JPH10160613A - 不釣り合い計測装置 - Google Patents

不釣り合い計測装置

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JPH10160613A
JPH10160613A JP33162596A JP33162596A JPH10160613A JP H10160613 A JPH10160613 A JP H10160613A JP 33162596 A JP33162596 A JP 33162596A JP 33162596 A JP33162596 A JP 33162596A JP H10160613 A JPH10160613 A JP H10160613A
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Akira Imamura
晃 今村
Masahiro Nishida
政弘 西田
Hiroshi Kanamori
宏 金森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不釣り合い修正加工の可能な分力角度を指定
されたワークの、不釣り合い計測装置への搭載操作の簡
素化をはかる。 【解決手段】 計測装置を回転(回転角≦360°)し
て不釣り合い修正加工可能な分力角度を検出し、その分
力角度を計測装置の基準分力角度に設定する(ステップ
4)ことで、ワークを任意の角度で計測装置に搭載し
ても不釣り合い修正方向を修正加工可能な分力角度算出
(ステップS9)でき、ワークの計測装置への搭載の手
間を大幅に省くことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フライホイールや
(クラッチの)プレッシャプレートのような試験体(以
下「ワーク」と呼ぶ)を回転させて不釣り合い量を検出
する不釣り合い計測装置(バランサ)に関し、特に検出
された不釣り合い量の修正量を上記ワークの所定の分力
角度に設定するための演算手段をそなえた不釣り合い計
測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フライホイール等の試験体(ワー
ク)を回転させて不釣り合い量を検出した場合、図5に
示すように、検出された不釣り合い量UOについて所定
の複数の不釣り合い修正方向(図示の例では45°間隔の
8方向)のうちの所要の修正方向(図示の例では修正量
UC1およびUC2をそれぞれ施される2つの修正方
向)を選択して各修正量UC1,UC2を施した場合の
残留不釣り合い量UROが求められるようになってい
る。そして、残留不釣り合い量UROについて、さらに
所定の修正方向に分解して、その分力UA,UBが求め
られるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば図3
に示すワーク20のように、バランス修正加工(ドリルに
よる穴あけ、あるいは重錘の付加)を施せない個所(例
えば図3中の小孔21の周縁)を有するワークの場合、予
め特定の角度(ワークの基準角度位置からの角度)を修
正できない角度として修正角度から除いておく必要があ
る。つまりバランス修正加工は、修正できる角度の範囲
での分力修正を行なう必要があり、そのためのデータが
バランサに内蔵のコンピュータに入力されている。すな
わち、上記のようなワークのバランス試験の場合、バラ
ンサのコンピュータには、バランス修正の加工可能な角
度についてのデータが予め入力されている。
【0004】したがって、このような場合、当然ワーク
の基準角度位置(0度位置)も予め決めておき、バラン
サ上の基準角度位置(0度位置)とワークの基準角度位
置(0度位置)とを一致させてワークをバランサの回転
盤上に搭載しなければならず、そのために割出し操作が
必要となり、ワークの搭載に手間と時間とを要するとい
う問題点がある。本発明は、このような問題点の解決を
はかろうとするもので、ワークのバランサへの搭載時
に、ワークの基準角度位置をバランサ上の基準角度位置
(0度位置)に合わせなくても修正できる角度の範囲で
の分力修正の演算を行なうことができ、これによりワー
クのバランサへの搭載時の手間を省くことができるよう
にした、不釣り合い計測装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ワークを搭載
可能な回転盤と、同回転盤に搭載されたワークの回転装
置と、上記ワークを回転させて同ワークの不釣合い量を
検出する不釣合い量検出手段と、同不釣合い量検出手段
により検出された不釣合い量を、所定の複数の不釣合い
修正方向と同各修正方向における不釣合い修正量とに分
ける演算を行なう第1の演算手段を有するCPUとをそ
なえた不釣り合い計測装置において、同CPUに、角度
位置センサの信号に基づき上記ワークのバランス修正加
工可能な分力角度を算出する第2の演算手段と、上記不
釣合い計測装置の基準分力角度を、予め入力されている
ワークの基準角度を基準とした同ワークのバランス修正
加工可能な分力角度から上記第2の演算手段で検出され
た分力角度に設定しなおす第3の演算手段と、同第3の
演算手段で設定しなおされた基準分力角度を基準にして
上記第1の演算手段により上記の不釣合い修正方向と不
釣合い修正量とを演算する第4の演算手段とをそなえさ
せて課題解決の手段としている。
【0006】また、上記ワークを最大360°回転さ
せ、上記第2の演算手段により上記角度位置センサの信
