JPH1017217A - 自動原稿搬送装置 - Google Patents

自動原稿搬送装置

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JPH1017217A
JPH1017217A JP17008596A JP17008596A JPH1017217A JP H1017217 A JPH1017217 A JP H1017217A JP 17008596 A JP17008596 A JP 17008596A JP 17008596 A JP17008596 A JP 17008596A JP H1017217 A JPH1017217 A JP H1017217A
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JP17008596A
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English (en)
Inventor
Takeshi Nagao
剛 長尾
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】原稿サイズが小さいものから大きいものまで幅
広く対応できる循環式の原稿自動搬送装置を提供する。 【解決手段】原稿サイズに応じてP1方向に沿って移動
する移動ユニット300にシート部材710を取り付け
た。シート部材710に可撓性を持たせ、ケーシング7
11内の空き空間717に沿って進退自在に収容するよ
うにした。空き空間717から引き出されたシート部材
710によって排紙経路702の一部を構成するように
した。シート部材710の進退動作をスムーズに行うた
め、空き空間717内にシート部材710の進退を案内
する案内部材716を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば複写機
に用いられ、複写機本体側へ原稿を自動的に供給するた
めの自動原稿供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からたとえば複写機においては、複
写機本体に装着され、原稿を自動的に複写機本体上の所
定位置へ供給すると共に、この供給された原稿を複写機
本体上から排出する自動原稿搬送装置が公知である。自
動原稿搬送装置には、種々の型式や形状のものがある
が、その一例として図5に示すようなタイプのものがあ
る。
【0003】図5を参照して、自動原稿搬送装置1は、
複写機2の上部に装着されている。原稿は、まとめて原
稿載置部4の載置板5上に載置する。載置された各原稿
は、一枚づつ原稿供給部6に引き込まれて給紙経路7に
沿って送られた後、搬送ベルト8によって複写機本体の
コンタクトガラス9上に配置される。複写機本体3は、
この原稿に対して所定の画像形成動作を行う。その後原
稿は、搬送ベルト8によって原稿排出部10に送られ、
排紙経路11を経て再び原稿載置部4に戻される。
【0004】自動原稿搬送装置1は、複数の原稿サイズ
に対応しなければならないため、載置板5上のスペース
を予め広くとっておき、載置された原稿をそのサイズに
合わせて載置板5上で位置決めする必要がある。図に示
す自動原稿搬送装置1では、その一つの手段として移動
ユニット14を設け、これを原稿のサイズに合わせて矢
印13の方向に移動させることによって原稿の位置決め
を行うようになっている。なお、移動ユニット14は、
原稿排出部10に対して進退するようになっている。
【0005】このように移動ユニット14が移動して
も、原稿を再び原稿載置部4に戻すためには、移動ユニ
ット14の変位にかかわらず上記排紙経路11が常に形
成されている必要がある。このため、従来では、排紙経
路11に沿って原稿を送るための排紙ローラ対16を設
ける他に、排紙経路11を区画するガイド面17に原稿
を送るための機能を持たせたものがある。すなわち、図
5では図示していないが、複数のベルトローラに掛け回
した無端ベルトによりガイド面17を構成し、そのベル
トを排紙方向に循環させることによって用紙を搬送する
ようにしたものがある(特開平2−276759号公報
参照)。
【0006】このように排紙経路11をベルトによって
区画すれば、ベルトを支持するベルトローラの位置を適
当に変化させることによって、移動ユニット14の移動
に対応して排紙経路11そのものを排紙方向にスライド
させることができ、その結果、移動ユニット14の変位
にかかわらず排紙経路11を常に形成することができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
排紙経路11をベルトで区画する構造にすれば、ベルト
を駆動するための装置や、排紙経路11をスライドさせ
るためにベルトローラの位置を変えるための装置が必要
になり、原稿排出部10の構造が複雑になり、自動原稿
