JPH10168488A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

Info

Publication number
JPH10168488A
JPH10168488A JP9010097A JP9010097A JPH10168488A JP H10168488 A JPH10168488 A JP H10168488A JP 9010097 A JP9010097 A JP 9010097A JP 9010097 A JP9010097 A JP 9010097A JP H10168488 A JPH10168488 A JP H10168488A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ether
cleaning
carbon atoms
general formula
polyoxyalkylene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9010097A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2949425B2 (ja
Inventor
Eiji Nagoshi
英二 名越
Masami Shirota
真美 代田
Mitsuru Uno
満 宇野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP9010097A priority Critical patent/JP2949425B2/ja
Publication of JPH10168488A publication Critical patent/JPH10168488A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2949425B2 publication Critical patent/JP2949425B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】低粘度を有し、油脂、機械油、切削油、グリー
ス、液晶、ロジン系フラックスの溶解性及び洗浄性に優
れ、複雑化かつ小型化した精密部品、治工具類の油汚れ
やプリント配線基板、セラミック基板、セラミックパッ
ケージ、プラスチックパッケージ等の電子部品のアセン
ブリに使用されるロジン系ハンダフラックスの汚れの除
去、多ピン化や狭小化が進んだICパッケージ等の洗浄
等に好適に使用しうる洗浄剤組成物を提供すること。 【解決手段】一般式(I): 【化1】 (式中、R1 及びR2 は炭素数1〜6のアルキル基又は
炭素数2〜6のアルケニル基、mは2〜4の整数、nは
1〜4の整数、n個のCm 2mOは同一又は異なる)で
表されるポリオキシアルキレンジアルキルエーテルの1
種以上と、アミン系化合物とを含有し、25℃での動粘
度が5mm2 /s以下の洗浄剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄剤組成物に関
する。さらに詳しくは、電子部品、精密部品またはその
組立加工工程に使用される治工具類の固体表面に存在す
る油脂、機械油、切削油、グリース、液晶、ロジン系フ
ラックス等の汚れ除去に好適に使用しうる洗浄剤組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、精密部品、治工具類等の固体表面
に存在する油脂等の有機物を主体とする汚れの除去に使
用される洗浄剤としては、トリクロロトリフルオロエタ
ン等のフロン系溶剤や、トリクロロエチレン、パークロ
ロエチレン、トリクロロエタン、エチレンクロライド等
の塩素系溶剤が用いられている。
【0003】しかしながら、フロン系溶剤やトリクロロ
エタンは、大気圏のオゾン層を破壊するおそれがあるこ
とから、1995年末で全廃となり、その他の塩素系溶
剤も毒性、環境汚染等の点から、できるだけその使用を
回避することが好ましい。
【0004】そこで、近年、フロン系溶剤および塩素系
溶剤の代替洗浄剤として、例えば、エーテル、エステ
ル、アミン等のアルキレンオキサイド化合物を50重量
%以上含有する洗浄剤組成物(特開平3−62895号
公報)や、エーテル、エステル、アミン等のアルキレン
オキサイド化合物50重量%以上およびアミン系化合物
0.05〜5重量%を含有する洗浄剤組成物(特開平4
−57897号公報)が提案されている。
【0005】しかしながら、近年の電子部品のアセンブ
リ技術の高度化に伴なって、ICパッケージの多ピン化
や、洗浄する部品のピンピッチが0.3mm程度となっ
たりICチップと基板の隙間も50μm以下となるなど
の狭小化が進んでいるが、前記洗浄剤組成物では、その
粘度が高いため、これらの電子部品の汚れを除去するの
に長時間を要したり、狭小部での洗浄性が低下するとい
う欠点がある。
【0006】また、近年、組立加工工程に用いられてい
る治工具類の形状が複雑化するとともに小型化し、しか
も一度に大量の部品を洗浄しなければならないような状
況が増大しつつある。このため、例えば、ボルトやナッ
ト等の金属加工品、その他の小型ワーク等の部品同士の
間隙が狭くなったり、部品同士が重なりあうという、洗
浄にとっては極めて悪条件となりつつある。
【0007】そこで、前記粘度を低下させ、洗浄効果を
物理的に向上させるために、洗浄温度を80℃以上の高
温にした場合には、電子部品や洗浄機の部材に悪影響を
与えるおそれがある。
【0008】また、ロジン系ハンダフラックスの洗浄剤
として、ポリオキシアルキレンモノアルキルエーテルを
有効成分とする洗浄剤(特開平3−152197号公
報)、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルとノニオ
ン性界面活性剤の混合物を有効成分とする洗浄剤(特開
平3−227400号公報)、ポリオキシアルキレンジ
アルキルエーテルを有効成分として水のみを配合してな
る洗浄剤(特開平8−27485号公報)等が提案され
ている。
【0009】しかしながら、特開平3−152197号
公報に記載の洗浄剤には、有効成分として用いられてい
るポリオキシアルキレンモノアルキルエーテルが同程度
の分子量を有するジアルキルエーテルと対比して粘度が
高く、狭小部での洗浄に時間がかかったり、洗浄性が低
下するという欠点がある。
