JPH10158388A - 変性ポリエーテルポリオールおよびポリウレタン樹脂の製造方法 - Google Patents

変性ポリエーテルポリオールおよびポリウレタン樹脂の製造方法

Info

Publication number
JPH10158388A
JPH10158388A JP31981496A JP31981496A JPH10158388A JP H10158388 A JPH10158388 A JP H10158388A JP 31981496 A JP31981496 A JP 31981496A JP 31981496 A JP31981496 A JP 31981496A JP H10158388 A JPH10158388 A JP H10158388A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyether polyol
compound
group
modified
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP31981496A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3920385B2 (ja
Inventor
Satoshi Yamazaki
聡 山崎
Yasunobu Hara
康宣 原
Tsukuru Izukawa
作 伊豆川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Chemicals Inc filed Critical Mitsui Chemicals Inc
Priority to JP31981496A priority Critical patent/JP3920385B2/ja
Publication of JPH10158388A publication Critical patent/JPH10158388A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3920385B2 publication Critical patent/JP3920385B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polyethers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリウレタン樹脂の製造に用いられる副生モ
ノオールをジオールに変性した変性ポリエーテルポリオ
ール、ならびに該ポリオールより得られる硬度、反発弾
性および耐久性などの物性に優れるポリウレタン樹脂の
提供。 【解決手段】 アルカリ金属化合物、複金属シアン化物
錯体、ホスファゼン化合物から選ばれる化合物を用いて
活性水素化合物とアルキレンオキサイドを重合して得ら
れるポリエーテルポリオールに、セシウムおよびルビジ
ウムからなるアルカリ金属化合物を用いてアリル不飽和
基末端モノオールをジオール化し、さらに得られた変性
ポリエーテルポリオールを用いてポリウレタン樹脂を製
造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の変性ポリエ
ーテルポリオールおよびポリウレタン樹脂の製造方法に
関する。さらに詳しくは、本発明は特にセシウムおよび
ルビジウムを金属成分とするアルカリ金属化合物の存在
下、ポリエーテルポリオール中のアリル不飽和基をプロ
ペニル不飽和基に転位させ、次いで無機酸水溶液により
加水分解を行って得られる特定の変性ポリエーテルポリ
オールの製造方法、ならびに該変性ポリエーテルポリオ
ールを用いるポリウレタン樹脂の製造方法に関する。ポ
リエーテルポリオールは、軟質および硬質ポリウレタン
フォームやエラストマー、塗料、シーリング材、床材、
接着剤等のポリウレタン樹脂の原料として用いられる
他、界面活性剤の原料として広く用いられる。
【0002】
【従来の技術】水酸化カリウムおよび水酸ナトリウムを
触媒としたプロピレンオキサイドのアニオン重合では、
プロピレンオキサイドの一部が該触媒存在下でアリルア
ルコールに異性化し、このアリルアルコールにプロピレ
ンオキサイドが付加したアリル不飽和基含有モノオール
が生成する。モノオールの生成によりポリエーテルポリ
オールの平均官能基数が低下するとともに、ウレタン化
反応時の分子量延長反応を阻害し、ポリウレタン樹脂の
力学的性質を損なうことが知られている。
【0003】副生モノオール含有量を低減するため、ア
ルキレンオキサイド重合触媒の改良の他にポリエーテル
ポリオール中の不飽和基モノオールを変性ジオール化す
る方法も検討されている。特開平4−153219では
アルカリ性触媒(苛性カリ)を含む粗ポリエーテルポリ
オールに鉱酸水溶液を加えてpH2〜4に調整後80〜
150℃にて加熱処理することにより不飽和基が低減し
たポリエーテルポリオールが得られると記載されてい
る。しかし、得られたポリエーテルポリオールの総不飽
和度は最も低い値でも0.027meq./gであり、
不飽和成分がかなり存在している。また、アリル化合物
も酸性下プロペニル化合物に転位、加水分解を生じると
記載されているが、本発明者らが調べた範囲ではアリル
化合物の酸性下での加水分解率は僅かである。
【0004】従来のポリエーテルポリオールの製造方法
では不飽和基のほとんどはアリル基であり、プロペニル
基はほとんど存在していない。重合温度を高めることに
よりアリル不飽和基の一部がプロペニル不飽和基に転位
することが知られているが、その転位率は低い。
【0005】プロペニル不飽和基を酸加水分解する方法
については古くはJ.Am.Chem.Soc.,8
1,3374〜3379(1959)に記載されてい
る。水酸化カリウムをポリオールあたり0.1〜0.5
重量%含み120〜160℃にて加熱し、次に5%硫酸
により酸加水分解を行っている。本法により得られたポ
リオール中の不飽和基濃度は0.011meq./gと
比較的高く、また、変性に用いたポリエーテルポリオー
ル中のモノオール含有量が多いため、この反応により生
成した変性ジオール含有量も多くなりポリウレタンの力
学物性はモノオール含有量の低下の割に向上していな
い。本発明者らが調べた範囲では、変性ジオール含有量
は20mol%以下が好ましい。
【0006】J.Am.Chem.Soc.,83,1
701〜1704(1961)ではカリウム−t−ブト
キサイドにより150〜175℃の温度範囲でアリル不
飽和基のプロペニル不飽和基への熱転位実験を行ってい
るが、97%プロペニル不飽和基へ転位させるのに24
時間以上必要としているため、工業的に利用するには生
産時間が長くなるため好ましくない。
【0007】J.Chem.Soc.Chem.Com
m.,694〜695(1978)にはイリジウム化合
物を用いてアリル不飽和基化合物をプロペニル不飽和基
化合物へ転位させる方法を教示しているが、触媒が高価
なため工業的利用には適さない。
【0008】以上詳述したようにポリエーテルポリオー
ル中のアリル不飽和基末端モノオールをプロペニル不飽
和基に転位させ、加水分解することによりジオール化す
る方法は知られているが、水酸化カリウム、水酸化ナト
リウムなどのアルカリ金属水酸化物を触媒としたポリエ
ーテルポリオールでは不飽和基成分を有するモノオール
含有量が多いため、上記の方法により変性ジオール化す
るとその含有量が多くなり、有機ポリイソシアネートと
反応させたポリウレタンの力学物性は向上しないことが
わかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、不飽
