JPH10158471A - 硬化性樹脂組成物 - Google Patents

硬化性樹脂組成物

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JPH10158471A
JPH10158471A JP31785596A JP31785596A JPH10158471A JP H10158471 A JPH10158471 A JP H10158471A JP 31785596 A JP31785596 A JP 31785596A JP 31785596 A JP31785596 A JP 31785596A JP H10158471 A JPH10158471 A JP H10158471A
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JP
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acrylate
group
carbon atoms
compound
resin composition
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JP31785596A
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Isahide Yamazaki
勇英 山崎
Koichi Nakagawa
浩一 中川
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Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セルロース系基材の処理剤として用いた場合
に、処理後にセルロース系基材の可撓性を損なうことな
く、セルロース系基材の表面硬度の向上及び、耐湿性や
耐水性の改良が可能である硬化性樹脂組成物を提供す
る。 【解決手段】 (A)一般式(1)で表される化合物、
および、 【化1】 (式中、R1 は水素原子、炭素数1〜18のアルキル
基、炭素数3〜10のシクロアルキル基、アリール基、
炭素数1〜8のヒドロキシアルキル基、−(CH2)m
NR2 R3 基または−(C2 H4 O)n R4 基を示す。
R2 およびR3 は炭素数1〜8の直鎖状または枝分かれ
鎖状のアルキル基を示す。R4 は炭素数1〜18の直鎖
状または枝分かれ鎖状のアルキル基を示す。R5 は水素
原子、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数3〜10の
シクロアルキル基、アリール基、炭素数1〜12のヒド
ロキシアルキル基、炭素数2〜8のオキシラン基を示
す。mは2〜5の整数、nは1〜80の整数である。) (B)アミノ樹脂を必須成分とする硬化性樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セルロース系基材
の処理剤等として用いることのできる硬化性樹脂組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術】化粧板に用いられる化粧積層紙や電気部
品用絶縁積層板に用いられるセルロース系積層基材の表
面硬度の向上や耐湿性、耐水性の改良のためにメラミン
樹脂等のアミノ樹脂で含浸処理、塗布処理することが行
われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に使用されるメラ
ミン樹脂等のアミノ樹脂はその取扱いの問題から水溶液
系または溶剤系の状態で用いられ、紙等のセルロース系
基材に含浸または塗布させて乾燥した後、加熱硬化させ
る。この乾燥工程には風乾法または加熱乾燥法が用いら
れるが、前者は処理工程が長くなること、後者は基材の
変質や発泡による樹脂の剥がれ落ちが生じる場合がある
等の問題がある。
【0004】また、メラミン樹脂などのトリアジン環を
有するアミノ樹脂でセルロース系基材を処理した場合に
は、その剛性のため可撓性に乏しく、打抜加工性、耐衝
撃性が低下する欠点があった。この問題を改良するため
には、メラミン樹脂等のトリアジン環を有するアミノ樹
脂にヒドロキシル基やカルボキシル基を含有するアルキ
ド樹脂やポリエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、
ビニルエステル樹脂を配合することが知られている。し
かし、この場合、これらの樹脂がセルロース系基材との
親和性が低いため、耐湿性や耐水性の改良が十分でなく
なる。
【0005】したがって、本発明の課題は、セルロース
系基材の処理剤として用いた場合に、処理後にセルロー
