JPH10165576A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JPH10165576A
JPH10165576A JP35288196A JP35288196A JPH10165576A JP H10165576 A JPH10165576 A JP H10165576A JP 35288196 A JP35288196 A JP 35288196A JP 35288196 A JP35288196 A JP 35288196A JP H10165576 A JPH10165576 A JP H10165576A
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JP
Japan
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ball
opening
winning
closing
start switch
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JP35288196A
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English (en)
Inventor
Toshihito Kishi
稔人 岸
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Maruhon Industry Co Ltd
Original Assignee
Maruhon Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開放作動サイクル中にあっては、始動スイッ
チがオン作動しても、これを有効としない検知無効時間
が生じるパチンコ機において無効球の発生を防止する。 【解決手段】 始動口61へ入賞した遊技球を一時滞留
させた後に、始動スイッチ側に玉を送給する始動遅延装
置60を備え、該始動遅延装置60により、始動スイッ
チが連続的にオンした場合の、最短オン間隔時間Tが、
開放作動サイクルの時間tC よりも長くなるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周壁によって囲繞される作動空隙に、普
通入賞領域と特定入賞領域とを具備し、かつ周壁に作動
空隙と連通する大入賞口が形成されると共に、その大入
賞口を開閉する開閉駆動装置を具備する入賞装置を備
え、かつ周壁に作動空隙と連通する大入賞口が形成され
てなる入賞ケースの、その大入賞口を開閉翼片で遮蔽す
ると共に、該開閉翼片を開放位置と遮蔽位置とに変換す
る開閉駆動装置を備えた入賞装置を備えたものは種々提
案されている。この入賞装置にあっては、遊技盤面に設
けられた始動口に球が流入すると、前記開閉駆動装置が
駆動されて開閉翼片が開放位置に変換されると共に、そ
の開放により大入賞口から作動空隙に流入した球が特定
入賞領域を通過すると、開閉駆動装置により開閉翼片が
連続開閉作動、または所定時間開放作動からなる大当り
作動が発生し、遊技者に所定の利益が供与される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の入賞装置を備え
たパチンコ機において、開閉翼片の開閉作動と、球の特
定入賞領域又は普通入賞領域への通過作動を確動的に行
ない得るようにあらかじめ開放作動サイクルが設定され
ており、この開放作動サイクル中にあって、始動スイッ
チがオン作動しても有効とはならない。尚、この開放作
動サイクルは、始動口に球が入って、その始動スイッチ
がオン作動してから、開閉翼片が開放するまでのインタ
ーバル時間,開放時間,及び開閉翼片閉鎖後の特定領域
への球通過を有効とする時間により構成される。
【0004】ところで、このように、開放作動サイクル
中での始動スイッチのオン作動を無効とされると、せっ
かく始動口に球が入っても入賞装置が開閉駆動しない場
合が頻発することとなり、遊技者の失望感を醸成して、
遊技への興味を喪失させる結果となる。因に、これを解
決する手段として、始動スイッチのオン回数を記憶保持
して、順次実行することも考えられるが、このような手
段は、法規定上認められていない。本発明は、上述の無
