JPH10158580A - 塗料組成物およびその塗装法 - Google Patents

塗料組成物およびその塗装法

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JPH10158580A
JPH10158580A JP33909196A JP33909196A JPH10158580A JP H10158580 A JPH10158580 A JP H10158580A JP 33909196 A JP33909196 A JP 33909196A JP 33909196 A JP33909196 A JP 33909196A JP H10158580 A JPH10158580 A JP H10158580A
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paint
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epoxy
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organic solvent
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JP33909196A
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Satoshi Ikushima
聡 生島
Yasumasa Okumura
保正 奥村
Yoshiyuki Yugawa
嘉之 湯川
Motoshi Yabuta
元志 籔田
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Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車用上塗塗料として用いられている従来
の有機溶剤系塗料(例えば、水酸基含有アクリル樹脂と
メラミン樹脂とを主成分とする有機溶剤系塗料、酸エポ
キシ型塗料など)と比較して、耐候性、仕上り外観、耐
酸性などが同等またはそれ以上であり、しかも耐汚染性
が良好な塗膜を形成することのできる新規な有機溶剤系
塗料を開発すること。 【解決手段】 ツ−コン硬度(20℃)が15以上であ
り且つ動的弾性率E′(周波数110Hz)の150〜
200℃の範囲内での最小値が1.0×109 dyne
s/cm2 以上である硬化塗膜を形成することを特徴と
する熱硬化性有機溶剤系塗料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗膜が60℃以上
の高温に晒されても軟化せず、耐汚染性にすぐれ、しか
も付着した汚染物質を容易に除去することが可能な塗膜
を形成する塗料組成物、およびその塗装法に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】自動車外板の上塗塗料(特に
クリヤ−塗料)としては、一般に、水酸基含有アクリル
樹脂とメラミン樹脂とを主成分とする有機溶剤系塗料が
使用されている。この塗料の塗膜は耐候性および仕上り
外観などは良好であるが、近年クロ−ズアップされた
「耐酸性雨性」が十分でないという課題を有している。
この耐酸性雨性を改良した上塗塗料として、メラミン樹
脂を使用せず、カルボキシル基含有樹脂とエポキシ基含
有樹脂とを主成分とする有機溶剤系塗料(通称、酸エポ
キシ型塗料)が提案された。この酸エポキシ型塗料の硬
化塗膜は、耐候性および仕上り外観がすぐれ、しかも耐
酸性も良好であるが、耐汚染性に劣り、付着した汚染物
質を痕跡なく除去することが困難であるという課題を有
していることが判明した。
【0003】自動車外板の上塗塗膜には、汚染物質(例
えば、鳥糞、花粉、虫の死骸など)、鉄粉、砂泥、排気
スス(カ−ボン、パラフィンなど)が付着したり、浸み
込んだり、めりこんだりして汚染しやすい。例えば、塗
膜に付着した鳥糞は乾燥固化の際に凝縮するが、それに
伴って塗膜面もちぢんでその部分の光沢や鮮映性などの
外観が低下し、また、花粉や虫の死骸などは雨などで濡
れるとたんぱく質やアミノ酸などが溶出し、これが塗膜
に浸み込んで汚染源になる可能性がある。また、鉄粉、
砂泥、排気ススなどは塗膜に付着またはめりこんだりし
て汚染源になる。
【0004】一方、自動車外板部は屋外放置すると、太
陽熱により60℃以上になることがあり、かかる高温で
は上塗塗膜が軟化して、これらの汚染がさらに促進され
やすくなる。
【0005】このようにして塗膜が汚染されると、単に
拭き取ったりまたは洗剤やワックスなどを使用しても除
去することができず、美観性を損ねることになる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、自動車
用上塗塗料として用いられている従来の有機溶剤系塗料
(例えば、水酸基含有アクリル樹脂とメラミン樹脂とを
主成分とする有機溶剤系塗料、酸エポキシ型塗料など)
と比較して、耐候性、仕上り外観、耐酸性などが同等ま
たはそれ以上であり、しかも耐汚染性が良好な塗膜を形
成することのできる新規な有機溶剤系塗料を開発するこ
とである。
【0007】本発明者らは上記の目的を達成するのため
鋭意研究を行った結果、ツ−コン硬度が(20℃)が1
5以上であり且つ動的弾性率E′(周波数110Hz)
の150〜200℃の範囲内での最小値が1.0×10
9dynes/cm2以上である硬化塗膜は、60℃以上
の高温に晒されても軟化することがなく、汚染物質が浸
み込んだりめりこんだりすることがなく、汚染物質が付
着しても容易に除去することができ、耐汚染性が極めて
優れており、しかも耐候性、仕上り外観、耐酸性などに
も優れていることを見出し、本発明を完成した。
【0008】かくして、本発明は、ツ−コン硬度(20
℃)が15以上であり且つ動的弾性率E′(周波数11
0Hz)の150〜200℃の範囲内での最小値が1.
0×109dynes/cm2以上である硬化塗膜を形成
することを特徴とする熱硬化性有機溶剤系塗料を提供す
るものである。
【0009】本発明はまた、着色塗料およびクリヤ−塗
料を順次塗装するにあたり、該クリヤ−塗料として上記
の熱硬化性有機溶剤系塗料を使用することを特徴とする
塗装法を提供するものである。
【0010】本発明はさらに、着色塗料、第1クリヤ−
塗料および第2クリヤ−塗料を順次塗装するにあたり、
該第2クリヤ−塗料として上記の熱硬化性有機溶剤系塗
料を使用することを特徴とする塗装法を提供するもので
ある。
【0011】以下、本発明の塗料及び塗装法についてさ
らに詳細に説明する。
【0012】本発明の塗料は、その組成を調整すること
により、形成される硬化塗膜のツ−コン硬度(20℃)
および動的弾性率E′(周波数110Hz)が或る特定
の値以上になるようにした点に特徴を有するものであ
る。
【0013】本発明の塗料によって形成される硬化塗膜
は、ツ−コン硬度(20℃)が15以上、好ましくは1
7〜25あり、且つ動的弾性率E′(周波数110H
z)の150〜200℃の範囲内での最小値が1.0×
109dynes/cm2以上、好ましくは3.0×10
9dynes/cm2以上である硬質の塗膜である。
【0014】本発明における「ツ−コン硬度(20
℃)」は、塗料をガラス板に硬化塗膜で30μmになる
ように塗装し、所定の条件、例えば140℃で30分加
熱硬化させた塗膜を、20℃において、American Chain
& Cable Company製のTUKON microhardness testerにて
測定したときの値であり、その数値が大きいほど硬質で
あることを意味する。従来の熱硬化性塗料によって形成
される硬化塗膜のツ−コン硬度は通常5〜10であり、
本発明の塗料は、それよりもはるかに硬質の硬化塗膜を
形成するようにしたことに1つの大きな特徴がある。
【0015】また、「硬化塗膜の動的弾性率E′(周波
数110Hz)」は、塗料をブリキ板に硬化膜厚が45
μmになるように塗装し、140℃で30分加熱し硬化
させた後、塗膜を剥離し、該塗膜の動的弾性率E′を、
自動動的粘弾性測定器「東洋ボ−ルドウイン社製、モデ
ルレオバイブロンDDV−II−EA」を用い、周波数
110Hzにて測定したときの値であり、動的弾性E′
は150〜200℃で測定し、この温度範囲内における
最小値を決定する。
【0016】本発明の塗料は上記特定の物性値を有する
硬化塗膜を形成するものである限り、その組成は特に制
限されないが、特に、(A)1分子中に脂環式エポキシ
基を2個以上有する数平均分子量が2000未満の化合
物、(B)数平均分子量が2000〜50000、水酸
基価が10〜150mgKOH/gおよびエポキシ当量
が220以下であるエポキシ基含有アクリル樹脂、およ
び(C)熱潜在性カチオン重合性触媒を含んでなり、
(A)成分のエポキシ基対(B)成分のエポキシ基のモ
ル比が1:1〜0.05である熱硬化性有機溶剤系塗料
が好適である。
【0017】以下、この好適な塗料についてさらに具体
的に説明する。
【0018】(A)成分:1分子中に脂環式エポキシ基
を2個以上有する数平均分子量が2000未満の化合物
である。ここで「脂環式エポキシ基」は、脂環式炭化水
素の環を構成する2個の隣接炭素原子と1個の酸素原子
により形成されるオキシラン環(2個の炭素原子と1個
の酸素原子とで構成される3員環)であり、上記の脂環
式炭化水素は、通常3〜12個、好ましくは5〜6個の
環炭素原子を有することができる。
【0019】(A)成分は、かかる脂環式エポキシ基を
1分子中に2個以上、好ましくは2〜3個有し、かつ数
平均分子量が2000未満、好ましくは100〜150
0の化合物である。また、(A)成分は、一般に50〜
500、特に100〜300のエポキシ当量を有するこ
とが好ましい。
【0020】かかる(A)成分としては、例えば、ジシ
クロペンタジエンジオキサイド、ビス(2,3−エポキ
シシクロペンチル)エ−テル、エポキシシクロヘキセン
カルボン酸エチレングリコ−ルジエステル、ビス(3,
4−エポキシシクロヘキシルメチル)アジペ−ト、ビス
(4,5−エポキシ−2−メチルシクロヘキシルメチ
ル)アジペ−ト、エチレングリコ−ル−ビス(3,4−
エポキシシクロヘキサンカルボキシレ−ト)、3′,
4′−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキ
シシクロヘキサンカルボキシレ−ト、3,4−エポキシ
−6−メチルシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ
−6−メチルシクロヘキサンカルボキシレ−ト、1,
2,5,6−ジエポキシ−4,7−メタノペルヒドロイ
ンデン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)−
3′,4′−エポキシ−1,3−ジオキサン−5−スピ
ロシクロヘキサン、1,2−エチレンジオキシ−ビス
(3,4−エポキシシクロヘキシルメタン)、ジ−2,
3−エポキシシクロペンチルエ−テル、4′,5′−エ
ポキシ−2′−メチルシクロヘキシルメチル−4,5−
エポキシ−2−メチルシクロヘキサンカルボキシレ−ト
などがあげられる。
【0021】(B)成分:数平均分子量が2000〜5
0000、水酸基価が10〜150mgKOH/gおよ
びエポキシ当量が220以下であるエポキシ基含有アク
リル樹脂である。
【0022】(B)成分のアクリル樹脂が有する「エポ
キシ基」としては、上記脂環式エポキシ基およびグリシ
ジル(メタ)アクリレ−トに由来するエポキシ基が特に
好適であるが、その他に、脂環式炭化水素の環を構成す
る1個の炭素原子とオキシラン環を構成する1個の炭素
原子が共通しているスピロ型のエポキシ基なども包含さ
れる。
【0023】かかる(B)成分は、例えば、エポキシ基
含有重合性モノマ−(B−1)、水酸基含有重合性モノ
マ−(B−2)およびアクリル系重合性モノマ−(B−
3)を必須成分とし、さらに必要に応じて他の重合性モ
ノマ−(B−4)を使用し、共重合することにより得ら
れる。
【0024】エポキシ基含有重合性モノマ−(B−1)
は、1分子中にエポキシ基および重合性不飽和二重結合
をそれぞれ少なくとも1個づつ有する化合物であり、具
体的には例えば、グリシジル(メタ)アクリレ−ト、メ
チルグリシジル(メタ)アクリレ−ト、アリルグリシジ
ルエ−テル、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル
(メタ)アクリレ−ト、2−(1,2−エポキシ−4,
7−メタノペルヒドロインデン−5(6)−イル)オキ
シエチル(メタ)アクリレ−ト、5,6−エポキシ−
4,7−メタノペルヒドロインデン−2−イル−(メ
タ)アクリレ−ト、1,2−エポキシ−4,7−メタノ
ペルヒドロインデン−5−イル−(メタ)アクリレ−
ト、2,3−エポキシシクロペンテニル(メタ)アクリ
レ−ト、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル化ポリ
カプロラクトンの(メタ)アクリレ−ト、アクリル酸ま
たはメタクリル酸と前記(A)成分との等当量反応生成
物、下記一般式で示される化合物などがあげられる。
【0025】
【化1】
【0026】
【化2】
【0027】上記式中、R1は同一もしくは異なって水
素原子又はメチル基を示し、R2は同一もしくは異なっ
てC1〜8の炭化水素基を示し、R3は同一もしくは異な
ってC1〜20の炭化水素基を示し、Wは0〜10の整数
を示す。
【0028】水酸基含有重合性モノマ−(B−2)は、
1分子中に水酸基および重合性不飽和二重結合をそれぞ
れ少なくとも1個づつ有する化合物であり、具体的には
例えば、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ−ト、ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレ−トおよびヒドロキシ
ブチル(メタ)アクリレ−トなどのアクリル酸またはメ
タクリル酸と炭素数2〜10の2価アルコ−ル(グリコ
−ル)とのモノエステル化物;ポリエチレングリコ−
ル、ポリプロピレングリコ−ル、ポリブチレングリコ−
ルなどのポリエ−テルポリオ−ルとアクリル酸またはメ
タクリル酸とのモノエステル化物;などがあげられる。
【0029】アクリル系重合性モノマ−(B−3)に
は、アクリル酸またはメタクリル酸と炭素数1〜24の
1価脂肪族または脂環式アルコ−ルとのエステル化物が
包含され、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、
(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)
アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸デシル、(メ
タ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸シクロヘ
キシルなどがあげられ、これらモノマーはそれぞれ単独
で使用することができまたは2種以上併用することがで
きる。
【0030】他の重合性モノマ−(B−4)は、1分子
