JPH10160346A - 乾燥装置 - Google Patents
乾燥装置Info
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- JPH10160346A JPH10160346A JP32061396A JP32061396A JPH10160346A JP H10160346 A JPH10160346 A JP H10160346A JP 32061396 A JP32061396 A JP 32061396A JP 32061396 A JP32061396 A JP 32061396A JP H10160346 A JPH10160346 A JP H10160346A
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- Drying Of Solid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】乾燥時間の短縮、被乾燥物表面のしみの発生防
止を可能とする。 【解決手段】乾燥槽1の内部には螺旋状の乾燥路4が固
設され、上部開口が円板状の蓋2によって略密閉され
る。乾燥路4の上端部は乾燥槽1の上部の被乾燥物排出
口8を通して乾燥槽1の外部に突出する。乾燥槽1の下
部には乾燥路4と連通し被乾燥物が投入される被乾燥物
投入口6が開口する。熱風導入口3には熱風導入管15
が接続され、熱風発生機5からの乾燥した熱風が乾燥槽
1内に導入される。加振器7によって乾燥槽1が周方向
及び上下方向に振動し、被乾燥物は乾燥路4上を転動す
る。この過程で被乾燥物に付着している水分量の大部分
が主に振動によって除去される。被乾燥物が搬送される
方向と熱風が通過する方向とが逆方向となるために被乾
燥物に対する熱風の相対速度を大きくできることとの複
合作用によって、極めて急速に乾燥を行うことができ
る。
止を可能とする。 【解決手段】乾燥槽1の内部には螺旋状の乾燥路4が固
設され、上部開口が円板状の蓋2によって略密閉され
る。乾燥路4の上端部は乾燥槽1の上部の被乾燥物排出
口8を通して乾燥槽1の外部に突出する。乾燥槽1の下
部には乾燥路4と連通し被乾燥物が投入される被乾燥物
投入口6が開口する。熱風導入口3には熱風導入管15
が接続され、熱風発生機5からの乾燥した熱風が乾燥槽
1内に導入される。加振器7によって乾燥槽1が周方向
及び上下方向に振動し、被乾燥物は乾燥路4上を転動す
る。この過程で被乾燥物に付着している水分量の大部分
が主に振動によって除去される。被乾燥物が搬送される
方向と熱風が通過する方向とが逆方向となるために被乾
燥物に対する熱風の相対速度を大きくできることとの複
合作用によって、極めて急速に乾燥を行うことができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被乾燥物の表面に
付着した水などの液体を乾燥させる乾燥装置に関するも
のである。
付着した水などの液体を乾燥させる乾燥装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、金属、プラスチック、セラミッ
クなどの材料からなる対象物の表面には、対象物が持つ
本来の性質や性能を妨げる物質(以下これを汚れとい
う)が付着しており、本来の性質や性能を確保するため
に、水等の液体を用いてこれらの汚れを除去することが
行われている(通常、このような処理は洗浄と呼ばれ
る)。そして、このような液体による洗浄を行った場合
には洗浄に用いられた液体が対象物の表面に付着してい
るので、従来より、このような液体を乾燥させて対象物
の表面を清浄するために乾燥装置が用いられている。
クなどの材料からなる対象物の表面には、対象物が持つ
本来の性質や性能を妨げる物質(以下これを汚れとい
う)が付着しており、本来の性質や性能を確保するため
に、水等の液体を用いてこれらの汚れを除去することが
行われている(通常、このような処理は洗浄と呼ばれ
る)。そして、このような液体による洗浄を行った場合
には洗浄に用いられた液体が対象物の表面に付着してい
るので、従来より、このような液体を乾燥させて対象物
の表面を清浄するために乾燥装置が用いられている。
【0003】従来、最も広く利用されている乾燥装置に
は、遠心脱水熱風乾燥(以下遠心乾燥という)方式のも
のがある。これは、被乾燥物を遠心乾燥機の内かごに入
れ、該内かごを高速で回転することにより、付着した液
体を振り飛ばす(脱水)と同時に熱風を送って、乾燥さ
せるものである。この技術を利用すると、脱水作用と熱
風作用とを併用して乾燥を行なっているため、乾燥時間
を比較的短くできるとともに乾燥に要するエネルギを少
なくすることができるという利点を有する。しかしなが
ら、この従来装置では充分な遠心力が働くまでに被乾燥
物が飛び跳ね、被乾燥物同士が衝突しあったり、かご内
に衝突するため、被乾燥物が変形しやすいという欠点を
有している。また、乾燥かごから被乾燥物を取り出すに
は乾燥かごが筒状であるため、被乾燥物にきずを付けず
に取り出すには特殊な取り出し装置が必要となり、装置
全体が複雑になるという欠点もあった。
は、遠心脱水熱風乾燥(以下遠心乾燥という)方式のも
のがある。これは、被乾燥物を遠心乾燥機の内かごに入
れ、該内かごを高速で回転することにより、付着した液
体を振り飛ばす(脱水)と同時に熱風を送って、乾燥さ
せるものである。この技術を利用すると、脱水作用と熱
風作用とを併用して乾燥を行なっているため、乾燥時間
を比較的短くできるとともに乾燥に要するエネルギを少
なくすることができるという利点を有する。しかしなが
ら、この従来装置では充分な遠心力が働くまでに被乾燥
物が飛び跳ね、被乾燥物同士が衝突しあったり、かご内
に衝突するため、被乾燥物が変形しやすいという欠点を
有している。また、乾燥かごから被乾燥物を取り出すに
は乾燥かごが筒状であるため、被乾燥物にきずを付けず
に取り出すには特殊な取り出し装置が必要となり、装置
全体が複雑になるという欠点もあった。
【0004】上記遠心乾燥方式の従来装置が有する欠点
を補う他の従来装置として、被乾燥物をネット状になっ
た搬送用コンベアに載置し、このコンベアを加熱トンネ
ルを通過させるようにしたものがあり、この従来装置で
はネットにより被乾燥物の水切りを行なった後、加熱ト
ンネルで加熱乾燥するようにしている。この場合、上記
遠心乾燥方式の従来装置で発生した被乾燥物同士やかご