和基成分であるモノオールならびに変性したジオール含
有量を低減した特定の変性ポリエーテルポリオールを効
率よく製造する方法、ならびに該変性ポリエーテルポリ
オールを用いるポリウレタン樹脂の製造方法を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するため鋭意検討した結果、セシウムとルビジウム
からなるアルカリ金属を用いてポリエーテルポリオール
中のアリル不飽和基末端モノオールをプロペニル不飽和
基へ転位させ、次いで無機酸触媒による加水分解を行う
ことによりモノオールならびにジオール含有量が少ない
ポリエーテルポリオールが得られることを見いだし、本
発明を完成するに到った。
【0011】上記の目的は、以下に示す本発明によって
達成される。即ち、本発明が開示する第一の要旨は、水
酸基価OHVが3〜180mgKOH/gであり、モノ
オール含有量が5mol%以下であって、かつ変性ジオ
ール含有量が1〜20mol%であることを特徴とする
変性ポリエーテルポリオールである。
【0012】また、本発明開示の第二の要旨は、前記変
性ポリエーテルポリオールの製造方法において、 (1)活性水素化合物にアルキレンオキサイド化合物を
付加重合する下記方法、 a)アルカリ金属化合物を用いる方法、 b)複金属シアン化物錯体を用いる方法または、 c)ホスファゼン化合物を用いる方法、のいずれかに従
って行なう付加重合工程、および、 (2)前記付加重合工程で得られる反応液中のセシウム
およびルビジウムを金属成分とするアルカリ金属化合物
濃度をポリエーテルポリオール中の水酸基1molに対
して2〜30mol%に調整する調整工程、 (3)調整後の反応液を温度120〜170℃に加熱す
ることによりモノオール中のアリル不飽和基をプロペニ
ル不飽和基に転位する熱転位工程および、 (4)熱転位後の反応液を酸性条件下に70〜130℃
に加熱することによりモノオール中のプロペニル不飽和
基を加水分解する加水分解工程、の各工程からなること
を特徴とする変性ポリエーテルポリオールの製造方法で
ある。
【0013】さらに、本発明開示の第三の要旨は、前記
変性ポリエーテルポリオールを有機ポリイソシアネート
と反応させて得られることを特徴とするポリウレタン樹
脂、ならびに該ポリウレタン樹脂の製造方法である。
【0014】
【発明の実施の形態】先ず、アルカリ金属化合物を用い
て活性水素化合物にアルキレンオキサイドを付加重合す
る方法について説明する。
【0015】本発明の活性水素化合物としては、例えば
多価アルコール、多価フェノール、ポリアミン、アルカ
ノールアミンなどがある。例えばエチレングリコール、
プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール等の2
価アルコール類、グリセリン、モノエタノールアミン、
ジエタノールアミン、トリエタノールアミンなどのアル
カノールアミン類、トリメチロールプロパン、ペンタエ
リスリトール等の多価アルコール類、ソルビトール、蔗
糖、メチルグルコシド等の糖類、エチレンジアミン等の
脂肪酸アミン類、トルイレンジアミン、ジフェニルメタ
ンジアミン等の芳香族アミン類、トリエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン等のアルカノールアミン類、ビ
スフェノールA、ノボラック等のフェノール類、水等が
挙げられる。さらにこれらの活性水素化合物に従来公知
の方法でアルキレンオキサイドを付加重合して得られる
化合物も使用することができる。
【0016】アルキレンオキサイドとしては、例えばエ
チレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオ
キサイド、スチレンオキサイド、2−エチルヘキシルグ
リシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテルなどが
挙げられ、これらは単独で用いられるかまたは併用され
る。特に好ましい環状エーテルは、炭素数2〜4のアル
キレンオキサイド、特にプロピレンオキサイド、エチレ
ンオキサイドの組み合わせである。
【0017】アルカリ金属化合物とはセシウムおよびル
ビジウム化合物をいう。このセシウムおよびルビジウム
化合物は、使用に当たり乾燥して使用しても、水溶液の
形態で使用してもよく、その形態を問わない。
【0018】本発明におけるセシウムおよびルビジウム
を金属成分とするアルカリ金属化合物とは、セシウムと
ルビジウムの和に占めるセシウムの比率が70以上9
9.99mol%以下であり、さらに全金属成分に占め
るセシウムとルビジウムの和が96重量%以上のもので
ある。その当該化合物としては例えば、水酸化物、ハロ
ゲン化物、炭酸塩、炭酸水素塩などの無機塩類、あるい
はメトキシド、エトキシド等のアルカリ金属アルコキシ
ドなどが挙げられる。
【0019】添加量は通常活性水素化合物1molあた
り0.05〜0.5molである。付加重合する場合の
温度は60〜98℃あり、反応時の最大圧力は4kgf
/cm2 G(493kPa)以下である。
【0020】次に複金属シアン化物錯体を用いる付加重
合工程について説明する。複金属シアン化物(以下、D
MCと略記)錯体は例えばUSP4,477,589号
記載のものが使用することができる。その中でも特に、
ヘキサシアノコバルト亜鉛に塩化亜鉛、1,2−ジメト
キシエタンおよび水がリガンドとして存在している錯体
が好ましい。DMC錯体ではプロピレンオキサイドの付
加重合は可能であるが、該錯体存在下ではエチレンオキ
サイドのポリエーテルポリオールへの付加重合は不可能
である。エチレンオキサイド付加重合のためにはプロピ
レンオキサイド付加重合後にアルカリ金属で錯体の化学
分解を行い、同触媒(アルカリ金属)の存在下、エチレ
ンオキサイドの付加重合を行わなければならない。従っ
て、セシウムおよびルビジウムからなるアルカリ金属化
合物を用いることはDMC錯体の分解にも有効であるう
え、アリル不飽和基末端のモノオールのプロペニル不飽
和基への転位も可能になる。
【0021】添加量は重合開始剤として用いる活性水素
化合物の分子量によって異なる。例えば活性水素化合物
として数平均分子量が1000であるポリプロピレング
リコールを使用した場合は、該ポリプロピレングリコー
ル100重量部に対して0.05重量部である。
【0022】付加重合する場合の温度は40〜120℃
あり、反応時の最大圧力は4kgf/cm2 G(493
kPa)以下である。その他の条件はアルカリ金属化合
物を用いる場合と同様なので省略する。
【0023】次にホスファゼン化合物を用いる付加重合
工程について説明する。本発明におけるホスファゼン化
合物としては、下記の化学式(1)および化学式(2)
で表される2種が例示される。即ち、
【0024】
【化3】 (但し、式中のa、b、cおよびdは、それぞれ3以下
の正の整数または0であるが、a、b、cおよびdが同
時に0になることはない。Rは同種または異種の炭素数
1ないし10個の炭化水素基であり、同一窒素原子上の
2個のRが互いに結合して環構造を形成する場合もあ
る。mはホスファゼニウムカチオンの数を表し、Xm-
ヒドロキシアニオン、ハロゲンアニオン、アルコキシア
ニオン、アリールオキシアニオンまたはカルボキシアニ
オンを表す。)で表される化合物および、
【0025】
【化4】 (但し、式中のl、m、およびnは、それぞれ0または
3以下の正の整数であるが、l、mおよびnが同時に0
になることはない。Dは同種または異種の、炭素原子数
1ないし20の炭化水素基、アルコキシ基、フェノキシ
基、チオール残基、チオフェノール残基、一置換アミノ
基、二置換アミノ基または5ないし6員環環状アミノ基
である。Qは、炭素原子数1ないし20の炭化水素基で
ある。さらには、同一りん原子上のもしくは異なる二個
のりん原子上の二個のDが互いに結合し、またDとQと
が互いに結合をして、それぞれ環構造を形成することも
できる。)で表される化合物である。
【0026】ホスファゼン化合物としては、例えば化学
式(1)に対応する、モノ{テトラキス[トリス(ジメ
チルアミノ)ホスフォラニリデンアミノ]ホスフォニウ
ム}ハロゲン化合物(但し、式(1)中においてa=
1、b=1、c=1、d=1、Rはメチル基。)が挙げ
られる。
【0027】次に、化学式(2)に対応するFluka
社製の商品名ホスファゼンベースP<t/4>−t−O
ct)即ち、[1−tert−オクチル]−4−, 4
−, 4−トリス(ジメチルアミノ)−2,2−ビス[ト
リス(ジメチルアミノ)ホスファニリデンアミノ]−2
λ5 ,4λ5 −カテナジ(ホスファゼン)(但し、式
(2)中においてl=m=n=1で、Dはジメチルアミ
ノ基、Qは1−tert−オクチル基。)が挙げられ
る。
【0028】これらのホスファゼン化合物の合成法はエ
イチ、アール、アールコック著「ホスフォラス−ナイト
ロジェン コンパウンド」アカデミック プレス出版、
1972年またはラインハルド シュレジンガー「ナイ
リヒテン ヘミー テクニック ラボラトリウム」38
巻10号1214〜12226頁1990年などに詳し
く記載されている。ホスファゼン化合物により反応温度
40〜120℃の範囲内でアルキレンオキサイドの付加
重合を行うことにより、アリル不飽和基末端のモノオー
ルが低減することができる。
【0029】重合反応に用いる濃度は活性水素化合物1
molに対して4〜20×10-4molの範囲内である
ためアリル不飽和基をプロペニル不飽和基へ転位させる
ためには塩基性が弱いので、セシウム、ルビジウムから
なるアルカリ金属化合物を加えプロペニル不飽和基への
転位反応を行うのが好ましい。
【0030】付加重合する場合の温度は40〜120℃
あり、反応時の最大圧力は4kgf/cm2 G(493
kPa)以下である。その他の条件はアルカリ金属化合
物を用いる場合と同様なので省略する。
【0031】次に前記3種の方法で付加重合して得た反
応液の後処理について説明する。
【0032】(調整工程)ポリエーテルポリオール中の
アリル不飽和基末端をプロペニル不飽和基末端に転位さ
せる際に用いるセシウムおよびルビジウムを金属成分と
するアルカリ金属化合物は、ポリエーテルポリオールの
水酸基濃度に対して2〜30mol%が好適であり、好
ましくは5〜25mol%、より好ましくは10〜18
mol%である。2mol%未満になるとプロペニル転
位に要する時間が長くなり生産性が低下するので本発明
の目的には適さない。また、30mol%を越えると無
機酸水溶液で中和した後の塩の量が多くなるので経済的
でない。
【0033】(熱転位工程)プロペニル不飽和基への転
位における反応温度は、120〜170℃が好ましく、
より好ましくは135〜170℃である。最も好ましく
は150〜165℃である。120℃未満になると転位
に要する時間が長くなる。170℃を越えると所定温度
まで昇温するのに時間を要するため生産効率の低下を招
く。本温度領域でのプロペニル不飽和基への転位反応に
要する時間は反応スケールにもよるが、一般的に3〜6
時間程度あれば十分である。また、転位反応前に酸化防
止剤、熱劣化防止剤等の助剤も適宜用いることができ
る。
【0034】(加水分解工程)プロペニル不飽和基に転
位したポリエーテルポリオール中のモノオールにセシウ
ムおよびルビジウムを金属成分とするアルカリ金属化合
物に対して2〜5mol倍の無機酸を有する水溶液を加
えた後、反応温70〜130℃で加水分解を行い変性ジ
オールが生成する。無機酸が2mol倍未満のときは、
加水分解反応時間が長くなるため好ましくない。5mo
l倍より多くなると臭気がきつくなるうえ、パーオキサ
イド量が増加する。本反応温度範囲内であれば反応スケ
ールにもよるが、一般的に加水分解するのに要する時間
は少なくとも2時間である。
【0035】無機酸としては例えば、塩酸、硫酸、リン
酸、亜リン酸、亜硫酸およびその混合物からなる群から
選ばれるが、リン酸ならびに硫酸が最も好ましい。加水
分解を行う際には100%プロペニル転位したポリエー
テルポリオール100重量部に対して2〜50重量部の
水を使用するのが望ましい。水としてイオン交換水を使
用することができる。無機酸以外の酸化合物として、蓚
酸、トリクロロ酢酸、トルエンスルホン酸、メタスルホ
ン酸、ジクロロ酢酸などを必要に応じ用いることもでき
る。
【0036】酸加水分解を行う過程でプロピオンアルデ
ヒドが生成する。プロピオンアルデヒドの沸点は常圧で
48℃なので、その後の工程で脱水する際にポリエーテ
ルポリオール中から容易に除去可能である。
【0037】過剰の無機酸ならびに無機酸塩を除去する
ため吸着剤を使用する。吸着剤としては合成ケイ酸マグ
ネシウムが好ましく用いられ、トミックスAD−60
0、トミックスAD−700(富田製薬(株)製)、キ
ョーワード400、キョーワード500、キョーワード
600(協和化学工業(株)製)等各種の商品名で市販
されている。その他の除去法として、水洗法、イオン交
換法などの公知の方法を用いることもできる。吸着時の
温度は通常40〜130℃である。
【0038】吸着と並行してプロピオンアルデヒドを除
去する条件は、通常は40〜130℃、10mmHg
abs.以下である。
【0039】また、加水分解後の反応液を抽出液で洗浄
してもよい。通常は20〜90℃で洗浄する。抽出液と
して、水単独、水と有機化合物の混合物が例示される。
より具体的には、n−ヘキサン、トルエンなどの炭化水
素系化合物、クロロホルム、メチレンクロライドが該有
機化合物に含まれる。
【0040】次に洗浄で得られたポリエーテルポリオー
ルを減圧乾燥する。具体的条件として通常は70〜12
0℃、10mmHg abs.以下が例示される。
【0041】上記方法に従って得られるポリエーテルポ
リオールの水酸基価は3〜180mgKOH/gの範囲
であり、特に5〜60mgKOH/gが好ましい。最も
好ましくは10〜50mgKOH/gである。また該ポ
リエーテルポリオール中のモノオール含有量は、5mo
l%(総不飽和度で0.02meq./g)以下であ
る。
【0042】特に、3mol%(総不飽和度で0.01
meq./g)以下が好ましい。最も好ましくは、モノ
オール含有量は1mol%(総不飽和度で0.003m
eq./g、検出限界)以下である。このポリオール
は、ジオール含有量が1〜20mol%である。
【0043】本発明で得られた変性ポリエーテルポリオ
ールは有機ポリイソシアネートと反応させ、エラストマ
ー、シーリングなどの非発泡ポリウレタン樹脂や水など
の発泡剤、有機珪素系界面活性剤等の整泡剤および架橋
剤などのその他の助剤の存在下に得られるウレタンフォ
ームにも適用することができる。
【0044】有機ポリイソシアネートとしては、ポリウ
レタンの製造に用いられる公知のものがすべて使用する
ことができる。例えば2,4−トリレンジイソシアネー
ト、2,6−トリレンジイソシアネート、これら有機ポ
リイソシアネートの80/20重量比(TDI−80/
20)、65/35重量比(TDI−65/35)の異
性体混合物、多官能性タールを含有する粗製トリレンジ
イソシアネート(多官能性タールとは、イソシアネート
を製造する際に副生し、イソシアネート基を分子内に2
個以上含有するタール状の物質の混合物である。以下同
じ。)、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、
