JPH10168972A - 浴室ユニットの排水構造 - Google Patents

浴室ユニットの排水構造

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Publication number
JPH10168972A
JPH10168972A JP35244896A JP35244896A JPH10168972A JP H10168972 A JPH10168972 A JP H10168972A JP 35244896 A JP35244896 A JP 35244896A JP 35244896 A JP35244896 A JP 35244896A JP H10168972 A JPH10168972 A JP H10168972A
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JP
Japan
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drainage
bathtub
drain
water
trap
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Application number
JP35244896A
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English (en)
Inventor
Toshitsuna Fujii
俊維 藤井
Kazuo Hotada
一雄 穂多田
Kazuhiro Tamura
和博 田村
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 防水床パンの洗い場部側より浴槽設置部側を
一段低くして、洗い場部側の排水の一部を浴槽設置部側
に排出するようにしても、排水トラップを防水床パンの
比較的高い位置に設けることができる浴室の排水構造を
提供する。 【解決手段】 浴槽設置部21側流水面S2の最も低い
位置に、浴槽設置部21側の排水を排出する第1排水孔
60を形成するとともに、流水面S2の所定位置に、浴
槽30中の排水を隙間のない浴槽排水路Qによって排出
するための第2排水孔61を形成し、かつ、洗い場部2
1側の排水が流し込まれる排水トラップ10の排水流入
部104を、流水面S2の第1排水孔60の位置より高
い位置に位置決めし、さらに、第1排水孔60と浴槽排
水路Qとを、第1及び第2床パン下排水路8により、排
水流入部104より下方に配置される排水トラップ10
の封水溜100aに接続する。また、第1排水孔60中
等に逆止弁9を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、防水床パンの洗
い場部側より浴槽設置部側を一段低くして、洗い場部側
の排水の一部を浴槽設置部側に排出するようにした浴室
ユニットの排水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】浴室ユニットの防水床パンには、洗い場
を形成する洗い場部の横に、この洗い場部より一段低い
状態で、浴槽を設置する浴槽設置部が形成されているも
のも多い。このような浴室ユニットでは、浴槽設置部を
洗い場部より下方に落とし込んだ分だけ、浴槽の上端側
を下げることができるため、洗い場部の上面と浴槽の上
端間の浴槽へのまたぎ高さを小さくすることができる。
【0003】図7は、例えば、特開平8ー270034
号公報に示される、このような浴室ユニットの排水トラ
ップ周りの詳細を示している。図において、防水床パン
500の洗い場部501の一側には、上方に盛り上がっ
た土手部502を境として、この洗い場部501よりは
一段低い浴槽設置部503が形成されていて、この浴槽
設置部503上に浴槽510が設置されている。この浴
槽510の下部側には、浴槽設置部503を貫通する排
水管510aが取り付けられており、防水床パン500
の裏側で、この排水管510aに接続される接続管52
0が、洗い場部501側の防水床パン500の下面側に
取り付けられた排水トラップ530に接続されている。
【0004】この浴室ユニットでは、防水床パン500
の洗い場部501側の排水は、凹状開口501aを通っ
て、排水トラップ530内に流し込まれる。また、この
洗い場部501側に、浴槽510からの溢れ水によって
多量の排水が生じると、この排水の一部は、土手部50
2の切欠部502aを通って、浴槽設置部503側に流
された後、この切欠部502aを通って、排水トラップ
530内に流し込まれる。なお、浴槽510からの排水
も、排水管510aと接続管520を通って、排水トラ
ップ530に流し込まれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような浴室ユニットでは、防水床パン500の洗い場部
501側の排水保有量を小さくしても、この洗い場部5
01側の排水を浴室外に溢れさせることなく排出できる
というメリットはあるが、排水トラップ530の上端部
側から、この排水トラップ530中に、洗い場部501
側の排水のみならず、浴槽設置部503側の排水も流し
込まねばならないため、この排水トラップ530を、防
水床パン500の、排水が流れる流水面Sの最も低い位
置より下方に設けねばならないという問題があった。
【0006】このため、排水トラップ530が防水床パ
ン500の下方に大きく突出することとなり、その分、
防水床パン500を浴室ユニットの据付面Fから上方に
上げざるをえないため、例えば、中高層の集合住宅の場
合、浴室の入口部上面と脱衣室の上面との間に大きな段
差が生じてしまい、浴室に対する出入りに支障が生じて
