JPH1015768A - C軸機能を有する旋削工作機械の主軸駆動装置 - Google Patents

C軸機能を有する旋削工作機械の主軸駆動装置

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JPH1015768A
JPH1015768A JP16998596A JP16998596A JPH1015768A JP H1015768 A JPH1015768 A JP H1015768A JP 16998596 A JP16998596 A JP 16998596A JP 16998596 A JP16998596 A JP 16998596A JP H1015768 A JPH1015768 A JP H1015768A
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JP
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gear
shaft
drive shaft
rotary drive
backlash
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JP16998596A
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Inventor
Yasuo Yoshinaga
保雄 好永
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Hitachi Seiki Co Ltd
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Hitachi Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 C軸機能の駆動系と旋削加工の駆動系を共通
化することにより駆動系の簡素化を図る。 【解決手段】 主軸Sと、主軸に設けられた第1の歯車
25と、主軸と平行に設けられた回転駆動軸3と、駆動
体Mと、第1の歯車25と噛み合い第1の歯車に対して
回転駆動軸と平行方向に移動可能な第2の歯車11と、
第2の歯車に対して微小角度回転可能な第2の歯車と同
一の第3の歯車12と、第2,第3の歯車11,12を
第1の位置Aと、第2の位置Bとの間で進退移動させる
進退方向駆動手段16と、第2の歯車と前記第3の歯車
との間に設けられ、第2の位置Bで第3の歯車12を第
2の歯車11に対して微小角度回転させてバックラッシ
を除去する歯車回動手段13を有するバックラッシ除去
手段とから構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、旋削工作機械の主軸駆
動装置にかかり、特に、精密な回転位置決め機能(C軸
機能)を有する旋削工作機械の主軸駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】NC(数値制御),ターニングセンタ等
の旋削工作機械の中には、ワークを回転させる主軸に精
密な回転割出し機能(C軸機能)を設けたものが知られ
ている。このようなNC旋盤においてC軸機能を利用す
る場合には、主軸側の歯車と駆動体側の歯車とのバック
ラッシを除去して精密な回転位置決めを行う必要があ
る。その反面、旋削工作機械において旋削加工を行う場
合には、主軸をチャックで把持したワークとともに高速
で回転させる必要があり、回転力を伝達する歯車機構の
歯車の歯部間には焼付けを防止するために適度なバック
ラッシを設ける必要がある。このことから、C軸機能の
主軸の駆動系と旋削加工における主軸の駆動系は別体に
設けられているのが一般的である。しかしながら、機能
が異なるごとに別個の駆動系を設けることは、工作機械
が複雑かつ大型化してコストも高くなるという問題があ
る。また、構造が複雑になって、その分信頼性を低下さ
せるおそれがあるという問題が生じた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を解決するためになされたもので、C軸機能の駆動系と
旋削加工の駆動系を共通化することにより駆動系の簡素
化を図り、小型,低価格で信頼性の高いC軸機能を有す
る旋削工作機械の主軸駆動装置を提供しようとするもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたもので、主軸台に回転自在に支持された主軸