2,2’−ジフェニルメタンジイソシアネート、ジフェ
ニルメタンジイソシアネートの任意の異性体混合物、3
核体以上の多官能性タールを含有する粗製ジフェニルメ
タンジイソシアネート(ポリメリックMDI)、トルイ
ジンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、
ヘキサメチレンジイソシアネート、およびこれらの有機
ポリイソシアネートのカルボジイミド変性体、ビュレッ
ト変性体、または、これらをポリオール、モノオール単
独でまたは併用して変性したプレポリマーなどが挙げら
れる。上記の有機ポリイソシナネートは任意の割合で混
合して用いることもできる。
【0045】触媒としては、ポリウレタンの製造時に通
常使用されるものをすべて使用することができる。例え
ば、アミン系触媒としては、トリエチルアミン、トリプ
ロピルアミン、トリブチルアミン、N,N,N’,N’
−テトラメチルヘキサメチレンジアミン、N−メチルモ
ルホリン、N−エチルモルホリン、ジメチルシクロヘキ
シルアミン、ビス[2−(ジメチルアミノ)エチル]エ
ーテル、トリエチレンジアミンおよびトリエチレンジア
ミンの塩等、有機金属系触媒としては、酢酸錫、オクチ
ル酸錫、オレイン酸錫、ラウリル酸錫、ジブチル錫ジア
セテート、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジクロ
リド、オクタン酸鉛、ナフテン酸鉛、ナフテン酸ニッケ
ルおよびナフテン酸コバルト等が挙げられる。
【0046】これらの触媒は、任意に混合して用いるこ
ともでき、その使用量は、ポリエーテルポリオール組成
物100重量部に対して、0.0001〜10.0重量
部である。その他、難燃剤、可塑剤、着色剤等を必要に
応じて添加することができる。
【0047】
【実施例】以下に本発明の実施例を示し、本発明の熊様
を明らかにするが、本発明はこれら実施例に限定される
ものではない。
【0048】ケメタル社の50重量%の水酸化セシウム
水溶液をアルキレンオキサイドの重合触媒ならびにモノ
オール変性用触媒に用いた。該製品のセシウム純度は9
9.96重量%、ルビジウム純度は0.05重量%(以
下、水酸化セシウムと略称する)である。なお、ポリエ
ーテルポリオールの重合、不飽和基成分のジオール化反
応はすべて攪拌機付きの耐圧オートクレーブで実施し
た。
【0049】ポリエーテルポリオール中のモノオール含
有量、ジオール含有量は、下記(表1)の測定条件下に
高速液体クロマトグラフィーを用いて得られたクロマト
グラムの面積比から求めた。
【0050】
【表1】 としてポリエーテルポリオールのクロマトグラムをと
り、示差屈折系(日本分光社製)で検知されたピーク面
積強度から求めた。
【0051】モノオール含有量を示す総不飽和度はJI
S K 1557記載の方法により求めた。また、ポリ
エーテルポリオールの水酸基価もJIS K 1557
により求めた。
【0052】[実施例1]プロピレングリコール1mo
lに対して0.15molの「水酸化セシウム」を加
え、85℃、10mmHg以下、3時間の条件で減圧脱
水後、反応温度95℃で水酸基価が28.1mgKOH
/gになるまでプロピレンオキサイドの付加重合を行っ
た。次いで、ポリエーテルポリオールの水酸基濃度に対
し12mol%のセシウムおよびルビジウム濃度になる
ように「水酸化セシウム」を加え、系中の水分が0.0
8重量%以下になるまで減圧脱水を行った。窒素を供給
しながら、160℃まで昇温し、同温度で3時間加熱攪
拌を行った。その後、リン酸を全塩基成分濃度の4mo
l倍になるように75.2重量%の水溶液として加え、
次いでポリエーテルポリオール100重量部に対して1
0重量部のイオン交換水を添加した。
【0053】110℃、2時間加熱攪拌を行い加水分解
を行った後、合成吸着剤KW−500SN(協和化学工
業(株)製)をポリエーテルポリオール100重量部に
対して3重量部加え、過剰のリン酸およびリン酸セシウ
ム塩の吸着を行いながら110℃、5mmHg以下で3
時間減圧乾燥を行い、生成したプロピオンアルデヒドの
除去も行った。精製処理後のポリエーテルポリオールの
水酸基価は28.7mgKOH/g、モノオール含有量
は検出限界以下、ジオール含有量は4mol%(総不飽
和度は0.0015meq./g)であった。
【0054】[実施例2]プロピレングリコールにプロ
ピレンオキサイドを付加重合したポリエーテルポリオー
ルDiol1000(三井東圧化学(株)製)100重
量部に対してUSP4,477,589号に従って調整
した複金属シアン化錯体(Zn3[Co(CN)6]2
2.48DME・4.65H2 0・0.94ZnCl2
ここでDMEは1,2−ジメトキシエタンの略であ
る。)を0.05重量部加え、105℃、5mmHg以
下で3時間の条件で減圧脱水後、反応温度95℃で水酸
基価が18.4mgKOH/gになるまでプロピレンオ
キサイドの付加重合を行った。次いで、ポリエーテルポ
リオールの水酸基濃度に対し16mol%のセシウムお
よびルビジウム濃度になるように「水酸化セシウム」を
加え、系中の水分が0.08重量%以下になるまで減圧
脱水を行った。窒素を供給しながら145℃まで昇温
し、同温度で6時間加熱攪拌を行った。
【0055】その後、リン酸を全塩基成分濃度の3.5
mol倍になるように75.2重量%の水溶液として加
え、次いでポリエーテルポリオール100重量部に対し
20重量部のイオン交換水を添加した。110℃、2時
間加熱攪拌を行い加水分解を行った後、合成吸着剤KW
−500SN(協和化学工業(株)製)をポリエーテル
ポリオール100重量部に対して5重量部加え、過剰の
リン酸、リン酸セシウム、DMC錯体分解成分の吸着を
行いながら110℃、5mmHg以下で3時間減圧乾燥
を行い、生成したプロピオンアルデヒドの除去も行っ
た。精製処理後のポリエーテルポリオールの水酸基価は
18.8mgKOH/g、モノオール含有量は1mol
%、ジオール含有量は8mol%(総不飽和度は0.0
027meq./g)であった。
【0056】[実施例3]グリセリン1molに対して
0.012molのFulka社製の商品名ホスファゼ
ンベースP<t/4>−t−Octの1.00Mに調整
されたn−ヘキサン溶液を加え、85℃、10mmHg
以下、3時間の条件で減圧脱水後、反応温度70℃で水
酸基価が30.1mgKOH/gになるまでプロピレン
オキサイドの付加重合を行った。次いで、反応温度80
℃でエチレンオキサイドの付加重合を行い水酸基価2
6.2mgKOH/gのポリエーテルポリオールを得
た。次いで、ポリエーテルポリオールの水酸基濃度に対
し13mol%のセシウムおよびルビジウム濃度になる
ように「水酸化セシウム」を加え、系中の水分が0.0
8重量%以下になるまで減圧脱水を行った。窒素を供給
しながら、138℃まで昇温し、同温度で4時間加熱攪
拌を行った。その後、リン酸を全塩基成分濃度の2.8
mol倍になるように75.2重量%の水溶液として加
え、ポリエーテルポリオール100重量部に対して5重
量部のイオン交換水を添加した。
【0057】110℃、2時間加熱攪拌を行い加水分解
を行った後、合成吸着剤KW−500SN(協和化学工
業(株)製)をポリエーテルポリオール100重量部に
対して4重量部加え、過剰のリン酸およびリン酸セシウ
ム塩の吸着を行いながら110℃、5mmHg以下、3
時間の条件で減圧乾燥を行い、生成したプロピオンアル
デヒドの除去も行った。精製処理後のポリエーテルポリ
オールの水酸基価は26.6mgKOH/g、モノオー
ル含有量は検出限界以下、ジオール含有量は7mol%
