JPH10170063A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH10170063A
JPH10170063A JP8329289A JP32928996A JPH10170063A JP H10170063 A JPH10170063 A JP H10170063A JP 8329289 A JP8329289 A JP 8329289A JP 32928996 A JP32928996 A JP 32928996A JP H10170063 A JPH10170063 A JP H10170063A
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JP8329289A
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Inventor
Shinji Ukai
紳次 鵜飼
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Denso Corp
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リンク作動音がドアパッキンの反発力および
自重により案内溝29をトレースする案内ピン27の速
度が急激に変化し、吹出口切替ドア4およびドア側リン
クプレート23が振動することで異音が発生していると
いう点に着目し、吹出口切替ドア4やドア側リンクプレ
ート23の振動を抑えることによりリンク作動音を低減
することを目的とする。 【解決手段】 レバー側リンクプレート22に形成され
た案内ピン27がドア側リンクプレート23に形成され
た案内溝29のアイドル域を外れる瞬間までドア側リン
クプレート23とユニットケース2に一体成形されたリ
ブ31とを接触するようにしている。これにより、案内
ピン27が案内溝29のアイドル域を外れてドア側リン
クプレート23の作動開始時に吹出口切替ドア4および
ドア側リンクプレート23が振動することを抑えてリン
ク作動音を低減するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板状ドアを回動さ
せることにより通風路の開度を調節する空気調和装置に
関するもので、特に吹出口切替ドアを回動させることに
より吹出口の開度を調節する吹出口切替装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用空気調和装置において
は、フット吹出口を開閉する板状の吹出口切替ドアと、
デフロスタ吹出口とフェイス吹出口とを選択的に開閉す
る板状の吹出口切替ドアとをユニットケース内に収容し
た吹出口切替装置が設けられている。
【0003】このような吹出口切替装置においては、空
調操作パネルに設けられた吹出口切替レバーをフェイス
モードからバイレベルモード、フットモード、フット・
デフモードを経てデフロスタモードまで動かすと、吹出
口切替ドアは、開度が変化するようになっている。そし
て、図6に示したように、例えば吹出口切替ドア101
を駆動するリンク機構102では、吹出口切替レバーを
デフロスタモードからフェイスモードへ動かす時に、吹
出口切替レバーにコントロールワイヤを介して連結され
たレバー側リンクプレート103が支点を中心に回動し
てもドア側リンクプレート104が回動しないアイドル
(ロック)域が案内溝105に設けられている。
【0004】ところが、リンク機構102では、図6に
示したように、レバー側リンクプレート103の案内ピ
ン106がドア側リンクプレート104の案内溝105
のアイドル域を外れる瞬間に、ドアパッキンの反発力お
よび自重により案内溝105をトレースする案内ピン1
06の速度が急激に変化して、吹出口切替ドア101や
ドア側リンクプレート104が振動することにより異音
(ビビリ等による振動音)が発生するという不具合があ
った。
【0005】そこで、従来よりリンク機構102では、
図7に破線で示したように、案内ピン106の回動軌跡
のRに対し徐々に変化するようにすることで、案内溝1
05を擬似アイドル化して、アイドル域を外れる瞬間の
ドアパッキンの反発力を弱める方法がある(第1従来
例)。また、図8に示したように、レバー側リンクプレ
