JPH10158764A - 耐凝着性と強度に優れたAl基複合材料およびその製造方法 - Google Patents
耐凝着性と強度に優れたAl基複合材料およびその製造方法Info
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- JPH10158764A JPH10158764A JP32162696A JP32162696A JPH10158764A JP H10158764 A JPH10158764 A JP H10158764A JP 32162696 A JP32162696 A JP 32162696A JP 32162696 A JP32162696 A JP 32162696A JP H10158764 A JPH10158764 A JP H10158764A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 優れた耐凝着性と強度とを兼備するAl基複
合材料およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 AlまたはAl基合金から成るマトリク
ス中に強化相としてTiC以外の材質から成る粗大粒子
が分散した多孔質構造部と、該多孔質構造部の空孔を充
填しAlまたはAl基合金から成るマトリクス中に強化
相としてTiC微細粒子が分散した空孔充填部とから成
るAl基複合材料であって、該粗大粒子は該TiC微細
粒子よりも粒径が大きく該複合材料に対して25〜73
体積%の量で存在し、該TiC微細粒子は粒径が0.5
μm以下であって該空孔充填部に対して0.15〜14
重量%の量で存在する。
合材料およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 AlまたはAl基合金から成るマトリク
ス中に強化相としてTiC以外の材質から成る粗大粒子
が分散した多孔質構造部と、該多孔質構造部の空孔を充
填しAlまたはAl基合金から成るマトリクス中に強化
相としてTiC微細粒子が分散した空孔充填部とから成
るAl基複合材料であって、該粗大粒子は該TiC微細
粒子よりも粒径が大きく該複合材料に対して25〜73
体積%の量で存在し、該TiC微細粒子は粒径が0.5
μm以下であって該空孔充填部に対して0.15〜14
重量%の量で存在する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐凝着性と強度に
優れたAl基複合材料およびその製造方法に関する。本
発明は、Al基複合材料で形成した強化部を少なくとも
一部に備えたAl基部材、特にAl基摺動部材等に有用
であり、典型的には内燃機関のピストン、特に摺動条件
の厳しい部位であるピストンリング溝を設けた耐摩環部
に適用すると極めて有利である。
優れたAl基複合材料およびその製造方法に関する。本
発明は、Al基複合材料で形成した強化部を少なくとも
一部に備えたAl基部材、特にAl基摺動部材等に有用
であり、典型的には内燃機関のピストン、特に摺動条件
の厳しい部位であるピストンリング溝を設けた耐摩環部
に適用すると極めて有利である。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車エンジンは高性能化が進め
られており、これに伴いピストン温度の上昇は不可避で
ある。そのため、耐熱性と軽量性を兼備したピストン用
材料としてAl基複合材料の開発が進められている。特
にピストンの耐摩環部は、そこに設けたピストンリング
溝がピストンリングと係合して高温で繰り返し高速摺動
するため、この部位の高温における耐摩耗性、特に耐凝
着性を高めることが重要である。
られており、これに伴いピストン温度の上昇は不可避で
ある。そのため、耐熱性と軽量性を兼備したピストン用
材料としてAl基複合材料の開発が進められている。特
にピストンの耐摩環部は、そこに設けたピストンリング
溝がピストンリングと係合して高温で繰り返し高速摺動
するため、この部位の高温における耐摩耗性、特に耐凝
着性を高めることが重要である。
【0003】例えば「鉄と鋼」(日本鉄鋼協会発行、1
989年第9月号376頁)には、ピストン耐摩環部を
Al基複合材料で作製することにより耐凝着性を高める
ことが開示されている。このAl基複合材料は、強化材
としてチタン酸ウィスカ、炭素繊維、アルミナ繊維、ア
ルミナ・シリカ繊維(サフィル)、NiAl3 粒子を用
い、これら強化材の成形体に高圧鋳造によりAl基合金
(JIS AC8A)を含浸させたものである。
989年第9月号376頁)には、ピストン耐摩環部を
Al基複合材料で作製することにより耐凝着性を高める
ことが開示されている。このAl基複合材料は、強化材
としてチタン酸ウィスカ、炭素繊維、アルミナ繊維、ア
ルミナ・シリカ繊維(サフィル)、NiAl3 粒子を用
