JPH10163561A - 半導体レーザ素子 - Google Patents
半導体レーザ素子Info
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- JPH10163561A JPH10163561A JP31720296A JP31720296A JPH10163561A JP H10163561 A JPH10163561 A JP H10163561A JP 31720296 A JP31720296 A JP 31720296A JP 31720296 A JP31720296 A JP 31720296A JP H10163561 A JPH10163561 A JP H10163561A
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Abstract
また、非点隔差、放射光の楕円率を増大させることのな
い低雑音特性を有する半導体レーザ素子を提供する。 【解決手段】 ストライプ構造で形成した電流狭窄構造
を有する自励発振型の半導体レーザ素子において、活性
層が多重量子井戸構造であり、多重量子井戸型活性層を
構成する量子井戸層の層厚の合計が700Å以上100
0Å以下とすることで上記問題を解決する。また、活性
層の上部量子障壁層と下部量子障壁層の禁制帯幅が、そ
の間にある量子障壁層の禁制帯幅よりも小さいことでよ
り高い効果が得られる。
Description
られる低雑音特性を有する自励発振型の半導体レーザ素
子に関する。
子は、低雑音化のために自励発振型が用いられる。活性
層に多重量子井戸構造を用い、また、電流狭窄兼光吸収
層で光吸収を行わせることにより、低電流駆動を達成し
た自励発振型の半導体レーザ素子が田中等により特開平
2−72688号公報に記載されている。
記載の半導体レーザ素子を示す。n−GaAs基板30
1上に、n−GaAsバッファ層302、n−AlxG
a1-xAsクラッド層303、多重量子井戸 (MQW:
Multi QuantumWell)活性層304、
p−AlxGa1-xAsクラッド層305、p−GaAs
層306を成長し、エッチングによるリッジストライプ
307形成後に、リッジストライプ307の両側に選択
的にn−GaAs電流狭窄兼光吸収層308の成長を行
い、全面にp−GaAs埋め込み層309を成長する。
基板側と成長層表面に電極310、311を形成する。
従来では動作電流35〜40mAであり、通常のバルク
活性層からなるダブルヘテロ(DH)構造の半導体レー
ザ素子に比べて、動作電流を30〜40%低減できる。
号公報に記載の半導体レーザ素子では、MQW活性層の
全層厚を規定することにより、低雑音化を達成してい
る。
QW活性層の量子井戸層の層厚合計を規定していないた
めに、次に述べる問題があった。
体レーザ素子では、量子井戸層の層厚の合計は360Å
から440Åである。このとき、低雑音化を達成するに
はリッジストライプ外部の量子井戸層の可飽和吸収量を
大きくするために、リッジストライプ外部に発光分布を
十分に拡げて、リッジストライプ外部のMQW活性層に
光をしみ出させる必要がある。しかし、発光分布を拡げ
るために、リッジストライプ外部のMQW活性層におけ
る光の波面が曲がり、MQW活性層に平行方向の放射光
のビームウエストがレーザ端面から離れ、一方、垂直方
向の放射光のビームウエストはレーザ端面にあるので半
導体レーザ素子の非点隔差が増大するという問題があっ
た。
拡がることによって、MQW活性層に平行方向の放射角
が狭くなって、放射光の楕円率(=活性層に垂直方向放
射角/活性層に平行方向放射角)が増大するという問題
があった。
放射光の楕円率増大による光学特性の悪化は、半導体レ
ーザ素子を光ディスクの光源に用いる場合に、半導体レ
ーザ素子からの放射光をレンズで微小スポットに集光す
ることを困難にしたり、放射光のレンズへの結合効率低
下により光出力の有効利用を困難にする問題があった。
光閉じ込め手段に電流狭窄兼光吸収層を用いる。この光
閉じ込め手段による光吸収とリッジストライプ外部のM
QW活性層における量子井戸層の可飽和吸収によって、
半導体レーザ素子内部の光吸収損失が過剰に増大するこ
とで、動作電流が増大してしまうという問題があった。
増大させることなく、また、非点隔差、放射光の楕円率
を増大させることのない低雑音特性を有する半導体レー
ザ素子を提供することを目的とする。
に、本発明のMQW活性層を有する自励発振型の半導体
レーザ素子は、半導体基板上に、第1導電型のクラッド
層と、活性層と、第2導電型のクラッド層を有し、前記
第2導電型のクラッド層はストライプ形状であり、前記
ストライプ形状の両側部に電流光閉じ込め手段を有し、
前記活性層は量子井戸層と量子障壁層とを交互に複数積
層した多重量子井戸活性層からなる自励発振型の半導体
レーザ素子において、前記量子井戸層の層厚の合計が7
00Å以上1000Å以下であることを特徴とする。
120Å以下であり、前記量子障壁層の層厚が30Å以
上80Å以下であることを特徴とする。
性層よりも禁制帯幅の大きい第1導電型の電流光閉じ込
め層を有することが好ましい。
ラッド層側に下部量子障壁層を備え、前記第2導電型の
クラッド層側に上部量子障壁層を備え、前記上部量子障
壁層あるいは前記下部量子障壁層の少なくとも一方が他
の前記量子障壁層よりも禁制帯幅が小さくすることを特
徴とする半導体レーザ素子はより低雑音、低動作電圧電
流の半導体レーザ素子となる。
価屈折率n1と、前記電流光閉じ込め手段の層厚方向の
等価屈折率n2との差Δn(=n1−n2)が、3×1
0-3≦Δn≦7×10-3とすることが好ましい。
する。図1に実施の形態1の半導体レーザ素子の断面図
を示す。
sバッファ層102(層厚0.5μm)、n−Al0.45
Ga0.55As第1クラッド層103(層厚1.3μ
m)、n−Al0.5Ga0.5As低屈折率層104(層厚
0.2μm)、ノンドープのMQW活性層105、p−
Al0.5Ga0.5As第2クラッド層106(層厚0.1
5μm)、p−GaAsエッチング停止層107(層厚
0.003μm)、p−Al0.5Ga0.5As第3クラッ
ド層108(層厚1.2μm)、p−GaAsキャップ
層109(層厚0.8μm)を順次、有機金属気相成長
法(MOCVD法)により成長する。
0.67As下部量子障壁層120(層厚50Å)を成長さ
せ、その上にAl0.13Ga0.87As量子井戸層121
(層厚100Å)とAl0.33Ga0.67As量子障壁層1
22(層厚50Å)を量子井戸層を8層とし、量子障壁
層を7層として交互に繰り返し成長させ、さらにその上
にAl0.33Ga0.67As上部量子障壁層123(層厚5
0Å)により構成する。本実施の形態ではMQW活性層
の全層厚は1250Åであり、量子井戸層の層厚の合計
は800Åである。上記に説明した構造でのAl組成比
の分布を図2に示す。
トレジストのストライプマスクを形成し、選択性エッチ
ングによりp−GaAsエッチング停止層107表面で
エッチングを停止させて、底部のストライプ幅2.2μ
mのリッジストライプ114を形成する。リッジストラ
イプ114の両側を埋め込むように、n−Al0.7Ga
0.3As第1電流光閉じ込め層110(層厚0.6μ
m)、n−GaAs第2電流光閉じ込め層111(層厚
0.6μm)、p−GaAs平坦化層112(層厚0.
7μm)を順次、MOCVD法により成長する。p−G
aAsキャップ層109、p−GaAs平坦化層112
を埋め込むように、p−GaAsコンタクト層113
(層厚3μm)をMOCVD法により成長する。n−G
aAs基板101表面とp−GaAsコンタクト層11
3表面にn型電極115とp型電極116を形成する。
共振器長を100〜250μmとするように調整して共
振器端面を形成し、共振器端面の光出射側の端面反射率
が20〜50%、反対側の端面反射率が50%〜95%
となるように共振器端面にAl2O3膜とSi膜を形成す
る。
型電極115とp型電極116の間に順方向電圧を印加
した場合、発振波長0.78μm、発振閾値電流14m
A、電流−光出力特性のスロープ効率0.75W/A、
光出力3mWの動作電流は18mAであった。本実施の
形態の半導体レーザ素子は、MQW活性層105の禁制
帯幅より大きな禁制帯幅を有する第1電流光閉じ込め層
110を用いるので、ストライプ外部にあたる活性層に
よって自励発振できる程度まで光吸収が行われ、第1電
流光閉じ込め層110における半導体レーザ素子による
発光の光吸収を抑制することができる。
厚の合計と等しくしたバルク活性層を有する自励発振型
半導体レーザ素子の動作電流は26mAであるので、本
実施の形態の量子井戸活性層を有した半導体レーザ素子
では動作電流を約30%以上低減することができた。
ク活性層を有する半導体レーザ素子に比べて、本実施の
形態の半導体レーザ素子は動作電圧を約5%以上低減す
ることができた。
ける動作電流の変化を調べると、動作電流が初期値より
20%増大するまでの走行時間は10000時間以上で
ある。
放射角の非点隔差は13μmであり、バルク活性層を有
する自励発振型半導体レーザ素子とほぼ同等の値が得ら
れた。
てMQW活性層に平行方向の放射角は12°、垂直方向
の放射角は38°であり、放射光の楕円率においてもバ
ルク活性層を有する自励発振型の半導体レーザ素子と同
等の値が得られた。
05とn−第1クラッド層103の間にn−第1クラッ
ド層103より屈折率の小さなn−低屈折率層104を
設けているのは、MQW活性層の層厚の合計の厚膜化に
よる垂直方向の放射角増大を抑制して、膜厚800Åの
バルク活性層を有する自励発振型の半導体レーザ素子と
同等の垂直放射角を得るためである。これによって、n
−低屈折率層104が無い場合に比べて2°程度垂直放
射角増大を抑えることができる。なお、n−低屈折率層
104は、必ずしも必要とするものではない。
雑音を測定すると、戻り光量0.001%から15%ま
で相対雑音強度−110dB/Hz以下の低雑音特性が
得られた。
合計を変化させた場合の非点隔差の変化と、活性層に平
行放射角の変化をそれそれ図3、4に示す。このとき、
自励発振による低雑音特性が得られるように、リッジス
トライプ内部の層厚方向の等価屈折率n1と、リッジス
トライプ両側部の層厚方向の等価屈折率n2との差Δn
(=n1−n2)の調整を行っている。図3より量子井
戸層の膜厚合計が小さくなると、非点隔差が増大するこ
とがわかる。層厚合計が700Åより小さい場合には、
非点隔差は20μmより大きくなる。これは、層厚合計
が小さい場合には、自励発振を起こすためには等価屈折
率の差△nを小さくして、リッジストライプ外部への発
分布光の拡がりを増大する必要があり、そのために非点
隔差増大が生じることによる。
と、水平放射角が減少することがわかる。層厚合計が7
00Åより小さい場合には、水平放射角は9°より小さ
くなる。これは、層厚合計が小さい場合には、自励発振
を起こすために等価屈折率の差△nを小さくして、スト
ライプ外部への発光分布の拡がりを増大する必要があ
り、そのために平行放射角低減が生じることによる。
射光をレンズで集光するとき、集光スポットサイズの増
大を生じ、光ディスク等のシステムで使用することが困
難となる。また、平行放射角が9°以下に低減すると、
放射光の楕円率(=垂直放射角/平行放射角)が増大す
るために、レンズとの結合効率が低下して、光ディスク
等のシステムで使用することが困難となる。このよう
に、半導体レーザ素子の光学特性悪化を防止するには、
MQW活性層の量子井戸層の層厚合計を700Åより大
きくすることが重要となる。
場合の光出力3mWにおける動作電流の変化、及び動作
