JPH10160471A - 針抜き機構を備えた下げ振り保持器 - Google Patents
針抜き機構を備えた下げ振り保持器Info
- Publication number
- JPH10160471A JPH10160471A JP32908096A JP32908096A JPH10160471A JP H10160471 A JPH10160471 A JP H10160471A JP 32908096 A JP32908096 A JP 32908096A JP 32908096 A JP32908096 A JP 32908096A JP H10160471 A JPH10160471 A JP H10160471A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- needle
- case
- link member
- rack plate
- stop
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 相手木材等に止め針40で固定できるように
した下げ振り保持器において、前記止め針40を容易に
引き抜くことができ、しかもその引き抜きのための機構
によって下げ振り保持器全体の大きさの増大を来さない
ようにする。 【解決手段】 下げ振り保持器を建築物の木製柱3に固
定する際には、針柄42の頭部42aを打って止め針4
0を前記木製柱3に刺し込む。この時、止め針40の刺
し込みによってリンク部材60が回転し、このリンク部
材60を介してラックプレート50が後退移動し、その
頭部51がケース10の背面10cから突出する。下げ
振り保持器を取り外す際には、ラックプレート50の頭
部51をケース10に押し込むと、これに伴ってリンク
部材60が刺し込み時と反対方向へ回転し、このリンク
部材60を介して止め針40が後退移動し、木製柱3か
ら引き抜かれる。
した下げ振り保持器において、前記止め針40を容易に
引き抜くことができ、しかもその引き抜きのための機構
によって下げ振り保持器全体の大きさの増大を来さない
ようにする。 【解決手段】 下げ振り保持器を建築物の木製柱3に固
定する際には、針柄42の頭部42aを打って止め針4
0を前記木製柱3に刺し込む。この時、止め針40の刺
し込みによってリンク部材60が回転し、このリンク部
材60を介してラックプレート50が後退移動し、その
頭部51がケース10の背面10cから突出する。下げ
振り保持器を取り外す際には、ラックプレート50の頭
部51をケース10に押し込むと、これに伴ってリンク
部材60が刺し込み時と反対方向へ回転し、このリンク
部材60を介して止め針40が後退移動し、木製柱3か
ら引き抜かれる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築施工において
水平面に対する施工部の鉛直性の確認や地墨合わせをす
るための下げ振りを懸吊支持する下げ振り保持器であっ
て、特に、固定用の止め針の針抜き機構を備えたものに
関する。
水平面に対する施工部の鉛直性の確認や地墨合わせをす
るための下げ振りを懸吊支持する下げ振り保持器であっ
て、特に、固定用の止め針の針抜き機構を備えたものに
関する。
【0002】
【従来の技術】下げ振り保持器の一種として、ケースに
止め針が突没自在に設けられ、この止め針の刺し込みに
よって建築物の木製柱等に固定できるようにしたものが
ある。この種の下げ振り保持器は、下げ振りによる鉛直
出し作業終了後、前記ケースの背面から突出している針
柄の後部を引っ張ることによって木製柱等から止め針を
引き抜くようにしてある。ところが、下げ振り保持器を
しっかりと固定するためには、止め針を十分に刺し込む
必要があるため、引き抜きの際には針柄をかなりの力で
引っ張らなければならない。したがって、実際には作業
者はそのような方法を採らず、もっと楽な方法で、すな
わちケースを左右にこじることによって引き抜くことが
多いため、止め針が曲がったり折損してしまい、早期に
止め針の交換が必要となっていた。
止め針が突没自在に設けられ、この止め針の刺し込みに
よって建築物の木製柱等に固定できるようにしたものが
ある。この種の下げ振り保持器は、下げ振りによる鉛直
出し作業終了後、前記ケースの背面から突出している針
柄の後部を引っ張ることによって木製柱等から止め針を
引き抜くようにしてある。ところが、下げ振り保持器を
しっかりと固定するためには、止め針を十分に刺し込む
必要があるため、引き抜きの際には針柄をかなりの力で
引っ張らなければならない。したがって、実際には作業
者はそのような方法を採らず、もっと楽な方法で、すな
わちケースを左右にこじることによって引き抜くことが
多いため、止め針が曲がったり折損してしまい、早期に