ス系基材の可撓性を損なうことなく、セルロース系基材
の表面硬度の向上及び、耐湿性や耐水性の改良が可能な
硬化性樹脂組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明にかかる硬化性樹脂組成物は、(A)一般式
(1)で表される化合物、および、
【0007】
【化2】
【0008】(式中、R1 は水素原子、炭素数1〜18
のアルキル基、炭素数3〜10のシクロアルキル基、ア
リール基、炭素数1〜8のヒドロキシアルキル基、−
(CH2)m NR2 R3 基または−(C2 H4 O)n R
4 基を示す。R2 およびR3 は炭素数1〜8の直鎖状ま
たは枝分かれ鎖状のアルキル基を示す。R4 は炭素数1
〜18の直鎖状または枝分かれ鎖状のアルキル基を示
す。R5 は水素原子、炭素数1〜12のアルキル基、炭
素数3〜10のシクロアルキル基、アリール基、炭素数
1〜12のヒドロキシアルキル基、炭素数2〜8のオキ
シラン基を示す。mは2〜5の整数、nは1〜80の整
数である。) (B)アミノ樹脂 を必須成分とする。
【0009】化合物(A)として、一般式(1)におい
てR5 が水素原子である化合物を含有することが好まし
い。本発明において、硬化性樹脂組成物とは、硬化性樹
脂組成物としての最終製品になったもののほか、必要に
応じ添加される各種添加剤等を含まない中間品をも意味
する。
【0010】本発明は、一般式(1)で表される化合物
(A)とアミノ樹脂(B)を必須成分とすることが特徴
である。一般式(1)で表される化合物は、ヒドロキシ
アルキル基を有するビニル化合物である。一般式(1)
で表される化合物のヒドロキシアルキル基は、アミノ樹
脂と比較的容易に縮合反応し架橋を形成するとともに、
セルロースの水酸基との強い親和性を有するために、耐
湿性や耐水性の改良に大きく寄与している。特に、一般
式(1)におけるR5 が水素原子である場合、すなわち
ヒドロキシアルキル基がメチロール基である場合、その
効果は顕著である。また、一般式(1)で表される化合
物のビニル基は重合性が高く、熱や光により容易に重合
体を形成することができる。さらに、R1 の部分にヒド
ロキシアルキル基等の反応性の官能基を有する場合に
は、様々な化学修飾が可能であり着色などが容易にな
る。
【0011】以上の構成によれば、該硬化性樹脂組成物
をセルロース系基材の処理剤として用いた場合に、処理
後にセルロース系基材の可撓性を損なうことなく、セル
ロース系基材の表面硬度の向上及び、耐湿性や耐水性の
改良が可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明にかかる硬化性樹脂組成物
は、一般式(1)で表される化合物(A)と、アミノ樹
脂(B)とを必須成分とする樹脂組成物である。該樹脂
組成物は、上記一般式(1)で表される化合物とアミノ
樹脂とを混合することにより容易に得ることができる。
【0013】一般式(1)で表される化合物(A)につ
いて説明する。
【0014】
【化3】
【0015】一般式(1)中、R1 は水素原子、炭素数
1〜18のアルキル基、炭素数3〜10のシクロアルキ
ル基、アリール基、炭素数1〜8のヒドロキシアルキル
基、−(CH2 )m NR2 R3 基または−(C2 H
4 O)n R4 基を示す。R2 およびR3 は炭素数1〜8
の直鎖状または枝分かれ鎖状のアルキル基を示す。R4
は炭素数1〜18の直鎖状または枝分かれ鎖状のアルキ
ル基を示す。R5 は水素原子、炭素数1〜12のアルキ
ル基、炭素数3〜10のシクロアルキル基、アリール
基、炭素数1〜12のヒドロキシアルキル基、炭素数2
〜8のオキシラン基を示す。mは2〜5の整数、nは1
〜80の整数である。) 一般式(1)で表される化合物の製造方法としては、特
に限定されないが、例えば、特開平7−285906号
公報に開示されている様に、一般式(2)
【0016】
【化4】
【0017】(R1 は一般式(1)と同様である。)で
表されるビニル化合物と、アルデヒド基を有する化合物
とを反応させる方法が挙げられる。一般式(2)で表さ
れる化合物としては、 (a)R1 が水素原子であるアクリル酸; (b)R1 が炭素数1〜18のアルキル基であるアルキ
ルアクリル酸エステル:例えば、メチルアクリレート、
エチルアクリレート、n−プロピルアクリレート、イソ
プロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、イソ
ブチルアクリレート、tert−ブチルアクリレート、
n−オクチルアクリレート、イソオクチルアクリレー
ト、2−エチルヘキシルアクリレート、ラウリルアクリ
レート、ステアリルアクリレート等; (c)R1 が炭素数3〜10のシクロアルキル基である