効球の発生を防止して、遊技の興趣を向上させることを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述のよう
に、開閉駆動装置の開放作動サイクル中にあって、前記
始動口へ連続して入賞した遊技球のうち、少なくとも後
に入った遊技球を、一時滞留させた後に、始動スイッチ
側に球を送給する始動遅延装置を備え、該始動遅延装置
により、始動スイッチが連続的にオンした場合の、最短
オン間隔時間Tが、開放作動サイクルの時間よりも長く
なるようにしたことを特徴とするものである。
【0006】かかる構成にあって、始動口に球が連続的
に入った場合には、2番目以降の球は始動遅延装置によ
り一時滞留される。そして、この一時滞留により最短の
オン間隔時間Tが定まると共に、該オン間隔時間Tを開
放作動サイクルよりも長くすることにより、該開放作動
サイクル中には始動スイッチの新たなオン作動が発生す
ることはなく、このため、オン作動は常に有効なものと
なって、無駄球が無くなる。
【0007】ここで前記始動遅延装置を、始動口と、始
動スイッチとの間に、周縁に球支持孔を備えた回転体を
配設して、該回転体を一方向へ連続又は断続回転させ、
その回転に伴い、該球支持孔が、前記始動口と上下方向
で合致する捕捉位置から、始動スイッチへの連通口と前
後方向で合致する放出位置を経由して巡回するようにし
て構成し、該球支持孔が放出位置から、次に放出位置に
到達するまでの移動時間によって最短オン間隔時間Tを
規定するようにしたものが提案される。
【0008】かかる構成にあっては、回転体の回転速度
により、最短オン間隔時間Tを調整することができ、容
易に最短オン間隔時間Tを開放作動サイクルよりも長く
することができる。
【0009】また、前記始動遅延装置と連通する始動口
を、入賞口が球の入り易い位置と、入りにくい位置とに
変換される入賞装置の、その入賞口により構成しても良
い。
【0010】ところで、始動口に球が連続的に入った場
合には、2番目以降の球は始動遅延装置により一時滞留
して、最短オン間隔時間Tを発生させるものであるが、
遊技の進行を迅速とするために、1番目の球は、なるべ
く早く、始動スイッチをオン作動させるようにして、大
入賞口が開放されることが望ましい。
【0011】そこで、前記放出位置が、前記捕捉位置か
ら回転方向へ0°から90°の角度範囲内で偏位した角
度位置とすると共に、回転体を、常時は球支持孔が捕捉
位置に合致する位置で停止するようにし、入賞球が始動
口に入ると、球支持孔が捕捉位置に復帰するまで回転す
るようにする。尚、連続して入賞球が入った場合には、
連続回転することとなる。これにより、最初に入った球
は、捕捉位置からの角度が90°以下であるため、放出
位置に比較的早く到達する。そして、次に入った球は、
この間、回転体の周面に支持される。このため、前の球
が放出位置から、一回転して、再び放出位置まで到達す
るまでは、次の始動スイッチがオンしないことになる。
【0012】この構成にあって、捕捉位置と、放出位置
を合致するようにしても良い。この場合には、最初に入
賞した球は、そのまま放出されて、始動スイッチをオン
することとなる。この構成にあっては、始動スイッチに
よる球検知に伴って、回転体を回動させるようにしても
良い。
【発明の実施の形態】添付図面について本発明の一実施
例を説明する。図1は、パチンコ機1の正面図であっ
て、機枠2の図示しない下部には球受皿と、球発射用の
回転式ハンドル等が設けられる。また遊技盤3の盤面中
央には本発明に係る入賞装置10が配設される。
【0013】一方、前記入賞装置10の下方には始動口
61を備える始動遅延装置60が配設される。この始動
口61は、その球流入に伴って、後述する開閉翼片1
6,16のソレノイドからなる開閉駆動装置18(図
3,4参照)を1回駆動する。この始動遅延装置60
は、本発明の要部を構成するものであり、後述する。そ
の他、遊技盤3には種々の入賞口が設けられている。ま
た入賞装置10の最上部にも一般入賞口5が設けられて
いる。
【0014】次に入賞装置10について説明する。11
は入賞ケースであって、その中央部に側壁12,12及
び底滞留部22等の周壁に囲繞された奥に深い方体状作
動空隙13が形成されている。該作動空隙13上には天
井片14上を傾斜案内とする大入賞口15が設けられ、
大入賞口15の両側に軸17により起立した遮蔽位置
(図2鎖線位置)と、外方へ傾斜する開放位置(図2実
