JPH10170493A - トリハロメタン自動分析計 - Google Patents
トリハロメタン自動分析計Info
- Publication number
- JPH10170493A JPH10170493A JP32498296A JP32498296A JPH10170493A JP H10170493 A JPH10170493 A JP H10170493A JP 32498296 A JP32498296 A JP 32498296A JP 32498296 A JP32498296 A JP 32498296A JP H10170493 A JPH10170493 A JP H10170493A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trihalomethane
- solution
- carrier gas
- unit
- carrier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】トリハロメタンの各成分の濃度を分別して取得
できるように改良されたトリハロメタン自動分析計を提
供する。 【解決手段】トリハロメタン自動分析計1は、従来例に
対し、分離部2と、4種類のトリハロメタンを所定の濃
度で混合した標準液75Aを用いる試料溶液供給部7
A、後記の電磁弁群用の指令59eを出力する運転制御
部59Aを用いる。分離部2は、試料溶液7Y中のトリ
ハロメタンを微孔性膜で膜分離してキャリアガス21A
中に抽出する抽出部3と、キャリアガス21A中のトリ
ハロメタンを各成分に分別するカラム9と、トリハロメ
タンを含むキャリアガス21Yを微孔性膜を介し,各成
分に分別されたトリハロメタンの分別状態を維持してキ
ャリア溶液中に移行して再溶解させる再溶解部4と、キ
ャリアガス21Aを供給するキャリアガス供給部21
と、抽出部3周辺のガス流路に設置された電磁弁群を備
える。
できるように改良されたトリハロメタン自動分析計を提
供する。 【解決手段】トリハロメタン自動分析計1は、従来例に
対し、分離部2と、4種類のトリハロメタンを所定の濃
度で混合した標準液75Aを用いる試料溶液供給部7
A、後記の電磁弁群用の指令59eを出力する運転制御
部59Aを用いる。分離部2は、試料溶液7Y中のトリ
ハロメタンを微孔性膜で膜分離してキャリアガス21A
中に抽出する抽出部3と、キャリアガス21A中のトリ
ハロメタンを各成分に分別するカラム9と、トリハロメ
タンを含むキャリアガス21Yを微孔性膜を介し,各成
分に分別されたトリハロメタンの分別状態を維持してキ
ャリア溶液中に移行して再溶解させる再溶解部4と、キ
ャリアガス21Aを供給するキャリアガス供給部21
と、抽出部3周辺のガス流路に設置された電磁弁群を備
える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、上水中に含まれ
ている有機物と消毒のために注入された塩素とが反応す
ることで,上水中に生成されるトリハロメタンの濃度の
監視に用いられるトリハロメタン自動分析計に係わり、
トリハロメタンの各成分の濃度を分別して取得できるよ
うに改良されたその構成に関する。
ている有機物と消毒のために注入された塩素とが反応す
ることで,上水中に生成されるトリハロメタンの濃度の
監視に用いられるトリハロメタン自動分析計に係わり、
トリハロメタンの各成分の濃度を分別して取得できるよ
うに改良されたその構成に関する。
【0002】
【従来の技術】近年における産業活動の高度化や湖沼な
どにおける富栄養化の進行に伴い、水道水である上水の
水源が各種の有機物によって顕著に汚染されることが問
題視されるようになってすでに久しい。上水の源水の浄
化プロセスにおいては、源水中に含まれる前記の有機物
と,消毒のために注入された塩素とが反応することで生
成されるトリハロメタンが発癌性物質である疑いが持た
れており、世界各国で最小濃度にかかわる規制値が定め
られている。わが国では、暫定制御目標値であった0.
1〔mg/L〕の値が、1993年12月から正式な規
制値とされている。
どにおける富栄養化の進行に伴い、水道水である上水の
水源が各種の有機物によって顕著に汚染されることが問
題視されるようになってすでに久しい。上水の源水の浄
化プロセスにおいては、源水中に含まれる前記の有機物
と,消毒のために注入された塩素とが反応することで生
成されるトリハロメタンが発癌性物質である疑いが持た
れており、世界各国で最小濃度にかかわる規制値が定め
られている。わが国では、暫定制御目標値であった0.
1〔mg/L〕の値が、1993年12月から正式な規
制値とされている。
【0003】上水中に含まれるトリハロメタンは、主
に、クロロホルム,ブロモジクロロメタン,ジブロモク
ロロメタンおよびブロモホルムの4種類であり、この4
種の総量は総トリハロメタンと呼ばれている。総トリハ
ロメタンに含まれる成分である前記のトリハロメタンの
物性値とそのわが国における規制値は表1中に示すとお
りである。このように発癌性物質である疑いが持たれて
いるトリハロメタンに関しては、トリハロメタンが生成
されない水処理技術の開発と共に、トリハロメタンの正
確・迅速かつ容易な分析技術の開発が重要とされてい
る。
に、クロロホルム,ブロモジクロロメタン,ジブロモク
ロロメタンおよびブロモホルムの4種類であり、この4
種の総量は総トリハロメタンと呼ばれている。総トリハ
ロメタンに含まれる成分である前記のトリハロメタンの
物性値とそのわが国における規制値は表1中に示すとお
りである。このように発癌性物質である疑いが持たれて
いるトリハロメタンに関しては、トリハロメタンが生成
されない水処理技術の開発と共に、トリハロメタンの正
確・迅速かつ容易な分析技術の開発が重要とされてい
る。
【0004】
【表1】 現在、わが国におけるトリハロメタンの分析方法として
は、日本水道協会発行の上水試験方法に記載されている
公定法が標準的な方法として広く採用されている。この
方法は、パージトラップ法,ヘッドスペース法などの前
処理によりトリハロメタンを分離濃縮した後、質量分析
計付ガスクロマトグラフもしくはECD付ガスクロマト
グラフで定量するもので、浄水場などでは、この分析方
法によって、4回/年ないしは1回/月程度の頻度でト
リハロメタンの測定が実施されている。
は、日本水道協会発行の上水試験方法に記載されている
公定法が標準的な方法として広く採用されている。この
方法は、パージトラップ法,ヘッドスペース法などの前
処理によりトリハロメタンを分離濃縮した後、質量分析
計付ガスクロマトグラフもしくはECD付ガスクロマト
グラフで定量するもので、浄水場などでは、この分析方
法によって、4回/年ないしは1回/月程度の頻度でト
リハロメタンの測定が実施されている。
【0005】図9,図10を用いて、一般例のガスクロ
マトグラフ(以降、GCと略称することがある。)につ
いて説明を行うこととする。ここで、図9は、一般例の
ガスクロマトグラフに係わる基本的な全体構成を説明す
るための説明図である。図10は、図9による全体構成
を持つガスクロマトグラフの動作原理を説明するための
説明図で、(a)はカラムおよびその周辺の構成を説明
する模式図であり、(b)は試料が持つ各成分のカラム
中での分別状況を模式的に説明する説明図であり、
(c)は検出器から得られる信号を説明する説明図であ
る。図10において、図9に示したガスクロマトグラフ
と同一部分には同じ符号を付しその説明を省略する。な
お、図10(c)中に示された検出器の出力波形の経過
時間に対する変化状態は、図10(b)中に示された試
料の分別状況にほぼ合致させて示している。
マトグラフ(以降、GCと略称することがある。)につ
いて説明を行うこととする。ここで、図9は、一般例の
ガスクロマトグラフに係わる基本的な全体構成を説明す
るための説明図である。図10は、図9による全体構成
を持つガスクロマトグラフの動作原理を説明するための
説明図で、(a)はカラムおよびその周辺の構成を説明
する模式図であり、(b)は試料が持つ各成分のカラム
中での分別状況を模式的に説明する説明図であり、
(c)は検出器から得られる信号を説明する説明図であ
る。図10において、図9に示したガスクロマトグラフ
と同一部分には同じ符号を付しその説明を省略する。な
お、図10(c)中に示された検出器の出力波形の経過
時間に対する変化状態は、図10(b)中に示された試
料の分別状況にほぼ合致させて示している。
【0006】図9,図10において、9は、カラムと呼
ばれている分離管であり、チューブ状をなす管体9A内
に充填剤9Bが均一に詰められたものである〔図10
(a)を参照〕。管体9Aとしては、ステンレス鋼製の
管やガラス製の管などの耐化学薬品性の材料を用いた管
が用いられ、充填剤9Bとしては、微粒子状の固体(担
体)に不揮発性の液体(液相)を含浸させたものを用い
ることが一般である。95は、一般に不活性ガスである
キャリアガス94が充填されたボンベであり、キャリア
ガス94は、ボンベ95が備える調整弁と圧力調整器9
6を介してほぼ一定の圧力および流量とされて、試料導
入部91を介してカラム9に供給されている。複数の成
分からなる気体試料または液体試料である試料93は、
試料導入部91から導入されて、カラム9に注入され
る。
ばれている分離管であり、チューブ状をなす管体9A内
に充填剤9Bが均一に詰められたものである〔図10
(a)を参照〕。管体9Aとしては、ステンレス鋼製の
管やガラス製の管などの耐化学薬品性の材料を用いた管
が用いられ、充填剤9Bとしては、微粒子状の固体(担
体)に不揮発性の液体(液相)を含浸させたものを用い
ることが一般である。95は、一般に不活性ガスである
キャリアガス94が充填されたボンベであり、キャリア
ガス94は、ボンベ95が備える調整弁と圧力調整器9
6を介してほぼ一定の圧力および流量とされて、試料導
入部91を介してカラム9に供給されている。複数の成
分からなる気体試料または液体試料である試料93は、
試料導入部91から導入されて、カラム9に注入され
る。
【0007】カラム9は、カラム9内での水蒸気やガス
状の試料93などが露結するのを防止するために、試料
93に対応した適温に加熱・保温される必要がある。9
9は、このための恒温槽である。カラム9に注入された
気体試料または液体試料が気化した試料93は、キャリ
アガス94によって展開されて、その各成分と充填剤9
Bとの間の物理的あるいは化学的相互作用の差から、分
解すること無しに各成分に分別され〔図10(b)を参
照〕、ガス状となってカラム9から流出される。
状の試料93などが露結するのを防止するために、試料
93に対応した適温に加熱・保温される必要がある。9
9は、このための恒温槽である。カラム9に注入された
気体試料または液体試料が気化した試料93は、キャリ
アガス94によって展開されて、その各成分と充填剤9
Bとの間の物理的あるいは化学的相互作用の差から、分
解すること無しに各成分に分別され〔図10(b)を参
照〕、ガス状となってカラム9から流出される。
【0008】ガス状となった試料93は、試料93に対
応する適切な検出器92に導入されて、個々の成分(こ
の事例の場合にはa,bおよびcである)の定性分析と
定量分析が可能となる。なお図10(b),(c)で
は、a,bおよびcの3成分からなる試料93の事例を
示している。また図10(b)では、(イ)は、測定開
始点(すなわち、経過時間t=0)を示し、以降(ロ)
〜(リ)は、時間の経過に従って示し、(リ)は最後の
成分cが検出器92に到達した時点を示している。
応する適切な検出器92に導入されて、個々の成分(こ
の事例の場合にはa,bおよびcである)の定性分析と
定量分析が可能となる。なお図10(b),(c)で
は、a,bおよびcの3成分からなる試料93の事例を
示している。また図10(b)では、(イ)は、測定開
始点(すなわち、経過時間t=0)を示し、以降(ロ)
〜(リ)は、時間の経過に従って示し、(リ)は最後の
成分cが検出器92に到達した時点を示している。
【0009】すなわち、図面中に示するように、検出器
92から出力された電気信号92aを、例えば、増幅器
とペンレコーダなどの記録計からなる信号処理部98に
入力することによって、図10(c)に例示したような
出力チャートを得ることができる。この出力チャート
が、(ガス)クロマトグラムであり、測定開始点から起
算したそれぞれの成分がピーク値PS に到達するまでの
時間は、保持時間tH と呼ばれている〔図10(c)中
に成分bの場合のピーク値PSb、保持時間tHbを例示し
ている〕。この保持時間tH の相異により、各成分の同
定,区分がなされ(定性分析)、ピーク値PS または面
積Q〔図10(c)に成分bの場合の面積Qb について
ハッチングを付して示してある〕を算出することによ
り、各成分の濃度を求める(定量分析)ことができるの
である。
