JPH10162444A - 光磁気記録媒体と記録再生方法、及び記録再生装置 - Google Patents

光磁気記録媒体と記録再生方法、及び記録再生装置

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JPH10162444A
JPH10162444A JP19863397A JP19863397A JPH10162444A JP H10162444 A JPH10162444 A JP H10162444A JP 19863397 A JP19863397 A JP 19863397A JP 19863397 A JP19863397 A JP 19863397A JP H10162444 A JPH10162444 A JP H10162444A
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Katsusuke Shimazaki
勝輔 島崎
Yoshitane Tsuburaya
欣胤 円谷
Susumu Imai
奨 今井
Norio Ota
憲雄 太田
Masashi Yoshihiro
昌史 吉弘
Toshinori Sugiyama
寿紀 杉山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浮上型のヘッドを光ディスク記録媒体の平面
に平行方向扇状に移動させる方式で、高速アクセス、高
密度記録に対応する機能を備えた、コンパクトな記録再
生装置を提供する。 【解決手段】 記録再生装置において、扇状スイング可
能なスイング・アーム部材の先端に、固体イマージョン
レンズを用いたヘッド部を配置し、光磁気デイスクに超
微細な光ビームスポットで超微細な磁区信号を記録す
る。一方、光磁気デイスクに光磁気記録層、臨界温度T
cr2の再生用磁性層、及び臨界温度Tcr1の補助磁化層を
用い、Tcr2とTcr1の間で記録磁区信号を転写、拡大し
て、光磁気記録層に記録された超微細な記録磁区を高い
S/N比で再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光磁気ヘッドなど
のヘッド及びそれを用いた光磁気記録再生装置などの記
録再生装置に関し、より詳細には記録媒体上に照射され
るレーザ光のスポット径の回折限界を小さくする光磁気
ヘッド、及び該光磁気ヘッドを用いて高密度記録が可能
な記録再生装置を用い、さらに、再生光スポットよりも
極めて小さい微小記録磁区を拡大して、C/Nの高い、再
生信号を得ることができる高密度記録に適した光磁気記
録媒体を用いる記録再生装置と再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マルチメディア化に対応して大量
データを、高密度で記録し、迅速に記録再生ができる光
磁気記録媒体が注目されている。例えば、オーバーライ
ト可能な光磁気記録媒体への記録は、光磁気記録媒体に
レーザ光を照射し、レーザ光の照射位置に対して入力情
報に応じた磁界を印加して行われる。上記光磁気記録媒
体の再生時には記録時よりも弱いレーザ光を光磁気記録
に照射し、このレーザ光の戻り光が有する記録磁化方向
に依存する反射光の偏光角を検出することにより情報が
再生される。
【0003】このような光磁気記録再生装置に用いられ
るヘッド機構は、従来は図1に記載するように光ヘッド
2、及び磁気ヘッド3の各々が、各々の中心線上に互い
に対向してディスク記録媒体の両側に配置して用いられ
る。この場合、光ヘッド2、及び磁気ヘッド3の各々は
形、及び重量が大きいので、各ヘッド2、3は支持体7
に支えられて、駆動モーター6によるスクリュウ回転軸
4の回転によって、ディスク記録媒体1上を移動して情
報の記録再生消去が行われる。この方式は記録再生装置
の立体が大きく、且つ重量が大きくなり、ディスク記録
媒体、及び記録再生装置に求められている小形、軽量、
大容量化、記録再生消去アクセスの高速化等に応えるこ
とができない欠点がある。一方、光ヘッド2、及び磁気
ヘッド3を一体化して、記録再生装置の小形化に応えよ
うとする技術として、図2に示す光磁気ヘッド機構20
が知られている。これは光学ヘッド系12の対物レンズ
10の駆動装置13と、磁気ヘッドコイル21が配置さ
れる磁気ヘッド・スライダー14とを一体に組み合わ
せ、磁気ヘッド・スライダー14に光ヘッドから照射す
るレーザビーム11の収束光32の透過穴43を形成し
た構成である。この種の光磁気ヘッド用いる記録再生装
置では、立体容積がかなり小さくはなるが、記録再生装
置に求められている小形、軽量、大容量化、記録再生消
去アクセスの高速化等に応えるには十分でない。
【0004】これに対して、ヘッドをアームの先端に取
り付け固定して、アームの支点をディスク記録媒体の近
傍に設定して、このアームをディスク記録媒体面に平行
にスイングさせることによって、ディスク記録媒体の情
報の記録再生消去を行う方式が知られている。光ヘッド
をスイング・アームで、或いはリニア・モーターでディ
スク記録媒体面に平行に移動させる駆動方式は、特開平
5−54457に提案されている。光ヘッドをスイング
・ア−ムで駆動させる方式は特開平8−7309、特開
平3−203848、に提案されている。また、磁気ヘ
ッドにレーザ光反射面を形成した構成については特開平
3−280233に提案されている。この方式の問題は
記録再生装置に求められている小形、軽量に最適な特長
が得られていないことである。光磁気記録媒体の小形
化、高記録密度化の著しい要求に応えることのできる記
録再生ドライブ装置として、一層のコンパクト化、軽量
化、情報の記録再生消去アクセスの高速度化等の問題が
ある。また現在公知のスイング・アーム方式で光ヘッ
ド、及び光磁気ヘッドを駆動させると、回転ディスク記
録媒体と衝突して、ヘッド・クラッシュを生じてヘッド
破壊、ディスク記録媒体の破壊を生ずる問題がある。
【0005】光磁気記録媒体及びレーザビームを利用す
る磁気ハードデイスクは記録情報の書き換えが可能であ
り、記憶容量が大きく、しかも信頼性が高い記録媒体で
あるため、コンピュータメモリ等として実用化され始め
ている。しかし、情報量の増大と装置のコンパクト化が
高スピードで進展しており、より一層の高密度記録再生
技術が要請されている。光磁気記録媒体に情報を記録す
るには、レーザー光を記録媒体に照射しながら、記録磁
区信号に応じた極性の磁界を昇温した部分に印加する磁
界変調法が用いられている。この方法は、オーバーライ
ト記録が可能であり、しかも、高密度な記録、例えば、
0.15μmの最短マーク長での記録が達成されてい
る。また、一定の印加磁界の下で記録信号に応じてパワ
ー変調した光を照射して記録する光変調記録方式も実用
化されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、記録再生ド
ライブの課題としては、装置の容積が小さく、できるだ
けコンパクなものであること、記録再生消去のアクセス
が高度に迅速であること、記録媒体のこれまでより高度
に微細な情報信号ピット、磁区、或いはドメイン信号が
読み取れ、記録でき、消去できる記録再生消去ヘッド機
能を備えていること、および、そのヘッド部が軽量であ
り、その結果、記録再生ドライブ全体の重さが軽量にな
ること等である。これらの必要性は光磁気ディスク等の
記録媒体が、径が小さく、軽量で、高密度記録ができる
高記録容量で、且つ高速度の記録再生消去のできる機能
のものが要求されており、開発が進行しているからであ
る。記録再生ドライブ装置の容積を低減化の際に重要な
ことは、記録再生ドライブ装置の厚みを小さくすること
である。この課題のためには、光磁気ディスクにアクセ
スする記録再生ヘッドの可動方向が、光磁気ディスクの
記録平面に平行な動きを主にして、光磁気ディスクの記
録平面に垂直方向の動き、或いは容積をできるだけ小さ
くすることである。さらに、記録再生ヘッドのアクセス
を一層迅速にするために、アクセス、移動の動きの軽快
なヘッド機構を使う必要があり、且つ記録再生ヘッドと
光磁気ディスクとの衝突等でヘッド・クラッシュが起こ
らないように制御ができることである。
【0007】一方、光磁気記録媒体の高密度記録におい
ては、硬度微細な磁区の記録を行うことは容易である
が、記録された微細な磁区、或いは微細な記録マークを
再生するために、再生光ビームのスポット径によって決
まる光学的再生分解能が問題となる。
【0008】ところで、光磁気記録媒体の高密度記録に
おいては、硬度微細な磁区の記録を行うことは容易であ
るが、記録された微細な磁区、或いは微細な記録マーク
を再生するために、再生光ビームのスポット径によって
決まる光学的再生分解能が問題となる。例えば、スポッ
ト径が1μmの再生光を用いて磁区長0.15μmの微
小マークを識別して再生することは不可能である。この
ような再生光の光学的スポット径による再生分解能の制
約をなくすためのの1つのアプローチとして、例えば、
Journal of Magnetic Society of Japan, Vol.17 Suppl
ement No. S1,pp. 201 (1993)に記載されているような
磁気超解像技術(MSR)が提案されている。これは、
光磁気記録媒体に再生光が照射された時に再生光スポッ
ト内部の磁性膜に温度分布が生じることを利用して、ス
ポット内に磁気的マスクを発生させ、信号の再生に寄与
する実効的なスポット径を縮小させたものである。この
技術を用いれば、実際の再生光スポット径を縮小させず
に、再生分解能を向上させることができる。しかし、こ
の手法では、磁気的マスクにより実効的なスポット径を
小さくする為、再生出力に寄与する光量が低下し、その
分、再生C/Nが低下してしまう。この結果、充分なC
/Nを得ることは困難となる。
【0009】特開平1−143041号公報には、室温
で互いに磁気的に結合した第1磁性膜、第2磁性膜及び
第3磁性膜を有し、第1,第2及び第3磁性膜のキュリ
ー温度をTC1,TC2及びTC3とするとき、TC2>室温で且つ
TC2<TC1,TC3とされ、第1磁性膜の保磁力HC1は第2
磁性膜のキュリー温度TC2近傍で充分小さく、第3磁性
膜の保磁力HC3は室温からTC2より高い所要の温度TPB
までの温度範囲で所要の磁場よりも充分大きい光磁気記
録媒体を用いて、第1磁性膜の記録磁区を拡大させて再
生を行う光磁気記録媒体の再生方法が開示されている。
この方法は、再生光照射時の媒体の温度上昇を利用し、
第1及び第3磁性膜の磁気的結合を遮断させ、その状態
で記録磁区に働く反磁界と外部印加磁界とにより第1磁
性膜の磁区を拡大させている。なお、この技術では、再
生時の読み出し部の温度よりも低くキュリー温度を設定
した第2磁性膜を用いている。
【0010】上記のような方法、及びそのような磁気特
性の磁性膜を用いることは、本発明の対象ではない。
【0011】次に、特開平6−295479号は、基板
上に再生層と記録層とを有し、再生層には室温で面内磁
化を示すが、再生光の照射によって再生温度まで加熱さ
れると垂直磁化へ転移する磁性膜をもちいて、記録信号
の磁区を記録層から再生層へ転写拡大して再生する光磁
気記録媒体について開示している。この光磁気記録媒体
を再生する際に、再生層には転写磁区の磁壁が発生する
ことによって転写磁区の拡大を行わせている。
【0012】特開平8−7350号は、基板上に再生層
と記録層とを有し、再生時に記録層の磁区を拡大して再
生することができる光磁気記録媒体を開示している。こ
の光磁気記録媒体を再生する際に、再生磁界として交番
磁界を用い、磁区を拡大する方向の磁界と逆方向の磁界
とを交互に印加することによって各磁区で磁区拡大及び
縮小を行わせている。
【0013】上記、特開平1−143041号、特開平
6−295479号、及び特開平8−7350号公報に
記載された方法では、記録磁気信号が再生層に転写され
る際に洩れ磁界等、再生用磁気信号以外のノイズが同時
に転写されて、再生層からの拡大再生信号はノイズが大
きく、従って拡大再生信号のC/Nが小さくなる問題が
あり、実用化を阻害している。
【0014】本発明はこの問題を解決するために、前記
特開平1−143041号、特開平6−295479
号、及び特開平8−7350号公報等に記載された記録
再生層と異なる方法を提供し、従来技術の問題点を解決
しようとするものであり、その目的は、微小磁区が記録
された場合でも充分なC/Nで再生信号が得られる光磁
気記録媒体及びその信号再生方法を提供することを目的
とする。
【0015】また、本発明の別の目的は、再生時に磁区
拡大が行われた場合であっても、記録磁区を再生した直
後に拡大された磁区を確実に消去することができる光磁
気記録媒体及びその再生方法を提供することにある。
【0016】さらにまた、本発明の別の目的は、上記光
磁気記録媒体に記録層と再生層とを形成する記録媒体を
用いて、記録信号を転写拡大して再生する方式で得られ
る高密度記録には限界があり、再生光よって再生可能
で、且つS/N比の大きな、さらに高密度記録の要請に
応えることである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は高記録密度のデ
ィスク状情報記録媒体に、高容量の情報を、高速度で記
録再生消去が行える、記録再生ドライブ装置であって、
特にスイング・アームの先端に光ヘッド、或るいは光ヘ
ッドと磁気ヘッドを一体に組み合わせた光磁気ヘッドを
取り付けたスイング・アームを装備するものに関する。
本発明のスイング・アーム・ヘッドは記録再生ドライブ
装置に装着されるディスク記録媒体の外周近傍に支点を
配置して、スイング・アームのヘッドはこの支点を中心
に、ディスク記録媒体の記録面に平行に、扇形状に移動
しながら、ディスク記録媒体に情報の記録再生消去を行
う。本発明のスイング・アームに装着して用いられるヘ
ッドとしては、磁気ヘッド、光ヘッド、或いは・光磁気
ヘッド等であり、これらスイング・アームに設けたヘッ
ド機構は、小型のディスク記録媒体に極く微細なレーザ
・ビーム・スポットを照射して、或いは極く微細な磁界
信号を加えて、超微細な単位の信号ピット、超微細な単
位の信号磁区、或いは信号ドメイン等を高密度に、且つ
高速で記録することのできる手段として特徴がある。例
えば、直径が120mmの光磁気デイスクに、2000
〜5000rpmの回転速度で、1GB(ギガバイト)
〜5GB/平方インチ以上の情報の記録が行える手段と
して好適である。さらに、記録媒体に高密度に記録され
た情報について、再生、消去等の情報処理においても、
高速度で行える特徴がある。本発明の記録再生装置は光
記録媒体及び光トラッキング磁気記録媒体を用いる装置
であり、該記録再生装置におけるヘッド・スイング・ア
ームには、少なくともヘッド部と光ビーム・スプリッタ
ーとを備えると共に、ヘッド・スイング・アームのスイ
ング駆動軸は、記録再生装置に載置されるデイスク記録
媒体の外周近傍に配置され、ヘッド部はスイング・アー
ムのデイスク記録媒体側先端に設置される。該ヘッド部
は対物レンズ駆動装置と、対物レンズの中心線を中心と
するレーザ・ビーム透過部形成体とから構成される。該
ヘッド部のレーザ・ビーム透過部形成体は、デイスク記
録媒体の回転に伴ってヘッドを浮上させる、ヘッド浮上
機能を備えるヘッドスライダーを用いる構成であっても
よい。本発明の記録再生装置に用いる記録媒体としては
層変化型光記録媒体、光磁気記録媒体、光ビーム・トラ
ッキングを行う磁気記録媒体等の記録媒体であり、特に
光磁気ディスク記録媒体、光ビーム・トラッキング型磁
気ディスク等が好適である。
【0018】本発明の光磁気記録再生装置においては、
少なくともヘッド部とスライダーとスイング・アーム部
と光ビーム・スプリッターから構成されるスイング・ア
ームを備えると共に、スイング・アームのスイング駆動
軸は光磁気記録再生装置に載置される光磁気ディスクの
外周近傍に配置される。スイング・アームの先端に設置
固定されるヘッド部は対物レンズ駆動装置と、対物レン
ズの中心線を中心とするレーザ・ビーム透過部を形成さ
れたヘッドスライダーと、磁気コイルから構成される。
ヘッド部の対物レンズの中心線が中心となる、上記レー
ザ・ビーム透過部に固体浸漬レンズ(SIL)を設置固
定して用いれば、記録媒体記録層に、極めて微細な情報
記録ピット素子、情報記録磁区、或いは情報記録ドメイ
ン等を書き込み、読み出し、及び消去等が行える特徴が
得られる。
【0019】さらに、本発明の記録再生装置において、
少なくともヘッド部とスライダーとスイング・アーム部
と光ビーム・スプリッターから構成されるスイング・ア
ームにおいて、記録再生装置に載置されるディスク記録
媒体の外周近傍にスイング駆動軸が配置されると共に、
該スイング駆動軸に支点を有する天秤状のスイング・ア
ームの場合では、該天秤状のスイング・アームのディス
ク記録媒体側端部の先端に、ヘッド部が設置固定されて
おり、該天秤状のスイング・アームのもう一方の端部に
は、ディスク記録媒体の信号検出系装置を載置固定する
構成のものを用いるのが好適である。
【0020】本発明のアームに用いるヘッド部は、アー
ム上を直線的に移動することが可能な駆動手段としてリ
ニア・モーターを用い、該リニア・モーターにヘッド部
を取り付けて、ヘッド部がアーム上を移動する方式で使
用してもよい。
【0021】本発明のスイング・アーム部、或いはアー
ムに取り付けられるヘッド部には、ディスク記録媒体の
回転に伴って発生する大気の対流から受ける流体力学に
よって、ヘッド部を浮上させる浮圧を発生させるための
ヘッド・スライダーを用いることが好ましい。該ヘッド
・スライダーには光ビームスポット光を透過させる部分
を形成して、磁気コイル或いはフイルム状磁気コイル、
対物レンズ駆動装置、レーザー光反射ミラー等を併設す
る構成で用いることがより好ましい。上記ヘッド・スラ
イダーの光ビームスポット光を透過する部分は、空洞の
穴でも、透明なセラミック、或いは透明樹脂を形成して
もよいが、この光ビームスポット光透過部分の近傍に
は、半球状透明レンズ、或いは固体イマージョン・レン
ズ(SIL)、を配置固定して使用することが最も好ま
しい。
【0022】本発明のスイング・アーム、或いはアーム
に取り付けられるヘッド部は、光ヘッドからのビーム照
射によって、ディスク記録媒体の情報記録エリアについ
ての、トラッキング、及び情報信号の記録再生消去を行
うだけではなく、スイング・アームの浮上量、及び情報
信号の記録再生消去に必要なフォーカシング等について
制御を行う機能を保持しており、特に対物レンズ駆動装
置の制御駆動を行い、スイング・アームのヘッド部がク
ラッシュ破壊することを防止するための制御を行う機能
を備えていることが必要である。
【0023】本発明に用いる光磁気ヘッド部では、記録
光を記録媒体上に集光するための光学素子として固体イ
マージヨンレンズ(SIL)を用いる。光学素子の固体
イマージヨンレンズは屈折率が1よりも大きい材料で構
成される。
【0024】本発明の上記した各ヘッド部はスイング・
アームの先端部に取り付けて、アームをスイング移動さ
せながらヘッド部をディスク記録媒体の表面を移動させ
る方式の他に、アームがディスク記録媒体の表面まで移
動した後アームはその位置に固定され、該アーム上をヘ
ッド部がリニアモーターによって移動する方式を用いる
こともできる。この場合に用いるヘッド部の構成は、上
記スイング・アームの先端に固定して用いる場合と同じ