止め針の交換が必要となっていた。
【0003】そこで近年は、針柄を力まかせに引っ張っ
たり、ケースをこじるようなことをせずに、容易に止め
針を引き抜くための針抜き機構を具備した下げ振り保持
器が開発されており、その典型的な例が、特開平7−1
90781号公報に開示されている。この下げ振り保持
器は、ケースの下部に揺動自在のハンドルが設けられて
おり、木材等に刺し込んだ止め針を、ケース内の軸を支
点とする前記ハンドルのてこ作用によって引き抜くよう
にしたものである。
たり、ケースをこじるようなことをせずに、容易に止め
針を引き抜くための針抜き機構を具備した下げ振り保持
器が開発されており、その典型的な例が、特開平7−1
90781号公報に開示されている。この下げ振り保持
器は、ケースの下部に揺動自在のハンドルが設けられて
おり、木材等に刺し込んだ止め針を、ケース内の軸を支
点とする前記ハンドルのてこ作用によって引き抜くよう
にしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記公報
所載の下げ振り保持器は、ケース内の軸を支点としてハ
ンドルのてこ作用を与えるものであるため、ハンドルが
ケース下部から長く突出した形状となっており、このた
め下げ振り保持器全体の大きさが大きくなり、道具箱等
への収納に大きなスペースが必要になったり、携帯に不
便であるといった問題がある。
所載の下げ振り保持器は、ケース内の軸を支点としてハ
ンドルのてこ作用を与えるものであるため、ハンドルが
ケース下部から長く突出した形状となっており、このた
め下げ振り保持器全体の大きさが大きくなり、道具箱等
への収納に大きなスペースが必要になったり、携帯に不
便であるといった問題がある。
【0005】本発明は、上記のような事情のもとになさ
れたもので、その技術的課題とするところは、相手木材
等に止め針で固定するようにした下げ振り保持器におい
て、前記止め針を容易に引き抜くことができ、しかもそ
の引き抜きのための機構によって、下げ振り保持器全体
の大きさの増大を来さないようにすることにある。
れたもので、その技術的課題とするところは、相手木材
等に止め針で固定するようにした下げ振り保持器におい
て、前記止め針を容易に引き抜くことができ、しかもそ
の引き抜きのための機構によって、下げ振り保持器全体
の大きさの増大を来さないようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題は、
本発明によって有効に解決することができる。すなわち
本発明に係る針抜き機構を備えた下げ振り保持器は、下
げ振り糸を巻き取るリールを包蔵したケースにその取付
面と略垂直な方向に移動自在に収容され、先端の針本体
が前記取付面から突没されると共に後部の針柄が前記ケ
ースの背面から突出した止め針を有する下げ振り保持器
において、前記ケースに前記止め針と略平行な方向へ移
動自在に収容され後端の頭部が前記背面から突没される
ラックプレートと、前記針柄に形成されたラック状歯部
にその移動方向に噛合する第一の歯車部及び前記ラック
プレートに形成されたラック状歯部にその移動方向に噛
合する第二の歯車部が形成されたリンク部材とを備え、
このリンク部材は前記第一の歯車部側に偏在した軸の周
りに回転自在に設けられたものである。なお、ここで
「背面」とは、前記取付面と反対側を向いた面をいう。
本発明によって有効に解決することができる。すなわち
本発明に係る針抜き機構を備えた下げ振り保持器は、下
げ振り糸を巻き取るリールを包蔵したケースにその取付
面と略垂直な方向に移動自在に収容され、先端の針本体
が前記取付面から突没されると共に後部の針柄が前記ケ
ースの背面から突出した止め針を有する下げ振り保持器
において、前記ケースに前記止め針と略平行な方向へ移
動自在に収容され後端の頭部が前記背面から突没される
ラックプレートと、前記針柄に形成されたラック状歯部
にその移動方向に噛合する第一の歯車部及び前記ラック
プレートに形成されたラック状歯部にその移動方向に噛
合する第二の歯車部が形成されたリンク部材とを備え、
このリンク部材は前記第一の歯車部側に偏在した軸の周
りに回転自在に設けられたものである。なお、ここで
「背面」とは、前記取付面と反対側を向いた面をいう。
【0007】本発明において、下げ振り保持器を木製柱
等に固定する際には、ケース背面から突出した針柄の頭
部を手で押し付けるか、あるいは木槌などで打つことに
よって止め針を建築物の木製柱等に刺し込む。この時、
止め針の刺し込み方向への前進移動によってリンク部材
が回転し、このリンク部材を介してラックプレートが後
退移動し、その後端部がケース背面から突出する。
等に固定する際には、ケース背面から突出した針柄の頭
