JPH10168417A - ホットメルト接着剤 - Google Patents

ホットメルト接着剤

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JPH10168417A
JPH10168417A JP33123996A JP33123996A JPH10168417A JP H10168417 A JPH10168417 A JP H10168417A JP 33123996 A JP33123996 A JP 33123996A JP 33123996 A JP33123996 A JP 33123996A JP H10168417 A JPH10168417 A JP H10168417A
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JP
Japan
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hot melt
melt adhesive
polyolefin
copolymer
adhesive
Prior art date
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Pending
Application number
JP33123996A
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English (en)
Inventor
Yasukazu Zenki
靖一 善木
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリオレフィン系材料に対して優れた低温接
着性を発揮し、かつ刺激臭によって作業環境へ悪影響を
及ぼす恐れのないホットメルト接着剤を提供する。 【解決手段】 エチレン系共重合体、スチレン系ブロッ
ク共重合体及びオレフィン系樹脂からなる群より選ばれ
た1種以上のベースポリマー成分(a)、粘着付与樹脂
(b)、ならびに、酸化ポリオレフィン系ワックスを除
く、融点40〜170℃の結晶性極性基含有化合物
(c)を含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホットメルト接着
剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリエチレン、ポリプロピレン等
のポリオレフィン系材料は、入手が容易であり、しか
も、フィルム、シート、発泡シート、各種成形品等への
加工が容易であることから、各種の産業分野で広く使用
されている。
【0003】しかし、ポリオレフィン材料は、表面エネ
ルギーが低く、接着剤による接着が困難であるため、一
般に濡れ性の良好な有機溶剤系接着剤を用いた接着が広
く行われれいる。しかしながら、有機溶剤の使用に対す
る規制が厳しくなってきており、有機溶剤を使用しない
接着剤による接着が種々試みられている。その方法の一
つとして、例えば、ホットメルト接着剤による接着が挙
げられる。
【0004】一般に広く使用されているホットメルト接
着剤としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体や、スチ
レン系ブロック共重合体等のベースポリマーと、該ベー
スポリマーに相溶性のある粘着付与樹脂とからなり、必
要に応じて、炭化水素系ワックスやオイル類等が添加さ
れたものが挙げられる。しかしながら、このようなホッ
トメルト接着剤は、ポリオレフィン系材料に対する接着
性、特に低温における接着性が低く、実用性に乏しいと
いう問題点があった。
【0005】上記問題点の解決策として、例えば、特開
昭59−217777号公報には、スチレン−ブタジエ
ン−スチレンブロック共重合体等のスチレン系熱可塑性
ゴムに、粘着付与樹脂と酸化ポリオレフィン系ワックス
とを混合したホットメルト接着剤が開示されている。し
かしながら、このホットメルト接着剤では、ワックスと
してポリオレフィンワックスの空気酸化物や熱分解生成
物を使用するため、加熱溶融時に刺激臭が発生し、接着
作業時の作業環境を汚染する恐れがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ポリ
オレフィン系材料に対して優れた低温接着性を発揮し、
かつ刺激臭によって作業環境を汚染する恐れのないホッ
トメルト接着剤を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のホットメルト接
着剤は、エチレン系共重合体、スチレン系ブロック共重
合体及びポリオレフィン系樹脂からなる群より選ばれた