92から出力された電気信号92aを、例えば、増幅器
とペンレコーダなどの記録計からなる信号処理部98に
入力することによって、図10(c)に例示したような
出力チャートを得ることができる。この出力チャート
が、(ガス)クロマトグラムであり、測定開始点から起
算したそれぞれの成分がピーク値PS に到達するまでの
時間は、保持時間tH と呼ばれている〔図10(c)中
に成分bの場合のピーク値PSb、保持時間tHbを例示し
ている〕。この保持時間tH の相異により、各成分の同
定,区分がなされ(定性分析)、ピーク値PS または面
積Q〔図10(c)に成分bの場合の面積Qb について
ハッチングを付して示してある〕を算出することによ
り、各成分の濃度を求める(定量分析)ことができるの
である。
【0010】わが国におけるトリハロメタンの公定法の
分析方法であるGCは、前記のトリハロメタンの各成分
の定性分析と定量分析が可能である。しかしながら、こ
のGCは、前処理を必要とし測定所要時間が約2時間
と長いこと、操作が煩雑であり正確に分析するには熟
練を要すること、手分析であって自動計測を行うこと
ができないこと、などの問題点を持っている。
分析方法であるGCは、前記のトリハロメタンの各成分
の定性分析と定量分析が可能である。しかしながら、こ
のGCは、前処理を必要とし測定所要時間が約2時間
と長いこと、操作が煩雑であり正確に分析するには熟
練を要すること、手分析であって自動計測を行うこと
ができないこと、などの問題点を持っている。
【0011】GCによるトリハロメタンの分析方法に替
わるトリハロメタン分析用の装置として、同じ出願人よ
り出願されたトリハロメタン分析計やトリハロメタン自
動分析計が、特開平2−145961号公報,特開平6
−194316号公報および特開平7−325077号
公報により公知となっている。これ等の公報の内、特開
平2−145961号公報は、フローインジェクション
法を用いてトリハロメタンを膜分離した後に、蛍光法を
用いてトリハロメタンを定量するトリハロメタン分析計
にかかわるものである。特開平6−194316号公報
は、特開平2−145961号公報によるトリハロメタ
ン分析計の自動計測化を達成したトリハロメタン自動分
析計にかかわるものである。さらに特開平7−3250
77号公報は、特開平6−194316号公報によるト
リハロメタン自動分析計が持つキャリア溶液の固化に関
する問題を解決したトリハロメタン自動分析計にかかわ
るものである。
わるトリハロメタン分析用の装置として、同じ出願人よ
り出願されたトリハロメタン分析計やトリハロメタン自
動分析計が、特開平2−145961号公報,特開平6
−194316号公報および特開平7−325077号
公報により公知となっている。これ等の公報の内、特開
平2−145961号公報は、フローインジェクション
法を用いてトリハロメタンを膜分離した後に、蛍光法を
用いてトリハロメタンを定量するトリハロメタン分析計
にかかわるものである。特開平6−194316号公報
は、特開平2−145961号公報によるトリハロメタ
ン分析計の自動計測化を達成したトリハロメタン自動分
析計にかかわるものである。さらに特開平7−3250
77号公報は、特開平6−194316号公報によるト
リハロメタン自動分析計が持つキャリア溶液の固化に関
する問題を解決したトリハロメタン自動分析計にかかわ
るものである。
【0012】以下に、従来例のトリハロメタン自動分析
計として、特開平7−325077号公報により公知と
なっているトリハロメタン自動分析計の概要を図11,
図12を用いて説明する。ここで図11は、従来例のト
リハロメタン自動分析計の要部を示すその模式図であ
り、図12は、図11中に示した分離部の模式図であ
る。図11,図12において、8は、試料溶液供給部
7、キャリア溶液供給部6、分離部81、反応部51、
脱泡部52、検出部53、エア供給部54と、演算部5
8および運転制御部59を備えたトリハロメタン自動分
析計である。以下に、液の流れと試料水中のトリハロメ
タンの測定手順についてまず説明をする。
計として、特開平7−325077号公報により公知と
なっているトリハロメタン自動分析計の概要を図11,
図12を用いて説明する。ここで図11は、従来例のト
リハロメタン自動分析計の要部を示すその模式図であ
り、図12は、図11中に示した分離部の模式図であ
る。図11,図12において、8は、試料溶液供給部
7、キャリア溶液供給部6、分離部81、反応部51、
脱泡部52、検出部53、エア供給部54と、演算部5
8および運転制御部59を備えたトリハロメタン自動分
析計である。以下に、液の流れと試料水中のトリハロメ
タンの測定手順についてまず説明をする。
【0013】試料溶液供給部7では、試料水源79から
送られてきたトリハロメタンが含まれている試料水71
が、運転制御部59からの指令59aにより電磁弁72
のみを開かれることでポンプ73を通してミキシングコ
イル78に送られる。ミキシングコイル78には、酸性
還元剤溶液(例えば、1〔%〕硫酸ヒドラジンである)
76もポンプ77を通して送られてくる。試料水71と
酸性還元剤溶液76はミキシングコイル78で合流して
十分に混合され、この混合液が試料溶液7Xとして通流
路82を介して分離部81に供給される。
送られてきたトリハロメタンが含まれている試料水71
が、運転制御部59からの指令59aにより電磁弁72
のみを開かれることでポンプ73を通してミキシングコ
イル78に送られる。ミキシングコイル78には、酸性
還元剤溶液(例えば、1〔%〕硫酸ヒドラジンである)
76もポンプ77を通して送られてくる。試料水71と
酸性還元剤溶液76はミキシングコイル78で合流して
十分に混合され、この混合液が試料溶液7Xとして通流
路82を介して分離部81に供給される。
【0014】キャリア溶液供給部6では、運転制御部5
9からの指令59bにより電磁弁62と電磁弁65とが
開かれる。そうして、電磁弁62を介してポンプ63に
より送られるニコチン酸アミド溶液61と、電磁弁65
を介してポンプ66により送られる水酸化ナトリウム溶
液64とが、ミキシングコイル67で合流して十分に混
合され、この混合液がキャリア溶液6Aとして分離部8
1に供給される。
9からの指令59bにより電磁弁62と電磁弁65とが
開かれる。そうして、電磁弁62を介してポンプ63に
より送られるニコチン酸アミド溶液61と、電磁弁65
を介してポンプ66により送られる水酸化ナトリウム溶
液64とが、ミキシングコイル67で合流して十分に混
合され、この混合液がキャリア溶液6Aとして分離部8
1に供給される。
【0015】分離部81は、キャリア溶液6Aとトリハ
ロメタンが含まれた試料溶液7Xの2種類の溶液の供給
を受けることになる。分離部81は、合成樹脂材(例え
ば、ふっ素樹脂である)製などの気体のみを選択的に通
過させることができる微孔性膜811(図12を参照)
を備えており、両溶液6A,7Xはこの微孔性膜811
によって隔離されて、それぞれ単独で分離部81内を通
流するように構成されている。試料溶液7Xに含まれた
トリハロメタンは、微孔性膜811が持つ微孔を介して
微孔性膜811を通過し、すなわち、微孔性膜811に
よって膜分離されて、キャリア溶液6A中に移行する
(トリハロメタンを含むキャリア溶液を、以降、キャリ
ア溶液6Xと称する)。
ロメタンが含まれた試料溶液7Xの2種類の溶液の供給
を受けることになる。分離部81は、合成樹脂材(例え
ば、ふっ素樹脂である)製などの気体のみを選択的に通
過させることができる微孔性膜811(図12を参照)
を備えており、両溶液6A,7Xはこの微孔性膜811
によって隔離されて、それぞれ単独で分離部81内を通
流するように構成されている。試料溶液7Xに含まれた
トリハロメタンは、微孔性膜811が持つ微孔を介して
微孔性膜811を通過し、すなわち、微孔性膜811に
よって膜分離されて、キャリア溶液6A中に移行する
(トリハロメタンを含むキャリア溶液を、以降、キャリ
ア溶液6Xと称する)。
【0016】なお、分離部81は、図示を省略した加熱
手段によって、70〔℃〕に加熱・保温されている。ま
た、図11に示したトリハロメタン自動分析計8では、
分離部81以外にも加熱を受ける必要のある装置が用い
られているが、これ等についても、分離部81の場合と
同様に加熱手段の図示を省略している。さらに、分離部
81内を通流してトリハロメタンをキャリア溶液6A中
に移行させた試料溶液7Xは、排液として処理されるこ
とになる。
手段によって、70〔℃〕に加熱・保温されている。ま
た、図11に示したトリハロメタン自動分析計8では、
分離部81以外にも加熱を受ける必要のある装置が用い
られているが、これ等についても、分離部81の場合と
同様に加熱手段の図示を省略している。さらに、分離部
81内を通流してトリハロメタンをキャリア溶液6A中
に移行させた試料溶液7Xは、排液として処理されるこ
とになる。
【0017】分離部81で生成されたキャリア溶液6X
は、70〔℃〕〜105〔℃〕の範囲内の所定温度に保
持された反応部51に流入するが、キャリア溶液6Xに
含まれたトリハロメタンは、加熱を受けることで、キャ
リア溶液6X中のニコチン酸アミドと反応して蛍光物質
を生成する。キャリア溶液6Xは、続いて脱泡部52に
流入して脱泡された後に、検出部53に流入される。検
出部53は、キャリア溶液6X中の蛍光物質の蛍光強度
を測定し、蛍光強度に対応する値を持つ電気信号である
信号53aを出力する装置である。検出部53から流れ
出たキャリア溶液6Xは、排液として処理されることに
なる。
は、70〔℃〕〜105〔℃〕の範囲内の所定温度に保
持された反応部51に流入するが、キャリア溶液6Xに
含まれたトリハロメタンは、加熱を受けることで、キャ
リア溶液6X中のニコチン酸アミドと反応して蛍光物質
を生成する。キャリア溶液6Xは、続いて脱泡部52に
流入して脱泡された後に、検出部53に流入される。検
出部53は、キャリア溶液6X中の蛍光物質の蛍光強度
を測定し、蛍光強度に対応する値を持つ電気信号である
信号53aを出力する装置である。検出部53から流れ
出たキャリア溶液6Xは、排液として処理されることに
なる。
【0018】前記の信号53aは演算部58に与えられ
ている。演算部58は、信号処理部581と表示部58
2と記録部583を有しており、信号処理部581は、
信号53aを入力してその演算処理を実行し、トリハロ
メタンの濃度に対応する値を持つと共に、必要に応じ
て,表示部582および記録部583が対応できるレベ
ルを持つ電気信号に変換したうえで出力する。なお、こ
の一連の演算部58の動作は、運転制御部59からの指
令59dを受けて行われる。
ている。演算部58は、信号処理部581と表示部58
2と記録部583を有しており、信号処理部581は、
信号53aを入力してその演算処理を実行し、トリハロ
メタンの濃度に対応する値を持つと共に、必要に応じ
て,表示部582および記録部583が対応できるレベ
ルを持つ電気信号に変換したうえで出力する。なお、こ
の一連の演算部58の動作は、運転制御部59からの指
令59dを受けて行われる。
【0019】次に、トリハロメタンの測定の前後におい
てトリハロメタン自動分析計8が行う諸動作について説
明をする。まず、エア供給部54は、エアポンプ541
と活性炭装置542とを有しており、エアポンプ541
の運転は、運転制御部59からの指令59cを受けて行
われる。トリハロメタンの測定に入る前の分離部81に
は、このエアポンプ541から供給をされ、活性炭装置
542を通過することで清浄化された空気54Aが満た
されており、前記の測定の終了後この空気54Aは排出
されて新しい空気54Aに入れ換えられる。分離部81
から排出された空気54Aは、排気として処理されるこ
とになる。
てトリハロメタン自動分析計8が行う諸動作について説
明をする。まず、エア供給部54は、エアポンプ541
と活性炭装置542とを有しており、エアポンプ541
の運転は、運転制御部59からの指令59cを受けて行
われる。トリハロメタンの測定に入る前の分離部81に
は、このエアポンプ541から供給をされ、活性炭装置
542を通過することで清浄化された空気54Aが満た
されており、前記の測定の終了後この空気54Aは排出
されて新しい空気54Aに入れ換えられる。分離部81
から排出された空気54Aは、排気として処理されるこ
とになる。
【0020】また、試料溶液供給部7では、前記の測定
の後に運転制御部59からの指令59aにより、電磁弁
741のみが開かれることでポンプ73を通して精製水
74がミキシングコイル78に送られる。ミキシングコ
イル78には、酸性還元剤溶液76もポンプ77を通し
て送られているので、精製水74は酸性還元剤溶液76
とミキシングコイル78で合流して十分に混合され、こ
の混合液が通流路82を介して分離部81に供給され
る。この結果、分離部81内を含めて試料溶液7Xが通
