JPH10158489A - 耐熱性電子部品用材料 - Google Patents
耐熱性電子部品用材料Info
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- JPH10158489A JPH10158489A JP8321507A JP32150796A JPH10158489A JP H10158489 A JPH10158489 A JP H10158489A JP 8321507 A JP8321507 A JP 8321507A JP 32150796 A JP32150796 A JP 32150796A JP H10158489 A JPH10158489 A JP H10158489A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポリエステルとポリアミドからなり、成形
性、強度、耐熱性、銅線腐食性に優れた電子部品材料を
提供すること。 【解決手段】 (A)ポリブチレンテレフタレートとポ
リエチレンテレフタレートの重量配合比が30/70〜
10/90であるポリエステル樹脂混合物、(B)ポリ
アミド樹脂、(C)カルボジイミド構造を有する化合
物、(D)無機あるいは有機フィラーからなり、(A)
及び(B)成分の重量配合比が(A)/(B)=65/
35〜90/10であり、(A)及び(B)成分の合計
100重量部に対して(C)成分が0.1〜1.0重量
部、(D)成分が25〜150重量部である耐熱性電子
部品用材料。
性、強度、耐熱性、銅線腐食性に優れた電子部品材料を
提供すること。 【解決手段】 (A)ポリブチレンテレフタレートとポ
リエチレンテレフタレートの重量配合比が30/70〜
10/90であるポリエステル樹脂混合物、(B)ポリ
アミド樹脂、(C)カルボジイミド構造を有する化合
物、(D)無機あるいは有機フィラーからなり、(A)
及び(B)成分の重量配合比が(A)/(B)=65/
35〜90/10であり、(A)及び(B)成分の合計
100重量部に対して(C)成分が0.1〜1.0重量
部、(D)成分が25〜150重量部である耐熱性電子
部品用材料。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリエステル樹脂お
よびポリアミド樹脂を基礎とする耐熱性電子部品用材料
であり、高い耐熱性と低い吸水性、そして特定条件にお
いて銅線を腐蝕しない耐熱性電子部品用材料に関するも
のである。
よびポリアミド樹脂を基礎とする耐熱性電子部品用材料
であり、高い耐熱性と低い吸水性、そして特定条件にお
いて銅線を腐蝕しない耐熱性電子部品用材料に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、様々な分野においてコストや成形
のし易さから熱可塑性樹脂を用いることが多くなってき
ているが、それに伴い、熱可塑性樹脂自身に求められる
性能も高く、厳しいものとなってきている。
のし易さから熱可塑性樹脂を用いることが多くなってき
ているが、それに伴い、熱可塑性樹脂自身に求められる
性能も高く、厳しいものとなってきている。
【0003】例えば従来から熱可塑性樹脂が用いられて
いる電子部品などは、電気電子製品の大型化による内部
蓄熱の増大や、組み立て時の工程としてリフローはんだ
工程が入る等の理由により高い耐熱性が求められるよう
になってきた。こういった用途に適用できる従来から知
られている樹脂として、例えばポリフェニレンスルフィ
ドや液晶ポリマー、あるいはシンジオタクチックポリス
チレンなどを挙げることができるが、これらにも成形性
の悪さや脆さ、あるいはコストの高さなどが問題点とし
て指摘されていた。
いる電子部品などは、電気電子製品の大型化による内部
蓄熱の増大や、組み立て時の工程としてリフローはんだ
工程が入る等の理由により高い耐熱性が求められるよう
になってきた。こういった用途に適用できる従来から知
られている樹脂として、例えばポリフェニレンスルフィ
ドや液晶ポリマー、あるいはシンジオタクチックポリス
チレンなどを挙げることができるが、これらにも成形性
の悪さや脆さ、あるいはコストの高さなどが問題点とし
て指摘されていた。
【0004】また、その他の候補として、ポリアミド樹
脂、特にナイロン66あるいはナイロン46、もしくは
芳香族ナイロンなどを挙げることができるが、これらは
耐熱性に優れるものの、どれも吸水性に問題があり、ま
た電子部品用材料として重要な性能のひとつである、銅
線腐食性に劣るという致命的な問題点があった。この銅