搬送装置1が高価なものになってしまうという問題があ
った。
【0008】かかる問題に対して、図6に示すように、
移動ユニット14にガイド板18を取り付け、これによ
って排紙経路11のガイド面17を構成したものがある
(特開平1−139440号公報参照)。このようなガ
イド板18を取り付けると、移動ユニット14の移動
(矢印20の方向)に連れてガイド板18をスライドさ
せて排紙経路11を伸縮させることができる。その結
果、移動ユニット14の変位にかかわらず排紙経路11
を常に形成することができる。しかも、上記ベルトを駆
動するための装置やベルトローラの位置を変えるための
装置等が不要であるので構造も簡単である。
【0009】しかしながら、単にガイド板18を移動ユ
ニット14に取り付けただけでは、排紙経路11の伸縮
調整幅が狭いという新たな問題が生じた。詳しく説明す
ると、図に示すように、搬送ベルト8により送られた原
稿は、再び原稿載置部4へ戻さなければならないので、
排紙経路11は、原稿を反転させるために必然的に湾曲
された形状になる。従って、ガイド部材18を移動ユニ
ット14と共に移動させると、図中左側へ移動させすぎ
ると排紙経路11を形成することができなくなる。その
一方、ガイド部材18の図中右側への移動量は、原稿排
出部10のケーシング20(図5参照)との位置関係上
制限されてしまう。従って、排紙経路11の伸縮調整幅
が狭くなり、このため、自動原稿搬送装置1が対応でき
る原稿サイズも限られたものになってしまうという不都
合が生じた。
【0010】本発明は、かかる背景に基づいてなされた
ものであり、簡単な構造で排紙経路の伸縮調整幅の広い
自動原稿搬送装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ため、請求項1に係る自動原稿搬送装置は、原稿を載置
する原稿載置部と、原稿載置部にセットされた原稿を取
り込んで所定の給紙経路に沿って送ることにより原稿を
供給する原稿供給部と、当該供給された原稿を取り込ん
で所定の排紙経路に沿って送ることにより再び原稿載置
部に戻す原稿排出部と、原稿排出部に対して進退可能に
配置されており、原稿排出部から進出することにより原
稿載置部に載置された原稿を位置決めする移動ユニット
とを備えた自動原稿搬送装置において、上記排紙経路
は、原稿排出部内に対向配置された一対のガイド面部材
により構成され、一方のガイド面部材の一部は、原稿排
出部内の空き空間内に進退自在に収容され得る可撓性を
有するシート部材を含んでおり、移動ユニットの原稿排
出部からの進出に連れて上記空き空間からシート部材を
引き出して排紙経路を伸長させ、移動ユニットの原稿排
出部への進入に連れてシート部材を上記空き空間内に退
避させて排紙経路を短縮させるシート部材進退構造を有
していることを特徴とするものである。
【0012】この構成によれば、シート部材進退構造に
より、移動ユニットが原稿排出部から進出すると、これ
に連れてシート部材を原稿排出部の空き空間から引き出
すことができ、一方、移動ユニットが原稿排出部へ退避
すると、これに連れてシート部材を原稿排出部の空き空
間へ進入させることができる。また、排紙経路は、一対
のガイド面部材により構成されており、一方のガイド面
部材の一部を上記シート部材により構成しているから、
上述のようにシート部材を進退させることにより、当該
シート部材と他方のガイド面部材とにより排紙経路を伸
縮させることができる。
【0013】しかも、シート部材は可撓性を有している
ので自由に撓むことができる。従って、上記空き空間
が、たとえば狭く湾曲した状態であっても、空き空間の
形状に沿わせてシート部材を進退自在に空き空間に収容
することができる。つまり、排紙経路を形成した状態
で、シート部材の進退ストロークを大きく確保すること
ができる。加えて、シート部材を移動ユニット側に取り
付けることにより、シート部材を進退させるための駆動
装置等は不必要である。
【0014】本発明の目的を達成するため、請求項2に
係る自動原稿搬送装置は、請求項1記載の自動原稿搬送
装置において、上記シート部材進退構造は、上記空き空
間内に配置され、シート部材を空き空間の形状に沿って
進退させるための案内面が形成された案内部材を有して
いることを特徴とするものである。この構成によれば、
請求項1に係る発明と同様の作用を奏する。特に本請求
項に係る発明では、シート部材が案内部材の案内面に案
内されて進退するので、シート部材の進退動作がきわめ
てスムーズである。従って、可撓性に富むシート部材を
も使用することができ、その結果、上記空き空間が複雑
な形状であってもシート部材を空き空間の形状に沿わせ
て進退自在に収容することができる。
【0015】本発明の目的を達成するため、請求項3に
係る自動原稿搬送装置は、請求項1または2記載の自動
原稿搬送装置において、上記シート部材の端部に、当該