と、この主軸に設けられた第1の歯車と、前記主軸台に
回転自在に支持されるとともに、前記主軸の軸線方向と
平行な方向に軸線を有する回転駆動軸と、この回転駆動
軸を回転させるための駆動体と、前記回転駆動軸に設け
られ、前記第1の歯車と噛み合うとともに、前記第1の
歯車に対して前記回転駆動軸の軸線方向に相対移動可能
な第2の歯車と、前記回転駆動軸に設けられ、前記第2
の歯車とともに前記第1の歯車に対して前記回転駆動軸
の軸線方向に相対移動可能であるとともに、前記第2の
歯車に対して微小角度回転可能な前記第2の歯車と同一
寸法,同一形状の第3の歯車と、前記第1の歯車または
前記第3の歯車および前記第2の歯車を、前記第2の歯
車のみが前記第1の歯車に噛み合う第1の位置と、前記
第2の歯車および前記第3の歯車の双方が前記第1の歯
車に噛み合う第2の位置との間で進退移動させる進退方
向駆動手段と、前記第2の歯車と前記第3の歯車との間
に設けられ、前記第2の歯車および前記第3の歯車が前
記第2の位置以外の位置にあるときには前記第2の歯車
と前記第1の歯車との間のバックラッシ量よりも大きい
位相のずれ量で前記第3の歯車を前記第2の歯車に対し
て所定角度回転させて位置決めし、前記第2の歯車およ
び前記第3の歯車が前記第2の位置に移動して前記第3
の歯車が前記第1の歯車に噛み合うとき、この噛み合い
動作により前記第3の歯車を前記第2の歯車に対して微
小角度回転させ、前記第3の歯車を前記第1の歯車と前
記第2の歯車との間のバックラッシを除去する方向に付
勢するバックラッシ除去手段ととからなることを特徴と
するC軸機能を有する主軸駆動装置である。
【0005】また、前記バックラッシ除去手段は、前記
第3の歯車を前記回転軸線の軸線上から前記第2の歯車
に向けて常時付勢する付勢手段と、前記第2の歯車の前
記第3の歯車と対向する一側面に設けられた凸部または
凹部と、前記第2の歯車の前記一側面に対向する前記第
3の歯車の他側面に設けられ前記凸部または前記凹部と
係合する凹部または凸部とから構成してもよく、さら
に、前記主軸には前記第1の歯車に前記第1の歯車と歯
数の異なる第4の歯車を設け、前記回転駆動軸には前記
第4の歯車に係脱自在に噛み合う第5の歯車を前記第2
の歯車および前記第3の歯車とともに進退移動自在に設
け、前記第2の歯車,前記第3の歯車および前記第5の
歯車が進退移動する移動経路上には、前記第1の位置と
前記第2の位置の他に、前記第2の歯車および前記第3
の歯車が前記第1の歯車と噛み合わず、前記第5の歯車
が前記第4の歯車に噛み合う第3の位置を設け、前記第
2の歯車,前記第3の歯車および前記第5の歯車を前記
第1の位置と前記第3の位置との間で選択的に切り換え
ることにより旋削回転加工時における主軸の回転速度ま
たは回転速度領域を高低切り換えることができるように
してもよい。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面に従って
詳細に説明する。図1は本発明の旋削工作機械の主軸駆
動装置にかかり、主軸台の拡大断面図、図2は主軸台を
駆動軸,中間軸,進退駆動機構のロッドを通る線で破断
した図である。なお、各図において歯車が移動した状態
を仮想線(二点鎖線)で示す。また、以下の説明におい
て「一側」というときには図面の右側を指し、「他側」
というときには同左側を指すものとする。
【0007】図2に示すように、主軸台1には軸受1
a,1bにより主軸Sが回転自在に支持されている。こ
の実施形態において主軸Sには、高速回転用の小径歯車
25(第1の歯車)と、低速回転用の大径歯車24(第
4の歯車)の二つの歯車が設けられていて、歯車の切換
動作により主軸Sの回転速度または回転速度領域を高速
・低速の2段階に切り換えることができるようになって
いる。主軸Sを回転させるための駆動体である主軸回転
用のモータMは、主軸台1の主軸Sから軸中心が所定量
離れた位置に設けられていて、主軸台1に内蔵された駆
動伝達機構を介して主軸Sに回転を伝達することができ
るようになっている。このモータMはACサーボモー
タ,DCサーボモータ等のいわゆる制御モータである
が、制御装置からの指令パルス数に応じて回転すること
ができ、精密な回転位置決めが可能なステッピングモー
タっであってもよい。
【0008】[駆動伝達機構の説明]主軸台1には、こ
