JPH10170497A - 固体触媒の評価装置およびそれを用いた固体触媒の評価方法 - Google Patents
固体触媒の評価装置およびそれを用いた固体触媒の評価方法Info
- Publication number
- JPH10170497A JPH10170497A JP8327339A JP32733996A JPH10170497A JP H10170497 A JPH10170497 A JP H10170497A JP 8327339 A JP8327339 A JP 8327339A JP 32733996 A JP32733996 A JP 32733996A JP H10170497 A JPH10170497 A JP H10170497A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- reactor
- reaction
- raw material
- solid catalyst
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N31/00—Investigating or analysing non-biological materials by the use of the chemical methods specified in the subgroup; Apparatus specially adapted for such methods
- G01N31/10—Investigating or analysing non-biological materials by the use of the chemical methods specified in the subgroup; Apparatus specially adapted for such methods using catalysis
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J8/00—Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes
- B01J8/02—Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes with stationary particles, e.g. in fixed beds
- B01J8/0242—Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes with stationary particles, e.g. in fixed beds the fluid flow within the bed being predominantly vertical
- B01J8/025—Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes with stationary particles, e.g. in fixed beds the fluid flow within the bed being predominantly vertical in a cylindrical shaped bed
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J8/00—Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes
- B01J8/02—Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes with stationary particles, e.g. in fixed beds
- B01J8/0285—Heating or cooling the reactor
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Immunology (AREA)
- Pathology (AREA)
- Devices And Processes Conducted In The Presence Of Fluids And Solid Particles (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 固体触媒の性能の評価に用いる適用流体の範
囲を拡大するとともに、固体触媒の性能を実験室規模で
精度よく評価することが可能な固体触媒の評価装置およ
びそれを用いた評価方法を提供する。 【解決手段】 原料供給部が、液体原料またはガスおよ
び液体の混合原料を連続的に供給できる機能を有し、反
応部の反応器が、流体原料入口と、反応生成物を液状生
成物およびガス状生成物にそれぞれ分離して排出させる
反応生成物出口とを有し、回収部が、反応器の反応生成
物出口のそれぞれに連接した反応生成物入口を有し、反
応器内の液レベルを一定に保持する液レベル制御部を有
することを特徴とする固体触媒の評価装置およびそれを
用いた評価方法。
囲を拡大するとともに、固体触媒の性能を実験室規模で
精度よく評価することが可能な固体触媒の評価装置およ
びそれを用いた評価方法を提供する。 【解決手段】 原料供給部が、液体原料またはガスおよ
び液体の混合原料を連続的に供給できる機能を有し、反
応部の反応器が、流体原料入口と、反応生成物を液状生
成物およびガス状生成物にそれぞれ分離して排出させる
反応生成物出口とを有し、回収部が、反応器の反応生成
物出口のそれぞれに連接した反応生成物入口を有し、反
応器内の液レベルを一定に保持する液レベル制御部を有
することを特徴とする固体触媒の評価装置およびそれを
用いた評価方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体触媒の評価装
置および固体触媒の評価方法に関する。さらに詳しく
は、固体触媒を用いた反応装置により製品を製造する業
種、例えば石油精製、石油化学、有機・無機化学工業全
般、製造用プラントの設計・建設業及び固体触媒の製造
業における触媒関連の試験、研究、開発、品質管理分野
において好適に用いられる固体触媒の評価装置およびそ
れを用いた固体触媒の評価方法に関する。
置および固体触媒の評価方法に関する。さらに詳しく
は、固体触媒を用いた反応装置により製品を製造する業
種、例えば石油精製、石油化学、有機・無機化学工業全
般、製造用プラントの設計・建設業及び固体触媒の製造
業における触媒関連の試験、研究、開発、品質管理分野
において好適に用いられる固体触媒の評価装置およびそ
れを用いた固体触媒の評価方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、固体触媒の活性、寿命、製品の選
択性及び製品の品質等を実験室規模で評価する装置とし
ては、等温の管型反応器を用いたものが多かった。この
管型反応器の欠点としては、下記の点が指摘されてい
る。 工業用に使用される大型の管型反応器(以下実機とい
う)に比べ流速が遅いため物質移動の影響を受け、得ら
れた評価結果が実機と異なる可能性がある。 管径が小さいと壁の偏流の影響が顕著に現われ、ま
た、充填層長が短いと逆混合の影響が顕著に現われる。 吸熱、発熱の激しい反応系では等温状態の維持が困難
であるばかりか、触媒表面温度(実質の反応温度)と流
体温度とに差を生じ、実質反応温度の把握が困難とな
る。 流体を触媒層入口から出口にかけて順次反応させる形
式であるため、反応物質の濃度、反応速度、触媒に堆積
する被毒物質濃度は微小区間でみると大きく異なる。よ
って精度良く反応速度や触媒の劣化特性を把握すること
は困難である。従って、これまでは、実験装置の規模を
徐々に大きくしながら、上記〜の影響を把握しつつ
研究開発を進めることが当業者では常識とされてきた。
また、実験室規模で、上記〜の欠点の克服を企図し
た種々の反応器を用いた評価装置が提案されている。以
下その出典を明示しつつ、説明する。
択性及び製品の品質等を実験室規模で評価する装置とし
ては、等温の管型反応器を用いたものが多かった。この
管型反応器の欠点としては、下記の点が指摘されてい
る。 工業用に使用される大型の管型反応器(以下実機とい
う)に比べ流速が遅いため物質移動の影響を受け、得ら
れた評価結果が実機と異なる可能性がある。 管径が小さいと壁の偏流の影響が顕著に現われ、ま
た、充填層長が短いと逆混合の影響が顕著に現われる。 吸熱、発熱の激しい反応系では等温状態の維持が困難
であるばかりか、触媒表面温度(実質の反応温度)と流
体温度とに差を生じ、実質反応温度の把握が困難とな
る。 流体を触媒層入口から出口にかけて順次反応させる形
式であるため、反応物質の濃度、反応速度、触媒に堆積
する被毒物質濃度は微小区間でみると大きく異なる。よ
って精度良く反応速度や触媒の劣化特性を把握すること
は困難である。従って、これまでは、実験装置の規模を
徐々に大きくしながら、上記〜の影響を把握しつつ
研究開発を進めることが当業者では常識とされてきた。
また、実験室規模で、上記〜の欠点の克服を企図し
た種々の反応器を用いた評価装置が提案されている。以
下その出典を明示しつつ、説明する。
【0003】(1)バーティー型反応器 Berty ,J.M 他;64th National Meeting A.I.Ch.E Pr
eprint 42E(1969) 5インチ型反応器(後に命名)の流体が気相である場合
の評価結果(エチレンの水素化)と触媒層を通過するガ
スの流速を推算するチャートが示されている。その後、
公表された適用例の一覧を引用文献とともに表1に示
す。
eprint 42E(1969) 5インチ型反応器(後に命名)の流体が気相である場合
の評価結果(エチレンの水素化)と触媒層を通過するガ
スの流速を推算するチャートが示されている。その後、
公表された適用例の一覧を引用文献とともに表1に示
す。
【0004】
【表1】
【0005】「Continuous Operation Of The Berty R
eactor For The Solvent MethanolProcess」 Berty J.
M.,Ind.Eng.Chem.Res.30,1413-1418(1991) バーティー型反応器内を溶媒で満液状態にして合成ガス
を導入して触媒を連続的に評価する方法を開示してい
る。
eactor For The Solvent MethanolProcess」 Berty J.
