際にはこの点を考
慮する必要がある。
果を高める目的で、一般に用いられているハロゲン系、
リン系等の難燃剤を添加することが出来る。但し、ハロ
ゲン系難燃剤には、前述のように有毒で腐食性のハロゲ
ンガスが発生する問題があり、添加の際にはこの点を考
慮する必要がある。
【0023】更に、増量剤、着色剤、劣化防止剤、帯電
防止剤、滑剤等を必要に応じて添加することが出来る。
防止剤、滑剤等を必要に応じて添加することが出来る。
【0024】本発明の難燃性に優れた積層体にする芯材
シートと金属板とを接合する方法としては、通常の接着
剤を用いる方法または接着性ポリオレフィン樹脂を用い
る方法を挙げることが出来る。それぞれについて下記に
説明する: 接着剤を用いる方法:エポキシ化合物系またはウレタン
化合物系であって、その接着剤層の厚さは0.5〜50
μm程度で充分である。
シートと金属板とを接合する方法としては、通常の接着
剤を用いる方法または接着性ポリオレフィン樹脂を用い
る方法を挙げることが出来る。それぞれについて下記に
説明する: 接着剤を用いる方法:エポキシ化合物系またはウレタン
化合物系であって、その接着剤層の厚さは0.5〜50
μm程度で充分である。
【0025】接着性ポリオレフィン樹脂を用いる方法:
ポリオレフィン樹脂に不飽和カルボン酸またはそ酸無水
物をグラフトさせたものを挙げることが出来る。これを
20〜100μm好ましくは30〜80μmのフイルム
状に成形して用いる。生産性の点からは、この方法が望
ましい。
ポリオレフィン樹脂に不飽和カルボン酸またはそ酸無水
物をグラフトさせたものを挙げることが出来る。これを
20〜100μm好ましくは30〜80μmのフイルム
状に成形して用いる。生産性の点からは、この方法が望
ましい。
【0026】[積層体の作成手順]本発明の難燃性に優
れた積層体は例えば次の手順によって作成され得る: ◆芯材シート 芯材シートを得るには、前述のポリオレフィン(A)に
前述の無機質充填剤(B)及び熱可塑性エラストマー
(C)からなる混合物を、適切な攪拌混合装置例えばヘ
ンシェルミキサー(商品名)、スーパーミキサーまたは
タンブラーミキサー等に装入する。
れた積層体は例えば次の手順によって作成され得る: ◆芯材シート 芯材シートを得るには、前述のポリオレフィン(A)に
前述の無機質充填剤(B)及び熱可塑性エラストマー
(C)からなる混合物を、適切な攪拌混合装置例えばヘ
ンシェルミキサー(商品名)、スーパーミキサーまたは
タンブラーミキサー等に装入する。
【0027】該装入後攪拌混合を1〜10min続けた
後に、得られた混合物をロール混練機またはスクリュー
押出機を用いて更に溶融混練して、次に造粒(ペレタイ
ズ)する。かくして得られたペレットを適当な手段例え
ば熱プレスまたはT−ダイを装備した押出機等によっ
て、任意の膜厚のシート状物に溶融成形して積層体の芯
材シートとする。
後に、得られた混合物をロール混練機またはスクリュー
押出機を用いて更に溶融混練して、次に造粒(ペレタイ
ズ)する。かくして得られたペレットを適当な手段例え
ば熱プレスまたはT−ダイを装備した押出機等によっ
て、任意の膜厚のシート状物に溶融成形して積層体の芯
材シートとする。
【0028】積層体の難燃性の向上或いは軽量化等を目
的に芯材シートを発泡化させる方法として、ポリオレフ
ィン混合物をシート状物に成形する際、溶融樹脂に直接
ガスを注入する方法或いは化学発泡剤を添加する方法が
ある。このとき使用するガスとしては、難燃性を阻害し
ないようにN2或いはCO2等が望ましく、使用する化学
発泡剤としては、スルフォン酸ヒドラジット化合物、ア
ゾ/ジアゾ化合物または重炭酸ナトリウム等の発泡剤が
挙げられる。
的に芯材シートを発泡化させる方法として、ポリオレフ
ィン混合物をシート状物に成形する際、溶融樹脂に直接
ガスを注入する方法或いは化学発泡剤を添加する方法が
ある。このとき使用するガスとしては、難燃性を阻害し
ないようにN2或いはCO2等が望ましく、使用する化学
発泡剤としては、スルフォン酸ヒドラジット化合物、ア
ゾ/ジアゾ化合物または重炭酸ナトリウム等の発泡剤が
挙げられる。
【0029】◆積層体の作製 該芯材シートの両面に前述の接着性ポリオレフィン樹脂
を介在させながら前述の金属板を両面に載置して熱プレ
