JPH1015986A - 絵付インサートフィルムおよび絵付インサート成形品 - Google Patents

絵付インサートフィルムおよび絵付インサート成形品

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JPH1015986A
JPH1015986A JP18876796A JP18876796A JPH1015986A JP H1015986 A JPH1015986 A JP H1015986A JP 18876796 A JP18876796 A JP 18876796A JP 18876796 A JP18876796 A JP 18876796A JP H1015986 A JPH1015986 A JP H1015986A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】塩化ビニル製品が表面に接触しても悪影響を受
けない絵付インサートフィルムおよび絵付インサート成
形品を得る。 【構成】透明なエチレンビニルアルコールフィルム3と
透明なアクリルフィルム4とが積層された基体シート2
のアクリルフィルム4側の面に印刷層が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、射出成形と同時
に成形品の上に一体化される絵付インサートフィルムお
よび絵付インサート成形品に関する。特に、車の外装ま
たは内装部品の装飾に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車の内装部品として、透明性、耐
候性、加工性に優れたアクリルフィルムを使用して、こ
れに絵柄を印刷し、これを射出成形と同時に成形品の上
に一体化されるインサート成形で形成される例が多くな
っている。インサート成形法は、印刷によって直接図柄
を形成することが困難な形状の成形品であっても図柄を
形成することができるという特長を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、車の内部は炎
天下で長時間密閉されるとかなりの高温になり、熱帯地
方や砂漠地方では100〜110℃の高温になることが知られ
ており、そこに免許証ケースなどの塩化ビニル製のシー
トが接触すると、アクリルフィルムを使用したインサー
ト成形品では、塩化ビニルの可塑剤がアクリルフィルム
に移行し、インサート成形品を劣化させたり、塩化ビニ
ル製のシートが貼り付いてとれなくなったりするという
問題点がある。
【0004】したがって、この発明は、上記のような欠
点を解消し、塩化ビニル製品が表面に接触しても悪影響
を受けない絵付インサートフィルムおよび絵付インサー
ト成形品を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の絵付インサー
トフィルムは、以上の目的を達成するために、つぎのよ
うに構成した。
【0006】つまり、この発明の絵付インサートフィル
ムは、透明なエチレンビニルアルコールフィルムと透明
なアクリルフィルムとが積層された基体シートのアクリ
ルフィルム側の面に図柄層が形成されるように構成し
た。
【0007】また、この発明の絵付インサートフィルム
は、透明なエチレンビニルアルコールフィルムと透明な
アクリルフィルムとが積層された基体シートの間に図柄
層が形成されるように構成した。
【0008】上記の発明において、基体シートが、エチ
レンビニルアルコールフィルムとアクリルフィルムとが
共押し出し法により積層されるように構成してもよい。
【0009】また、基体シートが、エチレンビニルアル
コールフィルムと図柄層が形成されたアクリルフィルム
とがラミネート方式により積層されるように構成しても
よい。
【0010】また、基体シートが、厚さ90〜230μmで
あるように構成してもよい。
【0011】また、エチレンビニルアルコールフィルム
が、厚さ1μm以上で、かつ、アクリルフィルムの1/
15〜1/3の厚さであるように構成してもよい。
【0012】また、エチレンビニルアルコールフィルム
が、無延伸タイプであるように構成してもよい。
【0013】また、基体シートのアクリルフィルム側の
面に接着層が形成されたものであるように構成してもよ
い。
【0014】また、この発明の絵付インサート成形品
は、請求項1〜8に記載の絵付インサートフィルムのア
クリルフィルム側が成形樹脂と一体化されるように構成
した。
【0015】上記の発明において、絵付インサートフィ
ルムの端部の絞りが2mm以上であるように構成してもよ