のモータMの駆動を主軸Sに伝達する駆動伝達機構が内
蔵されている。モータMの出力軸Maの一端には、両端
を軸受4,5で回転自在に支持され主軸Sと平行に配置
された駆動軸2の他端が連結されている。この駆動軸2
には駆動歯車8がキー8d,C形止め輪,E形止め輪等
の固定部材8eで固着されている。この固定部材8eは
止めねじ,ピン部材等であってもよい。また、駆動歯車
8の一部には、全周にわたって歯を部分的に切落した切
欠小径部8cが形成されていて、後述する中間歯車11
と噛み合うことのできる歯幅が細幅に形成された一側歯
部8aと、中間歯車11およびバックラッシ除去用歯車
12(以下、除去用歯車12と記載する)の双方と噛み
合うことのできる歯幅が広幅に形成された他側歯部8b
とに分けられている。
【0009】この実施形態において主軸Sと駆動軸2と
の間には、主軸Sおよび駆動軸2と平行に回転駆動軸で
ある中間軸3が設けられている。この中間軸3も、両端
を軸受6,7により回転自在に支持されている。この中
間軸3には、スプライン軸部3aが形成されている。ス
プライン軸部3aと係合するスプライン穴が内周部に形
成された円筒状のスライダ9が外嵌されている。従っ
て、スライダ9は中間軸3に沿って主軸軸線と平行な方
向に進退移動自在であるとともに、スライダ9の回転が
前記スプライン穴とスプライン軸部3aを介して中間軸
3に伝達され、中間軸3とともに回転する。
【0010】スライダ9の一側(図1において右側)に
は、主軸Sの大径歯車24と噛み合う第5の歯車である
第1中間歯車10が一体に形成されている。また、スラ
イダ9の他側には、第1中間歯車10よりも大径の第2
中間歯車11(第2の歯車)が設けられている。この第
2中間歯車11は、スライダ9に外嵌され、キー9a,
C形止め輪,E形止め輪等の固定部材9bによってスラ
イダ9に固着されている。この固定部材9bは止めね
じ,ピン部材等であってもよい。また、この第2中間歯
車11は、駆動軸2の駆動歯車8と噛み合うとともに、
スライダ9が他側位置にあるときには主軸Sの小径歯車
25と噛み合うことができるようになっている。なお、
スライダ9が第3の位置である一側位置(図2中Cで示
す位置,以下、一側位置Cと記載)から第1の位置であ
る中間位置(図2中Aで示す位置,以下中間位置Aと記
載)または第2の位置である他側位置(図2中Bで示す
位置,以下他側位置Bと記載)へ移動すると、第1中間
歯車10と大径歯車24との噛み合いは解除される。
【0011】上記態様によりモータMの駆動力は、スラ
イダ9が中間軸3の一側位置Cにあるときには、駆動軸
2,駆動歯車8の一側歯部8a,第2中間歯車11,中
間軸3,第1中間歯車10,大径歯車24を経て主軸S
に伝達され、スライダ9が中間軸3の中間位置Aにある
ときには、駆動軸2,駆動歯車8の他側歯部8b,第2
中間歯車11,中間軸3,小径歯車25を経て主軸Sに
伝達される。すなわち、一側位置C,中間位置Aで旋削
加工時の回転数に応じて高速領域,低速領域の変速が行
われる。スライダ9を中間位置に移動させると、第2中
間歯車11のみが駆動歯車8の他側歯部8bおよび小径
歯車25に噛み合い、除去用歯車12は駆動歯車8の切
欠小径部8cに位置する。これにより、割出し回転用の
小径歯車25を利用して主軸Sを高速で回転させること
ができる。また、スライダ9が中間軸3の他側位置Bに
あるときには、駆動軸2,駆動歯車8の他側歯部8b,
第2中間歯車11,小径歯車25を経て主軸Sに伝達さ
れ、C軸の回転が制御される。
【0012】[スライダの進退駆動手段の説明]次に、
スライダ9を中間軸3に沿って進退移動させる進退駆動
手段について説明する。図2に示すように、中間軸3と
平行にロッド18が設けられている。このロッド18
は、主軸台1の一側に形成されたガイド19および他側
に形成されたガイド部材17のガイド穴に支持されなが
ら中間軸3と平行方向に進退移動自在である。符号20
は、ロッド18の軸線上に形成された主軸台1の穴を埋
めるための部材である。
【0013】主軸台1の外側であってガイド部材17の
他側には、ロッド18を進退移動させるためのシリンダ
16が設けられている。このシリンダ16の進退移動自
在なピストンロッド16aの先端がロッド18に連結さ
れている。また、ロッド18の途中部位には、スライダ
9と係合してロッド18の進退移動とともにスライダ9
を進退移動させるシフタ部材21が設けられている。一