シート部材を上記空き空間内に引き込むための錘部材が
設けられていることを特徴とするものである。この構成
によれば、請求項1または2に係る発明と同様の作用を
奏する。加えて、シート部材は、錘部材によって常時空
き空間内に引き込まれるから、シート部材が進退する際
には、シート部材に張力を常に付与することができる。
これにより、空き空間が複雑な形状であってもシート部
材のからみ等を生じさせることがない。
【0016】本発明の目的を達成するため、請求項4に
係る自動原稿搬送装置請求項1ないし3のいずれかに記
載の自動原稿搬送装置において、上記シート部材は、合
成樹脂シートにより構成されていることを特徴とするも
のである。この構成によれば、請求項1ないし3のいず
れかに係る発明と同様の作用を奏する。加えて、シート
部材を安価な合成樹脂シートにより構成することによ
り、排紙経路を構成するためのコストの上昇を抑えるこ
とができる。
【0017】本発明の目的を達成するため、請求項5に
係る自動原稿搬送装置は、請求項4記載の自動原稿搬送
装置において、上記合成樹脂シートは、帯電防止処理が
施されていることを特徴とするものである。この構成に
よれば、請求項4に係る発明と同様の作用を奏する。加
えて、合成樹脂シートに帯電防止処理を施すことによ
り、排紙経路が帯電するのを抑えることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この発
明の一実施形態に係る自動原稿搬送装置100が装着さ
れた複写機Aの構造を示す断面図である。同図を参照し
て、自動原稿搬送装置100は、複写機本体50の上部
に装着されており、複写機本体50側へ原稿を自動的に
供給するエアフィード式循環型原稿搬送装置(以下、
「RDH〕という。)である。このRDH100は、複
写機本体50に対して回動可能に取り付けられており、
複写機本体50の上部を覆う状態(図に示す状態)と、
開放する状態とに変位することができるようになってい
る。以下、RDH100の概略構成および機能について
説明する。
【0019】RDH100は、原稿を載置するための原
稿載置部200と、載置された原稿を位置決めしてセッ
トするための移動ユニット300と、セットされた原稿
を複写機本体50へ供給するための原稿供給部400
と、原稿供給部400へ原稿を一枚ずつ送るために、セ
ットされた原稿を分離するための原稿分離機構500
と、複写機本体50側へ供給される原稿を当該供給方向
または反供給方向に移動させるための搬送ベルトユニッ
ト600と、複写機本体50側から原稿を排出するため
の原稿排出部700とを備えている。
【0020】次に、RDH100の各部の機能について
概括的に説明する。まず、原稿(図示せず)を原稿載置
部200の載置板210上に配置するのであるが、本実
施形態に係るRDH100は、B5〜A3サイズの原稿
をセットすることができるようになっているため、原稿
サイズに合わせて、基準板230に対向配置された位置
決め板250を移動(図において紙面に垂直な方向に移
動)させる。これにより、基準板230と位置決め板2
50との間で各サイズの原稿を図において紙面に垂直な
方向に関して位置決めすることができる。
【0021】一方、原稿を載置すると、これを載置板2
10の下方に設置された原稿有無センサ295により検
知し、これに基づいて移動ユニット300が図の矢印P
1の方向に移動する。これにより、原稿を図中左右方向
に関して位置決めすることができる。また、移動ユニッ
ト300には、原稿押さえ機構310が備えられてお
り、押さえバー311が一旦矢印P3の方向に回動して
起立した後倒伏されることにより、原稿の後端部が押さ
えられる。このように原稿が2方向に位置決めされた状
態で原稿のセットが完了する。
【0022】原稿載置部200にセットされた原稿は、
原稿供給部400に導かれ、給紙ローラ対401により
給紙経路402に沿って送られた後、搬送ベルトユニッ
ト600が駆動されることにより複写機本体50のコン
タクトガラス51上に配置される。なお、参照符号40
3は、レジストローラ対を示している。レジストローラ
対403は、給紙経路402に沿って送られる原稿を給
紙経路402中で一旦停止させてコンタクトガラス51
上に送り込むタイミングを合わせるためのものである。
また、参照符号404は、反転ローラ対を示している。
反転ローラ対404は、いわゆる両面原稿を反転させる
ためのものであって、一旦コンタクトガラス51上に配
置された原稿を引き戻して反転経路405に沿って送る
ようになっている。反転された原稿は、再びレジストロ
ーラ対403によりタイミングが図られた後、搬送ベル
トユニット600を介してコンタクトガラス51上に送
り込まれる。
【0023】原稿分離機構500は、原稿が原稿供給部
400に導かれるに先立ってエアを用いて原稿を分離す