スし、各層を加熱圧着する。その結果、本発明の難燃性
に優れた積層体が得られる。
を介在させながら前述の金属板を両面に載置して熱プレ
スし、各層を加熱圧着する。その結果、本発明の難燃性
に優れた積層体が得られる。
【0030】◆別法1(接着性ポリオレフィン樹脂(連
続フィルム)使用) T−ダイを装備した押出機によって前述の難燃性の芯材
シートを作製し、その両側から前述の接着性ポリオレフ
ィン樹脂シートを積層し、更にその両側から前述の金属
板を積層し、これらの多層が一対の対向して回転する積
層用ロールからなるニップの間に連続的に供給されなが
ら挟圧されて層間接着され、続いて多段ロールを備えた
引き取り機によって本発明の難燃性積層体を一貫製造す
る。この方法においては、積層用ロールが金属板と難燃
性芯材シートとを接着性ポリオレフィンシートの層を介
して接合させるに充分な温度と押圧力とを備えているこ
とが重要となる。
続フィルム)使用) T−ダイを装備した押出機によって前述の難燃性の芯材
シートを作製し、その両側から前述の接着性ポリオレフ
ィン樹脂シートを積層し、更にその両側から前述の金属
板を積層し、これらの多層が一対の対向して回転する積
層用ロールからなるニップの間に連続的に供給されなが
ら挟圧されて層間接着され、続いて多段ロールを備えた
引き取り機によって本発明の難燃性積層体を一貫製造す
る。この方法においては、積層用ロールが金属板と難燃
性芯材シートとを接着性ポリオレフィンシートの層を介
して接合させるに充分な温度と押圧力とを備えているこ
とが重要となる。
【0031】◆別法2(接着剤使用) T−ダイを装備した押出機または熱プレスによって成形
された難燃性ポリオレフィンからなる芯材シート及び/
または金属板に対して次の3種の塗布態様の何れかが行
われた後に、金属板が芯材シートの両側から積層された
後に対向する一対の積層ロールによって挟圧されて本発
明の難燃性積層体が得られる: ◆◆芯材シートの両面に接着剤を塗布する。 ◆◆芯材シートの両面に積層される双方の金属板の接着
予定面に接着剤を塗布する。 ◆◆芯材シートの片面に接着剤を塗布すると共に接着剤
が塗布されない面に接着される金属板の接着予定面に接
着剤を塗布する。
された難燃性ポリオレフィンからなる芯材シート及び/
または金属板に対して次の3種の塗布態様の何れかが行
われた後に、金属板が芯材シートの両側から積層された
後に対向する一対の積層ロールによって挟圧されて本発
明の難燃性積層体が得られる: ◆◆芯材シートの両面に接着剤を塗布する。 ◆◆芯材シートの両面に積層される双方の金属板の接着
予定面に接着剤を塗布する。 ◆◆芯材シートの片面に接着剤を塗布すると共に接着剤
が塗布されない面に接着される金属板の接着予定面に接
着剤を塗布する。
【0032】
【実施例】以下に実施例及び必要に応じて比較例を参照
して本発明を具体的に説明する。しかし、本発明の範囲
は実施例に限定されるものではない。下記の実施例に当
業者が容易に施し得る不可及び/または変更等が施され
た態様も本発明の範囲内である。
して本発明を具体的に説明する。しかし、本発明の範囲
は実施例に限定されるものではない。下記の実施例に当
業者が容易に施し得る不可及び/または変更等が施され
た態様も本発明の範囲内である。
【0033】[実施例における試験の方法及び条件] (1)芯材シートの作製方法 各実施例及び各比較例において、ポリオレフィン樹脂の
ペレットを得、溶融流動性指数を測定し、溶融混練後、
T−ダイ法(ダイス温度;180℃)によりポリオレフ
ィン樹脂のシート(縦220mm×横220mm×厚さ
1.0〜4.6mm)を作製した。
ペレットを得、溶融流動性指数を測定し、溶融混練後、
T−ダイ法(ダイス温度;180℃)によりポリオレフ
ィン樹脂のシート(縦220mm×横220mm×厚さ
1.0〜4.6mm)を作製した。
【0034】(2)積層体の作製方法 得られたポリオレフィンシートを芯材シートとして、そ
の両面に所定の接着性ポリオレフィン樹脂のフィルム
(フィルム厚さ;30μm)を敷き、その上に金属板を
載置して熱プレスによって熱圧着(140℃×5mi
n)して所定寸法の積層体(縦220mm×横220m
m×厚さ1.4〜5.0mm)を作製した。この積層体
にホールソーを用いて穿孔(直径;25mm)したもの
を試験片とした。
