JPH10168007A - 高純度ベンジルアルコールの製造法 - Google Patents
高純度ベンジルアルコールの製造法Info
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Abstract
できる製造法を提供する。 【解決手段】 酢酸ベンジルを反応蒸留塔の上部から供
給し、メタノールを反応蒸留塔の下部から供給して、塩
基性触媒の存在下、酢酸ベンジルとメタノールを向流的
に接触反応させ、酢酸メチルとメタノールを主成分とす
る塔頂留分と、メタノールとベンジルアルコールを主成
分とする塔底液を得、反応蒸留塔の塔底液をメタノール
分離塔に供給して蒸留し、メタノールを主成分とする塔
頂留分とベンジルアルコールを主成分とする塔底液に分
離し、メタノール分離塔の塔頂留分を反応蒸留塔へ循環
させ、メタノール分離塔の塔底液をアルコール精製塔に
供給して蒸留してベンジルアルコールを得る。
Description
の製造法に関するものである。
させて得られるベンジルアルコールは、溶解性に優れた
溶剤、無毒性のため医薬用添加物、農薬や医薬等の中間
体としても極めて重要な化合物である。
次の方法が知られ、工業的には1)、3)の方法で製造
されている。
いて加水分解する方法。
解する方法。
素還元する方法。
ベンジルアルコールを製造する方法である。そのうち
1)の方法では苛性ソーダが量論反応するためベンジル
クロライドと当量以上必要であり、さらに反応後には有
機物を含んだ多量の食塩水が副生し、その処理が問題で
ある。また、3)の方法は比較的高価なベンズアルデヒ
ドを原料とするため、経済的に有利とは言えない。
ベンジルアルコールを製造する方法は、反応で副生する
酢酸が再利用されるので排水のないプロセスとなり、経
済的で環境にも低負荷である。
No.5,1952,1607にはスルホン酸型陽イオ
ン交換樹脂であるアンバーライトIR−100の存在
下、20〜30℃、水/酢酸ベンジル(体積比)25で
加水分解してベンジルアルコールを製造する方法が既に
報告されている。しかしながらこの方法は触媒活性が低
く、さらに著しく多量の水を用いているため原料濃度が
低く、生成液からの未反応の水の除去エネルギーを考え
ると工業的な方法としては実用的でない。また、ベンジ
ルアルコールの分離・精製方法については、具体的な記
載がなされていない。
が、エステル交換反応によりエステルから相当するアル
コールを得る方法が知られている。例えば、特開昭54
−61109号公報や特開昭55−59122号公報に
は、ブタンジオール又はブテンジオールの酢酸エステル
からブタンジオールを製造する方法が記載されている。
しかしながら、本発明にこれらの方法をそのまま適応し
ようとすると、反応蒸留塔内で固形物が析出しフラッデ
ィング現象を起こし運転を継続できなかったり、反応が
思うように進まないといった問題があった。
ついて、実際の工業化を考えた場合、詳細な分離・精製
工程を含めた製造法については検討されておらず、上記
した方法は、高純度ベンジルアルコールの製造法として
は満足できるものではない。
鑑みてなされたものであり、その目的は、高純度のベン
ジルアルコールを経済的に製造する方法を提供すること
である。
題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、酢酸ベンジ
ルを塩基性触媒の存在下でメタノールとエステル交換反
応させ、その後の分離・精製プロセスを考慮し、各工程
留分を合理的に組み合わせることにより、高純度のベン
ジルアルコールを経済的に製造できることを見出し、本
発明を完成するに至った。
酢酸ベンジルをメタノールとエステル交換反応させベン
ジルアルコールを製造する方法において、酢酸ベンジル
を反応蒸留塔の上部から供給し、メタノールを反応蒸留
塔の下部から供給して、塩基性触媒の存在下、酢酸ベン
ジルとメタノールを向流的に接触反応させ、酢酸メチル
とメタノールを主成分とする塔頂留分と、メタノールと
ベンジルアルコールを主成分とする塔底液を得、反応蒸
留塔の塔底液をメタノール分離塔に供給して蒸留し、メ
タノールを主成分とする塔頂留分とベンジルアルコール
を主成分とする塔底液に分離し、メタノール分離塔の塔
頂留分を反応蒸留塔へ循環させ、メタノール分離塔の塔
底液をアルコール精製塔に供給して蒸留してベンジルア
ルコールを得ることを特徴とする高純度ベンジルアルコ
ールの製造法である。
反応蒸留塔の上部に供給し、メタノールを反応蒸留塔の
下部に供給して、塩基性触媒の存在下、酢酸ベンジルと
メタノールを向流的に接触させ、エステル交換反応させ
ることによってベンジルアルコールを製造する。
低下や閉塞トラブルを招く場合がある。例えば、ナトリ
