JPH10166623A - 印刷装置及びその制御方法 - Google Patents

印刷装置及びその制御方法

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JPH10166623A
JPH10166623A JP33557696A JP33557696A JPH10166623A JP H10166623 A JPH10166623 A JP H10166623A JP 33557696 A JP33557696 A JP 33557696A JP 33557696 A JP33557696 A JP 33557696A JP H10166623 A JPH10166623 A JP H10166623A
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JP33557696A
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English (en)
Inventor
Nobuhiko Ogata
信彦 緒方
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】インクジェット記録装置により普通紙に高画質
でカラー印刷する。 【解決手段】普通紙はインクの吸収率の低さなどに起因
して、YMCK4色で同時にインクを吐出しつつヘッド
を走査すると、にじみなどが生じる。そこで、例えばY
MとCKの2組に分けて印刷する。その際、通常の1回
走査で印刷した濃度と異なる濃度になってしまうため
に、濃度の補正をヘッドをプレヒートすることで行う。
制御回路53では、通常の走査により印刷した濃度と、
複数回走査により印刷した濃度との差から、プレヒート
するためのパルス幅を決定し、インク吐出用のパルスの
直前にプレヒート用パルスを印加する。こうすること
で、単発のパルスよりも濃度をあげることができ、通常
の走査による印刷と同程度の濃度に補正できる。これに
より、普通紙に対して高品質の印刷ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばインクジェ
ット印刷装置など、少なくとも1個の印刷ヘッドを使用
して各印刷ヘッドより少なくとも1色のインク等の記録
剤を吐出し、記録剤のドットの集合で印刷媒体上に画像
を形成する印刷装置及びその制御方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】インクジェット印刷装置はノンインパク
ト方式で騒音が少なく、カラー化が容易なためにカラー
印刷装置として広く使われている。
【0003】カラーインクジェット印刷装置は、印刷媒
体であるシートを搬送するシート送りローラと平行に設
置されたガイド軸に沿って走査移動するキャリッジ上
に、走査方向に沿って所定ピッチで印刷色数(例えば4
個)に相当する数の印刷ヘッドを搭載し、インクに熱エ
ネルギを印加して各印刷ヘッドから各色(例えばシア
ン、イエロー、マゼンタ、ブラック)のインクを吐出さ
せて印刷シート上にカラー画像を形成するように構成さ
れている。
【0004】この種のカラーインクジェット印刷装置で
使用される印刷シートは、インクを多く、早く吸収する
性能が要求されるため、一般にインク吸収層が設けてあ
るコート紙が使われていた。しかし、インクジェット印
刷装置が普及するに従ってコート紙だけでなく普通紙に
も印字ができることが要求されるようになってきた。
【0005】従来のインクジェット印刷装置で普通紙な
どに記憶する場合、普通紙はインクの吸収容量が少な
く、吸収スピードが遅いため、印刷媒体上でインクが溢
れてしまい、にじみやブリーディングを生じやすくなり
画質が悪化し、高品位画像を得るのが難しかった。そこ
で本願出願人は、1回のスキャンで画像を形成する上で
必要なインクをすべて吐出して画像を形成するのではな
く、複数回のスキャンに分けて印刷することで普通紙の
インク吸収容量の小ささや、吸収スピードの遅さを吸収
し、印刷媒体上でのにじみやブリーディングの発生を防
止し軽減することを提案した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
シリアルスキャン、即ち1回のスキャンで画像を形成す
る方式と、複数回のスキャンで画像を形成する方式とで
は、印刷されたカラー画像の濃度や色味に違いが生じる
という問題点があった。この原因としては、複数回の走
査に分けて印刷記録を行うことによって1度に印刷媒体
に打ち込むインクの量が減り、インクのにじみ方が違い
が生じることや、印刷媒体上のインクのドットの着弾位
置のずれによることの2つが考えられる。後者の原因に
ついては、ヘッド位置制御の精度を上げることによって
改善できるが、高密度印字になると技術的にも難しくな
るため困難である。そのために、色再現性の向上のため
に多くの画像処理パラメータ等を入れ換えて計算をする
ので、複雑な演算回路を用いる必要があった。
【0007】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、複雑な演算回路を必要とせず、色味や濃度の変化を
補正することによって、複数回のスキャンで高品質の画
像を形成でき、特殊な印刷媒体でなくとも品質の高い画
像を印刷できる印刷装置およびその制御方法を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の印刷装置は次のような構成を有する。すなわ
ち、少なくとも2つの印刷ヘッドを有し、それぞれの印
刷ヘッドに画像信号に応じた熱エネルギを印加すること
で記録剤を吐出し、記録剤の吐出と同期して印刷ヘッド
を走査して画像を形成する印刷装置であって、すべての
印刷ヘッドで1回の走査により印刷する第1の方式によ
り印刷された濃度と、複数の組に分けられた印刷ヘッド
で各組1回ずつの走査により印刷する第2の方式により
印刷された濃度との差に基づいて、前記印刷ヘッドに印
加する予熱量を決定する補正量決定手段と、前記第2の
方式により印刷を行う際に、前記補正量決定手段によっ
て決定された量の予熱を印刷ヘッドに与えてからインク
を吐出させる吐出制御手段とを備える。
【0009】また、本発明の印刷制御装置はつぎのよう
な構成からなる。すなわち、少なくとも2つの印刷ヘッ
ドを有し、それぞれの印刷ヘッドに画像信号に応じた熱
エネルギを印加することで記録剤を吐出し、記録剤の吐
出と同期して印刷ヘッドを走査して画像を形成する印刷
装置の制御方法であって、すべての印刷ヘッドで1回の
走査により印刷する第1の方式により印刷された濃度
と、複数の組に分けられた印刷ヘッドで各組1回ずつの
走査により印刷する第2の方式により印刷された濃度と
の差に基づいて、前記印刷ヘッドに印加する予熱量を決
定する補正量決定工程と、前記第2の方式により印刷を
行う際に、前記補正量決定工程によって決定された量の
予熱を印刷ヘッドに与えてからインクを吐出させる吐出
制御工程とを備える。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を具体的に説明する。 [第1の実施の形態]図1は本発明を実施するのに好適
なカラーインクジェット印刷装置及びその制御系を示す
模式的斜視図である。図1において、印刷シート40は
搬送ローラ41,42を経て給送ローラ43で加えられ
て回転することにより矢印44方向に送られる。
【0011】この印刷シート40の部分45を横切って
ガイド軸46が平行に設置されており、キャリッジ48
に搭載された複数(4個)の印刷ヘッドから成るヘッド
ユニット49が左右に往復動して印刷走査が行われる。
キャリッジ48上のヘッドユニット49は、インクの色
がシアンのヘッド49C、インクの色がマゼンタのヘッ
ド49M、インクの色がイエローのヘッド49Y、イン
クの色がブラックのヘッド49Bkから成り、各ヘッド
には対応するインクのインクタンクが接続されている。
【0012】印刷シート45は印刷ヘッド49の高さ分
ずつ間欠送りされ、印刷シート45が停止している間
に、印刷ヘッド49は矢印P方向に走査しながら画像信
号に応じてインク滴を吐出する。キャリッジ48は、キ
ャリッジモータ(パルスモータ)51によりタイミング
ベルト47を介して往復運動させられ、給送ローラ(シ
ート送りローラ)43はシート送りモータ52により回
転駆動される。
【0013】印刷動作を制御する制御回路53は、リー
ダ部(またはコンピュータ)54に対してはリーダ制御
信号55を出力し、画像処理回路56に対しては、画像
処理制御信号57を出力し、前記各印刷ヘッド49C,
49M,49Y,49Bkに対しては印刷ヘッド制御信
号を送り込み、キャリッジモータ51を駆動するキャリ
ッジモータドライバ58に対してはキャリッジモータ制
御信号59を出力し、前記シート送りモータ52を駆動
するシート送りモータドライバ61に対してはシート送
りモータ制御信号62を出力する。リーダ部54から各
インク色ごとの画像情報「C」「M」「Y」「Bk」は
画像処理回路56へ入力され、画像処理された後、画像
信号C,M,Y,Bkとして制御回路53へ送り込ま
れ、制御回路53は入力された画像信号に基づいて各印
刷ヘッド49C,49M,49Y,49Bkヘ制御信号
を出力する。
【0014】こうして4個の印刷ヘッド49C,49
M,49Y,49Bkを使用し、4色のインクをそれぞ
れの印刷ヘッドから吐出して印刷シート上に画像を形成
するカラーインクジェット印刷装置が構成されている。
さらに本実施形態のカラーインクジェット印刷装置によ
れば、複数個の印刷ヘッドによる印刷シート上への印刷
走査を各色ごとに複数回に分けて印刷するよう構成され
ている。
【0015】図2は本実施形態におけるカラー画像の印
刷走査の状態を示す模式図である。図2において、キャ
リッジ48の1回目の往時スキャン(図1中の矢印P方
向のスキャン)でシアン色、ブラック色のインク(印刷
ヘッド49C,49B)の2つのヘッドで印刷し、キャ
リッジリターン後の2回目の往時スキャンでマゼンタ
色、イエロー色のインク(印刷ヘッド49M,49Y)
の2つのヘッドで印刷する。このように、ひとつの行を
2色ずつ印刷走査し、合計2回の往時スキャンを繰り返
すことによって1行分のカラー画像を形成する。こうし
て1行分の印刷を完了すると、シート送りモータ52を
駆動して1行分のシート送りを実行し、前述と同じく2
色ごとスキャンを繰り返しその行のカラー画像を形成
し、以後同様にして次々とカラー印刷を行っていく。
【0016】図3は、図2の印刷装置の印字組み合わせ
を示した模式図である。図3において、キャリッジモー
タ51の1回目の往時スキャンに同期して、1行分の4
色の画像信号のうちシアン色、ブラック色の画像信号に
基づいて印刷ヘッド49Bk,49Cによりシアン色、
ブラック色を印刷する。キャリッジモータ51を逆転さ
せて復時移動(リターン)させ、キャリッジモータ51
の2回目の往時スキャンに同期して、1行分の4色の画
像信号のうちマゼンタ色、イエロー色の画像信号に基づ
いて印刷ヘッド49Y,49Mによりマゼンタ色、イエ
ロー色を印刷する。
【0017】こうして、4色のインクで印刷走査した
後、シート送りモータ52を回転させてシート送りを行
い、しかる後、次の行において前述と同じ印刷走査を行
ってカラー画像を形成する。しかし、ここで得られる画
像については、図4で示すように、1回のシリアルスキ
ャンで4色同時に画像形成した場合の出力画像濃度40
1と、複数回(本実施形態では2回)の走査に分けて画
像形成した場合の出力画像濃度402の関係がある。な
お、図4は、画像入力信号の示す濃度と、画像入力信号
に基づいて印刷された画像の平均濃度との関係を示して
いる。
【0018】この濃度の差を改善するために、印刷のた
めに使用するインク吐出用ヒータに、インクが吐出しな
い程度のパルスを吐出前に印加して予熱を与えておき、
その直後に実際にインクを吐出させるためのパルスを印
加する。例えば、図5(1)のパルスaを通常の吐出用
パルスとした場合、図5(2)の様に、吐出用のパルス
aの前に吐出しない程度のプレヒート用の補正パルスb
(パルス幅a>パルス幅b)を印加する。この補正パル
スbのパルス幅と、パルスb印加直後のパルスaにより
印刷される画像濃度との関係は図6に示すようになる。
パルスbのパルス幅を広げていくとパルスaによって印
刷される濃度は次第に上がるが、パルスbがある一定値
Pt以上の幅になるとパルスbによってインクが吐出さ
れてしまう。パルスbは吐出量を制御するために印加す
るパルスであって、パルスbでインクを吐出をしてしま
うと画像が乱れてしまう。そこで、この関係を基に、値
Ptを上限として、印刷濃度を補正するためのパルスb
の幅を設定し、図1の制御回路53からパルス幅制御回
路72にパルスbの印加信号を送出することで、画像濃
度の補正が可能となる。
【0019】パルスbの幅は、例えば次のようにして決
めることができる。図4において、画像入力信号による
濃度値がS1であると、1回のスキャンで4色同時に印
刷する場合、その印刷される濃度はd1となり、本実施
形態のように2色ずつ2回に分けてパルスaのみで印刷
する場合、その濃度はd2となる。その差|d1−d2
|が補正すべき濃度である。そこで、図6を参照し、パ
ルスbを印加しない場合の印刷濃度に、補正すべき濃度
差|d1−d2|を加え、その濃度で印刷されるときの
パルスbの幅P1を求める。ただし、P1の上限はPt
であることは前述の通りである。
【0020】上述のようにしてパルスbの幅を決定する
が、制御回路53が図4及び図6のグラフを数値化して
記憶していれば、入力画像信号からパルスbの幅を決定
することができる。この場合パルスbの幅は|d1−d
2|の値にのみ依存しており、|d1−d2|は画像入
力信号S1にのみ依存して決まる。そのため、図4と図
6からS1の値とパルスbの幅との関係を直接関数化す
れば、画像入力信号値に基づいた1回の表の参照でパル
スbの幅を決定できる。このように、画像入力信号の値
とパルスbの幅とを直接対応付けたグラフが図7であ
る。曲線701は、1回走査と2回走査とで印刷される
画像濃度の差を媒介として画像信号の値とパルスbの幅
と対応させた曲線である。画像入力信号が与えられれば
パルスbの幅が決定でき、そのパルスbで印刷ヘッドを
プレヒートすることで、印刷される画像濃度を簡単に補
正できる。なお、図7の曲線701は、各色ごとに与え
られる。この曲線701は、制御回路53に内蔵された
メモリ5301に記憶されている。
【0021】図8は、印刷を行う際のスキャン制御の手
順を示す流れ図である。この制御は制御回路53により
行われる。
【0022】まず、印刷を通常の1行1走査によるシリ
アルスキャンで行うか、1行2走査によるスキャンで行
うか判定する(ステップS801)。この判定は、不図
示の入力パネルやあるいはホスト装置からのオペレータ
の指定に基づいて行われる。
【0023】通常のシリアルスキャンの場合には、4色
同時に印刷すべく、キャリッジを走査しつつ印刷ヘッド
を駆動する(ステップS802)。この場合には、イン
ク吐出のためにヘッドに印加されるパルスは図5(1)
に示された単独のパルスである。
【0024】一方、2色ずつ2回の走査で1行を印刷す
る場合には、まずシアンC及び黒Bkの信号をノズル制
御部70に送信しつつ、キャリッジ48を駆動してまず
1回目の走査を行い(ステップS803)、キャリッジ
48をホームポジションに戻してから(ステップS80
4)、次に、黄色Y及びマゼンタMの信号をノズル制御
部70に送信しつつ、キャリッジ48を駆動して2回目
の走査を行う(ステップS805)。こうして1行の印
刷を終えるとキャリッジを戻して(ステップS80
6)、1行分用紙を送る(ステップS807)。
【0025】ステップS803及びS805において、
前述の濃度補正を行うためにプレヒートを行うが、その
ためのパルスbは図9の手順で決定される。パルスbの
幅の決定の原理は既に説明した通りである。まず、画像
入力信号により示される濃度値から、図7の曲線701
に従ってパルスbの幅を得る(ステップS901)。曲
線701により得られる値をパルスbの幅として決定す
る(ステップS902)。
【0026】このようにして得られたパルスbにより印
刷ヘッドのプレヒートを行い、所定時間後にパルスaを
印加して補正された濃度でカラー画像を印刷することが
できる。
【0027】このように、本実施形態の装置は、例えば
多値の画像入力信号から擬似階調画像を生成する際の閾
値マトリクス等といった画像処理パラメータを変更する
必要がなく、入力画像信号からプレヒート用のパルスb
の幅を簡単に決定できるので、複雑な演算回路を必要と
しない簡単な回路構成で実現できる。
【0028】なお、場合の加熱方法はヘッド外部に加熱
用のヒータを接地し、そのヒータを加熱することで吐出
部をプレヒートし、インクの吐出量を変えることもでき
る。また複数回の印字をする色の組み合わせはYMCB
kに限ったものではない。 [第2の実施の形態]本実施形態の画像形成装置は、様
々な種類の印刷媒体に印刷記録する場合でも濃度変化を
最低減に抑えるのに有効である。本実施形態のインクジ
ェット印刷装置は、所定のテストパターンを印刷してそ
れを読取り、読み取ったパターンの濃度から補正パルス
bの幅を決定する。パルスbをもちいてヘッドをプレヒ
ートし、それにより画像の印刷される濃度を補正する点
は第1の実施形態と共通である。
【0029】図10は本実施の形態における画像形成装
置で読み取るのに好適な読みとりパターンである。
【0030】一般に、印刷媒体によってインクの吸収速
度や吸収量が異なる。また印刷ヘッドにも製造上でばら
つきが生じてインクの吐出量が個々に違う場合がある。
この差を改善するために、本実施形態の画像形成装置
は、シングルスキャンで印字したサンプルと、画像形成
回数を複数回に分けてスキャンして印字したサンプルと
を読み取り装置から読み込むことにより補正データを作
成し、より高品位画像を得る。例えば図10のパターン
101のような、画像デューティー1色あたり0%から
100%の階調濃度パターンを、スキャンする色の組み
合わせで印字する。例えば、シアンとブラック、イエロ
ーとマゼンタの組み合わせで2回に分けて印字を行う場
合と、従来の1回で全色印刷するシリアルスキャン方式
との双方の方式で、最も淡い濃度から最も濃い濃度まで
8段階に刻んだ図7の画像パターン71を出力する。画
像処理回路56では、その2つの方式による画像パター
ンの画像濃度をリーダ部54で矢印102方向に読み取
り、各色ごとの濃度データを双方の印字方法について比
較する。両方式により印刷される画像が同一濃度になる
ようにインク吐出量の演算を行い、各種印刷媒体に最適
な図8のパルス幅テーブル73を作成しておく。パルス
幅制御回路72は、各色ごとにパルス幅PWを設定する
ことで高画質を得ることができる。
【0031】図11は本実施形態のインクジェット印刷
装置のブロック図である。図1との相違は、パルス幅テ
ーブル73を記憶するためのメモリと、図10の濃度パ
ターンを記憶するためのメモリ1101とを備えている
点である。
【0032】図12は図11の制御回路53により遂行
されるパターン印刷の手順を流れ図である。まずパター
ンメモリ1101からパターンデータを読み出し(ステ
ップS1201)、所望の印刷媒体上に通常のシリアル
方式により1回の走査で4色同時に印刷して読み出した
パターンを印刷する(ステップS1202)。次に、2
色ずつ2回の走査で印刷する方式で、同じパターンを印
刷する(ステップS1203)。この際には、濃度の補
正は行なわず、図5(1)のような通常のシリアル印刷
時と同じパルスを印加して印刷を行う。
【0033】このようにして所望の印刷媒体にパターン
を印刷すると、それを基に図13の手順で補正テーブル
を作成する。
【0034】パルス幅テーブル73を作成するために
は、図12で作成したパターンの内、通常の4色同時走
査により印刷されたパターンを、リーダ部54によりス
テップS1301で読み込む。次に、2色ずつ2回の操
作により印刷したパターンをステップS1302で読み
込む。これら読み込んだパターンは、画像処理回路56
によってUCR処理され、Bk成分が取り出されて制御
回路53に内蔵されたメモリに格納される。
【0035】両パターンを読んだなら、両パターンで対
応する各階調の領域同士の濃度d1及びd2を、ステッ
プS1303で色ごとに比較し濃度差を求める。両方の
印刷方式で同じ出力が得られるのならば、濃度差は全く
ないはずである。こうして得られた濃度差|d1−d2
|を、各色(YMCBk)及び各階調(図10では8段
階)について図6のパルス幅−印刷濃度曲線に適用し、
プレヒートのためのパルスbの幅をステップS1304
で求める。ステップS1305ではこうして得られたパ
ルスbの幅を、各色ごとに、テストパターンの階調に対
応した表として表わす。
【0036】実際の1行2回スキャン方式で印刷する場
合には、印刷手順は第1の実施形態と同じく図8の手順
で制御されるが、ステップS803及びS805におけ
る印刷時に出力されるパルスbの幅は図14の手順で決
定される。
【0037】まず、画像入力信号により示される色及び
濃度ごとに、図13の手順で作成したテーブル73をス
テップS1401で参照し、そこで得られる値をパルス
bの幅として決定する。なお、テーブルの参照のしかた
は、例えば図10のパターンが、全濃度階調について作
成されているなら、入力画像信号により示される濃度値
は全てテーブル73に記載されていることになるため、
1対1で参照すれば良い。しかし、図10のパターンが
例えば濃度階調0〜255のうち、31,63,95,
127,159,191,223,255の濃度レベル
を代表として作成されているなら、表に記載される濃度
はある濃度域の代表値として扱われる必要がある。例え
ば濃度レベル31に対するパルス幅は、濃度域0〜31
に対して適用される。
【0038】このようにしてパルスbの幅を決定すれ
ば、印刷する媒体によってインク吸収率に差異が有って
も、媒体ごとに濃度の補正量を簡単に調整できるため、
媒体の相違に起因する印字品質のバラ付きを抑制して高
品質の印刷を実現することができる。 [第3の実施の形態]図15は本実施例に最適なインク
ジェット印刷装置の模式図である。この構成は、第2の
実施形態の構成に対して、合成回路76を付加したもの
となっている。本実施形態では、テーブル73を作成す
る手順は第2の実施形態と同様であるが、テーブル73
を参照してパルスbの幅を決定する手順が異なる。本実
施形態では、入力画像信号の濃度値によりテーブル73
を参照し、得られたパルスbの幅PWを後述のように補
正して用いる。このように、印刷時のスキャンの制御の
手順は図8と同様であるが、パルスbの幅の決定手順
は、第1あるいは第2の実施形態におけるそれと異な
る。その点について詳しく説明する。
【0039】インクのにじみやブリーディングは印刷媒
体に打ち込まれるインク量が大きな要因になっている。
さらに各色のインク量ではなく、印刷媒体に印字される
トータルインク量が支配的である。そのため、吐出する
トータルインク量に応じて図5のパルスbの幅の制御を
行うことで、にじみのない画像を得ることができる。本
実施例のインクジェット印刷装置はそれを可能としてい
る。
【0040】画像処理回路56でリーダ部から入力され
たCMYの信号は、CCDから読み取ったレッド信号
R、グリーン信号G、ブルー信号Bをそれぞれ対数変換
して、その値の大小を反転させたものである。画像処理
回路ではこの信号に対して黒抽出を行う。
【0041】Bk=Min(C,M,Y) 続いて次のようなマスキング処理を行う。
【0042】 C’ =a11C+a12M+a13Y+a14Bk M’ =a21C+a22M+a23Y+a24Bk Y’ =a31C+a32M+a33Y+a34Bk Bk’=a41C+a42M+a43Y+a44Bk 各係数a11〜a44は色再現が最も良くなる様に設定
されている。更に、これらの式にインク量を算出するた
めの係数yをかけることで各色のインク量Cq,Mq,
Yq,Bkqを計算する。
【0043】Cq =y×C Mq =y×M Yq =y×Y Bkq=y×Bk 各色ごとのインク量が算出された後は、 Tq=Cq+Mq+Yq+Bkq によりトータルインク量Tqが算出される。
【0044】次に、予め実験から求められた、にじみの
ない画像を得るためのトータルインク量Tqとパルス幅
(パルスbの幅)Pwqの関係図16を参照してパルス
幅Pwqを設定する。このパルス幅Pwqと、第2の実
施形態に示されている印刷媒体ごとの濃度とパルス幅の
テーブル73から得られたパルスbの幅PWより、パル
スbの幅PWqtを、実験より求められた式 PWqt=f(PWq,PW) により合成回路76で算出する。、ここで演算された信
号75がパルス幅制御回路72に送られ、パルスbのパ
ルス幅として印刷ヘッドのプレヒートが行われ、印字が
行われる。関数f(PWq,PW)は、例えばa・PW
q+b・PW(a,bは実験より得られる係数)等にな
る。
【0045】図16の関係としては、例えば標準となる
普通紙について、にじみがなくコート紙と同レベルの画
像を印刷できるインク量とパルスbの幅との関係を実験
的に求めて使用する。従って、関数f(PWq,PW)
=a・PWq+b・PWは、単にトータルインク量に応
じて決まるパルス幅PWqtを、印刷しようとする色の
濃度と印刷媒体の種類とによって補正するものとも、そ
の逆ともいえる。
【0046】図17は、本実施の形態においてパルスb
の幅を決定する手順の流れ図である。まずステップS1
701でテーブル73を参照してパルス幅PWを得、ス
テップS1702で上述の式を用いてPWqtを求め
る。
【0047】このように、印刷媒体に応じた適切なパル
ス幅の選択と、リアルタイムのインクの吐出量との相関
を利用することで、きめ細かいパルス幅の制御が可能に
なり、簡単な回路構成でにじみのない高品位画像を得る
ことができる。このような構成によれば、演算回路を持
たないような出力機器、例えばプリンタなどでも大きな
演算回路無しで、高品位画像を得ることができる。
【0048】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0049】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても達成される。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像印刷
装置及びその制御方法は、複数回のシリアルスキャンで
画像を形成する際に、複雑な演算回路なしで色味や濃度
の変化を補正し、特殊な印刷媒体でなくとも品質の高い
画像を印刷することができる。更に、印刷媒体に応じて
色味や濃度を補正することで、印刷媒体の種類によらず
に高品質の画像を印刷できる。また、インクのトータル
量に応じて補正することで、更に画質を高めることがで
きる。
【0051】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のインクジェット印刷装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態の走査方法を示す図である。
【図3】第1の実施の形態の装置による走査のしかたの
例を示した模式図である。
【図4】出力画像濃度の関係を示す図である。
【図5】インク吐出時のパルスを示す図である。
【図6】プレヒートパルスと濃度の関係を示す図であ
る。
【図7】画像信号とプレヒートパルスの幅との関係を示
す図である
【図8】本実施形態のインクジェット印刷装置によるス
キャン制御手順の流れ図である。
【図9】第1の実施の形態におけるプレヒートパルスb
の幅を決定する手順の流れ図である。
【図10】第2の実施の形態における読み取りパターン
を示す図である。
【図11】第2の実施の形態のインクジェット印刷装置
の構成を示すブロック図である。
【図12】階調パターンを印刷する手順の流れ図であ
る。
【図13】パルス幅テーブルを作成する手順の流れ図で
ある。
【図14】第2の実施の形態におけるプレヒートパルス
bの幅を決定する手順の流れ図である。
【図15】第3の実施の形態のインクジェット印刷装置
の構成を示すブロック図である。
【図16】トータルインク量とパルス幅の関係を示す図
である。
【図17】第3の実施の形態におけるプレヒートパルス
bの幅を決定する手順の流れ図である。
【符号の説明】
45 印刷シート 49 印刷ヘッドユニット 51 キャリッジモータ 54 リーダ部 56 画像処理部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つの印刷ヘッドを有し、そ
    れぞれの印刷ヘッドに画像信号に応じた熱エネルギを印
    加することで記録剤を吐出し、記録剤の吐出と同期して
    印刷ヘッドを走査して画像を形成する印刷装置であっ
    て、 すべての印刷ヘッドで1回の走査により印刷する第1の
    方式により印刷された濃度と、複数の組に分けられた印
    刷ヘッドで各組1回ずつの走査により印刷する第2の方
    式により印刷された濃度との差に基づいて、前記印刷ヘ
    ッドに印加する予熱量を決定する補正量決定手段と、 前記第2の方式により印刷を行う際に、前記補正量決定
    手段によって決定された量の予熱を印刷ヘッドに与えて
    からインクを吐出させる吐出制御手段とを備えることを
    特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記予熱は電流パルスを前記印刷ヘッド
    に印加して与えられ、前記補正量決定手段は、予熱量を
    電流パルスの幅として決定することを特徴とする請求項
    1に記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記補正量決定手段は、前記第1の方式
    により印刷される濃度と第2の方式により印刷される濃
    度との差を予め記憶していることを特徴とする請求項1
    または2に記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 各色ごとに所定の濃度階調で印刷される
    パターンを、前記第1の方式と第2の方式とで印刷する
    パターン印刷手段と、該パターンを読み込む読み込み手
    段とを更に備え、前記補正量決定手段は、第1の方式に
    より印刷された前記パターンを第1の方式による濃度と
    し、第2の方式により印刷された前記パターンを第2の
    方式による濃度として予熱量を決定することを特徴とす
    る請求項1または2に記載の印刷装置。
  5. 【請求項5】 全印刷ヘッドから吐出される記録剤の総
    量と、その量の記録剤を用いて前記第2の方式で記録す
    る際の予熱量との関係を予め記憶する記憶手段を更に備
    え、前記補正量決定手段は、得られた予熱量を、前記記
    憶手段により記憶された関係と、記録剤の総量とに基づ
    いて得られた予熱量によって補正することを特徴とする
    請求項4に記載の印刷装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも2つの印刷ヘッドを有し、そ
    れぞれの印刷ヘッドに画像信号に応じた熱エネルギを印
    加することで記録剤を吐出し、記録剤の吐出と同期して
    印刷ヘッドを走査して画像を形成する印刷装置の制御方
    法であって、 すべての印刷ヘッドで1回の走査により印刷する第1の
    方式により印刷された濃度と、複数の組に分けられた印
    刷ヘッドで各組1回ずつの走査により印刷する第2の方
    式により印刷された濃度との差に基づいて、前記印刷ヘ
    ッドに印加する予熱量を決定する補正量決定工程と、 前記第2の方式により印刷を行う際に、前記補正量決定
    工程によって決定された量の予熱を印刷ヘッドに与えて
    からインクを吐出させる吐出制御工程とを備えることを
    特徴とする印刷制御方法。
  7. 【請求項7】 前記予熱は電流パルスを前記印刷ヘッド
    に印加して与えられ、前記補正量決定工程は、予熱量を
    電流パルスの幅として決定することを特徴とする請求項
    6に記載の印刷制御方法。
  8. 【請求項8】 前記補正量決定工程は、予め記憶した、
    前記第1の方式により印刷される濃度と第2の方式によ
    り印刷される濃度との差を用いて予熱量を決定すること
    を特徴とする請求項6または7に記載の印刷制御方法。
  9. 【請求項9】 各色ごとに所定の濃度階調で印刷される
    パターンを、前記第1の方式と第2の方式とで印刷する
    パターン印刷工程と、該パターンを読み込む読み込み工
    程とを更に備え、前記補正量決定工程は、第1の方式に
    より印刷された前記パターンを第1の方式による濃度と
    し、第2の方式により印刷された前記パターンを第2の
    方式による濃度として予熱量を決定することを特徴とす
    る請求項6または7に記載の印刷制御方法。
  10. 【請求項10】 前記補正量決定工程は、得られた予熱
    量に対して、全印刷ヘッドから吐出される記録剤の総量
    と前記第2の方式で記録する際の予熱量との関係から得
    られる補正予熱量によって更に補正を施すことを特徴と
    する請求項4に記載の印刷制御方法。
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