JPH10165865A - 自走式長尺片ブーム付スプレーヤ - Google Patents

自走式長尺片ブーム付スプレーヤ

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JPH10165865A
JPH10165865A JP33178996A JP33178996A JPH10165865A JP H10165865 A JPH10165865 A JP H10165865A JP 33178996 A JP33178996 A JP 33178996A JP 33178996 A JP33178996 A JP 33178996A JP H10165865 A JPH10165865 A JP H10165865A
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進 宮下
Yoshiaki Hironaka
佳昭 弘中
Hajime Ishiyama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造にて、作業時及び移送時/収納時
の使い勝手を良くした長尺片ブームスプレーヤを提供す
る。 【解決手段】 薬剤タンク(16)を搭載した車体(1
4)の進行方向一端部(14a)において略鉛直方向に
延び、且つその軸線(0−0)を中心として回動自在に
枢支された主柱(22)と、該主柱(22)の左右両側
に旋回自在となるように、一端が該主柱(22)に連結
された長尺片ブーム(24)と、を有する自走式長尺片
ブーム付スプレーヤ(10)において、前記主柱(2
2)は、前記薬剤タンク(16)より上方に延び、前記
長尺片ブーム(24)は、前記車体(14)の進行方向
他端部(14b)へ向けて旋回自在に設けられるととも
に、前記基端(24a)が前記主柱(22)に沿って上
下方向に移動可能に連結されることを特徴とする自走式
長尺片ブーム付スプレーヤ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自走式長尺片ブー
ム付スプレーヤに関し、より詳細には、簡単な構造にて
作業時及び移送時/収納時の使い勝手を改善した自走式
長尺片ブーム付スプレーヤに関する。
【0002】
【従来の技術】田畑を効率的に防除するための、長尺片
ブームを備えた走行式スプレーヤが、例えば実開昭57-1
56167 号公報に開示されている。該走行式スプレーヤ
は、薬剤タンクを搭載した枠体の後端部で略鉛直方向に
延び、且つその軸線を中心として回動自在に枢支された
主柱と、該主柱の左右両側に旋回自在となるように、一
端が該主柱に連結された長尺片ブームとを有し、該スプ
レーヤ自体を田畑内で移動させながら、前記薬剤タンク
からの薬液を前記長尺片ブームの下面に長手方向に多数
設けた噴射ノズルから噴霧するものである。このとき、
前記ブームは長尺化するほど、一度に散布できる有効散
布幅が増大し、作業効率を向上することができるととも
に、前記スプレーヤの田畑内の踏圧面積を減少させるこ
とにより、収量低下を防止することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記走
行式スプレーヤは、以下のように作業時及び移送時/収
納時に使い勝手の悪さを生じる。第一に、作業時にあっ
ては、前記スプレーヤを後退移動させながら散布する場
合、散布効率を確保すべく、田畑の後方端まで来たら、
前記長尺片ブームを前記スプレーヤの後方側で180°
反対側へ旋回させてから、再度同じ道を戻りながら散布
を行うようにしている。このとき、さほど広くない田
畑、例えばまわりに崖、電柱、山林等の障害物がある場
合にあっては、その場でブームの旋回ができないので、
一旦ブームを旋回できる位置まで、最大長尺片ブームの
全長に対応した距離前記スプレーヤを戻し、十分なブー
ム旋回スペースを確保してから、田畑内のスペースを利
用してブームを旋回させ、その上で散布作業を開始すべ
くもう一度後方端まで戻る必要があり、作業上不便であ
った。
【0004】第二に、移送時/収納時にあっては、前記
長尺片ブームを前記スプレーヤの進行方向中心線に沿っ
て納めることができないので、収納スペースがかさみ、
スペースの削減を達成するためには、前記スプレーヤの
一側部に納めるべく、別途ヒンジ機構等が必要となる。
また、前記長尺片ブームを上下方向に移動させて、前記
薬液タンクの上方へ持ち上げ、前記スプレーヤの機体上
方で旋回させることが考えられる。そのための上下移動
機構は、前記主柱を1リンクとするアームリンク機構、
例えば平行リンク機構等をピストン−シリンダ機構によ
って上下方向に移動させるのが一般的である。しかしな
がら、前記長尺片ブームに要求される上下移動ストロー
クは、野菜等に薬液を噴射するための地上数十cmから
数mにも達することがある前記薬液タンクの上までとな
る。その結果、前記リンクアームの長さは、相当長くな
り、そのために上下移動装置自体が大型となり、コスト
高となる。
【0005】そこで、かかる課題に鑑み、本発明の目的
は、簡単な構造にて作業時及び移送時/収納時の使い勝
手を良くした長尺片ブーム走行式スプレーヤを提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決すべく、
本発明の自走式長尺片ブーム付スプレーヤにあっては、
薬剤タンクを搭載した車体の進行方向一端部において略
鉛直方向に延び、且つその軸線を中心として回動自在に
枢支された主柱と、該主柱の左右両側に旋回自在となる
ように、基端が該主柱に連結された長尺片ブームと、を
有する自走式長尺片ブーム付スプレーヤにおいて、前記
主柱は、前記薬剤タンクより上方に延び、前記長尺片ブ
ームは、前記車体の進行方向他端部へ向けて旋回自在に
設けられるとともに、前記基端が前記主柱に沿って上下
方向に移動可能に連結される構成としてある。
【0007】又、前記長尺片ブームは、前記基端を上下
方向に回動自在に連結した案内プレートを有し、該案内
プレートは、前記主柱に沿って転がる複数の案内ローラ
を有し、該複数の案内ローラは、前記主柱の軸線方向に
所定の間隔を隔てて、前記主柱を挟み込むように配置さ
れるのが好ましい。さらに、上下方向ストロークとなる
ように、前記主柱部に配設された上下ピストン−シリン
ダ機構と、一端が前記案内プレートに、他端が前記上下
ピストン−シリンダ機構の動滑車に連結された案内プレ
ート吊り下げワイヤとを有し、該案内プレート吊り下げ
ワイヤーは、二段式定滑車と前記動滑車との間に掛け回
されるのがよい。
【0008】さらに又、前記案内プレートの下部に取着
された斜めピストン−シリンダ機構をさらに有し、前記
斜めピストン−シリンダ機構のピストンは、前記長尺片
ブームを下方から展張角度可変に支持するように、該長
尺片ブームに連結されてもよい。
【0009】
【作用】本発明の自走式長尺片ブーム付スプレーヤによ
れば、長尺片ブームを略鉛直方向に延びる主柱で支持し
つつ、該主柱に沿って上下方向に移動可能とすることに
より、複雑なアームリンク機構等の上下方向移動機構を
設けることなく、簡単な構造にて、薬液タンクの上方で
長尺片ブームを旋回させることができるので、散布作業
中、特に田畑の端で左右へ振り替えるために長尺片ブー
ムを180°旋回させる際に、田畑のまわりに山林、
崖、電柱等の障害物がある場合であっても、スプレーヤ
の機体上方で旋回させることが可能となったので、使い
勝手を改善することが可能になった。又、収納時にあっ
ては、薬液タンクの上方で長尺片ブームをスプレーヤの
略中心線に沿って納めることができるので、複雑なヒン
ジ部等を設ける必要なしに、収納スペースを削減するこ
とが可能となった。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を添付図面
を参照して以下に詳細に説明する。図1を参照すれば、
本実施の形態の自走式長尺片ブーム付スプレーヤ10
は、自走用クローラー装置12と、車体14に搭載され
た薬液タンク16と、前記車体14の進行方向一端部
(前端部)14aに配置されたブーム組立体18とを有
し、田畑を自走移動しつつ、長尺片ブーム24の下面に
設けた多数の噴射ノズル20から薬液を散布する構成と
なっている。前記ブーム組立体18は、前記車体14の
前端部14aで略鉛直方向に延び、且つその軸線0−0
を中心として回動自在に前記車体14に枢支された主柱
22と、該主柱22の左右両側に旋回自在となるよう
に、その基端(24a)が前記主柱22に連結された前
記長尺片ブーム24と、前記主柱22を前記軸線0−0
の回りに回転駆動させるための主柱回転駆動手段25
と、前記長尺片ブーム24を上下方向に移動させるため
のブーム上下方向移動手段27とを有する。
【0011】前記主柱22は、前記薬剤タンク16より
上方に延び、図2に示すように、前記自走式長尺片ブー
ム付スプレーヤ10の車体左右幅の中央部に設けられて
いる。前記主柱22は、図3に示すように、前記車体1
4の前端部14aの下部に設けられた電動ホイストより
なるピストン−シリンダ機構26と、変形四節リンク機
構28と、からなる前記主柱回転駆動手段25によっ
て、前記軸線0−0を中心として回動するようになって
いる。即ち、前記車体14にその基部26aが揺動可能
に連結された前記ピストン−シリンダ機構26のピスト
ン30の先端に、前記車体14上の固定点aを中心とし
て旋回自在な第1アーム32がピン連結され、該第1ア
ーム32の途中に第2アーム34の一端がピン連結し、
該第2アーム34の他端は、前記主柱22に基端が固定
された第3アーム36の先端にピン連結されている。こ
れにより、前記ピストン30の往復ストロークにより、
前記第1、第2及び第3アーム32、34、36を介し
て、前記主柱22をその軸線0−0を中心として左右両
方向へ回動させることができるように構成されている。
【0012】前記長尺片ブーム24は、いずれも数mに
及ぶ内ブーム38と外ブーム40とからなる2段式であ
り、前記内外ブーム38、40はヒンジ部42を介して
連結され、図4に示すように、作業時にあっては、前記
車体14の左右いずれか一方に略水平に位置決めされて
散布作業を行い、図1又は図2に示すように、移送時や
収納時にあっては前記外ブーム40を前記内ブーム38
に対して前記ヒンジ部42で折り畳んで、収納スペース
を取らないようにしている。前記内ブーム38は、その
基端24aを上下方向に回動自在に連結した案内プレー
ト44を有し、該案内プレート44は、前記主柱22に
沿って転がる三つの案内ローラ46a、46b、46c
を有する。このうち一対の案内ローラ46aと46c、
及び46bと46cとは、前記主柱22の軸線0−0方
向に沿って上下に所定の間隔を隔てて、前記主柱22を
前後から挟み込むように配置される。これによって、前
記長尺片ブーム24は、前記主柱22に沿って上下方向
に移動可能に連結される。
【0013】前記ブーム上下方向移動手段27は、上下
方向ストロークとなるように、前記主柱22に固定され
た電動ホイストよりなる上下ピストン−シリンダ機構4
8と、一端50aが前記案内プレート44に、他端50
bが前記上下ピストン−シリンダ機構48のピストン先
端に取着された動滑車54に連結された案内プレート吊
り下げワイヤ50とをさらに有し、該案内プレート吊り
下げワイヤー50は、組み合わせ滑車機構52に掛け回
され、該組み合わせ滑車機構52は、前記ピストンに付
設された動滑車54と、前記ピストン−シリンダ機構4
8のストローク伸び位置の上方において前記主柱22に
固定された二段式定滑車55とを有する。これによっ
て、前記上下ピストン−シリンダ機構48の上下ストロ
ークを増幅して、前記長尺片ブーム24を大きく上下移
動させることができ、その結果、前記ブーム上下方向移
動装置27のコンパクト化を達成することが可能になっ
た。
【0014】前記ブーム組立体18は、前記案内プレー
ト44の下部に取着された電動ホイストよりなる斜めピ
ストン−シリンダ機構56をさらに有し、前記長尺片ブ
ーム24を下方から展張角度可変に支持するように、前
記長尺片ブーム24に連結される。これによって、長尺
の片ブーム24が、作業時に地面に平行に展張される。
図中22aは、前記ブーム上下方向移動装置27の保護
枠を兼ねる、弓形の主柱補強ビームである。以上の構成
を有する前記自走式長尺片ブーム付スプレーヤ10につ
いて、以下にその作用を作業時及び移送/収納時に分け
て説明する。先ず作業時には、図4に示すように、折り
畳まれた前記外ブーム40を展開して略水平にし、噴射
ノズル高さ、即ち前記長尺片ブーム24の上下方向位置
を作物の高さに応じて調整して、作業位置に位置決めす
る。次いで、図5に示す如く、前記自走式長尺片ブーム
付スプレーヤ10を前進移動させながら、前記長尺片ブ
ーム24の下面の前記噴射ノズル20から薬液を散布す
る。このとき、図5のIに示すように、田畑の右側端か
ら前記長尺片ブーム24の有効散布幅分だけ離れた位置
に前記自走式長尺片ブーム付スプレーヤ10を位置決め
して、薬液を散布しながら田畑の前方端まで前進させ、
一旦走行、散布ともに停止して、前記長尺片ブーム24
を薬液タンク16の頂面より上まで上下方向に移動させ
てから矢印で示すように、前記自走式長尺片ブーム付ス
プレーヤ10の後方側で180°左側へ向けて旋回させ
る。このとき、田畑の前端側に障害物があっても、田畑
のスペースを利用して長尺片ブーム24を自由に旋回す
ることができる。次いで、図5中IIに示すように、再
び散布しながら前記自走式長尺片ブーム付スプレーヤ1
0を同じ道を出発点まで後退させる。次いで、図5中II
I で示すように、有効散布幅の二倍分だけ離れた地点ま
で前記自走式長尺片ブーム付スプレーヤ10を枕地走行
させ、以下前記I 及びIIの手順を繰り返して、一往復で
有効散布幅の二倍ずつの散布作業を行う。
【0015】なお、作業時に必要に応じて、前記自走式
長尺片ブーム付スプレーヤ10をその場に止めて、前記
長尺片ブーム24を所望量、例えば360 °回転させなが
ら散布してもよい。次に移送/収納時にあっては、前記
外ブーム40を前記内ブーム38に向かって前記ヒンジ
部42で折り畳み、前記薬液タンク16より上方に移動
させて、前記自走式長尺片ブーム付スプレーヤ10の前
後方向中心線に沿って、前記長尺片ブーム24を収納す
ることができる。これにより、従来の如く、収納スペー
スを削減すべく、前記自走式長尺片ブーム付スプレーヤ
10の左右一側部に密着させるために、別途ヒンジ部等
を設ける必要がなくなる。以上、本発明の一実施の形態
を詳細に説明したが、請求の範囲に記載された本発明の
範囲内で種々の変更、修正が可能である。
【0016】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、長尺片ブームを主柱で旋回自在に支持しつつ、該
主柱に沿って上下方向に移動させることにより、作業時
及び収納時の使い勝手を改善することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る自走式長尺片ブーム付
スプレーヤの概略側面図である。
【図2】本発明の一実施例に係る自走式長尺片ブーム付
スプレーヤの概略正面図である。
【図3】図1のIII −III 矢視図である。
【図4】本発明の一実施例に係る自走式長尺片ブーム付
スプレーヤの作業状態を示す概略正面図である。
【図5】本発明の一実施例に係る自走式長尺片ブーム付
スプレーヤの作業要領説明図である。
【符号の説明】
10 自走式長尺片ブーム付スプレーヤ 14 車体 14a 一端部 14b 他端部 16 薬液タンク 22 主柱 24 長尺片ブーム 24a 基端 44 案内プレート 46a、46b、46c 案内ローラ 48 上下ピストン−シリンダ機構 50 案内プレート吊り下げワイヤ 50a 一端 50b 他端 54 動滑車 55 二段式定滑車 56 斜めピストン−シリンダ機構 56a ピストン 0−0 軸線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬剤タンク(16)を搭載した車体(1
    4)の進行方向一端部(14a)において略鉛直方向に
    延び、且つその軸線(0−0)を中心として回動自在に
    枢支された主柱(22)と、 該主柱(22)の左右両側に旋回自在となるように、基
    端(24a)が該主柱(22)に連結された長尺片ブー
    ム(24)と、を有する自走式長尺片ブーム付スプレー
    ヤ(10)において、 前記主柱(22)は、前記薬剤タンク(16)より上方
    に延び、 前記長尺片ブーム(24)は、前記車体(14)の進行
    方向他端部(14b)へ向けて旋回自在に設けられると
    ともに、前記基端(24a)が前記主柱(22)に沿っ
    て上下方向に移動可能に連結されることを特徴とする自
    走式長尺片ブーム付スプレーヤ。
  2. 【請求項2】 前記長尺片ブーム(24)は、前記基端
    (24a)を上下方向に回動自在に連結した案内プレー
    ト(44)を有し、 該案内プレート(44)は、前記主柱(22)に沿って
    転がる複数の案内ローラ(46a、46b、46c)を
    有し、 該複数の案内ローラ(46a、46b、46c)は、前
    記主柱(22)の軸線(0−0)方向に所定の間隔を隔
    てて、前記主柱(22)を挟み込むように配置される請
    求項1に記載の自走式長尺片ブーム付スプレーヤ。
  3. 【請求項3】 上下方向ストロークとなるように、前記
    主柱(22)部に配設された上下ピストン−シリンダ機
    構(48)と、 一端(50a)が前記案内プレート(44)に、他端
    (50b)が前記上下ピストン−シリンダ機構(48)
    の動滑車(54)に連結された案内プレート吊り下げワ
    イヤ(50)とを有し、 該案内プレート吊り下げワイヤー(50)は、二段式定
    滑車(55)に掛け回される請求項2に記載の自走式長
    尺片ブーム付スプレーヤ。
  4. 【請求項4】 前記案内プレート(44)の下部に取着
    された斜めピストン−シリンダ機構(56)をさらに有
    し、 前記斜めピストン−シリンダ機構(56)のピストン
    (56a)は、前記長尺片ブーム(24)を下方から展
    張角度可変に支持するように、該長尺片ブーム(24)
    に連結される請求項2又は請求項3に記載の自走式長尺
    片ブーム付スプレーヤ。
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