号に基づいて上記ワークのバランス修正加工可能な分力
角度の算出が行なえるようにして課題解決の手段として
いる。
【0007】さらに、上記角度位置センサを、上記ワー
クに形成された穴を検出可能な光センサで構成し、ある
いは上記ワークに突設された突起部を検出可能な近接セ
ンサで構成して課題解決の手段としている。
【0008】本発明の不釣り合い計測装置では、フライ
ホイール(ワーク)の基準角度を無視してバランサの回
転盤上に任意の角度でワークを搭載しても、予めバラン
サのCPUにフライホイール(ワーク)のバランス修正
加工可能な分力角度データが入力してあり、しかもバラ
ンサを最大1回転(360°回転)する間にバランス修
正加工不可能な角度を計測してバランスの修正加工可能
な角度(バランサの基準角度で)が検出され、バランサ
では、この角度を分力角度の基準角度として分力角度を
設定しなおしてから、分力演算を行なうようになってい
るため、ワークの搭載の際の手間を大幅に省くことがで
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の一実施
形態としての不釣り合い計測装置について説明すると、
図1はその概略構成を示すブロック図、図2は図1の装
置における演算処理の流れを示すフローチャート、図3
はその小孔を形成されたワークを対象とする角度位置セ
ンサの模式構成図、図4はその周辺に突起部を形成され
たワークを対象とする角度位置センサの模式構成図であ
る。
【0010】この実施形態の不釣り合い計測装置におい
ても、従来の場合と同様に、フライホイール等の試験体
(ワーク)を回転させて不釣り合い量UOが求められ
る。すなわち、図1に示すようにワークの1回転に1回
のパルス信号を取り出すための回転パルスセンサ1と、
同回転パルスセンサ1からのパルス信号に基づきトラッ
キングフィルター2のための同期信号(SIN,COS
信号)を作る同期信号発生器3とが設けられるほか、ワ
ークの振動を検出する振動検出器(ピックアップ)4が
設けられていて、同振動検出器4に可変ゲインアンプ5
を介してトラッキングフィルター2が接続されている。
【0011】なお、トラッキングフィルター2は、回転
数に応じて中心周波数の移動するフィルターであって、
乗算方式のフィルタのことであり、また、可変ゲインア
ンプ5は、信号入力の大きさにより増幅率を可変させる
装置である。
【0012】トラッキングフィルター2からの出力信号
は、AD変換器6でデジタルデータに変換されてインタ
ーフェース7に入力される。このようにしてワークにつ
いて計測された不釣り合い振動が、インターフェース7
に入力されることになるが、その計測値A(AX,A
Y)は、CPU8に導かれて、同計測値に基づき影響係
数法により不釣り合い量UOが演算される。
【0013】さらにCPU8では、上述の不釣り合い量
UOについて、図5に示すように、所定の複数の不釣り
合い修正方向(図示の例では45°間隔の8方向)のうち
の所要の修正方向(図示の例では修正量UC1およびU
C2をそれぞれ施される2つの修正方向)を選択して各
修正量UC1,UC2を施した場合の第1の残留不釣り
合い量UROが求められるようになっている。
【0014】図3に示すようなフライホイール20の場
合、外周部に、すでにあけられている12カ所の小孔21
(小孔21は90°間隔に形成された4個の主小孔21a
と、4個の主小孔21aの両側に等間隔に形成された一対
の従小孔21bとからなる)を避けて、バランス修正加工
を施す角度位置を算出することが必要となる。そのため
に、すなわち各小孔の角度位置を計測するために、一対
の光学式サンサ22,22をそなえた角度位置センサ13が、
一対の従小孔21b, 21bの間隔と等間隔に設けられてい
る。角度センサ13はCPU8に接続されている。
【0015】CPU8において、図2のフローチャート
に示す手順の演算が行われる。まず、フライホイール
(ワーク)20上のバランス修正加工可能な分力角度(ワ
ークの基準角度を基準にして)をCPUに入力し、バラ
ンサの基準分力角度を設定する(ステップS1)。
【0016】次にワークをバランサの回転盤上に任意の
角度で搭載する(ステップS2)。バランサの回転盤を
90°回転し、角度位置センサ13の信号に基づき、ワー
ク上のバランス修正可能な分力角度(バランサの基準角
度を基準にして)を検出する(第2の演算手段)(ステ
ップS3)。
【0017】ステップS3で検出された分力角度を、バ
ランサの基準分力角度として設定しなおす(第3の演算
手段)(ステップS4)。バランサの回転盤、すなわち
ワークを回転する(ステップS5)。
【0018】従来の不釣り合い計測と同様の手順(第1
の演算手段)(ステップS6〜S9)により、分力角度を
演算する(第4の演算手段)。
【0019】演算された不釣り合い量U0がLCD表示
器10に表示され、またキーボード12へのキー入力に応
じ、不釣り合い量の各方向の分力がLED表示器11に呼
び出し表示される(ステップS10)。なおステップS6
〜S10については、例えば特願平6−204341号,
特願平6−254236号に詳述されている。
【0020】このように、フライホイール(ワーク)20
の基準角度を無視してバランサの回転盤上に任意の角度
でワークを搭載しても、予めバランサのCPUにフライ
ホイール(ワーク)20のバランス修正加工可能な分力角
度データが入力してあり、しかもバランサを1/4回転
する間に小孔21のあけられている角度を計測してバラン
スの修正加工可能な角度(バランサの基準角度で)が検
出され、バランサでは、この角度を分力角度の基準角度
として分力角度を設定しなおしてから、分力演算を行な
うようになっているため、ワークの搭載の際の手間を大
幅に省くことができる。
【0021】なお、分力演算の結果の表示角度は、ワー
クの基準角度がバランサの基準角度からのずれ角度分だ
けずれた表示になるが、バランス修正加工位置は既存の
小孔21と干渉しない位置となっており、その角度位置に
おけるバランス修正加工によりフライホイール20の不釣
り合いの修正が可能となる。
【0022】次に、図4に示したプレッシャプレート30
のように、外周に3カ所の突起部31が等間隔に突設され
ており、この突起部31に対して定められた角度(突起部
31の周縁を避けた角度)でバランス修正加工を施さなけ
ればならない場合も、図3のフライホイールの場合と同
様の手順で分力角度の演算を行なうことができる。
【0023】すなわち、プレッシャプレート(ワーク)
30上の指定された角度でバランス修正加工を行なわせる
ために、予めバランサのCPUにワーク30上のバランス
修正加工可能な分力角度(ワークの基準角度を基準にし
て)を入力し、バランサの基準分力角度を設定する(図
2のステップS1)。
【0024】次に、ワークの基準角度を無視してバラン
サの回転盤上にワーク30を任意の角度で搭載する(ステ
ップS2)。このワークの場合、突起31が120°毎に
突設されているという単純な形状であるため、1基の角
度位置センサ32を設ける一方、回転盤を1/3回転する
だけで、突起部31の角度(バランサの基準角度で)検出
できる(ステップS3)。
【0025】ステップS3からステップS10までの手順
は、図3のフライホイールの場合と同様である。なおこ
の場合、角度位置センサ32としては、近接センサが好適
である。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の不釣り合
い計測装置によれば、フライホイール(ワーク)の基準
角度を無視してバランサの回転盤上に任意の角度でワー
クを搭載しても、予めバランサのCPUにフライホイー
ル(ワーク)のバランス修正加工可能な分力角度データ
が入力してあり、しかもバランサを最大1回転(360
°回転)する間にバランス修正加工不可能な角度を計測
してバランスの修正加工可能な角度(バランサの基準角
度で)が検出され、バランサでは、この角度を分力角度
の基準角度として分力角度を設定しなおしてから、分力
演算を行なうようになっているため、ワークの搭載の際
の手間を大幅に省くことができる、という利点が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての不釣り合い計測装
置の概略構成を示すブロック図。
【図2】図1の装置における演算処理の流れを示すフロ
ーチャート。
【図3】同小孔を形成されたワークを対象とする角度位
置センサを示す模式構成図。
【図4】同周辺に突起部を形成されたワークを対象とす
る角度位置センサの模式構成図。
【図5】ワークに対する不釣り合い修正過程を模式的に
示す説明図。
【符号の説明】
1 回転パルスセンサ 2 トラッキングフィルター 3 同期信号発生器 4 振動検出器 5 可変ゲインアンプ 6 AD変換器 7 インターフェース 8 CPU 9 メモリ 10 LCD表示器 11 LED表示器 12 キーボード 13 角度位置センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを搭載可能な回転盤と、 同回転盤に搭載されたワークの回転装置と、 上記ワークを回転させて同ワークの不釣合い量を検出す
    る不釣合い量検出手段と、 同不釣合い量検出手段により検出された不釣合い量を、
    所定の複数の不釣合い修正方向と同各修正方向における
    不釣合い修正量とに分ける演算を行なう第1の演算手段
    を有するCPUとをそなえ、 同CPUが、 角度位置センサの信号に基づき上記ワークのバランス修
    正加工可能な分力角度を算出する第2の演算手段と、 上記不釣合い計測装置の基準分力角度を、予め入力され
    ているワークの基準角度を基準とした同ワークのバラン
    ス修正加工可能な分力角度から上記第2の演算手段で検
    出された分力角度に設定しなおす第3の演算手段と、 同第3の演算手段で設定しなおされた基準分力角度を基
    準にして上記第1の演算手段により上記の不釣合い修正
    方向と不釣合い修正量とを演算する第4の演算手段とを
    そなえていることを特徴とする、不釣り合い計測装置。
  2. 【請求項2】 上記ワークを最大360°回転させるこ
    とにより、上記第2の演算手段が上記角度位置センサの
    信号に基づいて上記ワークのバランス修正加工可能な分
    力角度の算出を行なう機能をそなえたことを特徴とす
    る、請求項1に記載の不釣り合い計測装置。
  3. 【請求項3】 上記角度位置センサが、上記ワークに形
    成された穴を検出可能な光センサで構成されていること
    を特徴とする、請求項1または2に記載の不釣り合い計
    測装置。
  4. 【請求項4】 上記角度位置センサが、上記ワークに突
    設された突起部を検出可能な近接センサで構成されてい
    ることを特徴とする、請求項1または2に記載の不釣り
    合い計測装置。
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