JPH1016123A - 板状体又は成形体及びその製法 - Google Patents
板状体又は成形体及びその製法Info
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- JPH1016123A JPH1016123A JP8188163A JP18816396A JPH1016123A JP H1016123 A JPH1016123 A JP H1016123A JP 8188163 A JP8188163 A JP 8188163A JP 18816396 A JP18816396 A JP 18816396A JP H1016123 A JPH1016123 A JP H1016123A
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- fibers
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B27—WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
- B27N—MANUFACTURE BY DRY PROCESSES OF ARTICLES, WITH OR WITHOUT ORGANIC BINDING AGENTS, MADE FROM PARTICLES OR FIBRES CONSISTING OF WOOD OR OTHER LIGNOCELLULOSIC OR LIKE ORGANIC MATERIAL
- B27N3/00—Manufacture of substantially flat articles, e.g. boards, from particles or fibres
- B27N3/08—Moulding or pressing
- B27N3/10—Moulding of mats
- B27N3/12—Moulding of mats from fibres
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Forests & Forestry (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 樹脂との結合強度が人工繊維よりも優れてい
る植物性天然繊維の使用を前提とし、優れた透湿性と高
い強度とを兼ね備え、成形後の形状安定性が著しく改善
された板状体又は成形体を提供する。 【解決手段】 必要により麻繊維、竹繊維等の植物性天
然繊維を混合したヤシ繊維からなる繊維マットの少なく
とも1表面及び/又は内部に、縦糸方向と横糸方向での
吸水による長さ変化率の差が2%以下の麻繊維等の植物
性天然繊維からなる編織物を配置し、これらに硬化性樹
脂を付着し、圧縮成形することにより得られた板状体又
は成形体。上記編織物に代えて、吸水による収縮率が3
%以下の麻繊維等の植物性天然繊維からなる編織物、不
織布、又は竹等の薄片よりなるシート状物を用いる。
る植物性天然繊維の使用を前提とし、優れた透湿性と高
い強度とを兼ね備え、成形後の形状安定性が著しく改善
された板状体又は成形体を提供する。 【解決手段】 必要により麻繊維、竹繊維等の植物性天
然繊維を混合したヤシ繊維からなる繊維マットの少なく
とも1表面及び/又は内部に、縦糸方向と横糸方向での
吸水による長さ変化率の差が2%以下の麻繊維等の植物
性天然繊維からなる編織物を配置し、これらに硬化性樹
脂を付着し、圧縮成形することにより得られた板状体又
は成形体。上記編織物に代えて、吸水による収縮率が3
%以下の麻繊維等の植物性天然繊維からなる編織物、不
織布、又は竹等の薄片よりなるシート状物を用いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、木質系ファイバ
ーボード類似の板状体及びこれを所定形状に成形してな
る成形体に関し、特に透湿性と強度の双方において優れ
た性能を発揮し、成形後の形状安定性が良好な板状体又
は成形体に関する。
ーボード類似の板状体及びこれを所定形状に成形してな
る成形体に関し、特に透湿性と強度の双方において優れ
た性能を発揮し、成形後の形状安定性が良好な板状体又
は成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、木造家屋で壁中にグラスウール等
の繊維系の断熱層を形成する場合に、室内の水蒸気を室
外へ逃がすために、外壁と断熱層との間に通気層を形成
することにより、断熱層を透過した室内の水蒸気が通気
層を通って軒下から室外へ拡散するようにしていた。そ
の場合に、この通気層と断熱層を区画する防風層が必要
となる。この防風層は、断熱層を保持する機能を発揮す
るが、水蒸気を通気層へスムーズに透過させ得るように
透湿性に優れたものでなければならない。
の繊維系の断熱層を形成する場合に、室内の水蒸気を室
外へ逃がすために、外壁と断熱層との間に通気層を形成
することにより、断熱層を透過した室内の水蒸気が通気
層を通って軒下から室外へ拡散するようにしていた。そ
の場合に、この通気層と断熱層を区画する防風層が必要
となる。この防風層は、断熱層を保持する機能を発揮す
るが、水蒸気を通気層へスムーズに透過させ得るように
透湿性に優れたものでなければならない。
【0003】この防風層を形成するものとして、従来、
例えばポリエチレン製の不織布が使われてきたが、断熱
層にグラスウール等を使用すると、断熱層の膨張力に押
されてこの不織布が膨出変形し、通気層を狭め、時には
塞いでしまうという欠点があり、このことは特に寒冷地
においてグラスウール等を多量に詰め込んだときに起こ
り易い〔建築工事標準仕様書・同解説JASS24断熱
工事(日本建築学会編)を参照〕。そこで、ファイバー
ボードのなかでも比較的密度が小さく通気性を有する軟
質繊維板の一種であるシージングボードを断熱層の外側
に当て、その端辺を柱、間柱、梁、桁、又はブレース等
の構造材に固定することにより、ある程度の強度を有し
た防風層を形成している。
例えばポリエチレン製の不織布が使われてきたが、断熱
層にグラスウール等を使用すると、断熱層の膨張力に押
されてこの不織布が膨出変形し、通気層を狭め、時には
塞いでしまうという欠点があり、このことは特に寒冷地
においてグラスウール等を多量に詰め込んだときに起こ
り易い〔建築工事標準仕様書・同解説JASS24断熱
工事(日本建築学会編)を参照〕。そこで、ファイバー
ボードのなかでも比較的密度が小さく通気性を有する軟
質繊維板の一種であるシージングボードを断熱層の外側
に当て、その端辺を柱、間柱、梁、桁、又はブレース等
の構造材に固定することにより、ある程度の強度を有し
た防風層を形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
シージングボードは、断熱層の膨張力には耐え得ても、
それ自体が構造用面材として機能するほどの強度は有し
ていない。従って、シージングボード周辺の構造部分の
強度は、専らシージングボード以外の上記構造材に頼る
しかなかった。
シージングボードは、断熱層の膨張力には耐え得ても、
それ自体が構造用面材として機能するほどの強度は有し
ていない。従って、シージングボード周辺の構造部分の
強度は、専らシージングボード以外の上記構造材に頼る
しかなかった。
【0005】本発明はこのような点に着目してなされた
ものであり、第1の課題とするところは、樹脂との結合
強度が人工繊維よりも優れている植物性天然繊維の使用
を前提とし、そのなかで、太い繊維間に大きな隙間が形
成されるヤシ繊維を集めて繊維同士を樹脂により確実に
固定し、これに対して適度な引張強さ及び引張弾性率を
有する、縦糸方向と横糸方向での吸水による長さの変化
がほぼ揃った麻繊維等の植物性天然繊維からなる編織物
を樹脂で一体化して補強することにより、優れた透湿性
と高い強度とを兼ね備え、成形後の形状安定性が著しく
改善された板状体又は成形体を提供することにある。ま
た、併せてその製法も提案するものである。
ものであり、第1の課題とするところは、樹脂との結合
強度が人工繊維よりも優れている植物性天然繊維の使用
を前提とし、そのなかで、太い繊維間に大きな隙間が形
成されるヤシ繊維を集めて繊維同士を樹脂により確実に
固定し、これに対して適度な引張強さ及び引張弾性率を
有する、縦糸方向と横糸方向での吸水による長さの変化
がほぼ揃った麻繊維等の植物性天然繊維からなる編織物
を樹脂で一体化して補強することにより、優れた透湿性
と高い強度とを兼ね備え、成形後の形状安定性が著しく
改善された板状体又は成形体を提供することにある。ま
た、併せてその製法も提案するものである。
【0006】本発明の第2の課題は、樹脂との結合強度
が人工繊維よりも優れている植物性天然繊維の使用を前
提とし、そのなかで、太い繊維間に大きな隙間が形成さ
れるヤシ繊維を集めて繊維同士を樹脂により確実に固定
し、これに対して適度な引張強さ及び引張弾性率を有す
る、吸水による収縮が少なく及び/又は厚みが限度厚さ
以下の麻繊維等の植物性天然繊維からなる編織物、不織
布又は竹等の薄片よりなるシート状物を樹脂で一体化し
て補強することにより、優れた透湿性と高い強度とを兼
ね備え、成形後の形状安定性が著しく改善された板状体
又は成形体を提供することにある。また、併せてその製
法も提案するものである。
が人工繊維よりも優れている植物性天然繊維の使用を前
提とし、そのなかで、太い繊維間に大きな隙間が形成さ
れるヤシ繊維を集めて繊維同士を樹脂により確実に固定
し、これに対して適度な引張強さ及び引張弾性率を有す
る、吸水による収縮が少なく及び/又は厚みが限度厚さ
以下の麻繊維等の植物性天然繊維からなる編織物、不織
布又は竹等の薄片よりなるシート状物を樹脂で一体化し
て補強することにより、優れた透湿性と高い強度とを兼
ね備え、成形後の形状安定性が著しく改善された板状体
又は成形体を提供することにある。また、併せてその製
法も提案するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記第1の
課題を解決するために鋭意検討を行い、縦糸と横糸方向
での吸水による長さ変化率の差が2%以下の麻繊維等の
植物性天然繊維からなる編織物を配置することによって
成形後の形状安定性が改善されることを見いだし、以下
の発明に到った。すなわち本発明は、必要により麻繊
維、竹繊維等の植物性天然繊維を混合したヤシ繊維から
なる繊維マットの少なくとも1表面及び/又は内部に、
縦糸方向と横糸方向での吸水による長さ変化率の差が2
%以下の麻繊維等の植物性天然繊維からなる編織物を配
置し、これらに硬化性樹脂を付着し、圧縮成形すること
により得られた板状体又は成形体に関する。
課題を解決するために鋭意検討を行い、縦糸と横糸方向
での吸水による長さ変化率の差が2%以下の麻繊維等の
植物性天然繊維からなる編織物を配置することによって
成形後の形状安定性が改善されることを見いだし、以下
の発明に到った。すなわち本発明は、必要により麻繊
維、竹繊維等の植物性天然繊維を混合したヤシ繊維から
なる繊維マットの少なくとも1表面及び/又は内部に、
縦糸方向と横糸方向での吸水による長さ変化率の差が2
%以下の麻繊維等の植物性天然繊維からなる編織物を配
置し、これらに硬化性樹脂を付着し、圧縮成形すること
により得られた板状体又は成形体に関する。
【0008】さらに本発明は、編織物として麻繊維から
なる編織物を用いた上記板状体又は成形体に関するもの
である。
なる編織物を用いた上記板状体又は成形体に関するもの
である。
【0009】さらに本発明は、ヤシ繊維として油ヤシ繊
維を用いた上記板状体又は成形体に関するものである。
維を用いた上記板状体又は成形体に関するものである。
【0010】また、さらに本発明は解繊したヤシ繊維
に、必要により麻繊維、竹繊維等の植物性天然繊維を混
合して繊維マットを形成し、この繊維マットの少なくと
も1表面及び/又は内部に、縦糸方向と横糸方向での吸
水による長さ変化率の差が2%以下の麻繊維等の植物性
天然繊維からなる編織物を配置し、これらに硬化性樹脂
を付着し、圧縮成形するという板状体又は成形体の製法
に関する。
に、必要により麻繊維、竹繊維等の植物性天然繊維を混
合して繊維マットを形成し、この繊維マットの少なくと
も1表面及び/又は内部に、縦糸方向と横糸方向での吸
水による長さ変化率の差が2%以下の麻繊維等の植物性
天然繊維からなる編織物を配置し、これらに硬化性樹脂
を付着し、圧縮成形するという板状体又は成形体の製法
に関する。
【0011】次に、本発明者らは上記第2の課題を解決
するために鋭意検討を行い、吸水による収縮率が3%以
下及び/又は厚みが1.5mm以下の麻繊維等の植物性
天然繊維からなる編織物、不織布又は竹等の薄片よりな
るシート状物を配置することによって成形後の形状安定
性が改善されることを見いだし、以下の発明に到った。
すなわち本発明は、必要により麻繊維、竹繊維等の植物
性天然繊維を混合したヤシ繊維からなる繊維マットの少
なくとも1表面及び/又は内部に、吸水による収縮率が