方、第2中間歯車11と一体に形成されスライダ9に外
嵌されたスリーブ11aの他側には、全周にわたって係
合溝11cが形成され、この係合溝11cにシフタ部材
21の係合部22が係合している。上記したシリンダ1
6,ピストンロッド16a,ロッド18,ガイド部材1
7,ガイド19,シフタ部材21,係合部22,係合溝
11c等により進退駆動手段が構成されている。この進
退駆動手段は、近接スイッチ等の公知の検出部材である
一側位置検出部材16a,中間位置検出部材16b,他
側位置検出部材16cによりシフタ部材21による第1
中間歯車10,第2中間歯車11等の移動位置が検出さ
れる。
【0014】[バックラッシ除去手段ついての説明]C
軸機能により主軸Sの正確な回転割出しを行う際には、
駆動歯車8の他側歯部8bおよび小径歯車25と第2中
間歯車11が噛み合ったときのバックラッシを除去する
必要がある。そのため、この実施形態においては、第2
中間歯車11の一側に第2中間歯車11と同一寸法,同
一形状、すなわち、ピッチ円半径,歯数,モジュール,
圧力角等の各部の寸法や形状が同一の除去用歯車12
(第3の歯車)を設け、駆動歯車8の他側刃具8bおよ
び小径歯車25と第2中間歯車11および除去用歯車1
2が噛み合ったときに第2中間歯車11および除去用歯
車12に位相のずれを生じさせる、すなわち、それぞれ
の歯車の山部と山部または谷部と谷部をずらすことによ
り、バックラッシを除去している。
【0015】除去用歯車12は、スリーブ11aの一側
からスリーブ11aに外嵌され、第2歯車11に対峙す
る近傍位置まで挿入してナット14により止められてい
る。除去用歯車12の一側には、スリーブ9と同心状の
有底穴12aが形成され、この有底穴12aの底部に付
勢部材としての皿ばね15が嵌入されている。この皿ば
ね15はナット14と除去用歯車12との間に介在して
いて、除去用歯車12を第2中間歯車11側に常時付勢
している。
【0016】除去用歯車12を回動させる歯車回動部材
13は、第2中間歯車11の一側面に形成された凸部
(または凹部)13aと除去用歯車12の他側面に形成
された凹部(または凸部)13bとからなっている。図
3は図1のI−I方向断面図、図4および図5は歯車回
動部材13の説明図にかかり、図4(イ)はバックラッ
シ除去歯車が小径歯車に噛み合っていない場合における
歯車回動部材の状態を示す図3のIV−IV方向矢視断面
図、図4(ロ)は(イ)の状態における歯部の位相のず
れを示す図2のII 方向矢視図、図5(イ)はバックラ
ッシ除去歯車が小径歯車に噛み合ったときの歯車回動部
材の状態を示す図3のIV-IV 方向矢視断面図、図5
(ロ)は(イ)の状態における歯部の位相のずれを示す
図1のIII 方向矢視図である。
【0017】凸部13aおよび凹部13bは、同一円周
上に設けられ、凸部13aの回転方向側の外面およびこ
の凸部13aが当接する凹部13bの回転方向側の内面
は傾斜状に形成されている。この凸部13aおよび凹部
13bは、図3に示すように、円周を均等分割する位置
に少なくとも3個以上(この実施形態では4個)設けて
もよい。そして、皿ばね15(図2参照)の付勢力によ
り凸部13aと凹部13bが噛み合う。すなわち、凸部
13aと凹部13bが噛み合うことにより第2中間歯車
11に対して除去用歯車12が位置決めされ、このとき
図4(ロ)に示すように、第2中間歯車11と除去用歯
車12の歯部の位相のずれ量は、旋削回転用として付与
されているバックラッシュ量の2倍ないし数倍とされ
る。
【0018】第2中間歯車11とともに除去用歯車12
が駆動歯車8の他側歯部8bおよび小径歯車25に噛み
合うときには、除去用歯車12には第2中間歯車11と
の位相が一致する方向に回動力が付与される。除去用歯
車12は、凸部13aが凹部13bの傾斜面に押し付け
られることによって皿ばね15の付勢力に抗して回動
し、位相のずれ量がバックラッシ量と等しくなるととと
もに(図5(ロ)参照)、軸線方向の一側に移動するこ
とによりスムースに噛み合うことができる。なお、上記
の実施形態では、凸部13aの回転方向側の外面および
凹部13bの回転方向側の内面の両方が傾斜状に形成さ
れているとして説明したが、傾斜状に形成するのはいず
れか一方であってもよい。
【0019】[作用の説明]次に上記構成の本発明の駆
動装置の作用を説明する。主軸Sを旋削回転速度で回転
させて主軸に装着したワークの旋削加工を行う場合に
