JPH10158503A - 熱可塑性ポリウレタン及びその製造方法 - Google Patents

熱可塑性ポリウレタン及びその製造方法

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JPH10158503A
JPH10158503A JP32067797A JP32067797A JPH10158503A JP H10158503 A JPH10158503 A JP H10158503A JP 32067797 A JP32067797 A JP 32067797A JP 32067797 A JP32067797 A JP 32067797A JP H10158503 A JPH10158503 A JP H10158503A
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polyurethane
plasticizer
ground
reaction
isocyanate
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JP32067797A
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マンフレート、ゲンツ
Frank Dr Prissok
フランク、プリソク
Peter Dr Horn
ペーター、ホルン
Ruediger Krech
リュディガー、クレヒ
Gerhard Lehr
ゲールハルト、レール
Horst Dr King
ホルスト、キング
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BASF SE
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    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱可塑加工ができないポリウレタンを煩雑な
化学処理を行うことなく、熱可塑加工を行うことによ
り、反応させる熱可塑性ポリウレタンの製造方法を提供
する。 【解決手段】 (a)イソシアネートと(b)そのイソ
シアネートと反応する化合物とを、(c)連鎖延長剤、
(d)触媒及び(e)通常の助剤及び添加剤の存在ある
いは非存在下に、反応させことにより熱可塑性ポリウレ
タンを製造する方法であって、粉砕状態の架橋ポリウレ
タンを、上記反応の前、間及び/又は後に、添加するこ
とを特徴とする熱可塑性ポリウレタンの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、架橋ポリウレタン
の粉砕物の再利用により熱可塑性ポリウレタンを製造す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性ポリウレタン(以下TPUsと
略す)は、以前から知られている。これらの工業上の重
要性は、良好な機械特性と低コスト熱可塑加工の優位性
とを合わせ持っていることによる。この低コスト熱可塑
加工は、種々な方法、例えばベルト法あるいは押出法に
より連続的あるいはバッチで行うことができる。TPU
sを概観すると、その性質及び用途は、例えば”プラス
チックハンドブック”(Kunststoff-Handbuch) (7巻、
ポリウレタン、第3版、1993、G. Oertel 編集、Ca
rl Hanser 発行、ミュンヘン)に記載されている。
【0003】熱可塑加工は、ポリウレタンの廃棄物を回
収する簡単で有用な方法であろう。これは、例えば、多
孔性(気泡性)あるいは微孔性ポリウレタンエラストマ
ーの場合には不可能である。なぜならこれらは三次元架
橋構造であるため及び頻繁に尿素成分が存在することか
ら、それだけでは熱可塑加工を行うことできないためで
ある。
【0004】ポリウレタンを再利用する適当な方法は、
加水分解、水素化、熱分解及び解糖等の化学処理であ
る。さらに、ポリウレタンはイソシアネートに溶解可能
であり、精製後得られる混合物を再使用することができ
る(DE−A−4316389)。これらの全ての工程
は、ポリウレタンを製造工程に再導入するものである
が、原材料及びエネルギーの点でかなりの出費を伴うと
の問題が、一般にある。
【0005】さらに、”ポリウレタン再利用−現状報
告”(Polyurethanes Recycling - Status Report 、K.