い、これら強化材の成形体に高圧鋳造によりAl基合金
(JIS AC8A)を含浸させたものである。
【0004】このAl基複合材料から成る耐摩環部は、
それ以前に用いられていたニレジスト鋳鉄製の耐摩環部
に比べると軽量で且つ高い耐凝着性が得られるものであ
った。しかし、エンジンの一層の高性能化に対応するに
は、耐凝着性を更に向上させる必要があった。
それ以前に用いられていたニレジスト鋳鉄製の耐摩環部
に比べると軽量で且つ高い耐凝着性が得られるものであ
った。しかし、エンジンの一層の高性能化に対応するに
は、耐凝着性を更に向上させる必要があった。
【0005】そこで本出願人は、特願平7−13974
0号に開示したように、Si粒子等を含むAl系粉末粒
子の集合体で形成した粉末成形体の気孔部にAl系溶湯
を高圧鋳造で含浸させたAl基複合材料を開発した。こ
のAl基複合材料は、Al系マトリクスを強化材として
のSi粒子等によって細かく分断することでAl系マト
リクスの連続性を低下させ、Al成分が相手材に移着す
ることを効果的に抑制するもので、これにより耐凝着性
が顕著に向上する。
0号に開示したように、Si粒子等を含むAl系粉末粒
子の集合体で形成した粉末成形体の気孔部にAl系溶湯
を高圧鋳造で含浸させたAl基複合材料を開発した。こ
のAl基複合材料は、Al系マトリクスを強化材として
のSi粒子等によって細かく分断することでAl系マト
リクスの連続性を低下させ、Al成分が相手材に移着す
ることを効果的に抑制するもので、これにより耐凝着性
が顕著に向上する。
【0006】しかし、このAl基複合材料は耐凝着性は
向上するが、引張強度の面で更に向上の余地が残されて
いた。
向上するが、引張強度の面で更に向上の余地が残されて
いた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、優れた耐凝
着性と強度とを兼備するAl基複合材料およびその製造
方法を提供することを目的とする。
着性と強度とを兼備するAl基複合材料およびその製造
方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のAl基複合材料は、AlまたはAl基合
金から成るマトリクス中に強化相としてTiC以外の材
質から成る粗大粒子が分散した多孔質構造部と、該多孔
質構造部の空孔を充填しAlまたはAl基合金から成る
マトリクス中に強化相としてTiC微細粒子が分散した
空孔充填部とから成るAl基複合材料であって、該粗大
粒子は該TiC微細粒子よりも粒径が大きく該複合材料
に対して25〜73体積%の量で存在し、該TiC微細
粒子は粒径が0.5μm以下であって該空孔充填部に対
して0.15〜14重量%の量で存在することを特徴と
する。
めに、本発明のAl基複合材料は、AlまたはAl基合
金から成るマトリクス中に強化相としてTiC以外の材
質から成る粗大粒子が分散した多孔質構造部と、該多孔
質構造部の空孔を充填しAlまたはAl基合金から成る
マトリクス中に強化相としてTiC微細粒子が分散した
空孔充填部とから成るAl基複合材料であって、該粗大
粒子は該TiC微細粒子よりも粒径が大きく該複合材料
に対して25〜73体積%の量で存在し、該TiC微細
粒子は粒径が0.5μm以下であって該空孔充填部に対
して0.15〜14重量%の量で存在することを特徴と
する。
【0009】ここで、粗大粒子としては、Si粒子、F
e合金粒子、およびセラミックス粒子から成る群から選
択された1種類または複数種類の粒子を含むことができ
る。本発明においては、前記先願のAl基複合材料にお
けるSi粒子等に相当する強化相としての粗大粒子が分
散した多孔質構造部の空孔を充填するAl基マトリクス
をTiC微細粒子の分散により強化することにより、先
願で得られる耐凝着性を確保しながら引張強度を向上さ
せることができる。
e合金粒子、およびセラミックス粒子から成る群から選
択された1種類または複数種類の粒子を含むことができ
る。本発明においては、前記先願のAl基複合材料にお
けるSi粒子等に相当する強化相としての粗大粒子が分
散した多孔質構造部の空孔を充填するAl基マトリクス
をTiC微細粒子の分散により強化することにより、先
願で得られる耐凝着性を確保しながら引張強度を向上さ
せることができる。
【0010】粗大粒子は、強化相としての強化作用を確
保し且つマトリクス分断効果により高い耐凝着性を確保
するために、複合材料に対して25体積%以上の量で存
在する必要があるが、過剰に存在すると複合材料を脆化
するので73体積%以下とする。TiC微細粒子は、空
孔充填マトリクスを強化して複合材料の引張強度向上作
用を発現させるには空孔充填マトリクスに対して0.1
5重量%以上の量で存在する必要があるが、過剰に存在
すると伸びが低下して引張強度も低下するので14重量
%以下とする。
保し且つマトリクス分断効果により高い耐凝着性を確保
