JPH10171449A - 電子弦楽器 - Google Patents
電子弦楽器Info
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- JPH10171449A JPH10171449A JP8335902A JP33590296A JPH10171449A JP H10171449 A JPH10171449 A JP H10171449A JP 8335902 A JP8335902 A JP 8335902A JP 33590296 A JP33590296 A JP 33590296A JP H10171449 A JPH10171449 A JP H10171449A
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- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Abstract
きれいなビブラート等の効果を付与できるようにする。 【解決手段】楽器本体に両端が固定されて張設された弦
3の中間部を可動駒6に係止させる。その弦3が押下さ
れた時にその長手方向の押下位置に応じて音高が設定さ
れる音高設定手段20E〜20Gを設け、楽器本体に設
けられた検出部に、被検出部材(弓体)が検出動作する
ことによって弦操作が検出される弦対応部操作検出手段
(弦種選定手段)10と、音高設定手段20E〜20G
の出力と弦対応部操作検出手段10の出力とによって発
音指示され、設定された音高に相当する楽音信号を発生
する音源手段40と、弦の長手方向の小動による可動駒
6の基本位置からの変位を検出し、その変位量に応じた
変調信号により音源手段40から発生される楽音信号を
変調制御する楽音変調制御手段30とを設ける。
Description
リン,チェロ,胡弓,一弦琴等の各種弦楽器を模した電
子楽器、すなわち少なくとも一本の弦を有し、その弦を
指で押え、且つ弓による擦弦あるいは指や爪,撥等によ
る撥弦などに相当する弦操作を行なったときに、弦を指
で押えた位置に応じた音高の楽音を発生する電子弦楽器
に関する。
電気弦楽器は、弦を指で押えつつ、別の指または弓で弦
を振動させ、その振動をピックアップで検出し、その検
出信号を増幅して楽音を発生する。ビブラート等の効果
をかける場合は、指で押えた弦を揺らし、弦長および張
力変化を発生させることによりそれを行なうことができ
る。このような有弦振動楽器では、演奏操作は自然楽器
に近いものの、音色及び記録制御等演奏データの加工に
限界がある。
例えば導線(または帯状導体)と帯状抵抗体を用いて、
押された位置に応じた電圧の音高信号を発生し、あるい
はタッチパネルのように押された位置をデジタル的に検
知して音高信号を発生し、それらによって電子音を発生
する電子楽器が考えられ、千差万別の音色加工ができる
ようになった反面、これらの電子楽器では、発生する楽
音に直接的にビブラートのような効果を付与しにくいも
のとなっている。すなわち、さお上の押えた指の接触位
置を大きく動かさないと深いビブラートがかからなかっ
た。従って弦とは別の部所に効果付与のためのスイッチ
やボリュームまたはレバーを設け、それによって効果制
御することも考えられている。
は、自然弦楽器では、さおの部分の所定位置を弦の上か
ら指で押さえて、基本的にはその指のさおに対する位置
を動かさずに指を動かすことで、弦の張力を変化させる
ことによってなされる。そして、さおの押圧指位置をさ
おに対し積極的に動かす奏法はグライド奏法と呼ばれ、
五線譜上の別の音高を有する音符に移行するものであ
る。しかるに、上述のような従来の電子弦楽器では、ビ
ブラート操作をするのに上記グライド奏法に近い操作を
しなければならず、操作が不自然になり、自然できれい
なビブラート等をかけることができなかった。
ル)の操作でビブラートをかけるやり方では、自然弦楽
器の速い指の動きに代わる操作ができないし、またビブ
ラート周期固定のプリセット操作では、機械的すぎて自
然な感じが出せず、演奏表現力が落ちる。そこで、音色
加工が容易に行なえる電子弦楽器において、演奏操作が
自然で、きれいなビブラート等の効果制御ができる電子
弦楽器が望まれていた。
たものであり、上述のような自然弦楽器を模した電子弦
楽器において、演奏操作が自然で、きれいなビブラー
ト,トレモロ,リバーブ等の効果制御ができるようにす
ることを目的とする。
器は、上記の目的を達成するため、楽器本体と、この楽
器本体に両端が固定されて張設され、中間部を変位し得
るように可動駒に係止させた弦と、上記楽器本体に設け
られた検出部に、被検出部材が検出動作することによっ
て、弦操作が検出される弦対応部操作検出手段と、上記
楽器本体の弦に対して設けられ、該弦が押下された時に
その長手方向の押下位置に応じて音高が設定される音高
設定手段と、この音高設定手段の出力と上記弦対応部操
作検出手段の出力とによって発音指示され、上記音高設
定手段で設定された音高に相当する楽音信号を発生する
音源手段と、上記弦の小動による上記可動駒の基本位置
からの変位を検出し、その変位量に応じた変調信号によ
って上記音源手段から発生される楽音信号を変調制御す
る楽音変調制御手段とを設けたものである。
して音源となるものではなく、指で押さえる目安となる
と共に、発生する楽音にビブラート等の効果を付与する
ためのものであり、糸あるいは線状のものに限らず、板
バネのような板や、リボン,短い棒がチェン状に連結さ
れたものなども含む。
の電子弦楽器を含んでいる。例えば、少なくとも1つの
弦と、該弦が押下された位置に応じて音高が設定される
音高設定手段とが、楽器本体のさおに設けられ、該弦が
演奏者の一方の手の指で押下された時に音高を決定し、
他方の手によって該弦を被検出部である弓部材などでそ
の対応部を弾くことにより、もしくはマンドリンの爪,
三味線やびわの撥のようなもので弾くことによって少な
くともトリガ信号が発せられ、このタイミングによって
前記決定された音高が音源手段によって、発音されるタ
イプの電子弦楽器(タイプI)。
設けられ、見かけ上ではこれだけで、指等の被検出部材
が、前記弦の上からさお(楽器本体)上もしくは表面に
設けた音高設定手段を兼用して構成される弦操作検出用
弦対応部操作検出手段によって、実質的に弦を上から押
え、音高設定手段を能動的にした時に前記音源手段によ
って発音されるタイプの電子弦楽器(タイプII)。
よる可動駒の基本位置からの変位データをもとにして音
源手段から発する楽音を変調するものを含んでいる。す
なわち、この発明では、張設弦の弦当接駒の小動を効果
制御(変調制御)に反映しているので、演奏者の入力操
作が、電子弦楽器としてのマシンに忠実に入力として取
込まれ、マンマシンインタフェース上きわめて効率のよ
い電子弦楽器を形成することができる。そして、上記可
動駒の基本位置からの変位によって、演奏楽音にビブラ
ート等の効果が付与される。したがって、演奏中に、そ
の演奏音の音高を設定した指で容易且つ確実にビブラー