W. Krosen 及びD.A. Hicks、1993,セルロースポリ
マー、ペーパー16、1−6)に記載されている再利用
の方法は、粉砕エラストマーから圧縮ポリウレタンの製
造(フレーク融着)あるいは熱硬化性樹脂の製造におい
てフィラーとして使用することである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、
(a)イソシアネート、(b)そのイソシアネートと反
応する化合物、所望により(c)連鎖延長剤、(d)触
媒及び、所望により(e)助剤及び添加剤を、架橋構造
を有し、このため熱可塑加工ができないポリウレタン
(例えば、好ましくは多孔性ポリウレタン、特に微孔性
ポリウレタン)を、煩雑な化学処理を行うことなく、熱
可塑加工が可能な手段により、反応させることによって
熱可塑性ポリウレタンを開発することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、この目的
が粉砕状態の架橋ポリウレタンを、反応混合物中にその
反応の前、間及び/又は後に、添加することにより達成
されることを見出した。
【0008】即ち、本発明は(a)イソシアネートと
(b)そのイソシアネートと反応する化合物とを、
(c)連鎖延長剤、(d)触媒及び(e)通常の助剤及
び添加剤の存在あるいは非存在下に、反応させことによ
り熱可塑性ポリウレタンを製造する方法であって、上記
反応混合物に、粉砕形状の架橋ポリウレタンを、上記反
応の前、間及び/又は後に、添加することを特徴とする
熱可塑性ポリウレタンの製造方法にある。
【0009】
【発明の実施の形態】再使用を意図する架橋ポリウレタ
ンを通常の方法を用いて粉砕、例えば細断する。例え
ば、室温でロータリーミル等で、通常10mm未満の粒
径に粉砕するか、あるいは冷却ミル法等を利用して、例
えば、液体窒素で冷却しながら、ロールあるいはハンマ
ーミルで、1mm未満の粒径にミル粉砕する。
【0010】粉砕された架橋ポリウレタン(以下では粉
砕ポリウレタンとも言う)は、通常0.1〜25mmの
寸法(粒径)、好ましくは0.5〜10mmの寸法、特
に2〜6mmの寸法を有している。粉砕ポリウレタン
を、反応前に反応混合物に添加するには、0.1〜2m
mの粒径が好ましい。
【0011】粉砕ポリウレタンは、反応成分の反応の
前、間及び/又は後に、その成分の少なくとも一成分と
混合されるか、反応混合物と混合される。例えば、粉砕
ポリウレタンを、(a)イソシアネートと(b)そのイ
ソシアネートと反応する化合物(例、500〜8000
g/モルの分子量を有する)、そして所望により(c)
連鎖延長剤、(d)触媒及び、所望により(e)通常の
助剤及び添加剤からなる反応混合物に添加し、次いで通
常の反応押出機内で反応させ、熱可塑性ポリウレタンを
得る。
【0012】粉砕ポリウレタンは、通常反応混合物に対
して、0.001:1〜4:1の重量比で使用される。
0.01:1〜1:1の範囲が好ましく、特に0.1:
1〜0.4:1が好ましい。
【0013】TPUs作製のための(a)、(b)そし
て所望により使用される(c)、(d)及び(e)から
なる混合物においては、一般に、成分(a)のイソシア
ネート基の、成分(b)及び(c)の反応性水素原子の
合計に対する当量比が、0.9:1〜1.5:1の範囲
(好ましくは1.05:1〜1.2:1)にある。これ
は、粉砕ポリウレタンを上記成分の一つに、あるいは混
合物に、あるいはこれらの混合物から作製されたTPU
sへ導入する際に、さらなるイソシアネート基の消費が
もたらされるためである。
【0014】反応の前、間及び/又は後に、反応混合物
に添加される粉砕ポリウレタンは、可塑剤と混合した
後、可塑剤を吸収したものとすることができる。例え
ば、粉砕ポリウレタンを、可塑剤あるいは可塑剤を含む
混合物とを、粉砕ポリウレタンに可塑剤を吸収させなが
ら、混合することができる。その際の、粉砕ポリウレタ
ンの可塑剤に対する重量比は、一般に、粉砕ポリウレタ
ン1に対して可塑剤が少なくとも0.2の割合になるよ
うに、即ち一般に1:少なくとも0.2(粉砕ポリウレ
タン:可塑剤)であり、1:0.2〜1:5の範囲が好
ましく、特に1:0.5〜1:2が好ましい。
【0015】上記混合工程における温度は、40〜70
℃の範囲が好ましいが、良い低い温度、より高い温度も
適当である。使用し得る通常の可塑剤としては、フタレ
ート類(例、ジ−2−エチルヘキシルフタレート、ジオ
クチルフタレート、オクチルベンジルフタレート、ブチ