するために、複合材料に対して25体積%以上の量で存
在する必要があるが、過剰に存在すると複合材料を脆化
するので73体積%以下とする。TiC微細粒子は、空
孔充填マトリクスを強化して複合材料の引張強度向上作
用を発現させるには空孔充填マトリクスに対して0.1
5重量%以上の量で存在する必要があるが、過剰に存在
すると伸びが低下して引張強度も低下するので14重量
%以下とする。
【0011】本発明のAl基複合材料は、下記のように
多孔質成形体にTiC微細粒子含有溶湯を含浸させて製
造するので、良好な含浸性を確保するためにTiC微細
粒子の粒径は0.5μm以下とする必要がある。また、
分散強化作用を発現する上でも粒径が小さいほど有利に
なる。上記本発明のAl基複合材料を製造する方法は、
下記の工程:Ti粉末、黒鉛粉末およびAl粉末を混合
する工程、得られた混合粉末を成形して多孔質ペレット
とする工程、該多孔質ペレットにAlまたはAl基合金
の溶湯を含浸させる工程、含浸後のペレットを1000
〜1800℃の温度に加熱することにより、Alまたは
Al基合金マトリクス中に粒径0.5μm以下のTiC
微細粒子を生成させる工程、加熱後のペレットをAlま
たはAl基合金の溶湯中に入れることにより、上記Ti
C微細粒子が分散したTiC微細粒子含有溶湯を作成す
る工程、これとは別に、AlまたはAl基合金粉末およ
びFe合金粉末の混合粉末を成形して多孔質成形体を作
成する工程、および該多孔質成形体に上記TiC含有溶
湯を含浸させる工程、を含むことを特徴とする。
多孔質成形体にTiC微細粒子含有溶湯を含浸させて製
造するので、良好な含浸性を確保するためにTiC微細
粒子の粒径は0.5μm以下とする必要がある。また、
分散強化作用を発現する上でも粒径が小さいほど有利に
なる。上記本発明のAl基複合材料を製造する方法は、
下記の工程:Ti粉末、黒鉛粉末およびAl粉末を混合
する工程、得られた混合粉末を成形して多孔質ペレット
とする工程、該多孔質ペレットにAlまたはAl基合金
の溶湯を含浸させる工程、含浸後のペレットを1000
〜1800℃の温度に加熱することにより、Alまたは
Al基合金マトリクス中に粒径0.5μm以下のTiC
微細粒子を生成させる工程、加熱後のペレットをAlま
たはAl基合金の溶湯中に入れることにより、上記Ti
C微細粒子が分散したTiC微細粒子含有溶湯を作成す
る工程、これとは別に、AlまたはAl基合金粉末およ
びFe合金粉末の混合粉末を成形して多孔質成形体を作
成する工程、および該多孔質成形体に上記TiC含有溶
湯を含浸させる工程、を含むことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の方法において、TiC微
細粒子を生成させたペレットの形成方法およびこのペレ
ットをAlまたはAl基合金の溶湯中に入れてTiC微
細粒子含有溶湯を作成する方法は、本出願人による特開
平6−17165号公報において既に開示した方法を用
いる。その際、含浸後のペレットを1000℃〜180
0℃に加熱することにより、AlまたはAl基合金マト
リクス中にTiC微細粒子を生成させる。この加熱温度
が1000℃未満であると実質的にTiCが生成せず、
1800℃より高温であると生成したTiCが粗大化す
る。
細粒子を生成させたペレットの形成方法およびこのペレ
ットをAlまたはAl基合金の溶湯中に入れてTiC微
細粒子含有溶湯を作成する方法は、本出願人による特開
平6−17165号公報において既に開示した方法を用
いる。その際、含浸後のペレットを1000℃〜180
0℃に加熱することにより、AlまたはAl基合金マト
リクス中にTiC微細粒子を生成させる。この加熱温度
が1000℃未満であると実質的にTiCが生成せず、
1800℃より高温であると生成したTiCが粗大化す
る。
【0013】加熱によりペレット中に生成させるTiC
微細粒子の粒径を0.5μm以下に制限するのは、前述
したように良好な含浸性を確保するためである。これに
より形成されるTiC微細粒子分散ペレットは、Alま
たはAl基合金の溶湯中に容易に溶解し、TiC微細粒
子が分散した溶湯を得ることができる。TiC微細粒子
は、この溶湯中で非常に安定しており、例えば1時間程
度の保持では粗大化も溶湯との反応も起きないため、多
孔質成形体への含浸用として非常に優れている。
微細粒子の粒径を0.5μm以下に制限するのは、前述
したように良好な含浸性を確保するためである。これに
より形成されるTiC微細粒子分散ペレットは、Alま
たはAl基合金の溶湯中に容易に溶解し、TiC微細粒
子が分散した溶湯を得ることができる。TiC微細粒子
は、この溶湯中で非常に安定しており、例えば1時間程
度の保持では粗大化も溶湯との反応も起きないため、多
孔質成形体への含浸用として非常に優れている。
【0014】本発明においては、多孔質成形体の気孔部
にTiC微細粒子含有溶湯を含浸させるが、微小な気孔