(総不飽和度は0.0019meq./g)であった。
【0058】(比較例)以下に比較例を示すが、これら
は水酸化カリウムをアルキレンオキサイドの重合触媒と
し、得られたポリエーテルポリオール中の不飽和基末端
モノオールをジオール化した変性ポリエーテルポリオー
ルである。
【0059】[比較例1]プロピレングリコール1mo
lに対して0.25molの水酸化カリウムを50%水
溶液の形態で加え、85℃、10mmHg以下、3時間
の条件で減圧脱水後、反応温度105℃で水酸基価が2
8.5mgKOH/gになるまでプロピレンオキサイド
の付加重合を行った。次いで、ポリエーテルポリオール
の水酸基濃度に対し16mol%のカリウム濃度になる
ように50%水酸化カリウム水溶液を加え、系中の水分
が0.08重量%以下になるまで減圧脱水を行った。ポ
リエーテルポリオール中に酸化防止剤であるt−ブチル
ヒドロキシトルエンを600ppm加え、窒素を供給し
ながら、160℃まで昇温し、同温度で6時間加熱攪拌
を行った。その後、リン酸を全塩基成分濃度の4mol
倍になるように75.2重量%の水溶液として加え、次
いでポリエーテルポリオール100重量部に対して10
重量部のイオン交換水を添加した。
【0060】110℃、3時間加熱攪拌を行い加水分解
を行った後、合成吸着剤KW−500SN(協和化学工
業(株)製)をポリエーテルポリオール100重量部に
対して4重量部加え、過剰のリン酸およびリン酸カリウ
ム塩の吸着を行いながら110℃、5mmHg以下で3
時間減圧乾燥を行い、生成したプロピオンアルデヒドの
除去も行った。精製処理後のポリエーテルポリオールの
水酸基価は28.9mgKOH/g、モノオール含有量
は6mol%、ジオール含有量は26mol%(総不飽
和度は0.0225meq./g)であった。
【0061】[比較例2]プロピレングリコールにプロ
ピレンオキサイドを付加重合したポリエーテルポリオー
ルDiol1000(三井東圧化学(株)製)100重
量部に対して0.4重量部の水酸化カリウムを50%水
溶液の形態で加え、105℃、5mmHg以下、3時間
の条件で減圧脱水後、反応温度105℃で水酸基価が1
7.5mgKOH/gになるまでプロピレンオキサイド
の付加重合を行った。次いで、ポリエーテルポリオール
の水酸基濃度に対し18mol%のカリウム濃度になる
ように50%水酸化カリウム水溶液を加え、系中の水分
が0.08重量%以下になるまで減圧脱水を行った。ポ
リエーテルポリオール中に酸化防止剤であるt−ブチル
ヒドロキシトルエンを600ppm加え、窒素を供給し
ながら、160℃まで昇温し、同温度で6時間加熱攪拌
を行った。その後、リン酸を全塩基成分濃度の3.5m
ol倍になるように75.2重量%の水溶液として加
え、次いでポリエーテルポリオール100重量部に対し
て20重量部のイオン交換水を添加した。
【0062】103℃、3時間加熱攪拌を行い加水分解
を行った後、合成吸着剤KW−500SN(協和化学工
業(株)製)をポリエーテルポリオール100重量部に
対して4重量部加え、過剰のリン酸およびリン酸カリウ
ム塩の吸着を行いながら110℃、5mmHg以下で3
時間減圧乾燥を行い、生成したプロピオンアルデヒドの
除去も行った。精製処理後のポリエーテルポリオールの
水酸基価は18.7mgKOH/g、モノオール含有量
は3mol%、ジオール含有量は32mol%(総不飽
和度は0.0153meq./g)であった。
【0063】[比較例3]グリセリン1molに対して
0.25molの水酸化カリウムを50%水溶液の形態
で加え、105℃、7mmHg以下、3時間の条件で減
圧脱水後、反応温度105℃で水酸基価が30.5mg
KOH/gになるまでプロピレンオキサイドの付加重合
を行った。次いで、反応温度110℃でエチレンオキサ
イドの付加重合を行い水酸基価26.1mgKOH/g
のポリエーテルポリオールを得た。次いで、ポリエーテ
ルポリオールの水酸基濃度に対し13mol%のカリウ
ム濃度になるように50%水酸化カリウム水溶液を加
え、系中の水分が0.08重量%以下になるまで減圧脱
水を行った。ポリエーテルポリオール中に酸化防止剤で
あるt−ブチルヒドロキシトルエンを600ppm加
え、窒素を供給しながら、162℃まで昇温し、同温度
で4時間加熱攪拌を行った。その後、リン酸を全塩基成
分濃度の3.1mol倍になるように75.2重量%の
水溶液として加え、ポリエーテルポリオール100重量
部に対して5重量部のイオン交換水を添加した。
【0064】110℃、2時間加熱攪拌を行い加水分解
を行った後、合成吸着剤KW−500SN(協和化学工
業(株)製)をポリエーテルポリオール100重量部に
対して4重量部加え、過剰のリン酸およびリン酸セシウ
ム塩の吸着を行いながら110℃、5mmHg以下、3
時間の条件で減圧乾燥を行い、生成したプロピオンアル
デヒドの除去も行った。精製処理後のポリエーテルポリ
オールの水酸基価は26.9mgKOH/g、モノオー
ル含有量は6mol%、ジオール含有量は31mol%
(総不飽和度は0.0221meq./g)であった。
【0065】実施例、比較例で得られたポリエーテルポ
リオールの水酸基価ならびにモノオール含量、ジオール
含量を表2にまとめて表記した。アルキレンオキサイド
重合触媒としてCsOHは「水酸化セシウム」を、DM
Cは複金属シアン化錯体、PNはホスファゼン系化合物
を、KOHは水酸化カリウムの略である。
【0066】
【表2】 水酸基価ならびに総不飽和度はJIS K 1557に
準じて測定した。本発明で得られたポリエーテルポリオ
ールのウレタン樹脂化を行うにあたり、実施例1,2お
よび比較例1,2は4,4’−ジフェニルメタンジイソ
シアネート(三井東圧化学(株)製)との反応によりイ
ソシアネート基末端プレポリマーを合成し、1,4−ブ
タンジオール(和光純薬製)を鎖延長剤としたエラスト
マーを作成した。
【0067】実施例1,2および比較例1,2のポリエ
ーテルポリオールに4,4’−ジフェニルメタンジイソ
シアネートを加え、80℃、8時間窒素雰囲気下で加熱
攪拌を行い、プレポリマーのNCO%が6.0のプレポ
リマーを得た。その後、減圧脱泡したプレポリマーの温
度を65℃に保ち、22℃の恒温室でイソシアネートイ
ンデックス(水酸基濃度に対するイソシアネート基濃度
の比)1.05になるよう1,4−ブタンジオールを加
えた。触媒として1重量%のジブチル錫ジラウレートの
ジオクチルフタル酸溶液をプレポリマー100重量部に
対して0.40重量部用いた。攪拌機で1分攪拌した
後、アルミ製モールド(直径30mm×深さ12mmの
円筒形成形用)に混合液を流し込み、窒素雰囲気下10
0℃、24時間で硬化させた。硬化後、22℃の恒温室
で1週間、成型物の養生を行い、物性試験を行った。
【0068】硬度(ショアーA)、反発弾性および70
℃×22時間での永久圧縮ひずみの測定はJIS K−
6301に準拠した。実施例1のポリエーテルポリオー
ルで得られた結果は実施例4に、実施例2で得られた結
果は実施例5に、比較例についても同様比較例1のそれ
は比較例4に、比較例2のそれは比較例5とした。結果
をまとめて表3に示す。
【0069】
【表3】 実施例と比較例を比較すると、本発明のモノオール、ジ
オール含量のポリエーテルポリオールを使用したポリウ
レタンエラストマーは硬度、反発弾性、永久圧縮ひずみ
ともにKOH触媒で得られたポリエーテルポリオールの
変性品より優れていることがわかる。
【0070】また、本発明のポリエーテルポリオールを
用いてポリウレタンフォームでの物性を評価した。本発
明のポリエーテルポリオールの他に、以下(表4)に示
す原料を使用した。
【0071】
【表4】 なお、物性測定はJIS K−6301およびJIS