3%以下の麻繊維等の植物性天然繊維からなる編織物、
不織布、又は竹等の薄片よりなるシート状物を配置し、
これらに硬化性樹脂を付着し、圧縮成形することにより
得られた板状体又は成形体に関する。
するために鋭意検討を行い、吸水による収縮率が3%以
下及び/又は厚みが1.5mm以下の麻繊維等の植物性
天然繊維からなる編織物、不織布又は竹等の薄片よりな
るシート状物を配置することによって成形後の形状安定
性が改善されることを見いだし、以下の発明に到った。
すなわち本発明は、必要により麻繊維、竹繊維等の植物
性天然繊維を混合したヤシ繊維からなる繊維マットの少
なくとも1表面及び/又は内部に、吸水による収縮率が
3%以下の麻繊維等の植物性天然繊維からなる編織物、
不織布、又は竹等の薄片よりなるシート状物を配置し、
これらに硬化性樹脂を付着し、圧縮成形することにより
得られた板状体又は成形体に関する。
【0012】さらに本発明は、必要により麻繊維、竹繊
維等の植物性天然繊維を混合したヤシ繊維からなる繊維
マットの少なくとも1表面及び/又は内部に、厚みが
1.5mm以下の麻繊維等の植物性天然繊維からなる編
織物、不織布、又は竹等の薄片よりなるシート状物を配
置し、これらに硬化性樹脂を付着し、圧縮成形すること
により得られた板状体又は成形体に関する。
維等の植物性天然繊維を混合したヤシ繊維からなる繊維
マットの少なくとも1表面及び/又は内部に、厚みが
1.5mm以下の麻繊維等の植物性天然繊維からなる編
織物、不織布、又は竹等の薄片よりなるシート状物を配
置し、これらに硬化性樹脂を付着し、圧縮成形すること
により得られた板状体又は成形体に関する。
【0013】さらに本発明は、吸水による収縮率が3%
以下及び/又は厚みが1.5mm以下の麻繊維等の植物
性天然繊維からなる編織物、不織布、又は竹等の薄片よ
りなるシート状物の目付が10g/m2〜450g/m2
である上記板状体又は成形体に関する。
以下及び/又は厚みが1.5mm以下の麻繊維等の植物
性天然繊維からなる編織物、不織布、又は竹等の薄片よ
りなるシート状物の目付が10g/m2〜450g/m2
である上記板状体又は成形体に関する。
【0014】さらに本発明は、ヤシ繊維として油ヤシ繊
維を用いた上記板状体又は成形体に関する。
維を用いた上記板状体又は成形体に関する。
【0015】さらに本発明は、吸水による収縮率が3%
以下及び/又は厚みが1.5mm以下の植物性天然繊維
からなる編織物が目付が、10g/m2〜450g/m2
の麻繊維からなる編織物である上記板状体又は成形体に
関する。
以下及び/又は厚みが1.5mm以下の植物性天然繊維
からなる編織物が目付が、10g/m2〜450g/m2
の麻繊維からなる編織物である上記板状体又は成形体に
関する。
【0016】また、さらに本発明は、解繊したヤシ繊維
に、必要により麻繊維、竹繊維等の植物性天然繊維を混
合して繊維マットを形成し、この繊維マットの少なくと
も1表面及び/又は内部に、吸水による収縮率が3%以
下及び/又は厚みが1.5mm以下の麻繊維等の植物性
天然繊維からなる編織物、不織布、又は竹等の薄片より
なるシート状物を配置し、これらに硬化性樹脂を付着
し、圧縮成形するという板状体又は成形体の製法に関す
る。
に、必要により麻繊維、竹繊維等の植物性天然繊維を混
合して繊維マットを形成し、この繊維マットの少なくと
も1表面及び/又は内部に、吸水による収縮率が3%以
下及び/又は厚みが1.5mm以下の麻繊維等の植物性
天然繊維からなる編織物、不織布、又は竹等の薄片より
なるシート状物を配置し、これらに硬化性樹脂を付着
し、圧縮成形するという板状体又は成形体の製法に関す
る。
【0017】
<第1実施形態>本発明の第1の実施形態に係る板状体
又は成形体は、必要により麻繊維、竹繊維等の植物性天
然繊維を混合したヤシ繊維からなる繊維マットの少なく
とも1表面及び/又は内部に、縦糸方向と横糸方向での
吸水による長さ変化率の差が2%以下の麻繊維等の植物
性天然繊維からなる編織物を配置し、これらに硬化性樹
脂を付着し、圧縮成形することにより得られる。この板
状体又は成形体は優れた透湿性と高い強度を兼ね備え、
成形後における板状体又は成形体は反りが少なく良好な
形状安定性を示す。
又は成形体は、必要により麻繊維、竹繊維等の植物性天
然繊維を混合したヤシ繊維からなる繊維マットの少なく
とも1表面及び/又は内部に、縦糸方向と横糸方向での
吸水による長さ変化率の差が2%以下の麻繊維等の植物
性天然繊維からなる編織物を配置し、これらに硬化性樹
脂を付着し、圧縮成形することにより得られる。この板
状体又は成形体は優れた透湿性と高い強度を兼ね備え、
成形後における板状体又は成形体は反りが少なく良好な
形状安定性を示す。
【0018】本発明で用いるヤシ繊維とは、ココヤシ、
油ヤシ、サゴヤシ、ナツメヤシ、オウギヤシ、ニッパヤ
シ、サトウヤシ、クジャクヤシ、シュロ、トウジュロ、
クロッグ等のヤシ科の植物から採取される繊維状樹皮、
葉柄基部繊維、中果皮繊維等の繊維をいい、これには油
ヤシの空果房を解繊して得る繊維が含まれる。また、複
数種類のヤシ繊維を混合したものも含む。
油ヤシ、サゴヤシ、ナツメヤシ、オウギヤシ、ニッパヤ
シ、サトウヤシ、クジャクヤシ、シュロ、トウジュロ、
クロッグ等のヤシ科の植物から採取される繊維状樹皮、
葉柄基部繊維、中果皮繊維等の繊維をいい、これには油
ヤシの空果房を解繊して得る繊維が含まれる。また、複
数種類のヤシ繊維を混合したものも含む。
【0019】ヤシ繊維は直径が約100〜600μmと
太いので、繊維マットとしたときには、繊維充填密度に
もよるが繊維間に、例えば100μm〜5mm程度、好
ましくは200μm〜3mm程度の大きさの隙間が形成
される。従って、繊維マットの透湿性は極めて良い。
太いので、繊維マットとしたときには、繊維充填密度に
もよるが繊維間に、例えば100μm〜5mm程度、好
ましくは200μm〜3mm程度の大きさの隙間が形成
される。従って、繊維マットの透湿性は極めて良い。
【0020】この繊維マットに硬化性樹脂を付着させて
圧縮成形する際の樹脂量又は成形時の圧縮の程度によ
り、得られる板状体又は成形体の繊維間の隙間の大きさ
や隙間の密度を種々に変化させることができる。そのこ
とにより板状体又は成形体の透湿性のコントロールが出
来る。例えば、板状体又は成形体の隙間を1〜100μ
m程度、通常5〜50μm程度とすることにより、通気
性は有するが雨は通さない良好な板状体又は成形体も製
造することが可能である。
圧縮成形する際の樹脂量又は成形時の圧縮の程度によ
り、得られる板状体又は成形体の繊維間の隙間の大きさ
や隙間の密度を種々に変化させることができる。そのこ
とにより板状体又は成形体の透湿性のコントロールが出
来る。例えば、板状体又は成形体の隙間を1〜100μ
m程度、通常5〜50μm程度とすることにより、通気
性は有するが雨は通さない良好な板状体又は成形体も製
造することが可能である。
【0021】さらに、ヤシ繊維は、直径が約100〜6
00μmと太く、長さが約5〜30cmと長く、屈曲し
ており繊維同士の絡まりも大きいので、板状体又は成形
体は釘を打ちつけた場合の、釘を保持する力に優れる。
00μmと太く、長さが約5〜30cmと長く、屈曲し
ており繊維同士の絡まりも大きいので、板状体又は成形
体は釘を打ちつけた場合の、釘を保持する力に優れる。
【0022】ヤシ繊維としては油ヤシ繊維を使用するこ
とが好ましい。この油ヤシ繊維は、油ヤシの空果房を解
繊して得られるものである。油ヤシ繊維は他の種類のヤ
シ繊維に比して解繊等に要する労力が少なく、そのため
に製造に要するエネルギーが節減できて、コスト的に安
くつく。例えばココヤシ繊維では、ヤシ殻を軟化させる
ために長期間水中に浸漬し、その後に機械的に繊維状に
解繊するために長期間多大のエネルギーを必要とする。
これに対して油ヤシでは、もともと繊維状のままで集合
体となっている空果房を解繊するから、水中浸漬の必要
はなく、解繊のために要するエネルギーも非常に少なく
て済む。又、油ヤシ繊維はココヤシ繊維に比して発塵性
が少なく、その取扱いにおいて作業環境の悪化が避けら
れ、好ましい。
とが好ましい。この油ヤシ繊維は、油ヤシの空果房を解
繊して得られるものである。油ヤシ繊維は他の種類のヤ
シ繊維に比して解繊等に要する労力が少なく、そのため
に製造に要するエネルギーが節減できて、コスト的に安
くつく。例えばココヤシ繊維では、ヤシ殻を軟化させる
ために長期間水中に浸漬し、その後に機械的に繊維状に
解繊するために長期間多大のエネルギーを必要とする。
これに対して油ヤシでは、もともと繊維状のままで集合
体となっている空果房を解繊するから、水中浸漬の必要
はなく、解繊のために要するエネルギーも非常に少なく
て済む。又、油ヤシ繊維はココヤシ繊維に比して発塵性
が少なく、その取扱いにおいて作業環境の悪化が避けら
れ、好ましい。
【0023】この油ヤシ繊維は、解繊の前後には、油分
及び臭いを除去するために必要に応じて洗浄を行う。油
ヤシ繊維の単体は、剛性度が高く、断面径が100〜6
00μm程度であり、その毛足、すなわち長さも約5〜
30cm程度であり、これを解繊することにより、その
絡み合いも高度なものが期待できる。しかも、油ヤシの
果実からは油ヤシ油が搾取できるが、この果実を採取し
たあとに残る空果房には現在のところ特定の用途がなく
通常は廃棄される運命にあるので、低コストで入手でき
るという利点がある。
及び臭いを除去するために必要に応じて洗浄を行う。油
ヤシ繊維の単体は、剛性度が高く、断面径が100〜6
00μm程度であり、その毛足、すなわち長さも約5〜
30cm程度であり、これを解繊することにより、その
絡み合いも高度なものが期待できる。しかも、油ヤシの
果実からは油ヤシ油が搾取できるが、この果実を採取し
たあとに残る空果房には現在のところ特定の用途がなく
通常は廃棄される運命にあるので、低コストで入手でき
るという利点がある。
【0024】さらに、この繊維マットは必要により麻繊
維、竹繊維等の植物性天然繊維を混合してもよい。ここ
で、植物性天然繊維は、麻を解繊した麻繊維、若竹を解
繊した竹繊維、サトウキビ繊維、へちま繊維、パイナッ
プル繊維、バナナ繊維、コウリャン繊維、イナワラより
得られる繊維、木質繊維等が例示され、天然植物より得
られる繊維質であれば特に限定はない。またこれらは、
単独で混合しても良く、二種以上を同時に混合しても良
い。
維、竹繊維等の植物性天然繊維を混合してもよい。ここ
で、植物性天然繊維は、麻を解繊した麻繊維、若竹を解
繊した竹繊維、サトウキビ繊維、へちま繊維、パイナッ
プル繊維、バナナ繊維、コウリャン繊維、イナワラより
得られる繊維、木質繊維等が例示され、天然植物より得
られる繊維質であれば特に限定はない。またこれらは、
単独で混合しても良く、二種以上を同時に混合しても良
い。
【0025】繊維マットに、例えば麻繊維、竹繊維等の
植物性天然繊維を混合した場合、ヤシ繊維の直径が約1
00〜600μmであるのに対して、麻繊維の直径が約
5〜30μm、竹繊維等の直径が約10〜200μmと
細いため、麻繊維、竹繊維等の植物性天然繊維がヤシ繊
維の交差部分などに絡まり、ヤシ繊維同士の結合強度が
高まると考えられる。
植物性天然繊維を混合した場合、ヤシ繊維の直径が約1
00〜600μmであるのに対して、麻繊維の直径が約
5〜30μm、竹繊維等の直径が約10〜200μmと
細いため、麻繊維、竹繊維等の植物性天然繊維がヤシ繊
維の交差部分などに絡まり、ヤシ繊維同士の結合強度が
高まると考えられる。
【0026】繊維マットを形成するには、ニードルパン
チ等によりヤシ繊維を不織布様又は三次元網組織状に絡
み合わせる処理を行って剥離強度を上げ、さらに必要に
応じてプレス又は熱プレス等により繊維マットを緻密に
する。なお、この繊維マットの厚みは、通常5mm〜2
0mm程度にすると使い易いと云われるが、勿論これに
限定されることなく用途に応じて任意に設定すればよ
く、さらに、この繊維マットの目付は、例えば0.5k
g/m2〜5kg/m2が例示される。また複数枚重ねて
使用してもよい。
チ等によりヤシ繊維を不織布様又は三次元網組織状に絡
み合わせる処理を行って剥離強度を上げ、さらに必要に
応じてプレス又は熱プレス等により繊維マットを緻密に
する。なお、この繊維マットの厚みは、通常5mm〜2
0mm程度にすると使い易いと云われるが、勿論これに
限定されることなく用途に応じて任意に設定すればよ
く、さらに、この繊維マットの目付は、例えば0.5k
g/m2〜5kg/m2が例示される。また複数枚重ねて
使用してもよい。
【0027】編織物は、例えば麻を解繊して得た麻繊維
を撚った麻糸を縦横に編んでなるクロスを含み、従っ
て、ジュートで形成したクロスであるジュートクロスを
含むものである。このような編織物は通気性を持ち、透
湿性に優れる。編織物に用いられる植物性天然繊維は、
複数種類の植物性天然繊維を混合したものを用いても良
く、また、編織物を二種以上用いても良い。
を撚った麻糸を縦横に編んでなるクロスを含み、従っ
て、ジュートで形成したクロスであるジュートクロスを