シクロアルキルアクリル酸エステル:例えば、シクロペ
ンチルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート等; (d)R1 がアリール基であるアリールアクリル酸エス
テル:例えば、フェニルアクリレート、o−メトキシフ
ェニルアクリレート、p−メトキシフェニルアクリレー
ト、p−ニトロフェニルアクリレート、o−メチルフェ
ニルアクリレート、p−メチルフェニルアクリレート、
p−tert−ブチルフェニルアクリレート等; (e)R1 が炭素数1〜8のヒドロキシアルキル基であ
るヒドロキシアルキルアクリル酸エステル:例えば、2
−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロ
ピルアクリレート、3−ヒドロキシプロピルアクリレー
ト、4−ヒドロキシブチルアクリレート等; (f)R1 が−(CH2 )m NR2 R3 基であるアミノ
アルキルアクリル酸エステル:例えば、N,N−ジメチ
ルアミノエチルアクリレート、N,N−ジエチルアミノ
エチルアクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル
アクリレート、N,N−ジエチルアミノプロピルアクリ
レート、N,N−ジメチルアミノブチルアクリレート、
N,N−ジエチルアミノブチルアクリレート、N,N−
ジメチルアミノネオペンチルアクリレート、N,N−ジ
エチルアミノネオペンチルエチルアクリレート等; (g)R1 が−(C2 H4 O)n R4 基であるアクリル
酸エステル類:例えば、メトキシエチルアクリレート、
エトキシエチルアクリレート、ラウリルオキシトリオキ
シアクリレート、nが1〜80、好ましくは3〜30の
メトキシポリオキシエチレンアクリレート等;が挙げら
れる。これらのうち、メチルアクリレート、エチルアク
リレート、n−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシ
ルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、
および2−ヒドロキシプロピルアクリレートが特に好適
である。
【0018】上記アルデヒド基を有する化合物として
は、ヒドロキシアルキル基が残基となるような化合物で
あり、特にメチロール基(一般式(1)におけるR5 が
水素原子)が残基となるような化合物が好ましい。具体
的には、例えば、ホルムアルデヒド、一般式(3)で表
されるオキシメチレン化合物及び、トリオキサン、アセ
トアルデヒド、プロピオンアルデヒド、ブチルアルデヒ
ド、イソブチルアルデヒド、シクロヘキシルアルデヒ
ド、ベンズアルデヒド、トルアルデヒド、アニスアルデ
ヒド、フルフラール等が挙げられる。
【0019】 HO(CH2 O)p Y (3) (式中、Yは水素原子、炭素数1〜8の直鎖状または枝
分かれ鎖状のアルキル基、または炭素数3〜10のシク
ロアルキル基を示す。pは1〜100の整数である。) 上記のオキシメチレン化合物としては、具体的には、例
えば、ホルムアルデヒドの重合体(8量体〜100量
体)であるパラホルムアルデヒド、ホルムアルデヒドの
20重量%〜50重量%水溶液(水和ホルムアルデヒ
ド)、ホルムアルデヒドの濃度が20重量%〜50重量
%であるメタノール水溶液等が挙げられる。
【0020】上記一般式(1)で表される化合物の製造
中の重合を抑制するため、さらに保存安定性のために、
重合禁止剤や分子状酸素を添加することが好ましい。重
合禁止剤としては、例えば、ハイドロキノン、メチルハ
イドロキノン、tert−ブチルハイドロキノン、2,
4−ジ−tert−ブチルハイドロキノン、2,4−ジ
メチルハイドロキノン等のキノン類;フェノチアジン等
のアミン化合物;2,4−ジメチル−6−tert−ブ
チルフェノール、2,4−ジ−tert−ブチルフェノ
ール、p−メトキシフェノール等のフェノール類;p−
tert−ブチルカテコール等の置換カテコール類;置
換レゾルシン類等が挙げられるが、特に限定されるもの
ではない。
【0021】分子状酸素としては、例えば、空気、ある
いは、分子状酸素と窒素等との混合ガスを用いることが
できる。アミノ樹脂(B)について説明する。アミノ樹
脂(B)とは、アミノ化合物とホルムアルデヒドとの反
応により得られるメチロール化合物またはメチロール化
合物とアルコール類との脱水縮合により得られるアルキ
ルエーテル化合物である。
【0022】具体的には、尿素樹脂、メラミン樹脂、イ
ソメラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、アセトグアナ
ミン樹脂、シクロヘキサンカルボグアナミン樹脂、シク