るものである。この原稿分離機構500は、載置された
原稿のうち最下段の原稿から順に原稿供給部400に引
き込むようになっており、エアにより最下段の原稿を吸
い付ける原稿吸着部510と、吸い付けられた原稿より
も上段側の原稿をエアにより浮揚させる原稿浮揚部55
0と、吸い付けられた原稿を原稿供給部400側へ引き
込む原稿引込部570とを有している。
【0024】具体的に説明すると、原稿吸着部510
は、図示しない吸込ファンを駆動することによって、吸
込ダクト511の、載置板210上に開口された吸込口
512からエアを吸い込んで最下段の原稿を吸い付ける
ようになっている。また、原稿浮揚部550は、図示し
ない送風ファンを駆動することにより送風ダクト551
の送風口552からエアを吹き出し、最下段の原稿より
も上段側の原稿を浮揚させるようになっている。さら
に、原稿引込部570は、無端の引込ベルト571を有
している。この引込ベルト571は、ローラ513,5
14に掛け回され、上記吸込口512を覆う状態で配置
されている。引込ベルト571には、複数の貫通孔(図
示せず)が形成されており、このため、上記吸込口51
2からエアが吸い込まれると、最下段の原稿は、各貫通
孔に吸い付けられる結果、引込ベルト571に付着した
状態となる。そして、ローラ513が図示しないモータ
により駆動されて引込ベルト571が矢印P2の方向に
駆動されることにより、最下段の原稿が引き込まれて原
稿供給部400に導かれるようになっている。
【0025】さて、コンタクトガラス51上に配置され
た原稿は、複写機本体50による所定の複写操作がなさ
れた後に搬送ベルトユニット600によって原稿排出部
700に送られる。搬送ベルトユニット600は、図に
示す状態でコンタクトガラス51と対向配置されてお
り、図示しないモータにより駆動される。これにより、
コンタクトガラス51上の原稿は、原稿排出部700側
へ送られる。
【0026】原稿排出部700へ送られた原稿は、排紙
ローラ対701により排紙経路702内に引き込まれ
る。その後、原稿は、排紙ローラ対703により排紙経
路702に沿って送られ、排紙ローラ対704および移
動ユニット300に設けられた排紙ローラ対705によ
って原稿載置部200に戻されるようになっている。な
お、上記移動ユニット300は、原稿排出部700に対
して進退するようになっており、排紙経路702の一部
(排紙方向の下流側)は、原稿排出部700と移動ユニ
ット300との間に形成される隙間により構成されてい
る。また、移動ユニット300が原稿排出部700に対
して進退することから、排紙ローラ対705は、移動ユ
ニット300の移動に伴って移動するようになってい
る。
【0027】図2は、原稿排出部700の一部断面要部
拡大図である。図2を参照して、原稿排出部700は、
ケーシング711と、ケーシング711内に設けられた
ガイド面部材712,713,714,715とを有し
ている。これらガイド面部材712,713およびガイ
ド面部材714,715は、それぞれ互いに対向配置さ
れており、これにより排紙経路702が形成されてい
る。また、ケーシング711内には、上記排紙ローラ対
701,703,704が設置されており、各排紙ロー
ラ対701,703,704は、排紙経路702内に露
出されている。
【0028】一方、移動ユニット300は、ケーシング
360と、ケーシング360に固定された側板361
と、側板361に取り付けられた原稿案内板362,3
63とを有している。上記排紙ローラ対705は、側板
361に取り付けられており、移動ユニット300の移
動に伴って移動するようになっている。なお、原稿案内
板362,363は互いに対向配置されており、これら
原稿案内板362,363間に排紙経路が形成されてい
る。つまり、原稿案内板362,363間に形成される
排紙経路は、ガイド面部材714,715間に形成され
た排紙経路の延長線上に連続しており、全体として排紙
ローラ対701から排紙ローラ対705に至る、湾曲さ
れた略コ字状の排紙経路702が形成されている。
【0029】本実施形態の特徴とするところは、移動ユ
ニット300の移動に伴ってシート部材710が移動し
て排紙経路702が伸縮されるようになっており、特
に、原稿排出部700内に形成された排紙経路702の
一部をシート部材(本実施形態では、帯電防止処理が施
されたポリエチレンテレフタレートシート)710によ
り構成することにより、排紙経路702の伸縮幅を大き
くとることができるようになっている点である。
【0030】また、排紙経路702のうち、原稿案内板
362,363により形成される部分と、ガイド面部材
714,715により形成される部分との間の部分は、
上記シート部材710とガイド面部材714とにより構
成されている。なお、図3は、シート部材710の取付
状態を示す要部斜視図である。図2および図3を参照し