は、進退移動機構のシリンダ16を駆動して、スライダ
9を一側位置Cまたは中間位置Aに移動させる。これに
より、駆動軸2,駆動歯車8の一側歯部8a,第1中間
歯車11,大径歯車24,主軸Sまたは駆動軸2,駆動
歯車8の他側歯部8b,第1中間歯車11,小径歯車2
5,主軸Sの駆動伝達経路が形成される。モータMが駆
動すると、その出力軸Maの回転は、各駆動伝達経路を
経て主軸Sに伝達される。
【0020】C軸機能を使用してワークの割出し回転を
行う場合には、シリンダ16を駆動してピストンロッド
16aを縮退させ、スライダ9を他側位置に移動させ
る。これにより、第2中間歯車11および除去用歯車1
2が駆動歯車8の切欠小径部8cを越えて移動し、駆動
歯車8の他側歯部8bおよび小径歯車25と噛み合う。
第2中間歯車11および除去用歯車12の双方が駆動歯
車8および小径歯車25と噛み合うと、皿ばね15およ
び除去用歯車回動部材13の作用により第2中間歯車1
1に対する除去用歯車12の位相がずれてバックラッシ
が除去される。そのため、モータMが制御装置からの指
令パルスに応じて駆動すると、その回転は駆動軸2,駆
動歯車8の他側歯部8b,第2中間歯車11,小径歯車
25を経て主軸Sに伝達され、主軸Sを正確に回転させ
る。
【0021】本発明の好適な実施形態について説明して
きたが、本発明は上記の実施形態に限定されるものでは
ない。例えば、上記の説明では主軸Sには低速回転用の
大径歯車24を設けているが、C軸機能による割出し回
転用の歯車と旋削回転用の歯車とを共通にし(上記の実
施形態では小径歯車25がこれに該当する)、スライダ
16の移動によりこの歯車に選択的に除去用歯車12が
噛み合うように構成してもよい。また、中間軸3がな
く、主軸Sと駆動軸2だけの構成であってもよい。この
場合、主軸Sまたは駆動軸2の歯車を移動させるように
すればよい。この場合には、駆動軸2が回転駆動軸とな
る。さらに、バックラッシ除去手段は上記のものに限ら
ず、図6に示すような他の実施形態とすることもでき
る。以下に、バックラッシ除去手段の他の実施形態を図
6に従って説明する。
【0022】[バックラッシ除去手段の他の実施形態]
図6はバックラッシ除去手段の他の実施形態を示す部分
拡大断面図である。この実施形態では、第2中間歯車1
1′の一側に有底状の保持穴11b′が形成され、この
保持穴11b′に球状体13b′が嵌装されている。球
状体13b′はその一部が第2中間歯車11′の一側面
から突出している。すなわち、この実施形態において
は、球状体13b′が凸部である。一方、第2中間歯車
11′の他側面には、球状体13b′に対向する位置に
円錐内面状の係合穴13a′が形成されている。球状体
13b′と係合穴13a′とは、係合穴13a′に球状
体13b′が係合し、それぞれの軸線が一致したときに
除去用歯車12′が第2中間歯車11′に対して所定角
度だけ歯部の位相がずれた状態で位置するようになって
いる。すなわち、この実施形態において係合穴13a′
が凹部である。上記した保持穴11b′,球状体13
b′,係合穴13a′とで歯車回動手段13′が構成さ
れる。なお、保持穴11b′,球状体13b′および係
合穴13a′は第2中間歯車11′またはは除去用歯車
12′のいずれに設けてもよく、少なくとも3個以上設
けるものとしてもよい。
【0023】また、除去用歯車12′の一側に形成され
た有底穴12a′には、付勢部材としての圧縮コイルば
ね15′が嵌装され、ナット14により除去用歯車1
2′が常時第2中間歯車11′側に付勢されている。上
記構成により、除去用歯車12′が中間歯車11′側に
付勢されると、係合穴13a′と球状体13b′とが係
合することにより除去用歯車12′には中間歯車11′
に対して所定角度だけ歯部の位相がずれる方向に回動力
が付与される。
【0024】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、単一の駆動体による単一の駆動系により主軸をC軸
機能による割出し回転と旋削回転に切り換えることがで
きるようになる。従って、駆動系の簡素化により工作機
械を小型かつ低廉にすることができるようになる。ま
た、構成を簡素化したため故障等が少なく、信頼性の向
上を図ることができる。さらに、主軸に第4の歯車を設
け、回転駆動軸にこれと噛み合う第5の歯車を設けたも
のは、旋削回転とC軸機能による割出し回転とを切り換