ルベンジルフタレート、ジブチルグリコールフタレー
ト、ビス(メチルジグリコール)フタレートあるいはジ
ブチルフタレート)、有機燐化合物(例、トリス(2−
クロロエチル)ホスフェート、トリス(クロロプロピ
ル)ホスフェート、ジメチルメチルホスフェート、ジフ
ェニルクレジルホスフェート又はトリクレジルホスフェ
ート)、アジピン酸エステル、アゼライン酸エステル、
セバシン酸エステル、フェニルアルキルスルホネート、
アセチル−トリブチルシトレート、エポキシ化脂肪酸エ
ステル、一般に公知のポリエステルを基本とするオリゴ
マー及び高分子可塑剤、トリ−2−エチルヘキシルトリ
メリテート、トリイソオクチルトリメリテート、ジブチ
ルアジペート、ジオクチルアジペート、そしてさらに可
塑剤として一般的である材料、を挙げることができる。
可塑剤としては、ブチルベンジルフタレートが好まし
い。
【0016】可塑剤のポリウレタンへの吸収は、成分を
混合した後5〜60分の間で行うことができる。但し、
この時間は、温度及び使用される補助的な種々の操作
(例、混合、攪拌、振とう)に依存して変わる。この工
程を促進する手順、例えば、攪拌、振とう、を使用する
ことが好ましい。これらの粉砕化、可塑剤含有ポリウレ
タンについては、粉砕ポリウレタンを反応混合物、即ち
成分(a)、(b)そして所望により使用される成分
(c)、(d)及び(e)の反応後のTPU、と共に処
理される(例えば、押出される)際に、粉砕ポリウレタ
ンの可塑剤の重量比が1:0.2〜1:2の範囲にて添
加することが好ましい。
【0017】可塑剤を含む粉砕ポリウレタンを、通常顆
粒状あるいは粉末状であるTPUsで処理する場合、そ
の処理は通常の方法で行われる。例えば、TPUsを可
塑剤を含む微粒化ポリウレタンと、例えば、0〜150
℃、好ましくは10〜100℃、特に10〜35℃の範
囲の温度で、混合する。その混合物は、次いで、150
〜250℃、好ましくは160〜230℃、特に180
〜220℃の範囲の温度で均質化される。均質化は、例
えば、流動、軟化あるいは溶融状態で(好ましくは脱泡
しながら)、例えば攪拌、圧延(rolling) 、混練あるい
は押出することにより行われる。攪拌、圧延、混練ある
いは押出には、例えば、ロール機、ニーダ、押出機が使
用される。次いで、加工され所望のTPUsを得る。
【0018】粉砕多孔質ポリウレタンとそのTPUs
を、個々にあるいは前もって混合して、押出機に導入す
るとが好ましい。押出機への導入は、150〜250
℃、好ましくは160〜230℃、特に180〜220
℃の範囲の温度で行われ、混合物は部分的に溶融し、押
し出される。押出は、例えば、単軸あるいは二軸スクリ
ュー押出機を用いて、好ましくは脱泡しながら行われ、
冷却され、次いで顆粒にされる。その顆粒は、中間的に
貯蔵しても良いし、あるいは直接所望の製品に加工する
こともできる。
【0019】可塑剤の粉砕ポリウレタンへの吸収のた
め、粉砕ポリウレタンは極めて容易にTPUsと処理す
ることができ、得られる製品も大変良好な特性を示す。
【0020】使用される粉砕ポリウレタンは多孔性(気
泡構造を有する)ポリウレタンであることが好ましく、
特に微孔性ポリウレタンエラストマーであることが好ま
しい。
【0021】粉砕ポリウレタン及び熱可塑性ポリウレタ
ンエラストマーを製造するための混合物も、知られてい
るように、(a)イソシアネートと(b)イソシアネー
トと反応し、500〜8000g/モルの分子量を有す
る化合物、そして所望により、(c)連鎖延長剤、
(d)触媒及び、所望により(e)通常の助剤及び添加
剤を主成分としている。さらに、粉砕ポリウレタンは、
架橋剤及び発泡剤(例、水)を製造することもできる。
【0022】上述した成分について下記に記載する。 a) 好適な有機イソシアネート(a)としては、脂肪
族、環状脂肪族ジイソシアネートが好ましく、特に芳香
族ジイソシアネートが好ましい。その例として、ヘキサ
メチレン1,6−ジイソシアネート、2−メチルペンタ
メチレン1,5−ジイソシアネート、2−エチルブチレ
ン1,4−ジイソシアネートあるいは上述したC6 −ア
ルキレンジイソシアネートの2種以上の混合物、ペンタ
メチレン1,5−ジイソシアネート及びブチレン1,4
−ジイソシアネート等の脂肪族ジイソシアネート;1−
イソシアナート−3,3,5−トリメチル−5−イソシ
アナートメチルシクロヘキサン(イソホロンジイソシア
ネート)、シクロヘキサン1,4−ジイソシアネート、
