JPH10168486A - 紫外線硬化型インキを用いた水無し平版用洗浄剤 - Google Patents
紫外線硬化型インキを用いた水無し平版用洗浄剤Info
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- JPH10168486A JPH10168486A JP33410596A JP33410596A JPH10168486A JP H10168486 A JPH10168486 A JP H10168486A JP 33410596 A JP33410596 A JP 33410596A JP 33410596 A JP33410596 A JP 33410596A JP H10168486 A JPH10168486 A JP H10168486A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】湿し水を用いないで印刷可能な紫外線硬化型イ
ンキを用いたオフセット印刷において、印刷物に汚れの
出ない、且つ臭気のない水無し平版のための洗浄剤を提
供することにある。 【解決手段】湿し水を用いないで印刷可能な紫外線硬化
型インキを用いたオフセット印刷において、前記オフセ
ット印刷に使用する水無し平版の洗浄に用いる洗浄剤
が、少なくとも脂肪族炭化水素類50%〜80%と、エ
ステル類20%〜50%との混合溶液から成ることを特
徴とする紫外線硬化型インキを用いた水無し平版用洗浄
剤としたものである。
ンキを用いたオフセット印刷において、印刷物に汚れの
出ない、且つ臭気のない水無し平版のための洗浄剤を提
供することにある。 【解決手段】湿し水を用いないで印刷可能な紫外線硬化
型インキを用いたオフセット印刷において、前記オフセ
ット印刷に使用する水無し平版の洗浄に用いる洗浄剤
が、少なくとも脂肪族炭化水素類50%〜80%と、エ
ステル類20%〜50%との混合溶液から成ることを特
徴とする紫外線硬化型インキを用いた水無し平版用洗浄
剤としたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオフセット印刷にお
いて、オフセット印刷版の洗浄に使用する洗浄剤に関す
るものであり、特に紫外線硬化型インキを用いた水無し
平版の洗浄剤に関する。
いて、オフセット印刷版の洗浄に使用する洗浄剤に関す
るものであり、特に紫外線硬化型インキを用いた水無し
平版の洗浄剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、オフセット印刷において、紫
外線硬化型インキを使用した場合のオフセット印刷版の
洗浄剤として、石油ナフサから成る混合溶液などが知ら
れている。この場合の印刷版材として、印刷版の非画線
部が親水性で画線部が親油性の版を用いる所謂一般的な
水有り平版で、印刷業界等で通称PS版(Presen
sitized Offset Plate)と言われ
ているものである。
外線硬化型インキを使用した場合のオフセット印刷版の
洗浄剤として、石油ナフサから成る混合溶液などが知ら
れている。この場合の印刷版材として、印刷版の非画線
部が親水性で画線部が親油性の版を用いる所謂一般的な
水有り平版で、印刷業界等で通称PS版(Presen
sitized Offset Plate)と言われ
ているものである。
【0003】しかしながら特に紙器印刷のうちの厚紙印
刷などにおいて、特色を含めベタ部(印刷面に濃淡の差
や白く抜けた部分がなく、印刷インキで完全に覆われて
いる部分)が多いため、すなわち紙面におけるインキ量
が多いため、それにともなって印刷版の非画線部に薄い
水膜を形成させるための湿し水の量も多くする必要があ
る。この湿し水を多くすることは様々なトラブルの原因
となることから、湿し水を必要としない水無し平版が望
まれている。また、特に紙器印刷などにおいて前述の紫
外線硬化型インキをを使用する理由も紙面におけるイン
キ量が多いことからであり、通常の酸化重合型インキで
は乾燥が遅すぎ裏移り(先に印刷したシートに直ちに次
の印刷されたシートが重なるため、シートの裏面が汚れ
ること)現象の発生などのトラブルを防ぐ目的で、印刷
後キセノンランプ等で即乾燥硬化するインキを使用して