線位置)とに傾動可能に枢支された開閉翼片16,16
が配設される。この開閉翼片16,16は、入賞ケース
11の背部に設けられたソレノイド等からなる開閉駆動
装置18によって上述の二位置に変換制御される。
【0015】また前記大入賞口15上には、液晶表示装
置等からなる判定図柄表示装置19が配設されている。
この判定図柄表示装置19は、大当り作動の開始と共に
図柄を変動させ、停止していずれかの図柄を表示し、そ
の図柄内容により、大当りの連続回数を決定する。ま
た、大当り中にはその連続回数を表示する。
【0016】前記入賞ケース11の基板部の両側には、
前記大入賞口15と連通する側路20,20が配設さ
れ、該側路20,20の出口を作動空隙13の底滞留部
22に開口部20a(図3参照)により連通させてい
る。従って、大入賞口15に流入した球は、側路20,
20により底滞留部22に案内されることとなる。また
前記側路20,20内には、10カウントスイッチ21が
夫々配設されている。
【0017】一方、前記入賞ケース11の背部には装着
ケース23が固定されている。そして、前記作動空隙1
3は奥深く形成され、その内部に下部接線方向に前記底
滞留部22がほぼ位置するようにして円筒形移送体25
が軸26により左右方向に支持される。この移送体25
の周面の内側には五個の永久磁石27が内蔵されてい
る。すなわち、移送体25の幅は球の直径の5倍相当で
あり、180度位相の違う位置で一個置きに二個及び三
個の磁石27が列設され、後述するように幅方向に流入
した球を磁石27で吸着可能とするようにしている。
【0018】そして、前記底滞留部22には、賞品球を
発生さる球流出樋と連通する球入賞孔28が形成され、
該球入賞孔28を下部可動ストッパ30で遮蔽するよう
にしている。
【0019】前記作動空隙13の内奥には、移送体25
の上部接線方向にほぼ沿って、上部棚台31が形成さ
れ、さらにその奥に横溝状の普通入賞領域32が形成さ
れる。この普通入賞領域32は賞品球を発生さる球流出
樋と連通している。また普通入賞領域32上には、該普
通入賞領域32を部分的に覆うように左右方向に移動す
る受樋状の特定入賞領域33が配設され、該特定入賞領
域33に流入した球を特別入賞状態を生じさせる球流入
口に案内するようにしている。
【0020】さらに前記移送体25の上部の背後には、
装着ケース23の天井面に上部可動ストッパ36が軸3
7で支持され、その垂下状態を遮蔽状態として球の後方
移動を阻止し、図2で示すように、前記移送体25の上
部に左右方向に5個一列のみの球の滞留を可能として、
球待機領域sを形成するようにしている。
【0021】次に各駆動機構につき説明する。前記移送
体25は、図5で示すように、駆動モータ40の駆動力
を歯車列41を介して作用させることにより、矢線のよ
うに時計方向へ常時回転させている。この回転速度は、
後述するように、開閉翼片16,16の開閉作動、大当
り作動等に対応して、低速回転と高速回転とに変換され
得る。
【0022】前記下部可動ストッパ30の駆動は、図3
で示すように前記装着ケース23の底面に固定されたソ
レノイド43のロッドの端部に下部可動ストッパ30が
固定され、ソレノイド43の駆動により前記球入賞孔2
8を開放する位置と、遮蔽する位置(図3)とに変換す
ることにより制御される。
【0023】前記特定入賞領域33の幅方向移動は、図
7,8で示すように前記装着ケース23の背面に固定さ
れた駆動モータ44の駆動軸に、該軸と偏心させて回動
軸46を設け、該回動軸46を前記駆動軸を中心として
一方向移動させると共に、前記回動軸46を案内軸4
5,45に沿って左右方向へ移動可能としたスライド板
47の中央部に形成した縦孔48に挿入し、而して前記
回動軸46の回転をスライド板47の幅方向移動に変換
するようにして行なわれる。そして、フォトセンサ49
により特定入賞領域33が中央に位置したときに、駆動
モータ44を駆動停止するようにしている。
【0024】前記上部可動ストッパ36は、前記装着ケ
ース23の天板上に固定したソレノイド50のロッドの
先端を軸37から少し偏心した連係軸51に連結し、そ
の前後移動により軸37を中心として上部可動ストッパ
36を傾動することにより、図3の垂直位置(遮蔽位
置)と、同図矢線方向に移動して開放位置とに変換され
る。そして、前記垂直位置で、上述したように移送体2
5の上部に球が五個滞留可能な球待機領域sを形成して