えるために第2の歯車および第3の歯車を進退移動させ
る進退方向駆動手段を利用して、旋削加工時における主
軸の回転速度および回転速度領域を切り換えることがで
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の駆動装置にかかり、主軸台の断面図で
ある。
【図2】本発明の駆動装置にかかり、主軸台を駆動軸,
中間軸およびロッドを通る線で断面した図である。
【図3】図1のI−I方向断面図である。
【図4】図4(イ)はバックラッシ除去歯車が小径歯車
に噛み合っていない場合における歯車回動部材の状態を
示す図3のIV−IV方向矢視断面図、図4(ロ)は(イ)
の状態における歯部の位相のずれを示す図2のII方向矢
視図である。
【図5】図5(イ)はバックラッシ除去歯車が小径歯車
に噛み合ったときの歯車回動部材の状態を示す図3のIV
-IV 方向矢視断面図、図5(ロ)は(イ)の状態におけ
る歯部の位相のずれを示す図1のIII 方向矢視図であ
る。
【図6】バックラッシ除去手段の他の実施形態を示す部
分拡大断面図である。
【符号の説明】
S 主軸 M モータ(駆動体) Ma 出力軸 A 中間位置(第1の位置) B 他側位置(第2の位置) C 一側位置(第3の位置) 1 主軸台 2 駆動軸 3 中間軸(回転駆動軸) 3a スプライン 4〜7 軸受 8 駆動歯車 8c 切欠小径部 9 スライダ 9a キー 10 第1中間歯車(第5の歯車) 11 第2中間歯車(第2の歯車) 12,12′ 除去用歯車(第3の歯車) 12a,12a′ 有底穴 13 係合部 13a′ 係合穴 13b′ 球状体 14 ナット 15 皿ばね(付勢部材) 15′ 圧縮コイルばね(付勢部材) 16 シリンダ 16a ピストンロッド 17 ガイド穴 18 ロッド 19 ガイド 20 穴 21 シフタ部材 22 係合部 24 大径歯車(第4の歯車) 25 小径歯車(第1の歯車)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 C軸機能を有する旋削工作機
械の主軸駆動装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたもので、主軸台に回転自在に支持された主軸
と、この主軸に設けられた第1の歯車と、前記主軸台に
回転自在に支持されるとともに、前記主軸の軸線方向と
平行な方向に軸線を有する回転駆動軸と、この回転駆動
軸を回転させるための駆動体と、前記回転駆動軸に設け
られ、前記第1の歯車と噛み合うとともに、前記第1の
歯車に対して前記回転駆動軸の軸線方向に相対移動可能
な第2の歯車と、前記回転駆動軸に設けられ、前記第2
の歯車とともに前記第1の歯車に対して前記回転駆動軸
の軸線方向に相対移動可能であるとともに、前記第2の
歯車に対して微小角度回転可能な前記第2の歯車と同一
寸法,同一形状の第3の歯車と、前記第1の歯車または
前記第3の歯車および前記第2の歯車を、前記第2の歯
車のみが前記第1の歯車に噛み合う第1の位置と、前記
第2の歯車および前記第3の歯車の双方が前記第1の歯
車に噛み合う第2の位置との間で進退移動させる進退方
向駆動手段と、前記第2の歯車と前記第3の歯車との間
に設けられ、前記第2の歯車および前記第3の歯車が前
記第2の位置以外の位置にあるときには前記第2の歯車
と前記第1の歯車との間のバックラッシ量よりも大きい
位相のずれ量で前記第3の歯車を前記第2の歯車に対し
て所定角度回転させて位置決めし、前記第2の歯車およ
び前記第3の歯車が前記第2の位置に移動して前記第3
の歯車が前記第1の歯車に噛み合うとき、この噛み合い
動作により前記第3の歯車を前記第2の歯車に対して微
小角度回転させ、前記第3の歯車を前記第1の歯車と前
記第2の歯車との間のバックラッシを除去する方向に付
勢するバックラッシ除去手段ととからなることを特徴と
するC軸機能を有する旋削工作機械の主軸駆動装置であ
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸台に回転自在に支持された主軸と、 この主軸に設けられた第1の歯車と、 前記主軸台に回転自在に支持されるとともに、前記主軸
    の軸線方向と平行な方向に軸線を有する回転駆動軸と、 この回転駆動軸を回転させるための駆動体と、 前記回転駆動軸に設けられ、前記第1の歯車と噛み合う
    とともに、前記第1の歯車に対して前記回転駆動軸の軸
    線方向に相対移動可能な第2の歯車と、 前記回転駆動軸に設けられ、前記第2の歯車とともに前
    記第1の歯車に対して前記回転駆動軸の軸線方向に相対
    移動可能であるとともに、前記第2の歯車に対して微小
    角度回転可能な前記第2の歯車と同一寸法,同一形状の
    第3の歯車と、 前記第1の歯車または前記第3の歯車および前記第2の
    歯車を、前記第2の歯車のみが前記第1の歯車に噛み合
    う第1の位置と、前記第2の歯車および前記第3の歯車
    の双方が前記第1の歯車に噛み合う第2の位置との間で
    進退移動させる進退方向駆動手段と、 前記第2の歯車と前記第3の歯車との間に設けられ、前
    記第2の歯車および前記第3の歯車が前記第2の位置以
    外の位置にあるときには前記第2の歯車と前記第1の歯
    車との間のバックラッシ量よりも大きい位相のずれ量で
    前記第3の歯車を前記第2の歯車に対して所定角度回転
    させて位置決めし、前記第2の歯車および前記第3の歯
    車が前記第2の位置に移動して前記第3の歯車が前記第
    1の歯車に噛み合うとき、この噛み合い動作により前記
    第3の歯車を前記第2の歯車に対して微小角度回転さ
    せ、前記第3の歯車を前記第1の歯車と前記第2の歯車
    との間のバックラッシを除去する方向に付勢するバック
    ラッシ除去手段と、 とからなることを特徴とするC軸機能を有する主軸駆動
    装置。
  2. 【請求項2】 前記バックラッシ除去手段は、前記第3
    の歯車を前記回転軸線の軸線上から前記第2の歯車に向
    けて常時付勢する付勢手段と、前記第2の歯車の前記第
    3の歯車と対向する一側面に設けられた凸部または凹部
    と、前記第2の歯車の前記一側面に対向する前記第3の
    歯車の他側面に設けられ前記凸部または前記凹部と係合
    する凹部または凸部とからなり、前記前記第2の歯車お
    よび前記第3の歯車が前記第2の位置以外の位置にある
    ときには前記凹部と前記凸部とが係合して前記バックラ
    ッシ量よりも大きい位相のずれ量で前記第3の歯車を前
    記第2の歯車に対して所定角度回転させて位置決めし、
    前記第2の歯車および前記第3の歯車が前記第2の位置
    に移動して前記第3の歯車が前記第1の歯車に噛み合う
    とき、この噛み合い動作により前記第3の歯車を前記第
    2の歯車に対して微小角度回転させ、前記付勢手段の付
    勢力で前記第3の歯車を前記第1の歯車と前記第2の歯
    車との間のバックラッシを除去する方向に付勢すること
    を特徴とする請求項1に記載のC軸機能を有する主軸駆
    動装置。
  3. 【請求項3】 前記主軸には前記第1の歯車に前記第1
    の歯車と歯数の異なる第4の歯車を設け、前記回転駆動
    軸には前記第4の歯車に噛み合う第5の歯車を前記第2
    の歯車および前記第3の歯車とともに進退移動自在に設
    け、前記第2の歯車,前記第3の歯車および前記第5の
    歯車が進退移動する移動経路上には、前記第1の位置と
    前記第2の位置の他に、前記第2の歯車および前記第3
    の歯車が前記第1の歯車と噛み合わず、前記第5の歯車
    が前記第4の歯車に噛み合う第3の位置を設け、前記第
    2の歯車,前記第3の歯車および前記第5の歯車を前記
    第1の位置と前記第3の位置との間で選択的に切り換え
    ることにより旋削回転加工時における主軸の回転速度ま
    たは回転速度領域を切り換えることができるようにした
    こと、を特徴とする請求項1または請求項2に記載のC
    軸機能を有する主軸駆動装置。
JP16998596A 1996-06-28 1996-06-28 C軸機能を有する旋削工作機械の主軸駆動装置 Pending JPH1015768A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102001013A (zh) * 2010-10-22 2011-04-06 大连华根机械有限公司 用于卧式加工中心的齿轮主轴结构
CN102975070A (zh) * 2011-09-06 2013-03-20 发得科技工业股份有限公司 主轴驱动装置

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