内へ溶湯を十分に浸透させるために、一般には高圧鋳造
を行う。しかし、高圧鋳造によらず通常の重力鋳造によ
り含浸を行うことができれば、生産性および製造コスト
の面でより有利である。本発明の望ましい態様において
は、上記の多孔質成形体を作成する工程において、Al
またはAl基合金粉末およびFe合金粉末の他に、更に
Ti粉末を加える。これにより得られた成形体中に含ま
れるTiの脱酸作用および脱窒作用により気孔内の酸素
および窒素が除去され、気孔内の内圧が大きく低下し真
空状態に近くなって、溶湯に対する吸引作用が生じる。
その結果、特に高圧鋳造によらず通常の重力鋳造によっ
ても気孔内へ溶湯を十分に浸透させることができる。通
常、含浸を行う際には成形体を例えば100℃程度に予
熱し、例えば800℃程度の溶湯を鋳造するので、それ
による高温下でTiの脱酸反応および脱窒反応が進行す
る。
にTiC微細粒子含有溶湯を含浸させるが、微小な気孔
内へ溶湯を十分に浸透させるために、一般には高圧鋳造
を行う。しかし、高圧鋳造によらず通常の重力鋳造によ
り含浸を行うことができれば、生産性および製造コスト
の面でより有利である。本発明の望ましい態様において
は、上記の多孔質成形体を作成する工程において、Al
またはAl基合金粉末およびFe合金粉末の他に、更に
Ti粉末を加える。これにより得られた成形体中に含ま
れるTiの脱酸作用および脱窒作用により気孔内の酸素
および窒素が除去され、気孔内の内圧が大きく低下し真
空状態に近くなって、溶湯に対する吸引作用が生じる。
その結果、特に高圧鋳造によらず通常の重力鋳造によっ
ても気孔内へ溶湯を十分に浸透させることができる。通
常、含浸を行う際には成形体を例えば100℃程度に予
熱し、例えば800℃程度の溶湯を鋳造するので、それ
による高温下でTiの脱酸反応および脱窒反応が進行す
る。
【0015】
〔実施例1〕 [1] 多孔質成形体の作成 Al−38wt%Si合金粉末(アトマイズ粉末、東洋ア
ルミニウム製、平均粒径50μm、初晶Siの平均粒径
10μm)と、Fe−63wt%Cr−7wt%C合金粉末
(破砕粉末、福田金属製、平均粒径60μm)とを混合
して成形し、多孔質成形体を得た。この多孔質成形体の
空孔率は20体積%であった。
ルミニウム製、平均粒径50μm、初晶Siの平均粒径
10μm)と、Fe−63wt%Cr−7wt%C合金粉末
(破砕粉末、福田金属製、平均粒径60μm)とを混合
して成形し、多孔質成形体を得た。この多孔質成形体の
空孔率は20体積%であった。
【0016】[2] TiC微細粉末含有溶湯の作成 Ti粉末(平均粒径50μm)、Al粉末(平均粒径1
00μm)、および黒鉛粉末(平均粒径10μm)を重
量比8:5:2で配合し、V型混合機で1時間混合し
た。得られた混合粉末を成形して円柱状ペレット(30
φ×10mm)を作成した。このペレットを温度100
3Kの純Al溶湯中に30秒間浸漬し、ペレットの空孔
に純Alを含浸させた。含浸後のペレットをAr雰囲気
中で0.083K/秒の昇温速度で1327Kまで加熱
した後、水焼入れした。
00μm)、および黒鉛粉末(平均粒径10μm)を重
量比8:5:2で配合し、V型混合機で1時間混合し
た。得られた混合粉末を成形して円柱状ペレット(30
φ×10mm)を作成した。このペレットを温度100
3Kの純Al溶湯中に30秒間浸漬し、ペレットの空孔
に純Alを含浸させた。含浸後のペレットをAr雰囲気
中で0.083K/秒の昇温速度で1327Kまで加熱
した後、水焼入れした。
【0017】この熱処理後に組織を観察するとAlマト
リクス中に平均粒径0.1μm(最大粒径0.5μm以
下)のTiC微細粒子のみが分散していた。加熱中のペ
レット内では下記反応〜が進行したと考えられる。
[ ]内は反応温度を示す。 Ti(s)+Al(s) → Al3Ti(s) .....................[890K] Al(s) → Al(l) ...............................[930K] Ti(s)+Al(l) →Al3Ti(s) .......................[940K] 3Al3Ti(s)+Al4C3(s)→ 3TiC(s)+13Al(s) ........[1150K] Al3Ti(s)+C(s) →TiC(s)+Al(l) .........[1155K〜1260K] 上記のTiC微細粒子を分散させたペレットをアルミニ
ウム基合金(JISAC8A)の溶湯中に添加し、攪拌
を行って、TiC微細粒子含有溶湯を形成した。溶湯へ
の添加量は、TiC添加量として表1に示したように種
々に変化させた。ペレットは溶湯中に容易に溶解した
が、溶湯内でTiC微細粒子が凝集しないように、添加
から下記の鋳造までの約15分間、攪拌棒により溶湯を
攪拌した。なお、JIS AC8Aは化学組成が11〜
13wt%Si、0.8〜1.3wt%Cu、0.7〜1.
