JPH10165482A - カプセル充填装置 - Google Patents

カプセル充填装置

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JPH10165482A
JPH10165482A JP34059596A JP34059596A JPH10165482A JP H10165482 A JPH10165482 A JP H10165482A JP 34059596 A JP34059596 A JP 34059596A JP 34059596 A JP34059596 A JP 34059596A JP H10165482 A JPH10165482 A JP H10165482A
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capsule
cap
pocket
compressed air
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Teruyuki Kasahara
輝之 笠原
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Shionogi and Co Ltd
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Shionogi and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装填不良に起因する種々の不都合の発生を可
及的に防止して安定的に充填作業を行うことができ、長
時間に亘る無人連続運転を可能とするカプセル充填機を
提供する。 【解決手段】 下記構成(A)〜(D)の少なくとも一
の構成を有するカプセル充填機を提供する。 (A)カプセル収容部内の残留物を真空吸引により除去
する清掃部の吸引通路の途中にキャップ収容空間部を設
ける。 (B)上記トランスファープレートに誘導傾斜板と落下
防止プレートを設け、更に上記キャップディスクの内側
に装填不良カプセルの収容部を設ける。 (C)ガイド板の端縁部を面取りして滑らかな形状とす
る。 (D)圧空吹き出し孔からの供給ドラムの圧空流通路へ
の圧空噴出圧を調整して、一端部から数えて1番目のカ
プセルポケット上に乱流が生じないように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャップポケット
が形成されたキャップディスクとボディーポケットが形
成されたボディーセグメントとからなるカプセル搬送部
に方向規制した空カプセルを供給して、上記キャップポ
ケットとボディーポケットとからなるカプセル収容部に
上記空カプセルを収容し、該空カプセルをキャップとボ
ディーとに分離してそれぞれ上記キャップポケットとボ
ディーポケットとに収容して搬送し、薬剤充填部で上記
ボディーに薬剤を充填し、カプセル連結部で上記ボディ
ーとキャップとを連結した後、カプセル回収部で薬剤充
填済みのカプセルを上記カプセル収容部から取出して回
収することにより、カプセル剤を連続的に製造するカプ
セル充填機に関し、更に詳述すると、上記キャップディ
スクのキャップポケットと上記ボディーセグメントのボ
ディーポケットからなるカプセル収容部への空カプセル
の装填不良の発生を可及的に防止し、また装填不良とな
った空カプセルを充填機構部から確実に除去し、装填不
良に起因する種々の不都合の発生を可及的に防止して安
定的に充填作業を行うことができるカプセル充填機に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、キャップとボディーとからな
る硬カプセル内に薬剤を充填したカプセル剤は、キャッ
プとボディーとを仮連結させた空カプセルを、キャップ
を上、ボディーを下にした正立状態に方向規制して連続
的に供給するカプセル供給部と、供給された空カプセル
を整列状態で搬送するカプセル搬送部と、上記空カプセ
ルをキャップとボディーとに分離するカプセル分離部
と、分離した空カプセルのボディー内に薬剤を充填する
薬剤充填部と、上記キャップとボディーとを再び連結す
る連結部と、得られたカプセル剤を上記搬送部から取り
出して回収するカプセル回収部とを具備したカプセル充
填機により自動的に製造することが行われている。
【0003】このような従来のカプセル充填機として
は、図1,2に示したものを例示することができる。こ
のカプセル充填機は、図1,2に示されているように、
モータ等の駆動源(図示せず)が配設されていると共
に、装置を制御操作する操作部11を具備した基台1上
に、カプセル供給部2、カプセル分離部3、カプセル搬
送部4、薬剤充填部5、カプセル連結部6及びカプセル
回収部7が設けられたものである。
【0004】上記カプセル供給部2は、図1に示されて
いるように、キャップとボディーとを仮連結させた状態
の空カプセルを連続的に供給するホッパー21と、周面
に多数のカプセルポケットが形成された第1ドラム2
2,第2ドラム23及び第3ドラム(供給ドラム)24
からなる方向規制部とを具備しており、上記ホッパー2
1から空カプセルを上記第1ドラム22のカプセルポケ
ットに収容し、これを上記第2ドラム23のカプセルポ
ケットに移してこの第2ドラム23回転中に該カプセル
ポケット内でボディーを上にした倒立状態の空カプセル
を反転させてキャップを上にした正立状態に方向規制
し、これを上記第3ドラム(供給ドラム)24のカプセ
ルポケットに移して一旦全ての空カプセルをボディーを
上にした倒立状態とし、これをこの第3ドラム(供給ド
ラム)24から上記カプセル搬送部4に移すことによ
り、空カプセルをキャップを上にした正立状態で整列さ
せて上記カプセル搬送部4に連続的に供給するようにな