【0010】また、特開平3−227400号公報に記
載の洗浄剤には、水すすぎ工程でフラックスを可溶化さ
せるために、ノニオン性界面活性剤の含有量を5重量%
以上に調節した場合には、洗浄剤組成物の粘度が上昇
し、狭小部での洗浄性が低したり、洗浄水やすすぎ水が
起泡しやすくなるため、洗浄に有効な気中スプレー法を
行なうことが困難となるという欠点がある。
【0011】また、特開平8−27485号公報に記載
の洗浄剤は、該洗浄剤中に汚れが蓄積してくると水すす
ぎ工程でフラックスが析出し、洗浄性が悪化するという
欠点がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術に鑑みてなされたもであり、低粘度を有し、油脂、機
械油、切削油、グリース、液晶、ロジン系フラックスの
溶解性および洗浄性に優れ、例えば、複雑化かつ小型化
した精密部品、治工具類の油汚れやプリント配線基板、
セラミック基板、セラミックパッケージ、プラスチック
パッケージ等の電子部品のアセンブリに使用されるロジ
ン系ハンダフラックスの汚れの除去、多ピン化や狭小化
が進んだICパッケージ等の洗浄等に好適に使用しうる
洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の要旨は、
(1) 一般式(I):
【0014】
【化4】
【0015】(式中、R1 およびR2 はそれぞれ炭素数
1〜6のアルキル基または炭素数2〜6のアルケニル
基、mは2〜4の整数、nは1〜4の整数を示し、n個
のCm 2mOはそれぞれ同一であってもよく異なってい
てもよい)で表わされるポリオキシアルキレンジアルキ
ルエーテルの少なくとも1種と、アミン系化合物とを含
有し、25℃における動粘度が5mm2 /s以下である
洗浄剤組成物、(2) さらに、一般式(II):
【0016】
【化5】
【0017】(式中、R3 は炭素数1〜8のアルキル基
または炭素数2〜8のアルケニル基、pは2〜4の整
数、qは1〜4の整数を示し、q個のCp 2pOはそれ
ぞれ同一であってもよく異なっていてもよい)で表わさ
れるポリオキシアルキレンモノアルキルエーテルを含有
する前記(1)記載の洗浄剤組成物、(3) ポリオキ
シアルキレンジアルキルエーテルの少なくとも1種が一
般式(III):
【0018】
【化6】
【0019】(式中、R4 およびR5 はそれぞれ炭素数
1〜4のアルキル基または炭素数2〜4のアルケニル
基、R4 とR5 との炭素数の合計が5〜8、rは2また
は3、sは1〜4の整数を示し、s個のCr 2rOはそ
れぞれ同一であってもよく異なっていてもよい)で表わ
されるポリオキシアルキレンジアルキルエーテルである
前記(1)または(2)記載の洗浄剤組成物、(4)
一般式(I)で表わされるポリオキシアルキレンジアル
キルエーテルの含有量が40〜99.9重量%である前
記(1)〜(3)いずれか記載の洗浄剤組成物、(5)
一般式(III) で表わされるポリオキシアルキレンジア
ルキルエーテルの含有量が5〜75重量%である前記
(4)記載の洗浄剤組成物、(6) アミン系化合物が
チッ素原子1〜5個を有し、分子量50〜300を有す
るものである前記(1)〜(5)いずれか記載の洗浄剤
組成物、(7) アミン系化合物の含有量が0.1〜1
0重量%である前記(1)〜(6)いずれか記載の洗浄
剤組成物、ならびに(8) 引火点が70℃以上である
前記(1)〜(7)いずれか記載の洗浄剤組成物に関す
る。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の洗浄剤組成物は、前記し
たように、一般式(I):
【0021】
【化7】
【0022】(式中、R1 およびR2 はそれぞれ炭素数
1〜6のアルキル基または炭素数2〜6のアルケニル
基、mは2〜4の整数、nは1〜4の整数を示し、n個
のCm 2mOはそれぞれ同一であってもよく異なってい
てもよい)で表わされるポリオキシアルキレンジアルキ
ルエーテルの少なくとも1種と、アミン系化合物とを含
有し、25℃における動粘度5cSt(SI単位でmm
2 /s、以下同様)以下を有するものである。
【0023】本発明の洗浄剤組成物は、前記一般式
(I)で表わされるポリオキシアルキレンジアルキルエ
−テルが用いられている点に、1つの大きな特徴があ
る。
【0024】このように、本発明においては、前記ポリ
オキシアルキレンジアルキルエ−テルが用いられている
ことにより、本発明の洗浄剤組成物は、低粘度を有し、
しかも優れた洗浄性を呈する。
【0025】一般式(I)で表わされるポリオキシアル
キレンジアルキルエ−テルにおいて、R1 およびR
2 は、それぞれ炭素数1〜6のアルキル基または炭素数
2〜6のアルケニル基である。かかるR1 およびR2
炭素数は、水に対する溶解性を向上させ、得られる洗浄
剤組成物の粘度が高くなりすぎないようにするために、
6以下、好ましくは4以下とされる。また、mは2〜4
の整数であるが、低粘度で適度な水溶性を有する点か
ら、2または3であることが好ましい。また、nは、1
〜4の整数であるが、得られる洗浄剤組成物の粘度が高
くなりすぎず、適度な水溶性を有するようにするため
に、2または3であることが好ましい。
【0026】前記一般式(I)で表わされるポリオキシ
アルキレンジアルキルエーテルの具体例としては、例え
ば、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレ
ングリコールメチルエチルエーテル、ジエチレングリコ
ールメチルプロピルエーテル、ジエチレングリコールジ
エチルエーテル、ジエチレングリコールメチルブチルエ
ーテル、ジエチレングリコールエチルプロピルエーテ
ル、ジエチレングリコールメチルペンチルエーテル、ジ
エチレングリコールエチルブチルエーテル、ジエチレン
グリコールジプロピルエーテル、ジエチレングリコール
メチルヘキシルエーテル、ジエチレングリコールエチル
ペンチルエーテル、ジエチレングリコールプロピルブチ
ルエーテル、ジエチレングリコールエチルヘキシルエー
テル、ジエチレングリコールプロピルペンチルエーテ
ル、ジエチレングリコールジブチルエーテル;それらに
対応するトリエチレングリコールジアルキルエーテル、
ジプロピレングリコールメチルブチルエーテル、ジプロ
ピレングリコールエチルプロピルエーテル、ジプロピレ
ングリコールエチルブチルエーテル、ジプロピレングリ
コールジプロピルエーテル、ジプロピレングリコールプ
ロピルブチルエーテル、ジプロピレングリコールジブチ
ルエーテルなどのジプロピレングリコールジアルキルエ
ーテルなどのジプロピレングリコールジアルキルエーテ
ル;それらに対応するトリプロピレングリコールジアル
キルエーテル等があげられる。これらのポリオキシアル
キレンジアルキルエーテルは、単独でまたは2種類以上
を混合して用いることができる。これらのポリオキシア
ルキレンジアルキルエーテルのなかでは、洗浄性に優
れ、引火性が低いことから、ジエチレングリコールジエ
チルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテ
ル、ジエチレングリコールブチルメチルエーテル、ジエ
チレングリコールエチルプロピルエーテル、ジエチレン
グリコールエチルブチルエーテル、ジエチレングリコー
ルジプロピルエーテル、ジエチレングリコールプロピル
ブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルプロピル
エーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、
トリエチレングリコールメチルエチルエーテル、トリエ
チレングリコールメチルプロピルエーテル、トリエチレ
ングリコールメチルブチルエーテル、トリエチレングリ
コールジエチルエーテル、トリエチレングリコールエチ
ルプロピルエーテルおよびジプロピレングリコールメチ
ルエチルエーテルが好ましい。
【0027】前記一般式(I)で表わされるポリオキシ
アルキレンジアルキルエーテルのなかでは、リンス性
と、該リンス性とは相反する性質である排水処理性とを
同時に両立させるという観点から、一般式(III) :
【0028】
【化8】
【0029】(式中、R4 およびR5 はそれぞれ炭素数
1〜4のアルキル基または炭素数2〜4のアルケニル
基、R4 とR5 との炭素数の合計が5〜8、rは2また
は3、sは1〜4の整数を示し、s個のCr 2rOはそ
れぞれ同一であってもよく異なっていてもよい)で表わ
されるポリオキシアルキレンジアルキルエーテルを用い
ることが好ましい。
【0030】ここで、前記リンス性とは、洗浄工程(本
発明の洗浄剤組成物を用いて超音波または浸漬、スプレ
ー法等を用いて60〜70℃程度の温度で洗浄する工
程)の次のプレリンス工程やリンス工程で、洗浄物に付
着した洗浄剤を温水、水等でリンスする(濯ぐ)が、こ
の時に洗浄剤を除去する性質をいう。なお、たとえ洗浄
工程で汚れを除去することができたとしても、プレリン
ス工程やリンス工程で洗浄剤を除去することができなけ
れば、洗浄物に洗浄剤組成物に由来する有機物が残存す
ることになる。
【0031】また、前記排水処理性とは、プレリンス槽
で洗浄物から除去した洗浄剤組成物が曇点以上の温度で
加熱処理された際に、油層(洗浄剤組成物に由来の有機
物)と水層とに分離する性質をいう。この水層を再利用
することにより、リンス廃液の負荷、ひいては排水処理
に要する費用を大幅に低減させることができ、しかも環
境に対しても悪影響を及ぼさないようにすることができ
る。
【0032】一般式(III) において、sは1〜4の整数
であるが、そのなかでは、得られる洗浄剤組成物の粘度
が高くなりすぎず、適度な水溶性を有する観点から、2
または3であることがより好ましく、2であることがと
くに好ましい。
【0033】一般式(III) で表わされるポリオキシアル
キレンジアルキルエーテルの具体例としては、ジエチレ
ングリコールメチルブチルエーテル、ジエチレングリコ
ールエチルプロピルエーテル、ジエチレングリコールエ
チルブチルエーテル、ジエチレングリコールジプロピル
エーテル、ジエチレングリコールプロピルブチルエーテ
ル、ジエチレングリコールジブチルエーテルなどのジエ
チレングリコールジアルキルエーテル;ジプロピレング
リコールメチルブチルエーテル、ジプロピレングリコー
ルエチルプロピルエーテル、ジプロピレングリコールエ
チルブチルエーテル、ジプロピレングリコールジプロピ
ルエーテル、ジプロピレングリコールプロピルブチルエ
ーテル、ジプロピレングリコールジブチルエーテルなど
のジプロピレングリコールジアルキルエーテル等があげ
られる。
【0034】前記一般式(I)で表わされるポリオキシ
アルキレンジアルキルエーテルは、例えば、苛性アルカ
リ等の触媒の存在下で、炭素数1〜6のアルコールに、
加熱しながら炭素数2〜4のアルキレンオキシド(エチ
レンオキシド、プロピレンオキシドまたはブチレンオキ
シド)を液状または気体状で添加し、反応させることに
よって得られたポリオキシアルキレンモノアルキルエー
テルに、さらに炭素数1〜6のハロゲン化アルキルを苛
性アルカリの存在下で反応させることによって得られ
る。アルキレンオキシドの重合は、その2種以上を混合
して反応させるランダム付加重合法やアルキレンオキシ
ドを順次付加させるブロック付加重合法等によって行な
うことができる。
【0035】かくして得られるポリオキシアルキレンジ
アルキルエーテルは、精製して未反応物や触媒を除去し
たのち、使用に供することができる。
【0036】前記一般式(I)で表わされるポリオキシ
アルキレンジアルキルエーテルの洗浄剤組成物中におけ
る含有量は、該洗浄剤組成物の粘度が高くなりすぎない
ようにし、また洗浄性を向上させるために、40重量%
以上、なかんづく60重量%以上とすることが好まし
く、アミン系化合物等の含有量を考慮して、99.9重
量%以下、なかんづく99.5重量%以下とすることが
好ましく、また水を配合する場合には、95重量%以
下、なかんづく93重量%以下とすることが好ましい。
【0037】前記一般式(III) で表わされるポリオキシ
アルキレンジアルキルの洗浄剤組成物中における含有量
は、排水処理性を高めるために、5重量%以上であるこ
とが好ましく、またリンス性を高めるために75重量%
以下であることが好ましい。したがって、前記一般式
(I)で表わされるポリオキシアルキレンジアルキルエ
ーテルとして、一般式(III) で表わされるポリオキシア
ルキレンジアルキルエーテルを単独で使用する場合に
は、前記一般式(III) で表わされるポリオキシアルキレ
ンジアルキルエーテルの含有量は、40〜75重量%、
なかんづく60〜75重量%であることが好ましい。
【0038】本発明においては、前記ポリオキシアルキ
レンジアルキルエーテルと、アミン系化合物とが併用さ
れている点にも、1つの大きな特徴がある。
【0039】このように、前記ポリオキシアルキレンジ
アルキルエーテルと、前記アミン系化合物とが併用され
ていることにより、本発明の洗浄剤組成物は、優れた洗
浄性のみならず、水ですすぐ際に汚れを容易に可溶化さ
せることができる。また、前記アミン系化合物の配合量
がノニオン性界面活性剤と対比して少量であっても、優
れた洗浄効果が呈されるので、えられる洗浄組成物の低
粘度化を図ることができ、従って、気中スプレー法等の
洗浄方法を採用した場合であっても起泡しにくいという
利点がある。
【0040】本発明に用いられるアミン系化合物のチッ
素原子数は、汚れの可溶化力が良好である点から、1〜
5であることが好ましい。また、その分子量は、得られ
る洗浄剤組成物の臭気を低下させるために50以上であ
ることが好ましく、また粘度があまり高くなりすぎない
ようにし、洗浄性を向上させるために300以下である
ことが好ましい。
【0041】前記アミン系化合物の具体例としては、例
えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、ト
リエタノールアミン、ジメチルエタノールアミン、ジブ
チルエタノールアミン、アミノエチルエタノールアミ
ン、メチルエタノールアミン、メチルジエタノールアミ
ン等のアミノアルコール類;3−(2−エチルヘキシル
オキシ)プロピルアミン、3−エトキシプロピルアミ
ン、3−メトキシプロピルアミン等のアルコキシプロピ
ルアミン類;モルホリン、メチルモルホリン、エチルモ
ルホリン、3−アミノプロピルモルホリン等のモルホリ
ン類;ピペラジン、トリエチルジアミン、ペンタメチル
ジエチレントリアミン、テトラメチルプロピレンジアミ
ン等があげられる。これらのアミン系化合物は、単独で
または2種以上を混合して用いることができる。また、
本発明においては、前記アミン系化合物として、例えば
エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキ
シド等のアルキレンオキシドを付加させた化合物や、前
記アミン系化合物と炭酸とを反応させた炭酸塩を好適に
使用することができる。これらのアミン系化合物の中で
は、低粘度を有するもの、例えば、ジメチルエタノール
アミン、ジブチルエタノールアミン等は、得られる洗浄
剤組成物の低粘度化を図るうえで好ましい。
【0042】前記アミン系化合物の洗浄剤組成物中にお
ける含有量は、前記一般式(I)で表わされるポリオキ
シアルキレンジアルキルエーテルとの併用による洗浄性
を向上させるために、0.1重量%以上、なかんづく
0.5重量%以上とすることが好ましく、また、過剰に
入れても汚れを可溶化させる効果が変わらず、洗浄剤組
成物の低粘度化を図る点から、10重量%以下、なかん
づく5重量%以下とすることが好ましい。
【0043】本発明の洗浄剤組成物には、種々の汚れを
溶解させ、洗浄性をより一層向上させるために、一般式
(II):
【0044】
【化9】
【0045】(式中、R3 は炭素数1〜8のアルキル基
または炭素数2〜8のアルケニル基、pは2〜4の整
数、qは1〜4の整数を示し、q個のCp 2pOはそれ
ぞれ同一であってもよく異なっていてもよい)で表わさ
れるポリオキシアルキレンモノアルキルエーテルや、溶
剤を配合してもよい。
【0046】前記一般式(II)で表わされるポリオキシ
アルキレンモノアルキルエーテルの代表例としては、例
えば、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、ジエ
チレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリ
コールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノ
プロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル;
トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチ
レングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリ
コールモノプロピルエーテル、トリエチレングリコール
モノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシ
ルエーテル;それらに対応するプロピレングリコールモ
ノアルキルエーテル等があげられる。これらのポリオキ
シアルキレンモノアルキルエーテルは、単独でまたは2
種以上を混合して用いることができる。
【0047】なお、これらのポリオキシアルキレンモノ
アルキルエーテルのなかでは、洗浄性および水すすぎ性
に優れることから、ジエチレングリコールモノヘキシル
エーテルやジエチレングリコールモノブチルエーテルが
好ましい。
【0048】また、前記溶剤の代表例としては、例え
ば、ベンジルアルコール、フェノール、フルフリルアル
コール、テトラヒドロフルフリルアルコール、N−メチ
ル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアセトアミド等
があげられる。これらの溶剤は、単独でまたは2種以上
を混合して用いることができる。
【0049】前記一般式(II)で表わされるポリオキシ
アルキレンモノアルキルエーテルおよび溶剤の量は、多
すぎる場合には、本発明の洗浄剤組成物の粘度が高くな
りすぎるので、本発明の洗浄剤組成物における含有量が
35重量%以下となるように調整することが好ましい。
また、前記一般式(II)で表わされるポリオキシアルキ
レンモノアルキルエーテルおよび溶剤を用いる場合に
は、これらの化合物の本発明の洗浄剤組成物における含
有量が10重量%以上、なかんづく20重量%以上とな
るように調整することが好ましい。
【0050】本発明の洗浄剤組成物には、必要により、
洗浄性や水すすぎ性の向上の点から、炭素数10以上の
親油性を有する非イオン性界面活性剤を添加することが
できる。
【0051】前記非イオン性界面活性剤の具体例として
は、例えば、ポリオキシアルキレンモノアルキルエーテ
ル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、
ポリオキシアルキレンアルキル脂肪酸エステル、ポリオ
キシアルキレンアリルフェニルエーテル、ポリオキシア
ルキレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキ
レンアルキルアミン、ソルビタン脂肪酸エステル等があ
げられる。これらのなかでは、平均HLBが4〜15の
もの、例えば、ポリオキシアルキレンモノアルキルエー
テル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル
等は、特に優れた洗浄性および水すすぎ性を発現するの
で、本発明においては、好適に使用しうるものである。
【0052】前記非イオン性界面活性剤の添加量は、本
発明の洗浄剤組成物の25℃における動粘度が5mm2
/sをこえない範囲内であればよく、特に限定がない。
通常、非イオン性界面活性剤の添加量は、本発明の洗浄
剤組成物中に5重量%以下、なかんづく3重量%以下含
有されるように調整されることが好ましい。なお、前記
非イオン性界面活性剤を添加することにより、洗浄性や
水すすぎ性を十分に発現させるためには、前記非イオン
性界面活性剤の添加量は、本発明の洗浄剤組成物中に
0.1重量%以上、なかんづく0.5重量%以上含有さ
れるように調整されることが好ましい。
【0053】また、本発明の洗浄剤組成物には、本発明
の目的が阻害されない範囲内で、必要により、その他の
界面活性剤やシリコーン等の消泡剤等を配合してもよ
い。
【0054】本発明の洗浄剤組成物は、一般式(I)で
表わされるポリオキシアルキレンジアルキルエーテルお
よびアミン系化合物、ならびに必要により、一般式(I
I)で表わされるポリオキシアルキレンモノアルキルエ
ーテル、溶剤、非イオン性界面活性剤等の界面活性剤や
シリコ−ン等の消泡剤を含有したものであり、さらに要
すれば、残部として水が配合される。
【0055】前記水としては、特に限定がないが、通
常、精製水、純水、市水、イオン交換水等を用いること
ができる。
【0056】本発明の洗浄剤組成物の動粘度は、汚れの
溶解性を向上させ、洗浄時間の短縮を図り、また優れた
洗浄性を呈するようにするために、25℃において、5
mm2 /s以下、好ましくは3.5mm2 /s以下とな
るように、例えば、ポリオキシアルキレンジアルキルエ
ーテルの量を加減することにより、調整される。
【0057】本発明の洗浄剤組成物は、洗浄機に防爆処
理を施す必要性をなくし、また保管時における火災に対
する安全性を高め、加熱洗浄の際の引火に対する危険性
をなくすことが好ましい。
【0058】かかる観点から、本発明の洗浄剤組成物の
引火点は、70℃以上、なかんづく100℃以上である
ことが好ましい。
【0059】なお、本発明の洗浄剤組成物は、その組成
により、引火点が70℃よりも低い場合があるが、その
場合には、通常、本発明の洗浄剤組成物中に水を5〜2
0重量%程度含有させれば、引火点を70℃以上とする
ことができる。また、本発明の洗浄剤組成物の引火点が
100℃をこえるばあいには、例えば、水を5〜20重
量%程度含有させることにより、非危険物化させること
ができる。
【0060】本発明の洗浄剤組成物は、電子部品、精密
部品又はその組立加工工程に使用される治工具類の表面
に存在する油脂、機械油、切削油、グリース、液晶、ロ
ジン系フラックス等の汚れの除去に好適に使用しうるも
のである。
【0061】本発明の洗浄剤組成物を用いて洗浄を行な
う方法には特に限定がないが、例えば、本発明の洗浄剤
組成物を用いて超音波洗浄または浸漬洗浄を60〜70
℃程度の温度で行ない、最後に溶剤または温水、水等で
リンスする操作を連続的に行なう方法は、効率よく洗浄
を行なうことができるので、本発明において好適に使用
しうる方法である。また、かかる方法の他にも、本発明
においては、振動法、液中スプレー法、気中スプレー法
等の洗浄方法を採用することができる。また、洗浄後に
行なう最初のリンス工程(プレリンス工程)では、洗浄
工程から、被洗浄物に付着して同伴される洗浄剤組成物
を曇点以上に加熱して油水分離して分離した水層を再利
用することが好ましい。
【0062】
【実施例】つぎに、本発明の洗浄剤組成物を実施例に基
づいてさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例
のみに限定されるものではない。
【0063】実施例1〜17および比較例1〜9 表1〜2に示す各成分を表1〜2に示す割合で混合し、
洗浄剤組成物を調製した。
【0064】次に得られた洗浄剤組成物の物性として、
25℃における動粘度、引火点、フラックスの溶解性、
洗浄性およびリンス性を以下の方法に基づいて調べた。
その結果を表3に示す。
【0065】(A)25℃における動粘度 キャノンフェンスケ粘度計((株)草野科学器械製作所
製、毛細管式粘度計)を用い、25℃における動粘度を
測定する。
【0066】(B)引火点 JIS K 2265に規定のクリーブランドオープンカップ(Cl
eaveland Open Cup)法に準じて測定する。なお、表3
中、「>100」とあるのは、引火点を測定しうる前に
水が沸騰して該引火点の測定が不可能であったことを意
味する。
【0067】(C)フラックスの溶解性 20mm×25mm×1mm(厚さ)のガラス板に20
0μmのスペーサーを設け、これにもう1枚の同じ大き
さのガラス板をかぶせ、両ガラス板の間隙が200μm
の狭ピッチのセルを作製する。
【0068】次に、このセルの間隙にフラックス(千住
金属(株)製、SPT-OZ-63-177F)を充填したのち、23
0℃で5分間焼成し、試験用のセルを作製する。
【0069】得られたセルを、表1〜2に示す組成から
なる洗浄剤組成物中に60℃、30分間浸漬する。な
お、浸漬に際しては、洗浄剤組成物のみによる洗浄性を
調べるために、洗浄剤組成物には、敢えて攪拌等の外的
応力を加えない。
【0070】次に、セルを洗浄剤組成物から取り出し、
セルの縁からフラックスが溶解した距離を拡大鏡(10
倍)を用いて測定する。
【0071】(D)洗浄性 5mm角のICチップが、該ICチップと基板との隙間
が50μmとなるように、該基板に設けられたハンダボ
ールを介して30個搭載された10cm角のセラミック
基板の接続部やその周辺に付着したフラックスの洗浄を
気中スプレー洗浄機を用い、以下の洗浄条件に基づいて
行なう。
【0072】(洗浄条件) 洗浄剤槽 :2槽(洗浄温度:50℃) すすぎ :3槽 市水2槽+イオン交換水1槽 (洗
浄温度:室温) スプレー圧:3kg/cm2 (フルコーンノズル)、基
板とノズルの距離は10cm 洗浄タクト:2分間(1槽あたりの洗浄時間)
【0073】洗浄後、ICチップをすべて剥がし、基板
の外観を目視にて観察し、以下の評価基準に基づいて評
価する。
【0074】(評価基準) ◎:フラックスの残渣がまったくなし。 ○:フラックスの残渣が1〜3カ所あり。 △:フラックスの残渣が4〜10カ所あり。 ×:フラックスの残渣が11カ所以上あり。
【0075】(E)洗浄性 20mm×25mm×1mm(厚さ)のガラス板に20
0μmのスペーサーを設け、これにもう1枚の同じ大き
さのガラス板をかぶせ、両ガラス板の間隙が200μm
の狭ピッチのセルを作製する。
【0076】次に、このセルの間隙に、ナフテン系鉱油
を充填したのち、このセルを得られた洗浄液組成物中に
浸漬し、超音波洗浄機(シャープ(株)製、品番:UT-3
05、条件:35kHz、200W/8.6L)を用いて
40℃で5分間洗浄を行なう。
【0077】次に、セルのガラス板上およびセルの周囲
の汚れ残渣を拡大鏡(10倍)を用いて目視にて観察
し、以下の評価基準に基づいて評価する。
【0078】(評価基準) ◎:汚れ物質の残渣がまったくなし。 ○:汚れ物質の残渣が1〜3カ所あり。 △:汚れ物質の残渣が4〜10カ所あり。 ×:汚れ物質の残渣が11カ所以上あり。
【0079】(F)リンス性 得られた洗浄剤組成物の液温を60℃に調整し、スプレ
ー圧3kg/cm2 でプリント基板(10cm×20c
m、重量100g)とノズルとの距離が10cmとなる
ようにして該プリント基板に2分間気中スプレー(フル
コーンノズル)にて洗浄を行なう。洗浄後のプリント基
板の重量を測定し、プリント基板の初期重量(100
g)を洗浄後の該プリント基板の重量から差し引いて洗
浄槽からプレリンス槽への洗浄剤組成物の「持込量」を
測定する。
【0080】つぎに、洗浄後のプリント基板に、室温の
イオン交換水をスプレー圧3kg/cm2 でプリント基
板とノズルとの距離が10cmとなるようにして該プリ
ント基板に1分間気中スプレー(フルコーンノズル)に
てプレリンスを行なったのち、さらにもう一度かかる操
作を繰り返してリンスを行なう。
【0081】リンス後、プリント基板を2分間室温で放
置し、ついで該プリント基板を送風定温乾燥器((株)
東洋製作所製、品番:FC−610)に入れて80℃で
20分間乾燥させた。そののち、乾燥後のプリント基板
の重量を測定し、プリント基板の初期重量(100g)
から乾燥後の該プリント基板の重量を差し引いてリンス
できない洗浄剤組成物の「付着量」を測定する。
【0082】以上の結果から、式: 〔リンス率〕=〔持込量−付着量〕÷〔持込量〕×10
0 に基づいてリンス率を求め、以下の評価基準に基づいて
評価を行なう。
【0083】(評価基準) ◎:リンス性が極めて良好(リンス率が90%以上) ○:リンス性が良好(リンス率が75%以上90%未
満) △:リンス性が不充分(リンス率が50%以上75%未
満) ×:リンス性が悪い(リンス率が50%未満)
【0084】なお、表1〜3中、各化合物は、以下のこ
とを意味する。 〔ポリオキシアルキレンジアルキルエーテル〕 ジエチレングリコールジメチルエーテル: 25℃における動粘度:1.1mm2 /s、引火点:5
6℃ ジエチレングリコールメチルブチルエーテル: 25℃における動粘度:1.7mm2 /s、引火点:1
02℃ ジエチレングリコールジエチルエーテル: 25℃における動粘度:1.4mm2 /s、引火点:7
5℃ ジエチレングリコールイソプロピルブチルエーテル: 25℃における動粘度:2.4mm2 /s、引火点:1
15℃ トリエチレングリコールジメチルエーテル: 25℃における動粘度:2.0mm2 /s、引火点:1
18℃ トリエチレングリコールメチルイソプロピルエーテル: 25℃における動粘度:2.6mm2 /s、引火点:1
27℃ トリエチレングリコールメチルイソブチルエーテル: 25℃における動粘度:3.0mm2 /s、引火点:1
32℃ ジプロピレングリコールメチルエチルエーテル: 25℃における動粘度:1.6mm2 /s、引火点:7
9℃ ジエチレングリコールエチルブチルエーテル: 25℃における動粘度:2.3mm2 /s、引火点:1
12℃ ジエチレングリコールジブチルエーテル: 25℃における動粘度:2.4mm2 /s、引火点:1
28℃
【0085】〔アミン系化合物〕 メチルジエタノールアミン: 25℃における動粘度:101mm2 /s、引火点:1
40℃ ジブチルエタノールアミン: 25℃における動粘度:8mm2 /s、引火点:104
℃ メチルエタノールアミン: 25℃における動粘度:13mm2 /s、引火点:74
【0086】〔その他の配合物〕 C1021(C2 4 O)2 2 5 : 25℃における動粘度:8.5mm2 /s、引火点:2
10℃ C6 13(C2 4 O)5 3 7 : 25℃における動粘度:9. 6mm2 /s、引火点:2
30℃ C8 16(C2 4 O)2 CH3 : 25℃における動粘度:3. 0mm2 /s、引火点:1
48℃ C4 9 (C2 4 O)2 H: 25℃における動粘度:5.2mm2 /s、引火点:1
20℃ C6 13(C2 4 O)2 H: 25℃における動粘度:7.1mm2 /s、引火点:1
41℃ ベンジルアルコール: 25℃における動粘度:5.2mm2 /s、引火点:9
4℃ ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル: 25℃における動粘度:120mm2 /s、HLB:1
2 ポリオキシエチレン高級アルコールエーテル(高級アル
コールの炭素数:12〜14): 25℃における動粘度:40mm2 /s、HLB:1
0.5
【0087】
【表1】
【0088】
【表2】
【0089】
【表3】
【0090】表3に示された結果から、実施例1〜17
で得られた洗浄剤組成物は、いずれも低粘度を有するこ
とから、流動性に優れたものであり、小型化かつ複雑化
した精密部品、治工具類、狭小化した液晶パネル、多ピ
ン化や狭小化が進んだICパッケージ等の洗浄に好適に
使用しうるものであることがわかる。
【0091】また、実施例1〜17で得られた洗浄剤組
成物は、いずれもフラックスの溶解性に優れ、しかも洗
浄性にも優れたものであるので、例えば、プリント配線
基板、セラミック基板、セラミックパッケージ、プラス
チックパッケージ等の電子部品のアセンブリに使用され
るロジン系ハンダフラックスの汚れの除去に好適に使用
するものであることがわかる。
【0092】また、実施例1〜17で得られた洗浄剤組
成物は、いずれも引火点が70℃以上であるので、火災
等に対する安全性にも優れたものであることがわかる。
【0093】さらに、実施例1〜17で得られた洗浄剤
組成物は、いずれもリンス性にも優れたものであること
がわかる。
【0094】実験例 実施例1〜17および比較例1〜9で得られた洗浄剤組
成物を用い、以下に示す方法に従って排水処理性を調べ
た。その結果を表4に示す。
【0095】〔排水処理性(油水分離性)〕プレリンス
液として、洗浄剤組成物の5%水溶液を調製し、これを
60℃で20分間加温する。加温すると曇点現像によ
り、水層と油層(洗剤)とに分離する。この水層のTO
C値と分離前の水溶液のTOC値とから、式: 〔分離率(%)〕=〔分離前の水溶液のTOC値×分離
前の水溶液の重量−分離後の水層のTOC値×分離後の
水層の重量〕÷〔分離前の水溶液のTOC値×分離前の
水溶液の重量〕×100 に基づいて分離率を求め、以下の評価基準に基づいて評
価を行なう。なお、分離率が大きいほど、排水処理性が
良好である。
【0096】なお、前記TOCとは、全有機炭素を示す
「Total Organic Carbon」の略号であり、具体的には、
水中の有機物に含まれている炭素をいう。
【0097】前記TOCは、試料を微酸性とし、これに
パージガスを通気して無機炭素を除去し、この試料の一
定量を燃焼部に入れ、有機物の燃焼によって生成した二
酸化炭素を非分散形赤外線ガス分析計で測定することに
よって求められる。
【0098】(評価基準) A:排水処理性が極めて良好(分離率が60%以上) B:排水処理性が良好(分離率が30%以上60%未
満) C:排水処理性がやや不充分(分離率が10%以上29
%未満) D:排水処理性が不充分(分離率が10%未満)
【0099】
【表4】
【0100】表4に示された結果から、実施例1〜17
のなかでも、特に実施例13〜17で得られた洗浄剤組
成物は、一般式(III) で表わされるポリオキシアルキレ
ンジアルキルエーテルが5〜75重量%の範囲内で含有
されているので、排水処理性に極めて優れたものである
ことがわかる。
【0101】
【発明の効果】本発明の洗浄剤組成物は、低粘度を有
し、流動性に優れたものであるから、小型化かつ複雑化
した精密部品、治工具類の油汚れや狭小化した液晶パネ
ルの液晶汚れ、あるいは多ピン化や狭小化が進んだIC
パッケージ等のロジン系フラックス等の汚れの洗浄に好
適に使用しうるものである。
【0102】また、本発明の洗浄剤組成物は、ロジン系
フラックス、油脂、機械油、切削油、グリース、液晶等
の溶解性に優れ、しかも洗浄性にも優れたものであるの
で、例えば、プリント配線基板、セラミック基板、セラ
ミックパッケージ、プラスチックパッケージ等の電子部
品のアセンブリに使用されるロジン系ハンダフラックス
の汚れ、小型化かつ複雑化した精密部品、治工具類の油
汚れや、狭小化した液晶パネルの液晶汚れを短時間で除
去することができ、また気中でスプレー洗浄法により洗
浄した場合であっても、洗浄液や水すすぎ液が起泡しに
くいので、洗浄を容易に行なうことができるという効果
を奏する。
【0103】さらに、本発明の洗浄剤組成物は、一般式
(III) で表わされるポリオキシアルキレンジアルキルエ
ーテルが5〜75重量%の範囲内で含有されている場合
には、排水処理性がより一層優れるという効果が奏され
る。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 (式中、R1 およびR2 はそれぞれ炭素数1〜6のアル
    キル基または炭素数2〜6のアルケニル基、mは2〜4
    の整数、nは1〜4の整数を示し、n個のCm 2mOは
    それぞれ同一であってもよく異なっていてもよい)で表
    わされるポリオキシアルキレンジアルキルエーテルの少
    なくとも1種と、アミン系化合物とを含有し、25℃に
    おける動粘度が5mm2 /s以下である洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 さらに、一般式(II): 【化2】 (式中、R3 は炭素数1〜8のアルキル基または炭素数
    2〜8のアルケニル基、pは2〜4の整数、qは1〜4
    の整数を示し、q個のCp 2pOはそれぞれ同一であっ
    てもよく異なっていてもよい)で表わされるポリオキシ
    アルキレンモノアルキルエーテルを含有する請求項1記
    載の洗浄剤組成物。
  3. 【請求項3】 ポリオキシアルキレンジアルキルエーテ
    ルの少なくとも1種が一般式(III): 【化3】 (式中、R4 およびR5 はそれぞれ炭素数1〜4のアル
    キル基または炭素数2〜4のアルケニル基、R4 とR5
    との炭素数の合計が5〜8、rは2または3、sは1〜
    4の整数を示し、s個のCr 2rOはそれぞれ同一であ
    ってもよく異なっていてもよい)で表わされるポリオキ
    シアルキレンジアルキルエーテルである請求項1または
    2記載の洗浄剤組成物。
  4. 【請求項4】 一般式(I)で表わされるポリオキシア
    ルキレンジアルキルエーテルの含有量が40〜99.9
    重量%である請求項1〜3いずれか記載の洗浄剤組成
    物。
  5. 【請求項5】 一般式(III) で表わされるポリオキシア
    ルキレンジアルキルエーテルの含有量が5〜75重量%
    である請求項4記載の洗浄剤組成物。
  6. 【請求項6】 アミン系化合物がチッ素原子1〜5個を
    有し、分子量50〜300を有するものである請求項1
    〜5いずれか記載の洗浄剤組成物。
  7. 【請求項7】 アミン系化合物の含有量が0.1〜10
    重量%である請求項1〜6いずれか記載の洗浄剤組成
    物。
  8. 【請求項8】 引火点が70℃以上である請求項1〜7
    いずれか記載の洗浄剤組成物。
JP9010097A 1996-10-11 1997-03-24 洗浄剤組成物 Expired - Fee Related JP2949425B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9010097A JP2949425B2 (ja) 1996-10-11 1997-03-24 洗浄剤組成物

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8-289146 1996-10-11
JP28914696 1996-10-11
JP9010097A JP2949425B2 (ja) 1996-10-11 1997-03-24 洗浄剤組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10168488A true JPH10168488A (ja) 1998-06-23
JP2949425B2 JP2949425B2 (ja) 1999-09-13

Family

ID=26431614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9010097A Expired - Fee Related JP2949425B2 (ja) 1996-10-11 1997-03-24 洗浄剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2949425B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007505069A (ja) * 2003-09-10 2007-03-08 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト アルカリ中で安定なアルコキシラート
WO2009020199A1 (ja) * 2007-08-08 2009-02-12 Arakawa Chemical Industries, Ltd. 鉛フリーハンダフラックス除去用洗浄剤組成物、および鉛フリーハンダフラックスの除去方法
WO2010024141A1 (ja) * 2008-08-27 2010-03-04 荒川化学工業株式会社 鉛フリーはんだフラックス除去用洗浄剤組成物および鉛フリーはんだフラックス除去システム
JP2012524744A (ja) * 2009-04-22 2012-10-18 アクゾ ノーベル ケミカルズ インターナショナル ベスローテン フエンノートシャップ 低泡性非ゲル化界面活性剤の調製方法及び組成物
JP2013129815A (ja) * 2011-11-25 2013-07-04 Tosoh Corp 洗浄剤組成物及びそれを用いた洗浄方法
CN105087185A (zh) * 2014-05-20 2015-11-25 化研科技株式会社 清洗剂组合物用原液、清洗剂组合物以及清洗方法
JP2017145282A (ja) * 2016-02-15 2017-08-24 東ソー株式会社 エアゾール型洗浄剤
KR20180096659A (ko) 2015-12-24 2018-08-29 카오카부시키가이샤 플럭스용 세정제 조성물
JP2019031690A (ja) * 2018-10-29 2019-02-28 化研テック株式会社 洗浄剤組成物用原液、洗浄剤組成物および洗浄方法

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007505069A (ja) * 2003-09-10 2007-03-08 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト アルカリ中で安定なアルコキシラート
US8372792B2 (en) 2007-08-08 2013-02-12 Arakawa Chemical Industries, Ltd. Cleaner composition for removing lead-free soldering flux, and method for removing lead-free soldering flux
WO2009020199A1 (ja) * 2007-08-08 2009-02-12 Arakawa Chemical Industries, Ltd. 鉛フリーハンダフラックス除去用洗浄剤組成物、および鉛フリーハンダフラックスの除去方法
JP5428859B2 (ja) * 2007-08-08 2014-02-26 荒川化学工業株式会社 鉛フリーハンダフラックス除去用洗浄剤組成物、および鉛フリーハンダフラックスの除去方法
US8211845B2 (en) 2008-08-27 2012-07-03 Arakawa Chemical Industries, Ltd. Cleaning composition for removing lead-free solder flux and system for removing lead-free solder flux
CN102131910B (zh) 2008-08-27 2012-12-19 荒川化学工业株式会社 无铅助焊剂除去用清洁剂组合物和无铅助焊剂除去用体系
WO2010024141A1 (ja) * 2008-08-27 2010-03-04 荒川化学工業株式会社 鉛フリーはんだフラックス除去用洗浄剤組成物および鉛フリーはんだフラックス除去システム
JP5556658B2 (ja) * 2008-08-27 2014-07-23 荒川化学工業株式会社 鉛フリーはんだフラックス除去用洗浄剤組成物および鉛フリーはんだフラックス除去システム
JP2012524744A (ja) * 2009-04-22 2012-10-18 アクゾ ノーベル ケミカルズ インターナショナル ベスローテン フエンノートシャップ 低泡性非ゲル化界面活性剤の調製方法及び組成物
JP2013129815A (ja) * 2011-11-25 2013-07-04 Tosoh Corp 洗浄剤組成物及びそれを用いた洗浄方法
CN105087185A (zh) * 2014-05-20 2015-11-25 化研科技株式会社 清洗剂组合物用原液、清洗剂组合物以及清洗方法
JP2015218295A (ja) * 2014-05-20 2015-12-07 化研テック株式会社 洗浄剤組成物用原液、洗浄剤組成物および洗浄方法
KR20180096659A (ko) 2015-12-24 2018-08-29 카오카부시키가이샤 플럭스용 세정제 조성물
JP2017145282A (ja) * 2016-02-15 2017-08-24 東ソー株式会社 エアゾール型洗浄剤
JP2019031690A (ja) * 2018-10-29 2019-02-28 化研テック株式会社 洗浄剤組成物用原液、洗浄剤組成物および洗浄方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2949425B2 (ja) 1999-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101729612B1 (ko) 무연 땜납 수용성 플럭스 제거용 세정제, 제거 방법 및 세정 방법
KR100210135B1 (ko) 테르펜 및 일염기성 에스테르를 사용한 불순물의 세정공정 및 그를 위한 조성물
EP0473795B1 (en) Method of cleaning
JP2749439B2 (ja) 清浄剤として有用なフルフリルアルコール混合物
EP0426943B1 (en) Agent and method for removing rosinbase solder flux
JP2949425B2 (ja) 洗浄剤組成物
EP0464652A1 (en) Agent and method for removing rosin-base solder flux
JP4286021B2 (ja) 精密部品用洗浄剤組成物
TW201900862A (zh) 無鉛銲料助焊劑用洗淨劑組成物、無鉛銲料助焊劑之洗淨方法
KR101026095B1 (ko) 세정 헹굼 방법
JP2006249114A (ja) 洗浄剤組成物及び洗浄方法
MXPA01005351A (es) Composicion acuosa de limpieza.
KR0182375B1 (ko) 청정화 물품의 제조방법
US5431739A (en) Process for cleaning and defluxing parts, specifically electronic circuit assemblies
JPH06336600A (ja) 洗浄組成物および洗浄方法
JPH08333600A (ja) 洗浄剤組成物
JPH07216569A (ja) 洗浄方法
JPH0959698A (ja) メタルマスク用洗浄剤組成物
JPH07216387A (ja) 洗浄剤およびそれを用いた洗浄方法
JP3233886B2 (ja) 洗浄用組成物
JP2004155882A (ja) フラックス用洗浄剤
JPH06254519A (ja) アルコール系洗浄剤
WO1993016160A1 (en) Defluxing composition and use thereof
JPH0959688A (ja) メタルマスク用洗浄剤組成物
JPH10204497A (ja) 洗浄剤組成物

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080709

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080709

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090709

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090709

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100709

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110709

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110709

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120709

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120709

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709

Year of fee payment: 14

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees