JPH1016134A - 耐ゴミ付き性に優れた塗装金属板 - Google Patents

耐ゴミ付き性に優れた塗装金属板

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Publication number
JPH1016134A
JPH1016134A JP16881996A JP16881996A JPH1016134A JP H1016134 A JPH1016134 A JP H1016134A JP 16881996 A JP16881996 A JP 16881996A JP 16881996 A JP16881996 A JP 16881996A JP H1016134 A JPH1016134 A JP H1016134A
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JP
Japan
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metal plate
dust resistance
fluorine compound
coating film
coating
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Pending
Application number
JP16881996A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Kimata
芳夫 木全
Ryoji Nishioka
良二 西岡
Kenji Inada
賢治 稲田
Hiroyasu Furukawa
博康 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、耐ゴミ付き性に優れた塗装金属板
を提供することにある。 【解決手段】 金属板の少なくとも片面上に、化成処
理、下塗り被覆を施し、その上に上塗り被覆として有機
塗膜中に、フッ素化合物を乾燥塗膜に対する重量比で
0.3%〜8%含有させる。これにより、優れた耐ゴミ
付き性を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗膜表面が異材と
接触する際に生じる静電気に起因して起こる、ゴミ付き
現象を抑制する機能を有する、耐ゴミ付き性に優れた塗
装金属板に関する。本発明の塗装金属板は、家電用途や
内装建材に好適であり、さらには器物用外板としても利
用可能である。
【0002】
【従来の技術】冷蔵庫などの筐体に薄板部品を利用して
いる分野に、プレコート鋼板(PCM)が利用され始め
て長くなるが、その問題点の一つに加工時のゴミ付き現
象がある。具体的には、プレコート鋼板の成型時に、塗
膜表層での異材接触や、擦過に起因して静電気が発生
し、帯電により、作業場周辺に浮遊、散乱する埃や金属
粉が、プレコート表面に付着して、その後の成形工程
や、組立工程に疵入り等の悪影響を及ぼすという現象で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ゴミ付き対応策とし
て、プレコートのアースや、イオンシャワー等の除電装
置の設置があるが、多大なコストがかかるとともに、有
機塗膜の極表層での帯電防止や除電には効果が薄く、問
題を完全に解決するには至っていない。そこで本発明で
は、ゴミ付きの主原因である静電気による帯電を防止し
て静電気起因のゴミ付き現象を抑制した、耐ゴミ付き性
に優れた塗装金属板を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、帯電によ
るゴミ付き現象を解析したところ、上塗り塗膜中に帯電
列がもっとも低い物質であるフッ素化合物を含有させ、
プレコート塗膜全体の帯電位を低くし、異材との接触や
擦過による静電気発生の際に、マイナスに帯電させるこ
とによって、静電気の発生を防止するだけでなく、塗膜
表層で発生する電位をマイナス方向にすることにより、
主に炭素やめっき鉄、亜鉛粉からなる粉塵の吸着が防止
できることを知見した。本発明の塗装金属板は、上記知
見に基づくものであって、金属板の少なくとも片面上
に、化成処理、下塗り被覆を施し、その上に上塗り被覆