の両面に所定の接着性ポリオレフィン樹脂のフィルム
(フィルム厚さ;30μm)を敷き、その上に金属板を
載置して熱プレスによって熱圧着(140℃×5mi
n)して所定寸法の積層体(縦220mm×横220m
m×厚さ1.4〜5.0mm)を作製した。この積層体
にホールソーを用いて穿孔(直径;25mm)したもの
を試験片とした。
【0035】(3)加工性の評価 上記(1)に基づき、T−ダイ法によって平滑なシート
の作製が容易なものを加工性良好(○)、T−ダイ法に
よって平滑なシート作製が困難なものを加工性不良
(×)とした。
の作製が容易なものを加工性良好(○)、T−ダイ法に
よって平滑なシート作製が困難なものを加工性不良
(×)とした。
【0036】(4)難燃性の評価 実施例(実施例及び比較例の総称)における難燃性の評
価は、JIS A 1321建築物の内装材料及び工法
の難燃性試験方法における付加試験(以下、難燃性試験
と略称することがある)において、試験前後の試験体の
重量の減少を燃焼及び流出した(即ち延焼の恐れのあ
る)樹脂分の総量として測定し、これが3.0g以下と
なるものを難燃性良好(○)、3.0gを越えるものを
難燃性不良(×)とした。
価は、JIS A 1321建築物の内装材料及び工法
の難燃性試験方法における付加試験(以下、難燃性試験
と略称することがある)において、試験前後の試験体の
重量の減少を燃焼及び流出した(即ち延焼の恐れのあ
る)樹脂分の総量として測定し、これが3.0g以下と
なるものを難燃性良好(○)、3.0gを越えるものを
難燃性不良(×)とした。
【0037】実施例1 ポリオレフィン樹脂(以下略称「成分(P)」)の構成
成分として、高密度ポリエチレン[略称:HDPE−
1;密度0.964g/cc;MI(190℃;2.1
6kgf)1.80g/10min]60重量%、無機
質充填剤(以下略称「成分(Q)」)の構成成分とし
て、炭酸カルシウム[商品名:スタービコット(白石工
業社製)]30重量%、熱可塑性エラストマー(以下略
称「成分(R)」)の構成成分としてスチレン−ブタジ
エンブロック共重合体[商品名:カリフレックス(シェ
ル化学社製)]10重量%を添加して、ヘンシェルミキ
サー(商品名)に挿入して攪拌混合を3min行った。
成分として、高密度ポリエチレン[略称:HDPE−
1;密度0.964g/cc;MI(190℃;2.1
6kgf)1.80g/10min]60重量%、無機
質充填剤(以下略称「成分(Q)」)の構成成分とし
て、炭酸カルシウム[商品名:スタービコット(白石工
業社製)]30重量%、熱可塑性エラストマー(以下略
称「成分(R)」)の構成成分としてスチレン−ブタジ
エンブロック共重合体[商品名:カリフレックス(シェ
ル化学社製)]10重量%を添加して、ヘンシェルミキ
サー(商品名)に挿入して攪拌混合を3min行った。
【0038】得られた混合物を押出機(口径45mm)
中で溶融混練(200℃)後、押出してペレット化し
た。得られたペレットを溶融混練してT−ダイ法(ダイ
ス温度;180℃)により樹脂シートを得た。該樹脂シ
ートの両面に接着性ポリオレフィンフィルム[商品名:
アドマー(東セロ化学社製)]を敷き、更にその両側か
ら2枚の金属薄板としてアルミニウム薄板(板厚;20
0μm)で挟んで熱プレス(140℃)で加圧押圧(5
min)して、本発明の難燃性積層体(総厚3mm、縦
220×横220mm)を作製した。該積層体にホール
ソーで所定寸法の孔を穿った後に、難燃性試験(JIS
A 1321に準拠)を実施した。燃焼時に黒煙や有
毒ガスの発生は殆ど無かった。その結果を表1に示す。
中で溶融混練(200℃)後、押出してペレット化し
た。得られたペレットを溶融混練してT−ダイ法(ダイ
ス温度;180℃)により樹脂シートを得た。該樹脂シ
ートの両面に接着性ポリオレフィンフィルム[商品名:
アドマー(東セロ化学社製)]を敷き、更にその両側か
ら2枚の金属薄板としてアルミニウム薄板(板厚;20
0μm)で挟んで熱プレス(140℃)で加圧押圧(5
min)して、本発明の難燃性積層体(総厚3mm、縦
220×横220mm)を作製した。該積層体にホール
ソーで所定寸法の孔を穿った後に、難燃性試験(JIS
A 1321に準拠)を実施した。燃焼時に黒煙や有