中に1個もしくはそれ以上の重合性不飽和二重結合を有
する化合物であり、具体的には下記のモノマ−を例示す
ることができる。
【0031】i)アクリル酸、メタクリル酸、クロトン
酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸などのカルボキ
シ基含有重合性モノマ−、 ii)N−メチロ−ル(メタ)アクリルアミド、N−メ
トキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメ
チル(メタ)アクリルアミドなどのアミド系重合性モノ
マ−、 iii)エチルビニルエ−テル、プロピルビニルエ−テ
ル、ブチルビニルエ−テル、ヘキシルビニルエ−テル、
シクロペンチルビニルエ−テル、シクロヘキシルビニル
エ−テル、フェニルビニルエ−テル、ベンジルビニルエ
−テル、アリルグリシジルエ−テルなどのビニルエ−テ
ル、 iv)酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、エチレン、プ
ロピレン、塩化ビニル、スチレン、α−メチルスチレ
ン、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレ−
ト、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレ−
ト、(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリロニトリ
ル、ビニルピロリドンなど。
【0032】(B)成分は、上記のモノマ−(B−
1)、(B−2)および(B−3)を必須成分とし、さ
らに必要に応じて(B−4)を使用し、例えば、ラジカ
ル重合触媒の存在下に通常の方法により溶液重合するこ
とによって調製することができる。
【0033】これらの各モノマ−の構成比率は、水酸基
価が10〜150mgKOH/g、好ましくは20〜1
20mgKOH/g、エポキシ当量が220以下、好ま
しくは100〜220の範囲内になるように選択するこ
とができる。
【0034】また、生成する(B)成分は数平均分子量
は2000〜50000、特に3000〜20000の
範囲内にあることが好ましい。
【0035】本発明の塗料において、(A)成分と
(B)成分とは、該両成分中のエポキシ基のモル比が
(A)成分:(B)成分=1:1〜0.05、好ましく
は1:0.8〜0.2の範囲内となるようにして配合す
ることができる。
【0036】本発明の塗料は、上記(A)成分と(B)
成分に加え、さらに(C)カチオン重合性触媒を含有す
る。カチオン重合性触媒(C)は、常温では不活性であ
るが加熱して臨界温度に達すると開裂してカチオンを発
生し、カチオン重合を開始させる化合物であって、例え
ば、SbF6−、SbF4−、AsF6−、PF6−などを
陰イオン成分とする窒素、イオウ、リンまたはヨ−ドの
オニウム塩を包含する。具体的には、以下に例示する化
合物が好適である。
【0037】i)4級アンモニウム塩型化合物:例え
ば、N,N−ジメチル−N−ベンジルアニリニウム六フ
ッ化アンチモン、N,N−ジエチル−N−ベンジルアニ
リニウム四フッ化ホウ素、N,N−ジメチル−N−ベン
ジルピリジニウム六フッ化アンチモン、N,N−ジエチ
ル−N−ベンジルピリジニウムトリフルオロメタンスル
ホン酸、N,N−ジメチル−N−(4−メトキシベンジ
ル)ピリジニウム六フッ化アンチモン、N,N−ジエチ
ル−N−(4−メトキシベンジル)ピリジニウム六フッ
化アンチモン、N,N−ジエチル−N−(4−メトキシ
ベンジル)トルイジニウム六フッ化アンチモン、N,N
−ジメチル−N−(4−メトキシベンジル)トルイジニ
ウム六フッ化アンチモンなど、 ii)スルホニウム塩型化合物:例えば、トリフェニル
スルホニウム四フッ化ホウ素、トリフェニルスルホニウ
ム六フッ化アンチモン、トリフェニルスルホニウム六フ
ッ化ヒ素、アデカCP−66(旭電化工業製)、アデカ
CP−77(旭電化工業製)、トリ(4−メトキシフェ
ニル)スルホニウム六フッ化ヒ素、ジフェニル(4−フ
ェニルチオフェニル)スルホニウム六フッ化ヒ素など、 iii)ホスホニウム塩型化合物:例えば、エチルトリ
フェニルホスホニウム六フッ化アンチモン、テトラブチ
ルホスホニウム六フッ化アンチモンなど、 iv)ヨ−ドニウム塩型化合物:例えば、ジフェニルヨ
−ドニウム六フッ化ヒ素、ジ−4−クロロフェニルヨ−
ドニウム六フッ化ヒ素、ジ−4−ブロムフェニルヨ−ド
ニウム六フッ化ヒ素、ジ−p−トリルヨ−ドニウム六フ
ッ化ヒ素、フェニル(4−メトキシフェニル)ヨ−ドニ
ウム六フッ化ヒ素など。
【0038】これらのカチオン重合性触媒(C)は、臨