内面との衝突による被乾燥物の変形が発生しないという
利点を有している。しかしながら、この従来装置では、
ネット上で重力による水切り作用しかないため、洗浄時
に被乾燥物に付着した液体量のほとんどを加熱トンネル
内で蒸発乾燥させなければならず、加熱エネルギ量も多
く必要とし、乾燥時間も大となる。そのために設備も長
大なものとなるとともに被乾燥物が、金属部材の場合
(とくに鉄製部材に顕著であるが)、液体(例えば、
水)が付着した状態で長時間加熱されるため、錆発生の
危険が高まるといった欠点があった。
を補う他の従来装置として、被乾燥物をネット状になっ
た搬送用コンベアに載置し、このコンベアを加熱トンネ
ルを通過させるようにしたものがあり、この従来装置で
はネットにより被乾燥物の水切りを行なった後、加熱ト
ンネルで加熱乾燥するようにしている。この場合、上記
遠心乾燥方式の従来装置で発生した被乾燥物同士やかご
内面との衝突による被乾燥物の変形が発生しないという
利点を有している。しかしながら、この従来装置では、
ネット上で重力による水切り作用しかないため、洗浄時
に被乾燥物に付着した液体量のほとんどを加熱トンネル
内で蒸発乾燥させなければならず、加熱エネルギ量も多
く必要とし、乾燥時間も大となる。そのために設備も長
大なものとなるとともに被乾燥物が、金属部材の場合
(とくに鉄製部材に顕著であるが)、液体(例えば、
水)が付着した状態で長時間加熱されるため、錆発生の
危険が高まるといった欠点があった。
【0005】また、上述したいずれの従来装置にも共通
していることであるが、乾燥時に被乾燥物同士が重なり
合った状態で乾燥されることが多々あり、この場合に
は、重なりあった部分の液体は最後まで残る可能性が非
常に高い。そのために、被乾燥物同士の重なりあった部
分には、液体が乾燥した後の残留物(水の場合であれば
水垢)が溜まりやすく、最終的には、被乾燥物同士の重
なった部分にしみが残ってしまい、確実な洗浄乾燥を行
なうことができないという重大な欠点があった。
していることであるが、乾燥時に被乾燥物同士が重なり
合った状態で乾燥されることが多々あり、この場合に
は、重なりあった部分の液体は最後まで残る可能性が非
常に高い。そのために、被乾燥物同士の重なりあった部
分には、液体が乾燥した後の残留物(水の場合であれば
水垢)が溜まりやすく、最終的には、被乾燥物同士の重
なった部分にしみが残ってしまい、確実な洗浄乾燥を行
なうことができないという重大な欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の乾
燥装置では、バッチ処理となるために乾燥処理に要する
時間が長くなるという問題や、1回の乾燥に要する乾燥
時間を短くすると被乾燥物の変形が発生しやすくなり、
この変形発生を防止しようとすれば、乾燥時間が長くな
るという相反した問題があるとともに、いずれの乾燥方
式を採用しても重なった状態で乾燥された被乾燥物の重
なり部分で発生するしみを防止することができないとい
う問題があった。
燥装置では、バッチ処理となるために乾燥処理に要する
時間が長くなるという問題や、1回の乾燥に要する乾燥
時間を短くすると被乾燥物の変形が発生しやすくなり、
この変形発生を防止しようとすれば、乾燥時間が長くな
るという相反した問題があるとともに、いずれの乾燥方
式を採用しても重なった状態で乾燥された被乾燥物の重
なり部分で発生するしみを防止することができないとい
う問題があった。
【0007】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、乾燥時間の短縮ならびに被乾燥物表面のしみ
の発生防止を可能とした乾燥装置を提供しようとするも
のである。
のであり、乾燥時間の短縮ならびに被乾燥物表面のしみ
の発生防止を可能とした乾燥装置を提供しようとするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、上下方向の中心線を有するとと
もに略密閉された断面円形の中空体から成る乾燥槽と、
乾燥槽の上部に設けられた熱風導入口と、乾燥槽の内周
面に沿う螺旋状に形成された乾燥路と、熱風導入口より
乾燥路の中に熱風を送風する熱風発生機と、乾燥槽の熱
風導入口よりも下方に設けられて被乾燥物が投入される
被乾燥物投入口と、被乾燥物投入口より投入された被乾
燥物が乾燥路の上で上昇方向に搬送されるように乾燥槽
に対して上下方向および周方向の振動を与える加振器
と、乾燥槽の上部に設けられて乾燥路を搬送されてくる
被乾燥物が乾燥槽の外に排出される被乾燥物排出口とを
備えたことを特徴とし、乾燥槽の下部から被乾燥物を投
入し上部から排出するとともに、乾燥槽の上部から熱風
を導入しているため、表面に液体が付着した被乾燥物を
乾燥槽の下部で転動させることで付着した液体を徐々に
除去し、被乾燥物の表面に付着した液体をある程度除去
した後に、乾燥槽の上部の高温の熱風に触れさせて被乾
燥物を完全に乾燥させることができる。その結果、比較
的に少ない熱量で被乾燥物を完全に乾燥させることが可
能となり、熱風の発生に要するエネルギ量を減少させる
ことができる。しかも、被乾燥物の表面の液体を振動に
よってある程度除去してから高温乾燥させるから、水滴
が残った状態で高温乾燥させる場合に比較して被乾燥物
の表面にしみが残る可能性がほとんどない。さらに、被
乾燥物を一方向に搬送して乾燥を行うので、乾燥処理を
連続して行うことができ、従来のバッチ処理に比較して
乾燥処理に要する時間を短縮することができる。
目的を達成するために、上下方向の中心線を有するとと
もに略密閉された断面円形の中空体から成る乾燥槽と、
乾燥槽の上部に設けられた熱風導入口と、乾燥槽の内周
面に沿う螺旋状に形成された乾燥路と、熱風導入口より
乾燥路の中に熱風を送風する熱風発生機と、乾燥槽の熱
風導入口よりも下方に設けられて被乾燥物が投入される
被乾燥物投入口と、被乾燥物投入口より投入された被乾
燥物が乾燥路の上で上昇方向に搬送されるように乾燥槽
に対して上下方向および周方向の振動を与える加振器
と、乾燥槽の上部に設けられて乾燥路を搬送されてくる
被乾燥物が乾燥槽の外に排出される被乾燥物排出口とを
備えたことを特徴とし、乾燥槽の下部から被乾燥物を投
入し上部から排出するとともに、乾燥槽の上部から熱風
を導入しているため、表面に液体が付着した被乾燥物を
乾燥槽の下部で転動させることで付着した液体を徐々に