毒ガスの発生は殆ど無かった。その結果を表1に示す。
【0039】実施例2及び3 上記の成分(P)、(Q)及び(R)を用いて作製した
ペレットに化学発泡剤アゾジカルボンアミド(表中略称
「成分S」)[商品名:ビニホール(永和化学工業社
製)]0.3重量部を添加し、流動パラフィンを用いて
展着させた。これを押出機で製膜し、得られた発泡倍率
約1.8倍の発泡シートを芯材シートとして実施例1と
同様に積層体を作製し、難燃性試験を実施した。また、
上記の成分(S)の量を調整し、発泡倍率約3.0倍の
発泡シートを用いたものを実施例3として難燃性試験を
実施した。それらの結果を表1に示す。
ペレットに化学発泡剤アゾジカルボンアミド(表中略称
「成分S」)[商品名:ビニホール(永和化学工業社
製)]0.3重量部を添加し、流動パラフィンを用いて
展着させた。これを押出機で製膜し、得られた発泡倍率
約1.8倍の発泡シートを芯材シートとして実施例1と
同様に積層体を作製し、難燃性試験を実施した。また、
上記の成分(S)の量を調整し、発泡倍率約3.0倍の
発泡シートを用いたものを実施例3として難燃性試験を
実施した。それらの結果を表1に示す。
【0040】実施例4〜6及び比較例1及び2 成分(Q)である炭酸カルシウムと成分(R)であるス
チレン−ブタジエンブロック共重合体のそれぞれの添加
量を表1に示された量に変更した以外には実施例1と同
様にして積層体を作製し、難燃性試験を行った。その結
果を表1に示す。
チレン−ブタジエンブロック共重合体のそれぞれの添加
量を表1に示された量に変更した以外には実施例1と同
様にして積層体を作製し、難燃性試験を行った。その結
果を表1に示す。
【0041】比較例3〜6 成分(Q)である炭酸カルシウムの添加量を表1に示さ
れた量に変更し、成分(R)であるスチレン−ブタジエ
ンブロック共重合体を添加せずに実施例1と同様にして
積層体を作製し、難燃性試験を行った。尚、比較例6に
ついてはT−ダイ法による平滑なシート作製が困難であ
ったため、熱プレス(180℃)で5min溶融押圧し
て芯材シートを得たほかは、実施例1と同様にして積層
体を作製し、難燃性試験を行った。それらの結果を表1
に示す。
れた量に変更し、成分(R)であるスチレン−ブタジエ
ンブロック共重合体を添加せずに実施例1と同様にして
積層体を作製し、難燃性試験を行った。尚、比較例6に
ついてはT−ダイ法による平滑なシート作製が困難であ
ったため、熱プレス(180℃)で5min溶融押圧し
て芯材シートを得たほかは、実施例1と同様にして積層
体を作製し、難燃性試験を行った。それらの結果を表1
に示す。
【0042】比較例7〜10 成分(Q)である炭酸カルシウムを添加せず、成分
(R)であるスチレン−ブタジエンブロック共重合体の
添加量を表1に示された量に変更したほかは実施例1と
同様にして積層体を作製し、難燃性試験を行った。その
結果を表1に示す。
(R)であるスチレン−ブタジエンブロック共重合体の
添加量を表1に示された量に変更したほかは実施例1と
同様にして積層体を作製し、難燃性試験を行った。その
結果を表1に示す。
【0043】実施例7〜10 積層体両面に載置する金属板として、板厚100μm及
び1000μmのアルミニウム板を用いたものを実施例
7及び8として、板厚200μmの亜鉛メッキ鋼板及び
板厚200μmの耐食鋼板を用いたものを実施例9及び
10として、実施例1と同様にして積層体を作製し、難
燃性試験を行った。その結果を表2に示す。
び1000μmのアルミニウム板を用いたものを実施例
7及び8として、板厚200μmの亜鉛メッキ鋼板及び
板厚200μmの耐食鋼板を用いたものを実施例9及び
10として、実施例1と同様にして積層体を作製し、難
燃性試験を行った。その結果を表2に示す。
【0044】実施例11〜13 成分(P)であるポリオレフィン樹脂として、HDPE
−2[密度0.964;MI7.50g/10mi
n]、HDPE−3[密度0.950;MI0.05g
/10min]及びPP−1[密度0.900;MFR
2.30g/10min]を用いたものをそれぞれ実施
例11、12及び13として積層体を作製し、難燃性試
験を行った。その結果を表2に示す。
−2[密度0.964;MI7.50g/10mi
n]、HDPE−3[密度0.950;MI0.05g