構成で用いることができる。
【0025】本発明の第1は、少なくともヘッド部とア
ーム部と光ビーム・スプリッターとからなるスイング・
アームを備える記録再生装置において、前記スイング・
アームの回転駆動軸を記録再生装置に載置される記録媒
体の外周近傍に配置し、該スイング・アームの一端に前
記光ビーム・スプリッターと前記ヘッド部を設置すると
共に、該ヘッド部は少なくとも対物レンズ駆動装置と対
物レンズと該対物レンズの中心線を中心とするレーザ・
ビーム透過部形成体とから構成されることに特徴があ
る。
【0026】本発明の第2は、前記ヘッド部のレーザ・
ビーム透過部形成体は、ヘッド浮上機能を備えるヘッド
スライダーに取り付けて構成することに特徴がある。
【0027】本発明の第3は、少なくともヘッド部とア
ーム部と光ビーム・スプリッターとからなるスイング・
アームを備える記録再生装置において、前記光ビーム・
スプリッターと前記ヘッド部は、スイング駆動軸に取り
付けられる前記スイング・アームの一端に設置固定され
ると共に、該ヘッド部は、対物レンズ駆動装置と、対物
レンズの中心線を中心とするレーザ・ビーム透過部が形
成されたヘッドスライダーと、磁気コイルとから構成さ
れることに特徴がある。
【0028】本発明の第4は、記録再生装置において
は、少なくともヘッド部とヘッドスライダーとスイング
・アーム部と光ビーム・スプリッターが一体に構成され
るスイング・アームを備えると共に、前記スイング・ア
ーム部は、記録再生装置に載置されるディスク記録媒体
の外周近傍にスイング駆動軸が配置されると共に、該ス
イング駆動軸に支点を有する天秤状のスイングアームで
あり、該天秤状スイングアームの一端に前記ヘッド部が
設置固定されており、該天秤状のスイング・アームの他
端にディスク記録媒体の信号検出系装置が載置固定され
ていることに特徴がある。
【0029】本発明の第5は、上記ヘッド部が対物レン
ズ駆動装置と、対物レンズの中心線が中心となる、レー
ザ・ビーム透過部を形成されたヘッドスライダーと、磁
気コイルから構成されることに特徴がある。
【0030】本発明の第6は、前記記録再生装置に備え
られるスイング・アームが、該記録再生装置に載置され
るディスク記録媒体の外周近傍にスイング駆動軸が配置
される、該スイング駆動軸が支点となる天秤状のスイン
グアームであると共に、該天秤状のスイングアームのデ
ィスク記録媒体側にヘッド部を備えており、該天秤状の
スイング・アームの上記ヘッド部を備える側とは反対側
方向のアーム部に、ディスク記録媒体の信号検出系装置
が載置固定されていることに特徴がある。
【0031】本発明の第7は、前記ヘッド部は対物レン
ズ駆動装置と、対物レンズの中心延長線が通る位置に固
体イマージョン・レンズを配置形成したヘッドスライダ
ーとが構成されることに特徴がある。
【0032】図12にかかる光学素子101の例を示
す。図12は光学素子101の結像原理を説明する概念
図である。記録媒体103に照射されるレーザ光のスポ
ット径をより小さなスポット径にして記録密度の向上を
図るための条件を説明する。一般に、スポット径 Sは下
記式(1)により定義される。
【0033】S=λ/(2NA)=λ/(2n・sinθmax) (1) ここで、光学素子101に入射するしーザ光の波長を
入、光学素子101の開口数をNA光学素子101の屈折
率をn、入射光束の最も外側の光被(図12の実線)と光
軸とのなす角(入射角)をθmaxとしている。レーサ光の
波長λをー定とした場合、スポット律Sを小さくするに
は上式(1)からNAを大きくすればよいことがわかる。NA
はNA=nsin θmaxで定義されるので、大きなNAを得るに
は屈折率nと角θmaxを大きくしなければならない。そ
こで、光学素子101に高い屈折率の材料を用いると、
光学素子101の内側で入射光の波長が短くなる。ま
た、入射光を光学素子101の表面で屈折させ且つ光学
素子101内で集光させると、光軸と入射光のなす角θ
maxを光学素子101への入射前より光学素子101内
で大きくできる。
【0034】光学素子101は半径rの球のー部を切断
して形成された半球型レンズである。光学素子101の
切断面、すなわち、光学素子101の出射面101aは
入射光の光軸に対して垂直に切断される。光学素子10
1の切断位置は球の中心からr/nにある。光学素子10
1が搭載された光磁気ヘッドを浮上させた際に光学素子
101の出射面101aは記録媒体103の表面103a
とが平行になるようにする。図12の実線が示す入射光
を光学素子101の球面レンズの断面で屈折させ、入射
光を出射面101a上の点に向かって収束させるとき、
光学素子101はエバネッセント場(空気のギャップ)
を介して光学素子101の出射面101a側に配した記
録媒体3上にスポットが照射される。従って、光学素子
101と記録媒体103との距離はエバネッセント光の
減衰距離内にしなければならない。光学素子101は実
線で示す光学素子101内の入射光を延長した破線の交
わる位置(記録媒体103の表面103a上)に結像す
る。光学素子101は、前述したように光学素子101
内での入射光の波長λの短波長化及び光学素子101の
球面での屈折による角θmaxの増加によってnの2乗倍ま
でNAを増加させることができる。換言すれば、理論的に
はレーザ光のスポット径が1/n2まで小さくできる。これ
により、光学素子101は記録媒体103上に形成され
るスポットを真空中で得られる最小スポットよりも小さ
くしている。
【0035】本発明の光磁気ヘッドにおいてスライダ内
に磁気コイルが内蔵されることによって、従来に比べて
ー層小型化することができる。また、磁気コイルが光学
素子101の外周に配されることにより記録媒体と磁気
コイルとの間隔を狭め、磁界を印加する際に磁気コイル
に流す電流が小さくて済むようになり、照射されるしー
ザ光の光路を遮らないので、効率よく記録媒体上にレー
ザ光を照射することができる。磁気コイルが光学素子1
01の出射光面より記録媒体に近い位置に設けられるこ
とにより磁気コイルと記録媒体との間隔が近づくことに
なり、このように構成した光磁気ヘッドを用いた記録再
生装置の消費電力を抑えることができる。磁気コイルは
フイルム状のコイルを用いることが望ましい。磁気コイ
ルをフィルム状のコイルで構成することにより、記録媒
体と磁気コイルとの間隔を狭くすることができる。さら
に、磁気コイルが磁気コイルの内径を光学素子101の
外径よりも小さくすることにより記録媒体へのより安定
な外部磁界の印加が可能になる。磁芯には光を透過する
磁性体材料を用いることが好ましい。これにより、記録
媒体に向けて照射されるレーザ光の光路が遮られないの
で、効率よく記録媒体上にレーザ光を照射することがで
きる。この磁性材料としては例えば、透明フェライト等
がある。本発明の光磁気ヘッドにおいて光学素子の少な
くともー部がレーザ光を透過する磁性材料で構成されて
いることが好ましい。かかる構成を採用することにより
光磁気ヘッドに使用する部品点数を少なくして光磁気ヘ
ッドを小型化させることができる。さらにレーザ光を透
過する磁性材料を光学素子のレーザ光の出射面に直交す
る中心近傍だけに配することもでき、これによって外部
磁界の位置決め精度を向上させることができる。
【0036】本発明の第8は上記記録媒体には光ディス
ク記録媒体、光磁気ディスク記録媒体、光ビーム・トラ
ッキングを行う磁気ディスク記録媒体から選択される記
録媒体であることに特徴がある。
【0037】本発明の第9は、少なくともヘッド部を備
え、光磁気記録媒体が載置される記録再生装置におい
て、前記光磁気記録媒体は、基板上に少なくとも再生用
磁化膜と記録用磁化膜を備えており、該光磁気記録媒体
の再生用磁化膜は、記録磁区信号を転写し、拡大し、そ
して消滅する行程の内、少なくとも記録磁区信号を転写
し拡大する行程を機能して、前記記録磁区信号を再生す
る機能を備えるものを用い、前記ヘッド部には対物レン
ズ駆動装置と、対物レンズの中心延長線が通る位置に固
体イマージョン・レンズを配置形成されたものを用いる
ことに特徴がある。
【0038】次に、本発明の記録再生装置に載置して用
いられる、特に高密度記録が可能な光磁気記録媒体につ
いて、その動作(再生)原理を以下に説明する。図26
(a)に、光磁界変調記録方式等により光磁気記録膜2
10に記録磁区を書き込んだ後、再生前の各層の磁化状
態を示す。この媒体に、磁性膜の最高到達温度が、所望
の温度になるような適当なパワーの再生光を照射する
と、まず、再生層磁性膜224中の温度がTC2以上とな
った領域に、光磁気記録膜6中の垂直磁化の磁区222
が転写される。その際に、図27に示した再生光が照射
された場合の記録媒体内の温度プロファイルを考慮し
て、光磁気記録膜210中の磁区と同じ大きさかまたは
それより大きい磁区223が再生層磁性膜224に転写
されるように再生パワー及びTCR1 を設定する(図26
(b)参照)。
【0039】次いで図26(C)に示すように、補助磁
性膜228がTCR1以上に達すると補助磁性膜228は
面内磁化に変わり、光磁気記録膜210の磁区信号磁界
や漏洩磁界を遮断する。これによって、再生層磁性膜2
24に転写された磁区223の信号には漏洩磁界の影響
が防止されるために、C/Nの高い再生信号が得られ
る。本発明では、再生層磁性膜224及び補助磁性膜2
28はそれらの臨界温度がTCR2<TCR1となるように設
定されているため、図27の媒体内の温度プロファイル
に示すように、再生層磁性膜224の垂直磁化状態とな
りうる領域は、再生光が照射された再生光スポット領域
内の臨界温度TCR2以上に達した領域である。即ち再生
層磁性膜224の臨界温度TCR2以上に達した領域内の
磁区は、面内磁区で存在することができない条件になっ
ており、この領域内の臨界温度TCR2以上に達した領域
には、外部磁界、光磁気記録膜210に記録された記録
磁区信号、及び漏洩磁界ノイズ等で、再生層磁性膜22
4の臨界温度TCR2以上に達している部分の保持力より
大きな垂直磁化の信号の全てが記録或いは転写される。
【0040】この光磁気記録媒体に、磁性膜の最高到達
温度が、所望の温度になるような適当なパワーの再生光
を照射すると、再生層磁性膜224中に、TCR2以上と
なり垂直磁化状態となりうる領域が発生する。その領域
の大きさが光磁気記録膜210に記録されている磁区M
の径以上、好ましくは再生光スポット径以上となるよう
にTCR2及び再生パワーを設定して用いる。また、再生
層磁性膜224は、その保磁力が、TCR2以上の領域内
の温度分布に対応して図23に示すような分布をし、最
高到達温度となる領域及びその近傍でその値が充分小さ
くなるような磁気特性を有している。光磁気記録媒体
に、再生光を照射して再生層磁性膜224中に、TCR2
以上となり垂直磁化状態が発生した時点において、補助
磁性膜228の中にTCR1以上の温度に達した所では補
助磁性膜228の磁化状態が垂直磁化から面内磁化へ転
移する(図26(C)参照)。この際再生層補助磁性膜
224の転写磁区(ドメイン)は図26(C)で示すよ
うに拡大するが、再生光が読み取れる大きさ、例えば再
生光スポットの径よりも大きく拡大すると同時に、補助
磁性膜228の磁化の状態が、面内磁化の状態を維持し
て、再生層磁性膜224の再生信号に洩れ磁界等のノイ
ズ信号が遮断されるように、臨界温度TCR2とTCR1との
必要な温度差ΔTが得られなければならない。このよう
な温度差ΔTが得られる、補助磁性膜228と再生層磁
性膜224の材料組合せを選択して用いることが必要で
ある。補助磁性膜228にはGdxFeyCoz合金に
ついて元素比xyzの最適な値の材料を選択して用い
る。また、再生層磁性膜224にはGduFevCow合
金について元素比u v wの最適な値の材料を選択して用
いる。
【0041】光磁気記録膜210はTCR2以上の領域内
の温度分布に対応して図26(b)、及び図26(c)
に示すような磁化の分布を有し、最高到達温度となる領
域及びその近傍でその値が充分大きくなるような磁気特
性を有している。各磁性膜の磁気特性を上記のように設
定したため、光磁気記録膜210中の温度が高く且つ磁
化が充分大きい領域の磁区Mのみが、磁区Mの領域で作
用する光磁気記録膜210と補助磁性膜228間の交換
結合力、及び光磁気記録膜210或いは補助磁性膜22
8と再生層磁性膜224間の大きな静磁結合力によっ
て、再生層磁性膜224中の温度が高く且つ保磁力が充
分小さい領域に転写される。これにより、まず充分な再
生分解能が得られる。
【0042】次いで、再生層磁性膜224に転写された
磁区は、TCR2以上の領域内の垂直磁気異方性と転写さ
れた磁区からの交換結合力により、図26(c)に示し
たように拡大すると考えられる。再生後、即ち再生レー
ザー光が移動した後、読み出し部はTCR12以下に冷却さ
れ、再生層磁性膜224は面内磁化膜となり、図26
(a)の状態に戻る。
【0043】再生層磁性膜224の磁区拡大の効果は、
再生層磁性膜224中の転写磁区が再生光スポット径以
上に拡大されたときに最大になる。この状態では、光磁
気記録膜210中に記録された磁区の大きさや形状に関
係しない、再生層磁性膜224の性能指数と再生ビーム
光のみによって決まる極めて大きい再生出力が得られ
る。再生後、即ち再生レーザー光の照射部が移動した後
は、読み出し部はTCR2以下に冷却され、再生層磁性膜
は面内磁化状態となり、図26(a)の状態に戻る。以
上のような再生動作時の温度においても、光磁気記録膜
210の保磁力は充分大きいために、磁化として記録さ
れた情報は完全に保持されている。
【0044】さらに、本発明の他の記録再生方式におけ
る光磁気記録媒体の動作(再生)原理を以下に説明す
る。
【0045】光変調記録方式等により光磁気記録膜に記
録磁区を書き込んだ後、再生前の各層の磁化状態を示
す。次に、補助磁性膜中の温度が臨界温度Tcr1以上Tc
r2以下となった領域に、光磁気記録膜の垂直磁化記録信
号が転写される。次に、図27に示したように、再生光
が照射されて発生した媒体内の温度プロファイルを考慮
すると、光磁気記録膜の垂直磁化記録磁区信号と同じ大
きさかまたはそれより小さい磁区が補助磁性膜に転写さ
れるように、再生層の臨界温度Tcr2と再生光スポット
のパワーとを予め設定する。
【0046】補助磁性膜に転写された磁区は再生層磁性
膜に転写される。本発明では、補助磁性膜及び再生層磁
性膜はそれぞれの臨界温度がTcr1<Tcr2となるように
設定されているため、図27の媒体内の温度プロファイ
ルに示すように、再生層磁性膜224中の垂直磁化状態
となりうる領域は、補助磁性膜228中のそれよりも径
が大きくなる。このため、図26に示すように、再生層
磁性膜224中の転写磁区223は再生層磁性膜224
中の垂直磁化状態となりうる領域内の垂直磁気異方性と
補助磁性膜228中の垂直磁化からの交換結合力とによ
って拡大される。
【0047】この磁区拡大は、図23の中でWで示した
再生層磁性膜224の領域の面内磁化が、図26(a)
の光磁気記録膜210の記録磁区信号222から再生層
磁性膜224への交換結合力を弱めていることからも促
進されているといえる。上記磁区拡大により、面内磁化
の磁気的マスクによる再生出力に寄与する光量の低下を
低減する。
【0048】図26(c)に示す、再生層磁性膜224
の転写磁区223の拡大の効果は、再生層磁性膜224
中の転写磁区が再生スポット径以上に拡大されたときに
最大になる。この状態では、光磁気記録膜210中に記
録された磁区の大きさや形状に関係しない、再生層磁性
膜224の性能指数と再生ビーム光のみによって決まる
極めて大きい再生出力が得られる。再生後、即ち再生レ
ーザー光の照射部が移動した後は、再生層磁性膜の読み
出された部分はTcr2 以下に冷却され、面内磁化状態と
なり、図26(a)の状態に戻る。以上のような再生動
作時の温度においても、光磁気記録膜210の保磁力は
充分大きく設定された磁性材料が予め用いられているた
めに、磁化として記録された情報は完全に保持されてい
る。この磁区拡大の方式により再生信号が増大されC/
Nが向上する。
【0049】次に、光磁気記録層と再生用磁性層との間
には、補助磁性膜及び非磁性膜が積層形成される。光磁
気記録膜、補助磁性膜、及び再生用磁性膜のキュリー温
度をそれぞれTC0、TC1及びTC2とし、補助磁性膜及び再
生用磁性膜の上記臨界温度をそれぞれTCR1 及びTCR2
としたときに、光磁気記録膜210、補助磁性膜22
8、及び再生用磁性膜224の間には、室温<TCR2 <
TCR1 <TC0,TC1,TC2となる関係を満たす磁気特性を
有する。再生用磁性層224は図23に示すように室温
以上のある臨界温度(TCR2)までは面内磁化膜であ
り、TCR2以上では垂直磁化膜になるという磁気特性を
有している。補助磁性膜228は図2に示すように室温
以上のある臨界温度(TCR1)までは垂直磁化膜であ
り、TCR1以上では面内磁化膜になるという磁気特性を
有している。光磁気記録膜210は室温以上で垂直磁化
膜である。
【0050】図23の磁気温度曲線Cは、垂直磁化を有
する状態における再生層の垂直方向の保磁力の温度変化
を示す。この保磁力には、純粋な垂直方向の再生層の磁
区の保磁力Hrに再生層の磁壁(magnetic wall )の生
成によって印加されるとみなす仮想的磁界に相当する磁
界Hw(別な言い方すると、再生層の面内方向の交換結
合磁界)を含めてHr+Hwとして表すものとする。す
なわち、Hr+Hwは再生層膜面に垂直な方向における
磁化反転を行うに必要な磁界を示すことになる。
【0051】図28のエリア(a)は、本発明の再生方
法において記録層から再生層磁性膜224に磁区転写が
行われる温度エリアであり、図中、Tcr2〜T1の温度
範囲に属する。T1は、磁気温度曲線AのHex−Ht
側が磁気温度曲線Bと最初に交差する温度である。この
温度範囲Tcr2〜T1は、後述するように再生光の光パ
ワーを比較的低パワーに調整することにより達成でき
る。この温度領域で図26 の(b)に示したような磁
気転写が実際に行われるためには、この温度領域内で転
写磁界の大きさが再生層磁性膜224の垂直方向の保磁
力を超えるようにしなければならない。すなわち、光磁
気記録層210に記録されている磁化が↓向き(記録方
向)である場合、Hex+Htで表される転写磁界は、
Hr+Hwまたは−(Hr+Hw)よりも大きくなるよ
うにしなければならない(磁区転写要件)。また、記録
層に記録されている磁化が↑向き(消去方向)である場
合、Hex−Htで表される負の転写磁界は、再生層の
垂直方向の保磁力Hr+Hwまたは−(Hr+Hw)よ
りも小さくなるようにしなければならない(磁区転写要
件)。
【0052】一方、図28において、磁気温度曲線A及
びBを比較すると、下記式(a1)〜(a3)の関係が
成立することがわかる。
【0053】 Hr<Hex+Ht−Hw (a1) −Hr>Hex−Ht+Hw (a2) Hr>Hex−Ht−Hw (a3) 従って、上記磁区転写要件を満足し、記録層の記録磁区
の磁化方向に拘らず、それを再生層に転写することがで
きる。図26(b)には、記録層の磁区222に記録さ
れている↓向きの磁化が、再生層の再生光スポット内の
温度Tcr2を超える領域に転写されて転写磁区223を
形成している場合を示す。
【0054】本発明の第10は、前記記録再生装置に用
いられるヘッド部は対物レンズ駆動装置と、対物レンズ
の中心線を中心とするレーザ・ビーム透過部形成体とか
ら構成され、該レーザ・ビーム透過部形成体には、デイ
スク記録媒体の回転に伴って発生する大気の対流から受
ける流体力学によって、ヘッドを浮上させる機能を備え
るヘッドスライダーを用いる。該ヘッドスライダーに形
成されたレーザ・ビーム透過部に半球状透明レンズ、或
いは固体浸漬レンズ(SIL)を配置し、該固体浸漬レ
ンズの外周の所定位置に磁気コイル或いはフイルム状磁
気コイルを設置する。
【0055】本発明の第11は、ヘッド部を浮上させた
際の固体浸漬レンズ(SIL)の出射面と、記録媒体の
表面とは平行になるようにして、入射光を固体浸漬レン
ズ(SIL)の球面レンズの断面で屈折させ、入射光を
出射平面上の点に収束させるとき、固体浸漬レンズ(S
IL)と記録媒体外表面との間の大気間隔、エバネッセ
ント場(空気のギャップ)を介して固体浸漬レンズ(S
IL)の出射面側の記録媒体外表面上にスポットが照射
される。このスポット光は入射光よりも波長が短く、ス
ポット径は固体浸漬レンズ(SIL)の屈折率をnとす
れば(1/n)イ倍に小さくすることができる。これは
対物レンズの開口数NAをnイ倍に増大した効果に相当
する。
【0056】本発明の第12は、記録再生装置のヘッド
部の固体浸漬レンズ(SIL)の出射面側に配置される
記録媒体として、記録用磁性膜と再生用磁性膜とが形成
されており、記録磁区信号を再生用磁性膜に転写し、数
倍に拡大して再生する機能を有する光磁気記録媒体を用
いることに特徴がある。本発明の前記記録再生装置と本
発明の前記光磁気記録媒体との、この組み合わせによっ
て固体浸漬レンズ(SIL)から上記光磁気記録媒体に
照射されるレーザビームは、通常よりも(1/n)イ倍
の太さに縮められ、大きさが、(1/n)イ倍程度の超
微小な磁区として記録される。
【0057】本発明の第13は、前記記録された磁区信
号を再生する場合には、第1段階として、光磁気記録媒
体内の再生用磁性膜に転写され、数倍に拡大され、第2
段階として拡大された記録磁区信号の大きさが固体浸漬
レンズ(SIL)から出射される(1/n)イ倍に細い
再生光ビームスポットによって読み取られる。この組み
合わせ手段によって記録される磁区の大きさは(1/
2)(1/n)イ倍以下に低下させることができ、従っ
て、光磁気記録媒体における記録磁区の記録密度が(2
nイ)イ倍以上の大きさに向上することに特徴がある。
【0058】本発明の第14は、記録再生装置に組み合
わせて用いられる光磁気記録媒体の例としては、光磁気
記録媒体の積層膜構成が(1)基板(ポリカ―ボネイト
樹脂、紫外線硬化性樹脂等)、誘電体膜層(Si3N
4)、記録用磁性膜(TbFeCo合金)、光反射膜
(TiAl合金)、非磁性層(Si3N4、Al2O
3)、再生用磁性層(GdxFeyCoz合金)、誘電
体膜層(Si3N4)、透明薄膜層(SiO2,ダイヤ
モンド結晶性炭素)等をこの順に積層形成したもの、
(2)基板、誘電体膜層、記録用磁性膜、補助磁性層
(GduFevCow合金)、非磁性層、光反射膜、再
生用磁性層、誘電体膜層、透明薄膜層等をこの順に積層
形成したもの等から選択して用いることに特徴がある。
但し、X Y ZU V W は元素数比である。
【0059】本発明の第15は、記録再生装置のヘッド
部に用いられる、固体浸漬レンズ(SIL)の材料とし
ては、ガラス、石英、雲母、ダイヤモンド状結晶炭素、
窒化珪素(Si3N4),炭化珪素(SiC),酸化珪
素(SiO2),酸化アルミ(Al2O3),炭化アル
ミ(AlC)等から選択して用いることに特徴がある。
【0060】本発明の第16は、記録再生装置のヘッド
部に用いられる固体浸漬レンズ(SIL)の材料として
は、前記記録再生装置に載置される光磁気記録媒体の透
明薄膜層と同じ屈折率の材料用いることに特徴がある。
【0061】本発明の第17は、記録再生装置に載置さ
れる光磁気記録媒体に、前記記録再生装置のヘッド部の
固体浸漬レンズ(SIL)と同じ屈折率の材料からなる
透明薄膜層を形成したものを用いることに特徴がある。
【0062】本発明の第18は、記録再生装置において
設定されるエバネッセント場の大きさは小さい程好まし
いく、150nm以下、特に50nm 以下に設定して
用いることに特徴がある。
【0063】本発明の第19は、記録再生装置が、記録
媒体記録層に極めて微細な情報記録ピット素子、情報記
録磁区、或いは情報記録ドメイン等を書き込み、読み出
し、及び消去等が行えることに特徴がある。光学素子の
固体イマージヨンレンズは屈折率が1よりも大きい材料
で構成される。
【0064】本発明の第20は、少なくともヘッド部を
備え、光磁気記録媒体が載置される記録再生装置におい
て、前記光磁気記録媒体は、基板上に少なくとも再生用
磁化膜と記録用磁化膜を備えており、該光磁気記録媒体
の再生用磁化膜は、記録磁区信号を転写し、拡大し、そ
して消滅する行程の内、少なくとも記録磁区信号を転写
し拡大する行程を機能して、前記記録磁区信号を再生す
る機能を備えるものを用い、前記ヘッド部には対物レン
ズ駆動装置と、対物レンズの中心延長線が通る位置に固
体イマージョン・レンズを配置形成されたものを用いる
ことに特徴がある。
【0065】本発明の第21は、記録再生装置に載置さ
れる記録媒体が光磁気記録媒体であって、該光磁気記録
媒体は基板上に少なくとも再生用磁化膜と記録用磁化膜
を備えており、該光磁気記録媒体の再生用磁化膜は、再
生光によって面内磁化から垂直磁化へ転移して、記録磁
区信号を転写し、拡大し、そして消滅する行程の内、少
なくとも記録磁区信号を転写し拡大する行程を機能し
て、前記記録磁区信号を再生する機能を備えるものであ
ることに特徴がある。
【0066】本発明の第22は、少なくともヘッド部を
備え、光磁気記録媒体が載置される記録再生装置におい
て、前記光磁気記録媒体が基板上に少なくとも再生用磁
化膜と記録用磁化膜を備えており、該光磁気記録媒体の
再生用磁化膜は、記録磁区信号を転写し、拡大し、そし
て消滅する行程の内、少なくとも記録磁区信号を転写し
拡大する行程を機能して、前記記録磁区信号を再生する
と共に、前記再生用磁化膜に記録磁区信号が転写された
後には前記再生用磁化膜への少なくとも前記記録磁区信
号磁界について遮断することと、前記記録磁区信号磁界
の遮断を解消することを行う機能を備える補助磁化膜
を、前記記録用磁化膜と前記再生用磁化膜との間に備え
るものを用い、前記ヘッド部には対物レンズ駆動装置
と、対物レンズの中心延長線が通る位置に固体イマージ
ョン・レンズを配置形成されたものを用いることに特徴
がある。
【0067】本発明の第23は、記録再生装置に載置さ
れる記録媒体が光磁気記録媒体であって、基板上に少な
くとも再生用磁化膜と記録用磁化膜を備えており、該光
磁気記録媒体の再生用磁化膜は、再生光によって面内磁
化から垂直磁化へ転移して、記録磁区信号を転写し、拡
大し、そして消滅する行程の内、少なくとも記録磁区信
号を転写し拡大する行程を機能して、前記記録磁区信号
を再生すると共に、前記再生用磁化膜に記録磁区信号が
転写された後には前記再生用磁化膜への少なくとも前記
記録磁区信号磁界について遮断することと、前記記録磁
区信号磁界の遮断を解消することを行う機能を備える補
助磁化膜を、前記記録用磁化膜と前記再生用磁化膜との
間に備えるものであることに特徴がある。
【0068】本発明の第24は、記録再生装置に載置さ
れる記録媒体が光磁気記録媒体であって、該光磁気記録
媒体は基板上に少なくとも誘電体層、記録用磁性膜、非
磁性膜層、光反射膜、再生用磁化膜、保護膜とをこの順
に備えており、該光磁気記録媒体の再生信号は前記記録
用磁化膜から前記再生用磁化膜へ再生光によって転写
し、拡大させることによって得られるものであることに
特徴がある。前記保護膜は透明な薄膜層である。
【0069】本発明の第25は、少なくともヘッド部を
備え、光磁気記録媒体が載置される記録再生装置におい
て、前記光磁気記録媒体には、基板上に少なくとも再生
用磁化膜と記録用磁化膜を備えており、該光磁気記録媒
体の再生用磁化膜は、記録磁区信号を転写し、拡大し、
そして消滅する行程の内、少なくとも記録磁区信号を転
写し拡大する行程を機能すると共に、前記再生用磁化膜
の記録磁区信号を再転写し記録し、再生される再生用補
助磁化膜を、前記再生用磁化膜の再生光入射側に備える
ものを用い、前記記録再生装置のヘッド部には対物レン
ズ駆動装置と、対物レンズの中心延長線が通る位置に固
体イマージョン・レンズを配置形成されたものを用いる
ことに特徴がある。
【0070】本発明の第26は、少なくともヘッド部を
備え、光磁気記録媒体が載置される記録再生装置におい
て、前記光磁気記録媒体は、基板上に少なくとも再生用
磁化膜と記録用磁化膜を備えており、該光磁気記録媒体
の再生用磁化膜は、記録磁区信号を転写し、拡大し、そ
して消滅する行程の内、少なくとも記録磁区信号を転写
し拡大する行程を機能して、前記記録磁区信号を再生す
ると共に、前記再生用磁化膜に記録磁区信号が転写され
た後には前記再生用磁化膜への少なくとも前記記録磁区
信号磁界について遮断することと、前記記録磁区信号磁
界の遮断を解消することを行う機能を備える補助磁化膜
とを、前記記録用磁化膜と前記再生用磁化膜との間に備
え、前記再生用磁化膜の記録磁区信号を再転写し記録
し、再生される再生用補助磁化膜を、前記再生用磁化膜
の再生光入射側に備えるものを用い、前記ヘッド部には
対物レンズ駆動装置と、対物レンズの中心延長線が通る
位置に固体イマージョン・レンズを配置形成されたもの
を用いることに特徴がある。
【0071】本発明の第27は、記録再生装置が、記録
再生装置に載置される光磁気記録媒体部の外周近傍に、
スイング駆動軸が配置されるスイングアームを保持して
おり、該スイングアームの一端に少なくとも対物レンズ
駆動装置と対物レンズの中心線を通る位置に固体イマー
ジョン・レンズとを配置形成したヘッドスライダーとか
ら構成されるヘッド部を配置する構成であることに特徴
がある。
【0072】本発明の第28は、少なくともヘッド部と
アーム部と光ビーム・スプリッターとから構成されるス
イング・アームを備え、光磁気記録媒体が載置される記
録再生装置において、該光磁気記録媒体には、少なくと
も記録用磁化膜と、再生光によって記録磁区信号を転写
し拡大する行程を機能する再生用磁化膜とを備えるもの
を用い、前記ヘッド部は対物レンズ駆動装置と、対物レ
ンズの中心延長線が通る位置に固体イマージョン・レン
ズを配置形成したヘッドスライダーとからなることに特
徴がある。
【0073】本発明の第29は、少なくともヘッド部と
アーム部と光ビーム・スプリッターとからなるスイング
・アームを備え、光磁気記録媒体が載置される記録再生
装置において、前記光磁気記録媒体は、基板上に少なく
とも再生用磁化膜と記録用磁化膜を備えており、該光磁
気記録媒体の再生用磁化膜は、再生光によって面内磁化
から垂直磁化へ転移して、記録磁区信号を転写し、拡大
し、そして消滅する行程の内、少なくとも記録磁区信号
を転写し拡大する行程を機能して、前記記録磁区信号を
再生する機能を備えるものが用いられ、前記ヘッド部に
は対物レンズ駆動装置と、対物レンズの中心延長線が通
る位置に固体イマージョン・レンズを配置形成したヘッ
ドスライダーとから構成されるものを用いることに特徴
ある。
【0074】本発明の第30は、少なくともヘッド部と
アーム部と光ビーム・スプリッターとからなるスイング
・アームを備え、光磁気記録媒体が載置される記録再生
装置において、前記光磁気記録媒体は、基板上に少なく
とも再生用磁化膜と補助磁化膜と記録用磁化膜とを備
え、常温で面内磁化性の再生用磁化膜が垂直磁化に転移
する臨界温度Tcr2が、前記記録用磁化膜と前記再生用
磁化膜との間に備える、室温で垂直磁化の補助磁化膜の
面内磁化に転移する臨界温度Tcr1より高く、前記記録
用磁化膜のキュリーポイントTc0及び補助磁化膜のキュ
リーポイントTc1より低くく、且つ前記記録用磁化膜の
キュリーポイントTc0は、前記補助磁化膜のキュリーポ
イントTc1及び前記再生用磁化膜のキュリーポイントTc2
よりも低く構成されるものが用いられ、前記ヘッド部に
は対物レンズ駆動装置と、対物レンズの中心延長線が通
る位置に固体イマージョン・レンズを配置形成したヘッ
ドスライダーとから構成されるものを用いることに特徴
がある。
【0075】本発明の第31は、少なくともヘッド部と
アーム部と光ビーム・スプリッターとからなるスイング
・アームを備え、光磁気記録媒体が載置される記録再生
装置において、前記光磁気記録媒体が、基板上に少なく
とも記録用垂直磁化膜を備え、前記基板と前記記録用垂
直磁化膜との間に、室温では面内磁化であるが、再生光
によって垂直磁化へ転移する臨海温度Tcr2を持つ再生
用磁化膜を備えると共に、室温では垂直磁化であるが、
再生光によって面内磁化へ転移する臨海温度Tcr1を持
つ補助磁化膜を前記再生用磁化膜と前記記録用垂直磁化
膜との間に備えており、前記ヘッド部には対物レンズ駆
動装置と、対物レンズの中心延長線が通る位置に固体イ
マージョン・レンズを配置形成したヘッドスライダーと
から構成されるものを用いることに特徴がある。
【0076】本発明の第32は、記録再生装置に載置さ
れる光磁気記録媒体の補助磁化膜が記録用磁化膜に積層
されており、該補助磁化膜と再生用磁化膜との間に非磁
性膜を備えるものであることに特徴がある。
【0077】本発明の第33は、記録再生装置に載置さ
れる光磁気記録媒体の補助磁化膜に臨界温度Tcr1が再
生用磁化膜の臨界温度Tcr2よりも高い磁性材料を用い
ることに特徴がある。
【0078】本発明の第34は、記録再生装置に載置さ
れる光磁気記録媒体の再生用磁化膜の臨界温度Tcr2と
補助磁性膜の臨界温度Tcr1との温度差ΔTの値が、前
記再生用磁化膜に記録磁気信号が転写された後に、補助
磁性膜が垂直磁化から面内磁化へ転移するに相当する値
であることに特徴がある。
【0079】本発明の第35は、記録再生装置に載置さ
れる光磁気記録媒体の再生用磁化膜の臨界温度Tcr2と
補助磁性膜の臨界温度Tcr1との温度差ΔTの値が、前
記再生用磁化膜に転写された磁区が拡大された後、前記
補助磁性膜の面内磁化が消失される値であることに特徴
がある。
【0080】本発明の第36は、記録再生装置に載置さ
れる光磁気記録媒体の記録用磁化膜のキュリー温度Tc
と、補助磁性膜のキュリー温度Tc1及び臨界温度Tcr1
と、再生用磁化膜のキュリー温度Tc2及び臨界温度Tcr2
との間には、室温<Tcr2<Tcr1<Tc<Tc1、Tc2の関
係にあることに特徴がある。
【0081】本発明の第37は、記録再生装置における
ヘッド部からレーザビームを照射することによって、前
記記録再生装置に載置される光磁気記録媒体の記録及び
再生を行う方式において、前記光磁気記録媒体に少なく
とも記録用磁化膜と、常温では面内磁化で臨界温度Tc
r以上で垂直磁化に転移する再生用磁化膜とを備えると
共に、再生用レーザビームによって前記再生用磁化膜に
記録磁区信号が転写、拡大されるものを用い、前記ヘッ
ド部には対物レンズ駆動装置と、対物レンズの中心延長
線が通る位置に固体イマージョン・レンズを配置形成さ
れたものを用い、記録再生用レーザビームの内少なくと
も記録用レーザビームを前記固体イマージョン・レンズ
から前記光磁気記録媒体へ照射することによって記録を
行う記録再生方式に特徴がある。
【0082】本発明の第38は、記録再生装置における
ヘッド部からレーザビームを照射することによって、前
記記録再生装置に載置される光磁気記録媒体の記録及び
再生を行う方式において、前記光磁気記録媒体に少なく
とも記録用磁化膜と、常温では面内磁化で臨界温度Tc
r以上で垂直磁化に転移する再生用磁化膜とを備えると
共に、再生用レーザビームによって前記再生用磁化膜に
記録磁区信号が転写、拡大されるものを用い、前記ヘッ
ド部には対物レンズ駆動装置と、対物レンズの中心延長
線が通る位置に固体イマージョン・レンズを配置形成さ
れたものを用い、記録再生用レーザビームを前記固体イ
マージョン・レンズから前記光磁気記録媒体へ照射する
ことによって記録再生を行う記録再生方式に特徴があ
る。
【0083】上記本発明の第37及び第38の記録再生
方式では、光磁気記録媒体には少なくとも記録用磁化膜
と、常温では面内磁化で臨界温度Tcr以上に垂直磁化
に転移する補助磁化膜と、常温では面内磁化で臨界温度
Tcr以上で垂直磁化に転移する再生用磁化膜とを備え
る媒体を用いることができる。
【0084】さらに、上記本発明の第37及び第38の
記録再生方式では、光磁気記録媒体には少なくとも記録
用磁化膜と、常温では垂直磁化で臨界温度Tcr以上で
面内磁化に転移する補助磁化膜と、常温では面内磁化で
臨界温度Tcr以上で垂直磁化に転移する再生用磁化膜
とを備え、且つその補助磁化膜が、再生用磁化膜に記録
磁区信号が転写された後に再生用磁化膜への、少なくと
も記録磁区信号磁界について遮断することと、記録磁区
信号磁界の遮断を解消することを機能する媒体を用いる
ことができる。
【0085】またさらに、上記本発明の第37及び第3
8の記録再生方式では、光磁気記録媒体には少なくとも
記録用磁化膜と、、常温では面内磁化で臨界温度Tcr
以上で垂直磁化に転移する再生用磁化膜と、垂直磁化の
再生用補助磁化膜とを備え、且つその且つ前記再生用磁
化膜に転写、拡大された記録磁区信号を前記再生用補助
磁化膜に再転写して再生されるものを用いることができ
る。
【0086】本発明の第39は、記録再生装置における
ヘッド部からレーザビームを照射して、前記記録再生装
置に載置される磁気記録媒体のトラッキングを行いなが
ら記録及び再生を行う方式において、前記磁気記録媒体
に少なくともトラッキング専用の領域を形成すると共
に、前記ヘッド部に対物レンズ駆動装置と、対物レンズ
の中心延長線が通る位置に固体イマージョン・レンズを
配置形成されたものを用い、前記トラッキング用レーザ
ビームを固体イマージョン・レンズから前記磁気記録媒
体のトラッキング専用の領域へ照射することによって記
録再生を行う記録再生方式に特徴がある。
【0087】上記本発明の39は、少なくともヘッド部
とアーム部とからなるスイング・アームを備え、磁気記
録媒体が載置される記録再生装置であって、前記磁気記
録媒体は、基板上に少なくとも磁気記録領域及び光トラ
ッキング領域を備え、前記ヘッド部に設置される固体イ
マージョン・レンズから前記光トラッキング領域に、ト
ラッキング用レーザ光を照射することによって記録再生
を行う記録再生装置に特徴がある。
【0088】
【発明の実施の形態】本発明の記録再生装置の実施の形
態及び実施例を図面を参照しながら説明する。
【0089】
【実施例1】 図3に、情報の記録再生装置のヘッドと
して、スイング・アーム56の先端にサスペンション5
5を介して浮上型光磁気ヘッド53を設置固定したもの
を使用した、本発明の第1実施例を示す。スイング・ア
ーム56の回転の支点52はデイスク記録媒体51の外
周近傍に設置され、そこを中心にデイスク記録媒体51
の半径方向の記録エリア(a)、(b)、(c)を移動し、記録
領域全体の情報処理アクセスを行う。サスペンション5
5は光磁気ヘッド部53に取り付けられているスライダ
ーの浮上機能に対応して、光磁気ヘッド部53の定位置
を安定に維持する。情報信号等のレーザー・ビームの光
源は、記録再生装置に固定されており、スイング・アー
ム56の回転軸52付近に設置されるレーザー・ビーム
のビーム・スプリッター(記載しない)を経て、レーザ
ー・ビーム窓口54から光磁気ヘッド部53へ送られ
る。図4に光磁気ヘッド部53のレーザー・ビームの照
射経路に関する光学系を示す。記録再生装置に固定され
る光学系はP1である。これに対して可動光学系P2の
ミラー2、対物レンズ71、固体イマージョン・レンズ
72等は、スイング・アーム56上に設置され、ミラー
1はスイング・アーム56の回転軸52部に設置され
る。光磁気ディスク51には、記録層の記録領域トラッ
ク並びのトラックピット信号は、サンプルサーボ方式
で、ウオブル状に配列形成される、ウオブルピット信号
からなるトラックの、光磁気ディスク51を、上記光磁
気記録再生装置の回転駆動軸のスピンドルに装着して用
いた。
【0090】
【実施例2】 実施例1の図4に記載した光学系の内、
光磁気ヘッド部53に配置される構成部品が、対物レン
ズ駆動装置、対物レンズの中心線を中心とするレーザビ
ームを透過する空口を有するヘッド浮上用スライダー、
及び環状コイルを有する薄膜磁気コイルを用いる磁気ヘ
ッド等からなり、ヘッド浮上用スライダーのレーザビー
ム透過用空口の中心が、対物レンズの中心線の延長上に
配置される構成の光磁気ヘッドを、スイング・アーム5
6上に配置固定して、スイング・アーム光磁気ヘッドと
して用いる。その他は、[第1実施例]と同じである。
【0091】
【実施例3】 実施例1の図4に記載した光学系の内、
スイング・アーム56上に設置される光磁気ヘッド部5
3の可動光学系の中の固体イマージョン・レンズ72に
は、固体イマージョン・レンズ72の光磁気ディスク5
1側面を、化合物,TiN(窒化チタン),SiN(窒
化シリコン),SiO2(酸化シリコン)等から選択し
て、少なくとも一種の化合物の膜層で、或いは、これら
の化合物複数の組み合わせ膜層で被覆コーテングして用
た。上記化合物の膜層の他にアモルファスカーボン、D
LC(ダイヤモンド・ライク・カーボン)の高硬質の結
晶状炭素皮膜層をスパッタにより被覆コーテングしたも
のについても実施した。
【0092】
【実施例4】 前記実施例1の光磁気ディスク51の記
録層に形成される、プリピット信号には図9に示す構成
のものを実施する。サンプルサーボ方式で、トラックピ
ット信号6、11はウオブルピットに配列され、クロッ
クピット3、サーボ信号アクセスマーク16Trは図9
に示すように形成される。
【0093】
【実施例5】 図5は光磁気ヘッドのレーザー・ビーム
に関する光学系を全てスイング・アームに取り付ける構
造のスイング・アーム光磁気ヘッドを装備するディスク
記録媒体の記録再生ドライブ装置の実施例である。図6
はその光学系全体のブロック図である。本実施例は固定
光学系P1(図4参照)を光学系1と光学系2に分離し
て、レーザー光源57、コリメーター・レンズ58、プ
リズム59を含む光学系1の部分は記録再生ドライブ装
置に固定し、信号検出器68a、68b、68c、68dを
含む光学系2の部分と、ビーム・スプリッター60、ミ
ラー69、対物レンズ71、及び個体イマージョン・レ
ンズ72の系統の光学系3の部分とを、スイング・アー
ム光磁気ヘッドのアームに取り付けた構造のものであ
る。光学系をこのような配置に取り付けた、スイング・
アーム光磁気ヘッドを上から見た平面図を図5に示す。
スイング・アーム上の光磁気ヘッド53bは光磁気記録
ディスク51の記録面を軌跡75のように移動しなが
ら、情報の記録、再生、消去をアクセスする。このスイ
ング・アームは回転軸52を中心にアーム56とアーム
73との連続体であり、レーザ光源からのビームは光経
路室74を通って、回転軸52に取り付けられたビーム
・スプリッター60によって光磁気ヘッド53へ進み、
光磁気記録ディスク51でアクセス後の反射光は、アー
ム73に設置固定された光学系2の検出器に受光され
る。スイング・アーム上の光学系2を配置されたアーム
73と光学系3を配置されたアーム56の部分とは回転
軸52を中心に重さがバランスするように構成される。
【0094】
【実施例6】 実施例6の図5に記載した光学系の内、
光磁気ヘッド部53bに配置される構成部品が、対物レ
ンズ駆動装置、対物レンズの中心線を中心とするレーザ
ビームを受ける固体イマージョン・レンズ72を有する
ヘッド浮上用スライダー、及び環状コイルを有する薄膜
磁気コイルを用いる磁気ヘッド等からなり、ヘッド浮上
用スライダーの位置が、対物レンズの中心線の延長上に
中心線を持つ個体イマージョン・レンズ72が配置され
るような配置の光磁気ヘッドを、スイング・アーム56
上に配置固定して、スイング・アーム光磁気ヘッドとし
て用いる。その他は、[第5実施例]と同じである。
【0095】
【実施例7】 実施例5のスイング・アームの光磁気デ
ィスク側とは反対側のアーム73部分に設置固定される
光学系についての[第7実施例]を、図7に示す。アーム
部分73側には、図6に示した光源を含む光学系1、及
び記録媒体からの信号を検出する、検出器を含む光学系
2の両方をスイング・アームのアーム73部分に設置固
定する。またスイング・アームのアーム56部分に設置
固定される光磁気ヘッド部53bと、アーム73部分の
光学系1、光学系2との間の送信、返信レーザ・ビーム
の方向、及び光磁気ヘッド部53bのスイング・アーム
の駆動軸52の回転を制御するための磁石80とコイル
81をスイング・アームのアーム73部分に取り付け
る。光磁気ヘッド部53bについてのレーザ・ビームの
送信、返信はアーム回転軸52に設置される60ビーム
・スプリッター1によって仕分けされる。その他は、実
施例5と同じである。
【0096】
【実施例8】 実施例5に用いる光磁気ディスク51に
記録されるプリピット信号は、図8の光磁気ディスク5
1上に示す、プリピット領域78の様式に形成される。
プリピットのフォマットパターンは、図9に示すようで
あり、第4実施例と同じである。その他の光磁気記録再
生装置の構成は、第5実施例と同じである。
【0097】
【実施例9】 実施例5に用いる光磁気ディスク51
を、ディスク・カートリッジにいれて使用する場合の実
施例9を、図10に示す。図10のディスク・カートリ
ッジ82のケース内に光磁気ディスク51が入っている
(図示しない)。ディスク・カートリッジ82は使用し
ない時は、光磁気ヘッド挿入口、及びドライブモーター
駆動軸スピンドル口は、シャッター83によって密封さ
れている。記録再生装置にに挿入して使用すると、記録
再生装置内の突起869によって、シャッター・スライ
ダー85が駆動されてシャッター83が開く。その後ス
イング・アーム56が回転駆動して、スイング・アーム
56の先端の光磁気ヘッドが、ディスク・カートリッジ
82のケース内の光磁気ディスク51面上を、光磁気デ
ィスク51面に平行方向に扇状に移動しながらアクセス
する。
【0098】
【実施例10】 図11にリニア・モータ移動式の光磁
気ヘッド91についての実施例を示す。光磁気記録再生
装置内に設置される、リニア・モータ94移動案内レー
ル93を装備した、アーム95の上を光磁気ヘッド駆動
体92がスライド移動を行いながら、光磁気ディスク5
1面に平行方向96へ、直線的に移動しながらアクセス
する。光学系は図4及び図6に記載した固定光学系と可
動光学系を一体に纏めたもの、或いは光学系1及び光学
系2を一体に纏めたものを、図11の固定光学系90に
固定設置する。固定光学系90と光磁気ヘッド91の駆
動体92間のレーザ・ビームの送信、受信は光磁気ヘッ
ド91の窓口97によって行う。光磁気ヘッド91は、
ミラー69、対物レンズ71、及び固体イマージョン・
レンズ72の系統の光学系の部分と、ヘッド浮上用スラ
イダー14、及び環状コイルを有する薄膜磁気コイルを
用いる磁気ヘッド部分とが設置固定されている。個体イ
マージョン・レンズ72、及び環状コイルを有する薄膜
磁気コイルはヘッド浮上用スライダー14に設置されて
いる。
【0099】
【実施例11】 図13に本発明に従う浮上型光磁気ヘ
ッドの第11実施例を示す。図13は光磁気ヘッドをス
ライダー102の長手方向に切断した際の断面図であ
る。浮上型光磁気ヘッドはスライダー102に、光学素
子としての固体イマージョンレンズ100と外部磁界印
加用の磁気コイル104とを備える。スライダー102
には、固体イマージョンレンズ100の外周とほぼ同径
の貫通穴102aが形成されており、貫通穴102aに
固体イマージョンレンズ100が図13に示すように勘
合されている。固体イマージョンレンズ100の光出射
面102aはスライダー底面と同一高さに位置する。磁
気コイル104は固体イマージョンレンズ100の外周
100bを包囲するようにスライダ102の貴通穴10
2aの上方に埋設されている。スライダ102は図示し
ない板バネ支持機構を介して光磁気記録再生装置本体の
アクチュエータ(図示しない)に接続されている。かか
る板バネ支持機構によりスライダ102の浮上時に固体
イマージヨンレンス100の出射面100aが光磁気記
録媒体51と平行を成し且つ光磁気記録媒体51とエバ
ネッセント光の減衰距離以内に近接して浮上配置され
る。かかる構造において固体イマージョンレンス100
の上方から照射された記録用レーザ光は固体イマージョ
ンレンズ100を透過して光磁気記録媒体51上に集光
され、空気中の理論的な最小スポット径よりも小さなス
ポットを光磁気記録媒体51上に形成する。この小さな
スポットは液浸レンズと同じ原理により固体イマージヨ
ンレンス100に空気の屈折率より大きな屈折率nの部
材を用い、且つ固体イマージヨンレンズ100の中で集
光するとき形成される。情報の記録時には、光磁気記録
媒体51に制御されたレーザ光照射タイミングと入力情
報に応じた磁界印加タイミングによってレーザ光の照射
と磁界コイル104による磁界印加が行われる。
【0100】
【実施例12】 図14は図13の浮上型光磁気ヘッド
の団体イマージヨンレンズ101がスライダ102上に
配置された場合を示す。図13のスライダ102に固体
イマージヨンレンズ110を搭載するため、スライダ1
02の固体イマージヨンレンズ110が設置される部分
105はレーザ光を透過させるための部材、例えばガラ
スで形成されている。固体イマージョンレンズ110は
レーザ光透過性部材106の外側のレンズ搭載部102
bに固定される。磁気コイル104は第1実施例の場合
と同様にスライダ102内に内蔵されている。
【0101】
【実施例13】 図15の浮上型光磁気ヘッドは、浮上
型光磁気ヘッドのレーザ光透過性部材106の代わりに
磁芯102cで構成されている。磁芯102cはレーザ光
を透過し、保磁力が小さく、且つ飽和磁束密度の大きい
材料から構成することが望ましく、例えば、透明フェラ
イト、イットリウム鉄ガーネット、希土類鉄ガーネット
等が好ましい。磁芯102cは、磁気コイル104から
印加される外部磁界で容易に磁化されるので、磁束を固
体イマージヨンレンズ100の下方に収束させることが
でき、それによって、光磁気記録媒体130に印加する
磁束制御が容易になる。
【0102】
【実施例14】 図16に示す浮上型光磁気ヘッドは図
14に示した磁気コイルにおいて、磁気コイル104を
固体イマージヨンレンズ100の下方に組み込んだ構造
を有する。磁気コイル104は固体イマージヨンレンス
100の出射光面100aと接合されている。この構成
において磁気コーイル104は固体イマージョンレンス
100から出射した光線束を遮断しない位置に配置す
る。この実施例においては、磁気コイル104は固体イ
マージヨンレンス100の光出射面100aより光磁気
記録媒体130に近い位置に配置される。従って、磁気
コイルはできるだけ薄い方が好ましい。例えば、図17
(a)のように環状コイルを有するフィルム状磁気コイ
ル1310や図17(b)のように方形状コイルを有す
るフィルム状の磁気コイル132を用いることが好まし
い。
【0103】
【実施例15】 図18は図16の浮上型光磁気ヘッド
のレーザ光の透過性部材106の部分上に磁芯102c
を設けた光磁気ヘッドの構成を示す。図18の浮上型光
磁気へツドは固体イマージヨンレンズ100と光磁気記
録媒体130との間でしかも磁気コイル104の内側に
磁芯102cを設ける。磁芯102cは図15に示したと
同様のレーザ光を透過する磁性材料で構成されている。
かかる構成により浮上製型光磁気ヘッドは光磁気記録媒
体130上でスポット径を小さくするとともに、光磁気
記録媒体130に印加する磁界制御が安定に且つ容易に
なる。
【0104】
【実施例16】 さらに、図19は図17の浮上型光磁
気ヘッドの構成において固体イマージヨンレンズ100
の少なくともー部をレーザ光の透過する磁性材料、例え
ば、透明フェライトで構成した場合を示している。固体
イマージョンレンズ100には照射されるレーザ光の出
射面100aに直交する中心近傍の部分100cだけが磁
性材料で形成される。この構成によれば、図15または
図18の光磁気ヘッドにおいて磁芯102cが不要にな
る。かかる固体イマージヨンレンズ100を用いること
により光磁気記録媒体130と磁気コイル104との間
隔を狭めることができ、一層の外部磁界の位直決め精度
が向上し光磁気ヘッドの構成を簡略化することができ
る。かかる固体イマージヨンレンズ100は、最初にガ
ラスを研磨加工して半球体ガラスの中心部に開口部が形
成されたレンズ部品を成形し、次いで、かかる開口部
に、スバッタ又は蒸着法等により磁性材料を充填させる
ことにより形成することができる。
【0105】
【実施例17】 図20は浮上型スライダーを形成した
固体イマージヨンレンズ100を光磁気ヘッドに用い
た、光磁気記録再生装置の実施例である。図20には光
磁気記録ディスク51と光磁気ヘッド部全体が記載され
ている。対物レンズ71は記載しない対物レンズ駆動装
置に取り付けられており、対物レンズ駆動装置、固体イ
マージョンレンズ100、スライダー102、磁気コイ
ル104、及びミラー69が一体になって、光磁気ヘッ
ド部53bを構成している。この光磁気ヘッド部53b
は、光磁気記録再生装置のスイング・アームの先端に設
置固定される。実施例17の光磁気ヘッド部はスライダ
102の摺動面の一部及び固体イマージヨンレンズ10
0の摺動面の各一部に切り欠き部102s、100sを
形成したものを使用する。この切り欠き部102s、1
00sには光磁気ヘッド浮上のための浮上溝部が形成さ
れる。その他の光磁気記録再生装置の構成は実施例5、
及び実施例6と同じ構成である。
【0106】
【実施例18】 図21は光磁気記録再生装置のスイン
グ・アーム56の先端に設置固定される光磁気ヘッド部
のスライダ102の摺動面に形成される、スイング・ア
ーム光磁気ヘッド部の浮上のための、浮上溝の形状であ
る。図21にはスライダー102のスライダー断面16
1、テーパー部160、固体イマージヨンレンズ100
の設置位置を示す。その他の光磁気記録再生装置の構成
は実施例5、及び実施例6と同じ構成である。
【0107】
【実施例19】 本発明の記録再生装置に載置して用い
られる光磁気記録媒体について、本実施例の構造の一例
を図35を参照しながら説明する。光磁気記録媒体は片
面に所望のプリフォーマットパターン202が形成され
た透明基板201とプリフォーマットパターン上に光反
射膜208、誘電体膜203を積層し、該誘電体膜20
3上に形成された光磁気記録膜210と、光磁気記録膜
210上に形成された再生用磁性膜224と、再生用磁
性膜224上に形成された透明な薄膜の誘電体保護膜2
70と保護膜272とからなる、厚みが約0.6mmの
デイスク状記録媒体である。本光磁気デイスクのプリフ
ォーマットパターン202が形成された透明基板201
の大気側外面上には厚みが50nmの酸化硅素(SiO
2)膜280とその上に厚みが1500nmの紫外線硬
化性樹脂膜281との積層からなる保護膜を形成した。
この保護膜を形成したので、45℃、90%RHの保存
環境の中に24時間放置しても、光磁気デイスクには反
り、変形が発生しなかった。
【0108】図35に示した構造において、透明基板1
としては、例えばポリカーボネートやアモルファスポレ
オレフィンなどの透明樹脂材料を所望の形状に成形した
ものや、所望の形状に形成されたガラス板の片面に所望
のプリフォーマットパターン202が転写された紫外線
硬化性樹脂等の透明樹脂膜を密着したものなど任意の基
板を用いることができる。透明な薄膜の誘電体保護膜2
70は、膜内で再生用光ビームを多重干渉させ、見かけ
上のカー回転角を増加するために設けられるものであっ
て、屈折率が記録再生装置ヘッド部の固体イマージヨン
レンズ100の屈折率とほぼ同じものを選択して用いる
ことが好ましい。透明な薄膜の誘電体保護膜270の材
料は、例えばガラス、石英、雲母、ダイヤモンド状結晶
炭素、窒化珪素(Si3N4),酸化タンタル(Ta2
O3,TaO2,Ta2O5),酸化珪素(SiO
2),酸化アルミ(Al2O3),窒化アルミニウム
(AlN)等が用いられる。基板201及び透明な薄膜
の誘電体保護膜270は、基板201及び保護膜の間に
積層される膜体を腐食等の化学的な悪影響から保護する
ための目的も含んでおり、例えば、Si3N4等が最も
好ましい材料である。光磁気記録膜210は室温以上の
温度で垂直磁気異方性を示す垂直磁化膜であり、例え
ば、TbFeCo、DyFeCo、TbDyFeCoな
どの希土類と遷移金属の非晶質合金が最も好ましいが、
Pt膜とCo膜の交互積層体やガーネット系酸化物磁性
体などの他の知られた光磁気記録材料を用いることもで
きる。反射層208にはAl金属、AlTi合金等の金
属薄膜を用いる。
【0109】再生層磁性膜224は、図23及び図28
に示すように、室温(R.T.)から室温以上のある臨
界温度(Tcr)までは面内磁化膜であり、Tcr以上では
垂直磁化膜に転移する磁気特性を有する。なお、本明細
書において室温とは光磁気記録媒体が通常使用される雰
囲気温度を示し、使用場所に応じて異なり、特に特定の
温度に限定されるものではない。
【0110】膜面に垂直な方向に外部磁界を印加した場
合のカー効果のヒステリシスループから求めたθKR/θ
KS(θKR:残留カー回転角、θKS:飽和カー回転角)の
温度依存性を調べてみると、補助磁性膜の材料として
は、例えばGdFeCo、GdFe、GdTbFeC
o、GdDyFeCoなどの希土類と遷移金属の非晶質
合金が最も好ましい。
【0111】誘電体膜203、再生層磁性膜224、光
磁気記録膜210及び保護膜270は、例えば、マグネ
トロンスパッタ装置による連続スパッタリング等のドラ
イプロセスにより形成することができる。
【0112】図35のサンプルは、プリフォーマットパ
ターン202を有するポリカーボネイト樹脂201の基
板上にSi3N4膜よりなる誘電体膜203と、Tb21F
e66Co13膜よりなる光磁気記録膜210と、TiAl
合金からなる光反射膜208と、Gd25Fe56Co19膜
(II)よりなる再生層磁性膜224と、Si3N4膜よりな
る透明薄膜の誘電体保護膜270とを順次スパッタリン
グ法により被着形成して作製した。
【0113】上記のように作製したディスクのデータ記
録領域に、レーザービームを一定周期のパルス状に照射
しながら外部磁界を記録信号に応じて変調させて記録を
行う光磁界変調方式を用いて、テスト信号を記録した。
記録光パルスのデューティー比は50%であった。種々
の記録マーク長の記録マークが形成されるようにテスト
信号を与えた。次いで、対物レンズの開口数NA=0.