除去し、被乾燥物の表面に付着した液体をある程度除去
した後に、乾燥槽の上部の高温の熱風に触れさせて被乾
燥物を完全に乾燥させることができる。その結果、比較
的に少ない熱量で被乾燥物を完全に乾燥させることが可
能となり、熱風の発生に要するエネルギ量を減少させる
ことができる。しかも、被乾燥物の表面の液体を振動に
よってある程度除去してから高温乾燥させるから、水滴
が残った状態で高温乾燥させる場合に比較して被乾燥物
の表面にしみが残る可能性がほとんどない。さらに、被
乾燥物を一方向に搬送して乾燥を行うので、乾燥処理を
連続して行うことができ、従来のバッチ処理に比較して
乾燥処理に要する時間を短縮することができる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、少なくとも被乾燥物投入口に近い乾燥槽下部におけ
る乾燥路の底部に多数の水切孔が穿孔されて成ることを
特徴とし、転動により被乾燥物から除去された液体を水
切孔から乾燥路の外へ排出することができる。請求項3
の発明は、請求項2の発明において、乾燥路に沿って螺
旋状に形成され、水切孔から滴下する液体を受ける受け
樋を備えたことを特徴とし、被乾燥物から除去されて水
切孔から乾燥路の外へ排出された液体が再度乾燥路上の
被乾燥物に付着するのを防ぐことができる。
て、少なくとも被乾燥物投入口に近い乾燥槽下部におけ
る乾燥路の底部に多数の水切孔が穿孔されて成ることを
特徴とし、転動により被乾燥物から除去された液体を水
切孔から乾燥路の外へ排出することができる。請求項3
の発明は、請求項2の発明において、乾燥路に沿って螺
旋状に形成され、水切孔から滴下する液体を受ける受け
樋を備えたことを特徴とし、被乾燥物から除去されて水
切孔から乾燥路の外へ排出された液体が再度乾燥路上の
被乾燥物に付着するのを防ぐことができる。
【0010】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、乾燥路の底部における適所に上方へ突出する突起部
を設けたことを特徴とし、突起部によって乾燥路の底部
に凹凸が形成されるため、乾燥路に対する被乾燥物の滑
り止めが可能となる。請求項5の発明は、請求項1の発
明において、乾燥槽の外周面に断熱材を配設したことを
特徴とし、熱風による高温が乾燥槽の壁面より外部へ逃
げるのを防ぎ、乾燥の効率を上げることができる。
て、乾燥路の底部における適所に上方へ突出する突起部
を設けたことを特徴とし、突起部によって乾燥路の底部
に凹凸が形成されるため、乾燥路に対する被乾燥物の滑
り止めが可能となる。請求項5の発明は、請求項1の発
明において、乾燥槽の外周面に断熱材を配設したことを
特徴とし、熱風による高温が乾燥槽の壁面より外部へ逃
げるのを防ぎ、乾燥の効率を上げることができる。
【0011】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、乾燥槽内における乾燥路より内側に熱風を遮蔽する
遮蔽体を設けたことを特徴とし、遮蔽体によって熱風を
乾燥路の部分に集中させ、乾燥の効率を上げることがで
きる。
て、乾燥槽内における乾燥路より内側に熱風を遮蔽する
遮蔽体を設けたことを特徴とし、遮蔽体によって熱風を
乾燥路の部分に集中させ、乾燥の効率を上げることがで
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態により詳
細に説明する。本発明に係る乾燥装置Aは、例えば、図
8に示すような表面処理システムの最終工程において被
処理物の表面に残留している水分を乾燥させる乾燥工程
に用いられる。ここで、上記表面処理システムについて
簡単に説明する。
細に説明する。本発明に係る乾燥装置Aは、例えば、図
8に示すような表面処理システムの最終工程において被
処理物の表面に残留している水分を乾燥させる乾燥工程
に用いられる。ここで、上記表面処理システムについて
簡単に説明する。
【0013】図8に示す表面処理システムは、脱脂→メ
ッキ→後処理という順で表面処理工程を有し、各表面処
理工程ごとにすすぎ工程を有し、かつ後処理を施しすす
ぎを行った後に本発明に係る乾燥装置による乾燥工程を
有するものである。したがって、乾燥工程を除いて合計
6個の処理槽30a〜30fを備えている。各表面処理
工程の処理槽30a,30c,30eからすすぎ工程の
処理槽30b,30d,30fへの被処理物の受け渡し
は、シュート31によって行う。つまり、処理槽30
a,30c,30eから排出された被処理物をシュート
31から落下させ、処理槽30b,30d,30fに設
けたシュート32でこれを受けることによって処理槽3
0b,30d,30fに導入する。また、処理槽30
b,30dから処理槽30c,30eへの被処理物の受
け渡しは、人手を伴わずにシュートを用いたり、図示し
ないコンベアを用いることが可能である。なお、各表面
処理工程の処理槽30a,30c,30eからは排気ダ
クト33を通して排気が行われており、また、すすぎ工
程の各処理槽30b,30d,30fで使用する水は、
すすぎ後の水を再処理装置34において再処理して供給
されている。
ッキ→後処理という順で表面処理工程を有し、各表面処
理工程ごとにすすぎ工程を有し、かつ後処理を施しすす
ぎを行った後に本発明に係る乾燥装置による乾燥工程を
有するものである。したがって、乾燥工程を除いて合計
6個の処理槽30a〜30fを備えている。各表面処理
工程の処理槽30a,30c,30eからすすぎ工程の
処理槽30b,30d,30fへの被処理物の受け渡し
は、シュート31によって行う。つまり、処理槽30
a,30c,30eから排出された被処理物をシュート
31から落下させ、処理槽30b,30d,30fに設
けたシュート32でこれを受けることによって処理槽3
0b,30d,30fに導入する。また、処理槽30
b,30dから処理槽30c,30eへの被処理物の受
け渡しは、人手を伴わずにシュートを用いたり、図示し
ないコンベアを用いることが可能である。なお、各表面
処理工程の処理槽30a,30c,30eからは排気ダ
クト33を通して排気が行われており、また、すすぎ工
程の各処理槽30b,30d,30fで使用する水は、
すすぎ後の水を再処理装置34において再処理して供給
されている。
【0014】以下、本発明に係る乾燥装置の実施形態を
図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明の技術的