流される経路は清浄化されて、次の測定までの間は待機
状態とされる。
の後に運転制御部59からの指令59aにより、電磁弁
741のみが開かれることでポンプ73を通して精製水
74がミキシングコイル78に送られる。ミキシングコ
イル78には、酸性還元剤溶液76もポンプ77を通し
て送られているので、精製水74は酸性還元剤溶液76
とミキシングコイル78で合流して十分に混合され、こ
の混合液が通流路82を介して分離部81に供給され
る。この結果、分離部81内を含めて試料溶液7Xが通
流される経路は清浄化されて、次の測定までの間は待機
状態とされる。
【0021】運転制御部59は、例えば、周知のcpu
を備えた電子制御回路装置であって、試料溶液供給部
7,キャリア溶液供給部6,エア供給部54,演算部5
8の制御をそれぞれ行うための内容を持つ指令59a,
59b,59c,59dを予め設定された条件により出
力をするプログラムを有している。したがって、トリハ
ロメタン自動分析計8は、トリハロメタンの測定および
この測定の前後における諸作業を、運転制御部59が持
つプログラムに従った条件によって、自動的に遂行する
ことができるのである。
を備えた電子制御回路装置であって、試料溶液供給部
7,キャリア溶液供給部6,エア供給部54,演算部5
8の制御をそれぞれ行うための内容を持つ指令59a,
59b,59c,59dを予め設定された条件により出
力をするプログラムを有している。したがって、トリハ
ロメタン自動分析計8は、トリハロメタンの測定および
この測定の前後における諸作業を、運転制御部59が持
つプログラムに従った条件によって、自動的に遂行する
ことができるのである。
【0022】次に、試料水源79が常時通水している上
水である場合における、試料水71に含まれているトリ
ハロメタンの測定工程について説明する。まず、運転制
御部59に、標準液75の濃度値や,試料水71に対す
るトリハロメタンの測定間隔(例えば、1〜24時間毎
に設定される)などの、トリハロメタン自動分析計8の
自動運転に必要となる諸データが入力される。この状態
において、試料溶液供給部7では、指令59aによって
電磁弁741のみが開かれ、また、キャリア溶液供給部
6では、指令59bによって電磁弁62,65のみが開
かれる。これにより、試料溶液供給部7からは精製水7
4と酸性還元剤溶液76との混合溶液が通流路82を介
して供給され、キャリア溶液供給部6からは、キャリア
溶液6Aが供給されることで、トリハロメタン自動分析
計8の暖機運転が開始される。この暖機運転は、検出部
53からの信号53aが安定をして測定が可能となる時
点まで継続される。
水である場合における、試料水71に含まれているトリ
ハロメタンの測定工程について説明する。まず、運転制
御部59に、標準液75の濃度値や,試料水71に対す
るトリハロメタンの測定間隔(例えば、1〜24時間毎
に設定される)などの、トリハロメタン自動分析計8の
自動運転に必要となる諸データが入力される。この状態
において、試料溶液供給部7では、指令59aによって
電磁弁741のみが開かれ、また、キャリア溶液供給部
6では、指令59bによって電磁弁62,65のみが開
かれる。これにより、試料溶液供給部7からは精製水7
4と酸性還元剤溶液76との混合溶液が通流路82を介
して供給され、キャリア溶液供給部6からは、キャリア
溶液6Aが供給されることで、トリハロメタン自動分析
計8の暖機運転が開始される。この暖機運転は、検出部
53からの信号53aが安定をして測定が可能となる時
点まで継続される。
【0023】暖機運転が終了すると、直前に調整された
標準液75がトリハロメタン自動分析計8にセットさ
れ、検量線の作成(校正操作)が開始される。この場合
には、試料溶液供給部7では、指令59aによって電磁
弁741が閉じられると共に電磁弁751のみが開かれ
る状態に切り換えられるので、試料溶液供給部7から
は、標準液75と酸性還元剤溶液76との混合溶液が通
流路82を介して分離部81に供給されることになる。
標準液75に含まれている既知の濃度を持つトリハロメ
タンは、分離部81,反応部51,脱泡部52を経た後
に検出部53に至り、検出部53でこのトリハロメタン
の測定が実行される。検出部53の出力53aを受けた
信号処理部581において検量線のデータが演算され、
その結果が記録部583に記録される。
標準液75がトリハロメタン自動分析計8にセットさ
れ、検量線の作成(校正操作)が開始される。この場合
には、試料溶液供給部7では、指令59aによって電磁
弁741が閉じられると共に電磁弁751のみが開かれ
る状態に切り換えられるので、試料溶液供給部7から
は、標準液75と酸性還元剤溶液76との混合溶液が通
流路82を介して分離部81に供給されることになる。
標準液75に含まれている既知の濃度を持つトリハロメ
タンは、分離部81,反応部51,脱泡部52を経た後
に検出部53に至り、検出部53でこのトリハロメタン
の測定が実行される。検出部53の出力53aを受けた
信号処理部581において検量線のデータが演算され、
その結果が記録部583に記録される。
【0024】検量線の作成が終了すると、指令59aが
測定状態に切り換えられことで、試料溶液供給部7は、
電磁弁751が閉じられると共に電磁弁72のみが開か
れる状態に切り換えられることになり、トリハロメタン
自動分析計8は、前述の測定状態とされることになる。
この測定状態においては、試料水71に関するトリハロ
メタンの測定結果が、演算部58において、演算,表示
および記録が行われることによって、試料水71の1回
の測定が終了することとなる。
測定状態に切り換えられことで、試料溶液供給部7は、
電磁弁751が閉じられると共に電磁弁72のみが開か
れる状態に切り換えられることになり、トリハロメタン
自動分析計8は、前述の測定状態とされることになる。
この測定状態においては、試料水71に関するトリハロ
メタンの測定結果が、演算部58において、演算,表示
および記録が行われることによって、試料水71の1回
の測定が終了することとなる。
【0025】試料水71の測定が終了した直後に、指令
59a,59bが切り換えられことで、試料溶液供給部
7では、電磁弁72が閉じられると共に電磁弁741の
みが開かれる。これにより、試料溶液供給部7からは、
精製水74と酸性還元剤溶液76との混合溶液が供給さ
れることになるので、分離部81内を含む試料溶液7X
が通流される経路に残留していたトリハロメタンは除去
されて、トリハロメタン自動分析計8の外部に排出され
る。一方、キャリア溶液供給部6では、電磁弁62,6
5が閉じられると共に電磁弁68,69が開かれる。こ
れにより、キャリア溶液供給部6には試料溶液供給部7
から精製水74が供給されることになる。この精製水7
4は、キャリア溶液供給部6が供給していたキャリア溶
液6Aと置き換えられて、キャリア溶液6Aが通流して
いた経路を通流して残留していたキャリア溶液6Aをト
リハロメタン自動分析計8の外部に排出する。
59a,59bが切り換えられことで、試料溶液供給部
7では、電磁弁72が閉じられると共に電磁弁741の
みが開かれる。これにより、試料溶液供給部7からは、
精製水74と酸性還元剤溶液76との混合溶液が供給さ
れることになるので、分離部81内を含む試料溶液7X
が通流される経路に残留していたトリハロメタンは除去
されて、トリハロメタン自動分析計8の外部に排出され
る。一方、キャリア溶液供給部6では、電磁弁62,6
5が閉じられると共に電磁弁68,69が開かれる。こ
れにより、キャリア溶液供給部6には試料溶液供給部7
から精製水74が供給されることになる。この精製水7
4は、キャリア溶液供給部6が供給していたキャリア溶
液6Aと置き換えられて、キャリア溶液6Aが通流して
いた経路を通流して残留していたキャリア溶液6Aをト
リハロメタン自動分析計8の外部に排出する。
【0026】前記の試料溶液7Xの精製水74と酸性還
元剤溶液76との混合溶液への置き換え、および、キャ
リア溶液6Aの精製水74への置き換えが終了した時点
で、指令59a,59bが切り換えられことで、試料溶
液供給部7が持つポンプ73,77およびキャリア溶液
供給部6が持つポンプ63,66の運転が停止される。
この結果、試料溶液供給部7とキャリア溶液供給部6か
らの送液が停止されることで、トリハロメタン自動分析
計8は測定休止の状態とされて、次回の測定実行時まで
待機することになる。そうして、次回の測定実行時の直
前(例えば、30分前である)になったとき、運転制御
部59からの指令59aが測定状態に切り換えられこと
で、再び前記の測定工程以降の工程が繰り返されて実行
をされることになる。
元剤溶液76との混合溶液への置き換え、および、キャ
リア溶液6Aの精製水74への置き換えが終了した時点
で、指令59a,59bが切り換えられことで、試料溶
液供給部7が持つポンプ73,77およびキャリア溶液
供給部6が持つポンプ63,66の運転が停止される。
この結果、試料溶液供給部7とキャリア溶液供給部6か
らの送液が停止されることで、トリハロメタン自動分析
計8は測定休止の状態とされて、次回の測定実行時まで
待機することになる。そうして、次回の測定実行時の直
前(例えば、30分前である)になったとき、運転制御
部59からの指令59aが測定状態に切り換えられこと
で、再び前記の測定工程以降の工程が繰り返されて実行
をされることになる。
【0027】ところで、図12においては、トリハロメ
タンが持つ4種類の成分は、それぞれ、A,B,Cおよ
びDの符号で示されており、この4種類の成分が分別さ
れること無しに、微孔性膜811を介して試料溶液7X
からキャリア溶液6Aに移行する状況が模式的に示され
ている。なお、前記のA,B,CおよびDの符号で示さ
れた成分は、それぞれ、クロロホルム,ブロモジクロロ
メタン,ジブロモクロロメタンおよびブロモホルムであ
る。
タンが持つ4種類の成分は、それぞれ、A,B,Cおよ
びDの符号で示されており、この4種類の成分が分別さ
れること無しに、微孔性膜811を介して試料溶液7X
からキャリア溶液6Aに移行する状況が模式的に示され
ている。なお、前記のA,B,CおよびDの符号で示さ
れた成分は、それぞれ、クロロホルム,ブロモジクロロ
メタン,ジブロモクロロメタンおよびブロモホルムであ
る。
【0028】なおまた、試料水源79として適宜の量の
試料水71を収容している容器を設置するようにした試
料溶液供給部を備えるトリハロメタン自動分析計も知ら
れている。
試料水71を収容している容器を設置するようにした試
料溶液供給部を備えるトリハロメタン自動分析計も知ら
れている。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術によ
るトリハロメタン自動分析計、例えば、トリハロメタン
自動分析計8においては、前述のように多くの利点を備
えている。しかしながら、トリハロメタンを測定する原
理に膜分離−蛍光検出法を採用しているために、トリハ
ロメタンの各成分の膜分離速度および蛍光検出波長がほ
ぼ同一であることによって、その分別定量ができず、ト
リハロメタンのある1つの成分の標準液、例えば、クロ
ロホルムの標準液(例えば、標準液75である)による
出力(検量線)から換算して、トリハロメタンの各成分
の濃度和,つまり総トリハロメタンにおおよそ相当する
濃度を演算・出力していることになる。
るトリハロメタン自動分析計、例えば、トリハロメタン
自動分析計8においては、前述のように多くの利点を備
えている。しかしながら、トリハロメタンを測定する原
理に膜分離−蛍光検出法を採用しているために、トリハ
ロメタンの各成分の膜分離速度および蛍光検出波長がほ
ぼ同一であることによって、その分別定量ができず、ト
リハロメタンのある1つの成分の標準液、例えば、クロ
ロホルムの標準液(例えば、標準液75である)による
出力(検量線)から換算して、トリハロメタンの各成分
の濃度和,つまり総トリハロメタンにおおよそ相当する
濃度を演算・出力していることになる。
【0030】ここで、トリハロメタン自動分析計が厳密
に総トリハロメタン濃度を測定できない理由は、表1に
示したトリハロメタンの各成分の分子量や分離部(例え
ば、分離部81である)での各々の膜分離量などに差が
あるため、各成分の検出感度に差が生じてしまうからで
ある。トリハロメタンの成分の1つであるクロロホルム
の検出感度を100とした場合の、同一濃度(例えば、
0.1〔mg/L〕である)におけるトリハロメタンの
他の成分の相対感度は、おおよそ表2中に示した値であ
る。表2から、試料水(例えば、試料水71である)中
に臭素系トリハロメタン(ブロモジクロロメタン,ジブ
ロモクロロメタンおよびブロモホルム)が多く存在する
場合には、トリハロメタン自動分析計で検出される総ト
リハロメタン濃度は、GCで測定される実際の濃度と比
較して低くなり、差が生じることになるのである。
