JPH10161727A - 板状材の板取切断方法 - Google Patents

板状材の板取切断方法

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JPH10161727A
JPH10161727A JP8320236A JP32023696A JPH10161727A JP H10161727 A JPH10161727 A JP H10161727A JP 8320236 A JP8320236 A JP 8320236A JP 32023696 A JP32023696 A JP 32023696A JP H10161727 A JPH10161727 A JP H10161727A
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shape
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shaped base
dimensional
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JP8320236A
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Toru Hachiwaka
徹 八若
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JFE Steel Corp
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Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切り出す製品材の、板状母材での板取配置や
その修正を能率良く確実に行う。 【解決手段】 実測された板状母材の2次元実績形状に
基づいた、符号7で示される有効矩形に対して、製品材
の符号8Aで示される2次元製品形状を、仮板取配置と
して、自動的に板取配置する。該仮板取配置の結果は図
示される如く有効矩形へ重ね合わせて表示する。又符号
30〜33のボタン操作で板取配置の移動修正や、符号
24及び25のボタン操作で板取配置の回転修正が可能
となる。2次元製品形状が一部でも有効矩形からはみ出
す場合には、利用者に対して何等かの警告を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板状母材に製品材
を板取配置し、切り出すための板状材の板取切断方法に
係り、特に、切り出す製品材の、板状母材での板取配置
やその修正を能率良く確実に行うことができる板状材の
板取切断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の板取切断方法では、一般に、数値
制御(NC:numerical control )装置によって制御さ
れる切断が行われている。又板取切断される板状母材
は、予め固定位置に配置される。あるいは、配置位置が
不定であっても、ティーチングやスキャニングといった
工程で、配置位置を特定することができる。又切断動作
プログラムはパーソナルコンピュータ等で予め作成して
おき、板取切断時に板取切断装置のNC装置へ転送され
る。
【0003】従って、実際の板取切断に際しては、上述
のように固定位置に配置された、あるいはティーチング
やスキャニングによって配置位置が確定した板状母材
へ、上述の切断動作プログラムの動作経路を重ね合わせ
る。又、作業者の確認の後に、この切断動作プログラム
によって板取切断するというのが一般的である。
【0004】又、板状材の板取切断方法として従来から
開示されている技術には、例えばまず特開昭61−22
6217では、カメラで板状母材の輪郭の認識を行い、
この後に切断すべき位置にマーキングを施すという技術
がある。この技術では解像度の限られたカメラで、板状
母材の輪郭を要求される精度で認識するための技術や、
認識結果に基づいて基準線を定め板状母材における板取
配置を行うという技術が示されている。
【0005】又特開昭63−180803では、カメラ
の画像から映り込んでいる搬送ロール等を自動的に排除
し、板状母材の部分を判別する。又、板取配置に必要な
画像部分を認識して、板取配置に際して寸法測定及び罫
書を行うという技術が開示されている。
【0006】特開昭60−238221では、帯状の板
状母材から長手方向に順次製品材を板取配置する際に、
まず、先端側クロップに影響されず、且つ成品有効幅が