い。
【0016】
【発明の実施の形態】図面を参照しながらこの発明の実
施の形態について詳しく説明する。
【0017】図1は、この発明の絵付インサートフィル
ムを示す断面図である。図2は、この発明の絵付インサ
ート成形品を製造する工程の一実施例を示す断面図であ
る。図3は、この発明の絵付インサート成形品の一実施
例を示す断面図である。図中、1は絵付インサートフィ
ルム、2は基体シート、3はエチレンビニルアルコール
フィルム、4はアクリルフィルム、5は図柄層、6は成
形材料、7は金型、8は絵付インサート成形品である。
【0018】この発明の絵付インサートフィルム1は、
透明なエチレンビニルアルコールフィルム3と透明なア
クリルフィルム4とが積層された基体シート2のアクリ
ルフィルム4側の面に印刷層が形成されたものである
(図1参照)。
【0019】基体シート2は、透明なエチレンビニルア
ルコールフィルム3と透明なアクリルフィルム4とを積
層したものを用いる。エチレンビニルアルコールフィル
ム3は、耐候性があり、塩化ビニル可塑剤耐性が優れた
フィルムである。しかし、エチレンビニルアルコールフ
ィルム3は、吸湿性が高いために寸法安定性が悪く、エ
チレンビニルアルコールフィルム3単独で見当精度の高
い印刷をすることは適さない。また、アクリルフィルム
4は透明性に優れ、熱や光に強く、屋外で使用しても退
色したり光沢変化することが少ない。また、可塑剤を使
用せずとも耐汚染性に優れ、しかも成形加工性に優れ深
絞り加工できるという特性を有する。したがって、エチ
レンビニルアルコールフィルム3とアクリルフィルム4
との積層フィルムを基体シート2として用いることによ
り両者の長所を引き出すことができる。
【0020】エチレンビニルアルコールフィルム3とし
ては、深絞り加工性を得るため、無延伸タイプのものを
使用するのが好ましい。延伸タイプを使用すると絵付イ
ンサートフィルム1が伸びず、熱源の温度を高くして加
工すると絵付インサートフィルム1が溶けて穴があく恐
れがあるからである。また、アクリルフィルム4として
は、ポリメタクリル酸メチル樹脂、ポリメタクリル酸エ
チル樹脂、ポリアクリル酸ブチル樹脂、エチレン−アク
リル共重合体樹脂、エチレン酢酸ビニル−アクリル共重
合体樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、スチレン−アク
リル共重合体樹脂などからなるフィルムを用いるとよ
い。エチレンビニルアルコールフィルム3としては、エ
チレン共重合比率が25〜50mol%のエチレンビニルアル
コール共重合樹脂などからなるフィルムを用いるとよ
い。
【0021】基体シート2の厚みは、20〜1000μmとす
るのが好ましく、特に90〜230μmであるのが好まし
い。厚さが20μm未満であると、インサート成形時にシ
ワがはいりやすく、また絞り加工時において極度に伸ば
される部分でフィルムが破断しやすいという問題があ
る。また、1000μmを越えると、絞り加工するのに大き
な熱量が必要になり、また、エチレンビニルアルコール
フィルム3やアクリルフィルム4の材料費も高くなると
いう不具合がある。エチレンビニルアルコールフィルム
3の厚みは1μm以上で、かつ、アクリルフィルム4の
厚みの1/15〜1/3であるのが好ましい。エチレン
ビニルアルコールフィルム3の厚みが1μm未満では、
十分な塩化ビニル可塑剤耐性が得られず、また、エチレ
ンビニルアルコールフィルム3そのものを製膜するのが
困難である。アクリルフィルム4の厚みの1/3を越え
ると、エチレンビニルアルコールの吸湿による寸法変化
の影響が大きくなり、基体シート2に歪みが生じたり、
接合面から剥がれたりする恐れがある。また、アクリル
フィルム4の厚みの1/15未満であると、ラミネート
加工の際、フィルムの厚みの差が大きいためにうまく貼
り合わせるのが困難となる恐れがある。アクリルフィル
ム4の厚みは、200μm以下であることが好ましい。ア
クリルフィルム4の厚みが200μmを越えると、絵付イ
ンサートフィルム1をロールに巻きにくくなり、印刷作
業性が低下する。特に好適な組み合わせは、次のとおり
である。
【0022】 エチレンビニルアルコールフィルム アクリルフィルム 合計 −−−−−−−−−−−−−−−− −−−−−−−− −−−−− 15μm 80μm 95μm 15μm 125μm 140μm 15μm 200μm 215μm 20μm 80μm 100μm 20μm 125μm 145μm 20μm 200μm 220μm 25μm 80μm 105μm 25μm 125μm 150μm 25μm 200μm 225μm