に総トリハロメタン濃度を測定できない理由は、表1に
示したトリハロメタンの各成分の分子量や分離部(例え
ば、分離部81である)での各々の膜分離量などに差が
あるため、各成分の検出感度に差が生じてしまうからで
ある。トリハロメタンの成分の1つであるクロロホルム
の検出感度を100とした場合の、同一濃度(例えば、
0.1〔mg/L〕である)におけるトリハロメタンの
他の成分の相対感度は、おおよそ表2中に示した値であ
る。表2から、試料水(例えば、試料水71である)中
に臭素系トリハロメタン(ブロモジクロロメタン,ジブ
ロモクロロメタンおよびブロモホルム)が多く存在する
場合には、トリハロメタン自動分析計で検出される総ト
リハロメタン濃度は、GCで測定される実際の濃度と比
較して低くなり、差が生じることになるのである。
【0031】
【表2】 この発明は、前述の従来技術の問題点に鑑みなされたも
のであり、その目的は、トリハロメタンの各成分の濃度
を分別して取得できるように改良されたトリハロメタン
自動分析計を提供することにある。
のであり、その目的は、トリハロメタンの各成分の濃度
を分別して取得できるように改良されたトリハロメタン
自動分析計を提供することにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】この発明では前述の目的
は、 1)トリハロメタン自動分析計を、精製水,標準液およ
びトリハロメタンが含まれた試料水の流路をそれぞれ切
り換える電磁弁を少なくとも有し,精製水・試料水また
は標準液の内のいずれかと酸性還元剤溶液とが混合され
た試料溶液の供給をそれぞれ切り換えて行う試料溶液供
給部と、ニコチン酸アミド溶液と水酸化ナトリウム溶液
とが混合されたキャリア溶液の流路と,精製水の流路を
切り換える電磁弁を少なくとも有し,キャリア溶液と精
製水の供給とをそれぞれ切り換えて行うキャリア溶液供
給部と、分離部と、分離部が有する再溶解部で得られた
キャリア溶液中のトリハロメタンをキャリア溶液中のニ
コチン酸アミドと反応させて蛍光物質の生成を行う反応
部と、反応部で得られた蛍光物質を含むキャリア溶液を
必要に応じた後処理を経た後に流入させ,このキャリア
溶液に含まれる蛍光物質の蛍光強度に応じた電気信号の
出力を行う検出部と、検出部から出力された電気信号を
入力し,この電気信号に応じたトリハロメタンの濃度の
演算を行うと共に,必要に応じてこの演算結果の表示,
記録を行う演算部と、予め設定された条件に従い少なく
とも前記の電磁弁および分離部が有する電磁弁を作動さ
せて試料水の一定時間毎の自動測定を行わしめ,前記の
自動測定の終了の都度少なくとも前記の電磁弁を切り換
えて,キャリアガス・キャリア溶液および試料溶液の流
路に残留するキャリアガス・キャリア溶液と試料溶液の
それぞれを,清浄なキャリアガス・精製水および精製水
と酸性還元剤溶液との混合液で置換した後に測定を休止
させる運転制御部とを備え、分離部は、ほぼ一定の圧力
および流量を持つキャリアガスを供給するキャリアガス
供給部と、キャリアガス供給部から供給されたキャリア
ガスと試料溶液供給部から供給された試料溶液とを流入
させ,試料溶液に含まれたトリハロメタンを微孔性膜を
介してキャリアガスに移行させてトリハロメタンが含ま
れるキャリアガスの生成を行う抽出部と、抽出部で得ら
れたトリハロメタンが含まれるキャリアガスが供給され
てトリハロメタンの各成分が互いに時間間隔を持たせら
れた状態とされる分別を行うカラムと、カラムによって
各成分が分別されたトリハロメタンが含まれるキャリア
ガスとキャリア溶液供給部から供給されたキャリア溶液
との供給を受け,トリハロメタンを含むキャリアガスを
微孔性膜を介してその各成分が分別された状態を維持し
てキャリア溶液に移行させ,各成分が分別されたトリハ
ロメタンが含まれたキャリア溶液の生成を行う再溶解部
と、トリハロメタンが含まれたほぼ一定量のキャリアガ
スのカラムへの供給と,キャリアガスの流路への清浄な
キャリアガスの供給とを切り換え得る複数の電磁弁とを
有する構成とすること、により達成される。
は、 1)トリハロメタン自動分析計を、精製水,標準液およ
びトリハロメタンが含まれた試料水の流路をそれぞれ切
り換える電磁弁を少なくとも有し,精製水・試料水また
は標準液の内のいずれかと酸性還元剤溶液とが混合され
た試料溶液の供給をそれぞれ切り換えて行う試料溶液供
給部と、ニコチン酸アミド溶液と水酸化ナトリウム溶液
とが混合されたキャリア溶液の流路と,精製水の流路を
切り換える電磁弁を少なくとも有し,キャリア溶液と精
製水の供給とをそれぞれ切り換えて行うキャリア溶液供
給部と、分離部と、分離部が有する再溶解部で得られた
キャリア溶液中のトリハロメタンをキャリア溶液中のニ
コチン酸アミドと反応させて蛍光物質の生成を行う反応
部と、反応部で得られた蛍光物質を含むキャリア溶液を
必要に応じた後処理を経た後に流入させ,このキャリア
溶液に含まれる蛍光物質の蛍光強度に応じた電気信号の
出力を行う検出部と、検出部から出力された電気信号を
入力し,この電気信号に応じたトリハロメタンの濃度の
演算を行うと共に,必要に応じてこの演算結果の表示,
記録を行う演算部と、予め設定された条件に従い少なく
とも前記の電磁弁および分離部が有する電磁弁を作動さ
せて試料水の一定時間毎の自動測定を行わしめ,前記の
自動測定の終了の都度少なくとも前記の電磁弁を切り換
えて,キャリアガス・キャリア溶液および試料溶液の流
路に残留するキャリアガス・キャリア溶液と試料溶液の
それぞれを,清浄なキャリアガス・精製水および精製水
と酸性還元剤溶液との混合液で置換した後に測定を休止
させる運転制御部とを備え、分離部は、ほぼ一定の圧力
および流量を持つキャリアガスを供給するキャリアガス
供給部と、キャリアガス供給部から供給されたキャリア
ガスと試料溶液供給部から供給された試料溶液とを流入
させ,試料溶液に含まれたトリハロメタンを微孔性膜を
介してキャリアガスに移行させてトリハロメタンが含ま
れるキャリアガスの生成を行う抽出部と、抽出部で得ら
れたトリハロメタンが含まれるキャリアガスが供給され
てトリハロメタンの各成分が互いに時間間隔を持たせら
れた状態とされる分別を行うカラムと、カラムによって
各成分が分別されたトリハロメタンが含まれるキャリア
ガスとキャリア溶液供給部から供給されたキャリア溶液
との供給を受け,トリハロメタンを含むキャリアガスを
微孔性膜を介してその各成分が分別された状態を維持し
てキャリア溶液に移行させ,各成分が分別されたトリハ
ロメタンが含まれたキャリア溶液の生成を行う再溶解部
と、トリハロメタンが含まれたほぼ一定量のキャリアガ
スのカラムへの供給と,キャリアガスの流路への清浄な
キャリアガスの供給とを切り換え得る複数の電磁弁とを
有する構成とすること、により達成される。
【0033】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、この項の以下の説明におい
ては、図9,図10に示した一般例のガスクロマトグラ
フ、および、図11,図12に示した従来例のトリハロ
メタン自動分析計と同一部分には同じ符号を付し、その
説明を省略する。また、この項の以後の説明に用いる図
中には、図9〜図12で付した符号については、極力代
表的な符号のみを記すようにしている。
を参照して説明する。なお、この項の以下の説明におい
ては、図9,図10に示した一般例のガスクロマトグラ
フ、および、図11,図12に示した従来例のトリハロ
メタン自動分析計と同一部分には同じ符号を付し、その
説明を省略する。また、この項の以後の説明に用いる図
中には、図9〜図12で付した符号については、極力代
表的な符号のみを記すようにしている。
【0034】図1は、この発明の実施の形態の一例によ
るトリハロメタン自動分析計の要部を示すその模式図で
あり、図2は、図1中に示した分離部の主要部の模式図
である。図3は、図1に示したトリハロメタン自動分析
計において、校正操作時に得られる検出部の出力波形を
模式的に示す線図であり、図4は、図1に示したトリハ
ロメタン自動分析計において、測定時に得られる検出部
の出力波形を模式的に示す線図である。なお、図1中に
は、図2で付した符号については、極力代表的な符号の
みを記すようにした。図1,図2において、1は、図1
1,図12に示した従来例によるトリハロメタン自動分
析計8に対して、分離部81,試料溶液供給部7,運転
制御部59に替えて、分離部2,試料溶液供給部7A,
運転制御部59Aを用いると共に、エア供給部54を用
いないようにしたトリハロメタン自動分析計である。
るトリハロメタン自動分析計の要部を示すその模式図で
あり、図2は、図1中に示した分離部の主要部の模式図
である。図3は、図1に示したトリハロメタン自動分析
計において、校正操作時に得られる検出部の出力波形を
模式的に示す線図であり、図4は、図1に示したトリハ
ロメタン自動分析計において、測定時に得られる検出部
の出力波形を模式的に示す線図である。なお、図1中に
は、図2で付した符号については、極力代表的な符号の
みを記すようにした。図1,図2において、1は、図1
1,図12に示した従来例によるトリハロメタン自動分
析計8に対して、分離部81,試料溶液供給部7,運転
制御部59に替えて、分離部2,試料溶液供給部7A,
運転制御部59Aを用いると共に、エア供給部54を用
いないようにしたトリハロメタン自動分析計である。
【0035】分離部2は、この発明における最も特長的
な構成を備える装置であり、従来例のトリハロメタン自
動分析計8が備える分離部81の構成(模式図,図1
2)と対比させた場合のこの分離部2の主要部の構成
を、模式図として図2に示している。まず、従来例によ
る分離部81と対比させるために、図2を用いて分離部
2の主要部の構成について説明をする。
な構成を備える装置であり、従来例のトリハロメタン自
動分析計8が備える分離部81の構成(模式図,図1
2)と対比させた場合のこの分離部2の主要部の構成
を、模式図として図2に示している。まず、従来例によ
る分離部81と対比させるために、図2を用いて分離部
2の主要部の構成について説明をする。
【0036】分離部2は、従来例における分離部81
を、抽出部3と再溶解部4とに機能を分離すると共に、
抽出部3と再溶解部4との間にすでに説明済のカラム9
を設置する基本構成としている。抽出部3には、微孔性
膜811で互いに隔離されて、試料溶液7Yとキャリア
ガス21Aが通流され、抽出部3は、試料溶液7Y中の
トリハロメタンを微孔性膜811によって膜分離をさ
せ、キャリアガス21A中に抽出させる(トリハロメタ
ンを含むキャリアガスを、以降、キャリアガス21Xと
称する)機能を担っている。なお、図1,図2中に例示
した抽出部3では、キャリアガス21Aを流入させる流
入口とキャリアガス21Xを流出させる流出口とをそれ
ぞれ2個有している。
を、抽出部3と再溶解部4とに機能を分離すると共に、
抽出部3と再溶解部4との間にすでに説明済のカラム9
を設置する基本構成としている。抽出部3には、微孔性
膜811で互いに隔離されて、試料溶液7Yとキャリア
ガス21Aが通流され、抽出部3は、試料溶液7Y中の
トリハロメタンを微孔性膜811によって膜分離をさ
せ、キャリアガス21A中に抽出させる(トリハロメタ
ンを含むキャリアガスを、以降、キャリアガス21Xと
称する)機能を担っている。なお、図1,図2中に例示
した抽出部3では、キャリアガス21Aを流入させる流
入口とキャリアガス21Xを流出させる流出口とをそれ
ぞれ2個有している。
【0037】このキャリアガス21Xはカラム9に供給
される。カラム9に流入したキャリアガス21X中のト
リハロメタンは、前述したカラム9が備えている機能に
より各成分に分別される(各成分が分別されたトリハロ
メタンを含むキャリアガスを、以降、キャリアガス21
Yと称する)ことになる。このキャリアガス21Yは、
再溶解部4に供給される。カラム9は、ここに示した事
例の場合には、管体9Aとしてはステンレス鋼製の管
が、また、充填剤9Bとしては、トリハロメタンを分別
する能力の高い充填剤が選択されている。
される。カラム9に流入したキャリアガス21X中のト
リハロメタンは、前述したカラム9が備えている機能に
より各成分に分別される(各成分が分別されたトリハロ
メタンを含むキャリアガスを、以降、キャリアガス21
Yと称する)ことになる。このキャリアガス21Yは、
再溶解部4に供給される。カラム9は、ここに示した事
例の場合には、管体9Aとしてはステンレス鋼製の管
が、また、充填剤9Bとしては、トリハロメタンを分別
する能力の高い充填剤が選択されている。
【0038】カラム9に用いられる充填剤9Bの例を市
販品の中からあげると、担体としてはクロモソルブWで
あり、液相としてはメチルフェニルシリコン類(DC−
550など)が有力である。カラム9は、前述したよう
に適温(例えば、70〜150〔℃〕)に加熱・保温さ
れる必要がある装置であるが、図1,図2においては加
熱・保温のための装置類の図示を省略した。なお、トリ
ハロメタン自動分析計1では、カラム9以外にも加熱と
その温度の保持を受ける必要のある装置(例えば、抽出
部3や再溶解部4は、通常、50〜90〔℃〕程度に加
熱・保温されることが好ましい)が用いられているが、
これ等についても、カラム9の場合と同様に、加熱・保
温のための装置類の図示を省略している。
販品の中からあげると、担体としてはクロモソルブWで
あり、液相としてはメチルフェニルシリコン類(DC−
550など)が有力である。カラム9は、前述したよう
に適温(例えば、70〜150〔℃〕)に加熱・保温さ
れる必要がある装置であるが、図1,図2においては加
熱・保温のための装置類の図示を省略した。なお、トリ
ハロメタン自動分析計1では、カラム9以外にも加熱と
その温度の保持を受ける必要のある装置(例えば、抽出
部3や再溶解部4は、通常、50〜90〔℃〕程度に加
熱・保温されることが好ましい)が用いられているが、
これ等についても、カラム9の場合と同様に、加熱・保
温のための装置類の図示を省略している。
【0039】再溶解部4には、微孔性膜811で互いに
隔離されて、キャリアガス21Yとキャリア溶液6Aが
通流され、再溶解部4は、トリハロメタンを含むキャリ
アガスであるキャリアガス21Yを、トリハロメタンの
各成分が分別された状態を維持して、微孔性膜811を
介してキャリア溶液6A中に移行させる(各成分が分別
されたトリハロメタンが含まれたキャリア溶液を、以
降、キャリア溶液6Yと称する)機能を分担している。
ここで、抽出部3と再溶解部4に用いられる微孔性膜8
11の形状について述べると、微孔性膜811には、例
えば、平膜状,チューブ状などの適宜の形状のものの採
用が可能であり、また、抽出部3と再溶解部4とに用い
る微孔性膜811は、同一形状である必要は無いもので
ある。
隔離されて、キャリアガス21Yとキャリア溶液6Aが
通流され、再溶解部4は、トリハロメタンを含むキャリ
アガスであるキャリアガス21Yを、トリハロメタンの
各成分が分別された状態を維持して、微孔性膜811を
介してキャリア溶液6A中に移行させる(各成分が分別
されたトリハロメタンが含まれたキャリア溶液を、以
降、キャリア溶液6Yと称する)機能を分担している。
ここで、抽出部3と再溶解部4に用いられる微孔性膜8
11の形状について述べると、微孔性膜811には、例
えば、平膜状,チューブ状などの適宜の形状のものの採
用が可能であり、また、抽出部3と再溶解部4とに用い
る微孔性膜811は、同一形状である必要は無いもので
ある。
【0040】分離部2は、前記の基本構成に加えて、キ
ャリアガス21Aを一定の圧力および流量として供給を
行うキャリアガス供給部21と、キャリアガス21A,
21Xの流路に設置された電磁弁35,36,37,3
8,39からなる電磁弁群が備えられている。キャリア
ガス供給部21は、この事例の場合には、例えば、高純
度の窒素ガスであるキャリアガス21Aが高圧状態で貯
留された周知のキャリアガスボンベ211と、キャリア
ガスボンベ211から一定の圧力としてキャリアガス2
1Aを取り出すための周知の圧力調整器212と、キャ
リアガス21Aを一定の流量として供給するための周知
の流量制御器213と、キャリアガスボンベ211から
得られたキャリアガス21Aを清浄化するための周知の
活性炭装置214とを有している。
ャリアガス21Aを一定の圧力および流量として供給を
行うキャリアガス供給部21と、キャリアガス21A,
21Xの流路に設置された電磁弁35,36,37,3
8,39からなる電磁弁群が備えられている。キャリア
ガス供給部21は、この事例の場合には、例えば、高純
度の窒素ガスであるキャリアガス21Aが高圧状態で貯
留された周知のキャリアガスボンベ211と、キャリア
ガスボンベ211から一定の圧力としてキャリアガス2
1Aを取り出すための周知の圧力調整器212と、キャ
リアガス21Aを一定の流量として供給するための周知
の流量制御器213と、キャリアガスボンベ211から
得られたキャリアガス21Aを清浄化するための周知の
活性炭装置214とを有している。
【0041】電磁弁群の内、電磁弁37は、キャリアガ
ス供給部21とカラム9との間を接続するキャリアガス
21A,21Xの流路に介挿されている。電磁弁35,
36は、キャリアガス供給部21と電磁弁37との間の
キャリアガス21Aの流路と、抽出部3が有する2個の
流入口との間にそれぞれ介挿されている。電磁弁38
は、電磁弁37とカラム9との間のキャリアガス21
A,21Xの流路と、抽出部3が有する一方の流出口と
の間(すなわち、トリハロメタン自動分析計1の測定時
におけるキャリアガス21Xの流路である)に介挿され
ている。また、電磁弁39は、抽出部3が有する他方の
流出口に接続されたキャリアガス21Aによるパージ用
の流路に介挿されている。これ等の電磁弁群は、いずれ
も、運転制御部59Aからの指令59eを受けて、その
開閉動作が行われる。
ス供給部21とカラム9との間を接続するキャリアガス
21A,21Xの流路に介挿されている。電磁弁35,
36は、キャリアガス供給部21と電磁弁37との間の
キャリアガス21Aの流路と、抽出部3が有する2個の
流入口との間にそれぞれ介挿されている。電磁弁38
は、電磁弁37とカラム9との間のキャリアガス21
A,21Xの流路と、抽出部3が有する一方の流出口と
の間(すなわち、トリハロメタン自動分析計1の測定時
におけるキャリアガス21Xの流路である)に介挿され
ている。また、電磁弁39は、抽出部3が有する他方の
流出口に接続されたキャリアガス21Aによるパージ用
の流路に介挿されている。これ等の電磁弁群は、いずれ
も、運転制御部59Aからの指令59eを受けて、その
開閉動作が行われる。
【0042】試料溶液供給部7Aは、従来例における試
料溶液供給部7に対して、標準液として、総トリハロメ
タンの4種類の成分(クロロホルム,ブロモジクロロメ
タン,ジブロモクロロメタンおよびブロモホルムであ
る)のそれぞれを所定の濃度として混合した標準液75
Aを用いることのみが異なる装置である。また、運転制
御部59Aは、従来例における運転制御部59に対し
て、エア供給部54用の指令59cの出力を行わないよ
うにすると共に、分離部2に備えられた電磁弁群を制御
する指令59eを出力するようにした装置である。この
運転制御部59Aは、例えば、従来例の運転制御部59
と同様に、周知のcpuを備えた電子制御回路装置であ
って、試料溶液供給部7A,キャリア溶液供給部6,演
算部58,分離部2の制御をそれぞれ行うための内容を
持つ指令59a,59b,59d,59eを予め設定さ
れた条件により出力をするプログラムを有している。
料溶液供給部7に対して、標準液として、総トリハロメ
タンの4種類の成分(クロロホルム,ブロモジクロロメ
タン,ジブロモクロロメタンおよびブロモホルムであ
る)のそれぞれを所定の濃度として混合した標準液75
Aを用いることのみが異なる装置である。また、運転制
御部59Aは、従来例における運転制御部59に対し
て、エア供給部54用の指令59cの出力を行わないよ
うにすると共に、分離部2に備えられた電磁弁群を制御
する指令59eを出力するようにした装置である。この
運転制御部59Aは、例えば、従来例の運転制御部59
と同様に、周知のcpuを備えた電子制御回路装置であ
って、試料溶液供給部7A,キャリア溶液供給部6,演
算部58,分離部2の制御をそれぞれ行うための内容を
持つ指令59a,59b,59d,59eを予め設定さ
れた条件により出力をするプログラムを有している。
【0043】図1,図2に示すこの発明の実施の形態の
一例によるトリハロメタン自動分析計1では前述の構成
を持つので、その基本的な動作は従来例によるトリハロ
メタン自動分析計8と同一である。以降において、トリ
ハロメタン自動分析計8とは異なる部分を主体にして、
トリハロメタン自動分析計1の動作を、試料水源79が
常時通水している上水である試料水71に対し、試料水
71に含まれているトリハロメタンの分別測定を行う場
合につきその要点の説明をする。
一例によるトリハロメタン自動分析計1では前述の構成
を持つので、その基本的な動作は従来例によるトリハロ
メタン自動分析計8と同一である。以降において、トリ
ハロメタン自動分析計8とは異なる部分を主体にして、
トリハロメタン自動分析計1の動作を、試料水源79が
常時通水している上水である試料水71に対し、試料水
71に含まれているトリハロメタンの分別測定を行う場
合につきその要点の説明をする。
【0044】まず、運転制御部59Aに、標準液75A
のトリハロメタンの4種類の成分の濃度値や,試料水7
1に対するトリハロメタンの測定間隔(例えば、1〜6
時間毎に設定される)などの、トリハロメタン自動分析
計1の自動運転に必要となる諸データが入力される。こ
の状態において、試料溶液供給部7では、指令59aに
基づいて精製水74と酸性還元剤溶液76との混合溶液
が抽出部3に供給され、キャリアガス供給部21から
は、キャリアガス21Aが供給され、また、キャリア溶
液供給部6からは、キャリア溶液6Aが再溶解部4に供
給されて暖機運転が開始される。
のトリハロメタンの4種類の成分の濃度値や,試料水7
1に対するトリハロメタンの測定間隔(例えば、1〜6
時間毎に設定される)などの、トリハロメタン自動分析
計1の自動運転に必要となる諸データが入力される。こ
の状態において、試料溶液供給部7では、指令59aに
基づいて精製水74と酸性還元剤溶液76との混合溶液
が抽出部3に供給され、キャリアガス供給部21から
は、キャリアガス21Aが供給され、また、キャリア溶
液供給部6からは、キャリア溶液6Aが再溶解部4に供
給されて暖機運転が開始される。
【0045】その際、キャリアガス21Aは、圧力調整
器212によってガス圧を数〔kg/cm2 〕程度に、
また、流量制御器213によってガス流量を数十〔mL
/min〕程度にそれぞれ調整される。また、分離部2
に備えらた電磁弁群は、指令59eに基づいて、電磁弁
37のみが開かれ、電磁弁35,36,38および39
は閉じられた状態とされる。これによって、キャリアガ
ス21Aは、カラム9と再溶解部4のキャリアガス21
Yが通流される部位に導入されることになる。
器212によってガス圧を数〔kg/cm2 〕程度に、
また、流量制御器213によってガス流量を数十〔mL
/min〕程度にそれぞれ調整される。また、分離部2
に備えらた電磁弁群は、指令59eに基づいて、電磁弁
37のみが開かれ、電磁弁35,36,38および39
は閉じられた状態とされる。これによって、キャリアガ
ス21Aは、カラム9と再溶解部4のキャリアガス21
Yが通流される部位に導入されることになる。
【0046】暖機運転の終了後、校正操作を行う場合に
は、直前に調整された標準液75Aが、トリハロメタン
自動分析計1が備える試料溶液供給部7Aにセットさ
れ、トリハロメタンの各成分の検量線の作成が行われ
る。この場合には、試料溶液供給部7Aでは、指令59
aによって電磁弁741が閉じられると共に電磁弁75
1のみが開かれることに切り換えられるので、試料溶液
供給部7Aは、標準液75Aと酸性還元剤溶液76との
混合溶液を、通流路82を介して抽出部3に供給を行う
ことになる。これにより、抽出部3のキャリアガス21
Aが通流される部位には、標準液75Aに対応する成分
を持つトリハロメタンガス(以降、混合トリハロメタン
ガスと称することがある。)が微孔性膜811によって
膜分離されて抽出されてくる。
は、直前に調整された標準液75Aが、トリハロメタン
自動分析計1が備える試料溶液供給部7Aにセットさ
れ、トリハロメタンの各成分の検量線の作成が行われ
る。この場合には、試料溶液供給部7Aでは、指令59
aによって電磁弁741が閉じられると共に電磁弁75
1のみが開かれることに切り換えられるので、試料溶液
供給部7Aは、標準液75Aと酸性還元剤溶液76との
混合溶液を、通流路82を介して抽出部3に供給を行う
ことになる。これにより、抽出部3のキャリアガス21
Aが通流される部位には、標準液75Aに対応する成分
を持つトリハロメタンガス(以降、混合トリハロメタン
ガスと称することがある。)が微孔性膜811によって
膜分離されて抽出されてくる。
【0047】抽出部3のキャリアガス21Aが通流され
る部位における混合トリハロメタンガスの濃度が一定と
なった時点で、分離部2に備えらた電磁弁群は、指令5
9eに基づいて、電磁弁37が閉じられと共に電磁弁3
6,38が開かれる状態に切り換えられる。抽出部3の
キャリアガス21Aが通流される部位に移行されていた
混合トリハロメタンガスは、キャリアガス21Aに含ま
れてキャリアガス21Xとしてカラム9に導入される。
キャリアガス21Xが導入されたカラム9では、混合ト
リハロメタンガスが、カラム9が持つ前述の機能によっ
て、トリハロメタンの各成分が互いに時間差をもって分
別されることになる。
る部位における混合トリハロメタンガスの濃度が一定と
なった時点で、分離部2に備えらた電磁弁群は、指令5
9eに基づいて、電磁弁37が閉じられと共に電磁弁3
6,38が開かれる状態に切り換えられる。抽出部3の
キャリアガス21Aが通流される部位に移行されていた
混合トリハロメタンガスは、キャリアガス21Aに含ま
れてキャリアガス21Xとしてカラム9に導入される。
キャリアガス21Xが導入されたカラム9では、混合ト
リハロメタンガスが、カラム9が持つ前述の機能によっ
て、トリハロメタンの各成分が互いに時間差をもって分
別されることになる。
【0048】このトリハロメタンの各成分はキャリアガ
ス21Aに含まれた状態でキャリアガス21Yとして再
溶解部4に導入されるが、その際各成分はそれぞれ異な
る到達速度で再溶解部4に導入され、再溶解部4を通過
後、トリハロメタン自動分析計1の外部に排出される。
キャリアガス21Yが導入された再溶解部4では、キャ
リアガス21Yの一部が、トリハロメタンの各成分毎の
時間差がそのままに保持されて微孔性膜811を介して
移行され、キャリア溶液6A中に再溶解されてキャリア
溶液6Yが生成される。
ス21Aに含まれた状態でキャリアガス21Yとして再
溶解部4に導入されるが、その際各成分はそれぞれ異な
る到達速度で再溶解部4に導入され、再溶解部4を通過
後、トリハロメタン自動分析計1の外部に排出される。
キャリアガス21Yが導入された再溶解部4では、キャ
リアガス21Yの一部が、トリハロメタンの各成分毎の
時間差がそのままに保持されて微孔性膜811を介して
移行され、キャリア溶液6A中に再溶解されてキャリア
溶液6Yが生成される。
【0049】図2中に、抽出部3,カラム9および再溶
解部4における、トリハロメタンの抽出,分別,再溶解
などの状況を、模式的に示している。図2中には、トリ
ハロメタンの各成分に対して符号A,B,CおよびDが
付されているが、これ等の符号が意味するところは図1
2の場合と同一であって、それぞれ、クロロホルム,ブ
ロモジクロロメタン,ジブロモクロロメタンおよびブロ
モホルムを意味している。また、このことは、図3,図
4においても同様である。
解部4における、トリハロメタンの抽出,分別,再溶解
などの状況を、模式的に示している。図2中には、トリ
ハロメタンの各成分に対して符号A,B,CおよびDが
付されているが、これ等の符号が意味するところは図1
2の場合と同一であって、それぞれ、クロロホルム,ブ
ロモジクロロメタン,ジブロモクロロメタンおよびブロ
モホルムを意味している。また、このことは、図3,図
4においても同様である。
【0050】再溶解部4で生成されたキャリア溶液6Y
は、従来例のトリハロメタン自動分析計8におけるキャ
リア溶液6Xの場合と同一の経路によって、反応部5
1、脱泡部52、検出部53の順序で通流される。その
間、反応部51では、キャリア溶液6Xの場合と同様に
して、キャリア溶液6Yに含まれたトリハロメタンの各
成分がキャリア溶液6Y中のニコチン酸アミドと反応す
ることで各成分の濃度に対応した蛍光物質が互いに時間
差をもって生成される。この生成された蛍光物質が検出
部53で順次検出されて、トリハロメタンの各成分の濃
度に対応する内容を持つ出力53aとして出力される。
は、従来例のトリハロメタン自動分析計8におけるキャ
リア溶液6Xの場合と同一の経路によって、反応部5
1、脱泡部52、検出部53の順序で通流される。その
間、反応部51では、キャリア溶液6Xの場合と同様に
して、キャリア溶液6Yに含まれたトリハロメタンの各
成分がキャリア溶液6Y中のニコチン酸アミドと反応す
ることで各成分の濃度に対応した蛍光物質が互いに時間
差をもって生成される。この生成された蛍光物質が検出
部53で順次検出されて、トリハロメタンの各成分の濃
度に対応する内容を持つ出力53aとして出力される。
【0051】したがって、トリハロメタン自動分析計1
の場合の出力53aは、図3に例示するように、トリハ
ロメタンの各成分に対応する出力が、各成分のピークが
経時的に現れる波形として出力される(図10も参照)
ことになる。すなわち、トリハロメタンの各成分に対応
する出力波形は、そのピークが互いに異なる保持時間t
H によって区分された状態として出力される。この出力
波形の、それぞれのトリハロメタンの成分に対応するピ
ーク値PS または面積Q〔図10(c)を参照〕を、ト
リハロメタンの各成分の濃度で割ることで得られた値
が、トリハロメタンの各成分の検量線の傾きである。出
力53aが演算部58に与えられることで、演算部58
が有する信号処理部581で前記の検量線の傾きが演算
されて、演算部58が有する記録部583に適宜の方法
によって記録される。
の場合の出力53aは、図3に例示するように、トリハ
ロメタンの各成分に対応する出力が、各成分のピークが
経時的に現れる波形として出力される(図10も参照)
ことになる。すなわち、トリハロメタンの各成分に対応
する出力波形は、そのピークが互いに異なる保持時間t
H によって区分された状態として出力される。この出力
波形の、それぞれのトリハロメタンの成分に対応するピ
ーク値PS または面積Q〔図10(c)を参照〕を、ト
リハロメタンの各成分の濃度で割ることで得られた値
が、トリハロメタンの各成分の検量線の傾きである。出
力53aが演算部58に与えられることで、演算部58
が有する信号処理部581で前記の検量線の傾きが演算
されて、演算部58が有する記録部583に適宜の方法
によって記録される。
【0052】ところで、前記した電磁弁37が閉じられ
と共に電磁弁36,38が開かれる状態に切り換えられ
ることで、一定体積の混合トリハロメタンガスをキャリ
アガス21Xの通流路に合流させた後(一定時間の経過
後)、指令59eに基づいて、再び電磁弁37が開,電
磁弁36および電磁弁38が閉にされると共に、電磁弁
35,39が一定時間開かれることで、キャリアガス2
1Aによって、抽出部3のキャリアガス21Aが通流さ
れる部位のパージが行われ、この部位に残留していたキ
ャリアガス21Xをトリハロメタン自動分析計1の外部
に排出するという、測定に備える処置が行われる。
と共に電磁弁36,38が開かれる状態に切り換えられ
ることで、一定体積の混合トリハロメタンガスをキャリ
アガス21Xの通流路に合流させた後(一定時間の経過
後)、指令59eに基づいて、再び電磁弁37が開,電
磁弁36および電磁弁38が閉にされると共に、電磁弁
35,39が一定時間開かれることで、キャリアガス2
1Aによって、抽出部3のキャリアガス21Aが通流さ
れる部位のパージが行われ、この部位に残留していたキ
ャリアガス21Xをトリハロメタン自動分析計1の外部
に排出するという、測定に備える処置が行われる。
【0053】校正操作が終了すると、指令59aが測定
状態に切り換えられことで、試料溶液供給部7Aは、電
磁弁751が閉じられると共に電磁弁72のみが開かれ
る状態に切り換えられて、トリハロメタン自動分析計1
は測定状態にされる。この状態においては、標準液75
Aに替えて試料水71を用いること以外は前記した校正
操作を行う場合と同一の手順で、試料水71に関するト
リハロメタンの測定が実行される。その際、トリハロメ
タンの各成分の微孔性膜811における各々の膜分離度
は、校正操作時の場合と同じである。
状態に切り換えられことで、試料溶液供給部7Aは、電
磁弁751が閉じられると共に電磁弁72のみが開かれ
る状態に切り換えられて、トリハロメタン自動分析計1
は測定状態にされる。この状態においては、標準液75
Aに替えて試料水71を用いること以外は前記した校正
操作を行う場合と同一の手順で、試料水71に関するト
リハロメタンの測定が実行される。その際、トリハロメ
タンの各成分の微孔性膜811における各々の膜分離度
は、校正操作時の場合と同じである。
【0054】この測定においても、図4に例示するよう
に、検出部53からは、試料水71に含まれるトリハロ
メタンの各成分の濃度に対応した出力53aが、各成分
のピークが経時的に現れる波形として得られる。この出
力53aを入力した演算部58は、それぞれのトリハロ
メタンの成分に対応するピーク値PS または面積Qと、
校正操作で取得済の前記の検量線の傾きとから、トリハ
ロメタンの各成分の濃度,および総トリハロメタンの濃
度を自動的に演算を行う。そうして、その演算結果は、
記録部583に記録をすると共に、表示部582に表示
をする。
に、検出部53からは、試料水71に含まれるトリハロ
メタンの各成分の濃度に対応した出力53aが、各成分
のピークが経時的に現れる波形として得られる。この出
力53aを入力した演算部58は、それぞれのトリハロ
メタンの成分に対応するピーク値PS または面積Qと、
校正操作で取得済の前記の検量線の傾きとから、トリハ
ロメタンの各成分の濃度,および総トリハロメタンの濃
度を自動的に演算を行う。そうして、その演算結果は、
記録部583に記録をすると共に、表示部582に表示
をする。
【0055】これまでに説明してきたところにより、こ
の発明になるトリハロメタン自動分析計1では、分離部
2を前記のような構成とすることによって、試料水71
や標準液75Aに含まれるトリハロメタンは、抽出部3
が持つ微孔性膜811による膜分離から始まって、以
降、カラム9による分別、反応部51での蛍光物質の生
成反応、および検出部53での蛍光検出までの一連の操
作によって、各成分の濃度および総トリハロメタンの濃
度の測定が自動的に遂行される。
の発明になるトリハロメタン自動分析計1では、分離部
2を前記のような構成とすることによって、試料水71
や標準液75Aに含まれるトリハロメタンは、抽出部3
が持つ微孔性膜811による膜分離から始まって、以
降、カラム9による分別、反応部51での蛍光物質の生
成反応、および検出部53での蛍光検出までの一連の操
作によって、各成分の濃度および総トリハロメタンの濃
度の測定が自動的に遂行される。
【0056】これにより、従来例のトリハロメタン自動
分析計8が持つ、トリハロメタンの各成分毎の相対感度
値の相異することにかかわる前述の問題を、トリハロメ
タン自動分析計1では解決することができることにな
る。しかも、トリハロメタン自動分析計1ではカラム9
を採用しながらも、校正,測定などにかかわる操作のほ
とんどが前記したように自動的に遂行されるので、高い
熟練を要することなくトリハロメタンの濃度の測定を実
施することができる。
分析計8が持つ、トリハロメタンの各成分毎の相対感度
値の相異することにかかわる前述の問題を、トリハロメ
タン自動分析計1では解決することができることにな
る。しかも、トリハロメタン自動分析計1ではカラム9
を採用しながらも、校正,測定などにかかわる操作のほ
とんどが前記したように自動的に遂行されるので、高い
熟練を要することなくトリハロメタンの濃度の測定を実
施することができる。
【0057】したがって、GCが持つ前述した問題点を
全て解決することができていることにもなるのである。
トリハロメタン自動分析計1では前記のことに加えて、
キャリア溶液6Aの固化などが生じないことによって,
長期間にわたる連続測定を行えること、あるいは、試薬
の無駄な使用が無いことなどによって経済性が高いこと
などの、トリハロメタン自動分析計8などの従来技術の
トリハロメタン自動分析計が持つその優位性はそのまま
保持することができているのである。
全て解決することができていることにもなるのである。
トリハロメタン自動分析計1では前記のことに加えて、
キャリア溶液6Aの固化などが生じないことによって,
長期間にわたる連続測定を行えること、あるいは、試薬
の無駄な使用が無いことなどによって経済性が高いこと
などの、トリハロメタン自動分析計8などの従来技術の
トリハロメタン自動分析計が持つその優位性はそのまま
保持することができているのである。
【0058】発明の実施の形態の項における今までの説
明では、トリハロメタン自動分析計が備える分離部が有
する抽出部は、キャリアガスを流入させる流入口とキャ
リアガスを流出させる流出口とをそれぞれ2個有すると
してきたが、これに限定されるものではなく、例えば、
流入口および流出口を各1個有するようにしてもよいも
のである。この場合には、トリハロメタン自動分析計の
測定時におけるキャリアガスの流路に介挿される電磁弁
と、キャリアガスによるパージ用の流路に介挿される電
磁弁とは、抽出部が1個のみを有する流出口に、ガスの
通流に関して互いに並列に接続すればよいものである。
明では、トリハロメタン自動分析計が備える分離部が有
する抽出部は、キャリアガスを流入させる流入口とキャ
リアガスを流出させる流出口とをそれぞれ2個有すると
してきたが、これに限定されるものではなく、例えば、
流入口および流出口を各1個有するようにしてもよいも
のである。この場合には、トリハロメタン自動分析計の
測定時におけるキャリアガスの流路に介挿される電磁弁
と、キャリアガスによるパージ用の流路に介挿される電
磁弁とは、抽出部が1個のみを有する流出口に、ガスの
通流に関して互いに並列に接続すればよいものである。
【0059】
【実施例】以下、この発明のトリハロメタン自動分析計
に用いられる抽出部および再溶解部の実施例を、図面を
参照して詳細に説明する。なお、この項の以下の説明に
おいては、図1,図2に示したこの発明の実施の形態の
一例のトリハロメタン自動分析計、および、図11,図
12に示した従来例のトリハロメタン自動分析計と同一
部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。
に用いられる抽出部および再溶解部の実施例を、図面を
参照して詳細に説明する。なお、この項の以下の説明に
おいては、図1,図2に示したこの発明の実施の形態の
一例のトリハロメタン自動分析計、および、図11,図
12に示した従来例のトリハロメタン自動分析計と同一
部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0060】実施例1;図5は、この発明のトリハロメ
タン自動分析計に用いられる抽出部の一実施例の主要部
を周辺装置と共に模式的に示すその断面図である。図5
において、3Aは、平膜状の微孔性膜である微孔性平膜
31(用いられている材料としては、前述の微孔性膜8
11と同様である)と、微孔性平膜31の試料溶液7Y
が通流される膜面側に配置された容器状の流体通流部3
3と、微孔性平膜31のキャリアガス21Aが通流され
る膜面側に配置された容器状の流体通流部34とを備え
た抽出部である。流体通流部33と流体通流部34は、
耐化学薬品性を持つ材料としてステンレス鋼材を用いて
形成されており、微孔性平膜31を介して組み立てられ
て、抽出部3Aの全体として気密な容器を形成してい
る。
タン自動分析計に用いられる抽出部の一実施例の主要部
を周辺装置と共に模式的に示すその断面図である。図5
において、3Aは、平膜状の微孔性膜である微孔性平膜
31(用いられている材料としては、前述の微孔性膜8
11と同様である)と、微孔性平膜31の試料溶液7Y
が通流される膜面側に配置された容器状の流体通流部3
3と、微孔性平膜31のキャリアガス21Aが通流され
る膜面側に配置された容器状の流体通流部34とを備え
た抽出部である。流体通流部33と流体通流部34は、
耐化学薬品性を持つ材料としてステンレス鋼材を用いて
形成されており、微孔性平膜31を介して組み立てられ
て、抽出部3Aの全体として気密な容器を形成してい
る。
【0061】なお、流体通流部33および流体通流部3
4の微孔性平膜31との接合部は、例えば、図示を省略
したOリングなどのシール体を用いて気密シール処理が
施されている。また、流体通流部33には、試料溶液7
Y用の流入口331と試料溶液7Y用の流出口332と
が形成され、流体通流部34には、キャリアガス21A
用の2個所の流入口341,342と、キャリアガス2
1X用の流出口343とキャリアガス21A用の流出口
344とが形成されている。試料溶液7Yやキャリアガ
ス21A,21Xを通流させるチューブとしては、耐化
学薬品性を備えると共に柔軟性も持つ材料として、ふっ
素樹脂製のチューブが用いられることが一般であるが、
抽出部3Aの流入口および流入口のそれぞれには、前記
チューブを装着するための、図示しないステンレス鋼製
の管継ぎ手が気密に装着されている。
4の微孔性平膜31との接合部は、例えば、図示を省略
したOリングなどのシール体を用いて気密シール処理が
施されている。また、流体通流部33には、試料溶液7
Y用の流入口331と試料溶液7Y用の流出口332と
が形成され、流体通流部34には、キャリアガス21A
用の2個所の流入口341,342と、キャリアガス2
1X用の流出口343とキャリアガス21A用の流出口
344とが形成されている。試料溶液7Yやキャリアガ
ス21A,21Xを通流させるチューブとしては、耐化
学薬品性を備えると共に柔軟性も持つ材料として、ふっ
素樹脂製のチューブが用いられることが一般であるが、
抽出部3Aの流入口および流入口のそれぞれには、前記
チューブを装着するための、図示しないステンレス鋼製
の管継ぎ手が気密に装着されている。
【0062】実施例2;図6は、この発明のトリハロメ
タン自動分析計に用いられる抽出部の異なる実施例の主
要部を周辺装置と共に模式的に示すその断面図である。
図6において、前記の図5と同一部分には同じ符号を付
しその説明を省略する。図6において、3Bは、チュー
ブ状の微孔性膜である微孔性チューブ膜32(用いられ
ている材料としては、前述の微孔性膜811と同様であ
る)と、微孔性チューブ膜32を装着する容器状の流体
通流部35と、流体通流部34とを備えた抽出部であ
る。流体通流部35は、耐化学薬品性を持つ材料として
ステンレス鋼材を用いて形成されており、流体通流部3
4と突き合わされて組み立てられて、抽出部3Bの全体
として気密な容器を形成している。
タン自動分析計に用いられる抽出部の異なる実施例の主
要部を周辺装置と共に模式的に示すその断面図である。
図6において、前記の図5と同一部分には同じ符号を付
しその説明を省略する。図6において、3Bは、チュー
ブ状の微孔性膜である微孔性チューブ膜32(用いられ
ている材料としては、前述の微孔性膜811と同様であ
る)と、微孔性チューブ膜32を装着する容器状の流体
通流部35と、流体通流部34とを備えた抽出部であ
る。流体通流部35は、耐化学薬品性を持つ材料として
ステンレス鋼材を用いて形成されており、流体通流部3
4と突き合わされて組み立てられて、抽出部3Bの全体
として気密な容器を形成している。
【0063】流体通流部35には、微孔性チューブ膜3
2を挿入するための貫通穴351,352が、その中心
線を互いに合致させる関係で形成されており、貫通穴3
51は試料溶液7Yの流入口を、また、貫通穴352は
試料溶液7Yの流出口をそれぞれ兼ねている。なお、流
体通流部35と流体通流部34との接合部は、例えば、
図示を省略したOリングなどのシール体を用いて気密シ
ール処理が施されている。また、貫通穴351と貫通穴
352のそれぞれには、試料溶液7Yを通流させるチュ
ーブを装着するための、図示しないステンレス鋼製の管
継ぎ手が気密に装着されている。
2を挿入するための貫通穴351,352が、その中心
線を互いに合致させる関係で形成されており、貫通穴3
51は試料溶液7Yの流入口を、また、貫通穴352は
試料溶液7Yの流出口をそれぞれ兼ねている。なお、流
体通流部35と流体通流部34との接合部は、例えば、
図示を省略したOリングなどのシール体を用いて気密シ
ール処理が施されている。また、貫通穴351と貫通穴
352のそれぞれには、試料溶液7Yを通流させるチュ
ーブを装着するための、図示しないステンレス鋼製の管
継ぎ手が気密に装着されている。
【0064】実施例3;図7は、この発明のトリハロメ
タン自動分析計に用いられる再溶解部の一実施例の主要
部を周辺装置と共に模式的に示すその断面図である。図
7において、4Aは、平膜状の微孔性膜である微孔性平
膜41(用いられている材料としては、前述の微孔性膜
811と同様である)と、微孔性平膜41のキャリアガ
ス21Yが通流される膜面側に配置された容器状の流体
通流部43と、微孔性平膜41のキャリア溶液6Aが通
流される膜面側に配置された容器状の流体通流部44と
を備えた再溶解部である。流体通流部43と流体通流部
44は、耐化学薬品性を持つ材料としてステンレス鋼材
を用いて形成されており、微孔性平膜41を介して組み
立てられて、再溶解部4Aの全体として気密な容器を形
成している。
タン自動分析計に用いられる再溶解部の一実施例の主要
部を周辺装置と共に模式的に示すその断面図である。図
7において、4Aは、平膜状の微孔性膜である微孔性平
膜41(用いられている材料としては、前述の微孔性膜
811と同様である)と、微孔性平膜41のキャリアガ
ス21Yが通流される膜面側に配置された容器状の流体
通流部43と、微孔性平膜41のキャリア溶液6Aが通
流される膜面側に配置された容器状の流体通流部44と
を備えた再溶解部である。流体通流部43と流体通流部
44は、耐化学薬品性を持つ材料としてステンレス鋼材
を用いて形成されており、微孔性平膜41を介して組み
立てられて、再溶解部4Aの全体として気密な容器を形
成している。
【0065】なお、流体通流部43および流体通流部4
4の微孔性平膜41との接合部は、例えば、図示を省略
したOリングなどのシール体を用いて気密シール処理が
施されている。また、流体通流部43には、キャリアガ
ス21Y用の流入口431とキャリアガス21Y用の流
出口432とが形成され、流体通流部44には、キャリ
ア溶液6A用の流入口441と、キャリア溶液6Y用の
流出口442とが形成されている。キャリアガス21Y
やキャリア溶液6A,6Yを通流させるチューブとして
は、耐化学薬品性を備えると共に柔軟性も持つ材料とし
て、ふっ素樹脂製のチューブが用いられることが一般で
あるが、再溶解部4Aの流入口および流入口のそれぞれ
には、前記チューブを装着するための、図示しないステ
ンレス鋼製の管継ぎ手が気密に装着されている。
4の微孔性平膜41との接合部は、例えば、図示を省略
したOリングなどのシール体を用いて気密シール処理が
施されている。また、流体通流部43には、キャリアガ
ス21Y用の流入口431とキャリアガス21Y用の流
出口432とが形成され、流体通流部44には、キャリ
ア溶液6A用の流入口441と、キャリア溶液6Y用の
流出口442とが形成されている。キャリアガス21Y
やキャリア溶液6A,6Yを通流させるチューブとして
は、耐化学薬品性を備えると共に柔軟性も持つ材料とし
て、ふっ素樹脂製のチューブが用いられることが一般で
あるが、再溶解部4Aの流入口および流入口のそれぞれ
には、前記チューブを装着するための、図示しないステ
ンレス鋼製の管継ぎ手が気密に装着されている。
【0066】実施例4;図8は、この発明のトリハロメ
タン自動分析計に用いられる再溶解部の異なる実施例の
主要部を周辺装置と共に模式的に示すその断面図であ
る。図8において、前記の図7と同一部分には同じ符号
を付しその説明を省略する。図8において、4Bは、チ
ューブ状の微孔性膜である微孔性チューブ膜42(用い
られている材料としては、前述の微孔性膜811と同様
である)と、微孔性チューブ膜42を装着する容器状の
流体通流部45と、流体通流部43とを備えた再溶解部
である。流体通流部45は、耐化学薬品性を持つ材料と
してステンレス鋼材を用いて形成されており、流体通流
部44と突き合わされて組み立てられて、再溶解部4B
の全体として気密な容器を形成している。
タン自動分析計に用いられる再溶解部の異なる実施例の
主要部を周辺装置と共に模式的に示すその断面図であ
る。図8において、前記の図7と同一部分には同じ符号
を付しその説明を省略する。図8において、4Bは、チ
ューブ状の微孔性膜である微孔性チューブ膜42(用い
られている材料としては、前述の微孔性膜811と同様
である)と、微孔性チューブ膜42を装着する容器状の
流体通流部45と、流体通流部43とを備えた再溶解部
である。流体通流部45は、耐化学薬品性を持つ材料と
してステンレス鋼材を用いて形成されており、流体通流
部44と突き合わされて組み立てられて、再溶解部4B
の全体として気密な容器を形成している。
【0067】流体通流部45には、微孔性チューブ膜4
2を挿入するための貫通穴451,452が、その中心
線を互いに合致させる関係で形成されており、貫通穴4
51はキャリア溶液6Aの流入口を、また、貫通穴45
2はキャリア溶液6Yの流出口をそれぞれ兼ねている。
なお、流体通流部45と流体通流部44との接合部は、
例えば、図示を省略したOリングなどのシール体を用い
て気密シール処理が施されている。また、貫通穴451
と貫通穴452のそれぞれには、キャリア溶液6A,6
Yを通流させるチューブを装着するための、図示しない
ステンレス鋼製の管継ぎ手が気密に装着されている。
2を挿入するための貫通穴451,452が、その中心
線を互いに合致させる関係で形成されており、貫通穴4
51はキャリア溶液6Aの流入口を、また、貫通穴45
2はキャリア溶液6Yの流出口をそれぞれ兼ねている。
なお、流体通流部45と流体通流部44との接合部は、
例えば、図示を省略したOリングなどのシール体を用い
て気密シール処理が施されている。また、貫通穴451
と貫通穴452のそれぞれには、キャリア溶液6A,6
Yを通流させるチューブを装着するための、図示しない
ステンレス鋼製の管継ぎ手が気密に装着されている。
【0068】
【発明の効果】この発明になるトリハロメタン自動分析
計においては、前記の課題を解決するための手段の項で
述べた構成とすることにより、試料水(例えば、試料水
71である)や標準液(例えば、標準液75Aである)
に含まれるトリハロメタンは、抽出部(例えば、抽出部
3である)が持つ微孔性膜(例えば、微孔性膜811で
ある)による膜分離から始まって、以降、カラム(例え
ば、カラム9である)による分別、反応部(例えば、反
応部51である)での蛍光物質の生成反応、および検出
部(例えば、検出部53である)での蛍光検出までの一
連の操作によって、各成分の濃度および総トリハロメタ
ンの濃度の測定を自動的に遂行することが可能となる。
これにより、従来例のトリハロメタン自動分析計が持
つ、トリハロメタンの各成分毎の相対感度値の相異する
ことにかかわる問題を解決することが可能になるとの効
果を得ることができる。
計においては、前記の課題を解決するための手段の項で
述べた構成とすることにより、試料水(例えば、試料水
71である)や標準液(例えば、標準液75Aである)
に含まれるトリハロメタンは、抽出部(例えば、抽出部
3である)が持つ微孔性膜(例えば、微孔性膜811で
ある)による膜分離から始まって、以降、カラム(例え
ば、カラム9である)による分別、反応部(例えば、反
応部51である)での蛍光物質の生成反応、および検出
部(例えば、検出部53である)での蛍光検出までの一
連の操作によって、各成分の濃度および総トリハロメタ
ンの濃度の測定を自動的に遂行することが可能となる。
これにより、従来例のトリハロメタン自動分析計が持
つ、トリハロメタンの各成分毎の相対感度値の相異する
ことにかかわる問題を解決することが可能になるとの効
果を得ることができる。
【図1】この発明の実施の形態の一例によるトリハロメ
タン自動分析計の要部を示すその模式図
タン自動分析計の要部を示すその模式図
【図2】図1中に示した分離部の主要部の模式図
【図3】図1に示したトリハロメタン自動分析計におい
て、校正操作時に得られる検出部の出力波形を模式的に
示す線図
て、校正操作時に得られる検出部の出力波形を模式的に
示す線図
【図4】図1に示したトリハロメタン自動分析計におい
て、測定時に得られる検出部の出力波形を模式的に示す
線図
て、測定時に得られる検出部の出力波形を模式的に示す
線図
【図5】この発明のトリハロメタン自動分析計に用いら
れる抽出部の一実施例の主要部を周辺装置と共に模式的
に示すその断面図
れる抽出部の一実施例の主要部を周辺装置と共に模式的
に示すその断面図
【図6】この発明のトリハロメタン自動分析計に用いら
れる抽出部の異なる実施例の主要部を周辺装置と共に模
式的に示すその断面図
れる抽出部の異なる実施例の主要部を周辺装置と共に模
式的に示すその断面図
【図7】この発明のトリハロメタン自動分析計に用いら
れる再溶解部の一実施例の主要部を周辺装置と共に模式
的に示すその断面図
れる再溶解部の一実施例の主要部を周辺装置と共に模式
的に示すその断面図
【図8】この発明のトリハロメタン自動分析計に用いら
れる再溶解部の異なる実施例の主要部を周辺装置と共に
模式的に示すその断面図
れる再溶解部の異なる実施例の主要部を周辺装置と共に
模式的に示すその断面図
【図9】一般例のガスクロマトグラフに係わる基本的な
全体構成を説明するための説明図
全体構成を説明するための説明図
【図10】図9による全体構成を持つガスクロマトグラ
フの動作原理を説明するための説明図で、(a)はカラ
ムおよびその周辺の構成を説明する模式図、(b)は試
料が持つ各成分のカラム中での分別状況を模式的に説明
する説明図、(c)は検出器から得られる信号を説明す
る説明図
フの動作原理を説明するための説明図で、(a)はカラ
ムおよびその周辺の構成を説明する模式図、(b)は試
料が持つ各成分のカラム中での分別状況を模式的に説明
する説明図、(c)は検出器から得られる信号を説明す
る説明図
【図11】従来例のトリハロメタン自動分析計の要部を
示すその模式図
示すその模式図
【図12】図11中に示した分離部の模式図
1 トリハロメタン自動分析計 2 分離部 21 キャリアガス供給部 21A キャリアガス 21Y キャリアガス 3 抽出部 4 再溶解部 59A 運転制御部 59e 指令 7A 試料溶液供給部 7Y 試料溶液 75A 標準液 9 カラム
Claims (1)
- 【請求項1】精製水,標準液およびトリハロメタンが含
まれた試料水の流路をそれぞれ切り換える電磁弁を少な
くとも有し,精製水・試料水または標準液の内のいずれ
かと酸性還元剤溶液とが混合された試料溶液の供給をそ
れぞれ切り換えて行う試料溶液供給部と、ニコチン酸ア
ミド溶液と水酸化ナトリウム溶液とが混合されたキャリ
ア溶液の流路と,精製水の流路を切り換える電磁弁を少
なくとも有し,キャリア溶液と精製水の供給とをそれぞ
れ切り換えて行うキャリア溶液供給部と、分離部と、分
離部が有する再溶解部で得られたキャリア溶液中のトリ
ハロメタンをキャリア溶液中のニコチン酸アミドと反応
させて蛍光物質の生成を行う反応部と、反応部で得られ
た蛍光物質を含むキャリア溶液を必要に応じた後処理を
経た後に流入させ,このキャリア溶液に含まれる蛍光物
質の蛍光強度に応じた電気信号の出力を行う検出部と、
検出部から出力された電気信号を入力し,この電気信号
に応じたトリハロメタンの濃度の演算を行うと共に,必
要に応じてこの演算結果の表示,記録を行う演算部と、
予め設定された条件に従い少なくとも前記の電磁弁およ
び分離部が有する電磁弁を作動させて試料水の一定時間
毎の自動測定を行わしめ,前記の自動測定の終了の都度
少なくとも前記の電磁弁を切り換えて,キャリアガス・
キャリア溶液および試料溶液の流路に残留するキャリア
ガス・キャリア溶液と試料溶液のそれぞれを,清浄なキ
ャリアガス・精製水および精製水と酸性還元剤溶液との
混合液で置換した後に測定を休止させる運転制御部とを
備え、分離部は、ほぼ一定の圧力および流量を持つキャ
リアガスを供給するキャリアガス供給部と、キャリアガ
ス供給部から供給されたキャリアガスと試料溶液供給部
から供給された試料溶液とを流入させ,試料溶液に含ま
れたトリハロメタンを微孔性膜を介してキャリアガスに
移行させてトリハロメタンが含まれるキャリアガスの生
成を行う抽出部と、抽出部で得られたトリハロメタンが
含まれるキャリアガスが供給されてトリハロメタンの各
成分が互いに時間間隔を持たせられた状態とされる分別
を行うカラムと、カラムによって各成分が分別されたト
リハロメタンが含まれるキャリアガスとキャリア溶液供
給部から供給されたキャリア溶液との供給を受け,トリ
ハロメタンを含むキャリアガスを微孔性膜を介してその
各成分が分別された状態を維持してキャリア溶液に移行
させ,各成分が分別されたトリハロメタンが含まれたキ
ャリア溶液の生成を行う再溶解部と、トリハロメタンが
含まれたほぼ一定量のキャリアガスのカラムへの供給
と,キャリアガスの流路への清浄なキャリアガスの供給
とを切り換え得る複数の電磁弁とを有する、ことを特徴
とするトリハロメタン自動分析計。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32498296A JPH10170493A (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | トリハロメタン自動分析計 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32498296A JPH10170493A (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | トリハロメタン自動分析計 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10170493A true JPH10170493A (ja) | 1998-06-26 |
Family
ID=18171814
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32498296A Pending JPH10170493A (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | トリハロメタン自動分析計 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10170493A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007024717A (ja) * | 2005-07-19 | 2007-02-01 | Shimadzu Corp | 水質分析計 |
-
1996
- 1996-12-05 JP JP32498296A patent/JPH10170493A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007024717A (ja) * | 2005-07-19 | 2007-02-01 | Shimadzu Corp | 水質分析計 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0770869B1 (en) | Gas chromatographic system with controlled sample transfer | |
| EP0469437A1 (en) | Method of and apparatus for preparing calibration gas | |
| JP3725441B2 (ja) | 気体流れ中の不純物を分析するための方法 | |
| US6293995B2 (en) | Chromatograph having a gas storage system | |
| JP3280701B2 (ja) | 高感度分析器にガスを供給するための方法および装置 | |
| US3888112A (en) | Apparatus for quantitative analysis | |
| GB2389903A (en) | Providing a gaseous product for analysis | |
| JP4472893B2 (ja) | におい測定方法 | |
| JPH11513116A (ja) | 揮発性の種を監視するためのシステムおよび方法 | |
| JPH10170493A (ja) | トリハロメタン自動分析計 | |
| WO2007091654A1 (ja) | 液体クロマトグラフィ装置 | |
| EP4423495A1 (en) | Gas chromatography instrument for autonomously determining a concentration of a volatile marker in a liquid sample | |
| JPH0755780A (ja) | ガスクロマトグラフによる各種ガス中の超微量成分の高感度測定装置 | |
| US5889195A (en) | Measuring arrangement for determining the concentration of gases from liquid media | |
| JPH08233797A (ja) | 大気中のカルボニル化合物の連続測定装置 | |
| US4992083A (en) | Apparatus for intermediate enrichment of trace substances from a gas stream in a cold trap, and chromatography arrangement provided therewith | |
| JP2007212277A (ja) | 液体クロマトグラフィ装置 | |
| JP7169775B2 (ja) | ガスクロマトグラフィーによる分離方法、ガスクロマトグラフ装置、ガス分析装置、濃縮管、濃縮装置、濃縮管の製造方法及びガス検知器 | |
| RU2208783C1 (ru) | Устройство для приготовления поверочных газовых смесей | |
| SU1139747A1 (ru) | Способ определени концентрации растворенного в жидкости газа в процессе культивировани микроорганизмов | |
| JPH0712788A (ja) | 溶存ガス自動分析方法及び装置 | |
| JP7498776B2 (ja) | 抵抗加熱により生成された高温および高圧での酸化を使用した水性試料の炭素測定 | |
| JPH0783893A (ja) | 濃縮管のバックフラッシュ方法 | |
| JPH11295196A (ja) | 供給対象ガスの成分濃度安定化方法、この方法に用いられる微量水分含有供給対象ガス | |
| JPS6385446A (ja) | 絶縁油中の溶存ガス分析方法 |