3wt%Mgの範囲にあり、時効により析出硬化する。本
実施例で用いた溶湯のSi含有量は12wt%であった。
リクス中に平均粒径0.1μm(最大粒径0.5μm以
下)のTiC微細粒子のみが分散していた。加熱中のペ
レット内では下記反応〜が進行したと考えられる。
[ ]内は反応温度を示す。 Ti(s)+Al(s) → Al3Ti(s) .....................[890K] Al(s) → Al(l) ...............................[930K] Ti(s)+Al(l) →Al3Ti(s) .......................[940K] 3Al3Ti(s)+Al4C3(s)→ 3TiC(s)+13Al(s) ........[1150K] Al3Ti(s)+C(s) →TiC(s)+Al(l) .........[1155K〜1260K] 上記のTiC微細粒子を分散させたペレットをアルミニ
ウム基合金(JISAC8A)の溶湯中に添加し、攪拌
を行って、TiC微細粒子含有溶湯を形成した。溶湯へ
の添加量は、TiC添加量として表1に示したように種
々に変化させた。ペレットは溶湯中に容易に溶解した
が、溶湯内でTiC微細粒子が凝集しないように、添加
から下記の鋳造までの約15分間、攪拌棒により溶湯を
攪拌した。なお、JIS AC8Aは化学組成が11〜
13wt%Si、0.8〜1.3wt%Cu、0.7〜1.
3wt%Mgの範囲にあり、時効により析出硬化する。本
実施例で用いた溶湯のSi含有量は12wt%であった。
【0018】[3] 含浸 上記溶湯を高圧鋳造により前記[1] で作成した成形体に
含浸させた。高圧鋳造は、高圧鋳造用の金型内に成形体
を配置して500℃×1時間の予熱を行った後に、鋳造
温度800℃、金型温度280℃、加圧条件130MP
a×30秒で行った。鋳造後は直ちに70℃の温水中に
焼入れた。
含浸させた。高圧鋳造は、高圧鋳造用の金型内に成形体
を配置して500℃×1時間の予熱を行った後に、鋳造
温度800℃、金型温度280℃、加圧条件130MP
a×30秒で行った。鋳造後は直ちに70℃の温水中に
焼入れた。
【0019】[4] 試験 得られた鋳造物に220℃×6時間のT6処理を施した
後、試験片を採取し、耐凝着性試験および引張試験を行
った。耐凝着性試験は、図1に示すように、ヒータ10
を内蔵し互いに対向する台11、12から成る試験機に
より行った。試験片W(φ90×厚さ10mm)を台1
1に装着し、相手材としてエンジンのピストンリングを
想定して17wt%Crステンレス鋼窒化リング13を台
12に装着した。この状態で、台12を矢印Y1方向に
往復運動させてリング13を試験片Wの表面に叩きつけ
る。この叩き付けを、温度280℃、面圧0.1MPa
にて、10分間行った。その後、試験片W表面の凝着面
積を測定して、耐凝着性を評価した。
後、試験片を採取し、耐凝着性試験および引張試験を行
った。耐凝着性試験は、図1に示すように、ヒータ10
を内蔵し互いに対向する台11、12から成る試験機に
より行った。試験片W(φ90×厚さ10mm)を台1
1に装着し、相手材としてエンジンのピストンリングを
想定して17wt%Crステンレス鋼窒化リング13を台
12に装着した。この状態で、台12を矢印Y1方向に
往復運動させてリング13を試験片Wの表面に叩きつけ
る。この叩き付けを、温度280℃、面圧0.1MPa
にて、10分間行った。その後、試験片W表面の凝着面
積を測定して、耐凝着性を評価した。
【0020】引張試験はインストロン型試験機を用い、
室温および250℃にて、クロスヘッドスピード1mm
/分で行った。250℃の試験に際しては、予め試験片
に250℃×100時間の熱処理を施した。各試験結果
を表1に示す。同表中で、試料1〜5は上記[2] の溶湯
中へのペレット添加においてTiC添加量を本発明の範
囲内としたものであり、試料C1,C2,C3は比較例
としてそれぞれTiC無添加、TiC添加量が本発明の
範囲未満、TiC添加量が本発明の範囲より多いもので
ある。
室温および250℃にて、クロスヘッドスピード1mm
/分で行った。250℃の試験に際しては、予め試験片
に250℃×100時間の熱処理を施した。各試験結果
を表1に示す。同表中で、試料1〜5は上記[2] の溶湯
中へのペレット添加においてTiC添加量を本発明の範
囲内としたものであり、試料C1,C2,C3は比較例
としてそれぞれTiC無添加、TiC添加量が本発明の
範囲未満、TiC添加量が本発明の範囲より多いもので
ある。
【0021】耐凝着性は、TiC添加の有無および多少
によらず、試験した全試料について良好であった。引張
特性は、TiC無添加の比較試料C1に比べて、本発明
の範囲内でTiCを添加した試料1〜5は室温、250
℃のいずれにおいても、引張強さ、伸びともに大きく向
上していることが分かる。本発明の範囲内においては、
TiCの添加量の増加に伴って室温引張強さは増加し、
伸びは減少する傾向がある。
によらず、試験した全試料について良好であった。引張
特性は、TiC無添加の比較試料C1に比べて、本発明
の範囲内でTiCを添加した試料1〜5は室温、250