K−6401により行った。
【0072】実施例3および比較例3のポリエーテルポ
リオールを以下(表5)に示す成分を混合してレジン液
を調製した。
【0073】
【表5】 上記レジン液100重量部にイソシアネートをイソシア
ネートインデックスが1.00になるように混合し、直
ちに予め60℃に調整した内寸400×400×100
mmの金型へ注入し、蓋を閉めて発泡させた。100℃
の熱風オーブン中で7分間加熱硬化した後、フォームを
金型より取り出した。得られたフォームの物性を表6に
示す。
【0074】実施例3で得られたポリエーテルポリオー
ルを用いた結果を実施例6に、比較例3で得られたポリ
エーテルポリオールでの結果を比較例6に示す。
【0075】
【表6】 上記の結果から、本発明により得られたポリエーテルポ
リオールを用いて作製したポリウレタンフォームは、硬
度も高く、耐湿熱耐久性に優れていることがわかる。
【0076】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明による変性
ポリエーテルポリオールを用いて有機ポリイソシアネー
トと反応させることにより、硬度、反発弾性および耐久
性などの物性に優れるポリウレタン樹脂を製造すること
ができる。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水酸基価OHVが3〜180mgKOH
    /gであり、モノオール含有量が5mol%以下であっ
    て、かつ変性ジオール含有量が1〜20mol%である
    ことを特徴とする変性ポリエーテルポリオール。
  2. 【請求項2】 前記変性ポリエーテルポリオールの製造
    方法において、 (1)活性水素化合物にアルキレンオキサイド化合物を
    付加重合する下記方法、 a)アルカリ金属化合物を用いる方法、 b)複金属シアン化物錯体を用いる方法または、 c)ホスファゼン化合物を用いる方法、のいずれかに従
    って行なう付加重合工程、 (2)前記付加重合工程で得られる反応液中のセシウム
    およびルビジウムを金属成分とするアルカリ金属化合物
    濃度をポリエーテルポリオール中の水酸基1molに対
    して2〜30mol%に調整する調整工程、 (3)調整後の反応液を温度120〜170℃に加熱す
    ることによりモノオール中のアリル不飽和基をプロペニ
    ル不飽和基に転位する熱転位工程および、 (4)熱転位後の反応液を酸性条件下に70〜130℃
    に加熱することによりモノオール中のプロペニル不飽和
    基を加水分解する加水分解工程、の各工程からなること
    を特徴とする請求項1記載の変性ポリエーテルポリオー
    ルの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記加水分解工程において、加水分解後
    の反応液を減圧加熱条件下で吸着材に接触させて過剰な
    酸を除去し、同時にプロピオンアルデヒドを蒸発させて
    除去することを特徴とする請求項2記載の変性ポリエー
    テルポリオールの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記加水分解工程において、加水分解後
    の反応液を抽出液で洗浄し、得られたポリエーテルポリ
    オール相を減圧乾燥して水を除去することを特徴とする
    請求項2記載の変性ポリエーテルポリオールの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記アルキレンオキサイド化合物を付加
    重合する条件が、アルカリ金属化合物を使用する場合の
    反応温度を60〜98℃とし、複金属シアン化物錯体ま
    たはホスファゼン化合物を使用する場合の反応温度を4
    0〜120℃とし、かつ、いずれの場合も反応時の最大
    圧力が4kgf/cm2 G(493kPa)以下とする
    ことを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の
    変性ポリエーテルポリオールの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記ホスファゼン化合物が、下記の化学
    式(1) 【化1】 (但し、式中のa、b、cおよびdは、それぞれ3以下
    の正の整数または0であるが、a、b、cおよびdが同
    時に0になることはない。Rは同種または異種の炭素数
    1ないし10個の炭化水素基であり、同一窒素原子上の
    2個のRが互いに結合して環構造を形成する場合もあ
    る。mはホスファゼニウムカチオンの数を表し、Xm-
    ヒドロキシアニオン、ハロゲンアニオン、アルコキシア
    ニオン、アリールオキシアニオンまたはカルボキシアニ
    オンを表す。)で表される化合物であることを特徴とす
    る請求項2ないし5のいずれかに記載の変性ポリエーテ
    ルポリオールの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記ホスファゼン化合物が、下記の化学
    式(2) 【化2】 (但し、式中のl、m、およびnは、それぞれ0または
    3以下の正の整数であるが、l、mおよびnが同時に0
    になることはない。Dは同種または異種の、炭素原子数
    1ないし20の炭化水素基、アルコキシ基、フェノキシ
    基、チオール残基、チオフェノール残基、一置換アミノ
    基、二置換アミノ基または5ないし6員環環状アミノ基
    である。Qは、炭素原子数1ないし20の炭化水素基で
    ある。さらには、同一りん原子上のもしくは異なる二個
    のりん原子上の二個のDが互いに結合し、またDとQと
    が互いに結合をして、それぞれ環構造を形成することも
    できる。)で表される化合物であることを特徴とする請
    求項2ないし5のいずれかに記載の変性ポリエーテルポ
    リオールの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記変性ポリエーテルポリオールと有機
    ポリイソシアネートを反応させることにより得られるこ
    とを特徴とするポリウレタン樹脂。
  9. 【請求項9】 前記変性ポリエーテルポリオールを有機
    ポリイソシアネートと反応させて前記ポリウレタン樹脂
    を得ることを特徴とするポリウレタン樹脂の製造方法。
JP31981496A 1996-11-29 1996-11-29 変性ポリエーテルポリオールおよびポリウレタン樹脂の製造方法 Expired - Lifetime JP3920385B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31981496A JP3920385B2 (ja) 1996-11-29 1996-11-29 変性ポリエーテルポリオールおよびポリウレタン樹脂の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31981496A JP3920385B2 (ja) 1996-11-29 1996-11-29 変性ポリエーテルポリオールおよびポリウレタン樹脂の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10158388A true JPH10158388A (ja) 1998-06-16
JP3920385B2 JP3920385B2 (ja) 2007-05-30