ート103とドア側リンクプレート104との間にパッ
キン107を追加することにより異音レベルを低減する
方法もある(第2従来例)。ここで、図7および図8に
おいて、108はユニットケース、109は吹出口切替
ドア101の回動軸を示す。
【0006】また、実公平2−33066号公報におい
ては、ドア側リンクプレートのケース側面にリブを設け
ることにより、ユニットケースの外壁面とドア側リンク
プレートのリブとを、アイドル域であるか否かに拘らず
常時接触させることで、スラスト方向(回動軸の軸方向
と平行方向)の振動を抑制するようにしたダンパ装置
(第3従来例)が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、第1従来例
においては、図7に示したように、異音レベルが若干下
がるものの案内ピン106がフリー域(ドア側リンクプ
レートが回動している領域)であることには違いがない
ため、アイドル域を外れる瞬間に異音が発生するという
問題が生じる。また、第2従来例においては、図8に示
したように、パッキン107等の別部品を追加している
ため、組付作業性に劣り製造コストを上昇させるという
問題が生じる。さらに、第3従来例においては、常時ス
ラスト方向のガタをつめているため、製造誤差による組
付誤差、低温時の収縮等を考慮した場合に、リンク機構
の操作力が増大したり、リンク機構がロックしたりする
可能性がある。
【0008】
【発明の目的】本発明は、第1リンク部材の作動時の異
音がドアパッキンの反発力および自重により案内溝をト
レースする案内ピンの速度が急激に変化し、板状ドアや
第1リンク部材が振動することで異音が発生していると
いう点に着目し、板状ドアや第1リンク部材の振動を吸
収または抑えることにより第1リンク部材の作動時の異
音の発生を防止することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1および請求項2
に記載の発明によれば、案内ピンが案内溝のアイドル域
にあるときは、第2リンク部材が回動しても第1リンク
部材は回動しない。このとき、第1リンク部材がケース
の突条部に接触することにより、案内ピンがアイドル域
を外れる瞬間まで適度なテンションが第1リンク部材お
よび板状ドアに加わる。それによって、第2リンク部材
が回動して案内ピンが案内溝のアイドル域を外れ、第1
リンク部材が回動する瞬間に発生する第1リンク部材の
振動を吸収または抑えることができるので、第1リンク
部材が回動し始める時の異音の発生を抑制できる。ま
た、案内ピンが案内溝のアイドル域を外れると、第1リ
ンク部材はケースの突条部と接触しなくなるので、第2
リンク部材、すなわち、板状ドアの操作力が増大するこ
とはない。さらに、ケースと第1リンク部材とのスラス
ト方向の隙間を充分確保できるため、低温時の収縮によ
る第1リンク部材のロックも発生しない。
【0010】請求項3に記載の発明によれば、案内ピン
が案内溝のアイドル域に入って、第1リンク部材がケー
スの突条部と接触する際に、第1リンク部材のエッジ部
分が突条部のエッジ部分に引っ掛かることを防止するこ
とにより、第1リンク部材が突条部に滑らかに接触す
る。
【0011】
【発明の実施の形態】
〔実施形態の構成〕図1ないし図5は本発明を車両用空
気調和装置に適用した実施形態を示したもので、図1な
いし図3は吹出口切替ドアのリンク機構を示した図で、
図4は車両用空気調和装置の吹出口切替装置を示した図
で、図5は吹出口切替装置の主要部を示した図である。
【0012】車両用空気調和装置の吹出口切替装置1
は、ユニットケース2、吹出口切替ドア3、4、吹出口
切替ドア3のリンク機構(図示せず)および吹出口切替
ドア4のリンク機構5等から構成され、デフロスタ吹出
口6、フェイス吹出口7およびフット吹出口8を選択的
に開閉することにより吹出口モードを切り替える。ここ
で、本実施形態では、吹出口モードとしてフェイス(F
ACE)モード、バイレベル(B/L)モード、フット
(FOOT)モード、フット・デフ(F/D)モードお
よびデフロスタ(DEF)モードを有している。
【0013】ユニットケース2は、車両の車室内前側に
配設され、内部に空気通路9を形成している。その空気
通路9内には、遠心式ファン10、ヒータコア11およ
びエアミックスドア12が配設されている。そして、ユ