ウムメチラートを塩基性触媒として用いた場合には、安
息香酸や原料の酢酸等の酸性物質又は水が原料の酢酸ベ
ンジルやメタノール中に存在すると次式の反応が生じ、
安息香酸ソーダや酢酸ソーダを生成する。
やエステル交換反応の副生物である酢酸メチルにはほと
んど溶解せず、これらの濃度が高い酢酸ベンジルのフィ
ード段付近で析出、沈積し、スケーリングしてフラッデ
ィングトラブルを招く場合がある。また、これらの反応
には触媒(ナトリウムメチラート)がからんでいるた
め、触媒自身が失活(消費)し、反応までも阻害する。
尚、触媒として水酸化ナトリウムを用いた場合もナトリ
ウムメチラートを用いた場合と類似の反応が起こる。
ールは、安息香酸や酢酸等の酸性物質の濃度及び水の濃
度が低いものを使用することが好ましい。原料中に含ま
れるこれら不純物の濃度は、酢酸ベンジルに対するメタ
ノールのモル比や触媒濃度又は互いの不純物濃度によっ
て変わるため特に限定するものではないが、例えば、酢
酸ベンジル中に含まれる安息香酸の濃度は、通常0.0
5重量%以下、好ましくは0.03重量%以下、更に好
ましくは0.02重量%以下である。酢酸ベンジル中の
酢酸濃度は、通常0.1重量%以下、好ましくは0.0
5重量%以下、更に好ましくは0.03重量%以下であ
る。酢酸ベンジル中の水分濃度は、通常0.05重量%
以下、好ましくは0.03重量%以下、更に好ましくは
0.02重量%以下である。また、メタノール中に含ま
れる水分濃度は、通常0.2重量%以下、好ましくは
0.1重量%以下、更に好ましくは0.05重量%以下
である。
酸ベンジルは後述するオキシアセトキシル化反応により
得られたものを使用する。また、原料のメタノールは、
エステル交換反応で副生した酢酸メチルを加水分解して
メタノール回収塔で蒸留回収されるメタノールと、反応
蒸留塔の塔底液をメタノール分離塔に供給して蒸留回収
されるメタノールを循環使用する。したがって、新たに
供給されるメタノールは蒸留のロス分のみのためわずか
でよい。
酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水
酸化物や、ナトリウムアルコラート、カリウムアルコラ
ート等のアルコラート等が使用できる。これらは固体で
あるため一般にアルコールに溶解させて供給される。
は、メタノールに限定するものではないが、触媒の溶解
性やエステル交換反応で副生する酢酸エステルの加水分
解後のアルコールと水の蒸留分離性などからメタノール
が最も適している。したがって、触媒を溶解するアルコ
ールもメタノールが最適である。また目的生成物のベン
ジルアルコールに溶解させて使用する方法も有効であ
る。
ても異なり一概には言えない。反応速度を考慮すると多
い方が反応上有利であるが、前述の塩類の析出問題に関
係するためそれを勘案して決定する必要がある。例え
ば、水酸化ナトリウムを使用する場合は原料の酢酸ベン
ジルに対して0.01〜1重量%、好ましくは0.02
〜0.2重量%が適当である。尚、ナトリウムメチラー
トを使用する場合は、水酸化ナトリウムの場合の使用量
に、分子量比(54/40)を乗じた値が適当である。
式のものでよく、充填塔式蒸留塔でも棚段式蒸留塔でも
使用でき、特に限定するものではない。
ベンジルの供給位置(供給段)と同じかそれより高い位
置(上の段)が好ましい。
置から酢酸ベンジルの供給位置までを反応部とし、酢酸
ベンジルの供給位置より上部に濃縮部、メタノールの供
給位置より下部に放散部と仮称する蒸留分離部を設ける
のが好ましい。濃縮部の役目は原料の酢酸ベンジルや生
成物のベンジルアルコールを留出させないことである。
一方、放散部の役目は、生成した酢酸メチルを塔底部に
落とさないことである。留出成分の酢酸メチルやメタノ
ールの沸点に比べて酢酸ベンジルやベンジルアルコール
の沸点が十分に高く分離しやすい。したがって、これら
蒸留分離部の段数としては多くを必要としない。反応部
の大きさは原料の酢酸ベンジルの滞留時間と蒸留上の理
論段数を勘案して決定する。必要滞在時間は塔内の気液
接触効率、触媒濃度、反応部における酢酸ベンジルとメ
タノールのモル比及び反応温度によって変わるため特に
限定するものではない。滞在時間が長く理論段数が大き
いことは反応上妨げにはならないが経済性が考慮される
べきである。したがって、滞在時間としては1分から6
0分、反応蒸留塔全体の理論段数としては3段から50
段が適当である。
い物質であるが、触媒やナトリウム塩の存在下で高温に
さらすことはできるだけ避けた方が好ましく、塔底温度
をベンジルアルコールの標準沸点以下にするためメタノ
ールの一部を塔底から排出するようにするのが好まし
い。
が、塔頂の主成分である酢酸メチルとメタノールの蒸気
圧を考慮すると常圧で操作するのが、最も合理的かつ経
済的である。塔内の各部の温度は操作圧力、酢酸ベンジ
ルとメタノールの供給モル比、触媒濃度、塔底温度又は
組成、各部の段数及び還流比を決めると決定される。
供給モル比は等モルより多ければよいが、多すぎると生
成した酢酸メチルと共に加水分解工程に送られるメタノ
ール量が増え、メタノール循環量の増加によってエネル
ギー消費量の増大を招く。したがって、原料の酢酸ベン
ジルに対するメタノールの供給モル比は、通常1.1〜
10、好ましくは1.5〜5である。
られるベンジルアルコールとメタノールを主成分とする
混合物は、メタノール分離塔に供給され蒸留され、メタ
ノールを主成分とする塔頂留分は反応蒸留塔へ循環され
る。この際、メタノール中の水分が多い場合は、水分を
塔底のベンジルアルコール側に残すように蒸留分離する
ことが好ましい。
型式のものでよい。
れないが、上述のようにベンジルアルコールの標準沸点
以下で処理されるよう減圧下で操作する方が好ましい。
度は非常に大きいため両者を分離するのは低段数、低還
流比で可能である。このことから留出メタノール中の水
分濃度にとらわれること無くメタノールを留出させ、水
分を含んだメタノールは反応蒸留塔に循環させる前にシ
リカゲル、ゼオライト、活性炭等の水吸着剤を詰めた乾
燥塔に通し脱水処理した後反応蒸留塔にリサイクルする
方法も有効である。
ール分離塔の塔底液は、アルコール精製塔に供給され、
塔頂からメタノール、水、ベンズアルデヒド等の低沸不
純物を除去し、塔の中間部から高純度のベンジルアルコ
ールを取り出す。この際、メタノール分離塔の塔底液を
アルコール精製塔に供給する前に、固形物分離器に供給
して濃縮し、液中に溶解する安息香酸ソーダ、酢酸ソー
ダ及び触媒等の固形物を析出分離することが好ましい。
そして、ベンジルアルコールを主成分とする固形物分離
器の蒸発物がアルコール精製塔に供給され、塔頂からメ
タノール、水、ベンズアルデヒド等の低沸不純物を除去
し、塔の中間部から製品のベンジルアルコールを取り出
し、塔底液は固形物分離器へ循環される。
はベンジルアルコールの熱安定性を考慮して減圧下で操
作するのが好ましい。固形物分離器の型式は特に限定し
ないが、例えば、内部に固形物の掻き取り器を持った蒸
発器、例えば薄膜式蒸発装置等が挙げられる。
離塔とアルコール精製塔に分けることもできる。この場
合、不純物分離塔の塔頂からメタノール、水、ベンズア
ルデヒド等の不純物を取り出し廃棄し、塔底液はアルコ
ール精製塔に供給し、塔頂から製品のベンジルアルコー
ルを取り出し、塔底液は固形物分離器へ循環される。
チルとメタノールを主成分とする混合物は、抽出蒸留塔
の中間部に供給し、上部から水を供給して蒸留し、塔頂
から酢酸メチルと水を主成分とする混合物を取り出し、
酢酸回収塔の留出物及び水とともに加水分解反応器に供
給し加水分解処理することが好ましい。この際、水及び
メタノールを主成分とする抽出蒸留塔の塔底液はメタノ
ール回収塔に供給して蒸留し、メタノールを主成分とす
る塔頂留出物は反応蒸留塔へ循環させ、塔底から回収さ
れる水は抽出蒸留塔へ循環させる。
メチル回収塔に供給して蒸留し、塔頂から得られる未反
応の酢酸メチルとメタノールを主成分とする混合物は抽
出蒸留塔へ循環させる。酢酸メチル回収塔の塔底から得
られる水と酢酸を主成分とする混合物は酢酸回収塔に供
給して蒸留し、塔頂から得られる水又は酢酸水溶液を主
成分とする留出物は加水分解反応器へ循環させる。
ル回収塔及び酢酸回収塔の型式は一般の蒸留塔の型式で
よい。
塔から供給される酢酸メチルとメタノールを主成分とす
る混合物の量に対して、重量比で通常0.05〜5、好
ましくは0.1〜1である。水の量が少なすぎると留出
液中のメタノール濃度が高くなり、また塔底液中の酢酸
メチル濃度が高くなる。水の量が多すぎるとエネルギー
消費量が大きくなり経済的でない。
タノール中の水分は、少なければ少ない方がよく、通常
0.2重量%以下、好ましくは0.1重量%以下、更に
好ましくは0.05重量%以下である。水を主成分とす
るメタノール回収塔の塔底液中のメタノール濃度は特に
限定されないが、抽出蒸留塔に供給する水の量を増加さ
せないことと、循環するメタノール量を減らす意味で低
い方が好ましい。
蒸留塔から供給される酢酸メチルとメタノールの量及び
加水分解率にもよるが、通常酢酸メチルに対する水のモ
ル比で1〜10、好ましくは1〜5である。加水分解反
応用触媒としては、硫酸、燐酸、アルキルスルホン酸等
の液体酸や酸性陽イオン交換樹脂、シリカ、シリカアル
ミナ、酸性白土等の固体酸があるが、反応後の触媒分離
の容易さ、装置材質等から酸性陽イオン交換樹脂が使い
やすく適当である。
式、塔式のいずれでもよいが、酸性陽イオン交換樹脂を
触媒として使用する場合は触媒の損傷のない固定床式が
好適である。
交換樹脂を圧損の少ない形状に成型したり、容器に入れ
て蒸留塔内に組み込み反応と蒸留を一本の塔で行う反応
蒸留方式を採用すれば、酢酸メチル回収塔が不要となり
有利である。装置の大きさは必要接触時間によって決ま
る。通常の固定床式の場合の接触時間は、通常0.03
〜10時間、好ましくは0.1〜5時間である。反応温
度は反応速度と酸性陽イオン交換樹脂の耐熱性から50
〜120゜Cが好ましい。反応器の操作圧力は特に限定
されないが、通常絶対圧で1〜5気圧が適当である。
ールの混合物を主成分とする留出液と酢酸と水を主成分
とする塔底液の沸点差が大きいため分離は容易であり段
数と還流比は経済性から選定すればよい。本発明によれ
ば酢酸回収塔の留出水は加水分解反応器へリサイクルさ
れるが、プロセスの経済性を考慮するとこの中にある程
度の酢酸が含まれても支障ない。
れる酢酸ベンジルの製造法としては特に限定するもので
はないが、例えば、トルエンと酢酸及び酸素をオキシア
セトキシル化することにより製造することができる。
び酢酸はどのような製法によって製造されたものでも使
用可能である。例えば、トルエンは、石油留分から分離
されたもの、石油留分を分解して得られる分解油から分
離されたもの等を使用することができ、また酢酸は、ア
セトアルデヒドの酸化によって製造されたもの、炭化水
素の酸化によって製造されたもの、メタノールと一酸化
炭素から合成されたもの等のいずれでも用いることがで
きる。
び酸素をオキシアセトキシル化して酢酸ベンジルを得る
ために、オキシアセトキシル化反応器にオキシアセトキ
シル化能を有する触媒を充填して用いる。
ては、所望のオキシアセトキシル化反応成績を得ること
ができる触媒が特に制限なく使用でき、オキシアセトキ
シル化活性を持つパラジウムを主成分とする触媒が好適
なものとして挙げられる。
を担持した触媒とアルカリ金属の酢酸塩からなる触媒系
(特公昭42−13081号公報)、シリカに担持した
ビスマス、モリブデン、マンガン、バナジウム及びタン
グステンから選ばれる一つをパラジウムと組み合わせた
触媒(特開昭52−151135号公報、特開昭52−
151136号公報)、シリカに担持したビスマス、コ
バルト及び鉄から選ばれる一成分とパラジウムからなる
触媒と酢酸カリウムからなる触媒系(特公昭50−28
947号公報)、シリカにパラジウム、ビスマス及びク
ロムを担持した触媒とアルカリ金属の酢酸塩からなる触
媒系(特公昭52−16101号公報)、シリカにパラ
ジウムとビスマス又は鉛を担持した触媒と反応系に可溶
なビスマス化合物又は鉛化合物の両方からなる触媒系
(特開昭63−174950号公報)、パラジウムとビ
スマスからなり、パラジウム/ビスマス=2.5〜3.
5(原子比)である合金がシリカに担持された触媒等が
挙げられる。これらのうちでも、パラジウムとビスマス
からなり、パラジウム/ビスマス=2.5〜3.5(原
子比)である合金がシリカに担持された触媒が、触媒活
性及び触媒寿命を考慮すると特に好ましい。パラジウム
とビスマスからなり、パラジウム/ビスマス=2.5〜
3.5(原子比)である合金は、2θが30〜80°の
間に表1
す。
するために、トルエン及び/又は酢酸中にビスマスの可
溶性化合物を溶解させて反応を行ってもよい。
解させているビスマスの可溶性化合物の量は、下式
(5)
スからなり、パラジウム/ビスマス=2.5〜3.5
(原子比)である合金がシリカに担持された触媒を使用
する場合、該触媒は本反応系では安定であるため、特に
ビスマスの可溶性物質を共存させる必要はないが、共存
させる場合でも、上記の範囲内で十分である。この範囲
を著しく超えると、生成物の酢酸ベンジルを精製する工
程で、ビスマス化合物が析出し閉塞の原因となる場合が
ある。
定するものではないが、硝酸ビスマス、酸化ビスマス、
オキシ酢酸ビスマス、水酸化ビスマス、塩化ビスマス、
オキシ塩化ビスマス、塩基性炭酸ビスマス、酢酸ビスマ
ス、シュウ酸ビスマス、トリメチルビスマス等が例示さ
れる。
触媒は、反応器中に充填して使用する。使用する触媒量
は、反応方法により異なるため一律には規定できない
が、経済性を勘案すると、固定床の場合には、単位触媒
体積、単位時間当たりのトルエンと酢酸の合計供給量
(LHSV)として、0.1〜50h-1の範囲、より好
ましくは、0.1〜30h-1となる触媒量が好ましく、
また、懸濁床の場合には、触媒の濃度は、原料に対し
0.1〜30重量%の範囲が良い。
媒の活性、選択性を確保した上で触媒の寿命を維持する
ためには、反応器内の気相部分の酸素分圧を、0.1〜
2kg/cm2の範囲に制御することが好ましい。0.
1kg/cm2未満では、工業的に充分な活性が得られ
ず、また、2kg/cm2を越えるとパラジウムの溶出
が多くなり、活性低下が著しくなる場合がある。また、
酸素の供給量は、触媒体積1リットルに対して0.5〜
4.5モル/hが好ましい。
常、加温、加圧下で実施される。反応温度は、通常80
〜230℃、好ましくは120〜200℃が選ばれる。
これより高くしても副反応の進行が増すだけであり、低
くすると反応速度の点で不利になる。また、圧力は、反
応温度で触媒表面が液相に保たれていればよく、通常3
〜100kg/cm2G、好ましくは4〜50kg/c
m2Gが選ばれる。本発明の方法では、この範囲内で望
むべき反応が十分進行するので、これを越える高圧は不
必要である。
て用いる。酸素は、窒素等の不活性ガスで希釈されてい
てもよく、空気であっても使用できる。酸素の供給量
は、反応温度、触媒量等によって最適量が変わるが、触
媒を通過した所のガス組成が爆発範囲以下であればよ
い。単位触媒量、単位時間当たりの酸素供給量(GHS
V)は、0℃、1気圧換算で5000h-1以下が好まし
い。
設定の仕方又は反応方法によって変わるため一概にその
範囲を決めることは困難であるが、懸濁床での回分式、
半回分式においては通常0.5時間以上が必要で、好ま
しくは1〜10時間が良い。また、懸濁床による連続式
反応又は固定床流通式反応においては、滞留時間は通常
0.03〜10時間で良い。
に限定されるものではなく、例えば、単管式又は多管式
の反応器形式でよい。また、この反応は酸化反応であり
発熱を伴う反応であるが、熱の制御方法についても、特
に制限はなく、断熱形式、多管式反応器を用いて反応熱
を除熱する形式、又は、原料の分割供給形式等を採用す
ることが可能である。
は、気液分離装置である気液分離器に供給される。
器の他、オキシアセトキシル化反応器出口での流出物の
取り出し方法によっては気液分離操作が可能であり、こ
の場合は反応器と一体型の気液分離装置及び操作と見な
すことができ、このような形態を使用してもかまわな
い。
酸及び酢酸ベンジルを主成分とする混合液であり、それ
らは原料回収塔に供給される。原料回収塔では蒸留が行
われ、塔頂からは未反応原料であるトルエンと酢酸を主
成分とする混合液が留分として回収され、塔底からは目
的生成物である酢酸ベンジルを主成分とする混合液が得
られる。原料回収塔で回収されたトルエンと酢酸を主成
分とする塔頂留分は、オキシアセトキシル化反応器に循
環される。
成分とする塔底液は、そのまま又は温度及び圧力を調整
して低沸物除去塔に供給される。低沸物除去塔では蒸留
が行われ、ベンズアルデヒドを主成分とする塔頂液と酢
酸ベンジルを主成分とする塔底液とに分離される。低沸
物除去塔の蒸留条件は、ベンズアルデヒド等の酢酸ベン
ジルよりも沸点の低い成分を塔頂から除去できれば特に
限定されるものではない。
主成分とする塔底液は、そのまま又は温度及び圧力を調
整して高沸物除去塔に供給される。高沸物除去塔では蒸
留が行われ、塔頂より高純度の酢酸ベンジルを得る。ま
た、高沸物除去塔の塔底からは安息香酸や安息香酸ベン
ジル等の酢酸ベンジルよりも沸点の高い成分が除去され
る。高沸物除去塔の蒸留条件は特に限定されるものでは
なく、製品酢酸ベンジルの純度に応じた任意の蒸留条件
が選ばれる。さらに高品質の酢酸ベンジルを製造する場
合は、別の蒸留塔を用いて酢酸ベンジルを蒸留・精製す
ることも可能である。
り、高純度酢酸ベンジル及び高純度ベンジルアルコール
を効率的に連続して製造することができる。
の形態を説明する。なお、本発明の実施の形態は各種考
えられ、図面に示される実施の形態の一例に限定される
ものではない。
の一例を示す。
し、メタノールを反応蒸留塔1の下部から供給し、塩基
性触媒の存在下で向流接触させエステル交換反応させ
る。
分離塔2の塔頂から回収されるメタノールと酢酸メチル
の加水分解工程のメタノール回収塔6の塔頂から回収さ
れるメタノールでほとんどが賄われるため、少量のロス
分が新たなメークアップとして供給される。この際、前
述のようにメタノール中の水分濃度を管理することが好
ましい。
置と同じかそれよりも高い位置に供給する。原料の酢酸
ベンジルが塔頂から留出しないように数段の濃縮部を酢
酸ベンジルの供給段の上に設けるのが好ましいが、触媒
を酢酸ベンジルの供給段以上から供給すれば、濃縮部で
も反応が起き反応寄与分だけ濃縮部段数と還流比が軽減
され有利である。
質のベンジルアルコールは一部の余剰メタノールと共に
反応蒸留塔1の塔底から取り出され、メタノール分離塔
2に供給され、メタノールは塔頂から蒸留分離され反応
蒸留塔1へ循環される。このとき水分が共存する場合は
循環させるメタノール中の水分濃度が所定濃度を超えな
いように蒸留条件をコントロールすることが好ましい。
離器3に供給して濃縮し固形物を分離する。固形物分離
器3の例としては掻き取り式の薄膜蒸発器等が有効であ
る。
コールを主成分とする混合物で、飛沫同伴で混入しない
かぎり固形物成分は含まれない。該蒸発蒸気はアルコー
ル精製塔4に供給され塔頂から低沸不純物が留去され、
アルコール精製塔4の中段から高純度のベンジルアルコ
ールが取り出される。アルコール精製塔4の塔底液は固
形物分離器3へ循環される。言うまでもないがアルコー
ル精製塔4を低沸不純物を分離する蒸留塔と製品を塔頂
から取り出す製品塔の二塔に分割することも可能であ
る。
ルと余剰メタノールの一部を主成分とする混合物は、酢
酸メチルの加水分解工程の抽出蒸留塔5の中央部に供給
される。抽出蒸留塔5の上部からは水を主成分とするメ
タノール回収塔6の塔底液が供給されて、水によるメタ
ノールの抽出蒸留が行われる。抽出蒸留塔5の塔底から
取り出される水とメタノールを主成分とする混合物は、
メタノール回収塔6に供給され蒸留されて、塔底から得
られる水を主成分とする混合物は抽出蒸留塔5の上部へ
循環される。メタノール回収塔6の塔頂から回収される
メタノールを主成分とする留出液は、メタノール分離塔
2から循環されるメタノールと必要に応じメイクアップ
のメタノールと共に反応蒸留塔1の下部に供給される。
蒸留塔5の塔頂液は、水又は水と酢酸を主成分とする酢
酸回収塔9の塔頂液及びメークアップの水と共に、加水
分解反応器7に供給し、酢酸メチルの加水分解反応が行
われる。加水分解反応器7の流出物は、酢酸メチル回収
塔8に供給して蒸留し、塔頂から未反応の酢酸メチルと
メタノールを主成分とする混合物が取り出され、抽出蒸
留塔5へ循環され、反応蒸留塔1の塔頂液と共に抽出蒸
留塔5に供給される。酢酸メチル回収塔8の塔底液は酢
酸回収塔9に供給される。
を示す。
器10には、原料として供給されるトルエンと酢酸及び
空気、原料回収塔12及び水除去塔16から循環される
トルエンと酢酸を主成分とする循環液相部、静定槽17
のトルエンを主成分とする上相部、凝縮器15から少な
くとも一部循環される酸素と窒素を主成分とする循環気
相部、並びに酢酸回収塔9(図1参照)の酢酸を主成分
とする塔底液が供給される。
ものではないが、反応を液相で行うため触媒の表面が原
料液で覆われていればよく、気液並流又は向流であって
もかまわないし、気液の流れ方向が下向流又は上向流で
あってもかまわない。また、原料液及び/又は空気は、
オキシアセトキシル化反応器10に分割供給してもかま
わない。
相流となった反応器流出物は、気液分離器11に供給さ
れる。
は、凝縮装置である凝縮器15に供給され、トルエン、
酢酸、水及び酢酸ベンジルを主成分とする液相部と、酸
素と窒素を主成分とする気相部に分離される。
も一部は、気液分離器11からの液相部に混合して原料
回収塔12に供給され、残りの液相部は水除去塔16に
供給される。また、凝縮器15で分離された気相部の少
なくとも一部はオキシアセトキシル化反応器10に循環
され、残りの気相部は系外にパージされる。このオキシ
アセトキシル化反応器10に少なくとも一部循環される
気相部の循環量は、オキシアセトキシル化反応器10に
供給される空気と混合したときの全気相部中の酸素濃度
が所望の濃度になるように制御される。
の大部分の液相部は、トルエン、酢酸及び水を主成分と
するもので、水除去塔16で蒸留され、水除去塔16の
塔頂からはトルエンと水が主留分として得られる。この
トルエンと水を主成分とする塔頂留分は静定槽17で液
液二相分離され、トルエンを主体とした上相はそのまま
オキシアセトキシル化反応器10に循環され、水を主体
とした下相は除去される。また、水除去塔16の塔底か
らは酢酸が得られそのままオキシアセトキシル化反応器
10に循環される。
5で分離された少なくとも一部の液相部と混合して原料
回収塔12に供給される。この気液分離器11からの液
相部と凝縮器15で分離された少なくとも一部の液相部
との混合液には、酸素及び窒素等の非凝縮ガス成分が溶
存しており、原料回収塔12に供給する前にフラッシュ
蒸発器、真空脱気器等の公知の装置及び操作によって溶
存した非凝縮ガス成分を取り除くことが好ましい。この
方法を採用すれば、原料回収塔12を小型化できるとと
もに、非凝縮ガス成分と同時に系外へ放出される有効成
分の損失を抑制するための原料回収塔12に付属させる
凝縮装置等の特別な装置及び操作が不必要となる。
酢酸を主成分とするものでそのままオキシアセトキシル
化反応器10に循環される。
れる未反応原料であるトルエン及び酢酸を主成分とする
循環液相部は少量の水を含む。水の濃度が高くなった場
合、触媒の活性、選択性に悪影響を及ぼすことがあるた
め、この場合、オキシアセトキシル化反応器10に供給
される原料トルエン及び酢酸と、循環されたトルエンと
酢酸を主成分とする循環液相部との全混合液中の水の濃
度が5重量%以下となるように、気液分離器11の気液
分離条件、凝縮器15の凝縮条件、及び原料回収塔12
又は水除去塔16の蒸留条件を制御することが好まし
い。
酢酸ベンジルを原料としてメタノールとエステル交換す
ることによって高純度のベンジルアルコールを安定操作
のもとに経済的に製造することができる。
るが、本発明が以下の実施例のみに限定されるものでは
ないことは言うまでもない。なお、以下本文中、重量%
を%、ベンジルアルコールをBzOH、酢酸ベンジルを
BzOAcとそれぞれ省略する。
(ベンズアルデヒド:0.03%、BzOH:0.24
%、酢酸:0.01%、安息香酸:0.01%、水分:
0.01%を含有)を反応蒸留塔1(30段、反応部2
5段)の塔頂部に連続供給した。メタノール分離塔2と
メタノール回収塔6の塔頂から回収されたメタノール、
及びメイクアップのメタノールの合計242g/h(酢
酸メチル:0.16%、水分:0.01%を含有)を反
応蒸留塔1の5段目に供給した。また塔頂から触媒とし
て2%のナトリウムメチラートを含むメタノール溶液1
3.8g/hを供給した。塔底の温度は96.0℃で運
転した。
h(組成 BzOH:86.8%、メタノール:13.
1%)を得た。尚、この反応混合物のガスクロマトグラ
ムにおいて、原料のBzOAcのピークは痕跡程度であ
った。
給して蒸留し、留出のメタノール44g/hは反応蒸留
塔1に循環した。メタノール分離塔2の塔底液は受器に
溜め、その5.0kgを回転式薄膜蒸発型の固形物分離
器3に仕込み、圧力を350〜100Torrに段階的
に変えて蒸発濃縮し、純度99.8%のBzOH4.9
kgを得た。
4g/h(組成 酢酸メチル:62.5%、メタノー
ル:35.7%、BzOAc:0.9%、BzOH:
0.9%)を抜き出した。この留出液を酢酸メチル回収
塔8の留出液と混合して抽出蒸留塔5の中段に供給し、
塔頂から水177g/hを供給して抽出蒸留した。抽出
蒸留の塔底液は、メタノール回収塔6に供給して蒸留
し、塔頂の留出液205g/h(組成 メタノール:9
9.8%、酢酸メチル:0.2%)は、反応蒸留塔1に
循環した。
35g/h(組成 酢酸メチル:95.5%、メタノー
ル:2.0%、水:2.5%)は、酢酸回収塔9の塔頂
留出液454g/h(組成 水:69.6%、酢酸:3
0.0%)及び水109g/hと混合し、加水分解反応
器7(内径4cm、高さ80cmのガラス製固定床に市
販の酸性陽イオン交換樹脂アンバーライトIR−120
B(オルガノ(株)製)のH型のものを1000ml充
填)に供給し、40℃で加水分解した。
チル回収塔8に供給して蒸留し、塔頂からの留出液55
7g/h(組成 酢酸メチル:71.5%、メタノー
ル:18.5%、水:10%)は抽出蒸留塔5に循環
し、塔底液は酢酸回収塔9に供給し蒸留した。酢酸回収
塔9の塔頂留出液は加水分解反応器7に循環し、塔底か
ら90%の酢酸水溶液188g/hを回収した。
エステル交換反応プロセスの一例を具体的に示した工程
図である。
工程図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 塩基性触媒の存在下に酢酸ベンジルをメ
タノールとエステル交換反応させベンジルアルコールを
製造する方法において、酢酸ベンジルを反応蒸留塔の上
部から供給し、メタノールを反応蒸留塔の下部から供給
して、塩基性触媒の存在下、酢酸ベンジルとメタノール
を向流的に接触反応させ、酢酸メチルとメタノールを主
成分とする塔頂留分と、メタノールとベンジルアルコー
ルを主成分とする塔底液を得、反応蒸留塔の塔底液をメ
タノール分離塔に供給して蒸留し、メタノールを主成分
とする塔頂留分とベンジルアルコールを主成分とする塔
底液に分離し、メタノール分離塔の塔頂留分を反応蒸留
塔へ循環させ、メタノール分離塔の塔底液をアルコール
精製塔に供給して蒸留してベンジルアルコールを得るこ
とを特徴とする高純度ベンジルアルコールの製造法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の製造法において、メタ
ノール分離塔の塔底液を固形物分離器に供給して固形物
を除去した後、アルコール精製塔に供給することを特徴
とする高純度ベンジルアルコールの製造法。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の製法方法
において、反応蒸留塔の塔頂留分を抽出蒸留塔に供給し
て蒸留した後、水とメタノールを主成分とする塔底液を
メタノール回収塔に供給して蒸留し、メタノールを主成
分とする塔頂留分を反応蒸留塔に循環させ、水を主成分
とする塔底液を抽出蒸留塔に循環させることを特徴とす
る高純度ベンジルアルコールの製造法。 - 【請求項4】 請求項3に記載の製造法において、水と
酢酸メチルを主成分とする抽出蒸留塔の塔頂留分を加水
分解反応器に供給し、酸性触媒の存在下、水を加えて加
水分解した後、生成液を酢酸メチル回収塔に供給して蒸
留し、酢酸メチルとメタノールを主成分とする塔頂留分
を抽出蒸留塔に循環させ、塔底液を酢酸回収塔で蒸留し
た後、水を主成分とする塔頂留分を加水分解反応器に循
環させることを特徴とする高純度ベンジルアルコールの
製造法。 - 【請求項5】 トルエン、酢酸及び酸素をオキシアセト
キシル化能を有する触媒を充填したオキシアセトキシル
化反応器に供給し反応させて酢酸ベンジルを製造し、次
いで請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の製造法に
よりベンジルアルコールを製造することを特徴とする高
純度ベンジルアルコールの製造法。 - 【請求項6】 請求項5に記載の酢酸ベンジルの製造法
において、トルエン、酢酸及び酸素をオキシアセトキシ
ル化反応器に供給し反応させて反応器流出物を得、反応
器流出物を気液分離器に供給して、酸素と窒素を主成分
とする気相部と、トルエン、酢酸及び酢酸ベンジルを主
成分とする液相部に分離し、気液分離器から取り出した
液相部を原料回収塔に供給して蒸留し、トルエン及び酢
酸を主成分とする塔頂留分と酢酸ベンジルを主成分とす
る塔底液とに分離し、原料回収塔の塔頂留分をオキシア
セトキシル化反応器に循環させ、原料回収塔の塔底液を
低沸物除去塔に供給して蒸留し、ベンズアルデヒドを主
成分とする塔頂液と酢酸ベンジルを主成分とする塔底液
とに分離し、低沸物除去塔の塔底液を高沸物除去塔に供
給して蒸留し、塔頂より酢酸ベンジルを得ることを特徴
とする高純度ベンジルアルコールの製造法。 - 【請求項7】 請求項6に記載の製造法において、気液
分離器から取り出した気相部を凝縮器に供給し、トルエ
ン、酢酸、水及び酢酸ベンジルを主成分とする液相部と
酸素と窒素を主成分とする気相部に分離した後、少なく
とも一部の液相部は原料回収塔に供給し、少なくとも一
部の気相部はオキシアセトキシル化反応器に循環させる
ことを特徴とする高純度ベンジルアルコールの製造法。 - 【請求項8】 請求項7に記載の製造法において、凝縮
器から取り出した液相部は水除去塔に供給して蒸留し、
大部分の水を除去した後、オキシアセトキシル化反応器
に循環させることを特徴とする高純度ベンジルアルコー
ルの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32319696A JP3890641B2 (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | 高純度ベンジルアルコールの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32319696A JP3890641B2 (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | 高純度ベンジルアルコールの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10168007A true JPH10168007A (ja) | 1998-06-23 |
| JP3890641B2 JP3890641B2 (ja) | 2007-03-07 |
Family
ID=18152130
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32319696A Expired - Fee Related JP3890641B2 (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | 高純度ベンジルアルコールの製造法 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3890641B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000302709A (ja) * | 1999-02-15 | 2000-10-31 | Tosoh Corp | 操作性に優れたベンジルアルコールの製造方法 |
| JP2000302708A (ja) * | 1999-02-15 | 2000-10-31 | Tosoh Corp | 改良されたベンジルアルコールの製造方法 |
| JP2021084938A (ja) * | 2019-11-26 | 2021-06-03 | 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 | ポリカーボネート樹脂組成物及びその成形品 |
-
1996
- 1996-12-03 JP JP32319696A patent/JP3890641B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
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| JP3890641B2 (ja) | 2007-03-07 |
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