電圧の変化を各々図5、6に示す。層厚合計が1000
Åより大きくなると、動作電流は25mAより増大す
る。これは層厚合計の増大に伴い、半導体レーザ素子発
振に必要な電流値が増大することによる。また、層厚合
計が1000Åより大きくなると、動作電圧は2.0V
以上に増大する。これは、MQW活性層の量子井戸層へ
のキャリヤ注入が不均一になることに伴う、立ち上がり
電圧の増大と素子抵抗の増大によるものである。このよ
うに、動作電流の増大と動作電圧の増大を防止するに
は、量子井戸層の層厚合計は1000Åより小さくする
必要がある。
なると、井戸数が多くなりすぎるために、キャリヤの注
入が均一に行われなくなって、動作電圧の増大を引き起
こす。これに対して、量子井戸層の厚さが120Åより
厚くなると、量子効果が低下するために動作電流の低減
が困難となる。そこで、量子井戸層は60Å以上120
Å以下が適当である。
と、成長層の界面だれの影響を受けて、設計通りの量子
障壁層を得るのが困難となる。これに対して、量子障壁
層の厚さが80Åより厚くなると、量子井戸間のキャリ
ヤ注入に支障をきたし、全ての量子井戸層に均一にキャ
リヤを注入するのが困難となる。そこで、量子障壁層は
30Å以上80Å以下が適当である。
キャリヤを均一に注入して動作電流の増大となる素子抵
抗の増大を抑制するためには、量子井戸活性層のp型不
純物濃度Npを5×1016cm-3≦Np≦2×1018c
m-3に設定することにより、キャリアの不均一注入によ
り生じる動作電圧の増大を抑制できる。Npが2×10
18cm-3より大きくなると積層膜を形成中にp型不純物
の拡散が増大して、MQW活性層中の量子井戸層に混晶
化が生じ、MQW活性層の量子効果が低減し、動作電流
が増大する問題がある。Npが5×1016cm-3より小
さくなると不純物を添加する効果がほとんどなくなり、
動作電圧が増大する。
電流光閉じ込め層で光吸収をしないため、リッジストラ
イプ内部と外部との等価屈折率差△nを4×10-3以上
の比較的大きな値として、リッジストライプ外部への発
光分布の広がりを抑制できる。リッジストライプの内部
と外部の層厚方向の等価屈折率差(Δn(=n1−n
2))が小さくなると、リッジストライプ外部の活性層
の過剰な可飽和吸収が起こるために、光学特性の悪化と
動作電流の増大が生じる。等価屈折率差Δnが7×10
-3より大きくなると、リッジストライプ外部の活性層の
可飽和吸収が少なくなるために、自励発振が起こりにく
くなって、雑音が増大する。そこで、屈折率差は、4×
10-3≦Δn≦7×10-3に設定するのが適当である。
s)が狭くなると、リッジストライプ外部の活性層の過
剰な可飽和吸収が起こるために、光学特性の悪化と動作
電流の増大が生じる。リッジストライプ幅が広くなる
と、リッジストライプ外部の活性層の可飽和吸収が少な
くなるために、自励発振が起こりにくくなって、雑音が
増大する。そこで、リッジストライプ幅は、1μm≦W
s≦4μmに設定するのが適当である。
発振型の実屈折率導波型半導体レーザ素子であるため
に、ストライプ外部のMQW活性層における可飽和吸収
効果を用いている。バルク活性層を有する通常の半導体
レーザ素子では、TM偏光モードの方がTE偏光モード
よりも可飽和吸収の影響を受けにくいために、通常の発
振モードであるTE偏光モードにTM偏光モードが混在
して発振する現象が見られた。これに対して、本実施の
形態の素子では、活性層に量子井戸構造を用いるため
に、半導体レーザ素子発振利得のTE偏光モード増大効
果を用いることができ、十分にモード選択比の高いTE
偏光モードによる単一モード発振が得られる。
単一の半導体レーザ素子はディスクの光源に用いるのに
適している。
1に記載の半導体レーザ素子の構造と同一であり、MQ
W活性層のみ異なる半導体レーザ素子のAl組成比の分
布を図7に示す。
(層厚50Å)を成長させ、その上にAl0.13Ga0.87
As量子井戸層131(層厚100Å)とAl0.33Ga
0.67As量子障壁層132(層厚50Å)を交互に繰り
返し成長させて量子井戸層を8層と量子障壁層を7層形
成し、さらにその上にAlxGa1-xAs上部量子障壁層
133(層厚50Å)を成長させることにより構成され
ている。本実施の形態もMQW活性層の全層厚は125