線腐食性とは、樹脂に2本の裸銅線を接触させ、その2
本間にある一定の電圧をかけ、これをある温度、湿度条
件下で放置した場合の裸銅線の錆具合を評価したもので
ある。
脂、特にナイロン66あるいはナイロン46、もしくは
芳香族ナイロンなどを挙げることができるが、これらは
耐熱性に優れるものの、どれも吸水性に問題があり、ま
た電子部品用材料として重要な性能のひとつである、銅
線腐食性に劣るという致命的な問題点があった。この銅
線腐食性とは、樹脂に2本の裸銅線を接触させ、その2
本間にある一定の電圧をかけ、これをある温度、湿度条
件下で放置した場合の裸銅線の錆具合を評価したもので
ある。
【0005】こういったポリアミド樹脂の問題を解決す
る一つの手段として、ポリエステル樹脂とポリアミド樹
脂を組み合わせることが考えられる。こういった組み合
わせに関しては、例えば特開平1-178549号公報、特開平
3-12449 号公報他多数の特許公報により、ポリエステル
樹脂とポリアミド樹脂によるポリマーアロイにおいてグ
リシジル基を代表とするエポキシ基を有する変性ビニル
化合物の添加が報告されている。しかし、エポキシ基に
対する反応性あるいは変性ビニル化合物の主鎖によりそ
の親和性がポリエステル樹脂とポリアミド樹脂で異なる
ため相容化効果が十分ではなく、また一般に変性ビニル
化合物そのものの強度が弱く衝撃に著しく弱いなど、目
的とする効果を十分に達成することはできなかった。ま
た、特開昭51-149350 号公報、あるいは特開平1-190755
号公報、特開平2-49057 号公報に開示された末端にエポ
キシ基を有するフェノキシ型のポリマーを用いる技術に
よって得られる樹脂組成物では耐熱的に問題がある上、
ガラス繊維による強化において物性の低下やゲルの発生
などの製造上致命的とも言える問題があった。
る一つの手段として、ポリエステル樹脂とポリアミド樹
脂を組み合わせることが考えられる。こういった組み合
わせに関しては、例えば特開平1-178549号公報、特開平
3-12449 号公報他多数の特許公報により、ポリエステル
樹脂とポリアミド樹脂によるポリマーアロイにおいてグ
リシジル基を代表とするエポキシ基を有する変性ビニル
化合物の添加が報告されている。しかし、エポキシ基に
対する反応性あるいは変性ビニル化合物の主鎖によりそ
の親和性がポリエステル樹脂とポリアミド樹脂で異なる
ため相容化効果が十分ではなく、また一般に変性ビニル
化合物そのものの強度が弱く衝撃に著しく弱いなど、目
的とする効果を十分に達成することはできなかった。ま
た、特開昭51-149350 号公報、あるいは特開平1-190755
号公報、特開平2-49057 号公報に開示された末端にエポ
キシ基を有するフェノキシ型のポリマーを用いる技術に
よって得られる樹脂組成物では耐熱的に問題がある上、
ガラス繊維による強化において物性の低下やゲルの発生
などの製造上致命的とも言える問題があった。
【0006】また、これらのいづれも異種のポリエステ
ルの複合化による効果について詳細に言及されているも
のはなく、さらに前述した銅線腐食性の問題をクリアす
るためにその組成比が非常に重要な意味を有するにもか
かわらず、これら明細書にはその点について全く明らか
にされてはいなかった。
ルの複合化による効果について詳細に言及されているも
のはなく、さらに前述した銅線腐食性の問題をクリアす
るためにその組成比が非常に重要な意味を有するにもか
かわらず、これら明細書にはその点について全く明らか
にされてはいなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、かか
る問題点を克服し、成形性、強度、耐熱性、銅線腐食性
に優れた新しい電子部品用材料を与えることにある。更
に他の目的は、吸水率を小さく、かつコストの廉い、ポ
リエステルとポリアミドからなる電子部品用材料を提供
することにある。
る問題点を克服し、成形性、強度、耐熱性、銅線腐食性
に優れた新しい電子部品用材料を与えることにある。更
に他の目的は、吸水率を小さく、かつコストの廉い、ポ
リエステルとポリアミドからなる電子部品用材料を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者はかかる課題に
ついて鋭意検討した結果、驚くべきことにポリエステル
樹脂とポリアミド樹脂からなる樹脂組成物にカルボジイ
ミド構造を有する化合物を添加し、さらに無機あるいは
有機フィラーを充填、強化することで、電子部品用とし
て好ましい性能である高い耐熱性を有する材料が得られ