Family

ID=18114506

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31981496A Expired - Lifetime JP3920385B2 (ja) 1996-11-29 1996-11-29 変性ポリエーテルポリオールおよびポリウレタン樹脂の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3920385B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10273512A (ja) * 1997-03-31 1998-10-13 Mitsui Chem Inc ポリアルキレンオキシドの製造方法
JPH11106500A (ja) * 1997-05-28 1999-04-20 Mitsui Chem Inc ポリオキシアルキレンポリオール及びその誘導体、並びに、該ポリオキシアルキレンポリオールの製造方法
WO2000023500A1 (fr) * 1998-10-20 2000-04-27 Mitsui Chemicals, Inc. Procedes de production de polyols de polyoxyalkylene et de production de son derive
JP2009286963A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Sanyo Chem Ind Ltd ポリオキシアルキレンアルコールの製造方法
WO2010038868A1 (ja) * 2008-10-02 2010-04-08 東ソー株式会社 ポリアルキレングリコール製造触媒、及びそれを用いたポリアルキレングリコールの製造方法
JP2015172181A (ja) * 2014-02-21 2015-10-01 三洋化成工業株式会社 ポリエーテルポリオール組成物及びその製造方法
WO2018025810A1 (ja) * 2016-08-05 2018-02-08 三井化学Skcポリウレタン株式会社 揮発性有機化合物の低減方法、ポリウレタンフォームの製造方法およびレジンプレミックス
CN112876666A (zh) * 2021-01-14 2021-06-01 长华化学科技股份有限公司 低醛、低气味聚醚多元醇及其制备方法和应用
CN113754880A (zh) * 2021-08-30 2021-12-07 山东一诺威新材料有限公司 无机纳米复合聚醚多元醇的制备方法