M.,Ind.Eng.Chem.Res.30,1413-1418(1991) バーティー型反応器内を溶媒で満液状態にして合成ガス
を導入して触媒を連続的に評価する方法を開示してい
る。
【0006】(2)回転バスケット型反応器 Myers,E.C.他;A.C.S.Sympo. No.65 37(1978) マルチフェニーズスピニングバスケットリアクター(文
献中の名称)を用いてホワイトオイル中のジベンゾチオ
フェンの脱硫反応速度を測定している。また、実験方法
も比較的詳細に説明している。 Ammus,J.M.他;I.E.C.Res.26,494-501(1987) スピニングバスケットリアクター(文献中の名称)を用
いて常圧残油の脱硫反応速度を測定している。また、実
験方法も比較的詳細に説明している。回転バスケット型
反応器による気液固三相の触媒の連続評価実験は反応器
内の液面があまり変動しないので容易に実施できると考
えられる。
献中の名称)を用いてホワイトオイル中のジベンゾチオ
フェンの脱硫反応速度を測定している。また、実験方法
も比較的詳細に説明している。 Ammus,J.M.他;I.E.C.Res.26,494-501(1987) スピニングバスケットリアクター(文献中の名称)を用
いて常圧残油の脱硫反応速度を測定している。また、実
験方法も比較的詳細に説明している。回転バスケット型
反応器による気液固三相の触媒の連続評価実験は反応器
内の液面があまり変動しないので容易に実施できると考
えられる。
【0007】(3)その他の触媒固定式内部循環型反応
器 Jankowski,H.他;Chem.Techn.(Berlin)30,9,441-446(1
978) この時点で公表されている各種内部循環型反応器(Gradi
entless Laboreactor)を紹介している。 Brown,C.E.他;A.I.Ch.E.J.16(5).817-822(1970) 気相メタノール合成反応速度を自作の内部循環型反応器
により測定している。
器 Jankowski,H.他;Chem.Techn.(Berlin)30,9,441-446(1
978) この時点で公表されている各種内部循環型反応器(Gradi
entless Laboreactor)を紹介している。 Brown,C.E.他;A.I.Ch.E.J.16(5).817-822(1970) 気相メタノール合成反応速度を自作の内部循環型反応器
により測定している。
【0008】(4)オートクレーブ 内部循環型反応器に類似した技術として、オートクレー
ブを用いて気相系または気液相系で固体触媒を評価する
方法は当業者には古くから知られている。
ブを用いて気相系または気液相系で固体触媒を評価する
方法は当業者には古くから知られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記の(1)
バーティー型反応器において、に記載された反応器は
気相反応系のみを対象としている。また、に記載され
た方法は、次の不都合がある。 (a)液相である溶媒を連続的に抜き出してはいない。 (b)反応器内を液体で満液状態にしているため、気液
界面積が不足し気相からの物質移動が律速となりやす
い。 (c)反応ガスを磁気式攪拌器の下方から導入している
ために、ガス導入速度を大きくするとインペラーが上方
に移動して触媒バスケットに触れて破損に至る場合があ
る。発明者らは実際にインペラーの破損を経験してい
る。 (d)ガス状原料と溶剤を別々の入口から反応器に導入
しているので、溶剤が重質油(例えば常圧残油)である
場合には、反応器入口部を通過する過程でコーク化が起
こり閉塞に至る場合がある。発明者らは実際に閉塞を経
験している。
バーティー型反応器において、に記載された反応器は
気相反応系のみを対象としている。また、に記載され
た方法は、次の不都合がある。 (a)液相である溶媒を連続的に抜き出してはいない。 (b)反応器内を液体で満液状態にしているため、気液
界面積が不足し気相からの物質移動が律速となりやす
い。 (c)反応ガスを磁気式攪拌器の下方から導入している
ために、ガス導入速度を大きくするとインペラーが上方
に移動して触媒バスケットに触れて破損に至る場合があ
る。発明者らは実際にインペラーの破損を経験してい
る。 (d)ガス状原料と溶剤を別々の入口から反応器に導入
しているので、溶剤が重質油(例えば常圧残油)である
場合には、反応器入口部を通過する過程でコーク化が起
こり閉塞に至る場合がある。発明者らは実際に閉塞を経
験している。
【0010】また、前記の(2)回転バスケット反応器
において、およびに記載された反応器は次の不都合
がある。 (a)触媒バスケットと共に流体も回転するため、触媒
に対する流体の実質の流速が見積りできない。 (b)流速が見積もれないと気液間あるいは液固間の物
質移動速度が不明となり真の反応速度を求めることがで
きない。 (c)バスケットに触媒を充填する際に芯を出すことは
極めて困難であるため、触媒を充填したバスケットを高
速回転させると駆動軸を支えるベアリングが短期間に磨
耗して、数ヶ月に亘る触媒評価には不向きである。 (d)文献(「An Improved Gas Recirculation Reactor
For Catalystic Studies」 Caldwell,L.;Apply.Catal.8.
199-213(1983))の図3において、回転バスケット型(文
献中ではCarberry型と呼ぶ)はバーティー型より性能が
劣る事が指摘されている。
において、およびに記載された反応器は次の不都合
がある。 (a)触媒バスケットと共に流体も回転するため、触媒
に対する流体の実質の流速が見積りできない。 (b)流速が見積もれないと気液間あるいは液固間の物
質移動速度が不明となり真の反応速度を求めることがで
きない。 (c)バスケットに触媒を充填する際に芯を出すことは
極めて困難であるため、触媒を充填したバスケットを高
速回転させると駆動軸を支えるベアリングが短期間に磨
耗して、数ヶ月に亘る触媒評価には不向きである。 (d)文献(「An Improved Gas Recirculation Reactor
For Catalystic Studies」 Caldwell,L.;Apply.Catal.8.
199-213(1983))の図3において、回転バスケット型(文
献中ではCarberry型と呼ぶ)はバーティー型より性能が
劣る事が指摘されている。
【0011】また、前記の(3)その他の触媒固定式内
部循環型反応器において、およびに記載された反応
器は、いずれも適用反応系についての開示はない。
部循環型反応器において、およびに記載された反応
器は、いずれも適用反応系についての開示はない。
【0012】また、前記の(4)オートクレーブは、大
半は回分式操作により触媒のスクリーニングを行なうも
のであり、連続式操作のような精度の高いデータは得ら
れない。また、回転バスケットと同様に反応器内部の液
面を変動させない様にして連続操作により評価する例は
あるが、触媒を固定しない場合には触媒粒径が反応中に
変わるため正しい評価結果を与えないし、かごや網を使
い触媒を固定した場合においても、バーティー型反応器
のように回転数と流体が触媒層を通過する流速を推算す
るチャート等が開示されておらず流速を見積もることが
できない。
半は回分式操作により触媒のスクリーニングを行なうも
のであり、連続式操作のような精度の高いデータは得ら
れない。また、回転バスケットと同様に反応器内部の液
面を変動させない様にして連続操作により評価する例は
あるが、触媒を固定しない場合には触媒粒径が反応中に
変わるため正しい評価結果を与えないし、かごや網を使
い触媒を固定した場合においても、バーティー型反応器
のように回転数と流体が触媒層を通過する流速を推算す
るチャート等が開示されておらず流速を見積もることが
できない。
【0013】上述のように従来の評価装置はいずれも、
評価流体が液相であったり気液相である場合には、連続
的に評価済み流体を抜き出す事が困難であるため、専ら
気相反応系に限り使われている。
評価流体が液相であったり気液相である場合には、連続
的に評価済み流体を抜き出す事が困難であるため、専ら
気相反応系に限り使われている。
【0014】しかし、適用流体の範囲を液相または気液
相まで拡大することは、試験・研究のため固体触媒を用
い液相または気液相で種々の反応を行なわせることが必
要な各種の技術分野において長年強く望まれていた。な
お、バーティ型反応器による液相、気液相下での触媒評
価方法として、下記2件の文献に、液相または気液相下
での触媒評価ができるとの情報が記載されているが、い
ずれもその具体的方法は開示されていない。 太田;出光技報,34(4),397-402(1991) 3"Catalytic reactors カタロク゛ オートクレーフ゛エンシ゛ニア社 No.3
821
相まで拡大することは、試験・研究のため固体触媒を用
い液相または気液相で種々の反応を行なわせることが必
要な各種の技術分野において長年強く望まれていた。な
お、バーティ型反応器による液相、気液相下での触媒評
価方法として、下記2件の文献に、液相または気液相下
での触媒評価ができるとの情報が記載されているが、い
ずれもその具体的方法は開示されていない。 太田;出光技報,34(4),397-402(1991) 3"Catalytic reactors カタロク゛ オートクレーフ゛エンシ゛ニア社 No.3
821
【0015】本発明は上述の問題に鑑みなされたもので
あり、固体触媒の性能の評価に用いる適用流体の範囲を
拡大するとともに、固体触媒の性能を実験室規模で精度
よく評価することが可能な固体触媒の評価装置およびそ
れを用いた評価方法を提供することを目的とする。
あり、固体触媒の性能の評価に用いる適用流体の範囲を
拡大するとともに、固体触媒の性能を実験室規模で精度
よく評価することが可能な固体触媒の評価装置およびそ
れを用いた評価方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、流体原料を供給する原料供給部
と、供給された流体原料を、その内部に配設した固体触
媒に接触反応させる反応器を有する反応部と、反応部か
ら送り出された反応生成物を回収する回収部とを備えた
固体触媒の評価装置において、原料供給部が、液体原
料、またはガスおよび液体の混合原料を連続的に供給で
きる機能を有し、反応部の反応器が、流体原料入口と、
反応生成物を液状生成物およびガス状生成物にそれぞれ
分離して排出させる反応生成物出口とを有し、回収部
が、反応器の反応生成物出口のそれぞれに連接した反応
生成物入口を有し、かつ、反応器内の液レベルを一定に
保持する液レベル制御部を有することを特徴とする固体
触媒の評価装置が提供される。
め、本発明によれば、流体原料を供給する原料供給部
と、供給された流体原料を、その内部に配設した固体触
媒に接触反応させる反応器を有する反応部と、反応部か
ら送り出された反応生成物を回収する回収部とを備えた
固体触媒の評価装置において、原料供給部が、液体原
料、またはガスおよび液体の混合原料を連続的に供給で
きる機能を有し、反応部の反応器が、流体原料入口と、
反応生成物を液状生成物およびガス状生成物にそれぞれ
分離して排出させる反応生成物出口とを有し、回収部
が、反応器の反応生成物出口のそれぞれに連接した反応
生成物入口を有し、かつ、反応器内の液レベルを一定に
保持する液レベル制御部を有することを特徴とする固体
触媒の評価装置が提供される。
【0017】また、その好ましい態様として、前記回収
部が、前記反応生成物入口および前記液レベル制御部を
有するとともに、この液レベル制御部から送り出される
反応生成物を気体および液体に分離する気液分離部をさ
らに有する固体触媒の評価装置が提供される。
部が、前記反応生成物入口および前記液レベル制御部を
有するとともに、この液レベル制御部から送り出される
反応生成物を気体および液体に分離する気液分離部をさ
らに有する固体触媒の評価装置が提供される。
【0018】また、その好ましい態様として、前記反応
部の反応器が、触媒固定式の内部循環型反応器である固
体触媒の評価装置が提供される。
部の反応器が、触媒固定式の内部循環型反応器である固
体触媒の評価装置が提供される。
【0019】また、その好ましい態様として、前記液レ
ベル制御部が、オーバーフロー式の制御槽である固体触
媒の評価装置が提供される。
ベル制御部が、オーバーフロー式の制御槽である固体触
媒の評価装置が提供される。
【0020】また、前記固体触媒の評価装置を用い、反
応部における流体原料を液相または気液二相流の状態で
固定触媒と接触させ、次いで反応生成物を連続的に抜き
出すことを特徴とする固体触媒の評価方法が提供され
る。
応部における流体原料を液相または気液二相流の状態で
固定触媒と接触させ、次いで反応生成物を連続的に抜き
出すことを特徴とする固体触媒の評価方法が提供され
る。
【0021】さらに、その好ましい態様として、前記流
体原料が、石油類、または石油類および水素の混合流体
である固体触媒の評価方法が提供される。
体原料が、石油類、または石油類および水素の混合流体
である固体触媒の評価方法が提供される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しつつ具体的に説明する。図1は、本発明の固
体触媒の評価装置の一実施形態を模式的に示す説明図で
ある。図2は、本発明に用いられる内部循環型反応器の
一実施形態を模式的に示す断面説明図である。
面を参照しつつ具体的に説明する。図1は、本発明の固
体触媒の評価装置の一実施形態を模式的に示す説明図で
ある。図2は、本発明に用いられる内部循環型反応器の
一実施形態を模式的に示す断面説明図である。
【0023】I.固体触媒の評価装置 図1に示すように、本発明の固体触媒の評価装置の構成
は、原料供給部1,反応部2および回収部3に大別され
る。 1.原料供給部 流体原料を供給する原料供給部1としては、液体原料、
またはガスおよび液体の混合原料を連続的に供給できる
機能を有するものであれば特に制限はない。たとえば、
液体原料供給部とガス原料供給部とを有し、供給流体の
切替えが可能なものを挙げることができる。このように
することによって、次の反応部2へ供給する流体原料
を、気体,液体および気液混合体の三種とすることがで
きる。ここで、液体原料供給部から供給される液体原料
としては、たとえば、ポンプ等で昇圧され流量計等で流
量を制御された石油類または各種溶媒等を挙げることが
できる。常圧残油等の重質油であってもラインを流動性
が保持できる温度まで加温すればよい。また、ガス原料
供給部から供給されるガス原料としては、たとえば、コ
ンプレッサー、ボンベ等で反応圧まで昇圧され流量計等
で流量を制御された水素等の反応ガスまたは不活性ガス
等を挙げることができる。
は、原料供給部1,反応部2および回収部3に大別され
る。 1.原料供給部 流体原料を供給する原料供給部1としては、液体原料、
またはガスおよび液体の混合原料を連続的に供給できる
機能を有するものであれば特に制限はない。たとえば、
液体原料供給部とガス原料供給部とを有し、供給流体の
切替えが可能なものを挙げることができる。このように
することによって、次の反応部2へ供給する流体原料
を、気体,液体および気液混合体の三種とすることがで
きる。ここで、液体原料供給部から供給される液体原料
としては、たとえば、ポンプ等で昇圧され流量計等で流
量を制御された石油類または各種溶媒等を挙げることが
できる。常圧残油等の重質油であってもラインを流動性
が保持できる温度まで加温すればよい。また、ガス原料
供給部から供給されるガス原料としては、たとえば、コ
ンプレッサー、ボンベ等で反応圧まで昇圧され流量計等
で流量を制御された水素等の反応ガスまたは不活性ガス
等を挙げることができる。
【0024】2.反応部 本発明における反応部2は、反応器20を有し、原料供
給部1から気液供給管11を経由して供給された流体原
料を、その内部に配設した固体触媒23に接触反応させ
る。
給部1から気液供給管11を経由して供給された流体原
料を、その内部に配設した固体触媒23に接触反応させ
る。
【0025】(1)反応器 本発明に用いられる反応器20としては、たとえば図1
および図2に示す内部循環型反応器を挙げることができ
る。この反応器としては、触媒を固定する方式の槽型攪
拌式反応器で、ジャケットまたは電気炉を有し反応温度
を制御することができるものが好ましい。中でも、バー
ティー型反応器が好ましい。また、触媒を回転させる方
式やオートクレーブであってもよい。図1および図2に
示す実施形態では、流体原料入口21から流入した流体
原料を攪拌器26により気液混合相とするとともに、固
定触媒23の層中に気液の一定の流れ(この場合下降
流)を形成して、図2に示すように触媒充填床22に固
定された触媒23に接触、反応させ、反応生成物のう
ち、液状生成物をたとえば下部に設けた出口24から、
またガス状生成物を例えば上部に設けた出口25からそ
れぞれ排出させる。
および図2に示す内部循環型反応器を挙げることができ
る。この反応器としては、触媒を固定する方式の槽型攪
拌式反応器で、ジャケットまたは電気炉を有し反応温度
を制御することができるものが好ましい。中でも、バー
ティー型反応器が好ましい。また、触媒を回転させる方
式やオートクレーブであってもよい。図1および図2に
示す実施形態では、流体原料入口21から流入した流体
原料を攪拌器26により気液混合相とするとともに、固
定触媒23の層中に気液の一定の流れ(この場合下降
流)を形成して、図2に示すように触媒充填床22に固
定された触媒23に接触、反応させ、反応生成物のう
ち、液状生成物をたとえば下部に設けた出口24から、
またガス状生成物を例えば上部に設けた出口25からそ
れぞれ排出させる。
【0026】図2に示す実施の形態では、反応器20の