思想は、上述のような表面処理システムの乾燥工程に用
いられる乾燥装置以外にも適用可能である。また、以下
の実施形態の説明では上記被処理物は被乾燥物と呼ぶこ
ととする。 (実施形態1)図1は本実施形態を示す一部破断した正
面図、同じく図2は後述する蓋2を取った状態の一部破
断した平面図である。
図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明の技術的
思想は、上述のような表面処理システムの乾燥工程に用
いられる乾燥装置以外にも適用可能である。また、以下
の実施形態の説明では上記被処理物は被乾燥物と呼ぶこ
ととする。 (実施形態1)図1は本実施形態を示す一部破断した正
面図、同じく図2は後述する蓋2を取った状態の一部破
断した平面図である。
【0015】本実施形態の乾燥装置Aは、上下方向の中
心線を有するとともに略密閉された断面円形の中空体か
ら成る乾燥槽1と、乾燥槽1の上部に設けられた熱風導
入口3と、乾燥槽1の内周面に沿う螺旋状に形成された
乾燥路4と、熱風導入口3より乾燥路4の中に熱風を送
風する熱風発生機5と、乾燥槽1の熱風導入口3よりも
下方に設けられて被乾燥物が投入される被乾燥物投入口
6と、被乾燥物投入口6より投入された被乾燥物が乾燥
路4の上で上昇方向に搬送されるように乾燥槽1に対し
て上下方向および周方向の振動を与える加振器7と、乾
燥槽1の上部に設けられて乾燥路4を搬送されてくる被
乾燥物が乾燥槽1の外に排出される被乾燥物排出口8と
を備えている。
心線を有するとともに略密閉された断面円形の中空体か
ら成る乾燥槽1と、乾燥槽1の上部に設けられた熱風導
入口3と、乾燥槽1の内周面に沿う螺旋状に形成された
乾燥路4と、熱風導入口3より乾燥路4の中に熱風を送
風する熱風発生機5と、乾燥槽1の熱風導入口3よりも
下方に設けられて被乾燥物が投入される被乾燥物投入口
6と、被乾燥物投入口6より投入された被乾燥物が乾燥
路4の上で上昇方向に搬送されるように乾燥槽1に対し
て上下方向および周方向の振動を与える加振器7と、乾
燥槽1の上部に設けられて乾燥路4を搬送されてくる被
乾燥物が乾燥槽1の外に排出される被乾燥物排出口8と
を備えている。
【0016】乾燥槽1は、中心線を上下方向として配置
される有底円筒状であって、内部には螺旋状の乾燥路4
が固設されるとともに、外周部には内部の熱を逃がさな
いための断熱材10が配設され、上部開口が円板状の蓋
2によって閉塞されて略密閉されている。乾燥路4は乾
燥槽1の周壁に一端部が固着された平板状の床片4a
と、床片4aの内側縁から上方に突出した側片4bとを
連続一体に備え、乾燥槽1の周壁と乾燥路4とによって
樋状の経路が形成される。また、乾燥路4の上端部は、
乾燥槽1の上部の周壁に開口する被乾燥物排出口8を通
して乾燥槽1の外部に突出する。さらに、図3に示すよ
うに、床片4aには多数の略矩形の透孔4cが2列に並
設されるとともにその上に金網9が敷設されている。図
示しない被乾燥物は床片4a(金網9)の上に載置され
ることによって樋状の経路を搬送されることになる。
される有底円筒状であって、内部には螺旋状の乾燥路4
が固設されるとともに、外周部には内部の熱を逃がさな
いための断熱材10が配設され、上部開口が円板状の蓋
2によって閉塞されて略密閉されている。乾燥路4は乾
燥槽1の周壁に一端部が固着された平板状の床片4a
と、床片4aの内側縁から上方に突出した側片4bとを
連続一体に備え、乾燥槽1の周壁と乾燥路4とによって
樋状の経路が形成される。また、乾燥路4の上端部は、
乾燥槽1の上部の周壁に開口する被乾燥物排出口8を通
して乾燥槽1の外部に突出する。さらに、図3に示すよ
うに、床片4aには多数の略矩形の透孔4cが2列に並
設されるとともにその上に金網9が敷設されている。図
示しない被乾燥物は床片4a(金網9)の上に載置され
ることによって樋状の経路を搬送されることになる。
【0017】乾燥槽1の下部には、乾燥路4の下端部と
連通し被乾燥物が投入される被乾燥物投入口6が開口さ
せてある。また、被乾燥物投入口6には、漏斗状のシュ
ート14が貫通して取着されており、被乾燥物が被乾燥
物投入口6に投入し易いようになっている。なお、被乾
燥物投入口6よりも下方の乾燥路4の下端部は、床片4
aに敷設された金網9の端部が溶接されることで塞がれ
ている。
連通し被乾燥物が投入される被乾燥物投入口6が開口さ
せてある。また、被乾燥物投入口6には、漏斗状のシュ
ート14が貫通して取着されており、被乾燥物が被乾燥
物投入口6に投入し易いようになっている。なお、被乾
燥物投入口6よりも下方の乾燥路4の下端部は、床片4
aに敷設された金網9の端部が溶接されることで塞がれ
ている。
【0018】乾燥槽1の下面には加振器7の加振台11
が一体に結合されている。加振台11は防振ばね12を
介して据付台13の上に載置され、加振台11の振動が
防振ばね12により減衰して据付台13にはほとんど伝
達されないようにしてある。つまり、据付台12を置い
た床に伝達される振動を低減してある。加振台11には
平板状の振動モータ17が取り付けられる。この振動モ
ータ17は、モータ17aの回転軸に錘を偏心させて取
り付けるとともにモータ17aと錘とをモータハウジン
グに収納したものである。したがって、モータ17aの
回転に伴ってモータ17aの回転軸に略直交する平面内
でモータハウジングが振動することになる。このような
振動モータ17の回転軸が上下方向に対して傾斜するよ
うに加振台11に取り付けられることにより、振動モー
タ17の動作に伴って乾燥槽1を上下方向及び周方向に
振動させることが可能となる。つまり、振動モータ17
の傾きを調節することによって、振動モータ17の回転
軸が上下方向に近いほど乾燥槽1の周方向の振動成分が
多くなり、振動モータ17の回転軸が水平方向に近いほ
ど乾燥槽1の上下方向の振動成分が多くなる。したがっ
て、加振台11に対する振動モータ17の傾きを調節す
れば、乾燥槽1の振動成分を適宜に設定することが可能
となる。
が一体に結合されている。加振台11は防振ばね12を
介して据付台13の上に載置され、加振台11の振動が
防振ばね12により減衰して据付台13にはほとんど伝
達されないようにしてある。つまり、据付台12を置い
た床に伝達される振動を低減してある。加振台11には
平板状の振動モータ17が取り付けられる。この振動モ
ータ17は、モータ17aの回転軸に錘を偏心させて取
り付けるとともにモータ17aと錘とをモータハウジン
グに収納したものである。したがって、モータ17aの
回転に伴ってモータ17aの回転軸に略直交する平面内
でモータハウジングが振動することになる。このような
振動モータ17の回転軸が上下方向に対して傾斜するよ
うに加振台11に取り付けられることにより、振動モー
タ17の動作に伴って乾燥槽1を上下方向及び周方向に
振動させることが可能となる。つまり、振動モータ17
の傾きを調節することによって、振動モータ17の回転
軸が上下方向に近いほど乾燥槽1の周方向の振動成分が
多くなり、振動モータ17の回転軸が水平方向に近いほ
ど乾燥槽1の上下方向の振動成分が多くなる。したがっ
て、加振台11に対する振動モータ17の傾きを調節す
れば、乾燥槽1の振動成分を適宜に設定することが可能
となる。
【0019】上述のように、振動モータ17によって乾
燥槽1を上下方向及び周方向に振動させると、乾燥路4
の上に載置された被乾燥物は、乾燥路4に沿って移動す
ることになる。被乾燥物が乾燥路4を上から見て右回り
で移動するか左回りで移動するかは、上下方向に対して
振動モータ17の回転軸を左右どちらに傾けるかに応じ
て決まる。また、傾き角度を調節すれば被乾燥物の移動
速度を調節することが可能である。
燥槽1を上下方向及び周方向に振動させると、乾燥路4
の上に載置された被乾燥物は、乾燥路4に沿って移動す
ることになる。被乾燥物が乾燥路4を上から見て右回り
で移動するか左回りで移動するかは、上下方向に対して
振動モータ17の回転軸を左右どちらに傾けるかに応じ
て決まる。また、傾き角度を調節すれば被乾燥物の移動
速度を調節することが可能である。
【0020】ところで、乾燥槽1の上部に設けられた熱
風導入口3には熱風導入管15が接続され、この熱風導
入管15を通して熱風発生機5からの乾燥した熱風が乾
燥槽1内に導入される。ここで、乾燥路4の側片4bに
は耐熱性を有するシート状の遮蔽体16が取着されてい
るため、熱風導入口3から導入された熱風を拡散させる
ことなく乾燥路4に沿って下方へ通過させることができ
る。
風導入口3には熱風導入管15が接続され、この熱風導
入管15を通して熱風発生機5からの乾燥した熱風が乾
燥槽1内に導入される。ここで、乾燥路4の側片4bに
は耐熱性を有するシート状の遮蔽体16が取着されてい
るため、熱風導入口3から導入された熱風を拡散させる
ことなく乾燥路4に沿って下方へ通過させることができ
る。
【0021】次に本実施形態の乾燥装置Aの動作につい
て説明する。まず、洗浄された後で水滴が付着した状態
の被乾燥物がシュート14より被乾燥物投入口6に投入
され、乾燥路4の下端部に送り込まれる。而して、加振
器7によって乾燥槽1が周方向及び上下方向に振動して
いるため、乾燥路4上に載せられた多数の被乾燥物は乾
燥槽1に固設された乾燥路4上を転動するものであり、
この時乾燥路4上には多数の被乾燥物があるため、乾燥
路4上の被乾燥物は被乾燥物が無い螺旋上方に向かって
個々に順次転動してゆく。ここで、乾燥路4の床片4a
には透孔4cが設けられるとともに金網9が敷設されて
いるので、被乾燥物がこの金網9上を転動されながら上
昇してゆき、この過程で被乾燥物に付着している水分量
の大部分(被乾燥物の形状等により異なるが、通常は約
3分の2程度)が振動と熱風(主に振動)による振り切
り効果によって被乾燥物の表面から除去される。しか
も、乾燥路4の底部には金網9が敷設されていることか
ら、乾燥路4の底面と被乾燥物との接触面積が減少し、
乾燥が効率よく行えるものである。なお、除去された水
分は金網9の網目並びに床片4aの透孔4cを通して下
方へ滴下される。
て説明する。まず、洗浄された後で水滴が付着した状態
の被乾燥物がシュート14より被乾燥物投入口6に投入
され、乾燥路4の下端部に送り込まれる。而して、加振
器7によって乾燥槽1が周方向及び上下方向に振動して
いるため、乾燥路4上に載せられた多数の被乾燥物は乾
燥槽1に固設された乾燥路4上を転動するものであり、
この時乾燥路4上には多数の被乾燥物があるため、乾燥
路4上の被乾燥物は被乾燥物が無い螺旋上方に向かって
個々に順次転動してゆく。ここで、乾燥路4の床片4a
には透孔4cが設けられるとともに金網9が敷設されて
いるので、被乾燥物がこの金網9上を転動されながら上
昇してゆき、この過程で被乾燥物に付着している水分量
の大部分(被乾燥物の形状等により異なるが、通常は約
3分の2程度)が振動と熱風(主に振動)による振り切
り効果によって被乾燥物の表面から除去される。しか
も、乾燥路4の底部には金網9が敷設されていることか
ら、乾燥路4の底面と被乾燥物との接触面積が減少し、
乾燥が効率よく行えるものである。なお、除去された水
分は金網9の網目並びに床片4aの透孔4cを通して下
方へ滴下される。
【0022】また、乾燥路4においては、床片4aに設
けられた透孔4c及びその上に敷設された金網9による
水切り作用と、加振器7による振動で被乾燥物が自ら転
動することにより熱風との接触を充分取り得ることと、
さらに被乾燥物が搬送される方向と熱風が通過する方向
とが逆方向となるために被乾燥物に対する熱風の相対速
度を大きくできることとの複合作用によって、極めて急
速に乾燥を行うことができる。しかも、被乾燥物が転動
しているため、従来のような被乾燥物同士の重なりに溜
まった水分によるしみが全く生じることがない。そし
て、完全に乾燥された被乾燥物は乾燥路4の最上部まで
搬送され、最終的には被乾燥物排出口8を通って乾燥槽
1の外へ排出される。
けられた透孔4c及びその上に敷設された金網9による
水切り作用と、加振器7による振動で被乾燥物が自ら転
動することにより熱風との接触を充分取り得ることと、
さらに被乾燥物が搬送される方向と熱風が通過する方向
とが逆方向となるために被乾燥物に対する熱風の相対速
度を大きくできることとの複合作用によって、極めて急
速に乾燥を行うことができる。しかも、被乾燥物が転動
しているため、従来のような被乾燥物同士の重なりに溜
まった水分によるしみが全く生じることがない。そし
て、完全に乾燥された被乾燥物は乾燥路4の最上部まで
搬送され、最終的には被乾燥物排出口8を通って乾燥槽
1の外へ排出される。
【0023】図4は乾燥槽1の内部における被乾燥物の
表面温度及び水分付着量と、熱風の温度及び湿度との関
係を示している。すなわち、熱風導入口3から導入され
る熱風は、最初は乾燥しているために湿度が低く温度も
高いが、乾燥路4内を下方へ進むうちに被乾燥物の表面
温度を上昇させるとともに被乾燥物の表面に付着した水
分を奪うことで温度が下降し且つ湿度が上昇していく。
一方、被乾燥物は、被乾燥物投入口6から乾燥槽1内に
投入された際には表面温度が低く且つ水分が付着してい
るために湿度も高いのであるが、乾燥路4を転動しなが
ら上昇していく途中で上記水切り作用と熱風とによって
表面に付着していた水分が徐々に除去されるため、表面
温度が徐々に上昇するとともに湿度は低下していく。こ
のように、被乾燥物は乾燥槽1内において温度が低く湿
度も比較的に高い被乾燥物投入口6の付近より、転動し
て順次乾燥され易い環境に晒されながら上昇してゆくの
で、乾燥に費やされるエネルギの無駄がなく、乾燥速度
も大きくできて効率的な乾燥処理が可能となる。
表面温度及び水分付着量と、熱風の温度及び湿度との関
係を示している。すなわち、熱風導入口3から導入され
る熱風は、最初は乾燥しているために湿度が低く温度も
高いが、乾燥路4内を下方へ進むうちに被乾燥物の表面
温度を上昇させるとともに被乾燥物の表面に付着した水
分を奪うことで温度が下降し且つ湿度が上昇していく。
一方、被乾燥物は、被乾燥物投入口6から乾燥槽1内に
投入された際には表面温度が低く且つ水分が付着してい
るために湿度も高いのであるが、乾燥路4を転動しなが
ら上昇していく途中で上記水切り作用と熱風とによって
表面に付着していた水分が徐々に除去されるため、表面
温度が徐々に上昇するとともに湿度は低下していく。こ
のように、被乾燥物は乾燥槽1内において温度が低く湿
度も比較的に高い被乾燥物投入口6の付近より、転動し
て順次乾燥され易い環境に晒されながら上昇してゆくの
で、乾燥に費やされるエネルギの無駄がなく、乾燥速度
も大きくできて効率的な乾燥処理が可能となる。
【0024】(実施形態2)図5は本実施形態を示す一
部破断した正面図である。本実施形態の基本的な構成は
実施形態1と共通するので、共通する部分については同
一の符号を付して説明は省略し、本実施形態の特徴とな
る部分についてのみ説明する。本実施形態においては、
乾燥路4の床片4aの適所に多数の水切孔4fを設ける
とともに、乾燥路4の下には乾燥路4に沿って螺旋状に
形成された受け樋18を設けてある。つまり、本実施形
態の乾燥路4は二重床となっており、図6に示すように
上記水切孔4fから滴下した水分を受け止めて下方へ送
るようになっている。この受け樋18の下端付近にはド
レン19が設けてあって、受け樋18に滴下し集められ
た水を乾燥槽1の外部に排出するようになっている。
部破断した正面図である。本実施形態の基本的な構成は
実施形態1と共通するので、共通する部分については同
一の符号を付して説明は省略し、本実施形態の特徴とな
る部分についてのみ説明する。本実施形態においては、
乾燥路4の床片4aの適所に多数の水切孔4fを設ける
とともに、乾燥路4の下には乾燥路4に沿って螺旋状に
形成された受け樋18を設けてある。つまり、本実施形
態の乾燥路4は二重床となっており、図6に示すように
上記水切孔4fから滴下した水分を受け止めて下方へ送
るようになっている。この受け樋18の下端付近にはド
レン19が設けてあって、受け樋18に滴下し集められ
た水を乾燥槽1の外部に排出するようになっている。
【0025】上記構成によれば、乾燥路4の下に受け樋
18を設けたことにより、水切孔4fから滴下した水が
下方の乾燥路4上の被乾燥物に再度付着するのを防ぐこ
とができるとともに、除去された水を乾燥槽1の外へ排
出することで乾燥槽1の内部の湿度が上昇して乾燥時間
が長くなるようなことを回避することができるという利
点がある。
18を設けたことにより、水切孔4fから滴下した水が
下方の乾燥路4上の被乾燥物に再度付着するのを防ぐこ
とができるとともに、除去された水を乾燥槽1の外へ排
出することで乾燥槽1の内部の湿度が上昇して乾燥時間
が長くなるようなことを回避することができるという利
点がある。
【0026】なお、図7に示すように乾燥路4の床をス
テンレス等から成るパンチングメタルを用いて、表面に
多数の凹凸を有する形状に形成してもよい。このような
凸部(突起部)4dに囲まれている凹部4eに水切孔4
fを形成しているのであって、凸部4dによって被乾燥
物の滑りを抑制するとともに被乾燥物と乾燥路4の床と
の接触面積を小さくして、被乾燥物と熱風との接触面積
をより拡げて効率よく乾燥させることができるという利
点がある。
テンレス等から成るパンチングメタルを用いて、表面に
多数の凹凸を有する形状に形成してもよい。このような
凸部(突起部)4dに囲まれている凹部4eに水切孔4
fを形成しているのであって、凸部4dによって被乾燥
物の滑りを抑制するとともに被乾燥物と乾燥路4の床と
の接触面積を小さくして、被乾燥物と熱風との接触面積
をより拡げて効率よく乾燥させることができるという利
点がある。
【0027】
【発明の効果】請求項1の発明は、上下方向の中心線を
有するとともに略密閉された断面円形の中空体から成る
乾燥槽と、乾燥槽の上部に設けられた熱風導入口と、乾
燥槽の内周面に沿う螺旋状に形成された乾燥路と、熱風
導入口より乾燥路の中に熱風を送風する熱風発生機と、
乾燥槽の熱風導入口よりも下方に設けられて被乾燥物が
投入される被乾燥物投入口と、被乾燥物投入口より投入
された被乾燥物が乾燥路の上で上昇方向に搬送されるよ
うに乾燥槽に対して上下方向および周方向の振動を与え
る加振器と、乾燥槽の上部に設けられて乾燥路を搬送さ
れてくる被乾燥物が乾燥槽の外に排出される被乾燥物排
出口とを備えたので、乾燥槽の下部から被乾燥物を投入
し上部から排出するとともに、乾燥槽の上部から熱風を
導入しているため、表面に液体が付着した被乾燥物を乾
燥槽の下部で転動させることで付着した液体を徐々に除
去し、被乾燥物の表面に付着した液体をある程度除去し
た後に、乾燥槽の上部の高温の熱風に触れさせて被乾燥
物を完全に乾燥させることができ、その結果、比較的に
少ない熱量で被乾燥物を完全に乾燥させることが可能と
なり、熱風の発生に要するエネルギ量を減少させること
ができ、しかも、被乾燥物の表面の液体を振動によって
ある程度除去してから高温乾燥させるから、水滴が残っ
た状態で高温乾燥させる場合に比較して被乾燥物の表面
にしみが残る可能性がほとんどなく、さらに、被乾燥物
を一方向に搬送して乾燥を行うので、乾燥処理を連続し
て行うことができ、従来のバッチ処理に比較して乾燥処
理に要する時間を短縮することができるという効果があ
る。
有するとともに略密閉された断面円形の中空体から成る
乾燥槽と、乾燥槽の上部に設けられた熱風導入口と、乾
燥槽の内周面に沿う螺旋状に形成された乾燥路と、熱風
導入口より乾燥路の中に熱風を送風する熱風発生機と、
乾燥槽の熱風導入口よりも下方に設けられて被乾燥物が
投入される被乾燥物投入口と、被乾燥物投入口より投入
された被乾燥物が乾燥路の上で上昇方向に搬送されるよ
うに乾燥槽に対して上下方向および周方向の振動を与え
る加振器と、乾燥槽の上部に設けられて乾燥路を搬送さ
れてくる被乾燥物が乾燥槽の外に排出される被乾燥物排
出口とを備えたので、乾燥槽の下部から被乾燥物を投入
し上部から排出するとともに、乾燥槽の上部から熱風を
導入しているため、表面に液体が付着した被乾燥物を乾
燥槽の下部で転動させることで付着した液体を徐々に除
去し、被乾燥物の表面に付着した液体をある程度除去し
た後に、乾燥槽の上部の高温の熱風に触れさせて被乾燥
物を完全に乾燥させることができ、その結果、比較的に
少ない熱量で被乾燥物を完全に乾燥させることが可能と
なり、熱風の発生に要するエネルギ量を減少させること
ができ、しかも、被乾燥物の表面の液体を振動によって
ある程度除去してから高温乾燥させるから、水滴が残っ
た状態で高温乾燥させる場合に比較して被乾燥物の表面
にしみが残る可能性がほとんどなく、さらに、被乾燥物
を一方向に搬送して乾燥を行うので、乾燥処理を連続し
て行うことができ、従来のバッチ処理に比較して乾燥処
理に要する時間を短縮することができるという効果があ
る。
【0028】請求項2の発明は、少なくとも被乾燥物投
入口に近い乾燥槽下部における乾燥路の底部に多数の水
切孔が穿孔されて成るので、転動により被乾燥物から除
去された液体を水切孔から乾燥路の外へ排出することが
でき、乾燥の効率を上げることができるという効果があ
る。請求項3の発明は、乾燥路に沿って螺旋状に形成さ
れ、水切孔から滴下する液体を受ける受け樋を備えたの
で、被乾燥物から除去されて水切孔から乾燥路の外へ排
出された液体が再度乾燥路上の被乾燥物に付着するのを
防ぐことができるという効果がある。
入口に近い乾燥槽下部における乾燥路の底部に多数の水
切孔が穿孔されて成るので、転動により被乾燥物から除
去された液体を水切孔から乾燥路の外へ排出することが
でき、乾燥の効率を上げることができるという効果があ
る。請求項3の発明は、乾燥路に沿って螺旋状に形成さ
れ、水切孔から滴下する液体を受ける受け樋を備えたの
で、被乾燥物から除去されて水切孔から乾燥路の外へ排
出された液体が再度乾燥路上の被乾燥物に付着するのを
防ぐことができるという効果がある。
【0029】請求項4の発明は、乾燥路の底部における
適所に上方へ突出する突起部を設けたので、突起部によ
って乾燥路の底部に凹凸が形成されるため、乾燥路に対
する被乾燥物の滑り止めが可能となるという効果があ
る。請求項5の発明は、乾燥槽の外周面に断熱材を配設
したので、熱風による高温が乾燥槽の壁面より外部へ逃
げるのを防ぎ、乾燥の効率を上げることができるという
効果がある。
適所に上方へ突出する突起部を設けたので、突起部によ
って乾燥路の底部に凹凸が形成されるため、乾燥路に対
する被乾燥物の滑り止めが可能となるという効果があ
る。請求項5の発明は、乾燥槽の外周面に断熱材を配設
したので、熱風による高温が乾燥槽の壁面より外部へ逃
げるのを防ぎ、乾燥の効率を上げることができるという
効果がある。
【0030】請求項6の発明は、乾燥槽内における乾燥
路より内側に熱風を遮蔽する遮蔽体を設けたので、遮蔽
体によって熱風を乾燥路の部分に集中させ、乾燥の効率
を上げることができるという効果がある。
路より内側に熱風を遮蔽する遮蔽体を設けたので、遮蔽
体によって熱風を乾燥路の部分に集中させ、乾燥の効率
を上げることができるという効果がある。
【図1】実施形態1を示す一部破断した正面図である。
【図2】同上の蓋を取った状態の平面図である。
【図3】同上における乾燥路を示し、(a)は一部省略
した平面図、(b)は側面断面図である。
した平面図、(b)は側面断面図である。
【図4】同上の動作を説明するための説明図である。
【図5】実施形態2を示す一部破断した正面図である。
【図6】同上の要部を示す断面図である。
【図7】同上における乾燥路の他の構成を示し、(a)
は一部省略した平面図、(b)は側面断面図である。
は一部省略した平面図、(b)は側面断面図である。
【図8】本発明に係る乾燥装置が用いられる表面処理シ
ステムを示すシステム構成図である。
ステムを示すシステム構成図である。
A 乾燥装置 1 乾燥槽 2 蓋 3 熱風導入口 4 乾燥路 5 熱風発生機 6 被乾燥物投入口 7 加振器 8 被乾燥物排出口
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年6月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】乾燥槽1の下面には加振器7の加振台11
が一体に結合されている。加振台11は防振ばね12を
介して据付台13の上に載置され、加振台11の振動が
防振ばね12により減衰して据付台13にはほとんど伝
達されないようにしてある。つまり、据付台12を置い
た床に伝達される振動を低減してある。加振台11には
振動モータ17が取り付けられる。この振動モータ17
は、モータの回転軸に錘を偏心させて取り付けるととも
にモータと錘とをモータハウジングに収納したものであ
る。したがって、モータの回転に伴ってモータの回転軸
に略直交する平面内でモータハウジングが振動すること
になる。このような振動モータ17の回転軸が上下方向
に対して傾斜するように加振台11に取り付けられるこ
とにより、振動モータ17の動作に伴って乾燥槽1を上
下方向及び周方向に振動させることが可能となる。つま
り、振動モータ17の傾きを調節することによって、振
動モータ17の回転軸が上下方向に近いほど乾燥槽1の
周方向の振動成分が多くなり、振動モータ17の回転軸
が水平方向に近いほど乾燥槽1の上下方向の振動成分が
多くなる。したがって、加振台11に対する振動モータ
17の傾きを調節すれば、乾燥槽1の振動成分を適宜に
設定することが可能となる。
が一体に結合されている。加振台11は防振ばね12を
介して据付台13の上に載置され、加振台11の振動が
防振ばね12により減衰して据付台13にはほとんど伝