部を手で押し付けるか、あるいは木槌などで打つことに
よって止め針を建築物の木製柱等に刺し込む。この時、
止め針の刺し込み方向への前進移動によってリンク部材
が回転し、このリンク部材を介してラックプレートが後
退移動し、その後端部がケース背面から突出する。
【0008】いったん刺し込んだ止め針を引き抜く際に
は、ケース背面から突出したラックプレートの後端部を
ケースへ向けて押し込む。すると、ラックプレートの移
動に伴ってリンク部材が止め針の刺し込み時と反対方向
へ回転し、このリンク部材を介して止め針が後退移動さ
れ、木製柱等から引き抜かれる。また、前記リンク部材
の回転軸心は第一の歯車部側に偏在しているため、第一
の歯車部を作用点、第二の歯車部を力点、前記回転軸心
を支点とする力のモーメントによって、ラックプレート
の軽い押し込みで容易に止め針を引き抜くことができ
る。
は、ケース背面から突出したラックプレートの後端部を
ケースへ向けて押し込む。すると、ラックプレートの移
動に伴ってリンク部材が止め針の刺し込み時と反対方向
へ回転し、このリンク部材を介して止め針が後退移動さ
れ、木製柱等から引き抜かれる。また、前記リンク部材
の回転軸心は第一の歯車部側に偏在しているため、第一
の歯車部を作用点、第二の歯車部を力点、前記回転軸心
を支点とする力のモーメントによって、ラックプレート
の軽い押し込みで容易に止め針を引き抜くことができ
る。
【0009】また、本発明において一層好ましくは、ラ
ックプレートが付勢手段によってリンク部材を介してケ
ース内へ向けて付勢された構成とする。このようにすれ
ば、非使用時はラックプレートがケース内に収容された
状態に保持される。
ックプレートが付勢手段によってリンク部材を介してケ
ース内へ向けて付勢された構成とする。このようにすれ
ば、非使用時はラックプレートがケース内に収容された
状態に保持される。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る針抜き機構を
備えた下げ振り保持器の好ましい一実施形態を示す内部
構造説明図であり、図2は図1におけるII−II’線上で
切断した断面図である。参照符号10は、複数のビス穴
11の各々にねじ込まれるビス(図示省略)によって図
示の面と直交する方向に対称に組み合わされるケース
で、すなわち図1は、一方のケースを取り去って内部を
露出させた状態を示すものである。
備えた下げ振り保持器の好ましい一実施形態を示す内部
構造説明図であり、図2は図1におけるII−II’線上で
切断した断面図である。参照符号10は、複数のビス穴
11の各々にねじ込まれるビス(図示省略)によって図
示の面と直交する方向に対称に組み合わされるケース
で、すなわち図1は、一方のケースを取り去って内部を
露出させた状態を示すものである。
【0011】参照符号20はケース10内に収納されこ
のケース10に形成された軸21の周りに回転されて下
げ振り糸1を巻き取るリール、22はこのリール20と
軸21の間の空間に設けられてリール20を下げ振り糸
1の巻き取り方向に付勢する渦巻きバネである。下げ振
り糸1は、リール20の外周から、ケース10内に配置
された複数の糸掛けピン12(121 〜128 )のうち
のいくつかに接触するように蛇行し、ケース10の下端
に取り付けた蓋部材13の糸出口13aを通ってケース
10の外部へ導出されており、その端部に、錘体2(図
4の使用状態参照)が繋着されている。
のケース10に形成された軸21の周りに回転されて下
げ振り糸1を巻き取るリール、22はこのリール20と
軸21の間の空間に設けられてリール20を下げ振り糸
1の巻き取り方向に付勢する渦巻きバネである。下げ振
り糸1は、リール20の外周から、ケース10内に配置
された複数の糸掛けピン12(121 〜128 )のうち
のいくつかに接触するように蛇行し、ケース10の下端
に取り付けた蓋部材13の糸出口13aを通ってケース
10の外部へ導出されており、その端部に、錘体2(図
4の使用状態参照)が繋着されている。
【0012】糸掛けピン121 〜128 のうち、2本の
糸掛けピン124 ,125 は、調整ツマミ14に設けら
れており、この調整ツマミ14は、ケース10に所定の
角度範囲内で回転可能な状態に設けられている。すなわ
ち、調整ツマミ14をケース10の外部から任意の角度
だけ回転させることによって、糸掛けピン124 ,12
5 も共に回転して、糸掛けピン123 〜126 間での下
げ振り糸1の蛇行角度が変化するので、これによって下
げ振り糸1に対する摩擦抵抗を増減させ、下げ振り糸1
の下垂長さを調整することができる。
糸掛けピン124 ,125 は、調整ツマミ14に設けら
れており、この調整ツマミ14は、ケース10に所定の
角度範囲内で回転可能な状態に設けられている。すなわ
ち、調整ツマミ14をケース10の外部から任意の角度
だけ回転させることによって、糸掛けピン124 ,12
5 も共に回転して、糸掛けピン123 〜126 間での下
げ振り糸1の蛇行角度が変化するので、これによって下
げ振り糸1に対する摩擦抵抗を増減させ、下げ振り糸1
の下垂長さを調整することができる。
【0013】ケース10の前面の取付面10aには、こ
のケース10(下げ振り保持器)を建築物における鉄骨
柱に固定するための永久磁石30が取り付けられてお
り、ケース10内の上部には、ケース10(下げ振り保
持器)を建築物における木製柱等の木部に止着するため
の止め針40がケース10の取付面10aに対して略垂
直な方向へ移動自在に収容されている。
のケース10(下げ振り保持器)を建築物における鉄骨
柱に固定するための永久磁石30が取り付けられてお
り、ケース10内の上部には、ケース10(下げ振り保
持器)を建築物における木製柱等の木部に止着するため
の止め針40がケース10の取付面10aに対して略垂
直な方向へ移動自在に収容されている。
【0014】止め針40は、図3の斜視図にも示すよう
に、取付面10aの上部に開設された小孔10bから突
出可能な針本体41と、その後部の針柄42からなる。
針柄42の前方(図1における左側)には圧縮コイルス
プリング43が配置されており、止め針40は、この圧
縮コイルスプリング43の伸長方向の付勢力によって、
通常は針本体41が前記小孔10bからケース10の内
部に没入すると共に、針柄42の後端の頭部42aが、
ケース10の背面10cから外部へ突出した状態にあ
る。止め針40の針柄42の先端部上面には係合突起4
2bが形成され、前記針柄42の下面にはラック状歯部
42c及び複数の係合凹部42dが形成されている。前
記係合突起42bは、止め針40が図1に示す後退位置
にある場合に、ケース10の上端面10dに回転自在に
取り付けられたスライダ15の下面のストッパ15aと
衝合し、これによってケース10内からの止め針40の
脱落が阻止されている。
に、取付面10aの上部に開設された小孔10bから突
出可能な針本体41と、その後部の針柄42からなる。
針柄42の前方(図1における左側)には圧縮コイルス
プリング43が配置されており、止め針40は、この圧
縮コイルスプリング43の伸長方向の付勢力によって、
通常は針本体41が前記小孔10bからケース10の内
部に没入すると共に、針柄42の後端の頭部42aが、
ケース10の背面10cから外部へ突出した状態にあ
る。止め針40の針柄42の先端部上面には係合突起4
2bが形成され、前記針柄42の下面にはラック状歯部
42c及び複数の係合凹部42dが形成されている。前
記係合突起42bは、止め針40が図1に示す後退位置
にある場合に、ケース10の上端面10dに回転自在に
取り付けられたスライダ15の下面のストッパ15aと
衝合し、これによってケース10内からの止め針40の
脱落が阻止されている。
【0015】ケース10内の下部には、ラックプレート
50が止め針40と略平行な方向へ移動自在に収容さ
れ、その後端の頭部51が前記ケース10の背面10c
の下部に形成された開口部から突没されるようになって
いる。このラックプレート50の先端近傍の上面にはラ
ック状歯部52が形成されている。
50が止め針40と略平行な方向へ移動自在に収容さ
れ、その後端の頭部51が前記ケース10の背面10c
の下部に形成された開口部から突没されるようになって
いる。このラックプレート50の先端近傍の上面にはラ
ック状歯部52が形成されている。
【0016】ケース10内には、止め針40のラック状
歯部42cと噛合する第一の歯車部61及びラックプレ
ート50のラック状歯部52と噛合する第二の歯車部6
2が形成されたリンク部材60が、前記止め針40とラ
ックプレート50との間に位置して配置されている。こ
のリンク部材60は、第一の歯車部61寄りの部分にお
いて、ピン軸63を介してケース10に回転可能に取り
付けられ、付勢手段としての引っ張りコイルスプリング
65によって、図1及び図4における時計回りの方向へ
引っ張り付勢されている。第一の歯車部61及び第二の
歯車部62はいずれも、前記ピン軸63を中心とする円
周に沿って形成されている。また、リンク部材60に
は、リール20を支持している軸21等との干渉を避け
るための円弧状の長孔64が開設されている。
歯部42cと噛合する第一の歯車部61及びラックプレ
ート50のラック状歯部52と噛合する第二の歯車部6
2が形成されたリンク部材60が、前記止め針40とラ
ックプレート50との間に位置して配置されている。こ
のリンク部材60は、第一の歯車部61寄りの部分にお
いて、ピン軸63を介してケース10に回転可能に取り
付けられ、付勢手段としての引っ張りコイルスプリング