℃のいずれにおいても、引張強さ、伸びともに大きく向
上していることが分かる。本発明の範囲内においては、
TiCの添加量の増加に伴って室温引張強さは増加し、
伸びは減少する傾向がある。
【0022】本発明においては、TiCの添加量は複合
材料全体に対して高々3体積%であり、比較的少量であ
るにもかかわらず、引張特性に明瞭な向上が認められ
る。その理由は、粉末成形体が構成する多孔質構造部の
空孔(複合材料に対して20体積%)に、TiCがAl
またはAl基合金の溶湯を介して導入されるため、複合
材料の組織中で最も強度が低いこの空孔部を充填するマ
トリクス中にTiCが選択的に分散するので、比較的少
量の添加によっても効果が発揮されるためであると考え
られる。
材料全体に対して高々3体積%であり、比較的少量であ
るにもかかわらず、引張特性に明瞭な向上が認められ
る。その理由は、粉末成形体が構成する多孔質構造部の
空孔(複合材料に対して20体積%)に、TiCがAl
またはAl基合金の溶湯を介して導入されるため、複合
材料の組織中で最も強度が低いこの空孔部を充填するマ
トリクス中にTiCが選択的に分散するので、比較的少
量の添加によっても効果が発揮されるためであると考え
られる。
【0023】また、TiCの添加により伸び(延性)が
増加する理由は、Al合金の異質凝固核としても働くT
iCがAl基マトリクスの微細化剤として作用した結果
であると考えられる。なお、TiCを本発明の範囲未満
である0.1wt%添加した比較試料C2では、無添加の
比較試料C1と比較して僅かな効果しか得られていな
い。これは、添加量が通常微細化剤としてTiCを用い
る場合の添加量としても少量であるため、分散強化のみ
ならず微細化効果も実質的に得られないためであると考
えられる。
増加する理由は、Al合金の異質凝固核としても働くT
iCがAl基マトリクスの微細化剤として作用した結果
であると考えられる。なお、TiCを本発明の範囲未満
である0.1wt%添加した比較試料C2では、無添加の
比較試料C1と比較して僅かな効果しか得られていな
い。これは、添加量が通常微細化剤としてTiCを用い
る場合の添加量としても少量であるため、分散強化のみ
ならず微細化効果も実質的に得られないためであると考
えられる。
【0024】逆に、比較試料C3のようにTiCの添加
量が本発明の範囲より多過ぎると、分散強化もしくは複
合強化が大きくなり過ぎて延性が低下し、結果的に引張
強さも低下する。なお、耐凝着性はAl基マトリクスの
露出表面積が小さいほど向上することが従来から知られ
ており、粉末成形体の多孔質構造部中の強化相である粗
大粒子の量を減少させることなく、多孔質構造部の空孔
へTiC微細粒子を添加することができるので、TiC
の添加量が多いほど耐凝着性は向上すると考えられる。
量が本発明の範囲より多過ぎると、分散強化もしくは複
合強化が大きくなり過ぎて延性が低下し、結果的に引張
強さも低下する。なお、耐凝着性はAl基マトリクスの
露出表面積が小さいほど向上することが従来から知られ
ており、粉末成形体の多孔質構造部中の強化相である粗
大粒子の量を減少させることなく、多孔質構造部の空孔
へTiC微細粒子を添加することができるので、TiC
の添加量が多いほど耐凝着性は向上すると考えられる。
【0025】
【表1】
【0026】〔実施例2〕実施例1で用いたものと同じ
Al−38wt%Si合金粉末およびFe−63wt%Cr
−7wt%C合金粉末の他、更に純Ti粉末(住友シチッ
クス製、−325メッシュ)を、最終的な複合材料中で
の体積率が55%、20%、5%となるように秤量し、
混合・成形して多孔質成形体を得た。すなわち、複合材
料中に対する成形体の体積率は80%、空孔率は実施例
1と同じく20体積%である。
Al−38wt%Si合金粉末およびFe−63wt%Cr
−7wt%C合金粉末の他、更に純Ti粉末(住友シチッ
クス製、−325メッシュ)を、最終的な複合材料中で
の体積率が55%、20%、5%となるように秤量し、
混合・成形して多孔質成形体を得た。すなわち、複合材
料中に対する成形体の体積率は80%、空孔率は実施例
1と同じく20体積%である。
【0027】実施例1と同様にして作成したTiC微細
粒子含有溶湯を、通常の重力鋳造により上記成形体に含
浸させた。この重力鋳造は、加圧を行わない以外は実施
例1の高圧鋳造時と同じ予熱および鋳造条件にて行っ
た。得られた鋳造物に実施例1と同じ条件でT6処理を
施した。断面の組織を観察したところ、マイクロポア等
の全く無い良好な組織が認められた。また、耐凝着性試
験および引張試験を行ったところ、実施例1の高圧鋳造
材とほぼ同等の良好な結果が得られた。
粒子含有溶湯を、通常の重力鋳造により上記成形体に含
浸させた。この重力鋳造は、加圧を行わない以外は実施
例1の高圧鋳造時と同じ予熱および鋳造条件にて行っ
た。得られた鋳造物に実施例1と同じ条件でT6処理を
施した。断面の組織を観察したところ、マイクロポア等
の全く無い良好な組織が認められた。また、耐凝着性試
験および引張試験を行ったところ、実施例1の高圧鋳造
材とほぼ同等の良好な結果が得られた。
【0028】また、鋳造温度が上記は800℃であった
のに対して、750℃および850℃とし、TiC微細