55、Si3N4の固体イマージヨンレンズ100、レー
ザー波長340、640、780nm等のピックアップ
を用い、線速度7.5m/sec、再生パワー2.5m
W、再生時外部印加磁界をゼロとして種々の長さの記録
マークを再生して再生CN比(C:キャリアレベル、
N:ノイズレベル)を測定した。光磁気記録膜210に
記録された記録磁区は、再生光レーザビームの照射によ
って臨界温度Tcrまで加熱されて面内磁化から垂直磁化
へ転移した再生用磁化膜224へ転写され、拡大され
る。転写、拡大された再生用磁化膜224の記録磁区
は、再生光スポットで読みとれる大きさになり、カー回
転角が読みとられれる。記録再生装置ヘッド部に用いら
れる固体イマージヨンレンズ100は、光ヘッドの対物
レンズからフオーカシングされる再生光ビームスポット
をさらに数分の一に小さくするので、上記再生用磁化膜
224へ転写され、拡大された記録磁区がより小さいも
のでも再生できる。
【0114】このことから、例えば再生用磁化膜224
が積層されていない、図37に示すような記録媒体にお
ける光磁気記録膜210の記録磁区を直接再生する場合
で、再生光の対物レンズからのフオーカシングでは読み
とれない大きいの記録磁区であっても、固体イマージヨ
ンレンズ100を用いた光ヘッドでは読みとれる範囲が
ある。しかし、本実施例の図35に示す、再生用磁化膜
224を備える光磁気デイスクでは、光磁気記録膜21
0の記録磁区は再生用磁化膜224によって拡大される
倍数だけ小さくできるので、光磁気デイスクの記録密度
は、少なくとも(再生用磁化膜224の拡大倍数)×
(固体イマージヨンレンズ100の再生光ビームスポッ
トの縮小倍数)倍に向上する。
【0115】本実施例に係るサンプルディスクでは、記
録マーク長が0.07μmの記録が可能であり、このマ
ーク長においても、著しく高い再生C/Nが得られるこ
とがわかった。従って、本発明を用いれば、従来の再生
限界を超えた極めて微小な記録マークの再生が可能とな
り、非常に高い記録密度で情報の記録ができることがで
きた。
【0116】上記に記載した、光磁気デイスクに形成し
た再生用磁化膜224が光磁気記録膜210の記録磁区
を再生光によって転写、拡大する効果は、例えば図3
4、及び図36に示す積層膜構造の光磁気デイスクにお
いても得られた。図34は、図35における積層膜の反
射膜208を光磁気記録膜210と再生用磁化膜224
の間に変えて積層したものであり、図36の実施例は、
図35の光磁気記録膜210と再生用磁化膜224の間
に非磁性材料の膜を形成した例である。それ以外は図3
5と同じ条件で実施した。
【0117】
【実施例20】 本発明の記録再生装置に載置して用い
られる光磁気記録媒体について、図29に示す構造の例
について説明する。光磁気記録媒体は片面に所望のプリ
フォーマットパターン202が形成された透明基板20
1とプリフォーマットパターン上に誘電体膜203を積
層し、該誘電体膜203上に形成された光磁気記録膜2
10と、光磁気記録膜210上に形成された補助磁性膜
228、光反射膜208と、光反射膜208上に形成さ
れた非磁性層229と、非磁性層229上に形成された
再生用磁性膜224と、再生用磁性膜224上に形成さ
れた透明な薄膜の誘電体保護膜270とからなる、厚み
が約0.6mmのデイスク状記録媒体である。本光磁気
デイスクのプリフォーマットパターン202が形成され
た透明基板201の大気側外面上には厚みが50nmの
酸化硅素(SiO2)膜280とその上に厚みが150
0nmの紫外線硬化性樹脂膜281との積層からなる保
護膜を形成した。この保護膜を形成したので、45℃、
90%RHの保存環境の中に24時間放置しても、光磁
気デイスクには反り、変形が発生しなかった。
【0118】図29に示した構造において補助磁性膜2
8及び再生層磁性膜224は、図23及び図28に示す
ように、共に室温(R.T.)から室温以上のある臨界
温度(Tcr)までは面内磁化膜であり、Tcr以上では垂
直磁化膜に転移する磁気特性を有する。
【0119】膜面に垂直な方向に外部磁界を印加した場
合のカー効果のヒステリシスループから求めたθKR/θ
KS(θKR:残留カー回転角、θKS:飽和カー回転角)の
温度依存性を調べてみると、補助磁性膜の材料として
は、例えばGdFeCo、GdFe、GdTbFeC
o、GdDyFeCoなどの希土類と遷移金属の非晶質
合金が最も好ましい。
【0120】図29の補助磁性膜228を持つ光磁気記
録媒体、即ち光磁気ディスクのサンプルは、プリフォー
マットパターン202を有するポリカーボネイト樹脂2
01の基板上にSi3N4膜よりなる誘電体膜203と、
Tb21Fe66Co13膜よりなる光磁気記録膜210と、
Gd28Fe53Co19(I)膜よりなる補助磁性膜228
と、TiAl合金からなる光反射膜208と、Gd25F
e56Co19膜(II)よりなる再生層磁性膜224と、Si
3N4膜よりなる透明薄膜の誘電体保護膜270とを順次
スパッタリング法により被着形成して作製した。この場
合の再生用磁性膜、補助磁性膜及び光磁気記録膜の厚さ
並びに磁気特性を表1に示す。表中のTcはキュリー温
度を表し、Tcrは、再生層磁性膜及び補助磁性膜の面内
磁化膜が垂直磁化膜に変化する臨界温度を表わす。
【0121】
【表1】 材料 膜厚 TC TCR (nm) (℃) (℃) 光磁気記録膜 TbFeCo 50 270 − 補助磁性膜 GdFeCo(I) 70 >400 150 再生層磁性膜 GdFeCo(II) 60 >400 90 上記以外は実施例19と同じである。
【0122】本実施例に係るサンプルディスクでは、記
録マーク長が0.07μmの記録が可能であり、このマ
ーク長においても、著しく高い再生C/Nが得られるこ
とがわかった。従って、本発明を用いれば、従来の再生
限界を超えた極めて微小な記録マークの再生が可能とな
り、非常に高い記録密度で情報の記録ができることがで
きた。
【0123】
【実施例21】 実施例1から実施例13に記載した、
本発明の記録再生装置に載置して用いられる光磁気記録
媒体の第1は、図25に記載するように、光磁気記録膜
210上に補助磁性膜228、反射膜208、非磁性膜
229、再生層磁性膜224がこの順に積層された構造
を有し、光磁気記録膜210、補助磁性膜228、及び
再生層磁性膜224のキュリー温度をそれぞれTC0、TC1
及びTC2とし、補助磁性膜228、再生層磁性膜224
それぞれの臨界温度をTCR1、TCR2 としたときに、室
温<TCR2 <TCR1<TC0,TC1,TC2となる関係を満たす
磁気特性を有する。補助磁性膜228は、図23に示す
ように室温から室温以上のある臨界温度(TCR1)まで
は垂直磁化膜であり、TCR1以上に加熱されると面内磁
化膜に転移するという磁気特性を有している。再生用磁
性膜224は、室温から室温以上のある臨界温度(TCR
2)までは面内磁化膜であり、TCR2以上に加熱されると
垂直磁化膜に転移する。光磁気記録膜210は室温以上
に加熱されても垂直磁化膜である。
【0124】本発明で用いられる光磁気記録媒体の積層
膜構造について、実施例として図22、図24、及び図
25に示した。これらは光反射膜208の配置が異なる
例であるが、何れの積層膜構成についても、下記に示す
各実施例において用いることができ、ほぼ同等の作用効
果が得られるものである。
【0125】本実施例の記録再生方式では、パワー変調
したレーザパルス光によって光磁気記録媒体の記録情報
を再生する方式を用いた。
【0126】本発明の光磁気記録媒体の再生時に、磁気
ヘッドから発生した漏れ磁界が光磁気記録媒体に印加さ
れていたが、この実施例では記録磁区の磁化方向と同方
向にDC磁界を積極的に印加しながら再生を行う。な
お、転写磁区の拡大及び消滅を実現するためにレーザー
ビーム強度を変調して再生を行った。
【0127】最初に本実施例で用いた光磁気ディスクに
ついて説明する。図22に示すように、光磁気デイスク
は、ポリカーボネート基板201のプリフォマットパタ
−ン202上に、Si3N4誘電体層203、TbFeC
o合金からなる光磁気記録層210、GdFeCoの合
金からなる補助磁性膜228、Ti−Al合金の光反射
膜208、Si3N4の非磁性層229、GdFeCo合
金からなる再生用磁性層224、及び厚みが20nmのS
i3N5誘電体層270 と厚みが10nmの透明なダイヤ
モンド結晶性炭素からなる薄膜保護層271等からなる
膜の積層を形成する。図26に示すように、TbFeC
o合金からなる記録層210とGdFeCo合金からな
る再生層224は非磁性層229とGdFeCo合金か
らなる補助磁性層228を介して静磁的に結合されてい
る。図23に示すようにGdxFeyCoz合金の再生層
224は、室温で面内磁化膜であり、臨界温度Tcr2を
超えると垂直磁化膜へと転移する磁性膜であり、x y
z は合金の元素数比である。GduFevCow合金の補
助磁性層228は、室温で垂直磁化膜であり、臨界温度
Tcr1を超えると面内磁化膜へと転移する磁性膜であ
り、u v w は合金の元素数比である。
【0128】臨界温度Tcr2と臨界温度Tcr1は近傍して
おり、光磁気記録膜の記録情報を再生する際に、再生層
磁性膜224とGduFevCowの合金からなる補助磁
性層228とは互いに協力しあう関係に設定される。即
ち、再生層磁性膜224に再生レ−ザ光が照射されて、
再生層磁性膜224の温度が上昇して、臨界温度Tcr2
を越えて垂直磁区に変わった後に、光磁気記録膜の記録
磁区信号は再生層磁性膜224へ転写されて、直ちに拡
大される。一方補助磁性膜228は温度が上昇して、垂
直記録磁区信号が再生層磁性膜224へ転写された直後
に垂直磁化から面内磁化に転移し、垂直磁界信号に対し
て磁壁化して、垂直磁気ノイズを遮蔽する。従って再生
層磁性膜224の動作後最適なタイミングで補助磁性膜
228は動作する必要がある。このタイミングはTcr
2とTcr1の時間差ΔTの値の大きさで表される。
【0129】最適なΔTを設定するために、再生層磁性
膜の材料種類と補助磁性膜228の材料の種類とから選
択組合せを行う。再生層磁性膜224及び補助磁性膜2
28の材料種類としてはGdFeCoの合金等がある
が、共に特定の元素比が異なる。この実施例ではGdF
eCo合金の再生層224との組合せを実施した。Gd
xFeyCoz合金の再生層224の臨界温度Tcr2は17
5℃であり、キュリ−温度Tc2は340℃である。補助
磁化膜228の垂直磁化が面内磁化に転移する臨界温度
Tcr1は200℃であり、キュリ−ポイントは400℃
以上である。TbFeCo合金の記録層210は、その
キュリ−温度Tc0が270℃、その補償温度Tcomp が室
温以下のものを用いた。すなわち、Troom<Tcr2<Tc
r1<Tc0<Tc2<Tc1なる関係にある。
【0130】上記のような光磁気ディスクの記録層21
0に記録された記録信号を再生する際に、前記本発明の
再生方法の原理で説明したように、再生パワーを再生ク
ロックまたはその整数倍(記録クロックまたはその整数
倍)に同期して二種類のパワーに変調する。拡大された
磁区の縮小、消滅は、前述のように低パワ−と高パワ−
のいずれでも起き得るが、この実施例では、磁区の転写
及び拡大のために再生光を低パワーに変調し、拡大磁区
の縮小または消滅のための再生光を高パワ−に変調し
た。このパワ−レベルは、光磁気ディスクに再生光を照
射して記録トラックを走査している間に適用する。
【0131】
【実施例22】 本発明の記録再生装置に載置して用い
られる光磁気記録媒体について、本実施例の構造の一例
を図25を参照しながら説明する。光磁気記録媒体は、
片面に所望のプリフォーマットパターンが形成された基
板201と、誘電体膜203と、光磁気記録膜210
と、補助磁性膜228と、非磁性層229と、光反射膜
208と、再生層磁性膜224と、透明薄膜誘電体保護
膜270とをこの順に積層形成して作製した。
【0132】図25に示した構造において、透明基板2
01としては、例えばポリカーボネートやアモルファス
ポレオレフィンなどの透明樹脂材料を所望の形状に成形
したものや、所望の形状に形成されたガラス板の片面に
所望のプリフォーマットパターン202が転写された透
明樹脂膜を密着したものなど光透過性のある任意の基板
を用いることができる。誘電体膜203は、膜内で再生
用光ビームを多重干渉させ、見かけ上のカー回転角を増
加するために設けられるものであって、透明基板201
よりも屈折率が大きい、例えばSi3N4からなる無機
誘電体にて形成することができる。透明薄膜誘電体保護
膜270と基板201とは、積層される膜体を腐食等の
化学的な悪影響から保護するためのものであって、透明
薄膜誘電体保護膜270の材料は、例えば、Si3N4
膜等が用いられる。光磁気記録膜210は室温以上の温
度で垂直磁気異方性を示す垂直磁化膜であり、例えば、
TbFeCo、DyFeCo、TbDyFeCoなどの
希土類と遷移金属の非晶質合金が最も好ましいが、Pt
膜とCo膜の交互積層体やガーネット系酸化物磁性体な
どの他の知られた光磁気記録材料を用いることもでき
る。
【0133】補助磁性膜228及び再生層磁性膜224
は、図25に示すように、室温(R.T.)から室温以
上のある臨界温度(Tcr)までは面内磁化膜であり、T
cr以上に加熱されると垂直磁化膜に転移する磁気特性を
有する。なお、本明細書において室温とは光磁気記録媒
体が通常使用される雰囲気温度を示し、使用場所に応じ
て異なり、特に特定の温度に限定されるものではない。
【0134】膜面に垂直な方向に外部磁界を印加した場
合のカー効果のヒステリシスループから求めたθKR/θ
KS(θKR:残留カー回転角、θKS:飽和カー回転角)の
温度依存性を調べてみると、補助磁性膜の材料として
は、例えばGdFeCo、GdFe、GdTbFeC
o、GdDyFeCoなどの希土類と遷移金属の非晶質
合金が最も好ましい。
【0135】誘電体膜203、再生層磁性膜224、補
助磁性膜228、光磁気記録膜210及び透明薄膜誘電
体保護膜270は、例えば、マグネトロンスパッタ装置
による連続スパッタリング等のドライプロセスにより形
成することができる。
【0136】以下に、図25に示した光磁気記録媒体、
即ち光磁気ディスクの補助磁性膜228を示す。サンプ
ルは、プリフォーマットパターンを有するガラス基板上
に、Si3N4膜よりなる誘電体膜と、Gd25Fe56C
o19膜(II)よりなる再生層磁性膜224と、Gd28Fe
53Co19(I)膜よりなる補助磁性膜228と、Tb21
Fe66Co13膜よりなる光磁気記録膜210と、Si3
N4膜よりなる保護膜270とを順次スパッタリング法
により被着形成して作製した。
【0137】本実施例に係るサンプルディスク(データ
は実線)では、記録マーク長0.2μmにおいても、著
しく高い再生C/Nが得られることがわかった。従っ
て、本発明を用いれば、従来の再生限界を超えた極めて
微小な記録マークの再生が可能となり、記録密度を向上
させることができる。
【0138】
【実施例23】 本発明の記録再生装置における前記再
生方法の実施例では、再生時に磁気ヘッドから発生した
漏れ磁界が光磁気記録媒体に印加されていたが、この実
施例では記録磁区の磁化方向と同方向にDC磁界を積極
的に印加しながら再生を行う。なお、この実施例におい
ても、転写磁区の拡大及び消滅を実現するためにレーザ
ービーム強度を変調して再生を行った。
【0139】最初に本実施例で用いた光磁気ディスクに
ついて説明する。図25に示すように、光磁気デイスク
は、ポリカーボネート基板201上に、SiN誘電体層
203、TbFeCo合金からなる記録層(光磁気記録
膜)210、GdFeCo合金からなる補助磁化膜22
8、Si3N4非磁性層229、TiAl合金光反射膜
208、GdFeCo合金からなる再生用磁性膜22
4、及びSi3N4保護層270等の積層膜を有する。
TbFeCo合金記録層210とGdFeCo合金再生
用磁性層224とは非磁性層229を介して静磁的に結
合されている。GdFeCo合金再生用磁性層224
は、室温で面内磁化膜であり、臨界温度Tcr2を超える
温度では垂直磁化膜へと転移する磁性膜である。GdF
eCo合金からなる補助磁化膜228は室温で垂直磁化
膜であり、臨界温度Tcr1を超えると面内磁化膜へと転
移する磁性膜である。この実施例で用いたGdFeCo
合金再生用磁性層224の臨界温度Tcr2は175℃で
あり、キュリ−温度Tc2は340℃である。また、Gd
FeCo合金再生用磁性層224は、臨界温度Tcr2と
キュリ−温度Tc2との間に補償温度Tcomp=240℃を
持つ。GdFeCo合金からなる補助磁化膜228の臨
界温度Tcr1は210℃であり、キュリ−温度Tc1は40
0℃以上である。TbFeCo合金光磁気記録層210
は、そのキュリ−温度Tc0が270℃、その補償温度Tc
omp が室温以下のものを用いた。すなわち、Troom<T
cr2<Tcr1<Tcomp<Tc0<Tc2<Tc1なる関係がある。
【0140】上記のような光磁気ディスクの光磁気記録
層210に記録された記録信号を再生する際に、前記本
発明の再生方法の原理で説明したように、再生パワーを
再生クロックまたはその整数倍(記録クロックまたはそ
の整数倍)に同期して二種類のパワーに変調する。拡大
された磁区の縮小、消滅或いは次の拡大磁区の上書き等
は、前述のように低パワ−と高パワ−のいずれでも起き
得るが、この実施例では、記録磁区信号の転写及び拡大
のために再生光を低パワーに変調し、拡大磁区の縮小ま
たは消滅のための再生光を高パワ−に変調した。このパ
ワ−レベルは、光磁気ディスクに再生光を照射して記録
トラックを走査している間に適用する。
【0141】記録及び再生用の光源として波長680n
mレーザビ−ムを用い、開口数が0.55の対物レンズ
とガラス材料からなる固体イマージヨンレンズ(SI
L)100との組み合わせからなる光ヘッドを用いた。
図28に示した光磁気ディスクへの記録は光パルス強度
変調法を用いた。記録は、線速度が5m/s、記録周期
320ns、記録レ−ザ−パワ−7.5mW、パルス幅
53.3ns、記録磁界500Oeの条件で行った。実
施特性は0.1μmの記録磁区が、1と0等のデ−タに
対応して0.1μm間隔で記録された。
【0142】この記録磁区を、次の再生条件で再生し
た。線速度を5.0m/sとし、再生レーザーパワーは
磁区拡大のための低パワーPr1として1.5mW、磁区
縮小(または消滅)のための高パワーPr2として3.5
mWの二つのパワ−レベルに変調した。再生パワーの変
調周期は160nsであり、低パワーPr1で150ns
照射し、高パワーPr2で10ns照射した。再生磁界は
一定の直流磁界を用い、記録方向へ約80Oe印加し
た。この磁界は、第1の再生方法のように対物レンズ・
アクチュエータ−からの漏洩磁界によっても代用が可能
である。
【0143】再生波形から、記録磁区が存在している部
分だけで信号が上昇して、記録磁区が存在しないところ
では信号は上昇していないことがわかった。このこと
は、再生光が記録トッラクの記録磁区が存在している部
分を走査しているときだけ、再生層において記録磁区が
転写、拡大していることを意味する。さらに、再生信号
は、磁気超解像モ−ド、すなわち、磁区転写された磁区
が拡大されずに再生された場合の再生信号の約3.0倍
の大きさに増幅されていた。この再生信号の増幅効果は
さらに微細な記録磁区において顕著に効果を現し、0.