ロヘキセンカルボグアナミン樹脂、ノルボルナンカルボ
グアナミン樹脂、ノルボルネンカルボグアナミン樹脂、
グアニルメラミン樹脂、スピログアナミン樹脂等が挙げ
られる。
【0023】上記アミノ樹脂の中でも、硬化物の強度物
性からトリアジン環を有するアミノ樹脂が好ましく、具
体的にはメラミン樹脂、イソメラミン樹脂、ベンゾグア
ナミン樹脂、アセトグアナミン樹脂、シクロヘキサンカ
ルボグアナミン樹脂、シクロヘキセンカルボグアナミン
樹脂、ノルボルナンカルボグアナミン樹脂、ノルボルネ
ンカルボグアナミン樹脂、グアニルメラミン樹脂、スピ
ログアナミン樹脂等が挙げられる。
【0024】上記アルコール類とは、通常脂肪族アルコ
ールであり、具体的には、例えば、メタノール、エタノ
ール、n−プロパノール、iso−プロパノール、n−
ブタノール、iso−ブタノール、sec−ブタノー
ル、tert−ブタノール等が挙げられる。上記アミノ
樹脂の製造方法は、特に限定されるものではなく、従来
公知の種々の方法を用いることができる。上記アミノ樹
脂としてトリアジン環を有するアミノ樹脂を用いる場
合、メチロール化物は、トリアジン環1個あたり、ホル
ムアルデヒドを1〜6個結合させたものが好ましく、
1.2〜3個縮合させたものがさらに好ましい。
【0025】また、トリアジン環を有するアミノ樹脂の
トリアジン環の平均重合度が1.0〜4.0の範囲内に
設計することが好ましく、1.0〜2.5の範囲内に設
計することがさらに好ましい。上記平均重合度が4.0
を越えると、該アミノ樹脂を用いて硬化性樹脂組成物を
調製した場合、粘度が高くなり作業性が悪くなる。上記
化合物(A)とアミノ樹脂(B)の配合割合(化合物
(A)/アミノ樹脂(B))は、重量比で9/1〜2/
8が好ましく、8/3〜3/7がさらに好ましい。上記
化合物(A)とアミノ樹脂(B)の重量比が2/8より
小さければ、アミノ樹脂どうしの縮合反応が優先し、硬
化物が脆くなる。
【0026】本発明の硬化性樹脂組成物には硬化剤を配
合することが好ましい。硬化剤としては、特に限定され
るものではないが、加熱硬化系としては、例えば、ジイ
ソプロピルパーオキシジカーボネート、ベンゾイルパー
オキシド、メチルエチルケトンパーオキシド、t−ブチ
ルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、1,1,
3,3−テトラメチルブチルパーオキシ−2−エチルヘ
キサノエート、t−アミルパーオキシ−2−エチルヘキ
サノエート、t−ブチルヒドロパーオキシド、t−ブチ
ルパーオキシネオジケネート、t−ブチルパーベンゾエ
ート等の有機過酸化物、アゾビスイソブチロニトリル、
アゾビスジエチルバレロニトリル等のアゾ化合物等が挙
げられる。また、必要に応じて硬化促進剤、例えば有機
金属塩、有機アミン類を併用することができる。光硬化
系としては、例えば、ベンゾインエチルエーテル、ベン
ゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエ
ーテル等のベンゾインエーテル類、ジメトキシフェニル
アセトフェノン、ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケ
トン等のベンジルケタール類、ジエトキシアセトフェノ
ン等のアセトフェノン類、ベンゾフェノン、ベンジル、
2−クロロチオキサントン等のケトン類、アントラキノ
ン、メチルフェニルグリオキシレート等が挙げられる。
【0027】硬化剤の配合割合は、硬化性樹脂組成物1
00重量部に対し、0.5〜5重量部の範囲が好まし
い。本発明の硬化性樹脂組成物には、脱水縮合反応およ
び脱アルコール縮合反応を促進させるために、公知の触
媒、例えばリン酸等の鉱酸、メタンスルホン酸、パラト
ルエンスルホン酸等の有機酸、リンタングステン酸、ケ
イタングステン酸等のヘテロポリ酸、塩化アルミニウ
ム、塩化スズ等のルイス酸等を添加してもよい。
【0028】本発明の硬化性樹脂組成物には、化合物
(A)とラジカル重合可能な不飽和結合含有化合物を配
合することができる。上記不飽和結合含有化合物として
は、例えば、スチレン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、
ジアリルフタレート、およびメチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アク
リレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒ
ドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ポリエチレン