1−メチルシクロヘキサン2,4−及び2,6−ジイソ
シアネート及びまた対応する異性体混合物、ジシクロヘ
キシルメタン4,4’−、2,4’−及び2.2’−ジ
イソシアネート及びまた対応する異性体混合物等の環状
脂肪族ジイソシアネート;及びトリレン2,4−ジイソ
シアネート、トリレン2,4−及び2,6−ジイソシア
ネートの混合物、ジフェニルメタン4,4’−、2,
4’−及び2,2’−ジイソシアネート、ジフェニルメ
タン2,4’−及び4,4’−ジイソシアネートの混合
物、ウレタン変性液状ジフェニルメタン4,4’−及び
/又は2,4’−ジイソシアネート、1,2−ビス(4
−イソシアナートフェニル)エタン及びナフチレン1,
5−ジイソシアネート等の好ましい芳香族ジイソシアネ
ートを挙げることができる。
【0023】ヘキサメチレン1,6−ジイソシアネー
ト、ジシクロヘキシルメタン4,4’−ジイソシアネー
ト、イソホロンジイソシアネート、ジフェニルメタン
4,4’−ジイソシアネートを96重量%以上有するジ
フェニルメタンジイソシアネートの異性体混合物が好ま
しく、特にジフェニルメタン4,4’−ジイソシアネー
トが好ましい。
【0024】b) 適当な(b)イソシアネートと反応
する化合物は、例えば、500〜8000の分子量を有
するポリヒドロキシル化合物であり、好ましくはポリエ
ーテルオール、ポリエステルオールである。しかしなが
ら、有用な他の物質として、ヒドロキシ含有ポリマー、
例えば、ポリアセタール(例、ポリオキシメチレン)、
特に水溶性ホルマール(例、ポリブタンジオールフォル
マール、ポリヘキサンジオールフォルマール)、及び脂
肪族ポリカーボネート(特に、ジフェニルカーボネート
と1,6−ヘキサンジオールからエステル交換により得
られ、上記分子量を有するものを挙げることができる。
上記ポリヒドロキシル化合物は、個々の成分としてある
いは混合物の形で使用することができる。
【0025】TPU(s)を製造するための混合物は、
少なくともイソシアネートに対して反応性のある2官能
物質に基づくものでなければならない。従って、これら
の混合物を用いて製造されるTPUsは、ほとんど分岐
されておらず、即ちほとんど架橋されていない。
【0026】好適なポリエーテルオールは、公知の方法
で製造することができる。例えば、触媒として、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化
物、ナトリウムメトキシド、ナトリウムあるいはカリウ
ムエトキシド、又はカリウムイソプロポキシド等のアル
カリ金属アルコキシドを用いてアニオン重合により;又
は五塩化アンチモン、ボロンフロライドエーテレート(b
oron fluoride etherate) 等のルイス酸、あるいは触媒
として、炭素原子数2〜4個のアルキレン基を有するア
ルキレンオキシド1種あるいは2種以上から得られる漂
白土類そして所望により結合状態で2個の反応性水素原
子を含む開始剤分子を用いてカチオン重合により、製造
される。
【0027】アルキレンオキシドの例としては、エチレ
ンオキシド、1,2−プロピレンオキシド、テトラヒド
ロフラン、1,2−及び2,3−ブチレンオキシドを挙
げることができる。好ましい例としては、エチレンオキ
シド、及び1,2−プロピレンオキシドとエチレンオキ
シドの混合物を挙げることができる。アルキレンオキシ
ドは、個々に、あるいは連続して交互に、あるいは混合
物として使用することができる。好適な開始剤分子とし
ては、水、N−アルキルジアルカノールアミン(例、N
−メチルジエタノールアミン)、ジオール(例、アルカ
ンジオール又は炭素原子数2〜12、好ましくは2〜6
のジアルキレングリコール)を挙げることができ、上記
ジオールの例として、エタンジオール、1,3−プロパ
ンジオール、1,4−ブタンジオール及び1,6−ヘキ
サンジオールを挙げることができる。所望により、開始
剤分子の混合物も使用することができる。他の好適なポ
リエーテルオールとしては、テトラヒドロフラン(ポリ
オキシテトラメチレングリコール)のヒドロキシル含有
重合生成物を挙げることができる。
【0028】好ましいポリエーテルオールとしては、
1,2−プロピレンオキシド及びエチレンオキシドから
誘導され、且つOH基の50%以上、好ましくは60〜
80%が一級のヒドロキシル基で、エチレンオキシドの
少なくとも一部が端末ブロック、特にポリオキシテトラ
メチレングリコール、として存在するものである。
【0029】このようなポリエーテルオールは、例え