いる。
【0025】かかる構成につき、その作動を説明する。
常態では、前記下部可動ストッパ30及び上部可動スト
ッパ36が開放位置となる第三の位置となっており、前
記移送体25が低速回転でその前部が上方へ移動する時
計方向回転を生じ、さらに、駆動モータ44の駆動によ
り、前記特定入賞領域33は幅方向へ往復移動してい
る。
【0026】そして遊技盤面3に設けられた始動口の始
動口61に打ち球が流入すると、前記開閉駆動装置18
が、後述する開放作動サイクルに従って約0.5 秒間開放
位置に変換される。そして次の打ち球が開閉翼片16,
16に案内されて球が大入賞口15から流入すると、前
記側路20,20を経由して、10カウントスイッチ21
により球検知され、これに伴って、ソレノイド43が駆
動して下部可動ストッパ30が球入賞孔28を遮断する
第一の位置となり、球は作動空隙13の底滞留部22の
下部可動ストッパ30上に案内される。このとき前記移
送体25は高速回転し、前記磁石27が当該球位置と一
致したときに、球xは永久磁石27により移送体25の
外周面に吸着され、その回動とともに上方へ移送され
る。そして上部可動ストッパ36は開放位置となってお
り、後方へさらに転動し、普通入賞領域32または往復
移動している特定入賞領域33のいずれかに入る。そし
て特定入賞領域33内に捕捉されると大当りとなり、該
大当り作動が次の通り開始される。またこのとき判定図
柄表示装置19にいずれかの図柄が表示され、その図柄
の内容により、大当り作動の連続回数が選定される。
【0027】すなわち前記開閉駆動装置18により開閉
翼片16,16が連続開閉操作を生じる。(尚、所定時
間開放としても良い。)そしてこの大当り中は、前記下
部可動ストッパ30は遮蔽位置に維持され、かつソレノ
イド50が駆動して上部可動ストッパ36が天井から垂
下した遮蔽位置となる第二の位置となり、かつ移送体2
5の回転速度は低速回転となる。またこのとき、特定入
賞領域33は中央位置で停止する。
【0028】この開閉作動中に流入した球xは、図3、
5で示すように前記下部可動ストッパ30上に一旦待機
し、さらに前記移送体25の回転に伴って磁石27によ
り吸着され、上部可動ストッパ36により後方転動を妨
げられて、球待機領域sに滞留する。さらに球xの流入
と共に、この作動を繰り返し、球待機領域sには最高5
個の球が滞留することとなる。そして続いて円筒形移送
体25の表面で移送された球は既に球待機領域sが他の
球xにより占領されているから、行き場を失い、落下し
て下部可動ストッパ30上に戻り、再び移送体25周面
に吸着されて再上昇する。すなわち、上述のように開閉
翼片16,16の開閉作動が終了するまで、移送体25
の前面で、球xの上昇と落下という変化に富んだ運動が
繰り返されることとなる。
【0029】そして、前記開閉翼片16,16の開閉作
動が満了すると、移送体25の回転が停止し、同時に下
部可動ストッパ30が退避して、球入賞孔28が開口す
ると共に、前記上部可動ストッパ36も後方へ傾動して
開放位置となる(第3の位置)。このため、図6で示す
ように、下部可動ストッパ30上に滞留していた球が一
斉に球入賞孔28を流下すると共に、球待機領域sに待
機した最大5個の球が一斉に後方へ移動する。そして中
央に停止している特定入賞領域33に流入するか、また
は普通入賞領域32に落下することとなる。このとき球
はほぼ並んで、後方へ転動するから、特定入賞領域33
への捕捉率が向上することとなる。
【0030】この特定入賞領域33への球の流入によ
り、再び大当り作動を生じる。この大当りの連続作動
は、判定図柄表示装置19の表示図柄により決定され
る。その説明は省略する。
【0031】そして開閉翼片16,16の開閉動作の最
終回は、下部可動ストッパ30はその遮蔽状態を維持し
ながらも、移送体25は高速回転となり、各装置は常態
時の動作に復帰することとなる。
【0032】これらの作動制御は、中央制御装置等から
成る制御装置により容易に実行されると共に、該制御装
置により、開放作動サイクルのタイミング制御がなされ
る。そのタイミング制御を図12のタイムチャート図に
従って説明する。
【0033】すなわち、始動口61に球が入ると、始動
口61と連通する始動スイッチがオン作動する。このオ
ンの直後に、開放作動サイクルが実行される。この開放
作動サイクルは、始動口に球が入って、その始動スイッ