っている。
【0005】上記カプセル搬送部4は、図2〜5に示さ
れているように、多数のキャップポケット411が整列
して形成されたリング板状のキャップディスク41の下
側に多数のボディーポケット421が形成された複数の
ボディーセグメント42を配置したものであり、これら
キャップディスク41とボディーセグメント42とが同
期的に間欠回転するようになっている。そして、上記キ
ャップポケット411とボディーポケット421とで形
成されたカプセル収容部内に上記第3ドラム(供給ドラ
ム)24から空カプセルが供給されるようになってい
る。
【0006】第3ドラム(供給ドラム)24から上記カ
プセル収容部への空カプセルの供給は、図3〜5に示さ
れているように、第3ドラム(供給ドラム)24と上記
キャップディスク41との間に配設されたトランスファ
ープレート25を介して行われる。
【0007】即ち、上記第3ドラム(供給ドラム)24
と上記キャップディスク41との間には表裏貫通したト
ランスファーポケット251が多数整列して形成された
トランスファープレート25が進退運動可能に配設され
てる。このトランスファープレート25は上記第3ドラ
ム(供給ドラム)24の回転運動と同期して進退するよ
うになっていると共に、このトランスファープレート2
5の下面側には、シャッター26が配設されており、こ
のシャッター26により上記トランスファーポケット2
51の下端口が開閉するようになっている。
【0008】上記第3ドラム(供給ドラム)24のカプ
セルポケット241に収容されて上記トランスファープ
レート25上に運ばれた空カプセルAB(キャップAと
ボディーBとを連結したもの、以下同じ)は、図3,4
に示されているように、順次トランスファープレート2
5のトランスファーポケット251に移され、次いで図
5に示されているように、トランスファープレートが前
進する(図中、右側に移動する)ことによって上記キャ
ップディスク41上に運ばれ、該キャップディスク41
のキャップポケット411と上記ボディーセグメント4
2のボディーポケット421とからなるカプセル収容部
に移される。
【0009】この場合、上記第3ドラム(供給ドラム)
24の下側後方1/4部分がガイド板242により覆わ
れており、このガイド板242により上記カプセルポケ
ット241が閉塞され、内部に収容された空カプセルA
Bがトランスファープレート25に移される前に抜け落
ちるようなことがないようになっている。そして、図
3,4に示されているように、トランスファープレート
25の各トランスファーポケット251上でガイド板2
42が途切れて、カプセルポケット241が開放され、
空カプセルABがトランスファーポケット251に移さ
れるようになっている。
【0010】また、各カプセルポケット241は第3ド
ラム(供給ドラム)24に軸方向に沿って設けられた圧
空流通路243と連通しており、各カプセルポケット2
41がトランスファープレート25上に達したとき、該
圧空流通路243が供給ドラム24の軸方向一端側に設
けられた圧空吹き出し孔244と一致して該圧空流通路
243に圧空が供給され、該圧空により空カプセルAB
が各カプセルポケット241から押し出されると共に、
この空カプセルABを受け取る各トランスファーポケッ
ト251がトランスファープレート25の下側に配設さ
れた排気シュー252と一致して内部が吸引され、これ
により空カプセルABがカプセルポケット241からト
ランスファーポケット251に強制的に移動するように
なっている。なお、このときトランスファーポケット2
51の下端口は上記シャッター26によって空気流通状
態で閉じられた状態となっており、空カプセルABはト
ランスファーポケット251内に保持されるようになっ
ている。
【0011】そして、トランスファープレート25が前
進して空カプセルABを収容した各トランスファーポケ
ット251が上記キャップディスク41の各キャップポ
ケット411上に達すると、図5に示されているよう
に、上記シャッター26が移動して各トランスファーポ
ケット251の下端口が開放され各空カプセルABがキ
ャップディスク41の各キャップポケット411とボデ
ィーセグメント42のボディーポケット421とで形成
された各カプセル収容部内に投入されるようになってい
る。
【0012】なお、図面及び説明の便宜上、上記第3ド
ラム(供給ドラム)24のカプセルポケット241、上
記トランスファープレート25のトランスファーポケッ
ト251、上記キャップディスク41のキャップポケッ
ト411及び上記ボディーセグメント42のボディーポ
ケット421は、いずれも4個ずつしか示していない
が、いずれも同様のポケットが図中前後方向に10列形
成されており、即ち4個のポケットからなるポケット列
が図中前後方向(例えば、第3ドラム24にあっては軸
方向)に10列形成されており、各列において上記と同
様の動作が行われるようになっている。
【0013】次に、上記空カプセルABは、図5に示さ
れているように、上記各キャップポケット411とボデ
ィーポケット421とで形成された各カプセル収容部に
収容されると直ちにキャップAとボディーBとに分離さ
れる。即ち、キャップディスク41のキャップポケット
411は、その下部が小径に形成されて、空カプセルA
BのボディーBは通過し得るが、キャップAは通過でき
ないようになっており、この状態で上記ボディーセグメ
ント42の下側に配設されたカプセル分離用排気シュー
31によりカプセル収容部内を吸引し、これにより空カ
プセルABのボディーBがキャップAをキャップポケッ
ト411内に残してボディーポケット421内に吸引収
容され、空カプセルABがキャップAとボディーBとに
分離される。このように、空カプセルABは、トランス
ファープレート25からカプセル搬送部4に受け渡され
るとすぐにキャップAとボディーBとに分離されるよう
になっており、このトランスファープレート25からカ
プセル搬送部4への空カプセルABの受け渡し部分が上
記カプセル分離部3となっている。
【0014】このカプセル分離部3で分離されたキャッ
プAとボディーBは、それぞれ上記キャップポケット4
11,ボディーポケット421に収容された状態で上記
キャップディスク41及びボディーセグメント42が回
転することにより、分離不良カプセル排出部8(図1,
2では図示せず)を経て薬剤充填部5(図1,2参照)
へと搬送される。このとき、上記ボディーセグメント4
2が徐々に下方へと降下すると同時に外側へと移動し、
キャップディスク41の下面から下方へと所定間隔離間
すると共に、キャップディスク41の外周縁よりも外側
へと突出した状態となる。
【0015】上記分離不良カプセル排出部8では、キャ
ップディスク41とボディーセグメント42とが一旦停
止して、図6に示したように、これらの間にキャップポ
ケット411に対応したカプセル突き出しピン811が
突設されたカプセル排出アーム81が挿入された状態と
なり、図6(B)に示されているように、この状態で該
カプセル排出アーム81が上昇動して上記カプセル突き
出しピン811がキャップポケット411内に進入し、
上記カプセル分離部3でキャップAとボディーBとに分
離せずにキャップAとボディーBとが連結されたままの
状態でキャップポケット411内に保持された空カプセ
ルABを上方へと押し出して、キャップディスク41上
に配置された分離不良カプセル回収容器82内に回収す
るようになっている。そして、カプセル排出アーム81
が降下して上記カプセル突き出しピン811がキャップ
ポケット411から退出した後、キャップディスク41
及びボディーセグメント42が再び回転し、キャップA
及びボディーBが薬剤充填部5へと送られる。
【0016】薬剤充填部5は、図7に示したように、周
縁部に薬剤の充填量に応じた調量穴511が上記ボディ
ーセグメント42のボディーポケット421に対応して
形成された調量円盤51と、この調量円盤51の上記調
量穴511内に薬剤を押し込んで円柱状の薬剤成形物D
を成形する押し込みプランジャー(図示せず)と、上記
調量穴511内の薬剤成形物DをカプセルボディーB内
に充填する充填プランジャー52とを具備しており、図
7(A)に示されているように、キャップディスク41
の外周縁から外側へと突出したボディーセグメント42
上に重なって上記調量円盤51の周縁部が位置し、かつ
この調量円盤51周縁部の上方に上記充填プランジャー
52が位置するように配置されている。
【0017】この薬剤充填部5では、上記キャップディ
スク41及びボディーセグメント42の回転が一旦停止
して、図7に示されているように、上記押し込みプラン
ジャー(図示せず)により成形された薬剤成形物Dの充
填された上記調量円盤51の調量穴511がボディーセ
グメント42のボディーポケット421上に一致した状
態となり、図7(B)に示されているように、この状態
で充填プランジャー52が降下してその先端部が上記調
量穴511内に進入し、内部の薬剤充填物Dを調量穴5
11から押し出して、調量円盤51の下に位置したボデ
ィーセグメント42のボディーポケット421内に落と
し込み、これにより該ボディーポケット421内に保持
されているカプセルボディーB内に薬剤形成物Dが充填
されるようになっている。そして、この薬剤充填部5で
薬剤が充填されたカプセルのボディーBとキャップA
は、キャップディスク41及びボディーセグメント42
が再び回転することにより、カプセル連結部6へと搬送
される。このとき、上記ボディーセグメント42が徐々
に上昇すると同時に内側へと移動し、キャップディスク
41の下面に、ボディーセグメント42の上面が密着し
た状態となる。
【0018】上記カプセル連結部6は、図8に示したよ
うに、キャップディスク41の上面に近接して配設され
た押え板61と、該押え板61と対向してボディーセグ
メント42の下側に上下動可能に配設された連結プラン
ジャー62とから構成されている。
【0019】このカプセル連結部6では、上記キャップ
ディスク41及びボディーセグメント42の回転が一旦
停止して、図8に示されているように、上記押え板61
がキャップディスク41のキャップポケット411の上
端口を閉塞した状態となると共に、上記連結プランジャ
ー62がボディーセグメント42のボディーポケット4
21と一致した状態となり、この状態で連結プランジャ
ー62が上昇してその先端部がボディーセグメント42
のボディーポケット421内に下側から進入する。これ
により、ボディーポケット421内のカプセルボディー
Bが押し上げられ、キャップディスク41のキャップポ
ケット411内に進入し、該キャップポケット411内
のキャップAが上記押え板61により押さえられること
により、キャップAと薬剤が充填されたボディーBとが
連結され、所定の薬剤が充填されたカプセルAB(以
下、「カプセル剤AB」という)が得られる。そして、
このカプセル剤ABは、ボディーBの下端部がボディー
セグメント42のボディーポケット421内に挿入され
た状態でキャップディスク41のキャップポケット41
1内に保持され、キャップディスク41及びボディーセ
グメント42が再び回転することにより、カプセル回収
部7へと搬送される。
【0020】上記カプセル回収部7は、図9に示したよ
うに、上記キャップディスク41の上面から上記基台1
の外方に至る四角箱状の回収管71と、該回収管71の
基端部内に配置した押出し板731を進退させるエアー
シリンダー73と、上記ボディーセグメント42の下側
に上下動可能に配設された押し出しプランジャー72と
を具備している。この場合、上記回収管71は、キャッ
プディスク41の上面に近接した底壁一端部にキャップ
ディスク41のキャップポケット411に対応した回収
孔711が穿設されていると共に、この回収孔711が
形成された平坦な基端部より前方が下降傾斜しており、
回収孔711から回収管71内に回収されたカプセル剤
ABが上記エアーシリンダー73によって進退する押出
し板731により傾斜部へと押しやられ、自重により流
れていくようになっている。
【0021】このカプセル回収部7では、上記キャップ
ディスク41及びボディーセグメント42の回転が一旦
停止して、図9に示されているように、上記回収管71
の回収孔711がキャップディスク41のキャップポケ
ット411と一致した状態となると共に、上記押し出し
プランジャー72がボディーセグメント42のボディー
ポケット421と一致した状態となり、この状態で上記
押し出しプランジャー72が上昇し、その先端部がボデ
ィーセグメント42のボディーポケット421内に下側
から進入してカプセル剤ABを押し上げ、ボディーポケ
ット421及びキャップポケット411内から該カプセ
ル剤ABを排出させると共に、回収管71の回収孔71
1内に該カプセル剤ABを押し込み、更にカプセル剤A
Bを押し上げて回収管71内に該カプセル剤ABを排出
する。その後、押し出しプランジャー72が降下してそ
の先端部が回収孔711、キャップポケット411及び
ボディーポケット421から退出して初期状態に戻り、
空になったキャップポケット411及びボディーポケッ
ト241は、キャップディスク41及びボディーセグメ
ント42が回転することにより、清掃部(図示せず)を
経て図3〜5に示したカプセル分離部3へと戻り、上記
清掃部(図示せず)で内部が吸引清掃された後、再び第
3ドラム(供給ドラム)24からトランスファープレー
ト25を介して空カプセルABを受け取るようになって
いる。
【0022】このように、このカプセル充填機によれ
ば、連続的に供給される空カプセルをキャップを上にし
た正立状態に方向規制し、これをキャップとボディーと
に分離し、ボディに所定の薬剤を充填した後、再びキャ
ップとボディとを連結して所定の薬剤が充填されたカプ
セル剤を連続的に製造することができるものである。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のカプセル充填機は、空カプセルABを第3ドラム
(供給ドラム)24から上記キャップディスク41のキ
ャップポケット411とボディーセグメント42のボデ
ィーポケット421とで形成されたカプセル収容部に供
給する際や、空カプセルABをキャップAとボディーB
とに分離してそれぞれキャップディスク41のキャップ
ポケット411とボディーセグメント42のボディーポ
ケット421とに収容保持する際に、これらの装填不良
が発生する場合があり、この装填不良に起因して得られ
るカプセル剤に変形、割れ、空カプセル(薬剤未充填カ
プセル)、裂傷、ダブルキャップ、ダブルボディー等の
欠陥が発生し、また充填機を連続して運転することがで
きなくなる場合もある。
【0024】そこで、本発明者は、上記空カプセルの装
填不良について検討したところ、充填機の停止を要する
ような不都合を発生させる装填不良のパターンとして以
下の装填不良パターンがあることが分かった。
【0025】第1のパターンは、図10に示したよう
に、空カプセルの分離不良に起因する装填不良である。
即ち、上述のように、このカプセル充填機は、上記トラ
ンスファープレート25からキャップディスク41のキ
ャップポケット411とボディーセグメント42のボデ
ィーポケット421とで形成されたカプセル収容部に空
カプセルABを供給した直後に、カプセル分離用排気シ
ュー31の吸引により、空カプセルABをキャップAと
ボディーBとに分離するものであるが、この際図10
(A)(B)に示したように、このカプセル分離部3で
キャップAとボディーBとに分離せずにキャップAとボ
ディーBとが仮連結されたままの空カプセルABの状態
で次の工程に運ばれる場合がある。この場合、図10
(C)に示したように、通常はこのような分離不良カプ
セルABは、上述した分離不良カプセル排出部8で除去
されるが、図10(B)に示されているように、カプセ
ル分離部3から分離不良カプセル排出部8へと移動する
間にボディーB’がキャップA’から分離し、この分離
したボディーB’が所定のボディーポケット421に収
容されなかった場合、図10(C)に示されているよう
に、残ったキャップA’は分離不良カプセル排出部8で
は除去することはできず、そのままキャップポケット4
11内に残り、更にこれに連結されるカプセルボディー
がボディーポケット421に存在しないので、カプセル
回収部7でも除去されずに再び空カプセルの供給部へと
戻ってくる。その場合、図10(D)に示したように、
この分離不良キャップA’によって次に装填されるべき
空カプセルAB’の移行が妨げられ、装填不良が発生す
る。更に、特に図示していないが、この装填不良となっ
た空カプセルAB’はシャッター26に挟まれてそのま
まトランスファープレート25のトランスファーポケッ
ト251内に残り、第3ドラム(供給ドラム)24から
トランスファープレート25への空カプセルの移行を妨
げ、連鎖的に装填不良が発生して連続運転を行うことが
できなくなる。
【0026】また、第2のパターンは、第3ドラム(供
給ドラム)24からトランスファープレート25への空
カプセルの移行不良に起因する装填不良である。即ち、
図11(A)に示したように、第3ドラム(供給ドラ
ム)24のカプセルポケット241からトランスファー
プレート25のトランスファーポケット251に空カプ
セルABを移行させる際に移行不良の空カプセルAB’
が生じる場合があり、この不良空カプセルAB’がキャ
ップディスク41上に転がり落ち、図11(B)に示し
たように、この不良空カプセルAB’がトランスファー
プレート25とキャップディスク41との間に入り込む
と、この不良空カプセルAB’が次にトランスファープ
レート26から供給される空カプセルAB”の移行を妨
げ、装填不良を生じさせる。更に、この移行不良となっ
た空カプセルAB”は、図11(C)に示したように、
シャッター26に挟まれてそのままトランスファープレ
ート25のトランスファーポケット251内に残り、第
3ドラム(供給ドラム)24からトランスファープレー
ト25への空カプセルの移行を妨げ、連鎖的に装填不良
が発生して連続運転を行うことができなくなる。なお、
図11(A)の状態において、不良空カプセルAB’が
キャップディスク41上に転がり落ちずに装填不良のま
まトランスファープレート25上に残った場合は、この
不良空カプセルAB’が次の空カプセルが第3ドラム
(供給ドラム)24のカプセルポケット241からトラ
ンスファープレート25のトランスファーポケット25
1に移行するのを妨げ、その妨げられた空カプセルがキ
ャップディスク25上にこぼれ落ちるなどして、同様の
装填不良を発生させることとなる。
【0027】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、上記キャップディスクのキャップポケットと上記ボ
ディーセグメントのボディーポケットからなるカプセル
収容部への空カプセルの装填不良の発生を可及的に防止
し、また装填不良となった空カプセルを充填機構部から
確実に除去し、装填不良に起因する種々の不都合の発生
を可及的に防止して安定的に充填作業を行うことができ
るカプセル充填機を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、キャップとボディーとを仮連結させた状態
の複数の空カプセルをキャップを上にした正立状態に方
向規制して、供給ドラムの周面に形成されたカプセルポ
ケットに収容し、所定数の空カプセルをまとめて一旦ト
ランスファープレートのカプセルポケットに収容して、
キャップポケットが形成されたリング板状のキャップデ
ィスクとボディーポケットが形成された複数のボディー
セグメントとからなるカプセル搬送機構の上記キャップ
ディスク上に移動させ、各空カプセルを上記キャップポ
ケットとボディーポケットとからなるカプセル収容部に
収容し、該空カプセルをキャップとボディーとに分離し
てそれぞれ上記キャップポケットとボディーポケットと
に収容し、これらを上記キャップディスクとボディーセ
グメントとを間欠的に回転させることにより搬送し、薬
剤充填部で上記ボディーに薬剤を充填し、カプセル連結
部で上記ボディーとキャップとを連結した後、カプセル
回収部で薬剤充填済みのカプセルを上記カプセル収容部
から取出して回収することにより、カプセル剤を連続的
に製造するカプセル充填機において、下記(A)〜
(D)の少なくとも1つの構成を有することを特徴とす
るカプセル充填機を提供する。 (A)上記トランスファープレートから上記キャップポ
ケットとボディーポケットとからなるカプセル収容部へ
と空カプセルを移行させる前に、上記カプセル収容部内
の残留物を吸引除去する清掃部を設け、この清掃部によ
りカプセル収容部内に残留したキャップを吸引除去する
と共に、該清掃部の吸引通路の途中にキャップ収容空間
部を設ける。 (B)上記トランスファープレートの前端部に上記リン
グ板状のキャップディスクの内側へ向けて装填不良カプ
セルを誘導する誘導傾斜板を設けると共に、該トランス
ファープレートの両側縁部にそれぞれ装填不良カプセル
がトランスファープレートからキャップディスク上にこ
ぼれ落ちることを防止する落下防止プレートを設け、更
に上記キャップディスクの内側に装填不良カプセルの収
容部を設ける。 (C)上記供給ドラムの外周面に沿って配設された空カ
プセルの抜け落ちを防止するガイド板の端縁部を面取り
して滑らかな形状とし、空カプセルが上記供給ドラムの
カプセルポケットから上記トランスファープレートのカ
プセルポケットに移行する際に上記ガイド板端縁部に引
っかかることを防止する。 (D)上記供給ドラムに軸方向に沿って複数の圧空流通
路を設けると共に、この圧空流通路と連通する上記カプ
セルポケットを該圧空流通路に沿って複数個並べて形成
し、このカプセルポケットから上記トランスファープレ
ートのトランスファーポケットに上記空カプセルを移動
させる際に、上記供給ドラムの一端側に設けた圧空吹き
出し孔と上記圧空流通路の一端部とを一致させて、上記
圧空流通路に圧空を供給し、該圧空により供給ドラムの
カプセルポケットから空カプセルを押し出して、上記ト
ランスファープレートのトランスファーポケットに移動
させる機構を有し、かつ上記圧空吹き出し孔からの圧空
の噴出圧を、上記圧空流通路内の圧空が導入される一端
部から数えて1番目のカプセルポケット上に乱流が生じ
ないように設定すること。
【0029】即ち、本発明のカプセル充填機は、上述し
た従来のカプセル充填機と同様に、空カプセルをキャッ
プを上にした正立状態に方向規制して、キャップディス
クととからなるカプセル搬送部に供給し、このカプセル
搬送部でこの空カプセルを搬送しながら、該空カプセル
をキャップとボディーとに分離し、ボディーに薬剤を充
填した後、カプ上記ボディーとキャップとを連結し、こ
の薬剤充填済みのカプセルをカプセル搬送部から取出し
て回収することにより、カプセル剤を連続的に製造する
カプセル充填機において、上記(A)〜(D)の構成を
付加することにより、上述した装填不良の発生を可及的
に防止し、装填不良に起因する不都合の発生を防止し
て、安定的にカプセル剤の製造を行うことができるよう
にしたものであり、上記(A)の構成は上述した第1の
パターンによりキャップディスクのキャップポケット内
に残留した分離不良キャップを吸引除去して、この分離
不良キャップに起因する装填不良の発生を防止し、また
上記(B)〜(D)の構成は、上述した第2のパターン
により生じる装填不良を防止するもので、(B)の構成
は供給ドラムからトランスファープレートへ移行させる
際に生じた移行不良の空カプセルがキャップディスク上
に転がり落ちるのを防止し、(C)及び(D)の構成
は、供給ドラムからトランスファープレートへ空カプセ
ルを移行させる際の移行を確実ならしめ、移行不良カプ
セルの発生自体を防止するものである。
【0030】
【発明の実施の形態及び実施例】以下、本発明につい
て、実施例を示して具体的に説明する。この場合、以下
に示す実施例において上述した従来のカプセル充填機と
同様の構成部分については、上記と同一の参照符号を付
してその説明を省略する。
【0031】上記(A)の構成は、上述した第1のパタ
ーン、即ち、空カプセルの分離不良で生じる分離不良キ
ャップA’(図10参照)による装填不良の発生を防止
するためのものであり、この分離不良キャップA’が次
の空カプセルの装填を妨げる前に、該分離不良キャップ
A’を取り除くものである。
【0032】この(A)の構成について説明すると、従
来のカプセル充填機には、通常カプセル排出部7とトラ
ンスファープレート25からの空カプセル供給部との間
に、図12に示したように、キャップディスク41のキ
ャップポケット411とボディーセグメント42のボデ
ィーポケット421とからなるカプセル収容部内を吸引
により清掃する清掃部9が設けられており、この清掃部
9によりキャップポケット411内に残留した分離不良
キャップA’を吸引除去することは可能である。
【0033】即ち、上記清掃部9は、図12に示されて
いるように、ボティーセグメント42の下側から圧空噴
射ノズル95により圧空を噴射してカプセル収容物内の
残留物を押し出すと共に、キャップディスク41の上面
に近接して設けられた吸引シュー91でキャップディス
ク41のキャップポケット411を覆い、この吸引シュ
ー91内を吸引配管92を通して吸引することにより、
キャップポケット411とボディーポケット421とか
らなるカプセル収容部内の残留物を吸引除去して該カプ
セル収容部内を清掃するものであり、この清掃部9によ
りキャップポケット411内に残留した分離不良キャッ
プA’を吸引除去することも可能である。
【0034】しかしながら、この従来の清掃部9は本来
キャップポケット411とボディーポケット421とか
らなるカプセル収容部内に付着した薬剤粉末や塵,埃な
どを吸引除去するために設けられているものであり、カ
プセルのキャップを吸引除去するためのものではない。
このため、上記分離不良キャップA’を吸引除去する
と、吸引物が吸引装置(図示せず)へと吸い込まれて行
かないように吸引配管92の吸引通路921内に設けら
れたフィルター網93にこのキャップA’が捕捉され、
数個のキャップA’を捕捉した時点で上記吸引通路92
1が閉塞された状態となり、以後分離不良キャップA’
を吸引除去することができない上、通常の清掃にも支障
をきたすこととなってしまう。
【0035】そこで、本発明の上記(A)の構成は、上
記吸引配管92の吸引通路921内の一部に、分離不良
キャップA’を捕捉収容するためのキャップ収容空間部
を設けたものであり、例えば図13に示したように、上
記フィルター網93を吸引通路921内に斜めにして配
設し、少なくとも数十個のキャップA’を捕捉しても吸
引通路921を閉塞することのないキャップ収容空間部
94とし、このキャップ収容空間部94に分離不良キャ
ップA’を捕捉するようにするものである。
【0036】これにより、確実に分離不良キャップA’
をキャップディスク41のキャップポケット411から
除去して、上述した第1のパターンに起因する装填不良
の発生を防止することができ、しかも短時間で上記吸引
通路921が閉塞されてしまうようなこともなく、長時
間の連続運転にも良好に対応することができるものであ
る。
【0037】なお、図13は、上記構成(A)の一例を
示すものであり、キャップ収容空間部94は適宜変更し
て構成することができる。例えば、吸引通路921の一
部を大径に形成し、この大径部にキャップ収容空間部9
4を形成してもよく、また捕捉したキャップA’を取り
除くための開閉部をキャップ収容空間部94に設け、捕
捉したキャップA’を定期的に取り除くようにしてもよ
く、更にキャップ収容空間部94からキャップA’を連
続的又は随時外部へと排出する機構を設けることもでき
る。
【0038】次に、上記(B)の構成は、上述の図11
に示した第2のパターンによる装填不良の発生におい
て、空カプセルを供給ドラム24からトランスファープ
レート25へ移行させる際に生じた移行不良の空カプセ
ルAB’がキャップディスク41上に転がり落ちるのを
防止するものである。
【0039】即ち、上記トランスファープレートの前端
部に設けた誘導傾斜板と、該トランスファープレートの
両側縁部にそれぞれ設けた落下防止プレートとによっ
て、移行不良の空カプセルAB’がキャップディスク上
にこぼれ落ちるのを防止すると共に、この移行不良カプ
セルを上記誘導傾斜板により上記キャップディスクの内
側に設けた装填不良カプセルの収容部に誘導して回収す
るようにしたものであり、これによりこの移行不良カプ
セルによって図11に示したパターンの装填不良が発生
することを可及的に防止するものである。
【0040】この構成(B)として具体的な実施例とし
ては、図14に示した構成を例示することができる。即
ち、トランスファープレート25の前端部にリング状の
キャップディスク41の内側へと傾斜する誘導傾斜板2
52を取り付けると共に、該トランスファープレート2
5の両側縁部からそれぞれ上記誘導傾斜板252の両側
縁部中間部に至る落下防止プレート253を立設し、該
落下防止プレート253によって移行不良の空カプセル
AB’がキャップディスク41上にこぼれ落ちるのを防
止すると共に、この移行不良カプセルAB’を上記誘導
傾斜板252により上記キャップディスク41の内側に
設けた装填不良カプセルの収容部412に誘導して回収
するものである。なお、図14は上記構成(B)の一例
を示すものであり、上記誘導傾斜板252や落下防止プ
レート253の形状等は適宜変更することができる。
【0041】また、上記(C)の構成は、上述の図11
に示した第2のパターンによる装填不良の発生におい
て、空カプセルを供給ドラム24からトランスファープ
レート25へ移行させる際に空カプセルを確実にトラン
スファープレート25のトランスファーポケット251
に移行させることにより、移行不良による装填不良カプ
セルAB’の発生を防止し、この第2のパターンよる装
填不良の発生を可及的に防止するものである。
【0042】本発明者は、空カプセルを供給ドラム24
からトランスファープレート25へ移行させる際に移行
不良カプセルAB’が発生する機構について、検討を行
った結果、供給ドラム24の外周面に沿って配設された
空カプセルの抜け落ちを防止するためのガイド板242
の端縁部の形状が移行不良の発生に影響していることを
見い出した。即ち、図15に示したように、供給ドラム
24からトランスファープレート25への空カプセルA
Bの移行は、トランスファープレート25の各トランス
ファーポケット251上で上記ガイド板242が途切れ
て、カプセルポケット241が開放され、このカプセル
ポケット241から空カプセルABがトランスファーポ
ケット251に移動することにより行われるが、このと
き上記ガイド板242の端縁部に空カプセルAB’が引
っかかり、特に空カプセルAB’のキャップとボディー
との境目に形成される段差がガイド板242の端縁部に
引っかかって、該空カプセルAB’の姿勢が乱れ、移行
不良が生じ易いことが見い出された。
【0043】そこで、本発明の上記構成(C)では、図
16に示したように、上記ガイド板242の端縁部を面
取りして滑らかな形状とし、空カプセルABが上記供給
ドラム24のカプセルポケット241から上記トランス
ファープレート25のカプセルポケット251に移行す
る際に上記ガイド板242端縁部に引っかかることを防
止するようにしたものである。
【0044】更に、上記(D)の構成は、上記構成
(C)の場合と同様に、上述の図11に示した第2のパ
ターンによる装填不良の発生において、空カプセルを供
給ドラム24からトランスファープレート25へ移行さ
せる際に空カプセルを確実にトランスファープレート2
5のトランスファーポケット251に移行させることに
より、移行不良による装填不良カプセルAB’の発生を
防止し、この第2のパターンよる装填不良の発生を可及
的に防止するものである。
【0045】本発明者は、空カプセルを供給ドラム24
からトランスファープレート25へ移行させる際に移行
不良カプセルAB’が発生する機構について、検討を行
った結果、上記ガイド板242の端縁部の形状が移行不
良の発生に影響していることと共に、供給ドラム24の
圧空流通路内に圧空が導入される一端部から数えて1番
目のカプセルポケットに移行不良が多発することが見い
出された。
【0046】即ち、図17(A)に示したように、供給
ドラム24内には、軸方向に沿って複数(図では1つし
か示していない)の圧空流通路243が形成されてお
り、この圧空流通路243に沿って複数のカプセルポケ
ット241(図では10個)が該圧空流通路243と連
通した状態に設けられており、上述したように、この圧
空流通路243内に一端部から圧空を供給し、該圧空に
より空カプセルを各カプセルポケット241から強制的
に押し出すことにより、空カプセルをトランスファープ
レート25のトランスファーポケット251に移行する
ようになっているが、この場合圧空が導入される側から
数えて1番目のキャップポケット241aに収容した空
カプセルにトランスファーポケット251への移行不良
が発生し易いことが見い出された。そこで、この現象に
ついて更に検討を進めた結果、図17(B)に示したよ
うに、上記圧空流通路243にはこの圧空流通路243
よりも小径の圧空吹き出し孔から圧空が導入されるた
め、この吹き出し孔近くでは圧空の吹き出しによる乱流
が発生し、この乱流のために1番目のカプセルポケット
241aから空カプセルが良好に押し出されず、これが
移行不良(装填不良)の原因となっていることが見い出
された。
【0047】そこで、本発明の上記(D)の構成は、上
記圧空流通路243への圧空の噴出圧を調整することに
より、上記圧空流通路243内の圧空が導入される一端
部から数えて1番目のカプセルポケット241a上に乱
流が生じないようにするものであり、これにより空カプ
セルをカプセルポケット241から良好に押し出し、確
実にトランスファープレート25のトランスファーポケ
ット251に移行させることができるものである。
【0048】この場合、上記圧空噴出圧の調整は、図1
8に示したように、圧空が供給される一端部から数えて
1番目のカプセルポケット241a上に乱流を生じるこ
とがなく、かつ圧空により各カプセルポケット241
(含む241a)内の空カプセルを効果的に押し出すこ
とができる圧力とされ、圧空流通路243の内径d1
圧空吹き出し孔の内径d2、圧空吹き出し孔から1番目
のカプセルポケット241aまでの距離e、及び1列の
キャップポケットの総断面積sなどに応じて適宜設定さ
れるものであるが、具体的には例えば、d1=10〜1
4mm、d2=2〜4mm、e=20〜30mm、s=
1700〜2380mm2の供給ドラム24の場合、
0.8〜1.4kg/cm2、好ましくは0.2〜0.
6kg/cm2に調整するものであり、これにより圧空
吹き出し孔から1番目のカプセルポケット241a上に
乱流が生じることなく、しかも各カプセルポケット24
1(含む241a)内の空カプセルを効果的に押し出し
て、確実にトランスファープレート25のトランスファ
ーポケット251に移行させることができ、装填不良の
発生を効果的に防止することができる。
【0049】本発明のカプセル充填機は、上記構成
(A)〜(D)の少なくとも一の構成を有するものであ
るが、好ましくは上記構成(A)〜(D)の全てを設け
ることが好ましく、これにより極めて効果的に装填不良
の発生を防止し、長時間に亘り無人連続運転を実施する
ことが可能となる。また、上記構成(A)〜(D)は、
いずれも非常に簡易に構成することができ、上述した従
来のカプセル充填機に簡単に設けることができるので、
低コストで極めて高い効果を得ることができるものであ
る。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカプセル
充填機によれば、装填不良に起因する種々の不都合の発
生を可及的に防止して安定的に充填作業を行うことがで
き、長時間に亘る無人連続運転を可能とするものであ
る。また、本発明のカプセル充填機は、従来のカプセル
充填機を改良することにより容易に構成することがで
き、低コストで極めて高い効果を得ることができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のカプセル充填機を示す概略側面図であ
る。
【図2】同充填機を示す概略平面図である。
【図3】同充填機のカプセル搬送部及びカプセル分離部
を示す概略図である。
【図4】同カプセル搬送部及びカプセル分離部を示す概
略図である。
【図5】同カプセル搬送部及びカプセル分離部を示す概
略図である。
【図6】同充填機の分離不良カプセル排出部を示す概略
図である。
【図7】同充填機の薬剤充填部を示す概略図である。
【図8】同充填機のカプセル連結部を示す概略図であ
る。
【図9】同充填機のカプセル回収部を示す概略図であ
る。
【図10】装填不良が発生する第1のパターンを説明す
る説明図である。
【図11】装填不良が発生する第2のパターンを説明す
る説明図である。
【図12】従来の清掃部を示す概略図である。
【図13】本発明の構成(A)の一例を示す概略図であ
る。
【図14】本発明の構成(B)の一例を示す概略図であ
る。
【図15】従来のガイド板による装填不良の発生を説明
する概略図である。
【図16】本発明の構成(C)の一例を示す概略図であ
る。
【図17】従来の圧空流通路を示す概略図である。
【図18】本発明の構成(D)を説明する概略図であ
る。
【符号の説明】
24 第3ドラム(供給ドラム) 241 カプセルポケット 242 ガイド板 243 圧空流通路 244 圧空吹き出し孔 25 トランスファープレート 251 トランスファーポケット 252 誘導傾斜板 253 落下防止プレート 3 カプセル分離部 4 カプセル搬送部(カプセル搬送機構) 41 キャップディスク 411 キャップポケット 412 装填不良カプセル収容部 42 ボディーセグメント 421 ボディーポケット 5 薬剤充填部 6 カプセル連結部 7 カプセル回収部 9 清掃部 921 吸引通路 94 キャップ収容空間部 A キャップ B ボディー AB 空カプセル又はカプセル剤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャップとボディーとを仮連結させた状
    態の複数の空カプセルをキャップを上にした正立状態に
    方向規制して、供給ドラムの周面に形成されたカプセル
    ポケットに収容し、所定数の空カプセルをまとめて一旦
    トランスファープレートのカプセルポケットに収容し
    て、キャップポケットが形成されたリング板状のキャッ
    プディスクとボディーポケットが形成された複数のボデ
    ィーセグメントとからなるカプセル搬送機構の上記キャ
    ップディスク上に移動させ、各空カプセルを上記キャッ
    プポケットとボディーポケットとからなるカプセル収容
    部に収容し、該空カプセルをキャップとボディーとに分
    離してそれぞれ上記キャップポケットとボディーポケッ
    トとに収容し、これらを上記キャップディスクとボディ
    ーセグメントとを間欠的に回転させることにより搬送
    し、薬剤充填部で上記ボディーに薬剤を充填し、カプセ
    ル連結部で上記ボディーとキャップとを連結した後、カ
    プセル回収部で薬剤充填済みのカプセルを上記カプセル
    収容部から取出して回収することにより、カプセル剤を
    連続的に製造するカプセル充填機において、下記(A)
    〜(D)の少なくとも1つの構成を有することを特徴と
    するカプセル充填機。 (A)上記トランスファープレートから上記キャップポ
    ケットとボディーポケットとからなるカプセル収容部へ
    と空カプセルを移行させる前に、上記カプセル収容部内
    の残留物を吸引除去する清掃部を設け、この清掃部によ
    りカプセル収容部内に残留したキャップを吸引除去する
    と共に、該清掃部の吸引通路の途中にキャップ収容空間
    部を設ける。 (B)上記トランスファープレートの前端部に上記リン
    グ板状のキャップディスクの内側へ向けて装填不良カプ
    セルを誘導する誘導傾斜板を設けると共に、該トランス
    ファープレートの両側縁部にそれぞれ装填不良カプセル
    がトランスファープレートからキャップディスク上にこ
    ぼれ落ちることを防止する落下防止プレートを設け、更
    に上記キャップディスクの内側に装填不良カプセルの収
    容部を設ける。 (C)上記供給ドラムの外周面に沿って配設された空カ
    プセルの抜け落ちを防止するガイド板の端縁部を面取り
    して滑らかな形状とし、空カプセルが上記供給ドラムの
    カプセルポケットから上記トランスファープレートのカ
    プセルポケットに移行する際に上記ガイド板端縁部に引
    っかかることを防止する。 (D)上記供給ドラムに軸方向に沿って複数の圧空流通
    路を設けると共に、この圧空流通路と連通する上記カプ
    セルポケットを該圧空流通路に沿って複数個並べて形成
    し、このカプセルポケットから上記トランスファープレ
    ートのトランスファーポケットに上記空カプセルを移動
    させる際に、上記供給ドラムの一端側に設けた圧空吹き
    出し孔と上記圧空流通路の一端部とを一致させて、上記
    圧空流通路に圧空を供給し、該圧空により供給ドラムの
    カプセルポケットから空カプセルを押し出して、上記ト
    ランスファープレートのトランスファーポケットに移動
    させる機構を有し、かつ上記圧空吹き出し孔からの圧空
    の噴出圧を、上記圧空流通路内の圧空が導入される一端
    部から数えて1番目のカプセルポケット上に乱流が生じ
    ないように設定すること。
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JP6749615B2 (ja) 容器供給装置

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