ト,トレモロ,リバーブ等の効果を付与することができ
る。
(6)の基本位置からの変位をフォトセンサ(32)に
よって光学的に検出し、その検出信号によって変調信号
を形成する手段を用いることができる。また、上記可動
駒(6)が、弦(3)の小動による変位を拡大する変位
拡大手段を有するようにするとよい。その可動駒(6)
は、中間部に回転軸(9)を有し、この回転軸に対して
弦(3)を係止する端部と反対側に延設部(6a)を有
し、楽音変調制御手段(30)は、その可動駒(6)の
延設部(6a)の基本位置からの変位量を検出し、その
検出信号によって上記変調信号を形成することができ
る。また、音高設定手段(20E〜20G)は、導電性
の各弦(3)の下方に帯状抵抗体(7)を配設したもの
でもよい。
音変調制御手段に代えて、楽器本体に両端が固定されて
張設された弦に力が加えられることにより、その力に応
じた弦の変形を検出して信号を出力する変形出力発生手
段と、その出力信号に応じた変調信号によって音源手段
から発生される楽音信号を変調制御する楽音変調制御手
段とを設けるようにしてもよい。さらに、これらの電子
弦楽器において、上記弦と音高設定手段とを電気的に独
立させるようにするとよい。
ずれかの弦の中間部が押下されるか、あるいは上記弦対
応部操作検出手段が複数設けられ、そのいずれかが選択
かつ操作されること、のいずれかもしくはその両方が実
行されることにより弦種を選定して上記音源手段によっ
て発生される楽音信号の音域を制御する弦種選定手段を
設けるとよい。
れ、そのいずれかが選択かつ操作されたときに弦種を選
定する場合には、実際に設けられている弦は一本だけで
あっても、各々異なる音域の音高を設定するための仮想
的な複数の弦を想定して、例えば、被検出部である弓部
材などで複数の弦対応部操作検出手段を選択的に操作す
る(弾く)ことなどにより、そのいずれかを選定するこ
とができる。
器本体(1)上の弦(3)に対応する位置に感圧センサ
(132)を配設し、その感圧センサ(132)上に上
記弦対応部操作検出手段(10)の被検出部材をなす弦
楽器の弓を模した形状の手動部材(23)に摺接される
ローラ(130)を設け、そのローラ(130)を介し
て感圧センサ(132)よって手動部材(23)による
押圧力を検出し、その検出信号に応じて音源手段(4
0)によって発生される楽音信号の音量又は音色等のパ
ラメータを制御するように構成することもできる。
で音高を設定し、その演奏音にビブラート等の効果を付
与しながら、他方の手で手動部材を操作して弦対応部操
作検出手段により弦操作を検出し、発音の開始と停止を
制御すると共に、その手動部材の押し付け力によって音
量又は音色等を変化させることができる。
接点で構成することもできる。弦対応部操作検出手段あ
るいは弦種選定手段の検出部を、複数のスイッチ(56
a,56b)で構成することができる。弦対応部操作検
出手段は、被検出部材が弦楽器の弓を模した形状の手動
部材(23)であり、弦操作の検出部が該手動部材(2
3)の移動量もしくは移動速度を複数の弦(3)に対応
する異なる位置でそれぞれ検出する手段を有し、該手段
が上記移動量もしくは移動速度を検出したときに弦種選
定信号も出力する手段にすれば、上記移動量もしくは移
動速度の検出信号を音源手段(40)が発生する楽音信
号の制御に用いるようにすることができる。
面に基づいて説明する。図1はこの発明による電子弦楽
器の一実施形態を示すブロック構成図、図2はその外観
例を示す斜視図、図3はその側面図である。この電子弦
楽器は、バイオリンのような運弓擦弦楽器を模したもの
であるが、その構成は通常の運弓擦弦楽器とは全く異な
っている。
よる電子弦楽器の一例を説明する。楽器本体1に細長い
竿状部1aを有し、その上面に長手方向に沿って上面が
先端にいくにつれて傾斜した指板2を固設している。そ
して、導電性のワイヤによる4本の弦3を、それぞれ両
端をピン4,5によって固定して張設し、そのピン4と
5の間の中間部3aを変位し得るように可動駒6に係止
させている。16はピン5に近接した位置に設けた固定
駒であり、各弦3と指板2の上面との間隔が全長に亘っ
てほぼ一定だが、わずかに先端にいくにつれて狭くなる
ようにしている(図3参照)。その指板2の上面には、
各弦3に対応してそれぞれ細長い帯状抵抗体7を配設し
ている。
は、両端を一対の支持片8,8によって支持された軸9
にそれぞれ図3の矢示E方向に回動可能に軸支され、下
部に楽器本体1内に長く延設する延設部6aを有してい
る。そして、上端部の矢示E方向の回動変位が下端部で
は拡大されて破線矢示Fで示すように大きく回動変位す
る。
各弦に対応させて、図2において右側から1弦(E
弦),2弦(A弦),3弦(D弦),4弦(G弦)とし
て、その設定音域を異ならせるが、実際に各弦の材質や
太さを異ならせなくてもよいが、感触重視のために異な
らせてもよい。
選定手段の構造部であり、弦3の張設方向に並行な軸線
を有する半円筒状のドラム部11と、その両端に設けた
一対のフランジ部12a,12bと、その外側を覆う球
面状のカバー13a,13bとを備え、ドラム部11の
周面に4本の弦に対応する弦対応部である4本の細い半
円柱状の弓当て14を、軸線方向に沿い、周方向に一定
の間隔を置いて配設している。
を弦3の張設方向に並行にして配設しているが、初心者
が後述の手動部材(弓に相当する)を操作し易いよう
に、図4に示すように弦種選定手段10のドラム部11
の軸線を弦3の張設方向に非並行にして配置してもよ
い。なお、図4に示す楽器は右きき用であり、左きき用
では、前記軸線を図4とは反対側に傾むけて弦種選定手
段10のドラム部11が配設される。
部12aの各弓当て14に対して幾分上の位置に投光窓
17(図3)を、他方のフランジ部12bのその各投光
窓17と対向する位置に受光窓18を、それぞれ設けて
いる。その各投光窓17には、それぞれ図示しない発光
ダイオード(LED)等の光源からの光を光ファイバに
よって集光して導き、対向する受光窓18に向けて光を
照射する。各受光窓18にも図示しない光ファイバの一
端を挿着しており、受光した光をフォトダイオード等の
受光素子に導いている。
ファイバの先端には、それぞれ平行光線作成用のレンズ
及び集光レンズが設けられている。これらによって楽器
本体側の検出部を構成している。なお、スペースがあれ
ば、各投光窓17に光源を、各受光窓18に受光素子を
それぞれ直接設けるようにしてもよい。
を説明する。20E,20A,20D,20Gは、前述
した1弦〜4弦(E弦〜G弦)の各弦ごとに設けられた
音高設定手段であり、それぞれ前述した弦3及び帯状抵
抗体7と、それによって出力される電圧信号をデジタル
信号に変換するA/D変換器21とからなる。これらの
各音高設定手段によって設定できる音域は弦種に応じて
異なっている。
3が指で矢示Pで示すように押下され、B点で帯状抵抗
体7に接触した場合を考える。この帯状抵抗体7の両端
間に+Vの電圧を印加しておくと、その長手方向の弦3
の押下位置すなわちB点の位置に応じた電圧Vbが弦3
