JPH10159832A - プッシュプルコントロールケーブルのためのインナーケーブル - Google Patents

プッシュプルコントロールケーブルのためのインナーケーブル

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JPH10159832A
JPH10159832A JP26842197A JP26842197A JPH10159832A JP H10159832 A JPH10159832 A JP H10159832A JP 26842197 A JP26842197 A JP 26842197A JP 26842197 A JP26842197 A JP 26842197A JP H10159832 A JPH10159832 A JP H10159832A
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JP
Japan
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inner cable
strands
diameter
cable
conduit
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Application number
JP26842197A
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English (en)
Inventor
Nobuhiro Funahashi
信裕 舟橋
Hiroaki Furukawa
浩昭 古川
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Hi Lex Corp
Original Assignee
Nippon Cable System Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導管と、該導管内に摺動自在に挿入されるイ
ンナーケーブルとのあいだのクリアランスを可及的に小
さくしてびびり音や打当て音を小さくすることができ、
しかも荷重効率が低下せず無負荷摺動抵抗の増大もない
インナーケーブルを提供すること。 【解決手段】 心線1と、該心線1の回りに螺旋状に巻
き付けられたN本のストランドからなるプッシュプルコ
ントロールケーブル用のインナーケーブル10であっ
て、前記心線の直径が前記ストランド2の直径より大き
く、前記N本のストランド2のうち、M本のストランド
2aの直径が(N−M)本のストランド2bの直径より
大きく、該NおよびMが、1≦M≦0.3Nの関係を満
足する整数であり、該NがN≧4の関係を満足すること
を特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインナーケーブルに
関する。さらに詳しくは、心線の回りに巻き付けられる
N本のストランドのうちM本(1≦M≦0.3N)のス
トランドの直径が他のストランドの直径より大きいこと
を特徴とするインナーケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、プッシュプルコントロールケーブル用のインナーケ
ーブルとして、図3の(a)および(b)に示されてい
るように、単線または撚線からなる心線bのまわりに複
数の同径のストランドcを螺旋状に巻き付けて得られた
インナーケーブルが知られている(従来技術1)。
【0003】また、単線若しくは撚線からなる芯線のま
わりに比較的太い1本のストランドを間隔を置いて螺旋
巻きしたギアードケーブルもコントロールケーブルのイ
ンナーケーブルとして採用されている(従来技術2)。
【0004】また、実公昭60−35787号公報に
は、図4の(a)および(b)のような単線または撚線
からなる心線31のまわりに、たがいに間隔を置いて螺
旋状に巻き付けられた、複数の主ストランド32と、隣
接する該複数の主ストランド32間に介在されるように
螺旋状に巻き付けられる前記主ストランド32の直径よ
り小さい複数本の副ストランド33から構成されるプッ
シュプルコントロールケーブル用インナーケーブルが開
示されている(従来技術3)。
【0005】また実公昭63−11380号公報には、
図5の(a)および(b)のような、心線41のまわり
に多数の素線を撚り合わされたストランド42が複数本
螺旋状に巻き付けられ、前記複数のストランドの外面に
は樹脂被覆層44が形成されており、当該樹脂被覆層4
4には、厚肉部44aと薄肉部44bとが形成されてな
るプッシュプルコントロールケーブル用インナーケーブ
ルが開示されている(従来技術4)。
【0006】また特公平7−26640号公報には、図
6のような1本の直線性のよい鋼線からなる芯金53と
当該芯金のまわりに巻き付けられ、それぞれ複数の素線
55から構成される複数のストランド54から構成され
る内索52および該内索が挿入される導管からなる押し
引きコントロールケーブルが開示されている(従来技術
5)。
【0007】一方、プッシュプルコントロールケーブル
には「びびり音」と称する異音や、ケーブルの操作を行
ったときや終了したときに発生する打当て音などの音の
問題があり、解決が必要とされている。
【0008】これらの問題の対策としては、インナーケ
ーブルと導管とのクリアランスを小さくする方法がある
が、そうすると荷重効率の低下や無負荷摺動抵抗の増大
などが起こり、コントロールケーブルの基本性能を損ね
てしまう。
【0009】従来技術1に比べると従来技術3は隙間が
大きい、従来技術4は樹脂同士の摺動のため摩擦係数が
小さい、従来技術5はストランドが撚り構造であり、い
ずれもクリアランスをつめたとき、従来技術1に比べ荷
重効率の低下は少ないが、びびり音や打当て音の解消に
ついては満足できるレベルには至らない。
【0010】そこで、荷重効率の低下や無負荷摺動抵抗
の増大がなく、かつびびり音や打当て音が発生しないコ
ントロールケーブル用インナーケーブルを提供すること
が本発明の目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のプッシュプルコ
ントロールケーブルのためのインナーケーブルは、心線
と、該心線の回りに螺旋状に巻き付けられたN本のスト
ランドからなるプッシュプルコントロールケーブル用の
インナーケーブルであって、前記心線の直径が前記スト
ランドの直径より大きく、前記N本のストランドのう
ち、M本のストランドの直径が(N−M)本のストラン
ドの直径より大きく、該NおよびMが、1≦M≦0.3
Nの関係を満足する整数であり、該NがN≧4の関係を
満足することを特徴としている。
【0012】前記Mが1であることが好ましい。
【0013】前記インナーケーブルの最大仕上がり外径
maxと最小仕上がり外径Dminとの差が、最小仕上がり
外径Dminの2〜10%であることが好ましい。
【0014】前記N本のストランドがそれぞれ複数本の
素線を撚り合わされてなることが好ましい。
【0015】前記Nが7〜10であることが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】添付図面を参照しつつ本発明の押
し引きコントロールケーブルのためのインナーケーブル
ケーブル(以下、単に「インナーケーブル」という)に
ついて詳細に説明する。
【0017】図1は本発明のインナーケーブルの一実施
例を示す説明図である。図2は図1のインナーケーブル
の断面説明図である。
【0018】本発明のインナーケーブル10は、心線1
と、当該心線1のまわりに螺旋状に巻き付けられたN本
のストランド2から構成される。当該N本のストランド
のうち、M本のストランド2aについては、残りの(N
−M)本のストランド2bよりも直径が大きい(ただし
1≦M≦0.3N)。
【0019】前記ストランド2a、2bは、それぞれ複
数本の素線3を撚り合わせて構成されている。
【0020】ストランド2の本数Nは4以上であればよ
く、特定の本数に限られることはないが、本実施例のば
あい7〜10が好適に採用される。また、ストランド2
を構成する素線3の本数についても特定の本数に限られ
ることはないが、本実施例のばあい7が好適に採用され
る。
【0021】ストランド2aの本数Mは、1≦M≦0.
3Nの条件を満足する整数であればよいが、1がもっと
も好ましい。
【0022】本実施例のばあい心線1の直径D1は1.
60mmであり、ストランド2aの外径D2は1.05
mmであり、ストランド2bの外径D3は0.95mm
である。
【0023】それゆえ、本実施例のインナーケーブルの
ばあい最大仕上り外径Dmaxは、3.6mmであり、最
小仕上り外径Dminは3.5mmである。
【0024】本実施例のインナーケーブル10のばい、
図3〜5に示されている導管はもちろんのこと、他のい
かなる導管にも好適に適用しうる。
【0025】導管4の内径dとインナーケーブル10と
のあいだの最小クリアランスL1(すなわち、(d−D
max))は、約0.05〜0.15mmであり、これは
従来の1/2である。一方導管4の内径dとインナーケ
ーブル10とのあいだの最大クリアランスL2(すなわ
ち、(d−Dmin))は、約0.15〜0.25mmで
ある。
【0026】心線1の素材としてはJIS G 356
0のSWO−AまたはSWO−Bが好適に採用され、ス
トランド2を構成している素線3の素材としては、JI
SG 3506のSWRH−62Aの亜鉛めっき線が好
適に採用される。
【0027】つぎに叙上のごとく構成される本発明のイ
ンナーケーブルの実施例1〜2について、比較例1〜3
と比較しながら説明する。
【0028】実施例1 心線1として直径1.6mmの1本のオイルテンパー線
(JIS G 3560のSWO−A)を用い、M(M
=1)本のストランド2aとして直径0.35mmの7
本の亜鉛めっき鋼線の素線3を撚り合わせたものを用
い、(N−M)本(ただしN=7,M=1)のストラン
ド2bとして直径0.35mmの素線3のまわりに直径
0.30mmの素線3を巻き付けたものを用い7本のス
トランド2を心線1のまわりに普通撚りになるように巻
き付け、図2に示されるインナーケーブル10をえた。
導管4として、ポリテトラフルオロエチレンで成形した
ライナーを備えたものを用意し、該導管4の内部へ前記
インナーケーブル10の周囲にシリコーン系グリスを塗
布して挿入した。
【0029】なお、この実施例のばあい、最大仕上り外
径Dmaxと最小仕上り外径Dminとの差は、最小仕上り外
径Dminの2.9%となる。
【0030】実施例2 心線1として直径1.6mmの1本のオイルテンパー線
を用い、M(M=2)本のストランド2aとして直径
0.35mmの7本の亜鉛めっき鋼線の素線3を撚り合
わせたものを用い、(N−M)本(ただしN=7,M=
2)のストランド2bとして直径0.35mmの素線3
のまわりに直径0.30mmの素線3を巻き付けたもの
を用い7本のストランド2を心線1のまわりに普通撚り
になるように巻き付け、図2に示されるインナーケーブ
ル10をえた。導管4として、ポリテトラフルオロエチ
レンで成形したライナーを備えたものを用意し、該導管
4の内部へ前記インナーケーブル10の周囲にシリコー
ン系グリスを塗布して挿入した。
【0031】なお、この実施例のばあい、最大仕上り外
径Dmaxと最小仕上り外径Dminとの差は、最小仕上り外
径Dminの2.9%となる。
【0032】比較例1(図6参照) 心線53とし直径1.6mmの1本のオイルテンパー線
を用い、ストランド54として直径0.35mmの7本
の亜鉛めっき鋼線の素線55を撚り合わせたものを用
い、7本のストランド54を心線53のまわりに普通撚
りになるように巻き付けたのち、スウェージングを行
い、第6図に示される内索52をえた。なお、内索2の
直径は3.5mmである。導管については、実施例1〜
2と同じものを使用した。
【0033】比較例2 比較例2として叙上の従来技術3のインナーケーブルを
用いた。なお、このばあいも導管として実施例1〜2の
導管4を採用した。
【0034】比較例3 比較例3として叙上の従来技術4のインナーケーブルを
用いた。なお、このばあいも導管として実施例1〜2の
導管4を採用した。
【0035】なお、各サンプルの導管とインナーケーブ
ルとのクリアランスは表1に示すとおりである。
【0036】実施例1〜2および比較例1〜3のインナ
ーケーブルについて、荷重効率、バックラッシュおよび
打当て音の音圧レベルをそれぞれ測定した。荷重効率お
よびバックラッシュの測定は図9aに示される測定装置
を用いて行った。このものは、台70に長さ963mm
の導管4を有するコントロールケーブルを半径170m
mで120°曲げて固定したものであり、インナーケー
ブル10の一端10eにプーリ71、72およびレバー
73を介して基準となる負荷荷重Wなどを連結し、他端
10fに押引力測定器などを連結したものである。まず
荷重効率の測定は、インナーケーブル10の一端10e
にそれぞれ300Nの押しおよび引きの負荷荷重Wを与
え、他端をプッシュプルゲージによって押し引き操作し
て、押し操作力(F1)と引張操作力(F2)とを測定
した。前記負荷荷重Wは、図9bに示すように、引き操
作のときはプーリ71によって、押し操作のときはレバ
ー73およびプーリ72によってそれぞれ方向を変えて
接続した重錘によらしめた。記載データは5本のサンプ
ルについて、それぞれ10回程度押し引き操作した後、
3回ずつ測定してえた測定値の平均値である。力伝達効
率η(%)は式:(負荷荷重(W)/操作力(F))×
100(%)で求めた。結果を表1に示す。
【0037】バックラッシュの測定は、図9aに示す装
置において、インナーケーブル10の前記他端10fを
固定し、前記一端10eに前述と同じようにプーリ7
1、72およびレバー73を介して押し・引き50Nの
荷重を加え、そのときの移動量を測定することにより行
なった。
【0038】バックラッシュは、インナーケーブル10
の前記他端10fを作動ストロークの中央位置L1で固
定し、前記一端側に50Nの押し負荷をかけたときの基
準距離L2の測定値をL21とし、50Nの引きの負荷を
かけたときの基準距離L2の測定値をL22としたときの
22−L21のことをいう。測定はノギスで行い、5本の
サンプルをそれぞれ3回づつ測定した。その測定結果の
平均値を表1に示す。
【0039】打当て音の音圧レベルの測定は、実車に組
付けシフトチェンジしたときの音圧レベルを測定した
(図10参照)。結果を表1および図7〜8に示す。
【0040】
【表1】
【0041】
【発明の効果】本発明のインナーケーブルによれば、M
本(1≦M≦0.3N)のストランドだけが導管と非常
に小さなクリアランスで存在する。そのため、インナー
ケーブルと導管の間には、充分な隙間が確保され、荷重
効率や無負荷摺動抵抗を損なうことがない。一方、M本
のストランドが導管と非常に小さなクリアランスで存在
しており、そのため打当て音やビビリ音は、このM本の
ストランドによって抑えられる。
【0042】すなわち、本発明のインナーケーブルを用
いたプッシュプルコントロールケーブルは荷重効率低下
や無負荷摺動抵抗の増大を招くことなく、打当て音やビ
ビリ音を消すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインナーケーブルの一実施例を示す説
明図である。
【図2】図1のインナーケーブルの断面説明図である。
【図3】従来のインナーケーブルの一例を示す説明図で
ある。
【図4】従来のインナーケーブルの一例を示す説明図で
ある。
【図5】従来のインナーケーブルの一例を示す説明図で
ある。
【図6】従来のインナーケーブルの一例を示す説明図で
ある。
【図7】荷重効率とバックラッシュの関係を示すグラフ
である。
【図8】音圧レベルと荷重効率の関係を示すグラフであ
る。
【図9】測定装置の説明図である。
【図10】打当て音の測定方法を示す説明である。
【符号の説明】
1 心線 2、2a、2b ストランド 3 素線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 心線と、該心線の回りに螺旋状に巻き付
    けられたN本のストランドからなるプッシュプルコント
    ロールケーブル用のインナーケーブルであって、前記心
    線の直径が前記ストランドの直径より大きく、前記N本
    のストランドのうち、M本のストランドの直径が(N−
    M)本のストランドの直径より大きく、該NおよびM
    が、1≦M≦0.3Nの関係を満足する整数であり、該
    NがN≧4の関係を満足することを特徴とするインナー
    ケーブル。
  2. 【請求項2】 前記Mが1であることを特徴とする請求
    項1記載のインナーケーブル。
  3. 【請求項3】 前記インナーケーブルの最大仕上がり外
    径と最小仕上がり外径の差が、最小仕上がり外径の2〜
    10%であることを特徴とする請求項1または2記載の
    インナーケーブル。
  4. 【請求項4】 前記N本のストランドがそれぞれ複数本
    の素線を撚り合わされてなる請求項1、2または3記載
    のインナーケーブル。
  5. 【請求項5】 前記Nが7〜10であることを特徴とす
    る請求項1、2、3または4記載のインナーケーブル。
JP26842197A 1996-10-03 1997-10-01 プッシュプルコントロールケーブルのためのインナーケーブル Pending JPH10159832A (ja)

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JP26301296 1996-10-03
JP8-263012 1996-10-03
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Cited By (6)

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