いる。このように紙器印刷での厚紙印刷において、紫外
線硬化型インキを使用し、更に湿し水を使用しない水無
し平版の適用が望まれている。
刷などにおいて、特色を含めベタ部(印刷面に濃淡の差
や白く抜けた部分がなく、印刷インキで完全に覆われて
いる部分)が多いため、すなわち紙面におけるインキ量
が多いため、それにともなって印刷版の非画線部に薄い
水膜を形成させるための湿し水の量も多くする必要があ
る。この湿し水を多くすることは様々なトラブルの原因
となることから、湿し水を必要としない水無し平版が望
まれている。また、特に紙器印刷などにおいて前述の紫
外線硬化型インキをを使用する理由も紙面におけるイン
キ量が多いことからであり、通常の酸化重合型インキで
は乾燥が遅すぎ裏移り(先に印刷したシートに直ちに次
の印刷されたシートが重なるため、シートの裏面が汚れ
ること)現象の発生などのトラブルを防ぐ目的で、印刷
後キセノンランプ等で即乾燥硬化するインキを使用して
いる。このように紙器印刷での厚紙印刷において、紫外
線硬化型インキを使用し、更に湿し水を使用しない水無
し平版の適用が望まれている。
【0004】ここで水無し平版について簡単に説明す
る。図1に示すように、水無し平版(4)の一例とし
て、基板(アルミニウム)(10)上に感光性を付与し
た親油性ポリマー(12)と撥油性ポリマー(14)が
積層されて、画像露光・現像により撥油性ポリマー(1
4)がパターン化されたものとなっていて、この上から
インキの付いた着ローラーを転がすことによって、露出
された親油性ポリマー(12a)に印刷インキ(2)が
付着され、撥油性ポリマー(14)にはインキが乗らな
いような版の仕組みとなっているものであり、親油性ポ
リマー(12)部を版の画像部、撥油性ポリマー(1
4)部を非画像部と言われている。この撥油性ポリマー
(14)はシリコン系ポリマーから成っていて、印刷イ
ンキを弾く性質を持っているものである。
る。図1に示すように、水無し平版(4)の一例とし
て、基板(アルミニウム)(10)上に感光性を付与し
た親油性ポリマー(12)と撥油性ポリマー(14)が
積層されて、画像露光・現像により撥油性ポリマー(1
4)がパターン化されたものとなっていて、この上から
インキの付いた着ローラーを転がすことによって、露出
された親油性ポリマー(12a)に印刷インキ(2)が
付着され、撥油性ポリマー(14)にはインキが乗らな
いような版の仕組みとなっているものであり、親油性ポ
リマー(12)部を版の画像部、撥油性ポリマー(1
4)部を非画像部と言われている。この撥油性ポリマー
(14)はシリコン系ポリマーから成っていて、印刷イ
ンキを弾く性質を持っているものである。
【0005】このような構成の水無し平版(4)を使用
し、紫外線硬化型インキにてオフセット印刷を行うに際
し、印刷中に印刷物に汚れが発生したり、ヒッキー(印
刷版の画線部に、固形の異物が付着して凸状の部分がで
きることにより、その周辺のインキ着肉が妨げられて印
刷面に現れるドーナツ状の小さな白抜きの斑点)が発生
したりすると、印刷機を停止し、印刷版(この場合は水
無し平版)を洗浄剤に浸したウエス等で拭き取り洗浄を
行ったり、あるいは印刷終了後使用した印刷版を再度使
用する場合、その印刷版を同様の洗浄を行い次回まで保
存するというように、印刷版の洗浄工程がオフセット印
刷には欠かせないものである。
し、紫外線硬化型インキにてオフセット印刷を行うに際
し、印刷中に印刷物に汚れが発生したり、ヒッキー(印
刷版の画線部に、固形の異物が付着して凸状の部分がで
きることにより、その周辺のインキ着肉が妨げられて印
刷面に現れるドーナツ状の小さな白抜きの斑点)が発生
したりすると、印刷機を停止し、印刷版(この場合は水
無し平版)を洗浄剤に浸したウエス等で拭き取り洗浄を
行ったり、あるいは印刷終了後使用した印刷版を再度使
用する場合、その印刷版を同様の洗浄を行い次回まで保
存するというように、印刷版の洗浄工程がオフセット印
刷には欠かせないものである。
【0006】(湿し水使用のPS版洗浄用に開発された
もの)しかしながら、以上のような水無し平版の洗浄工
程において、上述した前記従来の紫外線硬化型インキ用