65によって、図1及び図4における時計回りの方向へ
引っ張り付勢されている。第一の歯車部61及び第二の
歯車部62はいずれも、前記ピン軸63を中心とする円
周に沿って形成されている。また、リンク部材60に
は、リール20を支持している軸21等との干渉を避け
るための円弧状の長孔64が開設されている。
【0017】ケース10の内側面におけるピン軸63の
外周側には、このピン軸63の軸心を中心とする円周状
の軸受部16が形成されており、この軸受部16には、
リンク部材60における軸孔の外周側にこの軸孔を中心
とする円周状に段付き形成された環状段差面66が摺回
動自在に嵌合されている。すなわち、リンク部材60
は、軸受部16によってピン軸63の周りに回転可能に
支持されている。
外周側には、このピン軸63の軸心を中心とする円周状
の軸受部16が形成されており、この軸受部16には、
リンク部材60における軸孔の外周側にこの軸孔を中心
とする円周状に段付き形成された環状段差面66が摺回
動自在に嵌合されている。すなわち、リンク部材60
は、軸受部16によってピン軸63の周りに回転可能に
支持されている。
【0018】ケース10の背面10cにおける針柄42
の突出位置の下側には、ロック部材17が上下摺動可能
に設けられており、このロック部材17の上端部17a
を前記針柄42の下面の係合凹部42dに挿入係合する
ことによって、止め針40を固定することができるよう
になっている。
の突出位置の下側には、ロック部材17が上下摺動可能
に設けられており、このロック部材17の上端部17a
を前記針柄42の下面の係合凹部42dに挿入係合する
ことによって、止め針40を固定することができるよう
になっている。
【0019】上述の構成を備える下げ振り保持器は、止
め針40が後退位置にあってその針本体41がケース1
0内に没入している通常においては、後述する針抜き動
作のためのラックプレート50がケース10内に収容さ
れた状態にある。止め針40は圧縮コイルスプリング4
3によって後退方向へ付勢されているため、針本体41
がケース10内から不用意に飛び出すようなことはない
が、ロック部材17と針柄42の係合凹部42dとの係
合によって、止め針40を前記後退位置にロックしてお
けば一層安全である。また、この状態において第一の歯
車部61が針柄42のラック状歯部42cと実質的な噛
合状態にないリンク部材60は、引っ張りコイルスプリ
ング65で図1における時計回りの方向に付勢されてい
るので、その第二の歯車部62とラック状歯部52との
噛合部を介してラックプレート50も図1に示す収納位
置に保持される。
め針40が後退位置にあってその針本体41がケース1
0内に没入している通常においては、後述する針抜き動
作のためのラックプレート50がケース10内に収容さ
れた状態にある。止め針40は圧縮コイルスプリング4
3によって後退方向へ付勢されているため、針本体41
がケース10内から不用意に飛び出すようなことはない
が、ロック部材17と針柄42の係合凹部42dとの係
合によって、止め針40を前記後退位置にロックしてお
けば一層安全である。また、この状態において第一の歯
車部61が針柄42のラック状歯部42cと実質的な噛
合状態にないリンク部材60は、引っ張りコイルスプリ
ング65で図1における時計回りの方向に付勢されてい
るので、その第二の歯車部62とラック状歯部52との
噛合部を介してラックプレート50も図1に示す収納位
置に保持される。
【0020】下げ振りによる鉛直測定作業の際には、取
付相手面が鉄骨等からなる場合は永久磁石30の磁気吸
着力によって、また、木材からなる場合は止め針40の
刺し込みによって、当該下げ振り保持器を所定高さに取
り付ける。図4は、木製柱3に止め針40の刺し込みに
よって固定した状態を示すものである。すなわち、ケー
ス10の背面10cから突出した針柄42の頭部42a
を押圧又は叩打することによって止め針40の針本体4
1を前記木製柱3に刺し込むと、針柄42のラック状歯
部42cが変位し、これに噛合している第一の歯車部6
1によってリンク部材60がピン軸63を中心に図の反
時計回りの方向に回転するため、ラック状歯部52にお
いてリンク部材60の第二の歯車部62と噛合している
ラックプレート50が後退移動し、その頭部51がケー
ス10の背面10cから突出した状態となる。鉛直測定
作業は、上記取付状態において、錘体2を繋着した下げ
振り糸1を、糸出口13aからケース10の下方へ繰り
出し、鉛直に下垂することによって行う。
付相手面が鉄骨等からなる場合は永久磁石30の磁気吸
着力によって、また、木材からなる場合は止め針40の
刺し込みによって、当該下げ振り保持器を所定高さに取
り付ける。図4は、木製柱3に止め針40の刺し込みに