確保できる最もトップ側の成品採取開始位置を決定す
る。その位置から横曲りに応じて幅採寸のための2本の
平行線を決定し、更に横曲り量に応じて採寸長さ補正を
行う。2枚目以降の成品については、1枚目成品の採取
終了位置を採取開始位置として、その位置から横曲りに
応じて幅採寸のための2本の平行線を、凹状に湾曲して
いる側の鋼板エッジを基準にして決定し、更に横曲り量
に応じて採寸長さ補正を行う。この技術は板状母材の板
取配置の自動採寸に関するものであり、板状母材が横曲
りになっていても、この曲りに従って効果的な板取配置
を行うようにしている。
【0007】特開昭54−38158では、板状母材に
おいて製品材を板取配置する際に、幅方向基準線や長さ
方向基準線の交点や、採寸長さに関する点を、板状母材
上で可視光ビームにて照射するという技術が開示されて
いる。この技術によれば、板状母材の幅チェックが可能
であり、又板状母材を動かすことなく板取配置が可能と
なる。
【0008】特開平7−75911では、罫書予定線を
板状母材の健全部の周縁に対し、その幅方向及び長さ方
向に均等な間隔が形成されるまでサーチし、このサーチ
により最適条件が得られたことをもって罫書線を確定
し、この罫書線のコーナ部の各座標を決定するという技
術が開示されている。この技術によれば、アズロールプ
レートからの切断を、NCを採用した切断手段によっ
て、高能率且つ自在に行えるようにする板状材の板取切
断方法を提供することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】まず、従来技術として
冒頭で述べた技術では、切断動作プログラムの作成と、
実際に板取配置を行う際のティーチングやスキャニング
等による動作基準位置の決定が、相互に独立したもので
あった。このため、ティーチングやスキャニング等で板
取配置の際に得られた情報を、切断動作プログラムへと
反映させることは困難であった。例えば、実際の板状母
材の形状や、表面の傷に応じて、切断動作プログラムを
修正することは困難であった。更に、切断動作プログラ
ムの修正が可能であったとしても、板状母材における製
品材の板取配置を切断前に、実際に切断を行おうとする
作業者が予め把握することが困難であったり、切断動作
プログラム作成後に、板状母材の製品材の板取配置位置
変更は困難であった。
【0010】又、前述の特開昭61−226217、特
開昭60−238221及び特開平7−75911で
は、板状母材における製品材の板取配置について言及さ
れているものの、ティーチングやスキャニング等で得ら
れた情報に応じたり、板状母材上の傷に応じて切断動作
プログラムを変更することを、容易に行えるようにする
という点について全く言及されていない。又その他の前
述の特開昭63−180803、及び特開昭54−38
158では、いずれも板状母材における製品材の板取配
置についてすら言及されておらず、従って板取配置に当
たってその修正や切断動作プログラムの変更を、容易に
できるようにするという点についても全く言及されてい
ない。
【0011】本発明は前記従来の問題点を解決するべく
なされたもので、切り出す製品材の、板状母材での板取
配置やその修正を能率良く確実に行うことができる板状
材の板取切断方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、板状母材に製
品材を板取配置し、切り出すための板状材の板取切断方
法において、実測された前記板状母材の2次元実績形状
に基づいた、該板状母材の特徴を表す有効矩形を求め、
該有効矩形の中心と前記製品材の2次元製品形状の中心
とが一致するように、又該有効矩形の短辺に該2次元製
品形状のいずれかの辺が平行となるように、まず自動的
に仮の板取配置を決定し、前記有効矩形の形状、及び、
該有効矩形の上での前記仮板取配置を重ね合わせてグラ
フィック表示装置に表示すると共に、一方、前記2次元
製品形状が一部でも前記有効矩形からはみ出す場合に
は、所定入力手段で前記仮板取配置を必要に応じ修正す
る利用者に対して警告することで、前記課題を解決した
ものである。
【0013】なお、各端面検出点の最も内側の点ばかり
を採取しているので、ここでいう有効矩形は、実際に製
品が採取できる領域よりも小さくなる。実際には製品は
採取可能だが、有効矩形内に入っていないこともある。
【0014】又本発明の上記板状材の板取切断方法にお
いて、前記グラフィック表示装置の表示画面に設けられ
た、上下左右移動及び回転移動を指示するタッチパネル