含むものである。このような編織物は通気性を持ち、透
湿性に優れる。編織物に用いられる植物性天然繊維は、
複数種類の植物性天然繊維を混合したものを用いても良
く、また、編織物を二種以上用いても良い。
【0028】本発明の板状体又は成形体では、繊維マッ
ト、編織物がいずれも植物性天然繊維であって人工繊維
等よりも表面の凹凸が大きいので、人工繊維に比して繊
維同士の絡み合い強度が大きいと共に、いわゆるアンカ
ー効果(接着剤が被着材の表面の空隙に侵入し固化して
釘又はくさびのように作用すること)による硬化性樹脂
との結合強度に優れるという利点を有している。
ト、編織物がいずれも植物性天然繊維であって人工繊維
等よりも表面の凹凸が大きいので、人工繊維に比して繊
維同士の絡み合い強度が大きいと共に、いわゆるアンカ
ー効果(接着剤が被着材の表面の空隙に侵入し固化して
釘又はくさびのように作用すること)による硬化性樹脂
との結合強度に優れるという利点を有している。
【0029】本発明の編織物は、引張強さ及び引張弾性
率の高い麻繊維又は竹繊維等を編み又は織っているの
で、それ自体が優れた引張強さ及び引張弾性率を示す。
率の高い麻繊維又は竹繊維等を編み又は織っているの
で、それ自体が優れた引張強さ及び引張弾性率を示す。
【0030】そして、この編織物は硬化性樹脂を介して
繊維マットと強く接合するから、板状体又は成形体の強
度が高められる。すなわち、編織物を繊維マットの表
面、特に両表面に配置したときには、いわゆるサンドイ
ッチ構造(本体構造の上下を本体構造よりも強度又は剛
性の高い素材で強化する構造)となり、板状体又は成形
体の曲げ強さ及び曲げ弾性率が高くなる。一方、編織物
を繊維マットの内部に配置したときには、板状体又は成
形体の引張強さ及び引張弾性率、せん断強さ及びせん断
弾性率、並びに平面内圧縮強度及び平面内圧縮弾性率が
高くなる。この平面内圧縮強度は、平面応力状態で圧縮
力を受けたときの強さを意味している。さらに、編織物
は吸水、吸湿時の寸法変化が少ないので、繊維マットの
表面又は内部に配置したときには、板状体又は成形体の
吸水、吸湿時の寸法変化が小さくなり、吸水、吸湿時の
強度低下が小さくなる。
繊維マットと強く接合するから、板状体又は成形体の強
度が高められる。すなわち、編織物を繊維マットの表
面、特に両表面に配置したときには、いわゆるサンドイ
ッチ構造(本体構造の上下を本体構造よりも強度又は剛
性の高い素材で強化する構造)となり、板状体又は成形
体の曲げ強さ及び曲げ弾性率が高くなる。一方、編織物
を繊維マットの内部に配置したときには、板状体又は成
形体の引張強さ及び引張弾性率、せん断強さ及びせん断
弾性率、並びに平面内圧縮強度及び平面内圧縮弾性率が
高くなる。この平面内圧縮強度は、平面応力状態で圧縮
力を受けたときの強さを意味している。さらに、編織物
は吸水、吸湿時の寸法変化が少ないので、繊維マットの
表面又は内部に配置したときには、板状体又は成形体の
吸水、吸湿時の寸法変化が小さくなり、吸水、吸湿時の
強度低下が小さくなる。
【0031】さらに、この編織物の縦糸方向と横糸方向
での吸水による長さ変化率の差が2%以下が好ましく、
より好ましくは1.5%以下である。縦糸方向と横糸方
向での吸水による長さ変化率の差が2%を超えると、成
形時及び成形後の吸水や吸湿による変形等により、成形
体そのものの変形を引き起こし、形状保持性が良好にな
らないからである。
での吸水による長さ変化率の差が2%以下が好ましく、
より好ましくは1.5%以下である。縦糸方向と横糸方
向での吸水による長さ変化率の差が2%を超えると、成
形時及び成形後の吸水や吸湿による変形等により、成形
体そのものの変形を引き起こし、形状保持性が良好にな
らないからである。
【0032】ここで、縦糸及び横糸とは編織物において
互いに垂直に交わって織られている糸をいい、縦糸方向
とは縦糸と平行な方向をいい、横糸方向とは横糸と平行
な方向をいう。
互いに垂直に交わって織られている糸をいい、縦糸方向
とは縦糸と平行な方向をいい、横糸方向とは横糸と平行
な方向をいう。
【0033】本発明における吸水による長さ変化率と
は、一定の環境に放置した編織物を水に浸したときの縦
糸方向及び横糸方向での長さの変化量を測定し、この変
化量を浸漬前の長さに対して比率で表したものである。
また、長さ変化率の差とは、縦糸方向と横糸方向の長さ
変化率の絶対値の間に生じる差をいう。
は、一定の環境に放置した編織物を水に浸したときの縦
糸方向及び横糸方向での長さの変化量を測定し、この変
化量を浸漬前の長さに対して比率で表したものである。
また、長さ変化率の差とは、縦糸方向と横糸方向の長さ
変化率の絶対値の間に生じる差をいう。
【0034】また特に本発明においては、編織物とし
て、麻繊維を用いたものが好ましい。ここで麻には綱麻
(黄麻)、大麻、アマ、マオ、及びアンバリアサ等のじ
ん皮繊維をとるものと、マニラアサ、サイザルアサ、ニ
ュージーランドアサ、及びモーリシアスアサ等の組織繊
維をとるものとが含まれる。麻繊維とは、これらの麻か
ら得られる繊維をいう。綱麻(黄麻)の繊維をジュート
というから、ここでいう麻繊維にはジュートが含まれ
る。
て、麻繊維を用いたものが好ましい。ここで麻には綱麻
(黄麻)、大麻、アマ、マオ、及びアンバリアサ等のじ
ん皮繊維をとるものと、マニラアサ、サイザルアサ、ニ
ュージーランドアサ、及びモーリシアスアサ等の組織繊
維をとるものとが含まれる。麻繊維とは、これらの麻か
ら得られる繊維をいう。綱麻(黄麻)の繊維をジュート
というから、ここでいう麻繊維にはジュートが含まれ
る。
【0035】麻の編織物織組織の一例としては、平織、
綾織、朱子織、ナナコ織(正則、不規則を含む)等から
選ぶのが好ましく、この中でも平織、綾織が特に好まし
い。編組織としては平編み、ゴム編み等から選ばれる。
打込密度は織り組織と糸番手の組み合わせにより選択さ
れる。
綾織、朱子織、ナナコ織(正則、不規則を含む)等から
選ぶのが好ましく、この中でも平織、綾織が特に好まし
い。編組織としては平編み、ゴム編み等から選ばれる。
打込密度は織り組織と糸番手の組み合わせにより選択さ
れる。
【0036】また、編織物の耐水性をより向上させる必
要がある場合には、編織物の表面にシリコン等を塗布す
るようにしてもよい。さらに、難燃剤、着色剤、防腐
剤、防蟻剤、防かび剤等を必要により塗布しても良い。
要がある場合には、編織物の表面にシリコン等を塗布す
るようにしてもよい。さらに、難燃剤、着色剤、防腐
剤、防蟻剤、防かび剤等を必要により塗布しても良い。
【0037】本発明の硬化性樹脂を例示するに、まず熱
硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、アミノ樹脂、及
びジアリルフタレート樹脂(DAP樹脂)などがある。
フェノール樹脂には、ノボラック樹脂(酸触媒、フェノ
ール過剰)、レゾール樹脂(塩基性触媒、ホルムアルデ
ヒド過剰)、フェノール−メラミン共重合樹脂、フェノ
ール−ユリア共重合樹脂、フェノール−メラミン−ユリ
ア共重合樹脂、アルキルフェノール変成フェノール樹
脂、ゴム変成フェノール樹脂等の変成フェノール樹脂が
あり、アミノ樹脂にはユリア樹脂(尿素樹脂)、メラミ
ン樹脂、ユリア−メラミン共重合樹脂、ベンゾグアナミ
ン樹脂、及びアセトグアナミン樹脂がある。次に、反応
硬化型樹脂(常温硬化型樹脂)としては、フラン樹脂、
アルキッド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ウレタン樹
脂、エポキシ樹脂、変性(変成)シリコーン樹脂、及び
シリコーン樹脂などがある。さらに、繊維マットの集束
剤又はバインダーとしては、これら硬化性樹脂が寸法精
度、耐久性、強度等の点から好ましい。しかしながら、
物性上少し劣りはするが、バインダー効果を持つアクリ
ル系、スチレン系等の熱可塑型樹脂(特に水性分散液)
及び天然あるいはSBRなどの合成ゴムラテックスも一
部使用することができ、本発明の硬化性樹脂とは、これ
らを含めた概念である。
硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、アミノ樹脂、及
びジアリルフタレート樹脂(DAP樹脂)などがある。
フェノール樹脂には、ノボラック樹脂(酸触媒、フェノ
ール過剰)、レゾール樹脂(塩基性触媒、ホルムアルデ
ヒド過剰)、フェノール−メラミン共重合樹脂、フェノ
ール−ユリア共重合樹脂、フェノール−メラミン−ユリ
ア共重合樹脂、アルキルフェノール変成フェノール樹
脂、ゴム変成フェノール樹脂等の変成フェノール樹脂が
あり、アミノ樹脂にはユリア樹脂(尿素樹脂)、メラミ
ン樹脂、ユリア−メラミン共重合樹脂、ベンゾグアナミ
ン樹脂、及びアセトグアナミン樹脂がある。次に、反応
硬化型樹脂(常温硬化型樹脂)としては、フラン樹脂、
アルキッド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ウレタン樹
脂、エポキシ樹脂、変性(変成)シリコーン樹脂、及び
シリコーン樹脂などがある。さらに、繊維マットの集束
剤又はバインダーとしては、これら硬化性樹脂が寸法精
度、耐久性、強度等の点から好ましい。しかしながら、
物性上少し劣りはするが、バインダー効果を持つアクリ
ル系、スチレン系等の熱可塑型樹脂(特に水性分散液)
及び天然あるいはSBRなどの合成ゴムラテックスも一
部使用することができ、本発明の硬化性樹脂とは、これ
らを含めた概念である。
【0038】上記の硬化性樹脂の内、熱硬化性樹脂が硬
化時間、生産性の観点から好ましく、その内でもフェノ
ール樹脂、アミノ樹脂が良好である。
化時間、生産性の観点から好ましく、その内でもフェノ
ール樹脂、アミノ樹脂が良好である。
【0039】硬化性樹脂の使用量は、板状体に要求され
る物性によって異なるので一概に規定できないが、例え
ば繊維マットと編織物を加えた重量に対して5〜100
重量%、好ましくは5〜50重量%、更に好ましくは1
0〜30重量%が例示される。さらに、編織物への硬化
性樹脂の使用量を変えることで板状体の強度を変えるこ
とができる。すなわち、編織物への硬化性樹脂の使用量
が多くなると板状体の強度を強くすることができる。例
えば、編織物への硬化性樹脂の使用量は5〜500重量
%、好ましくは5〜150重量%が例示される。硬化性
樹脂の使用量が5重量%未満の場合は編織物の積層効果
が発現され難く、500重量%を超えると増量効果が得
られ難くなるからである。
る物性によって異なるので一概に規定できないが、例え
ば繊維マットと編織物を加えた重量に対して5〜100
重量%、好ましくは5〜50重量%、更に好ましくは1
0〜30重量%が例示される。さらに、編織物への硬化
性樹脂の使用量を変えることで板状体の強度を変えるこ
とができる。すなわち、編織物への硬化性樹脂の使用量
が多くなると板状体の強度を強くすることができる。例
えば、編織物への硬化性樹脂の使用量は5〜500重量
%、好ましくは5〜150重量%が例示される。硬化性
樹脂の使用量が5重量%未満の場合は編織物の積層効果
が発現され難く、500重量%を超えると増量効果が得
られ難くなるからである。
【0040】本発明の硬化性樹脂には、必要に応じて可
塑剤、充填剤、補強剤、垂れ防止剤、着色剤、老化防止
剤、接着促進剤、硬化触媒、物性調整剤などを配合し得
る。尚、接着付与剤として、コンニャク、小麦粉、デン
プン等を添加し得る。
塑剤、充填剤、補強剤、垂れ防止剤、着色剤、老化防止
剤、接着促進剤、硬化触媒、物性調整剤などを配合し得
る。尚、接着付与剤として、コンニャク、小麦粉、デン
プン等を添加し得る。
【0041】硬化性樹脂を付着する方法には特に限定は
ない。ヤシ繊維の繊維マットには繊維間に大きな隙間が
形成されるので、噴霧または浸漬により硬化性樹脂を供
給すると、硬化性樹脂が上記隙間を介して全繊維にまん
べんなく付着し、このことにより板状体又は成形体の強
度分布が均一になる。
ない。ヤシ繊維の繊維マットには繊維間に大きな隙間が
形成されるので、噴霧または浸漬により硬化性樹脂を供
給すると、硬化性樹脂が上記隙間を介して全繊維にまん
べんなく付着し、このことにより板状体又は成形体の強
度分布が均一になる。
【0042】本発明の板状体の厚さは、3mm〜25m
mが好ましく、9mm〜20mmがさらに好ましい。板
状体の厚さが3mm未満の場合は充分な曲げ剛性が得ら
れず、25mmを超えると使用用途上、壁厚が厚くなっ
てしまうことが考えられ、現実的ではないからである。
板状体1の密度は0.2g/cm3〜1g/cm3が好ま
しく、さらに0.3g/cm3〜0.7g/cm3が好ま
しく、最も好ましくは、0.35g/cm3〜0.6g
/cm3である。また、板状体の目付は、例えば、板状
体の厚さが9mmの場合、密度が0.2g/cm3で目
付が1.8kg/m2となり、密度が1g/cm3では目
付が9kg/m2となる。密度が0.2g/cm3未満の
場合には板状体の強度が充分でなく、1g/cm3を超
えると透湿性が低下し、板状体又は成形体の重量が重く
なり過ぎてハンドリングが悪くなるからである。
mが好ましく、9mm〜20mmがさらに好ましい。板
状体の厚さが3mm未満の場合は充分な曲げ剛性が得ら
れず、25mmを超えると使用用途上、壁厚が厚くなっ
てしまうことが考えられ、現実的ではないからである。
板状体1の密度は0.2g/cm3〜1g/cm3が好ま
しく、さらに0.3g/cm3〜0.7g/cm3が好ま
しく、最も好ましくは、0.35g/cm3〜0.6g
/cm3である。また、板状体の目付は、例えば、板状
体の厚さが9mmの場合、密度が0.2g/cm3で目
付が1.8kg/m2となり、密度が1g/cm3では目
付が9kg/m2となる。密度が0.2g/cm3未満の
場合には板状体の強度が充分でなく、1g/cm3を超
えると透湿性が低下し、板状体又は成形体の重量が重く
なり過ぎてハンドリングが悪くなるからである。
【0043】さらに、上記第1実施形態に含まれる板状
体1の例を図1に示す。この板状体1は、必要により麻
繊維、竹繊維等の植物性天然繊維を混合したヤシ繊維か
らなる繊維マット2の両表面に、図2に示すように麻繊
維からなる糸を縦横に織ってなる麻クロス4を編織物と
してそれぞれ配置し、これらに硬化性樹脂を付着し、圧
縮成形することにより成形してなるものである。
体1の例を図1に示す。この板状体1は、必要により麻
繊維、竹繊維等の植物性天然繊維を混合したヤシ繊維か
らなる繊維マット2の両表面に、図2に示すように麻繊
維からなる糸を縦横に織ってなる麻クロス4を編織物と
してそれぞれ配置し、これらに硬化性樹脂を付着し、圧
縮成形することにより成形してなるものである。
【0044】上記板状体1の製法は、まず、ヤシ繊維
を、また必要により麻繊維等を解繊し、単位断面径が約
5〜600μm、長さが約5〜30cm程度の繊維を得
る。また、解繊したヤシ繊維には、もっと断面径が太い
繊維、もっと短い繊維も含まれるが、そのまま用いるこ
とができる。この際、ヤシ繊維は自然長が5〜30cm
程度であるので特に加工する必要はないが、麻繊維は自
然長がかなり長いので、適宜設定寸法に切断して用い
る。次に、解繊したヤシ繊維に、必要により解繊した麻
繊維、竹繊維等の植物性天然繊維を混合して繊維マット
2を形成する。この工程で使われる機構は、例えば図3
に示すようにベルトコンベヤ11の上方に第1、第2・
・・の複数のホッパ12,12・・・をベルト進行方向
に直列に設け、各ホッパ12の出口付近に指向させてス
プレーガン13をそれぞれ配置し、ホッパ12の下流に
ベルトコンベヤ11に対向させて加熱圧着ローラ14を
設置したものである。各ホッパ12にはヤシ繊維、麻繊
維、竹繊維等を適宜比率で混合した混合繊維を入れ、ス
プレーガン13,13・・・に硬化性樹脂を加圧供給し
ておく。そして、ベルトコンベヤ11の稼働と同時に各
ホッパ12からベルトコンベヤ11上に混合繊維を落下
供給すると共に、各スプレーガン13から混合繊維に向
けて硬化性樹脂を噴射供給することにより、ベルトコン
ベヤ11上に、第1ホッパ12からの混合繊維により最
下の第1層を形成し、その上に第2ホッパ12からの混
合繊維により第2層を形成し、順次その上に繊維層を形
成してゆき、その後に加熱圧着ローラ14で加圧成形す
ることにより繊維マット2を形成する。勿論、繊維を混
合しないときには全てのホッパ12にヤシ繊維のみを供
給すればよいし、ホッパ12及びスプレーガン13を1
つにしてもよい。また、スプレーガン13はホッパ12
の下流側に配置しても良い。また、第1、第2・・・の
複数のホッパ12,12・・・に供給する繊維の特質
(混合比、繊維太さ、繊維長さ)を変えれば、各層を構
成する繊維の特質を変えることができる。特に繊維マッ
ト2の中心部に太いヤシ繊維を配し、両表面部に細いヤ
シ繊維を配したものは、繊維マット2の表面側の繊維の
接触密度が高まる結果、これから成形される板状体1は
良好なものが得られる。
を、また必要により麻繊維等を解繊し、単位断面径が約
5〜600μm、長さが約5〜30cm程度の繊維を得
る。また、解繊したヤシ繊維には、もっと断面径が太い
繊維、もっと短い繊維も含まれるが、そのまま用いるこ
とができる。この際、ヤシ繊維は自然長が5〜30cm
程度であるので特に加工する必要はないが、麻繊維は自
然長がかなり長いので、適宜設定寸法に切断して用い
る。次に、解繊したヤシ繊維に、必要により解繊した麻
繊維、竹繊維等の植物性天然繊維を混合して繊維マット
2を形成する。この工程で使われる機構は、例えば図3
に示すようにベルトコンベヤ11の上方に第1、第2・
・・の複数のホッパ12,12・・・をベルト進行方向
に直列に設け、各ホッパ12の出口付近に指向させてス
プレーガン13をそれぞれ配置し、ホッパ12の下流に
ベルトコンベヤ11に対向させて加熱圧着ローラ14を
設置したものである。各ホッパ12にはヤシ繊維、麻繊
維、竹繊維等を適宜比率で混合した混合繊維を入れ、ス
プレーガン13,13・・・に硬化性樹脂を加圧供給し
ておく。そして、ベルトコンベヤ11の稼働と同時に各
ホッパ12からベルトコンベヤ11上に混合繊維を落下
供給すると共に、各スプレーガン13から混合繊維に向
けて硬化性樹脂を噴射供給することにより、ベルトコン
ベヤ11上に、第1ホッパ12からの混合繊維により最
下の第1層を形成し、その上に第2ホッパ12からの混
合繊維により第2層を形成し、順次その上に繊維層を形
成してゆき、その後に加熱圧着ローラ14で加圧成形す
ることにより繊維マット2を形成する。勿論、繊維を混
合しないときには全てのホッパ12にヤシ繊維のみを供
給すればよいし、ホッパ12及びスプレーガン13を1
つにしてもよい。また、スプレーガン13はホッパ12
の下流側に配置しても良い。また、第1、第2・・・の
複数のホッパ12,12・・・に供給する繊維の特質
(混合比、繊維太さ、繊維長さ)を変えれば、各層を構
成する繊維の特質を変えることができる。特に繊維マッ
ト2の中心部に太いヤシ繊維を配し、両表面部に細いヤ
シ繊維を配したものは、繊維マット2の表面側の繊維の
接触密度が高まる結果、これから成形される板状体1は
良好なものが得られる。
【0045】次いで、この繊維マット2の両面に麻クロ
ス4,4を配置し、これらに硬化性樹脂を付着させ、熱
圧縮成形する。この工程で使われる機構も、例えば図3
に示すように、繊維マット2を前方へ引っ張りつつ、そ
の上下方から麻クロス4,4を連続供給すると共に、合
流部分にスプレーガン13をそれぞれ配置し、その下流
に加熱圧着ローラ15,15を対向設置したものであ
る。スプレーガン13,13・・・には硬化性樹脂を加
圧供給しておく。そして、ベルトコンベヤ15の稼働と
同時に、各スプレーガン13から硬化性樹脂を噴射供給
し、その後に加熱圧着ローラ15,15で加熱加圧成形
することにより板状体1を連続成形する。
ス4,4を配置し、これらに硬化性樹脂を付着させ、熱
圧縮成形する。この工程で使われる機構も、例えば図3
に示すように、繊維マット2を前方へ引っ張りつつ、そ
の上下方から麻クロス4,4を連続供給すると共に、合
流部分にスプレーガン13をそれぞれ配置し、その下流
に加熱圧着ローラ15,15を対向設置したものであ
る。スプレーガン13,13・・・には硬化性樹脂を加
圧供給しておく。そして、ベルトコンベヤ15の稼働と
同時に、各スプレーガン13から硬化性樹脂を噴射供給
し、その後に加熱圧着ローラ15,15で加熱加圧成形
することにより板状体1を連続成形する。
【0046】このように連続成形する製法の他に、1枚
ごとに成形する方法もある。その場合には、繊維マット
2に硬化性樹脂を付着させて型成形し、これに硬化性樹
脂を介して麻クロス4,4を貼り、熱プレス等により熱
圧縮成形するものである。
ごとに成形する方法もある。その場合には、繊維マット
2に硬化性樹脂を付着させて型成形し、これに硬化性樹
脂を介して麻クロス4,4を貼り、熱プレス等により熱
圧縮成形するものである。
【0047】また、上記板状体1は次のように1枚ごと
に成形してもよい。植物性天然繊維に硬化性樹脂を添加
して攪拌し、繊維の全表面にほぼ均一に硬化性樹脂が付
着するようにする。
に成形してもよい。植物性天然繊維に硬化性樹脂を添加
して攪拌し、繊維の全表面にほぼ均一に硬化性樹脂が付
着するようにする。
【0048】次いで、図示しない型枠の底部に硬化性樹
脂を塗布した麻クロス4を敷設し、その上から上記繊維
を充填し、最後に麻クロス4を敷設する。これを、熱プ
レス等で所定の厚さ及び所定の密度をもって成形し、板
状体1を得る。
脂を塗布した麻クロス4を敷設し、その上から上記繊維
を充填し、最後に麻クロス4を敷設する。これを、熱プ
レス等で所定の厚さ及び所定の密度をもって成形し、板
状体1を得る。
【0049】また、上記実施形態では、繊維マット2の
成形の際に、解繊した植物性天然繊維をそのまま型枠内
に充填する場合について説明したが、繊維をクロスに織
り込むことと共に、このクロスに硬化性樹脂を含浸さ
せ、これを多層に積層し、これを成形するようにしても
よい。これにより、透湿性を損なうことなく、大きな物
理的強度を得ることができる。
成形の際に、解繊した植物性天然繊維をそのまま型枠内
に充填する場合について説明したが、繊維をクロスに織
り込むことと共に、このクロスに硬化性樹脂を含浸さ
せ、これを多層に積層し、これを成形するようにしても
よい。これにより、透湿性を損なうことなく、大きな物
理的強度を得ることができる。
【0050】また、硬化性樹脂はスプレーガン13等で
噴霧することにより繊維に付着させたが、繊維を硬化性
樹脂に浸漬させることにより付着させてもよい。
噴霧することにより繊維に付着させたが、繊維を硬化性
樹脂に浸漬させることにより付着させてもよい。
【0051】尚、硬化性樹脂は、繊維マット2の集束剤
又はバインダーとして使用されると共に、麻クロス自体
への強度付与及び麻クロス4と繊維マット2との結合
剤、更には板状体全体の結合剤又は強度付与のための構
成剤として働く。
又はバインダーとして使用されると共に、麻クロス自体
への強度付与及び麻クロス4と繊維マット2との結合
剤、更には板状体全体の結合剤又は強度付与のための構
成剤として働く。
【0052】従って、図1の板状体1においては、繊維
マット2が麻繊維、竹繊維等の植物性天然繊維を混合し
たヤシ繊維であり、麻クロス4が麻繊維で形成されてお
り、人工繊維等よりも表面の凹凸が大きいので、人工繊
維に比して繊維同士の絡み合い強度が大きいと共に、い
わゆるアンカー効果による硬化性樹脂との結合強度に優
れる。しかも、ヤシ繊維の直径が約100〜600μm
であるのに対して、例えば麻繊維は直径が約5〜30μ
mと細いため、麻繊維等の植物性天然繊維がヤシ繊維の
交差部分などに絡まり、ヤシ繊維同士の結合強度が高め
られる。また、竹繊維等は偏平な形状であり、剛性があ
るため、ヤシ繊維と混合することで強度改善等の意味を
持つ。また、表面層に縦糸方向と横糸方向での吸水によ
る長さ変化率の差が2%以下の麻クロス4を用いている
ため、板状体1の反り、ねじれなどの形状変化が少な
い。従って、この板状体1により防風層を形成すれば、
高い強度により断熱層を安定して保持できるのは勿論の
こと、この板状体1によって防風層周辺の構造部分を補
強することができる。
マット2が麻繊維、竹繊維等の植物性天然繊維を混合し
たヤシ繊維であり、麻クロス4が麻繊維で形成されてお
り、人工繊維等よりも表面の凹凸が大きいので、人工繊
維に比して繊維同士の絡み合い強度が大きいと共に、い
わゆるアンカー効果による硬化性樹脂との結合強度に優
れる。しかも、ヤシ繊維の直径が約100〜600μm
であるのに対して、例えば麻繊維は直径が約5〜30μ
mと細いため、麻繊維等の植物性天然繊維がヤシ繊維の
交差部分などに絡まり、ヤシ繊維同士の結合強度が高め
られる。また、竹繊維等は偏平な形状であり、剛性があ
るため、ヤシ繊維と混合することで強度改善等の意味を
持つ。また、表面層に縦糸方向と横糸方向での吸水によ
る長さ変化率の差が2%以下の麻クロス4を用いている
ため、板状体1の反り、ねじれなどの形状変化が少な
い。従って、この板状体1により防風層を形成すれば、
高い強度により断熱層を安定して保持できるのは勿論の
こと、この板状体1によって防風層周辺の構造部分を補
強することができる。
【0053】そして、ヤシ繊維は直径が約100〜60
0μmと太いので、繊維マット2としたときには、繊維
充填密度にもよるが繊維間に、例えば100μm〜5m
m程度の大きさの隙間が形成されることから、繊維マッ
ト2の透湿性は極めて良い。また、麻クロス4も編み目
が通気性をもつから、透湿性に優れる。従って、これら
の素材から得られる本発明の板状体1は、硬化性樹脂の
量、繊維マット2、麻クロス4の使用量、圧縮成形時の
圧縮率等により、種々の強度と透湿性のものを得ること
ができる。よって、この板状体1は優れた防風層として
機能する。
0μmと太いので、繊維マット2としたときには、繊維
充填密度にもよるが繊維間に、例えば100μm〜5m
m程度の大きさの隙間が形成されることから、繊維マッ
ト2の透湿性は極めて良い。また、麻クロス4も編み目
が通気性をもつから、透湿性に優れる。従って、これら