として有機塗膜中に、フッ素化合物を乾燥塗膜に対する
重量比で0.3%〜8%含有させることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。まず、本発明の塗装金属板に用いる金属板として
は、たとえば鋼板、アルミ板、ステンレス板、チタン
板、銅板等が挙げられる。このうち鋼板の例として、冷
延鋼板、熱延鋼板、亜鉛めっき鋼板、合金化亜鉛めっき
鋼板、亜鉛−鉄合金めっき鋼板、亜鉛−アルミ合金めっ
き鋼板、アルミめっき鋼板、クロムめっき鋼板、ニッケ
ルめっき鋼板、亜鉛−ニッケル合金めっき鋼板、錫めっ
き鋼板等が挙げられる。上記合金板の少なくとも片面
に、まず化成処理を設ける。化成処理としては、クロメ
ート処理、リン酸亜鉛処理、複合酸化皮膜処理等があ
り、これらを単独または組み合わせる。これらの条件は
適宜選択すればよい。
【0006】次いで化成処理の上に、下塗り被覆を設け
る。下塗り被覆に用いる塗料としては、ポリエステル
系、アクリル系、ポリウレタン系、エポキシ系や、それ
ぞれの変性体、及び相互に混合したものであって、通常
溶剤系PCM用の塗料に使用されるものであれば特に限
定はしない。下塗り被膜の膜厚は特に限定しないが、2
μm以上10μm未満が塗装金属板として一般的であ
る。塗布したあと、150℃以上300℃未満で焼き付
け、硬化乾燥させる。焼き付け温度は、150℃未満で
は密着性が不十分であり、300℃以上では樹脂成分の
熱劣化が起こり加工性の低下などから製品として適さな
い。
【0007】さらには、下塗り被覆の上には、有機塗膜
中にフッ素化合物を0.3〜8%含有させた上塗り被覆
層を設ける。また、必須ではないが、顔料、表面修飾し
た金属粉やガラス粉、分散剤、レベリング剤、ワック
ス、骨材等の添加剤や、塗装時に必要とされる希釈溶剤
等を含有させても良い。上塗り被覆に用いる有機樹脂と
しては、ポリエステル系、ポリアクリル系、ポリウレタ
ン系やフッ化ビニリデン系、それぞれの変性体、及び相
互に混合したものであって、通常溶剤系PCM用の塗料
に使用されるものであれば特に限定しない。
【0008】上記の有機樹脂との反応により熱硬化性樹
脂被膜層を形成させるために使用される硬化剤として
は、メラミン樹脂、尿素樹脂、ベンゾグアナミン樹脂等
のアミノ樹脂、あるいはイソシナネート化合物及びその
ブロック体が好適である。有機塗膜中に含有させるフッ
素化合物としては、4フッ化エチレン樹脂(PTFE)
や4フッ化エチレン・6フッ化プロピレン共重合体樹脂
(FEP)、4フッ化エチレン・パーフルオロアルキル
ビニルエーテル共重合体樹脂(PFA)等の、常温で固
体のフッ化エチレン系樹脂や、パーフルオロオクタン酸
(PFOA)等の常温で液体のフッ化有機酸等が挙げら
れる。
【0009】フッ素化合物の含有量は、上塗り被覆の乾
燥塗膜中に重量比で0.3〜8%含有させることが必須
である。0.3%未満の場合は帯電列を低下させる効果
が現れず、耐ゴミ付き性が低下する。8%以上の場合
は、塗装時にフッ素成分が上塗り塗料の成分と遊離を起
こし、塗装外観が損なわれる。塗料へのフッ素化合物の
混合方法については、特に規定するものではなく、通常
の顔料分散の手法を用いて良い。具体的には、ボールミ
ル、混粘機、人の手による攪拌、震とう攪拌、スクリュ
ーによる攪拌などである。また、フッ化エチレン系樹脂
を用いる場合は、その粒径や形状、分子量について、特
に限定はしないが、0.1〜30μmの平均粒径を持つ
ものが塗装外観の上で好適である。さらにはフッ化有機
酸を用いる場合、その端部官能基の修飾については、開
放のままでも、アルカリ金属塩にしても、他の有機アル
コールとのエステルにしても良い。
【0010】上塗り被覆の膜厚は特に限定しないが、1
0μm以上20μm未満が塗装金属板として一般的であ
る。塗布したあと、150℃以上300℃未満で焼き付
け、硬化乾燥させる。焼き付け温度は、150℃未満で
は塗膜の硬度や耐溶剤性に劣り、300℃以上では樹脂
成分の熱劣化が起こり加工性の低下などから製品として
適さない。下塗り被覆や上塗り被覆の塗布方法や硬化乾
燥方法は、一般的な溶剤系塗料を用いる場合の塗装、焼
付方法を利用できる。一例として、塗布方法としては、
ロールコーター 、ローラーカーテンコーター、カーテ