粒子含有溶湯のTiCを除く組成をAl−4wt%Cu−
1.5wt%Mg−0.6wt%Mnとした以外は、上記と
同様の条件で作成した試料についても、同様の結果が得
られた。更に、最終的な複合材料に対する体積率を、F
e−63wt%Cr−7wt%C合金粉末は10%とし、成
形体全体では80%(すなわち空孔率20%)で一定と
し、Ti粉末については0.5〜30%の範囲で種々に
変えた場合、およびFe−63wt%Cr−7wt%C合金
粉末は10%とし、成形体全体で75%(すなわち空孔
率25%)で一定とし、Ti粉末については0.5〜3
0%の範囲で種々に変えた場合についても、他の条件は
上記と同様にして試料を作成した。その結果、Ti粉末
の体積率を0.5%とした場合以外は、組織的にマイク
ロポア等の欠陥が内在しない良好な複合材料が得られ
た。
のに対して、750℃および850℃とし、TiC微細
粒子含有溶湯のTiCを除く組成をAl−4wt%Cu−
1.5wt%Mg−0.6wt%Mnとした以外は、上記と
同様の条件で作成した試料についても、同様の結果が得
られた。更に、最終的な複合材料に対する体積率を、F
e−63wt%Cr−7wt%C合金粉末は10%とし、成
形体全体では80%(すなわち空孔率20%)で一定と
し、Ti粉末については0.5〜30%の範囲で種々に
変えた場合、およびFe−63wt%Cr−7wt%C合金
粉末は10%とし、成形体全体で75%(すなわち空孔
率25%)で一定とし、Ti粉末については0.5〜3
0%の範囲で種々に変えた場合についても、他の条件は
上記と同様にして試料を作成した。その結果、Ti粉末
の体積率を0.5%とした場合以外は、組織的にマイク
ロポア等の欠陥が内在しない良好な複合材料が得られ
た。
【0029】また、上記と同様にし形成した多孔質成形
体を、金型予熱温度約300℃、鋳造温度850℃とし
た以外は実施例1と同じ溶湯組成および条件で、重力鋳
造により成形体中への含浸を行った。この場合にも、マ
イクロポア等の全く無い良好な組織を有するAl基複合
材料が得られた。本実施例の結果から、複合材料全体に
対して体積率1〜30%の範囲に相当する配合比率でT
i粉末を添加した多孔質成形体とすることにより、必ず
しも実施例1のように高圧鋳造によらなくとも、通常の
重力鋳造によって良好なAl基複合材料が製造できるこ
とが分かる。
体を、金型予熱温度約300℃、鋳造温度850℃とし
た以外は実施例1と同じ溶湯組成および条件で、重力鋳
造により成形体中への含浸を行った。この場合にも、マ
イクロポア等の全く無い良好な組織を有するAl基複合
材料が得られた。本実施例の結果から、複合材料全体に
対して体積率1〜30%の範囲に相当する配合比率でT
i粉末を添加した多孔質成形体とすることにより、必ず
しも実施例1のように高圧鋳造によらなくとも、通常の
重力鋳造によって良好なAl基複合材料が製造できるこ
とが分かる。
【0030】なお、実施例1および2において、多孔質
成形体の空孔率が20%および25%の場合について説
明したが、多孔質成形体中へのTiC微細粒子含有溶湯
の含浸性の確保、多孔質成形体の構造維持、および複合
材料の耐凝着性の確保の観点から、この程度の空孔率が
最も適しているからである。ただし、空孔率は特に限定
する必要はなく、上記観点から許容できる範囲であれば
良い。一つの目安としては、空孔率を10%〜40%の
範囲内とすることが推奨される。すなわち、空孔率が1
0%より小さくなると、含浸に対する抵抗力が大きくな
り、多孔質成形体へのTiC微細粒子含有溶湯の含浸が
困難になることがある。逆に、空孔率が40%より大き
くなると、成形体の構造自体を維持して作成することが
困難になることがあり、また複合材料中で空孔充填部を
成すAl部が必然的に多くなるため耐凝着性が低下する
ことがある。
成形体の空孔率が20%および25%の場合について説
明したが、多孔質成形体中へのTiC微細粒子含有溶湯
の含浸性の確保、多孔質成形体の構造維持、および複合
材料の耐凝着性の確保の観点から、この程度の空孔率が
最も適しているからである。ただし、空孔率は特に限定
する必要はなく、上記観点から許容できる範囲であれば
良い。一つの目安としては、空孔率を10%〜40%の
範囲内とすることが推奨される。すなわち、空孔率が1
0%より小さくなると、含浸に対する抵抗力が大きくな
り、多孔質成形体へのTiC微細粒子含有溶湯の含浸が
困難になることがある。逆に、空孔率が40%より大き
くなると、成形体の構造自体を維持して作成することが
困難になることがあり、また複合材料中で空孔充填部を
成すAl部が必然的に多くなるため耐凝着性が低下する
ことがある。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
優れた耐凝着性と強度とを兼備するAl基複合材料およ
びその製造方法が提供される。
優れた耐凝着性と強度とを兼備するAl基複合材料およ
びその製造方法が提供される。
【図1】図1は、耐凝着性試験機を模式的に示す断面図
である。
である。
W…試験片(円板) 13…相手材(リング)
Claims (4)
- 【請求項1】 AlまたはAl基合金から成るマトリク