よって固定した状態を示すものである。すなわち、ケー
ス10の背面10cから突出した針柄42の頭部42a
を押圧又は叩打することによって止め針40の針本体4
1を前記木製柱3に刺し込むと、針柄42のラック状歯
部42cが変位し、これに噛合している第一の歯車部6
1によってリンク部材60がピン軸63を中心に図の反
時計回りの方向に回転するため、ラック状歯部52にお
いてリンク部材60の第二の歯車部62と噛合している
ラックプレート50が後退移動し、その頭部51がケー
ス10の背面10cから突出した状態となる。鉛直測定
作業は、上記取付状態において、錘体2を繋着した下げ
振り糸1を、糸出口13aからケース10の下方へ繰り
出し、鉛直に下垂することによって行う。
【0021】測定終了後、下げ振り保持器を木製柱3か
ら取り外す場合は、ケース10の背面10cから突出し
ているラックプレート50の頭部51をケース10内へ
押し込むだけでよい。すなわち、ラックプレート50の
頭部51をケース10内へ押し込むと、第二の歯車部6
2においてラックプレート50のラック状歯部52と噛
合しているリンク部材60がピン軸63を中心に図の時
計回りの方向に回転するため、その第一の歯車部61と
ラック状歯部42cとの噛合部を介して止め針40の針
柄42に後退方向の荷重が作用する。このときの引き抜
き荷重F2 は、リンク部材60の回転軸心に相当する軸
受部16の中心を支点として、作用点となる第一の歯車
部61の半径r1 と、力点となる第二の歯車部62の半
径r2 との関係で与えられる力のモーメント; F1 ・r2 =F2 ・r1 によって、ラックプレート50に対する押し込み荷重F
1 よりもはるかに大きくなるため、小さな押し込み力で
容易に止め針40を引き抜くことができ、これによって
下げ振り保持器が木製柱3から取り外される。
ら取り外す場合は、ケース10の背面10cから突出し
ているラックプレート50の頭部51をケース10内へ
押し込むだけでよい。すなわち、ラックプレート50の
頭部51をケース10内へ押し込むと、第二の歯車部6
2においてラックプレート50のラック状歯部52と噛
合しているリンク部材60がピン軸63を中心に図の時
計回りの方向に回転するため、その第一の歯車部61と
ラック状歯部42cとの噛合部を介して止め針40の針
柄42に後退方向の荷重が作用する。このときの引き抜
き荷重F2 は、リンク部材60の回転軸心に相当する軸
受部16の中心を支点として、作用点となる第一の歯車
部61の半径r1 と、力点となる第二の歯車部62の半
径r2 との関係で与えられる力のモーメント; F1 ・r2 =F2 ・r1 によって、ラックプレート50に対する押し込み荷重F
1 よりもはるかに大きくなるため、小さな押し込み力で
容易に止め針40を引き抜くことができ、これによって
下げ振り保持器が木製柱3から取り外される。
【0022】なお、本発明は図示の一実施形態によって
限定されるものではない。例えば止め針40、ラックプ
レート50及びリンク部材60等の形状は種々のものが
考えられ、また、リンク部材60を図1,図4における
時計回りの方向へ付勢する手段としては引っ張りコイル
スプリング65以外のバネ部材、例えば取付位置によっ
ては圧縮コイルスプリングあるいはトーションバネ等を
用いることができる。
限定されるものではない。例えば止め針40、ラックプ
レート50及びリンク部材60等の形状は種々のものが
考えられ、また、リンク部材60を図1,図4における
時計回りの方向へ付勢する手段としては引っ張りコイル
スプリング65以外のバネ部材、例えば取付位置によっ
ては圧縮コイルスプリングあるいはトーションバネ等を
用いることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明に係る針抜き機構を備えた下げ振
り保持器によると、次のような効果が実現される。 (1) 止め針の刺し込みによって固定した下げ振り保持器
は、ラックプレートを軽い力でケースに押し込むだけで
止め針が引き抜かれるので、容易に取り外すことができ
る。 (2) 通常は、止め針の引き抜きのためのラックプレート
がケース内に収容された状態にあるので、道具箱等にお
ける下げ振り保持器の収納スペースが大きくならず、携
帯しやすい。
り保持器によると、次のような効果が実現される。 (1) 止め針の刺し込みによって固定した下げ振り保持器
は、ラックプレートを軽い力でケースに押し込むだけで
止め針が引き抜かれるので、容易に取り外すことができ
る。 (2) 通常は、止め針の引き抜きのためのラックプレート
がケース内に収容された状態にあるので、道具箱等にお
ける下げ振り保持器の収納スペースが大きくならず、携
帯しやすい。
【図1】本発明に係る針抜き機構を備えた下げ振り保持
器の好ましい一実施形態を示す内部構造説明図である。
器の好ましい一実施形態を示す内部構造説明図である。
【図2】上記実施形態の針抜き機構を備えた下げ振り保
持器を図1のII−II’線上で切断して示す断面図であ
る。
持器を図1のII−II’線上で切断して示す断面図であ
る。
【図3】上記実施形態の針抜き機構を備えた下げ振り保
持器における止め針をコイルスプリングと共に示すもの
で、(A)は斜め上方から見た斜視図、(B)は斜め下
方から見た斜視図である。
持器における止め針をコイルスプリングと共に示すもの
で、(A)は斜め上方から見た斜視図、(B)は斜め下
方から見た斜視図である。
【図4】上記実施形態の針抜き機構を備えた下げ振り保
持器の使用状態を示す内部構造説明図である。
持器の使用状態を示す内部構造説明図である。
1 下げ振り糸 2 錘体 10 ケース 10a 取付面 10c 背面 20 リール 40 止め針 41 針本体 42 針柄 42c ラック状歯部 50 ラックプレート 52 ラック状歯部 60 リンク部材 61 第一の歯車部 62 第二の歯車部 63 ピン軸(軸) 65 引っ張りコイルスプリング(付勢手段)
Claims (2)
- 【請求項1】 下げ振り糸(1)を巻き取るリール(2
0)を包蔵したケース(10)にその取付面(10a)
と略垂直な方向に移動自在に収容され、先端の針本体
(41)が前記取付面(10a)から突没されると共に
後部の針柄(42)が前記ケース(10)の背面(10
c)から突出した止め針(40)を有する下げ振り保持
器において、 前記ケース(10)に前記止め針(40)と略平行な方
向へ移動自在に収容され後端の頭部(51)が前記背面
(10c)から突没されるラックプレート(50)と、 前記針柄(42)に形成されたラック状歯部(42c)
にその移動方向に噛合する第一の歯車部(61)及び前
記ラックプレート(50)に形成されたラック状歯部
(52)にその移動方向に噛合する第二の歯車部(6
2)が形成されたリンク部材(60)とを備え、 このリンク部材(60)は前記第一の歯車部(61)側
に偏在した軸(63)の周りに回転自在に設けられてな
ることを特徴とする針抜き機構を備えた下げ振り保持
器。 - 【請求項2】 請求項1の記載において、 ラックプレート(50)は、付勢手段(65)によって
リンク部材(60)を介してケース(10)内へ向けて
付勢されていることを特徴とする針抜き機構を備えた下
げ振り保持器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32908096A JP3699546B2 (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 針抜き機構を備えた下げ振り保持器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32908096A JP3699546B2 (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 針抜き機構を備えた下げ振り保持器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10160471A true JPH10160471A (ja) | 1998-06-19 |
| JP3699546B2 JP3699546B2 (ja) | 2005-09-28 |
Family
ID=18217406
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32908096A Expired - Fee Related JP3699546B2 (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 針抜き機構を備えた下げ振り保持器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3699546B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109556586A (zh) * | 2018-11-21 | 2019-04-02 | 江西建工第四建筑有限责任公司 | 一种建筑施工用便于收放线的发光线坠 |
| CN116448072A (zh) * | 2023-06-15 | 2023-07-18 | 北京永慧互赢科技有限公司 | 一种水利建筑施工方位倾度测量仪 |
| CN117232479A (zh) * | 2023-11-15 | 2023-12-15 | 中铁一局集团有限公司 | 一种墩柱垂直度的检测装置 |
-
1996