0Åであり、量子井戸層の層厚の合計は800Åとし
た。
l組成比に対する半導体レーザの相対雑音強度あるいは
動作電流との相関を示す。
スクで使用した場合の光ディスクからの戻り光による雑
音であり、実用上少なくとも相対雑音強度−110dB
/Hz以下、望ましくは−120dB/Hz以下が要求
されている。図8によると、下部及び上部量子障壁層の
Al組成比が量子障壁層のAl組成比より小さくなると
相対雑音強度は減少し、図9によると動作電流が増大す
る。量子障壁層のAl組成比が0.33の場合には0.
23≦x≦0.3のAl組成比とした下部、上部量子障
壁層を有する半導体レーザ素子の特性が良好であるよう
にAl組成比を他の量子障壁層より10%〜30%低減
させた下部及び上部量子障壁層とすることが好ましい。
この理由は、下部及び上部量子障壁層のAl組成比が量
子障壁層のAl組成比よりも小さい場合には、下部及び
上部量子障壁層の禁制帯幅が小さくなるため、下部及び
上部量子障壁層の光吸収が増大することで活性層全体で
の可飽和吸収量が増大し、従って自励発振が強くなり相
対雑音強度が減少する。本実施の形態のように、リッジ
ストライプ外部の可飽和吸収量を増大するには、下部及
び上部量子障壁層のAl組成比を調整し、下部及び上部
量子障壁層の禁制帯幅を他の量子障壁層より小さくする
ことで行える。
のAl組成比の両方とも量子障壁層132のAl組成比
が小さい場合について述べたが、片方だけ小さい場合に
も同様の効果が得られる。
GaInP系の半導体レーザ素子の断面図を示す。
0.5In0.5Pバッファ層202、n−(Al0.7G
a0.3)0.5In0.5P第1クラッド層203(層厚1.
5μm)、p−ドープ多重量子井戸活性層204、p−
(Al0.7Ga0.3)0.5In0.5P第2クラッド層205
(層厚1.5μm)、p−Ga0.5In0.5Pキャップ層
206(層厚0.3μm)を順次、分子線エピタキシャ
ル成長法(MBE法)により成長し、エッチングにより
p−(Al0.7Ga0.3)0.5In0.5P第2クラッド層の
平坦部の残し厚さが0.3μmとなるように、エッチン
グを停止させて、幅2.5μmのリッジストライプ20
7を形成する。MQW活性層は、図示していないが、
(Al0.5Ga0.5)0.5In0.5P下部量子障壁層(層厚
200Å)、GaInP量子井戸層(層厚80Å)と
(Al0.5Ga0.5)0.5In0.5P量子障壁層(層厚40
Å)を交互に繰り返し成長させて量子井戸層9層と量子
障壁層8層を積層し、(Al0.5Ga0.5)0.5In0.5P
上部量子障壁層(層厚200Å)をその上に積層するこ
とにより構成されている。本実施の形態ではMQW活性
層の全層厚は1440Åであり、量子井戸層の層厚合計
は720Å、量子井戸の層数は9層である。
ように、n−Al0.5Ga0.5P第1電流光閉じ込め層2
08(層厚0.3μm)、n−GaAs第2電流光閉じ
込め層209(層厚1.2μm)を順次、MBE法によ
り成長する。p−Ga0.5In0.5Pキャップ層206と
n−GaAs第2電流光閉じ込め層209の表面にp−
GaAsコンタクト層210をMBE法により成長す
る。
sコンタクト層210表面にn型電極211とp型電極
212を形成する。へき開法により共振器長を300〜
700μmに調整して共振器端面を形成し、共振器端面
の光出射側端面の反射率が30〜50%、後側の反射率
が70〜95%となるようにAl2O3膜とSi膜を形成
する。
p型電極212の間に順方向電圧を印加した場合、発振
波長0.65μm、発振閾値電流20mA、電流−光出
力特性のスロープ効率0.75W/A、光出力3mWの
動作電流は24mAである。本実施の形態の素子は、第
1電流光閉じ込め層に活性層の禁制帯幅より大きな禁制
帯幅を有しする自励発振型の半導体レーザ素子であり、
過剰な光吸収がないため低動作電流で駆動できる。
発振型の半導体レーザ素子の動作電流は34mAである
ので、本実施の形態の半導体レーザ素子では動作電流を
約30%以上低減することが可能となった。
バルク活性層を有する半導体レーザ素子に比べて、本実
施の形態の素子は動作電圧を約5%以上低減することが
できた。雰囲気温度70℃、一定光出力5mWにおける
動作電流の変化を調べると、動作電流が初期値より20