ることを見出した。
ついて鋭意検討した結果、驚くべきことにポリエステル
樹脂とポリアミド樹脂からなる樹脂組成物にカルボジイ
ミド構造を有する化合物を添加し、さらに無機あるいは
有機フィラーを充填、強化することで、電子部品用とし
て好ましい性能である高い耐熱性を有する材料が得られ
ることを見出した。
【0009】すなわち、本発明は、(A)ポリブチレン
テレフタレートとポリエチレンテレフタレートの重量配
合比が30/70〜10/90であるポリエステル樹脂
混合物、(B)ポリアミド樹脂、(C)カルボジイミド
構造を有する化合物、(D)無機あるいは有機フィラー
からなり、(A)及び(B)成分の重量配合比が(A)
/(B)=65/35〜90/10であり、(A)及び
(B)成分の合計100重量部に対して(C)成分が
0.1〜1.0重量部、(D)成分が25〜150重量
部である耐熱性電子部品用材料である。
テレフタレートとポリエチレンテレフタレートの重量配
合比が30/70〜10/90であるポリエステル樹脂
混合物、(B)ポリアミド樹脂、(C)カルボジイミド
構造を有する化合物、(D)無機あるいは有機フィラー
からなり、(A)及び(B)成分の重量配合比が(A)
/(B)=65/35〜90/10であり、(A)及び
(B)成分の合計100重量部に対して(C)成分が
0.1〜1.0重量部、(D)成分が25〜150重量
部である耐熱性電子部品用材料である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0011】本発明に使用する(A)ポリエステル樹脂
混合物は、ポリエチレンテレフタレート(以下PETと
略する)とポリブチレンテレフタレート(以下PBTと
略する)からなる混合物である。これらPETとPBT
の配合比は重量比でPET/PBT=90/10〜70
/30の比率で配合することが、組成物としての耐熱性
と衝撃強度および成形性のバランスからして好ましい。
混合物は、ポリエチレンテレフタレート(以下PETと
略する)とポリブチレンテレフタレート(以下PBTと
略する)からなる混合物である。これらPETとPBT
の配合比は重量比でPET/PBT=90/10〜70
/30の比率で配合することが、組成物としての耐熱性
と衝撃強度および成形性のバランスからして好ましい。
【0012】本発明に使用する(B)ポリアミド樹脂
は、重合し得るアミノカルボン酸またはそのアミド誘導
体、あるいはジアミンとジカルボン酸またはこれらのア
ミド誘導体から製造されるものであり、例えばナイロン
66、ナイロン46、ナイロン6T等を挙げることがで
きる。用いる場合は、これら単独でも、あるいはこれら
の2種以上の混合物、場合により共重合体でも構わない
が、ナイロン66、ナイロン46、ナイロン6Tが好ま
しく、特にナイロン66が好ましく用いられる。
は、重合し得るアミノカルボン酸またはそのアミド誘導
体、あるいはジアミンとジカルボン酸またはこれらのア
ミド誘導体から製造されるものであり、例えばナイロン
66、ナイロン46、ナイロン6T等を挙げることがで
きる。用いる場合は、これら単独でも、あるいはこれら
の2種以上の混合物、場合により共重合体でも構わない
が、ナイロン66、ナイロン46、ナイロン6Tが好ま
しく、特にナイロン66が好ましく用いられる。
【0013】これら(A)と(B)の配合比は重量比で
(A)/(B)=65/35〜90/10が好ましい。
この配合比よりも(A)が多い場合、耐熱性に劣り、ま
た逆に(B)が多い場合は前述したような銅線腐食の問
題が生じるので好ましくない。
(A)/(B)=65/35〜90/10が好ましい。
この配合比よりも(A)が多い場合、耐熱性に劣り、ま
た逆に(B)が多い場合は前述したような銅線腐食の問
題が生じるので好ましくない。
【0014】本発明に使用する(C)カルボジイミド構
造を有する化合物は、下記一般式(II)で示されるも
のである。
造を有する化合物は、下記一般式(II)で示されるも
のである。
【0015】 RN=C=NR (II) (式中Rは1価の炭素数1〜20の炭化水素基を表す) 具体例としては、2,2´ジメチルジフェニルカルボジ
イミド、2,6,2´,6´テトラジフェニルカルボジ
イミド、2,2´ジエチルジフェニルカルボジイミド、
2,6,2´,6´テトラエチルジフェニルカルボジイ
ミド、2,2´ジイソプロピルジフェニルカルボジイミ
ド、2,6,2´,6´テトライイソプロピルジフェニ
ルカルボジイミドなどを上げることが出来る。このよう
なカルボジイミド化合物は、単独で使用しても、2種以
上併用しても良い。
イミド、2,6,2´,6´テトラジフェニルカルボジ
イミド、2,2´ジエチルジフェニルカルボジイミド、
2,6,2´,6´テトラエチルジフェニルカルボジイ
ミド、2,2´ジイソプロピルジフェニルカルボジイミ
ド、2,6,2´,6´テトライイソプロピルジフェニ
ルカルボジイミドなどを上げることが出来る。このよう
なカルボジイミド化合物は、単独で使用しても、2種以
上併用しても良い。
【0016】本発明においてカルボジイミド化合物の配
合量は(A)と(B)の合計量100重量部に対して
0.1〜1.0重量部が好ましく、これよりも配合量が
少ないと銅線腐食性の改善効果が十分でなく、逆にこの
範囲を超える配合の場合はそれに見合った十分な効果は
期待できず寧ろ機械物性の低下などが見られ好ましくな
い。
合量は(A)と(B)の合計量100重量部に対して
0.1〜1.0重量部が好ましく、これよりも配合量が
少ないと銅線腐食性の改善効果が十分でなく、逆にこの
範囲を超える配合の場合はそれに見合った十分な効果は
期待できず寧ろ機械物性の低下などが見られ好ましくな
い。
【0017】本発明に使用する(D)無機あるいは有機
フィラーは、一般に用いられるものであれば特に制限は
無く、たとえば無機フィラーとしてはマイカ、タルク、
ワラストナイト、シラスバルーンなどの天然鉱物、酸化
チタンなどの金属酸化物、ガラス繊維、ガラスフレー
ク、ガラスビーズなどのガラス製品などを挙げることが
でき、有機フィラーとしてはカーボン繊維などを挙げる
ことができる。配合にあたっては、これら単独で用いて
も、複数を併用しても構わない。これらフィラーは十分
な耐熱性能を発現させるために必要不可欠なもので、特
に好ましいのはガラス繊維やカーボン繊維などの繊維状
のフィラーである。
フィラーは、一般に用いられるものであれば特に制限は
無く、たとえば無機フィラーとしてはマイカ、タルク、
ワラストナイト、シラスバルーンなどの天然鉱物、酸化
チタンなどの金属酸化物、ガラス繊維、ガラスフレー
ク、ガラスビーズなどのガラス製品などを挙げることが
でき、有機フィラーとしてはカーボン繊維などを挙げる
ことができる。配合にあたっては、これら単独で用いて
も、複数を併用しても構わない。これらフィラーは十分
な耐熱性能を発現させるために必要不可欠なもので、特
に好ましいのはガラス繊維やカーボン繊維などの繊維状
のフィラーである。
【0018】本発明において(D)無機あるいは有機フ
ィラーの配合量は(A)と(B)の合計量100重量部
に対して25〜150重量部であり、好ましくは25〜
100重量部である。上記配合量以下の配合ではその効
果は十分でなく逆に上記配合量以上の配合は組成物の流
動性や成形性、衝撃強度、あるいは熱可塑性樹脂として
の特性を低下させるため好ましくない。
ィラーの配合量は(A)と(B)の合計量100重量部
に対して25〜150重量部であり、好ましくは25〜
100重量部である。上記配合量以下の配合ではその効
果は十分でなく逆に上記配合量以上の配合は組成物の流
動性や成形性、衝撃強度、あるいは熱可塑性樹脂として
の特性を低下させるため好ましくない。
【0019】本発明に使用する(E)化学式(I)に示
す構造のエポキシ基含有高分子化合物は、化学式(I)
に示す構造のエポキシ基を高分子末端に存在しても主鎖
にグラフトした形で存在しても構わない。
す構造のエポキシ基含有高分子化合物は、化学式(I)
に示す構造のエポキシ基を高分子末端に存在しても主鎖
にグラフトした形で存在しても構わない。
【0020】
【化2】 主鎖としては、ポリエチレン、ポリプロピレンに代表さ
れるポリオレフィンおよびその共重合体が好ましい。共
重合については特に制限はない。この(E)の配合によ
り、本樹脂組成物の衝撃強度や組成物におけるモルフォ
ロジーが改善される。
れるポリオレフィンおよびその共重合体が好ましい。共
重合については特に制限はない。この(E)の配合によ
り、本樹脂組成物の衝撃強度や組成物におけるモルフォ
ロジーが改善される。
【0021】本発明において(E)化学式(I)に示す
構造のエポキシ基含有高分子化合物の配合量としては
(A)と(B)の合計100重量部に対し5〜15重量
部であり、好ましくは5〜10重量部である。過度の配
合は樹脂組成物の耐熱性や弾性率を下げる傾向にあるた
め好ましくない。
構造のエポキシ基含有高分子化合物の配合量としては
(A)と(B)の合計100重量部に対し5〜15重量
部であり、好ましくは5〜10重量部である。過度の配
合は樹脂組成物の耐熱性や弾性率を下げる傾向にあるた
め好ましくない。
【0022】さらに本発明の組成物には、その目的に応
じ、他の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、あるいは一般に
熱可塑性樹脂に添加される公知の物質、すなわち酸化防
止剤や紫外線吸収剤等の安定剤、帯電防止剤、難燃剤、
染料や顔料等の着色剤、潤滑剤および結晶化促進剤、結
晶核剤等を補助的に添加して用いても構わない。
じ、他の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、あるいは一般に
熱可塑性樹脂に添加される公知の物質、すなわち酸化防
止剤や紫外線吸収剤等の安定剤、帯電防止剤、難燃剤、
染料や顔料等の着色剤、潤滑剤および結晶化促進剤、結
晶核剤等を補助的に添加して用いても構わない。
【0023】本発明の組成物は、前記の(A)成分、
(B)成分、(C)成分、(D)成分、必要に応じて
(E)成分および/又は各種添加物を、通常用いられて
いる方法により溶融混練することによって調製すること
ができる。混練機としては例えば押出機、バンバリーミ
キサー、スーパーミキサー、ロール、ニーダーなどが用
いられるが、中でも押出機、特に2軸の押出機を用い、
樹脂温度220℃〜300℃の範囲の温度で溶融混練す
る方法が有利である。
(B)成分、(C)成分、(D)成分、必要に応じて
(E)成分および/又は各種添加物を、通常用いられて
いる方法により溶融混練することによって調製すること
ができる。混練機としては例えば押出機、バンバリーミ
キサー、スーパーミキサー、ロール、ニーダーなどが用
いられるが、中でも押出機、特に2軸の押出機を用い、
樹脂温度220℃〜300℃の範囲の温度で溶融混練す
る方法が有利である。
【0024】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を具体的に説
明するが、本発明はその要旨を逸脱しない限り、これに
限定されるものではない。また、以下の各例において、
部および%は、それぞれ重量部、重量%を示すものとす
る。
明するが、本発明はその要旨を逸脱しない限り、これに
限定されるものではない。また、以下の各例において、
部および%は、それぞれ重量部、重量%を示すものとす
る。
【0025】実施例、比較例で用いる原料は次のとうり
である。
である。
【0026】(原料A−1)ポリブチレンテレフタレー
ト(ポリプラスチックス(株)製、商品名、ジュラネッ
クス200FP、以下PBTと略す)。重量平均分子量
約37000。
ト(ポリプラスチックス(株)製、商品名、ジュラネッ
クス200FP、以下PBTと略す)。重量平均分子量
約37000。
【0027】(原料A−2)ポリエチレンテレフタレー
ト(三菱レイヨン(株)製、商品名、ダイヤナイトMA
580−D25、以下PETと略す)、粘度平均分子量
約17600。
ト(三菱レイヨン(株)製、商品名、ダイヤナイトMA
580−D25、以下PETと略す)、粘度平均分子量
約17600。
【0028】(原料B−1)ポリアミド樹脂(宇部興産
(株)製、商品名、ナイロン66 2020B、以下P
A66と略す)。粘度平均分子量約20000。
(株)製、商品名、ナイロン66 2020B、以下P
A66と略す)。粘度平均分子量約20000。
【0029】(原料C−1)2,6,2´,6´テトラ
イソプロピルジフェニルカルボジイミド(RASHIG
社製,商品名、Stbilizer 7000、以下C
DIと略す)。
イソプロピルジフェニルカルボジイミド(RASHIG
社製,商品名、Stbilizer 7000、以下C
DIと略す)。
【0030】(原料D−1)ガラス繊維(日本板硝子
(株)製、商品名、TP−83、以下GFと略す)。
(株)製、商品名、TP−83、以下GFと略す)。
【0031】(原料E−1)化学式(I)に示す構造の
エポキシ基含有高分子化合物(鐘淵化学工業(株)製、
商品名、AGP−A7105、以下AGPと略す)。
エポキシ基含有高分子化合物(鐘淵化学工業(株)製、
商品名、AGP−A7105、以下AGPと略す)。
【0032】高分子化合物はエチレン−プロピレンラバ
ーであり、化学式(I)の構造は主鎖から出ている。
ーであり、化学式(I)の構造は主鎖から出ている。
【0033】
【化3】 (原料E−2)末端エポキシ型フェノキシ樹脂(東都化
成(株)製、商品名、YD−7020、以下TDと略
す)。
成(株)製、商品名、YD−7020、以下TDと略
す)。
【0034】(原料E−3)グリシジルメタアクリレー