方式のボタンにより、前記2次元実績形状の上での前記
2次元製品形状の配置を操作できるようにすることで、
板状母材での板取配置やその修正に際した、前記グラフ
ィックス表示装置における操作性を向上したものであ
る。
【0015】以下、本発明の作用について簡単に説明す
る。
【0016】本発明の板状材の板取切断方法において
は、仮板取配置と称して、まず自動的に、板状母材へ製
品材を仮に板取配置する。続く第2段階では配置重ね合
わせ表示と称して、この仮板取配置の結果を、板状母材
の特徴を表す有効矩形の形状に対して重ね合わせて、グ
ラフィックス表示装置へ表示する。第3段階では板取修
正入力と称して、このような配置重ね合わせ表示を参照
しながら利用者は、所定入力手段で仮板取配置を必要に
応じ修正する。
【0017】又このような3つの段階を行うこと以外
に、各段階についても本発明では次のような工夫がなさ
れ、板状母材での板取配置やその修正を利用者が能率良
く確実に行えるようにしている。
【0018】まず第1段階の仮板取配置については、実
測された板状母材の2次元実績形状に基づいた、該板状
母材の特徴を表す有効矩形を求める。続いて該有効矩形
の中心と、製品材の2次元製品形状の中心とが一致する
ように、又、該有効矩形の短辺に該2次元製品形状のい
ずれかの辺が平行となるように、自動的に製品材を板取
配置する。このように、まず有効矩形を求めてから、中
心一致を取りながら仮の板取配置を行うことで、傷等の
欠陥部分が生じ易い板状母材の周辺部を避けた板取配置
を行うことができ、又、後の第3段階の板取修正入力を
も比較的容易に行い易い板取配置を、仮板取配置として
行うことができる。
【0019】次に第2段階の配置重ね合わせ表示では、
有効矩形と、該有効矩形の上での仮板取配置とを重ね合
わせて、グラフィックス表示装置に表示する。従って有
効矩形に対する製品材の2次元製品形状の相対的な大き
さや、有効矩形における該製品材の仮板取配置の相対的
な配置位置を、利用者は極めて容易に把握することがで
きる。
【0020】次に第3段階の板取修正入力では、利用者
はグラフィックス表示装置の表示を参照しながら、所定
入力手段で仮板取配置を必要に応じ修正することができ
る。又このような修正に際して、製品材の2次元実績形
状が一部でも有効矩形からはみ出す場合には、利用者に
対して何等かの手段で警告する。例えばグラフィックス
表示装置へ警告文や警告の図柄を表示したり、スピーカ
へのある種の発音を行って警告する。従ってこのような
板取修正入力が備えられているため、例えば板状母材表
面に傷等があった場合にも、傷を避けるように利用者が
仮板取配置を修正することは容易である。特にグラフィ
ックス表示装置における有効矩形及び仮板取配置の配置
重ね合わせ表示を、板取配置の修正に応じて常時最新の
ものに更新すれば、逐次修正結果を具体的に容易に把握
でき、利用者はより確実にこのような板取修正入力を行
うことができる。
【0021】以上説明した通り本発明によれば、切り出
す製品材の、板状母材での板取配置やその修正を能率良
く確実に行うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明の実施の
形態を詳細に説明する。
【0023】本発明が適用された板状材の板取切断方法
の本実施形態では、第1段階として、図1を用いて後述
するように、実測された板状母材の2次元実績形状に基
づいて、該板状母材の特徴を表す有効矩形を求める。更
に該有効矩形に対して製品材の2次元実績形状を、図2
を用いて後述するように仮板取配置する。これらの手順
による第1段階の仮板取配置の後に、第2段階の配置重
ね合わせ表示は、図3〜図5に示されるようなグラフィ
ックス表示装置への表示によってなされる。又このよう
な表示を参照しながら第3段階の板取修正入力は、図3
〜図5に示されるグラフィックス表示装置の表示に重ね
合わせられているタッチパネルのボタンを操作しながら
なされる。従って本実施形態によれば、切り出す製品材
の、板状母材での板取配置やその修正を能率良く確実に
行うことができる。
【0024】以下、具体的に本実施形態について、手順
の順に説明する。
【0025】まず、本実施形態でなされる前述の第1段
階の仮板取配置における、板状母材の2次元実績形状の
実測について説明する。
【0026】板状材の板取切断方法に当たっては、板状
母材の製造上のばらつきや、板状母材の搭載時の位置ず
れ等があるため、予め板状母材の形状認識を行う必要が
ある。しかしながらこのようにばらつきがあるものの、
板状母材は通常、所定の2次元規格形状を目標として製
造され、形状のばらつきは所定範囲内であるはずであ
る。又自動切断やマーキング等にあたっての板状母材搭
載時の位置ずれについても、所定範囲内であるのが一般
的である。
【0027】本実施形態の板状母材の2次元実績形状の
実測では、このような点に着目し、板状材の有無を検知
する端面検出器の最適なスキャニングにより、短時間に
板状材の2次元実績形状を認識することができる板状材
の形状認識方法を行い、2次元実績形状の実測を行って
いる。この板状材の形状認識方法では、形状認識対象と
なる板状母材の所定の2次元規格形状を予め把握してお
き、実際の形状認識に際しては板状母材の幾つかの要所
の端面の座標を測定することで、全体的な実際の2次元
実績形状を認識するようにしている。即ち本実施形態で
は、板状母材の有無を検知する端面検出器の検出点のス
キャニングを、形状認識しようとする板状母材表面全体
に行うというようなことはしない。本実施形態ではスキ
ャニングは、板状母材の形状認識に必要な輪郭部分の要
所のみ行っている。この形状認識の際の輪郭部分の要所
は、ティーチング点と称する1点を基準とした幾つかの
測定開始点の近傍周辺であり、該近傍周辺のスキャニン
グによって板状母材の形状特徴把握を行う。
【0028】実際の形状認識に際しては、板状母材の輪
郭形状を大まかに把握すれば、このようなティーチング
点は容易に指定できる。例えば板状母材の搭載位置がほ
ぼ定められていれば、ティーチング点は定点としてもよ
い。あるいは形状認識しようとする板状母材の搭載位置
や搭載方向を目視で確認して、このようなティーチング
点を指定してもよい。この場合、大まかな2次元実績形
状の把握は、目視確認によるものである。
【0029】このように一旦ティーチング点が指定され
れば本実施形態では、板状母材の形状特徴点となる複数
の測定開始点周辺でそれぞれ、限られた範囲内で輪郭部
分の特徴点を速やかに認識でき、これらを総合すれば板
状母材の全体の2次元実績形状の輪郭形状を認識するこ
とができる。なお、測定開始点周辺では、輪郭部分の座
標を測定する。本実施形態では、このように座標が測定
される輪郭部分の特徴点を輪郭形状端面特徴点と称して
おり、複数の輪郭形状端面特徴点によって、板状母材の
形状を多角形形状として把握することができる。
【0030】以上説明したような、本実施形態の第1段
階でなされる前述の仮板取配置における、板状母材の2
次元実績形状の実測は、具体的には図1に示すとおりで
ある。以下図1を用いて具体例について説明する。
【0031】図1において符号Tは、板状母材1に対す
るティーチング点である。又符号R1〜R7は、該ティ
ーチング点Tを基準とした相対位置関係として設定され
る測定開始点である。なお本実施形態ではティーチング
点Tは、一つの測定開始点ともされており、いわば測定
開始点R0とされている。本実施形態では、上記のよう
に転送される板状材の板幅及び長手方向寸法に基づい
て、形状認識及び板取切断の設備に付随して設けられて
いるライン操業用パーソナルコンピュータにおいて、こ
れらティーチング点T及び測定開始点R1〜R7の個々
の座標が設定される。
【0032】形状認識を行うための端面検出器の検出点
のスキャニングは、これらティーチング点T及び測定開
始点R1〜R7を開始点とする所定検出移動距離の範囲
内で行われる。本実施形態では、測定開始点R1〜R7
を始点とした範囲にスキャニング範囲が限定されてお
り、スキャニング距離や時間が短縮されている。上記の
所定検出移動距離は、図1では模式的にティーチング点
Tや測定開始点R1〜R7を開始点とする、実線や破線
の矢印の長さで示される。
【0033】ここで、これらティーチング点T及び測定
開始点R1〜R7について説明する。
【0034】まず、ティーチング点T及び測定開始点R
1〜R3は、板状母材1の矩形形状の4つの頂点の、該
板状母材1の内側の近傍それぞれに1つずつ設定されて
いる。これらの座標設定は、ライン操業用パーソナルコ
ンピュータに予め記憶されている板状母材1の2次元規
格形状の板幅及び長手方向寸法に加えて、前述の所定検
出移動距離を加味して当該ライン操業用パーソナルコン
ピュータにおいて決定される。これらティーチング点T
及び測定開始点R1〜R3は、矩形の2次元規格形状の
4つの頂点から内側に、本実施形態では所定検出移動距
離の半分程度の距離に自動的に座標が決定される。
【0035】次に測定開始点R4〜R7について説明す
ると、ライン操業用パーソナルコンピュータでは、内部
で記憶している前述の板状母材1の2次元規格形状の板
幅及び長手方向寸法に応じて、矩形の2次元規格形状の
4辺に対して、測定開始点R4〜R7の数や座標を決定
する。板幅や長手方向寸法が長くなれば、これら測定開
始点R4〜R7の数は増加される。又これら測定開始点
R4〜R7は、矩形の2次元規格形状の該当する辺か
ら、前述の所定検出移動距離のほぼ半分の距離だけ内側
とされた位置に設定される。なお矩形の2次元規格形状
において、それぞれの辺におけるティーチング点T及び
測定開始点R1〜R7の配置間隔は、通常等間隔とされ
る。
【0036】なお上記の所定検出移動距離については、
長くなる程スキャニング距離が延長される可能性が増大
し、板状材の形状認識に要する時間が延長される虞があ
る。しかしながら、このように所定検出移動距離を長く
すれば、2次元規格形状に対する2次元実績形状の偏差
の増大や、板状材の形状認識時の定位置からのずれが増
大しても、確実に形状認識を行うことができる。例えば
所定検出移動距離が長くなれば、前提となっていた位置
に対して板状材が傾いているような場合にも、2次元実
績形状の形状認識を行える確率が上昇する。従ってこの
ような所定検出移動距離は、形状認識対象となる板状材
の2次元実績形状のばらつき傾向や、形状認識時の配置
や傾きの偏差に応じて決定すればよい。
【0037】なお、矩形の2次元規格形状の4つの頂点
のいずれかの内側に設定するティーチング点Tは、現場
において作業者に最も近く、又、板状母材1の搬入方向
の先端側(トップ側)の、該板状母材1の矩形の頂点の
内側へと設定する。これは作業者のティーチング点の設
定などの作業上の便宜を図るためである。
【0038】なお上記のようにティーチング点T及び測
定開始点R1〜R7はライン操業用パーソナルコンピュ
ータにて、その数や配置間隔、更には個々の座標につい
ては自動的に設定することができるが、これらの設定を
ライン操業用パーソナルコンピュータのグラフィック表
示装置及びその入力手段において、作業者が自由に変更
することも可能となっている。
【0039】以上図1を用いて説明したように、ティー
チング点及び測定開始点R1〜R7を設定して板状母材
1の形状認識を行えば、図2の二点鎖線2の多角形形状
で示されるような板状母材1の2次元実績形状を得るこ
とができる。又本実施形態ではこのような2次元実績形
状において、例えば板厚や表面状態が安定すると予測さ
れる範囲内で、該多角形形状の内側に、この図2では破
線3で示されるような有効矩形を求める。又該有効矩形
3が求められれば、該有効矩形3の図中で一点鎖線で示
す中心と、実線5で示す製品材の2次元製品形状の中心
とが一致するように、又該有効矩形3の短辺に該2次元
製品形状のいずれかの辺が平行となるように、仮板取配
置を決定する。なおこの図2における実線5の2次元製
品形状によって、上記の条件を満たす仮板取配置の結果
の一例が示される。
【0040】以上のように本発明における第1段階の仮
板取配置に相当するものが決定されると、本実施形態で
は続いて第2段階の配置重ね合わせ表示として、図3〜
図5に示されるような、板状母材の有効矩形と、仮板取
配置との配置重ね合わせ表示を行う。
【0041】ここでこれら図3〜図5において、符号1
0はグラフィックス表示装置の表示画面全体を示す。こ
の表示画面10において、符号12で示される領域は、
板状母材の有効矩形や、製品材の2次元製品形状を表示
するためのものである。又、表示画面10において、符
号40〜43で示される付加情報が表示される。
【0042】なお、これら図3から図5において、符号
7,8A〜8C、10,12,12a、20〜25,3
0〜35,40〜43は、符号10で示される表示画面
上の表示文字と混同されないよう、作図上の符号である
ことが明瞭となるように便宜上、いずれも斜体で図中に
記入してある。
【0043】これら図3〜図5において、破線7は、実
測された板状母材の2次元実績形状に基づいた、該板状
母材の特徴を表す有効矩形である。又実線8Aは、この
有効矩形へ板取配置する製品材の2次元製品形状を示
す。なお符号8B及び8Cは、上述の符号8Aの製品材
を板取した後の余り部分へと板取された、テストピース
の2次元製品形状である。符号8Aの製品材、及び符号
8B、8Cのテストピースの2次元製品材形状は、符号
7の板状母材の有効矩形に、実際の板取配置の状況に従
って重ね合わせて表示されている。
【0044】本実施形態ではこれら図3〜図5に示され
るような配置重ね合わせ表示がなされるため、実測され
た板状母材の有効矩形を認識し易く、又これに板取され
る製品材の2次元製品形状の板取状況をも容易に把握し
易くなる。例えば該2次元製品形状の形状、板状母材の
有効矩形に対する相対的な大きさや向きや配置位置をも
容易に把握可能である。
【0045】本実施形態では、以上までの第2段階に続
いて、第3段階での板取修正入力は、同じ図3〜図5に
示されるような表示を参照しながら、画面に重ね合わさ
れたタッチパネルを操作しながらなされる。
【0046】即ち、これら図3〜図5において、符号1
0のグラフィックス表示装置の表示画面では、前述の表
示に加えて更に、タッチパネル方式のボタンを表す符号
20〜25、30〜35で示される表示も行なわれる。
符号10で示される画面全体はタッチパネル方式となっ
ており、タッチパネルは利用者の押下箇所の座標を読み
取れるようになっている。従って上記の如く符号20〜
25、30〜35で示されるボタン表示を行えば、該当
ボタン表示箇所を利用者が押下すれば、該押下を押下箇
所の座標として検出することができる。
【0047】本実施形態での第3段階の板取修正入力に
ついて具体的に説明すると、まず、図3の画面表示で
は、板取配置されている製品材を含めて板状母材の有効
矩形全体の表示を、タッチパネル方式の符号21のボタ
ンで拡大することができ、符号22のボタンで標準大と
することができ、符号23のボタンで縮小することがで
きる。又符号24や25のボタンで表示角度を変更した
り、符号30〜33のボタンで表示位置を移動させるこ
とができる。又符号20のボタンで符号12の領域内の
外周に設けられている寸法メモリ12aの表示の有無を
指示することができる。
【0048】又符号35のボタンの押下によって表示さ
れる、図示されないメニュー画面を選択することで、各
機能の選択が可能なメニュー画面を表示することができ
る。
【0049】この図4の画面では、板状材の板取切断方
法の有効矩形内における、製品材の2次元製品形状の位
置の移動や回転が可能となっている。具体的には符号3
0〜33のボタンによって、板状母材の有効矩形内にお
ける相対的な、製品材の2次元製品形状の板取配置を該
当する矢印方向へ移動することができる。又符号24及
び25のボタンによって、板状母材の有効矩形における
相対的な、製品材の2次元製品形状の板取配置の角度を
変更することができるようになっている。なお製品材の
2次元製品形状の罫書幅を変更する場合は、罫書寸法変
更ウィンドウ50において符号52のボタンを押下して
表示される、図5の符号60のウィンドウのボタン操作
によって変更することができる。又罫書長を変更する場
合は符号53のボタンを押下することで表示される、図
5の符号60のウィンドウのボタン操作によって変更す
ることができる。ここで図5の符号60のウィンドウに
おいては、「0」〜「9」等のボタンを操作すると、符
号61の領域において、入力された数値が表示される。
又「終了」のボタンを押下すると、入力した数値が確定
されて、罫書幅あるいは罫書長の寸法として更新され、
図4の表示画面へと復帰される。
【0050】又本実施形態においては、図3〜図5の画
面表示を行いながら、板状材の板取切断方法の有効矩形
における、製品材の2次元製品形状の板取配置の移動や
回転修正を行う際に、2次元製品形状が一部でも有効矩
形からはみ出す場合には、利用者に対して警告音が発せ
られる。従って利用者の入力ミスを防止することができ
る。
【0051】なお本実施形態のライン操業用パーソナル
コンピュータのグラフィックス表示装置では、画面表示
を参照しながら、上記のような板取配置の操作以外に、
板状母材から製品材を切り出す際の、切断線の選択や切
断条件の変更、又切断の自動運転の起動等の操作が行え
るようにもなっている。
【0052】このように本実施形態における第3段階の
板取修正入力では、板状母材の有効矩形に対して、該有
効矩形の上での前述の第1段階での仮板取配置の結果
や、該仮板取配置を修正する過程における製品材の2次
元製品形状を重ね合わせて表示しながら、タッチパネル
方式のボタン操作を行い、製品材の板取配置位置を移動
させたり回転させ、修正することができる。従って利用
者は板取配置の修正を能率良く行うことが可能となる。
このように本実施形態によれば、本発明の特徴となる第
1から第3の3つの段階、即ち、仮板取配置、配置重ね
合わせ表示及び板取修正入力を、ライン操業用パーソナ
ルコンピュータによって行うことができ、切り出す製品
材の、板状母材での板取配置やその修正を能率良く確実
に行うことができる。
【0053】又、本実施形態によれば、グラフィックス
表示装置の画面上で板取配置を移動や回転修正した結果
に応じて、切断動作プログラムをライン操業用パーソナ
ルコンピュータ上でほぼ自動的に作成することができ
る。従って実際の板状母材の有効矩形の配置と、製品材
の2次元製品形状の配置とを画面上で確認しながら、自
動的に仮板取配置された結果や、さらには切断動作プロ
グラムを修正することができるようになり、正確且つ迅
速な板取配置及び板取切断が可能となる。
【0054】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、切
り出す製品材の、板状母材での板取配置やその修正を能
率良く確実に行うことができる板状材の板取切断方法を
提供することができるという優れた効果を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の板状材の板取切断方法が適用された実
施形態における板状母材の2次元実績形状の実測方法を
示す板状母材の平面図
【図2】上記実施形態における仮板取配置を示す板状母
材の有効矩形及び製品材の2次元製品形状の平面図
【図3】前記実施形態における板状母材の有効矩形及び
製品材の2次元製品形状の重ね合わせ表示例を示す表示
画面図
【図4】前記実施形態における板取配置の移動や回転修
正を行う際の表示を示す表示画面図
【図5】前記実施形態における罫書幅や罫書長の数値入
力を行う際の表示を示す表示画面図
【符号の説明】
1…板状母材 3…有効矩形 5…2次元製品形状 10…表示画面 12…板取表示領域 50…罫書寸法変更ウィンドウ 60…数値入力ウィンドウ 61…数値表示領域 T…ティーチング点 R1〜R7…測定開始点 M0A〜M3A、M0B〜M3B、M4〜M7…スキャ
ニング方向

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状母材に製品材を板取配置し、切り出す
    ための板状材の板取切断方法において、 実測された前記板状母材の2次元実績形状に基づいた、
    該板状母材の特徴を表す有効矩形を求め、 該有効矩形の中心と前記製品材の2次元製品形状の中心
    とが一致するように、又該有効矩形の短辺に該2次元製
    品形状のいずれかの辺が平行となるように、まず自動的
    に仮の板取配置を決定し、 前記有効矩形の形状、及び、該有効矩形の上での前記仮
    板取配置を重ね合わせてグラフィック表示装置に表示す
    ると共に、 一方、前記2次元製品形状が一部でも前記有効矩形から
    はみ出す場合には、所定入力手段で前記仮板取配置を必
    要に応じ修正する利用者に対して警告するようにしたこ
    とを特徴とする板状材の板取切断方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記グラフィック表示
    装置の表示画面に設けられた、上下左右移動及び回転移
    動を指示するタッチパネル方式のボタンにより、前記2
    次元実績形状の上での前記2次元製品形状の配置を操作
    するようにしたことを特徴とする板状材の板取切断方
    法。
JP8320236A 1996-11-29 1996-11-29 板状材の板取切断方法 Pending JPH10161727A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008123275A (ja) * 2006-11-13 2008-05-29 Sumitomo Electric Ind Ltd ネスティング装置とネスティング方法
JP2015132881A (ja) * 2014-01-09 2015-07-23 株式会社東芝 配置設計装置、配置設計方法、及び配置設計プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008123275A (ja) * 2006-11-13 2008-05-29 Sumitomo Electric Ind Ltd ネスティング装置とネスティング方法
JP2015132881A (ja) * 2014-01-09 2015-07-23 株式会社東芝 配置設計装置、配置設計方法、及び配置設計プログラム

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