グリコール(メタ)アクリレート、エチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレ
ート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレー
ト等のアクリル酸エステル類、メタクリル酸エステル類
などの重合性単量体が挙げられる。さらに、不飽和ポリ
エステル樹脂、ビニルエステル樹脂、ウレタン(メタ)
アクリレート樹脂、ポリエステル(メタ)アクリレート
樹脂等の樹脂が挙げられる。
【0029】本発明の硬化性樹脂組成物には、ヒドロキ
シアルキル基あるいはアルキルエーテル基と縮合反応可
能な官能基を有する化合物を配合することができる。上
記縮合反応可能な官能基を有する化合物としては、カル
ボキシル基、水酸基、アミノ基、メチロール基、アルキ
ルエーテル基、イソシアネート基を含有する化合物であ
る。例えば、アルキド樹脂、(メタ)アクリル共重合
体、ポリエステル樹脂、ポリオール等が挙げられる。
【0030】本発明の硬化性樹脂組成物には、さらに要
求特性に応じて、公知の紫外線吸収剤、酸化防止剤、可
塑剤、レベリング剤、消泡剤、帯電防止剤、難燃剤、滑
剤、有機もしくは無機の充填剤、補強剤、着色剤等の添
加剤が適宜配合される。本発明の硬化性樹脂組成物は、
化合物(A)、アミノ樹脂および必要に応じて添加され
る各種の添加剤を公知の方法により混合することにより
製造される。
【0031】本発明の硬化性樹脂組成物は、含浸あるい
は塗布後、加熱や紫外線、電子線、放射線などの活性化
エネルギー線の照射により容易に硬化することができ
る。本発明の硬化性樹脂組成物は、化粧板に用いられる
化粧積層紙や電気部品用絶縁積層板に用いられるセルロ
ース系基材の表面硬度の向上や耐湿性、耐水性の改良の
ための処理剤のほか、繊維加工用処理剤、木材加工用処
理剤、塗料、粘着剤、接着剤、コーティング剤、封止
剤、成型材料などとして用いることができる。
【0032】
【実施例】以下に実施例によりさらに詳細に本発明を説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。実
施例中で「部」とは特にことわりがない限り「重量部」
を表すものとする。製造例1(化合物(A)(α−ヒド
ロキシメチルアクリル酸エチル)の合成例)温度計、ガ
ス吹き込み管、冷却管、攪拌装置および水浴を備えた1
000mlの4つ口フラスコに、ビニル化合物としての
エチルアクリレート400g(4モル)、アルデヒド系
化合物としての35重量%ホルムアルデヒド水溶液86
g(1モル)、3級アミン化合物としての30重量%ト
リメチルアミン水溶液98g(0.5モル)、および、
重合防止剤としてのp−メトキシフェノール0.4gを
仕込んだ。エチルアクリレートに対するp−メトキシフ
ェノールの割合は1000ppmである。その後、上記
の反応溶液に空気を吹き込みながら、該反応溶液を60
℃で3時間攪拌して反応させた。
【0033】反応終了後、反応溶液を有機相と水相とに
分液した。次に、上記有機相の分別蒸留を行い、73℃
〜76℃/5mmHgの留分である無色の透明液体11
1gを得た。以上のようにして得た無色の透明液体につ
いて、1 H−NMR、13C−NMRおよび赤外吸収スペ
クトル(IR)を測定することにより、物質の同定を行
った。その結果、反応生成物である上記の透明液体がα
−ヒドロキシメチルアクリル酸エチル(以下、EHMA
と省略する)であることを確認した。
【0034】また、ガスクロマトグラフィー(GC)を
用いることにより、EHMAを定量した。その結果、ホ
ルムアルデヒドに対するEHMAの収率は85モル%、
選択率は91モル%であった。 実施例1〜3 表1の配合割合で、硬化性樹脂組成物(1)〜(3)を
調製した。
【0035】秤量80g/m2 のチタン紙(二酸化チタ
ン含量充填紙)に上記硬化性樹脂樹脂組成物を120g
/m2 を含浸して、表面化粧紙とし、この化粧紙とフェ
ノール樹脂を含浸したクラフト紙をコア材料として積層
し、平面プレス機で温度150℃、圧力25kg/cm
2 、時間30分の条件で熱圧着して化粧板(1)〜
(3)を得た。 比較例1 表1の配合割合で、比較硬化性樹脂組成物(1)を調製
した。
【0036】秤量80g/m2 のチタン紙(二酸化チタ
ン含量充填紙)に上記比較硬化性樹脂組成物(1)を1
20g/m2 を含浸して、表面化粧紙とし、この化粧紙
とフェノール樹脂を含浸したクラフト紙をコア材料とし
て積層し、平面プレス機で温度150℃、圧力25kg
/cm2 、時間30分の条件で熱圧着して比較化粧板
(1)を得た。 比較例2 表1に示すとおりのメチル化メラミン樹脂を比較硬化性
樹脂組成物(2)とした。