のピン4によって係止されたA点から出力される。この
電圧Vbが各弦3ごとの音高を設定する信号であり、こ
れをA/D変換器21によってデジタル信号に変換して
出力する。
A,20D,20Gから出力されるデジタル信号(音高
設定信号)は、それぞれアンド回路22E,22A,2
2D,22Gによって、弦種選定手段10からの弦種選
定信号Se,Sa,Sd,Sgとアンドがとられ、選定
された弦の音高決定手段からの音高設定信号のみが、後
述する楽音変調制御手段30を経て音源手段40へ送ら
れる。なお、弦を抵抗体の線条とし、その各弦に対向す
る指板上に帯状導電パターンを形成するようにしても、
同様に指で弦を押える位置に応じた音高設定信号を発生
させることができる。
を兼ねており、楽器本体1に設けられた前述した検出部
に、後述する被検出部が接近または接触するような検出
動作をすることによって弦操作を検出して信号を出力す
る。この実施形態においては、それと同時に複数(この
例では4本)の弦3のうちのどの弦に対応する弓当て1
4が操作されたかも判別して、弦種を選定する弦種選定
信号をアンド回路22E,22A,22D,22Gのい
ずれかに出力する。
高を設定するデジタル信号が出力されても、この弦対応
部操作検出手段を兼ねた弦種選定手段10が弦操作を検
出するまでは、いずれの弦種選定信号も出力されない
(“0”になっている)ので、全てのAND回路22
E,22A,22D,22Gが閉じていて、そのデジタ
ル信号が音源手段40に入力されないため、楽音信号は
発生されない。図5はこの弦種選定手段の一例を示す説
明図であり、図2及び図3に示した弦種選定手段10
に、運弓擦弦楽器の弓を模した手動部材23を被検出部
材として使用した状態の説明図である。
の長手方向に沿って多数のスリット状の透孔24が所定
のピッチで形成されている。この手動部材23を図5に
示すように、楽器本体1に設けたドラム部11上の4本
の弓当て14のいずれかに当接させて矢示K方向に摺動
すると、フランジ部12bに設けられた4個の受光窓1
8のうちの手動部材23が当接された弓当て14(図5
ではD弦に対応する弓当て)の上部にある受光窓18の
みが、透孔24及びその間隔部に対向するようになる。
される光が、手動部材23の矢示K方向の移動によって
断続的にその受光窓18に受光され、図示しない受光素
子によってそれを検出してパルス状の信号を出力する。
どの受光窓18からの受光を検知する受光素子によって
このパルス状の信号が出力されるかにより、どの弦が選
択されたかを決定する弦種選定信号Se,Sa,Sd,
Sg(図1)のいずれかを出力する。
状の信号のパルス数をカウントすることにより手動部材
23の変位量を検知することができ、そのパルスの周期
あるいは単位時間内に検出されるパルス数によって、変
位速度を検知することもできる。
設定手段20E,20A,20D,20Gのいずれかか
ら音高設定信号であるデジタル信号が出力され、弦種選
定手段10からそれに対応する弦種選定信号が出力され
た時、すなわち弦対応部操作検出手段によって弦操作が
検出された時、アンド回路22E,22A,22D,2
2Gのいずれかの出力が、楽音変調制御手段30の乗算
器31E,31A,31D,31Gのいずれかを介して
入力されることにより発音指示され、選定された弦種に
相当する音域で設定された音高の楽音信号を発生する。
り、入力するデジタル信号に基づいてメモリに記憶され
ている波形データを読み出して、決定された音高の楽音
データを生成し、それをアナログの楽音信号に変換して
出力する。あるいは、特公昭62−45558号公報,
特公平7−111638号公報等に見られる物理モデル
音源であってもよく、従来の電子オルガン等に用いられ
ている音源装置と同様であるので、その詳細な説明は省
略する。
をアンプ41で増幅し、スピーカ42によって電気−音
響変換して演奏音として放音する。アンプ41及びスピ
ーカ42は、小型のものを楽器本体1に内蔵させること
もできるが、サウンドシステムとして外部に設けて楽器
本体1と信号線で接続するようにしてもよい。
制御手段30について説明する。図2及び図3に示した
各弦3の中間部3aを係止する4個の可動駒6と、その
各々に対して図3に示す垂直状態の基本位置からの矢示
E,F方向の回動変位を検出する4組のフォトセンサ3
2とによって楽音変調制御部を構成している。
信号を、それぞれA/D変換器33E,33A,33
D,33Gによってデジタル信号に変換して変調信号と
し、乗算器31E,31A,31D,31Gの対応する
ものに入力させ、そこでアンド回路22E,22A,2
2D,22Gのいずれかから入力するデジタル信号(音
高設定信号)と乗算し、音源手段40によって発生され
る楽音信号を変調制御する。それによって、可動駒6の
回動変位量及び変位周期に応じた音高のピッチ変化を付
与して、演奏音にビブラートをかけることができる。あ
るいは、音量変化によるトレモロやリバーブ(残響)効
果などを付与することもできる。
指45によって弦3を指板2に押え付けた状態で、その
指45を矢示Mのように小動させると、弦3の図6にa
−b−cで示す部分を僅かに引いたり押したりすること
になる。
た点dを中心に回動できるため回動変位し、そのb点の
変位量が延設部6aのe点ではb,d間の長さとd,e
間の長さの比(d−e)/(b−d)で拡大され、それ
を可動駒6の下端部付近の前後両側に設けたフォトセン
サ32a,32b(両方で図1におけるフォトセンサ3
2を構成する)によって検出する。すなわち、この可動
駒6は変位拡大手段を兼ねている。この可動駒6の変位
を検知するフォトセンサは32a,32bのいずれか一
方だけでもよいが、2個設けた場合は可動駒6の変位を
差動的に検知できるため、検出精度及び確度を向上させ
ることができる。
は、図7にその縦断面図を示すように、楽器本体1内
に、可動駒6が垂直状態の基本位置にあるときにその前
後両側に同じ間隔を置いて平行に設けられた固定部1
b,1cに、それぞれフォトリフレクタ321を配設
し、それを覆うようにドーム状弾性体322の基部32
2bを固着し、その押圧部322cをそれぞれ可動駒6
に当接させ、若干弾性変形させてプリコンプレッション
をかけている。
レクタ321と対向する内面には、それぞれ反射面32
2aが形成されており、フォトリフレクタ321から照
射される光を反射して返すようになっている。可動駒6
の下端部が矢示Fで示すように回動変位すると、その方
向に応じてフォトセンサ32a,32bの一方のドーム
状弾性体322が押圧され、その反射面322aがフォ
トリフレクタ321に接近して反射光量が増加する。
動回路に示すように、発光素子であるLED321aと
受光素子であるフォトトランジスタ321bとを備えて
おり、そのLED321aと保護抵抗R1の直列回路に
一定電流Icを流して、LED321aを一定の発光量
で発光させる。一方、その光がドーム状弾性体322の
反射面322aで反射された光を受光するフォトトラン