の素材から得られる本発明の板状体1は、硬化性樹脂の
量、繊維マット2、麻クロス4の使用量、圧縮成形時の
圧縮率等により、種々の強度と透湿性のものを得ること
ができる。よって、この板状体1は優れた防風層として
機能する。
【0054】なお、以上の実施形態では、ヤシ繊維に対
して必要により麻繊維、竹繊維等の植物性天然繊維を混
合して繊維マット2をつくったが、ヤシ繊維のみで繊維
マット2を形成してもよい。
して必要により麻繊維、竹繊維等の植物性天然繊維を混
合して繊維マット2をつくったが、ヤシ繊維のみで繊維
マット2を形成してもよい。
【0055】また、麻クロス4は、引張強さ及び引張弾
性率が適度に高い麻繊維等を編んでいるので、それ自体
が優れた引張強さ及び引張弾性率を示す。そして、この
麻クロス4が硬化性樹脂を介して繊維マット2と強く接
合するから、板状体1の強度が高められる。すなわち、
麻クロス4を繊維マット2の両面に配置した場合には、
いわゆるサンドイッチ構造となって板状体1の曲げ強さ
及び曲げ弾性率が高くなる。さらに、麻クロス4は、吸
水、吸湿時の寸法変化が小さいので、特に繊維マット2
の両面に配置すると、板状体又は成形体の吸水、吸湿時
の寸法変化、吸水、吸湿時の強度低下が小さくなり、好
ましい。また、縦糸方向と横糸方向での吸水による長さ
変化率の差が2%以下であるので、成形後の反り、ねじ
れなどの変形がなく、形状保持性が良好である。従っ
て、板状体1が構造用面材として機能し、防風層周辺の
構造部分を補強することができる。
性率が適度に高い麻繊維等を編んでいるので、それ自体
が優れた引張強さ及び引張弾性率を示す。そして、この
麻クロス4が硬化性樹脂を介して繊維マット2と強く接
合するから、板状体1の強度が高められる。すなわち、
麻クロス4を繊維マット2の両面に配置した場合には、
いわゆるサンドイッチ構造となって板状体1の曲げ強さ
及び曲げ弾性率が高くなる。さらに、麻クロス4は、吸
水、吸湿時の寸法変化が小さいので、特に繊維マット2
の両面に配置すると、板状体又は成形体の吸水、吸湿時
の寸法変化、吸水、吸湿時の強度低下が小さくなり、好
ましい。また、縦糸方向と横糸方向での吸水による長さ
変化率の差が2%以下であるので、成形後の反り、ねじ
れなどの変形がなく、形状保持性が良好である。従っ
て、板状体1が構造用面材として機能し、防風層周辺の
構造部分を補強することができる。
【0056】また、編織物4を繊維マット2の両表面に
配置したが、本発明は、編織物4を繊維マット2の1表
面にのみ配置するもの、編織物4を繊維マット2の内部
に配置するもの、編織物4を繊維マット2の両表面又は
1表面並びに内部に配置するもの、を含むものである。
配置したが、本発明は、編織物4を繊維マット2の1表
面にのみ配置するもの、編織物4を繊維マット2の内部
に配置するもの、編織物4を繊維マット2の両表面又は
1表面並びに内部に配置するもの、を含むものである。
【0057】図4は、第1実施形態に含まれる板状体1
の別の例を示すもので、この板状体1は、繊維マット2
と、この繊維マット2の内部に配された編織物4と、繊
維マット2の両側の表面にそれぞれ配された編織物4と
から構成され、所定板厚の板状に形成されている。
の別の例を示すもので、この板状体1は、繊維マット2
と、この繊維マット2の内部に配された編織物4と、繊
維マット2の両側の表面にそれぞれ配された編織物4と
から構成され、所定板厚の板状に形成されている。
【0058】この場合、編織物4を繊維マット2の内部
に配置したが、編織物4を複数枚とし、編織物4と繊維
マット2のヤシ繊維等とを交互に重ねて多層状に配置し
てもよい。また、編織物4を繊維マット2の内部に配置
する場合には、このように配置した状態でニードルパン
チ等による処理を行えば、繊維マット2と、編織物4の
繊維が良く絡み合って板状体又は成形体の剥離強度が上
がり、曲げ強さ及び曲げ弾性率が向上する。
に配置したが、編織物4を複数枚とし、編織物4と繊維
マット2のヤシ繊維等とを交互に重ねて多層状に配置し
てもよい。また、編織物4を繊維マット2の内部に配置
する場合には、このように配置した状態でニードルパン
チ等による処理を行えば、繊維マット2と、編織物4の
繊維が良く絡み合って板状体又は成形体の剥離強度が上
がり、曲げ強さ及び曲げ弾性率が向上する。
【0059】編織物4を繊維マット2の内部に配置した
ときには、板状体1の引張強さ及び引張弾性率、せん断
強さ及びせん断弾性率、並びに平面内圧縮強度及び平面
内圧縮弾性率が高くなるから、板状体1が構造用面材と
して機能し、防風層周辺の構造部分を補強することがで
きる。
ときには、板状体1の引張強さ及び引張弾性率、せん断
強さ及びせん断弾性率、並びに平面内圧縮強度及び平面
内圧縮弾性率が高くなるから、板状体1が構造用面材と
して機能し、防風層周辺の構造部分を補強することがで
きる。
【0060】また、以上の例では、正面視が矩形で一定
厚さの板状体1についてのみ説明したが、圧縮硬化成形
時に種々形状の型により所望の形状に成形した成形体と
してもよく、その場合においても上記板状体1と同様の
作用及び効果を得ることができる。
厚さの板状体1についてのみ説明したが、圧縮硬化成形
時に種々形状の型により所望の形状に成形した成形体と
してもよく、その場合においても上記板状体1と同様の
作用及び効果を得ることができる。
【0061】<第2実施形態>次に、本発明の第2の実
施形態に係る板状体又は成形体は、必要により麻繊維、
竹繊維等の植物性天然繊維を混合したヤシ繊維からなる
繊維マットの少なくとも1表面及び/又は内部に、吸水
による収縮率が3%以下及び/又は厚みが1.5mm以
下の麻繊維等の植物性天然繊維からなる編織物、不織
布、又は竹等の薄片よりなるシート状物を配置し、これ
らに硬化性樹脂を付着し、圧縮成形することにより得ら
れる。この板状体又は成形体は優れた透湿性と高い強度
を兼ね備え、成形後、板状体又は成形体の反りが少なく
良好な形状安定性を示す。
施形態に係る板状体又は成形体は、必要により麻繊維、
竹繊維等の植物性天然繊維を混合したヤシ繊維からなる
繊維マットの少なくとも1表面及び/又は内部に、吸水
による収縮率が3%以下及び/又は厚みが1.5mm以
下の麻繊維等の植物性天然繊維からなる編織物、不織
布、又は竹等の薄片よりなるシート状物を配置し、これ
らに硬化性樹脂を付着し、圧縮成形することにより得ら
れる。この板状体又は成形体は優れた透湿性と高い強度
を兼ね備え、成形後、板状体又は成形体の反りが少なく
良好な形状安定性を示す。
【0062】ヤシ繊維の概念及び特質等、並びに繊維マ
ットの構成及び製法等は、第1実施形態の場合と同様で
ある。
ットの構成及び製法等は、第1実施形態の場合と同様で
ある。
【0063】編織物は、例えば麻を解繊して得た麻繊維
を撚った麻糸を縦横に編んでなるクロスを含み、従っ
て、ジュートで形成したクロスであるジュートクロスを
含むものである。また不織布は、麻を解繊して得た麻繊
維から乾式でウェッブをつくり、天然ゴムのラテックス
等の接着剤で固め、乾燥仕上げして形成する不織布、及
び湿式抄造法により形成した薄物の不織布を含み、さら
に木質繊維を解繊し湿式抄造法により形成される紙を含
む。また、シート状物は、竹材等から削り出した薄い帯
状の薄片を縦横に編んでなるもの(実際には織りに近
い)を含む。これらの編織物、不織布及びシート状物は
通気性を持ち、透湿性に優れる。編織物、不織布及びシ
ート状物に用いられる植物性天然繊維は、複数種類の植
物性天然繊維を混合したものを用いても良く、また、編
織物、不織布、シート状物を二種以上用いても良い。
を撚った麻糸を縦横に編んでなるクロスを含み、従っ
て、ジュートで形成したクロスであるジュートクロスを
含むものである。また不織布は、麻を解繊して得た麻繊
維から乾式でウェッブをつくり、天然ゴムのラテックス
等の接着剤で固め、乾燥仕上げして形成する不織布、及
び湿式抄造法により形成した薄物の不織布を含み、さら
に木質繊維を解繊し湿式抄造法により形成される紙を含
む。また、シート状物は、竹材等から削り出した薄い帯
状の薄片を縦横に編んでなるもの(実際には織りに近
い)を含む。これらの編織物、不織布及びシート状物は
通気性を持ち、透湿性に優れる。編織物、不織布及びシ
ート状物に用いられる植物性天然繊維は、複数種類の植
物性天然繊維を混合したものを用いても良く、また、編
織物、不織布、シート状物を二種以上用いても良い。
【0064】本発明の板状体又は成形体では、繊維マッ
ト、編織物、不織布及びシート状物がいずれも植物性天
然繊維であって人工繊維等よりも表面の凹凸が大きいの
で、人工繊維に比して繊維同士の絡み合い強度が大きい
と共に、いわゆるアンカー効果による硬化性樹脂との結
合強度に優れるという利点を有している。
ト、編織物、不織布及びシート状物がいずれも植物性天
然繊維であって人工繊維等よりも表面の凹凸が大きいの
で、人工繊維に比して繊維同士の絡み合い強度が大きい
と共に、いわゆるアンカー効果による硬化性樹脂との結
合強度に優れるという利点を有している。
【0065】編織物又はシート状物は、引張強さ及び引
張弾性率の高い麻繊維又は竹繊維等を編み又は織ってい
るので、それ自体が優れた引張強さ及び引張弾性率を示
す。また、不織布は麻等の編織物、竹等のシート状物に
比較すると強度では劣るので、編織物、シート状物が好
ましいが、硬化性樹脂の保持材としての機能をもつ。こ
の不織布を形成する天然繊維には、ナイロン、ポリプロ
ピレン、ポリエチレン、ポリエステル等の合成繊維を必
要により混合してもよい。
張弾性率の高い麻繊維又は竹繊維等を編み又は織ってい
るので、それ自体が優れた引張強さ及び引張弾性率を示
す。また、不織布は麻等の編織物、竹等のシート状物に
比較すると強度では劣るので、編織物、シート状物が好
ましいが、硬化性樹脂の保持材としての機能をもつ。こ
の不織布を形成する天然繊維には、ナイロン、ポリプロ
ピレン、ポリエチレン、ポリエステル等の合成繊維を必
要により混合してもよい。
【0066】そして、この編織物、不織布及びシート状
物は硬化性樹脂を介して繊維マットと強く接合するか
ら、板状体又は成形体の強度が高められる。すなわち、
編織物、不織布及びシート状物を繊維マットの表面、特
に両表面に配置したときには、いわゆるサンドイッチ構
造となり、板状体又は成形体の曲げ強さ及び曲げ弾性率
が高くなる。一方、編織物、不織布及びシート状物を繊
維マットの内部に配置したときには、板状体又は成形体
の引張強さ及び引張弾性率、せん断強さ及びせん断弾性
率、並びに平面内圧縮強度及び平面内圧縮弾性率が高く
なる。さらに、編織物又はシート状物は吸水、吸湿時の
寸法変化が少ないので、繊維マットの表面又は内部に配
置したときには、板状体又は成形体の吸水、吸湿時の寸
法変化が小さくなり、吸水、吸湿時の強度低下が小さく
なる。
物は硬化性樹脂を介して繊維マットと強く接合するか
ら、板状体又は成形体の強度が高められる。すなわち、
編織物、不織布及びシート状物を繊維マットの表面、特
に両表面に配置したときには、いわゆるサンドイッチ構
造となり、板状体又は成形体の曲げ強さ及び曲げ弾性率
が高くなる。一方、編織物、不織布及びシート状物を繊
維マットの内部に配置したときには、板状体又は成形体
の引張強さ及び引張弾性率、せん断強さ及びせん断弾性
率、並びに平面内圧縮強度及び平面内圧縮弾性率が高く
なる。さらに、編織物又はシート状物は吸水、吸湿時の
寸法変化が少ないので、繊維マットの表面又は内部に配
置したときには、板状体又は成形体の吸水、吸湿時の寸
法変化が小さくなり、吸水、吸湿時の強度低下が小さく
なる。
【0067】この編織物、不織布又はシート状物の吸水
による収縮率は3%以下が好ましく、より好ましくは
2.5%以下である。吸水による収縮率が3%を超える
と成形時及び成形後の吸水や吸湿による変形等により、
成形体そのものの変形を引き起こし、形状保持性が良好
にならないからである。
による収縮率は3%以下が好ましく、より好ましくは
2.5%以下である。吸水による収縮率が3%を超える
と成形時及び成形後の吸水や吸湿による変形等により、
成形体そのものの変形を引き起こし、形状保持性が良好
にならないからである。
【0068】この編織物、不織布又はシート状物の厚み
は1.5mm以下が好ましく、より好ましくは1.2m
m以下である。厚みが1.5mmを超えると成形時加熱
圧縮状態での熱の伝導が不均一となり、硬化性樹脂の硬
化状態を不均一にし、これが成形後の変形の原因になる
と考えられるからである。
は1.5mm以下が好ましく、より好ましくは1.2m
m以下である。厚みが1.5mmを超えると成形時加熱
圧縮状態での熱の伝導が不均一となり、硬化性樹脂の硬
化状態を不均一にし、これが成形後の変形の原因になる
と考えられるからである。
【0069】また、この編織物、不織布又はシート状物
の目付は10g/m2〜450g/m2が強度と透湿性、
形状安定性等の観点から好ましい。さらに好ましくは1
00g/m2〜400g/m2、より好ましくは150g
/m2〜350g/m2である。目付が10g/m2未満
の場合には、上述した曲げ強度や圧縮強度などの補強効
果が小さくなるからであり、目付が450g/m2を超
えると、編織物、不織布又はシート状物の変形に板状体
又は成形体が引きづられて、成形後の反りやねじれが大
きくなるからである。
の目付は10g/m2〜450g/m2が強度と透湿性、
形状安定性等の観点から好ましい。さらに好ましくは1
00g/m2〜400g/m2、より好ましくは150g
/m2〜350g/m2である。目付が10g/m2未満
の場合には、上述した曲げ強度や圧縮強度などの補強効
果が小さくなるからであり、目付が450g/m2を超
えると、編織物、不織布又はシート状物の変形に板状体
又は成形体が引きづられて、成形後の反りやねじれが大
きくなるからである。
【0070】編織物及び麻の概念等は、第1実施形態の
場合と同様である。
場合と同様である。
【0071】また、編織物、不織布又はシート状物の耐
水性をより向上させる必要がある場合には、編織物、不
織布又はシート状物の表面にシリコン等を塗布するよう
にしてもよい。さらに、難燃剤、着色剤、防腐剤、防蟻
剤、防かび剤等を必要により塗布しても良い。
水性をより向上させる必要がある場合には、編織物、不
織布又はシート状物の表面にシリコン等を塗布するよう
にしてもよい。さらに、難燃剤、着色剤、防腐剤、防蟻
剤、防かび剤等を必要により塗布しても良い。
【0072】硬化性樹脂の概念及びその付着方法、並び
に板状体の厚さの好ましい範囲等は、1実施形態の場合
と同様である。
に板状体の厚さの好ましい範囲等は、1実施形態の場合
と同様である。
【0073】さらに、上記第2実施形態に含まれる板状
体1の例としては、必要により麻繊維、竹繊維等の植物
性天然繊維を混合したヤシ繊維からなる繊維マット2の
両表面に、麻繊維からなる糸を縦横に織ってなる麻クロ
ス4を編織物としてそれぞれ配置し、これらに硬化性樹
脂を付着し、圧縮成形することにより成形してなるもの
が挙げられる。その外観は上記第1実施形態の例として
図1に示したものと同様である。この板状体1の製法
は、編織物等の構成が異なることを除けば第1実施形態
で説明した製法と同様であり、製法における留意事項等
についても第1実施形態の場合と変わりない。
体1の例としては、必要により麻繊維、竹繊維等の植物
性天然繊維を混合したヤシ繊維からなる繊維マット2の
両表面に、麻繊維からなる糸を縦横に織ってなる麻クロ
ス4を編織物としてそれぞれ配置し、これらに硬化性樹
脂を付着し、圧縮成形することにより成形してなるもの
が挙げられる。その外観は上記第1実施形態の例として
図1に示したものと同様である。この板状体1の製法
は、編織物等の構成が異なることを除けば第1実施形態
で説明した製法と同様であり、製法における留意事項等
についても第1実施形態の場合と変わりない。
【0074】従って、この板状体1においては、繊維マ
ット2が麻繊維、竹繊維等の植物性天然繊維を混合した
ヤシ繊維であり、麻クロス4が麻繊維で形成されてお
り、人工繊維等よりも表面の凹凸が大きいので、人工繊
維に比して繊維同士の絡み合い強度が大きいと共に、い
わゆるアンカー効果による硬化性樹脂との結合強度に優
れる。しかも、ヤシ繊維の直径が約100〜600μm
であるのに対して、例えば麻繊維は直径が約5〜30μ
mと細いため、麻繊維等の植物性天然繊維がヤシ繊維の
交差部分などに絡まり、ヤシ繊維同士の結合強度が高め
られる。また、竹繊維等は偏平な形状であり、剛性があ
るため、ヤシ繊維と混合することで強度改善等の意味を
持つ。また、表面層に吸水による収縮率が3%以下で厚
みが1.5mm以下、目付が10g/m2〜450g/
m2の麻クロスを用いているため、板状体1の反り、ね
じれなどの形状変化が少ない。従って、この板状体1に
より防風層を形成すれば、高い強度により断熱層を安定
して保持できるのは勿論のこと、この板状体1によって
防風層周辺の構造部分を補強することができる。
ット2が麻繊維、竹繊維等の植物性天然繊維を混合した
ヤシ繊維であり、麻クロス4が麻繊維で形成されてお
り、人工繊維等よりも表面の凹凸が大きいので、人工繊
維に比して繊維同士の絡み合い強度が大きいと共に、い
わゆるアンカー効果による硬化性樹脂との結合強度に優
れる。しかも、ヤシ繊維の直径が約100〜600μm
であるのに対して、例えば麻繊維は直径が約5〜30μ
mと細いため、麻繊維等の植物性天然繊維がヤシ繊維の
交差部分などに絡まり、ヤシ繊維同士の結合強度が高め
られる。また、竹繊維等は偏平な形状であり、剛性があ
るため、ヤシ繊維と混合することで強度改善等の意味を
持つ。また、表面層に吸水による収縮率が3%以下で厚
みが1.5mm以下、目付が10g/m2〜450g/
m2の麻クロスを用いているため、板状体1の反り、ね
じれなどの形状変化が少ない。従って、この板状体1に
より防風層を形成すれば、高い強度により断熱層を安定
して保持できるのは勿論のこと、この板状体1によって
防風層周辺の構造部分を補強することができる。
【0075】そして、ヤシ繊維は直径が約100〜60
0μmと太いので、繊維マット2としたときには、繊維
充填密度にもよるが繊維間に、例えば100μm〜5m
m程度の大きさの隙間が形成されることから、繊維マッ
ト2の透湿性は極めて良い。また、麻クロス4も編み目
が通気性をもつから、透湿性に優れる。従って、これら
の素材から得られる本発明の板状体1は、硬化性樹脂の
量、繊維マット2、麻クロス4の使用量、圧縮成形時の
圧縮率等により、種々の強度と透湿性のものを得ること
ができる。よって、この板状体1は優れた防風層として
機能する。
0μmと太いので、繊維マット2としたときには、繊維
充填密度にもよるが繊維間に、例えば100μm〜5m
m程度の大きさの隙間が形成されることから、繊維マッ
ト2の透湿性は極めて良い。また、麻クロス4も編み目
が通気性をもつから、透湿性に優れる。従って、これら
の素材から得られる本発明の板状体1は、硬化性樹脂の
量、繊維マット2、麻クロス4の使用量、圧縮成形時の
圧縮率等により、種々の強度と透湿性のものを得ること
ができる。よって、この板状体1は優れた防風層として
機能する。
【0076】なお、以上の実施形態では、ヤシ繊維に対
して必要により麻繊維、竹繊維等の植物性天然繊維を混
合して繊維マット2をつくったが、ヤシ繊維のみで繊維
マット2を形成してもよい。
して必要により麻繊維、竹繊維等の植物性天然繊維を混
合して繊維マット2をつくったが、ヤシ繊維のみで繊維
マット2を形成してもよい。
【0077】また、麻クロス4は、引張強さ及び引張弾
性率が適度に高い麻繊維等を編んでいるので、それ自体
が優れた引張強さ及び引張弾性率を示す。そして、この
麻クロス4が硬化性樹脂を介して繊維マット2と強く接
合するから、板状体1の強度が高められる。すなわち、
麻クロス4を繊維マット2の両面に配置した場合には、
いわゆるサンドイッチ構造となって板状体1の曲げ強さ
及び曲げ弾性率が高くなる。さらに、麻クロス4は、吸
水、吸湿時の寸法変化が小さいので、特に繊維マット2
の両面に配置すると、板状体又は成形体の吸水、吸湿時
の寸法変化、吸水、吸湿時の強度低下が小さくなり、好
ましい。また、吸水による収縮率が3%以下で厚みが
1.5mm以下、目付が10g/m2〜450g/m2で
あるので、成形後の反り、ねじれなどの変形がなく形状
保持性が良好である。従って、板状体1が構造用面材と
して機能し、防風層周辺の構造部分を補強することがで
きる。
性率が適度に高い麻繊維等を編んでいるので、それ自体
が優れた引張強さ及び引張弾性率を示す。そして、この
麻クロス4が硬化性樹脂を介して繊維マット2と強く接
合するから、板状体1の強度が高められる。すなわち、
麻クロス4を繊維マット2の両面に配置した場合には、
いわゆるサンドイッチ構造となって板状体1の曲げ強さ
及び曲げ弾性率が高くなる。さらに、麻クロス4は、吸
水、吸湿時の寸法変化が小さいので、特に繊維マット2
の両面に配置すると、板状体又は成形体の吸水、吸湿時
の寸法変化、吸水、吸湿時の強度低下が小さくなり、好
ましい。また、吸水による収縮率が3%以下で厚みが
1.5mm以下、目付が10g/m2〜450g/m2で
あるので、成形後の反り、ねじれなどの変形がなく形状
保持性が良好である。従って、板状体1が構造用面材と
して機能し、防風層周辺の構造部分を補強することがで
きる。
【0078】第2実施形態に含まれる板状体1の別の例
として、先の例で用いた麻クロス4に代えて、図5に示
すような竹材等から削り出した薄い帯状の薄片を縦横に
編んで(織って)シート状にしたものをシート状物4と
して用いたものがある。また、このシート状物4の上に
更に紙等の表面材を樹脂で積層し、表面性を改良したよ
うなシート状物4も使用され、これらは非常に良好な引
張強さ及び引張弾性率を有する。この竹の薄片は厚さ1
mm程度で幅が5〜30cm程度が望ましく、これを編
み、且つ接着剤で相互に固定したものが望ましい。これ
と麻クロスを併用してもよい。この板状体1も、第1実
施形態で示した製法と同様の製法で製造できる。また、
硬化性樹脂に関して求められる要件、及び留意点も第1
実施形態の場合と同様である。
として、先の例で用いた麻クロス4に代えて、図5に示
すような竹材等から削り出した薄い帯状の薄片を縦横に
編んで(織って)シート状にしたものをシート状物4と
して用いたものがある。また、このシート状物4の上に
更に紙等の表面材を樹脂で積層し、表面性を改良したよ
うなシート状物4も使用され、これらは非常に良好な引
張強さ及び引張弾性率を有する。この竹の薄片は厚さ1
mm程度で幅が5〜30cm程度が望ましく、これを編
み、且つ接着剤で相互に固定したものが望ましい。これ
と麻クロスを併用してもよい。この板状体1も、第1実
施形態で示した製法と同様の製法で製造できる。また、
硬化性樹脂に関して求められる要件、及び留意点も第1
実施形態の場合と同様である。
【0079】このシート状物4を用いた板状体1におい
ても、麻クロス4を用いた板状体1と同様の作用及び効
果を得ることができるが、特に竹の強度を板状体1に反
映させることができ、そのために大きな強度の板状体1
が得られる。また、表面の意匠性の点においても種々の
バリエーションを付与することができ、美観性に優れて
いる。さらに、撥水性及び耐腐朽性にも富むことから、
好ましい態様である。
ても、麻クロス4を用いた板状体1と同様の作用及び効
果を得ることができるが、特に竹の強度を板状体1に反
映させることができ、そのために大きな強度の板状体1
が得られる。また、表面の意匠性の点においても種々の
バリエーションを付与することができ、美観性に優れて
いる。さらに、撥水性及び耐腐朽性にも富むことから、
好ましい態様である。
【0080】また、編織物、不織布又はシート状物4を
繊維マット2の両表面に配置したが、本発明は、編織
物、不織布又はシート状物4を繊維マット2の1表面に
のみ配置するもの、編織物、不織布又はシート状物4を
繊維マット2の内部に配置するもの、編織物、不織布又
はシート状物4を繊維マット2の両表面又は1表面並び
に内部に配置するもの、を含むものである。
繊維マット2の両表面に配置したが、本発明は、編織
物、不織布又はシート状物4を繊維マット2の1表面に
のみ配置するもの、編織物、不織布又はシート状物4を
繊維マット2の内部に配置するもの、編織物、不織布又
はシート状物4を繊維マット2の両表面又は1表面並び
に内部に配置するもの、を含むものである。
【0081】上記第2実施形態に含まれる板状体1の更
に別の例としては、繊維マット2と、この繊維マット2
の内部に配された編織物、不織布又はシート状物4と、
繊維マット2の両側の表面にそれぞれ配された編織物、
不織布又はシート状物4とから構成され、所定板厚の板
状に形成されているものが挙げられる。その外観は上記
第1実施形態の例として図4に示したものと同様であ
る。
に別の例としては、繊維マット2と、この繊維マット2
の内部に配された編織物、不織布又はシート状物4と、
繊維マット2の両側の表面にそれぞれ配された編織物、
不織布又はシート状物4とから構成され、所定板厚の板
状に形成されているものが挙げられる。その外観は上記
第1実施形態の例として図4に示したものと同様であ
る。
【0082】この場合、編織物、不織布又はシート状物
4を繊維マット2の内部に配置したが、編織物、不織布
又はシート状物4を複数枚とし、編織物、不織布又はシ
ート状物4と繊維マット2のヤシ繊維等とを交互に重ね
て多層状に配置してもよい。また、編織物、不織布又は
シート状物4を繊維マット2の内部に配置する場合に
は、このように配置した状態でニードルパンチ等による
処理を行えば、繊維マット2と、編織物、不織布又はシ
ート状物4の繊維が良く絡み合って板状体又は成形体の
剥離強度が上がり、曲げ強さ及び曲げ弾性率が向上す
る。
4を繊維マット2の内部に配置したが、編織物、不織布
又はシート状物4を複数枚とし、編織物、不織布又はシ
ート状物4と繊維マット2のヤシ繊維等とを交互に重ね
て多層状に配置してもよい。また、編織物、不織布又は
シート状物4を繊維マット2の内部に配置する場合に
は、このように配置した状態でニードルパンチ等による
処理を行えば、繊維マット2と、編織物、不織布又はシ
ート状物4の繊維が良く絡み合って板状体又は成形体の
剥離強度が上がり、曲げ強さ及び曲げ弾性率が向上す
る。
【0083】編織物、不織布又はシート状物4を繊維マ
ット2の内部に配置したときには、板状体1の引張強さ
及び引張弾性率、せん断強さ及びせん断弾性率、並びに
平面内圧縮強度及び平面内圧縮弾性率が高くなるから、
板状体1が構造用面材として機能し、防風層周辺の構造
部分を補強することができる。
ット2の内部に配置したときには、板状体1の引張強さ
及び引張弾性率、せん断強さ及びせん断弾性率、並びに
平面内圧縮強度及び平面内圧縮弾性率が高くなるから、
板状体1が構造用面材として機能し、防風層周辺の構造
部分を補強することができる。
【0084】さらに、第2実施形態では麻繊維から得た
糸を織った編織物4のみを使用した板状体1と、竹材等
から削り出した薄片を編んだシート状物4のみを使用し
た板状体1とを例示したが、編織物、不織布又はシート
状物4を複数枚使用するときには、これらを適宜に組み
合わせて使用してもよい。
糸を織った編織物4のみを使用した板状体1と、竹材等
から削り出した薄片を編んだシート状物4のみを使用し
た板状体1とを例示したが、編織物、不織布又はシート
状物4を複数枚使用するときには、これらを適宜に組み
合わせて使用してもよい。
【0085】また、以上の例では、正面視が矩形で一定
厚さの板状体1についてのみ説明したが、圧縮硬化成形
時に種々形状の型により所望の形状に成形した成形体と
してもよく、その場合においても上記板状体1と同様の
作用及び効果を得ることができる。
厚さの板状体1についてのみ説明したが、圧縮硬化成形
時に種々形状の型により所望の形状に成形した成形体と
してもよく、その場合においても上記板状体1と同様の
作用及び効果を得ることができる。
【0086】
【実施例】次に、上記第1実施形態についての実施例を
比較例とともに説明する。
比較例とともに説明する。
【0087】<実施例1>解繊した油ヤシ繊維を用い
て、ニードルパンチにより繊維を交絡させ、この繊維集
合体に固形分濃度20重量%に調整したフェノール樹脂
(エマルジョン型、固形分50重量%、粘度20〜40
P)をスプレー法により噴霧し、油ヤシ繊維重量に対し
固形分で10%のフェノール樹脂を付着させた繊維マッ
トを作成した。そして、目付1.52kg/m2の上記
繊維マットに固形分重量41%に調整した尿素樹脂(水
溶液型、固形分65重量%、粘度1〜10P)をスプレ
ー法により噴霧し、繊維マット重量に対して固形分で1
2%の尿素樹脂を付着させた。次に縦糸方向と横糸方向
での吸水による長さ変化率の差が1.1%のジュートク
ロス2枚に固形分濃度21%のメラミン樹脂をジュート
クロス重量に対し固形分で15%になるようにスプレー
法により付着させた。続いて、ジュートクロス、2枚の
油ヤシ繊維マット、ジュートクロスの順に重ねたのち、
プレス機により165℃−10分の条件で加熱プレス
し、厚さ9.4mm、密度0.45g/cm3の板状体
が得られた。得られた板状体は、以下の評価項目及び方
法で評価した。反りはJIS K 6911 反り率の
測定法の変法によった。曲げ強さの測定は、JIS A
5906 中質繊維板の測定法によった。吸水長さ膨
張は、JIS A 5905 軟質繊維板の測定法によ
った。透湿係数はJIS Z0208 防湿包装材料の
透湿度試験方法に準じて測定し、その際、透湿カップは
アルミテープを継ぎ足し、9.4mmの板状体の透湿度
を測定できるようにした。評価結果は表1に示した。
て、ニードルパンチにより繊維を交絡させ、この繊維集
合体に固形分濃度20重量%に調整したフェノール樹脂
(エマルジョン型、固形分50重量%、粘度20〜40
P)をスプレー法により噴霧し、油ヤシ繊維重量に対し
固形分で10%のフェノール樹脂を付着させた繊維マッ
トを作成した。そして、目付1.52kg/m2の上記
繊維マットに固形分重量41%に調整した尿素樹脂(水
溶液型、固形分65重量%、粘度1〜10P)をスプレ
ー法により噴霧し、繊維マット重量に対して固形分で1
2%の尿素樹脂を付着させた。次に縦糸方向と横糸方向
での吸水による長さ変化率の差が1.1%のジュートク
ロス2枚に固形分濃度21%のメラミン樹脂をジュート
クロス重量に対し固形分で15%になるようにスプレー
法により付着させた。続いて、ジュートクロス、2枚の
油ヤシ繊維マット、ジュートクロスの順に重ねたのち、
プレス機により165℃−10分の条件で加熱プレス
し、厚さ9.4mm、密度0.45g/cm3の板状体
が得られた。得られた板状体は、以下の評価項目及び方
法で評価した。反りはJIS K 6911 反り率の
測定法の変法によった。曲げ強さの測定は、JIS A
5906 中質繊維板の測定法によった。吸水長さ膨
張は、JIS A 5905 軟質繊維板の測定法によ
った。透湿係数はJIS Z0208 防湿包装材料の
透湿度試験方法に準じて測定し、その際、透湿カップは
アルミテープを継ぎ足し、9.4mmの板状体の透湿度
を測定できるようにした。評価結果は表1に示した。
【0088】
【表1】
【0089】<実施例2>実施例1と同様にして、目付
1.49kg/m2の繊維マットを用い、繊維マット重
量に対して固形分で12%の尿素樹脂を付着させた。次
に縦糸方向を横糸方向での吸水による長さ変化率の差が
1.1%のジュートクロスに対し固形分で15%になる
ように尿素樹脂を付着させて板状体を成形した。厚さ1
3.2mm、密度0.32g/cm3の板状体が得られ
た。得られた板状体は実施例1と同様に評価し、評価結
果は表1に示した。
1.49kg/m2の繊維マットを用い、繊維マット重
量に対して固形分で12%の尿素樹脂を付着させた。次
に縦糸方向を横糸方向での吸水による長さ変化率の差が
1.1%のジュートクロスに対し固形分で15%になる
ように尿素樹脂を付着させて板状体を成形した。厚さ1
3.2mm、密度0.32g/cm3の板状体が得られ
た。得られた板状体は実施例1と同様に評価し、評価結
果は表1に示した。
【0090】<比較例1>実施例1と同様にして、目付
1.48kg/m2の繊維マットを用い、繊維マット重
量に対して固形分で13.5%の尿素樹脂を付着させ、
ジュートクロスを用いずに板状体を成形した。厚さ1
1.6mm、密度0.39g/cm3の板状体が得られ
た。得られた板状体は実施例1と同様に評価し、評価結
果は表1に示した。
1.48kg/m2の繊維マットを用い、繊維マット重
量に対して固形分で13.5%の尿素樹脂を付着させ、
ジュートクロスを用いずに板状体を成形した。厚さ1
1.6mm、密度0.39g/cm3の板状体が得られ
た。得られた板状体は実施例1と同様に評価し、評価結
果は表1に示した。
【0091】<比較例2>実施例1と同様にして、目付
1.49kg/m2の繊維マットを用い、繊維マット重
量に対して固形分で13.5%の尿素樹脂を付着させ
た。次に縦糸方向を横糸方向での吸水による長さ変化率
の差が2.9%のジュートクロスに対し固形分で9%に
なるように尿素樹脂を付着させて板状体を成形した。厚
さ8.8mm、密度0.52g/cm3の板状体が得ら
れた。得られた板状体は実施例1と同様に評価し、評価
結果は表1に示した。
1.49kg/m2の繊維マットを用い、繊維マット重
量に対して固形分で13.5%の尿素樹脂を付着させ
た。次に縦糸方向を横糸方向での吸水による長さ変化率
の差が2.9%のジュートクロスに対し固形分で9%に
なるように尿素樹脂を付着させて板状体を成形した。厚
さ8.8mm、密度0.52g/cm3の板状体が得ら
れた。得られた板状体は実施例1と同様に評価し、評価
結果は表1に示した。
【0092】<比較例3>市販シージングボード 大建
工業製アセダスDについても実施例1と同様に物性評価
を行った。結果を表1に示した。用いたシージングボー
ドは厚さ11.5mm、密度0.32g/cm3であっ
た。
工業製アセダスDについても実施例1と同様に物性評価
を行った。結果を表1に示した。用いたシージングボー
ドは厚さ11.5mm、密度0.32g/cm3であっ
た。
【0093】表1から明らかなように、実施例1及び2
では、繊維マットの両面に縦糸方向と横糸方向での吸水
による長さ変化率の差が2%以下のジュートクロスを設
けたことで、板状体の透湿性が低下することなく、曲げ
強さが高くなり、湿潤時の寸法変化と成形後の反りが小
さくなっていることが分かる。
では、繊維マットの両面に縦糸方向と横糸方向での吸水
による長さ変化率の差が2%以下のジュートクロスを設
けたことで、板状体の透湿性が低下することなく、曲げ
強さが高くなり、湿潤時の寸法変化と成形後の反りが小
さくなっていることが分かる。
【0094】次に、上記第2実施形態についての実施例
を比較例とともに説明する。
を比較例とともに説明する。
【0095】<実施例3>解繊した油ヤシ繊維を用い
て、ニードルパンチにより繊維を交絡させ、この繊維集
合体に固形分濃度20重量%に調整したフェノール樹脂
(エマルジョン型、固形分50重量%、粘度20〜40
P)をスプレー法により噴霧し、油ヤシ繊維重量に対し
固形分で10%のフェノール樹脂を付着させたマットを
作成した。そして、目付1.52kg/m2の上記油ヤ
シ繊維マットに固形分重量41%に調整した尿素樹脂
(水溶液型、固形分65重量%、粘度1〜10P)をス
プレー法により噴霧し、繊維マット重量に対して固形分
で12%の尿素樹脂を付着させた。次に吸水による収縮
率2.0%、厚み1.1mm、目付320g/m2のジ
ュートクロス2枚に固形分濃度21%の尿素樹脂をジュ
ートクロス重量に対し固形分で15%になるようにスプ
レー法により付着させた。続いて、ジュートクロス、2
枚の油ヤシ繊維マット、ジュートクロスの順に重ねたの
ち、プレス機により165℃−10分の条件で加熱プレ
スし、厚さ9.4mm、密度0.45g/cm3の板状
体が得られた。得られた板状体は、以下の評価項目及び
方法で評価した。反りはJIS K 6911 反り率
の測定法の変法によった。曲げ強さの測定は、JIS
A 5906 中質繊維板の測定法によった。吸水長さ
膨張は、JIS A 5905 軟質繊維板の測定法に
よった。透湿係数はJIS Z0208 防湿包装材料
の透湿度試験方法に準じて測定し、その際、透湿カップ
はアルミテープを継ぎ足し、9.4mmの板状体の透湿
度を測定できるようにした。評価結果は表2に示した。
て、ニードルパンチにより繊維を交絡させ、この繊維集
合体に固形分濃度20重量%に調整したフェノール樹脂
(エマルジョン型、固形分50重量%、粘度20〜40
P)をスプレー法により噴霧し、油ヤシ繊維重量に対し
固形分で10%のフェノール樹脂を付着させたマットを
作成した。そして、目付1.52kg/m2の上記油ヤ
シ繊維マットに固形分重量41%に調整した尿素樹脂
(水溶液型、固形分65重量%、粘度1〜10P)をス
プレー法により噴霧し、繊維マット重量に対して固形分
で12%の尿素樹脂を付着させた。次に吸水による収縮
率2.0%、厚み1.1mm、目付320g/m2のジ
ュートクロス2枚に固形分濃度21%の尿素樹脂をジュ
ートクロス重量に対し固形分で15%になるようにスプ
レー法により付着させた。続いて、ジュートクロス、2
枚の油ヤシ繊維マット、ジュートクロスの順に重ねたの
ち、プレス機により165℃−10分の条件で加熱プレ
スし、厚さ9.4mm、密度0.45g/cm3の板状
体が得られた。得られた板状体は、以下の評価項目及び
方法で評価した。反りはJIS K 6911 反り率
の測定法の変法によった。曲げ強さの測定は、JIS
A 5906 中質繊維板の測定法によった。吸水長さ
膨張は、JIS A 5905 軟質繊維板の測定法に
よった。透湿係数はJIS Z0208 防湿包装材料
の透湿度試験方法に準じて測定し、その際、透湿カップ
はアルミテープを継ぎ足し、9.4mmの板状体の透湿
度を測定できるようにした。評価結果は表2に示した。
【0096】
【表2】
【0097】<実施例4>実施例3と同様にして、目付
1.58kg/m2の繊維マットを用い、マット重量に
対して固形分で12%の尿素樹脂を付着させた。次に吸
水による収縮率2.0%、厚み1.1mm、目付320
g/m2のジュートクロスに対し固形分で15%になる
ように尿素樹脂を付着させて板状体を成形した。厚さ1
1.1mm、密度0.37g/cm3の板状体が得られ
た。得られた板状体は、実施例3と同様に評価し、評価
結果は表2に示した。
1.58kg/m2の繊維マットを用い、マット重量に
対して固形分で12%の尿素樹脂を付着させた。次に吸
水による収縮率2.0%、厚み1.1mm、目付320
g/m2のジュートクロスに対し固形分で15%になる
ように尿素樹脂を付着させて板状体を成形した。厚さ1
1.1mm、密度0.37g/cm3の板状体が得られ
た。得られた板状体は、実施例3と同様に評価し、評価
結果は表2に示した。
【0098】<比較例4>実施例3と同様にして、目付