1μm以下の微小磁区を記録した場合においても飽和振
幅(再生層の全ての磁化が下向きの場合の再生信号と再
生層の全ての磁化が上向きの場合の再生信号との差)に
対して80%(対飽和振幅比)の再生信号出力を得るこ
とができた。
【0144】この実施例の再生条件は、前記原理説明で
用いた図28との関係で次のように説明することができ
る。すなわち、パワー変調した再生光の低パワーPr1で
図28の磁区転写及び磁区拡大が起こる温度領域、即
ち、Tcr2=175℃ 〜 Tcomp=240℃にまで再生
層が加熱され、高パワーPr2で図28の磁区消滅が起こ
る温度領域(エリアc)、即ち、Tcomp(240℃)を
超える温度からTc0=270℃(光磁気記録膜のキュリ
−温度)までに加熱されている。また、記録方向へ印加
した直流磁界約80Oeは、磁気温度曲線A及びBを図
28のような関係に位置させている。すなわち、この実
施例で用いた光磁気ディスクの磁気温度特性と印加した
直流磁界との関係は、以下の要件(3) 及び(4) を満足し
ている。以下に、この実施例で説明した再生方法に必要
な要件を列挙する。なお、この実施例で用いた光磁気記
録媒体の再生層と記録層自体の磁気特性は、前述のよう
に以下の(1) 及び(2) の要件を満足している。
【0145】(1)少なくとも室温で面内方向に磁化さ
れる再生用磁性層が、垂直方向へ転移する臨界温度Tcr
2と光磁気記録膜のキュリ−温度Tc0との間に補償温度T
compを有すること。
【0146】(2)光磁気記録層のキュリ−温度Tc0が
再生用磁性層の補償温度Tcompと再生用磁性層のキュリ
−温度Tc2との間の温度にあること。
【0147】この実施例では図28に示した前記特定の
材料を用いて光磁気ディスクを構成し、DC磁界=80
Oeを記録方向に印加することにより上記要件(1)〜
(2)を満足させたが、この要件(1)〜(2)を満足
させることができる材料及び積層構造を有する光磁気記
録媒体並びに再生時に印加する外部磁界の大きさであれ
ば、任意のものを用いることができる。再生時に印加す
るDC磁界は記録方向のみならず、消去方向であっても
よい。
【0148】本発明の再生方法においては、DC磁界の
下で、再生光パワー強度を変調することによって、
(a)磁区転写、(b)磁区拡大及び、(c)転写磁区
の消滅のプロセスを実行している。これらのプロセスが
行われる時間は、光磁気記録層、補助磁化層、再生用磁
性層の磁気特性のみならず、光磁気記録層、補助磁化
層、再生用磁性層、非磁性層、誘電体層、保護層、及び
その他の積層可能な磁性層または非磁性層、基板等の温
度上昇速度や各層間の伝熱速度にも依存する。これらの
速度は、それらの層を構成する材料の熱伝導性、厚み、
積層構造等を適宜変更することによって調節することが
でき、それによって所望の再生アクセス速度に対応させ
ることができる。
【0149】再生用磁性層に隣接する誘電体層及び非磁
性層は適度な断熱性を持つことが好ましいが、その断熱
性の程度は、記録再生のアクセス速度、或いは記録媒体
における記録再生の線速度の大きさ、再生用磁性層及び
光磁気記録層の熱伝導性とを組み合わせた熱特性との関
係で適宜調整することができる。
【0150】上記実施例では光磁気記録媒体の再生用磁
性層が誘電体層と非磁性層によって挟まれている構造を
示したが、上記再生用磁性層に接して面内方向の磁気異
方性を有する磁性体を積層してもよい。この磁性体は、
そのキュリー温度まで面内方向の磁気異方性が優勢で、
そのキュリー温度は再生用磁性層のキュリー温度とほぼ
等しいことが望ましい。かかる磁性体を再生用磁性層に
接して積層することにより、再生時の転写磁区における
ブロッホラインの発生を抑制し、その抑制作用により再
生時のノイズを低減することができる。かかる磁性体の
材料としては、PtCo合金、例えば、Coを25原子
%含むPtCo合金やGdFeCo合金等を用いること
ができる。なお、かかる磁性体は再生用磁性層の上側あ
るいは下側のいずれの側に接して積層してもよい。
【0151】実施例ではパルス光を照射しながら記録信
号に応じて印加磁界の極性を変調する光磁界変調方式を
用いる場合と、DC磁界を印加しながら記録信号に応じ
て光強度を変調する光変調方式を用いてそれぞれ記録を
行ったが、通常のDC光を用いた磁界変調記録方式、光
変調記録方式並びに光磁界変調方式のいずれの方式を用
いてもかまわない。
【0152】また、上記各実施例に用いた光磁気記録媒
体は、各実施例に記載した積層膜構成の光磁気記録媒体
に限定されるものではなく、例えば図22、図24、及
び図25に記載した各光磁気記録媒体の何れを各実施例
に用いてもかまわない。
【0153】
【実施例24】 本実施例の記録再生装置の光路図は図
33のようである。図32、及び図33に示す、記録再
生装置に用いられるヘッド部310は対物レンズ駆動装
置と、対物レンズ71の中心線を中心とするレーザ・ビ
ーム透過部形成体とから構成され、該レーザ・ビーム透
過部形成体には、デイスク記録媒体の回転に伴って発生
する大気の対流から受ける流体力学によって、ヘッドを
浮上させる機能を備えるヘッドスライダー314を用い
る。該ヘッドスライダー314に形成されたレーザ・ビ
ーム透過部に半球状透明レンズ、或いは固体イマージョ
ンレンズ(SIL)72を配置し、該固体イマージョン
レンズ72の外周の所定位置に磁界コイル104或いは
フイルム状磁気コイルを設置する。
【0154】記録再生装置を動作させて、ヘッド部31
0を浮上させた際に固体イマージョンレンズ(SIL)
72の記録再生用レーザ光の出射面と、記録媒体51の
表面とが平行になるように構成する。入射光を固体イマ
ージョンレンズ(SIL)72の球面レンズの断面で屈
折させ、入射光を出射平面上の点に収束させるとき、固
体浸漬レンズ(SIL)72と記録媒体51の外表面と
の間の大気間隔、エバネッセント場(空気のギャップ)
を介して固体浸漬レンズ(SIL)72の出射面側の記
録媒体51の外表面上にスポットが照射される。このス
ポット光は入射光よりも波長が短く、スポット径は固体
浸漬レンズ(SIL)72の屈折率をnとすれば(1/
n)イ倍に小さくすることができる。これは対物レンズ
の開口数NAをnイ倍に増大した効果に相当する。
【0155】記録再生装置のヘッド部の固体浸漬レンズ
(SIL)72の出射面側に配置される記録媒体51と
して、記録用磁性膜と再生用磁性膜とが形成されて、記
録用磁性膜の記録磁区信号を再生用磁性膜に転写し、数
倍に拡大して再生する機能を有する光磁気記録媒体を用
いる。上記記録再生装置と上記光磁気記録媒体とを組み
合わせて使用することによって、固体浸漬レンズ(SI
L)72から上記光磁気記録媒体へ照射されるレーザビ
ームは、ヘッド部310の対物レンズ71透過後のレー
ザビームよりも(1/n)イ倍の太さに縮められ、(1
/n)イ倍程度に縮小された超微小な磁区が記録され
る。記録された上記超微小な磁区信号を再生する場合に
は、第1段階として、光磁気記録媒体内の再生用磁性膜
に転写され、数倍に拡大され、第2段階として拡大され
た記録磁区信号の大きさが固体浸漬レンズ(SIL)7
2から出射される(1/n)イ倍に細い再生光ビームス
ポットによって読み取られる。この組み合わせ手段によ
って、光磁気記録媒の記録用磁性膜に記録される磁区の
大きさを(1/2)(1/n)イ倍以下に低下させて
も、再生して読み出すことが可能になった。上記記録磁
区の大きさで記録させると、従来のヘッド部の対物レン
ズから直接記録させる場合に比較して、記録密度が(2
nイ)イ倍以上に向上する。
【0156】上記、固体浸漬レンズ(SIL)72を用
いる、図32、及び図33に示す、記録再生装置に組み
合わせて用いられる光磁気記録媒体としての特徴は、光
磁気記録媒体内の再生用磁性膜224を大気に露出させ
るか、或いは再生用磁性膜224の外表面に厚みの極薄
い透明性の保護膜270が用いられる。この保護膜は誘
電体膜を兼ねる材料が好ましい。しかし、衝撃或いは摩
耗に強い透明な極薄い膜、例えばダイヤモンド結晶状炭
素、或いは石英の膜等で、透明性の保護膜270の外表
面を被覆して用いてもよい。実施された光磁気記録媒体
の例としては、積層膜構成が(1)基板(ポリカ―ボネ
イト樹脂、紫外線硬化性樹脂等)、誘電体膜層(Si3
N4)、記録用磁性膜(TbFeCo合金)、光反射膜
(TiAl合金)、非磁性層(Si3N4、Al2O
3)、再生用磁性層(GdxFeyCoz合金)、誘電
体膜層(Si3N4)、透明薄膜層(SiO2,ダイヤ
モンド結晶性炭素)等をこの順に積層形成したもの、
(2)基板、誘電体膜層、記録用磁性膜、補助磁性層
(GduFevCow合金)、非磁性層、光反射膜、再
生用磁性層、誘電体膜層、透明薄膜層等をこの順に積層
形成したもの等である。但し、X Y Z U V W
は元素数比である。
【0157】記録再生装置のヘッド部に用いられる、固
体浸漬レンズ(SIL)の材料としては、ガラス、石
英、雲母、ダイヤモンド状結晶炭素、窒化珪素(Si
N),炭化珪素(SiC),酸化珪素(SiO2),酸
化アルミ(Al2O3),炭化アルミ(AlC)等から
選択して用いられる。固体浸漬レンズ(SIL)の材料
の選択の条件として、記録再生装置に載置される光磁気
記録媒体の透明薄膜層と同じ屈折率を持つ材料を選択す
ることが好ましい。記録再生装置に載置される光磁気記
録媒体側からみれば、前記記録再生装置のヘッド部の固
体浸漬レンズ(SIL)と同じ屈折率の材料からなる透
明薄膜層を形成した光磁気記録媒体が好ましい。
【0158】記録再生装置に載置される光磁気記録媒体
の光入射面と、ヘッド部の固体浸漬レンズ(SIL)の
出射面との間に設定されるの間隔、エバネッセント場の
大きさは小さい程好ましいく、150nm以下、特に5
0nm 以下に設定して用いられる。
【0159】上記固体浸漬レンズ(SIL)を組み込ん
だヘッド部を備える記録再生装置は、記録媒体の記録層
に極めて微細な情報記録ピット素子、情報記録磁区、或
いは情報記録ドメイン等を書き込み、読み出し、及び消
去等を行うことができる。該光学素子の固体イマージヨ
ンレンズは屈折率が1よりも大きい材料、特に屈折率が
5以上の材料が用いられたものを記録再生装置に用いる
ことが好ましい。
【0160】少なくともヘッド部を備え、光磁気記録媒
体が載置される記録再生装置において、該光磁気記録媒
体は、基板上に少なくとも再生用磁化膜と記録用磁化膜
を備えて、該光磁気記録媒体の再生用磁化膜は、記録磁
区信号を転写し、拡大し、そして消滅する行程の内、少
なくとも記録磁区信号を転写し拡大する行程を機能し
て、前記記録磁区信号を再生する機能を備えるものを用
いる。前記ヘッド部は対物レンズ駆動装置と、対物レン
ズの中心延長線が通る位置に固体イマージョン・レンズ
を配置形成された構成で用いられる。
【0161】上記、本実施例に用いた光磁気記録媒体
は、上記の個体イマージョンレンズ72を装備しない、
図31に示すような、光磁気記録媒体の両面に光ヘッド
及び磁気ヘッド284を対向させる配置に構成して動作
させる、従来型の記録再生装置によっても記録再生を行
うことができる。
【0162】
【実施例25】 実施例17、及び実施例18で用いた
光磁気記録媒体に替えて、以下の積層膜構成の光磁気記
録媒体について実施した。即ち、片面にプリフオマット
パターン202を形成し、その反対側面上にSiO2
(酸化珪素)膜280と紫外線硬化樹脂膜281の積層
からなる保護膜を形成したポリカーボネート基板201
の前記プリフオマットパターン形成面上に、Si3N4誘
電体層203、TbFeCo合金からなる光磁気記録膜
210、補助磁化膜228、TiAl合金光反射膜20
8、Si3N4非磁性層229、再生用磁性膜224、
再生用補助磁性膜244 、及びSi3N4誘電体膜2
70と石英膜272の積層からなる保護層等の積層膜を
有する。TbFeCo合金光磁気記録膜210と再生用
磁性層224とは非磁性層229を介して静磁的に結合
されている。再生用磁性層224は、室温で面内磁化膜
であり、臨界温度Tcr2を超える温度では垂直磁化膜へ
と転移する磁性膜である。補助磁化膜228は室温で垂
直磁化膜であり、臨界温度Tcr1を超えると面内磁化膜
へと転移する磁性膜である。再生用補助磁性膜244は
室温以上の温度で垂直磁化膜であり、保持力Ht03が上記
臨界温度Tcr1、及びTcr2以下の温度では再生用磁性層
224、及び補助磁化膜228の保持力Ht02、Ht01より
も小さい磁性膜から構成される。
【0163】この実施例の再生条件は、次のように説明
することができる。すなわち、光磁気記録膜210に記
録されている記録磁区信号を、パワー変調した再生光の
低パワーPr1で、磁区転写及び磁区拡大が起こる温度領
域、即ち、Tcr2〜Tcr1間を越える温度まで再生用磁性
層224が加熱される。また、記録方向へ直流磁界(約
80Oe)を印加した。再生用補助磁性膜244は、温
度範囲Tcr2〜Tcr1において、再生用磁性層224に光
磁気記録膜210の記録磁区信号が転写、及び拡大され
ると同時に、再生用磁性層224から、転写、及び拡大
された記録磁区信号が再転写される。この再転写記録磁
区信号は最終の拡大された信号であり、消滅することが
なく再生用補助磁性膜244に記録されるが、但し、隣
の新たに転写拡大される信号がオオバラップするエリア
では新たな信号が記録される。このような動作過程によ
って最終的に読み出される信号は、再生用補助磁性膜に
転写された拡大記録磁区信号である。本実施例に用いら
れる再生用磁性層224、及び補助磁化膜228には信
号磁界が強力な材料を用いられ、温度範囲Tcr2〜Tcr1
において、再生用補助磁性膜244の保持力より高い磁
界を保持するものである。
【0164】この実施例の再生用磁性層224にGdF
eCo合金を用い、臨界温度Tcr2は175℃であり、
キュリ−温度Tc2は340℃である。補助磁化膜228
には別組成のGdFeCo合金を用い、臨界温度Tcr1
は210℃であり、キュリ−温度Tc1は400℃以上で
ある。光磁気記録層210のTbFeCo合金にはキュ
リ−温度Tc0が270℃でその補償温度Tcomp が室温以
下のものを用いた。再生用補助磁性膜244にはキュリ
−温度Tc3が270℃以下で、175℃〜210℃の臨
界温度範囲において保持力が再生用磁性層224及び補
助磁化膜228の保持力よりも5%〜50%低い材料
を、GdFeCo合金組成、及びTbFeCo合金組成
から選択して用いた。
【0165】再生用補助磁性膜244、再生用磁性層2
24及び補助磁化膜228の材料は、上記に限定される
ものではなく、最良な効果の得られる材料の組み合わ
せ、ベストモードの選択を行う必要がある。即ち、再生
用補助磁性膜244、再生用磁性層224及び補助磁化
膜228との組み合わせで得られる結果は、光磁気記録
媒体の基板(ポリカ―ボネイト樹脂、紫外線硬化性樹脂
等)、誘電体膜層(Si3N4等)、記録用磁性膜(T
bFeCo合金等)、光反射膜(TiAl合金等)、非
磁性層(Si3N4、Al2O3等)、透明薄膜層(S
iO2,ダイヤモンド結晶性炭素)等との関係の影響が
大きい。具体的な記録再生装置の内容に対応する最適な
組み合わせは、試験を行うことによって選択される。好
ましい材料としては再生用磁性層にGdxFeyCoz
合金、誘電体膜層にSi3N4化合物、補助磁性層にG
duFevCow合金、再生用補助磁性膜244にGd
aFebCoc、等である。但し、a b c X Y Z
U V W は元素数比である。
【0166】その他は実施例17、及び実施例18と同
じである。
【0167】
【実施例26】 記録再生装置に載置される光磁気記
録媒体に実施例15に記載した光磁気記録媒体を使用す
る。該記録再生装置に載置された前記光磁気記録媒体5
1の外周近傍に、図3、図5、図7、及び図8に示すよ
うな、スイング駆動軸52が配置されるスイング・アー
ム56を備えており、該スイングアームの一端に少なく
とも対物レンズ駆動装置と、対物レンズの中心線を通る
位置に固体イマージョン・レンズとを配置形成した、図
32、及び図33に示すようなヘッドスライダー314
とから構成されるヘッド部310が設置される記録再生
装置を用いて、前記光磁気記録媒体の記録再生を行う。
スイング・アームのヘッド部310取り付け端部には、
ビーム・スプリッターを備える。
【0168】前記記録再生装置に載置される光磁気記録
媒体51の再生用磁化膜224の臨界温度Tcr2と補助
磁性膜228の臨界温度Tcr1との温度差ΔTの値は、
再生用磁化膜に記録磁気信号が転写された後、補助磁性
膜が垂直磁化から面内磁化へ転移するに相当する値であ
るか、或いは、前記再生用磁化膜に転写された磁区が拡
大された後、前記補助磁性膜の面内磁化が消失される値
である。
【0169】
【発明の効果】 本発明によれば、スイング・アーム型
光磁気ヘッドを用いて光磁気ヘッドを、光磁気ディスク
面に平行に移動させるので、光磁気記録再生ドライブ装
置を、厚みの薄いコンパクトなものにすることができ
る。従って、光磁気ディスク小型化に応じて光磁気記録
再生装置の縮小化が図れる効果が得られる。また、スイ
ング・アーム式の光、及び磁気ヘッドは、小幅な扇状移
動でアクセスできるので、ヘッドアクセスを一層迅速に
できる。
【0170】さらに、固体イマージョン・レンズを光ヘ
ッドに用いることによって、ディスク記録媒体に、これ
までより高度に微細なビームスポットの照射ができるの
で、微細な磁区、或いは微細なドメインの記録ができる
ので高密度記録が可能になる。一方、本発明の記録再装
置に用いる情報記録媒体として、本発明の光磁気記録媒
体を用いる場合には、光磁気記録膜に記録した超微細な
磁区信号を再生専用の磁性膜に転写し、拡大を行う再生
方式の記録媒体であるので、微細な記録磁区、或いは微
細な記録ドメインも転写拡大して再生することができ
る。さらに、記録層の積層膜には室温から臨界温度Tcr
2まで面内磁化で、Tcr2以上で垂直磁化に転移する再生
用磁性層と、室温から臨界温度Tcr1まで垂直磁化で、
Tcr1以上で面内磁化に転移する補助磁化層を併用する
ので、S/N比の大きな再生信号を得ることができる効
果があられる。このため、これまで記録はできるが再生
が困難であった、超微細な記録磁区信号の再生をも可能
にした。このためにより一層の高密度記録が可能にな
り、S/N比が大幅に向上した再生信号を得ることが可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の光磁気記録再生装置ヘッド構成の断面
図。
【図2】 従来の光磁気記録再生装置のヘッド構成の断
面図。
【図3】 本発明に関する光磁気記録再生装置の実施例
の平面図。
【図4】 本発明に関する光学系の実施例図。
【図5】 本発明に関する光磁気記録再生装置の実施例
の平面図。
【図6】 本発明に関する光学系の実施例図。
【図7】 本発明に関する光磁気記録再生装置の実施例
の側面図。
【図8】 本発明に関する光磁気記録再生装置の実施例
の平面図。
【図9】 本発明に関する光磁気記録プリピットパター
ンの実施例図。
【図10】 本発明に関する光磁気ディスク・カートリ
ッジの実施例図。
【図11】 本発明に関する光磁気記録再生装置の実施
例の斜視図。
【図12】 本発明に係る光磁気ヘッドに用いる光学素
子の結像原理を説明する概念図。
【図13】 図12に示した光学素子に固体イマージヨン
レンスを用いスライダー上に固体イマージョンレンズと
磁気コイルとを備えた光磁気ヘッドの断面図であり、固
体イマージヨンレンズと磁気コイルがスライダに内蔵さ
れた場合を示す。
【図14】 図12に示した固体イマージョンレンズがス
ライダーに搭載され磁気コイルがスライダに内蔵された
光磁気ヘッドの断面図である。
【図15】図14に示した光磁気ヘッドにおいて固体イマ
ージョンレンズの設置される部分にレーザ光を透過する
磁性材料が配された場合の光磁気ヘッドの断面図であ
る。
【図16】 図14に示した光磁気ヘッドに固体イマージ
ョンレンズの出射光面と接合させた磁気コイルが光記録
媒体の間に配された光磁気ヘッドの断面図である。
【図17】 光磁ヘッドに用いるフィルム状の磁気コイ
ルの外視斜視図である。
【図18】 図16に示した光磁気ヘッドの固体イマージ
ョンレンズの設置される部分にレーザ光を透過する磁芯
が配された光磁気へツドの断面図である。
【図19】 図17に示した光磁気ヘッドにレーザ光を透
過する磁芯が固体イマージョンレンズのレーザ光の出射
面に直交する中心近傍に形成された光磁気ヘッドの断面
図である。
【図20】 本発明の光磁気記録再生装置が備える光磁
気ヘッドの実施例の断面図。
【図21】本発明の光磁気記録再生装置が備える光磁気
ヘッドのスライダー実施例の平面図。
【図22】 本発明の光磁気記録媒体の積層構造を概念
的に示す断面図である。
【図23】 本発明の光磁気記録媒体の光磁気記録層と
補助磁化膜と光磁気再生層の磁気温度特性を示す図であ
る。
【図24】 本発明の光磁気記録媒体の他の積層構造を
概念的に示す断面図である。
【図25】 本発明の光磁気記録媒体の他の積層構造を
概念的に示す断面図である。
【図26】 図5は、本発明の光磁気記録媒体の再生前
の各層の磁化状態を示す概念図(A)、光磁気記録媒体
の転写時の各層の磁化状態を示す概念図(B)、光磁気
記録媒体の転写磁区の拡大時の各層の磁化状態を示す概
念図(C)である。
【図27】 図6は、本発明の光磁気記録媒体に再生光
を照射したときの読み出し部の温度プロファイルを示す
グラフである。
【図28】 図7は、本発明の光磁気記録媒体の光磁気
記録層と補助磁化層と光磁気再生層の磁気温度特性を示
す図である。
【図29】 本発明の光磁気記録媒体の他の積層構造を
概念的に示す断面図である。
【図30】 本発明の光磁気記録媒体の他の積層構造を
概念的に示す断面図である。
【図31】 従来の記録再生装置の光ヘッドと磁気ヘッ
ドとを示す図である。
【図32】 本発明の記録再生装置に用いられる光磁気
ヘッドを示す図である。
【図33】 本発明の記録再生装置のヘッド部と内部光
路とを示す図である。
【図34】 本発明の光磁気記録媒体の他の積層構造を
概念的に示す断面図である。
【図35】 本発明の光磁気記録媒体の他の積層構造を
概念的に示す断面図である。
【図36】 本発明の光磁気記録媒体の他の積層構造を
概念的に示す断面図である。
【図37】 本発明の光磁気記録媒体の他の積層構造を
概念的に示す断面図である。
【符号の説明】
51、130 光磁気ディスク 56、73 スイング・アーム 53b 光磁気ヘッド部 69 ミラー 71 対物レンズ 71、100 固体イマージョン・レンズ 14、14a、102 スライダー 21、104、131、132 磁気コイル 101 光学素子 103 記録媒体 201 基板 203 誘電体膜 224 再生層磁性膜 210 光磁気記録膜 228 補助磁化膜
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の光磁気記録再生装置のヘッド断面図で
ある。
【図2】 従来の光磁気記録再生装置のヘッド断面図で
ある。
【図3】 本発明に関する光磁気記録再生装置の平面図
である。
【図4】 本発明に関する光学系の図である。
【図5】 本発明に関する光磁気記録再生装置の平面図
である。
【図6】 本発明に関する光学系の図である。
【図7】 本発明に関する光磁気記録再生装置の側面図
である。
【図8】 本発明に関する光磁気記録再生装置の平面図
である。
【図9】 本発明に関する光磁気記録プリピットパター
ンの図である。
【図10】 本発明に関する光磁気ディスク・カートリ
ッジの図である。
【図11】 本発明に関する光磁気記録再生装置の斜視
図である。
【図12】 本発明に係る光磁気ヘッドに用いる光学素
子の結像原理を説明する概念図である。
【図13】 図12に示した光学素子に固体イマージヨ
ンレンズを用いスライダー上に固体イマージョンレンズ
と磁気コイルとを備えた光磁気ヘッドの断面図であり、
固体イマージヨンレンズと磁気コイルがスライダに内蔵
された場合を示す。
【図14】 図12に示した固体イマージョンレンズが
スライダーに搭載され磁気コイルがスライダに内蔵され
た光磁気ヘッドの断面図である。
【図15】 図14に示した光磁気ヘッドにおいて固体
イマージョンレンズの設置される部分にレーザ光を透過
する磁性材料が配された場合の光磁気ヘッドの断面図で
ある。
【図16】 図14に示した光磁気ヘッドに固体イマー
ジョンレンズの出射光面と接合させた磁気コイルが光記
録媒体の間に配された光磁気ヘッドの断面図である。
【図17】 光磁気ヘッドに用いるフィルム状の磁気コ
イルの外視斜視図である。
【図18】 図16に示した光磁気ヘッドの固体イマー
ジョンレンズの設置される部分にレーザ光を透過する磁
芯が配された光磁気ヘツドの断面図である。
【図19】 図17に示した光磁気ヘッドにレーザ光を
透過する磁芯が固体イマージョンレンズのレーザ光の出
射面に直交する中心近傍に形成された光磁気ヘッドの断
面図である。
【図20】 本発明の光磁気記録再生装置が備える光磁
気ヘッドの断面図である。
【図21】 本発明の光磁気記録再生装置が備える光磁
気ヘッドのスライダーの平面図である。
【図22】 本発明の光磁気記録媒体の積層構造を概念
的に示す断面図である。
【図23】 本発明の光磁気記録媒体の光磁気記録層と
補助磁化膜と光磁気再生層の磁気温度特性を示す図であ
る。
【図24】 本発明の光磁気記録媒体の他の積層構造を
概念的に示す断面図である。
【図25】 本発明の光磁気記録媒体の他の積層構造を
概念的に示す断面図である。
【図26】 本発明の光磁気記録媒体の再生前の各層の
磁化状態を示す概念図(A)、光磁気記録媒体の転写時
の各層の磁化状態を示す概念図(B)、光磁気記録媒体
の転写磁区の拡大時の各層の磁化状態を示す概念図
(C)である。
【図27】 本発明の光磁気記録媒体に再生光を照射し
たときの読み出し部の温度プロファイルを示すグラフで
ある。
【図28】 本発明の光磁気記録媒体の光磁気記録層と
補助磁化層と光磁気再生層の磁気温度特性を示す図であ
る。
【図29】 本発明の光磁気記録媒体の他の積層構造を
概念的に示す断面図である。
【図30】 本発明の光磁気記録媒体の他の積層構造を
概念的に示す断面図である。
【図31】 従来の記録再生装置の光ヘッドと磁気ヘッ
ドとを示す図である。
【図32】 本発明の記録再生装置に用いられる光磁気
ヘッドを示す図である。
【図33】 本発明の記録再生装置のヘッド部と内部光
路とを示す図である。
【図34】 本発明の光磁気記録媒体の他の積層構造を
概念的に示す断面図である。
【図35】 本発明の光磁気記録媒体の他の積層構造を
概念的に示す断面図である。
【図36】 本発明の光磁気記録媒体の他の積層構造を
概念的に示す断面図である。
【図37】 本発明の光磁気記録媒体の他の積層構造を
概念的に示す断面図である。
【図38】 本発明の光磁気記録媒体の他の積層構造を
概念的に示す断面図である。
【図39】 本発明の光磁気記録媒体の他の積層構造を
概念的に示す断面図である。
【符号の説明】 51、130 光磁気ディスク 56、73 スイング・アーム 53b 光磁気ヘッド部 69 ミラー 71 対物レンズ 71、100 固体イマージョンレンズ 14、14a、102 スライダー 21、104、131、132 磁気コイル 101 光学素子 103 記録媒体 201 基板 203 誘電体膜 224 再生層磁性膜 210 光磁気記録膜 228 補助磁化膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 憲雄 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内 (72)発明者 吉弘 昌史 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内 (72)発明者 杉山 寿紀 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともヘッド部とアーム部と光ビー
    ム・スプリッターとからなるスイング・アームを備える
    記録再生装置において、前記スイング・アームの回転駆
    動軸を記録再生装置に載置される記録媒体の外周近傍に
    配置し、該スイング・アームの一端に前記光ビーム・ス
    プリッターと前記ヘッド部を設置すると共に、該ヘッド
    部は少なくとも対物レンズ駆動装置と対物レンズと該対
    物レンズの中心線を中心とするレーザ・ビーム透過部形
    成体とから構成されることを特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記ヘッド部のレーザ・ビーム透過部形
    成体は、ヘッド浮上機能を備えるヘッドスライダーから
    構成されることを特徴とする請求項1記載の記録再生装
    置。
  3. 【請求項3】 少なくともヘッド部とアーム部と光ビー
    ム・スプリッターとからなるスイング・アームを備える
    記録再生装置において、前記光ビーム・スプリッターと
    前記ヘッド部は、スイング駆動軸に取り付けられる前記
    スイング・アームの一端に設置固定されると共に、該ヘ
    ッド部は、対物レンズ駆動装置と、対物レンズの中心線
    を中心とするレーザ・ビーム透過部が形成されたヘッド
    スライダーと、磁気コイルとから構成されることを特徴
    とする記録再生装置。
  4. 【請求項4】 記録再生装置において、少なくともヘッ
    ド部とヘッドスライダーとスイング・アーム部と光ビー
    ム・スプリッターが一体に構成されるスイング・アーム
    を備えると共に、前記スイング・アーム部は、記録再生
    装置に載置されるディスク記録媒体の外周近傍にスイン
    グ駆動軸が配置されると共に、該スイング駆動軸に支点
    を有する天秤状のスイングアームであり、該天秤状スイ
    ングアームの一端に前記ヘッド部が設置固定されてお
    り、該天秤状のスイング・アームの他端にディスク記録
    媒体の信号検出系装置が載置固定されていることを特徴
    とする記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記記録媒体は光ディスク記録媒体、光
    磁気ディスク記録媒体、光ビーム・トラッキングを行う
    磁気ディスク記録媒体から選択される記録媒体であるこ
    とを特徴とする請求項1、3、及び4記載の記録再生装
    置。
  6. 【請求項6】 前記ヘッド部には対物レンズ駆動装置
    と、対物レンズの中心線が中心となる、レーザ・ビーム
    透過部を形成されたヘッドスライダーと、磁気コイルか
    ら構成されることを特徴とする請求項1及び4記載の記
    録再生装置。
  7. 【請求項7】 前記記録再生装置の備えるスイング・ア
    ームヘッド部は、該記録再生装置に載置されるディスク
    記録媒体の外周近傍にスイング駆動軸が配置されると共
    に、該スイング駆動軸に支点を有する天秤状のスイング
    アームのディスク記録媒体側先端に設置固定されてお
    り、該天秤状のスイング・アームのもう一方の端には、
    ディスク記録媒体の信号検出系装置が載置固定されてい
    ることを特徴とする請求項1及び3記載の記録再生装
    置。
  8. 【請求項8】 前記ヘッド部は対物レンズ駆動装置と、
    対物レンズの中心延長線が通る位置に固体イマージョン
    ・レンズを配置形成したヘッドスライダーとが構成され
    ることを特徴とする請求項1、3、4、及び7記載の記
    録再生装置。
  9. 【請求項9】 前記ヘッド部は対物レンズ駆動装置と、
    対物レンズの中心延長線が通る位置に固体イマージョン
    ・レンズを配置形成したヘッドスライダーとが構成され
    ることを特徴とする請求項2及び6記載の記録再生装
    置。
  10. 【請求項10】 少なくともヘッド部を備え、光磁気記
    録媒体が載置される記録再生装置において、前記光磁気
    記録媒体は、基板上に少なくとも再生用磁化膜と記録用
    磁化膜を備えており、該光磁気記録媒体の再生用磁化膜
    は、記録磁区信号を転写し、拡大し、そして消滅する行
    程の内、少なくとも記録磁区信号を転写し拡大する行程
    を機能して、前記記録磁区信号を再生する機能を備える
    ものを用い、前記ヘッド部には対物レンズ駆動装置と、
    対物レンズの中心延長線が通る位置に固体イマージョン
    ・レンズを配置形成されたものを用いることを特徴とす
    る記録再生装置。
  11. 【請求項11】 前記記録媒体は光磁気記録媒体であっ
    て、基板上に少なくとも再生用磁化膜と記録用磁化膜を
    備えており、該光磁気記録媒体の再生用磁化膜は、再生
    光によって面内磁化から垂直磁化へ転移して、記録磁区
    信号を転写し、拡大し、そして消滅する行程の内、少な
    くとも記録磁区信号を転写し拡大する行程を機能して、
    前記記録磁区信号を再生する機能を備えるものであるこ
    とを特徴とする請求項1、3、4及び7記載の記録再生
    装置。
  12. 【請求項12】 前記記録媒体は光磁気記録媒体であっ
    て、基板上に少なくとも再生用磁化膜と記録用磁化膜を
    備えており、該光磁気記録媒体の再生用磁化膜は、再生
    光によって面内磁化から垂直磁化へ転移して、記録磁区
    信号を転写し、拡大し、そして消滅する行程の内、少な
    くとも記録磁区信号を転写し拡大する行程を機能して、
    前記記録磁区信号を再生する機能を備えるものであるこ
    とを特徴とする請求項5及び8記載の記録再生装置。
  13. 【請求項13】 少なくともヘッド部を備え、光磁気記
    録媒体が載置される記録再生装置において、前記光磁気
    記録媒体は、基板上に少なくとも再生用磁化膜と記録用
    磁化膜を備えており、該光磁気記録媒体の再生用磁化膜
    は、記録磁区信号を転写し、拡大し、そして消滅する行
    程の内、少なくとも記録磁区信号を転写し拡大する行程
    を機能して、前記記録磁区信号を再生すると共に、前記
    再生用磁化膜に記録磁区信号が転写された後には前記再
    生用磁化膜への少なくとも前記記録磁区信号磁界につい
    て遮断することと、前記記録磁区信号磁界の遮断を解消
    することを行う機能を備える補助磁化膜を、前記記録用
    磁化膜と前記再生用磁化膜との間に備えるものを用い、
    前記ヘッド部には対物レンズ駆動装置と、対物レンズの
    中心延長線が通る位置に固体イマージョン・レンズを配
    置形成されたものを用いることを特徴とする記録再生装
    置。
  14. 【請求項14】 前記記録媒体は光磁気記録媒体であっ
    て、基板上に少なくとも再生用磁化膜と記録用磁化膜を
    備えており、該光磁気記録媒体の再生用磁化膜は、再生
    光によって面内磁化から垂直磁化へ転移して、記録磁区
    信号を転写し、拡大し、そして消滅する行程の内、少な
    くとも記録磁区信号を転写し拡大する行程を機能して、
    前記記録磁区信号を再生すると共に、前記再生用磁化膜
    に記録磁区信号が転写された後には前記再生用磁化膜へ
    の少なくとも前記記録磁区信号磁界について遮断するこ
    とと、前記記録磁区信号磁界の遮断を解消することを行
    う機能を備える補助磁化膜を、前記記録用磁化膜と前記
    再生用磁化膜との間に備えるものであることを特徴とす
    る請求項1及び4記載の記録再生装置。
  15. 【請求項15】 前記記録媒体は光磁気記録媒体であっ
    て、基板上に少なくとも再生用磁化膜と記録用磁化膜を
    備えており、該光磁気記録媒体の再生用磁化膜は、再生
    光によって面内磁化から垂直磁化へ転移して、記録磁区
    信号を転写し、拡大し、そして消滅する行程の内、少な
    くとも記録磁区信号を転写し拡大する行程を機能して、
    前記記録磁区信号を再生すると共に、前記再生用磁化膜
    に記録磁区信号が転写された後には前記再生用磁化膜へ
    の少なくとも前記記録磁区信号磁界について遮断するこ
    とと、前記記録磁区信号磁界の遮断を解消することを行
    う機能を備える補助磁化膜を、前記記録用磁化膜と前記
    再生用磁化膜との間に備えるものであることを特徴とす
    る請求項5及び7記載の記録再生装置。
  16. 【請求項16】 前記記録媒体は光磁気記録媒体であっ
    て、基板上に少なくとも誘電体層、記録用磁化膜、非磁
    性膜層、光反射膜、再生用磁化膜、保護膜とをこの順に
    備えており、該光磁気記録媒体の再生信号は前記記録用
    磁化膜から前記再生用磁化膜へ再生光によって転写し、
    拡大させることによって得られるものであることを特徴
    とする請求項1及び4記載の記録再生装置。
  17. 【請求項17】 前記記録媒体は光磁気記録媒体であっ
    て、基板上に少なくとも誘電体層、記録用磁化膜、非磁
    性膜層、光反射膜、再生用磁化膜、保護膜とをこの順に
    備えており、該光磁気記録媒体の再生信号は前記記録用
    磁化膜から前記再生用磁化膜へ再生光によって転写し、
    拡大させることによって得られものであることを特徴と
    する請求項5及び7記載の記録再生装置。
  18. 【請求項18】 前記ヘッド部は、記録再生装置に載置
    される前記光磁気記録媒体部の外周近傍に、スイング駆
    動軸が配置されるスイングアームの先端に、少なくとも
    対物レンズ駆動装置と対物レンズの中心線を通る位置に
    固体イマージョン・レンズとを配置形成したヘッドスラ
    イダーとから構成されるものを用いることを特徴とする
    請求項10及び13に記載の記録再生装置。
  19. 【請求項19】 少なくともヘッド部とアーム部と光ビ
    ーム・スプリッターとからなるスイング・アームを備
    え、光磁気記録媒体が載置される記録再生装置におい
    て、前記光磁気記録媒体には、少なくとも記録用磁化膜
    と、再生光によって記録磁区信号を転写し拡大する行程
    を機能する再生用磁化膜とを備えるものを用い、前記ヘ
    ッド部には対物レンズ駆動装置と、対物レンズの中心延
    長線が通る位置に固体イマージョン・レンズを配置形成
    したヘッドスライダーとから構成されるものを用いるこ
    とを特徴とする記録再生装置。
  20. 【請求項20】 少なくともヘッド部とアーム部と光ビ
    ーム・スプリッターとからなるスイング・アームを備
    え、光磁気記録媒体が載置される記録再生装置におい
    て、前記光磁気記録媒体は、基板上に少なくとも再生用
    磁化膜と記録用磁化膜を備えており、該光磁気記録媒体
    の再生用磁化膜は、再生光によって面内磁化から垂直磁
    化へ転移して、記録磁区信号を転写し、拡大し、そして
    消滅する行程の内、少なくとも記録磁区信号を転写し拡
    大する行程を機能して、前記記録磁区信号を再生する機
    能を備えるものが用いられ、前記ヘッド部には対物レン
    ズ駆動装置と、対物レンズの中心延長線が通る位置に固
    体イマージョン・レンズを配置形成したヘッドスライダ
    ーとから構成されるものを用いることを特徴とする記録
    再生装置。
  21. 【請求項21】 少なくともヘッド部とアーム部と光ビ
    ーム・スプリッターとからなるスイング・アームを備
    え、光磁気記録媒体が載置される記録再生装置におい
    て、前記光磁気記録媒体は、基板上に少なくとも再生用
    磁化膜と補助磁化膜と記録用磁化膜とを備え、常温で面
    内磁化性の再生用磁化膜が垂直磁化に転移する臨界温度
    Tcr2が、常温で垂直磁化の前記補助磁化膜の面内磁化
    に転移する臨界温度Tcr1、前記記録用磁化膜のキュリ
    ーポイントTc0、及び前記補助磁化膜のキュリーポイン
    トTc1より低くく、且つ前記記録用磁化膜のキュリーポ
    イントTc0は、前記補助磁化膜のキュリーポイントTc1
    及び前記再生用磁化膜のキュリーポイントTc2よりも低
    く構成されるものが用いられ、前記ヘッド部には対物レ
    ンズ駆動装置と、対物レンズの中心延長線が通る位置に
    固体イマージョン・レンズを配置形成したヘッドスライ
    ダーとから構成されるものを用いることを特徴とする記
    録再生装置。
  22. 【請求項22】 少なくともヘッド部とアーム部と光ビ
    ーム・スプリッターとからなるスイング・アームを備
    え、光磁気記録媒体が載置される記録再生装置におい
    て、前記光磁気記録媒体は、基板上に少なくとも記録用
    垂直磁化膜を備え、該記録用垂直磁化膜の再生光入射側
    に、室温では垂直磁化であるが再生光によって面内磁化
    へ転移する臨海温度Tcr1を持つ補助磁化膜と、室温で
    は面内磁化であるが再生光によって垂直磁化へ転移する
    臨海温度Tcr2を持つ再生用磁化膜とをこの順に備える
    ものが用いられ、前記ヘッド部には対物レンズ駆動装置
    と、対物レンズの中心延長線が通る位置に固体イマージ
    ョン・レンズを配置形成したヘッドスライダーとから構
    成されるものを用いることを特徴とする記録再生装置。
  23. 【請求項23】 少なくともヘッド部を備え、光磁気記
    録媒体が載置される記録再生装置において、前記光磁気
    記録媒体には、基板上に少なくとも再生用磁化膜と記録
    用磁化膜を備えており、該光磁気記録媒体の再生用磁化
    膜は、記録磁区信号を転写し、拡大し、そして消滅する
    行程の内、少なくとも記録磁区信号を転写し拡大する行
    程を機能すると共に、前記再生用磁化膜の記録磁区信号
    を再転写し記録し、再生される再生用補助磁化膜を、前
    記再生用磁化膜の再生光入射側に備えるものを用い、前
    記記録再生装置のヘッド部には対物レンズ駆動装置と、
    対物レンズの中心延長線が通る位置に固体イマージョン
    ・レンズを配置形成されたものを用いることを特徴とす
    る記録再生装置。
  24. 【請求項24】 少なくともヘッド部を備え、光磁気記
    録媒体が載置される記録再生装置において、前記光磁気
    記録媒体は、基板上に少なくとも再生用磁化膜と記録用
    磁化膜を備えており、該光磁気記録媒体の再生用磁化膜
    は、記録磁区信号を転写し、拡大し、そして消滅する行
    程の内、少なくとも記録磁区信号を転写し拡大する行程
    を機能して、前記記録磁区信号を再生すると共に、前記
    再生用磁化膜に記録磁区信号が転写された後には前記再
    生用磁化膜への少なくとも前記記録磁区信号磁界につい
    て遮断することと、前記記録磁区信号磁界の遮断を解消
    することを行う機能を備える補助磁化膜とを、前記記録
    用磁化膜と前記再生用磁化膜との間に備え、前記再生用
    磁化膜の記録磁区信号を再転写し記録し、再生される再
    生用補助磁化膜を、前記再生用磁化膜の再生光入射側に
    備えるものを用い、前記ヘッド部には対物レンズ駆動装
    置と、対物レンズの中心延長線が通る位置に固体イマー
    ジョン・レンズを配置形成されたものを用いることを特
    徴とする記録再生装置。
  25. 【請求項25】 前記記録媒体は光磁気記録媒体であっ
    て、基板上に少なくとも再生用磁化膜と記録用磁化膜を
    備えており、該光磁気記録媒体の再生用磁化膜は、記録
    磁区信号を転写し、拡大し、そして消滅する行程の内、
    少なくとも記録磁区信号を転写し拡大する行程を機能す
    ると共に、前記再生用磁化膜の記録磁区信号を再転写し
    記録し、再生される再生用補助磁化膜を、前記再生用磁
    化膜の再生光入射側に備えるものであることを特徴とす
    る請求項1及び4記載の記録再生装置。
  26. 【請求項26】 前記記録媒体は光磁気記録媒体であっ
    て、基板上に少なくとも再生用磁化膜と記録用磁化膜を
    備えており、該光磁気記録媒体の再生用磁化膜は、記録
    磁区信号を転写し、拡大し、そして消滅する行程の内、
    少なくとも記録磁区信号を転写し拡大する行程を機能す
    ると共に、前記再生用磁化膜の記録磁区信号を再転写し
    記録し、再生される再生用補助磁化膜を、前記再生用磁
    化膜の再生光入射側に備えるものであることを特徴とす
    る請求項5及び7記載の記録再生装置。
  27. 【請求項27】 前記記録媒体は光磁気記録媒体であっ
    て、基板上に少なくとも再生用磁化膜と記録用磁化膜を
    備えており、該光磁気記録媒体の再生用磁化膜は、記録
    磁区信号を転写し、拡大し、そして消滅する行程の内、
    少なくとも記録磁区信号を転写し拡大する行程を機能し
    て、前記記録磁区信号を再生すると共に、前記再生用磁
    化膜に記録磁区信号が転写された後には前記再生用磁化
    膜への少なくとも前記記録磁区信号磁界について遮断す
    ることと、前記記録磁区信号磁界の遮断を解消すること
    を行う機能を備える補助磁化膜とを、前記記録用磁化膜
    と前記再生用磁化膜との間に備え、前記再生用磁化膜の
    記録磁区信号を再転写し記録し、再生される再生用補助
    磁化膜を、前記再生用磁化膜の再生光入射側に備えるも
    のであることを特徴とする請求項1及び4記載の記録再
    生装置。
  28. 【請求項28】 前記記録媒体は光磁気記録媒体であっ
    て、基板上に少なくとも誘電体層、記録用磁化膜、光反
    射膜、非磁性膜層、再生用磁化膜、再生用補助磁化膜、
    保護膜とをこの順に備えており、該光磁気記録媒体の再
    生信号は、再生光によって前記記録用磁化膜から前記再
    生用磁化膜へ転写、拡大されて、前記再生用補助磁化膜
    から再生されるものであることを特徴とする請求項1及
    び4記載の記録再生装置。
  29. 【請求項29】 前記記録媒体は光磁気記録媒体であっ
    て、基板上に少なくとも誘電体層、記録用磁化膜、光反
    射膜、非磁性膜層、再生用磁化膜、再生用補助磁化膜、
    保護膜とをこの順に備えており、該光磁気記録媒体の再
    生信号は、再生光によって前記記録用磁化膜から前記再
    生用磁化膜へ転写、拡大されて、前記再生用補助磁化膜
    から再生されるものであることを特徴とする請求項5及
    び7記載の記録再生装置。
  30. 【請求項30】 光磁気記録媒体が載置される記録再生
    装置において、前記光磁気記録媒体は、基板上に少なく
    とも再生用補助磁化膜と再生用磁化膜と補助磁化膜と記
    録用磁化膜とを備え、常温で面内磁化性の再生用磁化膜
    が垂直磁化に転移する臨界温度Tcr2が、常温で垂直磁
    化の補助磁化膜の面内磁化に転移する臨界温度Tcr1、
    常温で垂直磁化の再生用補助磁化膜、及び記録用磁化膜
    のキュリーポイントTc3、Tc0及び補助磁化膜のキュリ
    ーポイントTc1よりも低くく、且つ前記再生用補助磁化
    膜のキュリーポイントTc3が前記記録用磁化膜のキュリ
    ーポイントTc0、前記補助磁化膜のキュリーポイントTc1
    及び前記再生用磁化膜のキュリーポイントTc2よりも低
    く構成されるものが用いられることを特徴とする記録再
    生装置。
  31. 【請求項31】 少なくともヘッド部とアーム部と光ビ
    ーム・スプリッターとからなるスイング・アームを備
    え、光磁気記録媒体が載置される記録再生装置におい
    て、前記光磁気記録媒体は、基板上に少なくとも記録用
    垂直磁化膜を備え、前記記録用垂直磁化膜の再生光の入
    射側に、室温で垂直磁化であり、再生光によって面内磁
    化へ転移する臨海温度Tcr1を持つ補助磁化膜と、室温
    では面内磁化であり、再生光によって垂直磁化へ転移す
    る臨海温度Tcr2を持つ再生用磁化膜と、垂直磁化の再
    生用補助磁化膜とをこの順序に備えるものが用いられ、
    前記ヘッド部には対物レンズ駆動装置と、対物レンズの
    中心延長線が通る位置に固体イマージョン・レンズを配
    置形成したヘッドスライダーとから構成されるものを用
    いることを特徴とする記録再生装置。
  32. 【請求項32】 光磁気記録媒体が載置される記録再生
    装置において、前記光磁気記録媒体は、基板上に再生用
    補助磁化膜と再生用磁化膜と記録用磁化膜とを備え、常
    温で面内磁化性の再生用磁化膜が垂直磁化に転移する臨
    界温度Tcr2が、常温で垂直磁化の再生用補助磁化膜、
    及び記録用磁化膜のキュリーポイントTc3、Tc0よりも
    低くく、且つ前記再生用補助磁化膜のキュリーポイント
    Tc3が前記記録用磁化膜のキュリーポイントTc0及び前
    記再生用磁化膜のキュリーポイントTc2よりも低く構成
    されるものが用いられることを特徴とする記録再生装
    置。
  33. 【請求項33】 少なくともヘッド部とアーム部と光ビ
    ーム・スプリッターとからなるスイング・アームを備
    え、光磁気記録媒体が載置される記録再生装置におい
    て、前記光磁気記録媒体は、基板上に少なくとも記録用
    垂直磁化膜を備え、前記記録用垂直磁化膜の再生光の入
    射側に、室温では面内磁化であり、再生光によって垂直
    磁化へ転移する臨海温度Tcr2を持つ再生用磁化膜と、
    垂直磁化の再生用補助磁化膜とをこの順序に備えるもの
    が用いられ、前記ヘッド部には対物レンズ駆動装置と、
    対物レンズの中心延長線が通る位置に固体イマージョン
    ・レンズを配置形成したヘッドスライダーとから構成さ
    れるものを用いることを特徴とする記録再生装置。
  34. 【請求項34】 前記補助磁化膜は前記記録用磁化膜に
    積層されており、該補助磁化膜と前記再生用磁化膜との
    間に非磁性膜を備えることを特徴とする請求項21、2
    2、24、30、及び31に記載された記録再生装置。
  35. 【請求項35】 前記補助磁化膜には臨界温度Tcr1が
    前記再生用磁化膜の臨界温度Tcr2よりも高い磁性材料
    を用いることを特徴とする請求項21、22、24、3
    0、及び31に記載された記録再生装置。
  36. 【請求項36】 前記再生用磁化膜の臨界温度Tcr2と
    前記補助磁性膜の臨界温度Tcr1との温度差ΔTの値
    は、前記再生用磁化膜に前記記録磁気信号が転写された
    後に、補助磁性膜が垂直磁化から面内磁化へ転移するに
    相当する値であることを特徴とする請求項21、22、
    24、30、及び31に記載された記録再生装置。
  37. 【請求項37】 前記再生用磁化膜の臨界温度Tcr2と
    前記補助磁性膜の臨界温度Tcr1との温度差ΔTの値
    は、前記再生用磁化膜に転写された磁区が拡大された
    後、前記補助磁性膜の面内磁化が消失される値であるこ
    とを特徴とする請求項21、22、24、30、及び3
    1に記載された記録再生装置。
  38. 【請求項38】 前記記録用磁化膜のキュリー温度Tc0
    と前記補助磁性膜のキュリー温度Tc1及び臨界温度Tcr1
    と前記再生用磁化膜のキュリー温度Tc2及び臨界温度Tc
    r2との間には、室温<Tcr2<Tcr1<Tc0<Tc1、Tc2の
    関係があることを特徴とする請求項21、22、24、
    30、及び31に記載された記録再生装置。
  39. 【請求項39】 記録再生装置におけるヘッド部からレ
    ーザビームを照射することによって、前記記録再生装置
    に載置される光磁気記録媒体の記録及び再生を行う方式
    において、前記光磁気記録媒体に少なくとも記録用磁化
    膜と、常温では面内磁化で臨界温度Tcr以上で垂直磁
    化に転移する再生用磁化膜とを備えると共に、再生用レ
    ーザビームによって前記再生用磁化膜に記録磁区信号が
    転写、拡大されるものを用い、前記ヘッド部には対物レ
    ンズ駆動装置と、対物レンズの中心延長線が通る位置に
    固体イマージョン・レンズを配置形成されたものを用
    い、記録再生用レーザビームの内少なくとも記録用レー
    ザビームを前記固体イマージョン・レンズから前記光磁
    気記録媒体へ照射することによって記録を行うことを特
    徴とする記録再生方式。
  40. 【請求項40】 記録再生装置におけるヘッド部からレ
    ーザビームを照射することによって、前記記録再生装置
    に載置される光磁気記録媒体の記録及び再生を行う方式
    において、前記光磁気記録媒体に少なくとも記録用磁化
    膜と、常温では面内磁化で臨界温度Tcr以上で垂直磁
    化に転移する再生用磁化膜とを備えると共に、再生用レ
    ーザビームによって前記再生用磁化膜に記録磁区信号が
    転写、拡大されるものを用い、前記ヘッド部には対物レ
    ンズ駆動装置と、対物レンズの中心延長線が通る位置に
    固体イマージョン・レンズを配置形成されたものを用
    い、記録再生用レーザビームを前記固体イマージョン・
    レンズから前記光磁気記録媒体へ照射することによって
    記録再生を行うことを特徴とする記録再生方式。
  41. 【請求項41】 記録再生装置におけるヘッド部からレ
    ーザビームを照射することによって、前記記録再生装置
    に載置される光磁気記録媒体の記録及び再生を行う方式
    において、前記光磁気記録媒体に少なくとも記録用磁化
    膜と、常温では面内磁化で臨界温度Tcr以上で垂直磁
    化に転移する、補助磁化膜と再生用磁化膜とを備えると
    共に、再生用レーザビームによって前記再生用磁化膜に
    記録磁区信号が転写、拡大されるものを用い、前記ヘッ
    ド部には対物レンズ駆動装置と、対物レンズの中心延長
    線が通る位置に固体イマージョン・レンズを配置形成さ
    れたものを用い、記録再生用レーザビームの内少なくと
    も記録用レーザビームを前記固体イマージョン・レンズ
    から前記光磁気記録媒体へ照射することによって記録を
    行うことを特徴とする記録再生方式。
  42. 【請求項42】 記録再生装置におけるヘッド部からレ
    ーザビームを照射することによって、前記記録再生装置
    に載置される光磁気記録媒体の記録及び再生を行う方式
    において、前記光磁気記録媒体に少なくとも記録用磁化
    膜と、常温では面内磁化で臨界温度Tcr以上で垂直磁
    化に転移する、補助磁化膜と再生用磁化膜とを備えると
    共に、再生用レーザビームによって前記再生用磁化膜に
    記録磁区信号が転写、拡大されるものを用い、前記ヘッ
    ド部には対物レンズ駆動装置と、対物レンズの中心延長
    線が通る位置に固体イマージョン・レンズを配置形成さ
    れたものを用い、記録再生用レーザビームを前記固体イ
    マージョン・レンズから前記光磁気記録媒体へ照射する
    ことによって記録再生を行うことを特徴とする記録再生
    方式。
  43. 【請求項43】 記録再生装置におけるヘッド部からレ
    ーザビームを照射することによって、前記記録再生装置
    に載置される光磁気記録媒体の記録及び再生を行う方式
    において、前記光磁気記録媒体に少なくとも記録用磁化
    膜と、常温では垂直磁化で臨界温度Tcr以上で面内磁
    化に転移する補助磁化膜と、常温では面内磁化で臨界温
    度Tcr以上で垂直磁化に転移する再生用磁化膜とを備
    えると共に、再生用レーザビームによって前記再生用磁
    化膜に記録磁区信号が転写、拡大され、且つ前記補助磁
    化膜が、前記再生用磁化膜に記録磁区信号が転写された
    後には前記再生用磁化膜への少なくとも前記記録磁区信
    号磁界について遮断することと、前記記録磁区信号磁界
    の遮断を解消することを機能するものを用い、前記ヘッ
    ド部には対物レンズ駆動装置と、対物レンズの中心延長
    線が通る位置に固体イマージョン・レンズを配置形成さ
    れたものを用い、記録及び再生用レーザビームの内少な
    くとも記録用レーザビームを前記固体イマージョン・レ
    ンズから前記光磁気記録媒体へ照射することによって記
    録を行うことを特徴とする記録再生方式。
  44. 【請求項44】 記録再生装置におけるヘッド部からレ
    ーザビームを照射することによって、前記記録再生装置
    に載置される光磁気記録媒体の記録及び再生を行う方式
    において、前記光磁気記録媒体に少なくとも記録用磁化
    膜と、常温では垂直磁化で臨界温度Tcr以上で面内磁
    化に転移する補助磁化膜と、常温では面内磁化で臨界温
    度Tcr以上で垂直磁化に転移する再生用磁化膜とを備
    えると共に、再生用レーザビームによって前記再生用磁
    化膜に記録磁区信号が転写、拡大され、且つ前記補助磁
    化膜が、前記再生用磁化膜に記録磁区信号が転写された
    後には前記再生用磁化膜への少なくとも前記記録磁区信
    号磁界について遮断することと、前記記録磁区信号磁界
    の遮断を解消することを機能するものを用い、前記ヘッ
    ド部には対物レンズ駆動装置と、対物レンズの中心延長
    線が通る位置に固体イマージョン・レンズを配置形成さ
    れたものを用い、記録及び再生用レーザビームを前記固
    体イマージョン・レンズから前記光磁気記録媒体へ照射
    することによって記録再生を行うことを特徴とする記録
    再生方式。
  45. 【請求項45】 記録再生装置におけるヘッド部からレ
    ーザビームを照射することによって、前記記録再生装置
    に載置される光磁気記録媒体の記録及び再生を行う方式
    において、前記光磁気記録媒体に少なくとも記録用磁化
    膜と、常温では面内磁化で臨界温度Tcr以上で垂直磁
    化に転移する再生用磁化膜と、垂直磁化の再生用補助磁
    化膜とを備えると共に、再生用レーザビームによって前
    記再生用磁化膜に記録磁区信号が転写、拡大され、且つ
    前記再生用磁化膜に転写、拡大された記録磁区信号を前
    記再生用補助磁化膜に再転写して再生されるものを用
    い、前記ヘッド部には対物レンズ駆動装置と、対物レン
    ズの中心延長線が通る位置に固体イマージョン・レンズ
    を配置形成されたものを用い、記録及び再生用レーザビ
    ームの内少なくとも記録用レーザビームを前記固体イマ
    ージョン・レンズから前記光磁気記録媒体へ照射するこ
    とによって記録を行うことを特徴とする記録再生方式。
  46. 【請求項46】 記録再生装置におけるヘッド部からレ
    ーザビームを照射することによって、前記記録再生装置
    に載置される光磁気記録媒体の記録及び再生を行う方式
    において、前記光磁気記録媒体に少なくとも記録用磁化
    膜と、常温では面内磁化で臨界温度Tcr以上で垂直磁
    化に転移する再生用磁化膜と、垂直磁化の再生用補助磁
    化膜とを備えると共に、再生用レーザビームによって前
    記再生用磁化膜に記録磁区信号が転写、拡大され、且つ
    前記再生用磁化膜に転写、拡大された記録磁区信号を前
    記再生用補助磁化膜に再転写して再生されるものを用
    い、前記ヘッド部には対物レンズ駆動装置と、対物レン
    ズの中心延長線が通る位置に固体イマージョン・レンズ
    を配置形成されたものを用い、記録及び再生用レーザビ
    ームを前記固体イマージョン・レンズから前記光磁気記
    録媒体へ照射することによって記録再生を行うことを特
    徴とする記録再生方式。
  47. 【請求項47】記録再生装置におけるヘッド部からレー
    ザビームを照射して前記記録再生装置に載置される磁気
    記録媒体のトラッキングを行いながら記録及び再生を行
    う方式において、前記磁気記録媒体に少なくともトラッ
    キング専用の領域を形成すると共に、前記ヘッド部に対
    物レンズ駆動装置と、対物レンズの中心延長線が通る位
    置に固体イマージョン・レンズを配置形成されたものを
    用い、前記トラッキング用レーザビームを固体イマージ
    ョン・レンズから前記磁気記録媒体のトラッキング専用
    の領域へ照射することによって記録再生を行うことを特
    徴とする記録再生方式。
  48. 【請求項48】 少なくともヘッド部とアーム部とから
    なるスイング・アームを備え、磁気記録媒体が載置され
    る記録再生装置において、前記磁気記録媒体は、基板上
    に少なくとも磁気記録領域及び光トラッキング領域を備
    え、前記光トラッキング領域に前記ヘッド部に設置され
    る固体イマージョン・レンズからトラッキング用光を照
    射することによって記録再生されることを特徴とする記
    録再生装置。
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