ジスタ321bと抵抗R2との直列回路に一定電圧Vc
を印加している。
の受光量に応じた電流が抵抗R2に流れ、その両端子間
に生ずる電圧Vsは反射面322aの位置すなわち可動
駒6の回動変位量に応じて変化する。フォトセンサ32
aによるこの出力電圧をVsaとし、フォトセンサ32
bによるこの出力電圧をVsbとすると、図9の(a)
に示すように出力電圧をVsaは可動駒6が図3で右旋
回動したときの変位量+xに応じて増加し、出力電圧を
Vsbは可動駒6が図3で左旋回動したときの変位量−
xに応じて増加する。
れ可動駒6が垂直状態の基本位置にあるときの出力電圧
V0 を減じて加算すれば、図9の(b)に示すように可
動駒6がいずれの方向に回動しても、その回動変位量+
x又は−xに応じて増加する電圧信号ΔVsが出力され
る。
に、フォトリフレクタ321と反射面322aとが離れ
る方向の変位量に対する出力の変化量は、接近する方向
のそれより小さいので、図7に示したように2個のフォ
トセンサ32a,32bによって差動検知すれば、上記
の方向による出力のバラツキがなくなる。
者の指45の変位量及び変位周期に応じた振幅及び周期
で変化することになる。これを図1のA/D変換器33
E,33A,33D,33Gの対応するものによってデ
ジタル信号に変換して変調信号とする。
者が演奏音の音高を設定した指を、弦3の張設方向に往
復微動させることによって変調信号が発生し、それによ
って、音源手段40により発生される楽音信号を変調制
御し、ビブラート等の効果を付与することができる。
センサを対称に設ける例について説明したが、1個の可
動駒に対してフォトセンサを1個だけ設けるようにし
て、反対側からスプリング等の付勢手段によって大きな
プリコンプレッションを与えると共に、定常時に可動駒
が垂直な基本位置となるようにバランスを保つようにし
てもよい。あるいは、フォトセンサ以外でも回動変位量
を検知できる各種のセンサを使用することができる。
6とその各回動変位を検出するフォトセンサ32による
楽音変調制御部は、各弦3に力が加えられることによ
り、その力に応じた弦の変形を検出して信号を出力する
変形出力発生手段でもある。
に小さく揺動させて行なうバイオリンなどにおける通常
のビブラート操作の他に、ロックギターにおけるチョー
キング奏法のように、押さえている弦を張設軸方向と直
角にずらしたりして音程を変える操作を行なっても、そ
の力に応じて弦3が変形して可動駒6が回動変位するの
で、その検出信号に応じて変調信号を発生させ、音源手
段40から発生する楽音信号を変調制御することができ
る。
兼ねた弦種選定手段の他の例を図10乃至図12によっ
て説明する。この弦種選定手段50は、図2,図3に示
した弦種選定手段10と同様なドラム部51とその両端
のフランジ部52a,52bを楽器本体1上に設けてい
る。そして、そのドラム部51には、その軸線方向に沿
い周方向に一定の間隔を置いて4本のスリット孔51a
が形成され、そこにそれぞれ可動弓当板54を挿入させ
て、各可動弓当板54を図11及び図12に示すように
両端面に突設した軸55によって、一対のフランジ部5
2a,52bに回動自在に支持させている。
2に示した4本の弦3と対応しており、その各弦3のい
ずれかを演奏者が選定して弦操作するためのもので、上
部がドラム部51から放射状に突出し、下部は図11に
示すようにドラム部51内に延設している。その下端部
付近の長手方向の中央部に、各可動弓当板54を両側か
ら挟むように一対ずつのマイクロスイッチ(以下単に
「スイッチ」という)56a,56bがその各アクチュ
エータ部を当接させて配設されている(図11,12参
照)。
の長さより下端部までの長さの方が長い。そこで、演奏
者が運弓擦弦楽器の弓を模した手動部材(被検出部材)
を、可動弓当板54のいずれかに当てて押し引き操作
(運弓)すると、その可動弓当板54が軸55を中心に回
動変位し、その変位量が下端部では拡大されマイクロス
イッチ56a又は56bのアクチュエータを押し、その
スイッチをオンにする。
する弦が選定されて弦操作されたことを検知して、弦操
作検出信号を兼ねた弦種選定信号を出力する。また、こ
の場合、スイッチ56a,56bのいずれがオンになっ
たかによって、手動部材の操作方向(押す方向か引く方
向か)を判別することもできる。
同時に当てて押し引き操作(運弓)すると、複数のスイッ
チ56a又は56bが同時にオンになり、対応する複数
の弦が同時に選定されて弦操作されたことが検出され
る。ここに挙げたマイクロスイッチ56a,56bに代
えて、圧力を感知してスイッチングするスイッチング素
子を用いても同様のことができる。
を図13及び図14によって説明する。図13はその要
部の指板の長手方向に沿う縦断面図、図14はそのF−
F線に沿う横断面図である。この音高設定手段は、4本
の弦3に対して1つの音高設定ユニット60を構成して
いる。
に示したような楽器本体1の竿状部1aに設けられる指
板2′の上面に、図14に示すように底面を幅方向に若
干凸面に形成した細長い凹陥部61を略全面に形成し、
その凹陥部61と略同じ長さで約2倍の幅を有する絶縁
材からなるフレキシブル基板62を幅方向に二つ折りに
して、間にスペーサ63を挟んで一定の間隔を設けて嵌
入保持させている。
の下面には、図14に示す4本の弦3の張設位置に対応
して4本の帯状導電パターン(電極)64が形成されてい
る。また、フレキシブル基板62の下側部62Dの上面
には、4本の帯状の導電パターン64に対向して、それ
ぞれ図13に示すように長手方向(弦3の張設方向)に
沿って多数のドット状導電パターン(電極)65が一定間
隔で形成されている。
押されると、その位置のフレキシブル基板62の上側部
62Uが撓んで帯状導電パターン64が下側部62D上
の対向する位置のドット状導電パターン65と接触し、
その位置のスイッチがONになった状態になるので、弦
3と共に指で押された位置に応じた音高設定信号を出力
することができる。
電気的に独立しており、弦3は指で押圧する位置の目安
と、可動駒を回動変位させて変調信号を発生させるため
に設けているだけであるから、導電体である必要はな
く、合成繊維や天然繊維あるいは樹脂などによる絶縁性
の糸や紐などの線条も使用することができ、むしろその
方が好ましい。
の例と同様に帯状抵抗体に代えてもよい。その場合に
は、指で押される位置によって帯状導電パターン64が
その帯状抵抗体に接触する位置が変わり、帯状抵抗体の
分割抵抗値が変わるので、帯状抵抗体に印加される一定
電圧を帯状導電パターン64との接触位置で分圧した電
圧を音高設定信号として出力することができる。
施形態について説明する。この電子弦楽器は、図15に
示すように、各弦ごとに入力部70と楽音信号形成回路
71とD/A変換器72を備え、その各弦用のD/A変
換器72から出力される楽音信号をそれぞれ抵抗rを通
してアンプ73に入力し、そこでミキシング及び増幅し
てスピーカ74により電気−音響変換して放音する。こ
れは、先に本出願人が提案した、特開平3−48891