【0037】秤量80g/m2 のチタン紙(二酸化チタ
ン含量充填紙)に上記比較硬化性樹脂組成物(2)を1
20g/m2 を含浸して、室温で風乾した。さらに、1
00℃で15分間熱風乾燥し表面化粧紙を得た。この化
粧紙とフェノール樹脂を含浸したクラフト紙をコア材料
として積層し、平面プレス機で温度150℃、圧力25
kg/cm2 、時間30分の条件で熱圧着して比較化粧
板(2)を得た。
【0038】実施例1〜3および比較例1〜2における
化粧板(1)〜(3)および比較化粧板(1)〜(2)
について、次の試験方法により評価を行った。 表面硬度試験:JAS特殊合板規格の引っかき硬度A試
験に基づいて試験を行い、適合基準に合格するものを
○、不合格のものを×とした。 耐水性試験:JAS特殊合板規格の耐水A試験に基づい
て試験を行い、表面にふくれ、はがれ並びに層間剥離の
ないものを○、あるものを×とした。
【0039】汚染試験:JAS特殊合板規格の汚染A試
験に基づいて試験を行い、適合基準に合格するものを
○、不合格のものを×とした。 耐クラック性試験:JAS特殊合板規格の衝撃B試験に
基づいて試験を行い、表面に割れ及びはがれが生じない
ものを○、生じるものを×とした。表1に評価結果を示
した。
【0040】表1に示されるとおり、実施例1〜3の化
粧板(1)〜(3)では、表面硬度試験、耐水性試験、
汚染試験及び、耐クラック性試験においていずれも良好
な結果が得られた。一方、比較例1の比較化粧板(1)
では、化合物(A)を配合せず、アルキド樹脂を配合し
ているのみであるため、乾燥性および耐クラック性は問
題ないが、基材との親和性が低いために、耐水性が悪
く、かつ、汚染しやすい。また、比較例2の比較化粧板
(2)では、メチル化メラミン樹脂を単独で用いている
ため、その剛性のために可撓性に乏しく、耐クラック性
が悪い。
【0041】
【表1】
【0042】
【発明の効果】本発明の硬化性樹脂組成物は、セルロー
ス系基材の処理剤として用いた場合に、処理後にセルロ
ース系基材の可撓性を損なうことなく、セルロース系基
材の表面硬度の向上及び、耐湿性や耐水性の改良が可能
である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)一般式(1)で表される化合物、お
    よび、 【化1】 (式中、R1 は水素原子、炭素数1〜18のアルキル
    基、炭素数3〜10のシクロアルキル基、アリール基、
    炭素数1〜8のヒドロキシアルキル基、−(CH2)m
    NR2 R3 基または−(C2 H4 O)n R4 基を示す。
    R2 およびR3 は炭素数1〜8の直鎖状または枝分かれ
    鎖状のアルキル基を示す。R4 は炭素数1〜18の直鎖
    状または枝分かれ鎖状のアルキル基を示す。R5 は水素
    原子、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数3〜10の
    シクロアルキル基、アリール基、炭素数1〜12のヒド
    ロキシアルキル基、炭素数2〜8のオキシラン基を示
    す。mは2〜5の整数、nは1〜80の整数である。) (B)アミノ樹脂 を必須成分とする硬化性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 化合物(A)として、一般式(1)にお
    いてR5 が水素原子である化合物を含有する請求項1記
    載の硬化性樹脂組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000040403A1 (en) * 1999-01-06 2000-07-13 Ato Findley, Inc. Water-based, heat sealable adhesive for laminating decorative panels
US6335060B1 (en) 1999-06-01 2002-01-01 Nippon Shokubai Co., Ltd. Curable treating agent and curing treatment process
JPWO2020202938A1 (ja) * 2019-03-29 2020-10-08

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WO2020202938A1 (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 株式会社日本触媒 樹脂粒子及びその製造方法、並びに該樹脂粒子を含む親水性付与剤

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