ト変性AS樹脂(日本油脂(株)製、商品名、マープル
ーフG1005SA、以下MPと略す)。
ト変性AS樹脂(日本油脂(株)製、商品名、マープル
ーフG1005SA、以下MPと略す)。
【0035】実施例1〜7,比較例1〜7 上記の原料を表1、2、3に示す種々の配合比率で溶融
混練により配合した。溶融混練は全て東芝機械株式会社
製2軸同方向押出し機TEM35Bにより、樹脂温度2
50〜270℃で行った。また、成形は、全て東芝機械
株式会社製射出成形機IS100Eにて250〜270
℃で、所定の試験片を作成した。
混練により配合した。溶融混練は全て東芝機械株式会社
製2軸同方向押出し機TEM35Bにより、樹脂温度2
50〜270℃で行った。また、成形は、全て東芝機械
株式会社製射出成形機IS100Eにて250〜270
℃で、所定の試験片を作成した。
【0036】なお、原料樹脂及び混練後の樹脂組成物は
成形前に温風乾燥機で110℃、4時間の乾燥を行っ
た。
成形前に温風乾燥機で110℃、4時間の乾燥を行っ
た。
【0037】得られた成形物について各種の試験を行っ
た結果を表1、2、3に示す。
た結果を表1、2、3に示す。
【0038】試験方法は以下のとうりである。
【0039】銅線腐食性試験 厚さ1mm、120mm角の平板を射出成形した後15
0℃で90分アニーリングを行い、これに裸銅線を2
本、5mm間隔で平板に接触させて置き、銅線の一本に
+150V、もう一本に−150Vの電圧をかける。こ
れを室温60℃、湿度95%の環境下に放置し、裸銅線
が錆びるまでの時間を測定した。200時間以上のもの
をA、150時間以上200時間以下のものをB、10
0時間以上150時間以下のものをC、50時間以上1
00時間以下のものをD、50時間以下のものをEとし
て評価した。
0℃で90分アニーリングを行い、これに裸銅線を2
本、5mm間隔で平板に接触させて置き、銅線の一本に
+150V、もう一本に−150Vの電圧をかける。こ
れを室温60℃、湿度95%の環境下に放置し、裸銅線
が錆びるまでの時間を測定した。200時間以上のもの
をA、150時間以上200時間以下のものをB、10
0時間以上150時間以下のものをC、50時間以上1
00時間以下のものをD、50時間以下のものをEとし
て評価した。
【0040】荷重たわみ温度 JISK7207に準じて、厚さ6.2mmのサンプル
について曲げ応力4.6kgf/cm2 で試験した。荷
重たわみ温度245℃以上のものをA、240〜245
℃のものをB、235〜240℃のものをC、235℃
未満のものをE、として評価した。
について曲げ応力4.6kgf/cm2 で試験した。荷
重たわみ温度245℃以上のものをA、240〜245
℃のものをB、235〜240℃のものをC、235℃
未満のものをE、として評価した。
【0041】アイゾット衝撃強度試験 JISK7110に準じて、切削ノッチ付きの6.2m
m×12.4mm×77mmの試験片で試験した。アイ
ゾット衝撃強度が100J/m以上のものをA、90〜
100J/mのものをB、80〜90J/mのものを
C、80J/m未満のものをDとして評価した。
m×12.4mm×77mmの試験片で試験した。アイ
ゾット衝撃強度が100J/m以上のものをA、90〜
100J/mのものをB、80〜90J/mのものを
C、80J/m未満のものをDとして評価した。
【0042】
【表1】
【表2】
【表3】 実施例8、比較例7〜8 上記の原料を表4に示す配合比率で溶融混練により配合
した。溶融混練は全て東芝機械株式会社製2軸同方向押
出し機TEM35Bにより、樹脂温度250〜270℃
で行った。
した。溶融混練は全て東芝機械株式会社製2軸同方向押
出し機TEM35Bにより、樹脂温度250〜270℃
で行った。
【0043】押出し性を次の方法で評価した。
【0044】上記の押出し条件で25kg押出した時の
ストランドの状態、ゲル分の量について目視により評価
した。ゲル分が多く途中で押出しを中断しなければなら
ないものをC、ストランドにささくれが多く、ゲル分も
多いが押出しを中断せずに行えたものをB、ストランド
にささくれが殆ど無く、ゲル分も少ないものをA、とし
た。
ストランドの状態、ゲル分の量について目視により評価
した。ゲル分が多く途中で押出しを中断しなければなら
ないものをC、ストランドにささくれが多く、ゲル分も
多いが押出しを中断せずに行えたものをB、ストランド
にささくれが殆ど無く、ゲル分も少ないものをA、とし
た。
【0045】
【表4】
【0046】
【発明の効果】本発明の組成物によって、高い耐熱性、
低い吸水性、高い強度、更に銅線腐食性が少ないなどの
電子部品用途に要求される全ての特性を満足する成形用
材料が得られる。
低い吸水性、高い強度、更に銅線腐食性が少ないなどの
電子部品用途に要求される全ての特性を満足する成形用
材料が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08K 7/02 C08K 7/02 //(C08L 67/02 77:00)
Claims (5)
- 【請求項1】(A)ポリブチレンテレフタレートとポリ
エチレンテレフタレートの重量配合比が30/70〜1
0/90であるポリエステル樹脂混合物、(B)ポリア
ミド樹脂、(C)カルボジイミド構造を有する化合物、
(D)無機あるいは有機フィラーからなり、(A)及び
(B)成分の重量配合比が(A)/(B)=65/35
〜90/10であり、(A)及び(B)成分の合計10
0重量部に対して(C)成分が0.1〜1.0重量部、
(D)成分が25〜150重量部である耐熱性電子部品
用材料。 - 【請求項2】(B)ポリアミド樹脂がポリアミド66で
ある請求項1記載の耐熱性電子部品用材料。 - 【請求項3】(C)カルボジイミド構造を有する化合物
が、ビス(2,6- ジイソプロピルフェニル) カルボジイミ
ドである請求項1、2記載の耐熱性電子部品用材料。 - 【請求項4】さらに、(E)化学式(I)に示す構造の
エポキシ基含有高分子化合物を、(A)及び(B)成分
の合計100重量部に対し5〜15重量部添加してなる
請求項1〜3記載の耐熱性電子部品用材料。 【化1】 - 【請求項5】(D)無機あるいは有機フィラーが繊維状
フィラーである請求項1〜4記載の耐熱性電子部品用材
料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8321507A JPH10158489A (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 耐熱性電子部品用材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8321507A JPH10158489A (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 耐熱性電子部品用材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10158489A true JPH10158489A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18133345
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8321507A Pending JPH10158489A (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 耐熱性電子部品用材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10158489A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7291683B2 (en) * | 2003-06-12 | 2007-11-06 | Rhein Chemie Rheinau Gmbh | Compatible blends of thermoplastic molding compositions |
-
1996
- 1996-12-02 JP JP8321507A patent/JPH10158489A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7291683B2 (en) * | 2003-06-12 | 2007-11-06 | Rhein Chemie Rheinau Gmbh | Compatible blends of thermoplastic molding compositions |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040628 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040701 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041026 |