チがオン作動してから、開閉翼片が開放するまでのイン
ターバル時間t1 ,開放時間t2 及び開放時間t2 経過
後の有効時間t3 に区分けされて構成される。尚、特定
領域へ球が通過した場合にこれを有効とする時間は(開
放時間t2 +有効時間t3 )である。ここで、例えば、
1 =1.5秒,t2 =0.5秒,t3 =3.5秒と
し、開放作動サイクルの時間tc =5.5秒とされる。
【0034】尚、これらの時間設定は、法規定等により
設定され、従って、インターバル時間t1 =0の場合も
あり得る。
【0035】ところで、この開放作動サイクル中に、始
動スイッチがオンとなった場合には、当たり作動を確動
的に行なわれるようにしたり、又は法規制に従う等の理
由により、該オン作動は無効となる。
【0036】そこで、本発明にあっては、始動遅延装置
60により、最短オン間隔時間Tを発生させ、前記開放
作動サイクル中に始動口61に球が入っても、該球を待
機させて、始動スイッチがオンとはならないようにして
いる。すなわち、最短オン間隔時間(T)≧開放作動サ
イクル時間(tc )の関係となるようにしている。
【0037】次に、係る始動遅延装置60の構成を図9
に従って説明する。この始動遅延装置60は、装着ケー
ス63と回転体65とからなる作動器62と、該作動器
62上に配置されて、作動器62に球を案内すると共に
その上端をの始動口61とする球案内路70とで構成さ
れる。
【0038】ここで作動器62の装着ケース63は、円
環状の囲繞部64を備え、その内側を装着空隙としてお
り、該装着空隙に回転体65を枢支している。また囲繞
部64の上部には開口が形成され、開口の両側で、囲繞
部64を垂直に折り返して、該折り返し端間で、球待機
部66を形成している。さらには球待機部66の上部で
両側に釘列71,71を設けて、該釘列71,71間を
球待機部66に球を案内する球案内路70とし、該球案
内路70の上端を始動口61としている。
【0039】さらに、前記回転体65は、その周面に球
支持孔67が形成されている。また、前記装着ケース6
3の装着空隙の内奥には連通口68が形成されている。
この連通口68は入賞通路と連通し、該入賞通路に始動
スイッチが設けられる。そして回転体65を駆動モータ
(図示せず)により一定速度で、常時右回転とし、前記
球支持孔67が球待機部66に合致した位置で、該球待
機部66に待機していた球が球支持孔67に捕捉され
る。またこの球支持孔67内に入った球は、回転1体6
5の回転と共に、円周方向へ移動し、該球支持孔67が
連通口68に合致すると、該連通口68に放出されるこ
ととなる。すなわち、前記球待機部66は、本発明にお
ける球の捕捉位置となり、前記連通口68は、同じく球
の放出位置となる。
【0040】このため、前記始動口61に入った球は、
直に始動スイッチをオン作動することはなく、少なくと
も前記球待機部66で、球支持孔67に入って、連通口
68に移送されるまでの時間が経過した後に、オン作動
する。すなわち球支持孔67の回転速度によって最短オ
ン間隔時間Tが規定されることとなる。そこで、その回
転速度を適宜に選定して、前記球支持孔67が球支持孔
67の位置から連通口68の位置まで移行する時間を調
整することにより、該T≧tc の関係が成立するように
する。
【0041】而して、開放作動サイクル中に始動スイッ
チがオン作動することはなく、多数の球が始動口61に
入った場合には、図9で示す球yのように、球支持孔6
7で、回転体65の周面に支持されて待機すると共に、
それ以降に入った球も、球y上で球案内路70内に待機
することとなる。
【0042】かかる構成の始動遅延装置60にあって、
上述したように、開放作動サイクルの時間tc =5.5
秒とすると、前記回転体65の一回転の所要時間(最短
オン間隔時間T)を、例えば6秒以上とすることによ
り、連通口68に球が入ってから、6秒以上経て、開放
作動サイクルの時間tc が確実に経過した後に、初めて
連通口68への球供給が可能となる。従って、無効球の
発生がない。
【0043】かかる構成の始動遅延装置60にあって
は、前記回転体65の回転速度を調整することにより、
最短オン間隔時間Tを随意に設定することができ、この
ため開放作動サイクルの時間tc を変更する場合にあっ
ても、T≧tc の関係を容易に維持することができる。
尚、このように、回転体65は、その一回転により、最
短オン間隔時間(T)を発生させるものであるから、必
ずしも、定速回転である必要はなく、一回転中におい
て、種々の速度変動が許容される。
【0044】また、球は回転体65の周面に支持されて
球待機部66で待機することとなるから、装着ケース6
3の前面を透明にすることにより、該球待機部66に位
置する球を確認することができ、始動口61に入った球
によって、確実に開閉翼片16,16の開放作動が発生
し得ることが容易に理解され、遊技者に信頼感を与える
ことができる。また、回転体65の回転に伴う、球の受
渡と、搬送により作動が動的となって、変化に富んだ始
動球発生形態を実現できる。
【0045】図10,11は、他の構成の始動遅延装置
80を示すものである。すなわち、この構成にあって
は、作動器62上に、入賞口が球の入り易い状態と、入
りにくい状態とに変換される入賞装置82を設け、その
入賞口により始動口81を構成したものである。この作
動器62は上述と同様の構成であり、共通部分には同じ
符号を付して説明を省略する。
【0046】かかる構成にあって、前記囲繞部64の球
支持孔67の両側に位置する折り返し端を上方に延長
し、かつその内面を上方へ拡開させて、導入部83を形
成している。さらに、前記折り返し端の直上に回動軸を
位置させて開閉翼片85,85を支持し、該開閉翼片8
5,85により入賞装置82を構成している。この開閉
翼片85,85は、入賞口が球の入り易い外方傾斜する
開放位置(実線位置)と、球が入りにくい垂直に起立し
た定常位置とに変換される。そして、該開閉翼片85,
85間の入賞口を始動口81としている。
【0047】かかる構成にあって、開閉翼片85,85
が起立している状態で球が入って、始動スイッチがオン
すると、該開閉翼片85,85が開放する。そのほか他
の要因により、開閉翼片85,85を開放させても良
い。
【0048】かかる構成の始動遅延装置80にあって
も、前記作動器62の作用により、最短オン間隔時間T
を開放作動サイクルの時間tC よりも長くして、該開放
作動サイクル中における始動スイッチのオン作動を阻止
し得ることができる。このため、開放作動を発生させる
ことのない開放作動サイクル中のオン作動がなく、無駄
球を無くすことができる。
【0049】この実施例の始動遅延装置80にあって
は、始動遅延装置60の利点と共に、入賞装置82の開
閉作動による変化ある作動態様が実現できると共に、開
放状態において、球が入り易くなり、遊技者に利得感を
与えて、遊技の興趣を増大し得るという利点がある。
【0050】ところで、上述の各実施例にあっては、始
動口70,81に球が連続的に入った場合に、2番目以
降の球を、最短オン間隔時間T以上の時間を経てから、
始動スイッチをオンさせるものであるが、遊技の進行を
迅速とするために、最初に始動口に入った球(1番目の
球)は、なるべく早く、始動スイッチをオン作動させ
て、大入賞口が開放されるようにすることが望ましい。
【0051】そこで、この要求に対応するために、図1
3,14の始動遅延装置90,95が提案される。尚、
上述の各実施例と同一構成は、同じ符号を付して、説明
を省略する。
【0052】図13に係る始動遅延装置90は、球待機
部66の直下に連通口68を配設したものである。ま
た、この構成にあっては、回転体65は、常態では、球
支持孔67を球待機部66に上下で一致させて停止して
いる。そして、前記連通口68に連通する入賞通路に配
設した始動スイッチが、オン作動すると、前記回転体6
5が回転するようにしている。この回転体65の回転開
始するために、別途、次の図14の構成のように、球検
知スイッチSt を設けても良い。
【0053】これにより、最初に入った球は、そのまま
始動スイッチをオンすることとなり、このオン作動によ
って、回転体65が回転するため、前記球支持孔67が
球待機部66の位置に到達するまでは、次に入った入賞
球は、回転体65の周面に支持されて、球待機部66で
滞留することとなる。このため、2番目の球は、前記回
転体65の一回転時間にほぼ相当する最短オン間隔時間
T(≧tc )以上経た後に、はじめて始動スイッチをオ
ンすることとなる。而して、かかる構成にあっては、1
番目の球は、従来構成と同様に、直に始動スイッチをオ
ンすることとなり、遊技の遅滞がない。
【0054】図14に係る始動遅延装置95は、連通口
68を球待機部66から90°以内の角度(図中ほぼ3
0°)で、回転方向へ偏位させた構成である。この構成
にあっては、前記球待機部66の位置に球検知スイッチ
t を設け、該球検知スイッチSt により球待機部66
に球があることを検知した場合に、回転体65を回転さ
せる。この構成にあっても、定常状態で、球支持孔67
を球待機部66の位置に合致させて停止している。そし
て、回転体65がいくらか(図中ほぼ30°)回転する
と、連通口68に球支持孔67が一致して、入賞球が入
賞路に放出され、始動スイッチがオンする。
【0055】この構成にあっては、必ず、球待機部66
に一旦球を滞留させるものであるから、複数の球が同時
に球待機部66へ滞留していた場合に、2番目の球は、
確実に球待機部66に残ることとなり、1番目の球のみ
を球支持孔67内で移送することとなり、各作動を確動
的に行ない得る利点を生ずる。
【0056】上述の各実施例は、回転体を用いたものに
つき説明したが、始動遅延装置は、前記始動口へ連続し
て入賞した遊技球のうち、少なくとも後に入った遊技球
を、一時滞留させた後に、始動スイッチ側に球を送給す
るものであれば良い。例えば、始動口と連通する通路
に、ソレノイドにより開放位置と遮蔽位置とに変換され
る待機板を配設し、常態で、待機板を開放位置とし、1
番目の球が入ると、ソレノイドを駆動して待機板を遮蔽
位置に変換し、2番目の球が入ると、該待機板上に球を
滞留し、最短オン間隔時間Tが経過すると、再び遮蔽板
を開放位置に変換するようにした構成等、種々提案され
る。
【0057】
【発明の効果】本発明は、開閉駆動装置の開放作動サイ
クル中にあって、前記始動スイッチがオン作動しても、
これを有効としない検知無効時間が生じるパチンコ機に
おいて、前記始動口へ入賞した遊技球を一時滞留させる
始動遅延装置を備え、該始動遅延装置により、最短オン
間隔時間Tが、開放作動サイクルの時間tc よりも長く
なるようにしたから、始動口に球が入った場合には、確
実に開閉駆動装置の開放を発生させることとなり、無駄
球がなくなって、遊技者に対しての信頼感を向上でき、
パチンコ遊技の興趣を増大することができる。
【0058】また、始動遅延装置を、始動口と、始動ス
イッチとの間に、周縁に球支持孔を備えた回転体を配設
して、該回転体を常時一方向へ回転させ、その回転に伴
い、該球支持孔が、前記始動口と上下方向で合致する捕
捉位置と、始動スイッチへの連通口と前後方向で合致す
る放出位置とを巡回するようにして構成し、該球支持孔
の捕捉位置から放出位置への移動時間によって最短オン
間隔時間Tを規定するようにして構成した場合には、前
記回転体の回転速度を調整することにより、簡易かつ確
実にT≧tc の関係を成立させることができ、さらに
は、始動スイッチがオンとなるまでの作動が動的となっ
て変化に富んだ盤面作動を実現できると共に、遊技者に
次の開放に向けての期待感を刺激することができ、パチ
ンコ遊技をさらに面白くすることができる、
【0059】さらにまた、前記始動遅延装置と連通する
始動口を、入賞口が球の入り易い状態と、入りにくい状
態とに変換される入賞装置の、その入賞口により構成し
た場合には、該入賞装置の開閉作動により、変化ある作
動態様が実現できると共に、開放状態において、球が入
り易くなり、遊技者に利得感を与えて、遊技の興趣をさ
らに増大し得る。
【0060】一方、前記放出位置が、前記捕捉位置から
回転方向へ0°から90°の角度範囲内で偏位した角度
位置とすると共に、回転体を、常時は球支持孔が捕捉位
置に合致する位置で停止するようにし、入賞球が始動口
に入ると、球支持孔が捕捉位置に復帰するまで回転する
ようにした構成にあっては、最初に入った球は、捕捉位
置からの角度が90°以下であるため、放出位置に比較
的早く到達する。このため、上述の意義を有する最短オ
ン間隔時間Tを設定しながらも、遊技の迅速性を確保し
得ることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパチンコ機1の要部を示す正面図であ
る。
【図2】入賞装置10の正面図である。
【図3】入賞装置10の縦断側面図である。
【図4】入賞装置10の斜視図である。
【図5】入賞装置10の入賞ケース11と装着ケース2
3を分離して示す斜視図である。
【図6】装着ケース23内の駆動機構を示す斜視図であ
る。
【図7】特定入賞領域33の駆動機構を示す斜視図であ
る。
【図8】同上の平面図である。