【0023】エチレンビニルアルコールフィルム3とア
クリルフィルム4とを積層するには、アクリルフィルム
4に図柄層5などの印刷をした後に、各種ラミネート方
式などによりエチレンビニルアルコールフィルム3を貼
合わせる方法を用いることができる。この場合、図柄層
5はアクリルフィルム4とエチレンビニルアルコールフ
ィルム3との間に挟まれるよう構成してもよい(図示せ
ず)。また、エチレンビニルアルコールフィルム3とア
クリルフィルム4とを積層するには、アクリルフィルム
4とエチレンビニルアルコールフィルム3が積層された
積層フィルムを共押し出し法などにより製膜した後、ア
クリルフィルム4側に図柄層5などの印刷を行ってもよ
い。この場合、各種ラミネート方式の工程で発生するフ
ィルムの厚みの差が大きいために生じるしわや泡かみが
なく、また、ラミネート用接着剤を使う必要がないとい
うメリットがある。
【0024】図柄層5は、基体シート2のアクリルフィ
ルム4上に設ける。
【0025】図柄層5は、剥離層の上に、通常は印刷層
として形成する。印刷層の材質としては、ポリビニル系
樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリ
ル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリビニルアセタール
系樹脂、ポリエステルウレタン系樹脂、セルロースエス
テル系樹脂、アルキド樹脂などの樹脂をバインダーと
し、適切な色の顔料または染料を着色剤として含有する
着色インキを用いるとよい。印刷層の形成方法として
は、オフセット印刷法、グラビア印刷法、スクリーン印
刷法などの通常の印刷法などを用いるとよい。特に、多
色刷りや階調表現を行うには、オフセット印刷法やグラ
ビア印刷法が適している。また、単色の場合には、グラ
ビアコート法、ロールコート法、コンマコート法などの
コート法を採用することもできる。印刷層は、表現した
い図柄に応じて、全面的に設ける場合や部分的に設ける
場合もある。
【0026】図柄層5の厚みは、0.5〜50μmの範囲で
形成するとよい。0.5μmより薄いと、隠蔽性の高い顔
料であっても、伸ばされると透けてしまい、成形樹脂の
色の影響を受けてしまう。50μmより厚いと、残留溶剤
が揮発しにくくなり、アクリルフィルム4を侵して引張
強度や折曲強度などの機械的強度を低下させてしまう。
【0027】また、図柄層5は、金属薄膜層からなるも
の、あるいは印刷層と金属薄膜層との組み合わせからな
るものでもよい。金属薄膜層は、図柄層5として金属光
沢を表現するためのものであり、真空蒸着法、スパッタ
ーリング法、イオンプレーティング法、鍍金法などで形
成する。表現したい金属光沢色に応じて、アルミニウ
ム、ニッケル、金、白金、クロム、鉄、銅、スズ、イン
ジウム、銀、チタニウム、鉛、亜鉛などの金属、これら
の合金または化合物を使用する。部分的な金属薄膜層を
形成する場合の一例としては、金属薄膜層を必要としな
い部分に溶剤可溶性樹脂層を形成した後、その上に全面
的に金属薄膜を形成し、溶剤洗浄を行って溶剤可溶性樹
脂層と共に不要な金属薄膜を除去する方法がある。この
場合によく用いる溶剤は、水または水溶液である。ま
た、別の一例としては、全面的に金属薄膜を形成し、次
に金属薄膜を残しておきたい部分にレジスト層を形成
し、酸またはアルカリでエッチングを行い、レジスト層
を除去する方法がある。なお、金属薄膜層を設ける際
に、他の転写層と金属薄膜層との密着性を向上させるた
めに、前アンカー層や後アンカー層を設けてもよい。前
アンカー層および後アンカー層の材質としては、2液性
硬化ウレタン樹脂、熱硬化ウレタン樹脂、メラミン系樹
脂、セルロースエステル系樹脂、塩素含有ゴム系樹脂、
塩素含有ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹
脂、ビニル系共重合体樹脂樹脂などを使用するとよい。
前アンカー層および後アンカー層の形成方法としては、
グラビアコート法、ロールコート法、コンマコート法な
どのコート法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法など
の印刷法がある。
【0028】接着層は、成形品に上記の各層を接着する
層である(図示せず)。接着層としては、成形品の素材
に適した感熱性あるいは感圧性の樹脂を適宜使用する。
たとえば、成形品の材質がアクリル系樹脂の場合はアク
リル系樹脂を用いるとよい。また、成形品の材質がポリ