- 1996-11-26 JP JP32908096A patent/JP3699546B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109556586A (zh) * | 2018-11-21 | 2019-04-02 | 江西建工第四建筑有限责任公司 | 一种建筑施工用便于收放线的发光线坠 |
| CN109556586B (zh) * | 2018-11-21 | 2021-04-20 | 江西建工第四建筑有限责任公司 | 一种建筑施工用便于收放线的发光线坠 |
| CN116448072A (zh) * | 2023-06-15 | 2023-07-18 | 北京永慧互赢科技有限公司 | 一种水利建筑施工方位倾度测量仪 |
| CN116448072B (zh) * | 2023-06-15 | 2023-09-26 | 北京永慧互赢科技有限公司 | 一种水利建筑施工方位倾度测量仪 |
| CN117232479A (zh) * | 2023-11-15 | 2023-12-15 | 中铁一局集团有限公司 | 一种墩柱垂直度的检测装置 |
| CN117232479B (zh) * | 2023-11-15 | 2024-03-22 | 中铁一局集团有限公司 | 一种墩柱垂直度的检测装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3699546B2 (ja) | 2005-09-28 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6718649B1 (en) | Tape measure housing with post | |
| CN101516757B (zh) | 具有杆加固套环的卷尺 | |
| US20120073093A1 (en) | Linear clip mount comprising an open track in a tongue mounting an immovable guide in a buckle that locks by a levered and sprung projection. | |
| US6811109B1 (en) | Retainer for power-return tape measure spring | |
| JP3222335B2 (ja) | 測定用テープ巻取装置 | |
| JP2000123542A (ja) | 磁気テープカートリッジ | |
| JP2001035126A (ja) | テープカートリッジ | |
| JPH10160471A (ja) | 針抜き機構を備えた下げ振り保持器 | |
| JP3699547B2 (ja) | 止め針交換機構を備えた下げ振り保持器 | |
| JP2019027083A (ja) | スパイラルバランス装置 | |
| JP3163212B2 (ja) | 下げ振り | |
| JP5448996B2 (ja) | 下げ振り保持器 | |
| JPH0741742Y2 (ja) | 下げ振り用糸巻 | |
| JP2578537Y2 (ja) | 魚釣用リール | |
| JPH10222117A (ja) | 旗立て具 | |
| JP2009160277A (ja) | ストラップ装置 | |
| JP2002042759A (ja) | 電子機器及びこれに使用する電池カートリッジ | |
| JP2007101328A (ja) | 巻尺 | |
| JP4728087B2 (ja) | 引出装置 | |
| JP2577254Y2 (ja) | 下げ振り保持器 | |
| JPH0229910Y2 (ja) | ||
| JP2003161601A (ja) | 巻 尺 | |
| JPH1062853A (ja) | アクセサリ収納室を備えたカメラ | |
| JP3027506U (ja) | 軸押え型平面ラッチ装置 | |
| JP2928912B2 (ja) | 小型下げ振り保持器 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050531 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20050608 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050708 |
|
| R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110715 Year of fee payment: 6 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |