JPH1015921A - 高流動コンクリートと蓋型枠を用いたセグメントの製造方法 - Google Patents

高流動コンクリートと蓋型枠を用いたセグメントの製造方法

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JPH1015921A
JPH1015921A JP8184712A JP18471296A JPH1015921A JP H1015921 A JPH1015921 A JP H1015921A JP 8184712 A JP8184712 A JP 8184712A JP 18471296 A JP18471296 A JP 18471296A JP H1015921 A JPH1015921 A JP H1015921A
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幸雄 吉井
Kazunori Hanami
和則 花見
Tatsuya Tomidokoro
達哉 冨所
Hiroshi Matsuura
寛 松裏
Masahiko Iwato
正彦 岩藤
Yoshiaki Hironaka
義昭 弘中
Yoshiki Uno
洋志城 宇野
Yuji Kobayashi
裕二 小林
Takeshi Nakagawa
岳 中川
Hideo Nakajima
秀夫 中島
Toshio Yoshinari
寿男 吉成
Satoshi Akitaya
聡 秋田谷
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Sato Kogyo Co Ltd
Tokyo Electric Power Co Holdings Inc
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SAEI KENKO KK
Tokyo Electric Power Co Inc
Sato Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品に気泡あばたが発生することがなく、鏝
仕上げを不要ならしめ、表面仕上げ作業の省略化が図ら
れ、コンクリートの打設時において振動締固めを不要に
することにより、周囲の環境に悪影響を及ぼすことが少
なく、型枠の簡素化も図られた経済的に有利で作業性の
優れたコンクリートセグメントの製造方法を提供する。 【解決手段】 水セメント比が30〜40%、細骨材率
が45〜55%で、少量の混和剤が添加されたスランプ
フロー値で65±5cm、Vロート流下時間が25±1
5秒、フレッシュ性状保持時間が少なくとも30分程度
の高流動性を有するコンクリートを、空気抜き用の孔2
a及び透気性の仕上げ材6を組み合わせた構造の蓋型枠
2を具えたセグメント製造用鋼製型枠内に流し込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンクリートセグメ
ントの製造方法に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコンクリートセグメントの製造に
際しては、スランプ3cm程度の超硬練りのコンクリー
トが使用されている。そのためコンクリートの変形性能
が乏しいので、コンクリート打設時に型枠内にコンクリ
ートを密実に充填させるには、強力な振動締固めが必要
となる。
【0003】また蓋型枠は使用できないので仕上げ面の
成形には鏝仕上げが必要となり、更に仕上げ作業も人力
によって行なわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のコンクリートセ
グメントの製造方法によれば前記したように超硬練りの
コンクリートが使用されているので、コンクリートの変
形性能が乏しく、型枠内に充填しにくく、コンクリート
の充填には強力な振動締固めが必要であり、周囲の環境
に振動騒音による悪影響を及ぼし、また強力な振動を与
えても寸法精度を確保するため、剛性や重量が大きく、
高精度加工の型枠が必要となる。更に鏝仕上げ等の表面
仕上げ作業が必要となり、人力作業が多く、省力化が行
われていない。
【0005】本発明は前記従来技術の有する問題点に鑑
みて提案されたもので、その目的とするところは、製品
に気泡あばたが発生することがなく、鏝仕上げを不要な
らしめ、表面仕上げ作業の省略化が図られ、コンクリー
トの打設時において振動締固めを不要にすることによ
り、周囲の環境に悪影響を及ぼすことが少なく、型枠の
簡素化を図ることができる高流動コンクリートと蓋型枠
を用いたセグメントの製造方法を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る高流動コンクリートと蓋型枠を用いた
セグメントの製造方法によれば、高流動性を有するコン
クリートを、空気抜きの孔が穿設された有孔鋼板の裏面
に透気性仕上げ材を装架してなる蓋型枠を具えた密閉型
枠内に流し込んで仕上げ面を成形し、振動締固めと表面
仕上げを不要ならしめるものである。
【0007】請求項2の発明によれば、前記コンクリー
トは水セメント比が30〜40%、細骨材率45〜55
%で少量の混和剤が配合され、スランプフロー値が65
±5cm、Vロート流下時間が25±15秒、空気量が
2±1%であることを特徴とするものである。請求項3
の発明によれば、コンクリートのフレッシュ性状が保た
れている時間が少なくとも30分程度とされたものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に示すように、本発明
の好ましい実施の形態について説明する。1は従来と同
様に水平設置されたセグメント製造用鋼製型枠、2は蓋
型枠、3及び4は夫々、蓋型枠2に設けた漏斗状のコン
クリート注入部、及び同注入部にコンクリートを供給す
るコンクリートホッパーである。
【0009】また蓋型枠として無孔鋼板のみを使用した
蓋型枠2′の場合には、高流動コンクリート5を流し込
むことによって、エッジ及び継手まわりの充填性を確保
できるが、仕上がり面に深さ10mm程度の気泡あばた
が無数に発生して、前記セグメント製造用鋼製型枠1内
にセットされたコンクリートセグメント用鉄筋のかぶり
が不十分になることが判った。
【0010】そのため、気泡あばたを除去するための空
気抜の孔が必要になり、有孔鋼板製蓋型枠の使用が効果
的であることが判った。有孔鋼板製の蓋型枠2の孔2a
としては、製品仕上がり面の気泡あばたの除去効果と、
孔2aから漏れるセメントペースト量から最適のものが
選定され、気泡あばたの除去に有効な孔径3mm、孔ピ
ッチ5mmのパンチングプレートを標準とする。
【0011】而してコンクリートセグメントの製造に際
しては、コンクリートホッパー4より漏斗状のコンクリ
ート注入部3を介して、セグメント製造用鋼製型枠1に
高流動コンクリート5を流し込んで充填して、コンクリ
ートセグメントを成形するものであり、同成形品の表面
の気泡あばたを前記蓋型枠2の孔2aにより除去する。
【0012】この際、前記蓋型枠2を構成する有孔鋼板
の孔2aから漏出するセメントペーストが目詰まりを生
起することによって、蓋型枠2の清掃に手間がかかる
が、蓋型枠清掃のための手間を軽減するために、蓋型枠
2を構成する有孔鋼板の裏面に透気性の仕上げ材6が装
架される。同透気性の仕上げ材としては、メッシュ間隔
0.25mmのメッシュ金網、打設コンクリート表面の
気泡除去効果の実績が高い繊維として使用される透水性
シート、不織布、織布等のうちから選定可能であって、
有孔鋼板の清掃の容易さ、有孔鋼板への取付けの容易
さ、コスト等の理由から、必要に応じて有孔鋼板と仕上
げ材との組み合わせよりなる蓋型枠2を選定することが
可能である。
【0013】前記セグメント製造用鋼製型枠1に供給す
る高流動コンクリート5の配合は次の如くである。
【0014】
【表1】
【0015】 但し、水セメント比 W/C=30〜40% 細骨材率 s/a=45〜55% の範囲とする。混和剤はポリカルボン酸エーテル系と架
橋ポリマーの複合体で (1)商品名:レオビルドSP−8S(ポゾリス物産株
式会社) (2)商品名:パリックFP−300Uシリーズ(エフ
・ピー・ケー物産株式会社) (3)商品名:チューポールHP−11シリーズ(竹本
油脂株式会社)でC×2.9%〜C×1.5%配合され
ている。
【0016】このように前記高流動コンクリートは水セ
メント比が低いので、長期強度はセグメントに要求する
強度を十分満足できる。また普通セメントを使用するの
で、初期強度はセグメントの脱型強度を十分満足でき
る。更に、水セメント比が低いので中性化に対する抵抗
性等の耐久性の面で優れている。
【0017】以上から本実施例の高流動コンクリート5
の配合例が優れていることが実証された。更に前記コン
クリート5のスランプフロー値が65±5cmの場合、
ワーカビリティに優れ、セグメントの4分の1モデルで
充填性確認実験を行ったところ、優れた充填性能を発揮
した。
【0018】逆にスランプフロー値が本実施例より低い
50cm台の場合は未充填個所が多く、本実施例より高
い70cmを超える場合は材料分離が多いことが判っ
た。またコンクリートのVロート流下時間が25±15
秒の場合、試験実績から材料分離が認められず、本実施
例の高流動コンクリートの品質管理値が優れていること
が実証された。
【0019】なお空気量は2±1%で従来のセグメント
のコンクリートと同一としている。また蓋型枠として図
3に示す如き無孔鋼板のみを使用した蓋型枠2′を採用
した場合、高流動コンクリート5を流し込むことによっ
てエッジ及び継手まわりの充填性を確保できるが、仕上
がり面に深さ10mm程度の気泡あばたが無数に発生し
て、前記セグメント製造用鋼製型枠1内にセットされた
コンクリートセグメント用鉄筋のかぶりが不十分となる
ことが判った。
【0020】そのため、気泡あばた除去用の空気抜の孔
が必要になり、有孔鋼板製蓋型枠を使用したことによっ
て製品における気泡あばたが除去された。なお前記セグ
メントの製造に使用されるコンクリートは、同コンクリ
ートのフレッシュ性状が保たれている時間を少なくとも
30分程度とすることにより、作業性及び品質の向上が
図られ又経済的にも好ましい。
【0021】上記保持時間を60分あるいは90分にす
ることは可能ではあるがセグメントの製造にはこのよう
な長時間は要しない。長時間にするためには混和剤を増
量しなければならず、又これによりコンクリート強度の
発現が遅くなる。セグメントのようなコンクリート2次
製品では高い初期強度が要求されている。
【0022】逆にあまり短い保持時間(例えば5分)で
はセグメントの製造作業に支障をきたす。
【0023】
【発明の効果】本発明の方法によれば、高流動性を有す
るコンクリートを使用したことによって、コンクリート
の変形性能が増大し、型枠内への充填が容易になり、ま
た振動締固めを一切行わなくても自重のみで型枠に充填
される。またこのように振動締固めが一切ないので型枠
の簡素化を図ることができるとともに、周囲の環境に及
ぼす騒音、振動等の悪影響が低減される。
【0024】また本発明によれば有孔鋼板の裏面に透気
性を有する仕上げ材を装架した蓋型枠を具えた密閉型枠
を使用したことによって、製品に気泡あばたを発生する
ことがなく、仕上げ面が成形されるので鏝仕上げが不要
となり、従来、人力に頼っていた表面仕上げ作業がなく
なり、また蓋型枠の有孔部から漏出するセメントペース
トによる目詰まりが生起したときの清掃が容易に行え
る。
【0025】このように本発明によれば表面仕上げ作業
の省略化、コンクリート打設時の振動締固めの省略、セ
グメント型枠を定置式にしたこと、型枠の簡素化によっ
て、セグメントの製品コストを低減しうるものである。
請求項2の発明によれば前記コンクリートは、普通セメ
ントを用い、水セメント比30〜40%、細骨材率45
〜55%で少量の混和剤が添加されていることにより、
セグメントに要求される長期強度を十分に満足でき、初
期強度でセグメントの脱型強度を十分満足でき、中性化
に対する抵抗性等の耐久性の面で優れている。
【0026】更にスランプフロー値を65±5cmとす
るように、混和剤を添加したことによって、充填性が確
保される。またVロート流下時間が25±15秒とされ
たことによって、コンクリートの材料分離が認められ
ず、優れた品質が得られる。請求項3の発明によれば、
コンクリートのフレッシュ性状が保持されている時間を
少なくとも30分程度とすることによって、作業性が向
上されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法によってセグメントを製造してい
る状態を示す斜視図である。
【図2】蓋型枠の斜視図である。
【図3】無孔鋼板製蓋型枠の斜視図である。
【符号の説明】
1 セグメント製造用鋼製型枠 2 蓋型枠 2′ 無孔鋼板製蓋型枠 2a 鋼板の孔 3 コンクリート注入部 4 コンクリートホッパー 5 高流動コンクリート 6 透気性の仕上げ材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花見 和則 東京都千代田区内幸町1−1−3 東京電 力株式会社内 (72)発明者 冨所 達哉 東京都千代田区内幸町1−1−3 東京電 力株式会社内 (72)発明者 松裏 寛 東京都千代田区内幸町1−1−3 東京電 力株式会社内 (72)発明者 岩藤 正彦 神奈川県厚木市三田47−3 佐藤工業株式 会社中央技術研究所内 (72)発明者 弘中 義昭 神奈川県厚木市三田47−3 佐藤工業株式 会社中央技術研究所内 (72)発明者 宇野 洋志城 神奈川県厚木市三田47−3 佐藤工業株式 会社中央技術研究所内 (72)発明者 小林 裕二 神奈川県厚木市三田47−3 佐藤工業株式 会社中央技術研究所内 (72)発明者 中川 岳 神奈川県厚木市三田47−3 佐藤工業株式 会社中央技術研究所内 (72)発明者 中島 秀夫 神奈川県厚木市三田47−3 佐藤工業株式 会社中央技術研究所内 (72)発明者 吉成 寿男 東京都中央区日本橋本町4−12−20 佐藤 工業株式会社内 (72)発明者 秋田谷 聡 群馬県邑楽郡板倉町大字大蔵5番地 佐栄 建工株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高流動性を有するコンクリートを、空気
    抜きの孔が穿設された有孔鋼板の裏面に透気性仕上げ材
    を装架してなる蓋型枠を具えた密閉型枠内に流し込んで
    仕上げ面を成形し、振動締固めと表面仕上げを不要なら
    しめることを特徴とする高流動コンクリートと蓋型枠を
    用いたセグメントの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記コンクリートは水セメント比が30
    〜40%、細骨材率45〜55%で少量の混和剤が配合
    され、スランプフロー値が65±5cm、Vロート流下
    時間が25±15秒、空気量が2±1%である請求項1
    記載のセグメントの製造方法。
  3. 【請求項3】 コンクリートのフレッシュ性状が保たれ
    ている時間が少なくとも30分程度である請求項1記載
    の高流動コンクリートと蓋型枠を用いたセグメントの製
    造方法。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57133012A (en) * 1981-02-10 1982-08-17 Nippon Sheet Glass Co Ltd Vibration pressing type cement product manufacture
JPH06155423A (ja) * 1992-11-20 1994-06-03 Yoshiji Matsumoto 鋼枠内へのコンクリート充填方法

Patent Citations (2)

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