界温度(例えば、約100〜180℃、好ましくは約1
20〜160℃)で10〜40分程度加熱すると開裂し
てカチオンを発生し、(A)成分の脂環式エポキシ基お
よび(B)成分の水酸基、エポキシ基の相互間でのカチ
オン重合を開始させ、該両成分が架橋反応し三次元的に
硬化するのを促進する機能を有する。
【0039】カチオン重合性触媒(C)の配合量は特に
制限されないが、一般には、上記(A)成分と(B)成
分との合計固形分100重量部あたり、0.05〜10
重量部、特に0.5〜5重量部が適している。
【0040】本発明の熱硬化性有機溶剤系塗料は、以上
に述べた(A)成分と(B)成分ならびにカチオン重合
性触媒(C)を有機溶剤に溶解または分散することによ
り調製することができる。有機溶剤として、例えば、ト
ルエン、キシレン、酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノ
ン、イソホロン、メタノ−ル、エタノ−ル、ブタノ−
ル、酢酸カルビノ−ル、酢酸メトキシブチル、セロソル
ブ、酢酸セロソルブなどがあげられるが、これらのみ制
限されるものではない。
【0041】本発明の塗料には、使用目的に応じて、上
記成分に加え、さらに着色顔料、干渉顔料、メタリック
顔料、体質顔料、紫外線吸収剤、光安定剤、流動調整
剤、はじき防止剤などの通常の塗料用添加剤を必要に応
じて配合することができる。
【0042】本発明の塗料は、通常、ソリッドカラ−塗
料、メタリック塗料または光干渉模様塗料として使用す
ることができるが、耐汚染性にすぐれた塗膜を形成する
ので、最上層部の透明塗膜を形成するクリヤ−塗料とし
て使用することが最も好ましい。
【0043】具体的には例えば、着色塗料およびクリヤ
−塗料を順次塗装する上塗り2コ−ト仕上げにおいて、
該クリヤ−塗料として本発明の塗料を使用することがで
き(以下、塗装法Aという)、また、着色塗料、第1ク
リヤ−塗料および第2クリヤ−塗料を順次塗装する上塗
り3コ−ト仕上げにおいて、該第2クリヤ−塗料として
本発明の塗料を使用することができる(以下、塗装法B
という)。
【0044】塗装法Aで使用される着色塗料としては、
ソリッドカラ−塗料、メタリック塗料および光干渉模様
塗料が包含され、樹脂成分、着色顔料および溶剤を主成
分とする既知の熱硬化性塗料が適している。
【0045】具体的には、該樹脂成分は、架橋性官能基
(例えば、水酸基、エポキシ基、カルボキシル基、アル
コキシシラン基など)を有するアクリル樹脂、ビニル樹
脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ウレタン樹脂な
どから選ばれる1種もしくはそれ以上の基体樹脂と、こ
れらを架橋硬化させるためのアルキルエ−テル化したメ
ラミン樹脂、尿素樹脂、グアナミン樹脂、ブロックされ
ていてもよいポリイソシアネ−ト化合物、エポキシ化合
物、カルボキシル基含有化合物などから選ばれる1種も
しくはそれ以上の架橋剤成分とからなり、該両成分の合
計重量を基準に基体樹脂は50〜90%、架橋剤成分は
50〜10%の比率で併用することが好ましい。
【0046】該着色顔料には、ソリッドカラ−顔料、メ
タリック顔料および光干渉模様顔料が包含され、これら
はそれぞれ単独でもしくは2種以上組合わせて使用する
ことができる。また、溶剤としては有機溶剤系が適して
いるが、水系であっても差支えない。
【0047】塗装法Aは、例えば、自動車用の金属製ま
しくはプラスチック製材料のような被塗物に直接または
カチオン電着塗料などの下塗塗料や中塗塗料(省略可
能)を塗装し、硬化させた後、上記着色塗料をエアレス
スプレ−、エアスプレ−、静電塗装などで膜厚が硬化塗
膜で約10〜約50μmになるように塗装し、約100
〜約180℃、好ましくは約120〜約160℃で約1
0〜約40分間加熱して架橋硬化させてから、または硬
化させずに室温で数分間放置してから、本発明の塗料か
らなるクリヤ−塗料を同様の方法で膜厚が硬化塗膜で約
20〜約70μmになるように塗装し、約100〜約1
80℃、好ましくは約120〜約160℃で約10〜約
40分加熱して架橋硬化させることによって行う、2コ
−ト1ベイク方式(2C1B)または2コ−ト2ベイク
方式(2C2B)が適している。
【0048】塗装法Bで用いる着色塗料としては、上記
塗装法Aで説明した着色塗料から選ばれる塗料を使用す
ることができる。また、第1クリヤ−塗料は透明塗膜形
成用塗料であり、上記着色塗料から着色顔料の殆どもし
くはすべてを除去してなる塗料、本発明の塗装法などを
使用することができる。そして、第2クリヤ−塗料とし
て本発明の塗料を使用する。塗装法Bは、具体的には、