%増大するまでの走行時間は5000時間以上である。
隔差は15μmであり、バルク活性層を有する自励発振
型の半導体レーザ素子とほぼ同等の値が得られた。さら
に、本半導体レーザ素子においてMQW活性層に平行方
向の放射角は10度、垂直方向の放射角は30度であ
り、放射光の楕円率においてもバルク活性層の活性層を
有する自励発振型の半導体レーザ素子と同等の値が得ら
れた。
雑音を測定すると、戻り光量0.001%から15%ま
で相対雑音強度−110dB/Hz以下の低雑音特性が
得られた。
素子は光学特性の良好な低電流低電圧駆動の自励発振型
の半導体レーザ素子を実現できた。
限定されるものではなく、実施の形態以外の層厚、Al
組成比、キャリア濃度においても、本発明の効果を有す
る限り適用可能である。実施の形態では、電流光閉じ込
め構造について、第2クラッド層近傍にリッジストライ
プを有する構造について述べたが、それ以外に第2クラ
ッド層近傍に溝埋め込みを有する構造においても、本発
明の効果を有する限り適用可能である。
びMBE法以外に、LPE法、ガスソースMBE法、A
LE(原子線エピタキシー)法においても、本発明の効
果を有する限り適用可能である。
QW活性層を有する自励発振型の半導体レーザ素子は、
MQW活性層の量子井戸層の層厚の合計を700Åより
大きくすることにより、ストライプ外部の量子井戸層の
可飽和吸収効果を増大させて、ストライプ外部への発光
分布の拡がりの増大を抑制することができる。その結
果、半導体レーザ素子の放射光の非点隔差増大及び楕円
率増大を抑制することができる。また、量子井戸層の層
厚の合計を1000Åより小さくすることにより、スト
ライプ外部の量子井戸層の可飽和吸収効果の増大に伴う
動作電流増大を抑制でき、全量子井戸層へのキャリヤ注
入不均一に伴う動作電圧の増大を抑制できる。
量子井戸層の層厚の合計を700Åより大きくし、10
00Åより小さくすることにより、非点隔差増大及び楕
円率増大に伴う光学特性悪化を防止でき、さらに動作電
流増大及び動作電圧増大を抑制でき、光学特性の良好な
低電流低電圧駆動の自励発振型MQW半導体レーザ素子
を実現することができる。
光閉じ込め手段に活性層より禁制帯幅が大きく、半導体
レーザ素子光の吸収の少ない電流光閉じ込め層を用い
る。それにより、光吸収はストライプ外部の可飽和吸収
が主体となるので、MQW活性層における利得飽和が起
こりにくくなり、動作電流の増大を抑制でき、低電流動
作が実現できる。
他の量子障壁層の禁制帯よりも小さくすることによっ
て、活性層における光吸収効率を高め、更に自励発振の
強度を強くして低雑音効果を実現することができる。
価屈折率差を所定の値とすることによって、さらに光学
特性の改善と低雑音の両立を実現することができる。
す図である。
性層のAl組成を示す図である。
を示す図である。
係を示す図である。
を示す図である。
を示す図である。
す図である。
図である。
ある。
活性層のAl組成を示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 半導体基板上に、第1導電型のクラッド
層と、活性層と、第2導電型のクラッド層を有し、 前記第2導電型のクラッド層はストライプ形状を有し、 前記ストライプ形状の両側部に電流光閉じ込め手段を有
し、 前記活性層は量子井戸層と量子障壁層とを交互に複数積
層した多重量子井戸活性層からなる自励発振型の半導体
レーザ素子において、 前記量子井戸層の層厚の合計が700Å以上1000Å
以下であることを特徴とする半導体レーザ素子。 - 【請求項2】 前記量子井戸層の層厚が60Å以上12
0Å以下であり、前記量子障壁層の層厚が30Å以上8
0Å以下であることを特徴とする請求項1に記載の半導
体レーザ素子。 - 【請求項3】 前記電流光閉じ込め手段は、前記活性層
よりも禁制帯幅の大きい第1導電型の電流光閉じ込め層
を有することを特徴とする請求項1乃至2に記載の半導
体レーザ素子。 - 【請求項4】 前記活性層は、前記第1導電型のクラッ
ド層側に下部量子障壁層を備え、前記第2導電型のクラ
ッド層側に上部量子障壁層を備え、 前記上部量子障壁層あるいは前記下部量子障壁層の少な
くとも一方が他の前記量子障壁層よりも禁制帯幅が小さ