ニットケース2は、空気通路9の風下側で、デフロスタ
吹出口6に連通する第1通風路13、フェイス吹出口7
に連通する第2通風路14およびフット吹出口8に連通
する第3通風路15に分岐するような形状を備えてい
る。これらの第1〜第3通風路13〜15の開口形状は
略方形形状とされている。
【0014】ここで、デフロスタ吹出口6は、車両のフ
ロント窓ガラスの内面に向かって主に温風を吹き出す第
1吹出口である。フェイス吹出口7は、車両乗員の頭胸
部に向かって主に冷風を吹き出す第2吹出口である。フ
ット吹出口8は、車両乗員の足元部に向かって主に温風
を吹き出す第3吹出口である。
【0015】さらに、ユニットケース2の上端部には、
第1通風路13とデフロスタ吹出口6とを連通するデフ
ロスタダクト(図示せず)とユニットケース2とのシー
ル性を高めるためのパッキン16が装着されている。ま
た、パッキン16の近傍には、第2通風路14とフェイ
ス吹出口7とを連通するフェイスダクト(図示せず)と
ユニットケース2とのシール性を高めるためのパッキン
17が装着されている。
【0016】吹出口切替ドア3は、ドア本体がPP(ポ
リプロピレン)樹脂等の樹脂部材よりなる。この吹出口
切替ドア3は、略中央部に設けられた回動軸(シャフ
ト)18を枢着位置とする平板状ドアであって、フット
吹出口8に連通する第3通風路15と第1、第2通風路
13、14とを選択的に開閉するフットドア(FOOT
ドア)である。さらに、吹出口切替ドア3の両端面に
は、第3通風路15を開閉した際のシール性を高めるた
めのドアパッキン(ポリウレタンフォーム等の樹脂部
材)19が接着剤等の接合手段を用いて取り付けられて
いる。
【0017】吹出口切替ドア4は、ドア本体がPP(ポ
リプロピレン)樹脂等の樹脂部材よりなる。この吹出口
切替ドア4は、一端部(図示上端部)に設けられた回動
軸(シャフト)20を枢着位置とする平板状ドアであっ
て、デフロスタ吹出口6(第1通風路13)およびフェ
イス吹出口7(第2通風路14)を選択的に開閉するフ
ェイス・デフドア(FACE/DEFドア)である。さ
らに、吹出口切替ドア4の両端面には、2つの第1、第
2通風路13、14のうちの一方を閉塞した際のシール
性を高めるためのドアパッキン(ポリウレタンフォーム
等の樹脂部材)21が接着剤等の接合手段を用いて取り
付けられている。
【0018】次に、本実施形態の吹出口切替ドア4のリ
ンク機構5を図1ないし図5に基づいて詳細に説明す
る。リンク機構5は、車両の車室内前面に配置された空
調操作パネル(図示せず)に設けられた吹出口切替レバ
ー(図示せず)とコントロールワイヤまたはメインリン
クプレート(いずれも図示せず)を介して連結するレバ
ー側リンクプレート22、および吹出口切替ドア4と一
体的に回動するドア側リンクプレート23等から構成さ
れている。
【0019】レバー側リンクプレート22は、本発明の
第2リンク部材であって、PP(ポリプロピレン)樹脂
等の略への字形板状の樹脂部材よりなり、支持軸(支
点)24がユニットケース2に一体成形されたボス部2
5aに回動自在に支持されている。そして、レバー側リ
ンクプレート22の一端側の表面には、吹出口切替レバ
ーとレバー側リンクプレート22とを連結するコントロ
ールワイヤが接続される接続用突起部26が一体成形さ
れている。
【0020】なお、接続用突起部26を案内ピンとして
利用する場合には、コントロールワイヤとレバー側リン
クプレート22との間に、吹出口切替ドア3も駆動可能
なメインリンクプレートが配設され、その案内ピンはメ
インリンクプレートに形成される案内溝内を摺動するこ
とになる。また、レバー側リンクプレート22の他端側
の裏面には、円柱形状の案内ピン27が裏面よりドア側
リンクプレート23側に突出するよう一体成形されてい
る。そして、レバー側リンクプレート22の一端側と他
端側とは段差28を介して連結している。
【0021】ドア側リンクプレート23は、本発明の第
1リンク部材であって、PP(ポリプロピレン)樹脂等
の略長円形板状の樹脂部材よりなり、吹出口切替ドア4
の回動軸20を中心にして回動自在に支持されている。
なお、回動軸20は、ユニットケース2に一体成形され
たボス部25bに回動自在に支持されている。また、ド
ア側リンクプレート23は、回動軸20と共にボス部2
5bにスラスト方向(軸方向)に若干移動可能に支持さ
れている。
【0022】そして、ドア側リンクプレート23は、ユ
ニットケース2の外壁面から所定の隙間(クリアラン
ス:例えば3mm〜25mm)を隔てた位置でユニット
ケース2の外壁面に沿って回動する。このドア側リンク
プレート23の端部には、回動軸20のユニットケース
2の外壁面より突出している突出部分20aが嵌め込ま
れる嵌合穴23aが形成されている。そして、ドア側リ
ンクプレート23の端部は、回動軸20の突出部分20
aにかしめ、溶着または接着等の接合手段を用いて固定
されている。
【0023】そして、ドア側リンクプレート23の一端
側(図1において図示下端側)は、レバー側リンクプレ
ート22の他端側(図1において図示上端側)と重ね合
わされており、ドア側リンクプレート23がレバー側リ
ンクプレート22よりもユニットケース2側に配設され
ている。
【0024】さらに、ドア側リンクプレート23には、
表面と裏面とを連通するよう略への字形状の案内溝29
が貫通している。この案内溝29内には、レバー側リン
クプレート22の案内ピン27が摺動可能に嵌め合わさ
れている。そして、案内溝29は、吹出口切替ドア4の
作動(回動)パターンに対応した形状となるように形成
されている。
【0025】また、図2にも示したように、レバー側リ
ンクプレート22の回動に対してフェイスモードからバ
イレベルモードまでの間に相当する案内溝29に、レバ
ー側リンクプレート22の回動に対してドア側リンクプ
レート23が回動しないアイドル(ロック)域が形成さ
れている。このアイドル域とは、案内溝29において、
レバー側リンクプレート22の案内ピン27の回動軌跡
に対応した形状を有する部分である。
【0026】また、バイレベルモードからフットモード
までの間に相当する案内溝29に、レバー側リンクプレ
ート22の回動に対応してドア側リンクプレート23が
回動するフリー域が形成されている。そして、ドア側リ
ンクプレート23の図2において図示左側のエッジ部分
には、図3に示したように、ドア側リンクプレート23
の面方向に対して所定の傾斜角(例えば30°〜60
°)の傾斜面(リンク側傾斜面)30が形成されてい
る。
【0027】次に、ユニットケース2の外壁面形状につ
いて図1ないし図3に基づいて詳細に説明する。ユニッ
トケース2の外壁面には、吹出口切替ドア4のリンク機
構5を構成するドア側リンクプレート23に接触するリ
ブ31が外方に突出するように一体成形されている。
【0028】このリブ31は、本発明の突条部であっ
て、図1および図2に示したように、レバー側リンクプ
レート22の案内ピン27が案内溝29のアイドル域か
ら外れる瞬間までドア側リンクプレート23に接触する
長さ(例えば3mm〜25mm)を持つ。また、リブ3
1の幅は、例えば3mm〜5mm程度である。そして、
リブ31は、図3に示したように、傾斜面30に接触す
る傾斜面(ケース側傾斜面)32が形成されている。こ
の傾斜面32は、ドア側リンクプレート23の傾斜面3
0と略同一の傾斜角となるように形成されている。
【0029】そして、リブ31は、ユニットケース2の
外壁面とドア側リンクプレート23のケース側面との間
の寸法よりも高く、ユニットケース2の外壁面とドア側
リンクプレート23のリンク側面との間の寸法よりも低
い高さ(例えば3mm〜25mm)を持つ。
【0030】〔実施形態の作用〕次に、本実施形態の車
両用空気調和装置の吹出口切替装置1の作用を図1ない
し図5に基づいて簡単に説明する。
【0031】車両乗員が空調操作パネルに設けられた吹
出口切替レバーがFACE(フェイス)位置に移動させ
ると、図2に二点鎖線で示したように、コントロールワ
イヤまたはメインリンクプレートを介してレバー側リン
クプレート22が支持軸24を中心にして最も左回転す
ることにより、ドア側リンクプレート23が回動軸20
を中心にして最も右回転することにより、図4に示した
ように、吹出口切替ドア4がデフロスタ吹出口6に連通
する第1通風路13を閉じ、フェイス吹出口7に連通す
る第2通風路14を開くことにより吹出口モードがフェ
イスモードとなる。
【0032】このとき、ドア側リンクプレート23の傾
斜面30が、図3に一点鎖線で示したように、ユニット
ケース2の外壁面に一体形成されたリブ31の傾斜面3
2に接触していることにより、ドア側リンクプレート2
3がユニットケース2の外壁面との間に所定のスラスト
方向の隙間を持って保持される。これにより、比較的に
冷風が第2通風路14に流れ込むので、フェイス吹出口
7から主に冷風が車両乗員の頭胸部に吹き出され、車室
内が冷房される。
【0033】次に、吹出口切替レバーをFACE(フェ
イス)位置からB/L(バイレベル)位置に移動させる
と、吹出口切替ドア3はフット吹出口8に連通する第3
通風路15を略全開する。しかし、リンク機構5では、
案内ピン27が案内溝29を摺動するが、案内ピン27
が案内溝29のアイドル域を摺動しているため、ドア側
リンクプレート23は回動しない。したがって、ドア側
リンクプレート23は動かないので、吹出口切替ドア4
はフェイス吹出口7に連通する第2通風路14を開き、
デフロスタ吹出口6に連通する第1通風路13を閉じる
状態を継続する。このとき、ドア側リンクプレート23
の傾斜面30は、図3に一点鎖線で示したように、ユニ
ットケース2の外壁面に一体形成されたリブ31の傾斜
面32に接触している。
【0034】これにより、エアミックスドア12の開度
に応じてヒータコア11で加熱された風のうち比較的に
冷風が第2通風路14に流れ込み、比較的に温風が第3
通風路15に流れ込む。よって、フェイス吹出口7から
主に冷風が車両乗員の頭胸部に吹き出され、フット吹出
口8から主に温風が車両乗員の足元部に吹き出されるこ
とにより頭寒足熱の快適な暖房がなされる。
【0035】次に、吹出口切替レバーをB/L(バイレ
ベル)位置からFOOT(フット)位置側に移動させよ
うとすると、吹出口切替ドア3はフット吹出口8に連通
する第3通風路15を全開する。そして、リンク機構5
では、コントロールワイヤまたはメインリンクプレート
を介してレバー側リンクプレート22が支持軸24を中
心にして右回転することにより、ドア側リンクプレート
23が回動軸20を中心にして最も左回転することによ
り、案内ピン27が案内溝29のアイドル域より外れ
る。
【0036】このとき、ドア側リンクプレート23は、
案内ピン27が案内溝29のアイドル域より外れる瞬間
まで、図3に実線で示したように、傾斜面30がリブ3
1の傾斜面32に接触している。このため、アイドル域
を外れる瞬間に、ドアパッキン21の反発力および自重
により案内溝29を摺動する案内ピン27の速度が急激
に変化せず、吹出口切替ドア4やドア側リンクプレート
23が振動せずリンク作動音(異音)の発生が抑えられ
る。
【0037】これ以降は、吹出口切替レバーをB/L
(バイレベル)位置からDEF(デフロスタ)位置まで
移動させても、ドア側リンクプレート23がリブ31に
接触しないので、吹出口切替レバーの操作力が増大する
ことはない。また、吹出口切替レバーをFOOT(フッ
ト)位置からB/L(バイレベル)位置に戻すと、案内
ピン27が案内溝29のアイドル域に入った段階で、図
3に実線で示したように、ドア側リンクプレート23の
傾斜面30がリブ31の傾斜面32に接触する。
【0038】〔実施形態の効果〕本実施形態の吹出口切
替ドア4のリンク機構5は、案内ピン27が案内溝29
のアイドル域(フェイスモードからバイレベルモードま
での領域)を外れる瞬間までドア側リンクプレート23
の傾斜面30とリブ31の傾斜面32とが接触すること
により、レバー側リンクプレート22が回動して案内ピ
ン27が案内溝29のアイドル域を外れ、ドア側リンク
プレート23が回動する瞬間に発生するドア側リンクプ
レート23の振動を吸収または抑えることができるの
で、ドア側リンクプレート23が回動し始める時のリン
ク作動音を低減することができる。
【0039】また、案内ピン27が案内溝29のアイド
ル域(フェイスモードからバイレベルモードまでの領
域)を外れると、ドア側リンクプレート23はユニット
ケース2のリブ31より離れるので、レバー側リンクプ
レート22がフリーとなり、案内溝29のフリー域(バ
イレベルモードからデフロスタモードまでの領域)内で
は、吹出口切替ドア4を動かす吹出口切替レバーの操作
力の増大を防止できる。
【0040】さらに、案内ピン27が案内溝29のアイ
ドル域を外れる瞬間までドア側リンクプレート23の傾
斜面30とリブ31の傾斜面32とが接触しているの
で、ユニットケース2とドア側リンクプレート23との
スラスト方向の隙間を充分確保できる。このため、製造
誤差により組付誤差があっても、あるいは低温時にユニ
ットケース2が収縮しても、ドア側リンクプレート23
がユニットケース2の外壁面に接触することはないの
で、ドア側リンクプレート23がロックすることはな
い。
【0041】また、フットモードからバイレベルモード
に変更する時、案内ピン27が案内溝29のアイドル域
に入って、ドア側リンクプレート23がユニットケース
2のリブ31と接触する際に、ドア側リンクプレート2
3のエッジ部分がリブ31のエッジ部分に引っ掛かるこ
とを防止することにより、ドア側リンクプレート23を
リブ31に滑らかに接触させることができる。これによ
り、吹出口切替レバーの操作力の増大を防止できる。
【0042】吹出口切替ドア3の両端面にドアパッキン
21を装着することにより、吹出口切替ドア3が第1通
風路13または第2通風路14のいずれの通風路を閉塞
しても風の漏れを防止できるので、各通風路の閉塞時の
シール性を著しく向上することができる。
【0043】〔他の実施形態〕本実施形態では、本発明
を車両用空気調和装置の吹出口切替装置1に適用した
が、本発明を車両を除く船舶、航空機、工場、ビルディ
ング、集合住宅または家庭用の空気調和装置に適用して
も良い。本実施形態では、リブ31の形状を方形形状の
平板としたが、リブ(突条部)31の形状を三角以上の
多角形状、円形形状、楕円形状、長円形状、半円形状と
しても良く、風上側に湾曲した曲板としても良い。
【0044】本実施形態では、第1リンク部材を1個の
ドア側リンクプレート23のみで構成したが、第1リン
ク部材を2個以上のリンクプレートで構成しても良い。
本実施形態では、第2リンク部材を1個のレバー側リン
クプレート22のみで構成したが、第2リンク部材を2
個以上のリンクプレートで構成しても良い。
【0045】本実施形態では、レバー側リンクプレート
(第2リンク部材)22に案内ピン27を設け、ドア側
リンクプレート(第1リンク部材)23に案内溝29を
設けたが、第1リンク部材に案内ピンを設け、第2リン
ク部材に案内溝を設けても良い。また、本発明を吹出口
切替ドア3、エアミックスドア12または内外気切替ド
アを駆動するリンク機構に適用しても良い。
【0046】本実施形態では、吹出口切替ドア3をドア
本体と回動軸18とを樹脂により一体成形し、ドア本体
の両端面に樹脂製のドアパッキン19を組み付けたが、
ドア本体を鉄板等の金属板とし、回動軸とパッキンを組
み付けるようにしても良い。同様にして、本実施形態で
は、吹出口切替ドア4をドア本体と回動軸20とを樹脂
により一体成形し、ドア本体の両端面に樹脂製のドアパ
ッキン21を組み付けたが、ドア本体を鉄板等の金属板
とし、回動軸とドアパッキンを組み付けるようにしても
良い。
【0047】本実施形態では、ユニットケース2内に遠
心式ファン10とヒータコア11を収容したが、ユニッ
トケース2内に遠心式ファン10とエバポレータを収容
しても良く、遠心式ファン10とヒータコア11との間
にエバポレータを収容しても良い。
【0048】本実施形態では、リンク機構5を吹出口切
替レバー等の手動操作レバーやコントロールワイヤなど
よりなる手動操作手段により駆動したが、リンク機構5
をモータ等のアクチュータ(リンク駆動手段)により駆
動しても良い。なお、レバー側リンクプレート22とコ
ントロールワイヤ等のリンク駆動手段との間にメインリ
ンクプレート(レバー側リンク部材)を有するリンク機
構の場合には、そのメインリンクプレートの案内溝の、
フットモードからデフロスタモードまでの間に相当する
部分に、レバー側リンクプレート22の回動に対してド
ア側リンクプレート23が回動しないアイドル(ロッ
ク)域を形成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】吹出口切替ドアのリンク機構を示した断面図で
ある(実施形態)。
【図2】吹出口切替ドアのリンク機構を示した説明図で
ある(実施形態)。
【図3】図2のA−A断面図である(実施形態)。
【図4】車両用空気調和装置の吹出口切替装置を示した
断面図である(実施形態)。
【図5】吹出口切替装置の主要部を示した断面図である
(実施形態)。
【図6】吹出口切替装置のリンク機構を示した平面図で
ある(従来の技術)。
【図7】ドア側リンクプレートを示した平面図である