/10min]及びPP−1[密度0.900;MFR
2.30g/10min]を用いたものをそれぞれ実施
例11、12及び13として積層体を作製し、難燃性試
験を行った。その結果を表2に示す。
【0045】実施例14〜17 成分(Q)である炭酸カルシウムをシリカ[商品名:サ
イロイド(富士デヴィソン社製)]、マイカ[商品名:
レプコマイカ(レプコ社製)]、タルク[商品名:タル
クLMS(富士タルク社製)]及びガラス[グラスロン
チョップドストランド(旭ファイバーグラス社製)]に
変更したものをそれぞれ実施例14、15、16及び1
7として積層体を作製し、難燃性試験を行った。その結
果を表2に示す。
イロイド(富士デヴィソン社製)]、マイカ[商品名:
レプコマイカ(レプコ社製)]、タルク[商品名:タル
クLMS(富士タルク社製)]及びガラス[グラスロン
チョップドストランド(旭ファイバーグラス社製)]に
変更したものをそれぞれ実施例14、15、16及び1
7として積層体を作製し、難燃性試験を行った。その結
果を表2に示す。
【0046】実施例18及び19 成分(R)であるスチレン−ブタジエンブロック共重合
体をスチレン−イソプレンブロック共重合体[商品名:
カリフレックス(シェル化学社製)]及びエチレン−プ
ロピレン弾性共重合体[商品名:JSR EP(日本合
成ゴム社製)]に変更したものをそれぞれ実施例18及
び19として積層体を作製し、難燃性試験を行った。そ
の結果を表2に示す。
体をスチレン−イソプレンブロック共重合体[商品名:
カリフレックス(シェル化学社製)]及びエチレン−プ
ロピレン弾性共重合体[商品名:JSR EP(日本合
成ゴム社製)]に変更したものをそれぞれ実施例18及
び19として積層体を作製し、難燃性試験を行った。そ
の結果を表2に示す。
【0047】[実験例の所見] (1)実施例1〜6及び比較例1〜10で得られた難燃
性試験の結果を示す表1から、下記のことが看取され
る:実施例1の積層体は難燃性良好で、試験中の燃焼或
いは溶融樹脂の流出による重量減少も殆ど無い。
性試験の結果を示す表1から、下記のことが看取され
る:実施例1の積層体は難燃性良好で、試験中の燃焼或
いは溶融樹脂の流出による重量減少も殆ど無い。
【0048】実施例2及び3の積層体は実施例1と同様
に難燃性良好である。即ち、本樹脂組成物は発泡/無発
泡に関わりなく、難燃性能を維持できるものと判断され
る。但し、芯材シートの極端な剛性低下を引き起こすた
め、発泡倍率は5.0倍以下が実用的である。
に難燃性良好である。即ち、本樹脂組成物は発泡/無発
泡に関わりなく、難燃性能を維持できるものと判断され
る。但し、芯材シートの極端な剛性低下を引き起こすた
め、発泡倍率は5.0倍以下が実用的である。
【0049】実施例3〜6の積層体は実施例1と同様に
難燃性良好であった。これに対し、比較例1及び2の積
層体は重量減少が大きく、難燃性不良と判断される。即
ち、成分(Q)及び(R)の添加量は、それぞれ10重
量%以上及び5重量%以上必要となり、これらを同時に
満たすべきであると判断される。
難燃性良好であった。これに対し、比較例1及び2の積
層体は重量減少が大きく、難燃性不良と判断される。即
ち、成分(Q)及び(R)の添加量は、それぞれ10重
量%以上及び5重量%以上必要となり、これらを同時に
満たすべきであると判断される。
【0050】比較例3〜5の積層体は難燃性不良で重量
減少が大きい。これに対し、比較例6の積層体は重量減
少が小さく、難燃性良好であるといえるが、加工性の低
下が大きい。即ち、成分(Q)である炭酸カルシウムの
みで充分な難燃性を付与させるためには、70重量%以
上の添加が必要となり、比重の増加及び加工性の低下を
生じる。
減少が大きい。これに対し、比較例6の積層体は重量減
少が小さく、難燃性良好であるといえるが、加工性の低
下が大きい。即ち、成分(Q)である炭酸カルシウムの
みで充分な難燃性を付与させるためには、70重量%以
上の添加が必要となり、比重の増加及び加工性の低下を
生じる。
【0051】比較例7〜10の積層体は重量減少が大き
い。即ち、成分(R)であるスチレン−ブタジエンブロ
ック共重合体のみで充分な難燃性を付与させることは困
難である。
い。即ち、成分(R)であるスチレン−ブタジエンブロ
ック共重合体のみで充分な難燃性を付与させることは困