【図9】始動遅延装置60を示す拡大図である。
【図10】始動遅延装置80を備えたパチンコ機1の要
部を示す正面図である。
【図11】始動遅延装置80を示す拡大図である。
【図12】タイムチャート図
【図13】始動遅延装置90を示す拡大図である。
【図14】始動遅延装置95を示す拡大図である。
【符号の説明】
10 入賞装置 11 入賞ケース 13 作動空隙 15 大入賞口 16,16 開閉翼片 18 開閉駆動装置 32 普通入賞領域 33 特定入賞領域 60 始動遅延装置 61 始動口 62 作動器 65 回転体 66 球待機部 67 球支持孔 68 連通口 70 球案内路 80 始動遅延装置 82 入賞装置 85,85 開閉翼片

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周壁によって囲繞される作動空隙に、普通
    入賞領域と特定入賞領域とを具備し、かつ周壁に作動空
    隙と連通する大入賞口が形成されると共に、その大入賞
    口を開閉する開閉駆動装置を具備する入賞装置を備え、
    遊技盤面に設けられた始動口に球が流入して、該始動口
    と連通する通路に設けた始動スイッチがオン作動する
    と、前記開閉駆動装置を所定時間開放駆動して、大入賞
    口を開放し、作動空隙内に入った球が前記特定入賞領域
    を通過すると、前記開閉駆動装置が連続開閉作動または
    所定時間開放作動等の大当り作動を発生させると共に、
    開放作動サイクル中にあって、前記始動スイッチがオン
    作動しても、これを有効としない検知無効時間が生じる
    パチンコ機において、 前記始動口へ連続して入賞した遊技球のうち、少なくと
    も後に入った遊技球を、一時滞留させた後に、始動スイ
    ッチ側に球を送給する始動遅延装置を備え、該始動遅延
    装置により、始動スイッチが連続的にオンした場合の、
    最短オン間隔時間Tが、開放作動サイクルの時間よりも
    長くなるようにしたことを特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】前記始動遅延装置を、始動口と、始動スイ
    ッチとの間に、周縁に球支持孔を備えた回転体を配設し
    て、該回転体を一方向へ連続又は断続回転させ、その回
    転に伴い、該球支持孔が、前記始動口と上下方向で合致
    する捕捉位置から、始動スイッチへの連通口と前後方向
    で合致する放出位置を経由して巡回するようにして構成
    し、該球支持孔が放出位置から、次に放出位置に到達す
    るまでの移動時間によって最短オン間隔時間Tを規定す
    るようにしたことを特徴とする請求項1記載のパチンコ
    機。
  3. 【請求項3】前記始動遅延装置と連通する始動口を、入
    賞口が球の入り易い状態と、入りにくい状態とに変換さ
    れる入賞装置の、その入賞口により構成したことを特徴
    とする請求項1又は請求項2記載のパチンコ機。
  4. 【請求項4】前記放出位置が、前記捕捉位置から回転方
    向へ0°から90°の角度範囲内で偏位した角度位置と
    すると共に、回転体を、常時は球支持孔が捕捉位置に合
    致する位置で停止するようにし、入賞球が始動口に入る
    と、球支持孔が捕捉位置に復帰するまで回転するように
    したことを特徴とする請求項2又は請求項3記載のパチ
    ンコ機。
JP35288196A 1996-12-12 1996-12-12 パチンコ機 Pending JPH10165576A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004358272A (ja) * 2004-08-26 2004-12-24 Maruhon Ind Co Ltd パチンコ機
JP2005253602A (ja) * 2004-03-10 2005-09-22 Takeya Co Ltd 遊技機

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005253602A (ja) * 2004-03-10 2005-09-22 Takeya Co Ltd 遊技機
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