JPH10160681A - パターン欠陥検出装置及びパターン欠陥検出方法 - Google Patents

パターン欠陥検出装置及びパターン欠陥検出方法

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JPH10160681A
JPH10160681A JP31577296A JP31577296A JPH10160681A JP H10160681 A JPH10160681 A JP H10160681A JP 31577296 A JP31577296 A JP 31577296A JP 31577296 A JP31577296 A JP 31577296A JP H10160681 A JPH10160681 A JP H10160681A
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JP31577296A
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Yasuhiro Ueda
泰広 上田
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハードウェアの変更をすることなくソフトウ
ェアの変更を最小限にとどめて、従来は擬似欠陥と判断
された真欠陥を正確に検出できるパターン欠陥検出装置
及びパターン欠陥検出方法を提供する。 【解決手段】 シフト部106は、参照画像を所望のシ
フト量だけシフトする。差分部107は、被検査画像と
参照画像との輝度の差分を求め、不一致部分が拡大強調
された差分画像を得る。真欠陥判定部104は、一定し
きい値以上の輝度を有する不一致部分を抽出すると共
に、ノイズ除去処理を行い真欠陥の判定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LSIウェハ等の
半導体素子回路パターンにおける欠陥を検出することが
できるパターン欠陥検出装置及びパターン欠陥検出方法
に関し、特に正確な欠陥の検出を行うことのできるパタ
ーン欠陥検出装置及びパターン欠陥検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パターン形状を検査する検査方法として
は、従来より、経営開発センター編「音声・画像・文字
情報の実用化技術」(pp262−263,昭55.
9.30)に記載されているパターン比較法が知られて
いる。
【0003】このパターン比較法では、基本的に以下の
ような方法でパターンの検査を実施する。ここでは、図
3に示す半導体回路パターンを検査する場合を例にとっ
て説明する。図3(a)および図3(b)は半導体素子
回路パターンを撮像して得られた画像のある部分の拡大
図である。図3(a)は欠陥を含んでいない参照画像で
あり、この参照画像を基にして検査対象の被検査パター
ンの検査を行う。図3(b)は1,2に示される2つの
欠陥を含んでいる被検査画像を示している。図3(b)
における欠陥1は画像入力時における量子化誤差などに
起因するノイズ(擬似欠陥と判定されるべきもの)であ
り、欠陥2はパターンに欠陥が存在することに起因する
真欠陥である。
【0004】パターンの検査は図3(a),図3(b)
の画像の輝度分布を比較することにより行う。ここで、
図3(b)のラインa,b上の輝度変化をそれぞれGy1
(x),Gy2(x)とする。また、そのラインa,bに
対応する図3(a)におけるラインa’,b’上での参
照画像の輝度変化をそれぞれFy1(x),Fy2(x)と
する。さらに、参照画像と被検査画像の輝度範囲を一致
させるための補正式をH(x)とする。このとき、被検
査画像の補正後の輝度変化G’y1(x),G’y2(x)
は、 G’y1(x)=Gy1(x)+Hy1(x) G’y2(x)=Gy2(x)+Hy2(x) となる。図3(c),(d)はこれらG’y1(x),
G’y2(x)及びGy1(x),Gy2(x)を示す図であ
る。また、図3(e),(f)はそれぞれG’y1(x)
とそれに対応するFy1(x)を,Gy2(x)とそれに対
応するFy2(x)を同時に示した図である。これらの図
から参照画像と被検査画像とに差が生じていることが分
かる。
【0005】次に、参照画像と被検査画像との比較を行
うために、G’y1(x)とそれに対応するFy1(x)の
差及びG’y2(x)とそれに対応するFy2(x)の差を