達されないようにしてある。つまり、据付台12を置い
た床に伝達される振動を低減してある。加振台11には
振動モータ17が取り付けられる。この振動モータ17
は、モータの回転軸に錘を偏心させて取り付けるととも
にモータと錘とをモータハウジングに収納したものであ
る。したがって、モータの回転に伴ってモータの回転軸
に略直交する平面内でモータハウジングが振動すること
になる。このような振動モータ17の回転軸が上下方向
に対して傾斜するように加振台11に取り付けられるこ
とにより、振動モータ17の動作に伴って乾燥槽1を上
下方向及び周方向に振動させることが可能となる。つま
り、振動モータ17の傾きを調節することによって、振
動モータ17の回転軸が上下方向に近いほど乾燥槽1の
周方向の振動成分が多くなり、振動モータ17の回転軸
が水平方向に近いほど乾燥槽1の上下方向の振動成分が
多くなる。したがって、加振台11に対する振動モータ
17の傾きを調節すれば、乾燥槽1の振動成分を適宜に
設定することが可能となる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
フロントページの続き (72)発明者 三宅 康夫 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 上下方向の中心線を有するとともに略密
閉された断面円形の中空体から成る乾燥槽と、乾燥槽の
上部に設けられた熱風導入口と、乾燥槽の内周面に沿う
螺旋状に形成された乾燥路と、熱風導入口より乾燥路の
中に熱風を送風する熱風発生機と、乾燥槽の熱風導入口
よりも下方に設けられて被乾燥物が投入される被乾燥物
投入口と、被乾燥物投入口より投入された被乾燥物が乾
燥路の上で上昇方向に搬送されるように乾燥槽に対して
上下方向および周方向の振動を与える加振器と、乾燥槽
の上部に設けられて乾燥路を搬送されてくる被乾燥物が
乾燥槽の外に排出される被乾燥物排出口とを備えたこと
を特徴とする乾燥装置。 - 【請求項2】 少なくとも被乾燥物投入口に近い乾燥槽
下部における乾燥路の底部に多数の水切孔が穿孔されて
成ることを特徴とする請求項1記載の乾燥装置。 - 【請求項3】 乾燥路に沿って螺旋状に形成され、水切
孔から滴下する液体を受ける受け樋を備えたことを特徴
とする請求項2記載の乾燥装置。 - 【請求項4】 乾燥路の底部における適所に上方へ突出
する突起部を設けたことを特徴とする請求項1記載の乾
燥装置。 - 【請求項5】 乾燥槽の外周面に断熱材を配設したこと
を特徴とする請求項1記載の乾燥装置。 - 【請求項6】 乾燥槽内における乾燥路より内側に熱風
を遮蔽する遮蔽体を設けたことを特徴とする請求項1記
載の乾燥装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32061396A JPH10160346A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32061396A JPH10160346A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 乾燥装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10160346A true JPH10160346A (ja) | 1998-06-19 |
Family
ID=18123370
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32061396A Pending JPH10160346A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 乾燥装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10160346A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002162164A (ja) * | 2000-11-22 | 2002-06-07 | Masami Takagi | 乾燥装置 |
| KR100416219B1 (ko) * | 2001-05-16 | 2004-02-05 | 안상재 | 방습제(防濕劑)의 재생장치 |
| CN100451512C (zh) * | 2006-03-27 | 2009-01-14 | 昆山好烤克食品机械有限公司 | 螺旋式食品输送机的翻盖式水平流、垂直流转换装置 |
| CN102980385A (zh) * | 2012-12-08 | 2013-03-20 | 张家港市大唐纺织制品有限公司 | 纺织拉丝用干燥机 |
| CN112006140A (zh) * | 2020-09-01 | 2020-12-01 | 中科广化(重庆)新材料研究院有限公司 | 一种元宝枫叶风干方法及设备 |
| CN116481271A (zh) * | 2023-04-24 | 2023-07-25 | 江西赫柏康华制药设备有限公司 | 一种便捷式开关振动干燥机 |
-
1996
- 1996-11-29 JP JP32061396A patent/JPH10160346A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002162164A (ja) * | 2000-11-22 | 2002-06-07 | Masami Takagi | 乾燥装置 |
| KR100416219B1 (ko) * | 2001-05-16 | 2004-02-05 | 안상재 | 방습제(防濕劑)의 재생장치 |
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| CN102980385A (zh) * | 2012-12-08 | 2013-03-20 | 张家港市大唐纺织制品有限公司 | 纺织拉丝用干燥机 |
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| CN116481271A (zh) * | 2023-04-24 | 2023-07-25 | 江西赫柏康华制药设备有限公司 | 一种便捷式开关振动干燥机 |
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