て詳しく説明する。
【0031】シート部材710は、矩形状をしており、
その一端部が原稿案内板362に固着されている。移動
ユニット300が図2の状態(原稿排出部700内に退
避した状態)では、シート部材710は、ガイド面部材
715の下方に、すなわち、ケーシング711の空き空
間717内に収容されている。そして、移動ユニット3
00が矢印P1の方向に進出すると、これに連れてシー
ト部材710が案内部材716に案内されて矢印718
(図3参照)の方向に沿って引き出されるようになって
いる。なお、上記「空き空間」とは、ケーシング711
内の、排紙ローラ701,703,704や、これらを
駆動する駆動機構(図示せず)等を組み付けた後に形成
される隙間のことである。
【0032】図3に注目して、案内部材716は、たと
えば薄肉の板材を折り曲げて形成することができ、第1
案内面723と、第2案内面726と、第3案内面72
7とが形成されている。第1案内面723は、移動ユニ
ット730側の原稿案内板362の上面といわゆる面一
状態にされている(図2参照)。各案内面723,72
6,727は、シート部材710が摺接することにより
その移動を案内するものである。つまり、シート部材7
10は可撓性を有しているから、図3に示す状態では、
シート部材710の他端側部分が第3案内面727に案
内されて下方へ屈曲している。これにより、シート部材
710が矢印P1の方向に沿って往復移動した場合であ
っても、空き空間717内にうまく進入/進出すること
ができるようになっている。
【0033】加えて、本実施形態では、シート部材71
0の他端部には、錘728が取り付けられている。この
錘728は、シート部材710が連結された軸729
と、軸729の両端に設けられたローラ730とを有し
ている。このローラ730は、錘軸729に対して回動
自在となっている。この錘728によって、シート部材
710は、常に張力が付与された状態で空き空間717
内に収容されている(図2参照)。従って、空き空間7
17内でシート部材710の絡み等が生じるのを防ぐこ
とができる。なお、シート部材710が十分な可撓性を
有するものである場合には、シート部材710は、上記
第3案内面727に案内されて下方に垂下できるので、
錘728を無くすこともできる。
【0034】次に、移動ユニット730の進退動作に伴
うシート部材710の作用効果について説明する。再び
図1を参照して、上述したようにRDH100は、原稿
サイズがB5〜A3のものに対応できるので、たとえば
B5サイズの原稿を原稿載置部200に載置すると、移
動ユニット300が原稿排出部700から進出して原稿
の位置決めが行われる。
【0035】図4は、移動ユニット300が移動してい
る状態での原稿排出部700の一部断面要部拡大図であ
る。同図を参照して、移動ユニット300が原稿排出部
700から進出すると(矢印P1の方向)、これに連れ
てシート部材710が空き空間717から引き出され
る。このとき、シート部材710は、案内部材716の
第3案内面727に案内されて順次第1案内面723側
へ送られる。なお、シート部材710の他端部が第3案
内面727に案内された後は、続いてシート部材710
の他端部が第2案内面726によって案内されながら送
られ、最終的には、図中二点鎖線に示す位置まで移動す
る。
【0036】このシート部材710は、原稿案内板36
2の上面と面一状態に配置された第1案内面723によ
り案内されて移動ユニット300の移動方向、すなわち
原稿の排紙方向に引き出される。つまり、原稿サイズに
対応して移動ユニット300が原稿排出部700から進
出しても、シート部材710の引き出しによって排紙経
路702を延長させ、常に排紙経路702を形成するこ
とができる。これにより、原稿サイズにかかわらず原稿
を原稿載置部200に戻すことができる。
【0037】一方、移動ユニット300が原稿排出部7
00へ退避する場合は、原稿排出部700の移動に連れ
てシート部材710が上記と逆の動作をして空き空間7
17内へ戻される。つまり、シート部材710が上記空
き空間717内に進入して行き、その結果、排紙経路7
02を縮めることができる。このとき、シート部材71
0が可撓性を有しているので、シート部材710が案内
部材716により案内され、第3案内面727部分で屈
曲して下方へ垂れ下がってゆく。
【0038】このように、シート部材710が可撓性を
有しているので、空き空間717の形状に沿わせてシー
ト部材710を空き空間717内に収容することができ
る。なお、本実施形態では、空き空間717が略コ字状
に形成されているが、たとえば、空き空間717がもっ
と狭く湾曲した状態であっても、これに対応させて案内
部材716の形状を変更するだけでシート部材710を
うまく収容することができる。
【0039】従って、排紙経路702を伸縮させるため
のシート部材710の進退ストロークを大きく確保する
ことができ、その結果、RDH100は、原稿サイズが
大きく変わってもこれに対応することができる。しか
も、本実施形態では、シート部材710を移動ユニット
300側に取り付けて移動ユニット300に連れて進退
させるようにしたから、シート部材710を進退させる
ための駆動装置等は一切不要である。従って、構造が簡
単であり、いわゆるメンテナンスフリーを達成すること
ができるうえ、RDH100の大幅なコストアップにつ
ながらないという利点がある。
【0040】加えて、特に本実施形態では、次のような
作用効果を奏する。まず、錘728によってシート部材
710を常に張った状態で進退させることができるの
で、シート部材710を進退させる際に撓みが生じるこ
とを確実に防ぐことができる。これにより、排紙経路7
02を伸縮させるに際し、排紙経路702に歪みが生じ
ることがなく、用紙排出動作に支障を来すことがない。
【0041】また、錘728にはローラ730が設けら
れているから、錘728は、第3案内面727,第2案
内面726を円滑に移動することができ、これにより、
排紙経路702の伸縮動作をきわめてスムーズに行うこ
とができる。さらに、シート部材710を安価なポリエ
チレンテレフタレートシートにより構成したので、一層
RDH100のコストアップを抑えることができる。な
お、シート部材710は、ポリエチレンテレフタレート
シートに限らず、他の安価な合成樹脂シートにより構成
することもできる。
【0042】加えて、本実施形態では、シート部材71
0に帯電防止処理を施したので、排紙経路702が帯電
するのを抑えることができ、帯電によるケーシング71
1内の他の部品への悪影響等を防ぐことができる。な
お、この帯電防止処理としては、ポリエチレンテレフタ
レートシートに直接帯電防止剤を練り込んでシート部材
710を形成しても良いし、帯電防止剤をシート部材7
10にコーティングしても良い。
【0043】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、排紙経路
を構成するガイド面部材の一部に可撓性を有するシート
部材を採用したので、移動ユニットを原稿排出部内に退
避させた状態では、シート部材の、排紙経路の形成に関
与しない部分を撓ませて原稿排出部の空き空間形状に沿
わせて当該空き空間内に収容することができる。従っ
て、移動ユニットの移動距離が大きくても、これに対応
して排紙経路を伸縮させることができ、その結果、当該
自動原稿搬送装置は、小さい原稿から大きい原稿まで幅
広く原稿サイズに対応することができる。しかも、シー
ト部材を進退させるために特別の駆動手段を必要としな
いので、構造が簡単で自動原稿搬送装置を安価に製造す
ることができる。
【0044】請求項2に係る発明によれば、請求項1に
係る発明と同様の効果を奏する。特に本請求項に係る発
明では、シート部材の進退動作は、案内部材により案内
されるから、シート部材が可撓性に富むものであっても
シート部材を空き空間に対してスムーズに進退させるこ
とができる。その結果、原稿サイズに対応させて円滑な
排紙経路の伸縮動作を行うことができる。
【0045】請求項3に係る発明によれば、請求項1ま
たは2に係る発明と同様の効果を奏する。加えて、シー
ト部材に張力を常に付与した状態で進退動作をさせるこ
とができるので、空き空間が複雑な形状であってもシー
ト部材のからみ等を防止することができる。請求項4に
係る発明によれば、請求項1ないし3のいずれかに係る
発明と同様の効果を奏する。特に、シート部材を合成樹
脂シートにより構成することにより、部品コストの上昇
を抑えることができ、一層安価に自動原稿搬送装置を製
造することができる。
【0046】請求項5に係る発明によれば、請求項4に
係る発明と同様の効果を奏する。加えて、合成樹脂シー
トに帯電防止処理を施すことによって、排紙経路の帯電
を防止することができる。これにより、排紙経路が帯電
することによる他の電装部品への悪影響を避けることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るRDHが備えられた
複写機Aの構造を示す断面図である。
【図2】原稿排出部の内部構造を示す一部断面側面図で
ある。
【図3】シート部材の取付構造を示す要部斜視図であ
る。
【図4】原稿排出部の内部構造を示す一部断面側面図で
あって、移動ユニットが進出した状態を示している。
【図5】従来のRDHの構造を示す概略図である。
【図6】従来のRDHの原稿排出部の内部構造を示す概
略図である。
【符号の説明】
100 RDH 300 移動ユニット 700 原稿排出部 701 排紙ローラ対 702 排紙経路 703 排紙ローラ対 704 排紙ローラ対 705 排紙ローラ対 710 シート部材 712〜715 ガイド面部材 716 案内部材 717 空き空間 723 第1案内面 726 第2案内面 727 第3案内面 728 錘

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を載置する原稿載置部と、原稿載置部
    にセットされた原稿を取り込んで所定の給紙経路に沿っ
    て送ることにより原稿を供給する原稿供給部と、当該供
    給された原稿を取り込んで所定の排紙経路に沿って送る
    ことにより再び原稿載置部に戻す原稿排出部と、原稿排
    出部に対して進退可能に配置されており、原稿排出部か
    ら進出することにより原稿載置部に載置された原稿の位
    置決めをする移動ユニットとを備えた自動原稿搬送装置
    において、 上記排紙経路は、原稿排出部内に対向配置された一対の
    ガイド面部材により構成され、 一方のガイド面部材の一部は、原稿排出部内の空き空間
    内に進退自在に収容され得る可撓性を有するシート部材
    を含んでおり、 移動ユニットの原稿排出部からの進出に連れて上記空き
    空間からシート部材を引き出して排紙経路を伸長させ、
    移動ユニットの原稿排出部への進入に連れてシート部材
    を上記空き空間内に退避させて排紙経路を短縮させるシ
    ート部材進退構造を有していることを特徴とする自動原
    稿搬送装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自動原稿搬送装置におい
    て、 上記シート部材進退構造は、 上記空き空間内に配置され、シート部材を空き空間の形
    状に沿って進退させるための案内面が形成された案内部
    材を有していることを特徴とする自動原稿搬送装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の自動原稿搬送装置
    において、 上記シート部材の端部に、当該シート部材を上記空き空
    間内に引き込むための錘部材が設けられていることを特
    徴とする自動原稿搬送装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかに記載の自動
    原稿搬送装置において、 上記シート部材は、合成樹脂シートにより構成されてい
    ることを特徴とする自動原稿搬送装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の自動原稿搬送装置におい
    て、 上記合成樹脂シートは、帯電防止処理が施されているこ
    とを特徴とする自動原稿搬送装置。
JP17008596A 1996-06-04 1996-06-28 自動原稿搬送装置 Pending JPH1017217A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17008596A JPH1017217A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 自動原稿搬送装置
US08/845,056 US5954325A (en) 1996-06-04 1997-04-21 Automatic document feeder

Applications Claiming Priority (1)

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JP17008596A JPH1017217A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 自動原稿搬送装置

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ID=15898374

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JP17008596A Pending JPH1017217A (ja) 1996-06-04 1996-06-28 自動原稿搬送装置

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JP (1) JPH1017217A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015160353A (ja) * 2014-02-27 2015-09-07 セイコーエプソン株式会社 媒体支持装置及び液体吐出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015160353A (ja) * 2014-02-27 2015-09-07 セイコーエプソン株式会社 媒体支持装置及び液体吐出装置

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