(第1従来例)。
【図8】ドア側リンクプレートを示した説明図である
(第2従来例)。
【符号の説明】
1 吹出口切替装置 2 ユニットケース 3 吹出口切替ドア 4 吹出口切替ドア(板状ドア) 5 リンク機構 6 デフロスタ吹出口 7 フェイス吹出口 8 フット吹出口 9 空気通路 13 第1通風路 14 第2通風路 15 第3通風路 18 回動軸 19 ドアパッキン 20 回動軸 21 ドアパッキン 22 レバー側リンクプレート(第2リンク部材) 23 ドア側リンクプレート(第1リンク部材) 24 支持軸(支点) 27 案内ピン 29 案内溝 30 傾斜面(リンク側傾斜面) 31 リブ(突条部) 32 傾斜面(ケース側傾斜面)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に、空気が通過する通風路を形成する
    ケースと、 このケース内において回動軸を中心にして回動可能に設
    けられて前記通風路の開度を調節する板状ドアと、 前記回動軸を中心に回動可能に設けられて前記板状ドア
    と一体的に回動する第1リンク部材と、 支点を中心に回動可能に設けられて前記第1リンク部材
    を介して前記板状ドアを駆動する第2リンク部材とを備
    え、 前記第1リンク部材または前記第2リンク部材のいずれ
    か一方のリンク部材には、前記板状ドアの回動パターン
    に対応した形状の案内溝が設けられ、 前記第1リンク部材または前記第2リンク部材のいずれ
    か他方のリンク部材には、前記案内溝に摺動自在に係合
    する案内ピンが設けられた空気調和装置であって、 前記案内溝の一部には、前記第2リンク部材の回動軌跡
    に対応した形状で、前記第2リンク部材が回動しても前
    記第1リンク部材が回動しないアイドル域が設けられ、 前記ケースには、前記第1リンク部材の回動軌跡のうち
    前記案内ピンが前記アイドル域を摺動する間の回動範囲
    内にのみ、前記第1リンク部材に接触する高さを持つ突
    条部が設けられたことを特徴とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の空気調和装置において、 前記第2リンク部材の一部は、前記第1リンク部材の一
    部と重ね合わされており、 前記第1リンク部材は、前記第2リンク部材よりも前記
    ケース側に配置され、前記ケースの外壁面に対向するケ
    ース側面、およびこのケース側面に対して逆側に、前記
    第2リンク部材に対向するリンク側面を有し、 前記突条部の高さは、前記ケースの外壁面と前記第1リ
    ンク部材のケース側面との間の寸法よりも高く、前記ケ
    ースの外壁面と前記第1リンク部材のリンク側面との間
    の寸法よりも低いことを特徴とする空気調和装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の空気調和
    装置において、 前記第1リンク部材は、前記突条部に接触するエッジ部
    分に、前記第1リンク部材の回動方向に対して傾斜した
    リンク側傾斜面を有し、 前記突条部は、前記リンク側傾斜面に接触するエッジ部
    分に、前記リンク側傾斜面と略同一の傾斜角のケース側
    傾斜面を有することを特徴とする空気調和装置。
JP8329289A 1996-12-10 1996-12-10 空気調和装置 Pending JPH10170063A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008105620A (ja) * 2006-10-27 2008-05-08 Calsonic Kansei Corp 車両用空気調和装置
KR101466292B1 (ko) * 2009-01-23 2014-12-11 엘지전자 주식회사 공기조화기

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JP2008105620A (ja) * 2006-10-27 2008-05-08 Calsonic Kansei Corp 車両用空気調和装置
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