1種以上のベースポリマー成分(a)、粘着付与樹脂
(b)、ならびに、酸化ポリオレフィン系ワックスを除
く、融点40〜170℃の結晶性極性基含有化合物
(c)を含有することを特徴とする。
【0008】本発明のホットメルト接着剤は、ベースポ
リマー成分(a)、粘着付与樹脂(b)及び結晶性極性
基含有化合物(c)を含有する。
【0009】上記ベースポリマー成分(a)としては、
エチレン系共重合体、スチレン系ブロック共重合体及び
ポリオレフィン系樹脂からなる群より選ばれた1種以上
が用いられる。
【0010】上記エチレン系共重合体としては、例え
ば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−(メ
タ)アクリル酸エステル共重合体、エチレン−アクリル
酸共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル−
一酸化炭素共重合体等が挙げられる。これらのエチレン
系共重合体は単独で用いられてもよく、二種以上が併用
されてもよい。
【0011】上記エチレン−(メタ)アクリル酸エステ
ル共重合体を構成する(メタ)アクリル酸エステルとし
ては、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、
アクリル酸n−プロピル、アクリル酸n−ブチル、アク
リル酸イソブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、ア
クリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸イソオクチ
ル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、アクリ
ル酸グリシジル等が挙げられ、これらは単独で用いられ
てもよく、二種以上が併用されてもよい。
【0012】さらに、上記エチレン−(メタ)アクリル
酸エステル共重合体は、一酸化炭素や無水マレイン酸等
の第3成分が共重合されたものであってもよい。
【0013】上記エチレン系共重合体中のエチレン含有
量は、30〜98重量%が好ましく、より好ましくは4
0〜90重量%である。
【0014】上記エチレン系共重合体のメルトインデッ
クス(JIS K6730による測定値)は、10〜
5,000g/10minが好ましく、より好ましくは
100〜2,000g/10minである。
【0015】上記エチレン系共重合体は、単独で使用さ
れても、二種以上が併用されてもよいが、二種以上が併
用される場合は、その混合物のメルトインデックスが上
記範囲に入るように選定することが好ましい。
【0016】上記スチレン系ブロック共重合体として
は、例えば、スチレン−イソプレン−スチレンブロック
共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共
重合体、及びこれらの水素添加物が挙げられる。
【0017】また、上記スチレン系ブロック共重合体と
しては、例えば、スチレン−イソプレンブロック共重合
体、スチレン−ブタジエンブロック共重合体及びこれら
の水素添加物のようなジブロック共重合体を含むものの
他、マルチブロック共重合体、分枝状ブロック共重合
体、無水マレイン酸グラフトやエポキシ化等の変性を行
ったものであってもよい。
【0018】上記スチレン系ブロック共重合体中のスチ
レン含有量は、5〜50重量%が好ましく、より好まし
くは10〜40重量%である。また、上記スチレン系ブ
ロック共重合体の25重量%トルエン溶液(25℃)に
おける粘度は、50〜10,000mPa・sが好まし
く、より好ましくは50〜2,000mPa・sであ
る。
【0019】上記これらのスチレン系ブロック共重合体
は、単独で用いられても、二種以上が併用されてもよい
が、二種以上のスチレン系ブロック共重合体が併用され
る場合は、その混合物の25重量%トルエン溶液(25
℃)の粘度が上記範囲に入るように選定することが好ま
しい。
【0020】上記ポリオレフィン系樹脂としては、例え
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリヘキセン、ポ
リオクテン、エチレン−プロピレン共重合体、プロピレ
ン−ブテン共重合体、プロピレン−ヘキセン共重合体、
プロピレン−オクテン共重合体、エチレン−プロピレン
−ブテン共重合体等の、結晶性又は非結晶性のポリオレ
フィン系樹脂が挙げられる。
【0021】上記ポリオレフィン系樹脂の溶融粘度(1
90℃)は、100〜100,000mPa・sがが好
ましく、より好ましくは1,000〜50,000mP
a・sである。上記ポリオレフィン系樹脂は、単独で用
いられても、二種以上が併用されてもよいが、二種以上
のポリオレフィン系樹脂が併用される場合は、その混合
物の溶融粘度(190℃)が上記範囲に入るように選定
することが好ましい。
【0022】上記粘着付与樹脂(b)としては、ロジン
系、テルペン系、石油樹脂系及びクマロン樹脂系のもの
が挙げられる。
【0023】上記ロジン系の粘着付与樹脂としては、例
えば、ガムロジン、ウッドロジン、重合ロジン、不均化
ロジン、水添ロジン、二量化ロジン;前記各種ロジン
と、ペンタエリスリトール、グリセリン、ジエチレング
リコール等とのエステル;ロジンフェノール樹脂などが
挙げられる。
【0024】上記テルペン系の粘着付与樹脂としては、
例えば、テルペン樹脂、テルペンとスチレンとの共重合
体、テルペンとα−メチルスチレンとの共重合体、テル
ペンとフェノールとの共重合体、及びこれらの水素添加
物等が挙げられる。
【0025】上記石油樹脂系の粘着付与樹脂としては、
例えば、脂肪族石油樹脂、脂環族石油樹脂、芳香族石油
樹脂、脂肪族−芳香族共重合体の石油樹脂、及びこれら
の水素添加物などが挙げられる。
【0026】上記クマロン樹脂系の粘着付与樹脂として
は、例えば、クマロン樹脂、クマロン・インデン樹脂な
どが挙げられる。また、上記以外に、キシレン樹脂も粘
着付与樹脂として使用可能である。
【0027】上記粘着付与樹脂は、単独で使用されても
よく、種類や軟化点の異なるものが二種以上併用されて
もよい。また、上記粘着付与樹脂としては、環球法軟化
点30〜160℃のものが好ましく、より好ましくは環
球法軟化点60〜120℃のものである。
【0028】上記粘着付与樹脂が常温で液状の場合は、
単独で使用すると接着剤の凝集力が低くなり過ぎること
があるため、常温で固形の粘着付与樹脂と併用すること
が好ましい。
【0029】上記結晶性極性基含有化合物(c)として
は、酸化ポリオレフィン系ワックスを除く、高級脂肪族
アルコール、高級脂肪酸、高級脂肪族アミド、高級脂肪
酸金属塩、高級脂肪酸エステル及び高級脂肪族エーテル
からなる群より選ばれた1種以上が好適に用いられる。
【0030】上記高級脂肪族アルコールとしては、例え
ば、セチルアルコール、ステアリルアルコール、エコサ
ノール等の炭素数16〜30程度の脂肪族アルコール
や、ペトロライト社より「ユニサン・アルコール」のシ
リーズとして供給されている、平均炭素数50程度まで
の合成高級アルコール等が挙げられ、これらの高級脂肪
族アルコールは、炭素数の異なる混合物であってもよ
い。
【0031】上記高級脂肪酸としては、例えば、ラウリ
ン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ヒドロキシステア
リン酸、ベヘン酸、アラキジン酸や、これらを含む動植
物油からの分離精製品;ペトロライト社より「ユニシッ
ド・カルボン酸」のシリーズとして供給されている平均
炭素数50程度までの合成長鎖カルボン酸等が挙げられ
る。
【0032】上記高級脂肪族アミドとしては、例えば、
ラウリン酸アミド、パルミチン酸アミド、ステアリン酸
アミド、ヒドロキシステアリン酸アミド、ベヘン酸アミ
ド等の高級脂肪酸のモノアミド類;メチレンビスステア
リン酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミド、エチ
レンビスラウリン酸アミド、エチレンビスオレイン酸ア
ミド等の高級脂肪酸と、ジアミン類との反応生成物であ
るビスアミド類;N−ステアリルステアリン酸アミド、
N−オレイルステアリン酸アミド、n−ステアリルエル
カ酸アミド等の置換アミド類などが挙げられる。
【0033】上記高級脂肪酸金属塩は、いわゆる金属石
鹸として知られているものであり、例えば、ステアリン
酸バリウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜
鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシ
ウム等、前記高級脂肪酸の金属塩を挙げることができ
る。
【0034】上記高級脂肪酸エステルとしては、例え
ば、ステアリン酸、オキシステアリン酸、ヒドロキシス
テアリン酸、パルミチン酸、オレイン酸、リノール酸等
と、グリセリン、ソルビタン等との、モノ、ジ又はトリ
エステル及びこれらの混合物;硬化ヒマシ油等の脂肪酸
の多価アルコールエステル類などが挙げられる。
【0035】上記脂肪族エーテルとしては、例えば、上
記高級脂肪族アルコールのメトキシ化物やエトキシ化物
等があり、例えば、ペトロライト社より「ユニトックス
・エトキシ化アルコール」のシリーズとして供給されて
いる長鎖アルコールのエトキシ化物を挙げることができ
る。
【0036】上記結晶性極性基含有化合物(c)の融点
は、40〜170℃に限定され、より好ましくは70〜
160℃である。融点が、40℃より低くなると、ホッ
トメルト接着剤の凝集力が低下し、170℃より高くな
ると加熱による溶融が困難となる。
【0037】上記ベースポリマー成分(a)がエチレン
系共重合体の場合、ホットメルト接着剤におけるエチレ
ン系共重合体の配合割合は、20〜80重量%が好まし
く、より好ましくは30〜60重量%である。エチレン
系共重合体の配合割合が、20重量%未満では、低温接
着性が低下し、80重量%を超えると溶融粘度が高くな
り過ぎて作業性が低下する。
【0038】上記ベースポリマー成分(a)がスチレン
系ブロック共重合体の場合、ホットメルト接着剤におけ
るスチレン系ブロック共重合体の配合割合は、10〜5
0重量%が好ましく、より好ましくは20〜40重量%
である。スチレン系ブロック共重合体の配合割合が、1
0重量%未満では、低温接着性又は高温接着性が低下
し、50重量%を超えると溶融粘度が高くなり過ぎて作
業性が低下する。
【0039】上記ベースポリマー成分(a)がポリオレ
フィン系樹脂の場合、ホットメルト接着剤におけるポリ
オレフィン系樹脂の配合割合は、20〜80重量%が好
ましく、より好ましくは40〜70重量%である。ポリ
オレフィン系樹脂の配合割合が、20重量%未満では、
低温接着性が低下し、80重量%を超えると高温接着性
能が低下する。
【0040】上記粘着付与樹脂(b)のホットメルト接
着剤における配合割合は、10〜60重量%が好まし
く、より好ましくは20〜50重量%である。粘着付与
樹脂(b)の配合割合が、10重量%未満又は60重量
%を超えるいずれの場合も、低温接着性を発現させるこ
とが難しくなる。
【0041】上記結晶性極性基含有化合物(c)のホッ
トメルト接着剤における配合割合は、0.5〜30重量
%が好ましく、より好ましくは1〜20重量%である。
結晶性極性基含有化合物(c)の配合割合が、0.5重
量%未満又は30重量%を超えるいずれの場合も、低温
接着性を発現させることが難しくなる。
【0042】本発明のホットメルト接着剤には、上記結
晶性極性基含有化合物(c)を使用しているので、通常
用いられる炭化水素系ワックスを使用しなくてもよい
が、さらに低粘度化、固化速度の向上が必要な場合に
は、本発明の目的を損なわない範囲で、炭化水素系ワッ
クスを使用してもよい。
【0043】上記炭化水素系ワックスとしては、例え
ば、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワック
ス、フィッシャー・トロプシュワックス、ポリエチレン
ワックス、ポリプロピレンワックス等が挙げられる。し
かし、本発明の目的である、刺激臭による作業環境汚染
の恐れをなくするためには、酸化ポリオレフィン系ワッ
クスの使用は避けるべきである。
【0044】上記炭化水素系ワックスの配合割合は、3
0重量%以下が好ましく、より好ましくは20重量%以
下である。炭化水素系ワックスの配合割合が、30重量
%を超えると低温接着性が得られなくなる。
【0045】上記ホットメルト接着剤には、さらに必要
に応じて、軟化剤、充填剤、酸化防止剤、着色剤(顔
料、染料)、紫外線吸収剤などが添加されてもよい。
【0046】上記軟化剤としては、例えば、ゴム展開油
として知られるパラフィン系オイル、ナフテン系オイ
ル、アロマ系オイル等のプロセスオイル類;フタル酸エ
ステル、リン酸エステル等の可塑剤;液状ポリブテン、
液状ポリブタジエン及びこれらの水素添加物、液状ポリ
イソプレン及びその水素添加物等が挙げられ、これらは
単独で用いられてもよく、二種以上が併用されてもよ
い。
【0047】上記軟化剤の配合割合は、40重量%以下
が好ましく、より好ましくは30重量%以下である。軟
化剤の配合割合が、40重量%を超えると高温接着性が
得られなくなる。
【0048】上記充填剤としては、例えば、炭酸カルシ
ウム、クレー、タルク、カーボンブラック、シリカ等が
挙げられる。上記酸化防止剤としては、例えば、ヒンダ
ードフェノール系、ヒンダードアミン系、リン系、イオ
ウ系等の公知の酸化防止剤が挙げられ、これらは単独で
用いられてもよく、二種以上が併用されてもよい。
【0049】上記ホットメルト接着剤の製造設備として
は、加熱と攪拌又は混練の機能を備えたものであればよ
く、従来よりホットメルト接着剤の製造に用いられてい
る設備がそのまま使用可能である。このような製造設備
としては、例えば、一軸又は二軸スクリュー押出機、シ
グマブレードミキサー、リボンミキサー、バタフライミ
キサー、ニーダー等が挙げられる。
【0050】上記ホットメルト接着剤の製造手順は、従
来の製造手順が採用可能であり、例えば、100〜25
0℃が好ましく、より好ましくは140〜200℃に加
熱された上記設備に、上記ホットメルト接着剤の構成成
分を投入して加熱、混合することにより得られる。
【0051】上記ホットメルト接着剤は、製造装置から
そのまま加熱配管や加熱容器を経て塗布装置に供給され
てもよいが、通常のホットメルト接着剤で行われている
ように、冷却されて固形の状態で供給されてもよい。固
形の状態での供給方法としては、ホットメルト接着剤単
体からなる、ペレット、ビーズ、短冊、スティック、シ
ート、フィルム、塊状等の形状の成形物が例示される。
この場合、ホットメルト接着剤自体に粘着性のないこと
が好ましいが、粘着性がある場合は、上記形状の接着剤
表面に非粘着性のコーティングが施された状態で出荷さ
れ、接着時には非粘着性のコーティングが施されたまま
の状態で使用される。
【0052】上記非粘着性のコーティングとしては、例
えば、シリコンオイル、ワックス、滑剤等の薄層コーテ
ィング;ポリエチレン、アモルファスポリプロピレン、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸
エチル共重合体等のフィルムによるコーティングなどが
挙げられる。
【0053】上記ホットメルト接着剤が粘着性を有する
場合は、使用時に除去可能な非粘着化処理を施してもよ
い。このような非粘着化処理としては、例えば、離型処
理した紙やプラスチックフィルムで包んだ状態;離型処
理した紙やプラスチックフィルムで作られた容器に充填
した状態等が挙げられる。容器内で直接溶融できるよう
な状態で充填されるものとして、金属缶、金属製や紙製
のドラムに充填された状態で供給されるものが挙げられ
る。
【0054】本発明のホットメルト接着剤を使用して、
ポリオレフィン系材料同士、又はポリオレフィン系材料
と他の材料とを接着する方法としては、例えば、下記
(1)〜(3)の方法が挙げられる。
【0055】(1)一方の材料に加熱溶融状態の接着剤
を塗布し、接着剤が固形化するまでの間に他の材料を貼
り合わせる方法: (イ)接着剤をアプリケーターで加熱、溶融し、ノズル
やスリットを通して、点状、ビード状、らせん状、面状
に塗布する方法、(ロ)接着剤を加熱ロール上で溶融し
てロールで塗布する方法、(ハ)押出機を用いて押出コ
ーティングする方法等が挙げられる。
【0056】(2)一方の材料に加熱溶融状態の接着剤
を塗布し、一旦冷却させてから他の材料を貼り合わせる
方法: (イ)貼り合わせる際に接着剤を再加熱して溶融する方
法、(ロ)接着剤が粘着性を有する場合はそのまま貼り
合わせる方法、(ハ)接着剤の塗布されていない材料の
接着面を接着剤の軟化点以上に加熱して貼り合わせる方
法等が挙げられる。再加熱の方法としては、熱板、熱
風、赤外線加熱等で接着剤又は材料を加熱する方法や、
電磁波誘導加熱等で接着剤又は材料を発熱させる方法等
が挙げられる。
【0057】(3)シート状又はフィルム状に形成され
た接着剤を両方の材料間に挿入し、加熱プレス等の手段
で接着する方法:さらに、接着剤を塗布する際に炭酸ガ
ス、窒素ガス等を混入して発泡状態として塗布してもよ
い。
【0058】また、本発明のホットホットメルト接着剤
を使用すれば、ポリオレフィン系材料に対する表面処理
や予熱などの前処理は、必ずしも必要としないが、予熱
やコロナ放電処理、プラズマ処理、紫外線照射、酸エッ
チング、サンドブラスト、研磨処理、シランカップリン
グ剤処理などの表面処理、あるいはプライマー等の接着
性向上剤を表面にコーティングするような前処理を施す
ことによって、さらに良好な接着性を得ることが可能と
なる。
【0059】上記ポリオレフィン系材料としては、例え
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のフィルム、シー
ト、発泡シート、不織布、成形品等が挙げられる。ま
た、これらのポリオレフィン系材料と他の材料とを、接
着剤、熱融着、共押出によってラミネートしたものでも
よく、ポリオレフィン系材料に他の材料をコーティング
したものであってもよい。
【0060】上記他の材料としては、例えば、紙;鉄、
アルミニウム、ニッケル、錫、鉛及びこれらの合金を含
む金属材料;エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリビニ
ルアルコール、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリス
チレン、ポリカーボネート、アクリロニトリル−ブタジ
エン−スチレン共重合体、ポリウレタン、アクリル樹脂
等の合成樹脂;ガラスを含むセラミック材料等、のフィ
ルム、シート、成形品等が挙げられる。
【0061】本発明のホットメルト接着剤の適用される
用途しては、段ボール、カートン等の紙器の組み立てや
封緘の他、自動車部品、電気・電子部品、衛生用品、書
籍、雑誌などが挙げられる。
【0062】
【発明の実施の形態】以下に実施例を掲げて本発明を更
に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定
されるものではない。
【0063】(実施例1〜4、比較例1,2)ホットメルト接着剤の調製 表1に示した配合量の、ベースポリマー成分(a)、粘
着付与樹脂(b)、結晶性極性基含有化合物(c)又は
ワックス、ならびに、酸化防止剤を、180℃にて溶融
混合することによりホットメルト接着剤を調製した。
【0064】ホットメルト接着剤の剥離強度測定 上記実施例及び比較例で得られたホットメルト接着剤に
つき、180度剥離試験を行い、その結果を表1に示し
た。2mm厚のポリプロピレン板に180℃に加熱され
たホットメルト接着剤を、約3g/mの塗布量で1本の
ビード状に塗布し、約2秒後に40μm厚のポリプロピ
レンフィルムを貼り合わせて、試験片を作製した。次い
で、島津製作所製「オートグラフAG−10TB」を用
いて、0℃及び10℃の異なる温度で、ビードの方向と
直角方向における180度剥離試験(引張速度300m
m/min)を行い、ピーク強度を剥離強度とした。
【0065】
【表1】
【0066】尚、上記表中で使用した成分は下記に示し
たものである。 (1)ベースポリマー(a):三井デュポンポリケミカ
ル社製、エチレン−アクリル酸エチル共重合体「エバフ
レックス A−715」、アクリル酸エチル含有量25
重量%、メルトインデックス=800g/10min (2)粘着付与樹脂(b):荒川化学工業社製、水素添
加ロジンエステル樹脂「エステルガムH」軟化点75℃
【0067】(3)結晶性極性基含有化合物(c): ・C−1:日本化成社製、精製ステアリン酸アミド、
「ダイアミッド200」融点103℃ ・C−2:日本化成社製、メチレンビスステアリン酸ア
ミド、「ダイアミッド200ビスアマイドLA」、融点
143℃ ・C−3:ペトロライト社製、長鎖エトキシ化アルコー
ル、「ユニトックス750」、平均炭素数約50、融点
106℃
【0068】(4)炭化水素系ワックス:サゾール公社
(南ア)製、フィッシャートロプシュワックス「サゾー
ルワックスH1」、融点105℃ (5)酸化防止剤 チバガイギー社製、ヒンダードフェノール系「イルガノ
ックス1010」
【0069】表1から明らかなように、実施例のホット
メルト接着剤は、比較例のホットメルト接着剤に比べ
て、低温接着性、特に0℃における剥離強度が著しく高
いことがわかる。
【0070】
【発明の効果】本発明のホットメルト接着剤は、上述の
構成であり、ポリオレフィン系材料に対して優れた低温
接着性を発現すると共に、酸化ポリオレフィン系ワック
スを使用していないので、加熱溶融時に刺激臭を発生す
ることがない。従って、本発明のホットメルト接着剤
は、段ボール、カートン等の紙器の組み立てや封緘;自
動車部品、電気・電子部品、衛生用品、書籍、雑誌等の
分野において、特に、ポリオレフィン系材料同士、ポリ
オレフィン系材料と他の材料との接着等に好適に使用さ
れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09J 153/02 C09J 153/02 157/02 157/02 193/04 193/04 201/00 201/00 //(C08K 5/00 5:10 5:20)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレン系共重合体、スチレン系ブロッ
    ク共重合体及びポリオレフィン系樹脂からなる群より選
    ばれた1種以上のベースポリマー成分(a)、粘着付与
    樹脂(b)、ならびに、酸化ポリオレフィン系ワックス
    を除く、融点40〜170℃の結晶性極性基含有化合物
    (c)を含有することを特徴とするホットメルト接着
    剤。
  2. 【請求項2】 融点40〜170℃の結晶性極性基含有
    化合物(c)が、高級脂肪族アルコール、高級脂肪酸、
    高級脂肪族アミド、高級脂肪酸金属塩、高級脂肪酸エス
    テル及び高級脂肪族エーテルからなる群より選ばれた1
    種以上であることを特徴とする請求項1記載のホットメ
    ルト接着剤。
JP33123996A 1996-12-11 1996-12-11 ホットメルト接着剤 Pending JPH10168417A (ja)

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