JPH10161155A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH10161155A
JPH10161155A JP32369896A JP32369896A JPH10161155A JP H10161155 A JPH10161155 A JP H10161155A JP 32369896 A JP32369896 A JP 32369896A JP 32369896 A JP32369896 A JP 32369896A JP H10161155 A JPH10161155 A JP H10161155A
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JP
Japan
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scanning signal
electrode
gate electrode
liquid crystal
wiring
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Application number
JP32369896A
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English (en)
Inventor
Minoru Hiroshima
實 廣島
Takashi Isoda
高志 磯田
Yasushi Nakano
泰 中野
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Hitachi Ltd
Japan Display Inc
Original Assignee
Hitachi Device Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 静電気保護回路を構成する非線形素子に静電
気によるダッメジを受けるのを防止。 【解決手段】 いわゆるTOPITOの液晶表示装置の
静電気保護回路の双方向ダイオードにおいて、走査信号
線と同時に形成されるゲート電極は該走査信号線と物理
的に分離されて形成されているとともに、走査信号配
線、ゲート電極、および前記他方の電極との接続は、I
TO膜によって保護膜に形成されたスルーホールを介し
てなされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示装置に係
り、特に、アクティブマトリクス型の液晶表示装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】アクティブマトリクス型の液晶表示装置
は、液晶を介して互いに対向配置される一対の透明基板
のうち一方の透明基板の液晶側の面に、x方向に延在し
y方向に並設される走査信号配線と、これら各走査信号
配線と絶縁されてy方向に延在しx方向に並設される映
像信号配線とが形成され、これら各信号配線によって囲
まれる矩形状の各領域が画素領域として構成されてい
る。
【0003】そして、これら各画素領域には、走査信号
配線からの走査信号(電圧)によってオンされる薄膜ト
ランジスタと、このオンされた薄膜トランジスタを介し
て映像信号線からの映像信号(電圧)が印加される画素
電極とが備えられている。
【0004】一方、このような液晶表示装置において、
各薄膜トランジスタは走査信号配線あるいは映像信号線
を通して何らかの原因によって印加される静電気によっ
て容易に特性が変化してしまうことから、いわゆる静電
気保護回路が備えられたものが知られるに到っている。
【0005】すなわち、画素領域の集まりで構成される
表示部の周辺部であって、液晶が充填されている部分
に、該表示部を囲むようにして無終端の共通配線が形成
され、この共通線と各走査信号配線および各映像信号配
線とを、それぞれの交差部において双方向ダイオードを
介して互いに接続させることによって前記静電気保護回
路を形成している。このような静電気保護回路は、走査
信号配線あるいは映像信号配線から静電気が飛び込んで
きても、たとえば双方向ダイオード等からなる非線形素
子を介して前記共通配線に分散されてしまうことにな
り、薄膜トランジスタを保護できるようになる。
【0006】この場合、前記双方向ダイオード等は、そ
の製造によって工程数を増大させないため、薄膜トラン
ジスタとほぼ同じ構成からなり、該薄膜トランジスタの
製造と並行して形成するとともに、そのゲート電極とソ
ース電極(あるいはドレイン電極)を導電層を介して互
いに接続させることによって構成している。
【0007】一方、このような液晶表示装置は、明るい
画面表示を実現させるため、その画素領域において画素
電極をできるだけ大きくしていわゆる開口率を向上させ
る工夫がなされている。
【0008】このことから、画素電極は、前記走査信号
配線、映像信号配線および薄膜トランジスタを覆って形
成される絶縁膜(保護膜)の上面に形成させ、かつ該絶
縁膜に形成されたコンタクトホールを介して前記薄膜ト
ランジスタの一方の電極(ソース電極)に接続させた構
成のものが知られるに到った。
【0009】このような構成の液晶表示装置は、たとえ
ば映像信号配線等との接触を憂うことなく画素電極を大
きく形成できるようになることから開口率を向上させる
ことができる。
【0010】この場合、前記静電保護回路を、上述した
ように薄膜トランジスタと並行して製造し、その製造工
程を増大させないようにして形成する場合、図5および
図6に示すような構成のものが知られている。ここで、
図5は、走査信号配線側の静電気保護回路の構成を示
し、図6は、映像信号配線側の静電気保護回路の構成を
示している。
【0011】なお、図5、図6に示した構成は、本発明
の実施例の構成を把握することによって明瞭となること
から、ここでは、その詳細な説明は省略する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された液晶表示装置は、その製造の過程におい
て上記双方向ダイオードの電気特性の一つであるスレシ
ュホルド電圧が通常の適正値からシフトしまう結果、該
双方向ダイオードのリーク電流が増大し、これにより、
各信号配線に供給される信号電圧が変動して、表示画質
に悪影響を与えるという弊害が指摘されるに到った。
【0013】本発明者等は、この原因を追及した結果、
前記双方向ダイオードが最終的に形成されていない段階
で、既に形成されている走査信号配線あるいは共通配線
に静電気が飛び込んで来た場合に該双方向ダイオードの
スレシュホルド電圧がシフトしてしまうということを判
明するに到った。
【0014】本発明は、このような事情に基づいてなさ
れたものであり、その目的は、静電気保護回路を構成す
る非線形素子に静電気によるダッメジを受けることのな
い液晶表示装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、基本的には次のような手段からな
るものである。
【0016】手段1.液晶を介して互いに対向配置され
る一対の透明基板のうちその一方の透明基板の液晶側の
面に、x方向に延在しy方向に並設される走査信号配線
と、この走査信号配線に絶縁されy方向に延在しx方向
に並設される映像信号配線とが形成され、これら各信号
配線によって囲まれた各画素領域に、走査信号配線から
の走査信号の供給によってオンされる薄膜トランジスタ
と、このオンされた薄膜トランジスタを介して映像信号
配線からの映像信号が印加される画素電極とを備え、こ
の画素電極は前記各信号配線および薄膜トランジスタを
覆って形成される保護膜上に形成されているものであっ
て、前記各画素領域の集まりで構成される表示部を囲ん
で形成される共通配線と、この共通配線と前記各走査信
号配線との間にそれぞれ形成された非線形素子とで構成
される静電気保護回路を備え、かつ、この非線形素子
は、走査信号配線線と同時に形成されるゲート電極と、
このゲート電極の一部に積層されるゲート絶縁膜と半導
体層との積層体と、共通配線と同時に形成される一方の
電極と、ゲート電極に接続される他方の電極とを備える
双方向ダイオードによって形成されている液晶表示装置
において、走査信号線と同時に形成される前記ゲート電
極は該走査信号線と物理的に分離されて形成されている
とともに、走査信号配線、ゲート電極、および前記他方
の電極との接続は、ITO膜によって保護膜に形成され
たスルーホールを介してなされていることを特徴とする
ものである。
【0017】手段2.液晶を介して互いに対向配置され
る一対の透明基板のうちその一方の透明基板の液晶側の
面に、x方向に延在しy方向に並設される走査信号配線
と、この走査信号配線に絶縁されy方向に延在しx方向
に並設される映像信号配線とが形成され、これら各信号
配線によって囲まれた各画素領域に、走査信号配線から
の走査信号の供給によってオンされる薄膜トランジスタ
と、このオンされた薄膜トランジスタを介して映像信号
配線からの映像信号が印加される画素電極とを備え、こ
の画素電極は、前記各信号配線および薄膜トランジスタ
を覆って形成される保護膜上に形成されているものであ
って、前記各画素領域の集まりで構成される表示部を囲
んで形成される共通配線と、この共通配線と前記映像信
号配線との間にそれぞれ形成された非線形素子とで構成
される静電気保護回路を備え、かつ、前記非線形素子
は、共通配線と同時に形成されるゲート電極と、このゲ
ート電極の一部に積層されるゲート絶縁膜と半導体層と
の積層体と、映像信号配線と同時に形成される一方の電
極と、ゲート電極に接続される他方の電極とを備える双
方向ダイオードによって形成されている液晶表示装置に
おいて、共通配線と同時に形成される前記ゲート電極は
該共通配線と物理的に分離されて形成されているととも
に、共通配線、ゲート電極、および前記他方の電極との
接続は、ITO膜によって保護膜に形成されたスルーホ
ールを介してなされていることを特徴とするものであ
る。
【0018】手段1のように構成した液晶表示装置は、
走査信号配線に静電気が飛び込んできた場合に、その静
電気は双方向ダイオードのゲート電極に印加されること
はなくなる。該ゲート電極に静電気が印加されるのは、
ITO膜によって該走査信号配線とゲート電極との接続
がなされた時点、すなわち双方向ダイオードが完成され
た時点であることから、この時点では、該双方向ダイオ
ードのスレシュホルド電圧をシフトさせることはないと
いう効果を奏する。
【0019】このため、静電気保護回路を構成する非線
形素子に静電気によるダッメジを受けることのない液晶
表示装置を得ることができるようになる。
【0020】手段2のように構成した液晶表示装置は、
共通配線に静電気が飛び込んできた場合に、その静電気
は双方向ダイオードのゲート電極に印加されることはな
くなる。該ゲート電極に静電気が印加されるのは、IT
O膜によって該共通配線とゲート電極との接続がなされ
た時点、すなわち双方向ダイオードが完成された時点で
あることから、この時点では、該双方向ダイオードのス
レシュホルド電圧をシフトさせることはないという効果
を奏する。
【0021】このため、静電気保護回路を構成する非線
形素子に静電気によるダッメジを受けることのない液晶
表示装置を得ることができるようになる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明による液晶表示装置
の一実施例について図1ないし図4を用いて説明をす
る。
【0023】TFT基板の全体構成 まず、図2は、液晶を介して互いに対向配置される一対
の透明基板のうち一方の透明基板、いわゆるTFT基板
TFTSUBと称される透明基板の液晶側の面の構成を
示す平面図である。なお、TFT基板TFTSUBと対
向配置される他の透明基板は図示していないが、図中一
点鎖線の個所を外輪郭として対向配置され、その液晶側
の面には各画素に共通な共通電極(透明電極)が形成さ
れているとともに、カラー表示の場合には対応する画素
毎にカラーフィルタが形成されている。
【0024】図2において、このTFT基板TFTSU
Bは、その製造工程において、規定よりも若干大きめの
ものが用意され、加工がなされた時点で図中CUTLN
の部分でカッテングされてその周辺部が排除されるよう
になっている。このような部分を予め設けているのは、
後に詳述するように、この部分に第1静電気保護回路を
形成するためである。
【0025】このようなTFT基板FTFSUBの面に
は、まず、図中x方向に延在しy方向に並設された走査
信号配線G0〜Gi〜Gnが形成されている。これら各
走査信号配線G0〜Gi〜Gnのそれぞれの一端(図中
左側)には、図中CUTLNの内側に近接されてその端
子部GPADが備えられている。これら各端子部GPA
Dは、走査信号を供給するためのたとえば外付けの駆動
回路に接続される端子部となるものである。また、各走
査信号配線G0〜Gi〜Gnのそれぞれの他端(図中右
側)には、図中CUTLNの外側に延在されかつ非線形
素子INTを介して透明基板TFTの周辺に形成された
いわゆるガードリングGRと称される無終端の配線に接
続されている。このガードリングGRと非線形素子IN
Tは前記第1静電気保護回路を構成するようになってい
る。すなわち、TFT基板TFTSUBの製造の過程に
おいて、各走査信号配線G0〜Gi〜Gnのいずれかに
何らかの原因によって静電気が飛び込んできた場合、非
線形素子ITNを介して該静電気をガードリングGRに
分散させるようになっている。
【0026】また、これら各走査信号配線G0〜Gi〜
Gnと層間絶縁膜を介して図中y方向に延在しx方向に
並設された映像信号配線D1〜Di〜Dmが形成されて
いる。
【0027】これら各映像信号配線D1〜Di〜Dmの
それぞれの一端(図中上側)には、図中CUTLNの内
側に近接されてその端子部DPADが備えられている。
これら各端子部DPADは、映像信号を供給するための
たとえば外付けの駆動回路に接続される端子部となるも
のである。また、各映像信号配線D0〜Di〜Dmのそ
れぞれの他端(図中下側)には、図中CUTLNの外側
にまで延在され非線形素子INTを介して透明基板TF
Tの周辺に形成された前記ガードリングGRに接続され
ている。このガードリングGRと非線形素子INTは前
記第1静電気保護回路を構成するようになっている。す
なわち、TFT基板TFTSUBの製造の過程におい
て、各映像信号配線D1〜Di〜Dmのいずれかに何ら
かの原因によって静電気が飛び込んできた場合、非線形
素子ITNを介して該静電気をガードリングGRに分散
させるようになっている。
【0028】各走査信号配線G0〜Gi〜Gnと各映像
信号配線D0〜Di〜Dmによって囲まれた領域のそれ
ぞれは画素領域を構成し、これら各画素領域(1,
1)、(1,2)、…、(2,1)、(2,2)、…、
(m,n)の集合によって表示部(図中点線で囲まれる
部分)を構成するようになっている。この表示部におけ
る各画素領域の詳細な構成は後に詳述する。
【0029】さらに、この表示部の周辺部であって、対
向する他の透明基板OPSUBとの間に液晶が充填され
ている部分(その輪郭を構成する部分は液晶を封止する
シール剤が形成され図中一点鎖線で示している。)に、
第2静電気保護回路が形成されている。
【0030】この第2静電気保護回路は、表示部を囲む
ようにして無終端の共通配線NRGNDが形成され、こ
の共通配線NRGNDは、これと交差する走査信号線G
0〜Gnおよび映像信号線D1〜Dmのそれぞれと非線
形素子NRを介して接続されて構成されている。
【0031】この、第2静電気保護回路は、TFT基板
TFTSUBの完成によってその周辺部が切断され、前
記第1静電気保護回路が除去された以後において、何ら
かの原因で走査信号配線Giあるいは映像信号配線Dj
に静電気が飛込んだ場合に、非線形素子NRを介して共
通配線NRGNDに分散させる機能を有するようになっ
ている。
【0032】なお、このような第2静電気保護回路にお
いて、走査信号配線G0〜Gi〜Gnの非線形素子IN
Tを介した共通配線NRGNDとの接続部を走査信号配
線側の静電気保護回路と称し、映像信号配線D0〜Di
〜Dmの非線形素子INTを介した共通配線NRGND
との接続部を映像信号配線側の静電気保護回路と称す
る。
【0033】以下、各画素領域の構成、および前記第2
静電気保護回路を走査信号配線側の静電気保護回路と映
像信号配線側の静電気保護回路に分けて順次説明する。
【0034】各画素領域の構成 これら各画素領域(1,1)、…、(m,n)のそれぞ
れは図3(a)に示すように構成されている。なお、同
図(a)のb−b’線における断面図を同図(b)に示
している。以下、製造工程順に各構成部材を説明する。
【0035】同図において、まず、TFT基板TFTS
UB上に走査信号配線Gi、Gi−1が図中x方向に延
在されかつ互いに離間されて形成されている。この走査
信号配線Gi、Gi−1の材料としては特に限定される
ことはないが、この実施例では、たとえばCrとMoと
の合金層を用いている。
【0036】また、この走査信号配線Gi(図中下側の
走査信号配線)の近傍は、薄膜トランジスタTFTTが
形成される領域となっており、前記走査信号配線Giの
形成時においてその一部が前記領域にまで延在されて薄
膜トランジスタTFTのゲート電極26Gが形成されて
いるようになっている。
【0037】そして、このゲート電極26Gを覆うよう
にして、順次ゲート絶縁膜26Iとなる窒化シリコン膜
と、たとえばアモルファスSiからなる半導体層26S
との積層体が形成されている。
【0038】この半導体層26Sの上面にドレイン電極
Edおよびソース電極Esをそれぞれ離間させて形成す
ることによって前記薄膜トランスジタ26が形成される
ことになるが、これら各電極Ed、Esは映像信号配線
Djの形成時に同時に形成されるようになっている。
【0039】すなわち、映像信号配線DjはたとえばC
rとMoとの合金層から構成され、その一部が延在され
て形成されることによってドレイン電極Edが形成さ
れ、また、同時に後述する画素電極ITOとの導通を図
るべくソース電極Esが形成されている。
【0040】なお、この映像信号配線Djは、前記走査
信号配線Gi等との絶縁を図るため、その交差部におい
て前述した窒化シリコン膜と半導体層との積層体の形成
時に同時に形成される層間絶縁膜36上に形成されるよ
うになっている。
【0041】そして、このように加工されたTFT基板
TFTSUBの上面には、その全域に及んでたとえば窒
化シリコン膜からなる保護膜38が形成されている。薄
膜トランジスタTFTと液晶との直接の接触を回避して
該薄膜トランジスタTFTの特性劣化を防止するためで
ある。
【0042】さらに、この保護膜38の上面には、画素
電極ITOがたとえばITO(Indium-Tin-Oxide)から
なる透明導電材によって形成され、その一部は、下層の
保護膜38に形成したコンタクトホールTH0を通して
前記ソース電極Esに接続されている。
【0043】このような画素電極ITOは、それを保護
膜28上に形成することによって映像信号配線Dj、D
j+1との電気的接触を憂えることがないので、その面
積を大きくできいわゆる開口率を向上させることができ
るようになることは上述したとおりである。
【0044】なお、画素電極ITOはその一部が延在さ
れて、図中の薄膜トランジスタTFTをオンさせるため
の走査信号配線Giと隣接する他の走査信号配線Gi−
1に重畳されることにより、付加容量Caddが構成さ
れるようになっている。この付加容量Caddは、薄膜
トランジスタTFTがオフした際に、画素電極ITOに
映像信号が長く蓄積させるため等に設けられたものであ
る。
【0045】走査信号配線側の静電気保護回路の構成 図1(a)は、走査信号配線側の静電気保護回路の等価
回路を示し、同図(b)は該等価回路と幾何学的配置が
同一となっている静電気保護回路の平面図を示し、さら
に、同図(c)は同図(b)のc−c’線における断面
図を示している。
【0046】図1から明らかになるように、共通配線N
RGNDと走査信号配線Giとの接続を図る一対の非線
形素子は、それぞれ薄膜トランジスタTFTとほぼ同様
の層構造を採用する双方向ダイオードとなっており、そ
のカソードと同一機能を有する電極(以下において、ド
レイン電極と称す)がゲート電極に接続されて構成され
ている。
【0047】同図(b)、(c)において、まず、TF
T基板TFTSUBの上面に図中x方向に沿って走査信
号配線Giが形成されている。
【0048】そして、この走査信号配線Giの両側のそ
れぞれには各双方向ダイオードのゲート電極を構成する
電極が前記走査信号配線Giと物理的に分離されて、該
走査信号配線Giの材料(GMly)と同一の材料で該
走査信号配線Giの形成と同時に形成されている。
【0049】この場合、従来技術の対応して示された図
5と比較して判るように、走査信号配線Giとゲート電
極とが電気的に接続して形成(このため、走査信号配線
Giと一体に形成されている)されているのに対して、
本実施例では、該ゲート電極が物理的に分離されて形成
されており、この製造段階ではそれらの間に電気的な接
続がなされていないものとなっている。
【0050】このように構成されたゲート電極は、後の
工程によって走査信号配線Giとの接続が図られるよう
になるが、この接続がなれた時点で双方向ダイオードが
完成されるようになっている。このため、該双方向ダイ
オードの完成時点までの間に該走査信号配線Giに何ら
かの原因で静電気が飛び込んできたとしても、この静電
気は該ゲート電極に印加されることはないという効果を
奏する。
【0051】そして、薄膜トランジスタTFTの製造と
並行して、前記ゲート電極の表面の一部にゲート絶縁
膜、半導体層(aSi/GINSL)を順次積層させた
積層体が形成されている。この積層体は、薄膜トランジ
スタTFTの製造と同様に一括した選択エッチングによ
って形成されるものとなっている。
【0052】さらに、映像信号配線D1、…、Dmと同
時に形成される共通配線NRGNDが図中y方向に沿っ
て形成されている。
【0053】この際、同時に、映像信号配線D1、…、
Dmと同一の材料(DMly)によって、一方の双方向
ダイオードDIO1においては、そのドレイン電極はそ
れ自体で、またソース電極はそれ自体で、それぞれ独立
に形成されるようになっている。
【0054】また、他方の双方向ダイオードDIO2に
おいては、ドレイン電極はそれ自体で、またソース電極
は共通配線NRGNDと一体すなわち電気的に接続され
て形成されたものとなっている。
【0055】そして、このように加工された表面には保
護膜PAS(表示領域で説明した保護膜38と同時に形
成される)が形成され、この保護膜PASに形成された
コンタクトホールを介して、走査信号配線Giおよび共
通配線NRGNDとが各双方向ダイオードDIO1、D
IO2の対応する電極に接続されるようになっている。
【0056】すなわち、ダイオードDIO1において
は、保護膜の上面に形成されるITO(ITOly)に
よってドレイン電極(スルホールTH2を介して)、ゲ
ート電極(スルホールTH3を介して)、および共通配
線NRGND(スルホールTH1を介して)とが互いに
接続され、また、ソース電極(スルホールTH2を介し
て)および走査信号配線Gi(スルホールTH1を介し
て)とが互いに接続されている。
【0057】また、ダイオードDIO2においては、や
はり保護膜PASの上面に形成されるITOによってド
レイン電極(スルホールTH2を介して)、ゲート電極
(スルホールTH1を介して)、および走査信号配線G
i(スルホールTH3を介して)とが互いに接続されて
いる。
【0058】ここで、ダイオードDIO1、DIO2の
各電極と走査信号配線Giおよび共通配線NRGNDと
の接続に要するITOは表示領域において形成する透明
電極ITOの形成時と同時に形成されるようになってい
る。
【0059】映像信号配線側の静電気保護回路の構成 図4(a)は、映像信号配線側の静電気保護回路の等価
回路を示し、同図(b)は該等価回路と幾何学的配置が
同一となっている静電気保護回路の平面図を示し、さら
に同図(c)は同図(b)のc−c’線における断面図
を示している。
【0060】この場合においても図1と同様に、共通配
線NRGNDと映像信号配線Diとの接続を図る一対の
非線形素子は、それぞれ薄膜トランジスタTFTとほぼ
同様の層構造を採用する双方向ダイオードとなってお
り、そのカソードと同一機能を有する電極(以下におい
て、ドレイン電極と称す)がゲート電極に接続されて構
成されている。
【0061】同図(b)、(c)において、まず、TF
T基板TFTSUBの上面に図中x方向に沿って共通配
線NRGNDが形成されている。この共通配線NRGN
Dは走査信号配線Giと同時に形成され、したがって走
査信号配線Giの材料と同一の材料(GMly)で構成
されている。
【0062】そして、この共通配線NRGNDの一方の
側には2つの双方向ダイオードDIO1、DIO2のそ
れぞれのゲート電極を構成する電極が互いに物理的に分
離され、かつ、前記共通配線NRGNDとも物理的に分
離されて形成されている。この場合における各電極も走
査信号配線Giの形成と同時に形成され、該走査信号配
線Giと同一の材料(GMLy)で構成されている。
【0063】この場合、従来技術の対応して示された図
6と比較して判るように、双方向ダイオードDIO2の
ゲート電極が共通配線NRGNDと電気的に接続されて
形成(このため、共通配線NRGNDと一体に形成され
ている)されているのに対して、本実施例では該共通配
線NRGNDと物理的に分離されて形成され、この製造
段階ではそれらの間に電気的な接続がなされていないも
のとなっている。
【0064】このように構成されたゲート電極は、後の
工程によって共通配線NRGNDとの接続が図られるよ
うになるが、この接続がなれた時点で双方向ダイオード
が完成されるようになっている。このため、該双方向ダ
イオードの完成時点までの間に該走査信号配線Giに何
らかの原因で静電気が飛び込んできたとしても、この静
電気は該ゲート電極に印加されることはないという効果
を奏する。
【0065】そして、薄膜トランジスタTFTの製造と
並行して、前記ゲート電極の表面の一部にゲート絶縁
膜、半導体層を順次積層させた積層体(aSi/GIN
SL)が形成されている。この積層体は、薄膜トランジ
スタTFTの製造と同様に一括した選択エッチングによ
って形成されるものとなっている。
【0066】さらに、映像信号配線Diが図中y方向に
沿って形成されている。
【0067】この場合、双方向ダイオードDIO2にお
いて、そのソース電極は映像信号配線Diから延在され
た延在部によって形成されているが、ドレイン電極はそ
れ自体独立のものとして形成されている。
【0068】一方、双方向ダイオードDIO1におい
て、そのドレイン電極は映像信号配線Diから延在され
た延在部によって形成されているが、ソース電極はそれ
自体独立のものとして形成されている。
【0069】このように加工された表面には保護膜PA
S(表示領域で説明した保護膜38と同時に形成され
る)が形成され、この保護膜PASに形成されたコンタ
クトホールを介して、走査信号配線Giおよび共通配線
NRGNDとが各双方向ダイオードDIO1、DIO2
の対応する電極に接続されている。
【0070】すなわち、ダイオードDIO1において
は、保護膜PASの上面に形成されるITO(ITOl
y)によってドレイン電極(スルホールTH2を介し
て)、ゲート電極(スルホールTH3を介して)、およ
び共通配線NRGND(スルホールTH1を介して)と
が互いに接続され、また、ダイオードDIO2において
は、ソース電極(スルホールTH2を介して)および走
査信号配線Gi(スルホールTH1を介して)とが互い
に接続されている。
【0071】以上、本実施例による液晶表示装置によれ
ば、走査信号配線あるいは共通配線に静電気が飛び込ん
できた場合に、その静電気は双方向ダイオードのゲート
電極に印加されることはなくなる。該ゲート電極に静電
気が印加されるのは、ITO膜によって該走査信号配線
とゲート電極との接続がなされた時点、すなわち双方向
ダイオードが完成された時点であることから、この時点
では、該双方向ダイオードのスレシュホルド電圧をシフ
トさせることはないという効果を奏する。
【0072】このため、静電気保護回路を構成する非線
形素子に静電気によるダッメジを受けることのない液晶
表示装置を得ることができるようになる。
【0073】本実施例では、その画素領域の構成として
図3に示すような構成ものを掲げたが、保護膜上に画素
電極ITOが形成されている限りにおいて、必ずしもこ
のような構成に限定する必要がないことはいうまでもな
い。
【0074】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明による液晶表示装置によれば、その静電気保護回
路を構成する非線形素子に静電気によるダッメジを受け
ることのないものを得ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液晶表示装置の走査信号配線側の
第2静電気保護回路の一実施例を示す構成図で、(a)
は等価回路、(b)は平面図、(c)は(b)のc−
c’線における断面図である。
【図2】本発明による液晶表示装置のTFT基板の一実
施例を示す全体概略平面図である。
【図3】本発明による液晶表示装置のTFT基板面に形
成された画素領域の構成の一実施例を示す構成図で、
(a)は平面図、(b)は(a)のb−b線における断
面図である。
【図4】本発明による液晶表示装置の映像信号配線側の
第2静電気保護回路の一実施例を示す構成図で、(a)
は等価回路、(b)は平面図、(c)は(b)のc−
c’線における断面図である。
【図5】従来の走査信号配線側の第2静電気保護回路の
一例を示す構成図で、図1に対応した図である。
【図6】従来の映像信号配線側の第2静電気保護回路の
一例を示す構成図で、図4に対応した図である。
【符号の説明】
G0〜Gn……走査信号配線、D1〜Dm……映像信号
配線、NRGND……共通配線、DIO1,DIO2…
…ダイオード、ITO……ITO膜。
フロントページの続き (72)発明者 中野 泰 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶を介して互いに対向配置される一対
    の透明基板のうちその一方の透明基板の液晶側の面に、
    x方向に延在しy方向に並設される走査信号配線と、こ
    の走査信号配線に絶縁されy方向に延在しx方向に並設
    される映像信号配線とが形成され、これら各信号配線に
    よって囲まれた各画素領域に、走査信号配線からの走査
    信号の供給によってオンされる薄膜トランジスタと、こ
    のオンされた薄膜トランジスタを介して映像信号配線か
    らの映像信号が印加される画素電極とを備え、この画素
    電極は前記各信号配線および薄膜トランジスタを覆って
    形成される保護膜上に形成されているものであって、 前記各画素領域の集まりで構成される表示部を囲んで形
    成される共通配線と、この共通配線と前記各走査信号配
    線との間にそれぞれ形成された非線形素子とで構成され
    る静電気保護回路を備え、かつ、この非線形素子は、走
    査信号配線線と同時に形成されるゲート電極と、このゲ
    ート電極の一部に積層されるゲート絶縁膜と半導体層と
    の積層体と、共通配線と同時に形成される一方の電極
    と、ゲート電極に接続される他方の電極とを備える双方
    向ダイオードによって形成されている液晶表示装置にお
    いて、 走査信号線と同時に形成される前記ゲート電極は該走査
    信号線と物理的に分離されて形成されているとともに、
    走査信号配線、ゲート電極、および前記他方の電極との
    接続は、ITO膜によって保護膜に形成されたスルーホ
    ールを介してなされていることを特徴とする液晶表示装
    置。
  2. 【請求項2】 走査信号線、ゲート電極、および前記他
    方の電極との接続は、画素電極の材料であるITO膜の
    形成と同時になされていることを特徴とする請求項1記
    載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 液晶を介して互いに対向配置される一対
    の透明基板のうちその一方の透明基板の液晶側の面に、
    x方向に延在しy方向に並設される走査信号配線と、こ
    の走査信号配線に絶縁されy方向に延在しx方向に並設
    される映像信号配線とが形成され、これら各信号配線に
    よって囲まれた各画素領域に、走査信号配線からの走査
    信号の供給によってオンされる薄膜トランジスタと、こ
    のオンされた薄膜トランジスタを介して映像信号配線か
    らの映像信号が印加される画素電極とを備え、この画素
    電極は、前記各信号配線および薄膜トランジスタを覆っ
    て形成される保護膜上に形成されているものであって、 前記各画素領域の集まりで構成される表示部を囲んで形
    成される共通配線と、この共通配線と前記映像信号配線
    との間にそれぞれ形成された非線形素子とで構成される
    静電気保護回路を備え、かつ、前記非線形素子は、共通
    配線と同時に形成されるゲート電極と、このゲート電極
    の一部に積層されるゲート絶縁膜と半導体層との積層体
    と、映像信号配線と同時に形成される一方の電極と、ゲ
    ート電極に接続される他方の電極とを備える双方向ダイ
    オードによって形成されている液晶表示装置において、 共通配線と同時に形成される前記ゲート電極は該共通配
    線と物理的に分離されて形成されているとともに、共通
    配線、ゲート電極、および前記他方の電極との接続は、
    ITO膜によって保護膜に形成されたスルーホールを介
    してなされていることを特徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】共通配線、ゲート電極、および前記他方の
    電極との接続は、画素電極の材料であるITO膜の形成
    と同時になされていることを特徴とする請求項3記載の
    液晶表示装置。
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