ボデー50は、真鍮電気炉51に囲まれ、反応温度を制
御することができる。また、固定触媒23の温度制御用
の熱電対を挿入するための熱電対挿入口52が上部に設
けられている。さらに、反応器のボデー50は、カバー
55によって覆われている。
ボデー50は、真鍮電気炉51に囲まれ、反応温度を制
御することができる。また、固定触媒23の温度制御用
の熱電対を挿入するための熱電対挿入口52が上部に設
けられている。さらに、反応器のボデー50は、カバー
55によって覆われている。
【0027】ここで、固定触媒23としては、たとえば
不均一系の固体触媒を挙げることができる。具体的には
アルミナ担体触媒、ゼオライト触媒、活性炭担持触媒等
を反応器20内に固定した充填円筒57内に充填するこ
とが好ましい。また、充填円筒57上部に多孔の液分散
板56を備えることが好ましい。この液分散板56を備
えることによって、流体原料の偏流を防止し、原料を固
体触媒23に均一に接触させることができる。
不均一系の固体触媒を挙げることができる。具体的には
アルミナ担体触媒、ゼオライト触媒、活性炭担持触媒等
を反応器20内に固定した充填円筒57内に充填するこ
とが好ましい。また、充填円筒57上部に多孔の液分散
板56を備えることが好ましい。この液分散板56を備
えることによって、流体原料の偏流を防止し、原料を固
体触媒23に均一に接触させることができる。
【0028】攪拌機26としては、反応器20内部の流
体原料を攪拌できるものであれば特に制限はないが、圧
力が保持できる磁気式攪拌機が好ましい。図2に示す実
施の形態においては磁気式攪拌機シャフト53、および
インペラー54および駆動部(図示せず)から構成され
ている。取付方向は垂直下方または垂直上方のどちらで
もよい。
体原料を攪拌できるものであれば特に制限はないが、圧
力が保持できる磁気式攪拌機が好ましい。図2に示す実
施の形態においては磁気式攪拌機シャフト53、および
インペラー54および駆動部(図示せず)から構成され
ている。取付方向は垂直下方または垂直上方のどちらで
もよい。
【0029】固定触媒23の層における流体原料の移動
速度は、攪拌機26のインペラー54等の形状や、回転
数等の調節によって制御する。
速度は、攪拌機26のインペラー54等の形状や、回転
数等の調節によって制御する。
【0030】また、充填円筒57中の流体原料の液レベ
ルは、液体原料の供給に合わせて、一定となるように調
節して排出することが好ましい。
ルは、液体原料の供給に合わせて、一定となるように調
節して排出することが好ましい。
【0031】なお、流体原料が液体原料だけの場合は、
図2に示す構成のものをそのまま用いてもよいし、ガス
生成物出口25を使用しなくてもよい。また、ガス生成
物出口を設置しないものを用いてもよい。このような場
合、液状生成物出口24の設置位置は、反応器の上下を
問わず、どこに設けてもよい。
図2に示す構成のものをそのまま用いてもよいし、ガス
生成物出口25を使用しなくてもよい。また、ガス生成
物出口を設置しないものを用いてもよい。このような場
合、液状生成物出口24の設置位置は、反応器の上下を
問わず、どこに設けてもよい。
【0032】3.回収部 本発明における回収部3は、図1に示すように反応器2
0内の液レベルを一定に保持する液レベル制御部30と
この制御部30から送り出される気液生成物を気体と液
体とに分離する気液分離部31とを有している。 (1)液レベル制御部 本発明に用いられる液レベル制御部30としては、反応
器20から排出される反応生成物の液相およびガス相に
それぞれ連通して、反応器20内の液レベルを一定に保
持する。図1に示す実施の形態においては、反応器20
に設けられた液状生成物出口24およびガス状生成物出
口25と、液状生成物入口38およびガス状生成物入口
39とをそれぞれ連接する(気)液移送管32を下方に
およびガス導通管33を上方に設けている。液レベル制
御部30の本体部分である液レベル制御槽34は、図1
に示すようにオーバフロー式のものが簡便であり好まし
い。このように構成することによって、既存の触媒評価
装置の反応部のみを切り替えて使う場合であっても、液
レベルセンサーや液レベル調節弁を取り付けることなく
反応器の液レベルは一定に保持される。
0内の液レベルを一定に保持する液レベル制御部30と
この制御部30から送り出される気液生成物を気体と液
体とに分離する気液分離部31とを有している。 (1)液レベル制御部 本発明に用いられる液レベル制御部30としては、反応
器20から排出される反応生成物の液相およびガス相に
それぞれ連通して、反応器20内の液レベルを一定に保
持する。図1に示す実施の形態においては、反応器20
に設けられた液状生成物出口24およびガス状生成物出
口25と、液状生成物入口38およびガス状生成物入口
39とをそれぞれ連接する(気)液移送管32を下方に
およびガス導通管33を上方に設けている。液レベル制
御部30の本体部分である液レベル制御槽34は、図1
に示すようにオーバフロー式のものが簡便であり好まし
い。このように構成することによって、既存の触媒評価
装置の反応部のみを切り替えて使う場合であっても、液
レベルセンサーや液レベル調節弁を取り付けることなく
反応器の液レベルは一定に保持される。
【0033】なお、後述する、後段に設けた気液分離部
31に液レベルの制御機能が付与されており、かつ適切
な位置、すなわち気液分離部31の液レベルが反応器内
の触媒充填円筒57の上端よりも攪拌器26の吐出圧
(流体ヘッド)の影響分高い位置に設置することが可能
であれば、たとえば評価装置一式を新設するような場合
には、この制御槽34は設けなくてもよい。また、液体
生成物が常圧残油等の重質油である場合にはラインにお
いて流動性を保持することができる温度まで加温すると
よい。 (2)気液分離部 本発明に用いられる気液分離部31としては、反応生成
物を気液に分離する機能があれば特に制限はなく、液体
生成物が常圧残油等の重質油である場合には、ラインに
おいて流動性を保持することができる温度まで加温する
とよい。図1に示す実施の形態においては、液レベル制
御槽34から排出される反応生成物を気液移送管36を
経由し、気液分離槽35に導入している。この気液分離
槽35には、液レベルセンサー40を設置し、液移送管
41の途中に液レベル制御弁58、を設けることが好ま
しい。また、この気液分離槽35は、気液移送管36か
らの反応後の生成物を気液分離して、液レベル制御弁5
8によって一定の液レベルに保つことが好ましい。さら
に気液分離槽35を取り付ける位置としては、液レベル
制御槽34より低い位置にありさえすればよい。また、
前述のように液レベル制御槽34をなくして、気液分離
槽35と反応器20とを直接接続することもできる。こ
の場合には、一例としてガス導通管33とガス状生成物
出口ラインとを連接し、かつ気液移送管32と気液移送
管36とを連接すればよい。ただし、このときの気液分
離槽35の取り付け位置は、反応器内の触媒充填円筒5
7の上端よりも攪器26の吐出圧(流体ヘッド)の影響
分高い位置に設置する必要がある。
31に液レベルの制御機能が付与されており、かつ適切
な位置、すなわち気液分離部31の液レベルが反応器内
の触媒充填円筒57の上端よりも攪拌器26の吐出圧
(流体ヘッド)の影響分高い位置に設置することが可能
であれば、たとえば評価装置一式を新設するような場合
には、この制御槽34は設けなくてもよい。また、液体
生成物が常圧残油等の重質油である場合にはラインにお
いて流動性を保持することができる温度まで加温すると
よい。 (2)気液分離部 本発明に用いられる気液分離部31としては、反応生成
物を気液に分離する機能があれば特に制限はなく、液体
生成物が常圧残油等の重質油である場合には、ラインに
おいて流動性を保持することができる温度まで加温する
とよい。図1に示す実施の形態においては、液レベル制
御槽34から排出される反応生成物を気液移送管36を
経由し、気液分離槽35に導入している。この気液分離
槽35には、液レベルセンサー40を設置し、液移送管
41の途中に液レベル制御弁58、を設けることが好ま
しい。また、この気液分離槽35は、気液移送管36か
らの反応後の生成物を気液分離して、液レベル制御弁5
8によって一定の液レベルに保つことが好ましい。さら
に気液分離槽35を取り付ける位置としては、液レベル
制御槽34より低い位置にありさえすればよい。また、
前述のように液レベル制御槽34をなくして、気液分離
槽35と反応器20とを直接接続することもできる。こ
の場合には、一例としてガス導通管33とガス状生成物
出口ラインとを連接し、かつ気液移送管32と気液移送
管36とを連接すればよい。ただし、このときの気液分
離槽35の取り付け位置は、反応器内の触媒充填円筒5
7の上端よりも攪器26の吐出圧(流体ヘッド)の影響
分高い位置に設置する必要がある。
【0034】(3)評価部 気液分離槽35で気液に分離された反応生成物(ガス状
および液状生成物)はそれぞれ後段に設けた圧力制御弁
37や、図1には示していないが、冷却器等を経由し
て、流量測定、組成分析等のために設けられた評価部に
導入され、固体触媒の評価がなされる。この場合でも、
液体反応物が常圧残油等の重質油である場合には、ライ
ンを流動性を保持することができる温度まで加温すると
よい。
および液状生成物)はそれぞれ後段に設けた圧力制御弁
37や、図1には示していないが、冷却器等を経由し
て、流量測定、組成分析等のために設けられた評価部に
導入され、固体触媒の評価がなされる。この場合でも、
液体反応物が常圧残油等の重質油である場合には、ライ
ンを流動性を保持することができる温度まで加温すると
よい。
【0035】II.固体触媒の評価方法 以下本発明の固体触媒の評価方法の一実施形態の手順を
図1を用いて説明する。評価の目的によっては、必ずし
もこの手順に従う必要はない。 (1)触媒充填 反応器20内に評価に供する触媒23を充填する。 触媒充填量としては特に制限はなく、たとえば1粒〜数
m3 とすることができる。反応器の容量にもよるが、1
0ml〜300ml程度が好ましい。充填量が10ml
未満であると偏流を招くおそれがあり、300mlを超
えると実験室規模を超え評価装置が高価となるおそれが
ある。 充填円筒57上部に偏流を防止するために多孔の液分
散板56を置く。 反応器のカバー55を閉める。 (2)リークテスト 適当なガスを用いて反応器20を反応圧以上まで昇圧
し漏れのないことおよび圧力低下のないことを確認す
る。 (3)ウェッティング ガス状原料を原料供給部1から所望の評価条件に従い
所定量供給する。 反応温度を所望の評価条件に従い上げてゆく。 液状原料を原料供給部1から所望の評価条件に従い所
定量供給する。 反応器20内が液状原料で満たされ、触媒23がウェ
ッティングされ、液レベル制御槽34が所定の液レベル
になり気液分離槽35が所定の液レベルに達することを
確認する。この時の温度としては、液状原料が流動する
温度以上であり、かつ触媒23が液状原料と反応しない
程度の温度以下で行なうことが好ましい。流動点以下で
は攪拌器26を損傷し、反応する温度では流動開始前で
あるため触媒表面で過度に反応が進み触媒を劣化させる
おそれがある。 液レベル制御槽34の液レベルは、反応器内の触媒充
填円筒57の上端よりも攪拌器26の吐出圧(流体ヘッ
ド)の影響分高くする必要がある。液レベルが低いと、
液状原料が循環しないか循環しても間歇的に触媒に供給
される。また、液レベルが高いと、反応器上部にガスが
滞留せず気液界面積が大きく減少する。 上記を確認後所望の評価条件に従い攪拌器26を回
転させ、流体原料を液相または気液二相流の状態で固体
触媒と接触させる。 (4)触媒前処理 所望の評価条件に従い、触媒の前処理を行なう。この
前処理としては、例えば触媒還元、触媒予備硫化等があ
る。槽型反応器の特性上、反応効率は管型より低い事を
考慮して、管型反応器よりも若干過剰な条件を選ぶこと
が好ましい。例えば、前処理温度を高くすること、前処
理時間を長くすること、および前処理原料を多めに供給
すること等を挙げることができる。 (5)反応評価 反応生成物を回収部3から連続的に抜き出し、所望の
評価条件に従い、触媒の評価を行なう。 (6)装置停止 反応評価が終了したら反応温度を下げる。 必要であれば、液状原料を洗浄剤に切り替える。 安全な温度まで下がったら液状原料の供給を停止す
る。 ガス状原料を不活性ガス等に切り替え反応装置内を置
換する。 回転を停止して、脱圧する。 なお、内部循環型反応器の多くは常圧下ではガスが循環
しないため(ガス比重が低いと攪拌効果が低くなり、内
部循環が起こらない)脱圧は最後にすることが望まし
い。 (7)反応結果の解析 内部循環型反応器での触媒評価結果は、槽型(完全混
合槽)として解析する。 妥当な反応次数より反応速度定数を求めて、管型へ換
算を行なう。
図1を用いて説明する。評価の目的によっては、必ずし
もこの手順に従う必要はない。 (1)触媒充填 反応器20内に評価に供する触媒23を充填する。 触媒充填量としては特に制限はなく、たとえば1粒〜数
m3 とすることができる。反応器の容量にもよるが、1
0ml〜300ml程度が好ましい。充填量が10ml
未満であると偏流を招くおそれがあり、300mlを超
えると実験室規模を超え評価装置が高価となるおそれが
ある。 充填円筒57上部に偏流を防止するために多孔の液分
散板56を置く。 反応器のカバー55を閉める。 (2)リークテスト 適当なガスを用いて反応器20を反応圧以上まで昇圧
し漏れのないことおよび圧力低下のないことを確認す
る。 (3)ウェッティング ガス状原料を原料供給部1から所望の評価条件に従い
所定量供給する。 反応温度を所望の評価条件に従い上げてゆく。 液状原料を原料供給部1から所望の評価条件に従い所
定量供給する。 反応器20内が液状原料で満たされ、触媒23がウェ
ッティングされ、液レベル制御槽34が所定の液レベル
になり気液分離槽35が所定の液レベルに達することを
確認する。この時の温度としては、液状原料が流動する
温度以上であり、かつ触媒23が液状原料と反応しない
程度の温度以下で行なうことが好ましい。流動点以下で
は攪拌器26を損傷し、反応する温度では流動開始前で
あるため触媒表面で過度に反応が進み触媒を劣化させる
おそれがある。 液レベル制御槽34の液レベルは、反応器内の触媒充
填円筒57の上端よりも攪拌器26の吐出圧(流体ヘッ
ド)の影響分高くする必要がある。液レベルが低いと、
液状原料が循環しないか循環しても間歇的に触媒に供給
される。また、液レベルが高いと、反応器上部にガスが
滞留せず気液界面積が大きく減少する。 上記を確認後所望の評価条件に従い攪拌器26を回
転させ、流体原料を液相または気液二相流の状態で固体
触媒と接触させる。 (4)触媒前処理 所望の評価条件に従い、触媒の前処理を行なう。この
前処理としては、例えば触媒還元、触媒予備硫化等があ
る。槽型反応器の特性上、反応効率は管型より低い事を
考慮して、管型反応器よりも若干過剰な条件を選ぶこと
が好ましい。例えば、前処理温度を高くすること、前処
理時間を長くすること、および前処理原料を多めに供給
すること等を挙げることができる。 (5)反応評価 反応生成物を回収部3から連続的に抜き出し、所望の
評価条件に従い、触媒の評価を行なう。 (6)装置停止 反応評価が終了したら反応温度を下げる。 必要であれば、液状原料を洗浄剤に切り替える。 安全な温度まで下がったら液状原料の供給を停止す
る。 ガス状原料を不活性ガス等に切り替え反応装置内を置
換する。 回転を停止して、脱圧する。 なお、内部循環型反応器の多くは常圧下ではガスが循環
しないため(ガス比重が低いと攪拌効果が低くなり、内
部循環が起こらない)脱圧は最後にすることが望まし
い。 (7)反応結果の解析 内部循環型反応器での触媒評価結果は、槽型(完全混
合槽)として解析する。 妥当な反応次数より反応速度定数を求めて、管型へ換
算を行なう。
【0036】
【実施例】以下、本発明を実施例によってさらに具体的
に説明する。 [実施例1] (評価装置)図1に示す構成の評価装置に基づき触媒を
評価した。用いた主な構成要素は下記のとおりであっ
た。 ・内部循環型反応器:オートクレーブエンジニア社製3
インチバーティー型反応器を図2に示すように改造を加
えたもの。 ・評価触媒:重質油水素化分解触媒A(Co−Mo系/
アルミナ+USY,1/16インチ三つ葉型) 15,
50ml充填 ・原料油:ジベンゾチオフェン+n−トリデカン(いず
れも特級試薬)を硫黄濃度0.3重量%に調製 (触媒の前処理)触媒の前処理は、予備硫化を下記の条
件で行った。 ・硫化剤:硫黄分1.16重量%、比重0.8430の
未脱硫軽油 ・圧力:115kg/cm2 G ・硫化温度:260℃ ・LHSV:1.0 1/h ・硫化時間:24時間 ・水素/油比:1000Nm3 /kl (反応条件)反応器における反応は下記の条件で行っ
た。 ・圧力:100kg/cm2 G ・反応温度:200〜300℃ ・LHSV:1〜10 1/h ・水素/油比:2000Nm3 /kl ・攪拌器回転数:1000rpm ・空塔液線速度推算値:6cm/s(触媒充填量50m
lの時)、11cm/s(触媒充填量15mlの時) (評価結果)反応器出入り口の硫黄分濃度から脱硫率を
求めた。図3に、1/LHSV(即ち滞留時間)と脱硫
率(X)との関係を示す。図3に示すように、脱硫率
(X)は、LHSVの広い範囲で槽型反応器の一次反応
速度に従うことがわかった。 槽型反応器の一次反応速度式:k=LHSV×X/(1−X)・・・(1) 管型反応器の一次反応速度式:k=LHSV×{−1n(1−X)}・・・(2 ) 上式(1)より反応速度定数kを求めた。図4に、得ら
れた一次反応速度定数のアレニウスプロットを示す。図
は直線関係となり、活性エネルギーとしてはEa=25.
7kcal/moleが得られた。以上のように、脱硫
率は一次反応速度式に従うことおよびアレニウスプロッ
トが直線となりかつ活性化エネルギーが反応律速を示す
値となったことより本評価法は妥当な結果を与えている
ことがわかる。
に説明する。 [実施例1] (評価装置)図1に示す構成の評価装置に基づき触媒を
評価した。用いた主な構成要素は下記のとおりであっ
た。 ・内部循環型反応器:オートクレーブエンジニア社製3
インチバーティー型反応器を図2に示すように改造を加
えたもの。 ・評価触媒:重質油水素化分解触媒A(Co−Mo系/
アルミナ+USY,1/16インチ三つ葉型) 15,
50ml充填 ・原料油:ジベンゾチオフェン+n−トリデカン(いず
れも特級試薬)を硫黄濃度0.3重量%に調製 (触媒の前処理)触媒の前処理は、予備硫化を下記の条
件で行った。 ・硫化剤:硫黄分1.16重量%、比重0.8430の
未脱硫軽油 ・圧力:115kg/cm2 G ・硫化温度:260℃ ・LHSV:1.0 1/h ・硫化時間:24時間 ・水素/油比:1000Nm3 /kl (反応条件)反応器における反応は下記の条件で行っ
た。 ・圧力:100kg/cm2 G ・反応温度:200〜300℃ ・LHSV:1〜10 1/h ・水素/油比:2000Nm3 /kl ・攪拌器回転数:1000rpm ・空塔液線速度推算値:6cm/s(触媒充填量50m
lの時)、11cm/s(触媒充填量15mlの時) (評価結果)反応器出入り口の硫黄分濃度から脱硫率を
求めた。図3に、1/LHSV(即ち滞留時間)と脱硫
率(X)との関係を示す。図3に示すように、脱硫率
(X)は、LHSVの広い範囲で槽型反応器の一次反応
速度に従うことがわかった。 槽型反応器の一次反応速度式:k=LHSV×X/(1−X)・・・(1) 管型反応器の一次反応速度式:k=LHSV×{−1n(1−X)}・・・(2 ) 上式(1)より反応速度定数kを求めた。図4に、得ら
れた一次反応速度定数のアレニウスプロットを示す。図
は直線関係となり、活性エネルギーとしてはEa=25.
7kcal/moleが得られた。以上のように、脱硫
率は一次反応速度式に従うことおよびアレニウスプロッ
トが直線となりかつ活性化エネルギーが反応律速を示す
値となったことより本評価法は妥当な結果を与えている
ことがわかる。
【0037】[比較例1] (評価装置)実施例1において、反応器を内部循環型反
応器から等温管型反応器に変えて下記の構成で実施し
た。 ・等温管型反応器:中心部に6.35mm外径のサーモ
ウェルを有する内径19mmの長さ1.2mの管型 ・評価触媒:実施例1と同じ触媒Aを50ml充填 ・原料油:実施例1と同じ (触媒の前処理)触媒の前処理は、予備硫化を下記の条
件で行った。 ・圧力:135kg/cm2 G ・他の条件は実施例1と同じ (反応条件)反応器における反応は、以下の条件で行っ
た。 ・反応温度:275℃ ・LHSV:1〜3 1/h ・空塔液線速度:2E−3cm/s(LHSV=1の
時)、6E−3cm/s(LHSV=3の時)、 ・圧力、水素/油比は実施例1と同じ (評価結果)表2に実施例1との評価結果(X=n−ト
リデカン中のジベンゾチオフェンの脱硫率[%])の比
較を示す。表2における実施例1の評価結果は求めた速
度定数から管型の一次反応速度式(2)によって管型で
の脱硫率に換算したものである。比較例1では、管型反
応器においては空塔液線速度が実施例1に比べ1000
分の1以下であるため、物質移動の影響を受け正しい反
応成績が得られていないことがわかる。 [比較例2]比較例1において、等温管型反応器におけ
る評価触媒を下記のものを用い、微粒子で希釈した触媒
を充填して流れを改善したこと以外は比較例1と同様に
した。 ・評価触媒:実施例1と同じ触媒A50mlと32−6
4メッシュのシリコンカーバイト50mlを少量ずつ交
互に充填した。 (評価結果)表2に、実施例1、比較例1との評価結果
の比較を示す。比較例2では、微粒子希釈充填の効果
(主に逆混合の影響を抑制する)によって比較例1に比
べ若干の脱硫率の向上がみられるが、実施例1に比べる
と脱硫率は著しく低く、管型反応器では内部循環型に比
べ限界があることがわかる。
応器から等温管型反応器に変えて下記の構成で実施し
た。 ・等温管型反応器:中心部に6.35mm外径のサーモ
ウェルを有する内径19mmの長さ1.2mの管型 ・評価触媒:実施例1と同じ触媒Aを50ml充填 ・原料油:実施例1と同じ (触媒の前処理)触媒の前処理は、予備硫化を下記の条
件で行った。 ・圧力:135kg/cm2 G ・他の条件は実施例1と同じ (反応条件)反応器における反応は、以下の条件で行っ
た。 ・反応温度:275℃ ・LHSV:1〜3 1/h ・空塔液線速度:2E−3cm/s(LHSV=1の
時)、6E−3cm/s(LHSV=3の時)、 ・圧力、水素/油比は実施例1と同じ (評価結果)表2に実施例1との評価結果(X=n−ト
リデカン中のジベンゾチオフェンの脱硫率[%])の比
較を示す。表2における実施例1の評価結果は求めた速
度定数から管型の一次反応速度式(2)によって管型で
の脱硫率に換算したものである。比較例1では、管型反
応器においては空塔液線速度が実施例1に比べ1000
分の1以下であるため、物質移動の影響を受け正しい反
応成績が得られていないことがわかる。 [比較例2]比較例1において、等温管型反応器におけ
る評価触媒を下記のものを用い、微粒子で希釈した触媒
を充填して流れを改善したこと以外は比較例1と同様に
した。 ・評価触媒:実施例1と同じ触媒A50mlと32−6
4メッシュのシリコンカーバイト50mlを少量ずつ交
互に充填した。 (評価結果)表2に、実施例1、比較例1との評価結果
の比較を示す。比較例2では、微粒子希釈充填の効果
(主に逆混合の影響を抑制する)によって比較例1に比
べ若干の脱硫率の向上がみられるが、実施例1に比べる
と脱硫率は著しく低く、管型反応器では内部循環型に比
べ限界があることがわかる。
【0038】
【表2】 注:実施例1は、槽型の反応速度定数より管型での脱硫率に換算した結果を示す 。 [実施例2] (評価装置)実施例1において原料油を下記の重質油と
したこと以外は実施例1と同じものを用いた。ただし、
評価触媒は50ml充填した。 ・原料油:アラビアンヘビー原油の常圧残油(表3にそ
の性状を示す) (触媒の前処理)触媒の前処理は、予備硫化を下記の条
件で行った。 ・硫化剤:硫黄分1.16重量%、比重0.8430の
未脱硫軽油 ・圧力:130kg/cm2 G ・硫化温度:250℃ ・LHSV:1.0 1/h ・硫化時間:24時間 ・水素/油比:1000Nm3 /kl (反応条件)反応器における反応は、以下の条件で行っ
た。 ・圧力:130kg/cm2 G ・反応温度:380℃ ・LHSV:0.3〜1.0 1/h ・水素/油比:700Nm3 /kl ・攪拌器回転数:1000rpm ・空塔液線速度推算値:4cm/s (評価結果)反応器出入り口の硫黄分濃度と蒸留ガスク
ロによる343℃以上の留分の重量含有量から脱硫率と
分解率を求めた。図5に、l/LHSV(即ち滞留時
間)と脱硫率(HDS),分解率(HYC)の関係を示
す。図5によりHDS、HYCは、LHSVの広い範囲
で槽型反応器の一次反応速度式に従うことがわかり、重
質油の反応においても本評価法は妥当な結果を得ること
がわかる。
したこと以外は実施例1と同じものを用いた。ただし、
評価触媒は50ml充填した。 ・原料油:アラビアンヘビー原油の常圧残油(表3にそ
の性状を示す) (触媒の前処理)触媒の前処理は、予備硫化を下記の条
件で行った。 ・硫化剤:硫黄分1.16重量%、比重0.8430の
未脱硫軽油 ・圧力:130kg/cm2 G ・硫化温度:250℃ ・LHSV:1.0 1/h ・硫化時間:24時間 ・水素/油比:1000Nm3 /kl (反応条件)反応器における反応は、以下の条件で行っ
た。 ・圧力:130kg/cm2 G ・反応温度:380℃ ・LHSV:0.3〜1.0 1/h ・水素/油比:700Nm3 /kl ・攪拌器回転数:1000rpm ・空塔液線速度推算値:4cm/s (評価結果)反応器出入り口の硫黄分濃度と蒸留ガスク
ロによる343℃以上の留分の重量含有量から脱硫率と
分解率を求めた。図5に、l/LHSV(即ち滞留時
間)と脱硫率(HDS),分解率(HYC)の関係を示
す。図5によりHDS、HYCは、LHSVの広い範囲
で槽型反応器の一次反応速度式に従うことがわかり、重
質油の反応においても本評価法は妥当な結果を得ること
がわかる。
【0039】
【表3】 [比較例3] (評価装置)実施例2において用いた反応器を下記等温
管型反応器に変えたこと以外は実施例2と同様のものを
用いた。 ・等温管型反応器:中心部に7.94mm外径のサーモ
ウェルを有する内径25mmの長さ3.5mの管型 ・評価触媒:実施例1と同じ触媒Aを700ml充填 ・原料油:実施例2と同じ (触媒の前処理)触媒の前処理は、予備硫化を下記の条
件で行った。 ・LHSV:0.8 1/h ・他の条件は実施例2と同じ (反応条件)反応器における反応は、以下の条件で行っ
た。 ・反応温度:380℃ ・LHSV:0.3 1/h ・空塔液線速度:0.02cm/s ・圧力、水素/油比は実施例1と同じ (評価結果)図6に、実施例2とのHDS、HYC評価
結果の比較を示す。図6における実施例2の評価結果は
槽型より求めた速度定数から管型の一次反応速度式
(2)によって管型でのHDS、HYCに換算したもの
である。実施例2、比較例3のHDS、HYC評価結果
は概ね一致しており、管型反応器においては空塔液線速
度が実施例2に比べ250分の1以下であるが、反応速
度が実施例1等に比べ遅いために両者同じ結果になった
ものと考えられる。
管型反応器に変えたこと以外は実施例2と同様のものを
用いた。 ・等温管型反応器:中心部に7.94mm外径のサーモ
ウェルを有する内径25mmの長さ3.5mの管型 ・評価触媒:実施例1と同じ触媒Aを700ml充填 ・原料油:実施例2と同じ (触媒の前処理)触媒の前処理は、予備硫化を下記の条
件で行った。 ・LHSV:0.8 1/h ・他の条件は実施例2と同じ (反応条件)反応器における反応は、以下の条件で行っ
た。 ・反応温度:380℃ ・LHSV:0.3 1/h ・空塔液線速度:0.02cm/s ・圧力、水素/油比は実施例1と同じ (評価結果)図6に、実施例2とのHDS、HYC評価
結果の比較を示す。図6における実施例2の評価結果は
槽型より求めた速度定数から管型の一次反応速度式
(2)によって管型でのHDS、HYCに換算したもの
である。実施例2、比較例3のHDS、HYC評価結果
は概ね一致しており、管型反応器においては空塔液線速
度が実施例2に比べ250分の1以下であるが、反応速
度が実施例1等に比べ遅いために両者同じ結果になった
ものと考えられる。
【0040】以上のように、常圧残油の脱硫反応、水素
化分解反応において、本発明による評価法と比較的大型
の等温管型反応器はともに妥当な結果を与えていること
がわかり、本発明による評価法は妥当な結果を与えるば
かりかプラントのスケールアップについて有用であるこ
とが示された。
化分解反応において、本発明による評価法と比較的大型
の等温管型反応器はともに妥当な結果を与えていること
がわかり、本発明による評価法は妥当な結果を与えるば
かりかプラントのスケールアップについて有用であるこ
とが示された。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によって、
固体触媒の性能の評価に用いる適用流体の範囲を気相か
ら、液相または気液相へと拡大するとともに、固体触媒
の性能を小規模な実験室装置で精度良く評価することが
できる固体触媒の評価装置および固体触媒の評価方法を
提供することができる。また、本発明によって、新プラ
ントの開発において、大型実験装置(デモプラント、パ
イロットプラント等)の段階を省くことができる。
固体触媒の性能の評価に用いる適用流体の範囲を気相か
ら、液相または気液相へと拡大するとともに、固体触媒
の性能を小規模な実験室装置で精度良く評価することが
できる固体触媒の評価装置および固体触媒の評価方法を
提供することができる。また、本発明によって、新プラ
ントの開発において、大型実験装置(デモプラント、パ
イロットプラント等)の段階を省くことができる。
【図1】本発明の固体触媒の評価装置の一実施形態を模
式的に示す説明図である。
式的に示す説明図である。
【図2】本発明に用いられる内部循環型反応器の一実施
形態を模式的に示す断面説明図である。
形態を模式的に示す断面説明図である。
【図3】本発明における触媒の評価において、l/LH
SV、すなわち滞留時間と脱硫率(X)との関係を示す
説明図である。
SV、すなわち滞留時間と脱硫率(X)との関係を示す
説明図である。
【図4】本発明における触媒の評価において、得られた
一次反応速度定数のアレニウスプロットを示す説明図で
ある。
一次反応速度定数のアレニウスプロットを示す説明図で
ある。
【図5】本発明における触媒の評価において、l/LH
SV、すなわち滞留時間と脱硫率(HDS)および分解
率(HYC)との関係を示す説明図である。
SV、すなわち滞留時間と脱硫率(HDS)および分解
率(HYC)との関係を示す説明図である。
【図6】実施例2と比較例3の脱硫率(HDS)および
分解率(HYC)の評価結果の比較を示す説明図であ
る。
分解率(HYC)の評価結果の比較を示す説明図であ
る。
1 原料供給部 2 反応部 3 回収部 11 気液供給管 20 反応器 21 流体原料入口 22 触媒充填床 23 固定触媒 24 液状生成物出口 25 ガス状生成物出口 26 攪拌機 30 液レベル制御部 31 気液分離部 32 気液移送管 33 ガス導通管 34 液レベル制御槽 35 気液分離槽 36 気液移送管 37 圧力制御弁 38 液状生成物入口 39 ガス状生成物入口 40 液レベルセンサー 41 液移送管 51 真鍮電気炉 52 熱電対挿入口 53 磁気式攪拌機シャフト 54 インペラー 55 カバー 56 液分散板 57 充填円筒 58 液レベル制御弁
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C10G 47/36 C10G 47/36 49/26 49/26
Claims (6)
- 【請求項1】 流体原料を供給する原料供給部と、供給
された流体原料を、その内部に配設した固体触媒に接触
反応させる反応器を有する反応部と、反応部から送り出
された反応生成物を回収する回収部とを備えた固体触媒
の評価装置において、原料供給部が、液体原料、または
ガスおよび液体の混合原料を連続的に供給できる機能を
有し、反応部の反応器が、流体原料入口と、反応生成物
を液状生成物およびガス状生成物にそれぞれ分離して排
出させる反応生成物出口とを有し、回収部が、反応器の
反応生成物出口のそれぞれに連接した反応生成物入口を
有し、かつ、反応器内の液レベルを一定に保持する液レ
ベル制御部を有することを特徴とする固体触媒の評価装
置。 - 【請求項2】 前記回収部が、前記反応生成物入口およ
び前記液レベル制御部を有するとともに、この液レベル
制御部から送り出される反応生成物を気体および液体に
分離する気液分離部をさらに有する請求項1記載の固体
触媒の評価装置。 - 【請求項3】 前記反応部の反応器が、触媒固定式の内
部循環型反応器である請求項1または2記載の固体触媒
の評価装置。 - 【請求項4】 前記液レベル制御部が、オーバーフロー
式の制御槽である請求項1〜3のいずれか1項記載の固
体触媒の評価装置。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項記載の固体
触媒の評価装置を用い、反応部における流体原料を液相
または気液二相流の状態で固定触媒と接触させ、次いで
反応生成物を連続的に抜き出すことを特徴とする固体触
媒の評価方法。 - 【請求項6】 前記流体原料が、石油類、または石油類
および水素の混合流体である請求項5記載の固体触媒の
評価方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8327339A JPH10170497A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 固体触媒の評価装置およびそれを用いた固体触媒の評価方法 |
| US08/986,756 US6086832A (en) | 1996-12-06 | 1997-12-08 | Apparatus for evaluating a solid catalyst and evaluation method using the apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8327339A JPH10170497A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 固体触媒の評価装置およびそれを用いた固体触媒の評価方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10170497A true JPH10170497A (ja) | 1998-06-26 |
Family
ID=18198039
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8327339A Pending JPH10170497A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 固体触媒の評価装置およびそれを用いた固体触媒の評価方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6086832A (ja) |
| JP (1) | JPH10170497A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107478764A (zh) * | 2016-06-07 | 2017-12-15 | 中国石油化工股份有限公司 | 烃类蒸汽转化催化剂活性评价装置及其试验方法和应用 |
Families Citing this family (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2777805B1 (fr) * | 1998-04-24 | 2000-06-02 | Inst Francais Du Petrole | Appareillage de type micropilote et procede de test catalytique |
| US6790417B2 (en) * | 2000-12-21 | 2004-09-14 | Corning Incorporated | Monolith loop reactors |
| US7074962B2 (en) * | 2002-02-15 | 2006-07-11 | Air Products And Chemicals, Inc. | Catalyst holder and agitation system for converting stirred tank reactor to fixed bed reactor |
| US7435598B2 (en) * | 2003-11-10 | 2008-10-14 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Catalyst testing apparatus and process |
| ES2245238B1 (es) * | 2004-06-03 | 2007-02-16 | Consejo Sup. Investig. Cientificas | Reactor automatico para estudios de microactividad catalitica. |
| JP4354341B2 (ja) * | 2004-06-11 | 2009-10-28 | 花王株式会社 | 反応装置 |
| FR2891162B1 (fr) * | 2005-09-28 | 2008-05-09 | Commissariat Energie Atomique | Reacteur et procede pour le traitement d'une matiere dans un milieu reactionnel fluide |
| DE102006034172B3 (de) * | 2006-07-24 | 2007-09-20 | Hte Ag The High Throughput Experimentation Company | Vorrichtung und Verfahren zur Handhabung von Multikomponenten-Gemischen |
| US20090090615A1 (en) * | 2007-10-05 | 2009-04-09 | Atomic Energy Council - Institute Of Nuclear Energy Research | Apparatus and method for controlling the oxidation state of catalyst |
| US8877032B2 (en) * | 2009-11-02 | 2014-11-04 | Dan Prokop | Generation of chemical reagents for various process functions utilizing an agitated liquid and electrically conductive environment and an electro chemical cell |
| FR2966752B1 (fr) * | 2010-11-03 | 2013-11-01 | IFP Energies Nouvelles | Dispositif de test de solides mis en forme fonctionnant en phase heterogene |
| CN102539618B (zh) * | 2012-01-10 | 2015-02-25 | 北京昊诚油气科技有限公司 | 一种多通道高通量催化剂评价装置及评价方法 |
| US9222924B1 (en) * | 2013-07-30 | 2015-12-29 | E3Tec Service, Llc | Differential kinetic test unit |
| CN110044754B (zh) * | 2019-03-25 | 2023-11-24 | 华电电力科学研究院有限公司 | 一种蜂窝式脱硝催化剂抗磨损实验装置及实验方法 |
| DE102019207565A1 (de) * | 2019-05-23 | 2020-11-26 | Friedrich-Alexander-Universität Erlangen-Nürnberg | Berty-Reaktor und Bausatz für einen solchen |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4937051A (en) * | 1985-11-07 | 1990-06-26 | Mobil Oil Corporation | Catalytic reactor with liquid recycle |
| US5133941A (en) * | 1988-08-19 | 1992-07-28 | Phillips Petroleum Company | Apparatus for hydrogenating hydrocarbons |
-
1996
- 1996-12-06 JP JP8327339A patent/JPH10170497A/ja active Pending
-
1997
- 1997-12-08 US US08/986,756 patent/US6086832A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107478764A (zh) * | 2016-06-07 | 2017-12-15 | 中国石油化工股份有限公司 | 烃类蒸汽转化催化剂活性评价装置及其试验方法和应用 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6086832A (en) | 2000-07-11 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH10170497A (ja) | 固体触媒の評価装置およびそれを用いた固体触媒の評価方法 | |
| CA2559527C (en) | Cyclone reactor and associated methods | |
| Meille et al. | Hydrodesulfurization of alkyldibenzothiophenes over a NiMo/Al2O3Catalyst: kinetics and mechanism | |
| CA2675825C (en) | System and process for hydrodesulfurization, hydrodenitrogenation, or hydrofinishing | |
| US6288006B1 (en) | Method for pre-sulphurization of catalysts | |
| EP1839740A2 (en) | Device and method for pressure and flow control in parallel reactors | |
| US20110028573A1 (en) | High Shear Production of Value-Added Product From Refinery-Related Gas | |
| CN102101818B (zh) | 一种苯和甲醇烷基化合成二甲苯的方法 | |
| CN102026705A (zh) | 催化剂或吸附剂的固体粒子的硫化或预硫化法 | |
| CN101163541B (zh) | 在每一区中添加再生或新鲜催化剂的多区移动床反应装置 | |
| JP5222460B2 (ja) | 複数の固定床または移動床帯域および内蔵型熱交換器を有する反応装置 | |
| Hou et al. | Membrane based gas–liquid dispersion integrated in fixed-bed reactor: a highly efficient technology for heterogeneous catalysis | |
| US6497844B1 (en) | Micropilot-type equipment for catalytic testing process | |
| US20020043483A1 (en) | Presulfiding OCR catalyst replacement batches | |
| JP2008529762A (ja) | 固定床反応器 | |
| ZA200403378B (en) | In-situ hydroisomerization of a synthesized hydrocarbon liquid in a slurry fischer-tropsch reactor. | |
| US20050006283A1 (en) | Presulfiding OCR catalyst replacement batches | |
| CA2466374A1 (en) | Slurry hydrocarbon synthesis with isomerization zone in external lift reactor loop | |
| US11346826B2 (en) | System and apparatus for testing and/or evaluating an industrial catalyst | |
| US9850437B2 (en) | Enhanced processes to produce value-added products from light gases | |
| CA2878191A1 (en) | Process for reactor catalyst loading | |
| Hanika | Safe operation and control of trickle-bed reactor | |
| Pratt | Small scale laboratory reactors | |
| US5770154A (en) | Device for testing and for analyzing a petrochemical process | |
| van der Waal et al. | Realistic catalyst testing in high-throughput parallel small-scale reactor systems |