いことを特徴とする請求項1乃至3に記載の半導体レー
ザ素子。 - 【請求項5】 前記ストライプ形状の層厚方向の等価屈
折率n1と、前記電流光閉じ込め手段の層厚方向の等価
屈折率n2との差Δn(=n1−n2)が、 3×10-3≦Δn≦7×10-3 であることを特徴とする請求項1乃至4に記載の半導体
レーザ素子。
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|---|---|---|---|
| JP31720296A JP3572157B2 (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 半導体レーザ素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31720296A JP3572157B2 (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 半導体レーザ素子 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10163561A true JPH10163561A (ja) | 1998-06-19 |
| JP3572157B2 JP3572157B2 (ja) | 2004-09-29 |
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ID=18085609
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP31720296A Expired - Fee Related JP3572157B2 (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 半導体レーザ素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3572157B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6563850B1 (en) | 1997-10-06 | 2003-05-13 | Sharp Kabushiki Kaisha | Light-emitting device and fabricating method thereof |
| JP2008021705A (ja) * | 2006-07-11 | 2008-01-31 | Nec Electronics Corp | 自励発振型半導体レーザとその製造方法 |
| US7358522B2 (en) | 2001-11-05 | 2008-04-15 | Nichia Corporation | Semiconductor device |
-
1996
- 1996-11-28 JP JP31720296A patent/JP3572157B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6563850B1 (en) | 1997-10-06 | 2003-05-13 | Sharp Kabushiki Kaisha | Light-emitting device and fabricating method thereof |
| US7358522B2 (en) | 2001-11-05 | 2008-04-15 | Nichia Corporation | Semiconductor device |
| US7667226B2 (en) | 2001-11-05 | 2010-02-23 | Nichia Corporation | Semiconductor device |
| JP2008021705A (ja) * | 2006-07-11 | 2008-01-31 | Nec Electronics Corp | 自励発振型半導体レーザとその製造方法 |
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| Publication number | Publication date |
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