計算する。その結果をそれぞれ図3(g),(h)に示
す。なお、これらの図では差の絶対値、即ち|F
y1(x)−G’y1(x)|,|Fy2(x)−G’
y2(x)|を示している。
【0006】そして、ここで得られた輝度差(図3
(g),(h))に対してある設定されたしきい値で2
値化処理を行い、しきい値より輝度差が大きな部分を不
一致部l1,l2とする。この不一致部に対してノイズ
除去処理によりノイズを除去した後に残ったものを真欠
陥として検出する。なお、ここでのノイズ除去処理とは
例えば不一致部がある一定幅以上のもののみを除去する
ことでノイズ成分を除去する処理のことである。
【0007】以上示したようなパターン比較に基づいた
パターン欠陥検出方法として、例えば特公昭58−61
448号公報で述べられている方法がある。この方法は
標準パターンを水平、垂直方向に縮小し、境界部周辺に
不感帯を設けたものを複数個作成し、これを参照画像と
して2値化された被検査画像に対してすべてのパターン
について不一致が検出されたときこれを真欠陥とする方
法である。
【0008】また、特公昭63−32666公報で述べ
られている方法では、位置合わせ後の参照画像を上下左
右に±1画素シフトすることにより得られる9種と、参
照画像に設定輝度値±αを加えて得られる2種の計11
種からなるあらたに作成された参照画像との差分を求
め、対応する不一致部の差分の極性が等しいものを2値
化処理することにより真欠陥を検出する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た特公昭58−61448号公報で述べられている方法
では、不感帯を設けていることから境界付近の欠陥の検
出に適さない。
【0010】また、特公昭63−32666公報で述べ
られている方法では、参照画像との比較回数が多くなっ
ているため、多くの処理時間が必要となってしまう。
【0011】さらに、「音声・画像・文字情報の実用化
技術」で述べられている方法では、例えばノイズ除去処
理によってn×mサイズ(Y方向n画素,X方向m画
素)に満たないものをノイズとするようなノイズ除去を
行う場合、不一致部分として検出された図3(g),
(h)のl1,l2はともにフィルターのX成分長であ
る長さmに満たないためノイズとして除去されてしま
い、本来のパターン欠陥が原因となっている不一致部l
2が真欠陥として検出されない(疑似欠陥と判断され
る)という問題がある。
【0012】この問題は、フィルターのサイズを変更す
ることにより検出可能となる場合があるが、通常、ハー
ドウェア等の制限によりフィルターを希望のサイズに変
更できず、また、ソフトウェアの変更には多くの時間を
要してしまう。
【0013】また、上記欠陥を検出するためには欠陥検
出に用いる画像の分解能をあげることにより、画素サイ
ズを小さくすれば可能であるが、その反面スループット
が落ちるためより多くの処理時間が必要となる。
【0014】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであって、パターン欠陥検出において、ハードウ
ェアの変更をすることなくソフトウェアの変更を最小限
にとどめて、従来は擬似欠陥と判断された真欠陥を検出
できるパターン欠陥検出装置及びパターン欠陥検出方法
を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のパター
ン欠陥検出装置は、参照画像と、パターン形状を有する
被検査物からの被検査画像とを、参照画像と被検査画像
とを位置合わせ位置から少なくとも一方向にシフト量α
だけシフトさせるシフト手段と、シフト後の参照画像と
被検査画像との輝度差を検出する差分手段と、輝度差が
輝度しきい値以上の不一致部分を抽出すると共に、不一
致部分の中から上記一方向での大きさがm以下のノイズ
を除去して、被検査物の真欠陥を判定する真欠陥判定手
段と、画像上における前記一方向での大きさがMAXを
越えるものを真欠陥と判定し、MIN以下のものを疑似
欠陥と判定したい場合に、下記(I)式を満たすシフト
量αを前記シフト手段に指示するシフト量指示手段と、
を有しているものである。
【0016】 m−MAX≦α≦m−MIN (I) 請求項2に記載のパターン欠陥検出装置は、請求項1に
記載のパターン欠陥検出装置において、被検査物が所定
の間隔で繰り返されるパターン形状を有するときに、被
検査物からの被検査画像を間隔に対応する量だけシフト