例えば、自動車用の金属製ましくはプラスチック製の材
料の如き被塗物に直接またはカチオン電着塗料などの下
塗塗料や中塗塗料(省略可能)を塗装し、硬化させた
後、上記着色塗料をエアレススプレ−、エアスプレ−、
静電塗装などで膜厚が硬化塗膜で約10〜約50μmに
なるように塗装し、約100〜約180℃、好ましくは
約120〜約160℃で約10〜約40分加熱して架橋
硬化させてから、または硬化させずに室温で数分間放置
してから、該塗面に第1クリヤ−塗料を同様の方法で膜
厚が硬化塗膜で約10〜約50μmになるように塗装
し、約100〜約180℃、好ましくは約120〜約1
60℃で約10〜約40分加熱して架橋硬化させてか
ら、または硬化させずに室温で数分間放置した後、第2
クリヤ−塗料として本発明の塗料を同様の方法で膜厚が
硬化塗膜で約10〜50μmになるように塗装し、約1
00〜180℃、好ましくは約120〜160℃で約1
0〜40分加熱して架橋硬化させることによって行う、
3コ−ト1ベイク方式(3C1B)、3コ−ト2ベイク
方式(3C2B)または3コ−ト3ベイク方式(3C3
B)が適している。
【0049】
【発明の効果】
(1)本発明の塗料により形成される硬化塗膜は、水酸
基含有アクリル樹脂とメラミン樹脂とを主成分とする有
機溶剤系塗料に比べ、耐候性および仕上り外観などは同
等もしくはそれ以上で、しかも耐酸性が顕著にすぐれて
いる。
【0050】(2)本発明の塗料により形成される硬化
塗膜の耐酸性、耐候性および仕上り外観は、カルボキシ
ル基含有樹脂とエポキシ基含有樹脂とを主成分とする酸
エポキシ型塗料に比べて同等以上であり、しかも耐汚染
性が顕著にすぐれている。
【0051】(3)本発明の塗料により形成される硬化
塗膜は、ツ−コン硬度(20℃)が15以上であり且つ
動的弾性率E′(周波数110Hz)の150〜200
℃の範囲内での最小値が1.0×109 dynes/c
2 以上であるために、該塗膜は60℃以上の高温に晒
されても軟化することはほとんどない。
【0052】(4)本発明の塗料により形成される硬化
塗膜は超硬質であるため、鳥糞、花粉、虫の死骸、排気
ススなどの汚染性物質が付着しても、塗膜内部に浸み込
むことが殆どなく容易に拭き取ることができ、その部分
の光沢や鮮映性などが低下することがない。
【0053】(5)本発明の塗料による硬化塗膜は超硬
質であるため、鉄粉、砂泥などが塗膜に付着またはめり
こんだりすることがない。
【0054】従って、本発明の塗料は、特に自動車車体
の最外層の仕上げ用塗料として極めて有用である。
【0055】
【実施例】以下、本発明を実施例および比較例によりさ
らに具体的に説明する。なお、部および%は重量に基づ
く。
【0056】試料の調製A)成分 (A−1)実施例用 「CEL−2021P」(ダイセル化学工業(株)製、
商品名) エポキシ当量130、理論分子量252 構造式
【0057】
【化3】
【0058】(A−2)実施例用 「エポリ−ドGT302](ダイセル化学工業(株)
製、商品名) エポキシ当量240、理論分子量634 構造式
【0059】
【化4】
【0060】(A−3)比較例用 「デナコ−ルEX−212」(ナガセ化成工業(株)
製、商品名) エポキシ当量150、理論分子量230 構造式
【0061】
【化5】
【0062】(A−4)比較例用 「セロキサイド3000」(ダイセル化学工業(株)
製、商品名) エポキシ当量93.5以下、理論分子量168 構造式
【0063】
【化6】
【0064】(B)成分 (B−1)実施例用 グリシジルメタクリレ−ト650部、ヒドロキシエチル
アクリレ−ト116部、n-ブチルアクリレ−ト100
部およびn-ブチルメタクリレ−ト134部を常法によ
り溶液重合してなる、エポキシ当量218、水酸基価5
6および数平均分子量10000のアクリル樹脂。
【0065】(B−2)実施例用 3,4−エポキシシクロヘキシルメチルアクリレ−ト8
50部、ヒドロキシエチルメタクリレ−ト65部および
n-ブチルアクリレ−ト85部を常法により溶液重合し
てなる、エポキシ当量216、水酸基価28および数平
均分子量3000のアクリル樹脂。
【0066】(B−3)比較例用 グリシジルメタクリレ−ト300部、nブチルアクリレ
−ト400部、n-ブチルメタクリレ−ト200部およ
び2−エチルヘキシルアクリレ−ト100部を常法によ
り溶液重合してなる、エポキシ当量473、水酸基価0
および数平均分子量5000のアクリル樹脂。
【0067】(C)成分 (C−1) 「サンエイドSI−100」(三新化学(株)製、商品
名) ベンジルテトラメチレンスルホニウムヘキサフルオロア
ンチモネ−ト (C−2) N−α,α−ジメチルベンジルピリジニウムヘキサフル
オロアンチモネ−ト実施例1〜3 上記成分を混合して塗料組成物を調製した。これらの配
合比率を後記表1に示す。
【0068】表1において、 1)各成分の配合量は固形分量である。
【0069】2)平均EP当量は(A)成分と(B)成
分との合計平均エポキシ当量である。
【0070】3)A/Bモル比は(A)成分のエポキシ
基と(B)成分のエポキシ基のモル比である。
【0071】4)モダフロ−はモンサント社製、商品
名、表面調整剤 5)塗装工程の項の3C2Bは3コ−ト2ベイクの略で
る。具体的には、カチオン電着塗料および中塗塗料を塗
装し加熱硬化した被塗物に、アクリル樹脂-メラミン樹
脂系有機溶剤型メタリック塗料(硬化膜厚20μ)およ
びアクリル樹脂-メラミン樹脂系有機溶剤型第1クリア
塗料(硬化膜厚25μ)を塗装し、140℃で30分加
熱して該両塗膜を硬化させた後、第2クリア塗料として
本発明の実施例で得た塗料を硬化膜厚25μになるよう
に塗装し、140℃で30分加熱して、試験用塗板を得
る。
【0072】試験項目のうち、「最小弾性率」以外はす
べてこの3C2Bで得た塗板を用いて塗膜試験を行な
い、最小弾性率は実施例で得た塗料組成物の単独塗膜
(硬化膜厚40μになるよに塗装し、140℃で30分
加熱硬化したもの)について測定した。
【0073】6)仕上り外観は目視評価の結果であり、
○はツヤおよび平滑性などが良好、△なツヤおよび平滑
性などかなり劣る、×はツヤおよび平滑性など著しく劣
ることを示す。
【0074】7)硬度は塗板を20℃または60℃に加
熱し、その塗膜温度でツ−コン硬度を測定した結果であ
る。
【0075】8)耐酸性は、塗面に40%硫酸水溶液を
0.4cc滴下し、熱風乾燥機で60℃で15分加熱し
たから水洗したのち、目視評価した結果である。○は全
く異常を認めない、△はスポット跡が少し残る、×はシ
ミ、白化またはフクレが著しいことを示す。
【0076】9)汚染除去性は、カ−ボンブラック(日
本粉体工業技術協会製、試験用ダスト12種)0.25
部と脱イオン水99.75部との混合液に硫酸を加えて
pH3.0に調整した試験液を塗板に噴霧し、温度20
℃、湿度70%の雰囲気で17時間静置したのち、80
℃の熱風乾燥機内で6時間加熱する。これを4サイクル
繰り返してからスポンジで塗面を水洗した塗面を目視評
価した結果である。○は汚染を全く認めない、△は汚染
が少し認められる、×は汚染が著しく認められることを
示す。
【0077】10)耐鳥フン性は、野外で採取したハト
糞を脱イオン水に混合して濃度30%とし、ディスパ−
で30分撹拌してからガ−ゼで濾過した濾液を試験液と
し、この試験液0.4ccを塗面に滴下し、グラジエン
トオ−ブンで70℃30分加熱したのち、水洗した塗面
を目視評価した結果である。○は汚染を全く認めない、
△はシミ、くもり、フクレが少し認められる、×はシ
ミ、くもり、フクレが著しく認められることを示す。
【0078】11)耐花粉性は、野外で採取したスギ花
粉を脱イオン水で0.5%液とし、この0.4ccを塗
面に滴下し、グラジエントオ−ブンで65℃30分加熱
したのち、水洗した塗面を目視評価した結果である。○
は汚染を全く認めない、△はシミ、フクレ、チジミが少
し認められる、×はシミ、チジミ、フクレが著しく認め
られることを示す。
【0079】12)最小弾性率は150〜200℃での
動的弾性率の最小率(dynes/cm2 )である。
【0080】実施例4 本実施例は2C1Bについての具体例である。カチオン
電着塗料および中塗塗料を塗装し加熱硬化した被塗物
に、アクリル樹脂-メラミン樹脂系有機溶剤型メタリッ
ク塗料(硬化膜厚20μ)を塗装し、硬化させることな
く、該塗面に実施例1で得た塗料組成物(クリア塗料)
を塗装し(硬化膜厚40μ)、140℃で30分加熱し
て該両塗膜を硬化させてなる塗板について上記と同様の
性能試験を行った。その結果を後記表1に示す。
【0081】実施例5 上記実施例1における3C2Bを3コ−ト1ベイクに変
更した以外はすべて実施例1と同様にに行った。その性
能試験結果を後記表1に示す。
【0082】実施例6 上記実施例1における成分「(C−1)O.5」を
「(C−2)O.5」に変更した以外はすべて実施例1
と同様にして行った。その性能試験結果を後記表1に示
す。
【0083】比較例1〜6 上記比較例用成分などを用いて塗料組成物を調製した。
これらの配合比率を表2に示す。表2の各成分の配合
量、平均EP当量、A/Bモル比、3C2B、「最小弾
性率」などは上記実施例と同じ意味である。また、試験
方法および評価基準も判定も上記実施例と同じである。