難である。
【0052】(2)実施例7〜18で得られた難燃性試
験の結果を示す表2から、下記のことが看取される:実
施例7〜10の積層体は実施例1と同様に難燃性良好で
あった。即ち、積層体両面に載置するアルミニウム薄板
は、100μm〜1000μmの範囲で有効に作用し、
更にアルミニウム以外の素材からなる金属板でも十分な
効果を得ることができる。
験の結果を示す表2から、下記のことが看取される:実
施例7〜10の積層体は実施例1と同様に難燃性良好で
あった。即ち、積層体両面に載置するアルミニウム薄板
は、100μm〜1000μmの範囲で有効に作用し、
更にアルミニウム以外の素材からなる金属板でも十分な
効果を得ることができる。
【0053】実施例11〜13の積層体は実施例1と同
様に難燃性良好であった。即ち、基本的構成に変更がな
ければ、芯材シートに一般的なポリオレフィン樹脂を用
いた場合でも充分な難燃性を得ることができる。
様に難燃性良好であった。即ち、基本的構成に変更がな
ければ、芯材シートに一般的なポリオレフィン樹脂を用
いた場合でも充分な難燃性を得ることができる。
【0054】実施例14〜19の積層体は実施例1と同
様に難燃性良好であった。即ち、成分(Q)として炭酸
カルシウム、シリカ、タルクを用いた場合、また成分
(R)としてスチレン−イソプレンブロック共重合体、
エチレン−プロピレン弾性共重合体を用いた場合でもそ
れぞれ充分な難燃性を得ることができる。
様に難燃性良好であった。即ち、成分(Q)として炭酸
カルシウム、シリカ、タルクを用いた場合、また成分
(R)としてスチレン−イソプレンブロック共重合体、
エチレン−プロピレン弾性共重合体を用いた場合でもそ
れぞれ充分な難燃性を得ることができる。
【0055】
【発明の効果】本発明の積層体は、無機質充填材の添加
量を比較的少量に抑えることが出来、製造時の加工性低
下を防ぎ一般的な製造設備での生産が可能となり、軽量
性を呈し、燃焼時に黒煙や有毒ガスの発生は殆ど無く、
樹脂の溶融流出を防ぐという、難燃性に優れた性状を示
す。更に本発明の積層体は、難燃性を付与する目的で芯
材シートに添加する各種の添加剤を、比較的広い範囲で
選択することが可能であり、コスト、物性等の各要因に
合わせた製品構成を取ることができ、建築物、車両等の
内外装材として好適である。
量を比較的少量に抑えることが出来、製造時の加工性低
下を防ぎ一般的な製造設備での生産が可能となり、軽量
性を呈し、燃焼時に黒煙や有毒ガスの発生は殆ど無く、
樹脂の溶融流出を防ぐという、難燃性に優れた性状を示
す。更に本発明の積層体は、難燃性を付与する目的で芯
材シートに添加する各種の添加剤を、比較的広い範囲で
選択することが可能であり、コスト、物性等の各要因に
合わせた製品構成を取ることができ、建築物、車両等の
内外装材として好適である。
【0056】
【表1】
【0057】
【表2】
Claims (2)
- 【請求項1】 ポリオレフィン(A)に、炭酸カルシウ
ム、シリカ、マイカ、タルク及びガラスから選ばれる1
種以上の無機質充填材(B)を10〜50重量%、及び
熱可塑性エラストマー(C)を5〜20重量%含有した
芯材シートの両面に金属板が積層接着されている難燃性
に優れた積層体。 - 【請求項2】 芯材シートが無発泡または発泡倍率が5
倍以下の発泡体であり、金属板がアルミニウム板、アル
ミニウム合金板、鉄板、鋼板、亜鉛メッキ鋼板、鈴メッ
キ鋼板、耐食鋼板、銅板、銅合金板及びチタン板から選
ばれた板厚100〜1000μmの板状体であり、ポリ
オレフィンが高密度ポリエチレン(HDPE)、中密度
ポリエチレン(MDPE)、線状低密度ポリエチレン
(L−LDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、
単独重合ポリプロピレン及び共重合ポリプロピレンから
選ばれた1種以上のものであり、熱可塑性エラストマー
がスチレンとブタジエンの弾性共重合体、スチレンとイ
ソプレンの弾性共重合体、エチレンとα−オレフィンま
たは極性モノマーとの弾性共重合体及びプロピレンとα
−オレフィンまたは極性モノマーとの共重合体から選ば
れたの1種以上のものである請求項1記載の難燃性に優