させて、参照画像を生成する参照画像生成手段を有して
いるものである。
【0017】請求項3に記載のパターン欠陥検出方法
は、参照画像と、パターン形状を有する被検査物からの
被検査画像とを、参照画像と被検査画像とを位置合わせ
位置から少なくとも一方向に下記(I)式及び条件(I
I)を満たすシフト量αだけシフトさせ、そのシフト後
の参照画像と被検査画像との輝度差を検出し、輝度差が
輝度しきい値以上の不一致部分を抽出すると共に、不一
致部分の中から上記一方向での大きさがm以下のノイズ
を除去し、残った不一致部分を被検査物の真欠陥と判定
するものである。
【0018】 m−MAX≦α≦m−MIN (I) 画像上における前記一方向での大きさがMAXを越える
ものを 真欠陥と判定し、MIN以下のものを疑似欠陥と判定する。 (II) 請求項4に記載のパターン欠陥検出方法は、請求項3に
記載のパターン欠陥検出方法において、前記参照画像を
前記被検査画像に対して相対的に、右上方向,右下方
向,左上方向,左下方向の4方向にシフトし、この4回
のシフトによって真欠陥の判定を行うことを特徴とする
パターン欠陥検出方法。
【0019】請求項5に記載のパターン欠陥検出方法
は、請求項3に記載のパターン欠陥検出方法において、
被検査物が所定の間隔で繰り返されるパターン形状を有
するときに、被検査物からの被検査画像を上記の間隔に
対応する量の整数倍だけシフトさせて、参照画像を生成
するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0021】図1は本実施の形態のパターン欠陥検出装
置の構成を示す図である。図1に示すようにパターン欠
陥検出装置は、参照画像抽出部101,被検査画像抽出
部102,画像シフト処理部103,真欠陥判定部10
4を有している。画像シフト処理部103は位置合わせ
部105,シフト部106,差分部107,シフト量指
示部108を有している。
【0022】図2は、上記パターン欠陥検出装置による
パターン検出方法の処理の流れを示すフロー図である。
以下、このフロー図及び図1に基づいて本発明のパター
ン欠陥検出装置を説明する。
【0023】なお、ここでは、予め参照画像抽出部10
1のメモリ等に記憶されている参照画像を用いて、被検
査画像抽出部102において撮像された被検査画像の欠
陥を求める場合について説明する。
【0024】まず、ステップ1において、位置合わせ部
105がパターンマッチングにより参照画像と被検査画
像との位置合わせを行う。
【0025】次に、ステップ2において、シフト部10
6がシフト量指示部108からの指示により参照画像を
後述するシフト量だけシフトする(もちろん、被検査画
像をシフトしてもよい)。
【0026】そして、ステップ3において、差分部10
7が被検査画像と参照画像との輝度の差分を求めること
により不一致部分が拡大強調された差分画像を得る。
【0027】最後に、ステップ4において、真欠陥判定
部104でその差分画像から一定しきい値以上の輝度を
有する部分を抽出するとともに、所定の大きさのフィル
タによりノイズ除去処理を行い真欠陥の判定を行う。
【0028】次に、画像シフト処理部103及び真欠陥
判定部104の動作について説明する。なお、ここで
は、図3(b)の半導体素子回路パターンを検査する場
合について具体的に説明する。図3(a)は比較対象で
ある参照画像を示している。図3(b)のラインa,b
に対応する図3(a)のラインa’,b’上のX軸方向
の参照画像の輝度値の変化がそれぞれFy1(x),Fy2
(x)であり、それぞれ図4(a),(b)に示してい
る。
【0029】次に、これら参照画像を左にシフト量αだ
けシフトしたものを新たな参照画像とする。これらは、
それぞれF’y1(x),F’y2(x)として図4
(a),(b)に示している。
【0030】図3(b)の被検査パターン画像のライン
a,b上の輝度変化をそれぞれGy1(x),Gy2(x)
とし、さらに、参照パターン画像と被検査パターン画像
の輝度範囲を一致させるための補正式をH(x)とした
とき、被検査パターン画像の補正後の輝度変化G’
y1(x),G’y2(x)は、 G’y1(x)=Gy1(x)+Hy1(x) G’y2(x)=Gy2(x)+Hy2(x) となる。
【0031】このG’y1(x),G’y2(x)とそれぞ
れ対応する参照パターン画像F’y1(x),F’
y2(x)とを重ね合わせて示したのが図4(c),