【0084】比較例7 実施例1における3C2Bの第2クリア塗料として使用
した「本発明の実施例で得た塗料」をを下記酸エポキシ
系クリア塗料に変更した以外は、すべて実施例1と同様
にして行った。その性能試験結果を表3に示す。
【0085】クリア塗料:(酸エポキシ系) マレイン酸のエタノ−ル半エステル化物200部、アク
リル酸50部、n−ブチルアクリレ−ト200部、n−
ブチルメタリレ−ト350部およびスチレン200部か
らなる重合体(数平均分子量6000の酸基含有アクリ
ル樹脂)の50%キシレン溶液と、グリシジルメタクリ
レ−ト350部、ヒドロキシエチルメタクリレ−ト13
0部、n−ブチルアクリレ−ト300部、n−ブチルメ
タリレ−ト120部およびスチレン100部からなる重
合体(数平均分子量10000のエポキシ基含有アクリ
ル樹脂)の50%キシレン溶液とを固形分比で酸基含有
アクリル樹脂/エポキシ基含有アクリル樹脂=60/4
0になるように混合し、さらにテトラエチルアンモニウ
ムブロミドを樹脂固形分100重量部あたり0.5重量
部添加する。
【0086】比較例8 実施例1における3C2Bの第2クリア塗料として使用
した「本発明の実施例で得た塗料」をを下記水酸基含有
アクリル樹脂-メラミン樹脂系クリア塗料に変更した以
外は、すべて実施例1と同様にして行った。その性能試
験結果を表3に示す。
【0087】クリア塗料:(水酸基含有アクリル樹脂-
メラミン樹脂系) スチレン200部、ヒドロキシエチルメタクリレ−ト2
00部、n-ブチルアクリレ−ト200部、n−ブチル
メタリレ−ト300部および2−エチルヘキシルアクリ
レ−ト100部からなる重合体(数平均分子量5000
の水酸基含有アクリル樹脂)の50%キシレン溶液とメ
ラミン樹脂(「ユ−バン20SE−60」三井東圧社
製、ブチルエ−テル化メラミン樹脂)とを固形分比で水
酸基含有アクリル樹脂/メラミン樹脂=60/40にな
るように混合する。
【0088】
【表1】
【0089】
【表2】
【0090】
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 籔田 元志 神奈川県平塚市東八幡4丁目17番1号 関 西ペイント株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ツ−コン硬度(20℃)が15以上であ
    り且つ動的弾性率E′(周波数110Hz)の150〜
    200℃の範囲内での最小値が1.0×109dynes
    /cm2 以上である硬化塗膜を形成することを特徴とす
    る熱硬化性有機溶剤系塗料。
  2. 【請求項2】 (A)1分子中に脂環式エポキシ基を2
    個以上有する数平均分子量が2000未満の化合物、
    (B)数平均分子量が2000〜50000、水酸基価
    が10〜150mgKOH/gおよびエポキシ当量が2
    20以下であるエポキシ基含有アクリル樹脂、および
    (C)熱潜在性カチオン重合性触媒を含んでなり、
    (A)成分のエポキシ基対(B)成分のエポキシ基のモ
    ル比が1:1〜0.05である請求項1記載の熱硬化性
    有機溶剤系塗料。
  3. 【請求項3】 (A)成分と(B)成分の平均エポキシ
    当量が300以下である請求項2記載の熱硬化性有機溶
    剤系塗料。
  4. 【請求項4】 (B)成分のエポキシ基が脂環式エポキ
    シ基またはグリシジル(メタ)アクリレ−ト由来のエポ
    キシ基である請求項2記載の熱硬化性有機溶剤系塗料。
  5. 【請求項5】 着色塗料およびクリヤ−塗料を順次塗装
    するにあたり、該クリヤ−塗料として上記請求項1また
    は2記載の熱硬化性有機溶剤系塗料を使用することを特
    徴とする塗装法。
  6. 【請求項6】 着色塗料、第1クリヤ−塗料および第2
    クリヤ−塗料を順次塗装するにあたり、該第2クリヤ−
    塗料として上記請求項1または2記載の熱硬化性有機溶
    剤系塗料を使用することを特徴とする塗装法。
  7. 【請求項7】 被塗物が自動車車体である請求項5また
    は6記載の塗装法。
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WO1999020702A1 (en) * 1997-10-20 1999-04-29 Kansai Paint Co., Ltd. Coating composition and method for coating therewith
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