れた積層体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33276996A JPH10157009A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 難燃性に優れた積層体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33276996A JPH10157009A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 難燃性に優れた積層体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10157009A true JPH10157009A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18258636
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33276996A Pending JPH10157009A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 難燃性に優れた積層体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10157009A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002059522A (ja) * | 2000-08-22 | 2002-02-26 | Dainippon Printing Co Ltd | 化粧シート |
| JP2002067247A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-05 | Dainippon Printing Co Ltd | 化粧シート |
| KR20210001015A (ko) * | 2019-06-26 | 2021-01-06 | 한국신발피혁연구원 | 무발포 저비중 폴리올레핀계 엘라스토머 조성물 및 이로부터 형성된 성형체 |
| KR20210119597A (ko) * | 2020-03-24 | 2021-10-06 | 신승용 | 외면의 화염침투방지 기능이 향상된 발포우레탄폼 단열보드 및 그 제조방법 |
| CN115847960A (zh) * | 2022-01-19 | 2023-03-28 | 上海箱箱智能科技有限公司 | 片材 |
| CN115848774A (zh) * | 2022-01-19 | 2023-03-28 | 上海箱箱智能科技有限公司 | 托盘 |
-
1996
- 1996-11-28 JP JP33276996A patent/JPH10157009A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002059522A (ja) * | 2000-08-22 | 2002-02-26 | Dainippon Printing Co Ltd | 化粧シート |
| JP2002067247A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-05 | Dainippon Printing Co Ltd | 化粧シート |
| KR20210001015A (ko) * | 2019-06-26 | 2021-01-06 | 한국신발피혁연구원 | 무발포 저비중 폴리올레핀계 엘라스토머 조성물 및 이로부터 형성된 성형체 |
| KR20210119597A (ko) * | 2020-03-24 | 2021-10-06 | 신승용 | 외면의 화염침투방지 기능이 향상된 발포우레탄폼 단열보드 및 그 제조방법 |
| CN115847960A (zh) * | 2022-01-19 | 2023-03-28 | 上海箱箱智能科技有限公司 | 片材 |
| CN115848774A (zh) * | 2022-01-19 | 2023-03-28 | 上海箱箱智能科技有限公司 | 托盘 |
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