ば、まず1,2−プロピレンオキシドを重合して開始分
子とし、さらにエチレンオキシドを重合させるか;ある
いはまず前もってエチレンオキシドの一部と混合した
1,2−プロピレンオキシド全てを重合させ、さらに残
りのエチレンオキシドを重合させるか;あるいはまた、
エチレンオキシドの一部を重合させて開始分子とし、次
いで全1,2−プロピレンオキシドを重合させ、それか
ら残りのエチレンオキシドを重合させる、こと委より得
ることができる。
【0030】上記ポリエーテルオール(TPUsの場合
においては本質的に線状である)の分子量は、一般に5
00〜8000であり、600〜6000が好ましく、
特に800〜3500が好ましい。これらは、それぞれ
使用することができるし、又他との混合物として使用す
ることもできる。
【0031】好適なポリエステルオールは、例えば2〜
12、好ましくは4〜8の炭素原子数のジカルボン酸と
多価アルコールから製造することができる。好適なジカ
ルボン酸としては、脂肪族ジカルボン酸(例、コハク
酸、グルタル酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン
酸、好ましくはアジピン酸)及び芳香族ジカルボン酸
(例、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸)を挙げ
ることができる。
【0032】ジカルボン酸は、それぞれ使用することが
でき、また混合物(例、コハク酸、グルタル酸及びアジ
ピン酸の混合物)として使用することができる。同様
に、芳香族ジカルボン酸と脂肪族ジカルボン酸の混合物
も使用することができる。
【0033】ポリエステルオールを製造するため、ジカ
ルボン酸の代わりに対応するジカルボン酸誘導体(例、
アルコール残基に1〜4の炭素原子数を有するジカルボ
ン酸エステル、ジカルボン酸無水物、ジカルボン酸ハラ
イド)を使用することが有利である。多価アルコールの
例としては、炭素原子数2〜10、好ましくは2〜6有
するアルカンジオール(例、エタンジオール、1,3−
プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−
ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,1
0−デカンジオール、2,2−ジメチルプロパン−1,
3−ジオール及び1,2−プロパンジオール)及びまた
ジアルキレンエーテルグリコール(例、ジエチレングリ
コール、ジプロピレングリコール)を挙げることができ
る。所望の性質に応じて、多価アルコールは一種、ある
いは所望により互いの混合物で使用される。
【0034】また、カルボン酸と上述のジオール、例え
ば、炭素原子数4〜6のもの(例1,4−ブタンジオー
ル及び/又は1,6−ヘキサンジオール)とのエステ
ル、ω−ヒドロキシカルボン酸(例、ω−ヒドロキシカ
プロン酸)の縮合生成物、及び好ましくはラクトン
(例、置換、非置換のω−カプロラクトン)の重縮合生
成物も、好適である。
【0035】好ましく使用されるポリエステルオールと
しては、アルケン基の炭素原子数2〜6であるアルケン
ジオールポリアジペートである。例えば、エタンジオー
ルポリアジペート、1,4−ブタンジオールポリアジペ
ート、エタンジオール−1,4−ブタンジオールポリア
ジペート、1,6−ヘキサンジオール−ネオペンチルグ
リコールポリアジペート、ポリカプロラクトンを挙げる
ことができ、特に、1,6−ヘキサンンジオール−1,
4−ブタンジオールポリアジペートが好ましい。
【0036】ポリエステルオールの分子量(重量平均)
は一般に500〜6000であり、800〜3500が
好ましい。
【0037】c) 連鎖延長剤(c)(通常60〜49
9、好ましくは60〜300の分子量を有するものであ
る)として、炭素原子数2〜12、好ましくは2,4又
は6、有するアルカンジオール(例、エタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、特に1,4−ブタンジオー
ル)、そしてジアルキレンエーテルグリコール(例、ジ
エチレングリコール、ジプロピレングリコール)を挙げ
ることができる。他の好適な連鎖延長剤として、テレフ
タル酸と炭素原子数2〜4のアルカンジオールとのエス
テル(例、ビス(エタンジオール)又はビス(1,4−
ブタンジオール)テレフタレート)、ハイドロキノンの
ヒドロキシアルキレンエーテル(例、1,4−ジ(β−
ヒドロキエチル)ハイドロキノン)、(環状)脂肪族ジ
アミン(例、4,4’−ジアミノジシクロヘキシルメタ
ン、3,3’−ジメチル−4,4’−ジアミノジシクロ
ヘキシルメタン、1−アミノ−3,3,5−トリメチル
−5−アミノメチルシクロヘキサン、エチレンジアミ
ン、1,2−又は1,3−プロピレンジアミン,N−メ
チルプロピレン−1,3−ジアミン、N,N’−ジメチ
ルエチレンジアミン)、及び芳香族ジアミン(例、2,
4−又は2,6−トリレンジアミン、3,5−ジエチル
−2,4−及び−2,6−トリレンジアミン及びo−ア
ルキル−、o−トリアルキル−及び/又はo−テトラア
ルキル−置換4,4’−ジアミノジフェニルメタン)を
挙げることができる。好ましく使用される連鎖延長剤と
しては、アルケン基の炭素原子数が2〜6のアルカンジ
オール、特に1,4−ブタンジオール及び/又は炭素原
子数が4〜8のジアルキレングリコールである。
【0038】TPUsの硬度及び融点を調整するため
に、処方の成分(b)及び(c)をモル比の比較的広い
範囲で変えることができる。連鎖延長剤(c)に対する
ポリヒドロキシ化合物(b)のモル比は1:1〜1:1
2、特に1:1.8〜1:6.4が有効であることを見
出した。即ち、これらの範囲では、TPUsの硬度及び
融点がジオール成分の増加と共に増大するので有効であ
る。
【0039】d) 適当な触媒(特に、ジイソシアネー
ト(a)のNCO基と処方の成分(b)及び(c)のヒ
ドロキシル基との反応を促進する)は、従来から知られ
た通常の触媒である。即ち、ターシャリアミン(例、ト
リエチルアミン、ジメチルシクロヘキシルアミン、N−
メチルモルフォリン、N,N’−ジメチルピペラジン、
2−(ジメチルアミノメトキシ)エタノール、ジアザビ
シクロ(2.2.2)オクタン及び同種のもの)、そし
て、特にチタンエステル、鉄化合物(例、鉄(III) アセ
チルアセトネート)、錫化合物(例、錫ジアセテート、
錫ジオクテート、錫ジラウレート)、脂肪族カルボン酸
のジアルキル錫塩(例、ジブチル錫ジアセテート、ジブ
チル錫ジラウレート又は同種のもの)等の有機金属化合
物等である。触媒は通常ポリヒドロキシル化合物(b)
100部に対して0.002〜0.1部の量で使用され
る。
【0040】e) 触媒に加えて、通常の助剤及び/又
は添加剤(e)も、処方の成分(a)〜(c)に加える
ことができる。その例としては、界面活性剤、気泡調整
剤、フィラー、難燃剤、核剤、酸化防止剤、安定剤、滑
剤及び離形剤、色素及び顔料、阻害剤、加水分解、光、
熱あるいは褪色に対する安定剤、無機及び/又は有機フ
ィラー、強化剤、及び可塑剤を挙げることができる。
【0041】さらに、上述の助剤及び添加剤についての
情報は、特別の文献、例えばサウンダース(J.H. Saunde
rs) 及びフリッシュ(K.C. Frisch) によるモノグラ
フ("High Polymers" 、XVI 巻、ポリウレタン、パート
1及び2、Interscience Publishers 、1962及び1
965)及び前述の”プラスチックハンドブック”(Kun
ststoff -Handbuch)(VII 巻、ポリウレタン)又はDE
−A2901774に見ることができる。
【0042】また、粉砕架橋ポリウレタンは、499未
満の分子量の公知の架橋剤、即ち、イソシアネートの反
応に関連して少なくとも3官能であるイソシアネートに
対して反応する化合物、大気圧で−40〜120℃の沸
点を有する材料等の発泡剤、ガス状及び固形状の発泡
剤、及び特に架橋作用も有する水、を用いて製造された
ものでも良い。さらにまた、粉砕架橋ポリウレタンは、
2以上(例えば、3〜9)の官能基を有し、分子量50
0〜800の一般的に公知のイソシアネート−反応性化
合物を用いて製造されたものでも良く、従って499未
満の分子量の公知の架橋剤と同様、ポリウレタンの架橋
がなされる。これらの架橋ポリウレタンは、それだけで
は熱可塑加工はできない。
【0043】多孔性ポリウレタン、特に微孔性ポリウレ
タンエラストマーは、ナフチレン1,5−ジイソシアネ
ート(1,5−NDI)、2個以上の芳香族環を有する
ポリフェニレンポリメチレンポリイソシアネート(高分
子化MDI、PMDI)、ジフェニルメタン2,4’
−、2,2’−及び4,4’−ジイソシアネートとポリ
フェニレンポリメチレンポリイソシアネート(粗MD
I)との混合物、粗MDI及びトリレンジイソシアネー
ト及び/又はポリフェニルポリイソシアネートの混合物