フェニレンオキシド・ポリスチレン系樹脂、ポリカーボ
ネート系樹脂、スチレン共重合体系樹脂、ポリスチレン
系ブレンド樹脂の場合は、これらの樹脂と親和性のある
アクリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹
脂などを使用すればよい。さらに、成形品の材質がポリ
プロピレン樹脂の場合は、塩素化ポリオレフィン樹脂、
塩素化エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、環化ゴム、
クマロンインデン樹脂が使用可能である。接着層の形成
方法としては、グラビアコート法、ロールコート法、コ
ンマコート法などのコート法、グラビア印刷法、スクリ
ーン印刷法などの印刷法がある。接着層の乾燥膜厚は、
0.5〜10μmとするのが一般的である。
【0029】なお、上記の絵付インサートフィルム1の
層構成は、絵付インサートフィルム1の一例であり、こ
のほかの層構成であってもよい。たとえば、図柄層5の
材質として成形材料6との接着層性に優れたものを使用
する場合には、接着層を省略することができる(図1参
照)。
【0030】以上のような構成の絵付インサートフィル
ム1を用い、絵付インサート成形品8を得るには、次の
ような方法で行うとよい。
【0031】絵付インサートフィルム1を、インサート
フィルム送り装置などを使用して、成形樹脂射出口を有
するコア型と、深絞りのための凹部を有するキャビティ
型との間に配置し、クランプなどの手段でキャビティ型
の周囲に固定する。次に、熱源により絵付インサートフ
ィルム1を加熱軟化させるとともにキャビティ型側から
真空吸引してキャビティ型の表面に密着させる(図2参
照)。キャビティ型とコア型を型締めし、絵付インサー
トフィルム1とコア型との間に密閉空間を形成する。こ
の空間に溶融した成形樹脂を射出する。成形樹脂として
は、アクリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアクリ
ロニトリルスチレン系樹脂、ポリアクリロニトリルブタ
ジエンスチレン系樹脂などを用いるとよい。キャビティ
型とコア型を型開きすれば、絵付インサートフィルム1
と成形樹脂とが一体化された絵付インサート成形品8を
得ることができる(図3参照)。
【0032】また、次のようにして絵付インサート成形
品8を得ることができる。まず、絵付インサートフィル
ム1を、深絞りのための凹部を有する予備成形型にクラ
ンプなどの手段で固定し、次に、熱源により絵付インサ
ートフィルム1を加熱軟化させるとともに予備成形型側
から真空吸引して予備成形型の表面に密着させる。次い
で真空吸引を解除し、予備成形型から絵付インサートフ
ィルム1を取り出す。このようにして、深絞り加工した
絵付インサートフィルム1を得ることができる。次い
で、予備成形した絵付インサートフィルム1を、成形樹
脂射出口を有するコア型と、深絞りのための凹部を有す
るキャビティ型との間に配置し、クランプなどの手段で
キャビティ型の周囲に固定する。次に、キャビティ型と
コア型を型締めし、絵付インサートフィルム1とコア型
との間に密閉空間を形成する(図2参照)。この空間に
溶融した成形樹脂を射出し、キャビティ型とコア型を型
開きすれば、絵付インサートフィルム1と成形樹脂とが
一体化された絵付インサート成形品8を得ることができ
る(図3参照)。
【0033】
【実施例】
実施例1 厚さ25μmの無延伸エチレンビニルアルコールフィルム
と厚さ125μmのポリメタクリル酸メチルフィルムを共
押出し製膜法で積層して厚さ150μmの基体シートと
し、ポリ塩化ビニル樹脂からなるバインダー60重量%
と、墨、茶、黄の各色の顔料40重量%とからなるインキ
を用い、絵柄層をグラビア印刷法で各色を順次木目模様
として印刷し、絵付インサートフィルムを得た。
【0034】次に、絵付インサートフィルムを金型内に
配置し、成形樹脂温度220〜250℃、金型温度40〜60℃の
条件において、無色透明のアクリロニトリルブタジエン
ポリスチレン共重合体樹脂を成形樹脂としてインサート
成形を行って絵付インサート成形品を得た。
【0035】このようにして得た絵付インサート成形品
は、厚さ1mmで可塑剤としてフタル酸ジオクチルを70重
量%配合した塩化ビニルフィルムを表面に載置して200g
/cm2の荷重をかけ110℃4時間の環境下でもまったく異
常が認められなかった。比較例として基体シートがポリ
メタクリル酸メチルフィルムであるほかは実施例1と同
様にして得た成形品の場合、その表面が白化し、一部で