1.48kg/m2の繊維マットを用い、マット重量に
対して固形分で15%の尿素樹脂を付着させ、ジュート
クロスを用いずに板状体を成形した。厚さ11.6m
m、密度0.39g/cm3の板状体が得られた。得ら
れた板状体は、実施例3と同様に評価し、評価結果は表
2に示した。
1.48kg/m2の繊維マットを用い、マット重量に
対して固形分で15%の尿素樹脂を付着させ、ジュート
クロスを用いずに板状体を成形した。厚さ11.6m
m、密度0.39g/cm3の板状体が得られた。得ら
れた板状体は、実施例3と同様に評価し、評価結果は表
2に示した。
【0099】<比較例5>実施例3と同様にして、目付
1.35kg/m2の繊維マットを用い、マット重量に
対して固形分で15%の尿素樹脂を付着させた。次に吸
水による収縮率3.5%、厚み1.7mm、目付500
g/m2のジュートクロスに対し固形分で15%になる
ように尿素樹脂を付着させて板状体を成形した。厚さ
9.5mm、密度0.39g/cm3の板状体が得られ
た。得られた板状体は、実施例3と同様に評価し、評価
結果は表2に示した。
1.35kg/m2の繊維マットを用い、マット重量に
対して固形分で15%の尿素樹脂を付着させた。次に吸
水による収縮率3.5%、厚み1.7mm、目付500
g/m2のジュートクロスに対し固形分で15%になる
ように尿素樹脂を付着させて板状体を成形した。厚さ
9.5mm、密度0.39g/cm3の板状体が得られ
た。得られた板状体は、実施例3と同様に評価し、評価
結果は表2に示した。
【0100】<比較例6>市販シージングボード 大建
工業製アセダスDについても実施例1と同様に物性評価
を行った。結果を表2に示した。用いたシージングボー
ドは厚さ11.5mm、密度0.32g/cm3であっ
た。
工業製アセダスDについても実施例1と同様に物性評価
を行った。結果を表2に示した。用いたシージングボー
ドは厚さ11.5mm、密度0.32g/cm3であっ
た。
【0101】表2から明らかなように、実施例3及び4
では、ヤシ繊維マットの両面に吸水による収縮率3.0
%以下で厚み1.5mm以下、目付が10g/m2〜4
50g/m2のジュートクロスを設けたことで、板状体
の透湿性が低下することなく、曲げ強さが高くなり、湿
潤時寸法変化と成形後の反りが小さくなっていることが
分かる。
では、ヤシ繊維マットの両面に吸水による収縮率3.0
%以下で厚み1.5mm以下、目付が10g/m2〜4
50g/m2のジュートクロスを設けたことで、板状体
の透湿性が低下することなく、曲げ強さが高くなり、湿
潤時寸法変化と成形後の反りが小さくなっていることが
分かる。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の板状体
又は成形体によれば、繊維マット中の太いヤシ繊維間に
できる大きな隙間と通気性を持つ編織物により、優れた
透湿性が得られると共に編織物は、引張強さ及び引張弾
性率の適度に高い麻繊維又は竹繊維等を織っているの
で、それ自体が優れた引張強さ及び引張弾性率を示す。
また、ヤシ繊維等の植物性天然繊維と樹脂とが強く結合
し且つ引張強さ及び引張弾性率の高い編織物により繊維
マットが補強されて、高い強度が全体に得られ、吸水、
吸湿時の寸法変化、強度低下も小さい。また、縦糸方向
と横糸方向での吸水による長さ変化率の差が2%以下の
編織物を用いることによって成形後の形状変化が著しく
改善された。従って、この板状体又は成形体により防風
層を形成すれば、施工しやすく、室内の水蒸気を通気層
をスムーズに透過させることができると共に、断熱層を
安定して保持できるのは勿論のこと、この板状体又は成
形体によって防風層周辺の構造部分を補強することがで
きる。
又は成形体によれば、繊維マット中の太いヤシ繊維間に
できる大きな隙間と通気性を持つ編織物により、優れた
透湿性が得られると共に編織物は、引張強さ及び引張弾
性率の適度に高い麻繊維又は竹繊維等を織っているの
で、それ自体が優れた引張強さ及び引張弾性率を示す。
また、ヤシ繊維等の植物性天然繊維と樹脂とが強く結合
し且つ引張強さ及び引張弾性率の高い編織物により繊維
マットが補強されて、高い強度が全体に得られ、吸水、
吸湿時の寸法変化、強度低下も小さい。また、縦糸方向
と横糸方向での吸水による長さ変化率の差が2%以下の
編織物を用いることによって成形後の形状変化が著しく
改善された。従って、この板状体又は成形体により防風
層を形成すれば、施工しやすく、室内の水蒸気を通気層
をスムーズに透過させることができると共に、断熱層を
安定して保持できるのは勿論のこと、この板状体又は成
形体によって防風層周辺の構造部分を補強することがで
きる。
【0103】また請求項4により上記板状体又は成形体
に好適な製法を提案することができた。
に好適な製法を提案することができた。
【0104】さらに、請求項5の板状体又は成形体によ
れば、繊維マット中の太いヤシ繊維間にできる大きな隙
間と通気性を持つ編織物、不織布又はシート状物によ
り、優れた透湿性が得られると共に編織物、不織布又は
シート状物は、引張強さ及び引張弾性率の適度に高い麻
繊維又は竹繊維等を編み又は織っているので、それ自体
が優れた引張強さ及び引張弾性率を示す。また、不織布
は麻等の編織物、竹等のシート状物に比較すると強度は
劣るものの、硬化性樹脂の保持材としての機能を持つの
で板状体の強度向上に寄与する。また、ヤシ繊維等の植
物性天然繊維と樹脂とが強く結合し且つ引張強さ及び引
張弾性率の高い編織物又はシート状物により繊維マット
が補強されて、高い強度が全体に得られ、吸水、吸湿時
の寸法変化、強度低下も小さい。また、吸水時の収縮率
が3%以下及び/又は厚みが1.5mm以下の編織物、
不織布、又はシート状物を用いることによって成形後の
形状変化が著しく改善された。従って、この板状体又は
成形体により防風層を形成すれば、施工しやすく、室内
の水蒸気を通気層をスムーズに透過させることができる
と共に、断熱層を安定して保持できるのは勿論のこと、
この板状体又は成形体によって防風層周辺の構造部分を
補強することができる。
れば、繊維マット中の太いヤシ繊維間にできる大きな隙
間と通気性を持つ編織物、不織布又はシート状物によ
り、優れた透湿性が得られると共に編織物、不織布又は
シート状物は、引張強さ及び引張弾性率の適度に高い麻
繊維又は竹繊維等を編み又は織っているので、それ自体
が優れた引張強さ及び引張弾性率を示す。また、不織布
は麻等の編織物、竹等のシート状物に比較すると強度は
劣るものの、硬化性樹脂の保持材としての機能を持つの
で板状体の強度向上に寄与する。また、ヤシ繊維等の植
物性天然繊維と樹脂とが強く結合し且つ引張強さ及び引
張弾性率の高い編織物又はシート状物により繊維マット
が補強されて、高い強度が全体に得られ、吸水、吸湿時
の寸法変化、強度低下も小さい。また、吸水時の収縮率
が3%以下及び/又は厚みが1.5mm以下の編織物、
不織布、又はシート状物を用いることによって成形後の
形状変化が著しく改善された。従って、この板状体又は
成形体により防風層を形成すれば、施工しやすく、室内
の水蒸気を通気層をスムーズに透過させることができる
と共に、断熱層を安定して保持できるのは勿論のこと、
この板状体又は成形体によって防風層周辺の構造部分を
補強することができる。
【0105】また請求項10により上記板状体又は成形
体に好適な製法を提案することができた。
体に好適な製法を提案することができた。
【図1】第1の実施形態の板状体の断面図である。
【図2】第1の実施形態の板状体に用いる編織物の一例
を示す拡大斜視図である。
を示す拡大斜視図である。
【図3】第1の実施形態の板状体の製法を示す説明図で
ある。
ある。
【図4】第1の実施形態の板状体の断面図である。
【図5】第2の実施形態の板状体に用いるシート状物の
断面図である。
断面図である。
1 板状体 2 繊維マット 4 麻クロス(編織物)、不織布、シート状物
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 7/02 B32B 7/02 27/42 27/42
Claims (10)
- 【請求項1】 必要により麻繊維、竹繊維等の植物性天
然繊維を混合したヤシ繊維からなる繊維マットの少なく
とも1表面及び/又は内部に、縦糸方向と横糸方向での
吸水による長さ変化率の差が2%以下の麻繊維等の植物
性天然繊維からなる編織物を配置し、これらに硬化性樹
脂を付着し、圧縮成形することにより得られた板状体又
は成形体。 - 【請求項2】 編織物が、麻繊維からなる編織物である
請求項1記載の板状体又は成形体。 - 【請求項3】 ヤシ繊維が油ヤシ繊維である請求項1又
は2に記載の板状体又は成形体。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のうちいずれか1項に
記載の板状体又は成形体の製法であって、解繊したヤシ
繊維に、必要により麻繊維、竹繊維等の植物性天然繊維
を混合して繊維マットを形成し、この繊維マットの少な
くとも1表面及び/又は内部に、縦糸方向と横糸方向で
の吸水による長さ変化率の差が2%以下の麻繊維等の植
物性天然繊維からなる編織物を配置し、これらに硬化性
樹脂を付着し、圧縮成形する板状体又は成形体の製法。 - 【請求項5】 必要により麻繊維、竹繊維等の植物性天
然繊維を混合したヤシ繊維からなる繊維マットの少なく
とも1表面及び/又は内部に、吸水による収縮率が3%
以下の麻繊維等の植物性天然繊維からなる編織物、不織
布、又は竹等の薄片よりなるシート状物を配置し、これ
らに硬化性樹脂を付着し、圧縮成形することにより得ら
れた板状体又は成形体。 - 【請求項6】 必要により麻繊維、竹繊維等の植物性天
然繊維を混合したヤシ繊維からなる繊維マットの少なく
とも1表面及び/又は内部に、厚みが1.5mm以下の
麻繊維等の植物性天然繊維からなる編織物、不織布、又
は竹等の薄片よりなるシート状物を配置し、これらに硬
化性樹脂を付着し、圧縮成形することにより得られた板
状体又は成形体。 - 【請求項7】 吸水による収縮率が3%以下及び/又は
厚みが1.5mm以下の麻繊維等の植物性天然繊維から
なる編織物、不織布、又は竹等の薄片よりなるシート状
物の目付が10g/m2〜450g/m2である請求項5
又は6に記載の板状体又は成形体。 - 【請求項8】 ヤシ繊維が油ヤシ繊維である請求項5な
いし7のうちいずれか1項に記載の板状体又は成形体。 - 【請求項9】 吸水による収縮率が3%以下及び/又は
厚みが1.5mm以下の植物性天然繊維からなる編織物
が、目付が10g/m2〜450g/m2の麻繊維からな
る編織物である請求項5ないし8のうちいずれか1項に
記載の板状体又は成形体。 - 【請求項10】 請求項5ないし9のうちいずれか1項
に記載の板状体又は成形体の製法であって、解繊したヤ
シ繊維に、必要により麻繊維、竹繊維等の植物性天然繊
維を混合して繊維マットを形成し、この繊維マットの少
なくとも1表面及び/又は内部に、吸水による収縮率が
3%以下及び/又は厚みが1.5mm以下の麻繊維等の
植物性天然繊維からなる編織物、不織布、又は竹等の薄
片よりなるシート状物を配置し、これらに硬化性樹脂を
付着し、圧縮成形する板状体又は成形体の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8188163A JPH1016123A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 板状体又は成形体及びその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8188163A JPH1016123A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 板状体又は成形体及びその製法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1016123A true JPH1016123A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=16218860
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8188163A Pending JPH1016123A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 板状体又は成形体及びその製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1016123A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1996
- 1996-06-28 JP JP8188163A patent/JPH1016123A/ja active Pending
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