しまう。
【0007】この発明は、以上の点に鑑み、防水床パン
の洗い場部側より浴槽設置部側を一段低くして、洗い場
部側の排水の一部を浴槽設置部側に排出するようにして
も、排水トラップを防水床パンの比較的高い位置に設け
ることができる浴室ユニットの排水構造を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、洗い場を形成する洗い場部の横に、浴槽を設
置する浴槽設置部が設けられている防水床パンの下面側
に、浴室内の排水が流し込まれる排水トラップが設けら
れているとともに、洗い場部より一段低い位置に設けら
れている浴槽設置部側に、この洗い場部側の排水の一部
が流し込まれる浴室ユニットの排水構造において、浴槽
設置部側の排水が流れる流水面の最も低い位置に、この
浴槽設置部側の排水を集めて排出する第1排水孔を形成
するとともに、流水面の所定位置に、浴槽中の排水を隙
間のない浴槽排水路によって排出するための第2排水孔
を形成し、かつ、洗い場部側の排水が流し込まれる排水
トラップの排水流入部を、流水面の第1排水孔の位置よ
り高い位置に位置決めし、さらに、第1排水孔と浴槽排
水路とを、第1及び第2床パン下排水路により、排水流
入部より下方に配置される排水トラップの封水溜に接続
し、さらに、第1排水孔中又はこの第1排水孔につなが
る第1床パン下排水路中に、浴槽設置部側の排水は通す
が、この浴槽設置部側への排水の逆流は防止する逆止弁
を設けていることである。
【0009】この発明では、洗い場部側の排水は、排水
トラップの排水流入部から、この排水トラップ中に流し
込まれるとともに、浴槽設置部側の排水は、第1排水孔
から逆止弁と第1床パン下排水路とを通って、排水トラ
ップの封水溜中に直接流し込まれる。また、浴槽中の排
水は、浴槽設置部側に流出することなく、浴槽排水路と
第2床パン下排水路とを通って、排水トラップの封水溜
中に直接流し込まれる。さらに、洗い場部側に急激に多
量の排水(例えば、浴槽からの溢れ水)が生じた場合に
は、この洗い場部側の排水は、これが洗い場部側に溜っ
て浴室外に流出しないように、その一部が浴槽設置部側
に流し込まれるとともに、浴槽設置部側に溜った排水
は、第1排水孔から排水トラップ側に流し込まれる。
【0010】なお、逆止弁の作用により、排水トラップ
側の排水が、第1排水孔を通って浴槽設置部側に逆流し
てしまうことはないとともに、隙間のない浴槽排水路に
より、浴槽中の排水が浴槽設置部側に流出してしまうこ
とはないため、浴槽設置部側から、排水による臭気が発
生してしまうこともない。
【0011】したがって、この発明では、防水床パンの
洗い場部側を、排水を溜めるために深く形成する必要が
ないとともに、浴槽の上端を洗い場部の上面側に近付け
ることができる。また、この発明では、浴槽設置部側の
排水を、排水流入部より下方に配置される排水トラップ
の封水溜側に排出して、この排水トラップを、排水流入
部が浴槽設置部側の流水面の第1排水孔の位置より上方
にくるように、防水床パンに位置決めしているため、こ
の排水トラップの防水床パン下方への突出量を小さくす
ることができる。
【0012】なお、浴槽排水路は第2排水孔を含めて形
成してもよいし、浴槽排水路を第2排水孔内に差し込む
ようにしてもよい。
【0013】この発明の請求項2記載の発明は、請求項
1記載の発明の場合において、排水トラップの封水溜の
上端が、流水面の第1排水孔の位置を越えない、この第
1排水孔の位置と略同一の上下位置に位置決めされてい
ることである。
【0014】この発明では、防水床パンの上下方向に対
して排水トラップを位置決めできる上限を示している。
封水溜の上端が第1排水孔の上下位置より高い位置にあ
れば、第1排水孔周りに、臭気の発生原因となる水溜ま
りができて、好ましくない。
【0015】この発明の請求項3記載の発明は、請求項
1記載の発明の場合において、浴槽の排水部と第2排水
孔とが対向した位置に設けられていることである。
【0016】この発明では、防水床パンの浴槽設置部上
面と浴槽の下面との間に大きな配管用隙間を設けなくて
も、浴槽の排水部から第2排水孔まで、隙間のない浴槽
排水路を設けることができる。したがって、浴槽の下面
側を防水床パン側にできるだけ近づけた状態で、この浴
槽を防水床パンの浴槽設置部上に設置できる。
【0017】この発明の請求項4記載の発明は、請求項
1記載の発明の場合において、第1床パン下排水路と第
2床パン下排水路とが、合体した状態で、排水トラップ
の封水溜に接続されていることである。
【0018】この発明では、2つの床パン下排水路が一
体化されるので、防水床パンの下方側の構造を簡単なも
のにすることができる。
【0019】この発明の請求項5記載の発明は、請求項
1記載の発明の場合において、逆止弁が、一端側を中心
として、弁体の他端側を揺動させて開閉するタイプのも
のであることである。
【0020】この発明では、弁体を動かすのにガイド等
が不要であるため、弁体がガイドに沿いつつ上下動して
開閉するタイプのものに比べ、かしぎ等による弁体の移
動不良(スティッキング)が生じず、逆止弁の開閉が迅
速かつスムーズになされる。
【0021】この発明の請求項6記載の発明は、請求項
1記載の発明の場合において、排水トラップが、防水床
パンの洗い場部と浴槽設置部とを2分割する中心線近傍
に配置されていることである。
【0022】この発明では、例えば、洗い場部側の排水
が流れる流水面が、この洗い場部の両端側から、この防
水床パンの中心線側に向かって下り勾配で傾斜されるた
め、この流水面を、上記中心線と平行な洗い場部の一端
側に向かって傾斜させる場合に比べて、傾斜落差を小さ
くすることができる。したがって、その分、防水床パン
全体を据付面側に近づけることができる。
【0023】この発明の請求項7記載の発明は、請求項
1記載の発明の場合において、第1排水孔が、浴槽設置
部側の洗い場部に寄った位置に設けられていることであ
る。
【0024】この発明では、逆止弁を洗い場部側から手
の届く位置に配置できるため、この逆止弁の清掃や取り
替え等を簡単に行なうことができる。
【0025】この発明の請求項8記載の発明は、請求項
1記載の発明の場合において、洗い場部側の排水を浴槽
設置部側に流し込む通水路が、この洗い場部側に一定量
以上の排水が溜った場合に、この排水を浴槽設置部側に
排出するように形成されていることである。
【0026】この発明では、洗い場部側の排水が浴槽設
置部側に流出する頻度と、洗い場部側の排水の浴槽設置
部側への流出量とを減らすことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照しつつ説明する。図1はこの発明の一実施の形
態に係る浴室ユニットの排水構造を示している。
【0028】浴室ユニット1は、脱衣室Dに隣接する浴
室設置空間の据付面F上に設置されて浴室を形成するも
のであり、図1で示されるように、防水床パン2と、浴
槽3と、壁パネル4と、ドア枠5と、集水板6と、円筒
パッキン7と、排水部8と、逆止弁9と、排水トラップ
10と、土手カバー11と、溝蓋12と、グレーチング
13と、エプロン14と、図示されない給水・給湯設備
等とから構成されている。
【0029】防水床パン2は、樹脂材によって一体的に
形成されており、図4で示されるように、一方側に洗い
場Aを形成する洗い場部20が形成され、他方側に浴槽
3が設置される浴槽設置部21が形成されていて、これ
らが上方に盛り上がった土手部22により仕切られてい
る。そして、この防水床パン2の外周部には、壁パネル
4やドア枠5が設置される壁載せ部23が形成されてい
る。
【0030】洗い場部20には、壁載せ部23に沿った
外周部に、図4で示されるように、(コ)の字形の第1
排水溝20aが形成されているとともに、土手部22に
沿った外周部に、この第1排水溝20aと連通する幅広
の第2排水溝20bが形成されていて、これらの第1及
び第2排水溝20a,20bが、図1で示されるよう
に、溝蓋12とグレーチング13により覆われている。
洗い場部20の第1及び第2排水溝20a,20bで囲
まれた部分(以下、この部分をランド部20cという)
は、第1排水溝20aに沿った外周上縁が同一高さに形
成され、かつ、排水の流れる上面が、第2排水溝20b
の長手方向中間部に設けられた排水凹部200に向かっ
て、すりばち状に下るように傾斜された流水面S1とな
っている。排水凹部200は、洗い場部20側の排水を
集めて、これを排水トラップ10側に排出するためのも
のであり、凹状部の下端に開口200aが形成されたも
のである。
【0031】なお、溝蓋12やグレーチング13は、図
1で示されるように、上面がランド部20cの外周上縁
(流水面S1)と略面一に位置決めされた状態で、第1
及び第2排水溝20a,20b周りに形成された支持部
P1,P2,P3上に載置されている。
【0032】土手部22には、図4で示されるように、
洗い場部20の排水凹部200に対向した中間部と、第
1排水溝20aに対向する両端部とに、洗い場部20側
の排水を浴槽設置部21側に導く切欠部22a,22b
が形成されている。
【0033】浴槽設置部21は、図4で示されるよう
に、洗い場部20より一段低く形成されており、最も低
い位置にある底板部21aが、土手部22の切欠部22
a側まで延びていて、この切欠部22aに臨む底板部2
1aに、凹状の排水孔部210が形成されている。この
排水孔部210には、図2で示されるように、集水板6
が嵌め込まれる第1段部210aと、この第1段部21
0aの下方に、下端部に開口210cが形成された第2
段部210bとが形成されている。底板部21aの上面
は、排水孔部210に向かって、正確には、この排水孔
部210に嵌め込まれる集水板6の第1排水孔60(後
述)に向かって、下り勾配で傾斜される流水面S2とな
っており、浴槽設置部21上の排水が、この流水面S2
を通って、集水板6の第1排水孔60から、排水孔部2
10の開口210cに集められるようになっている。
【0034】なお、ドア枠5は、浴室の出入口部を形成
するものであり、例えば、図1で示されるように、浴槽
3に対向する防水床パン2の壁載せ部23上に設置され
る。もちろん、このドア枠5には、開閉できるドア(図
示せず)が取り付けられる。また、壁パネル4上には天
井パネルが取り付けられるとともに、浴槽3や洗い場A
には、給水・給湯設備等が取り付けられる。
【0035】浴槽3は、図1で示されるように、下部側
の脚(図示せず)を介して、防水床パン2の浴槽設置部
21上に設置される。この浴槽3は、凹状の浴槽本体3
0と、この浴槽本体30の排水用孔部30aに取り付け
られる排水部31と、排水部31を塞ぐ、くさり付き栓
32とから構成されている。この排水部31は、図2で
示されるように、ノズル部310、リングパッキン31
1、締付フランジ312、及び目皿313とから構成さ
れている。なお、排水用孔部30aは、浴槽本体30の
長手方向中間部の、洗い場A寄りの低部に形成されてい
る。
【0036】排水部31の浴槽本体30の孔部30a周
りへの取り付けは、ノズル部310の上縁310aが浴
槽本体30の孔部30a周りに当たるまで、このノズル
部310を孔部30a内に差し込んだ後、このノズル部
310の下部にリングパッキン311を嵌め込みつつ、
このノズル部310の外ねじ部310bに、締付フラン
ジ312の内ねじ部312aをねじ込んでいけばよい。
なお、浴槽3の洗い場A側には、図1で示されるよう
に、防水床パン2の土手部22上方に、浴槽3の側方を
覆うようにエプロン14が取り付けられている。
【0037】集水板6には、図2で示されるように、浴
槽設置部21側の排水を排出する第1排水孔60と、浴
槽3中の排水を、隙間のない浴槽排水路Qによって漏ら
すことなく排出するための第2排水孔61とが形成され
ている。この集水板6は、防水床パン2に形成された排
水孔部210の第1段部210a中に、浴槽設置部21
の底板部21aの上面と略面一となるように嵌め込ま
れ、その上面が底板部21aの上面とともに、第1排水
孔60に向かって下り勾配で傾斜する流水面S2を形成
している。この場合、集水板6の第2排水孔61は、浴
槽3の排水部31と対向する位置に位置決めされる。
【0038】円筒パッキン7は、集水板6の第2排水孔
61とともに、浴槽3の排水部31から第2排水孔61
まで、隙間のない浴槽排水路Qを形成するものである。
この円筒パッキン7は、上端側が浴槽3の排水部31の
締付フランジ312の下面側に接着剤により接着固定さ
れ、下端側が、浴槽3の自重によって集水板6の上面に
加圧固定される。なお、集水板6の円筒パッキン7の加
圧面周りは、傾斜した流水面S2となっておらず、水平
に形成されている。
【0039】排水部8は、集水板6の第1及び第2排水
孔60,61から吐水された、浴槽設置部21側と浴槽
3側からの排水を、排水トラップ10側に排出する第1
および第2床パン下排水路を形成するものであり、図2
で示されるように、集水板6の第1及び第2排水孔6
0,61と連通するように、排水孔部210の下部側に
取り付けられる。この排水部8は、ノズル部80と、U
パッキン81と、L形パイプ82とから構成されてお
り、排水孔部210の開口210c縁部にUパッキン8
1を嵌め込んだ後、L形パイプ82の上端側フランジ部
82aをUパッキン81の下部に当てた状態で、ノズル
部80を開口210c中に差し込み、このノズル部80
の外ねじ部80aをL形パイプ82の内ねじ部82bに
ねじ込んで、Uパッキン81をフランジ部80b,82
aで挟み付けることにより、防水床パン2に取り付けら
れる。
【0040】逆止弁9は、防水床パン2の浴槽設置部2
1側の排水は排水部8側に通すが、浴槽設置部21側へ
の排水の逆流は防止するものであり、図2で示されるよ
うに、集水板6の第1排水孔60中に着脱容易な状態で
取り付けられている。この逆止弁9は、本体部90の下
面側に、水に浮く薄い弁体91が本体部90の開口90
aを塞ぐように配置されていて、一端側が本体部90側
にヒンジ等によって連結される弁体91の他端側が、水
面の上下等に伴なって上下に揺動することにより、開閉
するようになっている。この逆止弁9は、上部の把手9
2をつかんで、下部側の本体部90を集水板6の第1排
水孔60周りのストッパー(図示せず)の位置まで差し
込んだ後、この把手92を回転させることにより、集水
板6の第1排水孔60周りに形成された係止部(図示せ
ず)と本体部90とが係合して、この集水板6に取り付
けられる。
【0041】排水トラップ10は、防水床パン2上の排
水と浴槽3中の排水とを、臭気の逆流を防止した状態
で、浴室外に排出するものであり、防水床パン2の下面
側に、この防水床パン2から下方に突出するように取り
付けられている。この排水トラップ10は、図3で示さ
れるように、洗い場部20の排水凹部200の下部に取
り付けられており、トラップ本体100と、カバー部1
01と、ノズル部102と、封水管103と、目皿10
4と、Uパッキン105とから構成されている。
【0042】トラップ本体100には、図3で示される
ように、下部側中央に所定高さの封水溜100aが形成
されているとともに、この封水溜100aの下部に連通
するように、排水部8のL形パイプ82が接続される封
水溜入口部100bが形成されている。また、トラップ
本体100には、封水溜100aの上方側と連通するよ
うに、排水流出部100cが形成されている。そして、
このトラップ本体100上部には、中央の開口部周りに
雌ねじ部101aが形成されたカバー部101が取り付
けられている。
【0043】ノズル部102は、図3で示されるよう
に、上端側のフランジ部102aが、排水凹部200の
開口200a縁部に取り付けられたUパッキン105上
に設置された状態で、中央部がカバー部101の開口部
を介して、トラップ本体100内に落とし込まれてお
り、下部側の開口周りに、トラップ本体100の封水溜
100aに差し込まれる封水管103が支持されてい
る。したがって、排水トラップ10は、ノズル部102
の雄ねじ部102bをカバー部101の雌ねじ部101
aにねじ込んで、ノズル部102のフランジ部102a
と、トラップ本体100aと一体化されたカバー部10
1とでUパッキン105を加圧することにより、防水床
パン2に取り付けられる。目皿104は、多数の小開口
104aが形成されていて、この排水トラップ10の排
水流入部となるものであり、ノズル部102の上部に、
上面がフランジ部102aの上面と面一になった状態
で、載置されている。
【0044】ここで、図1で示されるように、防水床パ
ン2の排水凹部200は比較的浅く形成されているた
め、この排水凹部200の下部に取り付けられる排水ト
ラップ10は、防水床パン2の浴槽設置部21の下方に
大きくは突出していない。この場合、排水トラップ10
は、封水溜100a上端Eに位置する封水面Mが集水板
6の第1排水孔60の上下位置と略同一位置に配置され
るように、位置決めされている。
【0045】土手カバー11は、防水床パン2の土手部
22の切欠部22aを覆うものであり、図1で示される
ように、断面形状が略L形に形成されている。この土手
カバー11の下辺部には多数の小開口110が形成され
ており、洗い場A側の排水が、この開口110aを通っ
て浴槽設置部21側に流出できるようになっている。
【0046】溝蓋12は、図1で示されるように、
(コ)の字形の断面を有していて、防水床パン2のラン
ド部20cとの間で、洗い場部20側の排水を第1排水
溝20a中に導く、排水隙間120を形成している。
【0047】グレーチング13は、図1で示されるよう
に、第2排水溝20b側上方に、多数の開口130が形
成されていて、洗い場Aの排水を第2排水溝20b中に
流し込めるようになっているとともに、土手部22の切
欠部22a側にも、この切欠部22aや土手カバー11
の開口110aとともに、浴槽設置部21側への通水路
Rを形成する開口131が形成されている。なお、グレ
ーチング13の土手部22の切欠部22b側にも、同様
な開口が形成されている。
【0048】つぎに、この浴室ユニット1における排水
の流れについて説明する。
【0049】洗い場Aで生じた排水は、防水床パン2の
ランド部20c上の流水面S1を通って、溝蓋12の排
水隙間120やグレーチング13の開口130から、第
1及び第2排水溝20a,20bに流れ込んだ後、第2
排水溝20b中の排水凹部200に集められる。そし
て、排水凹部200を通った排水は、排水トラップ10
の目皿104と封水管103とを通って、トラップ本体
100の封水溜100aに溜められた後、この封水溜1
00aの上端E側からオーバーフローすることにより、
排水流出部100cから他の排出管によって浴室外に排
出される。この場合、オーバーフローによって排水トラ
ップ10の封水面Mの位置が上がるが、逆止弁9の弁体
91が本体部90の開口90aを塞ぐため、封水溜10
0a中の排水が防水床パン2の浴槽設置部21側に流出
してしまうことはない。
【0050】また、浴槽本体30中の排水は、くさり付
き栓32を抜くことにより、浴槽排水部31から浴槽排
水路Qを通って、排水部8のノズル部80側に集められ
た後、L形パイプ82を通って、排水トラップ10の封
水溜100aに流し込まれる。この場合、排水部8のノ
ズル部80やL形パイプ82中は排水で一杯になるが、
逆止弁9の弁体91が本体部90の開口90aを塞ぐた
め、この排水が浴槽設置部21側に流出することはな
い。
【0051】さらに、浴槽本体30と壁パネル4との隙
間や、エプロン14と浴槽本体30や防水床パン2の土
手部22との間の隙間から浴槽設置部21側に漏れ込ん
だ排水は、この浴槽設置部21側の流水面S2を通っ
て、集水板6の第1排水孔60に集められた後、逆止弁
9と排水部8を通って排水トラップ10側に排出され
る。
【0052】一方、略満杯に満たされた浴槽本体30中
に入浴した場合のように、浴槽本体30側から急激に多
量の排水が防水床パン2の洗い場部20側に生じた場合
には、この排水は、溝蓋12やグレーチング13の開口
120,130から第1及び第2排水溝20a,20b
中に流し込まれるとともに、土手部22の切欠部22
a,22bに、グレーチング13や土手カバー11の開
口131,110aによって形成される通水路Rを通っ
て、防水床パン2の洗い場部20側から浴槽設置部21
側に流し込まれる。したがって、防水床パン2の洗い場
部20側の排水保有能力が小さくても、この排水がドア
枠5から脱衣室D側に流れ出してしまうことはない。
【0053】なお、防水床パン2の浴槽設置部21側に
流れ込んだ排水は、洗い場部20の第1及び第2排水溝
20a,20b中の排水が、排水トラップ10から排出
されて、排水トラップ10中の封水溜100a側の水位
が、浴槽設置部21の水位より下がった状態で、逆止弁
9の弁体91が開くことにより、排水トラップ10側に
排出される。そして、排水トラップ10の封水面Mの位
置が封水溜100aの上端Eの位置に戻った時点で、浴
槽設置部21側の排水は、すべて、排水トラップ10側
に排出される。
【0054】以上のように、この浴室ユニット1の排水
構造では、防水床パン2の浴槽設置部21を洗い場部2
0より一段低く形成し、かつ、洗い場部20と浴槽設置
部21とを仕切る土手部22に、洗い場部20側の排水
を浴槽設置部21側に流し込む通水路Rを設けているた
め、洗い場A(洗い場部20)側に急激に多量の排水が
生じた場合に、この排水の一部を浴槽設置部21側に排
出して溜めることができ、防水床パン2の洗い場部20
側の排水保有能力を小さくした場合でも、洗い場部20
側の排水がドア枠5から脱衣室D側に溢れ出てしまうこ
とはない。したがって、この浴室ユニット1の排水構造
では、壁載せ部23の水きり用縁部23aを低くして、
洗い場部20の上面とドア枠5の敷居面50との段差L
0を小さくすることができるとともに、洗い場部20の
上面に対して浴槽本体30の上端の位置を下げることが
でき、浴槽本体30へのまたぎ込み高さL1を小さくす
ることができる。
【0055】この場合、浴槽設置部21側には、排水が
流れる流水面S2の最も低い位置に、逆止弁9が設けら
れる第1排水孔60aが形成されているとともに、この
第1排水孔60aと排水トラップ10とを排水部8で接
続しているため、浴槽設置部21側の排水は、排水トラ
ップ10側に迅速に排出されるとともに、排水トラップ
10側の排水が浴槽設置部21側に逆流してしまうこと
もない。また、この場合、浴槽本体30中の排水を隙間
のない浴槽排水路Qにより排水部8まで排出しているた
め、入浴後の浴槽本体30中の排水が、浴槽設置部21
側の流水面S2上に流出してしまうことはなく、このこ
とにより、浴槽設置部21側からの臭気の発生をなくす
ことができる。
【0056】なお、逆止弁9は、一端側を中心として、
弁体91の他端側を揺動させることにより開閉されるた
め、弁体91を動かすための案内用ガイドを設ける必要
がなく、弁体がガイドに沿いつつ上下動して開閉するタ
イプのものに比べ、かしぎ等による弁体の移動不良(ス
ティッキング)等が生じず、弁の開閉が迅速かつスムー
ズになされる。このため、この逆止弁9を使用すること
により、浴槽設置部21側の排水を迅速かつ確実に排水
トラップ10側に排出できるとともに、排水トラップ1
0側からの排水の逆流を確実に防止できる。
【0057】また、この浴室ユニット1の排水構造で
は、浴槽設置部21側の排水を、目皿104より下方に
配置される排水トラップ10の封水溜100a側に排出
して、この排水トラップ10を、目皿104が流水面S
2の最も低い位置にある第1排水孔60aの位置より上
方にくるように、防水床パン2に位置決めしているた
め、この排水トラップ10の防水床パン2下方への突出
量を小さくすることができ、その分、防水床パン2を浴
槽設置空間の据付面F側に近づけて設置できる。したが
って、例えば、防水床パン2の洗い場部20の上面と据
付面F間の距離L2を小さくでき、このことにより、脱
衣室Dの床面D1とドア枠5のしきい面50との間の浴
室出入り段差L3を小さくすることができる。
【0058】特に、この浴室ユニット1の排水構造で
は、排水トラップ10を、封水溜100aの上端Eが流
水面S2の第1排水孔60の上下位置と略等しくなる上
限位置まで上げているので、距離L2を最も小さくで
き、その分、浴室出入り段差L3を充分に小さくするこ
とができる。なお、封水溜100aの上端Eが流水面S
2の第1排水孔60の上下位置より上にくれば、第1排
水孔60周りに臭気の発生原因となる水溜りができるこ
ととなる。
【0059】さらに、この浴室ユニット1の排水構造で
は、浴槽3の排水部8と集水板6の第2排水孔61とが
対向した位置に設けられているため、浴槽本体30の下
方に大きな配管用空間(浴槽排水路Q用空間)を設けな
くてすみ、浴槽本体30の下面と浴槽設置部21側の流
水面S2との間の距離L4を小さくでき、浴槽3のまた
ぎ高さL1を小さくすることができる。また、浴槽排水
路Qを短くすることもできる。
【0060】また、この浴室ユニット1の排水構造で
は、浴槽本体30からの溢れ水を除いて、防水床パン2
の洗い場部20側の排水量が、グレーチング13の上面
レべルを越えた場合にのみ、この排水を通水路Rから浴
槽設置部21側に排出しているため、排水の浴槽設置部
21側への排出頻度や排出量を減少させることができ、
その分、浴槽設置部21側からの臭気の発生を抑えるこ
とができる。この場合、浴槽本体30からの溢れ水も、
これが洗い場部20側に一定量以上溜められた場合にの
み、これを通水路Rから浴槽設置部21側に排出するよ
うにしてもよい。
【0061】なお、この浴室ユニット1の排水構造で
は、浴槽本体30からの溢れ水の一部が通水路Rを通っ
て浴槽設置部21側に流れ込むが、この溢れ水は、入浴
後の浴槽本体30中の排水と比べて、量も少なく、か
つ、比較的クリ−ンであるため、この排水によって浴槽
設置部21側から臭気が発生することはあまりない。
【0062】さらに、この浴室ユニット1の排水構造で
は、逆止弁9が設置される第1排水孔60が、防水床パ
ン2の洗い場部20に寄った位置に設けられているた
め、グレーチング13や土手カバー11を外すことによ
り、逆止弁9まで簡単に手を伸ばすことができる。した
がって、逆止弁9の集水板6に対する着脱が容易にで
き、この逆止弁9の清掃や取り替え等のメンテナンスの
容易化を図ることができる。
【0063】また、この浴室ユニット1の排水構造で
は、防水床パン2の洗い場部20と浴槽設置部21とを
2分割する中心線Nの近傍に排水トラップ10を配置
し、ランド部20c上の排水を、排水凹部200を介し
て、この排水トラップ10に排出しているため、ランド
部20cの流水面S1を中心線N側が低くなるように傾
斜させればよく、この中心線を平行移動した、例えば、
洗い場部20の端部側に排水トラップ10を配置する場
合に比べて、流水面S1の傾斜落差を小さくできる。こ
のため、この浴室ユニット1の排水構造では、防水床パ
ン2全体を、浴室設置空間の据付面F側に近づけるよう
に設置することができ、その分、浴室出入り段差L3を
小さくすることができる。なお、浴槽設置部21側の排
水孔部210も、排水凹部200(排水トラップ10)
に近い中心線N側に設けられるため、流水面S2の傾斜
落差についても同様のことがいえる。
【0064】さらに、この浴室ユニット1の排水構造で
は、浴槽3からの排水を排水トラップ10に排出する第
2床パン下排水路と、浴槽設置部21側からの排水を排
水トラップ10に排出する第1床パン下排水路とを、排
水部8により合体させているため、排水構造の簡単化を
図ることができ、浴室ユニット1の低コスト化や据え付
けの容易化を図ることができる。
【0065】なお、この実施の形態のように、集水板6
から排水トラップ10までの床パン下排水路を一体化せ
ず、第1排水孔60や浴槽排水路Q(第2排水孔61)
から排水トラップ10まで、それぞれ別々の床パン下排
水路を設けるようにしてもよい。この場合、逆止弁9
は、第1排水孔60につながる第1床パン下排水路中に
設けてもよい。
【0066】また、この実施の形態のように集水板6を
設けず、防水床パン2の浴槽設置部21に直接第1排水
孔60や第2排水孔61を設けてもよい。この場合、浴
槽設置部21の底板部21aの上面のみが、流水面S2
を形成する。特に第1排水孔60に関しては、底板部2
1aの開口上に、この開口と略同サイズの凹部を設けた
場合、この凹部の上端部が第1排水孔60となる。
【0067】さらに、この実施の形態では、一体形の防
水床パン2を用いたが、洗い場部20側と浴槽設置部2
1側が分割された防水床パンを用いても、同様な効果を
得ることができる。
【0068】また、この実施の形態では、浴槽排水路Q
を円筒パッキン7と集水板6の第2排水孔61とで形成
したが、円筒パッキン7の下端部を第2排水孔61に差
し込み、浴槽排水路Qを円筒パッキン7のみで形成して
もよい。
【0069】さらに、排水トラップ10は、トラップ本
体100等が防水床パン2と一体的に形成されたもので
あってもよい。
【0070】また、防水床パン2の洗い場部20側の排
水凹部200は、土手部22側にかかるように形成して
もよい。さらに、排水トラップ10は、土手部22の下
方にかかる位置に配置してもよい。
【0071】また、図5で示されるように、トラップ本
体100の封水溜入口部100b内面に凹溝T1を形成
するとともに、この封水溜入口部100bに差し込まれ
るL形パイプ82の一端側にも、凹溝T1に嵌まり込む
凸条T2を形成し、かつ、L形パイプ82に、封水溜入
口部100b側への差し込み深さを示すマ−キングT3
を形成して、排水トラップ10と排水部8(L形パイプ
82)とを簡単に位置合せできるようにしてもよい。す
なわち、例えば、防水床パン2に取り付けられた排水ト
ラップ10の封水溜入口部100bに、L形パイプ82
の一端側をマ−キングT3の位置まで差し込むだけで、
L形パイプ82のフランジ部82aは、防水床パン2の
排水凹部210に対して簡単に位置決めされる。
【0072】さらに、図6で示されるように、浴槽3の
排水部31を第2排水孔61と対向した位置に設けず、
この排水部31と第2排水孔61とを、浴槽本体30の
下方に配置される隙間のない浴槽排水路Q(この場合、
フレキシブルパイプ)で接続するようにしてもよい。
【0073】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0074】この発明の請求項1記載の発明によれば、
洗い場を形成する洗い場部の横に、浴槽を設置する浴槽
設置部が設けられている防水床パンの下面側に、浴室内
の排水が流し込まれる排水トラップが設けられていると
ともに、洗い場部より一段低い位置に設けられている浴
槽設置部側に、この洗い場部側の排水の一部が流し込ま
れる浴室ユニットの排水構造において、浴槽設置部側の
排水が流れる流水面の最も低い位置に、この浴槽設置部
側の排水を集めて排出する第1排水孔を形成するととも
に、流水面の所定位置に、浴槽中の排水を隙間のない浴
槽排水路によって排出するための第2排水孔を形成し、
かつ、洗い場部側の排水が流し込まれる排水トラップの
排水流入部を、流水面の第1排水孔の位置より高い位置
に位置決めし、さらに、第1排水孔と浴槽排水路とを、
第1及び第2床パン下排水路により、排水流入部より下
方に配置される排水トラップの封水溜に接続し、さら
に、第1排水孔中又はこの第1排水孔につながる第1床
パン下排水路中に、浴槽設置部側の排水は通すが、この
浴槽設置部側への排水の逆流は防止する逆止弁を設けて
いるので、防水床パンの洗い場部側より浴槽設置部側を
一段低くして、洗い場部側の排水の一部を浴槽設置部側
に排出するようにしても、排水トラップを防水床パンの
比較的高い位置に設けることができる。
【0075】このため、この発明では、防水床パンの洗
い場部側を浅く形成できる分、浴室の出入口部上面と洗
い場部の上面との間の段差を小さくすることができると
ともに、浴槽設置部を洗い場部より一段低くした分、浴
槽の上端と洗い場部の上面間の、浴槽へのまたぎ高さを
小さくすることができる。また、この発明では、防水床
パン下方への排水トラップの突出量を小さくできる分、
この防水床パンを、その据付面側に近づけて設置でき、
その分、浴室の出入口部上面と脱衣室の床面との間の浴
室出入り段差を小さくすることができる。
【0076】この発明の請求項2記載の発明によれば、
請求項1記載の発明の場合において、排水トラップの封
水溜の上端が、流水面の第1排水孔の位置を越えない、
この第1排水孔の位置と略同一の上下位置に位置決めさ
れているので、排水トラップの防水床パン下方への突出
量を最も小さくでき、その分、浴室の出入口部上面と脱
衣室の床面との間の浴室出入り段差を小さくすることが
できる。
【0077】この発明の請求項3記載の発明によれば、
請求項1記載の発明の場合において、浴槽の排水部と第
2排水孔とが対向した位置に設けられているので、浴槽
の下面側を防水床パンの浴槽設置部側に近付けることが
でき、その分、浴槽の上端と洗い場部の上面間の、浴槽
へのまたぎ高さを小さくすることができる。
【0078】この発明の請求項4記載の発明によれ
ば、、請求項1記載の発明の場合において、第1床パン
下排水路と第2床パン下排水路とが、合体した状態で、
排水トラップの封水溜に接続されているので、浴室の据
え付け工事の簡単化や低コスト化を図ることができる。
【0079】この発明の請求項5記載の発明によれ
ば、、請求項1記載の発明の場合において、逆止弁が、
一端側を中心として、弁体の他端側を揺動させて開閉す
るタイプのものであるので、浴槽設置部側の排水を迅速
かつ確実に排水トラップ側に排出できるとともに、排水
トラップ側の排水が浴槽設置部側に逆流するのを確実に
防止できる。
【0080】この発明の請求項6記載の発明によれ
ば、、請求項1記載の発明の場合において、排水トラッ
プが、防水床パンの洗い場部と浴槽設置部とを2分割す
る中心線近傍に配置されているので、防水床パンを据付
面側に近付けることができ、その分、浴室の出入口部上
面と脱衣室の床面との間の浴室出入り段差を小さくする
ことができる。
【0081】この発明の請求項7記載の発明によれば、
請求項1記載の発明の場合において、第1排水孔が、浴
槽設置部側の洗い場部に寄った位置に設けられているの
で、逆止弁のメンテナンスの容易化を図ることができ
る。
【0082】この発明の請求項8記載の発明によれば、
請求項1記載の発明の場合において、洗い場部側の排水
を浴槽設置部側に流し込む通水路が、この洗い場部側に
一定量以上の排水が溜った場合に、この排水を浴槽設置
部側に排出するように形成されているので、浴槽設置部
側に流れ込む排水の量を制限できる分、浴槽設置部側か
らの臭気の発生を抑制できる。ただし、浴槽設置部に流
れ込む排水の大部分のものは、比較的クリ−ンな、浴槽
からの溢れ水であるため、この排水によっては浴槽設置
部側に臭気が発生することはあまりない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係る浴室ユニットの
排水構造を示す図である。
【図2】図1で示される排水構造の集水板周りの拡大図
である。
【図3】図1で示される排水構造の排水トラップ周りの
拡大図である。
【図4】図1で示される浴室ユニットの防水床パンの斜
視図である。
【図5】この発明の変更実施形態に係る排水トラップと
L形パイプとの接続状態を示す図である。
【図6】この発明の他の実施形態に係る浴室ユニットの
排水構造を示す図である。
【図7】従来の浴室ユニットのの排水構造を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 浴室ユニット(浴室) 2 防水床パン 3 浴槽 8 排水部(第1及び第2床パン下排水路) 9 逆止弁 10 排水トラップ 20 洗い場部 21 浴槽設置部 31 排水部 60 第1排水孔 61 第2排水孔 91 弁体 100a 封水溜 104 目皿(排水流入部) E 上端 M 封水面 N 中心線 Q 浴槽排水路 R 通水路 S2 流水面

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗い場を形成する洗い場部の横に、浴槽
    を設置する浴槽設置部が設けられている防水床パンの下
    面側に、浴室内の排水が流し込まれる排水トラップが設
    けられているとともに、上記洗い場部より一段低い位置
    に設けられている上記浴槽設置部側に、この洗い場部側
    の排水の一部が流し込まれる浴室ユニットの排水構造に
    おいて、 上記浴槽設置部側の排水が流れる流水面の最も低い位置
    に、この浴槽設置部側の排水を集めて排出する第1排水
    孔を形成するとともに、上記流水面の所定位置に、上記
    浴槽中の排水を隙間のない浴槽排水路によって排出する
    ための第2排水孔を形成し、 かつ、上記洗い場部側の排水が流し込まれる上記排水ト
    ラップの排水流入部を、上記流水面の上記第1排水孔の
    位置より高い位置に位置決めし、 さらに、上記第1排水孔と上記浴槽排水路とを、第1及
    び第2床パン下排水路により、上記排水流入部より下方
    に配置される上記排水トラップの封水溜に接続し、 さらに、上記第1排水孔中又はこの第1排水孔につなが
    る上記第1床パン下排水路中に、上記浴槽設置部側の排
    水は通すが、この浴槽設置部側への排水の逆流は防止す
    る逆止弁を設けていることを特徴とする浴室ユニットの
    排水構造。
  2. 【請求項2】 前記排水トラップの前記封水溜の上端
    が、前記流水面の前記第1排水孔の位置を越えない、こ
    の第1排水孔の位置と略同一の上下位置に位置決めされ
    ていることを特徴とする請求項1記載の浴室ユニットの
    排水構造。
  3. 【請求項3】 前記浴槽の前記排水部と前記第2排水孔
    とが対向した位置に設けられていることを特徴とする請
    求項1記載の浴室ユニットの排水構造。
  4. 【請求項4】 前記第1床パン下排水路と前記第2床パ
    ン下排水路とが、合体した状態で、前記排水トラップの
    前記封水溜に接続されていることを特徴とする請求項3
    記載の浴室ユニットの排水構造。
  5. 【請求項5】 前記逆止弁が、一端側を中心として、弁
    体の他端側を揺動させて開閉するタイプのものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の浴室ユニットの排水構
    造。
  6. 【請求項6】 前記排水トラップが、前記防水床パンの
    前記洗い場部と前記浴槽設置部とを2分割する中心線近
    傍に配置されていることを特徴とする請求項1記載の浴
    室ユニットの排水構造。
  7. 【請求項7】 前記第1排水孔が、前記浴槽設置部側の
    前記洗い場部に寄った位置に設けられていることを特徴
    とする請求項1記載の浴室ユニットの排水構造。
  8. 【請求項8】 前記洗い場部側の排水を前記浴槽設置部
    側に流し込む通水路が、この洗い場部側に一定量以上の
    排水が溜った場合に、この排水を上記浴槽設置部側に排
    出するように形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の浴室ユニットの排水構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003082736A (ja) * 2001-09-12 2003-03-19 Maruichi Kk 排水装置
JP2004156362A (ja) * 2002-11-07 2004-06-03 Maruichi Kk 排水口のカバー部材

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