融着した。
【0036】実施例2 厚さ125μmのポリメタクリル酸メチルフィルムに、実
施例1と同様にして図柄層を印刷した。次いで、このフ
ィルムの図柄層側に、厚さ20μmの無延伸エチレンビニ
ルアルコールフィルムを、ウレタン二液硬化インキを接
着剤としてドライラミネート方式で積層して厚さ145μ
mの基体シートとし、絵付インサートフィルムを得た。
【0037】次に、成形樹脂として茶色のポリメタクリ
ル酸メチルを用い、その他の条件は実施例1と同様にし
てインサート成形を行い、絵付インサート成形品を得
た。
【0038】このようにして得た絵付インサート成形品
は、実施例1と同様の試験下においてもまったく異常が
認められなかった。また、デザイン面では、図柄層と成
形樹脂との間にポリメタクリル酸メチルフィルムがある
ので、図柄が浮き出る美麗なものであった。
【0039】
【発明の効果】この発明は、前記した構成からなるの
で、次のような効果を有する。
【0040】基体シートのうちエチレンビニルアルコー
ルフィルムは塩化ビニル可塑剤耐性に優れ、アクリルフ
ィルムは寸法安定性に優れたものである。したがって、
これらを積層した基体フィルムを用いたので、この発明
の絵付インサートフィルムは、塩化ビニル可塑剤耐性、
寸法安定性、深絞り加工性に優れている。
【0041】また、エチレンビニルアルコールフィルム
とアクリルフィルムを積層した絵付インサートフィルム
を用いて製造したインサート成形品は、塩化ビニル製品
が表面についても、侵されない優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の絵付インサートフィルムの一実施例
を示す断面図である。
【図2】この発明の絵付インサート成形品を製造する工
程の一実施例を示す断面図である。
【図3】この発明の絵付インサート成形品の一実施例を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 絵付インサートフィルム 2 基体シート 3 エチレンビニルアルコールフィルム 4 アクリルフィルム 5 図柄層 6 成形材料 7 金型 8 絵付インサート成形品

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明なエチレンビニルアルコールフィル
    ムと透明なアクリルフィルムとが積層された基体シート
    のアクリルフィルム側の面に図柄層が形成されたことを
    特徴とする絵付インサートフィルム。
  2. 【請求項2】 透明なエチレンビニルアルコールフィル
    ムと透明なアクリルフィルムとが積層された基体シート
    の間に図柄層が形成されたことを特徴とする絵付インサ
    ートフィルム。
  3. 【請求項3】 基体シートが、エチレンビニルアルコー
    ルフィルムとアクリルフィルムとが共押し出し法により
    積層されたものである請求項1に記載の絵付インサート
    フィルム。
  4. 【請求項4】 基体シートが、エチレンビニルアルコー
    ルフィルムと図柄層が形成されたアクリルフィルムとが
    ラミネート方式により積層されたものである請求項1ま
    たは2のいずれかに記載の絵付インサートフィルム。
  5. 【請求項5】 基体シートが、厚さ90〜230μmである
    請求項1〜4のいずれかに記載の絵付インサートフィル
    ム。
  6. 【請求項6】 エチレンビニルアルコールフィルムが、
    厚さ1μm以上で、かつ、アクリルフィルムの1/15
    〜1/3の厚さである請求項1〜5のいずれかに記載の
    絵付インサートフィルム。
  7. 【請求項7】 エチレンビニルアルコールフィルムが、
    無延伸タイプである請求項1〜6に記載の絵付インサー
    トフィルム。
  8. 【請求項8】 基体シートのアクリルフィルム側の面に
    接着層が形成されたものである請求項1〜7に記載の絵
    付インサートフィルム。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8に記載の絵付インサートフ
    ィルムのアクリルフィルム側が成形樹脂と一体化された
    ことを特徴とする絵付インサート成形品。
  10. 【請求項10】 絵付インサートフィルムの端部の絞り
    が2mm以上である請求項9に記載の絵付インサート成形
    品。
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