ス中に強化相としてTiC以外の材質から成る粗大粒子
が分散した多孔質構造部と、該多孔質構造部の空孔を充
填しAlまたはAl基合金から成るマトリクス中に強化
相としてTiC微細粒子が分散した空孔充填部とから成
るAl基複合材料であって、該粗大粒子は該TiC微細
粒子よりも粒径が大きく該複合材料に対して25〜73
体積%の量で存在し、該TiC微細粒子は粒径が0.5
μm以下であって該空孔充填部に対して0.15〜14
重量%の量で存在することを特徴とする耐凝着性と強度
に優れたAl基複合材料。 - 【請求項2】 該粗大粒子は、Si粒子、Fe合金粒
子、およびセラミックス粒子から成る群から選択された
1種以上の粒子であることを特徴とする請求項1記載の
耐凝着性と強度に優れたAl基複合材料。 - 【請求項3】 下記の工程:Ti粉末、黒鉛粉末および
Al粉末を混合する工程、 得られた混合粉末を成形して多孔質ペレットとする工
程、 該多孔質ペレットにAlまたはAl基合金の溶湯を含浸
させる工程、 含浸後のペレットを1000〜1800℃の温度に加熱
することにより、AlまたはAl基合金マトリクス中に
粒径0.5μm以下のTiC微細粒子を生成させる工
程、 加熱後のペレットをAlまたはAl基合金の溶湯中に入
れることにより、上記TiC微細粒子が分散したTiC
微細粒子含有溶湯を作成する工程、 これとは別に、AlまたはAl基合金粉末およびFe合
金粉末の混合粉末を成形して多孔質成形体を作成する工
程、および該多孔質成形体に上記TiC含有溶湯を含浸
させる工程を含むことを特徴とする耐凝着性と強度に優
れたAl基複合材料の製造方法。 - 【請求項4】 前記多孔質成形体を作成する工程におい
て、AlまたはAl基合金粉末、Fe合金粉末、および
Ti粉末の混合粉末を成形することを特徴とする請求項
3記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32162696A JPH10158764A (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 耐凝着性と強度に優れたAl基複合材料およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32162696A JPH10158764A (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 耐凝着性と強度に優れたAl基複合材料およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10158764A true JPH10158764A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18134615
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32162696A Pending JPH10158764A (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 耐凝着性と強度に優れたAl基複合材料およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10158764A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012128506A3 (ko) * | 2011-03-18 | 2012-11-15 | 한국기계연구원 | 알루미늄 기지 복합재료 제조방법 및 이에 의해 제조된 알루미늄 기지 복합재료 |
| KR101228024B1 (ko) * | 2011-03-18 | 2013-01-30 | 한국기계연구원 | 알루미늄 기지 복합재료 제조방법 및 이에 의해 제조된 알루미늄 기지 복합재료 |
-
1996
- 1996-12-02 JP JP32162696A patent/JPH10158764A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012128506A3 (ko) * | 2011-03-18 | 2012-11-15 | 한국기계연구원 | 알루미늄 기지 복합재료 제조방법 및 이에 의해 제조된 알루미늄 기지 복합재료 |
| KR101228024B1 (ko) * | 2011-03-18 | 2013-01-30 | 한국기계연구원 | 알루미늄 기지 복합재료 제조방법 및 이에 의해 제조된 알루미늄 기지 복합재료 |
| US9670568B2 (en) | 2011-03-18 | 2017-06-06 | Korea Institute Of Machinery & Materials | Method of preparing aluminum matrix composites and aluminum matrix composites prepared by using the same |
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