(d)である。
【0032】次に、図3(b)のラインa,bにおける
参照画像と被検査画像との比較を行うためにF’
y1(x)とG’y1(x)の差分(輝度差)およびF’y2
(x)とG’y2(x)の差分を求める。図4(e),
(f)はその差分結果の絶対値を示す図である。ここで
得られた輝度差|F’y1(x)−G’y1(x)|,|
F’y2(x)−G’y2(x)|に対してある設定された
しきい値でそれぞれ2値化処理を行い、しきい値より輝
度差が大きな部分を不一致部分としてそれぞれl1’,
l2’とする。図4(e),(f)と従来例における図
3(g),(h)を比較すると、明らかに本発明の図4
(e),(f)の方がしきい値を越える不一致部分の幅
が大きくなっていることがわかる。
【0033】そして、X成分長さmのフィルターによる
ノイズ除去処理によってm以下の不一致部をノイズと判
断して除去すると、図4(e)に示される不一致部分l
1’はフィルターのX成分長である長さm以下のためノ
イズとして除去される。これに対して、図4(f)に示
される不一致部分l2’は長さmを超えるため欠陥とし
て検出される。このようにしてノイズが原因である図3
(b)のl1のような不一致部分は除去され、パターン
欠陥が原因である図3(b)のl2のような不一致部分
は真欠陥として検出される。
【0034】以上のように、本発明では、参照パターン
画像あるいは被検査パターン画像のどちらか一方をシフ
トするだけで不一致部分の幅を拡大でき、また、シフト
量を変えることでその幅を任意に変化できる。したがっ
て、上記シフト量を調整するだけで(複雑な演算処理を
行わなくても)、所望の大きさ以上の欠陥を検出するこ
とができる。
【0035】なお、ここでは、説明のために水平方向の
1次元での説明を行ったが、これに加えて同様な処理を
垂直方向に展開することにより2次元でのパターン欠陥
検出処理が可能である。また、複数のシフト方向を組み
合わせることによっても種々の欠陥が検出可能である。
【0036】次に、シフト量αの決定方法について説明
する。n×mサイズのフィルターによりノイズ除去を行
う場合に、X軸方向成分においては長さXmin以下の
不一致部分を欠陥として検出せず(疑似欠陥とし)、長
さXmaxより大きいものを真欠陥として検出したい場
合は、シフト量αxを次のように設定する。
【0037】m−Xmax≦αx≦m−Xmin(ただ
し、Xmin≦Xmax) このようなシフト量を設定することにより、長さXmi
n以下の不一致部分は検出されず、Xmaxより大きい
ものは真欠陥として検出される。同様にY軸方向成分に
おいては、 n−Ymax≦αy≦n−Ymin(ただし、Ymin
≦Ymax) と設定すればよい。
【0038】次に、本実施の形態のパターン欠陥検出方
法による欠陥検出の具体例を説明する。ここでは、次の
ようなモデルを用いる。すなわち、XY軸方向について
量子化し、さらに輝度値を2値化し、ノイズ除去のため
のフィルターサイズを3×3とする。また、検出したい
真欠陥の大きさを水平・垂直いずれの方向にも2画素よ
り大きいものとし、2画素以下のものを疑似欠陥として
判断する。このとき、上記式よりシフト量は水平・垂直
いずれの方向にも±1画素となる。なお、以上の値は一
例であって、これにより本手法の一般性が失われること
はない。
【0039】また、画像をX軸正方向に1シフトするこ
とを右にシフトする、Y軸正方向に1シフトすることを
上にシフトすると表現し、これらのシフトを同時に行う
ものを右上にシフトするというように表現する。
【0040】上記のような条件の場合において、まず直
線部分における突起・欠け形状の欠陥に対する例を説明
する。図5(a)は実線で囲まれたグレー部からなる矩
形形状の画像であり欠陥がまったく含まれず、これを参
照画像としてパターン欠陥検出に用いる。図5(b)は
(a)と同一部の矩形形状を含む被検査画像であり、位
置合わせ後の参照画像の矩形形状の外周を点線で示して
いる。図5(b)には実線と点線で囲まれる矩形領域が
突起11〜14、欠け21〜24が欠陥として含まれて
おり、これらの欠陥は位置合わせ後に不一致部として検
出されるが、欠け23を除き3×3に満たないため欠陥
として検出されない。
【0041】図5(c)に位置合わせ後の参照画像を右
上に(X方向に+1画素,Y方向に+1画素)シフトし
た際の不一致部を濃淡のグレー領域で示す。このとき、
同図(b)に含まれていた欠陥として突起13,14お
よび欠け21,22が3×3の領域となるため、真欠陥
として検出される。検出された真欠陥を図5(c)の濃
グレー領域として示す。
【0042】また、図5(d)は参照画像を左下に(X
方向に−1画素,Y方向に−1画素)シフトしたもので
あり、同様に突起11,12、欠け23,24が真欠陥
として検出される。
【0043】したがって、図5(b)に示すような欠け
・突起形状の欠陥については、右上にシフトした場合は
上部辺の欠け・下辺部の突起・右辺部の欠け・左辺部の
突起が検出でき、左下にシフトした場合は上部辺の突起
・下辺部の欠け・右辺部の突起・左辺部の欠けが検出で
きる。同様に、右下にシフトした場合は上部辺の突起・
下辺部の欠け・右辺部の欠け・左辺部の突起が検出で
き、左上にシフトした場合は上部辺の欠け・下辺部の突
起・右辺部の突起・左辺部の欠けが検出できる。
【0044】次に、90°角の部分における欠け形状の
欠陥に対する検出方法の例について説明する。図6
(a)は図5(a)と同一部の矩形形状を含む被検査画
像であり、位置合わせ後の参照画像の矩形形状の外周を
点線で示している。図6(a)には実線と点線で囲まれ
る矩形領域が欠け31〜34なる欠陥として含まれてお
り、これらの欠陥は位置合わせ後に不一致部として検出
されるが、3×3に満たないため欠陥として検出されな
い。図6(b)に位置合わせ後の参照画像を右上にシフ
トした際の不一致部を濃淡のグレー領域で示す。このと
き、図6(a)に含まれていた欠陥として欠け31が3
×3の領域となるため、真欠陥として検出される。これ
を、図6(b)に濃グレー領域で示す。同様に、右下に
シフトした場合は欠陥32が、左下にシフトした場合は
欠陥33が、左上にシフトした場合は欠陥34がそれぞ
れ真欠陥として検出され、これらの欠陥を最小構成要素
として含む欠陥も検出可能である。
【0045】次に、90°角の部分における突起形状の
欠陥に対する検出方法を説明する。突起に関しては最小
構成要素として2種類が考えられる。図7(a)は突起
41〜44なる欠陥を含んでおり、図7(b)に右上に
シフトを行った際の不一致部を濃淡のグレー領域で示
す。このとき、図7(a)の欠陥42,43が真欠陥と
して検出される。これらを図7(b)に濃グレー領域で
示す。このことから、同図7(a)に示すような突起形
状の欠陥については、右上にシフトした場合は突起4
2,43が、右下にシフトした場合は突起43,44
が、左下にシフトした場合は突起41,44が、そして
左上にシフトした場合は突起41,42が真欠陥として
検出される。
【0046】また、図7(c)は図7(a)とは異なる
形状の突起51〜54を欠陥として含んでおり、図7
(d)に右上にシフトを行った際の不一致部を濃淡のグ
レー領域で示す。この時、図7(c)の欠陥53,54
が真欠陥として検出される。これらを図7(d)に濃グ
レー領域で示す。このことから、図7(c)に示すよう
な突起形状の欠陥については、右上にシフトした場合は
突起53,54が、右下にシフトした場合は突起51,
54が、左下にシフトした場合は突起51,52が、そ
して左上にシフトした場合は突起52,53が真欠陥と
して検出される。同様に、左下にシフトした場合は欠陥
51,52が真欠陥として検出される。
【0047】ここで示された2種類の欠陥の少なくとも
一方を最小構成要素として含む欠陥も検出可能である。
以上によって、90°角部における欠陥が検出可能であ
る。次に、270°角部の欠陥の検出の例について説明
する。この270°角部については90°角部における
欠陥検出とほぼ等しい。図8(a)に270°角を含む
十字型の領域を示す。図8(b)は図8(a)と同一部
の形状を含む被検査画像であり、位置合わせ後の参照画
像の外周を点線で示している。図8(b)には実線と点
線で囲まれる領域が欠け61,62、突起63なる欠陥
として含まれる。図8(c)に右上にシフトした際の不
一致部分を濃淡のグレー領域で示す。このとき、図8
(b)に含まれる欠陥が真欠陥として検出される。図8
(a)の欠け61の形状の欠陥に関しては、右上にシフ
トした場合は左上部角と右上部角のものが、右下にシフ
トした場合は右上部角と右下部角のものが、左下にシフ
トした場合は右下部角と左下部角のものが、左上にシフ
トした場合は左上部角と左下部角のものが真欠陥として
検出される。図8(a)の欠け62の形状の欠陥の関し
ては、右上にシフトした場合は右上部角と右下部角のも
のが、右下にシフトした場合は右下部角と左下部角のも
のが、左下にシフトした場合は左下部角と左上部角のも
のが、左上にシフトした場合は左上部角と右上部角のも
のが真欠陥として検出される。ここで示された2種類の
欠陥の少なくとも一方を最小構成要素として含む欠陥も
検出可能である。図8(a)の突起63の形状の欠陥に
関してはそれぞれ、右上にシフトした場合は左下部角の
ものが、右下にシフトした場合は左上部角のものが、左
下にシフトした場合は右上部角のものが、左上にシフト
した場合は右下部角のものが真欠陥として検出される。
ここで示された欠陥を最小構成要素として含む欠陥も検
出可能である。以上によって、270°角部における欠
陥が検出可能である。
【0048】次に、45°の斜辺の部分における欠け・
突起形状の欠陥に対する本発明の実施例を示す。図9
(a)は45°の斜辺を含む参照画像であり、図9
(b)は同図(a)と同一部の形状を含む被検査画像で
あり、位置合わせ後の参照画像の形状の外周を点線で示
している。図9(b)には実線と点線で囲まれる領域が
欠け71,72、突起73,74なる欠陥として含まれ
ている。図9(c)に位置合わせ後の参照画像を右上に
シフトした際の不一致部を濃淡のグレー領域で示す。こ
のとき、図9(b)に含まれていた欠陥の欠け71と突
起73が真欠陥として検出される。検出された真欠陥を
図9(c)の濃グレー領域として示す。同様に、図8
(d)は右下にシフトした際のものであり、図9(b)
に含まれる欠け72と突起74が真欠陥として検出され
る。したがって、図9(b)に示すような欠け・突起形
状の欠陥については、右上にシフトした場合は右上部斜
辺の欠けと左下部斜辺の突起が、右下にシフトした場合
は左上部斜辺の突起と右下部斜辺の欠けが、左下にシフ
トした場合は右上部斜辺の突起と左下部斜辺の欠けが、
そして左上にシフトした場合は左上部斜辺の欠けと右下
部斜辺の突起が真欠陥として検出される。以上によって
45°斜辺部における欠陥が検出可能である。
【0049】以上のように、本実施の形態のパターン欠
陥検出方法により、所望の大きさの様々な欠陥が簡単な
処理により検出できる。また、これらの欠陥を最小構成
要素として含む欠陥も検出可能であり、これらが連続す
ることによって構成されるパターンの太り・細りに対応
することが可能である。以上によって、直線部における
欠陥が検出可能である。
【0050】また、本発明のパターン欠陥検出方法で
は、特に繰り返しパターンの場合は図10の処理フロー
が適用できる。ここでは、参照画像として被検査画像に
おける繰り返しパターンを使用する。即ち、図1に示す
構成図において、参照画像抽出部101は被検査画像抽
出部102からの画像データを繰り返し間隔だけシフト
させたものを参照画像として抽出する。
【0051】ここでは、まず、ステップ11において、
被検査画像を繰り返し間隔(繰り返しシフト量)だけシ
フトして参照画像を形成する。
【0052】次に、ステップ12において、参照画像を
上記した所望のシフト量(シフト量指示部に指示された
量)だけシフトする(もちろん、被検査画像をシフトし
てもよい)。
【0053】そして、ステップ13において、被検査画
像と参照画像との輝度の差分を求めることにより不一致
部分が拡大強調された差分画像を得る。
【0054】最後に、ステップ14において、一定しき
い値を越える不一致部分を抽出するとともに、所定の大
きさのフィルタによりノイズ除去処理を行い真欠陥の判
定を行う。
【0055】なお、ここでは、ステップ11とステップ
12の2段階で画像シフトを行っているが、予め繰り返
しシフト量にさらに欠陥拡大のためのシフト量を加えた
分だけ参照画像(あるいは被検査画像)をシフトしても
よいことは言うまでもない。
【0056】次に、繰り返し形状のパターンの欠陥検出
の具体例について説明する。ここでは、次のようなモデ
ルを用いる。すなわち、XY軸方向について量子化し、
さらに輝度値を2値化し、ノイズ除去のためのフィルタ
ーサイズを3×3とする。また、検出したい真欠陥の大
きさを水平・垂直いずれの方向にも2画素より大きいも
のとし、2画素以下のもの(2画素のものを含む)を疑
似欠陥として判断する。このとき、上記式よりシフト量
は水平・垂直いずれの方向にも±1画素となる。
【0057】図11(a)は繰り返し形状を含む被検査
画像であり、欠陥として垂直直線部分の突起81,8
2、270°角部における突起83,84,85,86
を含み、これらを点線と実線で囲まれた部分として示し
ている。ここで、図11(a)をX軸方向に+6画素シ
フトした後にさらに右上にシフトしたものを参照画像と
して用い、被検査画像との不一致部を図11(b)の濃
淡グレー領域で示す。この時、図11(b)には欠陥と
して図11(a)に含まれていた突起81および突起8
3が真欠陥として検出される。これらの欠陥81,83
は上記した図1のフロー図による検出方法でも検出され
るものである。しかしながら、図10で示した繰り返し
形状の検出フローでは、さらに図11(a)の突起82
および突起85が図11(b)の真欠陥82’および8
5’として検出される。これらは、図1のフローによる
検出方法では、右上に1回シフトするだけで検出できる
ものではなく、さらに左下にシフトしなければ検出でき
ない欠陥である。
【0058】以上のように、繰り返し形状の適用におい
ては、右上(または左下)にシフトすると、参照画像を
他に用意する図1のフローにおける方法で右上・左下へ
のシフトを行うことによって検出される欠陥の和に等し
くなり、同様に右下(または左上)にシフトすると、図
1のフローにおける右下・左上へのシフトを行ったもの
の和に等しいことがわかる。要するに、繰り返し形状で
は1回のシフトにより2回分のシフトと同様の欠陥を検
出することが可能である。なお、ここでは、被検査画像
を繰り返し間隔だけシフトさせたものを参照画像として
いるが、もちろん、被検査画像を繰り返し間隔の整数倍
だけシフトさせたものを参照画像としても良い。
【0059】以上説明してきた本発明では、シフト量を
増減することにより、検出したい欠陥の大きさを増減で
きるため、ハードウェアの変更を行わなくとも、簡単に
様々な用途のパターン欠陥検出に適用することができ
る。
【0060】なお、ここでは、欠陥検出の際に、予め所
望の欠陥の大きさに合わせてシフト量を決定していた
が、検出した欠陥の量に応じてシフト量を自動的に増減
し、ノイズ成分ではない真の欠陥の検出を行えるように
することも可能である。
【0061】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、参照画
像(あるいは被検査画像)を検出したい欠陥のサイズに
合わせて予め設定した量だけシフトするという簡単な手
法により、従来手法では検出されなかった欠陥を検出す
ることが可能となり、パターン欠陥検出の精度を向上さ
せることができる。
【0062】また、シフト量の増減により検出したい欠
陥の大きさを可変できるため、様々な用途のパターン欠
陥検出に対応できる。
【0063】また、参照画像を被検査画像に対して相対
的に、右上方向,右下方向,左上方向,左下方向の4方
向にシフトし、この4回のシフトによって真欠陥の判定
を行うことにより、検出したいすべての欠陥を検出する
ことが可能となり、パターン欠陥検出をより確実に行う
ことができる。
【0064】更に、繰り返しパターンを有する被検査物
を検査するときに参照画像として被検査画像をその繰り
返し間隔の整数倍だけ移動させた画像を用いることによ
り、少ない回数のシフト動作によりパターン欠陥の検出
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパターン欠陥検出装置の一構成例を示
すブロック図である。
【図2】図1のパターン欠陥検出方法によるパターン欠
陥検出方法を説明するフロー図である。
【図3】参照画像及び被検査画像の一例、及び、従来の
パターン欠陥検出方法を説明する図である。
【図4】本発明のパターン欠陥検出方法を説明する図で
ある。
【図5】突起,欠け形状に対する本欠陥検出方法の適用
例を示す図である。
【図6】90°角の部分における欠け形状の欠陥に対す
る本欠陥検出方法の適用例を示す図である。
【図7】90°角の部分における突起形状の欠陥に対す
る本欠陥検出方法の適用例を示す図である。
【図8】270°角の部分の欠陥に対する本欠陥検出方
法の適用例を示す図である。
【図9】45°角の部分の欠陥に対する本欠陥検出方法
の適用例を示す図である。
【図10】繰り返しパターンに対する本発明のパターン
欠陥検出方法を説明するフロー図である。
【図11】繰り返しパターンに図10に示すパターン欠
陥検出方法を適用した例を示す図である。
【符号の説明】
1,2,11〜14,41〜44,51〜54,63,
73,74,81,82,83−86 突起形状の欠陥 21〜24,31〜34,61,62,71,72 欠
け形状の欠陥 103 画像シフト処理部 104 真欠陥判定部 105 位置合わせ部 106 シフト部 107 差分部 108 シフト量指示部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 参照画像と、パターン形状を有する被検
    査物からの被検査画像とを、前記参照画像と前記被検査
    画像とを位置合わせ位置から少なくとも一方向にシフト
    量αだけシフトさせるシフト手段と、 該シフト後の前記参照画像と前記被検査画像との輝度差
    を検出する差分手段と、 前記輝度差が輝度しきい値以上の不一致部分を抽出する
    と共に、前記不一致部分の中から前記一方向での大きさ
    がm以下のノイズを除去して前記被検査物の真欠陥を判
    定する真欠陥判定手段と、 画像上における前記一方向での大きさがMAXを越える
    ものを真欠陥と判定し、MIN以下のものを疑似欠陥と
    判定したい場合に、下記(I)式を満たすシフト量αを
    前記シフト手段に指示するシフト量指示手段と、を有し
    ていることを特徴とするパターン欠陥検出装置。 m−MAX≦α≦m−MIN (I)
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のパターン欠陥検出装置
    において、 前記被検査物が所定の間隔で繰り返されるパターン形状
    を有するときに、前記被検査物からの前記被検査画像を
    前記所定の間隔に対応する量だけシフトさせて、前記参
    照画像を生成する参照画像生成手段を有していることを
    特徴とするパターン欠陥検出装置。
  3. 【請求項3】 参照画像と、パターン形状を有する被検
    査物からの被検査画像とを、前記参照画像と前記被検査
    画像とを位置合わせ位置から少なくとも一方向に下記
    (I)式及び条件(II)を満たすシフト量αだけシフ
    トさせ、 該シフト後の前記参照画像と前記被検査画像との輝度差
    を検出し、 前記輝度差が輝度しきい値以上の不一致部分を抽出する
    と共に、前記不一致部分の中から前記一方向での大きさ
    がm以下のノイズを除去して、前記被検査物の真欠陥を
    判定することを特徴とするパターン欠陥検出方法。 m−MAX≦α≦m−MIN (I) 画像上における前記一方向での大きさがMAXを越える
    ものを 真欠陥と判定し、MIN以下のものを疑似欠陥と判定する。 (II)
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のパターン欠陥検出方法
    において、 前記参照画像を前記被検査画像に対して相対的に、右上
    方向,右下方向,左上方向,左下方向の4方向にシフト
    し、この4回のシフトによって真欠陥の判定を行うこと
    を特徴とするパターン欠陥検出方法。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載のパターン欠陥検出方法
    において、 前記被検査物が所定の間隔で繰り返されるパターン形状
    を有するときに、前記被検査物からの前記被検査画像を
    前記間隔に対応する量の整数倍だけシフトさせて、前記
    参照画像を生成することを特徴とするパターン欠陥検出
    方法。
JP31577296A 1996-11-27 1996-11-27 パターン欠陥検出装置及びパターン欠陥検出方法 Pending JPH10160681A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004012201A (ja) * 2002-06-04 2004-01-15 Toshiba Solutions Corp 欠陥検査装置及び欠陥検査プログラム
JP2007003459A (ja) * 2005-06-27 2007-01-11 Tokyo Seimitsu Co Ltd 画像欠陥検査装置、外観検査装置及び画像欠陥検査方法
US7440092B2 (en) * 2000-12-20 2008-10-21 Hitachi, Ltd. Method and apparatus for detecting defects

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