ンフローコーター、静電塗装機、ハケ、ブレードコータ
ー、ダイコーター等が利用できる。硬化乾燥方法として
は、熱風炉、誘導加熱炉、近赤外線炉、遠赤外線炉、エ
ネルギー線硬化炉、常温放置等が利用できる。
【0011】
【実施例】本発明の塗装金属板の実施例について説明す
る。アルカリ脱脂後クロメート処理した溶融亜鉛めっき
鋼板を基材として用いた。下塗り被覆として、ウレタン
系塗料である日本ペイント製FLC641を、乾燥塗膜
膜厚で4μmとなるようにバーコーターを用いて塗布
し、最高到達板温(以下PMTとする)215℃で高周
波誘導炉を用いて焼き付けた。次に、上塗り被膜とし
て、ポリエステル/メラミン系塗料である日本ペイント
製FLC3510Hを用い、表1に記載のフッ素化合物
を添加後、乾燥塗膜膜厚15μm、PMT230℃で下
塗りと同様な方法により塗装した。そして、得られた塗
装板の耐ゴミ付き性を評価した。
【0012】耐ゴミ付き性の評価は、組立作業場より採
取した、炭素・鉄・亜鉛粉が主成分の粉塵を用い、アッ
シュ法によって評価を行った。具体的には、塗膜面を搬
送ロールやパイリング用の押さえ部品など、実際に組立
ライン内で接触する部分に擦過・接触させた後、前記粉
塵を塗膜面に振りかけ、ドライヤー等の送風機で粉塵を
振り落とした後の、粉塵の残り具合を目視で判定した。
粉塵の残りの評点は、◎:残り無し、△:若干残りあ
り、×:著しい残りありであり、◎を合格とした。
【0013】また、帯電列の評価も、以下の方法によっ
て行った。塗膜面を前記の実際に接触する部分に擦過・
接触させた後、SIMCOジャパン製静電気測定器を用
いて、塗膜面がプラスに帯電したが、マイナスに帯電し
たかを測定した。この場合、マイナスに帯電した方が耐
ゴミ付き性が良好となる。耐ゴミ付き性と帯電列の評価
結果を表1に示した。表1より明らかなように、上塗り
塗膜中に適量のフッ素化合物を含有させた、本発明品
は、マイナスに帯電し、優れた耐ゴミ付き性を有する。
なお、本発明例は溶融亜鉛めっき鋼板を基材とした結果
であるが、その他の金属板を基材としても、同様な結果
が得られた。
【0014】
【表1】
【0015】
【発明の効果】本発明の下塗り被覆と上塗り被覆を施さ
れた塗装金属板は、上塗り被覆の有機塗膜中に、フッ素
化合物を乾燥塗膜に対して重量比で0.3%〜8%含有
するので、優れた耐ゴミ付き性を有している。従って、
家電分野などに適用した際に、作業時に粉塵が吸着しな
いので、製品歩留まりが向上し、作業能率も向上する。
さらには外観品位の良好な製品が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古川 博康 千葉県君津市君津1番地 新日本製鐵株式 会社君津製鐵所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板の少なくとも片面上に、化成処
    理、下塗り被覆を施し、その上に上塗り被覆として有機
    塗膜中に、フッ素化合物を乾燥塗膜に対する重量比で
    0.3%〜8%含有させることを特徴とした耐ゴミ付き
    性に優れた塗装金属板。
  2. 【請求項2】 フッ素化合物が、フッ化エチレン系樹脂
    からなることを特徴とする請求項1記載の塗装金属板。
  3. 【請求項3】 フッ素化合物が、フッ化有機酸からなる
    ことを特徴とする請求項1記載の塗装金属板。
JP16881996A 1996-06-28 1996-06-28 耐ゴミ付き性に優れた塗装金属板 Pending JPH1016134A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005145016A (ja) * 2003-11-19 2005-06-09 Ricoh Co Ltd 複合材料成形体、現像装置およびこれを備えた画像形成装置
WO2023249254A1 (ko) * 2022-06-20 2023-12-28 삼성전자주식회사 가전기기용 외장재 및 이를 포함하는 에어컨

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040309

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02