等、そしてイソシアネートと反応する物質として、好ま
しくは官能基を2〜3個、特に2個有するポリヒドロキ
シル化合物とに基づくものであることが好ましい。そし
て、発泡剤及び架橋剤として水を使用して製造されたも
のであることが好ましい。
【0044】上記に示したように、反応混合物は
(a)、(b)、そして(c)、(d)及び/又は
(e)からなり、この反応混合物は、粉砕ポリウレタン
(好ましくは多孔性ポリウレタンエラストマー)との反
応の前、間及び/又は後に、押出方法、好ましくはベル
ト方法により反応させることができる。ベルト方法は、
具体的には下記にように行う。
【0045】処方の成分(a)〜(c)及び粉砕ポリウ
レタンエラストマー(この場合、3mm未満の粒径を持
つことが好ましい)、加えて所望により(d)及び/又
は(e)を、処方の成分(a)〜(c)の融点より高い
温度でミキシングヘッドにより連続的に混合される。反
応混合物は、支持体、好ましくはコンベアベルトに塗布
され、そして搬送されて、加熱ゾーンを通過する。加熱
ゾーンでの反応温度は、60〜200℃、好ましくは1
00〜180℃とすることができる。そして、滞留時間
は一般に0.05〜0.5時間、好ましくは0.1〜
0.3時間である。反応終了後、そのTPUは冷却さ
れ、続いて粉砕あるいは顆粒化される。
【0046】押出法では、処方の成分(a)〜(c)及
び粉砕ポリウレタンエラストマー、加えて所望により
(d)及び/又は(e)を、それぞれ、あるいは混合物
として押出機に導入し、例えば100〜250℃、好ま
しくは140〜220℃の温度で反応させ、得られたT
PUは押し出され、冷却、顆粒化される。
【0047】仮に予め反応させたTPUsを粉砕ポリウ
レタンと共に押し出す場合、可塑剤含有粉砕ポリウレタ
ンエラストマーを使用することが好ましい。
【0048】本発明の優位性は下記の実施例により示さ
れる。
【0049】
【実施例】
[実施例1]5000gの微孔性ポリウレタンエラスト
マー(セラスト(CellastoR) )を細断し、得られた粉砕
エラストマーを50℃で可塑剤のブチルベンジルフタレ
ートと種々の比率で混合した。多孔性構造のため、エラ
ストマーは可塑剤を良く吸収するので、上記成分を40
〜60℃で5〜15分混合することで、膨潤工程は充分
である。可塑剤を吸収した粉砕エラストマー1000g
を、続いて熱可塑性ポリウレタンエラストマーと共に種
々の重量比で押出した。この熱可塑性ポリウレタンエラ
ストマーは、平均分子量が2000g/モルのポリブタ
ンジオール−エタンジオールアジペート、MDI、ブタ
ンジオール及びカルボジイミドに基づくものである。ま
た上記押出は、19mm二軸スクリュー押出機を用い
て、組成物温度220℃、100回転/分及び押出量3
kg/時間にて行われた。熱可塑性生成物の性質は、表
1に示す。
【0050】
【表1】 硬度: ショアー硬度、DIN53505 引張強度: DIN53504−S2 破断点伸び: DIN53504−S2 引裂き強さ: DIN53515 耐摩耗性: DIN53516 圧縮永久歪: DIN53517
【0051】本発明に従って製造された熱可塑性ポリウ
レタンエラストマーは、破断点伸びにおいて、可塑剤で
処理した粉砕微孔性ポリウレタンエラストマーを使用せ
ずに製造された比較のTPUに比べて格段に改善してい
ることが示されている。再使用の多孔性エラストマーを
用いて得られ且つこのような特性を有するTPUsは例
えば、次の分野で使用することができる。即ち、可撓性
射出成形体(例、靴製造、靴底、防振素子等の緩衝材、
下敷、フロアマット、掴み具、及びシール材)を挙げる
ことができ、加えて、架橋ポリウレタンの再使用は、原
材料供給資源を保護し、廃棄物処分の必要性を減少させ
る。
【0052】[実施例2]微孔性ポリウレタンエラスト
マー(セラスト(CellastoR) )を細断し、ミルで混練
し、続いて熱可塑性ポリウレタン製造用の混合物と共に
押出した。この混合物は、1000部の平均分子量が2
500g/モルのポリブタンジオールアジペート、88
0部のMDI、279部の1,4−ブタンジオール及び
加水分解阻害剤として10部のカルボジイミドからなる
ものである。また上記押出は、スクリュー径が34mm
でスクリューの長さが1190mmである二軸スクリュ
ー押出機内で、組成物温度215℃で行われた。熱可塑
性生成物の性質は、表2に示す。
【0053】
【表2】 硬度: ショアー硬度、DIN53505 引張強度: DIN53504−S2 破断点伸び: DIN53504−S2 引裂き強さ: DIN53515 耐摩耗性: DIN53516 圧縮永久歪: DIN53517
【0054】粉砕された微孔性ポリウレタンエラストマ
ーと可塑剤との混合は、TPU製造のための成分が微孔
性エラストマーに極めて良く吸収されるため、必要とし
ない。微孔性エラストマーの含有量が30〜40%であ
るにもかかわらず、その生成物は、同様な範囲のシュア
ー硬度を有する市販のTPUに対応する引張強度及び耐
摩耗性の値を示している。また、破断点伸びにおける熱
可塑性ポリウレタンの挙動は、粉砕された微孔性ポリウ
レタンエラストマーの導入によりかなり改善することが
できた。これらの特性のため、本発明に従って製造され
たTPUsは、例えば靴製造における使用に極めて好適
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペーター、ホルン ドイツ、69118、ハイデルベルク、ノイエ、 シュテュカー、15 (72)発明者 リュディガー、クレヒ ドイツ、49356、ディープホルツ、ギンス ターシュトラーセ、1 (72)発明者 ゲールハルト、レール ドイツ、67365、シュヴェーゲンハイム、 ロトシュトラーセ、12 (72)発明者 ホルスト、キング ドイツ、67117、リムブルガーホーフ、ユ ストゥス−ファウ−リービヒ−シュトラー セ、12

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)イソシアネートと(b)そのイソ
    シアネートと反応する化合物とを、(c)連鎖延長剤、
    (d)触媒及び(e)通常の助剤及び添加剤の存在ある
    いは非存在下に、反応させることにより熱可塑性ポリウ
    レタンを製造する方法であって、上記反応混合物に、粉
    砕形状の架橋ポリウレタンを、上記反応の前、間及び/
    又は後に、添加することを特徴とする熱可塑性ポリウレ
    タンの製造方法。
  2. 【請求項2】 粉砕ポリウレタンの寸法が0.1〜25
    mmの範囲にある請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 粉砕ポリウレタンを、反応混合物に対し
    て、0.001:1〜4:1の重量比で使用する請求項
    1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 粉砕ポリウレタンを、反応混合物に対し
    て、0.01:1〜1:1の重量比で使用する請求項1
    に記載の方法。
  5. 【請求項5】 イソシアネート基の反応性水素原子の合
    計に対する当量比が、0.9:1〜1.5:1の範囲に
    ある請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 粉砕ポリウレタンを可塑剤と、重量比で
    粉砕ポリウレタン1に対して可塑剤が少なくとも0.2
    の割合になるように、混合し、粉砕ポリウレタンに可塑
    剤を吸収させ、次いで、可塑剤含有粉砕ポリウレタン
    を、上記反応の前、間及び/又は後に、添加する請求項
    1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 上記反応後、可塑剤含有粉砕ポリウレタ
    ンを反応混合物に添加し、その混合物を加工して熱可塑
    性ポリウレタンを得る請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 粉砕ポリウレタンに含まれる可塑剤に対
    する該ポリウレタンの重量比が、1:0.2〜1:2の
    範囲にある請求項6に記載の方法。
  9. 【請求項9】 可塑剤として、ブチルベンジルフタレー
    トを使用する請求項6に記載の方法。
  10. 【請求項10】 粉砕ポリウレタンが、多孔性構造を有
    する請求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】 粉砕ポリウレタンが、微孔性ポリウレ
    タンエラストマーである請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の方法により得られる
    熱可塑性ポリウレタン。
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