号公報に記載されているような電子運弓楽器に、この発
明を適用したものである。
設定手段、弦対応部操作検出手段を兼ねた弦種選定手
段、および楽音変調制御部を含むものであり、演奏者が
種々の操作をすることにより種々の演奏パラメータを入
力できる。代表的には、前述の実施形態と同様に運弓擦
弦楽器の弓を模した手動部材(可動演奏部材)を楽器本
体と有機的に結合させ、相対的に運動させることによっ
て演奏を行なう。
えば手動部材の移動方向、弦と手動部材の接する位置、
手動部材の弦に対する圧力、指板上で指定され且つ必要
によりビブラート変調が加えられた音高(ピッチ)、音
色等がある。これらの演奏パラメータに基づいて、物理
モデル音源手段を用いた楽音信号形成回路71が楽音信
号を形成する。その楽音信号はデジタル信号であるが、
D/A変換器72でアナログ信号に変換される。
モデル化した非線形楽音合成回路であるが、弦と弓の間
の摩擦特性を近似した非線形関数部と、弦の特性を近似
した遅延部とフィルタ部等から構成されている。その詳
細は上記公開公報に記載されており、公知であるから説
明を省略する。
た手動部材とその検出部の例を示す概略図である。図示
しない楽器本体に、運弓擦弦楽器の駒に似た形状の検出
部を兼ねた擦弦部80を設け、その上面に弓を模した形
状の手動部材(以下「弓体」と称す)85を当てて、矢
示Q方向に操作(運弓)することによって演奏を行な
う。擦弦部80には4つの弦に対応する弦対応部81,
82,83,84が設けられており、弓体85をこの弦
対応部のいずれかに当てて移動させる。ここで発生楽音
を決定するパラメータは弓体85の移動速度,移動方
向,接触位置等を含む。
しは擦弦部80の弦対応部81,82,83,84付近
に信号発生手段及び信号検出手段を設け、弓体85の移
動を検出する。弓体85の楽器本体に対する相対的運動
を検出する方法は種々ある。
合する部材を設けて、共振回路等を形成し、弓体85と
楽器本体間の相互インダクタンスやキャパシタンスの変
化を利用することにより、弓体85と楽器本体との結合
の程度に応じた信号を取出せるので、相対的運動を検出
できる。但し、1対の部材間の結合では検出できる範囲
が狭かったり、検出精度が不足したりすることがある。
5に複数の素子を設け、楽器本体上の素子と選択的に結
合させる方法である。図17の(A)においては、弓体
85に多数の発光素子86を備え、楽器本体側の擦弦部
80上に受光素子87を設け、各発光素子86を順番に
発光させ、どの発光素子86からの光を受光素子87が
受けているのかを検知して、弓体85のどの部分が擦弦
部80に当っているか、すなわち弓体85の当接位置を
判定することができる。また、その位置の変化傾向を判
定することによって、弓体85の移動方向も判る。さら
に、単位時間内にいくつの光パルスが入射するかを測定
すれば、弓体85の移動速度を判定できる。
に複数の受光素子87を備え、楽器本体側の擦弦部80
上に発光素子86を設けた場合を示す。この場合の動作
は前述の(A)と逆になるだけなので説明を省略する。
なお、これらの信号の授受は、光信号のみでなく超音波
や、弓体85の移動による磁気回路の結合/遮断による
電気パルス列によって行なうこともできる。
素子87とも楽器本体側の擦弦部80上に設け、弓体8
5上に複数の反射パターン88を設けた例を示す。反射
パターン88は一定の間隔で形成され、かつ白黒パター
ンの比が位置と共に変化している。図では反射パターン
が表面から突出しているように示しているが、実際上は
平面上に白黒パターンを印刷等により形成してもよい。
受光素子87と発光素子86は紙面に垂直な方向に並ん
で配置されている。
光を弓体85上の反射パターン88に照射し、その反射
光を受光素子87で受光して検出する。その単位時間内
の受光信号のパルス数を検出すれば弓速を測定でき、受
光信号のハイレベル期間とローレベル期間の比を検出す
れば、弓体85の当接位置を測定できる。さらに、その
比の変化傾向(増加/減少)によって移動方向も判別で
きる。白黒パターンでバーコードを構成し、位置情報を
表わすようにしてもよい。また、この逆に弓体85側に
発光素子86と受光素子87を設け、楽器本体側に反射
パターンを設けてもよい。
5の構造例を示す。この弓体85は、その外観の一部を
下面側から見た斜視図である。この弓体85の下面に当
る擦弦面には滑り板90が設けられている。滑り板90
は自然楽器の毛に相当し、適当な滑り心地の例えばプラ
スチック等によって形成される。この滑り板90にはそ
の長手方向に一定の間隔で多数の方形の窓90aが形成
されており、弓体85の本体85aとの間に、この滑り
板90と同一形状の窓を形成した感圧シート91と導電
シート92を挟持している。
90の各窓90aの中央付近に位置するように発光素子
86を設けている。窓90aは、各窓内の発光素子86
が互いに干渉して対向しない受光素子87(図17)を
照射しないようにするために、適当な深さを持つことが
望ましい。また、各発光素子86は、例えば発光ダイオ
ードとレンズ部を有する導光部材からなり、発光ダイオ
ードから発した光が導光部材のレンズ部分を通り、滑り
板90の窓90aから別々の光束となって射出する。
した擦弦部80に摺接させて運弓操作したとき、擦弦部
80に設けられた受光素子87との相互作用により、そ
の当接位置、移動方向、移動速度(弓速)を検知できる。
さらに、弓体85を擦弦部80に押し付ける力に応じ
て、滑り板90と本体85aの間に挟持された感圧シー
ト91の導電度が変化し、押し付け力が大きい程導電シ
ート92との間の抵抗値が減少する。それによって、弓
体85の押し付け圧力を検出することができる。
85の下面に列設した例を説明したが、複数の発光ダイ
オードの代りに、図17の(B)に示すように、複数の受
光素子(例えばホトダイオードやホトトランジスタ)を
弓体85の下面列設してもよい。また、各窓90aに対
応して一対の発光素子と受光素子を弓体85に備え、擦
弦部80に反射面を設けてその発光素子からの光を反射
させるようにすることもできる。
よび楽音変調信号を発生させる手段は、前述の実施形態
と同様な手段を用いることができる。そして、弓体85
が擦弦部80の弦対応部81〜84のいずれかに当接し
て操作されると、その当接された弦対応部に対する入力
部70(第15図)が弦操作検出信号を兼ねた各パラメ
ータを発生し、それに接続された楽音信号形成回路71
のみが楽音信号を発生する。
した入力部で各種の演奏パラメータを検出する手段の具
体例を説明する。但し、図18に示した弓体85の感圧
シート91と導電シート92によって、弓体85の擦弦
部80への押し付け圧力を検出する回路は極めて簡単で
あるから説明を省略する。図19は弓体に列設された多
数の発光素子とその発光を概念的に示す。図20及び図
21は時分割制御により各種の演奏パラメータを検出す
る回路の例を示す。この場合、弓体85と楽器本体とは
図示しない信号線で接続される。
擦弦面には、発光素子として例えば64個のLED86
-0〜86-63 が1次元に埋め込み配列されている。これ
らの各LEDは時分割で励起される。例えば 3.2MH
zのパルス信号で64個のLED86-0〜86-63 を次
々と発光させ、65番目にまた最初のLED86-0に戻
って、再び64個のLEDを次々と発光させる。
からの発光である。時間と共に順次発光LEDは図で右
方(先弓から元弓方向)へ移動する。このようにして、
連続パルスを64ずつに分割して、64個のLED86
-0〜86-63 を1個ずつ発光させ、時分割で動作させ
る。したがって、LEDは1度には1個しか発光せず、
どのLEDの発光を検出しているかが判れば、弓体85
のどの部分からの光かを検出できる。LEDの発光パル
ス列と受光素子による検出位置との間で同期を取ること
によって、弓体85のどの部分の光を受光素子によつて
検出できたかが判る。
Hzよりも高い周波数である1MHzまたは3.2MH
z のクロック信号CK1がカウンタ95に供給され、
そのパルス数をカウントする。そのカウント数はデコー
ダ96でデコードされてモジュラ64の信号を作り、6
4個のLED86-0〜86-63 を順次発光させる。これ
らの各LEDから発光される光をタイムリに受光する複
数の受光素子87-i(i=1〜n)からの受光信号
は、オア回路93で加算される。
の接近移動検出をある程度の幅を持って可能にするため
である。オア回路93からの受光信号とデコーダ96の
出力パルス信号とが各LED86-0〜86-63 に対応す
るアンド回路97-iで乗算される。すなわち、第1の
LED86-0を発光させたときに、いずれかの受光素子
87-iから受光信号が得られれば、アンド回路97−1
は出力をフリップフロップ列98の1番目のフリップ
フロップ(以下「FF」と略称する)98-1に供給し、1
番目のLED86-0の発光が検出されたことを登録す
る。
受光素子87-iで検出されれば、フリップフロップ列
98のn番目のFFがセットされる。LED86-i が
発光しているタイミングで、いずれかの受光素子87-
iが受光すると、FF98-i(i=1〜64) がセッ
トされる。次のタイミングではLED80-(i+1)が発
光し、それが受光されると次のFF98-(i+1)がセッ
トされる。
“1”,“1”となる。それを2ビット以上検出回路8
9が検出してそのFF98-i,FF98-(i+1)にリセ
ットをかける。そこで、FF98-iとFF98-(i+1)
がリセットされるが、LED86-(i+1)の発光が引続
き受光されていれば、FF98-(i+1)は再びセットさ
れる。
0.02〜0.3sec以上次の位置信号が来なければ、
各FFにリセットをかけるようにしている。すなわち、
フリップフロップ列98の全FFの出力をOR回路12
0でオアをとり、その出力を微分回路121で微分し、
リトリガラブル・モノステーブル・マルチバイブレータ
(RMM)122,立上り微分回路123,及びオア回
路124-iとを介して、各FFのリセット入力に供給し
ている。したがって、各FFのQ出力後、RMM122
のセット時間経過時にリセットがかけられる。
8-iのQ出力がオール“0”からどれかが“1”にな
ったタイミングで、64→6変換器99の出力側のラッ
チ回路125にラッチがかかる。これは、リセット信号
が入力されてからセットされるまでの間、弓体がボウイ
ングされているにも拘らず1時的に非検出状態が起こる
ので、この影響を避けるためのものである。このように
して、図16に示した擦弦部80に弓体85のどの部分
が当接しているかが光パルス検出と同時に測定できる。
しているかによって、フリップフロップ列98の対応す
るFFから出力信号が供給される。この64ビットの並
列信号は、変換器99で6ビット信号に変換され、6ビ
ット並列信号101として図21に示す後段に供給され
る。またカウンタ95の出力100も同様に後段に供給
される。弓体85が擦弦部80から離れたことが検知さ
れると、ラッチ回路125をクリアする。
あり、弓体85の当接箇所を示す6ビット並列信号10
1はディレイ回路102に入力されると共に、比較器1
03とラッチ106-1,106-2にも入力され、またそ
のまま弓位置の情報として出力もされる。ディレイ回路
102はカウンタ出力100を受けて1パルス分の遅延
をかける。
01aと元の信号101が比較器103で比較される。
もし1パルス前の信号101aの方が先弓側に当る小さ
い番号であれば、弓体85は上方に向かって移動してい
ることになる。逆に、1パルス前の信号101aの方が
元弓に近い大きい番号のLEDに相当する場合には、弓
体85は下方に移動していることになる。
別して上方向信号UPまたは下方向信号DNを出力す
る。これらの方向信号を受けて、フリップフロップ10
4は上方に移動している時に“1”,下方に移動してい
る時に“0”の方向信号105を出力する。なお、利用
回路によって、キーオン(KON)信号が必要な場合に
は、比較器103の出力UPとDNとのオアをとって、
この出力をKON信号としてもよい。
CK1は分周器114で分周され、10Hz程度の低い
周波数の信号CK2を作る。信号CK2をラッチ106
-1に供給する。信号CK2の相補信号/CK2(「/」
は反転を意味し、図ではオーバラインを付して示してい
る)も発生される。このCK2と/CK2から1パルス
ディレイをかけた信号をディレイ回路115で形成し、
ラッチ106-2に供給する。
介して弓体85の位置を示す6ビット並列信号101を
受け取る識別回路107は、その時の情報と所定時間前
の情報とを入力する。そして、2つの入力A,Bの差を
とれば所定時間の間に弓体85がどれだけ移動したかを
知ることができる。
段階に識別し、16出力線のいずれかに出力を供給す
る。また、移動量を64K段階16ビットで表現しても
よい。この16出力線を受けた変換回路108は、16
ビット信号を2進法の4ビット並列信号に変換し、弓速
信号109として出力する。
0に供給され、テーブルを参照することによって音色信
号111を作成する。変換テーブル110には他の入力
があっても良い。このようにして、図20及び図21に
示す回路から弓体85の移動方向,弓位置,弓速,音色
等の各演奏パラメータの情報が得られる。
の例を図22乃至図24によって説明する。図22はそ
の弦対応部操作検出手段を兼ねた弦種選定手段の要部斜
視図であり、図2,図3,及び図5に示したものと同等
な部分には同一の符号を付してある。図23はその横断
面図、図24はそのフレキシブル基板の一部の展開図で
ある。
ける弦対応部である弓当て14に代えて、各弦に対応す
る弦対応部として4個の弓当て用のローラ130(図で
は1固だけを示す)を、ドラム部11上にその軸線方向
に沿って設けている。このローラ130の両端面の中心
にはそれぞれ軸131を突設しており、その一方の軸1
31を図22に示すようにフランジ部12bに設けたド
ラム部11の径方向に長い長孔に嵌入し、他方の軸を図
示しないフランジ部に設けた長孔に嵌入して、径方向に
移動可能に軸支されている。
の外周面に軸線方向に沿う凹陥部11aを、受光窓18
のある角度位置にそれぞれ設け、そこに感圧センサ13
2を配置し、押え片133と止めねじ134によって抜
け止めしている。この感圧センサ132上にローラ13
0を載置している。ローラ130は回転できてもできな
くてもよい。
シブル基板135の折り畳んだときに接触する面に、図
24に破線で示す折り目から一方の側の面には感圧膜1
36を設け、他方の側の面には電極パターン137と1
38を交互に近接するように櫛歯状に形成して構成され
ている。
だ状態では感圧膜136と電極パターン137,138
とが接触している。感圧膜136は押圧されると導電性
を帯びるので、ローラ130上に図5に示したような弓
を模した手動部材23を当接させて、それを押し付けな
がら往復動すると、その押圧力に応じて電極パターン1
37と138の間が感圧膜136の導電化によって導通
されるから、その抵抗値あるいは導電度の変化を測定す
ることにより押圧力を検知することができる。
材の押圧力を検出し、その検出信号を図1に示した音源
手段40に与え、そこで発生される楽音信号の音量又は
音色等のパラメータを制御することができる。
定手段の他の例を図25によって説明する。この音高設
定手段は、図13及び図14に示した音高設定ユニット
のスイッチ構成をさらに細かくしてマトリクス構成に
し、音程の分解能を高めたものである。また、弦種選定
手段も兼ねている。
又は2枚のフレキシブル基板を用いて、その下側基板の
上面と上側基板の下面にそれぞれ図25に示す縦線の導
電パターンと横線の導電パターンを個別に形成し、それ
を前述した電子弦楽器本体の竿状部に設けた指板の上面
に配設する。そして、各縦線と横線の交点部が指で押さ
れたときのみその両線が導通するスイッチマトリクスを
構成している。
弦,A弦,D弦,G弦の各々に沿って、弦種を識別する
ための1本ずつの縦線P1〜P4と、音高範囲〜を
識別するための6本の縦線A〜Fの合計7本ずつの縦線
パターンを形成している。その音高範囲を識別するため
の6本の縦線A〜Fは、一番低い音高範囲では図で一
番左側の縦線Aのみを露出させて他の6本の縦線B〜F
はレジストRで覆って押されても横線と導通しないよう
にしている。
れぞれ1本の縦線B,C,D,E,Fのみを順次露出さ
せて、他の縦線はレジストRで覆っている。の次の音
高領域からは同様なレジスト形成を繰り返す。一方、1
つの音高範囲ごとに48本の横線P5〜P52のパター
ンを形成している。その各横線P5〜P52には、それ
ぞれ逆流防止用のタイオードDを介挿している。図で各
音高範囲の最初の横線P5の左端に表示している
「G0」「A」「B」「C♯」「D♯」「F」は音高
(音階)を示す。この例では1全音ごとに1つの音高領
域を構成し、その1全音の音域を48ピッチに細分化し
ている。
内を押下すると、横線P5〜P52のいずれかと縦線A
とが導通すると共に、弦種に応じて縦線P1〜P4のい
ずれかとも導通する。音高領域内を押下した場合は横
線P5〜P52のいずれかと縦線Bとが導通する。
52と導通する縦線がA,B,C,D,E,Fと変化す
るので、各音高領域の対応する横線をまとめて同時にセ
ンスしても、縦線A〜FをCPUを用いて時分割スキャ
ンすることにより、どの音高領域が押下されたのかを識
別することができる。また、そのとき縦線P1〜P4の
いずれで導通が検知されるかによって、弦種を識別する
ことができる。すなわち、弦種選定手段としての機能を
備えている。
分が押下された場合には、横線P35と縦線AおよびP
1との各交点が導通するため、縦線Aに通電されたタイ
ミングで、各線A,P1,P35に矢印で示すように電
流が流れ、それを検出することによって、G弦の音高領
域の「G0」から30番目に高い音高が指定されたこ
とを判別することができる。
は同時に何本かの横線が押下されることになるが、高音
優先で最も高い音高を選択するか、同時に判別された最
高音と最低音の間の中央の音高に決定するか等を予め決
めておけばよい。
ン線数で非常に分解能の高い音高情報をデジタル信号で
得ることができる。したがって、比較的簡単な回路構成
でバイオリンなどのようにフレットのない弦楽器と同様
に、殆ど無段階の連続した音高指定機能を持つことがで
きる。
設けられている場合に、そのいずれかの中間部が押下さ
れることにより弦種を選定するものと、前述のように弦
対応部操作検出手段が複数設けられ、そのいずれかが選
択操作されることにより弦種を選定するものとがある。
これらのいずれかもしくはその両方が実行されることに
より弦種を選定して、音源手段40によって発生される
楽音信号の音域を制御する。
応する弦3が押下されたときに音高を設定する信号を出
するので、弦種選定手段も兼ねることができる。したが
って、図1の例では、音高設定手段を兼ねた弦種設定手
段と弦対応部操作検出手段を兼ねた弦種選定手段10と
の両方の弦種選定手段を備えていることになり、その両
方で弦種が選定されたときに音源手段40によって発生
される楽音信号の音域を制御している。
手段(弦対応部)が複数設けられ、そのいずれかが選択
されて操作されたときに弦種を選定する場合には、実際
に設けられる弦は複数である必要はなく、例えば一本だ
けであっても、各々異なる音域の音高を設定するための
仮想的な複数の弦を想定して、そのいずれかを選定する
ことができる。その場合は、1本の弦とその音高設定手
段が仮想的な複数の弦に共用されることになる。
段を兼ねている場合のように、弦対応部操作検出手段と
は別に弦種選定手段を備えている場合には、複数の弦を
有する電子弦楽器であっても、弦対応部操作検出手段は
各弦の操作を識別する必要はなく、単に発音の開始を指
示するために1個所で弦対応部の操作を検出するだけで
よい。
ればバイオリンのような弦楽器を模した電子弦楽器にお
いて、演奏中に、その演奏者が弦を押えて演奏音の音高
を設定した指で、その演奏音に容易且つ確実にビブラー
ト,トレモロ,リバーブ等の効果を付与することができ
る。そして、付与された効果は、手動操作によるもので
あるので自然楽器に似たここちよいものとなる。
ブロック構成図である。
す概略平面図である。
を摺接させたときの説明図である。
る。
ある。
性を示す線図である。
視図である。
る。
チの斜視図である。
断面図である。
る。
示すブロック構成図である。
部材(弓体)と擦弦部(検出部)の例を示す概略図であ
る。
種々の異なる構成例を示す説明図である。
見た斜視図である。
を概念的に示す説明図である。
より各種の演奏パラメータを検出する回路の例の前段を
示す回路図である。
る。
の一部の展開図である。
他の例を示すスイッチマトリクスの構成図である。
弦、3a…弦の中間部、4,5…ピン、6…可動駒、7
…帯状抵抗体、8…支持片、9…軸、10,50…弦種
選定手段(弦対応部操作検出手段を兼ねる)、11,5
1…ドラム部、12a,12b,52a,52b…フラ
ンジ部、13a,13b…カバー、14…弓当て(弦対
応部)、16…固定駒、17…投光窓、18…受光窓、
20E,20A,20D,20G…音高設定手段、21
…A/D変換器、22E,22A,22D,22G…ア
ンド回路、23…手動部材(被検出部材)、24…透
孔、30…楽音変調制御手段、31E,31A,31
D,31G…乗算器、32,32a,32b…フォトセ
ンサ、321…フォトリフレクタ、322…ドーム状弾
性体、33E,33A,33D,33G…A/D変換
器、41,73…アンプ、42,74…スピーカ、54
…可動弓当板、55…軸、56a,56b…マイクロス
イッチ、60…音高設定ユニット、61…凹陥部、62
…フレキシブル基板、62U…上側部、62D…下側
部、63…スペーサ、64…帯状導電パターン、65…
ドット状導電パターン、70…入力部、71…楽音信号
形成回路、72…D/A変換器、80…擦弦部、81〜
84…弦対応部、85…手動部材(弓体)、86…発光
素子、87…受光素子、88…反射パターン、90…滑
り板、90a…窓、91…感圧シート、92…導電シー
ト、130…ローラ(弦対応部)、132…感圧セン
サ、135…フレキシブル基板、136…感圧膜、13
7,138…電極パターン、R…レジスト、D…ダイオ
ード
Claims (4)
- 【請求項1】 楽器本体と、 この楽器本体に両端が固定されて張設され、中間部を変
位し得るように可動駒に係止させた弦と、 前記楽器本体に設けられた検出部に、被検出部材が検出
動作することによって、弦操作が検出される弦対応部操
作検出手段と、 前記楽器本体の前記弦に対して設けられ、該弦が押下さ
れた時にその長手方向の押下位置に応じて音高が設定さ
れる音高設定手段と、 この音高設定手段の出力と前記弦対応部操作検出手段の
出力とによって発音指示され、前記音高設定手段で設定
された音高に相当する楽音信号を発生する音源手段と、 前記弦の小動による前記可動駒の基本位置からの変位を
検出し、その変位量に応じた変調信号によって前記音源
手段から発生される楽音信号を変調制御する楽音変調制
御手段と、 を設けたことを特徴とする電子弦楽器。 - 【請求項2】 楽器本体と、 この楽器本体に両端が固定されて張設された弦と、 前記楽器本体に設けられた検出部に、被検出部材が検出
動作することによって、弦操作が検出される弦対応部操
作検出手段と、 前記楽器本体の前記弦に対して設けられ、該弦の押下時
に一緒に押下され、その長手方向の押下位置に応じて音
高を設定する音高設定手段と、 この音高設定手段の出力と前記弦対応部操作検出手段の
出力とによって発音指示され、前記音高設定手段で設定
された音高に相当する楽音信号を発生する音源手段と、 前記弦に力が加えられることにより、その力に応じた弦
の変形を検出して信号を出力する変形出力発生手段と、 該手段が出力する信号に応じた変調信号によって前記音
源手段から発生される楽音信号を変調制御する楽音変調
制御手段とを設け、 前記弦と前記音高設定手段とは、電気的に独立している
ことを特徴とする電子弦楽器。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の電子弦楽器におい
て、 前記弦が複数本設けられ、そのいずれかの弦の中間部が
押下されるか、あるいは前記弦対応部操作検出手段が複
数設けられ、そのいずれかが選択かつ操作されること、
のいずれかもしくはその両方が実行されることにより弦
種を選定して前記音源手段によって発生される楽音信号
の音域を制御する弦種選定手段を設けたことを特徴とす
る電子弦楽器。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の
電子弦楽器において、前記楽器本体上の弦に対応する位
置に感圧センサを配設し、その感圧センサ上に前記弦対
応部操作検出手段の被検出部材をなす弦楽器の弓を模し
た形状の手動部材に摺接されるローラを設け、そのロー
ラを介して前記感圧センサによって前記手動部材による
押圧力を検出し、その検出信号に応じて前記音源手段に
よって発生される楽音信号の音量又は音色等のパラメー
タを制御するようにしたことを特徴とする電子弦楽器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33590296A JP3704850B2 (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 電子弦楽器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33590296A JP3704850B2 (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 電子弦楽器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10171449A true JPH10171449A (ja) | 1998-06-26 |
| JP3704850B2 JP3704850B2 (ja) | 2005-10-12 |
Family
ID=18293655
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33590296A Expired - Fee Related JP3704850B2 (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 電子弦楽器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3704850B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006522951A (ja) * | 2003-04-14 | 2006-10-05 | 新世代株式会社 | 自動演奏装置、自動演奏方法、及び、自動演奏プログラム |
| JP2008253440A (ja) * | 2007-04-03 | 2008-10-23 | Yudo:Kk | 音楽再生制御システム、音楽演奏プログラム、および演奏データの同期再生方法 |
-
1996
- 1996-12-16 JP JP33590296A patent/JP3704850B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006522951A (ja) * | 2003-04-14 | 2006-10-05 | 新世代株式会社 | 自動演奏装置、自動演奏方法、及び、自動演奏プログラム |
| JP2008253440A (ja) * | 2007-04-03 | 2008-10-23 | Yudo:Kk | 音楽再生制御システム、音楽演奏プログラム、および演奏データの同期再生方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3704850B2 (ja) | 2005-10-12 |
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