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10273512A (ja) * 1997-03-31 1998-10-13 Mitsui Chem Inc ポリアルキレンオキシドの製造方法
JPH11106500A (ja) * 1997-05-28 1999-04-20 Mitsui Chem Inc ポリオキシアルキレンポリオール及びその誘導体、並びに、該ポリオキシアルキレンポリオールの製造方法
WO2000023500A1 (fr) * 1998-10-20 2000-04-27 Mitsui Chemicals, Inc. Procedes de production de polyols de polyoxyalkylene et de production de son derive
US6410676B1 (en) 1998-10-20 2002-06-25 Mitsui Chemicals, Inc. Method for producing polyoxyalkylene polyol and derivatives thereof
JP2009286963A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Sanyo Chem Ind Ltd ポリオキシアルキレンアルコールの製造方法
WO2010038868A1 (ja) * 2008-10-02 2010-04-08 東ソー株式会社 ポリアルキレングリコール製造触媒、及びそれを用いたポリアルキレングリコールの製造方法
JP2010150514A (ja) * 2008-10-02 2010-07-08 Tosoh Corp ポリアルキレングリコール製造触媒、及びその製造方法、並びにそれを用いたポリアルキレングリコールの製造方法
US8871973B2 (en) 2008-10-02 2014-10-28 Tosoh Corporation Polyalkylene glycol producing catalyst, and method for producing polyalkylene glycol using same
JP2015172181A (ja) * 2014-02-21 2015-10-01 三洋化成工業株式会社 ポリエーテルポリオール組成物及びその製造方法
WO2018025810A1 (ja) * 2016-08-05 2018-02-08 三井化学Skcポリウレタン株式会社 揮発性有機化合物の低減方法、ポリウレタンフォームの製造方法およびレジンプレミックス
KR20190031254A (ko) * 2016-08-05 2019-03-25 미쓰이 카가쿠 에스케이씨 폴리우레탄 가부시키가이샤 휘발성 유기 화합물의 저감 방법, 폴리유레테인 폼의 제조 방법 및 레진 프리믹스
CN109689716A (zh) * 2016-08-05 2019-04-26 三井化学Skc聚氨酯株式会社 挥发性有机化合物的减少方法、聚氨酯泡沫的制造方法及树脂预混物
JPWO2018025810A1 (ja) * 2016-08-05 2019-05-30 三井化学Skcポリウレタン株式会社 揮発性有機化合物の低減方法、ポリウレタンフォームの製造方法およびレジンプレミックス
EP3495401A4 (en) * 2016-08-05 2020-03-18 Mitsui Chemicals&SKC Polyurethanes Inc. METHOD FOR REDUCING VOLATILE ORGANIC COMPOUNDS, METHOD FOR PRODUCING POLYURETHANE FOAM AND RESIN MIXTURE
CN109689716B (zh) * 2016-08-05 2021-03-09 三井化学Skc聚氨酯株式会社 挥发性有机化合物的减少方法、聚氨酯泡沫的制造方法及树脂预混物
CN112876666A (zh) * 2021-01-14 2021-06-01 长华化学科技股份有限公司 低醛、低气味聚醚多元醇及其制备方法和应用
CN112876666B (zh) * 2021-01-14 2023-04-14 长华化学科技股份有限公司 低醛、低气味聚醚多元醇及其制备方法和应用
CN113754880A (zh) * 2021-08-30 2021-12-07 山东一诺威新材料有限公司 无机纳米复合聚醚多元醇的制备方法
CN113754880B (zh) * 2021-08-30 2024-02-23 山东一诺威新材料有限公司 无机纳米复合聚醚多元醇的制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3920385B2 (ja) 2007-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6410676B1 (en) Method for producing polyoxyalkylene polyol and derivatives thereof
KR100941392B1 (ko) 폼 용도의 폴리에테르 폴리올
US6706844B2 (en) Polyurethane products produced from aluminum phosphonate catalyzed polyetherols
CN1176136C (zh) 聚醚醇
JP4201233B2 (ja) ポリオキシアルキレンポリオール及びその誘導体の製造方法
JP3920385B2 (ja) 変性ポリエーテルポリオールおよびポリウレタン樹脂の製造方法
US7135427B2 (en) Carboxy-modified aluminum-based catalyst compositions
JPH115833A (ja) ポリエーテルエステルポリオールならびにそれを用いたポリウレタン樹脂の製造方法
KR20000071767A (ko) 냄새가 약한 폴리옥시알킬렌폴리올, 이의 제조방법 및우레탄 조성물
JP3174520B2 (ja) イソシアネート基末端プレポリマー、その製造方法ならびに硬化性ポリウレタン組成物
CN101151297A (zh) 生产聚醚醇的方法
EP0716665B1 (en) Double metal cyanide catalyzed polyols
US20060281892A1 (en) Polyurethane products including aluminum phosphates
US6563007B2 (en) Preparation of polyetherols
US7226988B1 (en) Method of forming polyetherols in the presence of carboxy-modified aluminum-based catalysts
WO2009056513A1 (en) Process for the preparation of a polyether polyol suitable for preparing rigid polyurethane foams
CN118994559B (zh) 一种改性聚醚多元醇及其制备方法,以及聚氨酯泡沫材料
JP3724928B2 (ja) ポリオキシアルキレンポリアミンの製造方法およびそれを用いたポリウレタンウレア樹脂の製造方法
WO2008074907A1 (es) Nuevos polioles reactivos
US20060281894A1 (en) Method of forming polyetherols in the presence of aluminum phosphate catalysts
EP0876418B1 (en) Process for preparing low unsaturation polyether polyols
JP2698390B2 (ja) 硬質ウレタンフォーム
JPH11349680A (ja) ポリオール及びその製造方法、並びにそれを用いたポリウレタン樹脂の製造方法
CN116874761A (zh) 制备低不饱和度、高活性聚醚多元醇的方法
CN116874522A (zh) 有机磷醇盐及其制备方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050615

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050805

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050831

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050929

RD13 Notification of appointment of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7433

Effective date: 20050930

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050930

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20051102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051220

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110223

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120223

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120223

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130223

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130223

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140223

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term