洗浄剤(湿し水使用のPS版洗浄用に開発されたもの)
を使用すると、印刷開始から印刷物全面に薄いインキ汚
れが発生するという問題が生じた。すなわち水無し平版
(4)の非画像部である撥油性ポリマー(14)にも薄
くインキが付着するという問題であった。
もの)しかしながら、以上のような水無し平版の洗浄工
程において、上述した前記従来の紫外線硬化型インキ用
洗浄剤(湿し水使用のPS版洗浄用に開発されたもの)
を使用すると、印刷開始から印刷物全面に薄いインキ汚
れが発生するという問題が生じた。すなわち水無し平版
(4)の非画像部である撥油性ポリマー(14)にも薄
くインキが付着するという問題であった。
【0007】また上述したように印刷版の洗浄は、作業
員による手作業が一般的であるため、洗浄剤の臭気には
十分配慮する必要があるが、前記従来の紫外線硬化型イ
ンキ用洗浄剤(PS版用洗浄剤)は、石油系の溶剤臭に
も問題があった。
員による手作業が一般的であるため、洗浄剤の臭気には
十分配慮する必要があるが、前記従来の紫外線硬化型イ
ンキ用洗浄剤(PS版用洗浄剤)は、石油系の溶剤臭に
も問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の問題点に鑑み、その課題とするところは、湿し水
を用いないで印刷可能な紫外線硬化型インキを用いたオ
フセット印刷において、印刷物に汚れの出ない、且つ臭
気のない水無し平版のための洗浄剤を提供することにあ
る。
技術の問題点に鑑み、その課題とするところは、湿し水
を用いないで印刷可能な紫外線硬化型インキを用いたオ
フセット印刷において、印刷物に汚れの出ない、且つ臭
気のない水無し平版のための洗浄剤を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明では、湿し水を用いないで印刷可能な紫外線
硬化型インキを用いたオフセット印刷において、前記オ
フセット印刷に使用する水無し平版の洗浄に用いる洗浄
剤が、少なくとも脂肪族炭化水素類50%〜80%と、
エステル類20%〜50%との混合溶液から成ることを
特徴とする紫外線硬化型インキを用いた水無し平版用洗
浄剤としたものである。
に、本発明では、湿し水を用いないで印刷可能な紫外線
硬化型インキを用いたオフセット印刷において、前記オ
フセット印刷に使用する水無し平版の洗浄に用いる洗浄
剤が、少なくとも脂肪族炭化水素類50%〜80%と、
エステル類20%〜50%との混合溶液から成ることを
特徴とする紫外線硬化型インキを用いた水無し平版用洗
浄剤としたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を説明す
る。本発明の第一の目的は、本発明の紫外線硬化型イン
キを用いた水無し平版用洗浄剤を使用して、水無し平版
をウエス等で拭き取り、再度紫外線硬化型インキを用い
て印刷した場合において、図1に示すように、紫外線硬
化型インキ(2)が画像部となる露出している親油性ポ
リマー(12)に付着し、非画像部となる撥油性ポリマ
ー(14)には付着しないようにするものである。
る。本発明の第一の目的は、本発明の紫外線硬化型イン
キを用いた水無し平版用洗浄剤を使用して、水無し平版
をウエス等で拭き取り、再度紫外線硬化型インキを用い
て印刷した場合において、図1に示すように、紫外線硬
化型インキ(2)が画像部となる露出している親油性ポ
リマー(12)に付着し、非画像部となる撥油性ポリマ
ー(14)には付着しないようにするものである。
【0011】しかしながら従来の紫外線硬化型インキ用
洗浄剤(水あり平版、通称PS版の洗浄用として開発さ
れたもの)を使用して、上記と同様に水無し平版(4)
の洗浄と紫外線硬化型インキによる印刷を行った場合に
おいては、図2に示すように、紫外線硬化型インキ
(2)が画像部となる露出している親油性ポリマー(1
2)に付着するとともに、非画像部となるべき撥油性ポ
リマー(14)にも付着してしまうものである。この結
果が印刷物の非画像部にもインキが付着し、印刷物全面
に汚れとなって現れるものである。
洗浄剤(水あり平版、通称PS版の洗浄用として開発さ
れたもの)を使用して、上記と同様に水無し平版(4)
の洗浄と紫外線硬化型インキによる印刷を行った場合に
おいては、図2に示すように、紫外線硬化型インキ
(2)が画像部となる露出している親油性ポリマー(1
2)に付着するとともに、非画像部となるべき撥油性ポ
リマー(14)にも付着してしまうものである。この結
果が印刷物の非画像部にもインキが付着し、印刷物全面
に汚れとなって現れるものである。
【0012】ここで図2に示すように、紫外線硬化型イ
ンキ(2)が非画像部となるべき撥油性ポリマー(1
4)にも付着するということは、撥油性ポリマー(1
4)の撥油性が破壊されるものと考えられる。従って、
紫外線硬化型インキ(2)に対する溶解力を維持しつ
つ、水無し平版(4)の撥油性を破壊しないもしくは破
壊力の緩慢な洗浄剤の選定が必須条件となる。
ンキ(2)が非画像部となるべき撥油性ポリマー(1
4)にも付着するということは、撥油性ポリマー(1
4)の撥油性が破壊されるものと考えられる。従って、
紫外線硬化型インキ(2)に対する溶解力を維持しつ
つ、水無し平版(4)の撥油性を破壊しないもしくは破
壊力の緩慢な洗浄剤の選定が必須条件となる。
【0013】因みにこの撥油性破壊の現象を検証するた
めに、以下の試験を行った。まず、前記従来の紫外線硬
化型インキ用(水ありPS版の洗浄剤)に図1に示す印
刷インキ(2)としての紫外線硬化型インキが親油性ポ
リマー(12)に転移付着している水無し平版(4)を
浸漬し、インキの溶解性及び撥油性ポリマー(14)の
変化を観察した。印刷物に汚れが発生した従来の洗浄剤
として、石油ナフサ100%から成り、その性状とし
て、外観:無色透明液体、臭気:溶剤臭あり、沸点:1
54〜182℃、引火点:39℃、比重:0.87〜
0.88(20℃)、消防法:危険物第四類第二石油
類、労働安全衛生法:有機溶剤中毒予防規則・第三種有
機溶剤である有機溶剤を使用した。その結果、10秒後
では印刷インキ(2)は完全に溶解していたが、撥油性
ポリマー(14)には変化は見られなかった。30秒後
では、撥油性ポリマー(14)に僅かな溶解が見られ
た。1分後では、撥油性ポリマー(14)にかなりの溶
解が観察された。これは、紫外線硬化型インキに対する
溶解力は十分であるが、撥油性を破壊しないという条件
を満たさないことになる。
めに、以下の試験を行った。まず、前記従来の紫外線硬
化型インキ用(水ありPS版の洗浄剤)に図1に示す印
刷インキ(2)としての紫外線硬化型インキが親油性ポ
リマー(12)に転移付着している水無し平版(4)を
浸漬し、インキの溶解性及び撥油性ポリマー(14)の
変化を観察した。印刷物に汚れが発生した従来の洗浄剤
として、石油ナフサ100%から成り、その性状とし
て、外観:無色透明液体、臭気:溶剤臭あり、沸点:1
54〜182℃、引火点:39℃、比重:0.87〜
0.88(20℃)、消防法:危険物第四類第二石油
類、労働安全衛生法:有機溶剤中毒予防規則・第三種有
機溶剤である有機溶剤を使用した。その結果、10秒後
では印刷インキ(2)は完全に溶解していたが、撥油性
ポリマー(14)には変化は見られなかった。30秒後
では、撥油性ポリマー(14)に僅かな溶解が見られ
た。1分後では、撥油性ポリマー(14)にかなりの溶
解が観察された。これは、紫外線硬化型インキに対する
溶解力は十分であるが、撥油性を破壊しないという条件
を満たさないことになる。
【0014】同様の試験を本発明の洗浄剤について行っ
た。洗浄剤として、脂肪族炭化水素類65%、エステル
類35%の混合溶液から成り、その性状として、外観:
無色もしくは微黄色透明液体、臭気:ほぼ無臭、沸点:
102〜138℃、引火点:7.0℃、比重:0.76
7(20℃)、消防法:危険物第四類第一石油類、労働
安全衛生法:有機溶剤中毒予防規則・第二有機溶剤であ
る有機溶剤を使用した。その結果、10秒後では、印刷
インキ(2)はほぼ溶解していたが、撥油性ポリマー
(14)には変化は見られなかった。30秒後、1分後
も同様に撥油性ポリマー(14)には変化は見られなか
ったが、5分後には僅かな溶解が観察された。これは、
紫外線硬化型インキに対する溶解力は十分で、撥油性ポ
リマー(14)の撥油性を簡単には破壊しないという条
件も満たしているものと判断できるものであった。
た。洗浄剤として、脂肪族炭化水素類65%、エステル
類35%の混合溶液から成り、その性状として、外観:
無色もしくは微黄色透明液体、臭気:ほぼ無臭、沸点:
102〜138℃、引火点:7.0℃、比重:0.76
7(20℃)、消防法:危険物第四類第一石油類、労働
安全衛生法:有機溶剤中毒予防規則・第二有機溶剤であ
る有機溶剤を使用した。その結果、10秒後では、印刷
インキ(2)はほぼ溶解していたが、撥油性ポリマー
(14)には変化は見られなかった。30秒後、1分後
も同様に撥油性ポリマー(14)には変化は見られなか
ったが、5分後には僅かな溶解が観察された。これは、
紫外線硬化型インキに対する溶解力は十分で、撥油性ポ
リマー(14)の撥油性を簡単には破壊しないという条
件も満たしているものと判断できるものであった。
【0015】上記本発明の水無し平版の洗浄剤につい
て、以下詳細に説明する。本発明は、紫外線硬化型イン
キ、無し平版を使用したオフセット印刷における無し平
版の洗浄に適する洗浄剤として、すくなくとも脂肪族炭
化水素類とエステル類からなる混合溶剤としたものであ
って、それらの混合比率は、脂肪族炭化水素類50〜8
0%、エステル類20〜50%程度が好ましく、各溶剤
の種類によってこの範囲内で比率を調整するものであ
る。
て、以下詳細に説明する。本発明は、紫外線硬化型イン
キ、無し平版を使用したオフセット印刷における無し平
版の洗浄に適する洗浄剤として、すくなくとも脂肪族炭
化水素類とエステル類からなる混合溶剤としたものであ
って、それらの混合比率は、脂肪族炭化水素類50〜8
0%、エステル類20〜50%程度が好ましく、各溶剤
の種類によってこの範囲内で比率を調整するものであ
る。
【0016】ここで、上述の試験結果などを考慮にい
れ、水無し平版の洗浄剤(混合溶剤)の選定要件とし
て、1.紫外線硬化型インキを溶解すること。2.シリ
コン系撥油性ポリマーを侵さないこともしくは侵しても
緩慢であること。3.適度な乾燥速度を有すること。望
ましくは沸点90℃〜140℃で、乾燥速度が速すぎる
と版の拭き取り作業がし難くなり、遅すぎると上述の試
験結果でも明らかなように、撥油性ポリマーを侵す機会
が多くなる。4.消防法から非危険物が好ましいが、危
険物第4類第二石油類までで、第一石油類はできれば避
けたい。5.労働安全衛生法から有機溶剤中毒予防規則
・第二種有機溶剤までで、第一種は避けるべきである。
6.オゾン層破壊物質(フロン類、トリクロロエタンな
ど)でないこと。7.二種類の溶剤に相溶性があるこ
と。8.臭いがきつく無いことなどがあり、少なくとも
これら8項目を満足するものである必要がある。
れ、水無し平版の洗浄剤(混合溶剤)の選定要件とし
て、1.紫外線硬化型インキを溶解すること。2.シリ
コン系撥油性ポリマーを侵さないこともしくは侵しても
緩慢であること。3.適度な乾燥速度を有すること。望
ましくは沸点90℃〜140℃で、乾燥速度が速すぎる
と版の拭き取り作業がし難くなり、遅すぎると上述の試
験結果でも明らかなように、撥油性ポリマーを侵す機会
が多くなる。4.消防法から非危険物が好ましいが、危
険物第4類第二石油類までで、第一石油類はできれば避
けたい。5.労働安全衛生法から有機溶剤中毒予防規則
・第二種有機溶剤までで、第一種は避けるべきである。
6.オゾン層破壊物質(フロン類、トリクロロエタンな
ど)でないこと。7.二種類の溶剤に相溶性があるこ
と。8.臭いがきつく無いことなどがあり、少なくとも
これら8項目を満足するものである必要がある。
【0017】この混合溶剤として使用される脂肪族炭化
水素類として、ノナン、オクタン、デカン、ドデカンな
どの印刷インキや塗料などに使用される無臭溶剤が挙げ
られる。これら有機溶剤を混合することによって、乾燥
性等各種性能の調整もできるものである。
水素類として、ノナン、オクタン、デカン、ドデカンな
どの印刷インキや塗料などに使用される無臭溶剤が挙げ
られる。これら有機溶剤を混合することによって、乾燥
性等各種性能の調整もできるものである。
【0018】また、エステル類として、酢酸エチル、酢
酸ブチル、乾燥調整用も兼ね比較的高沸点のステアリン
酸エステルなどの印刷インキバインダーの溶解力のある
有機溶剤が挙げられる。ただしこの系統の溶剤は、臭い
があるが甘酸っぱい心地よい臭いのするものがほとんど
である。これら有機溶剤の混合によって、各種性能の調
整もできるものである。
酸ブチル、乾燥調整用も兼ね比較的高沸点のステアリン
酸エステルなどの印刷インキバインダーの溶解力のある
有機溶剤が挙げられる。ただしこの系統の溶剤は、臭い
があるが甘酸っぱい心地よい臭いのするものがほとんど
である。これら有機溶剤の混合によって、各種性能の調
整もできるものである。
【0019】以上の脂肪族炭化水素類である有機溶剤と
エステル類である有機溶剤との相溶性の良いものを選択
しているものであって、両者の混合比も各種性能の調整
のため選択できるものである。
エステル類である有機溶剤との相溶性の良いものを選択
しているものであって、両者の混合比も各種性能の調整
のため選択できるものである。
【0020】
【実施例】次に本発明を実施例により、本発明を具体的
に説明する。 <実施例1> 水無し平版洗浄剤の成分: ノナンなどの脂肪族炭化水素類 65% 酢酸エチルなどのエステル類 35% 水無し平版洗浄剤の性状等: 外 観 無色または微黄色透明液体、僅かな甘酸っぱい臭い 沸 点 125℃ 引火点 10.0℃ 比 重 0.793(20/20℃) 消防法 危険物第四類第一石油類(指定数量100リットル) 労安法 有機溶剤中毒予防規則 第二種有機溶剤
に説明する。 <実施例1> 水無し平版洗浄剤の成分: ノナンなどの脂肪族炭化水素類 65% 酢酸エチルなどのエステル類 35% 水無し平版洗浄剤の性状等: 外 観 無色または微黄色透明液体、僅かな甘酸っぱい臭い 沸 点 125℃ 引火点 10.0℃ 比 重 0.793(20/20℃) 消防法 危険物第四類第一石油類(指定数量100リットル) 労安法 有機溶剤中毒予防規則 第二種有機溶剤
【0021】以上の性能等を有する洗浄剤を浸し含ませ
たウエスを用い、紫外線硬化型インキ(フラッシュドラ
イ−FDアクワレスFC紅 東洋インキ製造社製)の付
着した水無し平版(TAP−DG 東レ社製)を拭き取
り洗浄を行った。この洗浄後再度この水無し平版(4)
を使用し、紫外線硬化型インキ(2)にて印刷を行った
が非画像部に汚れのない良好な印刷物が得られた。すな
わち、ここで使用した洗浄剤は、紫外線硬化型インキを
溶解し、適度な乾燥速度を有するため拭き取り易く且つ
シリコン系撥油性ポリマーを侵す前に乾燥し、結果的に
は侵すことなく、労働安全衛生法にも対応できるもので
あり、オゾン層破壊物質が含まれず、二種の溶剤に相溶
性のあるものであった。ただし消防法における危険物第
四類第一石油類に該当するため、指定数量100リット
ルを遵守しなければならず作業的にやや難点を残すもの
であった。また臭いも僅かな甘酸っぱい臭いで全く問題
のないものであった。
たウエスを用い、紫外線硬化型インキ(フラッシュドラ
イ−FDアクワレスFC紅 東洋インキ製造社製)の付
着した水無し平版(TAP−DG 東レ社製)を拭き取
り洗浄を行った。この洗浄後再度この水無し平版(4)
を使用し、紫外線硬化型インキ(2)にて印刷を行った
が非画像部に汚れのない良好な印刷物が得られた。すな
わち、ここで使用した洗浄剤は、紫外線硬化型インキを
溶解し、適度な乾燥速度を有するため拭き取り易く且つ
シリコン系撥油性ポリマーを侵す前に乾燥し、結果的に
は侵すことなく、労働安全衛生法にも対応できるもので
あり、オゾン層破壊物質が含まれず、二種の溶剤に相溶
性のあるものであった。ただし消防法における危険物第
四類第一石油類に該当するため、指定数量100リット
ルを遵守しなければならず作業的にやや難点を残すもの
であった。また臭いも僅かな甘酸っぱい臭いで全く問題
のないものであった。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上の構成であるから、下記に
示す如き効果がある。すなわち、湿し水を用いないで印
刷可能な紫外線硬化型インキを用いたオフセット印刷に
おいて、前記オフセット印刷に使用する水無し平版の洗
浄に用いる洗浄剤が、少なくとも脂肪族炭化水素類50
%〜80%と、エステル類20%〜50%との混合溶液
から成っているので、水無し平版の洗浄後再度の印刷に
おいても水無し平版の撥油性ポリマー部にインキが付着
することなく、汚れの発生のない印刷物ができるもので
ある。
示す如き効果がある。すなわち、湿し水を用いないで印
刷可能な紫外線硬化型インキを用いたオフセット印刷に
おいて、前記オフセット印刷に使用する水無し平版の洗
浄に用いる洗浄剤が、少なくとも脂肪族炭化水素類50
%〜80%と、エステル類20%〜50%との混合溶液
から成っているので、水無し平版の洗浄後再度の印刷に
おいても水無し平版の撥油性ポリマー部にインキが付着
することなく、汚れの発生のない印刷物ができるもので
ある。
【0023】また、上記洗浄剤が無臭有機溶剤と僅かな
甘酸っぱい臭いの有機溶剤の混合溶液から成っているか
ら、印刷版の洗浄作業に携わる作業員にとって、きつい
溶剤臭から開放されるものである。また、上記洗浄剤は
労働安全衛生法のうちの有機溶剤中毒予防規則や地球環
境(オゾン層破壊)対応の有機溶剤としたものである。
甘酸っぱい臭いの有機溶剤の混合溶液から成っているか
ら、印刷版の洗浄作業に携わる作業員にとって、きつい
溶剤臭から開放されるものである。また、上記洗浄剤は
労働安全衛生法のうちの有機溶剤中毒予防規則や地球環
境(オゾン層破壊)対応の有機溶剤としたものである。
【図1】本発明に係わる水無し平版を側断面で表した説
明図である。
明図である。
【図2】本発明に係わる水無し平版と汚れインキ付着状
態を側断面で表した説明図である。
態を側断面で表した説明図である。
2‥‥紫外線硬化型インキ 4‥‥水無し平版 10‥‥基板(アルミニウム) 12‥‥親油性ポリマー 12a‥‥露出した親油性ポリマー 14‥‥撥油性ポリマー
Claims (1)
- 【請求項1】湿し水を用いないで印刷可能な紫外線硬化
型インキを用いたオフセット印刷において、前記オフセ
ット印刷に使用する水無し平版の洗浄に用いる洗浄剤
が、少なくとも脂肪族炭化水素類50%〜80%と、エ
ステル類20%〜50%との混合溶液から成ることを特
徴とする紫外線硬化型インキを用いた水無し平版用洗浄
剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33410596A JPH10168486A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 紫外線硬化型インキを用いた水無し平版用洗浄剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33410596A JPH10168486A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 紫外線硬化型インキを用いた水無し平版用洗浄剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10168486A true JPH10168486A (ja) | 1998-06-23 |
Family
ID=18273589
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33410596A Pending JPH10168486A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 紫外線硬化型インキを用いた水無し平版用洗浄剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10168486A (ja) |
-
1996
- 1996-12-13 JP JP33410596A patent/JPH10168486A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20041112 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20041207 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050726 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |